JP2001328615A - 熱可塑性樹脂容器及びその製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂容器及びその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】耐水性、透光性が良好であって圧縮強度等の機
械的強度にも優れ、しかも物品を収容する収容部に重ね
合わせ部のない中空容器及びその製造方法を提供する。 【解決手段】側壁部42と底部41とが連続して形成さ
れ、少なくとも側壁部42と底部41とが一対のライナ
ー部間に複数のリブを設けた熱可塑性樹脂中空板からな
る熱可塑性樹脂中空容器40とする。熱可塑性樹脂中空
容器40の成形は、熱可塑性樹脂中空板1を加熱して軟
化させ、圧力差を設けて膨出させる膨出工程を有する製
造方法により行う。
械的強度にも優れ、しかも物品を収容する収容部に重ね
合わせ部のない中空容器及びその製造方法を提供する。 【解決手段】側壁部42と底部41とが連続して形成さ
れ、少なくとも側壁部42と底部41とが一対のライナ
ー部間に複数のリブを設けた熱可塑性樹脂中空板からな
る熱可塑性樹脂中空容器40とする。熱可塑性樹脂中空
容器40の成形は、熱可塑性樹脂中空板1を加熱して軟
化させ、圧力差を設けて膨出させる膨出工程を有する製
造方法により行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性樹脂製の中
空容器及びその製造方法に関するものである。
空容器及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】商品の搬送、保存に使用する容器であっ
て、容器自体が軽量であること、外部からの衝撃から収
容した物品を保護する効果が優れていることなどの特徴
を利用して、紙、熱可塑性樹脂等にて作製されたダンボ
ール製の容器が数多く使用されている。
て、容器自体が軽量であること、外部からの衝撃から収
容した物品を保護する効果が優れていることなどの特徴
を利用して、紙、熱可塑性樹脂等にて作製されたダンボ
ール製の容器が数多く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のダンボール容器
は、その収容部がシート状の段ボールを切断し、折り曲
げを行った後に中空板の切断端部を重ね合わせて固定す
ることにより形成されていた。このような固定手段とし
ては接着、金具によるかしめ、粘着テープによる貼合、
特に熱可塑性樹脂中空板の場合には熱融着等の手段が使
用されていた。
は、その収容部がシート状の段ボールを切断し、折り曲
げを行った後に中空板の切断端部を重ね合わせて固定す
ることにより形成されていた。このような固定手段とし
ては接着、金具によるかしめ、粘着テープによる貼合、
特に熱可塑性樹脂中空板の場合には熱融着等の手段が使
用されていた。
【0004】しかし、紙ダンボール製の容器は耐水性が
乏しく、圧縮強度等も十分ではなく、また外観も限られ
たものでしかなかった。
乏しく、圧縮強度等も十分ではなく、また外観も限られ
たものでしかなかった。
【0005】一方上記の従来の熱可塑性樹脂製の段ボー
ルを使用した容器は、耐水性に優れ、強度も高く、透光
性も良好であるが、切断端部が露出した重ね合わせ部が
必然的に発生し、例えば食品容器に使用した場合には露
出した中空部に食品が入り込む等の問題が発生し、容器
としての品質上問題であった。
ルを使用した容器は、耐水性に優れ、強度も高く、透光
性も良好であるが、切断端部が露出した重ね合わせ部が
必然的に発生し、例えば食品容器に使用した場合には露
出した中空部に食品が入り込む等の問題が発生し、容器
としての品質上問題であった。
【0006】本発明の目的は、耐水性、透光性が良好で
あって圧縮強度等の機械的強度にも優れ、しかも物品を
収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容器及びその
製造方法を提供することにある。
あって圧縮強度等の機械的強度にも優れ、しかも物品を
収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容器及びその
製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の熱可塑性樹脂容
器は、側壁部と底部とが連続して形成され、少なくとも
前記側壁部と前記底部とが一対のライナー部間に複数の
リブを設けた熱可塑性樹脂中空板からなることを特徴と
する。
器は、側壁部と底部とが連続して形成され、少なくとも
前記側壁部と前記底部とが一対のライナー部間に複数の
リブを設けた熱可塑性樹脂中空板からなることを特徴と
する。
【0008】上記の構成により、耐水性、透光性が良好
であって圧縮強度等の機械的強度にも優れ、しかも物品
を収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容器とな
る。
であって圧縮強度等の機械的強度にも優れ、しかも物品
を収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容器とな
る。
【0009】上記の熱可塑性樹脂容器は、絞り比(容器
高さ/容器開口部の最小寸法)が0.2以上、2以下で
あることが好ましい。
高さ/容器開口部の最小寸法)が0.2以上、2以下で
あることが好ましい。
【0010】このような絞り比の範囲において収容部に
重ね合わせ部のない中空容器を容易にかつ確実に製造す
ることができる。
重ね合わせ部のない中空容器を容易にかつ確実に製造す
ることができる。
【0011】本発明の熱可塑性中空樹脂容器を構成する
熱可塑性樹脂は、ポリプロピレン系樹脂であることが好
適である。
熱可塑性樹脂は、ポリプロピレン系樹脂であることが好
適である。
【0012】本発明の熱可塑性樹脂容器の製造方法は、
容器の内部形状を有する雄金型を使用し、下記(1)〜
(4)の工程を有することを特徴とする。
容器の内部形状を有する雄金型を使用し、下記(1)〜
(4)の工程を有することを特徴とする。
【0013】(1)一対のライナー部間に複数のリブを
設けた熱可塑性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により
挟持・固定した状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱
工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設した前記雄金型を膨出した前記中空
板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外面
に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金型
の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型に
密着させて容器に成形する賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程。
設けた熱可塑性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により
挟持・固定した状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱
工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設した前記雄金型を膨出した前記中空
板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外面
に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金型
の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型に
密着させて容器に成形する賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程。
【0014】膨出工程(2)を設けることにより、成形
材料である加熱・軟化された熱可塑性樹脂中空板を、そ
の両側に差圧を形成することにより均一に膨張して伸長
した後、賦形工程(3)を行うことができる。この製造
方法においては、加熱軟化された前記中空板に、その膨
出した側から製品の形状を有する雄金型を先端部より順
次当接させつつ高圧側に移動させ、少なくとも雄金型の
成形面全面を覆うようにした後に賦形工程が行われる。
材料である加熱・軟化された熱可塑性樹脂中空板を、そ
の両側に差圧を形成することにより均一に膨張して伸長
した後、賦形工程(3)を行うことができる。この製造
方法においては、加熱軟化された前記中空板に、その膨
出した側から製品の形状を有する雄金型を先端部より順
次当接させつつ高圧側に移動させ、少なくとも雄金型の
成形面全面を覆うようにした後に賦形工程が行われる。
【0015】成形材料である熱可塑性樹脂中空板として
ポリプロピレン系樹脂製の中空板を使用する場合、溶融
強度が低いために成形品の絞り比、即ち絞り深さに対す
る開口部の最小寸法の比が大きな成形品を製造する場
合、金型に最初に接触する部位近傍において局部的に大
きな伸び変形が生じて中空板の構造の損傷や破損等の不
良が発生しやすい。
ポリプロピレン系樹脂製の中空板を使用する場合、溶融
強度が低いために成形品の絞り比、即ち絞り深さに対す
る開口部の最小寸法の比が大きな成形品を製造する場
合、金型に最初に接触する部位近傍において局部的に大
きな伸び変形が生じて中空板の構造の損傷や破損等の不
良が発生しやすい。
【0016】上記した(1)〜(4)の工程を有する本
発明の製造方法により、底部と側壁部が連続して形成さ
れ、物品を収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容
器を、中空板の構造の損傷や破損等の不良を発生するこ
となく製造することができる。即ち、膨出工程(2)を
設けることにより、強度の低い加熱されたポリプロピレ
ン系樹脂製の中空板を使用した場合においても該中空板
にある程度の予備的な伸長を与えて成形を行うことがで
き、局部的な伸びを与えることなく、熱可塑性樹脂中空
容器の製造をすることが可能となる。
発明の製造方法により、底部と側壁部が連続して形成さ
れ、物品を収容する収容部に重ね合わせ部のない中空容
器を、中空板の構造の損傷や破損等の不良を発生するこ
となく製造することができる。即ち、膨出工程(2)を
設けることにより、強度の低い加熱されたポリプロピレ
ン系樹脂製の中空板を使用した場合においても該中空板
にある程度の予備的な伸長を与えて成形を行うことがで
き、局部的な伸びを与えることなく、熱可塑性樹脂中空
容器の製造をすることが可能となる。
【0017】また本発明の熱可塑性樹脂容器の製造方法
は、容器の形状を有する雄金型と雌金型とを使用し、下
記(1)〜(4)の工程を有することを特徴とする。
は、容器の形状を有する雄金型と雌金型とを使用し、下
記(1)〜(4)の工程を有することを特徴とする。
【0018】(1)一対のライナー部間に複数のリブを
設けた熱可塑性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により
挟持・固定した状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱
工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設した前記雄金型を膨出した前記中空
板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外面
に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金型
の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型に
密着させて容器に成形する第1賦形工程 (3’)前記雄金型と高圧側に配設した前記雌金型とを
嵌合して容器成形キャビティーを形成させ、前記中空板
と前記雌金型の間を減圧することにより、前記中空板を
前記雌金型に密着させる第2賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程。
設けた熱可塑性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により
挟持・固定した状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱
工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設した前記雄金型を膨出した前記中空
板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外面
に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金型
の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型に
密着させて容器に成形する第1賦形工程 (3’)前記雄金型と高圧側に配設した前記雌金型とを
嵌合して容器成形キャビティーを形成させ、前記中空板
と前記雌金型の間を減圧することにより、前記中空板を
前記雌金型に密着させる第2賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程。
【0019】雄金型と雌金型を使用して原料である熱可
塑性樹脂中空板と両金型の間を共に減圧にして密着させ
ることにより、内面、外面共に外観が優れた容器を得る
ことができる。例えば容器外面を形成する雌金型の成形
面に凹凸模様を施せば容器の表面に模様を形成すること
も可能である。
塑性樹脂中空板と両金型の間を共に減圧にして密着させ
ることにより、内面、外面共に外観が優れた容器を得る
ことができる。例えば容器外面を形成する雌金型の成形
面に凹凸模様を施せば容器の表面に模様を形成すること
も可能である。
【0020】上記の製造方法においては、(3)の第1
賦形工程と(3’)の第2賦形工程を同時に行ってもよ
い。
賦形工程と(3’)の第2賦形工程を同時に行ってもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の熱可塑性樹脂中空容器
を構成する熱可塑性樹脂中空板の断面形状の例の一部を
示したものである。熱可塑性樹脂中空板1は一対のライ
ナー部3a,3bの間に複数のリブ5が設けられたもの
である。その結果、中空部7が複数形成される。リブ5
の形状は特に限定されるものではないが、図1に示した
ような平行リブが一般的である。
いて説明する。図1は、本発明の熱可塑性樹脂中空容器
を構成する熱可塑性樹脂中空板の断面形状の例の一部を
示したものである。熱可塑性樹脂中空板1は一対のライ
ナー部3a,3bの間に複数のリブ5が設けられたもの
である。その結果、中空部7が複数形成される。リブ5
の形状は特に限定されるものではないが、図1に示した
ような平行リブが一般的である。
【0022】熱可塑性樹脂中空板1を構成する熱可塑性
樹脂は、公知の熱可塑性樹脂が限定なく使用可能であ
り、容器の用途、要求される特性に応じて適宜選択され
る。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニルやポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリオレフィ
ン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸
メチル(PMMA)やPMMA共重合体等のアクリル系
樹脂、エンジニアリングプラスチック等が例示される。
樹脂は、公知の熱可塑性樹脂が限定なく使用可能であ
り、容器の用途、要求される特性に応じて適宜選択され
る。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニルやポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリオレフィ
ン、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸
メチル(PMMA)やPMMA共重合体等のアクリル系
樹脂、エンジニアリングプラスチック等が例示される。
【0023】本発明の容器において使用する熱可塑性樹
脂としては、上記例示のなかでもポリプロピレン系樹脂
やポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂の使用
が好ましく、とりわけ成形性、コスト、物理的強度等の
観点からポリプロピレン系樹脂中空板の使用が好まし
い。ポリプロピレン系樹脂は、主たる樹脂成分としてポ
リプロピレンを含有するものであれば、他の混合樹脂成
分や共重合成分等を含んでいてもよい。
脂としては、上記例示のなかでもポリプロピレン系樹脂
やポリエチレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂の使用
が好ましく、とりわけ成形性、コスト、物理的強度等の
観点からポリプロピレン系樹脂中空板の使用が好まし
い。ポリプロピレン系樹脂は、主たる樹脂成分としてポ
リプロピレンを含有するものであれば、他の混合樹脂成
分や共重合成分等を含んでいてもよい。
【0024】熱可塑性樹脂中空板1の製造方法としては
押出成形法が一般的であるが、特に限定されるものでは
ない。熱可塑性樹脂中空板1の押出成形は、具体的には
特殊形状のダイスを装着した押出機を使用し、熱可塑性
樹脂を溶融押し出しする方法が例示される(特公昭38
−4185号公報、特公昭38−17182号公報
等)。
押出成形法が一般的であるが、特に限定されるものでは
ない。熱可塑性樹脂中空板1の押出成形は、具体的には
特殊形状のダイスを装着した押出機を使用し、熱可塑性
樹脂を溶融押し出しする方法が例示される(特公昭38
−4185号公報、特公昭38−17182号公報
等)。
【0025】成形されたシート状の熱可塑性樹脂中空板
は、押出成形された連続体にて容器の製造に供してもよ
く、また適当な大きさに裁断して容器の製造に使用して
もよい。
は、押出成形された連続体にて容器の製造に供してもよ
く、また適当な大きさに裁断して容器の製造に使用して
もよい。
【0026】熱可塑性樹脂中空板(以下、単に中空板と
称する場合もある)1の厚さは特に限定されるものでは
なく、目的、用途に応じて適宜設定されるが、通常は1
〜15mm程度である。
称する場合もある)1の厚さは特に限定されるものでは
なく、目的、用途に応じて適宜設定されるが、通常は1
〜15mm程度である。
【0027】中空板の少なくとも片面に模様を施して加
飾することも可能であり、かかる加飾はライナー部表面
への印刷、印刷済みフィルムの貼合等により行うことが
できる。ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹
脂に印刷する場合には、ライナー部表面をコロナ放電処
理した後に印刷を施すことが一般的である。
飾することも可能であり、かかる加飾はライナー部表面
への印刷、印刷済みフィルムの貼合等により行うことが
できる。ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹
脂に印刷する場合には、ライナー部表面をコロナ放電処
理した後に印刷を施すことが一般的である。
【0028】また成形原料である中空板に顔料や染料を
添加して着色することも好ましく、色彩的美観に優れた
容器が得られる。
添加して着色することも好ましく、色彩的美観に優れた
容器が得られる。
【0029】食品容器等のガスバリア性能が要求される
用途に使用する場合には中空板の少なくとも片面にガス
バリア層を設けることが好ましい。このようなガスバリ
ア層は、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等
の公知のガスバリア性樹脂を遮断すべきガスに応じて選
択し、コーティング、共押出し、接着等の公知の方法に
より積層することにより形成される。
用途に使用する場合には中空板の少なくとも片面にガス
バリア層を設けることが好ましい。このようなガスバリ
ア層は、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等
の公知のガスバリア性樹脂を遮断すべきガスに応じて選
択し、コーティング、共押出し、接着等の公知の方法に
より積層することにより形成される。
【0030】本発明の熱可塑性樹脂中空容器の製造方法
を、カップ状の容器を成形する方法を例として以下に説
明する。
を、カップ状の容器を成形する方法を例として以下に説
明する。
【0031】図2〜図6には、雄金型を使用して本発明
の容器を製造する工程の例を示した。図2には、製造装
置の主要部が縦断側面図にて示されている。この図にお
いては中空板をクリップ部材にて把持し、ヒーターが進
出した状態が示されている。
の容器を製造する工程の例を示した。図2には、製造装
置の主要部が縦断側面図にて示されている。この図にお
いては中空板をクリップ部材にて把持し、ヒーターが進
出した状態が示されている。
【0032】製造装置50は、減圧室Vを形成する筐体
51、筐体51を支持するフレーム54を備え、雄金型
22が減圧室V内に位置するように配設されている。雄
金型22は金型支持台55に固定されており、該金型支
持台55はフレーム54に装着された油圧シリンダー5
7のロッド56に取り付けられており、中空板に当接し
て成形する進出位置と、退避位置とに出退自在に構成さ
れている。
51、筐体51を支持するフレーム54を備え、雄金型
22が減圧室V内に位置するように配設されている。雄
金型22は金型支持台55に固定されており、該金型支
持台55はフレーム54に装着された油圧シリンダー5
7のロッド56に取り付けられており、中空板に当接し
て成形する進出位置と、退避位置とに出退自在に構成さ
れている。
【0033】容器製造用の成形金型は、容器内面形状を
規定する雄金型22であり、この雄金型22のキャビテ
ィー形成面には減圧孔25が設けられている。雄金型2
2の減圧孔25は減圧支流路27a、減圧流路27bを
通じて真空手段VMに接続することにより、後述のよう
に中空板1と雄金型22表面の間を減圧にすることがで
き、賦形工程が行える。
規定する雄金型22であり、この雄金型22のキャビテ
ィー形成面には減圧孔25が設けられている。雄金型2
2の減圧孔25は減圧支流路27a、減圧流路27bを
通じて真空手段VMに接続することにより、後述のよう
に中空板1と雄金型22表面の間を減圧にすることがで
き、賦形工程が行える。
【0034】中空板1は開閉部材52により開閉自在に
構成されたクリップ部材53に把持され、さらに枠体6
0により中空板1の膨張部分が、成形に必要な部分のみ
が膨出するように規制される。枠体60により形成され
る膨張部分の形状は特に限定されるものではなく、成形
体の形状等を考慮して設定されるが、例えばカップめん
用の容器等の円錐台状の容器を製造する場合には、円形
であることが好ましく、物品収納容器等の立方体や直方
体の容器の場合には正方形や長方形であることが好まし
い。
構成されたクリップ部材53に把持され、さらに枠体6
0により中空板1の膨張部分が、成形に必要な部分のみ
が膨出するように規制される。枠体60により形成され
る膨張部分の形状は特に限定されるものではなく、成形
体の形状等を考慮して設定されるが、例えばカップめん
用の容器等の円錐台状の容器を製造する場合には、円形
であることが好ましく、物品収納容器等の立方体や直方
体の容器の場合には正方形や長方形であることが好まし
い。
【0035】中空板1をクリップ部材53にて把持する
ことにより、減圧室Vが閉鎖状態となり、減圧室V内を
減圧状態にすると加熱されて軟化した中空板が膨出可能
となる。減圧室を形成するためのクリップ部材53近傍
のシールは公知の方法にて適宜行われる。
ことにより、減圧室Vが閉鎖状態となり、減圧室V内を
減圧状態にすると加熱されて軟化した中空板が膨出可能
となる。減圧室を形成するためのクリップ部材53近傍
のシールは公知の方法にて適宜行われる。
【0036】図2は雄金型22を退避位置に後退させ、
容器成形原料の熱可塑性樹脂中空板1を供給した状態
で、ヒーター28により加熱して軟化する加熱工程を示
したものである。中空板1はクリップ部材53により挟
持され、近傍に進出したヒーター28により両面から均
一に加熱される。
容器成形原料の熱可塑性樹脂中空板1を供給した状態
で、ヒーター28により加熱して軟化する加熱工程を示
したものである。中空板1はクリップ部材53により挟
持され、近傍に進出したヒーター28により両面から均
一に加熱される。
【0037】加熱後、減圧室V内を真空装置VM(図示
せず)により減圧室減圧孔61を通じて減圧にすると、
枠体60により規制されていない部分の中空板が雄金型
22側に膨出する(膨出工程、図3)。この状態で雄金
型22を移動して高圧側に進出させると、膨出した中空
板1の先端部から雄金型22が順次当接し(図4)、布
を被せるような状況で中空板1が雄金型22に当接・被
覆される(図5)。従って、特に局部的な伸長が起こら
ず、容器の成形が可能となる。
せず)により減圧室減圧孔61を通じて減圧にすると、
枠体60により規制されていない部分の中空板が雄金型
22側に膨出する(膨出工程、図3)。この状態で雄金
型22を移動して高圧側に進出させると、膨出した中空
板1の先端部から雄金型22が順次当接し(図4)、布
を被せるような状況で中空板1が雄金型22に当接・被
覆される(図5)。従って、特に局部的な伸長が起こら
ず、容器の成形が可能となる。
【0038】雄金型22の成形面を軟化した中空板1が
覆った状態にて減圧孔25を通じて中空板1と雄金型2
2の成形面の間を減圧にすると、この間の残存空間がな
くなり、成形が行われる(賦形工程、図6)。なお、図
3〜図6においては、雄金型22と中空板1のみの動き
を示してある。
覆った状態にて減圧孔25を通じて中空板1と雄金型2
2の成形面の間を減圧にすると、この間の残存空間がな
くなり、成形が行われる(賦形工程、図6)。なお、図
3〜図6においては、雄金型22と中空板1のみの動き
を示してある。
【0039】図6において成形された容器40は、連続
して形成された底部41、側壁部42、フランジ状の縁
部43とを有する。この容器の絞り比はH/Wである。
して形成された底部41、側壁部42、フランジ状の縁
部43とを有する。この容器の絞り比はH/Wである。
【0040】また上記膨出工程(2)は、図2において
雄金型設置位置と反対側に加圧室を設けて加圧する方式
であってもよいが、この図に示したように中空板1の片
面側は大気圧にした状態で他面側を減圧するものである
ことがより好ましい。減圧によることが、わずかな圧力
差を容易に調整することが可能であり、軟化した中空板
1の膨出高さの微妙な調節が、加圧による場合より精度
よく行える。
雄金型設置位置と反対側に加圧室を設けて加圧する方式
であってもよいが、この図に示したように中空板1の片
面側は大気圧にした状態で他面側を減圧するものである
ことがより好ましい。減圧によることが、わずかな圧力
差を容易に調整することが可能であり、軟化した中空板
1の膨出高さの微妙な調節が、加圧による場合より精度
よく行える。
【0041】上記の膨出工程においては、前記中空板1
の膨出高さを容器高さの50%以上とするものであるこ
とが、好ましい。
の膨出高さを容器高さの50%以上とするものであるこ
とが、好ましい。
【0042】中空板1の膨出高さを成形体の凸状部の高
さの50%以上とすることにより、成形時に、特に成形
体の器壁側部を形成する中空板部分に発生するライナー
部の局部的な伸びが効果的に抑制され、より容易に絞り
比が2にも及ぶ絞り比の大きな熱可塑性樹脂中空容器を
製造することが可能となる。絞り比とは容器の高さに対
する容器開口部の最小寸法の比であり、円錐台状の容器
の場合には、容器開口部の直径が、また直方体状の容器
の場合には対辺間の距離の小さい方が容器開口部の最小
寸法となる。また膨出高さは、クリップ部材53による
保持面から膨出した中空板の頂点までの距離である。
さの50%以上とすることにより、成形時に、特に成形
体の器壁側部を形成する中空板部分に発生するライナー
部の局部的な伸びが効果的に抑制され、より容易に絞り
比が2にも及ぶ絞り比の大きな熱可塑性樹脂中空容器を
製造することが可能となる。絞り比とは容器の高さに対
する容器開口部の最小寸法の比であり、円錐台状の容器
の場合には、容器開口部の直径が、また直方体状の容器
の場合には対辺間の距離の小さい方が容器開口部の最小
寸法となる。また膨出高さは、クリップ部材53による
保持面から膨出した中空板の頂点までの距離である。
【0043】図7は、容器成形金型として、容器成形キ
ャビティーを形成する雄金型と雌金型とを使用した容器
製造装置の例を示した。この装置においては、図2の製
造装置と比較して、中空板に関して雄金型22の反対
側、即ち高圧側となる減圧室外側に雌金型31が設けら
れている点が異なる。
ャビティーを形成する雄金型と雌金型とを使用した容器
製造装置の例を示した。この装置においては、図2の製
造装置と比較して、中空板に関して雄金型22の反対
側、即ち高圧側となる減圧室外側に雌金型31が設けら
れている点が異なる。
【0044】雌金型31にも減圧孔33が設けられてお
り、減圧孔33は減圧支流路35a、減圧流路35bを
通じて真空手段VMに接続することにより、中空板と雌
金型31表面の間を減圧にすることができるように構成
されている。
り、減圧孔33は減圧支流路35a、減圧流路35bを
通じて真空手段VMに接続することにより、中空板と雌
金型31表面の間を減圧にすることができるように構成
されている。
【0045】雌金型31も、雄金型22の場合と同様
に、油圧シリンダーに接続された金型支持台(図示せ
ず)に装着され、進出位置と退避位置の間に出退自在に
構成されている。
に、油圧シリンダーに接続された金型支持台(図示せ
ず)に装着され、進出位置と退避位置の間に出退自在に
構成されている。
【0046】図7においては、雄金型22、雌金型31
が退避位置に後退し、ヒーター28が中空板1の近傍に
進出し、中空板を加熱して軟化させる加熱工程が示され
ている。
が退避位置に後退し、ヒーター28が中空板1の近傍に
進出し、中空板を加熱して軟化させる加熱工程が示され
ている。
【0047】図7に示した装置を使用した膨出工程は図
2に示した装置を使用した場合(図3)と同じでよく、
雄金型22が高圧側に進出する状況も図4に示した状況
と同様である。
2に示した装置を使用した場合(図3)と同じでよく、
雄金型22が高圧側に進出する状況も図4に示した状況
と同様である。
【0048】図8は、図7の加熱工程終了後雄金型22
が軟化した中空板1にその膨出頭部から当接し、中空板
と雄金型の関係において図4に示したのと同様な状態か
らさらに雄金型22を雌金型31側に移動させて嵌合
し、容器の形状の所定の成形キャビティーを形成し、第
1賦形工程、第2賦形工程を行った状態を示す。
が軟化した中空板1にその膨出頭部から当接し、中空板
と雄金型の関係において図4に示したのと同様な状態か
らさらに雄金型22を雌金型31側に移動させて嵌合
し、容器の形状の所定の成形キャビティーを形成し、第
1賦形工程、第2賦形工程を行った状態を示す。
【0049】第6図に示したように、雄金型に中空板1
を被覆して第1賦形工程(3)を行った後、雄金型22
と雌金型31とを嵌合させ、第2賦形工程(3’)を行
ってもよく、中空板1を雄金型22により金型内に押し
込むようにして成形キャビティー内に収容し、第1賦形
工程(3)と第2賦形工程(3’)を同時に行ってもよ
い。
を被覆して第1賦形工程(3)を行った後、雄金型22
と雌金型31とを嵌合させ、第2賦形工程(3’)を行
ってもよく、中空板1を雄金型22により金型内に押し
込むようにして成形キャビティー内に収容し、第1賦形
工程(3)と第2賦形工程(3’)を同時に行ってもよ
い。
【0050】冷却後に脱型し、不要な中空板部分をトリ
ミング除去することにより容器の製造が完了する。容器
1の端縁7を形成する金型部分に、いわゆる食い切り部
を設け、成形と同時にトリミングを行うことも好適な態
様である。
ミング除去することにより容器の製造が完了する。容器
1の端縁7を形成する金型部分に、いわゆる食い切り部
を設け、成形と同時にトリミングを行うことも好適な態
様である。
【0051】上記の例においては、成形金型とヒーター
28がいずれも加熱位置と退避位置の間を移動する構成
が示されているが、かかる構成に代えて、例えば原料で
ある中空板1をクリップ部材53で把持したまま移動可
能な構成とし、ヒーター28を固定して配設した加熱ゾ
ーンと金型を配設した成形ゾーンとを設け、加熱ゾーン
で中空板1を加熱した後に成形ゾーンへ移動させ、この
成形ゾーンで図4〜図7に例示されたように成形する構
成であってもよい。
28がいずれも加熱位置と退避位置の間を移動する構成
が示されているが、かかる構成に代えて、例えば原料で
ある中空板1をクリップ部材53で把持したまま移動可
能な構成とし、ヒーター28を固定して配設した加熱ゾ
ーンと金型を配設した成形ゾーンとを設け、加熱ゾーン
で中空板1を加熱した後に成形ゾーンへ移動させ、この
成形ゾーンで図4〜図7に例示されたように成形する構
成であってもよい。
【0052】クリップ部材53は中空板1を数点、好ま
しくは4点で挟持するものであってもよく、対向する2
辺ないし4辺で挟持してもよく、また円形、4角形等の
枠体状のクリップであってもよい。中空板は1個のクリ
ップ部材で挟持してもよく、同一又は異なった複数のク
リップ部材で挟持してもよい。
しくは4点で挟持するものであってもよく、対向する2
辺ないし4辺で挟持してもよく、また円形、4角形等の
枠体状のクリップであってもよい。中空板は1個のクリ
ップ部材で挟持してもよく、同一又は異なった複数のク
リップ部材で挟持してもよい。
【0053】雌金型31の減圧孔33は図7においては
容器の底部の端に2個、容器の側壁部中央近辺に2個
が、また雄金型22の減圧孔25は容器の側壁部上端に
2個、それぞれ設けられているが、これに限定されるも
のではなく、製品の形状に応じて適宜設定される。
容器の底部の端に2個、容器の側壁部中央近辺に2個
が、また雄金型22の減圧孔25は容器の側壁部上端に
2個、それぞれ設けられているが、これに限定されるも
のではなく、製品の形状に応じて適宜設定される。
【0054】本発明の容器は、各種小物製品、部品を入
れる容器、トレー類、食品容器等であり、容器形状とし
ては開口部の形状が円形、楕円形、四角形、六角形等の
ものが例示される。
れる容器、トレー類、食品容器等であり、容器形状とし
ては開口部の形状が円形、楕円形、四角形、六角形等の
ものが例示される。
【0055】容器の開口部にはフランジ状の縁部が設け
られていてもよく、また蓋が設けられていてもよい。
られていてもよく、また蓋が設けられていてもよい。
【図1】熱可塑性樹脂中空容器の製造原料の中空板の例
を示した断面図
を示した断面図
【図2】容器の製造装置の例とこの装置に中空板を供給
し、ヒーターを進出させた状態示した縦断側面図
し、ヒーターを進出させた状態示した縦断側面図
【図3】容器製造方法における膨出工程の例を示した断
面図
面図
【図4】雄金型が軟化した中空板を被覆しつつ高圧側に
進出した状態を示した図
進出した状態を示した図
【図5】雄金型の成形面が中空板により覆われた状態を
示した図
示した図
【図6】中空板と雄金型の間を減圧にした賦形工程を示
した図
した図
【図7】雄金型と雌金型とを設けた熱可塑性樹脂中空容
器製造装置の例及び該製造装置を使用した加熱工程を示
した縦断側面図
器製造装置の例及び該製造装置を使用した加熱工程を示
した縦断側面図
【図8】雄金型と雌金型を設けた熱可塑性樹脂中空容器
製造装置を使用した賦形工程を示した図
製造装置を使用した賦形工程を示した図
1 熱可塑性樹脂中空板 40 熱可塑性樹脂中空容器 41 底部 42 側壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 24:00 B65D 1/00 D Fターム(参考) 3E033 AA08 BA16 DC04 DD01 FA01 FA03 3E075 BA30 BA33 CA01 DC24 DC37 DC44 GA03 4F208 AA11 AC03 AG28 MA01 MB01 MC02 MC03 MG01 MG22 MH06 MJ22 MK20
Claims (5)
- 【請求項1】 側壁部と底部とが連続して形成され、少
なくとも前記側壁部と前記底部とが一対のライナー部間
に複数のリブを設けた熱可塑性樹脂中空板からなること
を特徴とする熱可塑性樹脂容器。 - 【請求項2】 絞り比(容器高さ/容器開口部の最小寸
法)が0.2以上、2以下である請求項1に記載の熱可
塑性樹脂容器。 - 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂がポリプロピレン系樹
脂である請求項1又は2に記載の熱可塑性樹脂容器。 - 【請求項4】 容器の内部形状を有する雄金型を使用
し、下記(1)〜(4)の工程を有することを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂容器の
製造方法。 (1)一対のライナー部間に複数のリブを設けた熱可塑
性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により挟持・固定し
た状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設された前記雄金型を膨出した前記中
空板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外
面に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金
型の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型
に密着させて容器に成形する賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程 - 【請求項5】 容器の形状を有する雄金型と雌金型とを
使用し、下記(1)〜(4)の工程を有することを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂容
器の製造方法。 (1)一対のライナー部間に複数のリブを設けた熱可塑
性樹脂中空板の周縁をクリップ部材により挟持・固定し
た状態で前記中空板を加熱軟化させる加熱工程 (2)前記中空板の両面側に圧力差を形成し、加熱軟化
された前記中空板を低圧側に膨出させる膨出工程 (3)低圧側に配設した前記雄金型を膨出した前記中空
板に当接させ、高圧側に移動させつつ前記雄金型の外面
に前記中空板を当接すると共に前記中空板と前記雄金型
の間を減圧することにより、前記中空板を前記雄金型に
密着させて容器に成形する第1賦形工程 (3’)前記雄金型と高圧側に配設した前記雌金型とを
嵌合して容器成形キャビティーを形成させ、前記中空板
と前記雌金型の間を減圧することにより、前記中空板を
前記雌金型に密着させる第2賦形工程 (4)成形された前記容器を取り出す脱型工程
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150724A JP2001328615A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 熱可塑性樹脂容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150724A JP2001328615A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 熱可塑性樹脂容器及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001328615A true JP2001328615A (ja) | 2001-11-27 |
Family
ID=18656377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000150724A Pending JP2001328615A (ja) | 2000-05-23 | 2000-05-23 | 熱可塑性樹脂容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001328615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223096A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱可塑性樹脂シートの成形方法およびこの成型方法で得られた成形品 |
JP2014205518A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 中本パックス株式会社 | 断熱食品容器及びその製造方法 |
-
2000
- 2000-05-23 JP JP2000150724A patent/JP2001328615A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223096A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 熱可塑性樹脂シートの成形方法およびこの成型方法で得られた成形品 |
JP2014205518A (ja) * | 2013-04-16 | 2014-10-30 | 中本パックス株式会社 | 断熱食品容器及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070112 |