JP2001323217A - 光沢性粉体塗料組成物およびその塗装物品 - Google Patents

光沢性粉体塗料組成物およびその塗装物品

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JP2001323217A
JP2001323217A JP2000144442A JP2000144442A JP2001323217A JP 2001323217 A JP2001323217 A JP 2001323217A JP 2000144442 A JP2000144442 A JP 2000144442A JP 2000144442 A JP2000144442 A JP 2000144442A JP 2001323217 A JP2001323217 A JP 2001323217A
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glass
glossy
powder coating
pigment
coating
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JP2000144442A
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Teruo Matsuba
輝夫 松葉
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 奥行き感があり強い光輝性を呈し、異物感の
ない著しく美粧性に優れた光沢性塗膜を形成する。 【解決手段】 光沢顔料を含む光沢性粉体塗料におい
て、前記光沢顔料が、フレーク状ガラスの表面を前記フ
レーク状ガラスよりも高い屈折率を有する金属酸化物で
被覆してなる鱗片状粒子であることを特徴とする光沢性
粉体塗料組成物。その光沢性粉体塗料組成物を基材表面
に塗装し、加熱硬化させた塗装物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な光沢性粉体
塗料組成物、およびそれを用いて得られる光沢性塗膜を
有する塗装物品に関する。
【0002】
【従来の技術】光沢性粉体塗料で形成された塗膜は、前
記光沢性粉体塗料中に含有されている光沢顔料の鱗片状
粒子によって外部からの入射光が反射してキラキラと輝
き、前記塗料本来の各種色相と相俟って、変化に富み、
美粧性に優れた独特の外観を呈することから、例えば
鋼、金属鉄、アルミニウムなどの金属製の机および椅
子、あるいはガラス、セラミック、プラスチック、無機
建材もしくは他の材料に装飾および/または保護の目的
で塗布することが知られている。(特開昭53―752
31号公報、特開平8―231892号公報)
【0003】従来、このような光沢性粉体塗料に配合さ
れる光沢顔料としては、鱗片状銅、鱗片状黄銅、鱗片状
青銅、鱗片状のアルミ二ウム粉、酸化チタンや酸化鉄な
どの金属酸化物によって被覆された雲母片粒子、酸化鉄
顔料などがある。上記の光沢顔料を用いて形成される粉
体メタリック塗装物品の塗膜の輝きは、ある程度の光輝
性を有するものの、十分とは言える状態では無い。ま
た、従来の光沢顔料の内、光輝性に優れた酸化鉄粒子
は、密度が大きいために重量当たりの粒子数が少なく総
合的に光輝感に乏しいと言う問題がある。光沢不足の問
題を改善したものとして金属被覆フレーク状ガラスを使
用した粉体塗料組成物が、特開平11―286626号
公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の粉体メタリック
塗装においては、上述のように光輝性の点で不十分であ
り満足した意匠性が得られなかった。また、上記特開平
11―286626号公報に記載された金属被覆フレー
ク状ガラスを用いた粉体塗料で塗装した塗面は、光輝感
は良いものの、前記金属被覆フレーク状ガラスの反射光
が、視野から外れた時、反射光が目に届かないために前
記金属被覆フレーク状ガラスが黒班点状に見え、あたか
も異物が混入しているように認められ、塗面の品質を低
下させる結果となる。
【0005】本発明は、上記の従来の問題点を解決し、
奥行きがあり、かつ異物感を認めない強い光輝性を有す
る光沢性粉体塗料と、この光沢性粉体塗料を基材表面に
被覆した塗装物品を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光沢顔料を含
む光沢性粉体塗料において、前記光沢顔料が、フレーク
状ガラスの表面を前記フレーク状ガラスよりも高い屈折
率を有する金属酸化物で被覆してなる鱗片状粒子である
ことを特徴とする光沢性粉体塗料組成物である。
【0007】本発明の光沢性粉体塗料組成物の基本構成
成分は、本発明に使用される光沢顔料を除き、従来公知
のもので良い。
【0008】前記光沢顔料は、フレーク状ガラスの表面
を前記フレーク状ガラスより高い屈折率を有する金属酸
化物で被覆してなる鱗片状粒子である。上記金属酸化物
としては、前記フレーク状ガラスのガラスより高い屈折
率のもの、例えば、酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニ
ウム、酸化セリウム、酸化ビスマス、酸化ジルコニウ
ム、酸化ニオブ、および酸化タンタルなどが用いられ
る。これらの中で酸化チタンおよび酸化鉄(Fe23
が好ましく用いられる。さらにこれらの中で、二酸化チ
タンが好ましく、二酸化チタンとして、アナターゼ型、
ルチル型およびブルッカイト型の結晶形態を有するが、
特に、化学的耐久性やコスト面などから工業的に利用さ
れているアナターゼ型二酸化チタンおよびルチル型二酸
化チタンが特に好ましい。とりわけ、光触媒作用が小さ
くて塗料のマトリックス樹脂を劣化させることが少な
く、また後述のように屈折率が大きいのでルチル型二酸
化チタンが好ましい。金属酸化物の被覆膜は、金属酸化
物の種類や要求される光輝感の程度、所望の干渉色など
によって適宜調整されるが、被覆膜が過度に薄い場合
は、十分な光沢が得られず、一方過度に厚いと経済性が
損なわれるので、その厚みは、0.01〜1μm、特に
0.03〜0.8μmが好ましい。
【0009】光沢顔料の形状は鱗片状であり、より高い
光輝感を得るためには、表面積が大きい方が好ましい。
金属酸化物を被覆する前のフレーク状ガラスは平均厚み
0.1〜7μm、平均粒径5〜250μmを有すること
が好ましい。そしてアスペクト比(平均粒径/平均厚み
の値)は好ましくは少なくとも10、さらに好ましくは
少なくとも15である。平均粒径が、250μmを超え
る場合には、塗料調製工程中に粒子の割れが生じ易くな
り、一方5μm未満になると、光輝感の低下が著しくな
る。又、平均厚みが、0.1μm未満のものは破砕され
やすく、一方7μmを超えると塗膜の単位面積当たりに
おける光沢顔料粒子の数が少なく、光輝感が乏しくな
り、外観不良を生じ易い。前記フレーク状ガラスのさら
に好ましい寸法は平均厚み0.5〜3.0μm、平均粒
径15〜70μmである。
【0010】この金属酸化物の屈折率は、基材のガラス
の屈折率に比べ高いものであることが必要であり、両者
の屈折率の差は0.6以上であることが好ましく0.8
以上であることが更に好ましい。金属酸化物の屈折率が
高いことによって、顔料粒子面からの全反射が生じ易
く、より強い光輝感が得られるからである。例えば、フ
レーク状ガラスのガラス材料の屈折率は、通常1.5〜
1.6程度であり、屈折率が約2.5のアナターゼ型二酸
化チタン、約2.7のルチル型二酸化チタンなどを金属
酸化物の被覆膜として用いれば、前記の全反射による強
い光輝感が得られる。また、二酸化チタンの被覆膜は、
干渉フィルターとして機能するので、その厚みが変わる
ことによって、様々な色の光輝感が得られる。すなわ
ち、金属酸化物の被覆膜の厚みを調整することにより、
塗装膜の外観に微妙な有彩色の光輝感を付与し、その高
級感をさらに高めることができる。二酸化チタンの被覆
膜は、0.05μm付近では、シルバー色、約0.14μ
mでは赤紫色、0.2μm程度では、黄緑色の反射色を
示す。この被覆膜の干渉フィルター機能は、被覆膜の表
面での反射光と、被覆膜と母材(フレーク状ガラス)の
接触面での反射光の間で起こる光干渉によって生ずるも
のである。そのため、被覆膜の表面および接触面の平滑
性が大きく影響する。すなわち、これらの面がより平滑
であるほど、反射光の散乱が抑えられることにより干渉
フィルターが有効に機能し、一方向に極めて強い反射光
が生じる。このように母材であるフレーク状ガラスの表
面が極めて平滑であるが故に、強い光輝感が得られると
言える。
【0011】フレーク状ガラスを母材として、その表面
を高屈折率の金属酸化物で被覆した光沢顔料を用いるこ
とにより、塗装面は、光の散乱が防止され、鮮明で強い
光輝性を得ることができる。その光輝感は、従来の着色
材を用いた塗板の光輝感に比べ著しく優れており、奥行
き感のあり、しかも異物感のない、光沢豊かな外観が形
成される。
【0012】金属酸化物被覆フレーク状ガラスは、所定
のフレーク状ガラスの表面にゾルゲル法、または液相法
により金属水酸化物を被覆した後、加熱処理を施すこと
によって金属水酸化物を脱水させて金属酸化物とするこ
とにより製造される。例えば、ゾルゲル法による方法で
は、フレーク状ガラスをアルコール溶剤に分散させ、こ
こにチタン(IV)テトラブトキシテトラマーおよび水を
順次加え、これを加熱することによりフレーク基体表面
に所定厚みのチタニア水和物を被覆させる。これを45
0℃で加熱することによりアナターゼ型二酸化チタンを
主成分とする層が形成され、真珠光沢の反射干渉色を示
す。また液層法による方法では、例えば、Cガラスの組
成を有するフレーク上ガラスを酸性水溶液中に分散させ
た後、pHを調整しながらTiCl4水溶液を注加し、所
定の干渉色に達したら反応を終了し、濾過水洗してから
所定の温度、例えば600℃で加熱焼成し、ルチル型二
酸化チタン被覆フレーク状ガラスを得ることができる。
【0013】光沢顔料の芯部であるフレーク状ガラスの
化学組成は、通常は、二酸化珪素を主成分とし、酸化ア
ルミニウム、酸化カルシウム、酸化ナトリウムなどの金
属酸化物から構成される。本発明の光沢顔料に使用され
るフレーク状ガラスのガラスの種類としては、例えば現
在多用されているEガラス、Cガラスの他に、耐アルカ
リガラス、高強度ガラス、石英ガラス、Aガラスなどが
挙げられる。これらの中の代表的なガラスであるCガラ
ス、Eガラス、高強度ガラス、Aガラスの組成を表1に
示す。
【0014】
【表1】 ─────────────────────────────────── Cカ゛ラス Eカ゛ラス 高強度カ゛ラス Aカ゛ラス (重量%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− SiO2 65 〜 72 52 〜 56 60 〜 67 70〜73 Al23 1 〜 7 12 〜 16 18 〜 26 1.0〜1.8 CaO 4 〜 11 16 〜 25 0 〜 10 7〜12 MgO 0 〜 5 0 〜 6 7 〜 18 1.0〜4.5 TiO2 0 0 0 〜 0.1 0 B23 0 〜 8 5 〜 13 0 0 Na2O+K2O 9 〜 17 0 〜 0.8 0 〜 1.2 13〜15 ZnO 0 〜 6 0 0 0 ───────────────────────────────────
【0015】本発明の光沢顔料は、塗膜中における前記
光沢顔料粒子の均一分散性および/または耐久性の向上
を図るために、その表面に透明な保護膜をコーティング
しても良い。この保護膜の材質は、例えば、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、メラミン・アルキッド樹脂など
のような透明な有機材料を用いたり、酸化珪素、また
は、酸化珪素を主成分とし、酸化アルミニウム、酸化セ
リウムなどの無機系材料を加えて使用しても良い。この
保護膜は、光沢顔料の光輝性を損なわない範囲で、被覆
使用されることが求められるが、その膜厚は、具体的に
示すと0.05μm以下が好ましく、5nm以上であること
が好ましい。
【0016】更に、光沢顔料と塗膜樹脂成分との接着性
を増加させるために、必要に応じて光沢顔料の高屈折率
金属酸化物被覆の表面または上記保護膜表面をカップリ
ング剤などの表面処理剤で処理しても良い。このような
耐久性向上を図るためなどの手段として、例えば、特開
昭62―91567号公報、特開平7―268241号
公報および米国特許5436077号公報に記載の保護
膜やカップリング剤などの表面処理剤を利用することが
できる。
【0017】本発明の光沢性粉体塗料の結着樹脂は、従
来使用されている樹脂で良く、主に熱硬化性樹脂が使用
されている。例えば、熱硬化性樹脂としては、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、尿素樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル−ウレタン硬
化系樹脂、エポキシ−ポリエステル硬化系樹脂、アクリ
ル−ポリエステル系樹脂、アクリル−ウレタン硬化系樹
脂、アクリル−メラミン硬化系樹脂、ポリエステル−メ
ラミン硬化系樹脂などがあり、また硬化剤としては、ポ
リイソシアネート、アミン、ポリアミド、多塩基酸、酸
無水物、ポリスルフィド、三フッ化硼素酸、酸ジヒドラ
ジド、イミダゾール等が挙げられる。また、熱可塑性樹
脂では、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、石油
樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、熱可塑性フッ素樹脂
が挙げられる。
【0018】本発明において、光沢性粉体塗料中の光沢
顔料の配合量は、光沢性粉体塗料組成物中に0.1〜2
5重量%とすることが好ましい。より好ましい配合量は
0.5〜5重量%である。光沢顔料の配合量が0.1重
量%よりも少ないと十分な光沢性が得られず、25重量
%よりも多いと、光沢顔料の配合量の割には、光沢性の
向上が得られず、経済性に欠ける。
【0019】また、前記粉体塗料には、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、珪酸カルシウム等の充填剤、アクリル
オリゴマーシリコーン等の流展剤、酸化チタン、酸化
鉄、カーボンブラック、各種有機顔料等の着色剤、ベン
ゾイン等の発泡防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、抗酸
化剤等が発明の光沢顔料の光輝感に悪い影響を与えない
範囲において添加混合できる。前記充填剤の含有量は0
〜30重量%であり、前記流展剤の含有量は0〜30重
量%であり、前記着色剤の含有量は0〜10重量%であ
り、前記発泡防止剤の含有量は0〜5重量%であること
がそれぞれ好ましい。
【0020】本発明の光沢性粉体塗料組成物の製造方法
は、既知の方法で良く、例えば、上記の結着樹脂のほか
に必要な添加剤(着色顔料、染料、硬化剤、充填剤、硬
化促進剤、流動促進剤、など)と共に所定割合の光沢顔
料を配合し、スーパーミキサー、ヘンシェルミキサーな
どの混合機で乾式混合し、次いでエクストルーダー、ホ
ットニーダー、ホットロール、ブスコニーダーなどの混
練機により加熱下にて混練りし、そこで得られた混合物
を冷却後、クラッシャー、ハンマーミルなどの粉砕機で
機械的に粉砕し、篩い機で書房の粒度分布(通常におい
て、100メッシュ以下)に調整する方法を挙げること
ができる。この他の方法としては、予め光沢顔料を含有
させない処方で粉体塗料を調製しておき、ここで得られ
た粉体塗料と光沢顔料を所望の割合に加え、例えば、ブ
レンドミキサーやドラムミキサーなどにより均一に混合
することにより光沢性粉体塗料を調製する方法を採るこ
ともできる。なお、後者の方法を採る場合には、所望の
塗膜仕上がりを良くし、調製作業を容易にするために、
光沢顔料粒子の表面を保護膜で被覆され、かつ体積抵抗
値の高い、例えば1010〜1017Ω・cmの光沢顔料を
使用することが好ましい。
【0021】本発明の光沢性粉体塗料は、例えば、金属
鉄、鋼、アルミニウム、亜鉛などの金属製基材、あるい
は加熱によって変質または変形しないガラス、セラミッ
ク、コンクリートのような無機質基材の塗装に適用され
る。光沢性粉体塗料が被覆される基材は着色剤を含有す
る各種の樹脂塗料で予め塗装されていてもよい。
【0022】光源からの光が塗膜面で正反射して目に入
る場合には、どのような光沢性顔料であっても、この異
物感を感じることはない。しかし、塗膜面が正反射しな
い条件で位置している場合、塗膜の奥の方または被塗膜
基材から反射した光は光沢性顔料の裏面(基材に面する
光沢性顔料表面)に当たる。もし、従来の光沢性顔料で
あれば、光を遮蔽するか、または光を透過させたとして
も光沢性顔料の表面の凹凸および光沢性顔料の両表面の
非平行性のために光は直進しないで屈曲して進み、他方
光沢性顔料の周りの光は直進するので、光の陰になる光
沢性顔料は黒い斑点となって見え異物感を感じることに
なる。本発明において、光沢性顔料に使用するフレーク
状ガラスは透明であり、フレーク状ガラスの表面は雲母
のような微小凹凸がなくしかもその両表面は平行であ
る。したがってそのフレーク状ガラス表面に金属酸化物
を被覆した光沢性顔料も透明性が高くて光を遮蔽せず、
しかもその表面は微小な凹凸がなく光沢性顔料の両表面
は平行であるため、塗膜の奥の方または被塗膜基材から
反射して光沢性顔料の裏面に入射した光は遮蔽されるこ
ともなく、しかも光沢性顔料の内部を直進透過して進む
ので、その黒い斑点は見えず異物感を感じないのであ
る。
【0023】本発明の光沢性粉体塗料は、既知の静電塗
装法、また流動浸漬法を用いて、上記被塗物素材または
前記素材の下地塗膜の表面に前記光沢性塗料を塗装し、
ついで、例えば120〜200℃の温度で加熱すること
により、5〜500μmの最終厚み、好ましくは10〜
200μmの最終厚みで、塗装することができる。さら
に、必要に応じて前記の光沢性粉体塗料からなる塗膜上
に、例えば熱硬化型クリア粉体塗料によりクリア塗膜を
形成させても良い。このような本発明の光沢性粉体塗料
組成物および光沢性塗膜の成形方法によって得られる塗
装製品としては、例えば、自動車、家電製品のボディ、
機械部品、オフィス用を含めた什器類、建築材料などを
掲げることができるが、何らこれらに限定されるもので
はない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に実施例および比較例を挙げ
て、本発明をより具体的に説明する。尚、以下に置いて
「部」は、「重量部」を示す。
【0025】[実施例1]下記の配合物をスーパーミキ
サーでドライブレンドしてから、次いでブスコニーダー
(PR―46型、ブス社製)で混練りし、粉砕後、12
0メッシュで分級して平均粒径が60μmの粉体塗料を
得た。 配合割合 大日本インキ化学工業(株)製「ファインディックM―8520」 100部、 大日本インキ化学工業(株)製、「エピクロン3050」 100部、 BASF社製、「アクロナール4F」 2部、 四国化成社製、「キュアゾールC17Z」 0.3部、 ベンゾイン(和光純薬工業(株)製) 0.6部、 光沢顔料;ルチル型二酸化チタン被覆フレーク状ガラス
(日本板硝子(株)製、「メタシャインRCFSX-1040RC(954
9)」、フレーク状ガラス;組成Cガラス、平均厚み1.
5μm、平均粒径35.0μm、ルチル型二酸化チタン
被覆厚み0.2μm)3部。
【0026】上記ルチル型二酸化チタン被覆フレーク状
ガラスは次のようにして作ることができる。Cガラス
(ソーダ石灰珪酸塩ガラス)組成を有するガラスを溶融
した炉の底に設けたリング状のノズルから溶融したガラ
スを引き出して風船のように膨らませ、急冷後、粉砕分
級することにより平均厚さ1.1μm、平均粒径35.0
μmのCガラス組成を有するフレーク状ガラスが得られ
た。ここで得られたフレーク状ガラスの表面平滑性を走
査型プローブ顕微鏡(SII社製、SPI3700/S
PA300型)を用いて測定した結果、平均面粗さ(R
a値)は、0.7nmで、極めて平滑な表面を形成して
いることが確認された。このフレーク状ガラス100g
を予め1000mlの水に塩化第一錫・二水和物0.2
gを溶解し、希塩酸を加えpH2.0〜2.5に調整した
溶液に分散させ、10分間攪拌させてから濾過した。次
に、水1000mlにヘキサクロロ白金酸・六水和物
0.02gを溶解し、この水溶液に前記濾過したフレー
ク状ガラスを攪拌しながら加えてからその後10分間攪
拌し、濾過した。 続いて、水1000mlに塩酸を加
えpH約0.7に調整した水溶液に上記の前処理を施し
たフレーク状ガラス100gを攪拌しながら加え、直ち
に溶液温度を75℃まで昇温した。これへ四塩化チタン
(TiCl4)溶液をTi換算で0.02g/minの割合で反応液
中に添加し、pHが変わらないように水酸化ナトリウム
を同時に加え、中和反応により二酸化チタン(TiO2)ま
たはその水和物をフレーク状ガラス上に析出させた。
【0027】このフレーク状ガラス上の二酸化チタン析
出層厚が所望の干渉色を示すところで四塩化チタン溶液
と水酸化ナトリウムの添加を同時に止め、濾過した。そ
の後、水により洗浄し、そこで得られた被覆されたフレ
ーク状ガラスを自然乾燥後600℃にて焼成した。焼成
された被覆処理フレーク状ガラスの外観は黄緑色真珠光
沢を呈し、その寸法は平均厚さ1.5μm、平均粒径3
5.0μmであった。被覆層の結晶構造をX線回折装置
(島津製作所社製、XD―D1型)を用いて測定した結
果、フレーク状ガラス表面に存在する二酸化チタンはル
チル型のみからなることを確認した。また電子顕微鏡
(日立製作所社製、S―4500型)で観察したとこ
ろ、均一かつ緻密にルチル型二酸化チタン層を形成して
いることが確認された。
【0028】ここで得られた粉体塗料の体積抵抗をアド
バンテスト社の「Ultrahigh Resistance Meter」により
測定した結果、1×1014Ω・cmであった。なお、光
沢顔料についての、被覆層および保護膜の厚みは電子顕
微鏡法により、平均厚みは光学顕微鏡−画像解析法によ
り、そして平均粒径はレーザー散乱法により、それぞれ
測定した。そのあと、この粉体塗料を静電塗装法により
アルミニウム板表面に塗装し、180℃で20分加熱硬
化した。
【0029】アルミニウム板上の塗膜厚みを測定した
処、30〜80μmであった。塗膜外観について、光輝
感、奥行き感および異物感を以下に示す方法で評価し
た。 光輝感 : ○印:強い光輝性、△印:中程度の光輝性、×印:弱い光輝性 奥行き感 : ○印:光輝性粒子が立体的に観察された。 △印:光輝性粒子が弱く立体的に観察された。 ×印:光輝性粒子が平面的に観察された。 異物感 : 〇印:黒斑点を認めず。 △印:黒斑点を僅かに認めた。 ×印:黒斑点を塗面全面に認めた。
【0030】この評価結果は表3に示す通りであり、塗
膜外観は良好で、平滑性に優れピンホールやクレーター
が認められず、奥行き感があり、かつ異物感を認めない
強い光輝感を有する塗装板が得られた。
【0031】[実施例2、比較例1〜3]実施例1にお
いて用いた光沢顔料の代わりに、表2に示すように、実
施例2、比較例1〜3に応じて次の光沢顔料、 実施例2:ルチル型二酸化チタン被覆フレーク状ガラス
(平均厚み1.4μm、平均粒径35.4μm、フレー
ク状ガラスの組成 Cガラス、ルチル型二酸化チタン被
覆厚み0.05μm、シルバー色真珠光沢、日本板硝子
(株)製、「メタシャインRCFSX-1040RS(9543)」) 比較例1:フレーク状アルミニウム(平均厚み1μm未
満、平均粒径33.4μm、東洋アルミニウム(株)
製、「アルペースト1230M」)、 比較例2:ルチル型二酸化チタン被覆雲母(パールマイ
カ)(平均厚み1μm未満、平均粒径33.4μm、ル
チル型二酸化チタン被覆厚み0.05μm、メルク社製
「イリオシ゛ン103」) 比較例3:銀被覆フレーク状ガラス(平均厚み1.4μ
m、平均粒径34.2μm、銀被覆厚み0.07μm、
フレーク状ガラス組成 Eガラス、日本板硝子(株)
製、「メタシャインREFSX-2040PS(8021)」、)、を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして粉体塗料および塗
装板(塗膜厚み30〜80μm)を得た。得られた塗装
板を実施例1と同様に観察し、塗膜外観の結果および粉
体塗料の体積抵抗値を表3に示した。
【0032】実施例2および比較例3について、塗膜面
を観察し、下記の条件で撮影した写真を図1〜図4に示
す。 写真撮影条件 (1)装置:実体顕微鏡(SZ-ET型,オリンパス社製、
倍率50倍に設定) (2)操作条件 下記の2種類の条件で行った。 光源(ハロゲンランプ(100V―500W、LP
L(株)、「ブロムシネライトデラックス」)を1/5
に絞って使用。)を被撮影塗膜面から18cm離れた位
置から、塗膜面に対して垂直な面から60度傾斜させた
角度から塗膜面に照射し(入射角60度)、塗膜面の垂
直方向から撮影した。光源からの正反射の角度から60
度ずらしているので、塗膜面が輝かない状態の写真が撮
影される。 予め,塗膜面を水平面より約10度傾けておき,そ
の状態で,光源(実体顕微鏡付属の高輝度冷光照明装置
(日本ピー・アイ(株)、PICL―NEX型)、定格
電力150W)を被撮影塗膜面から10cm離れた状態
とし、グランド面(水平面)に対し垂直な位置に設定
し、被撮影塗面をグランド面より10度傾けた状態で写
真を撮影した。その結果、塗膜面が輝いた状態の写真が
撮影された。
【0033】図1は実施例2について操作条件により
撮影した写真であり、図2は比較例3について操作条件
により撮影した写真である。そして、図3は実施例2
について操作条件により撮影した写真であり、図4は
比較例3について操作条件により撮影した写真であ
る。いずれの写真も縦約2.3mmで横約3.0mmの
大きさの塗膜面が撮影されている。
【0034】同じ操作条件(塗膜面が輝かない状態の
写真)により撮影した実施例2(図1)と比較例3(図
2)とを比較すると、実施例2では黒い斑点はほとんど
見えず異物感はないが、それに対して比較例3では多数
の黒い斑点が非常にはっきりと見え異物感が大きいこと
がわかる。また、操作条件(塗膜面が輝いた状態の写
真)により撮影した実施例2(図3)と比較例3(図
4)とを比較すると、実施例2では黒い斑点は全く見え
ず異物感はないが、それに対して比較例3では、上記操
作条件の図2に比べる個数は減少するものの、かなり
多数の黒い斑点がはっきりと見え異物感が大きいことが
わかる。
【0035】[実施例3]実施例1において使用した光
沢顔料(「メタシャインRCFSX-1040RC(9549)」)を除い
た他は、実施例1と同様にして粉体塗料を得、その粉体
塗料へシリカ保護膜付ルチル型二酸化チタン被覆フレー
ク状ガラス(平均厚み1.5μm、平均粒径34.0μ
m、ルチル型二酸化チタン被覆厚み0.2μm、シリカ
保護膜厚み50nm未満、フレーク状ガラスの組成 C
ガラス、日本板硝子(株)製、「メタシャインRCFSX-1040RC(0
509)」)3部を加え、ドライブレンダーにより均一混合
させて、最終の粉体塗料を得た。この粉体塗料の体積抵
抗を測定した結果、体積抵抗値は1×1014Ω・cmで
あった。その後、静電塗装法によりアルミニウムパネル
に塗装し、180℃で20分間加熱硬化させた。アルミ
ニウム基材上の塗膜厚みを測定した処、30〜80μm
であった。塗膜外観は、良好で、平滑性に優れピンホー
ルやクレーターが認められなず、奥行き感があり、かつ
異物感を認めない強い光輝性を有する塗装板が得られ
た。
【0036】光沢顔料であるシリカ保護膜付ルチル型二
酸化チタン被覆フレーク状ガラスは、次のようにして製
造することができる。すなわち、水1000mlに実施
例1で得られたルチル型二酸化チタン被覆フレーク状ガ
ラス80gを加え懸濁し攪拌しながら75℃まで昇温し
た。このスラリー液に水酸化ナトリウム水溶液を加えp
H値を9.3に調整せてから珪酸ナトリウム液6.6gを
10重量%濃度水溶液にして約1時間を要し注加した。
この間において、スラリー液のpH値は、3重量%濃度
塩酸水溶液を用いて9.3に維持した。この珪酸ナトリ
ウム水溶液の全量を注加後、75℃にて30分間攪拌を
続けた。反応終了後、スラリー液を濾過し、得られた固
体生成物を水で洗浄してから130℃にて12時間乾燥
して、シリカ保護膜付ルチル型二酸化チタン被覆フレー
ク状ガラスを得た。
【0037】[実施例4、比較例4]実施例3において
用いた光沢顔料に代えて、表2に示すように、実施例
4、比較例4に応じて次の光沢顔料、 実施例4:シリカ保護膜付ルチル型二酸化チタン被覆フ
レーク状ガラス(平均厚み1.4μm、平均粒径34.
2μm、ルチル型二酸化チタン被覆厚み0.05μm、
シリカ保護膜厚み50nm未満、フレーク状ガラスの組
成 Cガラス、日本板硝子(株)製、「メタシャインRC
FSX-1040RS(0503)」)、または 比較例4:上記ルチル型二酸化チタン被覆雲母(パール
マイカ)(メルク社製「イリオシ゛ン103」)、を用いたこと
以外は、実施例3と同様にして粉体塗料および塗装板
(塗膜厚み30〜80μm)を得た。得られた塗装板を
実施例1と同様に観察し、結果を実施例3の結果と共に
表3に示した。
【0038】[実施例5]実施例1で使用したCガラス
の代わりにAガラスを用いたこと以外は、実施例1と同
様に行って、ルチル型二酸化チタン被覆フレーク状ガラ
スからなる光沢顔料を得た。その結果を表2に示した。
次に、実施例1で使用した光沢顔料の代わりに上記光沢
顔料を用いたこと以外は、実施例1と同様にして行い粉
体塗料および塗装板を得た。得られた粉体塗料および塗
装板を実施例1と同様に観察し、その結果を表3に示し
た。
【0039】
【表2】 ─────────────────────────────────── 基材 カ゛ラスの種類 被覆層 保護膜 平均厚み 平均粒径 (厚みμm) (厚みμm) (μm) (μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例 1 フレーク状カ゛ラス Cカ゛ラス ルチル型二酸化チタン − 1.5 35.0 (0.2μm) 2 フレーク状カ゛ラス Cカ゛ラス ルチル型二酸化チタン − 1.4 35.4 (0.05μm) 3 フレーク状カ゛ラス Cカ゛ラス ルチル型二酸化チタン シリカ 1.5 34.0 (0.2μm) (0.05μm未満) 4 フレーク状カ゛ラス Cカ゛ラス ルチル型二酸化チタン シリカ 1.4 34.2 (0.05μm) (0.05μm未満) 5 フレーク状カ゛ラス Aカ゛ラス ルチル型二酸化チタン − 1.5 35.0 (0.2μm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例 1 フレーク状アルミニウム − − − 1.0未満 11.0 2 雲母 − ルチル型二酸化チタン − 1.0未満 20.5 (0.05μm) 3 フレーク状カ゛ラス Eカ゛ラス 銀 − 1.5 33.4 (0.07μm) 4 雲母 − ルチル型二酸化チタン − 1.0未満 20.5 (0.05μm) ────────────────────────────────────
【0040】
【表3】 ──────────────────────────── 粉体塗料 塗膜外観 体積抵抗 ───────────────── (Ω・cm) 光輝感 奥行き感 異物感 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 1×1014 ○ ○ ○ 実施例2 1×1014 ○ ○ ○ 実施例3 1×1014 ○ ○ ○ 実施例4 1×1014 ○ ○ ○ 実施例5 1×1014 ○ ○ ○ 比較例1 6×1013 × × × 比較例2 1×1014 △〜× × ○〜△ 比較例3 6×1013 ○ ○ × 比較例4 1×1014 △〜× × ○〜△ ────────────────────────────
【0041】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の光沢性粉体
塗料および光沢性塗膜の成形方法によれば、奥行き感が
あり、強い光輝性を呈し、異物感のない著しく美粧性に
優れた光沢性塗膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による塗膜の外観を示す顕微
鏡写真。
【図2】 比較例による塗膜の外観を示す顕微鏡写真。
【図3】 本発明の実施例による塗膜の外観を異なる撮
影条件で示す顕微鏡写真。
【図4】 比較例による塗膜の外観を異なる撮影条件で
示す顕微鏡写真。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/06 C09C 3/06 C09D 5/03 C09D 5/03 Fターム(参考) 4D075 BB26Z BB92Z CB04 DB02 DB05 DB07 DB12 DB13 DB14 DB31 DC01 DC11 DC15 DC18 DC38 EA02 EB13 EB16 EB20 EB22 EB32 EB33 EB35 EB38 EB39 EB45 EB56 EC03 EC11 EC13 EC23 EC33 EC35 EC53 EC54 4J037 AA30 CA09 CA12 CA24 CC16 CC22 CC24 DD05 DD10 EE03 EE04 FF09 4J038 CB022 CB082 CD092 CG141 CG142 CR012 DA061 DA141 DA162 DB001 DD001 DD002 DD242 DG112 DG192 DG262 DH002 DL032 HA026 HA216 HA286 HA376 HA446 HA456 HA486 JA33 JA35 JA75 JB01 JB17 JB32 KA03 KA07 KA08 KA20 MA14 NA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光沢顔料を含む光沢性粉体塗料組成物に
    おいて、前記光沢顔料が、フレーク状ガラスの表面を前
    記フレーク状ガラスよりも高い屈折率を有する金属酸化
    物で被覆してなる鱗片状粒子であることを特徴とする光
    沢性粉体塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記フレーク状ガラスは0.1〜7μm
    の平均厚みおよび5〜250μmの平均粒径を有するも
    のであり、前記金属酸化物の被覆はルチル型二酸化チタ
    ンよりなり0.03〜0.8μmの厚みを有するものであ
    る請求項1に記載の光沢性粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記光沢顔料が、前記金属酸化物の被覆
    の上に保護膜を有する請求項1または2に記載の光沢性
    粉体塗料組成物。
  4. 【請求項4】 前記保護膜は、アクリル樹脂、ポリエス
    テル樹脂、メラミン・アルキッド樹脂、酸化珪素、なら
    びに酸化珪素を主成分とし酸化アルミニウムおよび/ま
    たは酸化セリウムを含む金属酸化物組成物からなる群よ
    り選ばれた少なくとも1種からなり、0.0〜0.1μmの厚
    みを有する請求項3に記載の光沢性粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 前記光沢顔料を0.1〜25重量%、結
    着樹脂を20〜80重量%、硬化剤を10〜70重量
    %、充填剤を0〜30重量%、前記光沢顔料以外の着色
    剤を0〜10重量%、流展剤を0〜20重量%、発泡防
    止剤を0〜5重量%、それぞれ含有する請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の光沢性粉体塗料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5に記載の光沢性粉体塗料組
    成物を基材表面に塗装し、加熱硬化させて、5〜500
    μmの厚みの光沢性塗膜を被覆した塗装物品。
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