JP2001323428A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP2001323428A
JP2001323428A JP2000139902A JP2000139902A JP2001323428A JP 2001323428 A JP2001323428 A JP 2001323428A JP 2000139902 A JP2000139902 A JP 2000139902A JP 2000139902 A JP2000139902 A JP 2000139902A JP 2001323428 A JP2001323428 A JP 2001323428A
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JP
Japan
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pipe
snow melting
snow
gas
heat
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JP2000139902A
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English (en)
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Tsuneo Matoba
恒夫 的場
Yasunori Ueda
安徳 上田
Kunihide Nishioka
邦英 西岡
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HAKUKIN WARMERS CO Ltd
Original Assignee
HAKUKIN WARMERS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも経済的且つ環境に配慮した融雪装
置を提供しようとするもの。 【解決手段】 融雪しようとする箇所に設置するための
配管1内に触媒層が形成され、前記配管1に可燃性ガス
を導入して触媒燃焼させ、発生した熱を放熱させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、従来よりも経済
的且つ環境に配慮した融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】豪雪地域においては積雪が鉄道運行や道
路交通の妨げとなり、これらの除去が必要である。従来
はスプリンクラーによる散水によって消融雪する方法が
あったが、散水方式では地下水を利用するため地盤沈下
を招くという問題があった。
【0003】これに対し、抵抗発熱体に通電して熱を発
生させて消融雪する方法があったが、抵抗発熱体に通電
する方法ではエネルギー効率が低くそのためランニング
コストが高く経済的ではないという問題があった。ま
た、バーナーを用いる燃焼方式では燃焼排ガス中に窒素
酸化物などの有害物質が発生する恐れがあり、環境破壊
の問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、従
来よりも経済的且つ環境に配慮した融雪装置を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。 この発明の融雪装置は、融雪しようとする箇所に設
置するための配管内に触媒層が形成され、前記配管に可
燃性ガスを導入して触媒燃焼させ、発生した熱を放熱さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0006】この融雪装置によると、配管で発生した熱
を放熱して融雪を行うのであるが、可燃性ガスを触媒燃
焼させるようにしたので前記ガスを直接燃焼させるより
も融雪に必要な熱量との関係で燃費がよく低燃費とする
ことができる。すなわち雪や氷が融ける温度までの昇温
に留めることができ、不必要な熱のロスを最小限に抑え
ることができる。また直接燃焼させるのではないので、
低公害とすることができる。
【0007】前記配管として、例えば金属製配管を採用
することができる。なお配管としてはガスの流路が通常
の環状や四角形状以外であって、例えば薄幅平面状の流
路であってもよい。
【0008】前記触媒層には、例えばアルミナ、シリ
カ、ゼオライト、コージュライト等のセラミック系、ア
ルミニウム、ステンレス等の金属系、カーボン系の担体
にプラチナ、ロジウム、パラジウムなどの白金族の酸化
触媒を担持させることができる。 触媒層が設けられた前記配管の後方側に排気管を連
設し、前記排気管の外表面からも触媒燃焼後の排ガスの
熱を放射せしめるようにしてもよい。
【0009】このように構成すると、触媒燃焼後の排ガ
スの熱を排気管の外表面からも放射させて融雪せしめる
ことができ放射効率を向上させることができる。 前記各管に熱放射板を連結し、熱の放射面積を拡大
してもよい。
【0010】このように構成すると、各管(配管や排気
管)の熱を熱放射板で広範囲に伝導せしめて融雪の効率
を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この実施形態の融雪装置は、列車
の雪害対策として軌道内に連続敷設した発熱体で融雪す
るものである。
【0012】図1乃至図3に示すように、この融雪装置
は、融雪しようとする新幹線等の鉄道軌道に設置するた
めの配管1内の内壁に触媒層を形成しており、前記配管
1に可燃性ガス(例えば都市ガスやプロパンガス、水素
ガス、ブタンガスなど)と空気との混合ガスを導入して
触媒燃焼させ、発生した熱を配管1表面から直接放熱さ
せ効率的に消融雪を行うようにしている。
【0013】前記配管1の設置は、新幹線のレール2の
スラブ軌道(コンクリート床板)に行った。なお、前記
配管1の外表面に遠赤外線放射効率の高いセラミック系
の塗料を塗装すると、融雪効率をより向上させることが
できる。
【0014】前記配管1は中空の四角形パイプ状とし、
熱伝導率が高く腐食などに強いアルミニウムを使用し
た。配管1の内部には、白金触媒の触媒層を形成した。
触媒は配管1の内部表面に直接担持してもよいし、セラ
ミックなどに担持させて配管パイプ内部に取付けてもよ
い。
【0015】触媒層が設けられた前記配管1の後方側に
は排気管3を連設し、前記排気管3の外表面からも触媒
燃焼後の排ガスの熱を放射せしめるようにした。この排
気管3の開放端部から、排ガスが排出される。
【0016】前記配管1と排気管3とは、線路方向に敷
設された中実の断面三角形状のアルミニウム製の3本の
熱放射板4に貫通させて連結し、熱の放射面積を拡大し
ている。
【0017】点火は自然着火する気体(水素ガスなど)
を使用する場合には必要ないが、自然着火しない気体
(都市ガスやプロパンガスなど)を使用する場合には、
電気スパーク等により点火し、その後一旦ガスを停止し
て消火させ、その後にガスを通じて定性燃焼から触媒燃
焼へ移行させる。
【0018】この配管1内の触媒反応を開始する方法と
して、配管1の上部に圧電素子による点火装置5を設置
する方法や、配管の上部に抵抗発熱体を取付けて通電し
て触媒反応開始温度まで昇温させて反応を開始する方法
(図示せず)などがあり、適宜の方法の選択が可能であ
る。なお6は、ガス管である。
【0019】ここで可燃性ガスの流量は、各配管1の長
さにおいて触媒燃焼して完全に消費される量となるよう
に設定しており非常に経済的なものとなっている。
【0020】次に、この実施形態の融雪装置の使用状態
を説明する。
【0021】この融雪装置によると、配管1で発生した
熱を放熱して融雪を行うのであるが、可燃性ガスを触媒
燃焼させるようにしたので、前記ガスを直接燃焼させる
よりも安全且つ効率的ではるかに長時間の燃焼が可能で
ある。また、放熱板(配管1、排気管3や熱放射板4)
の温度を雪や氷が融ける温度までの昇温に留めることが
できるので、直接燃焼と比べて不必要な熱のロスがな
く、燃料消費を低く抑えることができ、低ランニングコ
ストとすることが可能で、従来よりも経済的であるとい
う利点がある。
【0022】さらに、触媒燃焼では、比較的低い温度で
完全燃焼するため、排気ガスは二酸化炭素と水のみで窒
素酸化物などの有害物質の発生を抑えることができ、低
公害で安全であるという利点がある。
【0023】また触媒層が設けられた前記配管1の後方
側に排気管3を連設しており、触媒燃焼後の排ガスの熱
を排気管3の外表面からも放射させて融雪せしめること
ができ放射効率を向上させることができるという利点が
ある。
【0024】さらに前記配管1や排気管3に熱放射板4
を連結し、熱の放射面積を拡大したので、各管の熱を熱
放射板4で広範囲に伝導せしめて融雪の効率を向上させ
ることができるという利点がある。
【0025】なおこの実施形態の鉄道軌道ではなく道路
の融雪をする場合は、道路舗装の下部に前記配管1を埋
設するとよい。また鉄道のレール2の他に、屋根の上に
積もった雪の融雪などにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
【0027】低燃費で低公害とすることができるので、
従来よりも経済的且つ環境に配慮した融雪装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の融雪装置の実施形態を説明する斜視
図。
【図2】図1の融雪装置を説明する平面図。
【図3】図1の融雪装置を説明する断面図。
【符号の説明】
1 配管 3 排気管 4 熱放射板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西岡 邦英 大阪府大阪市淀川区野中北1丁目1番76号 株式会社ハクキン内 Fターム(参考) 2D026 CL00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融雪しようとする箇所に設置するための
    配管内に触媒層が形成され、前記配管に可燃性ガスを導
    入して触媒燃焼させ、発生した熱を放熱させるようにし
    たことを特徴とする融雪装置。
  2. 【請求項2】 触媒層が設けられた前記配管の後方側に
    排気管を連設し、前記排気管の外表面からも触媒燃焼後
    の排ガスの熱を放射せしめるようにした請求項1記載の
    融雪装置。
  3. 【請求項3】 前記各管に熱放射板を連結し、熱の放射
    面積を拡大した請求項1又は2記載の融雪装置。
JP2000139902A 2000-05-12 2000-05-12 融雪装置 Pending JP2001323428A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008131732A1 (de) * 2007-04-25 2008-11-06 Wolfgang Feldmann Wärmeübertragereinheit zur beheizung von anlagen und flächen und weichenheizung
JP2013226509A (ja) * 2012-04-25 2013-11-07 Yukio Hirose 動物の骨の処理及び利用方法

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