JP2001322381A - カード真偽判定システム - Google Patents

カード真偽判定システム

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JP2001322381A
JP2001322381A JP2000144271A JP2000144271A JP2001322381A JP 2001322381 A JP2001322381 A JP 2001322381A JP 2000144271 A JP2000144271 A JP 2000144271A JP 2000144271 A JP2000144271 A JP 2000144271A JP 2001322381 A JP2001322381 A JP 2001322381A
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Nobuo Hori
信男 堀
Shigenori Nagano
繁憲 永野
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Topcon Corp
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Topcon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回折パターンによって形成されたホログラム画
像を表面に設けたカードの真偽を客観的に厳密に判定す
ることができるうえ、カード種類に対する真偽判定を精
度良く行うことができるカード真偽判定システムを提供
する。 【解決手段】カード1の表面に設けらた回折パターン3
から形成されたホログラム画像4に向けて投影されたレ
ーザ測定光束Q1の回折パターン像Q2’を受光部で受
光する光学系10,20を備えた装置本体と、回折パタ
ーン像Q2’に基づいてホログラム画像4の真偽を判定
するための許容基準値を記憶したサーバーと備え、回折
パターン像Q2’に関する信号とサーバーに記憶された
許容基準値とを比較してカードの真偽を判定するために
装置本体とサーバーとを電気通信回線を通じて接続した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折パターンに基
づく画像を形成したホログラムが表面に設けられたカー
ドの真偽を判定するカード真偽判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図7(A)に示すように、ク
レジットカード等のカード1には、その表面にホログラ
ムシール2を貼設したものが知られている。
【0003】このホログラムシール2には、図7(B)
に示すように(一部を拡大)、回折パターン3から形成
された絵柄,マーク,文字等を模したホログラム画像4
が形成されている。
【0004】一般に、ホログラム画像4は、カード1の
見栄えが向上されると同時に、その偽造が困難なことか
ら、上述したクレジットカード等に採用されている。
【0005】一方、このようなホログラム画像4は、ホ
ログラム画像4自体を肉眼視して、若しくは、部分形状
(全体形状を含む)やカード1の貼設位置等を光学装置
を使用して、真偽判断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た肉眼視によってカード1の真偽を判定するには、入射
光線の微妙な方向によって画像が変化することから、厳
密な真偽判定を行うことは困難であるという問題が生じ
ていた。
【0007】また、部分形状(全体形状を含む)やカー
ド1の貼設位置等を光学装置を使用して真偽判断した場
合には、ホログラム画像4の偽造が困難であるとはい
え、その形状や貼設位置の復元は比較的容易であり、厳
密な真偽判定を行うことは困難であるという問題が生じ
ていた。
【0008】そこで、ホログラム画像4は、その回折パ
ターン3の溝の深さやピッチは厳密に管理されているこ
とに着目し、ホログラム画像4を部分若しくは全体形状
的な要素でない極小部分を解析することによって厳密な
真偽判定を客観的に行ない得るという考えに至った。
【0009】この際、カード1は、その作成会社によっ
てホログラム画像のみならず回折パターンも異なる場合
がある上、同じ会社によってもホログラム画像や回折パ
ターンを更新する場合がある等、判定のための基準値と
カード種類とが常に一致していることが好ましい。
【0010】本発明は、上記問題を解決するため、回折
パターンによって形成されたホログラム画像を表面に設
けたカードの真偽を客観的に厳密に判定することができ
ると共に、カード種類に対する真偽判定を精度良く行う
ことができるカード真偽判定システムを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載のカード真偽判定システムは、カー
ド表面に設けられ且つ回折パターンによって形成された
ホログラム画像に向けて投影されたレーザ測定光束の回
折パターン像を受光部で受光する光学系を備えた装置本
体と、回折パターン像に基づいてホログラム画像の真偽
を判定するための許容基準値を記憶したサーバーと備
え、前記回折パターン像に関する信号と前記サーバーに
記憶された許容基準値とを比較してカードの真偽を判定
するために前記装置本体と前記サーバーとを電気通信回
線を通じて接続したことを要旨とするものである。
【0012】請求項2に記載のカード真偽判定システム
は、前記光学系は、回折パターン像を前記受光部に受光
させるフーリエ変換レンズを備えていることを要旨とす
る。
【0013】請求項3に記載のカード真偽判定システム
は、前記装置本体は、判定結果を表示する表示部を備え
ていることを要旨とする。
【0014】請求項4に記載のカード真偽判定システム
は、前記サーバーは、前記受光部から送信された回折パ
ターン像の受光信号を受信して解析する解析部と、該解
析部による解析結果と前記サーバーに記憶された許容基
準値とに基づいて真偽判定する判定部とを備えると共
に、その判定結果を前記装置本体に送信することを要旨
とする。
【0015】請求項5に記載のカード真偽判定システム
は、前記装置本体は前記受光部から送信された回折パタ
ーン像の受光信号を受信して解析すると共にその解析結
果を前記サーバーに送信する解析部を備え、前記サーバ
ーは前記解析部から送信された解析結果と前記サーバー
に記憶された許容基準値とに基づいて真偽判定すると共
にその判定結果を前記装置本体に送信する判定部を備え
ることを要旨とする。
【0016】請求項6に記載のカード真偽判定システム
は、前記装置本体は、前記受光部から送信された回折パ
ターン像の受光信号を受信して解析する解析部と、前記
サーバーから受信した許容基準値と前記解析部の解析結
果とに基づいて真偽判定する判定部とを備えることを要
旨とする。
【0017】請求項7に記載のカード真偽判定システム
は、前記解析部は、回折パターン像の形成位置,ピーク
強度,広がり幅に関する解析結果を前記判定部に出力す
ることを要旨とする。
【0018】請求項8に記載のカード真偽判定システム
は、前記判定部は、前記解析部で解析された回折パター
ン像の形成位置,ピーク強度,広がり幅に関する解析結
果のうち、その全てが許容範囲にある場合に真正カード
であると判定することを要旨とする。
【0019】請求項9に記載のカード真偽判定システム
は、前記判定部は、前記解析部で解析された回折パター
ン像の形成位置,ピーク強度,広がり幅に関する解析結
果のうち、その全てが真正であると判定した場合には真
正カードであると判定し、その何れか一つのみが許容範
囲から外れた所定の範囲内にある場合には仮の真正カー
ドであると判定し、その何れか一つ以上が所定範囲から
も外れている場合には擬似カードであると判定すること
を要旨とする。
【0020】請求項10に記載のカード真偽判定システ
ムは、前記判定部は、回折パターンのピッチ若しくは方
向が複数種類存在している場合には、その種類の一つ若
しくは複数の解析結果で判定することを要旨とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明のカード真偽判定シ
ステムの実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明す
る。
【0022】図1(A),(B)において、10はカー
ド1の表面に設けられたホログラムシール2に向けてレ
ーザ測定光束Q1を投影する投影系、20はホログラム
2から反射された回折反射光束Q2を受光する受光系、
30は受光系20で受光した回折反射光束Q2に基づい
てカード1の真偽を解析し判定する解析・判定部であ
る。尚、ホログラムシール2には、上述したように回折
パターン3に基づくホログラム画像4が形成されてい
る。
【0023】投影系10は、レーザ測定光束Q1を出射
する半導体レーザー11と、この半導体レーザー11か
ら出射されたレーザ測定光束Q1を平行光束とするコリ
メーターレンズ12とを備えている。
【0024】受光系20は、ホログラムシール2の直上
に位置するフーリエ変換レンズ21と、受光部としての
ラインセンサー22とを備えている。
【0025】カード1は、ホログラムシール2の表面が
フーリエ変換レンズ21の前側焦点位置(受光面側焦点
位置)fに位置するように図示を略す筐体状本体に挿入
される。また、ラインセンサー22は、フーリエ変換レ
ンズ21の後側焦点位置f’に位置すると共に、図1
(B)に示すように、平面視においてレーザー測定光束
Q1(光軸で示す)と平行に配置されている。尚、前側
焦点位置fと後側焦点位置f’とは等距離である。フー
リエ変換レンズ21は、ホログラムシール2の表面で回
折反射された回折反射光束Q2の回折パターン像Q2’
と、ホログラムシール2の表面で正反射された正反射光
束Q3の正反射像Q3’とをラインセンサー22に結像
させる(図2(A)参照)。
【0026】解析・判定部30は、ラインセンサー22
に形成された回折反射光束Q2の回折パターン像Q2’
と正反射光束Q3の正反射像Q3’とを解析する解析部
31と、解析部31から出力された信号に基づいて真偽
判定を行う判定部32と、その判定結果を表示する表示
部33とを備えている。
【0027】次に、ラインセンサー22に形成された回
折パターン像Q2’に基づく判定方法を説明する。
【0028】半導体レーザー11が点灯されると、レー
ザー測定光束Q1がホログラムシール2に対する入射角
度θを一定としてラインセンサー22と平面視平行にホ
ログラム画像4に入射される。
【0029】ホログラム画像4は、この例では、ライン
センサー22の延在方向と直交する方向に各回折パター
ン3が所定ピッチ(例えば、一定ピッチ幅1.0μm)
で形成されているものとする。回折現象は、回折パター
ン3に入射する平行光束のレーザー測定光束Q1のう
ち、回折パターン3の延びる方向に対して垂直に入射す
る入射光ベクトル成分が寄与する。
【0030】これにより、レーザー測定光束Q1がホロ
グラム画像4に入射されると、図2(A)に示すよう
に、フーリエ変換レンズ21によって回折パターン像
(一次回折光)Q2’がラインセンサー22上に位置す
るように形成される。
【0031】ラインセンサー22は、回折パターン3が
理想的に一定ピッチ幅で揃っているとした場合に中心番
地にレーザー測定光束Q1のピークが位置するものとし
て配置されている。
【0032】一方、回折パターン3は、現実には、図2
(C)に示すように、極小のばらつきが存在する。この
ばらつきは、精度良くホログラム画像4を作成したとし
ても極めて小さい範囲で存在するものであるが、粗雑な
ホログラム画像4であった場合には大きい範囲で発生す
る。以下、説明の便宜上、回折パターン3の理想的なピ
ッチ幅を1.0μmとした場合に、真正のカード1のホ
ログラム画像4の回折パターン3のピッチ誤差を±0.
1μm以下とし、回折パターン3の深さHとする。
【0033】ラインセンサー22には、カード1に設け
られたホログラム画像4が真正であった場合、回折パタ
ーン3の回折パターン像Q2’が、ほぼ中心番地に形成
される。
【0034】図2(B)は、その際の回折パターン3の
深さHに基づくピーク強度P、回折パターン3のピッチ
幅に基づくピーク位置M、回折パターン3のピッチのば
らつきに基づく所定閾値wでの広がり幅Wで表れる光量
分布Rを示している。判定部32には、これらピーク強
度P、ピーク位置M、広がり幅Wが真正判定許容基準値
として記憶されている。
【0035】ここで、図3(B)に示すように、回折パ
ターン3の深さが、真正のカード1の回折パターン3の
深さHよりも浅い深さH2であった場合の回折パターン
像では、図3(A)に示すように、その光量分布R1の
ピーク強度P2が光量分布Rのピーク強度Pよりも低い
分布となる。
【0036】また、図3(D)に示すように、回折パタ
ーン3のピッチのばらつきが、真正のカード1の回折パ
ターン3のばらつき(例えば、±0.1μm以下)より
も粗いばらつき(例えば、±0.2μm以上)であった
場合の回折パターン像では、図3(C)に示すように、
その光量分布R2の閾値w上での広がり幅W2が光量分
布Rの広がり幅Wよりも広い分布となる。
【0037】さらに、図3(F)に示すように、回折パ
ターン3のピッチ幅が、真正のカード1の回折パターン
3のピッチ幅(例えば、1.0μm)より広いピッチ幅
(例えば、2.0μm)であった場合の回折パターン像
では、図3(E)に示すように、その光量分布R3のピ
ーク位置M2が光量分布Rのピーク位置Mから右へとず
れた分布となる。
【0038】従って、解析部31は、ラインセンサー2
2上でのこれらの光学的特性を解析して判定部32へと
出力し、判定部32でその出力結果と予め記憶されたピ
ーク強度P、ピーク位置M、広がり幅W(標準偏差)の
真正判定許容基準値とを比較(統計的手法)し、少なく
ともその何れか一つでも真正判定許容基準値と異なって
いる場合、或いは、所定範囲の許容値よりも大きい場合
に偽造カードであると判定し、その判定結果を表示部3
3に出力する。
【0039】例えば、総画素数n個のラインセンサー2
2の画素ナンバーを図2(A)の左から順に1、2、
…、i、…nとし、各画素の光電出力をXiとしたと
き、先ず、ラインセンサー22上での最大強度(ピーク
強度P)とその最大強度を示す画素ナンバーiを検出し
た後、各画素の光電出力Xiから平均値に相当する画素
ナンバー(ピーク位置M)を下記の式(1)から算出す
る。
【0040】
【数式1】
【0041】また、光量分布の広がりWを上記の式
(2)から求める。
【0042】この際、光電出力Xiのうち、所定値以下
を示す画素ナンバーのものは上記各式による演算には用
いない。
【0043】従って、解析部31は、上述した式
(1),(2)に基づいて演算を行い、その演算結果を
一時的に記憶する機能と、ピーク強度Pを一時的に記憶
する機能とを備えている。
【0044】一方、判定部32は、図4に示すように、
比較器34a〜34c、許容値設定器35a〜35c、
許容値制御部36、総合判定部37を備えている。
【0045】許容値設定器35aは図2(B)の光量分
布Rで示したピーク強度Pの真正許容範囲を設定し、許
容値設定器35bは光量分布Rのピーク位置Mの真正許
容範囲を設定し、許容値設定器35cは光量分布Rの広
がり幅Wの真正許容範囲を設定する。
【0046】真正のカード1であっても、ホログラム画
像4を形成する回折パターン3の光量分布Rのピーク強
度P、ピーク位置M、広がり幅W並びに光量分布Sの広
がり幅Ws、ピーク位置Msが異なることがあり得るの
で、各許容値設定器35a〜35cに設定する真正許容
範囲を許容値制御部36によって制御するのが望まし
い。
【0047】比較器34aには解析部31で解析された
ピーク強度Pに関する解析出力が入力され、比較器34
bには解析部31で解析されたピーク位置Mに関する解
析出力が入力され、比較器34cには解析部31で解析
された広がり幅Wに関する解析出力が入力される。
【0048】比較器34aは許容値設定器35aにより
設定されたカード真偽判定用のピーク強度許容範囲にピ
ーク強度Pに関する解析出力があるか否かを比較し、比
較器34bは許容値設定器35bにより設定された重心
位置許容範囲にピーク位置Mに関する解析出力があるか
否かを比較し、比較器34cは許容値設定器35cによ
り設定されたカード真偽判定用の広がり幅許容範囲に広
がり幅Wに関する解析出力があるか否かを比較する。
【0049】これらの比較結果は、総合判定部37に入
力され、総合判定部37は、これらの比較結果に基づい
て、真正カードか偽造カードかを判定し、その判定結果
は表示部50に表示される。
【0050】この際、カード1は、例えば、カード会社
(作成会社)によって、或いは、更新によって、ホログ
ラム画像4や回折パターン3が異なる場合がある。
【0051】そこで、このようなカード会社や更新等の
によるカード種類の違いに関わらず真偽判定を行うた
め、図4に示したものでは、装置本体側は各光学系のラ
インセンサー22までと表示部33とを備えた端末と
し、解析部31並びに判定部32はカード会社や本店等
に設置のサーバー側に設置している。
【0052】これにより、ラインセンサー22からの出
力は送受信部(又はインターフェース)23を通じてサ
ーバー側の送受信部(又はインターフェース)24へと
送信され、上述した解析を解析部31で解析すると共
に、カード種類に応じた最新の基準許容値を記憶した許
容値制御部36からの許容値で比較・総合判定を行い、
その判定結果をサーバー側の送受信部24から端末側の
送信送受信部23を経由して表示部33で表示する。
【0053】また、図5に示したものでは、装置本体側
は各光学系のラインセンサー22から解析部31までと
表示部33とを備えた端末とし、判定部32はカード会
社や本店等に設置のサーバー側に設置している。
【0054】これにより、ラインセンサー22からの出
力は解析部31で解析された後、送受信部23を通じて
その解析結果がサーバー側の送受信部24へと送信さ
れ、カード種類に応じた最新の基準許容値を記憶した許
容値制御部36からの許容値で比較・総合判定を行い、
その判定結果をサーバー側の送受信部24から端末側の
送信送受信部23を経由して表示部33で表示する。
【0055】また、図6に示したものでは、許容値制御
部36以外の全てを装置本体側に設置し、カード会社や
本店等に設置のサーバー側には許容値制御部36のみを
設置している。
【0056】これにより、ラインセンサー22からの出
力は解析部31で解析された後、送受信部24,23を
経由してカード種類に応じた最新の基準許容値を記憶し
た許容値制御部36からの許容値で比較・総合判定を判
定部32で行い、表示部33で表示する。
【0057】尚、カード1の経年変化等を考慮して、光
量分布のピーク強度P、ピーク位置M、広がり幅Wの何
れか一つが厳密に近い許容範囲には含まれないものの、
その厳密な許容範囲から若干ずれた位置にある場合に
は、偽造範囲とは異なる擬似範囲の仮の真正カードとし
て判定すると共に表示部33にその旨を表示して、例え
ば、カード1が利用された店員等の目視による劣化や傷
の確認を促したり、損傷が激しいためにカードの交換を
利用者に促すなどの対応も可能である。
【0058】この際、サーバーの設置は、上述したよう
に、少なくとも基準許容値が管理し得れば、上記サーバ
ー以外の代理サーバー等でも良いことから、解析から判
定若しくは判定をサーバー側で行うことにより、端末側
での判定、即ち、小売店等での判定ではないことから、
判定結果に基づく利用者とのサービスや交換等の連絡や
手続きを一括管理することもできる。
【0059】しかも、電気通信回線を利用していること
から、例えば、サーバーと他のサーバーとの接続も容易
であることから、例えば、警察やカード保険会社等に設
置のサーバーに偽造カードの判定結果を送信する等の防
犯への利用も可能となる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカード真
偽判定システムにあっては、真正のカードか偽造のカー
ドかの真偽判定を、ホログラム画像の全体画像や広い範
囲での部分画像で真偽判定をするのではなく、偽造が困
難なより狭い解析格子という細かい範囲での厳密な真偽
判定とすることができるうえ、カード種類に対する真偽
判定を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるカード真偽判定シ
ステムを示し、(A)はカード真偽判定システムの概略
側面図、(B)はカード真偽判定システムの概略平面図
である。
【図2】同じく、(A)は回折パターンとフーリエ変換
レンズとラインセンサーとの相対関係の説明図、(B)
は真正のカードの場合の光量分布グラフ図、(C)は真
正のカードの場合の回折パターンの深さとばらつきを説
明するための説明図である。
【図3】同じく、(A)は回折パターンの深さが浅い偽
造のカードの場合の光量分布のグラフ図、(B)は回折
パターンの深さが浅い偽造のカードを説明するための説
明図、(C)は回折パターンのばらつきが大きい偽造の
カードの場合の光量分布のグラフ図、(D)は回折パタ
ーンのばらつきが大きい偽造のカードを説明するための
説明図、(E)は回折パターンのピッチ幅が大きい偽造
のカードの場合の光量分布のグラフ図、(F)は回折パ
ターンのピッチ幅が大きい偽造のカードを説明するため
の説明図である。
【図4】同じく、判定回路のブロック図である。
【図5】同じく、第2例の判定回路のブロック図であ
る。
【図6】同じく、第3例の判定回路のブロック図であ
る。
【図7】(A)はホログラムシールを表面に貼設したカ
ードの正面図、(B)はホログラムシールの拡大図であ
る。
【符号の説明】
1…カード 2…ホログラムシール 3…回折パターン 4…ホログラム画像 10…投影系(光学系) 20…受光系(光学系) 21…フーリエ変換レンズ 22…ラインセンサー(受光部) 32…判定部 Q1…レーザー測定光束 Q2…回折反射光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 310 G06T 1/00 420C 5B057 420 G07D 7/10 5B072 G07D 7/10 G06K 19/00 D Fターム(参考) 2C005 HA02 JB08 JB09 LB17 2K008 AA13 CC03 3E041 AA10 BA11 BB01 BB03 CA01 CA08 CA09 5B035 AA03 AA13 BB03 BB05 5B047 AA30 AB02 BB02 BC05 BC11 DC09 5B057 AA11 BA02 BA15 DA07 DA12 DB02 DB09 DC22 DC23 DC34 DC36 DC38 5B072 AA02 CC35 DD01 LL12 LL18 MM04 MM09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード表面に設けられ且つ回折パターンに
    よって形成されたホログラム画像に向けて投影されたレ
    ーザ測定光束の回折パターン像を受光部で受光する光学
    系を備えた装置本体と、回折パターン像に基づいてホロ
    グラム画像の真偽を判定するための許容基準値を記憶し
    たサーバーと備え、前記回折パターン像に関する信号と
    前記サーバーに記憶された許容基準値とを比較してカー
    ドの真偽を判定するために前記装置本体と前記サーバー
    とを電気通信回線を通じて接続したことを特徴とするカ
    ード真偽判定システム。
  2. 【請求項2】前記光学系は、回折パターン像を前記受光
    部に受光させるフーリエ変換レンズを備えていることを
    特徴とする請求項1に記載のカード真偽判定システム。
  3. 【請求項3】前記装置本体は、判定結果を表示する表示
    部を備えていることを特徴とする請求項1及び請求項2
    に記載のカード真偽判定システム。
  4. 【請求項4】前記サーバーは、前記受光部から送信され
    た回折パターン像の受光信号を受信して解析する解析部
    と、該解析部による解析結果と前記サーバーに記憶され
    た許容基準値とに基づいて真偽判定する判定部とを備え
    ると共に、その判定結果を前記装置本体に送信すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のカ
    ード真偽判定システム。
  5. 【請求項5】前記装置本体は前記受光部から送信された
    回折パターン像の受光信号を受信して解析すると共にそ
    の解析結果を前記サーバーに送信する解析部を備え、前
    記サーバーは前記解析部から送信された解析結果と前記
    サーバーに記憶された許容基準値とに基づいて真偽判定
    すると共にその判定結果を前記装置本体に送信する判定
    部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何
    れかに記載のカード真偽判定システム。
  6. 【請求項6】前記装置本体は、前記受光部から送信され
    た回折パターン像の受光信号を受信して解析する解析部
    と、前記サーバーから受信した許容基準値と前記解析部
    の解析結果とに基づいて真偽判定する判定部とを備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載
    のカード真偽判定システム。
  7. 【請求項7】前記解析部は、回折パターン像の形成位
    置,ピーク強度,広がり幅に関する解析結果を前記判定
    部に出力することを特徴とする請求項4乃至請求項6に
    記載のカード真偽判定システム。
  8. 【請求項8】前記判定部は、前記解析部で解析された回
    折パターン像の形成位置,ピーク強度,広がり幅に関す
    る解析結果のうち、その全てが許容範囲にある場合に真
    正カードであると判定することを特徴とする請求項7に
    記載のカード真偽判定システム。
  9. 【請求項9】前記判定部は、前記解析部で解析された回
    折パターン像の形成位置,ピーク強度,広がり幅に関す
    る解析結果のうち、その全てが真正であると判定した場
    合には真正カードであると判定し、その何れか一つのみ
    が許容範囲から外れた所定の範囲内にある場合には仮の
    真正カードであると判定し、その何れか一つ以上が所定
    範囲からも外れている場合には擬似カードであると判定
    することを特徴とする請求項5に記載のカード真偽判定
    システム。
  10. 【請求項10】前記判定部は、回折パターンのピッチ若
    しくは方向が複数種類存在している場合には、その種類
    の一つ若しくは複数の解析結果で判定することを特徴と
    する請求項4乃至請求項9に記載のカード真偽判定シス
    テム。
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