JP2001330960A - ポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物及びレジスト像の製造法 - Google Patents

ポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物及びレジスト像の製造法

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JP2001330960A
JP2001330960A JP2000152584A JP2000152584A JP2001330960A JP 2001330960 A JP2001330960 A JP 2001330960A JP 2000152584 A JP2000152584 A JP 2000152584A JP 2000152584 A JP2000152584 A JP 2000152584A JP 2001330960 A JP2001330960 A JP 2001330960A
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Koji Kato
幸治 加藤
Kei Kasuya
圭 粕谷
Masahiro Hashimoto
政弘 橋本
Tadashi Arai
唯 新井
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度、高解像度でかつパターン形状の良い
ポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物及び解像度、パター
ン形状の良好なレジストパターンを現出させることがで
きるレジスト像の製造法を提供する。 【解決手段】 (a)アルカリ水溶液可溶性樹脂、
(b)活性化学線照射により酸を生じる化合物及び
(c)分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対す
る溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物を含有
してなるポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物において、
上記(c)分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に
対する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物が
ベンゼン環を6〜20個有するポジ型化学増幅系感光性
樹脂組成物、及び、このポジ型化学増幅系感光性樹脂組
成物の塗膜を、活性化学線で照射し、次いで現像するレ
ジスト像の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等の微
細加工に用いられるポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物
及びレジスト像の製造法に関し、特に、紫外線、遠紫外
線、X線、電子線などの放射線のパターン状照射により
パターン潜像形成部に酸を発生させ、この酸を触媒とす
る反応によって、当該照射部と未照射部のアルカリ現像
液に対する溶解性を変化させ、パターンを現出させるポ
ジ型化学増幅系感光性樹脂組成物及びこれを用いるレジ
スト像の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路については高集積化に伴
う微細化が進み、256MDRAM等においては、サブ
ハーフミクロン以下のパターン形成が要求されるように
なり、解像力の優れたレジスト材料が要望されている。
特に、最近は微細化の前倒し傾向が顕著となり、デバイ
スメーカにとってはより微細なパターンを形成するリソ
グラフィ技術を確立する競争が激化している。
【0003】現在は、光を光源とするリソグラフィ技術
が主流であり、微細加工対応のため光源である光の短波
長化が進み、先端デバイス加工にはKrFエキシマレー
ザ(248nm)が量産適用となっており、さらに短波
長のArFエキシマレーザ(193nm)の適用が検討
されている。しかしながら、100nmレベルの微細加
工となると光では困難であり、X線や電子線による露光
が実用に最も近いリソグラフィ技術である。特に、電子
線による露光は装置上では確立しており有望視されてい
るが、ウエハ処理上のスループットが大きな問題として
存在する。このスループットを向上させる手段として
は、装置上での改良もさることながら、用いるレジスト
の高感度化が重要となる。
【0004】高感度化を達成するためのレジスト材料と
しては、活性化学線により酸触媒を発生する化合物と酸
により現像液に対する溶解性が変化する化合物を含有す
る化学増幅系感光性樹脂組成物(米国特許第3,77
9,778号明細書、特開昭59−45439号公報、
特開平2−25850号公報)が知られている。これら
の公知例には、酸により現像液に対する溶解性が変化す
る化合物としてアセタール基を含む化合物、t−ブチル
基を含む化合物が開示されているが、これらの公知例に
より得られる化学増幅系感光性樹脂組成物では、微細な
パターンを形状良く得るために必要となる照射部と未照
射部との現像液に対する溶解速度の差が十分得られず、
解像度が十分に得られない。また、アルカリ可溶性樹脂
と酸により現像液に対する溶解性が変化する化合物とを
混合して用いると、不均質な2層に分離したり、あるい
はミクロ層分離によりレジスト表面に難溶化層が形成さ
れ、パターン形状が悪くなるという問題点があった。ま
た、レジスト塗膜中でレジスト組成物が不均一な分布と
なっていると、パターン形状でのラフネスが大きく観察
されるという問題点があった。
【0005】また、活性化学線により酸触媒を発生する
化合物と酸により現像液に対する溶解性が変化する化合
物を含有する化学増幅系感光性樹脂組成物は、レジスト
反応機構として酸触媒反応と発生した酸の拡散を利用し
ているため、活性化学線照射時の酸発生効率と発生した
酸の拡散距離がレジスト特性に大きく影響する。すなわ
ち、酸発生効率が低いと低感度となり、酸発生効率が高
いと高感度となる。また、酸の拡散距離が短いと低感度
となり、拡散距離が長いと高感度となる傾向がある。さ
らに、酸の拡散距離は解像度にも影響し、酸の拡散距離
が短いと設計パターンに対し忠実に解像するため高解像
度が得られやすいが、拡散距離が長いと設計パターンよ
り広がり逆テーパ形状となり解像度が劣化することが多
い。このように、感度と解像度はトレードオフの関係と
なりやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紫外
線、遠紫外線、X線、電子線などの放射線のパターン状
照射によりパターン潜像形成部に酸を発生させ、この酸
を触媒とする反応によって、当該照射部と未照射部のア
ルカリ現像液に対する溶解性を変化させ、パターンを現
出させるポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物において、
高感度、高解像度でかつパターン形状の良いポジ型化学
増幅系感光性樹脂組成物を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、解像度、パターン形
状の良好なレジストパターンを現出させることができる
レジスト像の製造法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)アルカ
リ水溶液可溶性樹脂、(b)活性化学線照射により酸を
生じる化合物及び(c)分子内に酸触媒反応によりアル
カリ水溶液に対する溶解性が増加される酸分解性基を有
する化合物を含有してなるポジ型化学増幅系感光性樹脂
組成物において、上記(c)分子内に酸触媒反応により
アルカリ水溶液に対する溶解性が増加される酸分解性基
を有する化合物がベンゼン環を6〜20個有することを
特徴とするポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物に関す
る。
【0009】また、本発明は、(b)活性化学線照射に
より酸を生じる化合物がスルホン酸エステルである上記
のポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物に関する。
【0010】また、本発明は、(a)アルカリ水溶液可
溶性樹脂として、クレゾール化合物及び/又はキシレノ
ール化合物とアルデヒド化合物を酸触媒の存在下で重縮
合させて得られるノボラック樹脂である上記のポジ型化
学増幅系感光性樹脂組成物に関する。
【0011】また、本発明は、(a)アルカリ水溶液可
溶性樹脂のポリスチレン換算分子量2,000以下の低
分子量成分が0〜10重量%である上記のポジ型化学増
幅系感光性樹脂組成物に関する。
【0012】また、本発明は、(a)成分、(b)成分
及び(c)成分の配合量が、(a)成分の総量100重
量部に対して、(b)成分が2〜30重量部、(c)成
分が3〜300重量部である上記のポジ型化学増幅系感
光性樹脂組成物に関する。
【0013】また、本発明は、前記いずれかのポジ型化
学増幅系感光性樹脂組成物の塗膜を、活性化学線で照射
し、次いで現像することを特徴とするレジスト像の製造
法に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるアルカリ水溶
液可溶性樹脂としては、例えば、クレゾール化合物及び
/又はキシレノール化合物とアルデヒド化合物を酸触媒
の存在下で重縮合させて得られるノボラック樹脂が好適
に用いられる。
【0015】クレゾール化合物としては、o−クレゾー
ル、m−クレゾール又はp−クレゾール、キシレノール
化合物としては2,3−キシレノール、2,4−キシレ
ノール、2,5−キシレノール、3,4−キシレノー
ル、3,5−キシレノール等が使用され、これらは単独
又は2種類以上併用して用いることができる。
【0016】アルデヒド化合物としては、例えば、ホル
ムアルデヒド、パラホルムアルデヒド等を挙げることが
でき、その使用量はクレゾール化合物及び/又はキシレ
ノール化合物1モルに対して0.5〜1モルの範囲が好
ましい。
【0017】クレゾール化合物及び/又はキシレノール
化合物とアルデヒド化合物を重縮合するための酸触媒と
しては、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、蟻酸、蓚酸、酢
酸等の有機酸を挙げることができる。酸触媒の使用量
は、クレゾール化合物及び/又はキシレノール化合物1
モルに対して、1×10-5〜1×10-1モルの範囲が好
ましい。重縮合の反応温度と反応時間は、合成原料の反
応性に応じて適宜調整することができるが、通常、反応
温度は70〜130℃であり、反応時間は1〜12時間
である。重縮合の方法としては、クレゾール化合物及び
/又はキシレノール化合物、アルデヒド類及び触媒を一
括で仕込む方法、酸触媒下にクレゾール化合物及び/又
はキシレノール化合物とアルデヒド類を反応の進行と共
に加えていく方法等を挙げることができる。重縮合終了
後は、反応系内に存在する未反応原料、縮合水、触媒等
を除去するために、減圧後、例えば、26.7×102
〜66.5×102Pa(20〜50mmHg)で、反
応系内の温度を150〜200℃に上昇させて、反応系
内に存在する未反応原料、縮合水、触媒等を除去し、そ
の後、樹脂を回収する。
【0018】本発明では、アルカリ水溶液可溶性樹脂
は、低分子量成分を除去したものを用いても良い。アル
カリ水溶液可溶性樹脂において、このような低分子量成
分を削減又は除去する方法としては、溶解分別法が一般
的である。すなわち、アルカリ水溶液可溶性樹脂をアセ
トン、エチルセロソルブアセテート、テトラヒドロフラ
ン、メチルエチルケトン、メタノールのような良溶媒に
溶解させワニスとし、このワニスをトルエン、ヘキサ
ン、ペンタン、キシレン、水のような貧溶媒に添加して
いき、低分子量成分の多い希薄層と高分子量成分の多い
濃厚層に分けるか、あるいは、高分子量成分の多い沈殿
層を作ることにより、低分子量成分の削減あるいは除去
を行う。
【0019】また、特開昭64−14229号公報に示
されるように、アルカリ水溶液可溶性樹脂を粉砕しトル
エン、キシレン等の芳香族溶媒中に分散させることによ
り、低分子量成分を抽出させ、低分子量成分の削減ある
いは除去を行っても良い。
【0020】また、特開平2−222409号公報に示
されるように、アルカリ水溶液可溶性樹脂を合成する際
にアルカリ水溶液可溶性樹脂に対して良溶媒と貧溶媒を
混合させて通常の重縮合合成反応を行って、低分子量成
分の少ないアルカリ水溶液可溶性樹脂を得る方法を用い
ても良い。
【0021】このような方法により、アルカリ水溶液可
溶性樹脂のポリスチレン換算分子量2,000以下の低
分子量成分を0〜10重量%の範囲とすることができ、
このようなアルカリ水溶液可溶性樹脂を用いても良い。
本発明において、低分子量成分の比率は、標準ポリスチ
レンを用いて校正したゲルパーミエーションクロマトグ
ラフ(GPC)法により求め、分子量が2,000以下
の全体に対する面積比から算出した。
【0022】本発明では、種々のポリフェノール化合物
を添加することができる。特に、低分子量成分を削減あ
るいは除去したアルカリ水溶液可溶性樹脂の場合には、
現像液に対する溶解性が低下し十分な感度が得られない
可能性があるので、現像液に対する溶解性を向上させる
ために種々のポリフェノール化合物を添加することが好
ましい。これらのポリフェノール化合物としては、フェ
ノール性水酸基を2〜8個有する化合物であれば制限は
ない。これらのポリフェノール化合物としては、例え
ば、ビス(2−ヒドロキシフェニル)メタン、2−ヒド
ロキシフェニル−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、トリス(2−ヒドロ
キシフェニル)メタン、トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(2−ヒドロキシフェニル)−(4−
ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−(2−ヒドロキシフェニル)メタン、1,
1,1−トリス(2−ヒドロキシフェニル)エタン、
1,1−ビス(2−ヒドロキシフェニル)−1−(4−
ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシフェニル)エ
タン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1
−[4−{1−(4−ヒドロキシフェニル)−1−メチ
ルエチル}フェニル]エタン、1,1−ビス(2−ヒド
ロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−フェニルメタン、ビス(2−ヒド
ロキシフェニル)−フェニルメタン、4,4′−ジヒド
ロキシ−3,3′−ジメチル−ビフェニル等を挙げるこ
とができる。これらのポリフェノール化合物はそれぞれ
単独で用いても、また、2種類以上用いても良い。
【0023】ポリフェノール化合物の配合量はアルカリ
水溶液可溶性樹脂100重量部に対して2〜30重量部
であることが好ましく、特に5〜25重量部であること
が好ましい。
【0024】本発明に用いられる活性化学線照射により
酸を生じる化合物としては、スルホン酸エステルが好ま
しく用いられる。スルホン酸エステルとしては、フェノ
ール性水酸基を有する芳香族化合物とアルキルスルホン
酸又は芳香族スルホン酸とのエステルがあり、例えば、
フェノール性水酸基を有する芳香族化合物としてはフェ
ノール、レゾルシノール、ピロガロール、1,2−ジヒ
ドロキシナフタレン、1,3−ジヒドロキシナフタレン
などがあり、アルキルスルホン酸としてはメタンスルホ
ン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、ブチル
スルホン酸、カンファースルホン酸などがあり、芳香族
スルホン酸としてはベンゼンスルホン酸、ナフチルスル
ホン酸などがある。
【0025】フェノール性水酸基を有する芳香族化合物
とアルキルスルホン酸又は芳香族スルホン酸とのエステ
ルは、通常のエステル化反応により合成できる。例え
ば、アルカリ性触媒下でフェノール性水酸基を有する芳
香族化合物とアルキルスルホン酸の塩化物又は芳香族ス
ルホン酸の塩化物とを反応させることができる。これに
より得られた合成物は、適当な溶媒を用いて再結晶法あ
るいは再沈殿法により精製処理を行うことができる。
【0026】フェノール性水酸基を有する芳香族化合物
とアルキルスルホン酸又は芳香族スルホン酸とのエステ
ル化合物は、活性化学線照射によりアルキルスルホン酸
又は芳香族スルホン酸を発生する。発生する酸として
は、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフチルスルホン酸、
カンファースルホン酸などを挙げることができる。
【0027】活性化学線照射により酸を生じる化合物の
配合量は、活性化学線に対して十分な感度を与える観点
からアルカリ水溶液可溶性樹脂100重量部に対して2
〜30重量部であることが好ましく、さらに、5〜25
重量部であることが好ましい。活性化学線照射により酸
を生じる化合物が多すぎると溶媒に対する溶解性が低下
し、また、少なすぎると十分な感度が得られない。
【0028】本発明に用いられる(c)分子内に酸触媒
反応によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増加される
酸分解性基を有する化合物は、酸によって効率的に分子
内の酸分解性基が解離され、その最終生成物のアルカリ
水溶液に対する溶解性が解離前の化合物のそれと著しく
異なる。分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対
する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物は、
ベンゼン環を6〜20個有する化合物であることが必要
で、6〜20個のベンゼン環を有する化合物がレジスト
層の照射部と未照射部との現像液に対する溶解速度の差
を大きくさせることができ、また、相分離のような現象
も防ぐことができ、また、レジストパターン形状のラフ
ネスを小さくすることができる。ベンゼン環を6〜20
個有する化合物としては、ヒドロキシスチレンの重合体
(ポリビニルフェノールを包含する)、ベンゼンカルボ
ン酸の重合体、フェノール樹脂などのアルカリ水溶液可
溶性樹脂、種々のポリフェノール化合物のフェノール性
水酸基、カルボキシル基などの水素原子を、酸の存在下
で解離することが可能な基(酸分解性基)で置換した化
合物が挙げられる。
【0029】ヒドロキシスチレンの重合体としては、
【0030】
【化1】 が挙げられ、ベンゼンカルボン酸の重合体としては、
【0031】
【化2】 が挙げられ、フェノール樹脂としては、
【0032】
【化3】 が挙げられ、ポリフェノール化合物としては、
【0033】
【化4】 が挙げられる。
【0034】酸分解性基は、その水酸基又はカルボキシ
ル基の全てが酸分解性基で保護されている必要はない。
【0035】酸の存在下で解離することが可能な基の具
体例としては、メトキシメチル基、メトキシエトキシメ
チル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニ
ル基、ベンジルオキシメチル基、1−メトキシエチル
基、1−エトキシエチル基、メトキシベンジル基、t−
ブチル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基、トリメチルシリル基、
トリエチルシリル基、フェニルジメチルシリル基等を挙
げることができる。その中でも、テトラヒドロピラニル
基、テトラヒドロフラニル基、t−ブトキシカルボニル
基、1−エトキシエチル基、トリエチルシリル基が好ま
しい。
【0036】酸の存在下で解離することが可能な基(酸
分解性基)によるフェノール性水酸基又はカルボキシル
基の水素への置換率(すなわち、成分(c)全体のフェ
ノール性水酸基又はカルボキシル基の水素と酸分解性基
の総数に対する酸分解性基の割合)は15〜100%で
あることが好ましく、さらに、30〜100%であるこ
とが好ましい。
【0037】本発明に用いられる(c)成分である分子
内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対する溶解性が
増加される酸分解性基を有する化合物は、フェノール性
水酸基又はカルボキシル基を有する化合物のフェノール
性水酸基又はカルボキシル基の水素原子を前記酸分解性
基で置換することにより製造することができる。この方
法としては、従来よく知られた方法を採用することがで
きる。例えば、酸分解性基としてテトラヒドロピラニル
基、1−エトキシエチル基等のアセタール基を導入する
場合には、酸触媒の存在下に反応化剤として、3,4−
ジヒドロ−2H−ピラン、エチルビニルエーテル等のビ
ニルエーテル化合物を適当な反応溶媒中で反応させる。
【0038】(c)酸触媒反応によりアルカリ水溶液に
対する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物の
配合量は、(a)アルカリ水溶液可溶性樹脂100重量
部に対して3〜300重量部であることが好ましく、さ
らに、5〜200重量部であることが好ましい。酸触媒
反応によりアルカリ水溶液に対する溶解性が増加される
酸分解性基を有する化合物の配合量が多すぎると、照射
部が酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対し溶解性が増
加する系では照射部の現像液に対する溶解速度が低下し
やすくなり、また、酸触媒反応によりアルカリ水溶液に
対する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物の
配合量が少なすぎると、照射部が酸触媒反応によりアル
カリ水溶液に対し溶解性が増加する系では未照射部の膜
減り量が大きくなる傾向がある。
【0039】通常、本発明の成分(a)アルカリ水溶液
可溶性樹脂、(b)活性化学線照射により酸を生じる化
合物及び(c)分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶
液に対する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合
物は、適当な溶剤に溶解され、レジスト溶液として提供
される。本発明に用いられる溶剤としては、例えば、エ
チレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエ
ーテル類、メチルセロソルブアセテート等のエチレング
リコールアルキルエーテルアセテート類、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル等のジエチレングリコール
類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト等のプロピレングリコールアルキルエーテルアセテー
ト類、メチルアミルケトン等のケトン類、トルエン等の
芳香族炭化水素類、2−ヒドロキシプロピオン酸等のエ
ステル類を用いることができる。
【0040】溶剤の使用量は、溶剤を含む感光性樹脂組
成物の総量に対して50〜95重量%であることが好ま
しく、さらに、60〜90重量%であることが好まし
い。溶剤の使用量が少なすぎると、溶剤のレジスト材料
に対する十分な溶解性がなく、溶剤の使用量が多すぎる
とレジスト膜とした場合に十分な膜厚が得られない。
【0041】本発明の感光性樹脂組成物には、塗布性、
例えばストリエーション(膜厚のムラ)を防いだり、現
像性を良くしたりするため、界面活性剤を配合すること
ができる。界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポ
リオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、市販品
としては、メガファクスF171、F173(大日本イ
ンキ化学工業(株)製商品名)、フロラードFC43
0、FC431(住友スリーエム(株)製商品名)、オ
ルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業
(株)製商品名)等がある。
【0042】さらに、本発明の感光性樹脂組成物には、
必要に応じて、保存安定剤、溶解抑止剤等も配合するこ
とができる。
【0043】本発明の感光性樹脂組成物は、ウエハやガ
ラス等の基板上にレジスト膜を形成し、活性化学線の照
射、現像により、レジスト像が製造される。方法として
は従来よく知られた方法を採用することができる。活性
化学線の照射、現像の条件に特に制限はなく、例えば、
エキシマレーザ等の遠紫外線、シンクロトロン放射線等
のX線、電子線等の荷電粒子線のような放射線が用いら
れる。
【0044】本発明の感光性樹脂組成物の現像液として
は、例えば、水酸化ナトリウム等の無機アルカリ類、エ
チルアミン等の第1級アミン類、ジエチルアミン等の第
2級アミン類、トリエチルアミン等の第3級アミン類、
ジメチルエタノールアミン等のアルコールアミン類、水
酸化テトラメチルアンモニウム、コリン等の第4級アン
モニウム塩、又はピペリジン等の環状アミン類を溶解さ
せたアルカリ水溶液が使用される。
【0045】活性化学線により酸触媒を発生する化合物
と酸により現像液に対する溶解性が変化する化合物を含
有する化学増幅系感光性樹脂組成物は、レジスト反応機
構として酸触媒反応と発生した酸による反応を利用して
いるため、照射部と未照射部との現像液に対する溶解速
度の差を十分に大きく確保できる必要がある。また、性
質の異なる化合物を混合させて用いるために各々の組成
物が均一に相溶している必要があり、レジスト塗膜とし
た場合にも各々の組成物が均一に塗膜中に分散している
必要がある。また、活性化学線照射時の酸発生効率と発
生した酸の拡散距離がレジスト特性に大きく影響する。
すなわち、酸発生効率が低いと低感度となり、酸発生効
率が高いと高感度となる。また、酸の拡散距離が短いと
低感度となり、拡散距離が長いと高感度となる傾向があ
る。さらに、酸の拡散距離は解像度にも影響し、酸の拡
散距離が短いと設計パターンに対し忠実に解像するため
高解像度が得られやすいが、拡散距離が長いと設計パタ
ーンより広がり逆テーパ形状となり解像度が劣化するこ
とが多い。このように、感度と解像度はトレードオフの
関係となりやすい。
【0046】本発明では、分子内にベンゼン環を6〜2
0個有する現像液に対する溶解性が変化する化合物を用
いることにより、照射部と未照射部との現像液に対する
溶解速度が十分に大きく確保でき、各々の組成物が均一
に相溶することができ、レジスト塗膜とした場合には各
々の組成物が均一に分散しレジストパターン形状のラフ
ネスを抑制することができる。また、本発明において、
酸の発生効率の高いスルホン酸エステルを活性化学線に
より酸を生じる化合物として使用した場合には、一定範
囲の配合量とすることにより感度と解像度のトレードオ
フの関係を緩和し、特性のバランスの取れたレジスト材
料を提供することが可能となる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例及びその比較例によっ
て本発明を更に具体的説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
【0048】合成例1−1 攪拌器、冷却管及び温度計を装着したセパラブルフラス
コにm−クレゾール328.1g、p−クレゾール40
0.9g、37重量%ホルマリン361.2g及び蓚酸
2.2gを仕込み、セパラブルフラスコを油浴に浸し、
内温を97℃に保ち攪拌しながら3時間重縮合反応を行
った。その後、内温を180℃まで上げ、同時に反応容
器内の圧力を13.3×102〜26.6×102Pa
(10〜20mmHg)まで減圧し、未反応のクレゾー
ル、ホルムアルデヒド、水及び蓚酸を回収した。次い
で、溶融した樹脂を金属バットにあけクレゾールノボラ
ック樹脂を回収した。この樹脂を樹脂1−1とする。
【0049】合成例1−2 合成例1で得た樹脂550gをエチルセロソルブアセテ
ート1,100gに溶解させ樹脂ワニスとし、これにト
ルエン1,000g及びヘキサン1,000gを添加
し、30分間混合攪拌した後、放置した。これにより、
下層部分に高分子量成分の多い濃厚層を得ることができ
た。この濃厚層を分取し、減圧下乾燥させることによ
り、低分子量成分の削減されたアルカリ水溶液可溶性樹
脂を得ることができた(以下、この樹脂を樹脂1−2と
する)。樹脂1−2をGPCにより分析したところ、ポ
リスチレン換算分子量が2,000以下の低分子量成分
の比率は5重量%であった。
【0050】合成例2 合成例1−1と同様のセパラブルフラスコに、m−クレ
ゾール260.0g、p−クレゾール195.0g、
3,5−キシレノール220.3g、37重量%ホルマ
リン339.0g及び蓚酸2.2gを仕込み、合成例1
−1と同様の合成方法でノボラック樹脂を合成した(以
下、この樹脂を2−1とする)。次いで、樹脂2−1を
550g取りエチルセロソルブアセテート825gに溶
解させ樹脂ワニスとし、これにメタノール1,100g
及び蒸留水825gを添加し、30分間混合攪拌した
後、放置し、下層部分に高分子量成分の多い濃厚層を得
ることができた。この濃厚層を分取し、減圧下乾燥させ
ることにより、低分子量成分の削減されたアルカリ水溶
液可溶性樹脂を得ることができた(以下、この樹脂を樹
脂2−2とする)。樹脂2−2をGPCにより分析した
ところ、ポリスチレン換算分子量が2,000以下の低
分子量成分の比率は5重量%であった。
【0051】合成例3 攪拌器を装着したセパラブルフラスコにポリ(p−ビニ
ルフェノール)(商品名リンカーM、丸善石油化学
(株)製、ベンゼン環17個)20g、酢酸エチル30
0mlを仕込み、室温(25℃)下で攪拌し溶解させ
た。次いで、フラスコ中に3,4−ジヒドロ−2H−ピ
ラン105g、12N塩酸0.5mlを添加し、室温下
で1時間攪拌した後、室温下で3日間放置した。次い
で、反応溶液に水酸化テトラメチルアンモニウムの2.
38重量%水溶液を160ml加えてよく攪拌した後、
有機層を取り出した。ここで得られた有機層の溶液を蒸
留水300mlで3回洗浄した後、有機層を乾燥させエ
バポレータにより濃縮した。濃縮溶液50mlに対して
石油エーテル500mlを用いて再沈殿を行った。再沈
殿操作を2回繰り返した後、生成物を減圧乾燥器(3m
mHg、40℃)で8時間乾燥し、分子量が3,000
であり、重合体中の水酸基の内95%の水酸基の水素を
テトラヒドロピラニル基で置換したポリ(p−ビニルフ
ェノール)22gを得た。
【0052】合成例4 合成例3と同様のセパラブルフラスコにトリス(4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン20g、酢酸エチル300m
lを仕込み、室温(25℃)下で攪拌し溶解させた。次
いで、フラスコ中に3,4−ジヒドロ−2H−ピラン1
05g、12N塩酸0.5mlを添加し、室温下で1時
間攪拌した後、室温下で3日間放置した。次いで、反応
溶液に水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38重量
%水溶液を160ml加えてよく攪拌した後、有機層を
取り出した。ここで得られた有機層の溶液を蒸留水30
0mlで3回洗浄した後、有機層を乾燥させエバポレー
タにより濃縮した。濃縮溶液50mlに対して石油エー
テル500mlを用いて再沈殿を行った。再沈殿操作を
2回繰り返した後、生成物を減圧乾燥器(3mmHg、
40℃)で8時間乾燥し、分子量が530で水酸基の内
95%の水酸基の水素をテトラヒドロピラニル基で置換
したトリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン20gを
得た。
【0053】合成例5 攪拌器、温度計及び滴下漏斗を装着したセパラブルフラ
スコにピロガロール30g、4−ジメチルアミノピリジ
ン3.9g、テトラヒドロフラン300mlを仕込み、
室温(25℃)下で攪拌し溶解させた。次いで、フラス
コを氷浴に浸し反応系内の温度を5℃とした後、エタン
スルホニルクロライド15gを滴下漏斗により20分か
けて滴下した。次いで、トリエチルアミン95gを滴下
漏斗により40分かけて滴下した後、反応系内の温度を
5℃としたまま6時間攪拌した。次いで、蒸留水300
ml中に反応溶液を入れ、析出した沈殿をろ別した。こ
の沈殿をアセトンとエタノールを用いて再沈殿処理を数
回繰り返し、ピロガロールのエタンスルホン酸エステル
32gを得た。
【0054】実施例1 攪拌器を装着したセパラブルフラスコに、合成例1−2
で得た樹脂1−2を74g、1,1,1−トリス(4−
ヒドロキシフェニル)メタンを18g、合成例3で得た
水酸基の水素をテトラヒドロピラニル基で置換したポリ
(p−ビニルフェノール)を10.1g、合成例5で得
たピロガロールのエタンスルホン酸エステルを5g及び
2−ヘプタノン432gを仕込み、溶解し均一な溶液と
なったことを目視で確認した後、孔径0.1μmのメン
ブランフィルタでろ過し、レジスト溶液(ポジ型化学増
幅系感光性樹脂組成物)を調製した。
【0055】得られたレジスト溶液をシリコンウエハ上
に塗布し、120℃、10分間熱処理して0.7μmの
膜厚のレジスト膜を得た。この基板に、加速電圧50k
Vの電子線描画装置を用いて、3μC/cm2の照射量
でホールパターンをレジスト膜に描画した後、100
℃、10分間熱処理してレジストの潜像部分のアルカリ
水溶液に対する溶解性を増加させる反応を促進した。こ
の熱処理の後、水酸化テトラメチルアンモニウムの2.
38重量%水溶液を用いて潜像を形成したレジスト膜を
60秒間現像し、ポジ型のレジストパターンを得た。
0.15μmのホールパターンの断面形状を電子顕微鏡
で観察した結果、レジストパターンの断面形状は矩形で
あり良好であった。また、現像後の膜減り量は0.02
μmであり、良好であった。
【0056】実施例2 実施例1において、樹脂1−2を74gの代わりに樹脂
2−2を64.4g、1,1,1−トリス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタンの配合量を27.6gとした以外
は実施例1と同様にしてレジスト溶液を調製し、3.5
μC/cm2の照射量で電子線描画実験を行った。0.
15μmのホールパターンの断面形状を電子顕微鏡で観
察した結果、レジストパターンの断面形状は矩形であり
良好であった。また、現像後の膜減り量は0.02μm
であり、良好であった。
【0057】実施例3 実施例1において、樹脂1−2を74gの代わりに樹脂
2−1を92g、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシ
フェニル)メタンを配合しないとした以外は実施例1と
同様にしてレジスト溶液を調製し、5.5μC/cm2
の照射量で電子線描画実験を行った。0.20μmのホ
ールパターンの断面形状を電子顕微鏡で観察した結果、
レジストパターンの断面形状は矩形であり良好であっ
た。また、現像後の膜減り量は0.03μmであり、良
好であった。
【0058】比較例1 実施例1において、合成例3で得た水酸基の水素をテト
ラヒドロピラニル基で置換したポリ(p−ビニルフェノ
ール)を10.1gの代わりに合成例4で得た水酸基の
水素をテトラヒドロピラニル基で置換したトリス(4−
ヒドロキシフェニル)メタンを10.1g配合するとし
た以外は実施例1と同様にしてレジスト溶液を調製し、
8.5μC/cm2の照射量で電子線描画実験を行っ
た。レジスト塗膜の残膜率は60%となり、0.15μ
mのホールパターンの断面形状を電子顕微鏡で観察した
結果、レジストパターンの断面形状は順テーパ形状とな
っており良好ではなかった。
【0059】比較例2 比較例1において、合成例4で得た水酸基の水素をテト
ラヒドロピラニル基で置換したトリス(4−ヒドロキシ
フェニル)メタンを20gとし、比較例1と同様にレジ
スト溶液を調製し、3.5μC/cm2の照射量で電子
線描画実験を行った。レジスト塗膜の残膜率は95%と
なり良好だったが、0.20μmのホールパターンの断
面形状を電子顕微鏡で観察した結果、レジストパターン
の断面形状は逆テーパ形状であり解像度は劣化してい
た。
【0060】
【発明の効果】本発明のポジ型化学増幅系感光性樹脂組
成物は、紫外線、遠紫外線、電子線、X線等の活性化学
線に対して、高感度、高解像度でかつパターン形状に優
れる。
【0061】本発明のレジスト像の製造法は、解像度に
優れるレジストパターンを作製することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502R (72)発明者 橋本 政弘 茨城県日立市東町四丁目13番1号 日立化 成工業株式会社山崎事業所内 (72)発明者 新井 唯 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA03 AB16 AC01 AC03 AC04 AC05 AC06 AD03 BE10 CB29 CB52 CB56 CC20 FA03 FA12 FA17 4J002 BC102 BC122 CC042 CC051 ED057 EH007 EL067 EL087 EV246 EX037 FD200 GH00 GP03 GQ00 HA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アルカリ水溶液可溶性樹脂、
    (b)活性化学線照射により酸を生じる化合物及び
    (c)分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に対す
    る溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物を含有
    してなるポジ型化学増幅系感光性樹脂組成物において、
    上記(c)分子内に酸触媒反応によりアルカリ水溶液に
    対する溶解性が増加される酸分解性基を有する化合物が
    ベンゼン環を6〜20個有することを特徴とするポジ型
    化学増幅系感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (b)活性化学線照射により酸を生じる
    化合物がスルホン酸エステルである請求項1に記載のポ
    ジ型化学増幅系感光性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)アルカリ水溶液可溶性樹脂がクレ
    ゾール化合物及び/又はキシレノール化合物とアルデヒ
    ド化合物を酸触媒の存在下で重縮合させて得られるノボ
    ラック樹脂である請求項1又は2に記載のポジ型化学増
    幅系感光性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (a)アルカリ水溶液可溶性樹脂のポリ
    スチレン換算分子量2,000以下の低分子量成分が0
    〜10重量%である請求項1、2又は3に記載のポジ型
    化学増幅系感光性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (a)成分、(b)成分及び(c)成分
    の配合量が、(a)成分の総量100重量部に対して、
    (b)成分が2〜30重量部、(c)成分が3〜300
    重量部である請求項1、2、3又は4にポジ型化学増幅
    系感光性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5に記載のポ
    ジ型化学増幅系感光性樹脂組成物の塗膜を、活性化学線
    で照射し、次いで現像することを特徴とするレジスト像
    の製造法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008072447A1 (ja) * 2006-12-15 2008-06-19 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. 厚膜用化学増幅型ポジ型ホトレジスト組成物及び厚膜レジストパターンの製造方法
CN109154778A (zh) * 2016-05-20 2019-01-04 日产化学株式会社 抗蚀剂下层膜形成用组合物

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