JP2001326762A - データ処理装置及びその制御方法 - Google Patents

データ処理装置及びその制御方法

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JP2001326762A
JP2001326762A JP2000292474A JP2000292474A JP2001326762A JP 2001326762 A JP2001326762 A JP 2001326762A JP 2000292474 A JP2000292474 A JP 2000292474A JP 2000292474 A JP2000292474 A JP 2000292474A JP 2001326762 A JP2001326762 A JP 2001326762A
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JP
Japan
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data
pointer
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work area
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JP2000292474A
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English (en)
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Masahito Nishikawa
雅人 西川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種データを管理する管理モジュールと、そ
の管理モジュールを介してそれら各種データを登録/引
用/削除する利用者モジュールとのインターフェースを
画一化することができるデータ処理装置を提供するこ
と。 【解決手段】 利用者モジュールが登録対象データに対
応するデータ識別番号を基に管理モジュールと一定の手
順によりやりとりとして、前記管理モジュールにおける
前記登録対象データの直接的な取り扱いの形態に影響さ
れない画一的なインターフェースにより前記利用者モジ
ュールが前記管理モジュールを利用した前記登録対象デ
ータの登録を行えるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
等の通信端末装置や、複写機、プリンタ装置、スキャナ
装置等のデータ処理装置及びその制御方法に関し、特
に、メモリに記憶された装置動作に関連した各種データ
の生成/登録/引用/削除/取消を管理する管理モジュール
を備え、利用者モジュールが、当該管理モジュールのイ
ンターフェース様式に従う手順で当該管理モジュールと
やりとりして生成/登録/引用/削除/取消対象データの前
記メモリへの/からの生成/登録/引用/削除/取消を行う
データ処理装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等の通信端末装
置や複写機等のデータ処理装置においては、例えば、フ
ァクシミリ装置を例にとれば、通信管理情報関連のデー
タの生成/登録/引用/削除/取消は、通信管理モジュール
が行い、送信待機ジョブ関連のデータの生成/登録/引用
/削除/取消はジョブ管理モジュールが行うというよう
に、各種データの生成/登録/引用/削除/取消は、個別の
管理モジュールにより管理されている。
【0003】また、それらの管理モジュールの、それら
の管理モジュールを利用する側のモジュール(利用者モ
ジュール)からのデータの生成/登録/引用/削除/取消の
要求を受け入れるためのインターフェースの様式は、各
管理モジュールごとに異なっていたために、利用者モジ
ュールは、各管理モジュールのインターフェース様式に
適合するために、各管理モジュールごとに異なる様式
で、各管理モジュールに対するデータの生成/登録/引用
/削除/取消の要求や、データの受け渡しを行う必要があ
った。
【0004】すなわち、利用者モジュールは、各管理モ
ジュールのインターフェース様式に従った手順で、各管
理モジュールとやりとりする必要があり、各管理モジュ
ールのインターフェース様式に従った手順を実現するた
めのプログラムのソースコードが必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、管理モジュ
ール側に変更が生じてしまった場合には、利用者モジュ
ール側でもそれに対応した変更がその都度必要となり、
メンテナンス性がよくないという問題点があった。
【0006】また、例えば、同一情報を、表示器に表示
する処理を実現する利用者モジュールと、レポートして
記録紙に記録する処理を実現する利用者モジュールと
が、当該同一情報の引用の手順を互換性を考慮せずに個
々に設計されてしまうというように、移植性が低いとい
う問題点があった。
【0007】本発明は係る事情に鑑みてさなれたもので
あり、各種データを管理する管理モジュールと、その管
理モジュールを介してそれら各種データを生成/登録/引
用/削除/取消する利用者モジュールとのインターフェー
スを画一化することができるデータ処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデータ
処理装置は、メモリに記憶された装置動作に関連した各
種データの登録を管理する管理モジュールを備え、利用
者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェー
ス様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりして
登録対象データの前記メモリへの登録を行うデータ処理
装置において、前記各種データにはそれら各種データを
互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与される
一方、前記利用者モジュールは、前記登録対象データに
ついての前記データ識別番号を引数としたデータ構成生
成・引用要求を前記管理モジュールに対して行って生成
データ構成へのポインタを取得し、前記登録対象データ
を構成する特定データについての前記データ識別番号及
び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデータ
ポインタ引用要求を前記管理モジュールに対して行って
前記特定データへのポインタを取得し、前記特定データ
へのポインタを引数としたワーク領域引用要求を前記管
理モジュールに対して行ってワーク領域へのポインタを
取得し、当該取得したワーク領域へのポインタにより特
定されるワーク領域に前記特定データを展開すると共に
前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポイ
ンタを引数としたデータ登録要求を前記管理モジュール
に対して行う一方、前記管理モジュールは、前記利用者
モジュールから前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求があった場合には、当該データ識別
番号により特定されるデータについて予め定義されたデ
ータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成データ構
成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利
用者モジュールから前記登録対象データを構成する特定
データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
求があった場合には、当該生成データ構成中の当該デー
タ識別番号に対応するデータへのポインタを前記利用者
モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記特定
データへのポインタを引数としたワーク領域引用要求が
あった場合には、当該特定データへのポインタにより特
定される当該特定データについて予め定義されたデータ
構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に当該ワ
ーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポインタ
と前記特定データへのポインタを引数としたデータ登録
要求があった場合には、前記ワーク領域に展開された前
記特定データを前記生成データ構成中の前記特定データ
へのポインタにより示されるデータ構成に展開し、前記
生成データ構成中に展開された、前記登録対象データを
構成する各データ識別番号に対応するデータを、当該各
データ識別番号に対応する前記メモリ中の格納アドレス
に記憶することにより、前記利用者モジュールが前記管
理モジュールとの画一的なやりとりにより前記各種デー
タの登録を行えるようにしたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載のデータ処理装置の制御方
法は、メモリに記憶された装置動作に関連した各種デー
タの登録を管理する管理モジュールを備え、利用者モジ
ュールが、当該管理モジュールのインターフェース様式
に従う手順で当該管理モジュールとやりとりして登録対
象データの前記メモリへの登録を行うデータ処理装置の
制御方法において、前記各種データにはそれら各種デー
タを互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与さ
れる一方、前記利用者モジュールは、前記登録対象デー
タについての前記データ識別番号を引数としたデータ構
成生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行って
生成データ構成へのポインタを取得し、前記登録対象デ
ータを構成する特定データについての前記データ識別番
号及び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデ
ータポインタ引用要求を前記管理モジュールに対して行
って前記特定データへのポインタを取得し、前記特定デ
ータへのポインタを引数としたワーク領域引用要求を前
記管理モジュールに対して行ってワーク領域へのポイン
タを取得し、当該取得したワーク領域へのポインタによ
り特定されるワーク領域に前記特定データを展開すると
共に前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへの
ポインタを引数としたデータ登録要求を前記管理モジュ
ールに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記利
用者モジュールから前記データ識別番号を引数としたデ
ータ構成生成・引用要求があった場合には、当該データ
識別番号により特定されるデータについて予め定義され
たデータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成デー
タ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、前
記利用者モジュールから前記登録対象データを構成する
特定データについての前記データ識別番号及び前記生成
データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引
用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当該
データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記利
用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記
特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用要
求があった場合には、当該特定データへのポインタによ
り特定される当該特定データについて予め定義されたデ
ータ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に当
該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに返
し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポイ
ンタと前記特定データへのポインタを引数としたデータ
登録要求があった場合には、前記ワーク領域に展開され
た前記特定データを前記生成データ構成中の前記特定デ
ータへのポインタにより示されるデータ構成に展開し、
前記生成データ構成中に展開された、前記登録対象デー
タを構成する各データ識別番号に対応するデータを、当
該各データ識別番号に対応する前記メモリ中の格納アド
レスに記憶することにより、前記利用者モジュールが前
記管理モジュールとの画一的なやりとりにより前記各種
データの登録を行えるようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のデータ処理装置は、メモ
リに記憶された装置動作に関連した各種データの引用を
管理する管理モジュールを備え、利用者モジュールが、
当該管理モジュールのインターフェース様式に従う手順
で当該管理モジュールとやりとりして引用対象データの
前記メモリからの引用を行うデータ処理装置において、
前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
者モジュールは、前記引用対象データについての前記デ
ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
ポインタを取得し、前記引用対象データを構成する特定
データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
求を前記管理モジュールに対して行って前記特定データ
へのポインタを取得し、前記特定データへのポインタを
引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュールに
対して行って、ワーク領域へのポインタを取得し、前記
ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポインタ
を引数としたデータ引用要求を前記管理モジュールに対
して行って、前記ワーク領域へのポインタにより特定さ
れるワーク領域に展開された前記特定データを取得する
一方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュールか
ら前記データ識別番号を引数としたデータ構成生成・引
用要求があった場合には、当該データ識別番号により特
定されるデータについて予め定義されたデータ構成を前
記メモリ上に生成すると共に、当該データ構成中に含ま
れる各データ識別番号に対応する各データ構成に、それ
ら各データ識別番号に対応した格納アドレスで前記メモ
リに記憶された各データの内容を展開して、当該生成デ
ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
前記利用者モジュールから前記引用対象データを構成す
る特定データについての前記データ識別番号及び前記生
成データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ
引用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当
該データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記
利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前
記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
要求があった場合には、当該特定データへのポインタに
より特定される当該特定データについて予め定義された
データ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に
当該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに
返し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポ
インタと前記特定データへのポインタを引数としたデー
タ引用要求があった場合には、当該特定データへのポイ
ンタにより特定される前記生成データ構成中のデータ構
成に展開された前記特定データの内容を、前記ワーク領
域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開し
て、前記メモリ中に格納された、前記引用対象データを
構成する各データの内容を前記ワーク領域を介して前記
利用者モジュールに渡すことにより、前記利用者モジュ
ールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより
前記各種データの引用を行えるようにしたことを特徴と
する。
【0011】請求項4に記載のデータ処理装置の制御方
法は、メモリに記憶された装置動作に関連した各種デー
タの引用を管理する管理モジュールを備え、利用者モジ
ュールが、当該管理モジュールのインターフェース様式
に従う手順で当該管理モジュールとやりとりして引用対
象データの前記メモリからの引用を行うデータ処理装置
の制御方法において、前記各種データにはそれら各種デ
ータを互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与
される一方、前記利用者モジュールは、前記引用対象デ
ータについての前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
て生成データ構成へのポインタを取得し、前記登録対象
データを構成する特定データについての前記データ識別
番号及び前記生成データ構成へのポインタを引数とした
データポインタ引用要求を前記管理モジュールに対して
行って前記特定データへのポインタを取得し、前記特定
データへのポインタを引数としたワーク領域引用要求を
前記管理モジュールに対して行って、ワーク領域へのポ
インタを取得し、前記ワーク領域へのポインタと前記特
定データへのポインタを引数としたデータ引用要求を前
記管理モジュールに対して行って、前記ワーク領域への
ポインタにより特定されるワーク領域に展開された前記
特定データを取得する一方、前記管理モジュールは、前
記利用者モジュールから前記データ識別番号を引数とし
たデータ構成生成・引用要求があった場合には、当該デ
ータ識別番号により特定されるデータについて予め定義
されたデータ構成を前記メモリ上に生成すると共に、当
該データ構成中に含まれる各データ識別番号に対応する
各データ構成に、それら各データ識別番号に対応した格
納アドレスで前記メモリに記憶された各データの内容を
展開して、当該生成データ構成へのポインタを前記利用
者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記引
用対象データを構成する特定データについての前記デー
タ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引数
としたデータポインタ引用要求があった場合には、当該
生成データ構成中の当該データ識別番号に対応するデー
タへのポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利
用者モジュールから前記特定データへのポインタを引数
としたワーク領域引用要求があった場合には、当該特定
データへのポインタにより特定される当該特定データに
ついて予め定義されたデータ構成のワーク領域を前記メ
モリに確保すると共に当該ワーク領域へのポインタを前
記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから
前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポイ
ンタを引数としたデータ引用要求があった場合には、当
該特定データへのポインタにより特定される前記生成デ
ータ構成中のデータ構成に展開された前記特定データの
内容を、前記ワーク領域へのポインタにより特定される
ワーク領域に展開して、前記メモリ中に格納された、前
記引用対象データを構成する各データの内容を前記ワー
ク領域を介して前記利用者モジュールに渡すことによ
り、前記利用者モジュールが前記管理モジュールとの画
一的なやりとりにより前記各種データの引用を行えるよ
うにしたことを特徴とする。
【0012】請求項5に記載のデータ処理装置は、メモ
リに記憶された装置動作に関連した各種データの削除を
管理する管理モジュールを備え、利用者モジュールが、
当該管理モジュールのインターフェース様式に従う手順
で当該管理モジュールとやりとりして削除対象データの
前記メモリからの削除を行うデータ処理装置において、
前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
者モジュールは、前記削除対象データについての前記デ
ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
ポインタを取得し、その取得した前記生成データ構成へ
のポインタを引数としたデータ削除要求を前記管理モジ
ュールに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記
利用者モジュールから前記データ識別番号を引数とした
データ構成生成・引用要求があった場合には、当該デー
タ識別番号により特定されるデータについて予め定義さ
れたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成デ
ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
前記利用者モジュールから前記生成データ構成へのポイ
ンタを引数としたデータ削除要求があった場合には、当
該生成データ構成中に含まれる各データ識別番号に対応
する前記メモリ中の格納アドレスに記憶されたそれら各
データ識別番号に対応するデータの内容を削除すること
により、前記利用者モジュールが前記管理モジュールと
の画一的なやりとりにより前記各種データの削除を行え
るようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項6に記載のデータ処理装置の制御方
法は、メモリに記憶された装置動作に関連した各種デー
タの削除を管理する管理モジュールを備え、利用者モジ
ュールが、当該管理モジュールのインターフェース様式
に従う手順で当該管理モジュールとやりとりして削除対
象データの前記メモリからの削除を行うデータ処理装置
の制御方法において、前記各種データにはそれら各種デ
ータを互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与
される一方、前記利用者モジュールは、前記削除対象デ
ータについての前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
て生成データ構成へのポインタを取得し、その取得した
前記生成データ構成へのポインタを引数としたデータ削
除要求を前記管理モジュールに対して行う一方、前記管
理モジュールは、前記利用者モジュールから前記データ
識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求があっ
た場合には、当該データ識別番号により特定されるデー
タについて予め定義されたデータ構成を前記メモリ上に
生成して、当該生成データ構成へのポインタを前記利用
者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記生
成データ構成へのポインタを引数としたデータ削除要求
があった場合には、当該生成データ構成中に含まれる各
データ識別番号に対応する前記メモリ中の格納アドレス
に記憶されたそれら各データ識別番号に対応するデータ
の内容を削除することにより、前記利用者モジュールが
前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより前記各
種データの削除を行えるようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項7に記載のデータ処理装置は、メモ
リに記憶された装置動作に関連した同種複数のデータに
より構成される同種データ群の登録を管理する管理モジ
ュールを備え、利用者モジュールが、当該管理モジュー
ルのインターフェース様式に従う手順で当該管理モジュ
ールとやりとりして登録対象同種データの前記メモリの
記憶された前記同種データ群への登録を行うデータ処理
装置において、前記同種データ群を構成する各同種デー
タは、各同種データを識別するための順序データを含む
と共に、それら各同種データを互いに識別するためのデ
ータ識別番号が予め付与される一方、前記利用者モジュ
ールは、前記登録対象同種データについての前記データ
識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を前記
管理モジュールに対して行って生成データ構成へのポイ
ンタを取得し、前記登録対象同種データを構成する前記
順序データについての前記データ識別番号及び前記生成
データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引
用要求を前記管理モジュールに対して行って前記順序デ
ータへのポインタを取得し、前記順序データへのポイン
タを引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュー
ルに対して行ってワーク領域へのポインタを取得し、当
該取得したワーク領域へのポインタにより特定されるワ
ーク領域に前記順序データを展開すると共に前記ワーク
領域へのポインタと前記順序データへのポインタを引数
としたデータ登録要求を前記管理モジュールに対して行
って、前記登録対象同種データについての順序データを
前記管理モジュールに通知した上で、前記登録対象同種
データを構成する前記順序データ以外の特定データにつ
いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
理モジュールに対して行って前記特定データへのポイン
タを取得し、前記特定データへのポインタを引数とした
ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
特定データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
タと前記特定データへのポインタを引数としたデータ登
録要求を前記管理モジュールに対して行う一方、前記管
理モジュールは、前記利用者モジュールから前記データ
識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求があっ
た場合には、当該データ識別番号により特定されるデー
タについて予め定義されたデータ構成を前記メモリ上に
生成して、当該生成データ構成へのポインタを前記利用
者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記登
録対象同種データを構成する特定データについての前記
データ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを
引数としたデータポインタ引用要求があった場合には、
当該生成データ構成中の当該データ識別番号に対応する
データへのポインタを前記利用者モジュールに返し、前
記利用者モジュールから前記特定データへのポインタを
引数としたワーク領域引用要求があった場合には、当該
特定データへのポインタにより特定される当該特定デー
タについて予め定義されたデータ構成のワーク領域を前
記メモリに確保すると共に当該ワーク領域へのポインタ
を前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュール
から前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへの
ポインタを引数としたデータ登録要求があった場合に
は、前記ワーク領域に展開された前記特定データを前記
生成データ構成中の前記特定データへのポインタにより
示されるデータ構成に展開し、前記生成データ構成中に
展開された、前記登録対象同種データを構成する、各デ
ータ識別番号に対応するデータを、当該登録対象同種デ
ータを構成する順序データと当該各データ識別番号によ
り特定される前記メモリ中の格納アドレスに記憶するこ
とにより、前記利用者モジュールが前記管理モジュール
との画一的なやりとりにより前記同種データ群の登録を
行えるようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載のデータ処理装置の制御方
法は、メモリに記憶された装置動作に関連した同種複数
のデータにより構成される同種データ群の登録を管理す
る管理モジュールを備え、利用者モジュールが、当該管
理モジュールのインターフェース様式に従う手順で当該
管理モジュールとやりとりして登録対象同種データの前
記メモリの記憶された前記同種データ群への登録を行う
データ処理装置の制御方法において、前記同種データ群
を構成する各同種データは、各同種データを識別するた
めの順序データを含むと共に、それら各同種データを互
いに識別するためのデータ識別番号が予め付与される一
方、前記利用者モジュールは、前記登録対象同種データ
についての前記データ識別番号を引数としたデータ構成
生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行って生
成データ構成へのポインタを取得し、前記登録対象同種
データを構成する前記順序データについての前記データ
識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引数と
したデータポインタ引用要求を前記管理モジュールに対
して行って前記順序データへのポインタを取得し、前記
順序データへのポインタを引数としたワーク領域引用要
求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域への
ポインタを取得し、当該取得したワーク領域へのポイン
タにより特定されるワーク領域に前記順序データを展開
すると共に前記ワーク領域へのポインタと前記順序デー
タへのポインタを引数としたデータ登録要求を前記管理
モジュールに対して行って、前記登録対象同種データに
ついての順序データを前記管理モジュールに通知した上
で、前記登録対象同種データを構成する前記順序データ
以外の特定データについての前記データ識別番号及び前
記生成データ構成へのポインタを引数としたデータポイ
ンタ引用要求を前記管理モジュールに対して行って前記
特定データへのポインタを取得し、前記特定データへの
ポインタを引数としたワーク領域引用要求を前記管理モ
ジュールに対して行ってワーク領域へのポインタを取得
し、当該取得したワーク領域へのポインタにより特定さ
れるワーク領域に前記特定データを展開すると共に前記
ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポインタ
を引数としたデータ登録要求を前記管理モジュールに対
して行う一方、前記管理モジュールは、前記利用者モジ
ュールから前記データ識別番号を引数としたデータ構成
生成・引用要求があった場合には、当該データ識別番号
により特定されるデータについて予め定義されたデータ
構成を前記メモリ上に生成して、当該生成データ構成へ
のポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者
モジュールから前記登録対象同種データを構成する特定
データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
求があった場合には、当該生成データ構成中の当該デー
タ識別番号に対応するデータへのポインタを前記利用者
モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記特定
データへのポインタを引数としたワーク領域引用要求が
あった場合には、当該特定データへのポインタにより特
定される当該特定データについて予め定義されたデータ
構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に当該ワ
ーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポインタ
と前記特定データへのポインタを引数としたデータ登録
要求があった場合には、前記ワーク領域に展開された前
記特定データを前記生成データ構成中の前記特定データ
へのポインタにより示されるデータ構成に展開し、前記
生成データ構成中に展開された、前記登録対象同種デー
タを構成する、各データ識別番号に対応するデータを、
当該登録対象同種データを構成する順序データと当該各
データ識別番号により特定される前記メモリ中の格納ア
ドレスに記憶することにより、前記利用者モジュールが
前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより前記同
種データ群の登録を行えるようにしたことを特徴とす
る。
【0016】請求項9に記載のデータ処理装置は、メモ
リに記憶された装置動作に関連した同種複数のデータに
より構成される同種データ群の引用を管理する管理モジ
ュールを備え、利用者モジュールが、当該管理モジュー
ルのインターフェース様式に従う手順で当該管理モジュ
ールとやりとりして引用対象同種データの前記メモリか
らの引用を行うデータ処理装置において、前記同種デー
タ群を構成する各同種データは、各同種データを識別す
るための順序データを含むと共に、それら各同種データ
を互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与され
る一方、前記利用者モジュールは、前記引用対象同種デ
ータについての前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
て生成データ構成へのポインタを取得し、前記引用対象
同種データを構成する前記順序データについての前記デ
ータ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引
数としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュール
に対して行って前記順序データへのポインタを取得し、
前記順序データへのポインタを引数としたワーク領域引
用要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域
へのポインタを取得し、当該取得したワーク領域へのポ
インタにより特定されるワーク領域に前記順序データを
展開すると共に前記ワーク領域へのポインタと前記順序
データへのポインタを引数としたデータ登録要求を前記
管理モジュールに対して行って、前記引用対象同種デー
タについての順序データを前記管理モジュールに通知す
ると共に前記生成データ構成へのポインタを引数とする
同種データ引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
た上で、前記引用対象同種データを構成する前記順序デ
ータ以外の特定データについての前記データ識別番号及
び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデータ
ポインタ引用要求を前記管理モジュールに対して行って
前記特定データへのポインタを取得し、前記特定データ
へのポインタを引数としたワーク領域引用要求を前記管
理モジュールに対して行ってワーク領域へのポインタを
取得し、前記ワーク領域へのポインタと前記特定データ
へのポインタを引数としたデータ引用要求を前記管理モ
ジュールに対して行って、前記ワーク領域へのポインタ
により特定されるワーク領域に展開された前記特定デー
タを取得する一方、前記管理モジュールは、前記利用者
モジュールから前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求があった場合には、当該データ識別
番号により特定されるデータについて予め定義されたデ
ータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成データ構
成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利
用者モジュールから前記登録対象同種データを構成する
特定データについての前記データ識別番号及び前記生成
データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引
用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当該
データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記利
用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記
特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用要
求があった場合には、当該特定データへのポインタによ
り特定される当該特定データについて予め定義されたデ
ータ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に当
該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに返
し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポイ
ンタと前記特定データへのポインタを引数としたデータ
登録要求があった場合には、前記ワーク領域に展開され
た前記特定データを前記生成データ構成中の前記特定デ
ータへのポインタにより示されるデータ構成に展開し、
前記利用者モジュールから前記生成データ構成へのポイ
ンタを引数とした同種データ引用要求があった場合に
は、前記生成データ構成中に展開された前記順序データ
に対応する各データ識別番号の引用対象同種データを当
該引用対象同種データを構成する順序データと当該各デ
ータ識別番号により特定される前記メモリ中の格納アド
レスから読み出して前記生成データ構成中に展開し、前
記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポインタと
前記特定データへのポインタを引数としたデータ引用要
求があった場合には、当該特定データへのポインタによ
り特定される前記生成データ構成中のデータ構成に展開
された前記特定データの内容を、前記ワーク領域へのポ
インタにより特定されるワーク領域に展開して、前記メ
モリ中に格納された、前記引用対象データを構成する各
データの内容を前記ワーク領域を介して前記利用者モジ
ュールに渡すことにより、前記利用者モジュールが前記
管理モジュールとの画一的なやりとりにより前記同種デ
ータ群の引用を行えるようにしたことを特徴とする。
【0017】請求項10に記載のデータ処理装置の制御
方法は、メモリに記憶された装置動作に関連した同種複
数のデータにより構成される同種データ群の引用を管理
する管理モジュールを備え、利用者モジュールが、当該
管理モジュールのインターフェース様式に従う手順で当
該管理モジュールとやりとりして引用対象同種データの
前記メモリからの引用を行うデータ処理装置の制御方法
において、前記同種データ群を構成する各同種データ
は、各同種データを識別するための順序データを含むと
共に、それら各同種データを互いに識別するためのデー
タ識別番号が予め付与される一方、前記利用者モジュー
ルは、前記引用対象同種データについての前記データ識
別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を前記管
理モジュールに対して行って生成データ構成へのポイン
タを取得し、前記引用対象同種データを構成する前記順
序データについての前記データ識別番号及び前記生成デ
ータ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用
要求を前記管理モジュールに対して行って前記順序デー
タへのポインタを取得し、前記順序データへのポインタ
を引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュール
に対して行ってワーク領域へのポインタを取得し、当該
取得したワーク領域へのポインタにより特定されるワー
ク領域に前記順序データを展開すると共に前記ワーク領
域へのポインタと前記順序データへのポインタを引数と
したデータ登録要求を前記管理モジュールに対して行っ
て、前記引用対象同種データについての順序データを前
記管理モジュールに通知すると共に、前記生成データ構
成へのポインタを引数とする同種データ引用要求を前記
管理モジュールに対して行った上で、前記引用対象同種
データを構成する前記順序データ以外の特定データにつ
いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
理モジュールに対して行って前記特定データへのポイン
タを取得し、前記特定データへのポインタを引数とした
ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
てワーク領域へのポインタを取得し、前記ワーク領域へ
のポインタと前記特定データへのポインタを引数とした
データ引用要求を前記管理モジュールに対して行って、
前記ワーク領域へのポインタにより特定されるワーク領
域に展開された前記特定データを取得する一方、前記管
理モジュールは、前記利用者モジュールから前記データ
識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求があっ
た場合には、当該データ識別番号により特定されるデー
タについて予め定義されたデータ構成を前記メモリ上に
生成して、当該生成データ構成へのポインタを前記利用
者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記登
録対象同種データを構成する特定データについての前記
データ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを
引数としたデータポインタ引用要求があった場合には、
当該生成データ構成中の当該データ識別番号に対応する
データへのポインタを前記利用者モジュールに返し、前
記利用者モジュールから前記特定データへのポインタを
引数としたワーク領域引用要求があった場合には、当該
特定データへのポインタにより特定される当該特定デー
タについて予め定義されたデータ構成のワーク領域を前
記メモリに確保すると共に当該ワーク領域へのポインタ
を前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュール
から前記生成データ構成へのポインタを引数とした同種
データ引用要求があった場合には、前記生成データ構成
中に展開された前記順序データに対応する各データ識別
番号の引用対象同種データを当該引用対象同種データを
構成する順序データと当該各データ識別番号により特定
される前記メモリ中の格納アドレスから読み出して前記
生成データ構成中に展開し、前記利用者モジュールから
前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポイ
ンタを引数としたデータ登録要求があった場合には、前
記ワーク領域に展開された前記特定データを前記生成デ
ータ構成中の前記特定データへのポインタにより示され
るデータ構成に展開し、前記利用者モジュールから前記
ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポインタ
を引数としたデータ引用要求があった場合には、当該特
定データへのポインタにより特定される前記生成データ
構成中のデータ構成に展開された前記特定データの内容
を、前記ワーク領域へのポインタにより特定されるワー
ク領域に展開して、前記メモリ中に格納された、前記引
用対象データを構成する各データの内容を前記ワーク領
域を介して前記利用者モジュールに渡すことにより、前
記利用者モジュールが前記管理モジュールとの画一的な
やりとりにより前記同種データ群の引用を行えるように
したことを特徴とする。
【0018】請求項11に記載のデータ処理装置は、メ
モリに記憶された装置動作に関連した同種複数のデータ
により構成される同種データ群の削除を管理する管理モ
ジュールを備え、利用者モジュールが、当該管理モジュ
ールのインターフェース様式に従う手順で当該管理モジ
ュールとやりとりして削除対象同種データの前記メモリ
の記憶された前記同種データ群からの削除を行うデータ
処理装置において、前記同種データ群を構成する各同種
データは、各同種データを識別するための順序データを
含むと共に、それら各同種データを互いに識別するため
のデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用者モ
ジュールは、前記削除対象同種データについての前記デ
ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
ポインタを取得し、前記削除対象同種データを構成する
前記順序データについての前記データ識別番号及び前記
生成データ構成へのポインタを引数としたデータポイン
タ引用要求を前記管理モジュールに対して行って前記順
序データへのポインタを取得し、前記順序データへのポ
インタを引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジ
ュールに対して行ってワーク領域へのポインタを取得
し、当該取得したワーク領域へのポインタにより特定さ
れるワーク領域に前記順序データを展開すると共に前記
ワーク領域へのポインタと前記順序データへのポインタ
を引数としたデータ登録要求を前記管理モジュールに対
して行って、前記登録対象同種データについての順序デ
ータを前記管理モジュールに通知した上で、 取得した
前記生成データ構成へのポインタを引数としたデータ削
除要求を前記管理モジュールに対して行う一方、前記管
理モジュールは、前記利用者モジュールから前記データ
識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求があっ
た場合には、当該データ識別番号により特定されるデー
タについて予め定義されたデータ構成を前記メモリ上に
生成して、当該生成データ構成へのポインタを前記利用
者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記削
除対象同種データを構成する特定データについての前記
データ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを
引数としたデータポインタ引用要求があった場合には、
当該生成データ構成中の当該データ識別番号に対応する
データへのポインタを前記利用者モジュールに返し、前
記利用者モジュールから前記特定データへのポインタを
引数としたワーク領域引用要求があった場合には、当該
特定データへのポインタにより特定される当該特定デー
タについて予め定義されたデータ構成のワーク領域を前
記メモリに確保すると共に当該ワーク領域へのポインタ
を前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュール
から前記ワーク領域へのポインタと前記特定データへの
ポインタを引数としたデータ登録要求があった場合に
は、前記ワーク領域に展開された前記特定データを前記
生成データ構成中の前記特定データへのポインタにより
示されるデータ構成に展開し、前記利用者モジュールか
ら前記生成データ構成へのポインタを引数としたデータ
削除要求があった場合には、前記削除対象同種データを
構成する順序データと各データ識別番号により特定され
る前記メモリ中の格納アドレスに記憶されたそれら各デ
ータ識別番号に対応するデータの内容を削除することに
より、前記利用者モジュールが前記管理モジュールとの
画一的なやりとりにより前記同種データ群の削除を行え
るようにしたことを特徴とする。
【0019】請求項12に記載のデータ処理装置の制御
方法は、メモリに記憶された装置動作に関連した同種複
数のデータにより構成される同種データ群の削除を管理
する管理モジュールを備え、利用者モジュールが、当該
管理モジュールのインターフェース様式に従う手順で当
該管理モジュールとやりとりして削除対象同種データの
前記メモリの記憶された前記同種データ群からの削除を
行うデータ処理装置の制御方法において、前記同種デー
タ群を構成する各同種データは、各同種データを識別す
るための順序データを含むと共に、それら各同種データ
を互いに識別するためのデータ識別番号が予め付与され
る一方、前記利用者モジュールは、前記削除対象同種デ
ータについての前記データ識別番号を引数としたデータ
構成生成・引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
て生成データ構成へのポインタを取得し、前記削除対象
同種データを構成する前記順序データについての前記デ
ータ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引
数としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュール
に対して行って前記順序データへのポインタを取得し、
前記順序データへのポインタを引数としたワーク領域引
用要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域
へのポインタを取得し、当該取得したワーク領域へのポ
インタにより特定されるワーク領域に前記順序データを
展開すると共に前記ワーク領域へのポインタと前記順序
データへのポインタを引数としたデータ登録要求を前記
管理モジュールに対して行って、前記登録対象同種デー
タについての順序データを前記管理モジュールに通知し
た上で、 取得した前記生成データ構成へのポインタを
引数としたデータ削除要求を前記管理モジュールに対し
て行う一方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュ
ールから前記データ識別番号を引数としたデータ構成生
成・引用要求があった場合には、当該データ識別番号に
より特定されるデータについて予め定義されたデータ構
成を前記メモリ上に生成して、当該生成データ構成への
ポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モ
ジュールから前記削除対象同種データを構成する特定デ
ータについての前記データ識別番号及び前記生成データ
構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要求
があった場合には、当該生成データ構成中の当該データ
識別番号に対応するデータへのポインタを前記利用者モ
ジュールに返し、前記利用者モジュールから前記特定デ
ータへのポインタを引数としたワーク領域引用要求があ
った場合には、当該特定データへのポインタにより特定
される当該特定データについて予め定義されたデータ構
成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に当該ワー
ク領域へのポインタを前記利用者モジュールに返し、前
記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポインタと
前記特定データへのポインタを引数としたデータ登録要
求があった場合には、前記ワーク領域に展開された前記
特定データを前記生成データ構成中の前記特定データへ
のポインタにより示されるデータ構成に展開し、前記利
用者モジュールから前記生成データ構成へのポインタを
引数としたデータ削除要求があった場合には、前記削除
対象同種データを構成する順序データと各データ識別番
号により特定される前記メモリ中の格納アドレスに記憶
されたそれら各データ識別番号に対応するデータの内容
を削除することにより、前記利用者モジュールが前記管
理モジュールとの画一的なやりとりにより前記同種デー
タ群の削除を行えるようにしたことを特徴とする。
【0020】請求項13に記載のデータ処理装置は、メ
モリに記憶された装置動作に関連した複数のデータから
構成される複合データへのアクセスを管理する管理モジ
ュールを備え、利用者モジュールが、当該管理モジュー
ルのインターフェース様式に従う手順で当該管理モジュ
ールとやりとりして前記メモリに記憶されたアクセス対
象データへのアクセスを行うデータ処理装置において、
前記利用者モジュールと前記管理モジュールとの間に介
在し、前記複合データを構成する各データ識別番号に対
応するデータの親子関係を定義する親子関係テーブルに
基づいて、前記複合データを構成する各データ識別番号
に対応するデータを展開するためのデータ構成であるア
プリデータを管理するアプリデータ管理モジュールを備
え、前記アプリデータ管理モジュールは、前記利用者モ
ジュールからのデータ識別番号を引数とするアプリデー
タ生成要求があると、当該データ識別番号のデータに対
応するデータ生成関数及び当該データと親子関係にある
データに対応するデータ生成関数を再帰的に実行して前
記アプリデータを生成すると共に当該アプリデータへの
ポインタを返すことにより、前記利用者モジュールが前
記アプリデータの生成を画一的なやりとりにより行える
ようにしたことを特徴とするデータ処理装置。
【0021】請求項14に記載のデータ処理装置の制御
方法は、メモリに記憶された装置動作に関連した複数の
データから構成される複合データへのアクセスを管理す
る管理モジュールを備え、利用者モジュールが、当該管
理モジュールのインターフェース様式に従う手順で当該
管理モジュールとやりとりして前記メモリに記憶された
アクセス対象データへのアクセスを行うデータ処理装置
の制御方法において、前記利用者モジュールと前記管理
モジュールとの間に介在し、前記複合データを構成する
各データ識別番号に対応するデータの親子関係を定義す
る親子関係テーブルに基づいて、前記複合データを構成
する各データ識別番号に対応するデータを展開するため
のデータ構成であるアプリデータを管理するアプリデー
タ管理モジュールを備え、前記アプリデータ管理モジュ
ールは、前記利用者モジュールからのデータ識別番号を
引数とするアプリデータ生成要求があると、当該データ
識別番号のデータに対応するデータ生成関数及び当該デ
ータと親子関係にあるデータに対応するデータ生成関数
を再帰的に実行して前記アプリデータを生成すると共に
当該アプリデータへのポインタを返すことにより、前記
利用者モジュールが前記アプリデータの生成を画一的な
やりとりにより行えるようにしたことを特徴とする。
【0022】請求項15に記載のデータ処理装置は、請
求項13に記載のデータ処理装置において、前記アプリ
データ管理モジュールが生成する前記アプリデータを構
成する各子データは親データへのポインタを含み、各子
データ間の情報伝達を可能としたことを特徴とする。
【0023】請求項16に記載のデータ処理装置の制御
方法は、請求項14に記載のデータ処理装置の制御方法
において、前記アプリデータ管理モジュールが生成する
前記アプリデータを構成する各子データは親データへの
ポインタを含み、各子データ間の情報伝達を可能とした
ことを特徴とする。
【0024】請求項17に記載のデータ処理装置は、請
求項13または15のいずれかに記載のデータ処理装置
において、前記アプリデータ管理モジュールは、前記利
用者モジュールからの前記アプリデータへのポインタ及
びデータ識別番号を引数とするアプリデータ引用要求が
あると、当該アプリデータへのポインタにより指し示さ
れるアプリデータにおいて当該データ識別番号に該当す
るデータへのポインタを返すことにより、前記利用者モ
ジュールが前記アプリデータのを構成する各複合データ
の構成要素の引用を画一的なやりとりにより行えるよう
にしたことを特徴とする。
【0025】請求項18に記載のデータ処理装置の制御
方法は、請求項14または16のいずれかに記載のデー
タ処理装置の制御方法において、前記アプリデータ管理
モジュールは、前記利用者モジュールからの前記アプリ
データへのポインタ及びデータ識別番号を引数とするア
プリデータ引用要求があると、当該アプリデータへのポ
インタにより指し示されるアプリデータにおいて当該デ
ータ識別番号に該当するデータへのポインタを返すこと
により、前記利用者モジュールが前記アプリデータのを
構成する各複合データの構成要素の引用を画一的なやり
とりにより行えるようにしたことを特徴とする。
【0026】請求項19に記載のデータ処理装置は、請
求項13、15または17のいずれかに記載のデータ処
理装置において、前記アプリデータ管理モジュールは、
前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
ンタを引数とするアプリデータ削除要求があると、当該
アプリデータへのポインタにより指し示されるアプリデ
ータに対応するデータ削除関数を実行して当該アプリデ
ータを削除して記憶領域の解放を行うことにより、前記
利用者モジュールが前記アプリデータの削除を画一的な
やりとりにより行えるようにしたことを特徴とする。
【0027】請求項20に記載のデータ処理装置の制御
方法は、請求項14、16または18のいずれかに記載
のデータ処理装置において、前記アプリデータ管理モジ
ュールは、前記利用者モジュールからの前記アプリデー
タへのポインタを引数とするアプリデータ削除要求があ
ると、当該アプリデータへのポインタにより指し示され
るアプリデータに対応するデータ削除関数を実行して当
該アプリデータを削除して記憶領域の解放を行うことに
より、前記利用者モジュールが前記アプリデータの削除
を画一的なやりとりにより行えるようにしたことを特徴
とする。
【0028】請求項21に記載のデータ処理装置は、請
求項13、15、17または19のいずれかに記載のデ
ータ処理装置において、前記アプリデータ管理モジュー
ルは、前記利用者モジュールからの前記アプリデータへ
のポインタを引数とするアプリデータ取消要求がある
と、当該アプリデータへのポインタにより指し示される
アプリデータに対応するデータ初期化関数を実行して当
該アプリデータの内容を初期化することにより、前記利
用者モジュールが前記アプリデータの内容の取消を画一
的なやりとりにより行えるようにしたことを特徴とす
る。
【0029】請求項22に記載のデータ処理装置の制御
方法は、請求項14、16、18または20のいずれか
に記載のデータ処理装置の制御方法において、前記アプ
リデータ管理モジュールは、前記利用者モジュールから
の前記アプリデータへのポインタを引数とするアプリデ
ータ取消要求があると、当該アプリデータへのポインタ
により指し示されるアプリデータに対応するデータ初期
化関数を実行して当該アプリデータの内容を初期化する
ことにより、前記利用者モジュールが前記アプリデータ
の内容の取消を画一的なやりとりにより行えるようにし
たことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0031】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
データ処理装置としてのファクシミリ装置1のブロック
構成を示している。
【0032】同図において、ファクシミリ装置1は、シ
ステム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プ
ロッタ6、画像メモリ7、符号化復号化部8、操作表示
部9、モデム10、網制御部11、及び、システムバス
12により構成されている。また、システム制御部2及
びRAM4は詳細については後述する管理モジュールを
構成する。
【0033】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するものである。
【0034】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。
【0035】RAM4は、前述したようにシステム制御
部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモ
リである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ
用回路によりバックアップされており、装置電源遮断時
にも記憶内容は保持される。
【0036】図1に戻って、スキャナ5は、3.85本
/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の
読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るた
めのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、そ
の線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取
った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動
作)するためのものである。
【0037】画像メモリ7は、スキャナ5で読み取った
画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとし
て蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記
録するまでファイルとして一時的に蓄積したり、通信管
理レポート等の各種レポートの画情報やワンタッチダイ
ヤル登録リストや短縮ダイヤル登録リストの画情報をフ
ォント展開して作成するための一時的な記憶領域として
も使用される。
【0038】符号化復号化部8は、送信画像データを、
G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符
号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、
MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の
復号化方式で復号伸長するものである。
【0039】操作表示部9は、相手先ファクシミリ番号
を指定するためのテンキー、送信スタートキー、ワンタ
ッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが配設される
一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせ
るべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するも
のである。
【0040】モデム10は、G3ファクシミリモデムで
あり、送信データを変調する一方、受信データを復調す
るものである。また、モデム10は、入力されたダイヤ
ル番号に対応してDTMF信号の送出も行う。網制御部
11は、公衆網に接続されて、回線の直流ループの閉結
・解放や、回線の極性反転の検出、回線解放の検出、発
信音の検出、ビジートーン(話し中)等のトーン信号の
検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、ダイヤ
ルパルスの生成を行うものである。システムバス12
は、上記各部がデータをやり取りするための信号ライン
である。
【0041】次に、以上の構成のファクシミリ装置にお
けるデータ処理の態様の第1実施形態、第2実施形態及
び第3実施形態について順に説明する。
【0042】先ず、第1実施形態においては、RAM4
に、図2に示すように、文字列情報用ワーク領域4a、
選択情報用ワーク領域4b、生成データ構成4c、サー
ビスセンター宛先情報4dなどが記憶される。文字列情
報用ワーク領域4a、選択情報用ワーク領域4b、及
び、生成データ構成4cのRAM4における格納アドレ
スは、それぞれポインタPm、Ps、及び、Pdにより
示されるものとする。なお、ポインタPm、Ps、及
び、Pdは、後述するように、固定的なものではなく、
管理モジュールによりその都度設定されるものである。
【0043】図3に、図2に示したようにRAM4に記
憶される、装置動作に関連した各種データの1つであ
る、サービスセンター宛先情報4dの具体的な構成につ
いて示す。
【0044】図3に示すように、サービスセンター宛先
情報4dは、「ダイヤル情報」と、「回線属性」とによ
り構成されている。
【0045】ファクシミリ装置1において管理される各
種データとしては、サービスセンター宛先情報4dを構
成する「ダイヤル情報」やパスワード、ID情報などの
「文字列情報」と、サービスセンター宛先情報4dを構
成する「回線属性」やある機能の「ON」/「OFF」
の設定等、複数の選択項目の中から1つを選択する「選
択情報」とに2つに大別される。
【0046】また、ファクシミリ装置1において管理さ
れる各種データとしては、「文字列情報」のみや、「回
線属性」のみ等の単一データと、サービスセンター宛先
情報4dや通信先情報のように、上記2つの情報を組合
せた複合データも存在する。
【0047】単一データは、図4に示すように、親デー
タのみで構成されている。その親データは、子データへ
のポインタ(この場合、子データは存在しないため、子
データへのポインタは、「NULL」である)とその他
のデータ構成とにより構成される。なお、その、その他
のデータ構成中には、後述するように、当該親データを
その他のデータと区別するためのユニークなデータ識別
番号が含まれる。
【0048】複合データは、図5に示すように、親デー
タと、その親データ中の子データへのポインタにより指
し示されるリストノードの子データとにより構成され
る。各リストノードは、リストノードへのポインタと子
データとにより構成され、リストノードの終端のリスト
ノードにおけるリストノードへのポインタは、「NUL
L」とされてリストノードの終端を示す。
【0049】各リストノードの子データは、更なる子デ
ータへのポインタ(図においては、更なる子データは存
在しないため、子データへのポインタは、「NULL」
とされているが更なるデータが存在するリンク階層の深
いデータもあり得る)とその他のデータ構成とにより構
成される。なお、その、その他のデータ構成中には、後
述するように、当該子データをその他のデータと区別す
るためのユニークなデータ識別番号が含まれる。
【0050】ROM3には、図6に示すように、親子関
係テーブル3aが予め設定記憶されている。
【0051】親子関係テーブル3aは、親データテーブ
ル3aaと、その親データテーブル中の、子データへの
リンクが存在する親データと関係する子データテーブル
1(3ab)等の子データテーブル群とにより構成され
る。
【0052】親データテーブル3aaにおいて、親デー
タID1、親データID2等の「NULL」で終端す
る、各親データに1対1に対応する各親データ識別番号
と、それら各親データ識別番号対応する子データテーブ
ルへのポインタ(対応する子データがないものについて
は、「NULL」)との対応付けにより構成される。
【0053】親データテーブル3aaにおいて、「親デ
ータID2」に対応する子データテーブルへのポインタ
は、「NULL」ではなく、子データテーブル1(3a
b)の格納アドレスが設定される。
【0054】その、子データテーブル1(3ab)にお
いて、子データID1、子データID2等の「NUL
L」で終端する、各子データに1対1に対応する各子デ
ータ識別番号と、それら各子データ識別番号に対応する
子データテーブルへのポインタ(対応する子データがな
いものについては、「NULL」)との対応付けにより
構成される。
【0055】また、ROM3には、図7に示すように、
識別番号/格納アドレス対応テーブル3bが予め設定記
憶されている。
【0056】その識別番号/格納アドレス対応テーブル
3bは、各種データに対応する各データ識別番号と、そ
れら各種データのRAM4における格納アドレスとの対
応付けにより構成され、各データ識別番号により特定さ
れるデータが実際にRAM4のどの位置に登録されてい
るのかを判断するために参照される。
【0057】また、ROM3には、図8に示すように、
識別番号/データ構成対応テーブル3cが予め設定記憶
されている。
【0058】その識別番号/データ構成対応テーブル3
cは、各種データに対応する各データ識別番号と、それ
ら各種データに対応するデータ構成との対応付けにより
構成され、各データ識別番号により特定されるデータの
データ構成を生成のために参照される。
【0059】なお、図8に示す識別番号/データ構成対
応テーブル3cは、親データまたは子データにおける、
後述する図9、図10、図11または図12に示すよう
な1階層のデータ構成のみが記されるため、多階層の複
合データにおいては、図6に示した親子関係テーブル3
aと図8に示す識別番号/データ構成対応テーブル3c
とを参照して、階層構造と、各階層を構成するデータの
具体的なデータ構成を生成する。
【0060】親データや子データの各データを構成する
「文字列情報」と「選択情報」との共通のデータ構成と
しては、図9に示すように、データを登録/引用/削除す
るための各処理関数(ROM3に格納されている)への
ポインタ、及び、データ識別番号:IDとを組み合わせ
た構造で表現される。
【0061】例えば、同種のデータの管理数が多い場合
には、圧縮した形態でデータを記憶したり、各データ毎
に最終的な記憶形態が異なるのが一般的であるため、登
録/引用/削除の各処理は、それら各処理のための関数を
呼出すためのポインタをデータ毎設定できるようして対
応する。
【0062】図4や図5の関係と合わせ、親データのみ
の単一データや、複合データを構成する子データの共通
データ構成は、図10のようになり、「子データ(へ
の)ポインタ」と「データ種別」が付加される。「デー
タ種別」は、「文字列情報」または「選択情報」であ
る。
【0063】文字列データの場合には、図10のデータ
構成における「データ種別」が「文字列情報」となると
共に、更に、図11に示すように、「最大文字列数」と
それに続く「文字列情報」が追加される。その「文字列
情報」は、「NULL」で終端する「文字情報」の列に
より構成される。
【0064】選択データの場合には、図10のデータ構
成における「データ種別」が「選択情報」となると共
に、更に、図12に示すように、「選択肢数」と「選択
属性」とが追加される。
【0065】画一的インタフェースを提供するために、
データの登録/引用のためにRAM4に図2に示したよ
うに確保されるワーク領域についても本システムにて管
理する。
【0066】「文字列情報」と「選択情報」とで性質が
異なるため、「文字列情報」用のワーク領域4aは、図
13に示すように、「NULL」で終端する「文字情
報」の列により構成される。そのワーク領域4aへのポ
インタは前述したように、Pmである。
【0067】また、「選択情報」用のワーク領域4b
は、図14に示すように、「NULL」で終端する「リ
ストノードへのポインタ」により互いに連結した「属性
値」と「選択状態」との組により構成される。
【0068】なお、本実施の形態で扱うデータ種別は、
「文字情報」及び「選択情報」のみであるが、その他の
例えば数値情報などのその他の種別のデータについて
も、そのデータ構成や、そのためのワーク領域の構成を
定義できるのはいうまでない。
【0069】次に、各種データの登録/引用/削除を管
理する管理モジュールを利用して、各種データの登録/
引用/削除を行う利用者モジュールにおいて、サービス
センター宛先情報4dを引用/登録/削除する場合の処
理例について、サービスセンター宛先情報を引用して登
録して削除する場合を例に、図15及び図16を参照し
て説明する。なお、利用者モジュールは、具体的には、
操作表示部9から入力されるものである。
【0070】先ず、図15において、利用者モジュール
は、予め把握している、サービスセンター宛先情報4d
のデータ識別番号を引数として、データ構成生成・引用
要求を管理モジュールに対して行う(処理101)。
【0071】その処理101におけるデータ構成生成・
引用要求に対応する、後述する図20に示す処理が、管
理モジュールにより行われて生成データ構成4cへのポ
インタPdが返されるため、その返された生成データ構
成4cへのポインタPdを取得する(処理102)。
【0072】そして、図3に示したようにサービスセン
ター宛先情報4dを構成するダイヤル情報のデータ識別
番号(予め把握している)と処理102で取得したポイ
ンタPdを引数として、データポインタ引用要求を、管
理モジュールに対して行う(処理103)。
【0073】その処理103におけるデータポインタ引
用要求に対応する、後述する図21に示す処理が、管理
モジュールにより行われて生成データ構成4c中のダイ
ヤル情報へのポインタが返されるため、その返されたダ
イヤル情報へのポインタを取得する(処理104)。
【0074】そして、処理104により取得したダイヤ
ル情報へのポインタを引数として、ワーク領域引用要求
を、管理モジュールに対して行う(処理105)。
【0075】その処理105におけるワーク領域引用要
求に対応する、後述する図22に示す処理が、管理モジ
ュールにより行われて生成データ構成4c中のダイヤル
情報のデータ構成に適合するワーク領域(この場合文字
列用ワーク領域4a)へのポインタPmが返されるた
め、その返されたワーク領域へのポインタPmを取得す
る(処理106)。
【0076】これにより、サービスセンター宛先情報4
dを構成するダイヤル情報の引用/登録/削除のために
必要な生成データ構成4dへのポインタPdや、生成デ
ータ構成4d中のダイヤル情報へのポインタや、文字列
情報用ワーク領域4aへのポインタPmが得られたこと
になる。
【0077】そこで、処理104で取得したダイヤル情
報へのポインタと、処理106で取得したワーク領域へ
のポインタPmとを引数として、データ引用要求を、管
理モジュールに対して行う(処理107)。
【0078】その処理107におけるデータ引用要求に
対応する、後述する図23に示す処理が、管理モジュー
ルにより行われて生成データ構成4c中のダイヤル情報
のデータ構成に展開されたダイヤル情報の内容が、ポイ
ンタPmで指し示される文字列情報用ワーク領域4aに
展開されることになる。
【0079】処理107で文字列情報用ワーク領域4a
に引用されたダイヤル情報は、サービスセンターへの発
呼のためや、登録済みダイヤル情報の確認表示等に使用
できるものであるが、本処理手順では、単に引用するだ
けとする。
【0080】そして、予め操作表示部9を介したユーザ
からの操作入力等により予め得たいた、新規のダイヤル
情報を登録する場合は、その新規ダイヤル情報を、ポイ
ンタPmの指し示すアドレスに存在する文字列情報用ワ
ーク領域4aに、図13に示したような文字列情報用ワ
ーク領域4aの構成に適合する形態で格納する(処理1
08)。
【0081】そして、処理104で取得したダイヤル情
報へのポインタと、新規ダイヤル情報を格納した文字列
情報用ワーク領域4aへのポインタPmを引数として子
データ登録要求を、管理モジュールに対して行う(処理
109)。
【0082】その処理109における子データ登録要求
に対応する、後述する図24に示す処理が、管理モジュ
ールにより行われて、ポインタPmで指し示される文字
列情報用ワーク領域4aに格納された新規ダイヤル情報
が、生成データ構成4c中のダイヤル情報のデータ構成
に書き込まれることになる。
【0083】次に、図16に移行して、図3に示したよ
うにサービスセンター宛先情報4dを構成する回線属性
のデータ識別番号(予め把握している)と処理102で
取得したポインタPdを引数として、データポインタ引
用要求を、管理モジュールに対して行う(処理11
0)。
【0084】その処理110におけるデータポインタ引
用要求に対応する、後述する図21に示す処理が、管理
モジュールにより行われて生成データ構成4c中の回線
属性へのポインタが返されるため、その返された回線属
性へのポインタを取得する(処理111)。
【0085】そして、処理110により取得した回線属
性へのポインタを引数として、ワーク領域引用要求を、
管理モジュールに対して行う(処理112)。
【0086】その処理112におけるワーク領域引用要
求に対応する、後述する図22に示す処理が、管理モジ
ュールにより行われて生成データ構成4c中の回線属性
のデータ構成に適合するワーク領域(この場合選択情報
用ワーク領域4bへのポインタPsが返されるため、そ
の返されたワーク領域へのポインタPsを取得する(処
理113)。
【0087】これにより、サービスセンター宛先情報4
dを構成する回線属性の引用/登録/削除のために必要
な生成データ構成4cへのポインタPdや、生成データ
構成4c中の回線属性へのポインタや、選択情報用ワー
ク領域4bへのポインタPsが得られたことになる。
【0088】そこで、処理111で取得した回線属性へ
のポインタと、処理113で取得したワーク領域へのポ
インタPsとを引数として、データ引用要求を、管理モ
ジュールに対して行う(処理114)。
【0089】その処理114におけるデータ引用要求に
対応する、後述する図23に示す処理が、管理モジュー
ルにより行われて生成データ構成4c中の回線属性のデ
ータ構成に展開されたダイヤル情報の内容が、ポインタ
Psで指し示される選択情報用ワーク領域4bに展開さ
れることになる。
【0090】処理114で選択情報用ワーク領域4bに
引用された回線属性は、サービスセンターへの発呼時の
回線選択や、登録済み回線属性の確認表示等に使用でき
るものであるが、本処理手順では、単に引用するだけと
する。
【0091】そして、予め操作表示部9を介したユーザ
からの操作入力等により予め得たいた、新規の回線属性
を登録する場合は、その新規回線属性を、ポインタPs
の指し示すアドレスに存在する選択情報用ワーク領域4
bに、図14に示したような選択情報用ワーク領域4b
の構成に適合する形態で格納する(処理115)。
【0092】そして、処理111で取得した回線属性へ
のポインタと、新規回線属性を格納した選択情報用ワー
ク領域4bへのポインタPsを引数として子データ登録
要求を、管理モジュールに対して行う(処理116)。
【0093】その処理116における子データ登録要求
に対応する、後述する図24に示す処理が、管理モジュ
ールにより行われて、ポインタPsで指し示される選択
情報用ワーク領域4aに格納された新規回線属性が、生
成データ構成4c中の回線属性のデータ構成に書き込ま
れることになる。
【0094】そして、サービスセンター宛先情報4dを
最終的に登録する場合には、処理102で取得した生成
データ構成(親データ)へのポインタPdを引数とし
て、親データ登録要求を、管理モジュールに対して行う
(処理117)。
【0095】その処理117における親データ登録要求
に対応する、後述する図26に示す処理が、管理モジュ
ールにより行われて、ポインタPdで指し示される生成
データ構成中のダイヤル情報や回線属性のデータ構成に
それぞれ展開されたダイヤル情報の内容や回線属性の内
容が、最終的に、図7のテーブル3bにより特定される
RAM4のアドレスに格納されることになる。
【0096】そして、サービスセンター宛先情報4dを
削除する場合には、処理102で取得した生成データ構
成(親データ)へのポインタPdを引数として、親デー
タ削除要求を、管理モジュールに対して行う(処理11
8)。
【0097】その処理118における親データ削除要求
に対応する、後述する図27に示す処理が、管理モジュ
ールにより行われて、ポインタPdで指し示される生成
データ構成を構成する各データの内容が、図7のテーブ
ル3bにより特定されるRAM4中のアドレスから削除
されることになる。
【0098】このように、利用者モジュールは、登録/
引用/削除したい対象データについてのデータ識別番号
を把握しておけば、そのデータ識別番号を管理モジュー
ルに通知して、以後一定の手順により必要な情報を取得
しつつ登録/引用/削除の各処理を行えば、管理モジュ
ール側における、当該対象データの直接的な取り扱い形
態を考慮することなく、当該対象データの登録/引用/
削除を行うことができるようになる。
【0099】したがって、利用者モジュールは、画一的
なインターフェースで管理モジュールを利用した登録/
引用/削除を行え、そのインターフェースの仕様さえ満
たせば、管理モジュール内でのデータ取り扱い形態に変
更があっても、利用者モジュール側の変更は必要なく、
また、利用者モジュール側も、その管理モジュールとの
インターフェースの仕様さえ満たせば、それ以外の仕様
を変更しても、前記管理モジュールの利用が可能で、メ
ンテナンス性や、移植性の向上が可能となる。
【0100】図17に、処理101におけるデータ構成
生成・引用要求に対応して管理モジュールによりRAM
4上に生成されるデータ構成例について示す。
【0101】同図において、ポインタPdで指し示され
る、親データ(この場合サービスセンター宛先情報)の
データ構成は、図9に示した構成で、同図に示すよう
に、子データ(この場合ダイヤル情報)へのポインタ、
サービスセンター宛先情報登録用の関数(setTelNumbe
r)へのポインタ(&setTelNumber)、サービスセンター
宛先情報引用用の関数へのポインタ、サービスセンター
宛先情報削除用の関数へのポインタ、及び、サービスセ
ンター宛先情報についてのデータ識別番号により構成さ
れる。
【0102】親データのデータ構成中の子データへのポ
インタにより指し示される子データ(ダイヤル情報)の
データ構成は、リストノードポインタ(この場合、子デ
ータ(回線属性)のリストノードへのポインタ)と、図
11に示した構成の組合せである。ダイヤル情報のデー
タ構成中の最大文字列数は20桁であり、文字列情報と
して番号「0123」が展開されている。
【0103】ダイヤル情報の子データのリストノードポ
インタにより指し示される子データ(回線属性)のデー
タ構成は、リストノードポインタ(この場合、「NUL
L」)と、図12に示した構成の組合せである。回線属
性のデータ構成中の選択肢数3であり、選択属性として
番号「PSTN」が展開されている。
【0104】図18(a)に処理107により、新規登
録前のダイヤル情報が引用された状態の文字列情報用ワ
ーク領域4aを示し、同図(b)に、処理108により
新規登録のダイヤル情報が格納された文字列情報用ワー
ク領域4aを示す。
【0105】図19(a)に処理114により、新規登
録前の回線属性が引用された状態の選択情報用ワーク領
域4bを示し、同図(b)に、処理115により新規登
録の回線属性が格納された選択情報用ワーク領域4bを
示す。
【0106】次に、管理モジュールにおける各処理手順
について説明する。
【0107】先ず、管理モジュールにおけるデータ構成
生成・引用要求対応処理手順について図20を参照して
説明する。
【0108】同図において、、管理モジュールは、デー
タ識別番号を引数とするデータ構成生成・引用要求があ
ると、引数として通知されたデータ識別番号を、図6に
示した親子関係テーブルと照合して、データ識別番号が
一致するデータが存在するかを確認し(処理201)、
一致するものがない場合には(判断202のNo)、例
えば値「NULL」を返す等のエラー処理を行う(処理
203)。
【0109】一致するデータが存在する、正しいデータ
構成生成・引用要求であった場合には(判断202のY
es)、図6の親子関係テーブル3a及び図8の識別番
号/データ構成対応テーブルを参照して、対応するデー
タ構成をRAM4上に生成する(処理204)。
【0110】なお、各種データの全てについて、データ
構成を静的に持つことも可能であるが、その場合メモリ
容量の消費が膨大なものとなって、組み込み機器のメモ
リ制御上非現実的であるため、本実施の形態では、対象
となるデータ構成を一時的なRAM4上に生成して、そ
の生成データ構成を用いて、登録/引用/削除の処理を行
うようにしている。
【0111】処理204により生成されるデータ構成4
cは、引数のデータ識別番号がサービスセンター宛先情
報4dについてのものであれば、図17に示すようなも
のとなり、親データの登録/引用/削除に必要な処理関数
へのポインタ、子データの登録/引用/削除に必要な処理
関数へのポインタ、データ識別番号等が設定される。
【0112】そして、生成データ構成に関連する登録デ
ータを図7の識別番号/格納アドレス対応テーブル3b
を参照して書き込む(処理205)。
【0113】その処理205の処理は、実際には、サー
ビスセンター宛先情報は特有な形態で記憶されていて、
その特有な形態に対応した特別な引用関数か必要なこと
に鑑みて、図17に示すように親データのデータ構成中
の引用関数へのポインタの項目に記述された、引用関数
(getTelNumber)を呼び出して実行されて、図17に示す
ように、ダイヤル情報の子データの文字列情報には、文
字列"0123"が引用され、回線属性の子データの選択属性
には、PSTNが引用される。
【0114】最後に管理モジュールは、処理204にお
いてRAM4の空き領域に生成したデータ構成へのポイ
ンタPdを利用者モジュールに返す(処理206)。
【0115】次に、管理モジュールにおけるデータポイ
ンタ引用要求対応処理手順について図21を参照して説
明する。
【0116】同図において、管理モジュールは、データ
識別番号と生成データ構成4cへのポインタを引数とす
るデータポインタ引用要求があると、ポインタPdによ
り指し示される生成データ構成4c中のリストノードを
検索し(処理301)、その結果、引数のデータ識別番
号の子データが生成データ構成4c中にない場合には
(判断302のNo)、例えば値「NULL」を返す等
のエラー処理を行う(処理203)。
【0117】一致するデータ識別番号の子データが存在
する、正しいデータポインタ引用要求であった場合には
(判断302のYes)、当該子データへのポインタを
利用者モジュールに返す(処理304)。
【0118】次に、管理モジュールにおけるワーク領域
引用要求対応処理手順について図22を参照して説明す
る。
【0119】同図において、管理モジュールは、データ
ポインタを引数とするワーク領域引用要求があると、そ
の引数のデータポインタにより指し示される生成データ
構成4c中の子データのデータ構成中の「データ種別」
の項目が「文字列情報」か否(「選択情報」)かを判断
し(判断402)、「データ種別」が「文字列情報」で
ある場合には(判断402のYes)、当該子データ
(この場合ダイヤル情報)の「最大文字数」の項目を引
用して、その最大文字数分の、図13に示したような文
字列情報用ワーク領域4aをRAM4上に確保して(処
理403)、その確保した文字列情報用ワーク領域4a
へのポインタPmを利用者モジュールに返す(処理40
4)。
【0120】一方、「データ種別」が「選択情報」であ
る場合には(判断402のNo)、当該子データ(この
場合回線属性)の「選択肢数」の項目を引用して、その
選択指数分の、図14に示したような選択情報用ワーク
領域4bをRAM4上に確保して(処理405)、その
確保した選択情報ワーク領域4bへのポインタPsを利
用者モジュールに返す(処理406)。
【0121】次に、管理モジュールにおけるデータ引用
要求対応処理手順について図23を参照して説明する。
【0122】同図において、管理モジュールは、データ
ポインタ、及び、文字列情報用ワーク領域4aへのポイ
ンタPmまたは選択情報用ワーク領域4bへのポインタ
Psを引数とするデータ引用要求があると、その引数の
データポインタにより指し示される生成データ構成4c
中の子データが「文字列情報」であれば、当該子データ
のデータ構成中の「文字列情報」の項目から文字列情報
(この場合ダイヤル情報)を引用して、ポインタPmで
指し示される文字列情報用ワーク領域4aに、図18
(a)に示したように書き込む(処理501)。なお、
その場合の引用処理は、実際には、ダイヤル情報の子デ
ータのデータ構成中の引用関数ポインタの項目に設定さ
れた関数であるgetString()を呼び出すことにより実行
される。
【0123】一方、その引数のデータポインタにより指
し示される生成データ構成4c中の子データが「選択情
報」であれば、当該子データのデータ構成中の「選択属
性」の項目から選択属性(この場合PSTNまたはIS
DNの別)を引用して、ポインタPsで指し示される選
択情報用ワーク領域4bに、図19(a)に示したよう
に書き込む(処理501)。なお、その場合の引用処理
は、実際には、回線属性の子データのデータ構成中の引
用関数ポインタの項目に設定された関数であるgetSelec
t()を呼び出すことにより実行される。
【0124】次に、管理モジュールにおける子データ登
録要求対応処理手順について図24を参照して説明す
る。
【0125】同図において、管理モジュールは、データ
ポインタ、及び、文字列情報用ワーク領域4aへのポイ
ンタPmまたは選択情報用ワーク領域4bへのポインタ
Psを引数とするデータ引用要求があると、その引数の
データポインタにより指し示される生成データ構成4c
中の子データが「文字列情報」であれば、図18(b)
に示したように、新規登録後の文字列情報が登録されて
いるはずの、ポインタPmで指し示される文字列情報用
ワーク領域4aに展開された文字列情報(この場合ダイ
ヤル情報)を、当該子データのデータ構成中の「文字列
情報」の項目に書き込んで登録する(処理601)。そ
の場合の登録処理は、実際には、ダイヤル情報の子デー
タのデータ構成中の登録関数ポインタの項目に設定され
た関数であるsetString()を呼び出すことにより実行さ
れる。
【0126】一方、その引数のデータポインタにより指
し示される生成データ構成4c中の子データが「選択情
報」であれば、図19(b)に示したように、新規登録
後の選択情報が登録されているはずの、ポインタPsで
指し示される選択情報用ワーク領域4bに展開された選
択情報(この場合回線属性)を、当該子データのデータ
構成中の「選択情報」の項目に書き込んで登録する(処
理601)。その場合の登録処理は、実際には、回線属
性の子データのデータ構成中の登録関数ポインタの項目
に設定された関数であるsetSelect()を呼び出すことに
より実行される。
【0127】図25に、サービスセンター宛先情報4d
について生成された図17に示したデータ構成におい
て、図24の手順により、ダイヤル情報及び回線属性の
各子データが変更された状態について示す。図25にお
いて、ダイヤル情報は「4567」に変更され、回線属
性は「ISDN」に変更されている。
【0128】そのように、テンポラリな領域である生成
データ構成4d中の各子データが登録変更されても、そ
の変更は、RAM4に実際に記憶されているダイヤル情
報や回線属性の内容にはまだ反映されていない。
【0129】生成データ構成4d中の各子データをRA
M4の実際の格納アドレスに登録するため、図26に示
す親データ登録要求対応処理を、管理モジュールが行
う。
【0130】同図において、管理モジュールは、生成デ
ータ構成(親データ:サービスセンター宛先情報)4d
へのポインタPdを引数とする親データ登録要求がある
と、引数として通知されたポインタPdにより特定され
る生成データ構成中の各子データに展開されたダイヤル
情報や回線属性の情報を、図7の識別番号/格納アドレ
ス対応テーブル3bにより特定されるRAM4上の元の
格納場所へ記憶登録する(処理701)。
【0131】その処理701の処理は、実際には、サー
ビスセンター宛先情報4dは特有な形態で記憶されてい
て、その特有な形態に対応した特別な登録関数が必要な
ことに鑑みて、図25に示すように親データのデータ構
成中の登録関数へのポインタの項目に記述された、登録
関数(setTelNumber)を呼び出して実行されて、図25に
示すように、ダイヤル情報として文字列"4567"が登録さ
れ、回線属性として"ISDN"が登録される。
【0132】RAM4の実際の格納アドレスに登録され
ている、サービスセンター宛先情報等の各種データを削
除するため、図27に示す親データ削除要求対応処理
を、管理モジュールが行う。なお、この図27の親デー
タ削除要求対応処理は、生成データ構成4cを予め作成
してそのポインタPdを利用者モジュールに通知済みで
あることが前提となる。
【0133】同図において、管理モジュールは、生成デ
ータ構成(親データ:サービスセンター宛先情報)4d
へのポインタPdを引数とする親データ削除要求がある
と、引数として通知されたポインタPdにより特定され
る生成データ構成中に示される削除関数を介して、図7
の識別番号/格納アドレス対応テーブル3bによりRA
M4上の格納アドレスが特定される、ダイヤル情報や回
線属性の実際の記憶内容を、削除する(処理801)。
【0134】その処理801の処理は、実際には、サー
ビスセンター宛先情報4dは特有な形態で記憶されてい
て、その特有な形態に対応した特別な削除関数が必要な
ことに鑑みて、図25に示すように親データのデータ構
成中の削除関数へのポインタの項目に記述された、削除
関数(deleteTelNumber)を呼び出して実行される。
【0135】このように、管理モジュールは、データ識
別番号を足がかりとした利用者モジュールからの要求に
一定の手順に応じて生成データ構成4cや、ワーク領域
4a、4bや、生成データ構成4c中のデータへのポイ
ンタを利用者モジュールに提供して、各種データの登録
/引用/削除を行わせることができ、管理モジュール内
における各種データの直接的な取り扱い形態を利用者モ
ジュールに意識させることなく、画一的なインターフェ
ースで対応することができるようになる。
【0136】次に、第2実施の形態について説明する。
【0137】この第2実施の形態は、第1実施の形態の
変形例で、同種複数個のデーターのアクセスを画一的な
インターフェースで制御できるようにしようとするもの
である。
【0138】この第2実施の形態においては、RAM4
に、図28に示すように、文字列情報用ワーク領域4
a、選択情報用ワーク領域4b、生成データ構成4c、
通信先情報群4eなどが記憶される。文字列情報用ワー
ク領域4a、選択情報用ワーク領域4b、及び、生成デ
ータ構成4cのRAM4における格納アドレスは、それ
ぞれポインタPm、Ps、及び、Pdにより示されるも
のとする。なお、ポインタPm、Ps、及び、Pdは、
後述するように、固定的なものではなく、管理モジュー
ルによりその都度設定されるものである。
【0139】図29に、図28に示したようにRAM4
に記憶される、装置動作に関連した各種データの1つで
ある、通信先情報群4eの具体的な構成について示す。
【0140】図29に示すように、通信先情報群4e
は、「ダイヤル情報」と「回線属性」とにより構成され
ている複合データとしての各通信先情報のそれぞれに、
順序データとしての短縮番号を対応付けたものとして構
成されている。
【0141】ファクシミリ装置1において管理される各
種データとしては、通信先情報群4eを構成する「ダイ
ヤル情報」、「短縮番号」やパスワード、ID情報など
の「文字列情報」と、通信先情報群4eを構成する「回
線属性」やある機能の「ON」/「OFF」の設定等、
複数の選択項目の中から1つを選択する「選択情報」と
に2つに大別される。
【0142】また、ファクシミリ装置1において管理さ
れる各種データとしては、「文字列情報」のみや、「回
線属性」のみ等の単一データと、通信先情報群4eを構
成する各通信先情報のように、上記2つの情報を組合せ
た複合データも存在する。
【0143】単一データは、第1実施形態と同様に、図
4に示すように、親データのみで構成されている。その
親データは、子データへのポインタ(この場合、子デー
タは存在しないため、子データへのポインタは、「NU
LL」である)とその他のデータ構成とにより構成され
る。なお、その、その他のデータ構成中には、後述する
ように、当該親データをその他のデータと区別するため
のユニークなデータ識別番号が含まれる。
【0144】複合データは、第1実施形態と同様に、図
5に示すように、親データと、その親データ中の子デー
タへのポインタにより指し示されるリストノードの子デ
ータとにより構成される。各リストノードは、リストノ
ードへのポインタと子データとにより構成され、リスト
ノードの終端のリストノードにおけるリストノードへの
ポインタは、「NULL」とされてリストノードの終端
を示す。
【0145】各リストノードの子データは、更なる子デ
ータへのポインタ(図においては、更なる子データは存
在しないため、子データへのポインタは、「NULL」
とされているが更なるデータが存在するリンク階層の深
いデータもあり得る)とその他のデータ構成とにより構
成される。なお、その、その他のデータ構成中には、後
述するように、当該子データをその他のデータと区別す
るためのユニークなデータ識別番号が含まれる。
【0146】ROM3には、第1実施形態と同様に、図
6に示すように、親子関係テーブル3aが予め設定記憶
されている。
【0147】親子関係テーブル3aは、親データテーブ
ル3aaと、その親データテーブル中の、子データへの
リンクが存在する親データと関係する子データテーブル
1(3ab)等の子データテーブル群とにより構成され
る。
【0148】親データテーブル3aaにおいて、親デー
タID1、親データID2等の「NULL」で終端す
る、各親データに1対1に対応する各親データ識別番号
と、それら各親データ識別番号対応する子データテーブ
ルへのポインタ(対応する子データがないものについて
は、「NULL」)との対応付けにより構成される。
【0149】親データテーブル3aaにおいて、「親デ
ータID2」に対応する子データテーブルへのポインタ
は、「NULL」ではなく、子データテーブル1(3a
b)の格納アドレスが設定される。
【0150】その、子データテーブル1(3ab)にお
いて、子データID1、子データID2等の「NUL
L」で終端する、各子データに1対1に対応する各子デ
ータ識別番号と、それら各子データ識別番号に対応する
子データテーブルへのポインタ(対応する子データがな
いものについては、「NULL」)との対応付けにより
構成される。
【0151】また、ROM3には、第1実施形態と同様
に、図7に示すように、識別番号/格納アドレス対応テ
ーブル3bが予め設定記憶されている。
【0152】その識別番号/格納アドレス対応テーブル
3bは、各種データに対応する各データ識別番号と、そ
れら各種データのRAM4における格納アドレスとの対
応付けにより構成され、各データ識別番号により特定さ
れるデータが実際にRAM4のどの位置に登録されてい
るのかを判断するために参照される。
【0153】また、ROM3には、第1実施形態と同様
に、図8に示すように、識別番号/データ構成対応テー
ブル3cが予め設定記憶されている。
【0154】その識別番号/データ構成対応テーブル3
cは、各種データに対応する各データ識別番号と、それ
ら各種データに対応するデータ構成との対応付けにより
構成され、各データ識別番号により特定されるデータの
データ構成を生成のために参照される。
【0155】なお、図8に示す識別番号/データ構成対
応テーブル3cは、親データまたは子データにおける、
後述する図9、図10、図11または図12に示すよう
な1階層のデータ構成のみが記されるため、多階層の複
合データにおいては、図6に示した親子関係テーブル3
aと図8に示す識別番号/データ構成対応テーブル3c
とを参照して、階層構造と、各階層を構成するデータの
具体的なデータ構成を生成する。
【0156】親データや子データの各データを構成する
「文字列情報」と「選択情報」との共通のデータ構成と
しては、第1実施形態と同様に、図9に示すように、デ
ータを登録/引用/削除するための各処理関数(ROM3
に格納されている)へのポインタ、及び、データ識別番
号:IDとを組み合わせた構造で表現される。
【0157】例えば、同種のデータの管理数が多い場合
には、圧縮した形態でデータを記憶したり、各データ毎
に最終的な記憶形態が異なるのが一般的であるため、登
録/引用/削除の各処理は、それら各処理のための関数を
呼出すためのポインタをデータ毎設定できるようして対
応する。
【0158】図4や図5の関係と合わせ、親データのみ
の単一データや、複合データを構成する子データの共通
データ構成は、図10のようになり、「子データ(へ
の)ポインタ」と「データ種別」が付加される。「デー
タ種別」は、「文字列情報」または「選択情報」であ
る。
【0159】文字列データの場合には、図10のデータ
構成における「データ種別」が「文字列情報」となると
共に、更に、図11に示すように、「最大文字列数」と
それに続く「文字列情報」が追加される。その「文字列
情報」は、「NULL」で終端する「文字情報」の列に
より構成される。
【0160】選択データの場合には、図10のデータ構
成における「データ種別」が「選択情報」となると共
に、更に、図12に示すように、「選択肢数」と「選択
属性」とが追加される。
【0161】画一的インタフェースを提供するために、
データの登録/引用のためにRAM4に図2に示したよ
うに確保されるワーク領域についても本システムにて管
理する。
【0162】「文字列情報」と「選択情報」とで性質が
異なるため、「文字列情報」用のワーク領域4aは、図
13に示すように、「NULL」で終端する「文字情
報」の列により構成される。そのワーク領域4aへのポ
インタは前述したように、Pmである。
【0163】また、「選択情報」用のワーク領域4b
は、図14に示すように、「NULL」で終端する「リ
ストノードへのポインタ」により互いに連結した「属性
値」と「選択状態」との組により構成される。
【0164】次に、各種データの登録/引用/削除を管
理する管理モジュールを利用して、各種データの登録/
引用/削除を行う利用者モジュールにおいて、同種複数
の複合データを引用/登録/削除する場合の処理例につ
いて、通信先情報群4eを構成する各通信先情報を引用
して登録して削除する場合を例に、図30、図15及び
図16を参照して説明する。なお、管理モジュール及び
利用者モジュールは、それぞれROM3に格納されたプ
ログラムがシステム制御部2により実行されることのよ
り実現されるものである。
【0165】先ず、図30において、利用者モジュール
は、予め把握している、通信先情報のデータ識別番号を
引数として、データ構成生成・引用要求を管理モジュー
ルに対して行う(処理1001)。
【0166】その処理1001におけるデータ構成生成
・引用要求に対応して、第1実施形態において説明済み
の図20に示した処理が、管理モジュールにより行われ
て生成データ構成4cへのポインタPdが返されるた
め、その返された生成データ構成4cへのポインタPd
を取得する(処理1002)。
【0167】なお、図20の管理モジュールによる処理
手順における処理204で生成される通信再情報のデー
タ構成は、図31に示すもので、ダイヤル情報、回線属
性、短縮番号/順序データの各データの中身は空(NU
LL)の状態である。
【0168】そして、図29に示したように通信先情報
を構成する順序データとしての短縮番号のデータ識別番
号(予め把握している)と処理1002で取得したポイ
ンタPdを引数として、データポインタ引用要求を、管
理モジュールに対して行う(処理1003)。
【0169】その処理1003におけるデータポインタ
引用要求に対応する、第1実施形態において説明済みの
図21に示した処理が、管理モジュールにより行われて
生成データ構成4c中の短縮番号/順所データへのポイ
ンタが返されるため、その返された短縮番号/順序デー
タへのポインタを取得する(処理1004)。
【0170】そして、処理1004により取得した短縮
番号/順序データへのポインタを引数として、ワーク領
域引用要求を、管理モジュールに対して行う(処理10
05)。
【0171】その処理1005におけるワーク領域引用
要求に対応する、第1実施形態において説明済みの図2
2に示す処理が、管理モジュールにより行われて生成デ
ータ構成4c中の短縮番号/順序データのデータ構成に
適合するワーク領域(この場合文字列用ワーク領域4
a)へのポインタPmが返されるため、その返されたワ
ーク領域へのポインタPmを取得する(処理100
6)。
【0172】これにより、通信先情報を構成する短縮番
号/順序データの引用/登録/削除のために必要な生成
データ構成4cへのポインタPdや、生成データ構成4
c中の短縮番号/順序データへのポインタや、文字列情
報用ワーク領域4aへのポインタPmが得られたことに
なる。
【0173】そこで、処理1004で取得した短縮番号
/順序データへのポインタと、処理1006で取得した
ワーク領域へのポインタPmとを引数として、データ引
用要求を、管理モジュールに対して行う(処理100
7)。
【0174】その処理1007におけるデータ引用要求
に対応する、第1実施形態において説明済みの図23に
示した処理が、管理モジュールにより行われて生成デー
タ構成4c中の短縮番号/順序データのデータ構成に展
開された短縮番号/順序データの内容(この場合NUL
L)が、ポインタPmで指し示される文字列情報用ワー
ク領域4aに、図32(a)に示すように、展開される
ことになる。
【0175】そして、予め操作表示部9を介したユーザ
からの操作入力により短縮ダイヤルの登録時等に指定さ
れた短縮番号/順序データについての通信先情報を登録
する場合は、その登録しようとする通信先情報に対応す
る、編集後順序データを、ポインタPmの指し示すアド
レスに存在する文字列情報用ワーク領域4aに、図32
(b)に示したような文字列情報用ワーク領域4aの構
成に適合する形態で格納する(処理1008)。
【0176】そして、処理1004で取得した短縮番号
/順序データへのポインタと、編集後順序データを格納
した文字列情報用ワーク領域4aへのポインタPmを引
数として子データ登録要求を、管理モジュールに対して
行う(処理1009)。
【0177】その処理1009における子データ登録要
求に対応する、第1実施形態において説明済みの図24
に示した処理が、管理モジュールにより行われて、ポイ
ンタPmで指し示される文字列情報用ワーク領域4aに
格納された編集後順序データが、生成データ構成4c中
の短縮番号/順序データのデータ構成に書き込まれるこ
とになる(図33参照)。その場合、子データに設定さ
れている引用関数(setString)が実行される。
【0178】処理1009の後は、ポインタPdを引数
として同種データ引用要求を行う(処理1010)。
【0179】その処理1010に対応して、管理モジュ
ールでは、図34に示す処理手順を行う。すなわち、引
数として指示されたポインタPdの生成データ構成(図
33に示す状態)中の順序データ(この場合「1」)に
対応するデータ、すなわち通信先情報を構成するダイヤ
ル情報及び回線属性を、各子データにロードする(処理
1101)(図35参照)。その場合、親データに設定
されている引用関数(getTelNumber)が実行される。そ
の引用関数(getTelNumber)は、生成データ構成中の子
データとしての順序データを参照して対応するダイヤル
情報及び回線属性をRAM4の格納アドレスから読み出
して、対応する子データにロードすることになるため、
通信先情報群4eを構成する各通信先情報の格納形態は
親データだけが知っていればよく、子データはそれを意
識する必要がない。また、利用者モジュール側も、各短
縮番号/順序データのそれぞれに対応する通信先情報の
全てについて個別のインターフェースで引用/登録/削
除を行う必要が無く、短縮番号/順序データを登録した
上で、通信先情報の引用/登録/削除を行うようにする
ことで、各短縮番号/順序データに対応した通信先情報
の引用/登録/削除を画一的なインターフェースで行う
ことができるようになる。
【0180】さて、処理1010の後は、図15の処理
103に移行する。
【0181】図15の処理103では、図29に示した
ように通信先情報を構成するダイヤル情報のデータ識別
番号(予め把握している)と、図30の処理1002で
取得したポインタPdを引数として、データポインタ引
用要求を、管理モジュールに対して行う(処理10
3)。
【0182】その処理103におけるデータポインタ引
用要求に対応する、第1実施形態において説明済みの図
21に示した処理が、管理モジュールにより行われて生
成データ構成4c中のダイヤル情報へのポインタが返さ
れるため、その返されたダイヤル情報へのポインタを取
得する(処理104)。
【0183】そして、処理104により取得したダイヤ
ル情報へのポインタを引数として、ワーク領域引用要求
を、管理モジュールに対して行う(処理105)。
【0184】その処理105におけるワーク領域引用要
求に対応する、第1実施形態において説明済みの図22
に示した処理が、管理モジュールにより行われて生成デ
ータ構成4c中のダイヤル情報のデータ構成に適合する
ワーク領域(この場合文字列用ワーク領域4a)へのポ
インタPmが返されるため、その返されたワーク領域へ
のポインタPmを取得する(処理106)。
【0185】これにより、通信先情報を構成するダイヤ
ル情報の引用/登録/削除のために必要な生成データ構
成4dへのポインタPdや、生成データ構成4d中のダ
イヤル情報へのポインタや、文字列情報用ワーク領域4
aへのポインタPmが得られたことになる。
【0186】そこで、処理104で取得したダイヤル情
報へのポインタと、処理106で取得したワーク領域へ
のポインタPmとを引数として、データ引用要求を、管
理モジュールに対して行う(処理107)。
【0187】その処理107におけるデータ引用要求に
対応する、第1実施形態において説明済みの図23に示
す処理が、管理モジュールにより行われて生成データ構
成4c中のダイヤル情報のデータ構成に展開されたダイ
ヤル情報の内容が、ポインタPmで指し示される文字列
情報用ワーク領域4aに展開されることになる。
【0188】そして、予め操作表示部9を介したユーザ
からの操作入力等により予め得たいた、新規のダイヤル
情報を登録する場合は、その新規ダイヤル情報を、ポイ
ンタPmの指し示すアドレスに存在する文字列情報用ワ
ーク領域4aに、図13に示したような文字列情報用ワ
ーク領域4aの構成に適合する形態で格納する(処理1
08)。
【0189】そして、処理104で取得したダイヤル情
報へのポインタと、新規ダイヤル情報を格納した文字列
情報用ワーク領域4aへのポインタPmを引数として子
データ登録要求を、管理モジュールに対して行う(処理
109)。
【0190】その処理109における子データ登録要求
に対応する、第1実施形態において説明済みの図24に
示した処理が、管理モジュールにより行われて、ポイン
タPmで指し示される文字列情報用ワーク領域4aに格
納された新規ダイヤル情報が、生成データ構成4c中の
ダイヤル情報のデータ構成に書き込まれることになる。
【0191】次に、図16に移行して、図29に示した
ように通信先情報を構成する回線属性のデータ識別番号
(予め把握している)と、図30の処理1002で取得
したポインタPdを引数として、データポインタ引用要
求を、管理モジュールに対して行う(処理110)。
【0192】その処理110におけるデータポインタ引
用要求に対応する、第1実施形態において説明済みの図
21に示した処理が、管理モジュールにより行われて生
成データ構成4c中の回線属性へのポインタが返される
ため、その返された回線属性へのポインタを取得する
(処理111)。
【0193】そして、処理110により取得した回線属
性へのポインタを引数として、ワーク領域引用要求を、
管理モジュールに対して行う(処理112)。
【0194】その処理112におけるワーク領域引用要
求に対応する、第1実施形態において説明済みの図22
に示した処理が、管理モジュールにより行われて生成デ
ータ構成4c中の回線属性のデータ構成に適合するワー
ク領域(この場合選択情報用ワーク領域4bへのポイン
タPsが返されるため、その返されたワーク領域へのポ
インタPsを取得する(処理113)。
【0195】これにより、通信先情報を構成する回線属
性の引用/登録/削除のために必要な生成データ構成4
cへのポインタPdや、生成データ構成4c中の回線属
性へのポインタや、選択情報用ワーク領域4bへのポイ
ンタPsが得られたことになる。
【0196】そこで、処理111で取得した回線属性へ
のポインタと、処理113で取得したワーク領域へのポ
インタPsとを引数として、データ引用要求を、管理モ
ジュールに対して行う(処理114)。
【0197】その処理114におけるデータ引用要求に
対応する、第1実施形態において説明済みの図23に示
した処理が、管理モジュールにより行われて生成データ
構成4c中の回線属性のデータ構成に展開されたダイヤ
ル情報の内容が、ポインタPsで指し示される選択情報
用ワーク領域4bに展開されることになる。
【0198】そして、予め操作表示部9を介したユーザ
からの操作入力等により予め得たいた、新規の回線属性
を登録する場合は、その新規回線属性を、ポインタPs
の指し示すアドレスに存在する選択情報用ワーク領域4
bに、図14に示したような選択情報用ワーク領域4b
の構成に適合する形態で格納する(処理115)。
【0199】そして、処理111で取得した回線属性へ
のポインタと、新規回線属性を格納した選択情報用ワー
ク領域4bへのポインタPsを引数として子データ登録
要求を、管理モジュールに対して行う(処理116)。
【0200】その処理116における子データ登録要求
に対応する、第1実施形態において説明済みの図24に
示した処理が、管理モジュールにより行われて、ポイン
タPsで指し示される選択情報用ワーク領域4aに格納
された新規回線属性が、生成データ構成4c中の回線属
性のデータ構成に書き込まれることになる。
【0201】そして、通信先情報を最終的に登録する場
合には、図30の処理1002で取得した生成データ構
成(親データ)へのポインタPdを引数として、親デー
タ登録要求を、管理モジュールに対して行う(処理11
7)。
【0202】その処理117における親データ登録要求
に対応する、第1実施形態において説明済みの図26に
示した処理が、管理モジュールにより行われて、ポイン
タPdで指し示される生成データ構成中のダイヤル情報
や回線属性のデータ構成にそれぞれ展開されたダイヤル
情報の内容や回線属性の内容(図36参照)が、最終的
に、図7のテーブル3bにより特定されるRAM4のア
ドレスに格納されることになる。その場合、親データに
設定されている登録関数(setTelNumber)が実行され
る。
【0203】そして、通信先情報を削除する場合には、
図30の処理1002で取得した生成データ構成(親デ
ータ)へのポインタPdを引数として、親データ削除要
求を、管理モジュールに対して行う(処理118)。
【0204】その処理118における親データ削除要求
に対応する、第1実施形態において説明済みの図27に
示した処理が、管理モジュールにより行われて、ポイン
タPdで指し示される生成データ構成を構成する各デー
タの内容が、図7のテーブル3bにより特定されるRA
M4中のアドレスから削除されることになる。
【0205】このように、利用者モジュールは、登録/
引用/削除したい通信先情報群4e等の同種データにつ
いてのデータ識別番号を把握しておけば、そのデータ識
別番号を管理モジュールに通知して、以後一定の手順に
より必要な情報を取得しつつ、所望の順序データを登録
した上で、登録/引用/削除の各処理を行えば、管理モ
ジュール側における、各順序データに対応した同種デー
タの直接的な取り扱い形態を考慮することなく、当該所
望の順序データに対応する同種データの登録/引用/削
除を行うことができるようになる。
【0206】したがって、利用者モジュールは、画一的
なインターフェースで管理モジュールを利用した通信先
情報等の同種データの登録/引用/削除を行え、そのイ
ンターフェースの仕様さえ満たせば、管理モジュール内
での同種データの取り扱い形態に変更があっても、利用
者モジュール側の変更は必要なく、また、利用者モジュ
ール側も、その管理モジュールとのインターフェースの
仕様さえ満たせば、それ以外の仕様を変更しても、前記
管理モジュールの利用が可能で、メンテナンス性や、移
植性の向上が可能となる。
【0207】次に、第3実施の形態について説明する。
【0208】この第3実施の形態は、第1実施の形態の
変形例で、複数のデータから構成される複合データの生
成及び引用、複合データを構成する各構成要素への情報
伝達、複合データの各構成要素の取り消し、及び、複合
データの削除を画一的なインターフェースで制御できる
ようにしようとするものである。
【0209】ファクシミリ装置1において管理される各
種データとしては、通信先情報を構成する「ダイヤル情
報」やパスワード、ID情報などの「文字列情報」と、
通信先情報を構成する「回線属性」やある機能の「O
N」/「OFF」の設定等、複数の選択項目の中から1
つを選択する「選択情報」とに2つに大別される。
【0210】また、ファクシミリ装置1において管理さ
れる各種データとしては、「文字列情報」のみや、「回
線属性」のみ等の単一データと、サービスセンター宛先
情報4dや通信先情報のように、上記2つの情報を組合
せた複合データも存在する。
【0211】単一データは、図37に示すように、親デ
ータのみで構成されている。その親データは、子データ
へのポインタ(この場合、子データは存在しないため、
子データへのポインタは、「NULL」である)、及
び、親データへのポインタ(この場合、親データは存在
しないため、親データへのポインタは、「NULL」で
ある)と、その他のデータ構成とにより構成される。な
お、その、その他のデータ構成中には、後述するよう
に、当該親データをその他のデータと区別するためのユ
ニークなデータ識別番号が含まれる。
【0212】複合データは、図38に示すように、親デ
ータと、その親データ中の子データへのポインタにより
指し示されるリストノードの子データとにより構成され
る。各リストノードは、リストノードへのポインタと子
データとにより構成され、リストノードの終端のリスト
ノードにおけるリストノードへのポインタは、「NUL
L」とされてリストノードの終端を示す。
【0213】各リストノードの子データは、更なる子デ
ータへのポインタ(図においては、更なる子データは存
在しないため、子データへのポインタは、「NULL」
とされているが更なるデータが存在するリンク階層の深
いデータもあり得る)、及び、親データへのポインタ
と、その他のデータ構成とにより構成される。なお、そ
の、その他のデータ構成中には、後述するように、当該
子データをその他のデータと区別するためのユニークな
データ識別番号が含まれる。
【0214】ROM3には、図39に示すように、親子
関係テーブル3aが予め設定記憶されている。
【0215】親子関係テーブル3aは、親データテーブ
ル3aaと、その親データテーブル中の、子データへの
リンクが存在する親データと関係する子データテーブル
1(3ab)等の子データテーブル群とにより構成され
る。
【0216】親データテーブル3aaにおいて、親デー
タID1、親データID2等の「NULL」で終端す
る、各親データに1対1に対応する各親データ識別番号
と、それら各親データ識別番号の親データを生成する関
数へのポインタ、及び、それら各親データ識別番号に対
応する子データテーブルへのポインタ(対応する子デー
タがないものについては、「NULL」)との対応付け
により構成される。
【0217】親データテーブル3aaにおいて、「親デ
ータID2」に対応する子データテーブルへのポインタ
は、「NULL」ではなく、子データテーブル1(3a
b)の格納アドレスが設定される。
【0218】その、子データテーブル1(3ab)にお
いて、子データID1、子データID2等の「NUL
L」で終端する、各子データに1対1に対応する各子デ
ータ識別番号と、それら各子データ識別番号の子データ
を生成する関数へのポインタ、及び、それら各子データ
識別番号に対応する子データテーブルへのポインタ(対
応する子データがないものについては、「NULL」)
との対応付けにより構成される。
【0219】また、ROM3には、図7に示すように、
識別番号/格納アドレス対応テーブル3bが予め設定記
憶されている。
【0220】その識別番号/格納アドレス対応テーブル
3bは、各種データに対応する各データ識別番号と、そ
れら各種データのRAM4における格納アドレスとの対
応付けにより構成され、各データ識別番号により特定さ
れるデータが実際にRAM4のどの位置に登録されてい
るのかを判断するために参照される。
【0221】親データや子データの各データを構成する
「文字列情報」と「選択情報」との共通のデータ構成と
しては、図9に示すように、データを登録/引用/削除す
るための各処理関数(ROM3に格納されている)への
ポインタ、及び、データ識別番号:IDとを組み合わせ
た構造で表現される。
【0222】例えば、同種のデータの管理数が多い場合
には、圧縮した形態でデータを記憶したり、各データ毎
に最終的な記憶形態が異なるのが一般的であるため、登
録/引用/削除の各処理は、それら各処理のための関数を
呼出すためのポインタをデータ毎設定できるようして対
応する。
【0223】図37や図38の関係と合わせ、親データ
のみの単一データや、複合データを構成する子データの
共通データ構成は、図40のようになり、「子データ
(への)ポインタ」及び「親データ(への)ポインタ」
と「データ種別」が付加される。「データ種別」は、
「文字列情報」または「選択情報」である。
【0224】文字列データの場合には、図40のデータ
構成における「データ種別」が「文字列情報」となると
共に、更に、図41に示すように、「最大文字列数」と
それに続く「文字列情報」が追加される。その「文字列
情報」は、「NULL」で終端する「文字情報」の列に
より構成される。
【0225】選択データの場合には、図40のデータ構
成における「データ種別」が「選択情報」となると共
に、更に、図42に示すように、「選択肢数」と「選択
属性」とが追加される。
【0226】第3実施形態におげる「データ」とは、デ
ータ毎に異なった形態で記憶されている情報を、上記の
ような画一的な形態にしたものを差しており、以後、こ
れを「アプリデータ」と表現する。アプリデータの中に
は、各データ管理モジュールのインターフェースを熟知
している親データが存在しており、かつ、「各データ固
有の(圧縮)形態」と「画一的なデータ」の変換を担当し
ている(変換可能である)ことを前提としている。別の云
い方をすれば、「アプリデータ」は、各データ管理モジ
ュールと、これをアクセスする利用者モジュールの間に
存在する。
【0227】次に、各データ管理モジュールから引用し
たデータを格納する「アプリデータ=器」を、利用者モ
ジュールからの要求に応じて生成し、また、「アプリデ
ータ」の構成要素=子データのアドレスを引用する処理
を行うアプリデータ管理モジュールにおける処理手順に
ついて、図43及び図44を参照して説明する。
【0228】先ず、アプリデータ管理モジュールは、利
用者モジュールから、引数1としての親データポインタ
と、引数2としてのデータ識別番号の通知を伴って、ア
プリデータ生成・引用要求を受けると、引数1が「NU
LL」かを判断し(判断2001)、「NULL」の場
合には(判断2001のYes)、アプリデータの親デ
ータの生成要求と判断して、更に、引数2は親データの
識別番号であるかを判断し(判断2002)、親データ
の識別番号である場合には(判断2002のYes)、
親データのアドレスを返す(処理2003)。
【0229】判断2002において、引数2が親データ
の識別番号ではなく、子データの識別番号である場合に
は(判断2002のNo)、引数2のデータ識別番号が
図39に示した親子関係テーブルにあるかを判断し(判
断2004)、ない場合には(判断2004のNo)、
例えば「NULL」を返す等のエラー処理を行う。
【0230】判断2004において、引数2が親子関係
テーブルにある場合には(判断2004のYes)、対
応するデータ生成関数を実行してデータ生成を行い(処
理2006)、その生成したデータに親データのポイン
タを設定する(処理2007)。複合データでない場合
(判断2008のNo)には、処理を終了する。複合デ
ータであって、データテーブルに未生成データがなくな
った場合には(判断2008のYes、判断2009の
No)、生成した「アプリデータ」の親データポインタ
を返す(処理2010)。
【0231】これにより、利用者モジュールからの、引
数1としての親データポインタと引数2としてのデータ
識別番号の通知を伴う画一的なインターフェースによ
り、アプリデータの生成を行うことができる。
【0232】図45に、以上の処理により、ダイヤル情
報と回線属性とにより構成される複合データとしての通
信先情報について生成されたアプリデータについて示
す。
【0233】さて、判断2001において、引数1が
「NULL」でない場合には(判断2001のNo)、
アプリデータの引用要求と判断して図44の処理200
1に移行する。
【0234】図44の処理2001では、引数1の親デ
ータアドレスから生成したアプリデータのリストノード
をたどる(処理2011)。そして、リストノードがな
い場合には(判断2012のNo)、例えば「NUL
L」を返す等のエラー処理を行う(処理2013)。
【0235】リストノードがある場合には(判断201
2のYes)、引数2のデータ識別番号に該当する子デ
ータがあるかを判断し(判断2014)、ない場合には
(判断2014のNo)、処理2011に戻り更にリス
トノードをたどる。
【0236】判断2014において、引数2のデータ識
別番号に該当する子データがある場合には(判断201
4のYes)、該当する子データのポインタを返す。
【0237】これにより、利用者モジュールからの、引
数1としての親データポインタと引数2としてのデータ
識別番号の通知を伴う画一的なインターフェースによ
り、アプリデータ引用を行うことができる。
【0238】このように、複合データのアプリデータの
生成においては、親子関係テーブルに始まり、その子デ
ータテーブル、孫データテーブルを順に見ていき、リス
ト構造をした、例えば図45に示したような複合データ
が生成される。利用者モジュールは、生成した「アプリ
データ=器」に、図46に示すように、各データ管理モ
ジュールから引用したデータを格納する際、また逆に、
「アプリデータ=器」の編集済みデータを、各データ管
理モジュールへ登録する際には、構成要素である各子デ
ータを引用する。
【0239】親データと子データ間、あるいは、子デー
タ間に依存関係がある場合、ある子データに変化があっ
た際に、そのことを伝える必要がある。これを実現する
ために、この第3実施形態では、処理2007により、
子データに親データへのポインタを持たせている。子デ
ータが親データのポインタを持たない第1実施形態や第
2実施形態では、子データ間での情報の伝達が行えない
が、子データが親データのポインタを持つことで、特定
の子データが他の子データを親データ経由で情報伝達で
き、例えばダイヤル番号の子データと名称文字列の子デ
ータとで合計20桁に制限されるような子データ間で桁
数の制限を越えないようにする場合に、一方の子データ
が他方の子データの桁数をチェックすることができるよ
うになる。
【0240】複合アプリデータを編集する際、オペフロ
ー仕様によって、順次に子データの編集を行う場合があ
る。この場合、最初の子データを決定しても、次の子デ
ータ編集中に取り消し操作されることも想定され、複合
アプリデータを部分的に取り消す処理が必要になる。ま
た、上述のように、組み込み機器のメモリ制御上、予
め、全てのデータをリスト構造で持つことは、非現実的
且つ非効率的のため、生成した複合アプリデータをメモ
リ上から削除する必要がある。
【0241】そこで、複合アプリデータを削除し、また
は、部分的に取り消す処理を行うアプリデータ管理モジ
ュールにおける処理手順について、図47及び図48を
参照して説明する。
【0242】先ず、アプリデータ管理モジュールは、利
用者モジュールから、引数1としての親データポインタ
と、引数2としてのデータ識別番号の通知を伴って、ア
プリデータ削除・取消要求を受けると、引数2が親デー
タ識別番号かを判断し(判断2101)、親データ識別
番号の場合には(判断2101のYes)、アプリデー
タの削除要求と判断して、更に、子データリンクがある
かを判断する(判断2102)。
【0243】子データリンクがない場合には(判断21
03のNo)、親データ削除関数を実行してアプリデー
タをメモリ上から削除してメモリ領域の解放を行う(処
理2103)。判断2103において、子データリンク
がある場合には(判断2102のYes)、その子デー
タリンクを構成する各子データや孫データ(ない場合も
ある)のそれぞれについてデータ削除関数を実行して子
データや孫データを削除する処理を(処理2104)、
子データリンクを構成する各子データや孫データの全て
について再帰的に繰り返す(判断2105のYes)。
【0244】そのようにして親データにリンクする全子
データ・孫データの削除が完了すると(判断2105の
No)、親データ削除関数を実行してアプリデータをメ
モリ上から削除してメモリ領域の解放を行う(処理21
03)。
【0245】判断2101において、引数2が親データ
識別番号でない場合には(判断2101のNo)、アプ
リデータの取消要求と判断して、図48の判断2107
に移行し、子データリンクがあるかを判断する(判断2
107)。
【0246】子データリンクがない場合には(判断21
03のNo)、親データ初期化関数を実行する(処理2
108)。判断2107において、子データリンクがあ
る場合には(判断2107のYes)、その子データリ
ンクを構成する各子データや孫データ(ない場合もあ
る)のそれぞれについてデータ初期化関数を実行して子
データや孫データを初期化する処理を(処理210
9)、子データリンクを構成する各子データや孫データ
の全てについて再帰的に繰り返す(判断2110のYe
s)。
【0247】そのようにして親データにリンクする全子
データ・孫データの初期化が完了すると(判断2110
のNo)、親データ初期化関数を実行してアプリデータ
の初期化を行う(処理2103)。
【0248】このように第3実施形態では、データ識別
番号を引数に、画一的なインタフェースで、各種データ
を生成/引用/通知/取消可能であり、ソフト開発面にお
ける、メンテナンス性、移植性を向上させることができ
るようになる。
【0249】なお、以上説明した実施の形態において
は、サービスセンター宛先情報のように親データに1階
層のみの子データがリンクしたデータを例に説明した
が、本発明は、それに限らず、親データのみや、子デー
タの下層に更に子データがリンクするようなデータ構成
の各種データについても同様に適用可能なものである。
【0250】また、以上説明した実施の形態において
は、本発明をデータ処理装置の1つであるファクシミリ
装置に適用したが、本発明は、それに限らず、ファクシ
ミリ装置、プリンタ装置、スキャナ装置等の各種データ
処理装置に適用可能であることはいうまでもない。
【0251】
【発明の効果】請求項1または2に係る発明によれば、
前記利用者モジュールによる前記管理モジュールを介し
た前記登録対象データの登録は、前記登録対象データの
データ識別番号を前記利用者モジュールから前記管理モ
ジュールに通知して、前記管理モジュールに当該登録対
象データ用のデータ構成を生成してもらい、以後、前記
管理モジュールから必要な情報を得つつ、前記登録対象
データを構成する特定データ用のワーク領域を前記管理
モジュールに確保してもらい、前記ワーク領域に前記特
定データを展開すれば、当該特定データが、前記管理モ
ジュールにより前記生成データ構成を介して、前記メモ
リ中の対応する格納アドレスに記憶されることにより行
われるため、前記利用者モジュールは、前記登録対象デ
ータやそれを構成するデータに対応するデータ識別番号
を予め把握していれば、そのデータ識別番号に基づいて
前記登録対象データの登録に必要な各種情報を前記管理
モジュールに画一的な手順により問い合わせて得つつ前
記登録対象データの登録を行うことができ、前記利用者
モジュールは、前記管理モジュールにおける前記登録対
象データの直接的な取り扱い形態を意識することなく、
前記管理モジュールを利用した前記登録対象データの登
録を行えるようになる。したがって、前記管理モジュー
ルと前記利用者モジュールとのインターフェースを画一
化することができるようになり、ソフトウェア開発面に
おけるメンテナンス性や移植性を向上させることが可能
となる効果が得られる。
【0252】請求項3または4に係る発明によれば、前
記利用者モジュールによる前記管理モジュールを介した
前記引用対象データの引用は、前記引用対象データのデ
ータ識別番号を前記利用者モジュールから前記管理モジ
ュールに通知して、前記管理モジュールに当該引用対象
データ用のデータ構成を生成してもらい、以後、前記管
理モジュールから必要な情報を得つつ、前記引用対象デ
ータを構成する特定データ用のワーク領域を前記管理モ
ジュールに確保してもらい、その確保されたワーク領域
に前記特定データの内容を展開してもらうことにより行
われるため、前記利用者モジュールは、前記引用対象デ
ータやそれを構成するデータに対応するデータ識別番号
を予め把握していれば、そのデータ識別番号に基づいて
前記引用対象データの引用に必要な各種情報を前記管理
モジュールに画一的な手順により問い合わせて得つつ前
記引用対象データの引用を行うことができ、前記利用者
モジュールは、前記管理モジュールにおける前記引用対
象データの直接的な取り扱い形態を意識することなく、
前記管理モジュールを利用した前記引用対象データの引
用を行えるようになる。したがって、前記管理モジュー
ルと前記利用者モジュールとのインターフェースを画一
化することができるようになり、ソフトウェア開発面に
おけるメンテナンス性や移植性を向上させることが可能
となる効果が得られる。
【0253】請求項5または6に係る発明によれば、前
記利用者モジュールによる前記管理モジュールを介した
前記削除対象データの削除は、前記削除対象データのデ
ータ識別番号を前記利用者モジュールから前記管理モジ
ュールに通知して、前記管理モジュールに当該削除対象
データ用のデータ構成を生成してもらい、その生成デー
タ構成を指定した削除要求を行うことにより行われるた
め、前記利用者モジュールは、前記削除対象データに対
応するデータ識別番号を予め把握していれば、そのデー
タ識別番号に基づいて前記削除対象データの削除に必要
な情報を前記管理モジュールに画一的な手順により問い
合わせて得つつ前記削除対象データの削除を行うことが
でき、前記利用者モジュールは、前記管理モジュールに
おける前記削除対象データの直接的な取り扱い形態を意
識することなく、前記管理モジュールを利用した前記削
除対象データの削除を行えるようになる。したがって、
前記管理モジュールと前記利用者モジュールとのインタ
ーフェースを画一化することができるようになり、ソフ
トウェア開発面におけるメンテナンス性や移植性を向上
させることが可能となる効果が得られる。
【0254】請求項7または8に係る発明によれば、前
記利用者モジュールによる前記管理モジュールを介した
前記登録対象同種データの登録は、前記登録対象同種デ
ータのデータ識別番号を前記利用者モジュールから前記
管理モジュールに通知して、前記管理モジュールに当該
登録対象データ用のデータ構成を生成してもらうと共
に、前記登録対象同種データの順序データをその生成さ
れたデータ構成に登録した上で、以後、前記管理モジュ
ールから必要な情報を得つつ、前記登録対象データを構
成する特定データ用のワーク領域を前記管理モジュール
に確保してもらい、前記ワーク領域に前記特定データを
展開すれば、当該特定データが、前記管理モジュールに
より前記生成データ構成を介して、前記メモリ中の対応
する格納アドレスに記憶されることにより行われるた
め、前記利用者モジュールは、前記登録対象同種データ
やそれを構成するデータに対応するデータ識別番号や順
序データを予め把握していれば、そのデータ識別番号や
順序データに基づいて前記登録対象同種データの登録に
必要な各種情報を前記管理モジュールに画一的な手順に
より問い合わせて得つつ前記登録対象同種データの登録
を行うことができ、前記利用者モジュールは、前記管理
モジュールにおける、例えば、各短縮番号(順序デー
タ)に対応した通信先情報のような、各順序データに対
応する同種データ群の直接的な取り扱い形態を意識する
ことなく、前記管理モジュールを利用した前記登録対象
同種データの登録を行えるようになる。したがって、前
記管理モジュールと前記利用者モジュールとのインター
フェースを画一化することができるようになり、ソフト
ウェア開発面におけるメンテナンス性や移植性を向上さ
せることが可能となる効果が得られる。
【0255】請求項9または10に係る発明によれば、
前記利用者モジュールによる前記管理モジュールを介し
た前記引用対象データの引用は、前記引用対象同種デー
タのデータ識別番号を前記利用者モジュールから前記管
理モジュールに通知して、前記管理モジュールに当該引
用対象同種データ用のデータ構成を生成してもらうと共
に、前記引用対象同種データの順序データをその生成さ
れたデータ構成に登録した上で、以後、前記管理モジュ
ールから必要な情報を得つつ、前記引用対象同種データ
を構成する特定データ用のワーク領域を前記管理モジュ
ールに確保してもらい、その確保されたワーク領域に前
記特定データの内容を展開してもらうことにより行われ
るため、前記利用者モジュールは、前記引用対象同種デ
ータやそれを構成するデータに対応するデータ識別番号
や順序データを予め把握していれば、そのデータ識別番
号や順序データに基づいて前記引用対象同種データの引
用に必要な各種情報を前記管理モジュールに画一的な手
順により問い合わせて得つつ前記引用対象同種データの
引用を行うことができ、前記利用者モジュールは、前記
管理モジュールにおける、例えば、各短縮番号(順序デ
ータ)に対応した通信先情報のような、前記同種データ
群の直接的な取り扱い形態を意識することなく、前記管
理モジュールを利用した前記引用対象同種データの引用
を行えるようになる。したがって、前記管理モジュール
と前記利用者モジュールとのインターフェースを画一化
することができるようになり、ソフトウェア開発面にお
けるメンテナンス性や移植性を向上させることが可能と
なる効果が得られる。
【0256】請求項11または12に係る発明によれ
ば、前記利用者モジュールによる前記管理モジュールを
介した前記削除対象同種データの削除は、前記削除対象
データのデータ識別番号を前記利用者モジュールから前
記管理モジュールに通知して、前記管理モジュールに当
該削除対象同種データ用のデータ構成を生成してもらう
と共に、前記登録対象同種データの順序データをその生
成されたデータ構成に登録した上で、その生成データ構
成を指定した削除要求を行うことにより行われるため、
前記利用者モジュールは、前記削除対象同種データに対
応するデータ識別番号や順序データを予め把握していれ
ば、そのデータ識別番号に基づいて前記削除対象同種デ
ータの削除に必要な情報を前記管理モジュールに画一的
な手順により問い合わせて得つつ前記削除対象同種デー
タの削除を行うことができ、前記利用者モジュールは、
前記管理モジュールにおける、例えば、各短縮番号(順
序データ)に対応した通信先情報のような、前記同種デ
ータ群の直接的な取り扱い形態を意識することなく、前
記管理モジュールを利用した前記削除対象同種データの
削除を行えるようになる。したがって、前記管理モジュ
ールと前記利用者モジュールとのインターフェースを画
一化することができるようになり、ソフトウェア開発面
におけるメンテナンス性や移植性を向上させることが可
能となる効果が得られる。
【0257】請求項13または14に係る発明によれ
ば、画一的なインタフェースで、各種複合データの器と
なるアプリデータの生成が可能となり、ソフト開発面に
おける、メンテナンス性、移植性を向上させることがで
きるようになる。
【0258】請求項15または16に係る発明によれ
ば、前記アプリデータにおいて、各子データが親データ
へのポインタを持つことにより子データ間の情報伝達が
できるようになるため、前記アプリデータを構成する各
複合データの構成要素への情報伝達を画一的なインター
フェースで行うことが可能となる効果が得られる。
【0259】請求項17または18に係る発明によれ
ば、画一的なインタフェースで、各種複合データの器と
なるアプリデータを構成する各データの引用が可能とな
り、ソフト開発面における、メンテナンス性、移植性を
向上させることができるようになるという効果が得られ
る。
【0260】請求項19または20に係る発明によれ
ば、画一的なインタフェースで、各種複合データの器と
なるアプリデータを削除して記憶領域の解放が可能とな
り、ソフト開発面における、メンテナンス性、移植性を
向上させることができるようになるという効果が得られ
る。
【0261】請求項21または22に係る発明によれ
ば、画一的なインタフェースで、各種複合データの器と
なるアプリデータを構成する各データの取り消しが可能
となり、ソフト開発面における、メンテナンス性、移植
性を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデータ処理装置とし
てのファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置に
おけるRAMの記憶内容について示す図である
【図3】サービスセンター宛先情報の構成について示す
図である。
【図4】親データのみで構成される単一データについて
示す図である。
【図5】親データと、それにリンクする子データとによ
り構成される複合データにつていて示す図である。
【図6】親子関係テーブルについて示す図である。
【図7】識別番号/格納アドレス対応テーブルについて
示す図である。
【図8】識別番号/データ構成対応テーブルについて示
す図である。
【図9】データ構成について示す図である。
【図10】子データへのポインタを含めたデータ構成に
ついて示す図である。
【図11】文字列情報用のデータ構成について示す図で
ある。
【図12】選択情報用のデータ構成について示す図であ
る。
【図13】文字列情報用のワーク領域について示す図で
ある。
【図14】選択情報用のワーク領域について示す図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、利用者モジュールにおけるサービスセンター
宛先情報についての引用・登録・削除処理手順について
示すフローチャートである。
【図16】図15と共に、本発明の実施の形態に係るフ
ァクシミリ装置における、利用者モジュールにおけるサ
ービスセンター宛先情報についての引用・登録・削除処
理手順について示すフローチャートである。
【図17】サービスセンター宛先情報について生成され
たデータ構成について示す図である。
【図18】図15及び図16に示す処理手順における文
字列用ワーク領域の内容変化について示す図である。
【図19】図15及び図16に示す処理手順における選
択情報用ワーク領域の内容変化について示す図である。
【図20】管理モジュールにおけるデータ構成生成・引
用要求対応処理手順について示すフローチャートであ
る。
【図21】管理モジュールにおけるデータポインタ引用
要求対応処理手順について示すフローチャートである。
【図22】管理モジュールにおけるワーク領域引用要求
対応処理手順について示すフローチャートである。
【図23】管理モジュールにおけるデータ引用要求対応
処理手順について示すフローチャートである。
【図24】管理モジュールにおける子データ登録要求対
応処理手順について示すフローチャートである。
【図25】図17に示す、サービスセンター宛先情報に
ついて生成されたデータ構成の子データ登録後の状態に
ついて示す図である。
【図26】管理モジュールにおける親データ登録要求対
応処理手順について示すフローチャートである。
【図27】管理モジュールにおける親データ削除要求対
応処理手順について示すフローチャートである。
【図28】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
におけるRAMの記憶内容について示す図である
【図29】通信先情報群の構成について示す図である。
【図30】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置
における、利用者モジュールにおける通信先情報につい
ての引用・登録・削除処理手順について示すフローチャ
ートである。
【図31】通信先情報について生成されたデータ構成に
ついて示す図である。
【図32】文字列用ワーク領域の内容変化について示す
図である。
【図33】通信先情報について生成され、順序データが
登録されたデータ構成について示す図である。
【図34】管理モジュールにおける同種データ引用要求
対応処理手順について示すフローチャートである。
【図35】通信先情報について生成され、順序データに
基づいて通信先情報が引用されたデータ構成について示
す図である。
【図36】通信先情報について生成され、順序データと
合わせて通信先情報が登録されたデータ構成について示
す図である。
【図37】親データのみで構成される単一データについ
て示す図である。
【図38】親データと、それにリンクする子データとに
より構成される複合データについて示す図である。
【図39】親子関係テーブルについて示す図である。
【図40】子データへのポインタを含めたデータ構成に
ついて示す図である。
【図41】文字列情報用のデータ構成について示す図で
ある。
【図42】選択情報用のデータ構成について示す図であ
る。
【図43】アプリデータ管理モジュールにおけるアプリ
データ生成・引用要求処理手順について示すフローチャ
ートである。
【図44】図43と共に、アプリデータ管理モジュール
におけるアプリデータ生成・引用要求処理手順について
示すフローチャートである。
【図45】生成されたアプリデータについて示す図であ
る。
【図46】引用されるアプリデータについて示す図であ
る。
【図47】アプリデータ管理モジュールにおけるアプリ
データ削除・取消処理手順について示すフローチャート
である。
【図48】図47と共に、アプリデータ管理モジュール
におけるアプリデータ削除・取消処理手順について示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部 3 ROM 3a 親子関係テーブル 3b 識別番号/各格納アドレス対応テーブル 3c 識別番号/データ構成対応テーブル 4 RAM 4a 文字列用ワーク領域 4b 選択情報用ワーク領域 4c 生成データ構成 4d サービスセンター宛先情報 4e 通信先情報群 5 スキャナ 6 プロッタ 7 画像メモリ 8 符号化復号化部 9 操作表示部 10 モデム 11 網制御部 12 システムバス

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの登録を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て登録対象データの前記メモリへの登録を行うデータ処
    理装置において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記登録対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、前記登録対象データを構成する特定
    データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
    タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
    求を前記管理モジュールに対して行って前記特定データ
    へのポインタを取得し、前記特定データへのポインタを
    引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュールに
    対して行ってワーク領域へのポインタを取得し、当該取
    得したワーク領域へのポインタにより特定されるワーク
    領域に前記特定データを展開すると共に前記ワーク領域
    へのポインタと前記特定データへのポインタを引数とし
    たデータ登録要求を前記管理モジュールに対して行う一
    方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュールから
    前記データ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用
    要求があった場合には、当該データ識別番号により特定
    されるデータについて予め定義されたデータ構成を前記
    メモリ上に生成して、当該生成データ構成へのポインタ
    を前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュール
    から前記登録対象データを構成する特定データについて
    の前記データ識別番号及び前記生成データ構成へのポイ
    ンタを引数としたデータポインタ引用要求があった場合
    には、当該生成データ構成中の当該データ識別番号に対
    応するデータへのポインタを前記利用者モジュールに返
    し、前記利用者モジュールから前記特定データへのポイ
    ンタを引数としたワーク領域引用要求があった場合に
    は、当該特定データへのポインタにより特定される当該
    特定データについて予め定義されたデータ構成のワーク
    領域を前記メモリに確保すると共に当該ワーク領域への
    ポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モ
    ジュールから前記ワーク領域へのポインタと前記特定デ
    ータへのポインタを引数としたデータ登録要求があった
    場合には、前記ワーク領域に展開された前記特定データ
    を前記生成データ構成中の前記特定データへのポインタ
    により示されるデータ構成に展開し、前記生成データ構
    成中に展開された、前記登録対象データを構成する各デ
    ータ識別番号に対応するデータを、当該各データ識別番
    号に対応する前記メモリ中の格納アドレスに記憶するこ
    とにより、前記利用者モジュールが前記管理モジュール
    との画一的なやりとりにより前記各種データの登録を行
    えるようにしたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの登録を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て登録対象データの前記メモリへの登録を行うデータ処
    理装置の制御方法において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記登録対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、前記登録対象データを構成する特定
    データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
    タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
    求を前記管理モジュールに対して行って前記特定データ
    へのポインタを取得し、前記特定データへのポインタを
    引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュールに
    対して行ってワーク領域へのポインタを取得し、当該取
    得したワーク領域へのポインタにより特定されるワーク
    領域に前記特定データを展開すると共に前記ワーク領域
    へのポインタと前記特定データへのポインタを引数とし
    たデータ登録要求を前記管理モジュールに対して行う一
    方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュールから
    前記データ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用
    要求があった場合には、当該データ識別番号により特定
    されるデータについて予め定義されたデータ構成を前記
    メモリ上に生成して、当該生成データ構成へのポインタ
    を前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュール
    から前記登録対象データを構成する特定データについて
    の前記データ識別番号及び前記生成データ構成へのポイ
    ンタを引数としたデータポインタ引用要求があった場合
    には、当該生成データ構成中の当該データ識別番号に対
    応するデータへのポインタを前記利用者モジュールに返
    し、前記利用者モジュールから前記特定データへのポイ
    ンタを引数としたワーク領域引用要求があった場合に
    は、当該特定データへのポインタにより特定される当該
    特定データについて予め定義されたデータ構成のワーク
    領域を前記メモリに確保すると共に当該ワーク領域への
    ポインタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モ
    ジュールから前記ワーク領域へのポインタと前記特定デ
    ータへのポインタを引数としたデータ登録要求があった
    場合には、前記ワーク領域に展開された前記特定データ
    を前記生成データ構成中の前記特定データへのポインタ
    により示されるデータ構成に展開し、前記生成データ構
    成中に展開された、前記登録対象データを構成する各デ
    ータ識別番号に対応するデータを、当該各データ識別番
    号に対応する前記メモリ中の格納アドレスに記憶するこ
    とにより、前記利用者モジュールが前記管理モジュール
    との画一的なやりとりにより前記各種データの登録を行
    えるようにしたことを特徴とするデータ処理装置の制御
    方法。
  3. 【請求項3】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの引用を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て引用対象データの前記メモリからの引用を行うデータ
    処理装置において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記引用対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、前記引用対象データを構成する特定
    データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
    タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
    求を前記管理モジュールに対して行って前記特定データ
    へのポインタを取得し、前記特定データへのポインタを
    引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュールに
    対して行って、ワーク領域へのポインタを取得し、前記
    ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポインタ
    を引数としたデータ引用要求を前記管理モジュールに対
    して行って、前記ワーク領域へのポインタにより特定さ
    れるワーク領域に展開された前記特定データを取得する
    一方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュールか
    ら前記データ識別番号を引数としたデータ構成生成・引
    用要求があった場合には、当該データ識別番号により特
    定されるデータについて予め定義されたデータ構成を前
    記メモリ上に生成すると共に、当該データ構成中に含ま
    れる各データ識別番号に対応する各データ構成に、それ
    ら各データ識別番号に対応した格納アドレスで前記メモ
    リに記憶された各データの内容を展開して、当該生成デ
    ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
    前記利用者モジュールから前記引用対象データを構成す
    る特定データについての前記データ識別番号及び前記生
    成データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ
    引用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当
    該データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記
    利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前
    記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
    要求があった場合には、当該特定データへのポインタに
    より特定される当該特定データについて予め定義された
    データ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に
    当該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに
    返し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポ
    インタと前記特定データへのポインタを引数としたデー
    タ引用要求があった場合には、当該特定データへのポイ
    ンタにより特定される前記生成データ構成中のデータ構
    成に展開された前記特定データの内容を、前記ワーク領
    域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開し
    て、前記メモリ中に格納された、前記引用対象データを
    構成する各データの内容を前記ワーク領域を介して前記
    利用者モジュールに渡すことにより、前記利用者モジュ
    ールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより
    前記各種データの引用を行えるようにしたことを特徴と
    するデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの引用を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て引用対象データの前記メモリからの引用を行うデータ
    処理装置の制御方法において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記引用対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、前記登録対象データを構成する特定
    データについての前記データ識別番号及び前記生成デー
    タ構成へのポインタを引数としたデータポインタ引用要
    求を前記管理モジュールに対して行って前記特定データ
    へのポインタを取得し、前記特定データへのポインタを
    引数としたワーク領域引用要求を前記管理モジュールに
    対して行って、ワーク領域へのポインタを取得し、前記
    ワーク領域へのポインタと前記特定データへのポインタ
    を引数としたデータ引用要求を前記管理モジュールに対
    して行って、前記ワーク領域へのポインタにより特定さ
    れるワーク領域に展開された前記特定データを取得する
    一方、前記管理モジュールは、前記利用者モジュールか
    ら前記データ識別番号を引数としたデータ構成生成・引
    用要求があった場合には、当該データ識別番号により特
    定されるデータについて予め定義されたデータ構成を前
    記メモリ上に生成すると共に、当該データ構成中に含ま
    れる各データ識別番号に対応する各データ構成に、それ
    ら各データ識別番号に対応した格納アドレスで前記メモ
    リに記憶された各データの内容を展開して、当該生成デ
    ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
    前記利用者モジュールから前記引用対象データを構成す
    る特定データについての前記データ識別番号及び前記生
    成データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ
    引用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当
    該データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記
    利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前
    記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
    要求があった場合には、当該特定データへのポインタに
    より特定される当該特定データについて予め定義された
    データ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に
    当該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに
    返し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポ
    インタと前記特定データへのポインタを引数としたデー
    タ引用要求があった場合には、当該特定データへのポイ
    ンタにより特定される前記生成データ構成中のデータ構
    成に展開された前記特定データの内容を、前記ワーク領
    域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開し
    て、前記メモリ中に格納された、前記引用対象データを
    構成する各データの内容を前記ワーク領域を介して前記
    利用者モジュールに渡すことにより、前記利用者モジュ
    ールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより
    前記各種データの引用を行えるようにしたことを特徴と
    するデータ処理装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの削除を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て削除対象データの前記メモリからの削除を行うデータ
    処理装置において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記削除対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、その取得した前記生成データ構成へ
    のポインタを引数としたデータ削除要求を前記管理モジ
    ュールに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記
    利用者モジュールから前記データ識別番号を引数とした
    データ構成生成・引用要求があった場合には、当該デー
    タ識別番号により特定されるデータについて予め定義さ
    れたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成デ
    ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
    前記利用者モジュールから前記生成データ構成へのポイ
    ンタを引数としたデータ削除要求があった場合には、当
    該生成データ構成中に含まれる各データ識別番号に対応
    する前記メモリ中の格納アドレスに記憶されたそれら各
    データ識別番号に対応するデータの内容を削除すること
    により、前記利用者モジュールが前記管理モジュールと
    の画一的なやりとりにより前記各種データの削除を行え
    るようにしたことを特徴とするデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    各種データの削除を管理する管理モジュールを備え、利
    用者モジュールが、当該管理モジュールのインターフェ
    ース様式に従う手順で当該管理モジュールとやりとりし
    て削除対象データの前記メモリからの削除を行うデータ
    処理装置の制御方法において、 前記各種データにはそれら各種データを互いに識別する
    ためのデータ識別番号が予め付与される一方、前記利用
    者モジュールは、前記削除対象データについての前記デ
    ータ識別番号を引数としたデータ構成生成・引用要求を
    前記管理モジュールに対して行って生成データ構成への
    ポインタを取得し、その取得した前記生成データ構成へ
    のポインタを引数としたデータ削除要求を前記管理モジ
    ュールに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記
    利用者モジュールから前記データ識別番号を引数とした
    データ構成生成・引用要求があった場合には、当該デー
    タ識別番号により特定されるデータについて予め定義さ
    れたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成デ
    ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
    前記利用者モジュールから前記生成データ構成へのポイ
    ンタを引数としたデータ削除要求があった場合には、当
    該生成データ構成中に含まれる各データ識別番号に対応
    する前記メモリ中の格納アドレスに記憶されたそれら各
    データ識別番号に対応するデータの内容を削除すること
    により、前記利用者モジュールが前記管理モジュールと
    の画一的なやりとりにより前記各種データの削除を行え
    るようにしたことを特徴とするデータ処理装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    同種複数のデータにより構成される同種データ群の登録
    を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして登録対象同種
    データの前記メモリの記憶された前記同種データ群への
    登録を行うデータ処理装置において、 前記同種データ群を構成する各同種データは、各同種デ
    ータを識別するための順序データを含むと共に、それら
    各同種データを互いに識別するためのデータ識別番号が
    予め付与される一方、前記利用者モジュールは、前記登
    録対象同種データについての前記データ識別番号を引数
    としたデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って生成データ構成へのポインタを取得し、
    前記登録対象同種データを構成する前記順序データにつ
    いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
    理モジュールに対して行って前記順序データへのポイン
    タを取得し、前記順序データへのポインタを引数とした
    ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
    てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
    順序データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
    タと前記順序データへのポインタを引数としたデータ登
    録要求を前記管理モジュールに対して行って、前記登録
    対象同種データについての順序データを前記管理モジュ
    ールに通知した上で、 前記登録対象同種データを構成
    する前記順序データ以外の特定データについての前記デ
    ータ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引
    数としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って前記特定データへのポインタを取得し、
    前記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引
    用要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域
    へのポインタを取得し、当該取得したワーク領域へのポ
    インタにより特定されるワーク領域に前記特定データを
    展開すると共に前記ワーク領域へのポインタと前記特定
    データへのポインタを引数としたデータ登録要求を前記
    管理モジュールに対して行う一方、前記管理モジュール
    は、前記利用者モジュールから前記データ識別番号を引
    数としたデータ構成生成・引用要求があった場合には、
    当該データ識別番号により特定されるデータについて予
    め定義されたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当
    該生成データ構成へのポインタを前記利用者モジュール
    に返し、前記利用者モジュールから前記登録対象同種デ
    ータを構成する特定データについての前記データ識別番
    号及び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデ
    ータポインタ引用要求があった場合には、当該生成デー
    タ構成中の当該データ識別番号に対応するデータへのポ
    インタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジ
    ュールから前記特定データへのポインタを引数としたワ
    ーク領域引用要求があった場合には、当該特定データへ
    のポインタにより特定される当該特定データについて予
    め定義されたデータ構成のワーク領域を前記メモリに確
    保すると共に当該ワーク領域へのポインタを前記利用者
    モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記ワー
    ク領域へのポインタと前記特定データへのポインタを引
    数としたデータ登録要求があった場合には、前記ワーク
    領域に展開された前記特定データを前記生成データ構成
    中の前記特定データへのポインタにより示されるデータ
    構成に展開し、前記生成データ構成中に展開された、前
    記登録対象同種データを構成する、各データ識別番号に
    対応するデータを、当該登録対象同種データを構成する
    順序データと当該各データ識別番号により特定される前
    記メモリ中の格納アドレスに記憶することにより、前記
    利用者モジュールが前記管理モジュールとの画一的なや
    りとりにより前記同種データ群の登録を行えるようにし
    たことを特徴とするデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    同種複数のデータにより構成される同種データ群の登録
    を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして登録対象同種
    データの前記メモリの記憶された前記同種データ群への
    登録を行うデータ処理装置の制御方法において、 前記同種データ群を構成する各同種データは、各同種デ
    ータを識別するための順序データを含むと共に、それら
    各同種データを互いに識別するためのデータ識別番号が
    予め付与される一方、前記利用者モジュールは、前記登
    録対象同種データについての前記データ識別番号を引数
    としたデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って生成データ構成へのポインタを取得し、
    前記登録対象同種データを構成する前記順序データにつ
    いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
    理モジュールに対して行って前記順序データへのポイン
    タを取得し、前記順序データへのポインタを引数とした
    ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
    てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
    順序データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
    タと前記順序データへのポインタを引数としたデータ登
    録要求を前記管理モジュールに対して行って、前記登録
    対象同種データについての順序データを前記管理モジュ
    ールに通知した上で、前記登録対象同種データを構成す
    る前記順序データ以外の特定データについての前記デー
    タ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引数
    としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュールに
    対して行って前記特定データへのポインタを取得し、前
    記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
    要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域へ
    のポインタを取得し、当該取得したワーク領域へのポイ
    ンタにより特定されるワーク領域に前記特定データを展
    開すると共に前記ワーク領域へのポインタと前記特定デ
    ータへのポインタを引数としたデータ登録要求を前記管
    理モジュールに対して行う一方、前記管理モジュール
    は、前記利用者モジュールから前記データ識別番号を引
    数としたデータ構成生成・引用要求があった場合には、
    当該データ識別番号により特定されるデータについて予
    め定義されたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当
    該生成データ構成へのポインタを前記利用者モジュール
    に返し、前記利用者モジュールから前記登録対象同種デ
    ータを構成する特定データについての前記データ識別番
    号及び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデ
    ータポインタ引用要求があった場合には、当該生成デー
    タ構成中の当該データ識別番号に対応するデータへのポ
    インタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジ
    ュールから前記特定データへのポインタを引数としたワ
    ーク領域引用要求があった場合には、当該特定データへ
    のポインタにより特定される当該特定データについて予
    め定義されたデータ構成のワーク領域を前記メモリに確
    保すると共に当該ワーク領域へのポインタを前記利用者
    モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記ワー
    ク領域へのポインタと前記特定データへのポインタを引
    数としたデータ登録要求があった場合には、前記ワーク
    領域に展開された前記特定データを前記生成データ構成
    中の前記特定データへのポインタにより示されるデータ
    構成に展開し、前記生成データ構成中に展開された、前
    記登録対象同種データを構成する、各データ識別番号に
    対応するデータを、当該登録対象同種データを構成する
    順序データと当該各データ識別番号により特定される前
    記メモリ中の格納アドレスに記憶することにより、前記
    利用者モジュールが前記管理モジュールとの画一的なや
    りとりにより前記同種データ群の登録を行えるようにし
    たことを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 メモリに記憶された装置動作に関連した
    同種複数のデータにより構成される同種データ群の引用
    を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして引用対象同種
    データの前記メモリからの引用を行うデータ処理装置に
    おいて、 前記同種データ群を構成する各同種データは、各同種デ
    ータを識別するための順序データを含むと共に、それら
    各同種データを互いに識別するためのデータ識別番号が
    予め付与される一方、前記利用者モジュールは、前記引
    用対象同種データについての前記データ識別番号を引数
    としたデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って生成データ構成へのポインタを取得し、
    前記引用対象同種データを構成する前記順序データにつ
    いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
    理モジュールに対して行って前記順序データへのポイン
    タを取得し、前記順序データへのポインタを引数とした
    ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
    てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
    順序データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
    タと前記順序データへのポインタを引数としたデータ登
    録要求を前記管理モジュールに対して行って、前記引用
    対象同種データについての順序データを前記管理モジュ
    ールに通知すると共に前記生成データ構成へのポインタ
    を引数とする同種データ引用要求を前記管理モジュール
    に対して行った上で、前記引用対象同種データを構成す
    る前記順序データ以外の特定データについての前記デー
    タ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引数
    としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュールに
    対して行って前記特定データへのポインタを取得し、前
    記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
    要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域へ
    のポインタを取得し、前記ワーク領域へのポインタと前
    記特定データへのポインタを引数としたデータ引用要求
    を前記管理モジュールに対して行って、前記ワーク領域
    へのポインタにより特定されるワーク領域に展開された
    前記特定データを取得する一方、前記管理モジュール
    は、前記利用者モジュールから前記データ識別番号を引
    数としたデータ構成生成・引用要求があった場合には、
    当該データ識別番号により特定されるデータについて予
    め定義されたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当
    該生成データ構成へのポインタを前記利用者モジュール
    に返し、前記利用者モジュールから前記登録対象同種デ
    ータを構成する特定データについての前記データ識別番
    号及び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデ
    ータポインタ引用要求があった場合には、当該生成デー
    タ構成中の当該データ識別番号に対応するデータへのポ
    インタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジ
    ュールから前記特定データへのポインタを引数としたワ
    ーク領域引用要求があった場合には、当該特定データへ
    のポインタにより特定される当該特定データについて予
    め定義されたデータ構成のワーク領域を前記メモリに確
    保すると共に当該ワーク領域へのポインタを前記利用者
    モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記ワー
    ク領域へのポインタと前記特定データへのポインタを引
    数としたデータ登録要求があった場合には、前記ワーク
    領域に展開された前記特定データを前記生成データ構成
    中の前記特定データへのポインタにより示されるデータ
    構成に展開し、前記利用者モジュールから前記生成デー
    タ構成へのポインタを引数とした同種データ引用要求が
    あった場合には、前記生成データ構成中に展開された前
    記順序データに対応する各データ識別番号の引用対象同
    種データを当該引用対象同種データを構成する順序デー
    タと当該各データ識別番号により特定される前記メモリ
    中の格納アドレスから読み出して前記生成データ構成中
    に展開し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へ
    のポインタと前記特定データへのポインタを引数とした
    データ引用要求があった場合には、当該特定データへの
    ポインタにより特定される前記生成データ構成中のデー
    タ構成に展開された前記特定データの内容を、前記ワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開
    して、前記メモリ中に格納された、前記引用対象データ
    を構成する各データの内容を前記ワーク領域を介して前
    記利用者モジュールに渡すことにより、前記利用者モジ
    ュールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりによ
    り前記同種データ群の引用を行えるようにしたことを特
    徴とするデータ処理装置。
  10. 【請求項10】 メモリに記憶された装置動作に関連し
    た同種複数のデータにより構成される同種データ群の引
    用を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして引用対象同種
    データの前記メモリからの引用を行うデータ処理装置の
    制御方法において、 前記同種データ群を構成する各同種データは、各同種デ
    ータを識別するための順序データを含むと共に、それら
    各同種データを互いに識別するためのデータ識別番号が
    予め付与される一方、前記利用者モジュールは、前記引
    用対象同種データについての前記データ識別番号を引数
    としたデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って生成データ構成へのポインタを取得し、
    前記引用対象同種データを構成する前記順序データにつ
    いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
    理モジュールに対して行って前記順序データへのポイン
    タを取得し、前記順序データへのポインタを引数とした
    ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
    てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
    順序データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
    タと前記順序データへのポインタを引数としたデータ登
    録要求を前記管理モジュールに対して行って、前記引用
    対象同種データについての順序データを前記管理モジュ
    ールに通知すると共に、前記生成データ構成へのポイン
    タを引数とする同種データ引用要求を前記管理モジュー
    ルに対して行った上で、前記引用対象同種データを構成
    する前記順序データ以外の特定データについての前記デ
    ータ識別番号及び前記生成データ構成へのポインタを引
    数としたデータポインタ引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って前記特定データへのポインタを取得し、
    前記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引
    用要求を前記管理モジュールに対して行ってワーク領域
    へのポインタを取得し、前記ワーク領域へのポインタと
    前記特定データへのポインタを引数としたデータ引用要
    求を前記管理モジュールに対して行って、前記ワーク領
    域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開され
    た前記特定データを取得する一方、前記管理モジュール
    は、前記利用者モジュールから前記データ識別番号を引
    数としたデータ構成生成・引用要求があった場合には、
    当該データ識別番号により特定されるデータについて予
    め定義されたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当
    該生成データ構成へのポインタを前記利用者モジュール
    に返し、前記利用者モジュールから前記登録対象同種デ
    ータを構成する特定データについての前記データ識別番
    号及び前記生成データ構成へのポインタを引数としたデ
    ータポインタ引用要求があった場合には、当該生成デー
    タ構成中の当該データ識別番号に対応するデータへのポ
    インタを前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジ
    ュールから前記特定データへのポインタを引数としたワ
    ーク領域引用要求があった場合には、当該特定データへ
    のポインタにより特定される当該特定データについて予
    め定義されたデータ構成のワーク領域を前記メモリに確
    保すると共に当該ワーク領域へのポインタを前記利用者
    モジュールに返し、前記利用者モジュールから前記生成
    データ構成へのポインタを引数とした同種データ引用要
    求があった場合には、前記生成データ構成中に展開され
    た前記順序データに対応する各データ識別番号の引用対
    象同種データを当該引用対象同種データを構成する順序
    データと当該各データ識別番号により特定される前記メ
    モリ中の格納アドレスから読み出して前記生成データ構
    成中に展開し、前記利用者モジュールから前記ワーク領
    域へのポインタと前記特定データへのポインタを引数と
    したデータ登録要求があった場合には、前記ワーク領域
    に展開された前記特定データを前記生成データ構成中の
    前記特定データへのポインタにより示されるデータ構成
    に展開し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へ
    のポインタと前記特定データへのポインタを引数とした
    データ引用要求があった場合には、当該特定データへの
    ポインタにより特定される前記生成データ構成中のデー
    タ構成に展開された前記特定データの内容を、前記ワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に展開
    して、前記メモリ中に格納された、前記引用対象データ
    を構成する各データの内容を前記ワーク領域を介して前
    記利用者モジュールに渡すことにより、前記利用者モジ
    ュールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりによ
    り前記同種データ群の引用を行えるようにしたことを特
    徴とするデータ処理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 メモリに記憶された装置動作に関連し
    た同種複数のデータにより構成される同種データ群の削
    除を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして削除対象同種
    データの前記メモリの記憶された前記同種データ群から
    の削除を行うデータ処理装置において、 前記同種データ群を構成する各同種データは、各同種デ
    ータを識別するための順序データを含むと共に、それら
    各同種データを互いに識別するためのデータ識別番号が
    予め付与される一方、前記利用者モジュールは、前記削
    除対象同種データについての前記データ識別番号を引数
    としたデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュール
    に対して行って生成データ構成へのポインタを取得し、
    前記削除対象同種データを構成する前記順序データにつ
    いての前記データ識別番号及び前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管
    理モジュールに対して行って前記順序データへのポイン
    タを取得し、前記順序データへのポインタを引数とした
    ワーク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行っ
    てワーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワー
    ク領域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記
    順序データを展開すると共に前記ワーク領域へのポイン
    タと前記順序データへのポインタを引数としたデータ登
    録要求を前記管理モジュールに対して行って、前記登録
    対象同種データについての順序データを前記管理モジュ
    ールに通知した上で、 取得した前記生成データ構成へ
    のポインタを引数としたデータ削除要求を前記管理モジ
    ュールに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記
    利用者モジュールから前記データ識別番号を引数とした
    データ構成生成・引用要求があった場合には、当該デー
    タ識別番号により特定されるデータについて予め定義さ
    れたデータ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成デ
    ータ構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、
    前記利用者モジュールから前記削除対象同種データを構
    成する特定データについての前記データ識別番号及び前
    記生成データ構成へのポインタを引数としたデータポイ
    ンタ引用要求があった場合には、当該生成データ構成中
    の当該データ識別番号に対応するデータへのポインタを
    前記利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールか
    ら前記特定データへのポインタを引数としたワーク領域
    引用要求があった場合には、当該特定データへのポイン
    タにより特定される当該特定データについて予め定義さ
    れたデータ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると
    共に当該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュー
    ルに返し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へ
    のポインタと前記特定データへのポインタを引数とした
    データ登録要求があった場合には、前記ワーク領域に展
    開された前記特定データを前記生成データ構成中の前記
    特定データへのポインタにより示されるデータ構成に展
    開し、前記利用者モジュールから前記生成データ構成へ
    のポインタを引数としたデータ削除要求があった場合に
    は、前記削除対象同種データを構成する順序データと各
    データ識別番号により特定される前記メモリ中の格納ア
    ドレスに記憶されたそれら各データ識別番号に対応する
    データの内容を削除することにより、前記利用者モジュ
    ールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより
    前記同種データ群の削除を行えるようにしたことを特徴
    とするデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 メモリに記憶された装置動作に関連し
    た同種複数のデータにより構成される同種データ群の削
    除を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして削除対象同種
    データの前記メモリの記憶された前記同種データ群から
    の削除を行うデータ処理装置の制御方法において、前記
    同種データ群を構成する各同種データは、各同種データ
    を識別するための順序データを含むと共に、それら各同
    種データを互いに識別するためのデータ識別番号が予め
    付与される一方、前記利用者モジュールは、前記削除対
    象同種データについての前記データ識別番号を引数とし
    たデータ構成生成・引用要求を前記管理モジュールに対
    して行って生成データ構成へのポインタを取得し、前記
    削除対象同種データを構成する前記順序データについて
    の前記データ識別番号及び前記生成データ構成へのポイ
    ンタを引数としたデータポインタ引用要求を前記管理モ
    ジュールに対して行って前記順序データへのポインタを
    取得し、前記順序データへのポインタを引数としたワー
    ク領域引用要求を前記管理モジュールに対して行ってワ
    ーク領域へのポインタを取得し、当該取得したワーク領
    域へのポインタにより特定されるワーク領域に前記順序
    データを展開すると共に前記ワーク領域へのポインタと
    前記順序データへのポインタを引数としたデータ登録要
    求を前記管理モジュールに対して行って、前記登録対象
    同種データについての順序データを前記管理モジュール
    に通知した上で、 取得した前記生成データ構成へのポ
    インタを引数としたデータ削除要求を前記管理モジュー
    ルに対して行う一方、前記管理モジュールは、前記利用
    者モジュールから前記データ識別番号を引数としたデー
    タ構成生成・引用要求があった場合には、当該データ識
    別番号により特定されるデータについて予め定義された
    データ構成を前記メモリ上に生成して、当該生成データ
    構成へのポインタを前記利用者モジュールに返し、前記
    利用者モジュールから前記削除対象同種データを構成す
    る特定データについての前記データ識別番号及び前記生
    成データ構成へのポインタを引数としたデータポインタ
    引用要求があった場合には、当該生成データ構成中の当
    該データ識別番号に対応するデータへのポインタを前記
    利用者モジュールに返し、前記利用者モジュールから前
    記特定データへのポインタを引数としたワーク領域引用
    要求があった場合には、当該特定データへのポインタに
    より特定される当該特定データについて予め定義された
    データ構成のワーク領域を前記メモリに確保すると共に
    当該ワーク領域へのポインタを前記利用者モジュールに
    返し、前記利用者モジュールから前記ワーク領域へのポ
    インタと前記特定データへのポインタを引数としたデー
    タ登録要求があった場合には、前記ワーク領域に展開さ
    れた前記特定データを前記生成データ構成中の前記特定
    データへのポインタにより示されるデータ構成に展開
    し、前記利用者モジュールから前記生成データ構成への
    ポインタを引数としたデータ削除要求があった場合に
    は、前記削除対象同種データを構成する順序データと各
    データ識別番号により特定される前記メモリ中の格納ア
    ドレスに記憶されたそれら各データ識別番号に対応する
    データの内容を削除することにより、前記利用者モジュ
    ールが前記管理モジュールとの画一的なやりとりにより
    前記同種データ群の削除を行えるようにしたことを特徴
    とするデータ処理装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 メモリに記憶された装置動作に関連し
    た複数のデータから構成される複合データへのアクセス
    を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして前記メモリに
    記憶されたアクセス対象データへのアクセスを行うデー
    タ処理装置において、 前記利用者モジュールと前記管理モジュールとの間に介
    在し、前記複合データを構成する各データ識別番号に対
    応するデータの親子関係を定義する親子関係テーブルに
    基づいて、前記複合データを構成する各データ識別番号
    に対応するデータを展開するためのデータ構成であるア
    プリデータを管理するアプリデータ管理モジュールを備
    え、前記アプリデータ管理モジュールは、前記利用者モ
    ジュールからのデータ識別番号を引数とするアプリデー
    タ生成要求があると、当該データ識別番号のデータに対
    応するデータ生成関数及び当該データと親子関係にある
    データに対応するデータ生成関数を再帰的に実行して前
    記アプリデータを生成すると共に当該アプリデータへの
    ポインタを返すことにより、前記利用者モジュールが前
    記アプリデータの生成を画一的なやりとりにより行える
    ようにしたことを特徴とするデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 メモリに記憶された装置動作に関連し
    た複数のデータから構成される複合データへのアクセス
    を管理する管理モジュールを備え、利用者モジュール
    が、当該管理モジュールのインターフェース様式に従う
    手順で当該管理モジュールとやりとりして前記メモリに
    記憶されたアクセス対象データへのアクセスを行うデー
    タ処理装置の制御方法において、前記利用者モジュール
    と前記管理モジュールとの間に介在し、前記複合データ
    を構成する各データ識別番号に対応するデータの親子関
    係を定義する親子関係テーブルに基づいて、前記複合デ
    ータを構成する各データ識別番号に対応するデータを展
    開するためのデータ構成であるアプリデータを管理する
    アプリデータ管理モジュールを備え、前記アプリデータ
    管理モジュールは、前記利用者モジュールからのデータ
    識別番号を引数とするアプリデータ生成要求があると、
    当該データ識別番号のデータに対応するデータ生成関数
    及び当該データと親子関係にあるデータに対応するデー
    タ生成関数を再帰的に実行して前記アプリデータを生成
    すると共に当該アプリデータへのポインタを返すことに
    より、前記利用者モジュールが前記アプリデータの生成
    を画一的なやりとりにより行えるようにしたことを特徴
    とするデータ処理装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記アプリデータ管理モジュールが生
    成する前記アプリデータを構成する各子データは親デー
    タへのポインタを含み、各子データ間の情報伝達を可能
    としたことを特徴とする請求項13に記載のデータ処理
    装置。
  16. 【請求項16】 前記アプリデータ管理モジュールが生
    成する前記アプリデータを構成する各子データは親デー
    タへのポインタを含み、各子データ間の情報伝達を可能
    としたことを特徴とする請求項14に記載のデータ処理
    装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタ及びデータ識別番号を引数とするアプリデータ引用
    要求があると、当該アプリデータへのポインタにより指
    し示されるアプリデータにおいて当該データ識別番号に
    該当するデータへのポインタを返すことにより、前記利
    用者モジュールが前記アプリデータのを構成する各複合
    データの構成要素の引用を画一的なやりとりにより行え
    るようにしたことを特徴とする請求項13または15の
    いずれかに記載のデータ処理装置。
  18. 【請求項18】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタ及びデータ識別番号を引数とするアプリデータ引用
    要求があると、当該アプリデータへのポインタにより指
    し示されるアプリデータにおいて当該データ識別番号に
    該当するデータへのポインタを返すことにより、前記利
    用者モジュールが前記アプリデータのを構成する各複合
    データの構成要素の引用を画一的なやりとりにより行え
    るようにしたことを特徴とする請求項14または16の
    いずれかに記載のデータ処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタを引数とするアプリデータ削除要求があると、当該
    アプリデータへのポインタにより指し示されるアプリデ
    ータに対応するデータ削除関数を実行して当該アプリデ
    ータを削除して記憶領域の解放を行うことにより、前記
    利用者モジュールが前記アプリデータの削除を画一的な
    やりとりにより行えるようにしたことを特徴とする請求
    項13、15または17のいずれかに記載のデータ処理
    装置。
  20. 【請求項20】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタを引数とするアプリデータ削除要求があると、当該
    アプリデータへのポインタにより指し示されるアプリデ
    ータに対応するデータ削除関数を実行して当該アプリデ
    ータを削除して記憶領域の解放を行うことにより、前記
    利用者モジュールが前記アプリデータの削除を画一的な
    やりとりにより行えるようにしたことを特徴とする請求
    項14、16または18のいずれかに記載のデータ処理
    装置。
  21. 【請求項21】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタを引数とするアプリデータ取消要求があると、当該
    アプリデータへのポインタにより指し示されるアプリデ
    ータに対応するデータ初期化関数を実行して当該アプリ
    データの内容を初期化することにより、前記利用者モジ
    ュールが前記アプリデータの内容の取消を画一的なやり
    とりにより行えるようにしたことを特徴とする請求項1
    3、15、17または19のいずれかに記載のデータ処
    理装置。
  22. 【請求項22】 前記アプリデータ管理モジュールは、
    前記利用者モジュールからの前記アプリデータへのポイ
    ンタを引数とするアプリデータ取消要求があると、当該
    アプリデータへのポインタにより指し示されるアプリデ
    ータに対応するデータ初期化関数を実行して当該アプリ
    データの内容を初期化することにより、前記利用者モジ
    ュールが前記アプリデータの内容の取消を画一的なやり
    とりにより行えるようにしたことを特徴とする請求項1
    4、16、18または20のいずれかに記載のデータ処
    理装置の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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