JP2001325373A - ディジタル映像を利用した共同学習システム - Google Patents

ディジタル映像を利用した共同学習システム

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JP2001325373A
JP2001325373A JP2000144392A JP2000144392A JP2001325373A JP 2001325373 A JP2001325373 A JP 2001325373A JP 2000144392 A JP2000144392 A JP 2000144392A JP 2000144392 A JP2000144392 A JP 2000144392A JP 2001325373 A JP2001325373 A JP 2001325373A
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Japan
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image
display
screen display
processing
learning system
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Application number
JP2000144392A
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English (en)
Inventor
寛幸 ▲高▼橋
Hiroyuki Takahashi
Kiyoshi Nosu
潔 野須
Shuichi Sumita
修一 住田
Tatsuo Mori
達男 森
Makoto Mizuno
良 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 講義の進め方や進捗状況に応じて生成された
講義内容を蓄積したり,検索,加工をできるようにし
て,インタラクティブでバーチャルな学習効果の大きい
新しい授業を実現できるようにする。 【解決手段】 教師用の制御装置3は,大画面ディスプ
レイ1にディジタル映像空間Aの画像を創出し,この画
像を記録蓄積するとともに,記録蓄積した画像に検索用
データを添付し,検索を可能にする。小型ディスプレイ
付き端末装置2の各々には,大画面ディスプレイ1に表
示された画像中の仮想的な空間を歩き回る生徒の独立視
点による表示を行うための生徒の独立視点の画像生成表
示手段21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,通信ネットワーク
を介してコンピュータに接続された教育機器を使ったデ
ィジタル映像を利用した共同学習システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】文部省の指導に基づき,コンピュータを
学校に導入することが活発に行われている。そして,テ
スト問題の作成や成績の集計にのみコンピュータを使う
だけでなく,コンピュータと通信回線で接続された各自
独立した教育機器端末を使用して,問題の提供や解答,
集計,情報交換を行う種々の学習システムが提案されて
いる。
【0003】図20は,従来の学習システムのブロック
図の一例である。教師用の親機110と生徒用の複数の
子機120とが,LAN130で接続された構成であ
る。この学習システムでは,教師は親機110を使用し
て,問題およびその解説を子機120に対して提供し,
生徒は自分用の各子機120から解答や質問を行い,教
師は集計結果をもとに生徒の理解度を把握しながら,授
業を進めることができる。
【0004】このような機能を持つ現状の学習システム
は,自習を行う場合や,マイクロホンやへッドホン付き
の端末を使った語学学習,音楽学習等では,それなりの
学習効果が期待できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし,教師が黒板や
プロジェクタ等を使用した講義を交えて授業を展開する
場合に,前記の生徒各自に用意されている教育機器端末
を使った学習システムでは,生徒一人一人の理解度や興
味度が十分に授業に反映されず,結局は教師の判断で授
業を進めることになり,インタラクティブ性に優れた学
習システムということができない。
【0006】本発明は,上述の問題点に鑑みてなされた
もので,使用するディジタル映像コンテンツの著作権の
保護を重視するとともに,講義の進め方や進捗状況に応
じて生成された講義内容を蓄積したり,検索,加工をで
きるようにして,インタラクティブでバーチャルな,学
習効果の大きい新しい授業を展開できるようにすること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1は,本発明の概要を
説明するための図である。本システムは,大画面ディス
プレイ1と,生徒用の複数の小型ディスプレイ付き端末
装置2と,大画面ディスプレイ1および小型ディスプレ
イ付き端末装置2を制御する教師用の制御装置3と,こ
れら各装置を接続するネットワークとからなる。
【0008】大画面ディスプレイ1は,教師および生徒
の双方が見ることができる画面であり,教師用の制御装
置3は,大画面ディスプレイ1にいわば臨場感あふれた
画像(ディジタル映像空間A)を創出して生徒に没入感
を与える手段を持つ。この画像は,検索を可能にするた
めの検索用データが添付されて,システム内の記憶装置
に記録蓄積される。
【0009】小型ディスプレイ付き端末装置2の各々に
は,大画面ディスプレイ1に表示された画像中の仮想的
なディジタル映像空間Aを歩き回る生徒の独立視点によ
る表示を行うための生徒の独立視点の画像生成表示手段
21が設けられる。これに伴い,小型ディスプレイ付き
端末装置2には,大画面ディスプレイ1に表示された画
像の中における自分の位置を示すナビゲーション機能
と,大画面ディスプレイ1に表示された画像の中におけ
る他の生徒の位置を示すナビゲーション機能の実現手段
も付加される。これによって生徒は,大画面ディスプレ
イ1内の仮想的な空間に自分自身が溶け込む形で興味深
い体験学習ができる。したがって,生徒の好奇心を満足
させることができる効果的な授業が実現される。
【0010】大画面ディスプレイ1には,生徒が歩き回
ることができる仮想的な空間の画像を表示するととも
に,全生徒に共通の教科書的な内容の画像を創出し表示
することもできる。小型ディスプレイ付き端末装置2
は,生徒の要求に応じて大画面ディスプレイ1に表示さ
れた教科書的な内容の詳細説明や再確認をするための入
出力の手段を持つ。
【0011】また,大画面ディスプレイ1に表示された
仮想的な空間の画像を,小型ディスプレイ付き端末装置
2または教師用の制御装置3からの指示情報に基づき,
制御する手段を設けることもできる。これらによって,
生徒の関心度や興味に適応したインタラクティブな授業
の実現が可能になる。
【0012】教師用の制御装置3は,さらに創出された
画像の記録蓄積画像を複製,公衆送信,上演,上映,頒
布,貸与または翻案する加工編集手段を持つ。これによ
って,随時必要となる独自の教材を簡単に作成すること
ができる。
【0013】また,この加工編集の際に,記録蓄積画像
の複製,公衆送信,上演,上映,頒布,貸与または翻案
に関する著作権が認められた加工編集のみの処理を許す
加工編集制御手段を設けることもできる。さらに,小型
ディスプレイ付き端末装置2,教師用の制御装置3に,
記録蓄積画像の複製,公衆送信,上演,上映,頒布,貸
与または翻案を含む利用に関する著作権データを表示す
る手段を設けることもできる。これによって,著作権上
のトラブルの回避が可能になる。
【0014】また,記録蓄積画像の複製,公衆送信,上
演,上映,頒布,貸与または翻案が許されない利用希望
に対しては,著作権者に照会し,著作権者の回答を利用
者に表示する手段を設け,利用に関する著作権データを
管理することにより,他人が著作権を持つ著作物の有効
活用も可能になる。このとき,記録蓄積画像の複製,公
衆送信,上演,上映,頒布,貸与または翻案の内容に応
じて課金する手段を設けることにより,有用な著作物の
利用促進も可能になる。
【0015】また,加工編集手段において,特定端末識
別番号,加工編集者氏名,著作権データを,加工編集結
果の映像に例えば電子透かし技術を用いて添付すること
により,加工編集した画像に対する著作権の管理が可能
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て,図を用いて詳細に説明する。図2は本発明の学習シ
ステムの構成図である。1は大画面ディスプレイ,2は
小型ディスプレイ付き端末装置,3は教師用の制御装
置,4はLAN,5はコンピュータである。
【0017】世界史の授業で,中世の歴史的な建造物に
ついて学習する場合を例にとって説明する。教師は手元
の制御装置3を操作して,コンピュータ5のデータベー
スをアクセスして,大画面ディスプレイ1に,映画を上
映するように所定のストーリーに則った中世の建造物に
関する映像を映し出す。この際に,三次元画像や三次元
音響装置を駆使して臨場感を高める。生徒達は,この大
画面ディスプレイ1を見つめることにより,あたかも建
造物を実際に見学しているような没入感覚を味わうこと
ができる。
【0018】このような学習状況では,生徒一人一人に
とって,例えば,建造物の柱の構造や模様に興味を引か
れたり,壁に掛けられた絵画に興味を持ったり,置かれ
ている壺の中を見たい等,興味対象が異なることが予想
される。
【0019】その場合に,生徒は手元の小型ディスプレ
イ付き端末装置2を操作して,例えば絵画に興味を持つ
者は,絵画を含む空間を抽出して,小型ディスプレイに
拡大された絵画の画像や,視点を変えた絵画の画像等を
映し出す。また,イヤホーンにより,絵画に関する詳細
な説明を聴くこともできる。このようにして,生徒は,
より深い知識を身につけることができる。
【0020】なお,教師は各生徒の学習状況を観察し
て,各生徒が自己の端末装置2に注目しているか,大画
面ディスプレイ1に注目しているか把握し,半数以上の
生徒が自分の端末装置2に注目している場合には,手元
の制御装置3により大画面ディスプレイ1での上映をス
トップしたり遅らせたり調整することができる。さら
に,教師は制御装置3を操作して,ある生徒の端末装置
の小型ディスプレイに拡大された絵画の画像等を大画面
ディスプレイ1に表示したり,他の生徒の端末装置の小
型ディスプレイに表示することも可能であり,お互いの
学習を深めていくことができる。
【0021】また,生徒は,自分の端末装置2を操作し
ている間に,大画面ディスプレイ1での授業が先に進ん
でしまった場合に,端末装置2の小型ディスプレイに抜
けた部分の映像を早送りモードで映し出すことにより遅
れを取り戻したり,大画面ディスプレイ1の映像を見落
としたり,説明で聞き漏らしたりした場合も,端末装置
2を使って,内容の再確認ができる。
【0022】次に,図2の学習システムを使った,別の
授業の進め方について説明する。
【0023】授業開始に先立ち,生徒の中から一人ない
し数人を選択する。選ばれた生徒は,その日の授業のあ
らかじめ決められた役割のアバター役となる。アバター
役となった生徒は,端末装置2を操作して,大画面ディ
スプレイ1上に映し出される歴史的な建造物の中をアバ
ターとして自由に動き回り,歴史上の人物の行動を追体
験(ロールプレイ)して学習を深めていく。大画面ディ
スプレイ1では全体のストーリーが展開していくが,ア
バター役の生徒の興味や関心度に応じて,動き回る場所
が異なり,結末はアバター役の生徒の判断で変わってく
る。アバター役を交代することにより,多角的な視野に
立った授業を展開することができる。
【0024】上述したような講義の内容や進捗状況は,
同じ教材を使って講義を開始しても,その時の生徒の興
味や理解度により自ずと異なる。そこで,講義の途中ま
たは終了時に,教師が補足説明用として生成した画像
を,制御装置3に備えられている記録装置に適宜記録・
蓄積する。そして,記録・蓄積時にその画像データが,
何時,どのクラスの講義のデータであるかを識別する情
報や,例えば建造物に関する画像であるか絵画に関する
画像であるかなどの対象物を識別するための検索用デー
タを添付しておく。検索用データを添付しておくことに
より,次回の講義の時や,他のクラスでの講義の時に容
易に検索が可能となる。
【0025】また,制御装置3は,前記の記録蓄積画像
を,著作権で規定されている範囲内で複製,公衆送信,
上演,上映,頒布,貸与,翻案する加工編集手段を持
つ。この加工編集手段を用いることにより,教師はその
クラス独自の補習用教材を作成したり,テスト用の画像
を編集することができる。
【0026】なお,その場合に元になる画像データの加
工が著作権上許されているのか,単なる利用のみしか許
されていないのかを把握しておくことは重要である。そ
こで,前記の記録蓄積画像の複製,公衆送信,上演,上
映,頒布,貸与,翻案を含む利用に関する著作権データ
を,教師用の制御装置3に備えられた表示装置に表示す
る。教師は,表示された著作権データを確認することに
より,勝手に画像を加工・編集することが可能か不可能
かを判断できる。場合によっては,著作権データを小型
ディスプレイ付き端末装置2側でも表示できるようにし
てもよい。
【0027】図3は,著作権情報(データ)の表示例を
示している。教師用の制御装置3は,著作権データとし
て,著作権管理対象となるディジタル映像のコンテンツ
名,コンテンツ著作権者名(複数人のこともある),コ
ンテンツ利用条件(期間,場所,利用態様等),コンテ
ンツ所有者名などの情報を保持し管理する。コンテンツ
著作権者名,コンテンツ所有者名として,電子メールア
ドレスやURL(Uniform Resource Locator)などの情
報を保持するようにしてもよい。教師からの表示要求が
あると,教師用の制御装置3はこれらの情報をディスプ
レイに表示する。また,画像に対する加工・編集の要求
があり,それが利用条件を満たさない場合にも著作デー
タが自動表示される。
【0028】無断で加工・編集できない場合には,許さ
れていない利用を希望する旨,制御装置3からインター
ネット等の通信回線を利用して著作権者に照会する。そ
して,著作権者からの利用に関する回答が制御装置3に
備えられた表示装置に表示される。教師はその回答をも
とに,前記の記録蓄積画像の複製,公衆送信,上演,上
映,頒布,貸与,翻案の内容に応じて利用に関する著作
権データの追加登録を行う。登録がなされると,その利
用形態に対応する利用料金が課金され,教師またはその
教育施設の経理担当者は所定の料金を払い込む。
【0029】また,前記の記録蓄積画像を加工する際
に,使用している制御装置3の特定端末識別番号や加工
編集者氏名,著作権データを加工編集結果の映像に添付
しておくことが望ましい。この添付方法として,後述す
る電子透かし技術を使って映像データに埋め込むことに
より,埋め込んだデータの改ざん防止や悪用を禁止する
ことが可能である。
【0030】以上説明したように,著作権上のルールに
則ってディジタル画像データの利用や加工,編集を行っ
ているので,著作権上のトラブルを回避できる。
【0031】図4は本発明による学習システムの第2の
実施の形態を示す構成図である。
【0032】図4に示すシステムは,図2で説明した学
習システムをシステムユニット7として多地点に配設
し,これらシステムユニット7を高速ネットワーク6で
接続した構成である。システムユニット7は,例えばク
ラス単位や学校単位で設定される。本実施の形態では,
共通の教材を使って,比較的大規模な授業を展開するこ
とができる。
【0033】なお,システムユニット7を,図2で説明
したコンピュータ5や教師用の制御装置3を除去し,大
画面ディスプレイ1と生徒用の小型ディスプレイ付き端
末装置2とそれらを結ぶLAN4だけで構成されるサブ
ユニット構成として,このサブユニットとフル装備のシ
ステムユニットとを組み合わせて高速ネットワーク6で
接続してもよい。この場合には,システム全体でただ一
人の教師が授業を進めることになり,本発明の学習シス
テムを熟知した教師がいない学校であっても,共通の授
業を受けることができる。
【0034】このように,高速ネットワーク6で,個々
の学習システムユニットが結びつくことにより,また,
高速ネットワーク6に共通の一つの画像記録蓄積手段8
を具備して,それぞれの学習システムユニット対応の生
成画像を記録蓄積することにより,例えば異なるクラス
や学校で共通の授業を展開でき,知識の共有化が図られ
るとともに,体験学習のバリエーションも増大するの
で,学習の深さも増加する。さらに,このような学習シ
ステムを構築することにより,前述した著作権がらみの
手続きや利用料金の一本化が可能となる。
【0035】なお,上述した学習システム間をさらに上
位の高速ネットワークで接続することにより,市や県単
位さらには国単位のシステムを構築することも可能であ
り,知識の共有の場をさらに拡大できる。
【0036】以下,図5ないし図19を参照して,より
詳細に説明する。
【0037】図5は,システム構成ブロック図を示す。
図中の符号1は図2に示される大画面ディスプレイ1に
対応し,11は教師用コントローラ処理部,12は表示
装置(教師用)制御部,13は教師用ディスプレイ,1
4はデータベース,15は生徒用コントローラ処理部,
16は表示装置(生徒用)制御部,16’は他の生徒の
表示装置制御部,17は生徒用ディスプレイ,18はデ
ータベース,19は音響装置,40は画像記録装置を表
わしている。
【0038】上述のように,教師は,教師用コントロー
ラ処理部11に対して操作を行い,必要な画面を表示装
置制御部12を介して例えば教師用ディスプレイ13に
表示する。このとき表示装置制御部12は,併せて大画
面ディスプレイ1に表示させ,また音響装置19を介し
て必要に応じて大画面に対応した音響を発生させる。ま
た,表示装置(生徒用)制御部16,16’に必要な画
面や音響を発生させるように指示する。大画面ディスプ
レイ1への表示内容は,基本的には教師用ディスプレイ
13への表示内容と同じである。ただし,教師用ディス
プレイ13には,小ウインドウなどにより,例えば生徒
からの質問その他の教師のみが必要となる情報が表示さ
れることがあり,大画面ディスプレイ1に表示されない
内容が表示されることがある。
【0039】一方,生徒側においては,生徒が生徒用コ
ントローラ処理部15に対して操作を行い,必要な画面
を表示装置制御部16を介して表示する。すなわち,生
徒用ディスプレイ17に必要な画面を表示させ,当該生
徒用ディスプレイ17には必要に応じて教師側からの指
示による画面をも一緒に表示させる。また生徒側からの
操作によって,データベース18内の必要な情報(教科
書の内容など)を選択し,表示装置(教師用)制御部1
2に対して制御情報を与え,教師用ディスプレイ13や
大画面ディスプレイ1の画面を変更したり,新しい表示
を加えたりすることが可能である。
【0040】このように,教師あるいは生徒が講義中に
元の画像から創出した画像情報(音声を含む)を,教師
が記録蓄積すべきと判断した場合には,教師用コントロ
ーラ処理部11に対して操作を行う。この操作により教
師用コントローラ処理部11は,創出画像に検索用デー
タを添付し,表示装置制御部12を介して画像記録装置
40に画像を記録蓄積する。この画像記録装置40に蓄
積された画像は,教師用コントローラ処理部11に対す
る操作によって,前記添付した検索用データを参考にし
て読み出され,大画面ディスプレイ1や教師用ディスプ
レイ13,生徒用ディスプレイ17に表示させる。また
音響装置19を介して必要に応じて大画面に対応した音
響を発生させる。
【0041】初めに,図2および図5で示した学習シス
テムを使った通常の講義フローについて説明する。
【0042】図6は,表示装置(教師用)制御部12に
おける処理フローを示す。 ・ステップS1:記憶装置からロードして,3次元空間
のモデルデータを呼び込む。 ・ステップS2:当該3次元空間をどの視点から表示さ
せるかを決めるための視点位置を計算する。 ・ステップS3:当該視点の位置からみた3次元空間内
の各部の相対位置関係を計算する。 ・ステップS4:画面サイズや表示領域や表示精度など
の変換を必要に応じて行う。 ・ステップS5:例えば,3次元空間内(例えば背景空
間内)に存在させるオブジェクト(例えば教師用のアバ
ターや生徒のアバター等)を生成する処理を行う。 ・ステップS6:コントローラへの入力や生徒からの情
報(例えば生徒の位置情報)にもとづいてオブジェクト
の位置の計算を行う。そして,これが生徒用の表示装置
制御部16の側へ送られる。 ・ステップS7:コントローラへの入力にもとづいてオ
ブジェクトの動きに対応したオブジェクトについての計
算を行う。そして,これが生徒用の表示装置制御部16
の側へ送られる。 ・ステップS8:オブジェクトの存在や動きに対応して
の陰影や影についての計算を行う。 ・ステップS9:ディスプレイへ出力する。
【0043】図7は,表示装置(生徒用)制御部16に
おける処理フローを示す。 ・ステップS10:3次元空間のモデルデータを表示装
置(教師用)制御部12からダウンロードする。 ・ステップS11:当該3次元空間をどの視点から表示
させるかを決めるための視点位置を計算する。 ・ステップS12:当該視点の位置からみた3次元空間
内の各部の相対位置関係を計算する。 ・ステップS13:画面サイズや表示領域や表示精度な
どの変換を必要に応じて行う。 ・ステップS14:現在のコンテンツについての情報や
仮想空間内の参加者情報などを,表示装置(教師用)制
御部12や他の生徒の表示装置制御部16’から受け取
る。 ・ステップS15:オブジェクトを画面上で合成する処
理を行う。 ・ステップS16:生徒用ディスプレイ17への出力を
行う。
【0044】図8は,教師用コントローラ処理部11に
おける処理フローを示す。 ・ステップS17:入力に対応して,当該入力がキーボ
ードによる入力なのか,例えばテレビゲーム用操作器の
ようなコントローラからの入力なのかを判別する。 ・ステップS18:コントローラからの入力の場合に
は,図10に後述する処理に入る。 ・ステップS19:キーボードからの入力の場合には,
当該キーボードの個々のキーに対応してプリセットして
ある入力であるか否かを調べる。 ・ステップS20:NOの場合には,エラー処理とな
る。 ・ステップS21−i(i=1〜n):YESの場合に
は,キー入力に対応して上記プリセットした処理(例え
ば画面上の位置iへの移動)を行う。
【0045】図9は,生徒用コントローラ処理部15に
おける処理フローを示す。 ・ステップS22:入力に対応して,当該入力がキーボ
ードによる入力なのか,例えばテレビゲーム用操作器の
ようなコントローラからの入力なのかを判別する。 ・ステップS23:コントローラからの入力の場合に
は,図10に後述する処理に入る。 ・ステップS24:キーボードからの入力の場合には,
コマンドなのか画面選択なのかを判別する。 ・ステップS25:画面選択の場合には,プリセットさ
れている入力であるか否かを調べる。 ・ステップS26:NOの場合には,エラー処理とな
る。 ・ステップS27−i(i=1〜n):YESの場合に
は,プリセット値に応じた画面上の位置iへ移動させ
る。 ・ステップS28:コマンドの場合には,コマンドに対
応する処理に入る。 ・ステップS29:NOの場合には,エラー処理とな
る。 ・ステップS30:プリセットされているコマンドか否
かを調べる。NOの場合には,エラー処理となる。 ・ステップS31−i(i=1〜n):YESの場合に
は,それぞれ該当する処理に入る。コマンドとしては,
例えば関連データに関するデータベース検索の指示,詳
細説明などのテキスト表示の指示,巻戻しや早送りなど
のビデオ表示の指示,通信モードの選択の指示,…,イ
ンターネット接続の指示など,各種のものが用意されて
いる。
【0046】図10は,コントローラ処理についての処
理フローを示す。 ・ステップS32:入力に対応して,視点を所定の位置
にプリセットするのか否かを調べる。YESの場合に
は,ステップS50へ向かう。 ・ステップS33:NOの場合には,位置が前後または
左右の移動をしたか否かを調べる。 ・ステップS34:YESの場合には,位置の前後また
は左右の移動量を検出する。 ・ステップS35:移動量をチェックして,範囲外か否
かを調べる。 ・ステップS36:範囲外への移動の場合には,端まで
の移動にとどめる。 ・ステップS37:範囲内の場合には,その移動量だけ
移動する。 ・ステップS38:ステップS33がNOの場合には,
視点の高さが上下したのか否かを調べる。 ・ステップS39:NOの場合には,視点が斜め上また
は斜め下に向かうのか否かを調べる(目のみを動かし
て,上または下を見たのかを調べる)。 ・ステップS40:ステップS39がNOの場合には,
処理中止となる。 ・ステップS41:ステップS39がYESの場合に
は,値をチェックする。 ・ステップS42:値が範囲内の場合には,視点の向か
う位置を計算して表示する。 ・ステップS43:範囲外の場合には,境界までの移動
にとどめる。 ・ステップS44:ステップS38がYESの場合に
は,値をチェックする。 ・ステップS45:値が範囲内の場合には,見られる対
象となるオブジェクトの位置を検出する。 ・ステップS46:範囲外の場合には,視点の上下に対
応したそれ以上の移動処理を中止する。(範囲外の表示
をする。例えば空や地上などの表示をする。) ・ステップS47:見られる対象となっているオブジェ
クトが建物などの内側にあるのか外側にあるのかを検出
する。 ・ステップS48:外側に出た場合には,見られる対象
となるオブジェクトを変更する。 ・ステップS49:内側にある場合には,さらに視点の
移動を許す。 ・ステップS50:ステップS32がYESの場合,視
点を原点位置にセンタリングするのか否かを調べる。 ・ステップS51:YESの場合には,センタリングす
る。 ・ステップS52:NOの場合には,視点のプリセット
位置が複数個用意されているものとして,現在の視点位
置を確認する。 ・ステップS53:視点の複数個のプリセット位置をイ
ンクリメントする。 ・ステップS54:次のプリセット位置を表示する。
【0047】図11は,大画面ディスプレイ1に対する
制御構成を示す。図中の符号1,13は図5における同
符号のものに対応し,42は表示画面サイズ変換装置,
43は外部同期装置を表わしている。教師用ディスプレ
イ13に表示された内容は,外部同期装置43にて同期
をとられつつ,表示画面サイズ変換装置42にて,サイ
ズ変換が行われる。そして,その結果が大画面ディスプ
レイ1に表示される。必要に応じて,大画面ディスプレ
イ1上に選択可能なサイズの画面に分割して表示され
る。例えば,大画面ディスプレイ1は3面もしくはそれ
以上のディスプレイを組み合わせたものからなり,これ
ら3面以上のディスプレイが生徒を囲むように配置され
て,高い臨場感につながるように構成される。
【0048】図12は,音響装置19における処理フロ
ーを示す。 ・ステップS55:3次元空間モデルデータを記憶装置
からロードする。 ・ステップS56:視点の位置を計算する。 ・ステップS57:複数の音源との位置関係を計算す
る。 ・ステップS58:直接到達する音を計算する。 ・ステップS59:反響して到達する音の音量と遅延時
間を調整するための計算を行う。 ・ステップS60:音を合成する。 ・ステップS61:4チャンネルからnチャンネルのス
ピーカ位置に合わせた音を発生させるべくそれぞれに音
の分離を行う。 ・ステップS62−i:アンプで音を増幅する。 ・ステップS63−i:スピーカで音を発生させる。
【0049】図13は,データベース14,18に対応
した処理フローを示す。 ・ステップS64:教師または生徒からデータベース1
4または18に対する検索要求を受け取る。 ・ステップS65:当該要求が,テキストあるいは画像
に対応して検索に対応するプリセットが行われているも
のに該当するか否かを調べる。該当しない場合には,エ
ラー処理となる。 ・ステップS66−i:プリセットに該当したデータを
抽出する。 ・ステップS67:画面内のウインドウサイズ計算や縮
小・拡大処理を行う。 ・ステップS68:ウインドウ間の選択処理を行う。 ・ステップS69:表示処理へ向かう。
【0050】図14は,生徒側から大画面ディスプレイ
1へのアクセスを行う場合の処理フローを示している。
生徒用コントローラ処理部15からの指示情報にもとづ
き,生徒側から大画面ディスプレイ1の画像を制御し,
大画面ディスプレイ1の表示を切り換えることができ
る。図中の符号11,15は,図5に対応している。 ・ステップS70:キーボードによる入力かコントロー
ラによる入力かを判別する。 ・ステップS71:キーボードによる入力の場合には,
教師用の画面選択を行うものか否かが調べられる。NO
の場合には,ステップS72に向かう。 ・ステップS72:コントローラによる入力の場合に
は,生徒用コントローラ処理部15内での処理(図9)
に入り,その処理によって決められた情報を大画面ディ
スプレイ1に表示する。 ・ステップS73:ステップS71がYESの場合に
は,教師用コントローラ処理部11内での処理(図8)
に入り,教師用コントローラ処理部11からの入力にも
とづき大画面ディスプレイ1への表示を行う。 ・ステップS74:ステップS73の処理は必要に応じ
て中止される。 ・ステップS75:ステップS74にて中断された場合
には,生徒用コントローラ処理部15の処理に入り,生
徒用コントローラ処理部15からの指示に従った表示を
行う。
【0051】図15は,生成された画像を記録蓄積する
場合に対応した処理フローを示す。図6におけるステッ
プS9で,大画面ディスプレイ1に生成された画像が表
示されている状態から処理フローはスタートする。 ・ステップS76:コントローラへの入力にもとづい
て,画像記録蓄積用プログラムが起動される。 ・ステップS77:検索用データ(画像名称,クラス
名,年月日等)をコントローラから入力する。 ・ステップS78:入力がまちがっていないかどうかを
教師用ディスプレイ13で確認し,正しい場合には,Y
ESと入力することにより,大画面ディスプレイ1に生
成された画像データが画像記録装置40に検索用データ
をファイル名として蓄積される。NOの場合には,ステ
ップS77に戻る。
【0052】図16は,蓄積された画像を検索する場合
に対応した処理フローを示す。 ・ステップS80:コントローラへの入力にもとづい
て,画像記録検索用プログラムがロードされ起動され
る。 ・ステップS81:教師用ディスプレイ13に検索用デ
ータに相当するファイル名の一覧が表示される。 ・ステップS82:上記の一覧の中から所望のファイル
を選択(例えばカーソルを合わせてマウスクリック)す
ることにより,教師用ディスプレイ13ならびに大画面
ディスプレイ1に,蓄積画像を表示する。
【0053】図17は,蓄積画像の加工編集に対応した
処理フローを示す。 ・ステップS83:図16のステップS82で,教師用
ディスプレイ13に蓄積画像が表示された状態で,コン
トローラへの入力にもとづいて,画像加工用プログラム
がロードされ起動される。 ・ステップS84:コントローラを操作してディスプレ
イに表示された画像に対して複製,公衆送信,上演,上
映,頒布,貸与,翻案等に対する所望の加工または編集
作業を行う。 ・ステップS85:著作権データを電子透かし技術を使
って加工または編集した画像データに埋め込む。 ・ステップS86:図15の処理フロー(ステップS7
6〜S78)に従い,加工または編集した画像を画像記
録装置40に蓄積する。
【0054】図18は,著作権管理に対応した処理フロ
ーを示す。 ・ステップS87:コントローラの入力にもとづいて,
教師用ディスプレイ13または大画面ディスプレイ1に
表示された画像の著作権データを読み出す。 ・ステップS88:読み出された著作権データの内容を
確認して,これから行う利用形態(例えば複写や加工)
が許されている場合には,そのまま図17のフローに従
い作業を進める。 ・ステップS89:これから行う利用形態が許されてい
ない場合には,インターネットを介して,処理内容を著
作権者に照会する。 ・ステップS90:照会した回答を教師用ディスプレイ
13に表示する。 ・ステップS91:利用を許可された場合は,利用に関
する著作権データの追加登録をインターネットを介して
行う。 ・ステップS92:登録後,図17のフローに従って加
工または編集作業を行う。 ・ステップS93:加工または編集内容に応じて,例え
ば電子決済システムを用いて,著作権者に利用料金を払
い込む。
【0055】なお,電子透かし技術とは,ディジタル署
名の一種であり,サインを画像データそのものの中に画
像全面にわたって適当に埋め込んでおき,画像を見るだ
けでは気づかないが,特定の画像処理をするとそのサイ
ンが現れる技術であり,例えば特開平10−19102
5号「ディジタル画像への情報埋め込み装置」で開示さ
れている技術を本発明の著作権データ埋め込みに流用可
能である。
【0056】図19は,遠隔地での学習を行う構成を示
す。図中の符号50−i(i=1〜n)はそれぞれ図5
に示すようなシステムであり,51は高速ネットワーク
を表わしている。図4に対応しており,図5に示すよう
な複数のシステム50−iが高速ネットワーク51に連
繋されて,遠隔地での学習が可能となる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば,生徒は理解度や興味度
に応じて自分用の端末装置を操作して,共通の授業内容
以外に詳細な解説や視点を変えた画像等を得られるの
で,深い知識が得られるとともに活発な充実した授業を
展開できる。
【0058】また,アバターとして,大画面ディスプレ
イ内に自分自身が溶け込むことができ,体験学習ができ
るとともに,生徒の関心度や興味に適応したインタラク
ティブな授業が実現できる。
【0059】また,講義中に生成された画像を記録蓄積
しておき,随時読み出して表示可能とすることによりス
ピーディな授業を展開できる。
【0060】また,この記録蓄積された画像を加工編集
することにより,クラス毎または学校単位毎に独自の教
材を作成できる。
【0061】また,使用しているディジタル画像の著作
権の管理を徹底することにより,著作権上のトラブルを
回避できる。
【0062】さらに,本発明の学習システムを高速ネッ
トワークで接続することにより,多地点間の交流授業が
展開でき,知識の共有の場を拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明するための図である。
【図2】本発明の学習システムの第1の実施の形態の構
成図である。
【図3】著作権情報の表示例を示す図である。
【図4】本発明の学習システムの第2の実施の形態の構
成図である。
【図5】システム構成ブロック図を示す図である。
【図6】表示装置(教師用)制御部における処理フロー
を示す図である。
【図7】表示装置(生徒用)制御部における処理フロー
を示す図である。
【図8】教師用コントローラ処理部における処理フロー
を示す図である。
【図9】生徒用コントローラ処理部における処理フロー
を示す図である。
【図10】コントローラ処理についての処理フローを示
す図である。
【図11】大画面ディスプレイに対する制御構成を示す
図である。
【図12】音響装置における処理フローを示す図であ
る。
【図13】データベースに対応した処理フローを示す図
である。
【図14】生徒側から大画面ディスプレイへのアクセス
を行う場合の処理フローを示す図である。
【図15】画像記録蓄積に対応した処理フローを示す図
である。
【図16】画像検索に対応した処理フローを示す図であ
る。
【図17】蓄積画像の加工編集に対応した処理フローを
示す図である。
【図18】著作権管理に対応した処理フローを示す図で
ある。
【図19】遠隔地での学習を行う構成を示す図である。
【図20】従来の学習システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 大画面ディスプレイ 2 小型ディスプレイ付き端末装置 3 教師用の制御装置 4 LAN 5 コンピュータ 6 高速ネットワーク 7 学習システムユニット 8 画像記録蓄積手段 11 教師用コントローラ処理部 12 表示装置(教師用)制御部 13 教師用ディスプレイ 14 データベース 15 生徒用コントローラ処理部 16 表示装置(生徒用)制御部 17 生徒用ディスプレイ 18 データベース 19 音響装置 21 生徒の独立視点の画像生成表示手段 40 画像記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 5/12 G09B 5/12 H04N 5/91 H04N 7/173 640A 7/173 640 5/91 N (72)発明者 住田 修一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森 達男 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 水野 良 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C028 AA08 AA12 BA01 BA02 BB03 BB04 BB05 BB06 BB07 BC01 BC05 BD02 BD03 CA12 CA13 CB13 DA07 5B049 AA00 BB22 DD01 DD05 EE05 EE07 EE28 FF01 FF04 FF09 GG04 GG07 GG10 5C053 FA14 FA29 HA29 JA01 JA16 LA14 5C064 AA02 AC13 AD07 AD08 AD09 5E501 AA13 AB13 AC15 AC16 BA03 BA05 BA13 CC08 DA02 EB15 FA13 FA14 FA15 FA36 FB44

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大画面ディスプレイと,生徒用の複数の
    小型ディスプレイ付き端末装置と,前記大画面ディスプ
    レイと前記小型ディスプレイ付き端末装置とを制御する
    教師用の制御装置と,これら各装置を接続するネットワ
    ークとからなる学習システムであり,前記大画面ディス
    プレイに画像を創出する手段と,前記画像を創出する手
    段により生成された画像の記録蓄積手段と,前記記録蓄
    積画像に検索用データを添付し,検索を可能にする手段
    と,前記小型ディスプレイ付き端末装置の各々に前記大
    画面ディスプレイに表示された画像中の仮想的な空間を
    歩き回る生徒の独立視点による表示を行うための独立視
    点の画像の生成表示手段とを有することを特徴とするデ
    ィジタル映像を利用した共同学習システム。
  2. 【請求項2】 大画面ディスプレイと,生徒用の複数の
    小型ディスプレイ付き端末装置と,前記大画面ディスプ
    レイと前記小型ディスプレイ付き端末装置を制御する教
    師用の制御装置と,これら各装置を接続するネットワー
    クとからなる学習システムであり,前記大画面ディスプ
    レイに表示するための生徒が歩き回ることができる仮想
    的な空間の画像と全生徒に共通の教科書的な内容の画像
    を創出する手段と,前記画像を創出する手段により生成
    された画像の記録蓄積手段と,前記記録蓄積画像に検索
    用データを添付し,検索を可能にする手段と,前記小型
    ディスプレイ付き端末装置において生徒の要求に応じて
    前記全生徒の教科書的な内容の詳細説明や再確認をする
    ための入出力の手段とを有することを特徴とするディジ
    タル映像を利用した共同学習システム。
  3. 【請求項3】 大画面ディスプレイと,生徒用の複数の
    小型ディスプレイ付き端末装置と,前記大画面ディスプ
    レイと前記小型ディスプレイ付き端末装置を制御する教
    師用の制御装置と,これら各装置を接続するネットワー
    クとからなる学習システムであり,前記大画面ディスプ
    レイに画像を創出する手段と,前記画像を創出する手段
    により生成された画像の記録蓄積手段と,前記記録蓄積
    画像に検索用データを添付し,検索を可能にする手段
    と,前記小型ディスプレイ付き端末装置の各々に前記大
    画面ディスプレイに表示された画像中の仮想的な空間を
    歩き回る生徒の独立視点による表示を行うための独立視
    点の画像の生成表示手段と,前記小型ディスプレイ付き
    端末装置または前記教師用の制御装置からの指示情報に
    基づき,前記大画面ディスプレイの画像を制御する手段
    とを有することを特徴とするディジタル映像を利用した
    共同学習システム。
  4. 【請求項4】 前記記録蓄積画像を複製,公衆送信,上
    演,上映,頒布,貸与または翻案する加工編集手段を有
    することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載のディジタル映像を利用した共同学習システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記記録蓄積画像の複製,公衆送信,上
    演,上映,頒布,貸与または翻案に関する著作権が認め
    られた加工編集のみの処理を許す加工編集制御手段を有
    することを特徴とする請求項4記載のディジタル映像を
    利用した共同学習システム。
  6. 【請求項6】 前記記録蓄積画像の複製,公衆送信,上
    演,上映,頒布,貸与または翻案を含む利用に関する著
    作権データを,少なくとも前記教師用の制御装置または
    前記小型ディスプレイ付き端末装置のいずれかに表示す
    る手段を有することを特徴とする請求項4または請求項
    5記載のディジタル映像を利用した共同学習システム。
  7. 【請求項7】 前記記録蓄積画像の複製,公衆送信,上
    演,上映,頒布,貸与または翻案が許されない利用希望
    を著作権者に照会する手段と,著作権者の回答を利用者
    に表示する手段と,利用に関する著作権データの追加登
    録を行う手段とを有することを特徴とする請求項4ない
    し請求項6のいずれかに記載のディジタル映像を利用し
    た共同学習システム。
  8. 【請求項8】 前記記録蓄積画像の複製,公衆送信,上
    演,上映,頒布,貸与または翻案の内容に応じて課金す
    る手段を有することを特徴とする請求項4ないし請求項
    7のいずれかに記載のディジタル映像を利用した共同学
    習システム。
  9. 【請求項9】 前記加工編集手段において,少なくとも
    特定端末識別番号,加工編集者氏名または著作権データ
    のいずれかを,加工編集結果の映像に添付することを特
    徴とする請求項4ないし請求項8のいずれかに記載のデ
    ィジタル映像を利用した共同学習システム。
  10. 【請求項10】 前記加工編集手段において,少なくと
    も特定端末識別番号,加工編集者氏名または著作権デー
    タのいずれかを,加工編集結果の映像に電子透かし技術
    を用いて添付することを特徴とする請求項9記載のディ
    ジタル映像を利用した共同学習システム。
  11. 【請求項11】 少なくとも請求項1ないし請求項10
    のいずれか1つに記載された1組の学習システムからな
    るシステムユニットと,該システムユニットと同じ構成
    を持つシステムユニットまたは該システムユニットから
    前記教師用の制御装置を除いたサブシステムユニットの
    1組以上のユニットとを,ネットワークで接続したこと
    を特徴とするディジタル映像を利用した共同学習システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102800218A (zh) * 2012-08-08 2012-11-28 成都远策数码科技有限公司 一种用于远程教育的信息交互方法及系统
CN109523845A (zh) * 2019-01-04 2019-03-26 邵丹殊 一种智能文具盒及学习系统

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CN102800218A (zh) * 2012-08-08 2012-11-28 成都远策数码科技有限公司 一种用于远程教育的信息交互方法及系统
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