JP2001328548A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2001328548A
JP2001328548A JP2000151531A JP2000151531A JP2001328548A JP 2001328548 A JP2001328548 A JP 2001328548A JP 2000151531 A JP2000151531 A JP 2000151531A JP 2000151531 A JP2000151531 A JP 2000151531A JP 2001328548 A JP2001328548 A JP 2001328548A
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JP
Japan
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pinion shaft
shaft
electric power
rack
pinion
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JP2000151531A
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English (en)
Inventor
Osamu Sano
修 佐野
Masaki Arima
雅規 有馬
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い出力が可能で、取付容易、かつ、安価な
電動パワーステアリング装置を提供する。 【解決手段】 手動操舵力は第1ピニオン軸6からラッ
ク軸2に、電動操舵力は第2ピニオン軸9からラック軸
2に、それぞれ伝えられる。第1ピニオン軸6の軸線A
1と、第2ピニオン軸9の軸線A2とは、ラック軸2の
中心線CLに対して略線対称の関係にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動パワーステア
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ラック
・ピニオン式の電動パワーステアリング装置には、主と
して、ステアリングコラムに対してモータにより電動操
舵力を付加するコラムタイプのものと、ピニオン軸に電
動操舵力を付加するピニオンタイプのものと、ラック軸
と同軸的に配置したモータによりラック軸に電動操舵力
を付加するラック同軸タイプのものとがある。しかし、
コラムタイプ及びピニオンタイプの電動パワーステアリ
ング装置は、負荷がラック・ピニオンに集中するため、
ラック歯及びピニオン歯の強度からラック軸の出力が制
限され、8000N程度が出力の限界値となる。従っ
て、これを超える高出力は確保できないという問題点が
ある。また、当該電動パワーステアリング装置は、モー
タがかなり大きいため車体への取付が容易でないという
問題点もある。一方、ラック同軸タイプの電動パワース
テアリング装置では、上記限界値を上回る高出力が可能
であるが、その半面、モータが特殊仕様であるため非常
に高価であるという問題点がある。
【0003】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、高い出力が可能で、取付容易、かつ、安価な電動パ
ワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電動パワーステ
アリング装置は、車両の幅方向における一方側に設けら
れ、手動操舵力により回転駆動される第1ピニオン軸
と、前記幅方向における他方側に設けられたモータと、
前記他方側に設けられ、前記モータにより回転駆動され
る第2ピニオン軸と、前記第1ピニオン軸及び第2ピニ
オン軸と噛合して直線運動し、操舵輪を操舵するラック
軸とを備え、前記第1ピニオン軸の軸線と前記第2ピニ
オン軸の軸線とは、前記ラック軸に直交する中心線に対
して略線対称に配置されていることを特徴とするもので
ある(請求項1)。
【0005】上記のように構成された電動パワーステア
リング装置では、手動操舵力は第1ピニオン軸から、電
動操舵力は第2ピニオン軸から、それぞれラック軸に伝
えられる。すなわち、ラックアシストタイプの2ピニオ
ン構成となる。また、2つのピニオン軸の軸線が略線対
称に配置されることにより、左右どちらのハンドルにも
対応できるように予め確保されている他方の車両内空間
に、第2ピニオン軸及びモータを配置することができ
る。また、モータは、第2ピニオン軸を回転駆動するだ
けであり、特殊仕様は要求されない。
【0006】また、上記電動パワーステアリング装置に
おいて、第1ピニオン軸及び第2ピニオン軸は、車両前
方又は車両後方から見て逆さハの字状に配置されていて
もよい(請求項2)。この場合、第1ピニオン軸からス
テアリングホイール等への接続が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
る電動パワーステアリング装置を車両の後方側から見た
図である。図において、車両の幅方向(図の左右方向)
に延びる円筒状のハウジング1内には、ラック軸2が軸
方向に移動可能に保持されている。ラック軸2には、ラ
ック2a及び2bが一体的に形成されている。ラック軸
2の両端部には、ブーツ4で覆われたボールジョイント
3を介して、サイドロッド5が接続されている。サイド
ロッド5の先には図示しない操舵輪が取り付けられてい
る。車両の幅方向における左側には、左ハンドル(図示
せず。)から手動操舵力により回転駆動される第1ピニ
オン軸6が設けられている。第1ピニオン軸6の下部に
は、図示しないピニオンが一体的に形成されている。第
1ピニオン軸6は、当該ピニオンにおいてラック軸2の
ラック2aと噛合しており、ラック軸2の直線運動によ
り操舵輪が操舵される。第1ピニオン軸6の軸線A1
は、ラック軸2に直交する平面S1に対して、外側に所
定の角度θ1だけ傾斜している。
【0008】一方、車両の幅方向における右側には、モ
ータ(電動モータ)7、減速機8及び第2ピニオン軸9
が設けられている。モータ7の出力軸(図示せず。)は
減速機8を介して第2ピニオン軸9と接続されており、
第2ピニオン軸9の下部には、図示しないピニオンが一
体的に形成されている。第2ピニオン軸9は、当該ピニ
オンにおいてラック軸2のラック2bと噛合している。
第2ピニオン軸9は、その軸線A2が、ラック軸2に直
交する中心線、すなわち車両の幅方向の中心線CLに対
して第1ピニオン軸6と略線対称になるように、配置さ
れている。従って、第2ピニオン軸9の軸線A2は、ラ
ック軸2に直交する平面S2に対して、第1ピニオン軸
6とは互いに反対方向の外側に所定の角度θ2だけ傾斜
している。また、モータ7及び減速機8の出力軸線も、
第2ピニオン軸の軸線A2と一致している。
【0009】上記角度θ1及びθ2は、0度〜35度の
範囲の値である。但し、第1ピニオン軸6からステアリ
ングホイール等(図示せず。)への接続を容易にするた
めには、10度〜25度とすることが好ましい。この場
合、第1ピニオン軸6の軸線A1と第2ピニオン軸9の
軸線A2とは、車両後方又は前方から見て、逆さ「ハ」
の字状になる。また、上記「略線対称」とは、本実施形
態では、角度θ1及びθ2の差(絶対値の差)が10度
以内であることをいう。但し、好ましくは、5度以内で
ある。
【0010】上記モータ7、減速機8及び第2ピニオン
軸9は、右ハンドルの場合に入力軸としてのピニオン軸
等を収めるため予め確保されている空間に配置される。
すなわち、車両内部のレイアウトは、左右どちらのハン
ドルにも対応できるように予め空間が確保されているの
で、空いている右ハンドル取付用の空間を有効利用して
モータ7等を配置するのである。従って、モータ7等の
取付空間を別途確保する必要がなくなり、これらのレイ
アウトが容易になる。モータ7等を上記のように配置す
ることができるのは、上記略線対称の配置によるもので
ある。さらに、上記略線対称の配置により、第1ピニオ
ン軸6の周りがコンパクトになるので、当該電動パワー
ステアリング装置は、車体への取付が容易である。ま
た、上記モータ7は、ハウジング1の外から減速機8及
び第2ピニオン軸9を回転駆動するだけであるから、特
殊仕様は要求されず、量産されている標準品のうちから
コンパクトなものを選択すればよい。従って、ラック同
軸タイプの電動パワーステアリング装置に用いられる特
殊なモータに比べて、大幅なコストダウンが可能とな
る。
【0011】なお、本実施形態は左ハンドル車に搭載さ
れる電動パワーステアリング装置を示しているが、右ハ
ンドル車の場合には、図1と左右が逆の配置になる。そ
の場合、中心線CLを中心に図1と左右逆配置になるよ
うに、設計を行えばよい。従って、設計が容易である。
【0012】上記のように構成された電動パワーステア
リング装置において、手動操舵力により第1ピニオン軸
6が回転駆動されると、これに応じてモータ7が駆動さ
れ、減速機8を介して第2ピニオン軸9が回転する。こ
れにより、ラック軸2は手動操舵力及びこれを補助する
電動操舵力によって直線運動し、操舵輪が操舵される。
電動操舵力は、手動操舵力とは異なるラック・ピニオン
を介してラック軸2に付加されるため、一箇所のラック
・ピニオンに過大な負荷がかかることはない。これによ
り、ラック軸2の出力は1000Nを越えて使用可能で
ある。
【0013】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の電動パワーステアリング装置
によれば、手動操舵力と電動操舵力とが別々のピニオン
軸からラック軸に伝えられるので、ラック軸の高出力化
が可能になる。また、2つのピニオン軸の軸線が略線対
称に配置されることにより、左右どちらのハンドルにも
対応できるように予め確保されている他方の車両内空間
に、第2ピニオン軸及びモータを配置することができ
る。従って、第2ピニオン軸やモータの取付空間を別途
確保する必要がなくなるとともに、第1ピニオン軸の周
りがコンパクトになるので、当該電動パワーステアリン
グ装置は車体への取付が容易である。また、モータには
特殊仕様は要求されないので、コストダウンが可能とな
る。
【0014】請求項2の電動パワーステアリング装置に
よれば、第1ピニオン軸からステアリングホイール等へ
の接続が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電動パワーステアリ
ング装置を車両の後方側から見た図である。
【符号の説明】
2 ラック軸 6 第1ピニオン軸 7 モータ 9 第2ピニオン軸 A1,A2 軸線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の幅方向における一方側に設けられ、
    手動操舵力により回転駆動される第1ピニオン軸と、 前記幅方向における他方側に設けられたモータと、 前記他方側に設けられ、前記モータにより回転駆動され
    る第2ピニオン軸と、 前記第1ピニオン軸及び第2ピニオン軸と噛合して直線
    運動し、操舵輪を操舵するラック軸とを備え、 前記第1ピニオン軸の軸線と前記第2ピニオン軸の軸線
    とは、前記ラック軸に直交する中心線に対して略線対称
    に配置されていることを特徴とする電動パワーステアリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】前記第1ピニオン軸及び第2ピニオン軸
    は、車両前方又は車両後方から見て逆さハの字状に配置
    されている請求項1記載の電動パワーステアリング装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035369A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Nsk Ltd. 電動パワーステアリング装置
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US7380634B2 (en) 2003-05-28 2008-06-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric power steering apparatus for vehicle and method for installing the same on vehicle

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