JP2001331340A - コードチェックによるモード切替方式および方法 - Google Patents

コードチェックによるモード切替方式および方法

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JP2001331340A
JP2001331340A JP2000147657A JP2000147657A JP2001331340A JP 2001331340 A JP2001331340 A JP 2001331340A JP 2000147657 A JP2000147657 A JP 2000147657A JP 2000147657 A JP2000147657 A JP 2000147657A JP 2001331340 A JP2001331340 A JP 2001331340A
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Ryuzo Adachi
竜三 安達
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザモードとテストモードの切り替え機能が
あり、内蔵ROMを有するマイクロプロセッサチップに
おいて、テストモード動作状態に切り替える必要がある
場合、容易にテストモードの動作状態に切り替わらない
ようにすることにより、チップ内部情報の漏洩を防止す
ることにある。 【解決手段】CPU11と、バス2と、テストモード設
定端子13と、1つまたは複数のアドレス情報とコード
情報とを含むコードチェックプログラム122を格納し
た内蔵ROM12とを有するマイクロプロセッサチップ
1と、チェック用コード31を有するメモリ3とを備
え、テストモード設定端子13がテストモードに設定さ
れると、CPU11がコードチェックプログラム122
を実行することで、アドレス情報をメモリ3のアドレス
としてメモリ3のチェック用コード31を読み出し、コ
ード情報と比較し、一致すればテストモード動作状態に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コードチェックに
よるモード切替方式および方式に関し、特に、外部から
テストモードに設定できるマイクロプロセッサチップで
のチップ内部情報が漏洩しないように容易にテストモー
ド動作状態に切り替わらないようにしたコードチェック
によるモード切替方式および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザモードとテストモードの切り替え
機能があり、また内蔵ROMを有するマイクロプロセッ
サチップを用いた従来のモード切替方式は、例えば、図
5のブロック図に示す。図5を参照すると、マイクロプ
ロセッサチップ8は、プログラムを実行するCPU11
と、テストモード時に実行するテストプログラム122
を格納した内蔵ROM14と、バス2と、テストモード
またはユーザモードの種別の切替をの設定を行うテスト
モード設定端子13とから構成される。一般的には、こ
のテストプログラム122には、外部からの内蔵ROM
14の読み出しを含む各種ツールが含まれている。
【0003】今、外部からテストモード設定端子13を
テストモードに設定されると、CPU11は、無条件で
テストモード動作状態に切り替え、テストプログラム1
12を実行する。従って、容易にテストモードの動作状
態に切り替えることが可能であり、チップ内部情報も容
易に引き出せることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記に記述したよう
に、従来技術であるテストモード切替方式では、容易に
テストモードに切り替えることが可能であるため、機密
性の高い情報をチップ内部に記録でき内という問題点が
ある。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を鑑み、容易
にテストモードの動作状態に切り替わらないようにする
ことにより、チップ内部情報の漏洩を防止することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のコードチェックによるモード切替
方式は、ユーザモードとテストモードとの種別を切り替
える種別切替手段と、テストモード時に実行するプログ
ラムを格納した内蔵ROMとを有するマイクロプロセッ
サチップを備えたコードチェックによるモード切替方式
において、前記マイクロプロセッサチップの外部にメモ
リを備え、1つまたは複数のアドレス情報とコード情報
とを格納する格納手段と、前記テストモードの種別に設
定された場合に前記アドレス情報を前記メモリのアドレ
スとしてアクセスされる前記メモリ内のエリアから読み
出す読出手段と、前記読出手段により読み出した前記エ
リアの内容と前記コード情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段において一致した場合にはテストモード動
作状態に切り替えるモード切替手段とを有することを特
徴としている。
【0007】また、本発明の第2のコードチェックによ
るモード切替方式は、マイクロプロセッサチップを有す
る装置を備え、前記マイクロプロセッサチップは、ユー
ザモードとテストモードとの種別を切り替える種別切替
手段と、テストモード時に実行するプログラムを格納し
た内蔵ROMとを有するコードチェックによるモード切
替方式において、予め決められたアドレスにチェックコ
ードを格納したメモリを有するメモリカードを備え、前
記装置は、前記メモリカードを挿入するコネクタを有
し、前記マイクロプロセッサチップは、1つまたは複数
のアドレス情報とコード情報とを格納する格納手段と、
前記装置に前記コネクタを介して前記メモリカードが挿
入されると自動的に前記テストモードの種別に設定され
る設定手段と、前記設定手段により前記アドレス情報を
前記メモリのアドレスとしてアクセスされる前記メモリ
内のエリアから読み出す読出手段と、前記読出手段によ
り読み出した前記エリアの内容(前記チェックコード)
と前記コード情報とを比較する比較手段と、前記比較手
段において一致した場合にはテストモード動作状態に切
り替えるモード切替手段とを有することを特徴としてい
る。
【0008】更に、上記の第1または第2のコードチェ
ックによるモード切替方式における前記比較手段におい
て一致しない場合にはテストモードに切り替わらないよ
うにする非モード切替手段とを有することを特徴として
る。
【0009】また、本発明の第1のコードチェックによ
るモード切替方法は、ユーザモードとテストモードとの
種別を切り替えることにより内蔵プログラムに格納され
たテストプログラムを実行するマイクロプロセッサチッ
プを用いたコードチェックによるモード切替方法であっ
て、前記内蔵ROMに1つまたは複数のアドレス情報と
コード情報とを予め格納し、前記アドレス情報と前記コ
ード情報とのチェック用として前記マイクロプロセッサ
チップの外部にメモリを準備し、前記メモリにおいて前
記アドレス情報に該当するアドレスのエリアにチェック
コードを格納し、前記テストモードの種別に設定された
場合に、前記アドレス情報を前記メモリのアドレスとし
てアクセスされる前記メモリのエリアから読み出し、そ
の読み出した前記メモリのエリアの内容(前記チェック
コードに該当)と前記コード情報とを比較し、比較した
結果、一致した場合にはテストモード動作状態に切り替
え、前記テストプログラムを実行することを特徴として
いる。
【0010】また、本発明の第2のコードチェックによ
るモード切替方法は、ユーザモードとテストモードとの
種別を切り替えることにより内蔵プログラムに格納され
たテストプログラムを実行するマイクロプロセッサチッ
プを用いたコードチェックによるモード切替方法であっ
て、前記マイクロプロセッサチップとコネクタを備えた
装置と、前記コネクタに挿入できるメモリカードとを準
備し、前記内蔵ROMに1つまたは複数のアドレス情報
とコード情報とを予め格納し、前記メモリカードのメモ
リにおいて前記アドレス情報に該当するアドレスのエリ
アにチェックコードを予め格納し、前記装置に前記コネ
クタを介して前記メモリカードが挿入されると、自動的
に前記テストモードの種別に設定され、前記アドレス情
報を前記メモリのアドレスとしてアクセスされる前記メ
モリのエリアから読み出し、その読み出した前記メモリ
のエリアの内容(前記チェックコードに該当)と前記コ
ード情報とを比較し、比較した結果、一致した場合には
テストモード動作状態に切り替え、前記テストプログラ
ムを実行することを特徴としている。
【0011】更に、第1または第2のコードチェックに
よるモード切替方法において、比較した結果、一致しな
い場合にはテストモードに切り替えないことを特徴とし
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。図1を参照すると、
マルチプロセッサチップを搭載した装置100と、装置
100の入力および出力を行う入出力装置200とから
構成される。なお、入出力装置200は、説明を簡単に
するため、図示していない入力のできる入力部(例え
ば、キーボード)および出力できる表示部とからなるも
のとする。この場合、入出力装置200として、読み出
し及び書き込みのできる試験装置を使用したとしても良
い。
【0013】装置100は、プログラムにより動作する
マイクロプロセッサチップ1と、メモリ3と、フリップ
フロップであるテストモードF/F4と、入出力装置2
00とのインタフェースであるI/Oインタフェース5
と、装置100内のデータのやり取りを行うバス2と、
マイクロプロセッサチップ1とテストモードF/F4と
を接続する信号線91と、テストモードF/F4とI/
Oインタフェース5とを接続する信号線92とから構成
される。なお、テストモードF/F4は、装置立ち上げ
時には、リセットされ、信号91には、論理値「0」の
信号が載っている。
【0014】マイクロプロセッサチップ1は、プログラ
ムを実行するCPU11と、内蔵ROM12と、テスト
モードまたはユーザモードの種別の切替の設定を行うテ
ストモード設定端子13とから構成される。この場合の
テストモード設定端子13は、論理値「0」がユーザモ
ードを、論理値「1」がテストモードをそれぞれ意味す
る。
【0015】内蔵ROM12には、コードのチェックを
行うコードチェックプログラム121、テストモード時
に実行するテストプログラム122、図示していないユ
ーザモードで実行するプログラム等が搭載されている。
なお、コードチェックプログラム121には、チェック
用コード31に対応するコード情報と、チェック用コー
ド31が格納されているメモリ3のアドレス情報等が含
まれている。
【0016】メモリ3には、チェック用コード31が格
納されるように特定のアドレスに割り当てられたエリア
が確保されている。
【0017】すなわち、マイクロプロセッサチップ1に
おいて、テストモード設定端子13がテストモードに設
定されていると、ROM12内のコードチェックプログ
ラム121によりCPU11が動作し、バス2経由で読
み込んだコード(メモリ3のチェック用コード31)を
チェックし、正常であれば、テストモード動作状態に切
り替える。
【0018】次に、図1および図2を参照して、本発明
の第1の実施の形態の動作について説明する。始めに、
マイクロプロセッサチップ1の内蔵ROM12にテスト
プログラム122を製造時に内蔵するとする。このテス
トプログラム122には、入出力装置200からの内蔵
ROM12の読み出しを含むツールが含まれており、こ
のテストプログラム122の実行を行わせると、いろん
な情報が漏洩することになる。そのため、マイクロプロ
セッサチップ1の内蔵ROM12に搭載するプログラム
の製造時に、テストモード設定端子13がテストモード
に設定されると、CPU11が割込によりコードチェッ
クプログラム121を実行するようにコードチェックプ
ログラム121を内蔵ROM12のエリアに割り付け
る。このコードチェックプログラム121の中に、メモ
リ3にアクセスできるようにメモリ3のアドレス情報
(例えば、0060番地と0070番地)とコード情報
(例えば、3377と5544)とを設定しておく。す
なわち、内蔵ROM12に予めアドレス情報とコード情
報とを格納することになる。
【0019】今、装置100を立ち上げると、テストモ
ードF/F4はリセットされているため、CPU11
は、内蔵ROM12内の図示していないユーザプログラ
ムを実行する。立ち上げた後、テストプログラム122
を実行させたいとすると、予め決められたメモリ3のア
ドレスに予め決められたチェック用コードを設定する。
すなわち、入力装置200の入力部からI/Oインタフ
ェースおよびバス2を介してメモリ3の0060番地に
「3377」を、0070番地に「5544」を、それ
ぞれ設定する。その後、入出力装置200の入力部から
テストモードの設定を行うと、I/Oインタフェース5
および信号線92(パルスが発生)を介してテストモー
ドF/F4をオンに設定する。すると、信号線91に論
理値「1」が発生し、CPU11に割り込みを発生す
る。すると、CPU11は、その割込により、内蔵RO
M12に格納されているコードチェックプログラム12
1を実行することになる。
【0020】すなわち、CPU11は、バス2経由でメ
モリ3の特定のアドレス(例では、0060番地と00
70番地)のエリアに格納されているチェック用コード
31(例では、「3377」と「4455」)を読み込
む(図2のステップS1)。CPU11は、予めコード
チェックプログラム121に記述されていたコード情報
と読み込んだチェック用コード31とを比較すること
で、読み込んだチェック用コード31が正常かどうかを
判定する(ステップS2)。CPU11は、判定の結
果、正常コードであればテストモード動作状態への切替
を受け付け、内蔵ROM12に内蔵されているテストプ
ログラム122を実行する(ステップS3,S4)。こ
の場合、入出力装置200の入力部からテストプログラ
ムの処理を終了させると、CPU11は、テストモード
F/F4をリセットする。
【0021】CPU11は、判定の結果、正常なコード
でなければテストモード動作状態への切替を行わない
で、コードチェックプログラム121の処理を終了する
(ステップS3,S5)。
【0022】上記説明において、説明を判り易くするた
めに、入出力装置200からテストモードF/F4を介
してテストモード設定端子13に接続するようにした
が、入出力装置200から直接テストモード設定端子1
3に接続するようにしても良いことは言うまでもない。
【0023】また、上記説明において、メモリ3の2つ
のアドレスにあるチェックコードをチェックするように
したが、2以上もしくは1つにしたとしても本発明に含
まれることは言うまでもない。
【0024】また、上記説明において、複数のアドレス
の内容をチェックする場合に1つのアドレスを読み出す
毎にチェックを行っても良いし、全部のアドレスの内容
を読み出してから一斉にチェックしても良い。
【0025】以上説明したように、テストモード設定端
子13がテストモードに設定されていると、CPU11
は、コードチェックプログラム121を実行することに
より、バス2を経由してメモリ3に格納されているチェ
ック用コードを読み出し、その読み出したチェック用コ
ードと予め内蔵ROM12に登録されているコードとを
比較し、正常なコードと判定されたときに初めてテスト
モード動作状態に切り替えるようにしているため、メモ
リ3のアドレスとチェック用コードとの両方を知らなけ
ればテストモード動作状態に切り替えることができなく
なり、チップ内部情報の漏洩を防止することが可能とな
る。
【0026】また、マイクロプロセッサチップ1の外部
のメモリ3に格納されたチェック用コードと、予めマイ
クロプロセッサチップ1の内蔵ROM12内に登録され
ているコードとを比較するようにしているため、マイク
ロプロセッサチップ1の外部に比較回路を設ける必要が
なく、ハードウェアの構成が簡単になる。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図3を参照すると、本発明の
第2の実施の形態は、マルチプロセッサチップを搭載し
た装置300と、メモリカード7と、装置300の入力
および出力を行う入出力装置200とから構成される。
【0028】装置300は、プログラムにより動作する
マイクロプロセッサチップ1と、フリップフロップであ
るテストモードF/F4と、入出力装置200とのイン
タフェースであるI/Oインタフェース5と、装置30
0内のデータのやり取りを行うバス2と、マイクロプロ
セッサチップ1とテストモードF/F4とを接続する信
号線91と、端子63と、電源にプルアップされた抵抗
61と、インバータ62とから構成される。なお、テス
トモードF/F4は、装置立ち上げ時には、リセットさ
れ、信号91には、論理値「0」の信号が載っている。
更に、テストモードF/F4は、入力信号となるインバ
ータ62の出力信号が論理値「0」から論理値「1」に
変化すると、論理値「1」に設定される。
【0029】マイクロプロセッサチップ1は、図1の第
1の実施の形態におけるマイクロプロセッサ1と同じ構
成なので説明を省略する。従って、CPU11がコード
チェックプログラム121を実行したときの動作は、第
1の実施の形態における図2のCPU11の動作と同じ
である。
【0030】メモリカード7は、0クランプした端子7
2と、メモリ71とから構成される。
【0031】図4を参照すると、装置300にメモリカ
ード7を抜き差しができる構成を示している。すなわ
ち、装置300は、コネクタ64を、メモリカード7は
コネクタ73をそれぞれ備えている。コネクタ64およ
びコネクタ73は、オス、メスの関係があり、このコネ
クタをお互いにドッキングさせることにより、メモリカ
ード7を装置300に挿入することができる。従って、
図3の端子63およびその他インタフェース信号(バス
2を含む)はコネクタ64に、端子72およびその他イ
ンタフェース信号(メモリカード7の内部バス含む)は
コネクタ73に、それぞれ含まれる。
【0032】メモリ71には、チェック用コード711
が格納されるように特定のアドレスに割り当てられたエ
リアが確保されている。この場合のメモリ71は、電源
が供給されなくても内容が消えない不揮発性のメモリで
あるが、製造時しか書き込みのできない読み出し専用の
不揮発性のメモリ(例えば、ROM)が望ましい。
【0033】すなわち、メモリカード7が図1で示され
た第1の実施の形態におけるメモリ3と異なる点、端子
63と抵抗61とインバータ62とが図1で示された第
1の実施の形態における信号線91と置き換わった点で
それぞれ違う。従って、第1の実施の形態と共通である
ところは、同一の番号を付与している。
【0034】次に、図2〜図4を参照して本発明の第2
の実施の形態の動作について説明する。始めに、マイク
ロプロセッサチップ1の内蔵ROM12にテストプログ
ラム122を製造時に内蔵するとする。このテストプロ
グラム122には、入出力装置200からの内蔵ROM
12の読み出しを含むツールが含まれており、このテス
トプログラム122の実行を行わせると、いろんな情報
が漏洩することになる。そのため、マイクロプロセッサ
チップ1の内蔵ROM12に搭載するプログラムの製造
時に、テストモード設定端子13がテストモードに設定
されると、CPU11が割込によりコードチェックプロ
グラム121を実行するようにコードチェックプログラ
ム121を内蔵ROM12のエリアに割り付ける。この
コードチェックプログラム121の中に、メモリ71の
アドレス情報(例えば、0060番地と0070番地)
とコード情報(例えば、3377と4455)とを設定
しておく。すなわち、内蔵ROM12に予めアドレス情
報とコード情報とを格納することになる。また、メモリ
カード7のメモリ71には、0060番地に「337
7」を、0070番地に「4455」を、それぞれ書き
込んでおく。
【0035】今、装置300を立ち上げると、テストモ
ードF/F4はリセットされているため、CPU11
は、内蔵ROM12内の図示していないユーザプログラ
ムを実行する。立ち上げた後、テストプログラム122
を実行させたいとすると、メモリカード7を装置300
にコネクタ64,73を介して挿入する。すると、イン
バータ62の入力信号は論理値「1」から論理値「0」
に変化するため、インバータ62の出力信号は論理値
「0」から論理値「1」に変化する。このインバータ6
2の出力信号により、テストモ−ドF/F4は、論理値
「1」に設定される。すると、信号線91に論理値
「1」が発生し、CPU11に割り込みを発生する。す
ると、CPU11は、その割込により、内蔵ROM12
に格納されているコードチェックプログラム121を実
行することになる。
【0036】すなわち、CPU11は、バス2経由でメ
モリカード7のメモリ71の特定のアドレス(例では、
0060番地と0070番地)のエリアに格納されてい
るチェック用コード711(例では、「3377」と
「4455」)を読み込む(図2のステップS1)。C
PU11は、予めコードチェックプログラム121に記
述されていたコード情報と読み込んだチェック用コード
31とを比較することで、読み込んだチェック用コード
31が正常かどうかを判定する(ステップS2)。CP
U11は、判定の結果、正常コードであればテストモー
ド動作状態への切替を受け付け、内蔵ROM12に内蔵
されているテストプログラム122を実行する。この場
合、入出力装置200からマイクロプロセッサチップ1
をアクセスすることができる。テストモード動作状態に
おける処理が終了すると、CPU11は、テストモード
F/F4をリセットし、終了する(ステップS3,S
4)。
【0037】CPU11は、判定の結果、正常なコード
でなければテストモード動作状態への切替を行わない
で、コードチェックプログラム121の処理を終了する
(ステップS3,S5)。
【0038】上記第2の実施の形態の説明において、メ
モリ3の2つのアドレスにあるチェックコードをチェッ
クするようにしたが、2以上もしくは1つにしたとして
も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0039】また、上記第2の実施の形態の説明におい
て、複数のアドレスの内容をチェックする場合に1つの
アドレスを読み出す毎にチェックを行っても良いし、全
部のアドレスの内容を読み出してから一斉にチェックし
ても良い。
【0040】上記第2の実施の形態に説明したように、
第1の実施の形態と同じように、テストモード設定端子
13がテストモードに設定されていると、CPU11
は、コードチェックプログラム121を実行することに
より、バス2を経由してメモリ3に格納されているチェ
ック用コードを読み出し、その読み出したチェック用コ
ードと予め内蔵ROM12に登録されているコードとを
比較し、正常なコードと判定されたときに初めてテスト
モード動作状態に切り替えるようにしているため、メモ
リ3のアドレスとチェック用コードとの両方を知らなけ
ればテストモード動作状態に切り替えることができなく
なり、チップ内部情報の漏洩を防止することが可能とな
る。
【0041】また、上記第2の実施の形態でも、マイク
ロプロセッサチップ1の外部にあたるメモリカード7の
メモリ71に格納されたチェック用コードと、予めマイ
クロプロセッサチップ1の内蔵ROM12内に登録され
ているコードとを比較するようにしているため、マイク
ロプロセッサチップ1の外部に比較回路を設ける必要が
なく、ハードウェアの構成が簡単になる。
【0042】また、第2の実施の形態は、第1の実施形
態と比べると、メモリカード7にテストモードにする手
段を設けているため、メモリカードを挿入するだけで、
自動的にCPU11がテストプログラムの実行ができ、
テストモ−ド動作状態に切り替えることができるという
点で優れている。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マイク
ロプロセッサチップ内の内蔵ROMに1つまたは複数の
アドレス情報とコード情報とを格納し、テストモード設
定時にマイクロプロセッサチップの外部のメモリにアド
レス情報をメモリのアドレスとしてアクセスし、格納さ
れているチェック用コードを読み込み、コード情報と比
較することよってテストモード動作状態に切り替えるた
め、メモリのアドレスとチェック用コードが不明であれ
ばテストモードに切り替えることができないため、マイ
クロプロセッサチップ内部の情報の漏洩防止が図れると
いう効果がある。
【0044】また、マイクロプロセッサチップの外部の
メモリに格納されたチェック用コードと、予めマイクロ
プロセッサチップの内蔵ROM内に登録されているコー
ドとを比較するようにしているため、マイクロプロセッ
サチップの外部に比較回路を設ける必要がなく、ハード
ウェアの構成が簡単になるという効果がある。
【0045】また、本発明は、上記のメモリを抜き差し
のできるメモリカードの内部に準備すれば、アドレス情
報とコード情報とを暗記することはなく、メモリカード
を挿入するだけで、自動的にテストモード動作状態に切
り替えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるブロック図
である。
【図2】図1または図3のCPUが内蔵ROMに格納さ
れているコードチェックプログラムを実行する場合の動
作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるブロック図
である。
【図4】図3の装置とメモリカードとの抜き差しの構成
を示す概略図である。
【図5】従来技術におけるブロック図である。
【符号の説明】
1,8 マイクロプロセッサチップ 2 バス 3,71 メモリ 4 テストモードF/F 5 I/Oインタフェース 7 メモリカード 11 CPU 12,14 内蔵ROM 13 テストモード設定端子 31,711 チェック用コード 61 抵抗 62 インバータ 63,72 端子 64,73 コネクタ 91,92 信号線 100,300 装置 121 コードチェックプログラム 122 テストプログラム 200 入出力装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザモードとテストモードとの種別を
    切り替える種別切替手段と、テストモード時に実行する
    プログラムを格納した内蔵ROMとを有するマイクロプ
    ロセッサチップを備えたコードチェックによるモード切
    替方式において、前記マイクロプロセッサチップの外部
    にメモリを備え、1つまたは複数のアドレス情報とコー
    ド情報とを格納する格納手段と、前記テストモードの種
    別に設定された場合に前記アドレス情報を前記メモリの
    アドレスとしてアクセスされる前記メモリ内のエリアか
    ら読み出す読出手段と、前記読出手段により読み出した
    前記エリアの内容と前記コード情報とを比較する比較手
    段と、前記比較手段において一致した場合にはテストモ
    ード動作状態に切り替えるモード切替手段とを有するこ
    とを特徴とするコードチェックによるモード切替方式。
  2. 【請求項2】 マイクロプロセッサチップを有する装置
    を備え、前記マイクロプロセッサチップは、ユーザモー
    ドとテストモードとの種別を切り替える種別切替手段
    と、テストモード時に実行するプログラムを格納した内
    蔵ROMとを有するコードチェックによるモード切替方
    式において、予め決められたアドレスにチェックコード
    を格納したメモリを有するメモリカードを備え、前記装
    置は、前記メモリカードを挿入するコネクタを有し、前
    記マイクロプロセッサチップは、1つまたは複数のアド
    レス情報とコード情報とを格納する格納手段と、前記装
    置に前記コネクタを介して前記メモリカードが挿入され
    ると自動的に前記テストモードの種別に設定される設定
    手段と、前記設定手段により前記アドレス情報を前記メ
    モリのアドレスとしてアクセスされる前記メモリ内のエ
    リアから読み出す読出手段と、前記読出手段により読み
    出した前記エリアの内容(前記チェックコード)と前記
    コード情報とを比較する比較手段と、前記比較手段にお
    いて一致した場合にはテストモード動作状態に切り替え
    るモード切替手段とを有することを特徴とするコードチ
    ェックによるモード切替方式。
  3. 【請求項3】 前記比較手段において一致しない場合に
    はテストモードに切り替わらないようにする非モード切
    替手段とを有することを特徴とする請求項1または2記
    載のコードチェックによるモード切替方式。
  4. 【請求項4】 ユーザモードとテストモードとの種別を
    切り替えることにより内蔵プログラムに格納されたテス
    トプログラムを実行するマイクロプロセッサチップを用
    いたコードチェックによるモード切替方法であって、前
    記内蔵ROMに1つまたは複数のアドレス情報とコード
    情報とを予め格納し、前記アドレス情報と前記コード情
    報とのチェック用として前記マイクロプロセッサチップ
    の外部にメモリを準備し、前記メモリにおいて前記アド
    レス情報に該当するアドレスのエリアにチェックコード
    を格納し、前記テストモードの種別に設定された場合
    に、前記アドレス情報を前記メモリのアドレスとしてア
    クセスされる前記メモリのエリアから読み出し、その読
    み出した前記メモリのエリアの内容(前記チェックコー
    ドに該当)と前記コード情報とを比較し、比較した結
    果、一致した場合にはテストモード動作状態に切り替
    え、前記テストプログラムを実行することを特徴とする
    コードチェックによるモード切替方法。
  5. 【請求項5】 ユーザモードとテストモードとの種別を
    切り替えることにより内蔵プログラムに格納されたテス
    トプログラムを実行するマイクロプロセッサチップを用
    いたコードチェックによるモード切替方法であって、前
    記マイクロプロセッサチップとコネクタを備えた装置
    と、前記コネクタに挿入できるメモリカードとを準備
    し、前記内蔵ROMに1つまたは複数のアドレス情報と
    コード情報とを予め格納し、前記メモリカードのメモリ
    において前記アドレス情報に該当するアドレスのエリア
    にチェックコードを予め格納し、前記装置に前記コネク
    タを介して前記メモリカードが挿入されると、自動的に
    前記テストモードの種別に設定され、前記アドレス情報
    を前記メモリのアドレスとしてアクセスされる前記メモ
    リのエリアから読み出し、その読み出した前記メモリの
    エリアの内容(前記チェックコードに該当)と前記コー
    ド情報とを比較し、比較した結果、一致した場合にはテ
    ストモード動作状態に切り替え、前記テストプログラム
    を実行することを特徴とするコードチェックによるモー
    ド切替方法。
  6. 【請求項6】 比較した結果、一致しない場合にはテス
    トモードに切り替えないことを特徴とする請求項4また
    は5記載のコードチェックによるモード切替方法。
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