JP2001321194A - 微生物感染診断方法 - Google Patents

微生物感染診断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガノデルマ属菌の感染を早期に、且つ、確実
に検出する。 【解決手段】 アブラヤシの葉を試料として酸性ニンヒ
ドリン反応を行ない、得られた反応物における515n
m付近に吸収極大を持つアミノ酸の量を測定することに
より、ガノデルマ属菌の感染を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アブラヤシに対す
るガノデルマ属菌の感染の有無を診断する微生物感染診
断方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、マレイシア、インドネシアなど
の熱帯諸国における主要な油糧植物資源としてアブラヤ
シが知られている。アブラヤシの植物油脂生産性は、4
〜7トン/ha年と高く、世界総生産量も大豆油に次い
で世界第2位である。その内の約50%をマレイシア
が、約20%をインドネシアが生産する。
【0003】ところで、これらの熱帯諸国では、近年、
ベーサル・ステム・ロット(Basal Stem Ro
t)というアブラヤシの土壌病害が問題となっている。
ベーサル・ステム・ロットとは、土壌微生物、ガノデル
マ・ボニネンス(Ganodermaboninense)による根部の感
染に始まり、やがて患部が根から茎に広がり、葉が枯れ
るといったアブラヤシに特有の病気である。ベーサル・
ステム・ロットの特徴は、病徴が感染の後期に出現し、
その時点では茎地際部の樹組織のおよそ50%以上が犯
されていることにある。したがって、従来、病徴を発見
することによって病害感染を検出したとしても、感染が
検出された時点では茎地際部の樹組織のおよそ50%以
上が犯されていることになる。
【0004】したがって、たとえ感染が検出されたとし
ても、茎地際部の樹組織のおよそ50%以上が犯されて
いる状態では、薬剤投与や外科的治療等は効果的な治療
にはならなかった。このため、感染が検出された場合に
は、既に病気の進行が進んだ状態となっており油脂の生
産量も大幅に低下してしまう。また、感染が検出された
時には、既に有効な治療を施せないため、ついには木が
枯れることになる。このため、感染を検出したとしても
経済的な損失が大きな問題となる。
【0005】また、感染が検出された罹病樹や感染が完
全に進行した枯れ木を農園から取り除く際には、根など
の罹病組織を農園から完全に除去できないため、新たに
植え替えられた苗木も感染してしまうことがある。この
ため、ベーサル・ステム・ロット罹病樹の数は年々増加
する傾向にある。
【0006】したがって、アブラヤシがベーサル・ステ
ム・ロットに罹病しているか否かを早期に、かつ簡便に
診断する新たな診断方法が要望されている。すなわち、
所定のアブラヤシについてガノデルマ属菌に感染してい
るか否かを早期に且つ簡便に検出することによって、上
述したような経済的な損失を確実に防止することができ
る。
【0007】このような観点から、明瞭な病徴がまだ見
出せない場合において、根または茎地際部をドリルで穿
孔して樹組織を採取し、褐変した組織片の色調およびガ
ノデルマ属菌選択培地で採取組織片を培養して当該菌の
出現を確認することにより感染を診断する方法が案出さ
れている。しかし、採取組織の不均一さ及び菌の培養操
作に由来する検出の不安定さが克服できないこと、ドリ
ルで穿孔するため植物個体への負担が大きいこと、感染
診断時点で感染がかなり進んでいることなどの理由によ
り、感染の早期検出を達成した手法とはなっていない。
【0008】また、ガノデルマ属菌の感染によりマグネ
シウムイオン量が増加するといった報告(P.D.Turner,
Poon Yew Chin," Effects of Ganoderma infection on
theinorganic nutrient status of oil palm tissues "
Oleagineux,23(6),367-370(1968))があり、この報告
に基づいてマグネシウムイオン量の多寡により感染を診
断する方法も考えられる。しかしながら、ガノデルマ属
菌の感染によるマグネシウムイオン量の蓄積を否定する
知見(Umar Akbar, M.Kusnadi, M.Ollagnier,"Influenc
e of the type of planting material and of mineral
nutrition onoil palm stem rot due to Ganoderma" Ol
eagineux,26(8-9),527-534(1971))もあり、マグネシウ
ムイオン量による感染の診断は信頼性の観点から確立さ
れていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述したような実状に鑑みてなされたものであり、ガノデ
ルマ属菌の感染を早期に、且つ、確実に検出できる微生
物感染診断方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、アブラヤ
シがガノデルマ属菌に感染すると、アブラヤシの葉に含
まれるプロリンやオルニチンの量が変化することを見出
し本発明の微生物感染診断方法を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明に係る微生物感染診断方
法は、アブラヤシの葉を試料として酸性ニンヒドリン反
応を行ない、得られた反応物における515nm付近に
吸収極大を持つアミノ酸の量を測定することにより、ガ
ノデルマ属菌の感染を検出することを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る微生物感染診断方法は、アブラヤシに対す
るガノデルマ(Ganoderma)属菌の感染の有無を検出す
る手法である。ガノデルマ属菌としては、例えば、ガノ
デルマ・ボニネンス(Ganoderma boninense)等を挙げ
ることができる。このガノデルマ・ボニネンス等のガノ
デルマ属菌は、土壌微生物であり、アブラヤシの根部に
感染し、その後、根部から茎にまで感染する。そして、
このガノデルマ属菌は、ベーサル・ステム・ロットと呼
ばれる罹病を発生させるに至る。
【0013】本発明に係る微生物感染診断方法では、先
ず、診断対象のアブラヤシの葉を採取し、その葉をエタ
ノール等の有機溶媒にて抽出する。この抽出により得ら
れた抽出液を酸性ニンヒドリン反応に供する。このと
き、採取される葉は、診断対象のアブラヤシ個体におけ
る最も新しい葉であることが好ましい。最も新しい葉を
用いることによって、本診断方法における生理的条件を
一定にすることができる。
【0014】酸性ニンヒドリン反応は、一般的な手法、
すなわち、酸性条件下でニンヒドリン試薬(トリケトヒ
ドリンデン水和物)と上記抽出液とを混合して、所定の
温度に維持した状態で行われる。この酸性ニンヒドリン
反応によれば、上記抽出液中に含有された遊離アミノ酸
とニンヒドリン試薬との反応により抽出液を呈色させ
る。
【0015】ところで、アブラヤシにガノデルマ属菌が
感染している場合には、アブラヤシにガノデルマ属菌が
感染していない場合と比較して、アブラヤシの葉中にプ
ロリンやオルニチン等のアミノ酸がより多量に蓄積す
る。このため、ガノデルマ属菌に感染しているアブラヤ
シの葉の抽出液は、ガノデルマ属菌に感染していない場
合と比較して、酸性ニンヒドリン反応に際し、プロリン
やオルニチンに起因して強く呈色する。なお、ガノデル
マ属菌に感染していない場合、アブラヤシの葉には、ほ
ぼ一定量のプロリン及びオルニチンが含有されている。
【0016】具体的に、アブラヤシの葉の抽出液におい
ては、プロリンやオルニチンとニンヒドリン試薬との反
応によって、約515nmの波長の光に対する吸収極大
を有する化合物が生成する。このため、ニンヒドリン反
応後の抽出液に対して約515nmの波長の光を用いて
吸光度を測定することによって、当該抽出液中のプロリ
ンやオルニチン量を検出することができる。
【0017】本手法では、先ず、コントロールとして、
ガノデルマ属菌に感染していないアブラヤシにおけるプ
ロリン及びオルニチン量を酸性ニンヒドリン反応で測定
しておく。そして、本手法では、診断対象のアブラヤシ
の葉におけるプロリン及びオルニチン量を酸性ニンヒド
リン反応により測定し、コントロールの値と比較して有
意差があると認められる場合には、診断対象のアブラヤ
シがガノデルマ属菌に感染していると診断する。また、
診断対象のアブラヤシにおけるプロリン及びオルニチン
量がコントロールの値と有意差が認められない場合に
は、診断対象のアブラヤシがガノデルマ属菌に感染して
いないと診断する。
【0018】このように、本手法によれば、アブラヤシ
に対するガノデルマ属菌の感染の有無を、酸性ニンヒド
リン反応によるプロリン及びオルニチン量に基づいて確
実に診断することができる。特に、本手法では、診断対
象のアブラヤシの葉を採取するだけで良く、診断対象の
アブラヤシを損傷することを防止できる。また、本手法
では、ガノデルマ属菌の感染による病徴がアブラヤシの
葉や茎部や根部に見られない段階で、感染の有無を診断
することができる。すなわち、本手法によれば、アブラ
ヤシに対するガノデルマ属菌の感染の有無を比較的に早
期に診断することができる。
【0019】また、本手法では、診断対象のアブラヤシ
における最も新しい葉を用いているため、生理的に一定
の条件下で診断を行なうこととなる。すなわち、本手法
では、コントロールとして測定されるアブラヤシに関し
ても最も新しい葉を用いるとともに、測定対象のアブラ
ヤシに関しても最も新しい葉を用いることによって、生
理的に等しい状態で比較することができる。さらに、本
手法は、診断対象の一部からガノデルマ属菌を培養する
ことによって感染の有無を診断する手法と異なり、迅速
に、且つ、高い信頼性で感染の有無を診断することがで
きる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を示して本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもので
はない。 〔実施例1〕 ガノデルマ属菌の接種 本実施例では、ガノデルマ属菌としてガノデルマ・ボニ
ネンスをアブラヤシ幼苗に接種した。なお、このガノデ
ルマ・ボニネンスは、農林水産省遺伝資源センターにMA
FF305601として保存されている。
【0021】接種法としては、いわゆる「ラバーウッド
ブロック」法を採用した。すなわち、先ず、ゴムの木片
(6×6×12cm)と3%麦芽抽出物溶液とを用意
し、これら木片及び3%麦芽抽出物溶液とをポリプロピ
レン製の容器内で121℃の条件下で30分間滅菌を行
なった。その後、木片に対してガノデルマ・ボニネンス
を接種し、2ヶ月間培養することによってガノデルマ・
ボニネンスが感染した木片が得られた。また、マレイシ
アで市販されているテネラ(Tenera)種の果実から発芽
した苗を、土を入れた小型のポリバックで3ヶ月間生育
させることによって、アブラヤシ幼苗を得た。
【0022】次に、アブラヤシ幼苗の根部が損傷しない
ようにして根部を露出させる。そして、ガノデルマ・ボ
ニネンスを感染させた木片を、ポリバックの1/3の高
さに充填された土の上に載置するとともに、木片と根部
とを接触させ残りの空間部を土で充填し、アブラヤシ幼
苗を植え替える。これにより、アブラヤシ幼苗には、ガ
ノデルマ・ボニネンスが接種されることになる。
【0023】なお、このように、アブラヤシ幼苗に対し
て傷を付けずにガノデルマ・ボニネンスを接種した場合
でも、必ずしも全てのアブラヤシ幼苗が感染するわけで
はない。したがって、以下の例では、ガノデルマ・ボニ
ネンスに感染したアブラヤシ幼苗と感染しなかったアブ
ラヤシ幼苗と(これらは共に茎地上部や葉に何ら病徴を
認められない。)を用いて比較検討した。
【0024】〔実施例2〕 酸性ニンヒドリン反応によ
るアミノ酸濃度の測定 酸性ニンヒドリン反応によるアミノ酸濃度の測定は、接
種10ヶ月後のアブラヤシ幼苗における最も新しい葉を
採取し、ベーツ(Bates)の方法(Bates,L.S., R.
P.Waldren, I.D.Teare, Rapid determination of free
proline for water-stress studies. Plant and Soil 3
9,205-207(1973))に準じて行なった。
【0025】具体的には、先ず、採取した葉を直ちに液
体窒素中で粉砕し、秤量後、5%酢酸/25%エタノー
ルで抽出した。そして、抽出液をろ過して固形分を除去
した後、抽出溶媒で定容とし、その2mLに、ニンヒド
リン試薬(ニンヒドリン2.5gを100mLの6Mリ
ン酸/酢酸に溶解したもの)2mL及び酢酸2mLを加
えて攪拌し90℃で1時間加熱した。加熱後水冷し、ト
ルエン4mLを加えて反応物を分配し、トルエン相につ
いて515nmの波長の光における吸光度を測定した。
なお、上述した条件によるプロリン及びオルニチンの分
析は、Chinard,F.P., Photometric estimation of prol
ine and ornithine. J. Biol. Chem. 199, 91-95 (195
2)に記載されている。なお、吸光度の測定に際して、外
部標準物質としてプロリンを用いて酸性ニンヒドリン反
応を行い、図1に示すような、515nmの波長の光に
おける吸光度とプロリン量との関係を示す検量線を得て
おく。
【0026】(結果)吸光度の測定値を、外部標準物質
としてプロリンを用いて得られた図1に示す検量線から
プロリン量として換算する。ガノデルマ・ボニネンスに
感染したアブラヤシ幼苗とガノデルマ・ボニネンスに感
染していないアブラヤシ幼苗とにおけるプロリン量の換
算結果を表1に示す。なお、この表1には、アブラヤシ
幼苗の茎部を縦に切断して、縦断面積における病斑部の
面積の割合を算出した結果を合わせて示す。
【0027】
【表1】
【0028】この表1から明らかなように、ガノデルマ
・ボニネンスに感染したアブラヤシ幼苗とガノデルマ・
ボニネンスに感染しないアブラヤシ幼苗とでは、プロリ
ン量に有意差が認められる。特に、この表1から、縦断
面積における病斑部の面積の割合が20%以下であるよ
うなアブラヤシ幼苗におけるガノデルマ・ボニネンスの
感染の有無を検出できることが分かる。言い換えると、
本手法によれば、ガノデルマ・ボニネンスの感染による
病徴が検出されない感染早期であっても、ガノデルマ・
ボニネンスの感染の有無を確実に診断することができ
る。
【0029】また、上述した実施例では、アブラヤシ幼
苗の茎部の縦断面積における病斑部の面積の割合が2.
8%といった非常に小さな場合であっても、プロリン量
の値に有意差が認められることが判る。このことから、
本手法によれは、ガノデルマ・ボニネンスの感染早期で
あっても、ガノデルマ・ボニネンスの感染の有無を確実
に診断することができる。
【0030】なお、上述した実施例は、ガノデルマ・ボ
ニネンスを積極的に感染させたアブラヤシ幼苗について
本手法を適用して、感染の有無を診断したが、本手法
は、本質的に、感染の有無が判別できないアブラヤシを
診断対象とする。すなわち、本手法によれは、感染の有
無が判別できない診断対象のアブラヤシと、確実に感染
していないコントロールのアブラヤシとにおいてそれぞ
れを酸性ニンヒドリン反応し、その結果を比較すること
によって、診断対象のアブラヤシにおけるガノデルマ・
ボニネンスの感染の有無を診断することができる。
【0031】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る微生物感染診断方法によれば、アブラヤシの葉から
抽出された抽出液における所定のアミノ酸量を検出する
ことによって、ガノデルマ属菌の感染を診断することが
できる。したがって、本手法によれば、アブラヤシの生
育を妨げるような損傷を与えること無く、ガノデルマ属
菌の感染の有無を早期に、且つ、確実に診断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】515nmの波長の光における吸光度とプロリ
ン量との関係を示す検量線を示す特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉根 隆一郎 茨城県つくば市東1丁目1番3 工業技術 院 生命工学工業技術研究所内 (72)発明者 マルヅキ・アザハリ マレーシア国 セランゴール ダラール エーサン,カジャン 43000,バンダール バル バンギ,ペルシアラン インステ ィチューシ,ナンバー6,パーム オイル リサーチ インスティチュート オブ マレーシア (72)発明者 イドリス・アブセマン マレーシア国 セランゴール ダラール エーサン,カジャン 43000,バンダール バル バンギ,ペルシアラン インステ ィチューシ,ナンバー6,パーム オイル リサーチ インスティチュート オブ マレーシア (72)発明者 モハマド・ハニフ・ハルン マレーシア国 セランゴール ダラール エーサン,カジャン 43000,バンダール バル バンギ,ペルシアラン インステ ィチューシ,ナンバー6,パーム オイル リサーチ インスティチュート オブ マレーシア (72)発明者 アリフィン・ダルス マレーシア国 セランゴール ダラール エーサン,カジャン 43000,バンダール バル バンギ,ペルシアラン インステ ィチューシ,ナンバー6,パーム オイル リサーチ インスティチュート オブ マレーシア Fターム(参考) 2G042 AA01 BD19 CB03 DA08 EA03 FA11 2G054 AA10 AB10 CA20 CA21 GA03 GB01 4B063 QA01 QA19 QQ02 QQ80 QR66 QS14 QX02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アブラヤシの葉を試料として酸性ニンヒ
    ドリン反応を行ない、得られた反応物における515n
    m付近に吸収極大を持つアミノ酸の量を測定することに
    より、ガノデルマ属菌の感染を検出することを特徴とす
    るアブラヤシの微生物感染診断方法。
  2. 【請求項2】 上記515nm付近に吸収極大を持つア
    ミノ酸が、プロリン及び/又はオルニチンであることを
    特徴とする請求項1記載のアブラヤシの微生物感染診断
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014109629A1 (en) * 2013-01-14 2014-07-17 Sime Darby Malaysia Berhad A method for identifying a ganoderma-infected palm tree

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