JP2001327147A - 電磁駆動モータ - Google Patents

電磁駆動モータ

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JP2001327147A
JP2001327147A JP2000141202A JP2000141202A JP2001327147A JP 2001327147 A JP2001327147 A JP 2001327147A JP 2000141202 A JP2000141202 A JP 2000141202A JP 2000141202 A JP2000141202 A JP 2000141202A JP 2001327147 A JP2001327147 A JP 2001327147A
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JP
Japan
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magnetic pole
stator yoke
coil
rotor
magnet
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JP2000141202A
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Youko Goka
洋子 五箇
Toyonari Sasaki
豊成 佐々木
Takashi Suzuki
隆司 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】小電流で大きなトルクを得られ、小型で低コス
トなスペースを有効に使用した新タイプの電磁駆動モー
タを提供する。 【解決手段】円柱形状に形成され、外周面を2×m(m
は2以上の整数)に分割して異なる磁極に交互に着磁し
た第一のマグネット1aと、第一のマグネットの外周面
に対向する第一の磁極と第二の磁極を持ち、第一の磁極
と第二の磁極の中心がロータ1の中心軸に対してa1×
180/m度(a1は奇数)になるように配置した第一
のステータヨーク3と、第一のマグネット1aの外周面
に対向する第三の磁極と第四の磁極を持ち、第三の磁極
と前記第四の磁極の中心がロータ1の中心軸に対してa
2×180/m度(a2は奇数)になるように配置した
第二のステータヨーク4とを設ける。第一のステータヨ
ーク3と第二のステータヨーク4は、第一の磁極と第四
の磁極を隣り合わせ、第一の磁極と第四の磁極の中心が
ロータ1の中心軸に対してa3×180/m度(a3は
奇数)になるように配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁駆動モータの構成
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁駆動モータとしては、特開平
3−207254で示すようなものがあった。図9にそ
の一部の断面図を示す。図9中の101はロータ、10
1aはマグネット、102は第一のステータヨークであ
り、102a、102bはその磁極部、103は第二の
ステータヨークであり、103a、103bはその磁極
部、104は第一のコイル、105は第二のコイルであ
る。尚、各々の詳細は特開平3−207254で述べら
れているので省略する。本モータ(ステッピングモー
タ)は、ステータヨーク及びコイルがロータの回転軸に
垂直な二方向に配置されており、各方向のステータヨー
ク及びコイルが同時期には単独でロータを駆動してい
る。
【0003】尚、ここでは、ロータ101、第一のステ
ータヨーク102、第一のコイル104によって構成し
ている相をA相と呼び、ロータ101、第二のステータ
ヨーク103、第二のコイル105によって構成してい
る相をB相と呼ぶ。又、図9には示していないが、本モ
ータは、モータ出力部であるロータ軸を突出させ、その
突出したロータ軸に回転出力部材、例えばギアを設けて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ータでは、各方向のステータヨーク及びコイルが同時期
にはいずれか一方だけ(A相またはB相)が単独でロー
タを駆動するように構成されており、各々が小さな回転
力しか与えない事から、小さな駆動力しか与えられなか
った。この事を具体的に図9を用いて、A相を例にして
説明する。
【0005】図9の矢印は、第一のコイル104を通電
して磁極部102aをN極に、磁極部102bをS極に
励磁した時の主要な磁束の流れを示している。第一のコ
イル104が発生する主要な磁束は、第一のステータヨ
ーク102の磁極部102aからマグネット101aを
挟む空隙を通って第一のステータヨーク102の磁極部
102bを経て第一のステータヨーク102内を通り、
磁極部102aに戻るループを描く。
【0006】上記磁束の中でロータの回転に寄与するの
はマグネット101aを横切る磁束であり、回転力はマ
グネット101aを横切る磁束の量及びその磁束が横切
るロータのマグネット101aの磁極の数にほぼ比例す
る。ここで、コイルが発生する磁束は、マグネット10
1aの二つの磁極を横切るだけであり、それは八つの磁
極を持つマグネット101aの1/4(八つの内の二
つ)にすぎない。その結果、このステッピングモータは
大きさのわりには小さな駆動力しか得られなかった。こ
の事はB相を駆動する場合も同様に言える。そこで、コ
イルに電流を多く流したり、コイルの巻数を増やしたり
する事で、マグネット101aを横切る磁束の量を増や
し、大きな駆動力を得ていた。しかし、それによって、
高電圧の電源が必要だったり、発熱量が多くなったり、
コストがかかったり、コイルの巻数が増える事でモータ
が厚くなったりしていた。
【0007】又、モータに対して回転出力部が突出して
いるので、製品に搭載する際には、そのモータ出力部を
避けるように設計しなくてはならず、設計の自由度を著
しく妨げてしまうという問題点もあった。
【0008】したがって、本発明の目的は、小電流で大
きなトルクを得られ、小型で低コストな新タイプの電磁
駆動モータを提供することにある。
【0009】又、シンプルでスペースを有効に使用した
新タイプの電磁駆動モータを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明は、第1に、ほぼ円柱形状に形成され、外周
面を2×m(mは2以上の整数)に分割して異なる磁極
に交互に着磁した第一のマグネットと、前記第一のマグ
ネットの外周面に対向する第一の磁極と第二の磁極を持
ち、前記第一の磁極と前記第二の磁極の中心がロータの
中心軸に対してa1×180/m度(a1は奇数)にな
るように配置した第一のステータヨークと、前記第一の
マグネットの外周面に対向する第三の磁極と第四の磁極
を持ち、前記第三の磁極と前記第四の磁極の中心がロー
タの中心軸に対してa2×180/m度(a2は奇数)
になるように配置した第二のステータヨークとを設け、
前記第一のステータヨークと前記第二のステータヨーク
は、前記第一の磁極と前記第四の磁極を隣り合わせ、前
記第一の磁極と前記第四の磁極の中心がロータの中心軸
に対してa3×180/m度(a3は奇数)になるよう
に配置し、前記第一の磁極と前記第三の磁極を同極に励
磁し、前記第二の磁極と前記第四の磁極を同極に励磁す
るコイルを設ける。
【0011】又、前記第一のマグネットと同一軸上に、
ほぼ円柱形状に形成され、外周面を2×m(mは2以上
の整数)に分割して前記第一のマグネットと着磁位相を
180/(2×m)度ずらして異なる極性に交互に着磁
した第二のマグネットと、前記第二のマグネットの外周
面に対向する第五の磁極と第六の磁極を持ち、前記第五
の磁極と前記第六の磁極の中心がロータの中心軸に対し
てa4×180/m度(a4は奇数)になるように配置
した第三のステータヨークと、前記第二のマグネットの
外周面に対向する第七の磁極と第八の磁極を持ち、前記
第七の磁極と前記第八の磁極の中心がロータの中心軸に
対してa5×180/m度(a5は奇数)になるように
配置した第四のステータヨークとを設け、前記第三のス
テータヨークと前記第四のステータヨークは、前記第五
の磁極と前記第八の磁極を隣り合わせ、前記第五の磁極
と前記第八の磁極の中心がロータの中心軸に対してa6
×180/m度(a6は奇数)になるように配置し、前
記第五の磁極と前記第七の磁極を同極に励磁し、前記第
六の磁極と前記第八の磁極を同極に励磁するコイルを設
ける。
【0012】本構成により、前記第一のステータヨーク
と、前記第二のステータヨークと、前記第一のコイル、
前記第二のコイルが同時期に前記ロータを駆動し、前記
第三のステータヨークと、前記第四のステータヨーク
と、前記第三のコイル、前記第四のコイルが同時期に前
記ロータを駆動することで大きなトルクが得られる。
【0013】本発明は、第2に、前述の発明において、
a1、a2、a3、a4の値が全て1にしたものであ
る。
【0014】本構成により、コイルの発生する磁束の大
部分がロータであるマグネットの磁極の大部分を横切っ
てトルクを生み出す事から、マグネットを有効に利用で
きるので、モータの大きさに見合った大きな回転力を得
る事が出来る。
【0015】本発明は、第3に、前述の発明において、
a1とa2の値が等しく3以上であり、a4とa5の値
は等しく3以上にしたものである。
【0016】本構成により、各相のコイルの長手方向で
ロータを挟む事が出来で、モータの形状を小さく出来る
ので、小型の電磁駆動モータとなる。
【0017】本発明は、第4に、前述の発明において、
a1とa2の値が異なり、a4とa5の値が異なる場合
である。
【0018】本構成により、左右非対称な構成になるの
で、左右非対称のモータスペースにモータを設定するに
は最適となる。
【0019】本発明は、第5に、前述のすべての発明に
おいて、前記コイルは、第一のコイルと、第二のコイル
と、第三のコイルと、第四のコイルとから成り、前記第
一のステータヨークと、前記第二のステータヨークと、
前記第三のステータヨークと、前記第四のステータヨー
クは、各々の磁極から根元部にかけての太さが前記第一
のコイル、前記第二のコイル、前記第三のコイル、前記
第四のコイルの各々の穴の大きさと同じ又はそれより細
い形状をしており、前記第一のステータヨークの一つの
磁極を前記第一のコイルに挿入する事で前記第一の磁極
及び前記第二の磁極を励磁し、前記第二のステータヨー
クの一つの磁極を前記第二のコイルに挿入する事で前記
第三の磁極及び前記第四の磁極を励磁し、前記第三のス
テータヨークの一つの磁極を前記第三のコイルに挿入す
る事で前記第五の磁極及び前記第六の磁極を励磁し、前
記第四のステータヨークの一つの磁極を前記第四のコイ
ルに挿入する事で前記第七の磁極及び前記第八の磁極を
励磁した。
【0020】本構成により、シンプルな構成になるの
で、容易に組み立てる事が出来る。
【0021】本発明は、第6に、ほぼ円柱形状に形成さ
れ、外周面を2×m(mは2以上の整数)に分割して異
なる極性に交互に着磁した第一のマグネットと、前記第
一のマグネットの外周面に対向する二つの磁極を持ち、
磁極の中心がロータの中心軸に対してb1×180/m
度(b1は奇数)になるように配置したc個(cは1以
上m以下の整数)のステータヨークと、前記第一のステ
ータヨークから第cのステータヨークは、各々隣り合っ
ている磁極の中心がロータの中心軸に対してb2×18
0/m度(b2は奇数)になるように配置し、各々隣り
合う磁極を異極に励磁するコイルを設ける。
【0022】又、前記第一のマグネットと同一軸上に、
ほぼ円柱形状に形成され、外周面を2×m(mは2以上
の整数)に分割して前記第一のマグネットと着磁位相を
180/(2×m)度ずらして異なる極性に交互に着磁
した第二のマグネットと、前記第一のマグネットの外周
面に対向する二つの磁極を持ち、各々の磁極の中心がロ
ータの中心軸に対してb3×180/m度(b3は奇
数)になるように配置したc個(cは1以上m以下の整
数)のステータヨークと、前記第一のステータヨークか
ら第cのステータヨークは、各々隣り合っている磁極の
中心がロータの中心軸に対してb4×180/m度(b
4は奇数)になるように配置し、各々隣り合う磁極を異
極に励磁するコイルを設ける。
【0023】本構成により、前記2×c個のステータヨ
ークと、前記2×c個のコイルが同時期に前記ロータを
駆動することで大きなトルクが得られる。又、コイルの
発生する磁束の大部分がロータであるマグネットの磁極
の大部分を横切ってトルクを生み出す事から、マグネッ
トを有効に利用できるので、モータの大きさに見合った
大きな回転力を得る事が出来る。
【0024】本発明は、第7に、直前に述べた発明にお
いて、前記コイルは、2×c個のコイルから成り、前記
2×c個のステータヨークは、各々の磁極から根元部に
かけての太さが2×c個の各々のコイルの穴の大きさと
同じ又はそれより細い形状をしており、前記2×c個の
ステータヨークは各々の一つの磁極を各コイルに挿入す
る事で各ステータヨークの二つの磁極を励磁する。
【0025】本構成により、シンプルな構成になるの
で、容易に組み立てる事が出来る。
【0026】本発明は、第8に、前述のすべての発明に
おいて、前記ロータである前記第一のマグネット及び前
記第二のマグネットのスラスト方向の間に回転出力部を
設け、本回転出力部より回転力を取り出した。本構成に
より、モータの形状が完全なフラットになると共に、小
型な電磁駆動モータとなる。
【0027】
【実施例】(実施例1)図1〜図4は本発明の実施例1
のステッピングモータを示す図であり、そのうち、図1
はステッピングモータの分解斜視図、図2はステッピン
グモータの組み立て後を図1の視点Pから見た断面図、
図3は図2のI〜II線での断面図、図4は図2のI〜II線
の断面図及びIII〜IV線の断面図である。
【0028】図1及び図2において、1は第一のロータ
であり、円柱形状のマグネット部1aに回転軸1b、回
転軸1c、回転出力部となるギア1d、軸部1eを一体
成形している。マグネット部1aの外周面は円周方向に
2×m分割(mは2以上の整数、本実施例はmは2とし
て、四分割)してS極、N極を交互に着磁している。2
は第2のロータを形成する円柱形状のマグネットであ
り、その外周面を円周方向に2×m分割(4分割)してS
極、N極を交互に着磁し、中心部には穴部2aを有して
いる。第一のロータ1と第二のロータ2は、第一のロー
タ1の軸部1eを第二のロータ2の穴部2aに挿入する
ことによって固着する。これにより、ロータの回転軸方
向のスラスト中心部にギア1dを有し、且つ外周面に着
磁部を持つ円柱形状のマグネット部をギア1dのスラス
ト部の上下に持ったロータαが構成される。尚、第二の
ロータ2は、その着磁磁極の位置が第一のロータ1のマ
グネット部1aの着磁磁極の位置に対して位相を180
/(2×m)度(45度)ずれるように固着する。
【0029】図1において、3は軟磁性体で形成された
第一のステータヨークであり、磁極部3a、3bを有し
ており、各々の先端は第一のロータ1のマグネット部1
aの外周面と平行に対向するように凹形状をしている。
磁極部3aと磁極部3bの位置は、図3に示すように各
々の磁極部の中心3ac、3bcが第一のロータ1の中
心軸に対して180/m度(本実施例は、90度)にな
るようにする。又、磁極部3aの根元部を3cとする
と、磁極部3aから根元部3cにかけての太さは同じに
している。更に、第一のステータヨーク3には、位置決
め用の穴3d、3eを設けている。
【0030】7は第一のコイルであり、第一のステータ
ヨーク3の磁極部3a及び根元部3cの太さと同じ大き
さの穴部7aを有している。ステータヨーク3の磁極部
3aから根元部3cにかけての太さを同じにしている事
から、穴部7aに磁極部3aを挿入し、磁極部3a及び
磁極部3bを励磁する。
【0031】4は第一のステータヨーク3と同じ部品に
よって構成された第二のステータヨークであり、磁極部
4a、4bを有しており、各々の先端は第一のロータ1
のマグネット部1aの外周面と平行に対向するように凹
形状をしている。磁極部4aと磁極部4bの位置は、図
3に示すように各々の磁極部の中心4ac、4bcが第
一のロータ1の中心軸に対して180/m度(本実施例
は、90度)になるようにする。又、磁極部4aの根元
部を4cとすると、磁極部4aから根元部4cにかけて
の太さは同じにしている。更に、第二のステータヨーク
4には、位置決め用の穴4d,4eを設けている。
【0032】8は第一のコイルであり、第二のステータ
ヨーク4の磁極部4a及び根元部4cの太さと同じ大き
さの穴部8aを有している。ステータヨーク4の磁極部
4aから根元部4cにかけての太さを同じにしている事
から、穴部8aに磁極部4aを挿入し、磁極部4a及び
磁極部4bを励磁する。
【0033】第一のステータヨーク3と第二のステータ
ヨーク4の位置は、同一面内で図3に示すように磁極部
の中心3ac、4acが第一のロータ1の中心軸に対し
て180/m度(本実施例は、90度)になるように配
置する。これによって、磁極部の中心3bc、4bcは
第一のロータ1の中心軸に対して360−3×180/
m度(本実施例は、90度)になるように配置される。
【0034】尚、第一のコイル7及び第二のコイル8の
通電は、常に第一のステータヨーク3の磁極部3aと第
二のステータヨーク4の磁極部4bが同極になり、第一
のステータヨーク3の磁極部3bと第二のステータヨー
ク4の磁極部4aが同極になるようにする。
【0035】以上、説明した図1における第一のロータ
1、第一のステータヨーク3、第二のステータヨーク
4、第一のコイル7、第二のコイル8によって、二相タ
イプのステッピングモータとしての第一の相(本実施例
では本相をA相と呼ぶ)を構成している。
【0036】同様に、ステッピングモータの第二の相
(本実施例では本相をB相と呼ぶ)の構成を説明する。
図1において、5は第一のステータヨーク3と同じ部品
を用いて同じ構成にした第三のステータヨークである。
9は第一のコイル7と同じ部品によって構成した第三の
コイルであり、穴部9aに磁極部5aを挿入し、磁極部
5a及び磁極部5bを励磁する。6は第二のステータヨ
ーク4と同じ部品を用いて同じ構成にした第四のステー
タヨークである。10は第二のコイル8と同じ部品によ
って構成した第四のコイルであり、穴部10aに磁極部
6aを挿入し、磁極部6a及び磁極部6bを励磁する。
【0037】第三のステータヨーク5と第四のステータ
ヨーク6の位置関係は、第3図の第一のステータヨーク
3と第二のステータヨーク4の位置関係と同様に、磁極
部の中心5ac、6acが第二のロータ2の中心軸に対
して360−180/m度(本実施例は、90度)にな
るように配置する。これによって、磁極部の中心5b
c、6bcは第二のロータ2の中心軸に対して3×18
0/m度(本実施例は、90度)になるように配置され
る。尚、第三のコイル9及び第四のコイル10の通電
は、常に磁極部5aと磁極部6bが同極になり、磁極部
5bと磁極部6aが同極になるようにする。
【0038】以上、説明した図1における第二のロータ
2、第三のステータヨーク5、第四のステータヨーク
6、第三のコイル9、第四のコイル10によって、二相
タイプのステッピングモータとしての第二の相(B相)
を構成している。又、第三のステータヨーク5は、第一
のステータヨーク3に対してロータαの回転軸方向上に
重なるように配置しており、第四のステータヨーク6
は、第二のステータヨーク4に対してロータαの回転軸
方向上に重なるように配置している。
【0039】図1において、11は非磁性体からなるモ
ータケースであり、位置決め用の穴部11a及び位置決
めピン11b、11c、11d、11e及び爪部11f
を有している。
【0040】12はモータケース11と同様に非磁性体
から成るモータケースの蓋であり、位置決め用の穴部1
2a、12b、12c、12d、12e、12fを有し
ている。
【0041】モータケース11とモータケースの蓋12
により、ロータα、第一のステータヨーク3、第二のス
テータヨーク4、第三のステータヨーク5、第四のステ
ータヨーク6を固定する。以下に固定方法を具体的に説
明する。
【0042】ロータαは、第一のロータ1の回転軸1c
をモータケース11の穴部11aに挿入し、第一のロー
タ1の回転軸1bをモータケースの蓋12の穴部12a
に挿入して、回転可能な状態で固定する。
【0043】第一のステータヨーク3及び第三のステー
タヨーク5は、第三のステータヨーク5の穴部5dと第
一のステータヨーク3の穴部3dを順にモータケース1
1の位置決めピン11bに通して固着し、第三のステー
タヨーク5の穴部5eと第一のステータヨーク3の穴部
3eを順にモータケース11の位置決めピン11cに通
して固着する。尚、この時、第一のステータヨーク3と
第三のステータヨーク5は、第一のロータ1のマグネッ
ト部1aと第二のロータ2の間隔と同じ間隔を空けて固
着する。
【0044】一方、第二のステータヨーク4及び第四の
ステータヨーク6は、第四のステータヨーク6の穴部6
dと第二のステータヨーク4の穴部4dを順にモータケ
ース11の位置決めピン11dに通して固着し、第四の
ステータヨーク6の穴部6eと第二のステータヨーク4
の穴部4eを順にモータケース11の位置決めピン11
eに通して固着する。尚、この時、第二のステータヨー
ク4と第四のステータヨーク6は、第一のロータ1のマ
グネット部1aと第二のロータ2の間隔と同じ間隔を空
けて固着する。
【0045】最後に、モータケース11の上部からモー
タケースの蓋12を合わせる。この時、モータケースの
蓋12に設けた穴部12bにモータケース11に設けた
位置決めピン11bを挿入し、穴部12cに位置決めピ
ン11cを挿入し、穴部12dに位置決めピン11aを
挿入し、穴部12eに位置決めピン11eを挿入して固
着する。更に、モータケース11に設けた爪部11fを
モータケースの蓋12に設けた溝部12fに対して挿入
して固定する。以上のように、モータをモータケース1
1に収めることで、ステッピングモータとしてユニット
化している。
【0046】尚、本発明のステッピングモータの回転出
力の取り出しは、図2にあるように、ギア1dをロータ
αの回転軸方向のスラスト中心部に設ける事で行い、A
相とB相の間隙より、回転出力を取り出す構成となる。
この為、モータの回転出力部に突出がない平らでシンプ
ルな形状になる。これによって、ロータの回転軸方向の
薄型化が可能となる。
【0047】ここで、図1における第一のコイル7、第
二のコイル8、第三のコイル9、第四のコイル10は全
て同形状、同材質でよいので、生産の単純化が図れる。
又、第一のステータヨーク3、第二のステータヨーク
4、第三のステータヨーク5、第四のステータヨーク6
はシンプルな形状をしており、全て同形状、同材質でよ
いので、安価にしかも容易に生産が可能である。更に、
ステータは第一のステータヨーク3を第一のコイル7
に、第二のステータヨーク4を第二のコイル8に、第三
のステータヨーク5を第三のコイル9に、第四のステー
タヨーク6を第四のコイル10に挿入したたけのシンプ
ルな構成なので、組み立てが容易で、低コストのモータ
を提供できる。
【0048】次に、この電磁駆動モータ(ステッピング
モータ)の動作を図4を用いて説明する。図4はステッ
ピングモータの駆動方式として二相駆動を行った場合の
図である。図4において、左側に示す図(a)、
(b)、(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、
(h)は図2のI−II線の断面図であり、第一のロータ
1、第一のステータヨーク3、第二のステータヨーク4
により磁気回路を形成するステッピングモータの一相部
分(本実施例ではA相)を表しており、右側に示す図
(i)、(j)、(k)、(l)、(m)、(n)、
(o)、(p)は図2のIII−IV線の断面図であり、第
二のロータ2、第三のステータヨーク5、第四のステー
タヨーク6により磁気回路を形成するステッピングモー
タのもう一方の一相部分(本実施例ではB相)を表して
いる。又、図4中(a)、(i)は同時点での駆動状態
であり、(b)、(j)は同時点での駆動状態であり、
(c)、(k)は同時点での駆動状態であり、(d)、
(l)は同時点での駆動状態であり、(e)、(m)は
同時点での駆動状態であり、(f)、(n)は同時点で
の駆動状態であり、(g)、(o)は同時点での駆動状
態であり、(h)、(p)は同時点での駆動状態であ
る。以下に、その動作を説明する。
【0049】まず、図4(a),(i)は初期状態であ
る。本状態において、第一のコイル7及び第二のコイル
8に通電して第一のステータヨーク3の磁極部3a、第
二のステータヨーク4の磁極部4bをS極、第一のステ
ータヨーク3の磁極部3b、第二のステータヨーク4の
磁極部4aをN極に励磁する。又、第三のコイル9及び
第四のコイル10に通電して第三のステータヨーク5の
磁極部5a、第四のステータヨーク6の磁極部6bをN
極、第三のステータヨーク5の磁極部5b、第四のステ
ータヨーク6の磁極部6aをS極に励磁する。すると、
ロータαは180/(2×m)度(本実施例は、45
度)時計方向に回転して図4(b)、(j)の状態にな
る。
【0050】ここで、第三のコイル9及び第四コイル1
0の通電方向を反転して、第三のステータヨーク5の磁
極部5a、第四のステータヨーク6の磁極部6bをS
極、第三のステータヨーク5の磁極部5b、第四のステ
ータヨーク6の磁極部6aをN極に励磁し、図4
(c)、(k)の状態にする。すると、ロータαは18
0/(2×m)度(本実施例は、45度)時計方向に回
転して図4(d)、(l)の状態になる。
【0051】ここで、第一のコイル7及び第二のコイル
8の通電方向を逆に反転して、第一のステータヨーク3
の磁極部3a、第二のステータヨーク4の磁極部4bを
N極、第一のステータヨーク3の磁極部3b、第二のス
テータヨーク4の磁極部4aをS極に励磁し、図4
(e)、(m)の状態にする。すると、ロータαは18
0/(2×m)度(本実施例は、45度)時計方向に回
転して図4(f)、(h)の状態になる。ここで、第三
のコイル9および第四のコイル10の通電方向に反転し
て、第三のステータヨーク5の励磁部5a、第四のステ
ータヨーク6の励磁部66をN極、第三のステータヨー
ク5の磁極部5b、第四のステータヨーク6の磁極部6
aをS極に着磁し、図4(g)、(o)の状態にする。ロ
ータαは、180/(2×m)度(本実施例では、45
度)時計方向に反転して図4(h)、(p)なる。
【0052】ここで、第一のコイル7及び第二のコイル
8の通電方向を逆に反転して、第一のステータヨーク3
の磁極部3a、第二のステータヨーク4の磁極部4bを
S極、第一のステータヨーク3の磁極部3b、第二のス
テータヨーク4の磁極部4aをN極に励磁し、図4
(a)、(i)の状態にする。
【0053】以後、このように第一のコイル7、第二の
コイル8、第三のコイル9、第四のコイル10の通電方
向を順次切り換えていく事によってロータαは通電位相
に応じた位置へ回転していく。尚、反時計方向に回転す
る場合は、電流パルスの位相をずらせば良く、容易に出
来る事は明白である。
【0054】次に、本モータが従来のモータと比べて、
高い出力が得られる理由を説明する。図3は、図2のI
−II線での回転時の断面図であり、第一のコイル7のみ
に通電し、磁極部3aをN極に、磁極部3bをS極に励
磁した時の主要な磁束の流れを矢印で示すものである。
【0055】第一のコイル7が発生する磁束の一部は第
一のステータヨーク3の磁極部3aから第一のロータ1
を挟む空隙を通って第一のステータヨーク3の磁極部3
bを経て第一のステータヨーク3内を通り、磁極部3a
に戻るループAを描く。又、一部は第一のステータヨー
ク3の磁極部3aから第一のロータ1を挟む空隙を通っ
て第二のステータヨーク4の磁極部4aを経て第二のス
テータヨーク4内を通り、磁極部4bから第一のロータ
1を挟む空隙を通って第一のステータヨーク3の磁極部
3bを経て第一のステータヨーク3内を通り、磁極部3
aに戻るルーブBを描く。その結果、第一のコイル7の
通電によって第二のステータヨークの磁極部4aはS
極、磁極部4bはN極に励磁される事になる。
【0056】上記磁束の中でロータの回転に寄与するの
はマグネット1aを横切る磁束であり、回転力はマグネ
ット1aを横切る磁束の量及びその磁束が横切る第一の
ロータ1のマグネット1aの磁極の数にほぼ比例する。
本モータでは上記に説明したようにコイルが発生する磁
束は、マグネット1aの四つの磁極を横切っており、即
ち、マグネット1aの全ての磁極(四つの内の四つ)を
横切る事になる。このようにマグネット1aを有効に利
用する事で、第一のロータ1はモータの大きさに見合う
大きな回転力を得る事が出来る。
【0057】次に、ループAとループBの磁束の量を比
較する。まず、ループAとループBの起磁力は同じであ
る。次に各ループの磁気抵抗を考える。ループAの磁気
ギャップに相当する部分は磁極部3aから磁極部3bの
間にある空気とマグネット1aの一箇所である。一方、
ループBの磁気ギャップに相当する部分は磁極部3aか
ら磁極部4a、磁極部4bから磁極部3bの間にある空
気とマグネット1aであって、二箇所である。よってル
ープBの全体の磁気抵抗はループAのそれの約二倍であ
る。従って、ループBの磁束の量はループAのそれの約
半分である。しかしループBはマグネット1aを二度横
切るので、マグネット1aに働く力は二倍になり、これ
によって、ループBがマグネット1aに働きかける力の
総和としてはループAと同じになる。最終的に、ループ
AとループBの二つの磁束が重ね合う事によって、マグ
ネット1aを横切る磁束はループA単独によるものの約
二倍になり、第一のステータヨーク3が単独で存在する
ものと比べ、約二倍の回転力を得る事が出来る。
【0058】これと同様な事が第二のコイル8のみに通
電した場合にも言える。第一のコイル7及び第二のコイ
ル8を共に同時期に通電した場合はこれらの力の重ね合
わせとなり、ループA単独によるものの約四倍大きな回
転力を得る事が出来る。
【0059】これらによって、本実施例のコイルの総起
磁力(コイル7とコイル8の電流×巻数の総和)を図9
の従来例のものと同じにして起動した場合、第一のロー
タ1は従来より約二倍の回転力を得る事が出来る。その
結果、従来(図9に示すA相)と同じ出力が必要な場合
には、従来の1/2のコイルへの通電で駆動可能であ
り、その分、低電圧の電源で済む。
【0060】上記説明と同様な事が本実施例のB相でも
言える。即ち、従来(図9に示すB相)と同じ出力が必
要な場合には従来の1/2のコイルへの通電で駆動可能
であり、その分、低電圧の電源で済む。尚、ここでは、
ロータαが静止状態にある場合について説明したが、回
転状態にある場合も同様な事が言える事は明白である。
【0061】本実施例では、第一のステータヨーク3の
磁極部3a、第二のステータヨーク4の磁極部4a、第
三のステータヨーク5の磁極部5a、第四のステータヨ
ーク6の磁極部6aの磁極部から根元部にかけての太さ
が各々挿入する第一のコイル7の穴部7a、第二のコイ
ル8の穴部8a、第三のコイル9の穴部9a、第四のコ
イル10の穴部10aと同じとしたが、各々の磁極部か
ら根元部にかけての太さが各々の穴部より細くなってい
てもよい。又、本実施例では、回転出力部材にギア1d
を設けたがプーリー等の他の回転出力部材を用いても同
様の効果が得られる。又、本実施例では二相式の駆動例
を挙げたが、第一のコイル7、第二のコイル8、第三の
コイル9、第四のコイル10の通電方法を変更すること
によって、一−二相式等の他の駆動方法でも上記に示し
たものと同様の効果が得られる事は明白である。
【0062】(実施例2)次に、図5を用いて、第二の
実施例について説明する。本実施例は、実施例1と基本
的には同じ構成になっており、実施例1のmが3の場合
である。図5は実施例1の図3に対応し、ステッピング
モータのA相の断面図である。以下に実施例1と異なる
点を説明する。
【0063】13は第一のロータであり、マグネット1
3aの外周面を2×m分割(六分割)して、異なる極性
に交互に着磁している。第二のロータ(不図示)は、そ
の着磁磁極の位置が第一のロータ13のマグネット部1
3aの着磁磁極の位置に対して位相を180/(2×
m)度(30度)すれるように固着している。
【0064】14は第一のステータヨークであり、15
は第二のステータヨークである。第一のステータヨーク
14の磁極部14aと磁極部14bの位置は、各々の磁
極部の中心14ac、14bcが第一のロータ13の中
心軸に対して180/m度(本実施例は、60度)にな
るようにする。第二のステータヨーク15の磁極部15
aと磁極部15bの位置も同様に各々の磁極部の中心1
5ac、15bcが第一のロータ13の中心軸に対して
180/m度(本実施例は、60度)になるようにす
る。
【0065】第一のステータヨーク14と第二のステー
タヨーク15の位置関係は、同一面内で磁極部の中心1
4ac、15acが第一のロータ13の中心軸に対して
180/m度(本実施例は、60度)になるように配置
する。これによって、磁極部の中心14bc、15bc
は第一のロータ13の中心軸に対して360−3×18
0/m度(本実施例は、180度)になるように配置さ
れる。尚、駆動原理等は実施例1と同様である。
【0066】以上のような構成にする事によって、実施
例1に比べて、ロータのマグネットの磁極数が四極から
六極に増えるので、ステップ角度を小さく出来る。又、
実施例1と同様に、実施例1で説明したような磁束の流
れが生じることによって、高い回転力が得られる。従っ
て、従来例(図9)と同じ出力が必要な場合には従来例
より少ないコイルへの通電で駆動可能であり、その分、
低電圧の電源でモータを駆動できる。
【0067】又、実施例1と同様に、小型で容易に生産
が出来る低コストなモータが提供出来る。更に、モータ
がくの字型になっているので、曲面に密着させてモータ
を設置するのに最適である。
【0068】(実施例3)次に、図6を用いて、第三の
実施例について説明する。図6は実施例1の図3に対応
しており、ステッピングモータのA相の断面図である。
本実施例は、基本的には実施例1と同じであるが、ステ
ータヨークの形状が少し異なる。即ち、各々のステータ
ヨークは、磁極部の中心がロータの中心軸に対してa1
×180/m度(ここでは、a1は奇数。図6はmが
4、a1が3の例であり、本値は135度)になってい
る。その他の構成は実施例1と同じである。以下に実施
例1と異なる点を説明する。
【0069】16は第一のロータであり、マグネット1
6aの外周面を2×m分割(八分割)して、異なる極性
に交互に着磁している。第二のロータ(不図示)は、そ
の着磁磁極の位置が第一のロータ16のマグネット部1
6aの着磁磁極の位置に対して位相を180×(2×
m)度(45度)ずれるように固着している。
【0070】17は第一のステータヨークであり、18
は第二のステータヨークである。上述の様に、第一のス
テータヨーク17の磁極部17aと磁極部17bの位置
は、各々の磁極部の中心17ac、17bcが第一のロ
ータ16の中心軸に対してa1×180/m度(135
度)になるようにする。第二のステータヨーク18の磁
極部18aと磁極部18bの位置も同様に、各々の磁極
部の中心18ac、18bcが第一のロータ13の中心
軸に対してa1×180/m度(135度)になるよう
にする。
【0071】又、第一のステータヨーク17は、磁極部
17aを持つ部分17Aと磁極部17bを持つ部分17
Bから構成しており、磁極部17aの根元部を17c、
その先端部を17dとすると、根元部17cから先端部
17dにかけての太さは同じにしている。そして、第一
のコイル7の穴部7aに先端部17dを挿入し、17A
及び17Bを固着し、磁極部17a及び磁極部17bを
励磁する。第二のステータヨーク18も同様である。
【0072】第一のステータヨーク17と第二のステー
タヨーク18の位置関係は、同一面内で磁極部の中心1
7ac、18acが第一のロータ16の中心軸に対して
180/m度(本実施例は、45度)になるように配置
する。これによって、磁極部の中心17bc、18bc
は第一のロータ1の中心軸に対して360−(1+2×
a1)×180/m度(本実施例は、45度)になるよ
うに配置される。尚、駆動原理等は実施例1と同様であ
る。
【0073】以上のような構成にする事によって、各相
の各々のコイルの長手方向でロータを挟む事が出来るの
で、図6の長さLを短く出来き、より一層モータの小型
化を図る事が出来る。又、実施例1と同様に、実施例1
で説明したような磁束の流れが生じる事によって、高い
回転力が得られる。従って、従来例(図9)と同じ出力
が必要な場合には従来例より少ないコイルへの通電で駆
動可能であり、その分、低電圧の電源でモータを駆動出
来る。更に、本実施例1と同様に、小型で容易に生産が
出来る低コストなモータが提供できる。
【0074】又、本実施例では、第一のステータヨーク
17の磁極部17aを持つ部分17Aの根元部から先端
部にかけての太さが挿入する第一のコイル7の穴部7a
と同じとしたが、各々の根元部から先端部にかけての太
さが穴部より細くなっていてもよい。この事は、第二の
ステータヨーク18、第三のステータヨーク(不図
示)、第四のステータヨーク(不図示)についても同様
である。
【0075】(実施例4)次に、図7に用いて、第四の
実施例について説明する。図7は実施例1の図3に対応
しており、ステッピングモータのA相の断面図である。
本実施例は、基本的には実施例2と実施例3の組み合わ
せであり、実施例1の応用であって、各相の各々のステ
ータヨークの形状が異なる。
【0076】即ち、片方のステータヨークの磁極部の中
心がロータの中心軸に対して180/m度(本実施例
は、mが3の例であり、60度)になっており、もう一
方のステータヨークの磁極部の中心がロータの中心軸に
対してa2×180/m度(a2は奇数。本実施例は、
a2が3の例であり、本値は180度)になっている。
その他の構成は実施例1と同じである。以下に本実施例
に固有の特徴を説明する。
【0077】14は第一のステータヨークであり、19
は第二のステータヨークである。上述の様に、第一のス
テータヨーク14の磁極部14aと磁極部14bの位置
はm各々の磁極部の中心14ac、14bcが第一のロ
ータ13の中心軸に対して180/m度(60度)にな
るようにする。第二のステータヨーク19の磁極部19
aと磁極部19bの位置は、各々の磁極部の中心19a
c、19bcが第一のロータ13の中心軸に対してa2
×180/m度(180度)になるようにする。
【0078】第一のステータヨーク14と第二のステー
タヨーク19の位置関係は、同一面内で磁極部の中心1
4ac、19acが第一のロータ13の中心軸に対して
180/m度(本実施例は、60度)になるように配置
する。これによって、磁極部の中心14bc、19bc
は第一のロータ13の中心軸に対して360−(2−a
2)×180/m度(本実施例は、60度)になるよう
に配置される。尚、駆動原理等は実施例1と同様であ
る。
【0079】以上のように、本実施例の特徴はモータが
左右非対称な構成になっている事であり、左右非対称の
モータスペースにモータを設定するのに最適である。
又、実施例1と同様に、実施例1で説明したような磁束
の流れが生じることによって、高い回転力が得られる。
従って、従来(図9)と同じ出力が必要な場合には従来
より少ないコイルへの通電で駆動可能であり、その分、
低電圧の電源でモータを駆動出来る。更に、実施例1と
同様に、小型で容易に生産が出来る低コストなモータが
提供出来る。
【0080】尚、実施例1から実施例4では、第一のス
テータヨークの各々の磁極部の中心がロータの中心軸に
対して固定の値になるように配置しているが、a1×1
80/m度(a1は奇数)になるように配置しても、同
様の効果が得られるのは明白である。同様に、第二のス
テータヨークの各々の磁極部の中心がロータの中心軸に
対してa2×180/m度(a2は奇数)、第三のステ
ータヨークの各々の磁極部の中心がロータの中心軸に対
してa4×180/m度(a4は奇数)、第四のステー
タヨークの各々の磁極部の中心がロータの中心軸に対し
てa5×180/m度(a5は奇数)になるように配置
しても、効果が得られるのは明白である。
【0081】更に、実施例1から実施例4では、第一の
ステータヨークと第二のステータヨークの隣り合う磁極
部の中心がロータの中心軸に対して180/m度になる
ように配置しているが、a3×180/m度(a3は奇
数)になるように配置しても、同様の効果が得られる。
又、第三のステータヨークと第四のステータヨークの隣
り合う磁極部の中心がロータの中心軸に対して180/
m度になるように配置しているが、a6×180/m度
(a6は奇数)になるように配置しても、同様の効果が
得られる。
【0082】(実施例5)次に、図8を用いて、第五の
実施例について説明する。図8は実施例1の図3に対応
しており、ステッピングモータのA相の断面図である。
本実施例は、基本的には実施例1と同じであるが、ステ
ータヨーク及びコイルを付加している。即ち、ステータ
ヨーク及びコイルが各々2×c個(2は本モータが二相
である為。又、ここでは、cは1以上m(本実施例は、
実施例2と同様に、mが3の例)以下の整数。cが3の
例であり、本値は6)ある場合である。以下に本実施例
に固有の特徴を説明する。
【0083】14は第一のステータヨーク、15は第二
のステータヨーク、20は第三のステータヨークであ
る。第一のステータヨーク14の磁極部14aと磁極部
14bの位置は、各々の磁極部の中心14ac、14b
cが第一のロータ13の中心軸に対して180/m度
(本実施例は、本値は60度)になるようにする。又、
第二のステータヨーク15の磁極部15aと磁極部15
bの位置も同様に、各々の磁極部の中心15ac、15
bcが第一のロータ13の中心軸に対して180/m度
(60度)になるようにする。更に、第三のステータヨ
ーク20は第一のステータヨーク14と同様の構成をし
ており、磁極部20aと磁極部20bの位置は、各々の
磁極部の中心20ac、20bcが第一のロータ13の
中心軸に対して180/m度(60度)になるようにす
る。
【0084】第一のステータヨーク14と第二のステー
タヨーク15の位置関係は、同一面内で磁極部の中心1
4ac、15acが第一のロータ13の中心軸に対して
180/m度(本実施例は、60度)になるように配置
する。又、第二のステータヨーク15と第三のステータ
ヨーク20の位置関係は、同一面内で磁極部の中心15
bc、20acが第一のロータ13の中心軸に対して1
80/m度(60度)になるように配置する。これによ
って、第一のステータヨーク14と第三のステータヨー
ク20の磁極部の中心14bc、20acが第一のロー
タ13の中心軸に対して360−(2×c−1)×18
0/m度(本実施例は、60度)になるように配置され
る。
【0085】又、7は第一のコイル、8は第二のコイ
ル、21は第三のコイルである。第三のコイル21は第
一のコイル7と同じ形状をしており、穴部21aに磁極
部20aを挿入し、磁極部20a及び磁極部20bを励
磁する。その他の構成は実施例1と同様である。又、駆
動原理等も実施例1と同様である。
【0086】ここで、第一のコイル7のみに通電し、磁
極部14aをN極に、磁極部14bをS極に励磁する
と、主要な磁束の流れは図8の矢印で示すようになる。
本実施例ではコイルが発生する磁束は、マグネット13
aの六つの磁極を横切っており、即ち、マグネット13
aの全ての磁極(六つの内六つ)を横切る事になる。こ
のようにマグネット13aを有効に利用する事で、第一
のロータ13はモータの大きさに見合う大きな回転力を
得る事が出来る。
【0087】又、ループAとループBの二つの磁束が重
ね合う事によって、マグネット13aを横切る磁束はル
ープA単独によるものの約二倍になり、第一のステータ
ヨーク14が単独で存在するものと比べ、約二倍の回転
力を得る事が出来る。これと同様な事が第二のコイル8
のみに通電した場合及び第三のコイル21のみに通電し
た場合にも言える。第一のコイル7、第二のコイル8、
第三のコイル21を共に同時期に通電した場合はこれら
の力の重ね合わせとなり、ループA単独によるものの約
六倍大きな回転力を得る事が出来る。
【0088】これらによって、本実施例のコイルの総起
磁力(コイル7、コイル8、コイル21の電流×巻数の
総和)を図9の従来例のものと同じにして起動した場
合、第一のロータ13は従来より約二倍の回転力を得る
事が出来る。その結果、従来(図9に示すA相)と同じ
出力が必要な場合には、従来の1/2のコイルへの通電
で駆動可能であり、その分、低電圧の電源で済む。
【0089】上記説明と同様な事が本実施例のB相(不
図示)でも言える。即ち、以上のような構成にする事に
よって、従来(図9に示すB相)と同じ出力が必要な場
合には従来の1/2のコイルへの通電で駆動可能であ
り、その分、低電圧の電源で済む。尚、ここでは、ロー
タαが静止状態にある場合について説明したが、回転状
態にある場合も同様な事が言える事は明白である。又、
実施例1と同様に、小型で容易に生産が出来る低コスト
なモータが提供出来る。
【0090】又、本実施例では、各相の各々の磁極部の
中心がロータの中心軸に対して180/m度になるよう
に配置しているが、A相ではb1×180/m度(b1
は奇数)、B相ではb3×180/m度(b3は奇数)
になるように配置しても、同様の効果が得られるのは明
白である。
【0091】更に、本実施例では、各相の各々のステー
タヨークは、隣り合っている磁極部の中心がロータの中
心軸に対して180/m度になるように配置している
が、A相ではb2×180/m度(b2は奇数)、B相
ではB4×180/m度(b4は奇数)になるように配
置しても同様の効果が得られるのは明白である。
【0092】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、各々のステータヨークとコイルが同時期に前記ロー
タを駆動することで、大きなトルクが得られる。又、コ
イルの発生する磁束の大部分がロータであるマグネット
の磁極の大部分を横切ってトルクを生み出す事から、マ
グネットを有効に利用できるので、モータの大きさに見
合った大きな回転力を得る事が出来る。これらによっ
て、従来と同じ出力が必要な場合には、従来より少ない
コイルへの通電でモータを駆動可能であり、その分、低
電圧の電源で済む。その結果、低電圧の電源でも大きな
トルクを得る事が出来る小型な電磁駆動モータが得られ
る。
【0093】また、本発明によれば、各々のステータヨ
ークの磁極の先端部を各々のコイルに挿入する構成とな
っていることから、シンプルな構成になるので、容易に
組み立てが行え、生産が容易で低コストな電磁駆動モー
タが得られる。
【0094】更に、本発明によれば、ロータの二つのマ
グネットのスラスト方向の間に回転出力部を設け、本回
転出力部より回転力を取り出すことにより、モータの形
状がモータの回転出力部に突出がない完全なフラットな
構成になる。これによって、ロータの回転軸方向に薄い
小型な電磁駆動モータを実現出来る。又、モータ内に回
転出力部が含まれている事から、設計に自由度が広がっ
てスペースを有効に利用出来、製品の小型化が実現出来
る。
【0095】更に、本発明によれば、ロータのマグネッ
トの磁極数を増やすことにより、ステップ角度が小さい
電磁駆動モータが得られる。
【0096】更に、本発明によれば、モータの形状をく
の字型にしたり、各相の各々のコイルの長手方向でロー
タを挟む形状にしたり、モータを左右非対称な形状に出
来ることより、モタースペースに応じてモータ形状を最
適に設定出来る。これによって、スペースを有効に利用
した小型な電磁駆動モータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1に示す電磁駆動モー
タ(ステッピングモータ)の分解斜視図である。
【図2】図2は、図1における電磁駆動モータの側面図
である。
【図3】図3は、図1における回転状態にある一時の電
磁駆動モータの一部の上面図である。
【図4】図4は、電磁駆動モータの作動図である。
【図5】図5は、実施例2における回転状態にある一時
の電磁駆動モータの一部の上面図である。
【図6】図6は、実施例3における回転状態にある一時
の電磁駆動モータの一部の上面図である。
【図7】図7は、実施例4における回転状態にある一時
の電磁駆動モータの一部の上面図である。
【図8】図8は、実施例5における回転状態にある一時
の電磁駆動モータの一部の上面図である。
【図9】図9は、従来の電磁駆動モータの一部の断面図
である。
【符号の説明】
1 第一のロータ 2 第二のロータ α ロータ 3 第一のステータヨーク 4 第二のステータヨーク 5 第三のステータヨーク 6 第四のステータヨーク 7 実施例1から実施例5の第一のコイル 8 実施例1から実施例5の第二のコイル 9 第三のコイル 10 第四のコイル 11 モータケース 12 モータケースの蓋 13 実施例2、実施例4、実施例5の第一のロータ 14 実施例2、実施例4、実施例5の第一のステータ
ヨーク 15 実施例2の第二のステータヨーク 16 実施例3の第一のロータ 17 実施例3の第一のステータヨーク 18 実施例3の第二のステータヨーク 19 実施例4の第二のステータヨーク 20 実施例5の第三のステータヨーク 21 実施例5の第三のコイル 101 従来例のロータ 102 従来例の第一のステータヨーク 103 従来例の第二のステータヨーク 104 従来例の第一のコイル 105 従来例の第二のコイル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円柱形状に形成され、外周面を2×
    m(mは2以上の整数)に分割して異なる極性に交互に
    着磁した第一のマグネットと、前記第一のマグネットの
    外周面に対向する第一の磁極と第二の磁極を持ち、前記
    第一の磁極と前記第二の磁極の中心がロータの中心軸に
    対してa1×180/m度(a1は奇数)になるように
    配置した第一のステータヨークと、前記第一のマグネッ
    トの外周面に対向する第三の磁極と第四の磁極を持ち、
    前記第三の磁極と前記第四の磁極の中心がロータの中心
    軸に対してa2×180/m度(a2は奇数)になるよ
    うに配置した第二のステータヨークとを設け、前記第一
    のステータヨークと前記第二のステータヨークは、前記
    第一の磁極と前記第四の磁極を隣り合わせ、前記第一の
    磁極と前記第四の磁極の中心がロータの中心軸に対して
    a3×180/m度(a3は奇数)になるように配置
    し、前記第一の磁極と前記第三の磁極を同極に励磁し、
    前記第二の磁極と前記第四の磁極を同極に励磁するコイ
    ルを設けることを特徴とする電磁駆動モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁駆動モータにおいて、
    前記第一のマグネットと同一軸上に、ほぼ円柱形状に形
    成され、外周面を2×m(mは2以上の整数)に分割し
    て前記第一のマグネットと着磁位相を180/(2×
    m)度ずらして異なる極性に交互に着磁した第二のマグ
    ネットと、前記第二のマグネットの外周面に対向する第
    五の磁極と第六の磁極を持ち、前記第五の磁極と前記第
    六の磁極の中心がロータの中心軸に対してa4×180
    /m度(a4は奇数)になるように配置した第三のステ
    ータヨークと、前記第二のマグネットの外周面に対向す
    る第七の磁極と第八の磁極を持ち、前記第七の磁極と前
    記第八の磁極の中心がロータの中心軸に対してa5×1
    80/m度(a5は奇数)になるように配置した第四の
    ステータヨークとを設け、前記第三のステータヨークと
    前記第四のステータヨークは、前記第五の磁極と前記第
    八の磁極を隣り合わせ、前記第五の磁極と前記第八の磁
    極の中心がロータの中心軸に対してa6×180/m度
    (a6は奇数)になるように配置し、前記第五の磁極と
    前記第七の磁極を同極に励磁し、前記第六の磁極と前記
    第八の磁極を同極に励磁するコイルを設けることを特徴
    とする電磁駆動モータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電磁駆動
    モータにおいて、a1、a2、a3、a4の値が全て1
    であることを特徴とする電磁駆動モータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の電磁駆動
    モータにおいて、a1とa2の値が等しく3以上であ
    り、a4とa5の値が等しく3以上であることを特徴と
    する電磁駆動モータ。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2記載の電磁駆動
    モータにおいて、a1とa2の値が異なり、a4とa5
    の値が異なることを特徴とする電磁駆動モータ。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5記載の電磁駆動モ
    ータにおいて、前記コイルは、第一のコイルと、第二の
    コイルと、第三のコイルと、第四のコイルとから成り、
    前記第一のステータヨークと、前記第二のステータヨー
    クと、前記第三のステータヨークと、前記第四のステー
    タヨークは、各々の磁極から根元部にかけての太さが前
    記第一のコイル、前記第二のコイル、前記第三のコイ
    ル、前記第四のコイルの各々の穴の大きさと同じ又はそ
    れより細い形状をしており、前記第一のステータヨーク
    の一つの磁極を前記第一のコイルに挿入する事で前記第
    一の磁極及び前記第二の磁極を励磁し、前記第二のステ
    ータヨークの一つの磁極を前記第二のコイルに挿入する
    事で前記第三の磁極及び前記第四の磁極を励磁し、前記
    第三のステータヨークの一つの磁極を前記第三のコイル
    に挿入する事で前記第五の磁極及び前記第六の磁極を励
    磁し、前記第四のステータヨークの一つの磁極を前記第
    四のコイルに挿入する事で前記第七の磁極及び前記第八
    の磁極を励磁することを特徴とする電磁駆動モータ。
  7. 【請求項7】 ほぼ円柱形状に形成され、外周面を2×
    m(mは2以上の整数)に分割して異なる極性に交互に
    着磁した第一のマグネットと、前記第一のマグネットの
    外周面に対向する二つの磁極を持ち、磁極の中心がロー
    タの中心軸に対してb1×180/m度(b1は奇数)
    になるように配置したc個(cは1以上m以下の整数)
    のステータヨークと、前記第一のステータヨークから第
    cのステータヨークは、各々隣り合っている磁極の中心
    がロータの中心軸に対してb2×180/m度(b2は
    奇数)になるように配置し、各々隣り合う磁極を異極に
    励磁するコイルを設けることを特徴とする電磁駆動モー
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の電磁駆動モータにおい
    て、前記第一のマグネットと同一軸上に、ほぼ円柱形状
    に形成され、外周面を2×m(mは2以上の整数)に分
    割して前記第一のマグネットと着磁位相を180/(2
    ×m)度ずらして異なる極性に交互に着磁した第二のマ
    グネットと、前記第一のマグネットの外周面に対向する
    二つの磁極を持ち、各々の磁極の中心がロータの中心軸
    に対してb3×180/m度(b3は奇数)になるよう
    に配置したc個(cは1以上m以下の整数)のステータ
    ヨークと、前記第一のステータヨークから第cのステー
    タヨークは、各々隣り合っている磁極の中心がロータの
    中心軸に対してb4×180/m度(b4は奇数)にな
    るように配置し、各々隣り合う磁極を異極に励磁するコ
    イルを設けることを特徴とする電磁駆動モータ。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の電磁駆動
    モータにおいて、前記コイルは、2×c個のコイルから
    成り、前記2×c個のステータヨークは、各々の磁極か
    ら根元部にかけての太さが2×c個の各々のコイルの穴
    の大きさと同じ又はそれより細い形状をしており、前記
    2×c個のステータヨークは各々の一つの磁極を各」コ
    イルに挿入する事で各ステータヨークの二つの磁極を励
    磁することを特徴とする電磁駆動モータ。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9記載の電磁駆動
    モータにおいて、前記ロータである前記第一のマグネッ
    ト及び前記第二のマグネットのスラスト方向の間に回転
    出力部を設け、本回転出力部より回転力を取り出すこと
    を特徴とする電磁駆動モータ。
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CN108832733A (zh) * 2014-12-12 2018-11-16 伟盈驱动技术有限公司 步进电机及其定子

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