JP2001324533A - 断線検出方法と、該方法を用いた装置、およびプラグまたはコンセント。 - Google Patents

断線検出方法と、該方法を用いた装置、およびプラグまたはコンセント。

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JP2001324533A JP2000139378A JP2000139378A JP2001324533A JP 2001324533 A JP2001324533 A JP 2001324533A JP 2000139378 A JP2000139378 A JP 2000139378A JP 2000139378 A JP2000139378 A JP 2000139378A JP 2001324533 A JP2001324533 A JP 2001324533A
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Abstract

(57)【要約】 【発明の名称】断線検出方法と、該方法を用いた装置、
およびプラグまたはコンセント。 【課題】断線検出方法と、該方法を用いた装置、および
プラグまたはコンセントを提供する。 【解決手段】電路1に流れる電流を検出する電流検出部
2と、電流検出部2から出力される電流を電圧に変換す
る電流−電圧変換部3と、電流−電圧変換部3の出力す
る電圧をフィルター処理するフィルター部4と、フィル
ター部4の出力する電圧をデジタル値に変換するA/D
変換部5と、商用周波数の半周期の間にA/D変換部5
で変換されたデジタル値の絶対値の最大値を検出する最
大値検出部6と、最大値検出部6の出力した過去数周期
分から最新の周期までの最大デジタル値を記憶する第一
のレジスタ部7と、第一のレジスタ部7に記憶されてい
る最大デジタル値を演算処理して検出信号を出力する演
算処理部8から構成されるルーチン手段を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の所属する技術分野】本発明は、断線検出方法
と、該方法を用いた装置、およびプラグまたはコンセン
トに関するものである。
【0002】近年、電気火災は漸増傾向にある。電気機
器等の経年劣化や、不適切な使用や維持管理のために、
内部の配線の断線や絶縁が劣化し、過熱または短絡から
発火に至ったものと考えられている。電気機器の増加が
著しい中、電気機器等から発生する電気火災は今後も増
加する可能性がある。
【0003】
【従来の技術】そこで、このような電気火災を防ぐため
に、従来、図2に示すような断線検出装置が考案されて
いる。図において、電流検出部2は電路1に流れる電流
を検出し、電流−電圧変換部3は前記電流を交流電圧に
変換し、フィルタ部4は前記交流電圧に含まれる高周波
ノイズを除去し、A/D変換部5は前記交流電圧をデジ
タル値に変換して、演算処理部8では所定の時間ごとに
閾値をこえた前記デジタル値の発生回数を積算して、そ
の積算値が所定の範囲内に入っていた場合、検出信号を
出力し、引き外し部11は検出信号を受けて引き外しコ
イルに遮断信号を出力して、引き外しコイルは接点12
を開極させて電路を遮断していた。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかし、この装置では、接触不良による電
流の断続が、非常に短い周期で行われる場合や、絶縁劣
化により相間にパルス状の電流が非常に短い周期で流れ
ている場合は検出できるものの、完全に断線し、再接触
して電流が流れているような場合の非常にゆっくりした
現象は検出することができなかった。
【0005】
【発明の目的】そこで、本発明は、係る事由に鑑みてな
されたもので、配線が完全に断線して、接触、断線が比
較的ゆっくりとした周期で繰り返されているような断線
や、完全に断線している線間に水分が付着している状態
や、トラッキングが生じていることを検出する方法や装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1では、
電路に流れる電流を検出する電流検出部と、電流検出部
から出力される電流を電圧に変換する電流−電圧変換部
と、電流−電圧変換部の出力する電圧をフィルター処理
するフィルター部と、フィルター部の出力する電圧をデ
ジタル値に変換するA/D変換部と、商用周波数の半周
期の間に前記A/D変換部で変換されたデジタル値の絶
対値の最大値を検出する最大値検出部と、最大値検出部
の出力した過去数周期分から最新の周期までの最大デジ
タル値を記憶する第一のレジスタ部と、第一のレジスタ
部に記憶されている最大デジタル値を演算処理して検出
信号を出力する演算処理部から構成され、前記演算処理
部に、第一のレジスタ部に記憶されている最大デジタル
値中、最も古い最大デジタル値と2番目に古い最大デジ
タル値の差が閾値Bを超えて閾値Cよりも小さく、かつ
2番目から2+n番目の最大デジタル値中、隣り合った
最大デジタル値の差が閾値Bより小さく、かつ2+n番
目の最大デジタル値と3+n番目の最大デジタル値の差
が閾値Bを超えて閾値Cよりも小さい場合、検出信号を
出力することを特徴とする断線検出方法を提供してい
る。
【0007】それにより、電気機器の電気配線で発生し
た断線部分において、電気配線自体に加わる振動等の外
的な力で心線同士が短時間接触したことを検出する断線
検出方法を得ることができる。
【0008】請求項2では、請求項1に示す演算処理部
は、第一のレジスタ部に記憶した最大デジタル値中、隣
り合った最大デジタル値の差が閾値Dを超えるものがあ
った場合、検出信号を出力しないことを特徴とする請求
項1の断線検出方法を提供している。
【0009】それにより、電気機器の電源スイッチを投
入した時に流れる突入電流などによる誤検出の少ない断
線検出方法を得ることができる。
【0010】請求項3では、請求項1から2に示す演算
処理部は、第一のレジスタ部に記憶した最大デジタル値
のうち、最も古い最大デジタル値からH+1番目の最大
デジタル値にわたって単調減少し、かつ最も古い最大デ
ジタル値とH+1番目の最大デジタル値の差がFより小
さくGより大きい場合、検出信号を出力することを特徴
とする前記請求項1または請求項2の断線検出方法を提
供している。
【0011】それにより、電気機器の電気配線で発生し
た断線部分において、断線した心線間に生じた湿気や水
分などを介した短絡を検出することによって、心線が直
接接触しなくても断線の検出を可能とする断線検出方法
を得ることができる。
【0012】請求項4では、請求項1から3に示す断線
検出方法の構成に、第二のレジスタ部と、トラッキング
検出部を追加し、トラッキング検出部は、商用周波数の
半周期分の前記A/D変換部で変換されたデジタル値の
絶対値のうち、隣り合ったデジタル値同士の差が閾値L
を超えるものがI個以上J個未満発生した場合、トラッ
キング検出信号を出力し、第二のレジスタ部は過去数周
期分から最新の周期までの前記トラッキング検出部の出
力するトラッキング検出信号を記憶し、前記演算処理部
は、前記第二のレジスタ部のトラッキング検出信号の発
生回数の合計が、所定の範囲で閾値Kを超えた場合、検
出信号を出力することを特徴とする断線検出方法を提供
している。
【0013】それにより、電気機器で発生した電気配線
の断線した心線間に生じた湿気や水分、塵や埃等を原因
とするトラッキングを検出することで、心線が直接接触
しなくても断線の検出が可能な断線検出方法を得ること
ができる
【0014】請求項5では、請求項1から4に示す断線
検出方法の検出信号を受けて警報を出力する警報機能を
有することを特徴とする断線検出装置を提供している。
【0015】それにより、電気機器で発生した電気配線
の断線を検出した場合、警報を出力する装置を得ること
ができる。
【0016】請求項6では、請求項1から4に示す断線
検出方法の検出信号を受けて電路を遮断する機能を有す
ることを特徴とする断線検出装置を提供している。
【0017】それにより、電気機器で発生した電気配線
の断線を検出した場合、電気機器に電気を供給する電路
を遮断する装置を得ることができる
【0018】請求項7では、請求項5または請求項6の
いずれかの装置を有することを特徴とするプラグまたは
コンセントを提供している。
【0019】それにより、電気機器のプラグ部分に取り
付けることによって、断線発生時に警報または遮断する
プラグまたはコンセントを得ることができる
【0020】
【発明の実施の形態】以下本件の発明について図面を用
いて詳細に説明する。
【0021】図1に本件発明請求項1から3の実施例の
ブロック図を示す。電流検出部2と、電流−電圧変換部
3と、フィルター部4と、A/D変換部5と、最大値検
出部6と、第一のレジスタ部7と、演算処理部8を組み
合わせて構成したものである。
【0022】電路1は単相2線式の場合を示している
が、特に単相2線式に限定するものではない。
【0023】電流検出部2は、変流器を用いている。
【0024】電流−電圧変換部3は、電流検出部2より
出力された電流波形を電圧波形に変換するものであり、
具体的には、抵抗を介して電圧値に変換している。
【0025】フィルター部4は、電流−電圧変換部3の
出力する電圧波形をローパスフィルター処理することに
よって、断線検出の妨げとなる電圧波形に重畳している
高周波数のノイズを除去する。
【0026】A/D変換部5は、フィルター部4の出力
電圧の電圧値を数百μ秒以下(一例として400μ秒)
の時間幅毎に、デジタル値に変換するものである。
【0027】ここで、A/D変換部5の入力電圧範囲を
0Vから5V、デジタル変換の分解能を10ビットとす
ると、A/D変換部5の出力するデジタル値は、電圧0
Vのときが−128、2.5Vの時が0、5Vの時が1
27となる。ここで、A/D変換時の1ビットが100
mAに対応するように電流―電圧変換部を調整すると、
A/D変換部5の性能として、約−12.8Aから約1
2.8Aまでの電流波形の計測が可能となる。
【0028】最大値検出部6は、商用周波数の半周期の
間に前記A/D変換部で変換されたデジタル値の絶対値
のうち最大値を検出する。
【0029】第一のレジスタ部7は、最大値検出部6の
出力する過去数周期分から最新の周期までの最大デジタ
ル値を記憶する。
【0030】演算処理部8は、第一のレジスタ部に記憶
されている最大デジタル値のうち、最も古い1番目から
A+1番目までの最大デジタル値の中で隣り合った最大
デジタル値の差が閾値Bより小さく、かつA+1番目の
最大デジタル値とA+2番目の最大デジタル値の差が閾
値Bを超えて閾値Cよりも小さく、かつA+2番目から
A+2+n番目の最大デジタル値の中で、隣り合った最
大デジタル値の差が閾値Bより小さく、かつA+2+n
番目の最大デジタル値とA+3+n番目の最大デジタル
値の差が閾値Bを超えて閾値Cよりも小さい場合、検出
信号を出力する。
【0031】以上の処理について図2、図3を用いて説
明する。図2、図3はともに上段にA/D変換部5の出
力するデジタル値の絶対値をとった波形を、下段に1つ
前の最大デジタル値と最大デジタル値の差の絶対値を示
している。
【0032】図2は電気機器の他の機能が動作していな
いときの波形を示している。ヒータ等の抵抗負荷の接続
された回路で断線が発生し、心線が再び接触すると図2
の上段に示すように閾値Bを超えるデジタル値が計測さ
れる。このとき、隣り合った最大デジタル値の差は、図
2の下段に示すようにA+2番目とA+3+n番目に閾
値Bを超えているが閾値Cより小さいので、断線後にn
半周期分の時間接触したと判断して検出信号を出力す
る。
【0033】図3は電気機器の他の機能が動作している
ときの波形を示している。ヒータ等の抵抗負荷の接続さ
れた回路で断線が発生し、心線が再び接触すると図3の
上段に示すように閾値Bを超える正弦波の半周期分のデ
ジタル値と、電気機器の他の機能の動作によるA+4番
目からA+2番目の間に正弦波の半周期分のデジタル値
が重畳したデジタル値が計測される。このとき、隣り合
った最大デジタル値の差は、図3の下段に示すようにA
+1番目とA+4番目とA+3+n番目とA+4+n番
目に閾値Bを超えている最大デジタル値の差が得られる
が、A+4番目とA+4+n番目の差は閾値Cよりも大
きいため無視されるため、断線後にn半周期分の時間接
触したと正しく判断して検出信号を出力する。
【0034】なお、閾値Aは1〜5の整数値、閾値Bは
断線の発生する電路に流れる電流のピーク値の8割程度
に相当する任意の整数値、閾値Cは閾値Bより大きくて
電気機器の各機能で動作しない整数値とする、またnは
電気機器の電源のON/OFFによって動作しない範囲
の任意の整数値とするが、このnの大きさはは、第一の
レジスタに記憶できる最大デジタル値の数n+A+4に
制限される。
【0035】次に請求項2の実施例を示す。請求項2
は、演算処理部8において、第一のレジスタ部に記憶し
た最大デジタル値の中に閾値Dを超えるものがあった場
合、検出信号を出力しないものである。
【0036】以上の処理について、図4を用いて説明す
る。図4では上段にA/D変換部5の出力するデジタル
値の絶対値をとった波形を、下段に1つ前の最大デジタ
ル値と最大デジタル値の差の絶対値を示している。断線
した回路に以外に消費電流の大きな負荷や、電気機器の
機能が複合して動作していた場合、図4に示すように閾
値Dを超える大きな最大デジタル値が計測されることが
ある。
【0037】この場合、前記消費電流の大きな負荷の動
作電流の変動と断線後の接触による電流の区別がつかな
いので検出信号を出力しない。なお、閾値Dは閾値Cよ
り大きく、断線した回路に並列に接続された消費電流の
大きな負荷電流の最大デジタル値の8割程度の整数を設
定するとよい。
【0038】次に請求項3の実施例を示す。請求項3
は、演算処理部は、第一のレジスタ部に記憶したデジタ
ル値のうち、最も古い1番目の最大デジタル値からH+
1番目の最大デジタル値にわたって単調減少し、かつ最
も古い1番目の最大デジタル値とH+1番目の最大デジ
タル値の差がFより小さくGより大きい場合、検出信号
を出力するものである。
【0039】以上の処理について図5を用いて説明す
る。図5は上段にA/D変換部5の出力するデジタル値
の絶対値をとった波形を、下段に1つ前の最大デジタル
値と最大デジタル値の差を示している。断線した心線間
に水分があると、その心線間にある水分が乾燥する際、
乾燥する前段階では心線の接触よりも小さい電流が流
れ、乾燥時に至るとほとんど電流が流れなくなる。
【0040】そこで、断線した回路に並行して動作する
負荷電流の変動の影響をなくすために、最も古い1番目
の最大デジタル値からH+1番目の最大デジタル値にわ
たって単調減少し、かつ最も古い1番目の最大デジタル
値とH+1番目の最大デジタル値の差が閾値Fより小さ
くGより大きければ、電気機器の他の機能が動作状態に
かかわらず、断線した心線間に水分があることを検出で
きるため、断線を検出することができる。
【0041】この場合、定数Hは、断線した回路に流れ
る電流の大きさ等に依存するので、実験的に乾燥までに
要する時間を実験から最適値を決めて、閾値Fと閾値G
は電気機器の待機電流の変動を検出しない程度の大きさ
とする。
【0042】図6に請求項4の実施例のブロック図を示
す。請求項4は、請求項1から3に示す断線検出方法の
構成に、第二のレジスタ部と、トラッキング検出部を追
加し、トラッキング検出部は、商用周波数の半周期分の
前記A/D変換部で変換されたデジタル値の絶対値のう
ち、隣り合ったデジタル値同士の差が閾値Lを超えるも
のがI個以上J個未満発生した場合、トラッキング検出
信号を出力し、第二のレジスタ部は過去数周期分から最
新の周期までの前記トラッキング検出部の出力するトラ
ッキング検出信号を記憶し、前記演算処理部は、前記第
二のレジスタ部のトラッキング検出信号の発生回数の合
計が、所定の範囲で閾値Kを超えた場合、検出信号を出
力するものである。
【0043】以上の処理について図7を用いて説明す
る。図7ではA/D変換部5の出力するデジタル値の絶
対値をとった波形を示している。図7に示すようにトラ
ッキングが発生すると、A/D変換部5の出力するデジ
タル値は特定の位相の範囲に集中して発生する。
【0044】ここで、商用周波数の半周期分の前記A/
D変換部で変換されたデジタル値の絶対値のうち、隣り
合ったデジタル値同士の差が閾値Lを超えるものがI個
以上と、J個未満という上限を設けることによってトラ
ッキングの検出を可能とする。
【0045】さらに、誤動作を防ぐために、第二のレジ
スタ部14は過去数周期分から最新の周期までの前記ト
ラッキング検出部15の出力するトラッキング検出信号
を記憶し、前記演算処理部8は、前記第二のレジスタ部
13のトラッキング検出信号発生回数の合計が、所定の
範囲で閾値Kを超えた場合検出信号を出力させる。
【0046】なお、トラッキング発生時に流れる電流は
心線の接触による電流に比べて小さいので、閾値Gは閾
値Bよりも小さい値を設定する。所定の時間,閾値Kに
ついては、電気機器に使用されている材質や監視電路の
電流値の大きさによって異なってくるので、実験的に誤
動作しない数値を決定する。
【0047】次に請求項5の実施例を図8に示す。図8
の例では図6の断線検出方法に警報出力手段13を加え
たもので、断線検出時に警報を出力する装置を得ること
ができる。
【0048】次に請求項6の実施例を図9に示す。図9
の例では図6の断線検出方法に電路を遮断する手段すな
わち引き外し部11と引き外しコイル10と接点12を
加えたもので、断線検出時に電路を遮断する装置を得る
ことができる。
【0049】次に請求項7の実施例を図10に示す。図
10の例では図8または図9のいずれかの装置を組み込
んだプラグまたはコンセント16を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、配線が完
全に断線して、接触、断線が比較的ゆっくりとした周期
で繰り返されているような断線や、完全に断線している
線間に水分が付着している状態や、トラッキングが生じ
ていることを検出する方法や装置を得ることができ、さ
らに断線の発生時に警報を出力、および必要最小限の電
路のみを遮断することが可能なプラグまたはコンセント
を得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の断線検出方法と、請求項1から3の実
施例のブロック図
【図2】 断線発生時にA/D変換部の出力するデジタ
ル値の絶対値をとった波形
【図3】 電気機器の電源ON時にA/D変換部の出力
するデジタル値の絶対値をとった波形
【図4】 断線した回路に並行して接続されている消費
電流の大きな負荷動作中にA/D変換部の出力するデジ
タル値の絶対値をとった波形
【図5】 断線した回路に水分があった時のA/D変換
部の出力するデジタル値の絶対値をとった波形
【図6】 請求項4の断線検出方法の実施例のブロック
【図7】 トラッキング発生時にA/D変換部の出力す
るデジタル値の絶対値をとった波形
【図8】 請求項5の実施例
【図9】請求項6の実施例
【図10】請求項7の実施例
【符号の説明】
1 電路 2 電流検出部 3 電流−電圧変換部 4 フィルター部 5 A/D変換部 6 最大値検出部 7 第一のレジスタ部 8 演算処理部 10 引き外しコイル部 11 引き外し部 12 接点 13 警報出力手段 14 第2のレジスタ部 15 トラッキング検出部 16 プラグまたはコンセント

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電路に流れる電流を検出する電流検出部
    と、電流検出部から出力される電流を電圧に変換する電
    流−電圧変換部と、電流−電圧変換部の出力する電圧を
    フィルター処理するフィルター部と、フィルター部の出
    力する電圧をデジタル値に変換するA/D変換部と、商
    用周波数の半周期の間に前記A/D変換部で変換された
    デジタル値の絶対値の最大値を検出する最大値検出部
    と、最大値検出部の出力した過去数周期分から最新の周
    期までの最大デジタル値を記憶する第一のレジスタ部
    と、第一のレジスタ部に記憶されている最大デジタル値
    を演算処理して検出信号を出力する演算処理部から構成
    され、前記演算処理部に、第一のレジスタ部に記憶され
    ている最大デジタル値のうち、最も古い1番目からA+
    1番目までの最大デジタル値中、隣り合った最大デジタ
    ル値の差が閾値Bより小さく、かつA+1番目の最大デ
    ジタル値とA+2番目の最大デジタル値の差が閾値Bを
    超えて閾値Cよりも小さく、かつA+2番目からA+2
    +n番目の最大デジタル値中、隣り合った最大デジタル
    値の差が閾値Bより小さく、かつA+2+n番目の最大
    デジタル値とA+3+n番目の最大デジタル値の差が閾
    値Bを超えて閾値Cよりも小さい場合、検出信号を出力
    することを特徴とする断線検出方法。
  2. 【請求項2】請求項1に示す演算処理部は、第一のレジ
    スタ部に記憶した最大デジタル値中、隣り合った最大デ
    ジタル値の差が閾値Dを超えるものがあった場合、検出
    信号を出力しないことを特徴とする請求項1の断線検出
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1及び2に示す演算処理部は、第一
    のレジスタ部に記憶した最大デジタル値のうち、最も古
    い最大デジタル値からH+1番目の最大デジタル値にわ
    たって単調減少し、かつ最も古い最大デジタル値とH+
    1番目の最大デジタル値の差がFより小さくGより大き
    い場合、検出信号を出力することを特徴とする前記請求
    項1または請求項2の断線検出方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3に示す断線検出方法の構成
    に、第二のレジスタ部と、トラッキング検出部を追加
    し、トラッキング検出部は、商用周波数の半周期分の前
    記A/D変換部で変換されたデジタル値の絶対値のう
    ち、隣り合ったデジタル値同士の差が閾値Lを超えるも
    のがI個以上J個未満発生した場合、トラッキング検出
    信号を出力し、第二のレジスタ部は過去数周期分から最
    新の周期までの前記トラッキング検出部の出力するトラ
    ッキング検出信号を記憶し、前記演算処理部は、前記第
    二のレジスタ部のトラッキング検出信号の発生回数の合
    計が、所定の範囲で閾値Kを超えた場合、検出信号を出
    力することを特徴とする断線検出方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4に示す断線検出方法の検出
    信号を受けて警報を出力する警報機能を有することを特
    徴とする断線検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1から4に示す断線検出方法の検出
    信号を受けて電路を遮断する機能を有することを特徴と
    する断線検出装置。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6のいずれかの装置
    を有することを特徴とするプラグまたはコンセント。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367829B2 (en) 2004-07-30 2008-05-06 Kawamura Electric, Inc. Power source outlet device
JP2008182805A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Omron Corp 電源装置

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