JP2001321754A - 焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法 - Google Patents
焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法Info
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- JP2001321754A JP2001321754A JP2000146454A JP2000146454A JP2001321754A JP 2001321754 A JP2001321754 A JP 2001321754A JP 2000146454 A JP2000146454 A JP 2000146454A JP 2000146454 A JP2000146454 A JP 2000146454A JP 2001321754 A JP2001321754 A JP 2001321754A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02C—CAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
- Y02C20/00—Capture or disposal of greenhouse gases
- Y02C20/10—Capture or disposal of greenhouse gases of nitrous oxide (N2O)
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/10—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions
- Y02P10/146—Perfluorocarbons [PFC]; Hydrofluorocarbons [HFC]; Sulfur hexafluoride [SF6]
-
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/20—Waste processing or separation
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来廃棄処分されていた焼酎廃液および焼酎
粕を焼成炉内のＮＯｘの発生抑制材として有効活用する
技術を提供する。 【解決手段】 セメントの焼成炉または仮焼炉内に、そ
の温度が７５０℃以上の部位に嫌気性処理した焼酎廃液
および焼酎粕を尿素と混合して導入し、ＮＯｘの発生を
効果的に抑制する。
粕を焼成炉内のＮＯｘの発生抑制材として有効活用する
技術を提供する。 【解決手段】 セメントの焼成炉または仮焼炉内に、そ
の温度が７５０℃以上の部位に嫌気性処理した焼酎廃液
および焼酎粕を尿素と混合して導入し、ＮＯｘの発生を
効果的に抑制する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼酎廃液および焼
酎粕の有効活用方法に関するもので、特に、ＮＯｘ発生
抑制材として有効に活用する技術を提供するものであ
る。
酎粕の有効活用方法に関するもので、特に、ＮＯｘ発生
抑制材として有効に活用する技術を提供するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、商品となる焼酎を取り出した後の
焼酎廃液および焼酎粕は有益な活用方法がなく廃棄物と
して海洋投入または埋め立て処分しているのが現状であ
る。
焼酎廃液および焼酎粕は有益な活用方法がなく廃棄物と
して海洋投入または埋め立て処分しているのが現状であ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の技術では、環境汚染および埋め立て処分場の確保が問
題であり、さらには、廃棄物の分解により悪臭が発生す
るという課題がある。一方、焼成炉で使用する燃料は、
石炭、重油、オイルコークスなどの化石燃料が使用され
るのが一般的である。これらの化石燃料は窒素分を含ん
でおり、一部の窒素は燃焼過程で酸化されて有害なＮＯ
ｘとなる。また、空気中の窒素が高温状態において酸化
されて生成するものもある。焼成炉がセメント焼成炉の
場合は、特殊なバーナーの採用やキルン制御によりＮＯ
ｘの発生を低減させているが、ＮＯｘの排出基準をより
厳格とするためには尿素等のアンモニア含有物質をＮＯ
ｘ発生抑制材として使用することもある。ここで、尿素
の分解により発生するアンモニアは、次式によりＮＯｘ
を還元して無害化することができるが、その尿素は高価
であるという課題がある。 ４ＮＨ3＋４ＮＯ＋Ｏ2＝４Ｎ2＋６Ｈ2Ｏ ８ＮＨ3＋６ＮＯ2＝７Ｎ2＋１２Ｈ2Ｏ
の技術では、環境汚染および埋め立て処分場の確保が問
題であり、さらには、廃棄物の分解により悪臭が発生す
るという課題がある。一方、焼成炉で使用する燃料は、
石炭、重油、オイルコークスなどの化石燃料が使用され
るのが一般的である。これらの化石燃料は窒素分を含ん
でおり、一部の窒素は燃焼過程で酸化されて有害なＮＯ
ｘとなる。また、空気中の窒素が高温状態において酸化
されて生成するものもある。焼成炉がセメント焼成炉の
場合は、特殊なバーナーの採用やキルン制御によりＮＯ
ｘの発生を低減させているが、ＮＯｘの排出基準をより
厳格とするためには尿素等のアンモニア含有物質をＮＯ
ｘ発生抑制材として使用することもある。ここで、尿素
の分解により発生するアンモニアは、次式によりＮＯｘ
を還元して無害化することができるが、その尿素は高価
であるという課題がある。 ４ＮＨ3＋４ＮＯ＋Ｏ2＝４Ｎ2＋６Ｈ2Ｏ ８ＮＨ3＋６ＮＯ2＝７Ｎ2＋１２Ｈ2Ｏ
【０００４】本発明は、上記の課題を解決するために鋭
意検討してなされたものであり、従来廃棄処分されてい
た焼酎廃液および焼酎粕を嫌気性処理したものを、ＮＯ
ｘの発生抑制材として有効活用する技術を提供すること
を目的としている。
意検討してなされたものであり、従来廃棄処分されてい
た焼酎廃液および焼酎粕を嫌気性処理したものを、ＮＯ
ｘの発生抑制材として有効活用する技術を提供すること
を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、 嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を焼成炉内
のＮＯｘ発生抑制材として使用することを特徴とする焼
酎廃液および焼酎粕の有効活用方法によって達成され
る。また、嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を他の
アンモニア含有物質と混合して焼成炉内のＮＯｘ発生抑
制材として使用することを特徴とする焼酎廃液および焼
酎粕の有効活用方法によって達成される。さらに、前記
焼成炉がセメントの焼成炉または仮焼炉であり、温度７
５０℃以上の部位にＮＯｘ発生抑制材を導入することを
特徴とする焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法によっ
て達成される。
は、 嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を焼成炉内
のＮＯｘ発生抑制材として使用することを特徴とする焼
酎廃液および焼酎粕の有効活用方法によって達成され
る。また、嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を他の
アンモニア含有物質と混合して焼成炉内のＮＯｘ発生抑
制材として使用することを特徴とする焼酎廃液および焼
酎粕の有効活用方法によって達成される。さらに、前記
焼成炉がセメントの焼成炉または仮焼炉であり、温度７
５０℃以上の部位にＮＯｘ発生抑制材を導入することを
特徴とする焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法によっ
て達成される。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、さらに詳細に説明する。本
発明では、嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を焼成
炉内のＮＯｘ発生抑制としての有効活用を提案してい
る。その理由は、焼酎廃液には約８００ｍｇ／ｌ、焼酎
粕には約６０００ｍｇ／ｋｇの全窒素が含有され、それ
らを嫌気性処理する事で全窒素の８０％程度がアンモニ
ア性の窒素となり、それが前記したようにＮＯｘを還元
して無害化する作用があるからである。
発明では、嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を焼成
炉内のＮＯｘ発生抑制としての有効活用を提案してい
る。その理由は、焼酎廃液には約８００ｍｇ／ｌ、焼酎
粕には約６０００ｍｇ／ｋｇの全窒素が含有され、それ
らを嫌気性処理する事で全窒素の８０％程度がアンモニ
ア性の窒素となり、それが前記したようにＮＯｘを還元
して無害化する作用があるからである。
【０００７】ここで、嫌気性処理した焼酎廃液および焼
酎粕を尿素と混合して焼成炉内のＮＯｘ発生抑制材とし
て使用すれば尿素の使用量を低減できる。
酎粕を尿素と混合して焼成炉内のＮＯｘ発生抑制材とし
て使用すれば尿素の使用量を低減できる。
【０００８】さらに、焼成炉がセメントの焼成炉または
仮焼炉であり、温度７５０℃以上の部位に嫌気性処理し
た焼酎廃液および焼酎粕を尿素と混合したものをＮＯｘ
発生抑制材として導入することにより本発明の効果が顕
著となり、さらには、悪臭成分も分解できるという効果
も有する。
仮焼炉であり、温度７５０℃以上の部位に嫌気性処理し
た焼酎廃液および焼酎粕を尿素と混合したものをＮＯｘ
発生抑制材として導入することにより本発明の効果が顕
著となり、さらには、悪臭成分も分解できるという効果
も有する。
【０００９】以下に、セメント焼成工程において嫌気性
処理した焼酎廃液および焼酎粕をＮＯｘ発生抑制材とし
て活用する具体例について説明する。セメント製造工程
の中心をなす焼成工程は、仮焼炉（サスペンションプレ
ヒーター）と焼成炉（ロータリーキルン）から構成され
る。この工程では、脱炭酸反応と焼成反応により、石灰
石や粘土類などの原料粉末から、セメントの一歩手前の
姿であるセメントクリンカに変化させている。
処理した焼酎廃液および焼酎粕をＮＯｘ発生抑制材とし
て活用する具体例について説明する。セメント製造工程
の中心をなす焼成工程は、仮焼炉（サスペンションプレ
ヒーター）と焼成炉（ロータリーキルン）から構成され
る。この工程では、脱炭酸反応と焼成反応により、石灰
石や粘土類などの原料粉末から、セメントの一歩手前の
姿であるセメントクリンカに変化させている。
【００１０】仮焼炉の最上部に供給された原料粉末は徐
々に下に向かう。その際に原料粉末は、仮焼炉の下方に
設置されたバーナーならびに焼成炉やその後工程のクリ
ンカークーラーからの熱ガスにより予熱され、石灰石の
主成分である炭酸カルシウムは酸化カルシウムと炭酸ガ
スに分解される。この時の原料粉末の温度は８５０℃に
まで達する。
々に下に向かう。その際に原料粉末は、仮焼炉の下方に
設置されたバーナーならびに焼成炉やその後工程のクリ
ンカークーラーからの熱ガスにより予熱され、石灰石の
主成分である炭酸カルシウムは酸化カルシウムと炭酸ガ
スに分解される。この時の原料粉末の温度は８５０℃に
まで達する。
【００１１】ここで予熱・分解した原料は、続いて焼成
炉に入り、出口に向かって転動しながら移動する。焼成
炉の口元には、微粉炭や重油などを燃料とするバーナー
が設置されており、焼成用の空気も供給される。この焼
成炉内では原料の温度は徐々に高くなり、最も高いとこ
ろでは１４５０℃程度となる。焼成炉から排出された焼
成物（クリンカー）は、クーラーに入り、急冷される。
炉に入り、出口に向かって転動しながら移動する。焼成
炉の口元には、微粉炭や重油などを燃料とするバーナー
が設置されており、焼成用の空気も供給される。この焼
成炉内では原料の温度は徐々に高くなり、最も高いとこ
ろでは１４５０℃程度となる。焼成炉から排出された焼
成物（クリンカー）は、クーラーに入り、急冷される。
【００１２】次に、本発明の実施例について説明する。
焼成炉の口元バーナーから導入する微粉炭燃料の２０％
に相当する量の嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を
バーナー近傍から導入してセメントを製造した結果、嫌
気性処理した焼酎廃液および焼酎粕をバーナー近傍から
導入しない場合と比較してＮＯｘの発生量が１／２以下
に抑制することができた。さらに、本発明により製造し
たセメントの品質は、従来品と同じであり、悪臭の発生
も皆無であった。また、嫌気性処理した焼酎廃液および
焼酎粕を尿素の溶解用溶媒として使用することにより、
従来の尿素の使用量を１０％以上低減することができる
ことが分かった。
焼成炉の口元バーナーから導入する微粉炭燃料の２０％
に相当する量の嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を
バーナー近傍から導入してセメントを製造した結果、嫌
気性処理した焼酎廃液および焼酎粕をバーナー近傍から
導入しない場合と比較してＮＯｘの発生量が１／２以下
に抑制することができた。さらに、本発明により製造し
たセメントの品質は、従来品と同じであり、悪臭の発生
も皆無であった。また、嫌気性処理した焼酎廃液および
焼酎粕を尿素の溶解用溶媒として使用することにより、
従来の尿素の使用量を１０％以上低減することができる
ことが分かった。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、従来処分に困っていた
焼酎廃液および焼酎粕を焼成炉内のＮＯｘ発生抑制材と
して有効に活用することができる。さらには、高価な尿
素の使用量を低減できる。
焼酎廃液および焼酎粕を焼成炉内のＮＯｘ発生抑制材と
して有効に活用することができる。さらには、高価な尿
素の使用量を低減できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２３Ｃ 11/00 ３１７ Ｂ０９Ｂ 3/00 ＺＡＢＣ ４Ｋ００１ // Ｃ２２Ｂ 1/16 Ｂ０１Ｄ 53/34 １２９Ｄ Ｆターム(参考） 3K065 TA01 TB01 TB04 TB12 TC03 TD04 TD07 TD08 TF09 TN01 TN11 4B028 AC06 AG10 4D002 AA12 AC05 BA06 CA01 DA57 DA66 EA01 GA01 GB03 4D004 AA04 BA10 CA18 CA48 4G012 KA08 4K001 CA33 CA40 CA49 GA07 GA10
Claims (3)
- 【請求項１】 嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕を
焼成炉内のＮＯｘ発生抑制材として使用することを特徴
とする焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法。 - 【請求項２】 嫌気性処理した焼酎廃液および焼酎粕
を他のアンモニア含有物質と混合して焼成炉内のＮＯｘ
発生抑制材として使用することを特徴とする焼酎廃液お
よび焼酎粕の有効活用方法。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の焼成炉がセメ
ントの焼成炉または仮焼炉であり、温度７５０℃以上の
部位にＮＯｘ発生抑制材を導入することを特徴とする焼
酎廃液および焼酎粕の有効活用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000146454A JP2001321754A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000146454A JP2001321754A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001321754A true JP2001321754A (ja) | 2001-11-20 |
Family
ID=18652805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000146454A Pending JP2001321754A (ja) | 2000-05-18 | 2000-05-18 | 焼酎廃液および焼酎粕の有効活用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001321754A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229584A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Ube Ind Ltd | 廃液の処理方法および処理装置 |
| JP2009189989A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Taiheiyo Cement Corp | 脱硝剤、並びに、排ガスの処理方法及び処理システム |
| JP2010222203A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Taiheiyo Cement Corp | 樹脂系廃棄物の利用方法 |
-
2000
- 2000-05-18 JP JP2000146454A patent/JP2001321754A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229584A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Ube Ind Ltd | 廃液の処理方法および処理装置 |
| JP2009189989A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Taiheiyo Cement Corp | 脱硝剤、並びに、排ガスの処理方法及び処理システム |
| JP2010222203A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Taiheiyo Cement Corp | 樹脂系廃棄物の利用方法 |
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