JP2001323820A - ガスタービン圧縮機ロータ構造 - Google Patents

ガスタービン圧縮機ロータ構造

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JP2001323820A
JP2001323820A JP2000147461A JP2000147461A JP2001323820A JP 2001323820 A JP2001323820 A JP 2001323820A JP 2000147461 A JP2000147461 A JP 2000147461A JP 2000147461 A JP2000147461 A JP 2000147461A JP 2001323820 A JP2001323820 A JP 2001323820A
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JP
Japan
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compressor
rotor
gas turbine
stacking
seal
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Application number
JP2000147461A
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English (en)
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Takashi Machida
隆志 町田
Masaki Tsuruki
昌樹 鶴来
Toshihiko Yoshimura
敏彦 吉村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、スタッキングナット用溝部を
有する圧縮機用ロータにおいて、当該部の段間および対
向する静翼とのシール機構を提供することにある。 【解決手段】上記の課題は、作動空気流路と平行な一面
とロータディスクと平行な一面の少なくとも二面を有す
るシール部材を、スタッキングボルトで固定することに
より達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン圧縮
機ロータに関し、圧縮機翼とのシール構造を対象とす
る。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン圧縮機としての性能を確保
するためには、各段落間での作動空気の漏れを防止する
シールが不可欠である。従来の圧縮機ロータ(図2,図
3)は、一般に各段落ごとの単段ディスク16をスタッ
キングボルト8で固定する構造を採用している。すなわ
ち、段落の数だけディスクを積層する構造となってい
る。各段落間のシールは、図3に示すように、単段ディ
スクの外周面に外周リブ17と呼ばれる流路構成面を設
け、各段落間の隙間および対向する静翼6との隙間を小
さくすることでシール性能を付与している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガスタービンにおいて
は、一般に回転体である圧縮機ロータ18の危険速度の
低下を防止するために、剛性を高くすることが望まし
く、スタッキングボルト8の位置を外周側にする必要が
ある。一方、圧縮機前段側は、上流ほど翼が高くなり遠
心力が大きくなることから、ロータの径を小さくする必
要がある。そのため、従来の構造ではスタッキングボル
ト8の位置を内周側にせざるをえなくなる。
【0004】このため、図4に示す構造例のように、前
段側の数段分は単独ディスク16のスタッキング(積
層)構造とせず、一体化することでロータ剛性を高め、
この一体化ロータ12と後段側の単段ディスク16群を
スタッキングボルト8にて積層する構造とする方式があ
る。両者のスタッキングを行うために、一体化ロータ1
2にはスタッキングボルト締結用ナット19を取り付け
るための溝1を加工する必要がある。
【0005】本方式の圧縮機において、性能を確保する
ためには、各段落間での作動空気の漏れを防止するシー
ルが不可欠である。しかしながら、上記のように圧縮機
ロータ18の剛性を高めるために一体ロータ化を採用す
る場合、スタッキング締結用ナット19を取り付けるた
めの溝1のシール機構を新たに設ける必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、圧縮機流路と平行な一面とロータ面と平行な一面
の少なくとも二面以上を有するシール部材を、スタッキ
ングボルトにてロータに固定することにより、対向する
圧縮機静翼との間隙をシールすることにより可能とな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を用
いて説明する。図1は、ナット締結溝1に取り付ける本
発明のシール部材2の例を示す。シール部材2は少なく
とも二面以上からなり、一面3は圧縮空気流路と平行も
しくは同一面をなし、一面4は後流側ディスク5と平行
面をなす。圧縮空気流路と平行な一面は対向する圧縮機
静翼6との間隙7を最小とするように設定することでガ
スパス部とのシールする。また、後流側ディスク5と平
行な一面3は、スタッキングボルト8で後流側ディスク
5に固定され位置決めされる。
【0008】本シール部材2は周方向に複数の部品から
構成され、各部品9は図5のように後流側ディスク5と
平行な一面4に、ボルト締結用の孔10もしくは切欠き
11が配設される。
【0009】図6は他の実施例で、シール部材2の上流
側は一体化ロータ12に配設された溝13に挿入されて
いる。ガスタービン運転時に回転により遠心力が作用し
ても溝13により固定されるため、シール部材2の変形
は抑制される。
【0010】また、図7は、さらに後流側ディスク5に
設けたフック機構14により、遠心力によるシール部材
2の変形を抑制することを可能とした構造である。
【0011】また、図8の実施例では、圧縮機の静翼6
先端に設けたシール機構15と本発明のシール部材2の
間でシールする実施例を示す。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、スタッキングボルト締
結用ナット溝にスタッキングボルトで固定されるシール
部材を配設することにより、当該溝部のシールを可能と
し、性能を低下させないガスタービン圧縮機構造を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を説明するためのシール部
材の模式図。
【図2】本発明の従来技術を説明するためのガスタービ
ン構成図。
【図3】本発明の従来技術を説明するための圧縮機の模
式図。
【図4】本発明を説明するための圧縮機の模式図。
【図5】本発明の実施形態2を説明するための圧縮機の
模式図。
【図6】本発明の実施形態3を説明するための圧縮機の
模式図。
【図7】本発明の実施形態4を説明するための圧縮機の
模式図。
【図8】本発明の実施形態5を説明するための圧縮機の
模式図。
【符号の説明】
1…ナット締結溝、2…シール部材、3…シール部材の
一面、4…シール部材の他の一面、5…後流側ディス
ク、6…圧縮機静翼、7…ガスパス部、8…スタッキン
グボルト、9…シール板の各部品、10…ボルト締結用
の孔、11…ボルト締結用の切欠き、12…一体化ロー
タ、13…溝、14…フック機構、15…シール機構、
16…単段ディスク、17…外周リブ、18…圧縮機ロ
ータ、19…スタッキングボルト締結用ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 敏彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3G002 AA05 AB06 DA06 3H033 AA02 AA16 BB03 BB08 CC00 DD29 EE05 EE13 EE19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のロータディスクをスタッキングボル
    トで締結したガスタービン圧縮機ロータにおいて、圧縮
    機空気流路面と平行をなす一面と、スタッキングボルト
    締結用ナットにてロータディスクに固定される一面の少
    なくとも二面を有するシール部材を用いて、シールする
    ことを特徴とするガスタービン圧縮機ロータ構造。
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