JP2001321693A - 電気集塵装置 - Google Patents

電気集塵装置

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JP2001321693A
JP2001321693A JP2000142782A JP2000142782A JP2001321693A JP 2001321693 A JP2001321693 A JP 2001321693A JP 2000142782 A JP2000142782 A JP 2000142782A JP 2000142782 A JP2000142782 A JP 2000142782A JP 2001321693 A JP2001321693 A JP 2001321693A
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dust
electrode
discharge electrode
dust collecting
discharge
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Application number
JP2000142782A
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English (en)
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Teruhiro Nakaniwa
彰宏 中庭
Yasutoshi Ueda
泰稔 上田
Katsuhisa Kojima
勝久 小嶋
Keishiro Saito
圭司郎 斉藤
Kazutaka Tomimatsu
一隆 富松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無端状の集塵電極を追加配置した電気集塵装
置の集塵効率をより向上する。 【解決手段】 対向配置した第1放電電極4と第1集塵
電極5間に含塵ガスを流通させ、これらの電極間におけ
るコロナ放電によって含塵ガス中に含まれたダストを荷
電するとともに、この荷電したダストを前記各電極間に
作用する静電気力によって第1集塵電極5に捕集するよ
うにした電気集塵装置であって、ガスの流れを横断する
態様で電極4,5の下流側に配設された第2放電電極7
−1と、第2放電電極7−1の下流側に位置され、ガス
の流れを横断する態様で循環移動する無端状の金属ネッ
ト13を有してなる第2集塵電極8と、ガスの流れを横
断する態様で第2集塵電極8の下流側に配設された第3
放電電極7−2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気集塵装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】対向配置した放電電極と集塵電極間に含
塵ガスを流通させ、これらの電極間における放電によっ
て前記含塵ガス中に含まれたダストを帯電させるととも
に、この帯電したダストを上記各電極間に作用する静電
気力によって上記集塵電極に捕集するようにした電気集
塵装置が実用されている。
【0003】上記集塵電極におけるダストの堆積量が多
くなると、集塵能力が著しく低下する。そこで、集塵電
極に付着したダストを槌打手段等によって払い落とす処
理が実行されるが、その際、払い落とされたダストの一
部が飛散してガス中に再度混入することになる。そこ
で、固定配置された上記集塵電極の下流側に、ガスを通
過させ得る構造を有した無端状の集塵電極をガスの流れ
方向に直交する態様で追加配設した電気集塵装置が例え
ば実開昭57−177550号によって提案されてい
る。上記循環移動式の集塵電極を備えた集塵装置によれ
ば、該集塵電極によって上記飛散したダストが捕集され
るので、ダストの捕集効率が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
無端状の集塵電極を追加配設した電気集塵装置の集塵効
率をより向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、対向配置
した第1放電電極と第1集塵電極間に含塵ガスを流通さ
せ、これらの電極間におけるコロナ放電によって前記含
塵ガス中に含まれたダストを荷電するとともに、この荷
電したダストを前記各電極間に作用する静電気力によっ
て前記第1集塵電極に捕集するようにした電気集塵装置
であって、前記ガスの流れを横断する態様で前記各電極
の下流側に配設された第2放電電極と、前記第2放電電
極の下流側に位置され、前記ガスの流れを横断する態様
で循環移動する無端状の金属ネットを有してなる第2集
塵電極と、前記ガスの流れを横断する態様で前記第2集
塵電極の下流側に配設された第3放電電極と、を備えて
いる。第2の発明は、第1の発明において、前記金属ネ
ットの下流側直線移動部の内面側近に、該内面に対向す
る複数のバッフルプレートを所定の間隔で配列設置して
いる。第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記金属ネットの上流側直線移動部と下流側直線移動部
の間に、前記ガスの流れを横断する態様で第4の放電電
極を配設している。第4の発明は、第1の発明におい
て、前記金属ネットの上流側直線移動部と下流側直線移
動部の間に、前記ガスの流れに沿う態様で第3の集塵電
極を配設している。第5の発明は、第1〜第4の発明の
いずれかにおいて、前記第2の放電電極の上流側に、該
放電電極の放電部位に前記ガスを導くガイド部材を配設
している。
【0006】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明に係る電気集塵装置の第1の実施形態を
示す概略縦断面図である。この図1において、ハウジン
グ1に形成された第1集塵室2および第2集塵室3に
は、それぞれ複数の放電電極4と集塵電極5が交互に対
向配置され、また、第2集塵室3の下流側に位置した第
3集塵室6には、放電電極7−1、循環移動式の集塵電
極8および放電電極7−2が平行配置されている。
【0007】上記集塵室2,3に設けられた放電電極4
と集塵電極5は、ガス入口9からガス出口10に至るガ
ス流路に沿う態様で配設され、また、集塵室6に設けら
れた放電電極7−1、集塵電極8および放電電極7−2
は、上記ガス流路を横断する態様で配設されている。
【0008】上記集塵室6に設けられた放電電極7−
1,7−2は、図2に示すように、幅方向に所定の間隔
で平行配列する複数条の導線71と、これらの導線71
にそれぞれ突設した多数個の電界集中用のトゲ71aと
を備えている。上記トゲ71aは、各導線71の長手方
向(上下方向)に所定の間隔をおいて配列し、かつ、該
各導線71を含む平面に直交している。なお、放電電極
7−1,7−2は、前記集塵電極8(図1参照)側にト
ゲ71aが向けられている。
【0009】一方、集塵電極8は、図3に示すように、
上部ドラム11と下部ドラム12に巻掛けた帯状の金属
ネット13を備えている。上記上部ドラム11は、その
軸部11aの一端部および他端部にスプロケット14L
および14Rがそれぞれ固着され、また、上記下部ドラ
ム12も、その軸部12aの一端部および他端部にスプ
ロケット15Lおよび15Rがそれぞれ固着されてい
る。スプロケット14L,15Lには、チェーン16L
が巻掛けられ、スプロケット14R,15Rには、チェ
ーン16Rが巻掛けられている。そして、チェーン16
L,16R間には、複数本の支持ロッド17が所定の間
隔をおいて横架されている。
【0010】図4および該図4のA矢視図である図5に
示すように、各支持ロッド17は、金属ネット13を横
断方向に貫通し、その一端部および他端部をそれぞれチ
ェーン16Lおよび16Rのローラ部16aに嵌合固着
してある。したがって、金属ネット13は、各支持ロッ
ド17を介してチェーン15L,15Rに支持されてい
る。このように上記各支持ロッド17で金属ネット13
を支持すれば、ガス流の圧力の影響を受けることなく、
該金属ネット13を安定に循環移動することができる。
なお、上部ドラム11の軸部11aは、図示していない
固定軸受よって回動可能に支持され、また、下部ドラム
12の軸部12aは、上下方向のみに移動自由度を有す
る図示していない軸受によって回転可能に支持されてい
る。
【0011】上記構成の集塵電極8の金属ネット13
は、モータ18の動力によって循環移動される。すなわ
ち、モータ18によって上部ドラム11が図2における
反時計回り方向に回転されると、金属ネット13が各支
持ロッド17と共に矢印方向に連続移動する。なお、上
記集塵電極8では、上記支持ロッド17の一端部および
他端部をそれぞれチェーン16Lおよび16Rのローラ
部16aに嵌合固着してあるので、該支持ロッド17の
軸心がスプロケット14,15のピッチ円のセンタに位
置している。したがって、金属ネット13とチェーン1
6L,16Rを同一の速度で円滑に移動させることがで
きる。
【0012】次に、この実施形態に係る電気集塵装置の
動作について説明する。図1に示すガス入口9から導入
された含塵ガスは、第1集塵室2に配置された放電電極
4と集塵電極5間および第2集塵室3に配置された放電
電極4と集塵電極5間を順次通過する。このとき、上記
含塵ガス中のダストは、電極4,5間で発生するコロナ
放電によって電荷を与えられた後、電極4,5間に発生
するクーロン力によって集塵電極5に捕集される。
【0013】第2集塵室3を通過したガス中の残存ダス
トは、第3集塵室6において捕集される。すなわち、第
3集塵室6においては、図6に示す放電電極7−1のト
ゲ71aと、集塵電極8の金属ネット13における上流
側直線移動部13aとの間に発生するコロナ放電によっ
て上記残存ダストに電荷が与えられるので、該ダストが
クーロン力で上記上流側直線移動部13aに捕集され
る。そして、上記上流側直線移動部13aをすり抜けた
ダストは金属ネット13の下流側直線部13bにクーロ
ン力で捕集される。
【0014】一方、第3集塵室6においては、図6のB
−B拡大断面図である図7に示すように、上記下流側直
線移動部13bと放電電極7−2のトゲ71aとの間に
ガス流とは逆向きのイオン風20が発生する。このイオ
ン風20は、上記下流側直線移動部13bをすり抜けよ
うとするダストを該下流側直線移動部13b側に付勢し
て、この下流側直線部13bにおけるダスト捕集効率を
向上させる。かくして、この実施形態に係る集塵装置に
よれば、第1、第2集塵室2,3を通過したガス中の残
存ダストが第3集塵室6の集塵電極8によって効率よく
捕集される。
【0015】ところで、上記金属ネット13に捕集され
たダストを放置すると、その堆積に伴って集塵性能が低
下する。そこで、この実施形態に係る集塵装置において
は、金属ネット13に付着したダストを図1に示す上部
回転ブラシ31および下部回転ブラシ32によって除去
するようにしている。なお、これらの回転ブラシ31,
32は、図示していないモータによって前記ドラム1
1,12と同一の方向に回転駆動される。
【0016】上記上部回転ブラシ31の側方には、フー
ド51が形成されている。そして、このフード51は、
吸引ブロア52を介在させた戻し管路53を介して前記
集塵室2の上流側部位に連通している。したがって、ブ
ラシ31によって取り除かれたダストは、フード51お
よび戻し管路53を介して集塵室2内に戻された後、ガ
ス入口から導入される含塵ガスに混合される。なお、上
記下部回転ブラシ32によって取り除かれたダストは、
ホッパ54内に落下する。
【0017】第2の実施形態 次に、図8およびそのC−C断面図である図9を参照し
て、本発明に係る電気集塵装置の第2の実施形態につい
て説明する。この第2の実施形態では、上記金属ネット
13の下流側直線移動部13bの内面近傍部位に、金属
もしくは非金属材料で形成された複数のバッフル板60
を配設してある。なお、この電気集塵装置の他の構成に
関しては、前記第1の実施形態に係る電気集塵装置のそ
れと同様である。
【0018】各バッフル板60は、放電電極7−2の導
線71の配列間隔と同じ間隔で、かつ、上記直線移動部
8bの内面に平行する態様で金属ネット13の幅方向に
配列している。そして、各バッフル板60は、上記導線
71に対して該導線71の配列間隔の1/2だけネット
13の幅方向にずれて位置し、かつその幅が、例えば上
記直線移動部8aから放電電極7−2に至る距離(例え
ば150〜200mm)の1/2〜1/5に設定されて
いる。なお、このバッフル板60は、放電電極7−1,
7−2および集塵電極8から電気的に絶縁されている。
【0019】図10に示すように、この第2の実施形態
に係る集塵装置によれば、上記バッフル板60の背面側
にガス流の流れが希薄なはくり領域60a(斜線参照)
が形成される。上記はくり領域60aでは、ガス流によ
るせん断力が極端に小さくなる。したがって、上記ネッ
ト13の下流側直線移動部13bをすり抜けたダスト3
3は、前記したイオン風20の付勢力によって上記はく
り領域60aに入り込んで、該はくり領域60aを通過
する上記下流側直線移動部13bに捕集されることにな
る。
【0020】かくして、この第2の実施形態に係る集塵
装置によれば、上記下流側直線移動部13bにおけるダ
スト捕集効率を一層向上することができる。なお、各バ
ッフル板60は、上下方向に沿って配設する必要はな
く、例えば水平あるいは斜めに配設することも可能であ
る。
【0021】第3の実施形態 次に、図11およびそのD−D断面図である図12を参
照して、本発明に係る電気集塵装置の第3の実施形態に
ついて説明する。この集塵装置は、上記金属ネット13
の上流側直線移動部13aと下流側直線移動部13bと
の間に放電電極7−3を配設した構成を有する。なお、
他の構成に関しては、前記第1の実施形態に係る集塵装
置と同様である。
【0022】上記放電電極7−3は、放電電極7−1に
準じた構成を有し、トゲ71aが上流側直線移動部13
aに向く態様で配設してある。図9に示すように、放電
電極7−3の導線71は,放電電極7−1の導線71に
対して該導線71の配列間隔の1/2だけ上流側直線移
動部13aの幅方向にずれて位置している。したがっ
て、放電電極7−1の導線71と放電電極7−3の導線
71は、千鳥状に配列している。なお、この実施形態で
は、放電電極7−1から上流側直線移動部13aに至る
距離と、該上流側直線移動部13aから放電電極7−3
に至る距離がほぼ等しく設定されている。
【0023】この第3の実施形態に係る電気集塵装置で
は、上記上流側直線移動部13aと放電電極7−3との
間におけるコロナ放電によって、該上流側直線移動部1
3aを通過したダストが再荷電されるので、下流側直線
移動部13bによる該ダストの捕集効率が向上する。
【0024】ところで、上記したように、放電電極7−
1,7−3の導線71は千鳥状に配列しているが、これ
は次のような利点をもたらす。すなわち、電極7−1の
隣接する導線71の中央部におけるコロナ放電密度は、
双方の導線71の近傍における同密度に比して低いの
で、上記中央部を通過するダストの荷電量が上記導線7
1の近傍を通過するダストの荷電量より少なくなる。
【0025】しかし、上記実施形態によれば、上記中央
部を通過するダストが放電電極7−3と集塵電極8間の
コロナ放電によって十分に再荷電されるので、たとえ電
極8の上流側直線移動部13aにダストが分捕集されな
かったとしても、該電極8の下流側直線移動部13bに
おいて該ダストが効率よく捕集されることになる。つま
り、この第3の実施形態によれば、ダストへの荷電がよ
り確実に実行されて、集塵効率が向上する。なお、電極
7−1と電極7−3の導線71を千鳥状に配列しない場
合でも、電極7−3は荷電効率の向上に寄与する。
【0026】上記放電電極7−3では、トゲ71aを集
塵電極8の上流側直線移動部13a側に突設している
が、該トゲ71aを集塵電極8の下流側直線移動部13
b側に突設することも可能である。この場合、放電電極
7−3と上記下流側直線移動部13b間のコロナ放電に
よってダストが再荷電されることになる。また、放電電
極7−3のトゲ71aを集塵電極8の上流側直線移動部
13a側と下流側直線移動部13b側の双方に突設する
ことも可能であり、この場合、放電電極7−3と上流側
直線移動部13a間のコロナ放電と、放電電極7−3と
下流側直線移動部13b間のコロナ放電とによってダス
トが再荷電される。なお、この第3の実施形態に係る技
術と前記第2の実施形態に係る技術とを組合わせた電気
集塵装置を構成することも可能である。
【0027】第4の実施形態 図13およびそのE−E断面図である図14は、本発明
に係る電気集塵装置の第4の実施形態を示している。こ
の集塵装置は、上記金属ネット13の上流側直線移動部
13aと下流側直線移動部13bとの間に鋼板等からな
る複数の集塵電極70を追加配設した構成を有する。な
お、他の構成に関しては、前記第1の実施形態に係る集
塵装置と同様である。上記各集塵電極70は、上記上流
側直線移動部13aの内面近傍から上記下流側直線移動
部13bの内面近傍に至る幅を有し、ガス流の流れ方向
に沿う態様でネット13の幅方向に互いに所定の間隔を
おいて平行配列している。
【0028】この第4の実施形態に係る電気集塵装置に
おいては、上記上流側直線移動部13aによって捕集さ
れなかったダスト、つまり、該直線移動部13aをすり
抜けたダストが各集塵電極70の面に捕集される。すな
わち、上記上流側直線移動部13aをすり抜けたダスト
は荷電された状態にあり、一方、上記各集塵電極70は
接地されている。したがって、上記すり抜けダストは、
各集塵電極70の側方を流通する間にクーロン力によっ
て該各集塵電極70に捕集される。なお、電極70に捕
集されなかったダストは、上記下流側直線移動部13b
によって捕集される。
【0029】この集塵装置によれば、前記第1の実施形
態に係る集塵装置に比して、上記各集塵電極70の表面
積分だけ集塵面積が増大されるので、集塵効率が大きく
向上する。なお、上記各集塵電極70は、上下方向に沿
って配設する必要はなく、例えば水平あるいは斜めに配
設することも可能である。
【0030】ところで、図9、図12および図14に示
すように、上記第2、第3および第4の実施形態におい
ては、放電電極7−1の上流側にガイド部材80を配列
設置してある。これらのガイド部材80は、V字状の断
面を有し、放電電極7−1の導線71に対して該導線7
1の配列間隔の1/2だけ上流側直線移動部13aの幅
方向にずれて位置している。
【0031】このガイド部材80を設ければ、ガス流が
放電発生部位である放電電極7−1の各導線71に向う
ようにガイドされる。したがって、ガス流に含まれたダ
ストの荷電(ダストチャージ)が均一化および効率化さ
れて、結果的に集塵効率が向上する。なお、図示してい
ないが、前記第1の実施形態に係る集塵装置(図6参
照)にもこのガイド部材80を設けることができる。
【0032】なお、上記各実施形態では、ケーシング1
に予め形成しておいた第3集塵室6に放電電極7−1,
7−2、集塵電極8等の構成要素を組み込んでいるが、
これ等の構成要素を予め組み込んだ第3集塵室6をオプ
ション化して、既存の電気集塵装置のガス出口部に後付
けするようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】第1の発明によれば、第2の集塵電極の
下流側直線移動部と第3の放電電極との間にガス流とは
逆向きのイオン風が発生し、このイオン風が上記下流側
直線移動部をすり抜けようとするダストを逆方向に付勢
するので、第2の集塵電極におけるダスト捕集効率が向
上する。第2の発明によれば、バッフル板の背面側にガ
ス流の流れが希薄なはくり領域が形成される。このはく
り領域では、ガス流によるせん断力が極端に小さくなる
ので、第2の集塵電極の下流側直線移動部をすり抜けた
ダストが上記イオン風の付勢力によって上記はくり領域
に入り込んで上記下流側直線移動部に捕集される。した
がって、上記第2の集塵電極におけるダスト捕集効率が
向上する。第3の発明によれば、第2の集塵電極の上流
側直線移動部と第3の放電電極との間におけるコロナ放
電によって、該上流側直線移動部を通過したダストが再
荷電されるので、第2の集塵部におけるダストの捕集効
率が向上する。第4の発明によれば、第4の集塵電極7
0の表面積分だけ集塵面積が増大されるので、集塵効率
が大きく向上する。第5の発明によれば、ガイド部材に
よってガス流が第2の放電電極の放電発生部位に向けら
れるので、該ガス流に含まれたダストの荷電が均一化お
よび効率化されて集塵効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全体構成を示した概
略縦断面図。
【図2】循環移動式集塵電極に組合わされる放電電極の
構造を例示した概略斜視図。
【図3】循環移動式集塵電極の構成を示した概略斜視
図。
【図4】金属ネットの一例とその支持構造を示した部分
拡大図。
【図5】図3のA矢視図。
【図6】回転式集塵電極および該集塵電極に対向する放
電電極の側面図。
【図7】図6のB−B断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す概略側面図。
【図9】図8のC−C断面図。
【図10】はくり領域の発生態様を示す部分拡大断面
図。
【図11】本発明の第3の実施形態を示す概略側面図。
【図12】図11のD−D断面図。
【図13】本発明の第4の実施形態を示す概略側面図。
【図14】図13のE−E断面図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 第1集塵室 3 第2集塵室 4 放電電極 5 集塵電極 6 第3集塵室 7,7−1〜7−3 放電電極 8 集塵電極 9 ガス入口 10,10′ ガス出口 10b ドラム部材 11 上部ドラム 12 下部ドラム 13 金属ネット 13a 上流側直線移動部 13b 下流側直線移動部 14 スプロケット 15 スプロケット 16 チェーン 17 支持ロッド 18 モータ 31,32 回転ブラシ 60 バッフル板 70 集塵電極 71 導線 71a トゲ 80 ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 3/74 B03C 3/74 A (72)発明者 小嶋 勝久 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 斉藤 圭司郎 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 富松 一隆 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 4D054 AA02 BA01 BA19 BB12 BC03 BC08 BC28 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置した第1放電電極と第1集塵電
    極間に含塵ガスを流通させ、これらの電極間におけるコ
    ロナ放電によって前記含塵ガス中に含まれたダストを荷
    電するとともに、この荷電したダストを前記各電極間に
    作用する静電気力によって前記第1集塵電極に捕集する
    ようにした電気集塵装置であって、 前記ガスの流れを横断する態様で前記各電極の下流側に
    配設された第2放電電極と、 前記第2放電電極の下流側に位置され、前記ガスの流れ
    を横断する態様で循環移動する無端状の金属ネットを有
    してなる第2集塵電極と、 前記ガスの流れを横断する態様で前記第2集塵電極の下
    流側に配設された第3放電電極と、 を備えることを特徴とする電気集塵装置。
  2. 【請求項2】 前記金属ネットの下流側直線移動部の内
    面側近に、該内面に対向する複数のバッフルプレートを
    所定の間隔で配列設置したことを特徴とする請求項1に
    記載の電気集塵装置。
  3. 【請求項3】 前記金属ネットの上流側直線移動部と下
    流側直線移動部の間に、前記ガスの流れを横断する態様
    で第4の放電電極を配設したことを特徴とする請求項1
    または2に記載の電気集塵装置。
  4. 【請求項4】 前記金属ネットの上流側直線移動部と下
    流側直線移動部の間に、前記ガスの流れに沿う態様で第
    3の集塵電極を配設したことを特徴とする請求項1に記
    載の電気集塵装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の放電電極の上流側に、該放電
    電極の放電部位に前記ガスを導くガイド部材を配設した
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電気
    集塵装置。
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