JP2001325611A - 3次元モデル処理装置および3次元モデル処理方法、並びにプログラム提供媒体 - Google Patents

3次元モデル処理装置および3次元モデル処理方法、並びにプログラム提供媒体

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JP2001325611A
JP2001325611A JP2000141936A JP2000141936A JP2001325611A JP 2001325611 A JP2001325611 A JP 2001325611A JP 2000141936 A JP2000141936 A JP 2000141936A JP 2000141936 A JP2000141936 A JP 2000141936A JP 2001325611 A JP2001325611 A JP 2001325611A
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Tetsukazu Kai
哲一 開
Hiroyuki Segawa
博之 勢川
Hiroyuki Shiotani
浩之 塩谷
Yuichi Abe
友一 阿部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0484Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] for the control of specific functions or operations, e.g. selecting or manipulating an object, an image or a displayed text element, setting a parameter value or selecting a range
    • G06F3/04842Selection of displayed objects or displayed text elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータにとってより実感的なツール操作
によって3次元モデルの把持処理を実行可能な3次元モ
デル処理装置を提供する。 【解決手段】 3次元モデルの把持処理において、3次
元モデルに対して把持ツールを3次元的に対応させて把
持対象のモデルを特定する。具体的には、把持ツールを
3次元モデルの内部に入り込んだ場合、表面に接触した
場合、あるいは、離間した把持ツールからの光線あるい
は弾を発射し、これらが3次元モデルに衝突した場合
に、衝突した3次元モデルを把持対象モデルとして選択
する。あるいはツールから一定の作用領域内にある3次
元モデルを把持する構成とした。このような把持ツール
の3次元的作用により把持処理を実行する構成としたの
で、オペレータはより実感を伴って3次元モデルの移動
・回転対象を切り替える操作が実行できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元モデル処理
装置および3次元モデル処理方法、並びにプログラム提
供媒体に関する。特に、ディスプレイに表示された3次
元モデルの移動や、回転処理等を行なう場合に3次元モ
デルを制御するために行なう把持処理をユーザの実感的
な処理により行なうことを可能とする3次元モデル処理
装置および3次元モデル処理方法、並びにプログラム提
供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、コンピュータ、CAD、CGグラ
フィック装置等の各種のグラフィック装置において様々
な3次元モデル処理が実行可能となっている。
【0003】ディスプレイに表示された3次元オブジェ
クトの移動、回転等の処理を行なう場合、既存のコンピ
ュータグラフィックスソフトや3次元CADに代表され
るソフトウェアでは、3次元空間中に定義される3次元
モデルに対して、キーボードやマウス等の入力デバイス
によって制御される2次元位置情報を持つカーソル等の
2次元ポインタによって3次元モデルの表示位置を指示
することにより、3次元モデルの把持、すなわち、カー
ソルに対して3次元モデルの相対位置を固定して3次元
モデルの移動、回転等の処理を行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成は、3次元のモデルを2次元ポインタで操作す
るため、操作が直感的ではなく、またその操作も処理に
不慣れなユーザにとっては煩雑なものになることが多
い。
【0005】一方、3次元モデルの3次元位置ならびに
姿勢情報を計測できるセンサ(3次元センサ)からの値
を、3次元モデルの位置ならびに姿勢情報に直接反映さ
せることにより、現実物体を操作する感覚に近い直感的
な操作を行える構成も実現されている。
【0006】しかし、ディスプレイ対象となる3次元モ
デルが1つしかない場合は1つの3次元センサにそのモ
デルを固定させて割り当てればよいが、複数の表示対象
モデルが存在する場合には操作するセンサをモデル毎に
切り替える処理、手段が必要となる。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑み、自由に制御できる3次元位置ならびに姿勢情報を
持つ3次元ポインタ(把持ツール)を3次元空間中に定
義し、把持ツールを用いて移動ならびに回転対象の3次
元モデルを切り替える処理を可能とする3次元モデル処
理装置および3次元モデル処理方法、並びにプログラム
提供媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
ディスプレイに表示した3次元モデルに対する処理を実
行可能な3次元モデル処理装置において、ユーザが任意
に位置および姿勢を制御可能であり、位置および姿勢情
報を出力するセンサと、前記センサの位置および姿勢
と、前記デイスプレイに表示された3次元モデルの位置
および姿勢とを拘束関係とする把持状態設定処理を、前
記ディスプレイに表示された3次元モデルの3次元位置
または姿勢と、前記センサに対応して前記ディスプレイ
に表示されるツールとの3次元位置または姿勢関係に基
づいて実行する制御手段と、を有することを特徴とする
3次元モデル処理装置にある。
【0009】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記センサはイベント入力手段と
してのボタンを有し、前記制御手段は、前記ディスプレ
イに表示された前記ツールが前記3次元モデルの内部に
あると判定され、かつ前記ボタンからのイベント入力を
条件として、前記把持状態設定処理を実行する構成を有
することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記センサはイベント入力手段と
してのボタンを有し、前記制御手段は、前記ディスプレ
イに表示された前記ツールが前記3次元モデルの表面に
接触していると判定され、かつ前記ボタンからのイベン
ト入力を条件として、前記把持状態設定処理を実行する
構成を有することを特徴とする。
【0011】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記ディスプレ
イ上において表示される前記ツールから特定方向に向け
た直線として表示される光線が交差する3次元モデルを
選択して、該選択した3次元モデルに対して前記把持状
態設定処理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記ディスプレ
イ上において表示される前記ツールから特定方向に放た
れる表示飛行物体が衝突する3次元モデルを選択して、
該選択した3次元モデルに対して前記把持状態設定処理
を実行する構成を有することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記表示飛行物
体を前記ツールを起点とする予め設定した直線または曲
線に沿って飛行する物体として前記ディスプレイ上に表
示する制御を実行する構成を有することを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記表示飛行物
体が前記ディスプレイに表示された3次元モデルに衝突
した場合に、該表示飛行物体を前記3次元モデル表面に
張り付かせた状態で表示する制御を実行する構成を有す
ることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記表示飛行物
体が前記ディスプレイに表示された3次元モデルに衝突
した場合に、該表示飛行物体を前記3次元モデル表面に
張り付かせた状態で表示するとともに、前記表示飛行物
体が張り付いた3次元モデルを前記ツール位置まで移動
する処理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記表示飛行物
体が前記ディスプレイに表示された3次元モデルに衝突
した場合に、該表示飛行物体を前記3次元モデル表面に
張り付かせた状態で表示するとともに、予め定めた前記
センサからのキャンセル入力検出により、前記3次元モ
デル表面に張り付かせた表示飛行物体をツール位置まで
戻す処理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記ディスプレ
イ上において表示される前記ツールを起点とする3次元
空間領域に設定される作用領域内に存在する3次元モデ
ルを選択して、該選択した3次元モデルに対して前記把
持状態設定処理を実行する構成を有することを特徴とす
る。
【0018】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記作用領域内
に前記ディスプレイに表示された3次元モデルが存在す
る場合、該3次元モデルを前記ツール位置まで移動する
処理を実行する構成を有することを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記把持状態設
定処理の開始以後において、前記ディスプレイ上へ前記
ツールを非表示とする制御を実行する構成を有すること
を特徴とする。
【0020】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記把持状態設
定処理の開始以後において、前記センサからの位置、姿
勢情報に応じて前記ディスプレイに表示された3次元モ
デルの位置、姿勢を更新する処理を実行する構成を有す
ることを特徴とする。
【0021】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記ディスプレ
イに表示された3次元モデルの領域を3次元モデルを含
むバウンディングボックス領域、または3次元モデルの
内部領域、または3次元モデルを含む最小の球体として
表現されるバウンディング球のいずれかによって識別す
る構成であることを特徴とする。
【0022】さらに、本発明の3次元モデル処理装置の
一実施態様において、前記制御手段は、前記ディスプレ
イに表示された3次元モデルの中から、把持状態設定処
理対象となる3次元モデルを他の3次元モデルと識別可
能な異なる表示態様で表示する制御を実行する構成であ
ることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明の第2の側面は、ディスプ
レイに表示した3次元モデルに対する処理を実行可能な
3次元モデル処理方法において、ユーザが任意に位置お
よび姿勢を制御可能であり、位置および姿勢情報を出力
するセンサの位置および姿勢と、前記デイスプレイに表
示された3次元モデルの位置および姿勢とを拘束関係と
する把持状態設定処理を、前記ディスプレイに表示され
た3次元モデルの3次元位置または姿勢と、前記センサ
に対応して前記ディスプレイに表示されるツールとの3
次元位置または姿勢関係に基づいて実行する把持状態設
定制御ステップを実行することを特徴とする3次元モデ
ル処理方法にある。
【0024】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3
次元モデルの内部にあると判定され、かつ前記センサの
イベント入力手段としてのボタンからのイベント入力を
条件として実行することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3
次元モデルの表面に接触していると判定され、かつ前記
センサのイベント入力手段としてのボタンからのイベン
ト入力を条件として実行することを特徴とする。
【0026】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイ上において表示される前記ツール
から特定方向に向けた直線として表示される光線が交差
する3次元モデルを選択して、該選択した3次元モデル
に対して前記把持状態設定処理を実行することを特徴と
する。
【0027】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイ上において表示される前記ツール
から特定方向に放たれる表示飛行物体が衝突する3次元
モデルを選択して、該選択した3次元モデルに対して前
記把持状態設定処理を実行することを特徴とする。
【0028】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記表示飛行物体を前記ツールを起点とする予め設
定した直線または曲線に沿って飛行する物体として前記
ディスプレイ上に表示する制御を実行することを特徴と
する。
【0029】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された
3次元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記
3次元モデル表面に張り付かせた状態で表示する制御を
実行することを特徴とする。
【0030】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された
3次元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記
3次元モデル表面に張り付かせた状態で表示するととも
に、前記表示飛行物体が張り付いた3次元モデルを前記
ツール位置まで移動する処理を実行することを特徴とす
る。
【0031】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された
3次元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記
3次元モデル表面に張り付かせた状態で表示するととも
に、予め定めた前記センサからのキャンセル入力検出に
より、前記3次元モデル表面に張り付かせた表示飛行物
体をツール位置まで戻す処理を実行することを特徴とす
る。
【0032】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイ上において表示される前記ツール
を起点とする3次元空間領域に設定される作用領域内に
存在する3次元モデルを選択して、該選択した3次元モ
デルに対して前記把持状態設定処理を実行することを特
徴とする。
【0033】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記作用領域内に前記ディスプレイに表示された3
次元モデルが存在する場合、該3次元モデルを前記ツー
ル位置まで移動する処理を実行することを特徴とする。
【0034】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、さらに、前記把持状態設定処理の開始以後におい
て、前記ディスプレイ上へ前記ツールを非表示とする制
御を実行することを特徴とする。
【0035】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記把持状態設定処理の開始以後において、前記セ
ンサからの位置、姿勢情報に応じて前記ディスプレイに
表示された3次元モデルの位置、姿勢を更新する処理を
実行することを特徴とする。
【0036】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイに表示された3次元モデルの領域
を3次元モデルを含むバウンディングボックス領域、ま
たは3次元モデルの内部領域、または3次元モデルを含
む最小の球体として表現されるバウンディング球のいず
れかによって識別することを特徴とする。
【0037】さらに、本発明の3次元モデル処理方法の
一実施態様において、前記把持状態設定制御ステップ
は、前記ディスプレイに表示された3次元モデルの中か
ら、把持状態設定処理対象となる3次元モデルを他の3
次元モデルと識別可能な異なる表示態様で表示する制御
を実行することを特徴とする。
【0038】さらに、本発明の第3の側面は、ディスプ
レイに表示した3次元モデルに対する処理を実行可能な
3次元モデル処理をコンピュータ・システム上で実行せ
しめるコンピュータ・プログラムを提供するプログラム
提供媒体であって、前記コンピュータ・プログラムは、
ユーザが任意に位置および姿勢を制御可能であり、位置
および姿勢情報を出力するセンサの位置および姿勢と、
前記デイスプレイに表示された3次元モデルの位置およ
び姿勢とを拘束関係とする把持状態設定処理を、前記デ
ィスプレイに表示された3次元モデルの3次元位置と、
前記センサに対応して前記ディスプレイに表示されるツ
ールとの3次元位置関係に基づいて実行する把持状態設
定制御ステップを有することを特徴とするプログラム提
供媒体にある。
【0039】本発明の第3の側面に係るプログラム提供
媒体は、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能
な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ
・プログラムをコンピュータ可読な形式で提供する媒体
である。媒体は、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あ
るいは、ネットワークなどの伝送媒体など、その形態は
特に限定されない。
【0040】このようなプログラム提供媒体は、コンピ
ュータ・システム上で所定のコンピュータ・プログラム
の機能を実現するための、コンピュータ・プログラムと
提供媒体との構造上又は機能上の協働的関係を定義した
ものである。換言すれば、該提供媒体を介してコンピュ
ータ・プログラムをコンピュータ・システムにインスト
ールすることによって、コンピュータ・システム上では
協働的作用が発揮され、本発明の他の側面と同様の作用
効果を得ることができるのである。
【0041】本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、
後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳
細な説明によって明らかになるであろう。
【0042】
【発明の実施の形態】まず、本発明の3次元モデル処理
装置および3次元モデル処理方法を適用可能な3次元モ
デル処理システムの制御手段を構成するハードウェアを
示すブロック図を図1に示す。
【0043】図1に示すシステムは、3次元モデルの表
示データ生成、処理ツールの表示制御、さらに、本発明
の処理である3次元モデルの把持処理等の各種処理プロ
グラムを実行する中央演算処理装置(CPU)によって構
成される演算処理回路101、処理プログラムが格納さ
れているRAMやROMなどのプログラムメモリ10
2、処理データを格納するためのRAMなどのデータメ
モリ103、3次元モデルや把持ツールを含む3次元空
間を提示するための画像情報を格納するフレームメモリ
104、このフレームメモリに格納された画像信号をテ
レビやコンピュータディスプレイ、ヘッドマウントディ
スプレイ(HMD)に代表される表示デバイスへ表示する
ための画像表示装置105、各種入力デバイスの計測値
の入力を行う入力装置106、プログラムや3次元モデ
ル情報などを記憶する外部記憶装置107を主要構成要
素とする。なお、これらの各回路はプログラムやデータ
を伝送するためのバス108に接続されており、相互に
データ伝送が可能な構成を持つ。
【0044】外部記憶装置107は、ハードディスクに
代表される2次記憶装置で、プログラムや3次元モデル
情報が格納されている。データメモリ103に格納され
る3次元モデルに関する情報や把持ツールの状態など、
プログラムの処理に必要とされる情報を外部記憶装置1
07に格納することも可能である。
【0045】入力装置106では、各種入力デバイスか
らの計測値を取得する。把持ツールの位置ならびに姿勢
を更新するために、3次元センサや3次元マウスなどの
3次元入力デバイスの計測値を取得する。マウスやタブ
レットなどの2次元入力デバイスで代用しても良い。ま
た、オン/オフの状態を持つプッシュボタンなどから、
オン/オフの状態を取得する。具体的には、単純なプッ
シュボタンやマウスボタン、キーボード、オン/オフの
スイッチなどがある。以降、オフの状態からオンの状態
になることを「ボタンが押された」、オフの状態からオ
ンの状態になることを「ボタンが放された」、ボタンが
押されてからすぐに放される動作を「ボタンがクリック
された」と呼ぶこととする。また、これらすべてのボタ
ン操作による指示入力をイベント入力と呼ぶ。
【0046】演算処理回路101では、入力装置から得
られた計測値を基に、把持ツールの位置ならびに姿勢情
報を更新し、必要であればデータメモリ103に格納さ
れている3次元モデル情報を変更する。把持ツールには
操作対象の3次元モデルを制御下に置いている状態と、
どの3次元モデルも制御下に置いていない状態がある。
前者を「把持状態」、後者を「把持していない状態」と
呼ぶ。また、把持していない状態から特定の3次元モデ
ルを把持している状態へ変えることを「把持する」、そ
の逆を「把持を解除する」と呼ぶこととする。また以
降、特に指定しない限り「ツール」とは「把持ツール」
を指すこととする。
【0047】システムの具体的な表示、およびセンサの
構成例の1つを図2に示す。ボタン205を具備した3
次元センサ204によって、コンピュータグラフィック
スでモニタ(ディスプレイ)203に表現されたツール
202(把持ツール)を操作し、同じくコンピュータグ
ラフィックスで表現された3次元モデル201の位置な
らびに姿勢情報を変更できるシステムである。
【0048】ユーザは、3次元センサ204を操作する
ことにより、任意に3次元センサ204の位置および姿
勢を制御可能であり、操作によって変更された位置およ
び姿勢情報は3次元センサ204から出力される。セン
サ204の位置および姿勢と、デイスプレイに表示され
た3次元モデル201の位置および姿勢とを拘束関係と
する処理を把持状態設定処理と呼ぶ。本発明の3次元モ
デル処理装置は、ディスプレイに表示された3次元モデ
ル201の3次元位置と、センサ204に対応してディ
スプレイに表示されるツール202との3次元位置関係
に基づいて把持状態設定処理を実行する。この処理を実
行するのは、前述の図1に示す演算処理回路101他か
らなる制御手段である。
【0049】ディスプレイに表示された3次元モデル2
01の3次元位置と、センサ204に対応してディスプ
レイに表示されるツール202との3次元位置関係に基
づいて実行される把持状態設定処理の複数の実施例につ
いて以下、具体的に述べる。これらの実施例ではすべて
ツールが操作対象となる3次元モデルを把持してからそ
の把持を解除するまで、ツールとの相対位置ならびに姿
勢関係を保ちながら把持している3次元モデルを移動な
らびに回転することが可能となる。つまり、ツールに把
持されている間は、3次元モデルとツールが1つの剛体
のようになる。なお、ディスプレイに表示される把持ツ
ールの形状は任意でよい。
【0050】把持ツールのサブルーチンのフローチャー
トを図3に示す。本サブルーチンは、毎時間ステップご
とや特定のハードウェア割り込みの発生時などにシステ
ムにより呼ばれる。システムは把持ツールサブルーチン
以外の処理を行っても良い。また、把持ツールサブルー
チンが始めて呼ばれるまでには、システムは初期化され
ているものとする。
【0051】把持ツールサブルーチンを図3に従って説
明する。まず、入力装置106から得られる計測値に基
づいて、ツールの位置および姿勢を更新する(S30
1)。次に、ステップS302でツールが何も把持して
いない場合、把持する3次元モデルがあるかどうかを把
持判定サブルーチン(S303)で検査し、必要であれ
ば把持する。S302でツールが3次元モデルを把持し
ている状態の場合、把持されている3次元モデルとツー
ルの相対位置ならびに姿勢関係が変更されないように3
次元モデルの位置ならびに姿勢を更新する。また、把持
しているときにボタンがクリックされた(S305でY
es)場合は、把持を解除する(S306)。把持を解除
するときには、3次元モデルを単に解除するだけ(つま
り、3次元モデルをその場に置くだけ)でもよいし、3
次元モデルに何らかの移動や回転などの変換をかけてか
ら把持を解除してもよい。以降、ステップS303の把
持判定サブルーチンの具体的な実施例について説明す
る。
【0052】[実施例1]実施例1は、ツールが3次元
モデルの内部にあるときにツールに割り当てられたボタ
ンをクリックすることによって、その3次元モデルを把
持する構成である。本実施例で3次元モデルを把持する
には、ツールを目的の3次元モデルの内部へ移動させ、
ボタンをクリックすればよい。
【0053】本実施例では、ツールが3次元モデルに隠
れてしまうことになるので、複数の3次元モデルが重な
っているとき、ボタンをクリックした時点でどの3次元
モデルの内部にツールがあり、どの3次元モデルが把持
されるのかが分かりにくい。また、ディスプレイの表示
のみでは、ツールが対象の3次元モデル内部の奥行き方
向にきちんと入っているか否かについても把握しにく
い。したがって、本構成では、その時点でボタンをクリ
ックすると把持されるという条件にある3次元モデルを
明示する構成として、把持対象の3次元モデルをユーザ
が把握し易い構成とした。
【0054】ボタンをクリックすると把持されるという
条件下の3次元モデルを「把持可能な」3次元モデルと
呼ぶこととする。明示方法としては、対象の3次元モデ
ルのハイライトや特定のアイコンの表示、バウンディン
グボックスの表示、把持する3次元モデル以外の3次元
モデルの透明化などである。なお、バウンディングボッ
クスとは、対象物体を含む最小の長方形(2次元)、あ
るいは直方体(3次元)によって規定される領域であ
る。
【0055】図4は本実施例の把持判定サブルーチンの
フローチャートである。まずS401において、ツール
がいずれかの3次元モデルの内部にあるかどうかを検査
する。内部かどうかの判定方法としては、3次元モデル
の形状内部に入っているかどうか、すなわち3次元モデ
ルの内部領域にあるか否かを判定する方法、バウンディ
ングボックス内に入っているかどうかで判定する方法、
または3次元モデル中心から特定の距離内に収まってい
るか、すなわち3次元モデルを含む最小の球体として表
現されるバウンディング球の内部にあるか否かによって
判定する方法などが考えられる。S402において、ツ
ールがどの3次元モデルの内部にも入っていなければ本
サブルーチンを終了し、1つ以上の3次元モデル内部に
入っている場合はS403へ進む。
【0056】次にS403において、内部にツールが入
っている3次元モデルが1つだけの場合は、S404で
その3次元モデルを把持可能な3次元モデルとしS40
6へ進む。またS403で、ツールが複数の3次元モデ
ルの内部に入っている場合、それらの中から把持可能な
3次元モデルをS405で選別する。この際の選別基準
は、ツールの位置に最も近いローカル座標中心やバウン
ディングボックス中心などを持つ3次元モデルを選択す
る方法でも良いし、3次元モデルに順序付けしておい
て、その順序に応じて1つまたは複数選ぶ方法、内部に
入っている3次元モデルをすべて選択する方法などが考
えられるが、これに限らず、予め定めた規則に従って選
択処理を実行すればよい。次にS406で、把持可能な
3次元モデルを明示する。S407において、ボタンが
クリックされたことが検知されれば、把持可能な3次元
モデルをS408で把持する。
【0057】上記の例では、ボタン操作はクリック動作
であった。しかし、把持するにはボタンを押す動作、把
持を解除するにはボタンを放す動作とすることで、ボタ
ンを押し続けている間は把持されている状態になる方法
でも良い。
【0058】なお、上記フローチャート(図4)におい
て、把持可能な3次元モデルを明示する処理S406は
省略可能である。
【0059】[実施例2]実施例2は、ツールを3次元
モデル表面に接触させた状態でボタンをクリックする
と、その時点で接触している3次元モデルを把持する構
成である。ツールは3次元モデル表面に接触した後、何
も制約の無い状態でのツールの位置(本来のツールの位
置)に基づいて3次元モデル表面を這うように移動す
る。
【0060】図5に本実施例のフローチャートを示す。
S501において、ツールが3次元モデル表面に接触し
ている状態であればS502に進み、どの3次元モデル
とも接触していなければ本サブルーチンを終了する。次
にS502では、ツールが接触している3次元モデルを
明示する。明示方法としては実施例1と同様の処理が考
えられる。さらにS503においてボタンがクリックさ
れたことが検知されればS504に進み、その3次元モ
デルを把持する。
【0061】上記の例では、ボタン操作はクリック動作
であった。しかし、把持するにはボタンを押す動作、把
持を解除するにはボタンを放す動作とすることで、ボタ
ンを押し続けている間は把持されているようになる方法
でも良い。また、上記フローチャート(図5)におい
て、把持可能な3次元モデルを明示する処理(S50
2)は省略可能である。
【0062】[実施例3]実施例3は3次元モデルがツ
ールから離れていても3次元モデルの把持を可能とした
構成である。図6にその概念を説明する図を示す。ツー
ル601を始点として、ツールの向きを表す直線(光線
602)を表示し、ボタンをクリックしたときに光線6
02と交差している3次元モデル603を把持する構成
とする。把持する際には、対象の3次元モデル603を
ツール601の位置まで引き寄せてツールと接触する位
置に3次元モデルを位置するように制御してもよい。ま
た、3次元モデルのローカル座標中心やバウンディング
ボックス中心をツールの位置まで持ってくるように制御
してもよい。あるいは3次元モデル位置はそのままに維
持し、ツール601との相対位置を固定する構成として
把持してもよい。光線602と3次元モデル603が交
差していない状態でボタンをクリックしても何も起こら
ない。
【0063】図7は本実施例のフローチャートである。
まずS701において、図6に示す光線602と交差し
ている3次元モデルが存在するかを検査する。次にS7
02において、光線と交差している3次元モデルが存在
すればS703へと進み、光線がどの3次元モデルとも
交差していなければ本サブルーチンを終了する。S70
3において、光線と交差している3次元モデルが1つし
か存在しなければS704にてその3次元モデルを把持
可能な3次元モデルとする。S703で光線と交差して
いる3次元モデルが複数存在する場合は、S705で把
持可能な3次元モデルを選別する。選別基準としては、
ツールに最も近いものを把持することが自然であるが、
ツールから特定の距離だけ離れた光線上の点に最も近い
ものを選ぶといったことや、逆にツールから最も遠いも
のを選ぶ、交差している3次元モデルをすべて選ぶな
ど、状況に応じて使い分けることもできる。S706で
は、把持可能な3次元モデルを明示する。明示方法とし
ては実施例1と同様の処理を適用することができる。さ
らにS707においてボタンがクリックされたことが検
知されれば、S708にて把持可能な3次元モデルを把
持する。
【0064】上記の例では、ボタン操作はクリック動作
であった。しかし、把持するにはボタンを押す動作、把
持を解除するにはボタンを放す動作とすることで、ボタ
ンを押し続けている間は把持されているようになる方法
でも良い。また、上記フローチャート(図7)におい
て、把持可能な3次元モデルを明示する処理(S70
6)は省略可能である。
【0065】[実施例4]実施例4も3次元モデルがツ
ールから離れていても把持できる構成である。図8にそ
の概念を説明する図を示す。ツール801のある特定の
向きに発射された物体(弾802)と衝突した3次元モ
デル803を把持する構成としたものである。実施例4
は、ツールを起点として予め設定された直線または曲線
に沿って飛行する物体が3次元モデルに衝突した場合、
その3次元モデルを把持対象モデルとする処理を実行す
る。以下に述べる例では、飛行物体を弾として説明する
が、弾の形状は任意で良く、弾以外の飛行物体でもよ
い。
【0066】また、飛行物体が衝突した3次元モデルを
把持する際、把持する3次元モデルをツールの位置まで
引き寄せてツールに対して固定したり、あるいは引き寄
せずにそのままの位置でツール801との相対位置を固
定にする構成としてもよい。
【0067】上述の図6の光線602を用いた例では、
光線602は直線としたが、本例においては、発射され
た後の弾の動作は、直線運動や放物運動など、その他の
任意の直線、曲線として設定する構成でもよく、例えば
図8(b)に示すようにツール801からの発射物体が
曲線を描いて3次元モデルに衝突した場合、その衝突3
次元モデルを把持する構成とする。また、弾がツール8
01から発射された後、ツール801の動きに応じて軌
道修正する構成としてもよいし、独立的に移動する構成
としても良い。
【0068】弾の有効射程距離には限界を設定し、弾が
所定の射程距離範囲内においてどの3次元モデルとも衝
突しなかった場合には、どの3次元モデルも把持しな
い。また、本実施例でのツールは弾が発射されている状
態と発射されていない状態を持つ。
【0069】図9は本実施例の把持判定サブルーチンの
フローチャートである。まずS901において、弾が発
射されている発射されていないにかかわらず、弾が衝突
予定の3次元モデルを明示する。衝突予定の3次元モデ
ルとは、3次元モデルの位置および姿勢が変わらず、弾
が通る軌道も変わらないと仮定したときに、将来的に衝
突する予定の3次元モデルである。明示方法としては、
着弾点を表すアイコンなどを表示する、衝突予定の3次
元モデルをハイライトする、バウンディングボックスを
表示するなどが考えられるが、これに限らない。次にS
902において、ツールの弾がすでに発射されている状
態の場合、S903でその弾の位置を更新し、S904
で弾が3次元モデルに衝突したかを検査する。S905
で衝突している場合、S906でその3次元モデルを把
持し、弾が発射されていない状態になる。
【0070】S905にてどの3次元モデルとも衝突し
ていなければ、発射されてからある閾値以上進んだかを
チェックし(S907)、閾値以上であればS908に
て弾の位置を発射される前の位置まで戻し、弾が発射さ
れていない状態になる。閾値以下であれば、そのまま本
サブルーチンを終了する。また、S902で弾がまだ発
射されていない状態のときにはS909に進み、ボタン
がクリックされたのを検知すればS910で弾を発射
し、弾が発射された状態になる。また、上記フローチャ
ート(図9)において、衝突予定の3次元モデルを明示
する処理(S901)は省略しても良い。
【0071】上記の例では、ボタン操作はクリック動作
であった。しかし、ボタンを押すと弾を発射し、その弾
が3次元モデル表面の衝突した位置に張り付き、ボタン
を放すと実際に把持できる方法も考えられる。弾が張り
付いている間にある特定の条件を満たすと弾が戻ってき
て、把持操作をキャンセルできる。特定の条件とは、把
持ツールを弾とは逆方向に弾を引き剥がす感じですばや
く引く、張り付いている状態が数秒続く、などが考えら
れる。また、弾が発射されている状態かつどの3次元モ
デルとも衝突していない状態でボタンを放しても、把持
操作をキャンセルできる。
【0072】この場合のフローチャートを図10に示
す。ツールは3次元モデルに衝突して張り付いている状
態と張り付いていない状態がある。まずS1001で衝
突予定の3次元モデルを明示する。明示方法は前記実施
例と同等の処理が適用可能である。次にS1002にお
いて弾が発射されていない状態であればS1003へ、
発射されている状態であればS1005へと進む。S1
003において、ボタンが押されたことが検知されれば
S1004で弾が発射されている状態になり、ボタンが
押されてなければそのままサブルーチンを終了する。
【0073】S1005において弾がいずれかの3次元
モデル表面に張り付いていなければS1006へ進む。
S1006において、ボタンが放されたことが検知され
ればS1015で発射される前の位置まで弾を戻し、弾
が発射されていない状態になる。ボタンが放されてなけ
れば、S1007でその弾の位置を更新し、S1008
でいずれかの3次元モデルと衝突したかどうかを検査す
る。弾が3次元モデルと衝突していた場合(S100
9)、S1010でその3次元モデル表面の衝突した位
置に弾を貼り付ける。S1009で衝突しておらず、か
つS1011である閾値以上進んでいれば、S1015
で発射される前の位置まで弾を戻し、弾が発射されてい
ない状態になる。閾値は経験的に適当に与えてもよい
し、状況に合わせて動的に変更しても良い。
【0074】またS1005において弾がいずれかの3
次元モデル表面に張り付いている場合S1012へ進
み、S1012でボタンが放されたことが検知されれ
ば、S1013でその3次元モデルを把持する。場合に
よっては、把持後の3次元モデルの移動処理や、回転処
理が開始された時点で弾の位置を発射される前の弾の位
置まで戻す処理を行なってもよい。もちろん、把持が解
除されるまで弾の位置を戻さなくても良い。またS10
12にてボタンが放されておらず、S1014にてキャ
ンセル動作、例えば把持ツールを弾とは逆方向にすばや
く引いたり、弾が3次元モデル表面に張り付いたまま、
移動、回転等の処理を開始しない時間が予め定めた一定
時間以上経過した等のキャンセル動作が検知されれば、
S1015で弾の位置を戻して弾が発射されていない状
態になる。
【0075】また、上記フローチャート(図10)にお
いて、衝突予定の3次元モデルを明示する処理(S10
01)は省略しても良い。また、キャンセル動作をなに
も定義していない場合は、S1014は常にNoとす
る。
【0076】[実施例5]実施例5は、ツールと近い位
置にある3次元モデルを把持できる方法で、ちょうど掃
除機のように、ボタンをクリックするとツールを基準と
するある特定の作用範囲内にある3次元モデルを引き寄
せて把持できる構成としたものである。作用範囲は、環
境に応じて適当に与えてもよいし、状況に応じて動的に
調節するようにしてもよい。図11にツールと作用範囲
の関係の構成例を示す。
【0077】図11(a)は、ツール1101のどの方
向に対しても、所定の距離にある3次元モデルを引き寄
せられるようにした構成であり、いわゆるツールが磁石
のような働きをする構成である。図11(a)に示す作
用範囲1102は、ツール1101を中心とした球体の
内部として設定される。
【0078】図11(b)は、ツール1102のある特
定の方向に作用範囲を限定した構成である。この場合に
はツールが掃除機のように特定の方向にある3次元モデ
ルのみを引き寄せる。図11(b)に示す作用範囲11
02は、ツール1101を頂点とする円錐形の内部とし
て設定される。ボタンをクリックしたときに作用範囲内
に3次元モデルが存在しない場合、どの3次元モデルも
把持しない。
【0079】図12は本実施例の把持判定サブルーチン
のフローチャートである。まずS1201にて作用範囲
内に3次元モデルが存在するかを検査する。作用領域に
入っているかを判定する方法としては、3次元モデルの
ローカル座標中心やバウンディングボックス中心などが
作用領域内にあるかどうかを判定する方法、3次元モデ
ル形状やバウンディングボックスの一部でも作用領域と
重なっていれば入っていると判定する方法、3次元モデ
ル形状やバウンディングボックスすべてが作用領域内に
入っているかを判定する方法などを用いる。
【0080】次にS1202にて、作用範囲内に3次元
モデルが1つ以上存在すればS1203へと進み、1つ
も存在しなければ本サブルーチンを終了する。S120
3にて、作用範囲内に1つしか3次元モデルが存在しな
い場合にはその3次元モデルを把持可能な3次元モデル
としS1206へと進む。S1203にて、作用範囲に
複数の3次元モデルが存在すれば、その中から把持可能
な3次元モデルを選別する。選別には最も近いものを把
持可能とするのが自然であるが、近いものから複数個だ
け把持可能とする、作用範囲に入っている3次元モデル
をすべて把持可能とするなどが可能である。S1206
では、把持可能な3次元モデルを明示する。明示方法と
しては実施例1と同様の処理が適用可能である。さらに
S1207にてボタンがクリックされたことが検知され
れば、S1208で把持可能な3次元モデルを把持す
る。
【0081】上記の例では、ボタン操作はクリック動作
であった。しかし、ボタンを押している間は3次元モデ
ルを引き寄せることができ、ボタンを押していないとき
はどの3次元モデルも引き寄せない方法も考えられる。
この場合、3次元モデルを把持するには、引き寄せ可能
な範囲内に対象の3次元モデルが入るように把持ツール
を移動させてからボタンを押しても良いし、ボタンを押
してから範囲内に入るように把持ツールを移動させても
良い。また、上記フローチャート(図12)において、
把持可能な3次元モデルを明示する処理(S1206)
は省略可能である。
【0082】[実施例6]実施例6は、上記各実施例の
組合わせ構成である。ツールがいずれかの3次元モデル
の内部にあるときには、実施例1を適用し、その3次元
モデルを把持する。ツールが3次元モデル内部にないと
きは、実施例3または実施例4または実施例5のいずれ
かの方法で把持する。これにより、近くの3次元モデル
は直接的に把持することができ、さらに遠くの3次元モ
デルも把持できるようになる。
【0083】[実施例7]ツールは3次元モデル表面を
通り抜けることはできず、表面に接触してからは、実施
例2のように、ツールの本来の位置に基づいて表面を這
うように移動し、その状態でボタンを押すと、接触して
いる3次元モデルを把持する。接触していないときは、
実施例3または実施例4または実施例5のいずれかの方
法で把持する。これにより、近くの3次元モデルは直接
的に把持することができ、さらに遠くの3次元モデルも
把持できるようになる。
【0084】[実施例8]上記実施例1〜7において、
対象とする3次元モデルを把持している間は把持ツール
自身の形状を隠す。この場合、把持前では把持ツールを
操作しているのに対し、把持後は把持した3次元モデル
自体を操作しているようになる。
【0085】図13に本実施例の把持ツールサブルーチ
ンのフローチャートを示す。ツールは表示状態もしくは
非表示状態を持ち、表示状態のときにはツールの形状が
表示されており、非表示状態のときにはツールの形状は
表示されない。上記実施例1〜7の把持ツールサブルー
チンとほぼ同等であるが、S1301〜S1306まで
は、実施例1の図3のフローと同様の処理である。
【0086】本実施例では、S1307およびS130
8およびS1309が加えられている。S1303の把
持判定サブルーチン終了後に、S1307において把持
状態であればS1308において、ツールの形状を非表
示状態にする。またS1306にて3次元モデルの把持
を解除した後、S1309にてツールの形状を表示状態
にする。S1303の把持判定サブルーチンは上記実施
例1〜7のどの把持判定サブルーチンを用いても良い。
【0087】上記図に示した装置では、処理プログラム
をプログラムメモリに格納しているが、例えばCD−R
OMあるいはDVD−ROM、CD−R、CD−RW、
DVD−RAMのような光ディスクに格納してもよい
し、MOのような光磁気ディスクに格納してもよい。ま
た、ハードディスクあるいはフロッピー(登録商標)デ
ィスクのような磁気ディスクに格納してもよい。また、
メモリースティックのような半導体メモリや、さらに、
DATあるいは8mmといったテープメディアに格納して
もよい。いずれにしても、上記方法に関する処理プログ
ラムを供給するこれらのプログラム供給媒体から、その
処理プログラムを読み出して実行する構成とすることが
可能である。
【0088】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0089】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明の3
次元モデル処理装置および3次元モデル処理方法によれ
ば、3次元モデルの把持処理において、3次元モデルに
対して把持ツールを3次元的に対応させて、把持対象の
モデルを特定し、オペレータに把持モデルを把握可能と
した構成としたので、オペレータにとってより実感的な
ツール操作によって3次元モデルの把持処理を実行する
ことができる。
【0090】さらに、本発明の3次元モデル処理装置お
よび3次元モデル処理方法によれば、3次元モデルの把
持処理において、離間した把持ツールからの光線、ある
いは弾丸の発射により、あるいは一定の作用領域の3次
元モデルを把持する構成としたので、ツールの位置にと
らわれず、3次元モデルの把持が可能となり、操作性、
処理の分かりやすさの点で優れた構成が実現される。
【0091】また、3次元の位置ならびに姿勢を自由に
制御できる把持ツールにより、複数の3次元モデルから
移動・回転対象を必要に応じて切り替える操作が容易に
実行可能となる。また、把持している間は把持ツールの
形状を隠す構成によれば、オペレータは把持処理期間中
は、把持した3次元モデルを直接掴んで操作している間
隔での処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3次元モデル処理装置のハードウェア
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の3次元モデル処理装置における表示態
様、およびセンサの構成例を示す図である。
【図3】本発明の3次元モデル処理装置における把持処
理の開始、解除処理手続きを示すフローである。
【図4】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の処理例(その1)を示すフローである。
【図5】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の処理例(その2)を示すフローである。
【図6】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の光線による処理例の概要を説明する図である。
【図7】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の処理例(その3)を示すフローである。
【図8】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の弾による処理例の概要を説明する図である。
【図9】本発明の3次元モデル処理装置における把持判
定処理の処理例(その4)を示すフローである。
【図10】本発明の3次元モデル処理装置における把持
判定処理の処理例(その5)を示すフローである。
【図11】本発明の3次元モデル処理装置における把持
判定処理の作用範囲による処理例の概要を説明する図で
ある。
【図12】本発明の3次元モデル処理装置における把持
判定処理の処理例(その6)を示すフローである。
【図13】本発明の3次元モデル処理装置における把持
判定処理の処理例(その7)を示すフローである。
【符号の説明】 101 演算処理回路 102 プログラムメモリ 103 データメモリ 104 フレームメモリ 105 画像表示装置 106 入力装置 107 外部記憶装置 108 バス 201 3次元モデル 202 把持ツール 203 モニタ 204 3次元センサ 205 ボタン 601 ツール 602 光線 603 3次元モデル 801 ツール 802 弾 803 3次元モデル 1101 ツール 1102 作用範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/80 G06T 11/80 E // G06F 3/03 380 G06F 3/03 380R (72)発明者 塩谷 浩之 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 (72)発明者 阿部 友一 東京都品川区東五反田1丁目14番10号 株 式会社ソニー木原研究所内 Fターム(参考) 5B046 FA18 GA01 HA08 5B050 BA07 BA09 CA07 EA12 FA02 5B068 AA14 BD06 EE03 EE06 5E501 AC09 AC37 BA05 CA03 CB20 EA13 FA14 FA27

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイに表示した3次元モデルに対
    する処理を実行可能な3次元モデル処理装置において、 ユーザが任意に位置および姿勢を制御可能であり、位置
    および姿勢情報を出力するセンサと、 前記センサの位置および姿勢と、前記デイスプレイに表
    示された3次元モデルの位置および姿勢とを拘束関係と
    する把持状態設定処理を、前記ディスプレイに表示され
    た3次元モデルの3次元位置または姿勢と、前記センサ
    に対応して前記ディスプレイに表示されるツールとの3
    次元位置または姿勢関係に基づいて実行する制御手段
    と、 を有することを特徴とする3次元モデル処理装置。
  2. 【請求項2】前記センサはイベント入力手段としてのボ
    タンを有し、 前記制御手段は、 前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3次元
    モデルの内部にあると判定され、かつ前記ボタンからの
    イベント入力を条件として、前記把持状態設定処理を実
    行する構成を有することを特徴とする請求項1に記載の
    3次元モデル処理装置。
  3. 【請求項3】前記センサはイベント入力手段としてのボ
    タンを有し、 前記制御手段は、 前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3次元
    モデルの表面に接触していると判定され、かつ前記ボタ
    ンからのイベント入力を条件として、前記把持状態設定
    処理を実行する構成を有することを特徴とする請求項1
    に記載の3次元モデル処理装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールから
    特定方向に向けた直線として表示される光線が交差する
    3次元モデルを選択して、該選択した3次元モデルに対
    して前記把持状態設定処理を実行する構成を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の3次元モデル処理装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールから
    特定方向に放たれる表示飛行物体が衝突する3次元モデ
    ルを選択して、該選択した3次元モデルに対して前記把
    持状態設定処理を実行する構成を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の3次元モデル処理装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、 前記表示飛行物体を前記ツールを起点とする予め設定し
    た直線または曲線に沿って飛行する物体として前記ディ
    スプレイ上に表示する制御を実行する構成を有すること
    を特徴とする請求項5に記載の3次元モデル処理装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示する制御を実行
    する構成を有することを特徴とする請求項5に記載の3
    次元モデル処理装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示するとともに、 前記表示飛行物体が張り付いた3次元モデルを前記ツー
    ル位置まで移動する処理を実行する構成を有することを
    特徴とする請求項5に記載の3次元モデル処理装置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示するとともに、 予め定めた前記センサからのキャンセル入力検出によ
    り、前記3次元モデル表面に張り付かせた表示飛行物体
    をツール位置まで戻す処理を実行する構成を有すること
    を特徴とする請求項5に記載の3次元モデル処理装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段は、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールを起
    点とする3次元空間領域に設定される作用領域内に存在
    する3次元モデルを選択して、該選択した3次元モデル
    に対して前記把持状態設定処理を実行する構成を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元モデル処理装
    置。
  11. 【請求項11】前記制御手段は、 前記作用領域内に前記ディスプレイに表示された3次元
    モデルが存在する場合、該3次元モデルを前記ツール位
    置まで移動する処理を実行する構成を有することを特徴
    とする請求項10に記載の3次元モデル処理装置。
  12. 【請求項12】前記制御手段は、 前記把持状態設定処理の開始以後において、前記ディス
    プレイ上へ前記ツールを非表示とする制御を実行する構
    成を有することを特徴とする請求項1に記載の3次元モ
    デル処理装置。
  13. 【請求項13】前記制御手段は、 前記把持状態設定処理の開始以後において、前記センサ
    からの位置、姿勢情報に応じて前記ディスプレイに表示
    された3次元モデルの位置、姿勢を更新する処理を実行
    する構成を有することを特徴とする請求項1に記載の3
    次元モデル処理装置。
  14. 【請求項14】前記制御手段は、 前記ディスプレイに表示された3次元モデルの領域を3
    次元モデルを含むバウンディングボックス領域、または
    3次元モデルの内部領域、または3次元モデルを含む最
    小の球体として表現されるバウンディング球のいずれか
    によって識別する構成であることを特徴とする請求項1
    に記載の3次元モデル処理装置。
  15. 【請求項15】前記制御手段は、 前記ディスプレイに表示された3次元モデルの中から、
    把持状態設定処理対象となる3次元モデルを他の3次元
    モデルと識別可能な異なる表示態様で表示する制御を実
    行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の3
    次元モデル処理装置。
  16. 【請求項16】ディスプレイに表示した3次元モデルに
    対する処理を実行可能な3次元モデル処理方法におい
    て、 ユーザが任意に位置および姿勢を制御可能であり、位置
    および姿勢情報を出力するセンサの位置および姿勢と、
    前記デイスプレイに表示された3次元モデルの位置およ
    び姿勢とを拘束関係とする把持状態設定処理を、前記デ
    ィスプレイに表示された3次元モデルの3次元位置また
    は姿勢と、前記センサに対応して前記ディスプレイに表
    示されるツールとの3次元位置または姿勢関係に基づい
    て実行する把持状態設定制御ステップを実行することを
    特徴とする3次元モデル処理方法。
  17. 【請求項17】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3次元
    モデルの内部にあると判定され、かつ前記センサのイベ
    ント入力手段としてのボタンからのイベント入力を条件
    として実行することを特徴とする請求項16に記載の3
    次元モデル処理方法。
  18. 【請求項18】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイに表示された前記ツールが前記3次元
    モデルの表面に接触していると判定され、かつ前記セン
    サのイベント入力手段としてのボタンからのイベント入
    力を条件として実行することを特徴とする請求項16に
    記載の3次元モデル処理方法。
  19. 【請求項19】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールから
    特定方向に向けた直線として表示される光線が交差する
    3次元モデルを選択して、該選択した3次元モデルに対
    して前記把持状態設定処理を実行することを特徴とする
    請求項16に記載の3次元モデル処理方法。
  20. 【請求項20】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールから
    特定方向に放たれる表示飛行物体が衝突する3次元モデ
    ルを選択して、該選択した3次元モデルに対して前記把
    持状態設定処理を実行することを特徴とする請求項16
    に記載の3次元モデル処理方法。
  21. 【請求項21】前記把持状態設定制御ステップは、 前記表示飛行物体を前記ツールを起点とする予め設定し
    た直線または曲線に沿って飛行する物体として前記ディ
    スプレイ上に表示する制御を実行することを特徴とする
    請求項20に記載の3次元モデル処理方法。
  22. 【請求項22】前記把持状態設定制御ステップは、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示する制御を実行
    することを特徴とする請求項20に記載の3次元モデル
    処理方法。
  23. 【請求項23】前記把持状態設定制御ステップは、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示するとともに、 前記表示飛行物体が張り付いた3次元モデルを前記ツー
    ル位置まで移動する処理を実行することを特徴とする請
    求項20に記載の3次元モデル処理方法。
  24. 【請求項24】前記把持状態設定制御ステップは、 前記表示飛行物体が前記ディスプレイに表示された3次
    元モデルに衝突した場合に、該表示飛行物体を前記3次
    元モデル表面に張り付かせた状態で表示するとともに、 予め定めた前記センサからのキャンセル入力検出によ
    り、前記3次元モデル表面に張り付かせた表示飛行物体
    をツール位置まで戻す処理を実行することを特徴とする
    請求項20に記載の3次元モデル処理方法。
  25. 【請求項25】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイ上において表示される前記ツールを起
    点とする3次元空間領域に設定される作用領域内に存在
    する3次元モデルを選択して、該選択した3次元モデル
    に対して前記把持状態設定処理を実行することを特徴と
    する請求項16に記載の3次元モデル処理方法。
  26. 【請求項26】前記把持状態設定制御ステップは、 前記作用領域内に前記ディスプレイに表示された3次元
    モデルが存在する場合、該3次元モデルを前記ツール位
    置まで移動する処理を実行することを特徴とする請求項
    25に記載の3次元モデル処理方法。
  27. 【請求項27】前記把持状態設定制御ステップは、さら
    に、 前記把持状態設定処理の開始以後において、前記ディス
    プレイ上へ前記ツールを非表示とする制御を実行するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の3次元モデル処理方
    法。
  28. 【請求項28】前記把持状態設定制御ステップは、 前記把持状態設定処理の開始以後において、前記センサ
    からの位置、姿勢情報に応じて前記ディスプレイに表示
    された3次元モデルの位置、姿勢を更新する処理を実行
    することを特徴とする請求項16に記載の3次元モデル
    処理方法。
  29. 【請求項29】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイに表示された3次元モデルの領域を3
    次元モデルを含むバウンディングボックス領域、または
    3次元モデルの内部領域、または3次元モデルを含む最
    小の球体として表現されるバウンディング球のいずれか
    によって識別することを特徴とする請求項16に記載の
    3次元モデル処理方法。
  30. 【請求項30】前記把持状態設定制御ステップは、 前記ディスプレイに表示された3次元モデルの中から、
    把持状態設定処理対象となる3次元モデルを他の3次元
    モデルと識別可能な異なる表示態様で表示する制御を実
    行することを特徴とする請求項16に記載の3次元モデ
    ル処理方法。
  31. 【請求項31】ディスプレイに表示した3次元モデルに
    対する処理を実行可能な3次元モデル処理をコンピュー
    タ・システム上で実行せしめるコンピュータ・プログラ
    ムを提供するプログラム提供媒体であって、前記コンピ
    ュータ・プログラムは、 ユーザが任意に位置および姿勢を制御可能であり、位置
    および姿勢情報を出力するセンサの位置および姿勢と、
    前記デイスプレイに表示された3次元モデルの位置およ
    び姿勢とを拘束関係とする把持状態設定処理を、前記デ
    ィスプレイに表示された3次元モデルの3次元位置また
    は姿勢と、前記センサに対応して前記ディスプレイに表
    示されるツールとの3次元位置または姿勢関係に基づい
    て実行する把持状態設定制御ステップを有することを特
    徴とするプログラム提供媒体。
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