JP2001322494A - 車両用防眩ミラー - Google Patents
車両用防眩ミラーInfo
- Publication number
- JP2001322494A JP2001322494A JP2000142158A JP2000142158A JP2001322494A JP 2001322494 A JP2001322494 A JP 2001322494A JP 2000142158 A JP2000142158 A JP 2000142158A JP 2000142158 A JP2000142158 A JP 2000142158A JP 2001322494 A JP2001322494 A JP 2001322494A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- vehicle
- mirror
- emitting body
- planar light
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で安価な車両用防眩ミラーを提供
する。 【解決手段】 透明基板1の裏面に透過性を有する透過
性反射膜2を設けると共に、前記透過性反射膜2の裏面
に面状発光体3を設け、前記透明基板1に後続車のヘッ
ドランプ光Hが入射された際に、前記面状発光体3を発
光させる制御部4を備えた。
する。 【解決手段】 透明基板1の裏面に透過性を有する透過
性反射膜2を設けると共に、前記透過性反射膜2の裏面
に面状発光体3を設け、前記透明基板1に後続車のヘッ
ドランプ光Hが入射された際に、前記面状発光体3を発
光させる制御部4を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用防眩ミラー
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防眩ミラーとしては、例えばエレ
クトロクロミック層を用いたエレクトロクロミックミラ
ーが実開平6−60836号公報に開示されている。か
かるエレクトロクロミックミラーは、図3に示すよう
に、基板ガラス101の裏面に、エレクトロクロミック
層を構成する透明導電膜102、エレクトロクロミック
膜103、アルミニウムからなる反射導電膜104を順
次形成して構成されている。
クトロクロミック層を用いたエレクトロクロミックミラ
ーが実開平6−60836号公報に開示されている。か
かるエレクトロクロミックミラーは、図3に示すよう
に、基板ガラス101の裏面に、エレクトロクロミック
層を構成する透明導電膜102、エレクトロクロミック
膜103、アルミニウムからなる反射導電膜104を順
次形成して構成されている。
【0003】また、基板ガラス101には、一方の電極
105aが透明導電膜102に、他方の電極105bが
反射導電膜104に、それぞれ接した状態で取り付けら
れている。また、エレクトロクロミック層は、封止樹脂
106を介して装着された保護板107で保護されてい
る。
105aが透明導電膜102に、他方の電極105bが
反射導電膜104に、それぞれ接した状態で取り付けら
れている。また、エレクトロクロミック層は、封止樹脂
106を介して装着された保護板107で保護されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たエレクトロクロミックミラーは、基板ガラス101の
裏面に、透明導電膜102、エレクトロクロミック膜1
03、反射導電膜104を、イオンプレーティング法な
どの如き真空薄膜形成技術により順次形成することによ
って製造されるため、製造コストが掛かり、コスト高と
なってしまう。
たエレクトロクロミックミラーは、基板ガラス101の
裏面に、透明導電膜102、エレクトロクロミック膜1
03、反射導電膜104を、イオンプレーティング法な
どの如き真空薄膜形成技術により順次形成することによ
って製造されるため、製造コストが掛かり、コスト高と
なってしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は、簡単な構造で安
価な車両用防眩ミラーを提供することにある。
価な車両用防眩ミラーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用防
眩ミラーは、透明基板の裏面に透過性を有する透過性反
射膜を設けると共に、前記透過性反射膜の裏面に面状発
光体を設け、前記透明基板に後続車のヘッドランプ光が
入射された際に、前記面状発光体を発光させる制御部を
備えたことを特徴とする。
眩ミラーは、透明基板の裏面に透過性を有する透過性反
射膜を設けると共に、前記透過性反射膜の裏面に面状発
光体を設け、前記透明基板に後続車のヘッドランプ光が
入射された際に、前記面状発光体を発光させる制御部を
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、透過性反射
膜の裏面に面状発光体を設け、その面状発光体を、透明
基板に後続車のヘッドランプ光が入射された際に発光さ
せれば、ヘッドランプ光による反射光輝度と面状発光体
によるバックライト光輝度の輝度差が小さくなり、防眩
効果が得られる。また、面状発光体を用いた構造である
ので、装置構成が簡単で安価に車両用防眩ミラーを提供
可能となる。
膜の裏面に面状発光体を設け、その面状発光体を、透明
基板に後続車のヘッドランプ光が入射された際に発光さ
せれば、ヘッドランプ光による反射光輝度と面状発光体
によるバックライト光輝度の輝度差が小さくなり、防眩
効果が得られる。また、面状発光体を用いた構造である
ので、装置構成が簡単で安価に車両用防眩ミラーを提供
可能となる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両用防眩ミラーであって、前記透過性反射膜と前記面状
発光体との間に、カラーフィルタを配置したことを特徴
とする。
両用防眩ミラーであって、前記透過性反射膜と前記面状
発光体との間に、カラーフィルタを配置したことを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、透過性反射膜と面状発光体と
の間にカラーフィルタを配置したことで、面状発光体の
発光色を変化させることが可能となり、そのカラーフィ
ルタを目に優しい色にすることで、見やすくファッショ
ン性も高まる。
載の発明の作用に加えて、透過性反射膜と面状発光体と
の間にカラーフィルタを配置したことで、面状発光体の
発光色を変化させることが可能となり、そのカラーフィ
ルタを目に優しい色にすることで、見やすくファッショ
ン性も高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用防眩ミ
ラーの具体的な実施形態を図面を参照して説明する。本
実施形態では、本発明を自動車の車内に取り付けられる
バックミラーに適用したものである。
ラーの具体的な実施形態を図面を参照して説明する。本
実施形態では、本発明を自動車の車内に取り付けられる
バックミラーに適用したものである。
【0011】本実施形態の車両用防眩ミラーは、図1に
示すように、透明基板1と、この透明基板1の裏面に設
けられる透過性反射膜2と、透過性反射膜2の裏面に設
けられる面状発光体3と、透明基板1に後続車のヘッド
ランプ光が入射された際に、面状発光体3を発光させる
制御部4とから構成されている。
示すように、透明基板1と、この透明基板1の裏面に設
けられる透過性反射膜2と、透過性反射膜2の裏面に設
けられる面状発光体3と、透明基板1に後続車のヘッド
ランプ光が入射された際に、面状発光体3を発光させる
制御部4とから構成されている。
【0012】透明基板1は、例えば無色透明なガラス板
からなる。透過性反射膜2は、例えば膜厚の薄いアルミ
ニウム膜からなる。かかる透過性反射膜2は、アルミニ
ウムを300〜400Å(オングストローム)程度の膜
厚となるように、透明基板1の裏面に成膜して形成され
る。
からなる。透過性反射膜2は、例えば膜厚の薄いアルミ
ニウム膜からなる。かかる透過性反射膜2は、アルミニ
ウムを300〜400Å(オングストローム)程度の膜
厚となるように、透明基板1の裏面に成膜して形成され
る。
【0013】面状発光体3は、例えばバックライトから
なる。バックライトの光源としては、例えば蛍光ラン
プ、EL(エレクトロルミネッセンス)、ハロゲンラン
プ、発光ダイオードなどが挙げられるが、コストの面で
蛍光ランプが好ましい。
なる。バックライトの光源としては、例えば蛍光ラン
プ、EL(エレクトロルミネッセンス)、ハロゲンラン
プ、発光ダイオードなどが挙げられるが、コストの面で
蛍光ランプが好ましい。
【0014】制御部4は、後続車のヘッドランプ光Hが
透明基板1に入射された際に、面状発光体3を発光させ
るように制御する。具体的には、一定基準の光量が透明
基板1に入射されたことを検出する光量検出部と、この
光量検出部からの指令を受けてバックライトの電源5を
オン・オフするスイッチSWを制御するスイッチ制御部
と、演算部とを有している。
透明基板1に入射された際に、面状発光体3を発光させ
るように制御する。具体的には、一定基準の光量が透明
基板1に入射されたことを検出する光量検出部と、この
光量検出部からの指令を受けてバックライトの電源5を
オン・オフするスイッチSWを制御するスイッチ制御部
と、演算部とを有している。
【0015】例えば、図1に示すように、後続車のヘッ
ドランプ光Hが透明基板1に入射されると、光量検出部
が前記入射光Hを検知し、スイッチ制御部が前記スイッ
チSWをオン動作させて前記面状発光体3を発光させ
る。通常は、ミラーには真っ黒の中に白色系の輝きが入
り運転者は大変眩しく感じるが、面状発光体3を発光さ
せることで、ヘッドランプ光Hによる反射光H1の輝度
と面状発光体3によるバックライト光H2の輝度の輝度
差Lが小さくなり、防眩効果が得られ、眩惑を軽減する
ことができる。従って、簡単な装置構成で防眩効果が得
られることから、ミラー自体も低コストになる。
ドランプ光Hが透明基板1に入射されると、光量検出部
が前記入射光Hを検知し、スイッチ制御部が前記スイッ
チSWをオン動作させて前記面状発光体3を発光させ
る。通常は、ミラーには真っ黒の中に白色系の輝きが入
り運転者は大変眩しく感じるが、面状発光体3を発光さ
せることで、ヘッドランプ光Hによる反射光H1の輝度
と面状発光体3によるバックライト光H2の輝度の輝度
差Lが小さくなり、防眩効果が得られ、眩惑を軽減する
ことができる。従って、簡単な装置構成で防眩効果が得
られることから、ミラー自体も低コストになる。
【0016】また、図2に示すように、透過性反射膜2
と面状発光体3との間にカラーフィルタ6を配置して、
面状発光体3の発光色を変化させるようにしてもよい。
例えば、カラーフィルタ6を目に優しい緑色などにすれ
ば、見やすくファッション性も高まる。
と面状発光体3との間にカラーフィルタ6を配置して、
面状発光体3の発光色を変化させるようにしてもよい。
例えば、カラーフィルタ6を目に優しい緑色などにすれ
ば、見やすくファッション性も高まる。
【0017】以上、本発明を適用した具体的な実施形態
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、種々の変更が可能である。例えば、上記した実
施形態では、本発明をバックミラーに適用したが、ドア
ミラーに適用しても同様の作用効果が得られる。
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、種々の変更が可能である。例えば、上記した実
施形態では、本発明をバックミラーに適用したが、ドア
ミラーに適用しても同様の作用効果が得られる。
【0018】また、後続車のヘッドランプ光Hの輝度の
強弱で面状発光体3の光量を変化させれば、より一層防
眩効果が高まる。
強弱で面状発光体3の光量を変化させれば、より一層防
眩効果が高まる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、透過性反射膜の裏面に面状発光
体を設け、その面状発光体を、透明基板に後続車のヘッ
ドランプ光が入射された際に発光させるので、ヘッドラ
ンプ光による反射光輝度と面状発光体によるバックライ
ト光輝度の輝度差が小さくなり、防眩効果が得られ、眩
惑を大幅に軽減することができる。また、面状発光体を
用いた構造であるので、装置構成が簡単で安価に車両用
防眩ミラーを提供可能となる。
1記載の発明によれば、透過性反射膜の裏面に面状発光
体を設け、その面状発光体を、透明基板に後続車のヘッ
ドランプ光が入射された際に発光させるので、ヘッドラ
ンプ光による反射光輝度と面状発光体によるバックライ
ト光輝度の輝度差が小さくなり、防眩効果が得られ、眩
惑を大幅に軽減することができる。また、面状発光体を
用いた構造であるので、装置構成が簡単で安価に車両用
防眩ミラーを提供可能となる。
【0020】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、透過性反射膜と面状発光体と
の間にカラーフィルタを配置したことで、面状発光体の
発光色を変化させることができる。例えば、そのカラー
フィルタを目に優しい色にすれば、見やすくなりファッ
ション性も高まる。
載の発明の効果に加えて、透過性反射膜と面状発光体と
の間にカラーフィルタを配置したことで、面状発光体の
発光色を変化させることができる。例えば、そのカラー
フィルタを目に優しい色にすれば、見やすくなりファッ
ション性も高まる。
【図1】本発明に係る車両用防眩ミラーの概略構成図で
ある。
ある。
【図2】透過性反射膜と面状発光体との間にカラーフィ
ルタを配置した例を示す車両用防眩ミラーの概略構成図
である。
ルタを配置した例を示す車両用防眩ミラーの概略構成図
である。
【図3】エレクトロクロミック層を用いた従来のエレク
トロクロミックミラーの断面図である。
トロクロミックミラーの断面図である。
1 透明基板 2 透過性反射膜 3 面状発光体(バックライト) 4 制御部 5 電源
Claims (2)
- 【請求項1】 透明基板の裏面に透過性を有する透過性
反射膜を設けると共に、前記透過性反射膜の裏面に面状
発光体を設け、前記透明基板に後続車のヘッドランプ光
が入射された際に、前記面状発光体を発光させる制御部
を備えたことを特徴とする車両用防眩ミラー。 - 【請求項2】 前記透過性反射膜と前記面状発光体との
間に、カラーフィルタを配置したことを特徴とする請求
項1記載の車両用防眩ミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142158A JP2001322494A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 車両用防眩ミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000142158A JP2001322494A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 車両用防眩ミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322494A true JP2001322494A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18649179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000142158A Pending JP2001322494A (ja) | 2000-05-15 | 2000-05-15 | 車両用防眩ミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001322494A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507409A (ja) * | 2012-12-11 | 2016-03-10 | オスラム オーエルイーディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOSRAM OLED GmbH | 防眩可能なミラー装置 |
-
2000
- 2000-05-15 JP JP2000142158A patent/JP2001322494A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507409A (ja) * | 2012-12-11 | 2016-03-10 | オスラム オーエルイーディー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングOSRAM OLED GmbH | 防眩可能なミラー装置 |
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