JP2001325741A - ホログラムレーザユニット及びそれを用いた光ピックアップ装置 - Google Patents

ホログラムレーザユニット及びそれを用いた光ピックアップ装置

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JP2001325741A JP2000143196A JP2000143196A JP2001325741A JP 2001325741 A JP2001325741 A JP 2001325741A JP 2000143196 A JP2000143196 A JP 2000143196A JP 2000143196 A JP2000143196 A JP 2000143196A JP 2001325741 A JP2001325741 A JP 2001325741A
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泰造 横田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は規格の異なる光ディスクにも対応で
きる光ピックアップ装置と、該光ピックアップ装置を実
現するためのホログラムレーザユニットを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明のホログラムレーザユニット1
は、第1レーザ光と該第1レーザ光よりも波長の短い第
2レーザ光とを発振する半導体レーザ4、第1回折部3
aと第2回折部3bとでレーザ光を回折させる回折素子
3、及び半導体レーザ4から出射して記録媒体9の表面
で反射し第1回折部3aで回折した第1レーザ光Aと同
様にして第2回折部3bで回折した第2レーザ光Bがい
ずれも入射する受光素子5を備えている。また、本発明
の光ピックアップ装置にはこのホログラムレーザユニッ
ト1が備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体に記録されている情報を再生する光ピックアップ装置
と、該ディスク状記録媒体にレーザ光を照射しその反射
レーザ光を受光して電気信号に変換するホログラムレー
ザユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ホログラムレーザユニットを備えた光ピ
ックアップ装置の従来の構成について説明する。図6に
示すように、ホログラムレーザユニット21はレーザパ
ッケージ26に収納された半導体レーザ(発光素子)24
と、受光素子25と、回折素子23とから成る。実際に
は、半導体レーザ24と受光素子25とはユニットパッ
ケージ(図示せず)に収納されており、該ユニットパッケ
ージの前面に回折素子23が固着されている。
【0003】半導体レーザ24から出射したレーザ光は
回折素子23に入射し、これを透過した成分はコリメー
トレンズ7に入射して平行光となり、対物レンズ8を介
して光ディスク(ディスク状記録媒体)9に照射される。
この光ディスク9で反射したレーザ光は入射レーザ光と
同じ経路を辿って再び回折素子23に入射し、回折した
成分は受光素子25に入射する。これによって、光ディ
スク9に記録されている情報や各種エラー信号、RF信
号が受光素子25にて受信される。
【0004】上記光ディスク9にはCDなど通常のディ
スクとDVDなど高密度ディスクとがあり、対応するレ
ーザ光の波長が異なる。故に、光ディスク9の規格に応
じて、用いられているレーザ光の波長が異なる光ピック
アップ装置を使い分けなければならなかった。
【0005】そこで、1台で複数種の光ディスク9に対
応できる光ピックアップ装置が提案されている。例え
ば、用いられるレーザ光の波長がそれぞれ異なる2組の
光ピックアップ組品をまとめて1台の光ピックアップ装
置としたり、また図7に示すように、出射するレーザ光
の波長がそれぞれ異なる2体のホログラムレーザユニッ
ト21,21'を1台の光ピックアップ装置内に組み込ん
でいた。図7中、10は立ち上げミラー、11はダイク
ロイックミラーである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、光ディスク記録
再生装置は薄型化が進んでおり、該光ディスク記録再生
装置に備えられる光ピックアップ装置も超薄型が要求さ
れている。また、光ディスク記録再生装置の普及に伴っ
てコスト低下も求められている。しかしながら、上述し
た従来の光ピックアップ装置では構成部品の数が多くな
っているために、装置が大型化すると共にコストアップ
の要因となっている。故に、市場の要求に答えられてい
ない。
【0007】本発明は上記課題をかんがみて成されたも
のであり、規格の異なる光ディスクにも対応できる光ピ
ックアップ装置と、該光ピックアップ装置を実現するた
めのホログラムレーザユニットを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のホログラムレーザユニットは、レーザ光を
発振する発光素子とレーザ光を回折させる回折素子と入
射したレーザ光を電気信号に変換する受光素子とを備え
ていて、発光素子を発振させてレーザ光を出射すると共
に、記録媒体の表面で反射したレーザ光を回折素子で回
折させて受光素子に入射させるものであり、該発光素子
は第1レーザ光と該第1レーザ光よりも波長の短い第2
レーザ光とを発振する。つまり、記録媒体に応じて波長
の異なる第1レーザ光と第2レーザ光とを使い分けるこ
とができる。
【0009】また、上記回折素子は第1回折部と第2回
折部とを有しており、該第1回折部による第1レーザ光
の回折光と第2回折部による第2レーザ光の回折光のい
ずれもが入射する位置に受光素子を配している。つま
り、発光素子から第1レーザ光が出射した場合、この第
1レーザ光は記録媒体で反射した後に第1回折部にて回
折され、その回折光が受光素子に入射する。同様に、発
光素子から第2レーザ光が出射した場合、この第2レー
ザ光は記録媒体に反射した後に第2回折部にて回折さ
れ、その回折光が同一の受光素子に入射する。
【0010】また、上記第1回折部と第2回折部とは光
軸方向に並んで位置している。そして、該第1回折部と
第2回折部とはそれぞれ別個の基板に形成されていて、
各基板は独立して移動できる。これによって、各基板の
位置調整を容易に行うことができる。
【0011】また、回折素子の第1回折部が第2回折部
よりも発光素子寄りに位置していると、第1回折部によ
る第1レーザ光の回折光と第2回折部による第2レーザ
光の回折光のいずれもが同一の受光素子に入射するに
は、第1回折部での第1レーザ光の回折角は第2回折部
での第2レーザ光の回折角よりも大きくなければならな
い。このとき、第1レーザ光は第2レーザ光よりも波長
が長いことから、波長が長いと回折角が大きくなるとい
う回折格子の特性を活かせば(下記式(*)参照)、第1及
び第2回折部の格子ピッチをほぼ同じにすることができ
る。
【0012】回折格子には一般に次の式が成立する。 P×sinθ=n×λ・・・・(*) ここで、Pは格子ピッチ、θは回折角、nは回折光の次
数、λはレーザ光の波長を示す。つまり、該式(*)によ
ると格子ピッチPが一定のとき波長λが長ければ回折角
θは大きくなる。
【0013】また、上記回折素子では第1回折部で第2
回折部側に回折した第1及び第2レーザ光は第2回折部
の回折領域に入射しない。故に、第2回折部の回折領域
には回折基板を光軸方向に透過するレーザ光だけが入射
する。
【0014】また、上記回折素子では第2回折部で第1
回折部側に回折した第1及び第2レーザ光は第1回折部
の回折領域に入射しない。故に、第1回折部の回折領域
には回折基板を光軸方向に透過するレーザ光だけが入射
する。
【0015】また、本発明の光ピックアップ装置は上述
したホログラムレーザユニットを備えている。従って、
ホログラムレーザユニットから出射される第1レーザ光
の波長に対応する記録媒体と、第2レーザ光の波長に対
応する記録媒体について情報を再生することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本実施形態のホログラ
ムレーザユニットを示す斜視図である。ホログラムレー
ザユニット1はユニットパッケージ2内に発光素子であ
る半導体レーザと受光素子とを備えて成るものである。
ユニットパッケージ2の前面には後述する第1回折部3
a及び第2回折部3bから成る回折素子3が固着されて
おり、ユニットパッケージ2の前面よりこの回折素子3
を介してレーザ光が出射する。
【0017】図中、ホログラムレーザユニット1は光ピ
ックアップ装置内にあって、出射したレーザ光は立ち上
げミラー10によって対物レンズ8に導かれ光ディスク
(図示せず)に反射する。そして、反射したレーザ光は再
び同じ経路を辿ってホログラムレーザユニット1に入射
する。
【0018】図2は上記ホログラムレーザユニットの内
部構成を示す斜視図であり、ユニットパッケージ2は図
示していない。半導体レーザ4は2種類の波長のレーザ
光を発振できる2レーザである。ここでは1チップ2波
長のレーザを図示しているが、光学的には2つのレーザ
チップを横に並べて2チップ2波長としても問題ない。
また、5は受光素子である。
【0019】上述したように、回折素子3は第1及び第
2回折部3a,3bにて構成される。これらは光学ガラ
ス又はアクリルなどの光学樹脂から成る基板の、第1回
折部3aであれば半導体レーザ4側の面、第2回折部3
bであれば光ディスク側(図中、上側)の面にそれぞれ回
折格子を形成して成るものである。これらの基板は半導
体レーザ4から出射されるレーザ光の光軸方向に並んで
おり、独立して移動することができる。
【0020】上記ホログラムレーザユニット1を備えた
本発明に係る光ピックアップ装置の構成を図3に示す。
ホログラムレーザユニット1のレーザパッケージ6内の
半導体レーザ4から出射した光は、先ず第1回折部3a
に入射する。そして、該第1回折部3aを光軸方向に透
過した成分が第2回折部3bに入射する。さらに、この
第2回折部3bを光軸方向に透過した成分がコリメート
レンズ7に入射し、対物レンズ8を介して光ディスク9
に導かれる。該光ディスク9で反射したレーザ光は同じ
経路を辿って再び回折素子3に入射する。
【0021】光ディスク9がCDなど通常の記録媒体の
場合、半導体レーザ4からは2種類のレーザ光のうち波
長の長いレーザ光が出射される。このとき、光ディスク
9で反射して再び回折素子3に入射したレーザ光は、第
2回折素子3bを透過し第1回折素子3aで回折した成
分が受光素子5に入射する(図中、一点鎖線A)。これに
よって、光ディスク9に記録されている情報や各種エラ
ー信号、RF信号が受光素子5にて受信される。
【0022】また、光ディスク9がDVDなど高密度記
録媒体の場合、半導体レーザ4からは波長の短いレーザ
光が出射される。このとき、光ディスク9で反射して再
び回折素子3に入射した反射レーザ光は第2回折素子3
bで回折した成分が受光素子5に入射する(図中、実線
B)。
【0023】次に、上記回折素子3の構成を図4及び図
5を参照してより詳しく説明する。図4(a),(b)はホ
ログラムレーザユニット1で波長の長いレーザ光を出射
したときの光束経路を示す説明図である。同図(a)は半
導体レーザ4から出射したレーザ光の回折を示し、同図
(b)は光ディスク9(図示せず)で反射して再び回折素子
3に入射したレーザ光の回折を示しており、実際のホロ
グラムレーザユニット1では該図(a)及び(b)に示す光
束経路を重ね合わせた状態となっている。
【0024】図4(a)において、半導体レーザ4で発振
されたレーザ光は第1回折部3aによって±1次光(+
1次回折光S+1のみ図示)と第1回折部3aを光軸方向に
透過する0次光とに分岐する。この0次光は第2回折部
3bに入射して再び回折され、±1次光(+1次回折光S
+1'のみ図示)と第2回折部3bを光軸方向に透過する0
次光とに分岐する。そして、この0次光が光ピックアッ
プ装置の光学系(図示せず)に入射し光ディスク9(図示
せず)にて反射する。
【0025】また、図4(b)において、光ディスク9で
反射したレーザ光は第2回折部3bによって±1次光
(+1次回折光SR2のみ図示)と第2回折部3bを光軸方
向に透過する0次光とに分岐する。この0次光は第1回
折部3aに入射して再び回折され、±1次光(+1次回
折光SR1のみ図示)と第1回折光3aを光軸方向に透過す
る0次光とに分岐する。そして、この+1次回折光SR1
が受光素子5に入射する。
【0026】図5(a),(b)はホログラムレーザユニッ
ト1で波長の短いレーザ光を出射したときの光束経路を
示す説明図である。同図(a)は半導体レーザ4から出射
したレーザ光の回折を示し、同図(b)は光ディスク9
(図示せず)で反射して再び回折素子3に入射したレーザ
光の回折を示しており、実際のホログラムレーザユニッ
ト1では該図(a)及び(b)に示す光束経路を重ね合わせ
た状態となっている。
【0027】図5(a)において、半導体レーザ4で発振
されたレーザ光は第1回折部3aによって±1次光(+
1次回折光L+1のみ図示)と第1回折部3aを光軸方向に
透過する0次光とに分岐する。この0次光は第2回折部
3bに入射して再び回折され、±1次光(+1次回折光L
+1'のみ図示)と第2回折部3bを光軸方向に透過する0
次光とに分岐する。そして、この0次光が光ピックアッ
プ装置の光学系(図示せず)に入射し光ディスク9(図示
せず)にて反射する。
【0028】また、図5(b)において、光ディスク9で
反射したレーザ光は第2回折部3bによって±1次光
(+1次回折光LR2のみ図示)と第2回折部3bを光軸方
向に透過する0次光とに分岐し、この+1次回折光LR2
が受光素子5に入射する。その一方で、0次光は第1回
折部3aに入射して再び回折され、±1次光(+1次回
折光LR1のみ図示)と第1回折光3aを光軸方向に透過す
る0次光とに分岐する。
【0029】上記本実施形態のホログラムレーザユニッ
ト1では、図4(a)及び図5(a)に示すように、第1回
折部3aを基板の半導体レーザ4側の面に形成すると共
に、第2回折部3bを基板の光ディスク9側(図中、上
側)に形成して、第1及び第2回折部3a,3b間の距離
を十分にとっている。
【0030】また、レーザ光の回折角は格子ピッチに依
存することから(式(*)参照)、回折光S+1,L+1の回折角
が適当な大きさになるように第1回折部3aの格子ピッ
チを構成している。これによって、回折光S+1,L+1が第
2回折部3bの回折領域30を避けることができるの
で、光ピックアップ装置の光学系に余分な迷光成分が発
生せず良好な特性を得られる。
【0031】また、図4(b)及び図5(b)において、回
折光SR2,LR2の回折角が適当な大きさになるように第2
回折部3bの格子ピッチを構成されている。これによっ
て、回折光SR2,LR2は第1回折部3aの回折領域31を
避けることができると共に、回折光SR2は受光素子5の
受光領域外へはみ出す。また、第1回折部3aによる回
折光SR1,LR1に余分な迷光成分が発生せず、回折光LR1は
半導体レーザ4と受光素子5との間に落ちる。従って、
受光素子5での信号検出に悪影響を与えない。
【0032】尚、本実施形態では回折素子3の第2回折
部3bにおいて素子基板の半導体レーザ4側の表面の下
側に回折パターンを形成しているが、他の光束の干渉を
避けることができるのであれば上側に形成してもよい。
同様に、第1回折部3aにおいて素子基板の光ディスク
9側の表面の上側に回折パターンを形成しているが、他
の光束の干渉を避けることができるのであれば下側に形
成してもよい。
【0033】次に、第1及び第2回折部3a,3bの位
置調整について説明する。先ず、ユニットパッケージ2
に第1回折部3aのみを仮保持させ、半導体レーザ4に
よって波長が長い方のレーザ光を発振させる。そして、
光ディスク9からの反射レーザ光が第1回折部3aで回
折して受光素子5に正確に入射するように、光軸に垂直
な平面内で第1回折部3aの基板を移動させてX−Y調
整及び回転調整を行い、ユニットパッケージ2に固定す
る。
【0034】その後、第1回折部3a又はユニットパッ
ケージ2に第2回折部3bを仮保持させ、半導体レーザ
4によって波長が短い方のレーザ光を発振させる。そし
て、光ディスク9からの反射レーザ光が第2回折部3b
で回折して受光素子5に正確に入射するように、光軸に
垂直な平面内で第2回折部3bの基板を移動させてX−
Y調整及び回転調整を行い、第1回折部3a又はユニッ
トパッケージ2に固定する。
【0035】上述した本実施形態のホログラムレーザユ
ニット1では、第1回折部3aで回折した波長の長いレ
ーザ光SR1と第2回折部3bで回折した波長の短いレー
ザ光LR2とを同一の受光素子5に入射させる構成として
いる。回折格子には波長の長いレーザ光は波長の短いレ
ーザ光よりも回折角が大きいという特性を有することか
ら、第1及び第2回折部3a,3bの格子ピッチをほぼ
同じにすることで上記構成を達成できる。
【0036】具体的には、波長が0.78μmと0.6μ
mのレーザ光を使用する場合、必要な回折角を20度程
度とすれば第1及び第2回折部3a,3bの格子ピッチ
は1.75〜2.28μmとなる。この格子ピッチは現時
点の製作技術で量産可能な範囲である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のホログラ
ムレーザユニットは波長の異なる2つのレーザ光を出射
できるので、それ1体で規格の異なる2種類の記録媒体
に対応することができる。また、2つの回折部を備えた
回折素子を用いることで各レーザ光は同一の受光素子で
受光できる。従って、構成部品が特に多くならないの
で、ユニットが大型化してコストアップするという不都
合はない。
【0038】また、回折素子は各回折部が光軸方向に並
んで位置している。その上、各回折部はそれぞれ移動可
能な基板に形成されていると、正確な位置調節を簡単に
行うことができるので信頼性の高いものとなる。
【0039】また、波長の長いレーザ光は波長の短いレ
ーザ光よりも回折角が大きいという回折格子の特性を活
かし、発光素子に近い第1回折部で回折した波長の長い
回折光と発光素子より遠い第2回折部で回折した波長の
短い回折光を同一の受光素子に入射させる構成としてい
る。これによって、回折素子の各回折部の格子ピッチを
ほぼ同じにすることができるので、実際には格子ピッチ
の限界条件内で回折素子が製作できる。従って、製作上
の誤差が抑えられ信頼性の高い回折素子が得られる。
【0040】さらに、不必要な回折光は各回折部の回折
領域に入射しない構成であることから、迷光成分の発生
を防止して信頼性の高いものとなる。
【0041】また、本発明の光ピックアップ装置では上
述したホログラムレーザユニット1体を備えるだけで規
格の異なる2種類の記録媒体に対応することができる。
また、光学系など従来の構成をそのまま用いるだけでよ
いので、特に構成部品が増えるということがない。従っ
て、装置が大型化したり、コストアップするという不都
合は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施形態のホログラムレーザ
ユニットを示した斜視図である。
【図2】 本実施形態のホログラムレーザユニットの内
部構成を示した斜視図である。
【図3】 本発明に係る一実施形態の光ピックアップ装
置における光束径路を示した模式図である。
【図4】 本実施形態のホログラムレーザユニットにお
ける光束径路を示した説明図である。
【図5】 本実施形態のホログラムレーザユニットにお
ける光束径路を示した説明図である。
【図6】 従来の光ピックアップ装置における光束径路
を示した模式図である。
【図7】 従来のホログラムレーザユニットを示した斜
視図である。
【符号の説明】
1 ホログラムレーザユニット 3 回折素子 3a 第1回折部 3b 第2回折部 4 半導体レーザ 5 受光素子 7 コリメートレンズ 8 対物レンズ 9 光ディスク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発振する発光素子とレーザ光
    を回折させる回折素子と入射したレーザ光を電気信号に
    変換する受光素子とを備えていて、前記発光素子を発振
    させてレーザ光を出射すると共に、記録媒体の表面で反
    射したレーザ光を前記回折素子で回折させて前記受光素
    子に入射させるホログラムレーザユニットにおいて、 前記発光素子は第1レーザ光と該第1レーザ光よりも波
    長の短い第2レーザ光とを発振することを特徴とするホ
    ログラムレーザユニット。
  2. 【請求項2】 前記回折素子は第1回折部と第2回折部
    とを有しており、該第1回折部による前記第1レーザ光
    の回折光と前記第2回折部による前記第2レーザ光の回
    折光のいずれもが入射する位置に前記受光素子を配して
    いることを特徴とする請求項1に記載のホログラムレー
    ザユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1回折部と前記第2回折部とは光
    軸方向に並んで位置していることを特徴とする請求項2
    に記載のホログラムレーザユニット。
  4. 【請求項4】 前記第1回折部と第2回折部とはそれぞ
    れ別個の基板に形成されていて、各基板は独立して移動
    できることを特徴とする請求項3に記載のホログラムレ
    ーザユニット。
  5. 【請求項5】 前記回折素子の前記第1回折部は前記第
    2回折部よりも前記発光素子寄りに位置していることを
    特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載のホ
    ログラムレーザユニット。
  6. 【請求項6】 前記回折素子では前記第1回折部で前記
    第2回折部側に回折した前記第1及び第2レーザ光は前
    記第2回折部の回折領域に入射しないことを特徴とする
    請求項5に記載のホログラムレーザユニット。
  7. 【請求項7】 前記回折素子では前記第2回折部で前記
    第1回折部側に回折した前記第1及び第2レーザ光は前
    記第1回折部の回折領域に入射しないことを特徴とする
    請求項5に記載のホログラムレーザユニット。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のホログラムレーザユニットを備えたことを特徴とする
    光ピックアップ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510344A (ja) * 2008-01-21 2011-03-31 プライムセンス リミテッド 0次低減のための光学設計

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510344A (ja) * 2008-01-21 2011-03-31 プライムセンス リミテッド 0次低減のための光学設計

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