JP2001324974A - ズーム処理装置 - Google Patents

ズーム処理装置

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JP2001324974A
JP2001324974A JP2000145476A JP2000145476A JP2001324974A JP 2001324974 A JP2001324974 A JP 2001324974A JP 2000145476 A JP2000145476 A JP 2000145476A JP 2000145476 A JP2000145476 A JP 2000145476A JP 2001324974 A JP2001324974 A JP 2001324974A
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JP2000145476A
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Ryuichi Shiraishi
隆一 白石
Shiro Fujiwara
史朗 藤原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オリジナル表示画のいずれの個所を拡大表示す
るのかを、リモートコントロールにより操作しやすくす
る。 【解決手段】拡大モードにあるときに、拡大ポイント設
定部2Dは、ビデオメモリ11、OSDメモリ2Cを利
用し、オリジナル表示画像の拡大ポイントを設定する。
拡大処理部2Eは、倍率制御命令が与えられたときに前
記拡大ポイントを中心とした画像情報を所定の画面大に
拡大処理し拡大画像を生成し、この拡大画像を表示装置
へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グラフィックユ
ーザインターフェース(GUI)の技術に係るものであ
り、特に画面上にリモコン操作状況を重ねて表示し、ユ
ーザがリモートコントロールを行うのに操作を容易にす
ることができるリモコン操作におけるズーム処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音声等のデジタルデータを
記録した光ディスクを再生する動画対応のDVD再生シ
ステムが開発され、映画ソフトや音楽ソフト(カラオケ
含む)等を再生する目的で一般普及が加速的に進んでい
る。このDVDの規格は、MPEG2システムレイヤに
従って、動画圧縮方式にMPEG2、音声にAC3オー
ディオ、MPEGオーディオ、リニアPCM等をサポー
トし、さらに字幕用としてビットマップデータをランレ
ングス圧縮した副映像データ、早送り/早戻しなどの特
殊再生用に制御データ(ナビゲーションパック)を追加
して構成されている。また、このDVD規格では、コン
ピュータでデータを読むことができるように、ISO9
660とUDFブリッジ(マイクロUDF)をサポート
している。さらに、このDVD規格では、マルチアング
ル機能(同時進行するいろいろなアングルの動画データ
を時分割で記録し、見たいアングルを1つだけを再生す
る機能)、メニュー機能(メニュー用の簡易言語:ナビ
ゲーションコマンドを追加し、メインの動画データ(主
映像)と字幕用データ(副映像)を組み合わせたメニュ
ー表示の機能)等の機能が盛り込まれ、今までにないイ
ンタラクティブな楽しみ方ができる。
【0003】ここで、メニュー機能には、ユーザの選択
によって選ばれるボタンを表示する機能とそのボタンが
選択されたことを示すボタンの色替え機能(ハイライト
機能)等がある。メニューに関しては、ビデオマネージ
ャ・メニュードメイン(VMGM_DOM)がタイトル
・メニューを実現している。そして、VTSメニュー・
ドメイン(VTSM_DOM)がルートメニュー、オー
ディオメニュー、副映像メニュー、アングルメニュー、
パートオブタイトル(PTT)メニュー(あるいはチャ
プタメニュー)等を実現している。タイトル制作者は、
これらのメニューを自由に制作できるが、オーディオメ
ニュー、副映像メニュー、アングルメニュー、PTTメ
ニューが存在する場合にはこれらへのリンク機能(呼出
機能)を持たなければならない。一般的に、DVDプレ
ーヤには、上記メニューを呼び出すユーザインターフェ
イスとして、ルートメニュー呼び出しボタン、タイトル
メニュー呼び出しボタンが備わっており、ユーザがそれ
ぞれのメニューを呼び出すことにより、メニュー画面を
TVモニタに出画させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般のテレ
ビジョン受信機(表示装置)には、ズーム機能が装備さ
れているが、このズーム機能は、オリジナル表示画をそ
の中心位置から一定の割合で全体に拡大するものであ
る。従って、ズームされた表示画は、オリジナルの表示
画の周辺がディスプレイのフレームに隠れてしまうとい
う問題がある。
【0005】そこでこの発明は、オリジナル表示画のい
ずれの個所であっても、任意の倍率でフレーム内の全体
に拡大表示することができるズーム処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】またこの発明は、オリジナル表示画のいず
れの個所が拡大表示されているのかを容易に分かりやす
くすることができるズーム処理装置を提供することを目
的とする。
【0007】またこの発明は、オリジナル表示画のいず
れの個所を拡大表示するのかを、リモートコントロール
により操作しやすくすることができるズーム処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、拡大モードにあるときに、オリジナ
ル表示画の拡大ポイントを設定するための拡大ポイント
設定手段と、倍率制御命令が与えられたときに当該拡大
ポイントを中心とした画像情報を所定の画面大に拡大処
理し拡大画像を生成し、この拡大画像を表示装置へ出力
するための拡大処理手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0009】前記拡大ポイント設定手段は、前記拡大ポ
イントを前記オリジナル表示画の任意の位置へ移動させ
る手段を備えている。
【0010】前記拡大処理手段は、前記倍率制御の大き
さに応じて前記拡大ポイントを中心とした画像情報の拡
大倍率を調整する手段を備えている。
【0011】前記拡大処理手段は、前記オリジナル表示
画の中の拡大しようとする位置を示す参照画像を前記拡
大画像に重ねるための手段を備えている。
【0012】前記拡大処理設定手段は、所定の操作入力
により、前記拡大後参照画像及び前記拡大前参照画像の
出力のオンオフを制御する手段を備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施の形態に係るズーム処理装置を説明する。
【0014】図1は、この発明の一実施の形態に係るD
VDメニュー表示システムが組み込まれたDVDプレー
ヤの構成を説明するブロック図である。このDVDプレ
ーヤ(光ディスク再生装置)1は、図1に示すように、
MPU部2、MPEGデコーダ部(ビデオデコーダ部)
3、オーディオデータのD/A変換部4、DVDディス
ク10から情報読み取りを行なうディスクドライブ部
5、システムプロセサ部6、ワークメモリ部7、副映像
デコーダ(SPデコーダ)部8、オーディオデコーダ部
9、ビデオメモリ部11、ユーザ操作の入力デバイスで
ある操作キーパネル(および/またはリモートコントロ
ーラ)12、ビデオプロセサ部13、内部バス14等で
構成されている。このプレーヤ1の外部には、図示しな
いオーディオ増幅器(あるいはAVアンプ)を介して外
部スピーカ17が接続され、また図示しないビデオI/
Fを介してTVモニタ(あるいは図示しないビデオプロ
ジェクタ)20が接続される。
【0015】図1のMPU2内には、ユーザインターフ
ェイス作成部2A、メニュー判定部2B等がファームウ
エアとして組み込まれ、さらにデータメモリ(OSDそ
の他の用途のデータメモリ)2Cが設けられている。図
示しないが、MPU2内にはその他のファームウエア
(図6〜図11の処理を担当するプログラム)が書き込
まれたプログラムメモリも設けられている。また、シス
テムプロセサ部6内には、データ切り分け部6Aおよび
メモリI/F部6Bが設けられている。
【0016】さらにまた、MPU2内には、この発明の
特徴を成す拡大ポイント設定部2D、拡大処理部2Eが
設けられている。これらは、リモコン操作情報と相俟っ
て動作するもので、詳細は後述する。
【0017】図1の構成におけるデータの基本的な流れ
は、次のようになっている。すなわち、MPU部2がデ
ィスクドライブ部5に目的のアドレスとリード命令を送
る。すると、ディスクドライブ部5は、送られたアドレ
スおよび命令に従って、ディスク10より目的の論理セ
クタデータを読み出し、図示しないデータ入力部を通し
てシステムプロセサ部6に読み出したパックデータを送
る。システムプロセサ部6内では、データ切り分け部6
Aが、送られてきたパックデータをパケットデータに切
り分け、データの内容(目的)に応じて、ビデオパケッ
トデータ(MPEGエンコードされたデータ)はビデオ
デコーダ部3へ転送し、オーディオパケットデータはオ
ーディオデコーダ部9へ転送し、副映像パケットデータ
はSPデコーダ部8へ転送する。また、ナビゲーション
パックNV_PCKその他のパック(オーディオパック
A_PCK、ビデオパックV_PCK、副映像パックS
P_PCK等)のヘッダ部は、MPU部2が適宜処理す
るために、メモリI/F部6Bを介してワークメモリ部
7へ転送され、そこに保存される。各デコーダ部に送ら
れた各パケットデータは、パケットデータ内の再生タイ
ムスタンプ(Presentation Time Stamp:PTS)の値
に同期して再生処理を行なう。これにより、TVモニタ
20の画面上に、たとえば英語音声+日本語字幕付きの
動画(映画)を出画させることができる。
【0018】MPU2の内部では、データメモリ2Cの
内部データを用いて、ユーザが視覚的に操作し確認する
ためのユーザインターフェイスを提供するオン・スクリ
ーン・ディスプレイ(OSD)等が生成される。この生
成はユーザインターフェイス生成部2Aというファーム
ウエアで実行され、生成されたOSDデータはビデオメ
モリ部11に保存される。また、MPU2の内部には、
ディスク10から取り出したメニューの種類(ルートメ
ニューか、タイトルメニューか等)を判定するメニュー
判定部2Bが、ファームウエアの形で設けられている。
なお、1枚のディスク10に記録される情報のデータ構
造については後述する。
【0019】図2は、この発明の一実施の形態に係るD
VDメニュー表示システムで利用されるDVDディスク
の階層データ構造を説明する図である。図示するよう
に、DVDディスク10には、内周側にリードインエリ
アが設けられ、外周側にリードアウトエリアが設けら
れ、その間にボリュームスペース28が設けられる。こ
のボリュームスペース28は、ボリューム/ファイル構
造情報エリア70、DVDビデオエリア71、その他の
記録エリア73等を含んでいる。その他の記録エリア7
3には、ビデオタイトルセットVTSで利用可能な情
報、あるいはビデオタイトルセットとは関係ない他の情
報(たとえばコンピュータ情報)を記録することができ
る。この記録エリア73は必須ではなく、使用しないな
ら削除されても良い。ボリューム/ファイル構造エリア
70は、ISO9660およびUDFブリッジに定めら
れる管理領域に相当する。このエリア70の記述に基づ
いて、ビデオマネージャVMGの内容がDVDプレーヤ
のメモリに格納される。上記エリア70〜73は、論理
セクタの境界上で区分されている。ここで、1論理セク
タは2048バイトと定義され、1論理ブロックも20
48バイトと定義される。したがって、1論理セクタは
1論理ブロックと対等に定義される。DVDビデオエリ
ア71は、ビデオマネージャVMGという管理情報と、
1以上(最大99個)のビデオタイトルセットVTS#
Nというコンテンツ情報を含んでいる。
【0020】管理情報VMGのファイル74Aは、ビデ
オマネージャ情報VMGI、ビデオマネージャメニュー
用ビデオオブジェクトセットVMGM_VOBS(オプ
ション)、およびVMGIのバックアップVMGI_B
UPで構成される。VMGIは、ビデオマネージャ情報
管理テーブルVMGI_MAT(図示せず)、タイトル
サーチポインタテーブルTT_SRPT、ビデオマネー
ジャメニューPGCIユニットテーブルVMGM_PG
CI_UT(図示せず)、パレンタル管理情報テーブル
PTL_MAIT(図示せず)、ビデオタイトルセット
属性テーブルVTS_ATRT(図示せず)、テキスト
データマネージャTXTDT_MG(図示せず)、ビデ
オマネージャメニューセルアドレステーブルVMGM_
C_ADT(図示せず)、およびビデオマネージャメニ
ュービデオオブジェクトユニットアドレスマップVMG
M_VOBU_ADMAP(図示せず)を含んでいる。
【0021】VMGIに含まれるTT_SRPTは、タ
イトルサーチポインタテーブル情報TT_SRPTI
(図示せず)および1以上のタイトルサーチポインタT
T_SRPを含んでいる。各TT_SRPは、該当タイ
トルの再生形式TT_PB_TY(1つのシーケンシャ
ルなPGCのタイトルか、1つのランダムなPGCタイ
トルか、マルチPGCタイトルか等)、アングル数AG
L_Ns(図示せず)、パートオブタイトル数(チャプ
タ数)PTT_Ns(図示せず)、該当タイトルのパレ
ンタルIDフィールドTT_PTL_ID_FLD(図
示せず)、VTS番号VTSN(図示せず)、VTSタ
イトル番号VTS_TTN(図示せず)、VTSの開始
アドレスVTS_SA(図示せず)を含んでいる。上記
TT_PB_TY中に、タイムサーチ/タイムプレイの
ユーザ操作を許可するかどうか決めるユーザ操作フラグ
ビットUOP0、チャプタサーチ(PTTサーチ)/チ
ャプタ再生(PTT再生)のユーザ操作を許可するかど
うか決めるユーザ操作フラグビットUOP1が記述でき
るようになっている。
【0022】一方、個々のビデオタイトルセット(図2
ではVTS#Nで例示)のファイル74Bは、そのタイ
トルの管理情報であるビデオタイトルセット情報VTS
I、ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェク
トセットVTSM_VOBS(オプション)、ビデオタ
イトルセットタイトル用のビデオオブジェクトセットV
TSTT_VOBS(ビデオコンテンツ)、およびVT
SIのバックアップVTSI_BUPで構成される。各
VTS中のいずれのビデオオブジェクトも、その用途の
違いを除き同様な構造を有している。各ビデオタイトル
セットVTSには、MPEG規格により圧縮されたビデ
オデータ、所定の規格により圧縮された(あるいは非圧
縮の)オーディオデータ、および所定の規則によりラン
レングス圧縮された副映像データとともに、これらのデ
ータを再生するための種々な情報が格納されている。な
お、各VTSを構成するファイル74Bの数は、たとえ
ば最大12個に定められている。上記ファイル74Aお
よび74Bは、論理セクタの境界で区分されている。
【0023】各VTSの管理情報VTSIは、ビデオタ
イトルセット情報管理テーブルVTSI_MAT(図示
せず)、ビデオタイトルセットパートオブタイトルサー
チポインタテーブルVTS_PTT_SRPT(図示せ
ず)、ビデオタイトルセットプログラムチェーン情報テ
ーブルVTS_PGCIT、ビデオタイトルセットメニ
ューPGCIユニットテーブルVTSM_PGCI_U
T(図示せず)、ビデオタイトルセットタイムマップテ
ーブルVTS_TMAPT(図示せず)、ビデオタイト
ルセットメニューセルアドレステーブルVTSM_C_
ADT(図示せず)、ビデオタイトルセットメニュービ
デオオブジェクトユニットアドレスマップVTSM_V
OBU_ADMAP(図示せず)、ビデオタイトルセッ
トセルアドレステーブルVTS_C_ADT(図示せ
ず)、およびビデオタイトルセットビデオオブジェクト
ユニットアドレスマップVTS_VOBU_ADMAP
(図示せず)を含んでいる。
【0024】上記VTSM_PGCI_UTは1以上の
ビデオマネージャメニュー用プログラムチェーン情報の
サーチポインタVTSM_PGCI_SRPを含み、各
VTSM_PGCI_SRPはビデオタイトルセットメ
ニュー用プログラムチェーンのカテゴリVTSM_PG
C_CATを含んでいる。このVTSM_PGC_CA
T内に、種々なメニューを識別するメニューIDの情報
が格納されるようになっている。
【0025】上記VTS_PGCITは、ビデオタイト
ルセット情報テーブル情報VTS_PGCITI(図示
せず)、1以上のVTS_PGCIサーチポインタVT
S_PGCI_SRP(図示せず)、および1以上のビ
デオタイトルセットプログラムチェーン情報VTS_P
GCIを含んでいる。各VTS_PGCI(以下単にプ
ログラムチェーン情報PGCIとする)は、プログラム
チェーン一般情報PGC_GI、プログラムチェーンコ
マンドテーブルPGC_CMDT(図示せず)、プログ
ラムチェーンプログラムマップPGC_PGMAP(図
示せず)、セル再生情報テーブルC_PBIT(図示せ
ず)、およびセル位置情報テーブルC_POSIT(図
示せず)を含んでいる。
【0026】上記PGC_GIは、PGCのコンテンツ
PGC_CNT(図示せず)、PGC再生時間PGC_
PB_TM(図示せず)、PGCユーザ操作制御PGC
_UOP_CTL、PGCオーディオストリーム制御テ
ーブルPGC_AST_CTLT(図示せず)、PGC
副映像ストリーム制御テーブルPGC_SPST_CT
LT(図示せず)、PGCナビゲーション制御PGC_
NV_CTL(図示せず)、PGC副映像パレットPG
C_SP_PLT(図示せず)、PGC_CMDTの開
始アドレスPGC_CMDT_SA(図示せず)、PG
C_PGMAPの開始アドレスPGC_PGMAP_S
A(図示せず)、C_PBITの開始アドレスC_PB
IT_SA(図示せず)、およびC_POSITの開始
アドレスC_POSIT_SA(図示せず)を含んでい
る。上記PGC_UOP_CTL内に、PGCが再生さ
れているときのユーザ操作の可否を決めるユーザ操作フ
ラグビットUOP0〜UOP3、UOP5〜UOP24
を記述できるようになっている。
【0027】一方、各VTSのVTSTT_VOBSの
内容(ビデオコンテンツ)は、1以上のセル(C_ID
N#1〜#5、C_IDN#1〜#2、…、C_IDN
#1〜#i)を指し示すビデオオブジェクト(VOB_
IDN#1、VOB_IDN#1、…、VOB_IDN
#i)により特定され、これらのVOB_IDN#で示
されるセルの再生順序が、PGC#1、PGC#2、
…、PGC#kにより定められる。
【0028】図3は、図2のDVDディスクに記録され
るナビゲーションパックの階層データ構造を説明する図
である。セルを単位とした情報の集合であるVTSTT
_VOBSにより、1以上のプログラムチェーンPGC
の情報が記録される。つまり、1つのVTSは1以上の
PGCで構成され、1つのPGCは1以上のプログラム
で構成され、1つのプログラムは1以上のセルで構成さ
れ、1つのセルは複数のビデオオブジェクトユニットV
OBUで構成されている。各セルのデータは複数のVO
BUに切り分けられて記録される。各VOBUは、先頭
にナビゲーションパックNV_PCKを持ち、さらに様
々な種類のデータパック(オーディオパックA_PC
K、ビデオパックV_PCK、副映像パックSP_PC
K等)によって構成されている。各パックはパックヘッ
ダおよび1以上のパケットで構成されている。ここで、
パックはデータ転送処理を行う場合の最小単位である。
一方、論理上の処理を行う最小単位はセルであり、論理
上の処理(再生等)はこの単位で行われ、それによって
再生順番を変えたり、分岐等を行なうことができる。
【0029】各ナビゲーションパックNV_PCKは、
パックヘッダと、システムヘッダと、PCIパケットの
パケットヘッダと、PCIパケットのサブストリームI
Dと、再生制御情報PCIデータと、DSIパケットの
パケットヘッダと、DSIパケットのサブストリームI
Dと、データ検索情報DSIデータとで構成されてい
る。DSIデータは、DSI一般情報、シームレス再生
情報、シームレスアングル情報、VOBU検索情報、同
期情報等を含んでいる。一方、PCIデータは、PCI
一般情報、ノンシームレスアングル情報、ハイライト情
報HLI、記録情報等を含んでいる。PCI一般情報
は、ナビゲーションパックのアドレスを相対論理ブロッ
ク番号で記述したNV_PCK_LBN(図示せず)、
該当VOBUのカテゴリVOBU_CAT(図示せ
ず)、該当VOBUのユーザ操作制御VOBU_UOP
_CTL、該当VOBUの再生開始時間VOBU_S_
PTM(図示せず)、該当VOBUの再生終了時間VO
BU_E_PTM(図示せず)、該当VOBUに含まれ
るシーケンスエンドの終了時間VOBU_SE_E_P
TM(図示せず)、セル経過時間C_ELTM等を含ん
でいる。
【0030】上記VOBU_UOP_CTL内に、該当
VOBUが再生されているときのユーザ操作の可否を決
めるユーザ操作フラグビットUOP3〜UOP16、U
OP18〜UOP24を記述できるようになっている。
換言すれば、NV_PCK内にあるVOBU_UOP_
CTLのUOPビットの内容に応じて、VOBU再生中
に使用可能なキーの種類が特定される。
【0031】PCIデータ中のハイライト情報HLI
は、ハイライト一般情報、ボタンカラー情報テーブル、
およびボタン情報テーブルで構成されている。ボタン情
報テーブルは1以上のボタン情報(図示せず)を含み、
各ボタン情報は、ボタン位置情報、隣接ボタン位置情
報、およびボタンコマンドを含んでいる。ボタン位置情
報は、ボタンのカラー番号情報、ボタンの位置情報(X
−Y座標情報)、ボタンの選択/起動(アクション)状
態を示すオートアクションモード情報等を含んでいる。
【0032】例えばメニュー画面を縮小して複数メニュ
ーを1画面上に同時表示した場合において、縮小したま
まのメニューからボタン操作をする場合も考えられる。
この場合、縮小しない場合に対して実際のボタン位置
(ユーザがメニュー項目を選択する際に操作するマー
ク)がずれるため、縮小メニューに合うようにボタンの
位置データも修正する必要がある。この位置データの修
正は、画面上の縮小メニューの表示位置(たとえば縮小
メニュー表示エリアの左上隅のX−Y座標)と、縮小率
(1/2か1/4か等)と、図3のボタン位置情報とに
基づいて、行なうことができる。
【0033】なお、DVDビデオシステムでは、インタ
ラクティブ性を高めるために、ナビゲーションコマンド
と言う簡易言語が用意されている。図3のボタンコマン
ドもナビゲーションコマンドの一種であり、ボタンが起
動する(アクション)と対応するナビゲーションコマン
ドが実行されるようになっている。このナビゲーション
コマンドは、プログラムチェーンの再生前後、セルの再
生後、VOBUの再生後、ナビゲーションパックNV_
PCK処理中にそれぞれ実行することができる。
【0034】図4は、図2のDVDディスクに記録され
るメニュー情報の種類および図1のDVDプレーヤ1で
使用されるメニューの階層構造を説明する図である。こ
の図は、システムメニューとユーザ操作機能との対応を
説明する概念図でもある。
【0035】DVDプレーヤにおいてはタイトルメニュ
ーおよびルートメニュー(メインメニュー)は必須であ
り、タイトルメニューはビデオマネージャメニュー(V
MGM)で扱われ、ルートメニューはビデオタイトルセ
ットメニュー(VTSM)で扱われる。
【0036】図3に示すように、ビデオタイトルセット
メニューは、ルートメニューおよびその下位階層の種々
なメニューにより構成される階層構図を持っている。こ
こで、ビデオタイトルセットメニュー用プログラムチェ
ーンのカテゴリ(VTSM_PGC_CAT)は、次の
ように構成されている。すなわち、図示しないが、VT
SM_PGC_CATの下位8ビットはパレンタル識別
フィールドの下位ビットに割り当て、次の8ビットはパ
レンタル識別フィールドの上位ビットに割り当て、次の
4ビットは予約フィールドとしてとっておき、次の2ビ
ットでブロックタイプを指定し、次の2ビットでブロッ
クモードを指定し、次の4ビットでメニュー識別子(メ
ニューID)を記述し、次の3ビットは予約フィールド
としてとっておき、最後の1ビット(32ビット目)で
エントリータイプを指定するようにしている。
【0037】まず、4バイト(32ビット)の上位ビッ
トから数えて最初のエントリータイプが1b(バイナリ
の1)なら該当プログラムチェーン(PGC)がエント
リーPGCであることが示され、それが0bなら該当プ
ログラムチェーンがエントリーPGC以外のプログラム
チェーンであることが示される。
【0038】その後の4ビットメニュー識別子(メニュ
ーID)の内容は、次のように決定される。上記エント
リータイプが0bならメニューIDには0000bがエ
ンターされ、上記エントリータイプが1bのときはメニ
ューIDには以下のバイナリコードがエンターされる。
すなわち、ルートメニューなら0011bがエンターさ
れ、副映像メニューなら0100bがエンターされ、オ
ーディオメニューなら0101bがエンターされ、アン
グルメニューなら0110bがエンターされ、パートオ
ブタイトル(チャプターなど)メニューなら0111b
がエンターされる。これら以外のメニュー識別子(メニ
ューID)の4ビットバイナリコードは、その他の用途
に予約されている。
【0039】上記メニュー識別子(メニューID)に続
く2ビットのブロックモードが00bなら該当ブロック
内のプログラムチェーンではないことが示され、それが
01bなら該当ブロック内の最初のプログラムチェーン
であることが示され、それが10bなら該当ブロック中
のプログラムチェーンであることが示され、それが11
bなら該当ブロック内の最後のプログラムチェーンであ
ることが示される。続く2ビットのブロックタイプが0
0bならそれが該当ブロックの一部ではないことが示さ
れ、それが01bならパレンタルブロック(再生が特定
の条件下でのみ許されるブロック)であることが示され
る。その後の8+8ビットは、パレンタルブロックの再
生条件を判定するための情報(フラグビット列)が記載
される領域である。
【0040】図5は、図2のDVDディスクに記録され
るユーザ操作制御情報の一部を説明する図である。この
図は、図2のタイトル再生タイプTT_PB_TYでの
ユーザ操作制御(UOP0、UOP1)、図2のユーザ
操作制御PGC_UOP_CTLでのユーザ操作制御
(UOP0〜UOP24)、および図3のユーザ操作制
御VOBU_UOP_CTLでのユーザ操作制御(UO
P0〜UOP24)それぞれの制御フラグ(UOP0〜
UOP24のビット)と、それらに対応するユーザ機能
との関係を部分的に示している。24種のUOPのう
ち、UOP0はユーザによる時間再生および時間検索の
禁止/許可を指定するもので、TT_PB_TYまたは
PGC_UOP_CTLに含まれる。ここでは、UOP
ビットが”0”の場合に対応するユーザ操作が許可(図
示では○)され、UOPビットが”1”の場合に対応す
るユーザ操作が禁止(図示では×)されるものとしてい
る。
【0041】図5の例示において、UOP1はユーザに
よるパートオブタイトル再生およびパートオブタイトル
検索の禁止/許可を指定するもので、TT_PB_TY
またはPGC_UOP_CTLに含まれる。UOP2は
ユーザによるタイトル再生の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLに含まれる。UOP3はユ
ーザによる再生停止の禁止/許可を指定するもので、P
GC_UOP_CTLに含まれる。図示しないUOP4
はユーザによる各種GoUp操作(タイトルドメイン中
の数値、メニュー空間中の数値、あるいはプログラムチ
ェーン番号の数値がFFFFhであるときに、それらの
数値等を増加させる操作)の禁止/許可を指定するもの
で、VOBU_UOP_CTLに含まれる。UOP5は
ユーザによる時間検索またはパートオブタイトル検索の
禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CTL
またはVOBU_UOP_CTLに含まれる。図示しな
いUOP6はユーザによる前(先行)プログラム検索ま
たは先頭プログラム検索の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。図示しないUOP7はユーザによる
次(後続)プログラム検索の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。UOP8はユーザによる前方スキャ
ン(早送り)の禁止/許可を指定するもので、PGC_
UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含ま
れる。UOP9はユーザによる後方スキャン(早戻し)
の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CT
LまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。UOP
10はユーザによるタイトルメニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。
【0042】UOP11はユーザによるルートメニュー
呼出の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_
CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。U
OP12はユーザによる副映像メニュー呼出の禁止/許
可を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはV
OBU_UOP_CTLに含まれる。UOP13はユー
ザによるオーディオ(音声)メニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。UOP14はユーザ
によるアングルメニュー呼出の禁止/許可を指定するも
ので、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP
_CTLに含まれる。UOP15はユーザによるパート
オブタイトル(チャプター)メニュー呼出の禁止/許可
を指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVO
BU_UOP_CTLに含まれる。UOP16はユーザ
によるレジューム操作の禁止/許可を指定するもので、
PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CT
Lに含まれる。UOP17はユーザによる各種ボタン操
作(上位ボタン選択、下位ボタン選択、左ボタン選択、
右ボタン選択、ボタン決定、またはボタン選択・決定)
の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_CT
Lに含まれる。UOP18はユーザによるスチル(静止
画)オフ操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_
UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含ま
れる。UOP19はユーザによるポーズ(一時停止)オ
ン操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP
_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。
なお、UOP19はポーズオフまたはメニュー言語選択
のユーザ操作の禁止/許可を指定することに用いられる
可能性もある。UOP20はユーザによる音声ストリー
ム変更操作の禁止/許可を指定するもので、PGC_U
OP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれ
る。UOP21はユーザによる副映像ストリーム変更操
作の禁止/許可を指定するもので、PGC_UOP_C
TLまたはVOBU_UOP_CTLに含まれる。UO
P22はユーザによるアングル変更操作の禁止/許可を
指定するもので、PGC_UOP_CTLまたはVOB
U_UOP_CTLに含まれる。なお、UOP22はパ
レンタルレベル選択またはパレンタル適用国選択のユー
ザ操作の禁止/許可を指定することに用いられる可能性
もある。図示しないUOP23はユーザによるカラオケ
音声再生モード変更操作の禁止/許可を指定するもの
で、PGC_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_
CTLに含まれる。UOP24はユーザによるビデオ再
生モード変更操作の禁止/許可を指定するもので、PG
C_UOP_CTLまたはVOBU_UOP_CTLに
含まれる。
【0043】図1のDVDプレーヤにより図2のディス
クから記録情報を読み取る場合の動作を含めた基本的な
再生手順を、図6〜図9を参照しながら以下に説明す
る。
【0044】図6は、図1のDVDプレーヤにより図2
のディスクから記録情報を読み取る場合の初期動作(通
常再生開始前)を説明するフローチャート図である。
【0045】まず、図1のDVDプレーヤのディスクト
レイ(図示せず)にDVDディスク10がセットされ、
図1の操作キーパネル(またはリモートコントローラ)
12上の図示しないクローズボタンが押されると(また
はディスクがセットされた後停止中の状態でプレイボタ
ンが押されると)、ディスク10が回転駆動され(ステ
ップST10)、そのリードインエリアから読み取りが
開始される(ステップST12)。続いてディスク10
内のボリュームディスクリプタ(論理ブロック番号LB
N:030000H)が読み込まれ(ステップST1
4)、このディスクがDVDディスクであるかどうかの
判定が行われる。具体的には、ボリュームディスクリプ
タ内の標準識別子Standard Identifierが”CD00
1”であるかどうかで、セットされたディスクがCDな
のかDVDなのかの判定を行なうことができる。セット
されたディスクがCDであれば(ステップST16ノ
ー、ステップST18イエス)、CD再生処理へ移る。
セットされたディスクがDVDでもCDでもなければ
(ステップST16ノー、ステップST18ノー)、処
理は終了する。
【0046】セットされたディスクがDVDであれば
(ステップST16イエス)、ルートディレクトリレコ
ードを読み込み(ステップST20)、DVDビデオデ
ータの入っているディレクトリ”VIDEO_TS”を
検索する(ステップST22)。検索されたディレクト
リが”VIDEO_TS”でなければ(ステップST2
4ノー)、その他のディレクトリの検索が続行される
(ステップST26、ST22、ST24)。”VID
EO_TS”が最後まで見つからなければ(ステップS
T26ノー)、処理は終了する。ディレクトリ”VID
EO_TS”が見つかれば(ステップST24イエ
ス)、VTSサブディレクトリファイル検索を実行し
(ステップST28)、VTSサブディレクトリのレコ
ードを読み込む(ステップST30)。そのレコード中
にビデオマネージャ情報VMGIを含む”VIDEO_
TS.IFO”が見つからなければ(ステップST32
ノー、ステップST34ノー)、処理は終了する。VM
GIを含む”VIDEO_TS.IFO”が見つかれば
(ステップST32イエス)、通常のDVD再生処理へ
移行する。
【0047】図7〜図9は、図1のDVDプレーヤによ
り図2のディスクから記録内容を再生する場合の通常再
生処理を説明するフローチャート図である。
【0048】図7において、”VIDEO_TS.IF
O”のVMGIからビデオマネージャ情報管理テーブル
VMGI_MATが読み込まれる(ステップST4
0)。図示しないが、このVMGI_MAT中には、タ
イトルセットの数を示すVTS_Ns、タイトルサーチ
ポインタテーブルの開始アドレスTT_SRPT_S
A、テキストデータマネージャの開始アドレスTXTD
T_MG_SAその他が記述されている。これらの記述
に基づき、タイトルセットの数Nがセットされ、TT_
SRPTのアドレスがセットされ、TXTDT_MGの
アドレスがセットされる(ステップST42)。
【0049】続いて、VMGIの情報に従って、ビデオ
マネージャメニュー(図4のタイトルメニュー)が再生
され、モニタ画面上にタイトルメニューを表示するVM
Gメニュー処理が実行される(ステップST44)。こ
こでVMGI中のTT_SRPTが読み込まれ(ステッ
プST46)、VMGメニュー(タイトルメニュー)上
に、選択可能な複数タイトルが表示される(ディスク1
0に複数タイトルが記録されている場合)。図1のDV
Dプレーヤ1のユーザは、表示されたタイトルメニュー
から所望のタイトルを選択することができる。この選択
により、再生すべきタイトル番号M(Mは1以上N以
下)が決定される(ステップST48)。具体的には、
ステップST46で読み込まれたTT_SRPTはN個
のタイトルサーチポインタTT_SRP#1〜TT_S
RP#Nを含み、そのうちの1個(TT_SRP#M)
がステップST48で決定される。
【0050】決定されたタイトルサーチポインタTT_
SRP#Mは、選択されたタイトル(VTS#M)の開
始アドレス情報VTS_SAを含んでいる。このVTS
_SAにより目的のVTS#Mの開始アドレスを知るこ
とができる。この開始アドレスから、VTS#Mの先頭
に配置されたビデオタイトルセット情報VTSIのアド
レスをセットする(ステップST50)。次にこのVT
SI中からビデオタイトルセット情報管理情報VTSI
_MATを読み込む(ステップST52)。図示しない
が、このVTSI_MATは、ビデオ、オーディオおよ
び副映像それぞれについての、属性、ストリーム数、そ
の他の情報を含んでいる。これらの情報に基づいて、図
1のDVDプレーヤ内のビデオデコーダ、オーディオデ
コーダおよび副映像デコーダが初期設定される(ステッ
プST54)。続いて、VTSIの情報に従って、ビデ
オタイトルセットメニュー(図4のルートメニュー)が
再生され、モニタ画面上にルートメニューおよびその下
層の各種メニュー(オーディオメニュー、副映像メニュ
ー、チャプタメニュー等)を表示するVTSメニュー処
理が実行される(ステップST56)。
【0051】次に、図8において、VTSI中のパート
オブタイトルサーチポインタテーブル情報PTT_SR
PTIが読み込まれ(ステップST58)、モニタ画面
上に再生タイトルユニット(再生タイトルにおける1以
上のPTT_SRPのグループを指し、ユーザから見れ
ば1以上のチャプタ群を纏めたもの)が表示される(ス
テップST60)。このタイトルユニット番号nは、1
以上N以下(Nは該当ディスク中の合計タイトル数)と
なる。ユーザがVTSメニュー(チャプタメニュー/P
TTメニュー)から再生すべき特定のタイトルユニット
を選択すると、選択されたタイトルユニットに対応する
VTSI中のPTT_SRPTが読み込まれる(ステッ
プST62)。読み込まれたPTT_SRPTから、再
生対象のプログラムチェーン番号PGCNおよびプログ
ラム番号PGNが決定される(ステップST64)。な
お、このPTT_SRPTは、図示しないが、n個のタ
イトルユニットサーチポインタTTU_SRPを含んで
おり、各TTU_SRPが1以上のPTTサーチポイン
タを含んでいる。
【0052】次にVTSI中のビデオタイトルセットP
GC情報テーブルVTS_PGCITが読み込まれ(ス
テップST66)、このVTS_PGCITの全てのデ
ータが図1のワークメモリ部7に保存される(ステップ
ST68)。この保存されたVTS_PGCITは1以
上のサーチポインタVTS_PGCI_SRPを含み、
各VTS_PGCI_SRPはVTS_PGCのカテゴ
リ情報VTS_PGC_CATを含む。このVTS_P
GC_CATは、該当PGCブロックがパレンタルブロ
ックであるかどうかを識別するブロックタイプの情報
と、パレンタルIDフィールドの情報を含んでいる。上
記ブロックタイプがパレンタルブロックであることを示
しているときは(ステップST70イエス)、パレンタ
ルIDフィールドの情報に基づいて、パレンタルブロッ
クの内容を再生するかどうかのパレンタル処理が行われ
る(ステップST72)。このパレンタル処理は、成人
向けの内容を子供に見せないようにする目的で利用され
る。ステップST72で処理する対象がパレンタル動作
に該当する(パレンタルロックがかかっている)ときは
(ステップST74イエス)、プログラムチェーン番号
PGCNがインクリメントされ(ステップST76)、
次のPGC番号のブロックに移る。今度の該当PGCブ
ロックがパレンタル動作に該当しない(パレンタルロッ
クがかかっていない)ときは(ステップST74ノ
ー)、そのPGC番号に対応するPGCIがステップS
T68で保存したPGCITのデータ中から取り出され
る(ステップST78)。なお、ステップST70にお
いてパレンタルブロックでないと判定されたときは(ス
テップST70ノー)、上記ステップST72〜ST7
6の処理はスキップされる。
【0053】ステップST78で取り出したPGCI
は、プログラムチェーン一般情報PGC_GIを含む。
このPGC_GIは、図示しないが、図2で示したPG
C_UOP_CTLの他に、PGCオーディオストリー
ム制御テーブルPGC_AST_CTLT、PGC副映
像ストリーム制御テーブルPGC_SPST_CTL
T、PGC副映像パレットPGC_SP_PLT等を含
んでいる。これらの情報(PGC_AST_CTLT、
PGC_SPST_CTLT、PGC_SP_PLT
等)に基づいて、副映像およびオーディオの各種初期設
定(副映像のカラー表示にどの副映像パレットを使用す
るか、再生する音声チャネルを何にするか等)が行われ
る(ステップST80)。具体的には、図1のDVDプ
レーヤ1内の各デコーダに対して、再生のための初期設
定を行い、再生に使用するテーブルのアドレスをワーク
メモリ部7に保存する。
【0054】次に、図9において、VTSI中のビデオ
タイトルセットセルアドレステーブルVTS_C_AD
Tが読み込まれ(ステップST82)、VTS_C_A
DT内の全てのデータが図1のワークメモリ部7に保存
される(ステップST84)。この保存されたVTS_
C_ADTには、全てのセルの開始アドレスおよび終了
アドレスが記述され、さらにVTSTT_VOBS内の
全てのインターリーブされたユニットが記述されてい
る。具体的には、VTS_C_ADTには、1以上のビ
デオタイトルセットセルピース情報VTS_CPI(図
示せず)が記述される。各VTS_CPIは、図示しな
いが、該当ビデオタイトルセットセルピースVTS_C
Pに対するVOBのID番号VTS_VOB_IDN、
VTS_CPに対するセルID番号VTS_C_ID
N、VTS_CPの開始アドレスVTS_CP_SA、
VTS_CPの終了アドレスVTS_CP_EA等を含
んでいる。
【0055】次に、図8のステップST68においてワ
ークメモリ部7に保存されたデータから、PGCI中の
コマンドテーブルPGC_CMDTが取り出される(ス
テップST86)。このPGC_CMDTには、1以上
のプリコマンドPRE_CMD、1以上のポストコマン
ドPOST_CMD、1以上のセルコマンドC_CMD
等が含まれている。そのうちのプリコマンド(前処理コ
マンド)PRE_CMDが実行され(ステップST8
8)、コマンド処理対象のプログラム番号PGN、セル
ID番号VTS_C_IDNが図1のワークメモリ部7
に保存される(ステップST90)。次に、ステップS
T90で保存されたセルID番号に対応するセルをラン
ダムに再生するかどうか判定される。ランダムに再生す
る場合は(ステップST92イエス)、図1のMPU2
内部でランダム関数によりランダム数(乱数)Rを発生
し、このランダム数Rに対応したセルID番号のセルの
再生処理に入る(ステップST96)。ランダム再生し
ない場合は(ステップST92ノー)、ステップST9
4〜ST96の処理は行われず、VTS_C_ADT内
の1以上のVTS_CPIに対応したセル再生を行なう
処理が実行される(ステップST98)。
【0056】続いて、ナビゲーションシステムによりス
チル時間(0〜254秒あるいは無制限)が設定され
(ステップST100)、設定された時間だけスチル
(PGCスチル)が実行される(ステップST10
2)。その後、PGCI中のコマンドテーブルPGC_
CMDTに含まれるポストコマンド(後処理コマンド)
POST_CMDが実行され(ステップST104)、
PGC番号PGCNが更新されて(ステップST10
6)、更新後のPGCNが読み込まれる。更新後のPG
CNがゼロでないなら(ステップST108ノー)、図
8のステップST70から図9のステップST106ま
での処理が再実行される。更新後のPGCNがゼロなら
ば(ステップST108イエス)、次のPGCがないの
で、図7〜図9の通常再生処理は終了する。
【0057】図10は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクからセルの記録内容を再生する場合の処理
を説明するフローチャート図である。
【0058】セル再生が開始されると(ステップST2
00イエス)、図1のワークメモリ部7に保存(図8の
ステップST68参照)されたPGCIの内容から、該
当セルの再生開始アドレス(論理ブロック番号LBN)
が決定される(ステップST204)。具体的には、P
GCIはセル再生情報テーブルC_PBIT(図示せ
ず)を含み、このC_PBITは1以上のセル再生情報
C_PBI(図示せず)を含む。各C_PBIは、図示
しないが、該当セルがアングルブロックであるかどうか
等を示す情報を含むセルカテゴリC_CAT、該当セル
の再生時間C_PBTM、該当セル内の先頭VOBUの
開始アドレスC_FVOBU_SA、該当セル内の先頭
インターリーブユニットの終了アドレスC_FILVU
_EA、該当セル内の最終VOBUの開始アドレスC_
LVOBU_SA、該当セル内の最終VOBUの終了ア
ドレスC_LVOBU_EA等を含んでいる。そのうち
C_FVOBU_SAにより、該当セルの再生開始アド
レスを決定することができる。こうして決定されたアド
レスに基づいて、図1のディスクドライブ部5に読み出
し命令がセットされる(ステップST206)。
【0059】読み出し命令がセットされると、ディスク
ドライブ部5は、ステップST204で決定されたアド
レスからVOBUを読み出す。すると、読み出されたV
OBUの先頭に配置されたナビゲーションパック(図3
のNV_PCK)が取り込まれ(ステップST20
8)、図1のワークメモリ部7に格納される。このNV
_PCK中のDSIデータ(図3)に含まれる同期情報
に基づいて、図1のDVDプレーヤ1の内部システムタ
イムクロックSTC(図示せず)等が設定される(ステ
ップST210)。このNV_PCKのPCIデータ
(図3)には、ハイライト情報HLIが含まれている。
このHLI等を用いて、メニューのハイライト処理等を
含むナビゲーションパック処理が実行される(ステップ
ST212)。その後、VOBUスチルが実行されると
きは(ステップST214イエス)、該当VOBUの再
生終了まで待ち(ステップST216)、VOBUスチ
ル処理に入る(ステップST218)。このVOBUス
チルのスチル時間は無制限であり、たとえばユーザが再
生キー操作をするまで、このVOBUスチルは継続され
る。VOBUスチルが実行されないときは(ステップS
T214ノー)、ステップST216〜ST218はス
キップされる。
【0060】ナビゲーションパック処理(ステップST
212)後、あるいはVOBUスチル(ステップST2
18)解除後、その時点での再生対象が該当セルの最後
でない場合は(ステップST220ノー)、ステップS
T210〜ST218の処理が反復される。その時点で
の再生対象が該当セルの最後である場合は(ステップS
T220イエス)、該当VOBUの再生終了まで待ち
(ステップST224)、セルスチル処理(設定された
時間のスチル再生)に入る(ステップST226)。セ
ルスチル処理後、セルコマンドがある場合(ステップS
T228イエス)はセルコマンド処理がなされ(ステッ
プST230)、その他の処理ルーチンにリターンす
る。セルコマンドがない場合(ステップST228ノ
ー)は、セルコマンド処理はなされずに、その他の処理
ルーチンにリターンする。
【0061】図11は、図1のDVDプレーヤにより図
2のディスクからユーザ操作禁止情報(図5のUOP0
〜UOP24の一部または全て)を読み取る処理を示
す。このUOP0〜UOP24の一部または全ては、図
1のワークメモリ部7に保存される。
【0062】この発明の一実施の形態に係る装置におい
ては、順次操作ガイドを行う機能が付加されている。
【0063】図12には、リモートコントロールを行う
ためのリモートコントロール操作装置を示している。こ
のリモートコントロール操作装置500には、各種の操
作キーが設けられている。501は、電源ボタンであ
り、これを操作することで電源のオンオフを行うことが
できる。502は、ディスク選択ボタンであり、これを
操作することでプレーヤに装填されているディスク1あ
るいはディスク2を選択することができる。
【0064】503は、ナビゲーションボタン(以下ナ
ビボタンと称する)であり、これを操作すると、ナビゲ
ーションメニューが表示される。このナビゲーションメ
ニューは、例えば図13に示すように表示装置(図示せ
ず)の画面上に現れるようになっている。このナビゲー
ションメニューの画像情報は、図1のデータメモリ2C
に格納されている。
【0065】ナビゲーションメニューとしては、例えば
“V−Remote”、“Angle Viewe
r”,“Zoom”,“Strobe Viewe
r”,“Preview”,“DNR”,“Capur
e”,“Title”,“Chapt.:”“Audi
o:”,“Subtitle”,“Angle:”,
“BitRate:”等の項目の表示が現れる。本発明
の装置では、このナビゲーションメニューにより,リモ
コン装置を操作して、所望の項目にカーソルを合わせ
て、リモコン装置でエンター操作を行うと、それぞれの
項目のさらに下層のメニューが現れるようになってい
る。
【0066】図12に戻ってリモコン操作装置500の
ボタンについて説明する。504はセットアップボタン
であり、これを操作すると、画面上に各種のセットアッ
プを行うためのアイコンが現れる。アイコンとしては、
ピクチャー実行セッティング、サウンド出力セッティン
グ、言語セッティング、ディスプレイセッティング、オ
ペレーショナルセッティング、イニシャルセッティング
がある。
【0067】ピクチャー実行セッティングとしては、表
示装置のアスペクト比に応じたアスペクト比の設定、黒
レベルの調整、画質の調整、プログレッシブテレビが接
続されているときの画質調整、同じくプログレッシブテ
レビが接続されており、ディスクに記録されている画像
が4:3のアスペクトであるときのビデオ出力の選択、
同じくプログレッシブテレビが接続されているときの出
力信号の方式選択などがある。
【0068】サウンド出力セッティングとしては、接続
されているオーディオ機器に応じてオーディオの出力方
式の選択、ダイナミックレンジの制御、カラオケ用のデ
ィスクが再生されるときの音声のオンオフ選択、オーデ
ィオCDが再生されるときの減衰の設定がある。
【0069】また、言語セッティングとしては、画面に
表示する言語の設定、メニュー表示における言語の設
定、音声の言語の設定、副映像の言語の設定がある。
【0070】ディスプレイセッティングとしては、表示
装置の画面に、動作状態を示す表示を行うかどうかのセ
ッティング、バックグラウンドの色や絵の選択、スクリ
ーンセーバーをオンにするかどうかの選択がある。
【0071】また、オペレーショナルセッティングとし
ては、ポーズ時のスチル画の解像度(フィールド又はフ
レームレベル)の選択、パレンタルロック機能のオンオ
フ、リモコンのコマンドを受けたときにピーというよう
な音を出すかどうかの選択、タイトル再生が終わったあ
と、自動的に停止するかどうか、ビデオCDを再生する
ときにメニュースクリーンを出すかどうかの設定などが
ある。また初期設定としては、スクリーン上の言語、T
V形式、オーディオ選択などがある。
【0072】リモコン操作装置500の505は、クイ
ックボタンである。これを操作すると、“メモリ”、
“メモリリスト”、“リピート”、“ランダム”、“ビ
ットレート”、“テキスト”、“ディスクセレクト”、
“Exit”などの項目のメニュー画像が表示される。
再生停止期間中に“メモリ”を選択すると、メモリリス
トが現れる。メモリリストには、“ディスク番号”、
“タイトル番号”、“チャプター番号あるいはトラック
番号”の項目が現れる。ここでユーザは、各項目の位置
にカーソルを移動させて、希望の番号ボタン(テンキー
操作)を押すことで、再生するディスク、タイトル、チ
ャプター等を指定することができる。そして、エンター
ボタンを押し、プレイボタンを押せば、指定したタイト
ルやチャプターを再生することができる。つまり、再生
する順序をプログラムすることができる。“リピート”
を選択すると、“チャプターリピート”、“タイトルリ
ピート”、“トラックリピート”、“ディスクリピー
ト”、“オールリピート”などの項目が表示されるの
で、希望のリピート体系を選択し、プレイボタンを操作
すると、選択した項目に基くリピートが実行される。
“ランダム”を選択すると、“チャプターランダム”、
“タイトルランダム”、“トラックランダム”、“オー
ルランダム”、“ランダムオフ”などの項目が表示され
る。ここで希望の項目の指定を行ってプレイボタンを押
すと、選択した項目に基くランダム再生が実行される。
“ビットレート”を選択すると伝送されるビットレート
が表示される。“テキスト”が選択されるとディスクに
記録されているテキストが表示される。例えば製作者の
コメントなどである。
【0073】リモコン操作装置500の506は、オー
ディオボタンである。これを再生中に操作すると、現在
のオーディオ出力の言語、記録方式、チャンネルが表示
される。また、先のセッティングを行っているときにこ
のボタンを押すと、オーディオ出力の言語選択メニュ
ー、記録方式の設定メニュー、などが表示され、ユーザ
は任意に選択することができる。ただし、記録方式がな
い場合には、再生時には自動的に記録されている方式に
設定される。なおメニューの各項目の選択は、本システ
ムでは、オンスクリーンディスプレイにより表示された
リモコン画面上にカーソルを移動させて選択し、次にリ
モコン装置500のエンターボタンを押すことにより、
希望のメニュー項目を特定することもできる。
【0074】再生中にオーディオボタン506を押す
と、現在のオーディオ出力の言語、記録方式、チャンネ
ルが表示されるが、これを変更したい場合には、オーデ
ィオボタン506をさらに押せばよい。すると、ディス
クに記録されている言語の種類が切り替わって表示さ
れ、また同時のその記録方式、チャンネルなども合わせ
て表示される。例えば“ENG PCM 2CH”の表
示から“SPA PCM2CH”のように表示が切り替
わる。ENGは英語の簡略形、SPAはスペイン語の簡
略形、PCMはパルスコードモジュレーションを意味
し、2CHは例えばステレオをのことを意味する。
【0075】リモコン装置500の507は、サブタイ
トルボタンである。これを再生中に操作すると、現在選
択されている字幕などの言語がどのような言語であるの
かが画面上に表示される。例えば現在サブタイトルとし
て英語が選択されているとすると“ENG”というふう
に画面の一部に表示される。フランス語の場合は、“F
RE”、スペイン語の場合は“SPA”、日本語の場合
は“JN”といふうに簡略された文字が表示される。サ
ブタイトルを次々と押すと、その都度、選択する言語が
切り替わることになる。
【0076】リモコン操作装置500の508は、アン
グルボタンであり、このボタンを押すと現在再生中のア
ングルが例えば1/5というように表示される。これは
ディスクに記録されている映像のアングルストリームと
して5つあるが、そのうちの1番目のストリームである
ことを意味する。アングルを切り替えたい場合には、さ
らにアングルボタン508を押せばよい。すると、次々
とアングルストリームを切り替えることができる。
【0077】リモコン装置500の509は、メニュー
ボタンである。このボタン509を押すと、ディスクに
記録されているメニュー画像を利用することができる。
これは、先の図4で説明したようにディスクに記録され
ているメニュー画面にエンターすることができる。リモ
コン装置500の511はトップメニューボタンであ
り、これを押すと、各タイトルのチャプターの先頭画像
がメニューとして現れる。このメニュー画像も予めディ
スクに記録されているものが利用される。タイトル及び
チャプターが複数ある場合は、複数の先頭画像が現れ
る。希望の画像にカーソルを合わせてエンターボタンを
操作すれば、当該画像に対応したタイトルあるいはチャ
プターの再生が開始される。
【0078】リモコン操作装置500の510は、ビデ
オリモートコントロールボタンである。このボタンを再
生中に押すと、画面上にグラフィックリモートコントロ
ール画像が現れる。
【0079】この画像では、再生中のタイトル番号、チ
ャプター番号、ストリーム選択状況、再生方向及びスピ
ード選択用グラフが現れる。
【0080】図14(A)は、上記のグラフィックリモ
ートコントロール画像の一例を示している。
【0081】600は、表示装置の全体画面であり、こ
の画面の一部に表示されたグラフィックリモートコント
ロール画像(以下略してGRC画面と略する)は、再生
中のタイトル番号及びチャプター番号を示す第1画面6
01と、操作及び選択に使用する第2画面602とを含
む。さらに第2画像602の中には、ストリーム選択画
像611と、スピード選択画像612がある。
【0082】上記のGRC画像は、再生中の映像が完全
にブラインドとならないように、半透明な状態で映しだ
される。再生中の映像は、動画であり、ユーザが再生中
の映像を確認しながら、装置の操作を行えるようにした
ためであり、この点は、このシステムの特徴でもある。
【0083】さらに上記のストリーム選択画像610に
は、オーディオ選択画像611、サブタイトル選択画像
612、アングル選択画像613が含まれている。また
上記のスピード選択画像612には、ナビゲーション選
択画像621、正方向高速再生選択画像622、逆方向
高速再生選択画像623、正方向スキップ再生選択画像
624、逆方向スキップ再生選択画像625、正方向ス
ロー再生選択画像626、逆方向スロー再生選択画像6
27、ポーズ選択画像628、通常再生選択画像629
が含まれている。
【0084】ユーザはリモートコントロール装置500
を操作して、カーソルを移動させ、希望の操作項目の位
置へカーソルを移動させることができる。そしてリモコ
ン装置500のエンターキーを押すと、選択した項目の
さらに下位の階層のメニュー画像が現れるようになって
いる。あるいは、そのまま操作内容に対応した再生が実
現されるようになっている。
【0085】リモコン装置500の512は、カーソル
制御ボタンである(図14(B),図12参照)。カー
ソル制御ボタン512は、例えばドーナツ形であり、こ
のボタン512を押しつける位置(角度)に応じて、カ
ーソルの移動方向(上下、左右、斜め方向)を制御する
ことができる。このカーソル制御ボタン512の中央に
はエンターボタン513が配置されている。このエンタ
ーボタン513を押し付けることにより、カーソルが移
動した個所の項目を確定することができる。
【0086】リモコン装置500の514は、ジョグコ
ントロールボタンであり、通常再生中にこれを回転させ
ると、回転方向に応じて正方向高速再生、あるいは逆方
向高速再生状態に制御することができる。
【0087】リモコン装置500の515は、リターン
ボタンであり、このボタン515を操作すると、メニュ
ー画像を現在の画像の前のメニュー画像に戻すことがで
きる。
【0088】リモコン装置500の516は、クリアボ
タンである。例えば、メニュー画像で再生したいタイト
ル番号やチャプター番号をテンキーで入力しているとき
に、このクリアボタン516を操作すると、番号がクリ
アされ、再度入力しなおすことができる。
【0089】リモコン装置500の517は、スキップ
ボタン517である。再生中に次の正方向のチャプター
やトラックにスキップしたいときに、このスキップボタ
ン517が押される。518もスキップボタンである。
再生中に逆方向のチャプターやトラックにスキップした
いときにこのスキップボタン518が押される。
【0090】リモコン装置500の519、520は、
スローモーションで映像を見たいときに使用されるもの
で、それぞれは正方向スロー再生ボタン、逆方向スロー
再生ボタンである。
【0091】リモコン装置500の521はプレイボタ
ンである。また522はストップボタン、また523は
ポーズボタンである。
【0092】リモコン装置500の524、525、5
26はズームボタンである。ボタン524を押すと、ズ
ームモードとなり、ボタン526を押すと倍率が大きく
なり、ボタン525を押すと倍率が小さくなる。ズーム
ポイントは、クリアボタン516を押すと、画面中央に
戻すことができる。ズームポイントを移動させるために
は、カーソル制御ボタン512を操作して移動させるこ
とができる。ボタン524を繰り返し押すと、ズームオ
フが表示され、ズームモードがオフとなり、通常再生モ
ードとなる。
【0093】リモコン装置500のボタン527は、デ
ジタルノイズリダクション(DNR)設定ボタンであ
り,このボタンを繰り返し押すことにより、デジタルノ
イズリダクション効果の程度(オフ、弱、強)を切り替
えることになる。
【0094】リモコン装置500のボタン528は、カ
ラーストリーム選択ボタンである。DVDにおいては、
プログレッシブ入出力、インターリーブ入出力があるの
で、表示装置や記録再生装置(例えばVTR等)に応じ
て、いずれかを選択する場合が生じる。そこでこのボタ
ン528を操作することにより選択切換えを行うことが
できる。
【0095】リモコン装置500のボタン529は、装
置の表示部における輝度を変化させるためのボタンであ
る。リモコン装置500のボタン530は、例えばタイ
トルやチャプターなどの文字画面に表示された状態で、
この表示を消したい場合に押される。リモコン装置50
0の531はテンキーである。
【0096】リモコン装置500のボタン533はリピ
ートボタンである。このボタンを押すたびに動作モード
は、チャプターリピート、タイトルリピート(トラック
リピート)、ディスクリピート、オールリピート、リピ
ートオフの各モードに切り替わる。ボタン532は、ポ
イントAからポイントBの範囲のリピートを設定するこ
とができるもので、このボタン532を押すと、ポイン
トA,ポイントBを設定するための動作モードとなる。
【0097】ボタン534は、メモリボタンであり、こ
のボタンを装置が停止しているときに押すと、メモリす
るためのリスト画像が画面に現れる。この画像は、ディ
ス番号、タイトル番号、チャプター番号という項目を表
示している。そこでユーザは、各項目に対応するスペー
ス位置にカーソルを移動させ、テンキーを用いてディス
ク番号やタイトル番号、チャプター番号を数字入力する
ことができる。次にプレイボタンを押すと、このメモリ
リストに記入した番号のタイトルやチャプターが再生さ
れる。例えば、特定のチャプター番号キャンセルしたい
場合には、メモリリストを表示して、カーソルを移動さ
せ、当該番号の表示位置に合わせ、クリアボタンを押せ
ばよい。
【0098】リモコン装置500のボタン535はラン
ダム再生ボタンである。このボタンを押すたびに、チャ
プターをランダム再生する、タイトルランダム再生す
る、トラックをランダム再生する、オールランダム再生
する、ランダムオフなどのアイテムが繰り返し表示され
る。ユーザは、希望のアイテムが表示されたときに、プ
レイボタンを押すと、当該アイテムの内容でランダム再
生されることになる。
【0099】リモコン装置500の540は蓋であり、
この蓋540の表がわには、図12(B)に示すように
テレビジョン操作キー部541が設けられている。
【0100】図15は、ズーム処理を行う場合の動作を
説明するために示している。ズーム操作が行われる場
合、図1に示した拡大ポイント設定部2D,拡大処理部
2Eが機能する。また、OSDメモリ2Cのオンスクリ
ーンディスプレイデータも利用される。
【0101】通常再生状態において、ズームボタン52
4が押されると、ズームモードなる(ステップA1、A
2,A3)。このときは、表示装置の画面の中央にズー
ムポイントを設定する。このとき、表示装置の画面上で
は、ズームポイントを分かりやすくするために、クロス
マーク(+)をズームポイントの中央に重ね表示する。
【0102】つぎにカーソル制御が行われたどうかを判
定する(ステップA4)。カーソル制御が行われると、
その制御に応じて、クロスマーク(+)が表示装置の画
面内を移動する(ステップA5)(図16(A)参
照)。これによりユーザはズームしたいエリアを任意に
選択することができる。次に倍率制御が行われたどうか
を判定する(ステップA6)。倍率制御は、ボタン52
5あるいはボタン526が押されることにより、縮小あ
るいは拡大方向へ制御される。そして、クロスマーク
(+)を中心として縮小あるいは拡大された画像が、表
示装置の画面一杯に表示される(ステップA7,A8)
(図16(B)参照)。
【0103】ここで、拡大画像上には、現在オリジナル
画像のどの部分を表示しているのかを示す参照画像が半
透明の状態で表示される(ステップA9)(図16
(B)の参照画像701参照) したがってユーザはそのズームポイントを変更したい場
合は、カーソルを移動させて、参照画像を見ながらズー
ムポイントを設定することができる。
【0104】ズームポイント参照画像701は、一定時
間経過すると表示されなくなるようにしてもよい。再
度、ズームポイント参照画像701を表示した場合に
は、エンターボタンを押すことにより表示されるように
してもよい。あるいはズームボタン524をダブルクリ
ックしたときにズームポイント参照画像が消えたり、あ
るいは現れたりするようにしてもよい。
【0105】上記の実施の形態では、倍率を調整すると
その調整に応じて、拡大された画像がすぐに表示され
た。しかしこれに限らず、まずオリジナル画像の表示状
態のときに、倍率を調整し、拡大エリアを確認したあ
と、エンターボタンあるいは再度ズームボタンを操作し
て、拡大画像を得るようにしてもよい。
【0106】図17は上記の処理を実現するためのフロ
ーチャートである。図15のフローチャートと共通する
部分には同一の符号を付している。図15の処理と異な
る点は、倍率を制御した後(ステップA6)、オリジナ
ル画面の対して、これからどの部分を拡大するのかを示
す(ステップB1)ことができる点である。倍率制御が
行われない場合には、予め決められている倍率でこれか
らどの部分を拡大するのかを示す(ステップB2)。そ
して実行ボタン、例えばエンターボタンが押されると、
実際の拡大表示、及び参照画像表示が行われる(ステッ
プA7,A7,A9)。
【0107】図18は、上記の処理が行われた場合の拡
大前の画面(図8(A))と拡大後の画面(図8
(B))の様子を示している。拡大前の画面において
は、例えば枠で囲まれた拡大予定エリア702が表示さ
れる。
【0108】オリジナル画像を表示した状態において倍
率を制御すると、当然拡大エリア702は、クロスマー
ク(+)を中心にして、拡大あるいは縮小される。倍率
を大きくすると、拡大エリア702は縮小され、倍率を
小さくすると拡大エリア702は拡大されることにな
る。
【0109】なおズーム機能動作中には、ポーズ状態に
切り替えたり、プレイ状態(動画進行状態)に切り替え
るなどいずれの状態も可能である。
【0110】さらにピクチャーインピクチャー機能を利
用して、子画面ではオリジナル画像を表示し、親画面で
は拡大画像を表示してもよい。この場合は子画面に拡大
ポイントを示すクロスマーク(+)を表示し、これを興
味の有る被写体に対して追従させて、常時興味のある部
分を拡大表示することも可能である。さらには、ダブル
画面機能を利用することもできる。例えば左の画面にオ
リジナル画像を表示させて、右の画面に拡大画像を表示
することも可能である。
【0111】また、上記の装置では、画像701、70
2が表示されるが、半透明状態に表示して、拡大画像や
オリジナル画像が完全にブラインド状態になるのを防止
している。
【0112】さらに、ズーム機能を利用している際に、
ユーザは、前の画面に戻って拡大ポイントを設定したい
場合がある。このような場合には、DVDから再生され
ている管理情報が利用される。
【0113】図19は、DVDに記録されている管理情
報の一部を示している。
【0114】上記したストロボ観察画像処理を実現する
ためには、再生装置はディスクの管理情報を参照して、
画像情報の取り込みを実現しなければならない。そこで
例えば、一例として図17に示す情報が活用される。こ
の管理情報は、図3に示したナビゲーションパック(N
V_PCK)の中のDSIデータ内に含まれる。DSI
内には、自己の所属するVOBUの前後の先頭アドレス
と、その前後のいくつかのVOBUの先頭アドレスとを
記述した情報(VOBU検索情報)が存在する。また、
図示していないがDSIの一般情報の中には、自己のV
OBUの終了アドレスが記述されている。
【0115】したがって、これらの情報を読み取り管理
することで、現在再生中のVOBUアドレスを認識する
こともできるし、その前後のVOBUの先頭アドレスも
認識することができる。図17では、次のUOBUから
240先のVOBUの先頭アドレス、及び前のVOBU
から240前のVOBの先頭アドレスまで認識すること
ができる。
【0116】図20は、デコーダ部3から出力されたフ
レーム又はフィールド(以下フレームを代表して説明す
る)の管理をどのように行うかを説明するために示して
いる。NVパック管理部2Gは、ディスクから読取った
VOBUに含まれるナビゲーションパックに含まれる管
理情報を保持する。この中には、図19で述べたVOB
U検索情報も含まれる。そこでVOBUアドレス管理部
2Hは、ディスクから読み取り再生したVOBUの先頭
アドレスを保持している。またNVパック管理部2Gか
らうけとったVOBU検索情報も保持している。
【0117】ここで拡大処理機能が動作しているとき
に、リモコン操作により例えばジョグコントロールボタ
ンが操作され、逆方向再生高速再生になると、VOBU
先頭アドレス管理部2Hが保持している複数のVOBU
の先頭アドレスが参照され、再生順序が設定される。こ
のような再生中においても、リモコン装置を操作して、
拡大ポイントを設定し、拡大処理を行うことができる。
また、このときの再生位置が1つのNVパックに含まれ
るVOBU検索情報で間に合わなくなるときは、読取ら
れる各VOBUにNVパックが含まれるので、新たなV
OBU検索情報に更新するようになっている。VOBU
先頭アドレス管理部2Hは、上記のような逆方向高速再
生を行えというコマンドがあると、VOBU先頭アドレ
スを次々と再生装置の読み取り制御部(図示せず)に与
える。この原理は、正方向高速再生やスロー再生におい
ても同様である。スロー再生の速度に応じて、同一画面
を複数回表示する。
【0118】
【発明の効果】以上述べたように、オリジナル表示画の
いずれの個所を拡大表示するのかを、リモートコントロ
ールにより操作しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態に係るDVDメニュ
ー表示システムが組み込まれたDVDプレーヤの構成を
説明するブロック図。
【図2】 この発明の一実施の形態に係るDVDメニュ
ー表示システムで利用されるDVDディスクの階層デー
タ構造を説明する図。
【図3】 図2のDVDディスクに記録されるナビゲー
ションパックの階層データ構造を説明する図。
【図4】 図2のDVDディスクに記録されるメニュー
情報の種類およびメニューの階層構造を例示する図。
【図5】 図2のDVDディスクに記録されるユーザ操
作制御情報の一部を説明する図。
【図6】 図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
から記録情報を読み取る場合の初期動作(通常再生開始
前)を説明するフローチャート図。
【図7】 図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
から記録内容を再生する場合の処理(その1)を説明す
るフローチャート図。
【図8】 図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
から記録内容を再生する場合の処理(その2)を説明す
るフローチャート図。
【図9】 図1のDVDプレーヤにより図2のディスク
から記録内容を再生する場合の処理(その3)を説明す
るフローチャート図。
【図10】 図1のDVDプレーヤにより図2のディス
クからセルの記録内容を再生する場合の処理を説明する
フローチャート図。
【図11】 図1のDVDプレーヤにより図2のディス
クからユーザ操作禁止情報を読み取る処理を説明するフ
ローチャート図。
【図12】 この発明に係るリモートコントロール装置
の一例を示す概観図。
【図13】 この発明の装置においてナビゲーション画
像が表示された場合の例を示す図。
【図14】 この発明の装置においてグラフィックリモ
ートコントロール画像が表示された例を示す図。
【図15】 この発明の装置におけるズーム機能の動作
例を説明するために示したフローチャート。
【図16】 図15のフローチャートにより本発明装置
が動作した場合の画面の例を示す図。
【図17】 この発明の装置におけるズーム機能の他の
動作例を説明するために示したフローチャート。
【図18】 図17のフローチャートにより本発明装置
が動作した場合の画面の例を示す図。
【図19】 この発明の装置で用いられる管理情報の例
であり、VOBU検索情報の内容を示す説明図。
【図20】 この発明の装置の要部の動作を説明するた
めに示した機能説明図。
【符号の説明】
1…DVDプレーヤ;2…MPU;2A…ユーザインタ
ーフェイス作成部;2B…メニュー判定部;2C…デー
タメモリ(OSD用その他のデータメモリ);3…MP
EGデコーダ部;4…D/A変換部;5…ディスクドラ
イブ部;6…システムプロセサ部;6A…データ切分
部;6B…メモリI/F部;7…ワークメモリ部;8…
SP(副映像)デコーダ部;9…オーディオデコーダ
部;10…DVDビデオディスク(情報記憶媒体);1
1…ビデオメモリ部;12…操作キーパネル(リモート
コントローラ);13…ビデオプロセサ部;14…バ
ス;17…スピーカ;20…TVモニタ装置;20A〜
20E…モニタ画面;21…ルートメニュー画面;22
…タイトルメニュー画面;23…オンスクリーンディス
プレイ(OSD)を利用したメニュー画面選択ポイン
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445 H04N 5/85 A 5E501 5/85 G06F 3/00 656A // G06F 3/00 656 G09G 5/36 520F 520P Fターム(参考) 5C023 AA02 BA11 BA15 CA05 DA04 DA08 EA04 5C025 AA30 BA18 BA28 CA09 CB01 CB10 DA08 5C052 AA03 AC02 AC05 CC01 5C076 AA12 AA21 AA22 CA02 CB01 5C082 AA15 AA31 AA37 BA12 BA41 BB15 BB44 CA33 CA36 CA40 CB05 DA51 DA87 MM09 MM10 5E501 AA20 AB06 AB13 AC37 BA03 BA05 CA02 CB02 CC02 DA11 EA10 EB05 FA02 FA05 FB04 FB22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡大モードにあるときに、オリジナル表
    示画像の拡大ポイントを設定するための拡大ポイント設
    定手段と、 倍率制御命令が与えられたときに前記拡大ポイントを中
    心とした画像情報を所定の画面大に拡大処理し拡大画像
    を生成し、この拡大画像を表示装置へ出力するための拡
    大処理手段とを具備したことを特徴とするズーム処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記拡大ポイント設定手段は、前記拡大
    ポイントを前記オリジナル表示画の任意の位置へ移動さ
    せる手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    ズーム処理装置。
  3. 【請求項3】 前記拡大処理手段は、前記倍率制御の大
    きさに応じて前記拡大ポイントを中心とした画像情報の
    拡大倍率を調整する手段を備えていることを特徴とする
    請求項1記載のズーム処理装置。
  4. 【請求項4】 前記拡大処理手段は、前記オリジナル表
    示画像の中の拡大しようとする位置を示す参照画像を前
    記拡大画像に重ねて表示するための手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項1記載のズーム処理装置。
  5. 【請求項5】 前記拡大処理手段は、所定の操作入力に
    より、前記参照画像の出力のオンオフを制御する手段を
    備えていることを特徴とする請求項4記載のズーム処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記参照画像は、拡大画像がブラインド
    になるのを防止するために半透明状態で表示されること
    を特徴とする請求項4記載のズーム処理装置。
  7. 【請求項7】 前記拡大処理される画像は、再生中の動
    画であることを特徴とする請求項1記載のズーム処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記オリジナル画像は、記録媒体より再
    生中の画像であり、前記記録媒体の再生手段は、ポー
    ズ、スロー再生、高速再生機能を備えていることを特徴
    とする請求項1記載のズーム処理装置。
  9. 【請求項9】 拡大モードにあるときに、オリジナル表
    示画像の拡大ポイントを設定するための拡大ポイント設
    定手段と、 倍率制御命令が与えられたときに前記拡大ポイントを中
    心とした拡大エリアを示す拡大エリア画像を前記オリジ
    ナル表示画像に重ね合わせて表示する拡大エリア表示手
    段と、 前記倍率制御命令が与えられたときに前記拡大エリア内
    の画像情報を所定の画面大に拡大処理し拡大画像を生成
    し、この拡大画像を表示装置へ出力するための拡大処理
    手段とを具備したことを特徴とするズーム処理装置。
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