JP2001319874A - 露光方法、露光装置、およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光方法、露光装置、およびデバイス製造方法

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JP2001319874A JP2001050623A JP2001050623A JP2001319874A JP 2001319874 A JP2001319874 A JP 2001319874A JP 2001050623 A JP2001050623 A JP 2001050623A JP 2001050623 A JP2001050623 A JP 2001050623A JP 2001319874 A JP2001319874 A JP 2001319874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重露光において良好な解像を得ることが可能
となり、特に、焦点深度を、解像を目的とするパターン
と必要深度に対応して拡大することができ、また、k1
ファクターの小さいプロセスにおいても、収差の像性能
への影響を軽減することが可能となり、良好な解像を得
ることができる露光方法、露光装置、およびデバイス製
造方法を提供する。 【解決手段】投影光学系を用い、第1パターンの露光と
第2パターンの露光を含む多重露光を行って、所望のパ
ータンを露光する露光方法において、前記第1パターン
の露光の時の前記投影光学系の開口数(NA1)と前記
第2パターンの露光時の前記投影光学系の開口数(NA
2)が互いに異なるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光方法、露光装
置、およびデバイス製造方法に関し、特に微細な回路パ
ターンを感光基板上に露光するための多重露光技術に関
するものであり、これらは、例えばIC・LSIなどの
半導体チップ、液晶パネルなどの表示素子、磁気ヘッド
などの検出素子、CCDなどの撮像素子といった各種デ
バイス、マイクロメカニクスで用いる広域なパターンの
製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来より、IC、LSI、液晶パネル等
のデバイスをフォトリソグラフィー技術を用いて製造す
る時には、フォトマスク又はレチクル等(以下、「マス
ク」と記す。)の回路パターンを投影光学系によってフ
ォトレジスト等が塗布されたシリコンウエハ又はガラス
プレート等(以下、「ウエハ」と記す。)の感光基板上
に投影し、そこに転写する(露光する)投影露光方法及
び投影露光装置が使用されている。
【0003】上記デバイスの高集積化に対応して、ウエ
ハに転写するパターンの微細化即ち高解像度化とウエハ
における1チップの大面積化とが要求されており、従っ
てウエハに対する微細加工技術の中心を成す上記投影露
光方法及び投影露光装置においても、現在、0.1μm
以下の寸法(線幅)の像を広範囲に形成するべく、その
向上が図られており、更に80nm以下の回路パターン
を形成する方法あるいは装置等が望まれている。
【0004】従来の投影露光装置の摸式図を図33に示
す。図33中、191は遠紫外線露光用光源であるエキ
シマーレーザ、192は照明光学系、193は照明光、
194はマスク、195はマスク194から出て光学系
196に入射する物体側露光光、196は縮小投影光学
系、197は光学系196から出て基板198に入射す
る像側露光光、198は感光基板であるウエハ、199
は感光基板を保持する基板ステージを、示す。
【0005】エキシマレーザ191から出射したレーザ
光は、引き回し光学系によって照明光学系192に導光
され、照明光学系192により所定の光強度分布、配光
分布、開き角(開口数NA)等を持つ照明光193とな
るように調整され、マスク194を照明する。マスク1
94にはウエハ198上に形成する微細パターンを投影
光学系196の投影倍率の逆数倍(例えば2倍や4倍や
5倍)した寸法のパターンがクロム等によって石英基板
上に形成されており、照明光193はマスク194の微
細パターンによって透過回折され、物体側露光光195
となる。投影光学系196は、物体側露光光195を、
マスク194の微細パターンを上記投影倍率で且つ充分
小さな収差でウエハ198上に結像する像側露光光19
7に変換する。像側露光光197は図33の下部の拡大
図に示されるように、所定の開口数NA(=sinθ)
でウエハ198上に収束し、ウエハ198上に微細パタ
ーンの像を結ぶ。基板ステージ199は、ウエハ198
の互いに異なる複数の領域(ショット領域:1個又は複
数のチップとなる領域)に順次微細パターンを形成する
場合に、投影光学系の像平面に沿ってステップ移動する
ことによりウエハ198の投影光学系196に対する位
置を変える。200は投影光学系の瞳位置での絞りであ
る。しかしながら、現在主流の上記のエキシマレーザを
光源とする投影露光装置は、0.15μm以下のパター
ンを形成することが困難である。
【0006】投影光学系196は、露光(に用いる)波
長に起因する光学的な解像度と焦点深度との間のトレー
ドオフによる解像度の限界がある。投影露光装置による
解像パターンの解像度Rと焦点深度DOFは、次の
(1)式と(2)式の如きレーリーの式によって表され
る。
【0007】R=k1(λ/NA)・・・・・・(1) DOF=k2(λ/NA2)・・・・・・(2) ここで、λは露光波長、NAは投影光学系196の明る
さを表す像側の開口数、k1、k2はウエハ198の現像
プロセス特性等によって決まる定数であり、通常0.5
〜0.7程度の値である。この(1)式から、解像度R
を小さい値とする高解像度化には開口数NAを大きくす
る「高NA化」があることと、(2)式から、実際の露
光では投影光学系196の焦点深度DOFをある程度以
上の値にする必要があるため、高NA化をある程度以上
進めることは不可能となることと、高解像度化には結局
露光波長λを小さくする「短波長化」が必要となること
が分かる。
【0008】ところが短波長化を進めていくと重大な問
題が発生する。この問題とは投影光学系196のレンズ
の硝材がなくなってしまうことである。殆どの硝材の透
過率は遠紫外線領域では0に近く、特別な製造方法を用
いて露光装置用(露光波長約248nm)に製造された
硝材として溶融石英が現存するが、この溶融石英の透過
率も波長193nm以下の露光波長に対しては急激に低
下するし、0.15μm以下の微細パターンに対応する
露光波長150nm以下の領域では実用的な硝材の開発
は非常に困難である。また遠紫外線領域で使用される硝
材は、透過率以外にも、耐久性、屈折率均一性、光学的
歪み、加工性等の複数条件を満たす必要があり、この事
から、実用的な硝材の存在が危ぶまれている。
【0009】このように従来の投影露光方法及び投影露
光装置では、ウエハ198に0.15μm以下のパター
ンを形成する為には150nm程度以下まで露光波長の
短波長化が必要であるのに対し、この波長領域では実用
的な硝材が存在しないので、ウエハ198に0.15μ
m以下のパターンを形成することができなかった。そこ
で、現状の露光装置で、0.15μm以下のパターンを
形成するため、本願出願人により二光束干渉露光と多値
露光とを行なう新しい二重露光が提案されている。
【0010】この二重露光は、通常露光による多値露光
と二光束干渉露光による周期パターン露光を現像の工程
を介さないでおこなうものである。これは、レジストの
露光しきい値以下で周期パターンを露光し、その後、露
光量が多値の分布を持つ通常露光をおこなうものであ
る。通常露光の露光量は、露光パターン領域(露光領
域)の小領域ごとに異なる露光量分布を持つ。ここで言
う露光量とは、すべて、レジスト上の露光量を示してい
る。また、露光量分布は、多値の露光量分布、すなわち
レジストの露光量しきい値以上の露光量をもつ領域と同
レジストの露光しきい値以下の露光量をもつ領域とを含
む。
【0011】露光により得られる回路パターン(リソグ
ラフィーパターン)として、図3に示すいわゆるゲート
パターンを例に説明する。図3のゲートパターンは横方
向の最小線幅が通常露光による解像力の範囲を越える
0.1μmであるのに対して、縦方向の最小線幅は装置
の通常露光による解像力の範囲内である0.2μm以上
である。この二重露光法によれば、このような横方向の
みの1次元方向にのみ高解像度を求められる最小線幅パ
ターンを持つ2次元パターンに対しては、例えば二光束
干渉露光による周期パターン露光をかかる高解像度の必
要な一次元方向の周期パターンのみでおこなう。
【0012】図1は上記二重露光の各露光段階における
露光量分布を示している。図1中に示される数値はレジ
ストにおける露光量を表すものである。図1において、
図1(A)は1次元方向のみに繰り返しパターンが生じ
る周期的な露光パターンによる露光量分布である。パタ
ーン以外の図中の空白部での露光量はゼロであり、パタ
ーン部分の露光量は1となっている。図1(B)は多値
の通常露光による露光量分布である。パターン以外の図
中の空白部での露光量はゼロであり、パターン部分の露
光量は1と2の多値(ここでは2値)の分布となってい
る。
【0013】これらの露光を現像の工程を介さないで二
重露光をおこなうと、レジスト上にそれぞれの露光量の
和の分布が生じ、図1(C)のような露光量分布とな
る。ここで、レジストの露光しきい値が1と2の間にあ
るとき、2より大きな部分が感光し、図1(C)の図
中、太線で示されたようなパターンが現像により形成さ
れる。即ち、太線で囲まれた外部にある、周期パターン
露光による露光パターンは、レジストの露光しきい値以
下であり、現像により消失する。
【0014】通常露光の、レジストの露光しきい値以下
の露光量が分布する部分に関しては、通常露光と周期パ
ターン露光の各露光パターンの和が、レジストの露光し
きい値以上となる部分が現像により形成される。従っ
て、通常露光と周期パターン露光の各露光パターンの重
なる部分に、周期パターン露光の露光パターンと同じ解
像度を持つ露光パターンが形成される。通常露光の、レ
ジストの露光しきい値以上の露光量が分布する露光パタ
ーン領域に関しては、通常露光と周期パターン露光の各
露光パターンの重なる部分であっても他の部分同様通常
露光の露光パターンと同じ解像度を持つ露光パターンが
形成される。
【0015】図2は図1で示された露光量分布を形成す
るためのパターンおよびマスクを示している。図2
(A)は、高解像度の必要な一次元方向のみに繰り返し
パターンが生じるパターンおよびマスクであり、例えば
レベンソン型位相シフトマスクによって実現が可能であ
る。レベンソン型位相シフトマスクの場合、図の白色部
分と灰色部分は位相が互いに反転し、位相反転の効果に
より2光束干渉露光による高コントラストな周期的な露
光パターンが形成される。マスクは、レベンソン型位相
シフトマスクに限定されず、このような露光量分布を形
成するのであれば、どのようなものであってもよい。
【0016】この露光パターンの周期は0.2μmと
し、この露光パターンはラインとスペースのそれぞれの
線幅が0.1μmのラインアンドスペースパターンによ
り、図1(A)で示された露光量分布が形成される。多
値のパターンを形成するためのパターンおよびマスク
は、最終的に形成したい回路パターンと相似のパターン
が描かれたマスクを用いる。この場合、図2(B)で示
されたゲートパターンが描かれたマスクを用いる。
【0017】前述したようにゲートパターンの幅0.1
μm微細線からなる部分は、通常の露光の解像度以下の
パターンなので、レジスト上では、微細線の2本線部分
は解像されず、強度の弱い一様な分布となるが、これに
対して微細線の上下両端のパターンは、装置の通常露光
による解像力の範囲内である線幅なので強度の高いパタ
ーンとして解像される。
【0018】従って、図2(B)で示されたパターンお
よびマスクを露光すると、図1(B)で示された多値の
露光量分布が形成される。この例では、形成したいパタ
ーンがパターン部分を光が透過する光透過型のもので示
したが、光遮光型のパターンも、図2(C)に示したよ
うなマスクを用いれば可能である。光遮光型のパターン
は、パターン以外の部分に光が透過し、パターン部分で
光を遮光したマスクを用いることによって実現可能にな
る。光遮光型パターンの場合、解像度以上のパターンは
光を遮光し、露光量分布がゼロになるのに対し、解像度
以下の微細パターンは、完全には遮光されず、パターン
周辺の露光量分布の半分の露光量が分布するので、多値
の露光量分布が形成される。
【0019】以上の、二重露光の原理をまとめると、 1.通常露光の露光パターンと融合されない周期パター
ン露光領域即ちレジストの露光闘値以下の周期露光パタ
ーンは現像により消失する。 2.レジストの露光しきい値以下の露光量で露光を行っ
た通常露光のパターン領域に関しては、通常露光と周期
パターン露光の双方の露光パターンの組み合わせにより
決まる、周期パターン露光の解像度を持つ、所望の回路
パターンの一部である、露光パターンが形成される。 3.レジストの露光しきい値以上の露光量でおこなった
通常露光のパターン領域は、マスクパターンに対応した
露光パターンが形成される。
【0020】さらにこの多重露光方法の利点として、最
も高い解像力が要求される周期パターン露光を位相シフ
ト形マスク等を用いた2光束干渉露光でおこなえば、大
きい焦点深度が得られることが挙げられる。以上の説明
では周期パターン露光と通常露光の順番は、周期パター
ン露光を先としたが、逆あるいは同時でもよい。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような多重露光に
おいて、通常露光パターンに含まれる解像度以上の大き
なパターンの露光は、周期パターンと重なる部分と重な
らない部分があり、これらが同様にパターンとして形成
されなければならない。従って解像度以上の大きなパタ
ーンは、通常露光が支配的である。しかしながら通常の
露光では、解像度近くの大きさのパターンは深度があま
り得られず、周期パターン露光の方が大きな深度で微細
なパターンを解像できる場合もある。
【0022】つまり、通常露光と周期パターン露光を合
成した結果、通常露光における解像度以上の大きなパタ
ーンのほうが、周期パターン露光における解像度以下の
微細線より深度が得られないために、デフォーカスする
と大きなパターンのほうが微細なパターンよりも劣化し
てしまうことも露光条件によっては起こるのである。
【0023】一方、微細化への要求に対しては露光波長
の短波長化や高NA化だけで対応するには、前述したよ
うな制約があることから、これら以外の方法として前記
した多重露光におけるk1ファクターを小さくするプロ
セス等によることの必要性が生じる。最近では、通常の
レチクルを用いた場合でもk1は0.5〜0.7程度に
まで低減されている。また、k1は理論的には、位相シ
フトマスクなどの2光束干渉露光を用いることで、k1
=0.25まで低減することは可能である。
【0024】収差による像性能の悪化は、おもに非対称
性収差によるパターンシフトが問題となっていたが、パ
ターンが限界解像に近づくにつれて線幅に依存してさら
に大きくなる。また、今まであまり問題視されなかった
が、線幅がk1=0.5以下で左右線幅非対称が顕著に
なる。ここでは、線幅Rを、上記した(1)式にもとづ
いて、(λ/NA)で割って、k1で表した。以下も線
幅をk1で表す。さらに近接効果も大きくなるために、
線幅のばらつきは、L/Sパターンの中央のパターンの
線幅と孤立に近いパターンの線幅間の差も加わってより
大きくする。
【0025】k1が0.5以下の線幅では収差による像
性能の悪化は大きくなるが、特に左右線幅非対称が顕著
になるので、左右線幅非対称性を像性能の1つの評価基
準とする。そのため2本線パターンをもつ図12のゲー
トパターンを評価パターンとして、左右線幅非対称を評
価し、像性能をあらわすことにする。 左右線幅非対称性=(左線幅―右線幅)/(所定の線幅)*100……(3) 所定の線幅というのは、もともとのパターンの線幅であ
り、収差のない時の線幅であっても良いし、収差がある
場合は左右の線幅の平均値であっても良い。
【0026】つぎに、コマ収差を例にして、像性能の悪
化について説明する。波面収差WAを Zernike
係数Ci(Ci=1〜36)によって表すと、 WA=ΣCiUi(r,θ)……(4) ここで、瞳の座標系を極座標r、θによって表すと、た
とえば低次のコマ収差の成分は C8(3r3−2r)sinθ……(5) である。収差による像性能の悪化の例として、KrF
(波長λ=0.248μm)エキシマレーザと、NA
0.60の投影光学系とを有し、この光学系に、C8=
0.05λのコマ収差のある露光装置で、図12のよう
な2本の微細線がk1=0.3のパターンを露光したウ
エハー面上での像を示す。
【0027】図14のような、位相が1種類の透過型パ
ターンで2本の微細線が0.13μm(k1=0.31
5)のパターンのあるバイナリレチクルを用いて露光す
ると図20のような像となり、収差があっても左右の非
対称性はほとんどなく、(3)式の定義による非対称性
は2.75%であった。(この時の照明条件は図13の
ような瞳上での有効光源分布でσ=0.8) しかし、2本線の間のコントラストは14%しか得られ
ないので、解像はできない。
【0028】図15のような、位相が0とπの2種類あ
り、2本の微細線が0.13μm(k1=0.315)
のパターンのある位相シフトレチクルを用いて露光する
と図21のような像となり、2本線の間のコントラスト
は90%以上得られているが、収差による形状の悪化が
大きく、(3)式の定義による非対称性は30%にもな
った。(この時の照明条件はσ=0.3) ここで、図14及び図15に示すパターンは黒い部分が
光を遮光している部分、白い部分が光を透過している部
分を示している。また図15に示すパターンは光を透過
している2つの部分の位相が反転している。したがっ
て、これらによると、k1ファクターの小さいプロセス
において、像性能に悪影響を及ぼさないように収差を抑
える必要がある。
【0029】本発明は、多重露光において良好な解像を
得ることが可能となり、特に、焦点深度を、解像を目的
とするパターンと必要深度に対応して拡大することがで
き、また、k1ファクターの小さいプロセスにおいて
も、収差の像性能への影響を軽減することが可能とな
り、良好な解像を得ることができる露光方法、露光装
置、およびデバイス製造方法を提供することを目的とす
るものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、つぎの(1)〜(32)のように構成し
た露光方法、露光装置、およびデバイス製造方法を提供
するものである。 (1)投影光学系を用い、第1パターンの露光と第2パ
ターンの露光を含む多重露光を行って、所望のパータン
を露光する露光方法において、前記第1パターンの露光
の時の前記投影光学系の開口数(NA1)と前記第2パ
ターンの露光時の前記投影光学系の開口数(NA2)が
互いに異なることを特徴とする露光方法。 (2)前記第1パターンの露光は共通の開口数の下で
は、前記第2パターンの露光に対して解像度及び焦点深
度が実質的に深い露光方法によるものであり、前記第2
パターンについての前記開口数(NA2)が、前記第1
パターンについての前記の開口数(NA1)より小さく
されていることを特徴とする上記(1)に記載の露光方
法。 (3)前記第2パターンについての前記開口数(NA
2)が、次式の関係を満たすことを特徴とする上記
(2)に記載の露光方法。0.7NA1≦NA2<NA
1 (4)前記第1パターンについての前記開口数(NA
1)は、前記所望のパターンの最も微細部分の線幅また
は間隔の小さいほうの長さをR、前記第1パターンの露
光に用いる光の波長をλとするとき、次式から決定され
ることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記
載の露光方法。 NA1=k1(λ/R) (k1≧0.25) (5)前記第1パターンについての前記開口数(NA
1)は、前記投影光学系の最大の開口数とすることを特
徴とする上記(4)に記載の露光方法。 (6)前記第1パターンの露光と前記第2パターンの露
光はコヒーレンス度σ(シグマ)が互いに異なることを
特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の露光
方法。 (7)前記多重露光において、前記所望のパータンの解
像に必要な焦点深度に基づいて、前記第1パターンの露
光の時の前記投影光学系の開口数(NA1)及びコヒー
レンス度σ1の最適な組み合わせと、前記第2パターン
の露光時の前記投影光学系の開口数(NA2)及びコヒ
ーレンス度σ2の最適な組み合わせが設定してあること
を特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の露
光方法。 (8)前記第1パターンについてのコヒーレンス度σ1
は、前記幅Rの微細線の解像に必要な焦点深度に応じて
決定されることを特徴とする上記(7)に記載の露光方
法。 (9)前記微細線の幅Rを(λ/NA1)で割ったノー
マライズ線幅k1が0.4以下の微細線において、前記
コヒーレンス度σ1を0.3以下にしたことを特徴とす
る上記(7)に記載の露光方法。 (10)前記第2パターンの開口数(NA2)は、前記
第2パターンのうち、前記第1パターンの周期パターン
のピッチ以上の線幅を有し、且解像にあたり該第1パタ
ーンに依存しないパターンの線幅に応じて決定されるこ
とを特徴とする上記(7)〜(9)のいずれかに記載の
露光方法。 (11)前記第1パターンを微細部分のみ解像可能な周
期パターンで構成する一方、前記第2パターンを微細部
分を解像しないパターンで構成し、これらによって前記
投影光学系の収差の影響を軽減し得るように露光するこ
とを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の
露光方法。 (12)前記第1パターンの露光はコヒーレントな照明
による露光であり、また前記第2パターンの露光はイン
コヒーレントな照明による露光であることを特徴とする
上記(11)に記載の露光方法。 (13)前記周期パターンは、前記所望のパータンの微
細部分に相当する微細部分と、該微細部分の両側に1周
期以上の周期数を有する周期パターンとを有することを
特徴とする上記(11)または(12)に記載の露光方
法。 (14)前記第1パターンの露光において、前記微細部
分の線幅または間隔の小さいほうの長さRをλ/NA
で割った値k1と、フォーカス量dをλ/NA 2で割っ
た値k2が、次式の関係を満たすことを特徴とする上記
(11)〜(13)のいずれかに記載の露光方法。ここ
で、λは前記露光に用いる光の波長である。 k1≦0.4 k2≧0.5 (15)前記第1パターンの露光において、位相シフト
マスクを用いる場合、前記コヒーレンス度σ1を0.3
以下にしたことを特徴とする上記(14)に記載の露光
方法。 (16)前記第2パターンの露光において、3光束干渉
による結像を用いることを特徴とする上記(11)〜
(15)のいずれかに記載の露光方法。 (17)前記第2パターンの露光時の投影光学系の開口
数(NA 2)が、次式を満たすことを特徴とする上記
(11)〜(16)のいずれかに記載の露光方法。ここ
で、λは前記露光に用いる光の波長、Rは線幅である。 NA2≦0.4*(λ/R) (18)前記第2パターンの露光において、露光時の投
影光学系の開口数(NA 2)が、次式の関係を満たすこ
とを特徴とする上記(11)〜(17)のいずれかに記
載の露光方法。 NA2≧ 0.5*(λ/R2) 但し、R2:第2パターンの露光によって解像されず且
つ第1パターンの露光で解像される微細部分を除いた、
前記所望のパターンの他の部分の線幅、λは露光に用い
る光の波長である。 (19)前記第1パターンが、位相シフトマスク、ある
いは2光束干渉によって作成されたマスク等で構成され
ていることを特徴とする上記(1)〜(18)のいずれ
かに記載の露光方法。 (20)前記第2パターンの露光には、前記所望のパタ
ーンに近い形状のパターンを描いたマスクを用いること
を特徴とする上記(1)〜(19)のいずれかに記載の
露光方法。 (21)前記第2パターンについての前記コヒーレンス
度σ2は、装置で得られる最大の値に設定することを特
徴とする上記(1)〜(20)のいずれかに記載の露光
方法。 (22)前記第1パターンの露光と前記第2パターンの
露光を含むそれぞれの露光の直前に、投影光学系の瞳位
置の例えば円形の開口をもつ絞りの開口径を変えて、最
適な開口数NAにすることを特徴とする上記(1)〜
(21)のいずれかに記載の露光方法。 (23)前記第1パターンまたは前記第2パターンによ
るそれぞれの露光の直前に、照明光学系の1部の光学系
または瞳位置の絞りを動かし、最適のコヒーレンス度σ
1またはσ2にすることを特徴とする上記(1)〜(2
2)のいずれかに記載の露光方法。 (24)上記(1)〜(23)のいずれかに記載の露光
方法を行なう露光モードを有することを特徴とする露光
装置。 (25)上記(1)〜(23)いずれかに記載の露光方
法、または上記(24)に記載の露光装置によって、レ
チクルのパターンでウエハを露光する工程と、該ウエハ
を現像する工程とを含むデバイス製造方法。 (26)投影光学系を用いてレジストにパターンに関す
る露光を行なう露光方法において、2光束干渉露光によ
り第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パターン
と相似のパターンが形成されたマスクを用いた露光によ
り露光量が0ではないが小さい部分と露光量が大きい部
分とを有する第2の露光量分布を与える第2段階とを有
し、前記第1の露光量分布の一部分と前記第2の露光量
分布の前記露光量が0ではないが小さい部分を重ねるこ
とで前記パターンの一部分に関する露光が行なわれ、前
記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第2の露光
量分布の前記露光量が大きい部分で前記パターンの他の
部分に関する露光が行なわれるものであって、前記第2
段階における前記投影光学系の開口数は前記第1段階に
おける前記投影光学系の開口数より小さいことを特徴と
する露光方法。 (27)投影光学系を用いてレジストにパターンに関す
る露光を行なう露光方法において、位相シフタ及び/又
は遮光部を配列した第1のマスクを用いた2光束干渉露
光により露光量が前記レジストの露光しきい値以下であ
る第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パターン
と相似のパターンが形成された第2のマスクを用いた露
光により露光量が0ではないが前記露光しきい値以下の
部分と露光量が前記露光しきい値以上の部分とを有する
第2の露光量分布を与える第2段階とを有し、前記第1
の露光量分布の一部分と前記第2の露光量分布の前記露
光量が0ではないが前記露光しきい値以下の部分を重ね
ることで前記パターンの一部分に関する露光が行なわ
れ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第2
の露光量分布の前記露光しきい値以上の部分で前記パタ
ーンの他の部分に関する露光が行なわれるものであっ
て、前記第2段階における前記投影光学系の開口数は前
記第1段階における前記投影光学系の開口数より小さい
ことを特徴とする露光方法。 (28)投影光学系を用いてレジストにパターンに関す
る露光を行なう露光方法において、周期パターン露光に
より第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パター
ンと相似のパターンが形成されたマスクを用いた露光に
より露光量が0ではないが小さい部分と露光量が大きい
部分とを有する第2の露光量分布を与える第2段階とを
有し、前記第1の露光量分布の一部分と前記第2の露光
量分布の前記露光量が0ではないが小さい部分を重ねる
ことで前記パターンの一部分に関する露光が行なわれ、
前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第2の露
光量分布の前記露光量が大きい部分で前記パターンの他
の部分に関する露光が行なわれるものであって、前記第
2段階における前記投影光学系の開口数は前記第1段階
における前記投影光学系の開口数より小さいことを特徴
とする露光方法。 (29)投影光学系を用いてレジストにパターンに関す
る露光を行なう露光方法において、位相シフタ及び/又
は遮光部を配列した第1のマスクを用いた周期パターン
露光により露光量が前記レジストの露光しきい値以下で
ある第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パター
ンと相似のパターンが形成された第2のマスクを用いた
露光により露光量が0ではないが前記露光しきい値以下
の部分と露光量が前記露光しきい値以上の部分とを有す
る第2の露光量分布を与える第2段階とを有し、前記第
1の露光量分布の一部分と前記第2の露光量分布の前記
露光量が0ではないが前記露光しきい値以下の部分を重
ねることで前記パターンの一部分に関する露光が行なわ
れ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第2
の露光量分布の前記露光しきい値以上の部分で前記パタ
ーンの他の部分に関する露光が行なわれるものであっ
で、前記第2段階における前記投影光学系の開口数は前
記第1段階における前記投影光学系の開口数より小さい
ことを特徴とする露光方法。 (30)前記第1段階の後で前記第2段階を行なうか、
或いは、前記第2段階の後で前記第1段階を行なうか、
或いは、前記第1段階と前記第2段階を同時に行なうこ
とを特徴とする上記(26)〜(29)のいずれかに記
載の露光方法。 (31)上記(26)〜(30)のいずれかに記載の露
光方法を行なう露光モードを有することを特徴とする露
光装置。 (32)前記露光装置を用いてデバイスパターンでウエ
ハを露光する段階と、該露光したウエハを現像する段階
とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態1は、上記構成
を適用することにより、通常の露光で解像度近くの大き
さのパターンの深度を大きくし、合成像の深度を最大限
に大きくすることができる。そのため、解像するパター
ンと必要深度から、周期パターン露光時の投影光学系の
光出射側の開口数(NA)とコヒーレンス度σ(照明光
学系の光出射側の開口数/投影光学系の光入射側の開口
数)を決め、合成像の深度を最大限に大きくするため
に、通常露光時のNAとコヒーレンス度σを最適なもの
にする。これによって、形状再現性を損なうことなく、
大幅に深度が拡大する。また、この深度拡大によって、
2次元形状も損なわれることはなく、形状再現性も良好
となる。
【0032】つぎに、本発明の実施形態1について具体
的に説明する。周期パターン露光時の投影光学系の開口
数NA1は、露光波長λ、解像したい微細パターンの線
幅Rによって、次の式から決定される。 NA1=k1(λ/R) (k1≧0.25) 特に、微細パターンの線幅を、現状の投影露光装置で解
像できる最も微細な限界解像の大きさとした場合、周期
パターン露光のNA1(投影光学系の光出射側NA)は
用いる投影露光装置の最大NAとなる。また、周期パタ
ーン露光時のコヒーレンス度σ(シグマ)は、プロセス
に必要な深度から決める。
【0033】つぎに、通常露光時の投影光学系の開口数
NA2は、解像するパターンのうち周期パターンと重な
らない部分のパターンの線幅、即ち、最も微細なパター
ンの2倍から3倍の線幅で、最も深度が大きくなる開口
数NA(以下NAと記す)とする。一般的には、露光装
置の通常のNAより小さくすると、つまり、NAを絞る
と最大焦点深度が得られる。また、通常露光時のコヒー
レンス度σは、露光装置の取りうる最大のσとする。
【0034】ここで、通常露光と周期パターン露光での
焦点深度はコヒーレンス度σと投影光学系のNAで決ま
るため、コヒーレンス度σと投影光学系のNAの組み合
わせの例を、図3に示したゲートパターンの解像を例に
示す。解像を目的とするパターンは、図3に示した最小
線幅L、ピッチ2Lの微細な2本線を含む遮光型のゲー
トパターンとする。多重露光における周期パターン露光
のパターンは、図2(A)のような、最小線幅L、ピッ
チ2Lの周期を持ち、ゲートパターンの最小線幅を持つ
部分と周期パターンが重なるような方向とする。
【0035】通常(多値)露光におけるパターンは、パ
ターンが遮光型の場合、図2(C)のようなマスクによ
って形成される。図2(C)では、黒色部分が遮光部
分、白色部分が光透過部分を示しており、この場合ゲー
トパターンが遮光部になっている。マスクから出射した
光は、図4に示したように、投影光学系を介してレジス
トを塗布したウェハ面上で結像する。マスクに入射する
光は、不図示の照明光学系により与えられる。
【0036】これらのマスク照明光学系と、マスクをウ
ェハに投影する投影光学系とを有する露光装置は、例え
ば図33のように構成された露光装置となっている。周
期パターン露光と通常露光は、このような露光装置によ
っておこなわれる。このときの、周期パターン露光の、
投影光学系のNAと照明光学系のNAとによって決まる
コヒーレンス度σ(シグマ)の最適値を求める。まず、
周期パターン露光時の投影光学系のNAであるNA
1は、前述の式(1)から、解像したい微細パターンの
線幅が決まれば、自動的に決定される。 NA=k1(λ/R) k1は理論的には0.25以上であるが、投影露光装置
においては完全なコヒーレント照明は行わないために、
通常はk1≧0.3程度となる。例えば、ゲートパター
ンの最小線幅Lが0.12μmの場合、現存する投影露
光装置である露光波長248nmのKrFエキシマステ
ッパー(投影光学系の最大NA0.6)を用いると、
(1)式よりk1=0.29であるから、最小線幅L、
ピッチ2Lの周期のパターンの解像が可能である。従っ
て、周期パターン露光時の投影光学系のウェハ側(光出
射側)のNAはこの光学系の最大NA0.6とする。
【0037】次に、周期パターン露光時のコヒーレンス
度σ(シグマ)は、プロセスに必要な深度から決められ
る。コヒーレンス度σと、各線幅での深度との関係を、
図7に示した。図7は、コヒーレンス度σの値を変え
て、各線幅でのコントラストを求め、コントラストが7
0%以上である焦点深度を求めたもので、横軸に線幅、
縦軸に深度を示した。これにより、k1=0.3からk1
=0.4の微細線幅でk2=1.0以上を得るために
は、σが0.3以下でなければならないことがわかる。
特に、この場合、線幅0.12μmのパターンにおい
て、必要な深度を0.5μmとすると、σが0.2以下
でなければならない。以上により、周期パターン露光の
露光条件、NAと照明σが求められた。次に通常露光の
露光条件、NArと照明σrを求める。
【0038】通常露光パターン、即ちゲートパターン
(図3参照)は、線幅Lの微細な2本線が周期パターン
と平行して重なり、微細な2本線と直交する線幅2Lの
線は周期パターンと重ならない部分も含む。従って線幅
2Lの線は通常露光のみで解像しなければならず、線幅
2Lの線の解像する深度は通常露光の露光条件で決ま
り、この線幅2Lの線が解像するデフォーカス範囲が最
大となる露光条件は、必ずしも周期パターン露光の最適
露光条件とは一致しない。つまり、通常露光の露光条件
は、線幅2Lの線が解像するデフォーカス範囲が最大と
なるような露光条件を求めればよい。
【0039】通常露光時の投影光学系のウェハ側の開口
数NAを変えて各線幅での深度を深めたものを、図8に
示す。パターンは、光遮光型の2本バーL/Sパターン
とし、深度はコントラストが40%以上得られるデフォ
ーカス幅とした。このNAは先に述べたKrFエキシマ
ステッパーの投影光学系の最大NA以下、波長は248
nm、σは0.8とした。また、この投影光学系の投影
倍率は1/5である。この図8はこのNAを変えて、各
線幅でのコントラストを求め、コントラストが40%以
上である焦点深度を求めたもので、横軸に線幅、縦軸に
焦点深度を示した。図8より、このNAを小さくしてい
くと細い線幅での深度が得られなくなる代わりに、太い
線幅での焦点深度が大きく得られるようになることがわ
かる。この場合、ゲートパターンの周期パターンに依存
しないパターン線幅、2L=0.24の大きさで焦点深
度が大きく得られるNA=0.50を通常露光時の投影
光学系の開口数の最適値とすることにする。
【0040】また、通常露光時のコヒーレンス度σは、
解像するパターンの2次元形状をよくするためには、σ
を大きくした方がいいことが知られている。従って、コ
ヒーレンス度σは用いる露光装置で取りうる最大のσの
値とする。この露光装置の投影光学系のNAを0.60
から上記最適値NA =0.50に変更した時、投影光学
系のマスク側のNAは0.1であり照明光学系のマスク
側NAは0.096とすると、最大σは0.096/
0.1であるから、σr=0.96となる。
【0041】以上より、通常露光時の投影光学系のNA
は、解像するパターンのうち周期パターンと重ならない
部分のパターンの線幅、即ち、最も微細なパターンの2
倍から3倍の線幅のパターンについて、最も焦点深度が
大きくなるNAとする。一般的には、現状の露光装置の
投影光学系のNAより小さくすると、つまり、NAを絞
る(小さくする)と最大深度が得られる。
【0042】また、通常露光時のコヒーレンス度σは、
解像するパターンの2次元形状をよくするために、用い
る露光装置の取りうる最大のσとする。そして、深度を
拡大するためにマスクやレチクルに対する照明を、照明
光による有効光源強度分布が、照明光の周辺部が中央部
に比べて大きくなる、公知の輪帯照明にしてもよい。
【0043】前に述べた周期パターン露光時の投影光学
系のNAの結果とあわせると、通常の露光時の投影光学
系のNA は、周期パターン露光時の投影光学系のNAよ
り小さくすると、周期パターンに依存しない線幅である
ところの解像度以上の線幅で最大深度が得られることに
なる。しかし、通常露光時の投影光学系のNAを周期パ
ターン露光時の投影光学系のNAの7割より小さくする
と通常露光時のパターンの2次元形状が劣化することも
種々のパターンの検討から分かった。従って、通常露光
時の投影光学系のNA は周期パターン露光時の投影光学
系のNAの7割以上、周期パターン露光時の投影光学系
のNAより小さくするとよい。
【0044】最小線幅0.12μmのゲートパターンの
解像を目的として、多重露光を、以上に述べた条件、つ
まり周期パターン露光のときには投影光学系のNA=
0.60(最大値)の露光装置(1)でウエハを露光
し、通常露光の時には投影光学系NA =0.50の露光
装置(2)(装置(1)と装置(2)は通常同じものだ
が、別の装置でもよい。)で同ウエハを露光する、また
照明条件であるコヒーレンシィーσは、周期パターン露
光のときには、小σで露光し、通常露光の時には周期パ
ターン露光時より大きいσ、好ましくは装置の最大σで
露光する。こうすると必要深度内の最大深度でゲートパ
ターンが解像される。
【0045】このような投影光学系の開口数NAの変更
(切り換え)は、図33に示したタイプの露光装置にお
いて、瞳位置での例えば円形開口をもつ絞り200の開
口径を変化させて、周期パターン露光と通常露光それぞ
れの最適NAを設定する。又、これに応じて照明光学系
192の開口絞りの開口径を変えたり開口形状を変えた
りして、光学系192の開口数NAを調整することで周
期パターン露光と通常露光のそれぞれの最適σを設定す
る。例えば、周期パターンを露光装置の投影光学系最大
NAで露光し、通常露光の時のみ、ゲートパターンなど
を絞り200を動かしてNAr=0.50に絞って露光
し、照明光学系のNAは、逆に、周期パターン露光時の
み絞って小σにし、通常露光時では照明光学系の最大N
A(最大σ)として露光するとよい。
【0046】このとき、投影光学系の絞り200の位置
に相当する瞳面では、図5のように、周期パターン露光
のときには瞳を絞らず、通常露光の時には瞳を絞ってN
Aを小さくして露光する。図5は瞳面上の光の入射範囲
を灰色部分で示してあり、通常露光の時には瞳を絞って
あるので、光の入射範囲の径が小さくなっている。これ
とは別に瞳面上の照明光を、0次光の入射する灰色で示
すと図6のようになるが、周期パターン露光のときに
は、照明光学系のNAを小さくすることで照明条件であ
るσを小さくする。通常露光の時には照明光学系の最大
のNA及びσとする。図6は、瞳面上での照明光(0次
光)の入射範囲を灰色部分で示してあり、周期パターン
露光の時には、照明光学系のNAが小さくなって、光の
入射範囲の径が小さくなっている。通常露光の時には投
影光学系の瞳を絞って光の入射範囲の径が小さくなって
いるので、最大σの範囲が、つまり照明光の入射範囲
が、投影光学系のNAを絞る前の最大σより見かけ上、
大きくなっている。
【0047】また、本発明の実施形態2は、上記構成を
適用することにより、例えばk1ファクターが0.5以
下の、0.3から0.4と小さい低k1プロセスにおい
ても、通常のk1=0.5以上の像性能より良好に得ら
れ、収差が像性能に反映されにくい露光方法、露光装
置、およびデバイス製造方法を実現することが可能とな
る。また、通常露光と、周期パターン露光のそれぞれの
露光条件、NA、σを最適化することにより、k1
0.3からk1=0.4の像が、形状再現性が良好で、
実用的な深度を得るように露光することが可能となる。
それは、つぎのような知見に基づくものである。
【0048】通常の露光では、コヒーレンス度σを大き
くして、照明をインコヒーレントにするほど、つまり、
図13に示す有効光源の大きさを大きくするほど収差に
よる悪化がおこりにくい。これは照明光が色々な角度か
ら、入射して収差による像への影響が平均化されるから
である。しかし、通常のバイナリマスクでは、k1
0.5以下の線幅ではコントラストが得られず、解像で
きない。
【0049】図13の有効光源の図は、瞳面上の照明光
の分布を示し、灰色の部分が光を遮光している部分、白
い部分が光を透過している部分を示している。k1が
0.5以下の線幅で十分なコントラストを得るために、
隣合う位相が反転した位相シフトマスクをもちいるが、
このとき照明光はコヒーレント性の高い、σの小さくな
る有効光源としなければならない。位相シフトマスクで
σを小さくするとコントラストが得られるが、単純なラ
イン&スペースパターン以外の任意パターンでは形状の
再現性が悪く、投影光学系収差により像性能が悪化しや
すいことはよく知られている。
【0050】ただし、位相シフトマスクの単純な線幅と
間隔とが同じk1=0.3の寸法であるライン&スペー
スパターン(図17)を、コヒーレンス度σ=0.3で
露光すると、図22のようになる。図17において0ま
たはπが表記されている枠部分が光を透過している部
分、それ以外の灰色の部分が光を遮光している部分を示
し、隣り合うパターンの位相が反転している。図22か
ら、両端を除いた部分、つまりパターンが両隣にある中
央の5つのラインパターンは線幅も均一でパターンシフ
トも非常に小さいことがわかる。
【0051】そこで、所望のパターン(図12)をバイ
ナリマスクのパターン(図14)でインコヒーレント照
明を使って投影露光し、且つこれに位相シフトマスクの
周期パターン(図17)を重ねて露光することで、これ
らの像を合成する(二重露光)と、投影光学系に収差が
あってもバイナリマスクの複雑なパターンでも形状が悪
化しにくい像と、位相シフトマスクのライン&スペース
パターンの中央のコントラストが高く、しかも像性能が
悪化されない像とが重なることによって、コントラスト
が高く収差による影響の受けにくい像ができることが推
測される。位相シフトマスクのパターンは所望のパター
ンの微小な部分を取り出し、収差の影響を受けにくいよ
うに、所望のパターンより両側に1周期以上、周期数を
多くした周期パターンであればよい。
【0052】本実施形態2における周期パターンの作成
方法について、図32を用いて説明する。図32におい
て、(a)は所望のパターン、ここでは図12のパター
ンとする。上段が遮光型パターン、下段が透過型パター
ンを想定している。(b)はパターンの微細部分につい
て着目し、微細部分を斜線で示している。パターン(ラ
イン)のみでなくパターンの間の間隔にも注意する。
(c)の左側に示す図は、微細な部分のみを取り出した
ところを示す図である。そして、右側のようにパターン
を縦方向に延長する。斜線部が着目した微細部分であ
る。ここで、所望のパターンの微細部分より長くしても
良い。遮光部である2本線パターン部がパターンの間の
遮光部分となるよう、その両側に透過パターンをつける
ことで、2本線パターン間が透過パターンとなる。
(d)は微細部分を取り出し、縦方向に延長したパター
ンの両側に、斜線部のように1周期ずつ同じ大きさのパ
ターンを両端に付け加えたものである。(e)は作成さ
れた周期パターンで、さらに周期数を多くしたものであ
る。上段では周期数を5以上、下段では周期数を4以上
にすれば十分である。つまり、バイナリマスクの所望の
パターンに対するインコヒーレントな照明にもとづく投
影露光から成る通常の露光と、位相シフトの効果をもつ
所望のパターンの微細部分のみをとりだし且つ微細部分
の1周期以上周期数を多くした周期パターンに対する2
光束干渉にもとづく周期パターンの露光とを両者の微細
部分が重なるように本発明の露光条件下で重ね合わせ露
光することによって、収差の影響の受けにくいコントラ
ストの高い像が得られる。図19に、これらの像の重ね
合わせのイメージを示す。
【0053】所望のパターンが、図16のようなパター
ン周辺が光を透過し、パターン部分が光を遮光する遮光
パターンの場合、図14のような透過パターンよりも収
差に対して敏感である事が知られているが、このような
遮光パターンを得るには周期パターンを半ピッチずらし
て、図18のような像の重ねあわせをすればよい。
【0054】また、多重露光時に収差をおさえるための
1つの方法として、本発明では投影光学系のNAを絞る
(小さくする)方法を採用した。たとえば(5)式のC
8=0.05λのコマ収差があるとき、瞳の半径は1に
規格化されているので、90°方向の瞳周辺(r=1)
での波面のずれ量は0.05λとなるが、瞳8割以下
(r≦0.8)では波面のずれ量の最大値は0.031
λとなる。投影光学系のNAを絞ると、(4)式のZe
rnike係数による球面収差以外の項の収差による波
面のずれ量の最大値が小さくなる。フォーカスを収差の
1つと考えると、収差曲線が緩くなるのでフォーカス特
性が緩くなり、前述の実施形態のように深度ものびる。
【0055】ところで、投影光学系のNAを絞ると、レ
ーリーの式((1)式)から分かるように、解像性能
(コントラスト)を落とすことになるために、通常限界
解像付近では投影光学系の開口数NAを小さくする事は
おこなわれない。しかし、このような重ね合わせの露光
を行なう時には、バイナリマスクの解像性能が多少落ち
コントラストが低下しても、周期パターン露光に高コン
トラスト像と合成されることにより解像が可能になる。
そこで、ここでは、積極的に投影光学系のNAを小さく
することにした。つまり、通常露光時に、ある微細線を
解像しないようにして、収差による像性能の悪化を出さ
ないようにし、この微細線は周期パターン位相シフト露
光の高コントラストによって解像させる方法である。こ
の方法では、通常露光の微細線部分は解像しないが、2
本線とその間の間隔がなだらかな、3本分の太い線のよ
うな像ができるので、周期パターンと合成すると、所定
の2本線の強度のみがかさ上げされるので、現像によっ
て微細部分は周期パターンの所定の2本だけが像として
残るのである。
【0056】また投影光学系のNAを絞って、照明光学
系のNAを絞らなければ、コヒーレンス度(シグマ)σ
は相対的に大きくなる。瞳面の有効光源半径に相当する
コヒーレンス度σは以下の式によって決まるからであ
る。 σ=(照明光学系の光出射側NA)/(投影光学系の光入射側NA)………(6 ) 投影光学系のNAが最大値の時にσの最大値σmax=
0.8の場合、投影光学系のNAだけを8割絞ると、
(6)式からσmax=1.0となることが分かる。
【0057】したがって、バイナリマスクによる通常露
光と周期パターン露光を重ね合わせることによって収差
の影響を緩和できるが、通常露光時の投影光学系のNA
を絞ればより一層フォーカス特性を始めとする像性能が
改善される。ただし、バイナリマスクのNAを絞らない
場合に比べて、周期パターン露光時に位相シフトマスク
を照明する際のコヒーレンス度σが同じならばベストフ
ォーカス時でのコントラストが低下する。
【0058】そのため、レジストの解像に必要なコント
ラストによって、通常露光時の投影光学系のNAとコヒ
ーレンス度σと、周期パターン露光時の投影光学系のN
A、コヒーレンス度σを決定する必要がある。
【0059】つまり、周期パターン露光時の露光条件
は、微細なパターン線幅R、波長λに応じて、 NA=k1(λ/R) (k1≧0.25) つまりNA≧0.25(λ/R)とする。通常、露光条
件である投影光学系の開口数NAは、用いる露光装置の
投影光学系の最大NAとなる。
【0060】周期パターン露光時のコヒーレンス度σの
照明条件は、線幅k1が0.4以下の微細線幅k1におい
て、80%以上の高コントラストで、深度が(λ/NA
2)で割ったk2が0.5以上を得るようにする。つまり k1≦0.4 k1≧0.5 をみたす照明条件とする。周期パターン露光(2光束干
渉露光)に位相シフトマスクを用いるならば、σを0.
3以下にすると良い。周期パターン露光が80%以上の
コントラストを得ると、通常露光における微細線幅のコ
ントラストがゼロであっても合成像のコントラストは、
40%以上得られることになる。40%のコントラスト
が得られれば、現状のレジストは解像が可能である。
【0061】また、周期パターン露光においては、必ず
しも位相シフトマスクを用いなくても、バイナリマスク
の周期パターンを用いて、斜入射照明による2光束干渉
によって露光しても良い。その時の照明条件は、周期パ
ターンの線幅と間隔とが共にk1で周期の方向がx方向
であれば、瞳上の有効光源のx方向中心位置が、 x=1/(4k1)、x=−1/(4k1) の近傍にし、前記条件を満たすために、中心位置からの
半径が瞳の半径を1として0.3以下にする。
【0062】周期パターンでない通常パターンのバイナ
リマスクを用いる時に対する投影光学系の開口数NA2
は、微細部分を解像しないようなNA2とし、先ほどの
周期パターンに依存しないパターン部分、すなわち周期
パターンにより解像される微細パターンを除いた他のパ
ターン部分の線幅に応じて、決める。微細部分の最も線
幅が小さい部分の寸法をRとすると、これが解像しない
ために、 NA2≦0.4(λ/R) 微細パターンを除いた他のパターン部分の線幅をR2と
すると、これが解像するためにNA2≦0.5(λ/R
2)とする。
【0063】この方法をさまざまなパターンに適用した
例から、通常露光時の投影光学系の開口数NA2は周期
パターン露光の開口数NAの7割以上で且つこのNAよ
り小さくにするとよいことがわかっている。 0.7NA≦NA2<NA 但し、NA:周期パターン露光の露光条件、NA2:通
常パタンの露光条件である。また、通常露光時のコヒー
レンス度σは、用いる投影露光装置の最大σにする。投
影光学系や照明光学系の瞳面に形成される有効光源の形
状は、必ずしも円形でなくてもよく、矩形や、輪帯であ
っても、矩形環状であってもいい。
【0064】本実施の形態における上記重ね合わせ露光
による露光方法の特徴をまとめると次のようになる。被
露光基板上に、微細な部分を含むパターンを投影露光装
置により多重露光方法で露光(解像)する方法におい
て、露光装置の収差の影響を最小にし、かつコントラス
トや形状再現性などの像性能を向上させるために、相対
的小σの照明による微細な部分のみの周期パターン露光
と、相対的大σの照明でありかつ微細部分が解像しない
通常露光の二重露光をおこなう際に、前者の場合よりも
後者の場合の方を投影光学系のNAを絞ることを特徴と
する。
【0065】周期パターンは、解像したいパターンの微
細部分のみを取り出し、微細部分を連続的に延長し、か
つ微細部分の両側に1周期以上ずつ延長した、周期パタ
ーンにしたことを特徴とする。周期パターン露光方法は
解像したいパターンの微細部分を、2光束干渉による結
像によって解像できることを特徴とする。周期パターン
露光の露光条件は、露光波長λをこの微細部分の線幅ま
たは間隔の小さいほうの長さRで割って0.25倍した
NA以上より大きいNAに投影光学系の開口数を設定す
ることを特徴とする。周期パターン露光の投影光学系の
NAは、用いる露光装置の最大NAとすることを特徴と
する。露光の露光条件は、このRを(λ/NA)で割っ
たk1が0.4以下の微細線幅において、コントラスト
が80%以上得られ且つベストフォーカスからのデフォ
ーカス量dを(λ/NA2)で割ったk2が0.5以上を
得られる照明にすることを特徴とする。位相シフトマス
クにより周期パターン露光を行なう場合、コヒーレンス
度σを0.3以下にすることを特徴とする。通常露光の
パターンは、解像したいパターンに近い形状を有するこ
とを特徴とする。通常露光は3光束干渉による結像を用
い、微細部分を解像できないことを特徴とする。通常露
光時の投影光学系のNAは、露光波長λを微細部分の線
幅または間隔の小さいほうの長さRで割って0.4倍し
たNA以下より小さいNA2であることを特徴とする。
通常露光時の投影光学系のNAは、露光波長λを、通常
露光により解像されず周期パターン露光により解像され
る微細部分を除いた解像したいパターンの他の部分の線
幅R2で割って0.5倍したNA以上より大きいNA2
であることを特徴とする。通常露光時の投影光学系のN
Aは、周期パターン露光時の投影光学系のNAの7割以
上にしたNA2であることを特徴とする。通常露光時の
コヒーレンス度σ(シグマ)は、用いる露光装置の最大
σにすることを特徴とする。
【0066】被露光基板上に、微細なパターンを投影露
光装置を用いて多重露光方法により露光(解像)する露
光方法において、露光装置の収差の影響を最小にし、か
つコントラストや形状再現性などの像性能を向上させる
ために、周期パターン露光と通常露光の二重露光をおこ
なう露光方法であって、周期パターン露光は、解像した
いパターンの部細部分のみを取り出し、このパターンよ
り1周期以上大きい周期パターンを形成したマスクを用
いて、2光束干渉によるマスクパターンの結像を行なう
ことを特徴とする。また、通常露光は、解像したいパタ
ーンに近い形状のパターンが描かれたマスクを用い、3
光束干渉や2光束干渉による結像を用い多値の強度分布
を像に与えたことを特徴とする。周期パターン露光の露
光では、微細なパターンの線幅R、露光光の波長λに応
じて、 NA=k1(λ/R) (k1≧0.25) より、露光装置の投影光学系のNAを決めることを特徴
とする。ここでのNAは、用いる露光装置の投影光学系
の最大NAとすることを特徴とする。周期パターン露光
時のコヒーレンス度σ(シグマ)は0.4以下とし、微
細なパターン線幅の必要深度に応じて決めることを特徴
とする。または、線幅を(λ/NA)で割ったノーマラ
イズ線幅k1が0.4以下の微細線幅において、解像に
必要なコントラストが得られる焦点深度を(λ/N
2)で割ったk2が0.5以上を得るためには、σを
0.3以下にする。通常露光は、周期パターン露光に依
存しないパターンすなわち周期パターン露光により解像
される微細パターンを除いたパターンの線幅に応じて、
投影光学系のNAを決めることを特徴とする。
【0067】
【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例について説
明する。 [実施例1]図10は、本発明の実施例1における多重
露光によって露光した2次元像を示す図である。本実施
例の図10に示した2次元像は、本発明の実施形態1に
基づいて、図3に示したゲートパターンを周期パターン
露光と通常パターン露光の多重露光によって露光して形
成されたものである。また、図9に比較例として通常露
光の露光条件を最適化する前の条件で露光した結果の2
次元像を示す。図10に示した本実施例における2次元
パターン(像)の露光条件は、深度を最も大きくするた
めに、周期パターン露光の露光条件、投影光学系のNA
=0.60、σ=0.10、通常パターン露光の露光条
件、投影光学系のNA=0.50、σ=0.96(輪帯
照明)とした。
【0068】図9に示した比較例の2次元パターン
(像)の露光条件は、周期パターン露光の露光条件、投
影光学系のNA=0.60、σ=0.10、通常パター
ン露光の露光条件、投影光学系のNA=0.60、σ=
0.80(輪帯照明)とした。図9に示した比較例の2
次元像は、デフオーカス範囲が±0.25μmで良好に
解像され、焦点深度が0.5μm以上得られている。
【0069】一方、図10に示した本実施例の2次元像
は、周期パターンの方向と異なる太い線がデフォーカス
しても図9の同じ部分よりも小さくはならず劣化が少な
い。それ以上に、微細な2本線の劣化が少ないのは、微
細な2本線が分離できないために、微細な2本線とその
間の間隔が線幅3本分の大きなパターンの様にはたらく
ためである。つまり、線幅3本分の0.36μmパター
ンでは、NA=0.60よりもNA=0.50のほうが
大きな焦点深度が得られるためである。そのために、図
10の2次元像はデフォーカス範囲が±0.5μmで良
好に解像され、焦点深度が比較例の倍の1.0μm以上
得られており、大幅に焦点深度が拡大する。また、個々
の2次元形状も損なわれることなく、形状再現性も非常
によいことがわかる。
【0070】[実施例2]図11に、本発明の実施例に
用いた投影露光装置の構成を示す。投影露光装置は、光
源を含んだ照明光学系からレチクル(マスク)を照明
し、投影光学系によりウエハ面にレチクル面上のパタン
を縮小投影し、ウエハを露光させる。
【0071】図11において、1はエキシマレーザーな
どのパルスレーザーで構成されている光源で、1から供
給されたパルス光をビーム整形光学系によってインコヒ
ーレント化し、かつ所定の形状に整形している。2は光
学系であり、複数のレンズからなり、入射側および射出
側でテレセントリックとなるアフォーカル系を構成して
いる。これらは、特開平5−47639号公報記載のよ
うにアフォーカル系の各倍率を変えることにより入射光
束のビーム断面形状を変化させている。あるいは特開平
5−47640号公報記載のようにズームレンズ等から
なり、レンズを光軸方向に移動させ角倍率を変えられる
ようにしてもよい。
【0072】3はオプティカルインテグレータであり、
複数の微小レンズを2次元的に配列して構成しており、
その射出面上に2次光源を形成している。4は可変開口
絞りであり、通常の円形開口の絞り(図13)を含む、
輪帯照明や他の斜入射照明用の投影レンズの瞳面上の光
強度分布を変化させ得る、各種の絞りからなっている。
可変開口絞りを変えるためにこれらの開口絞りを形成し
た円盤状ターレットを用い、4aの開口駆動装置が絞り
4を切り替えるべくターレットを回転させている。
【0073】オプティカルインテグレータ3の射出面上
の2次光源から射出した複数の光束は、集光レンズ5で
集光され、ミラーで折り曲げられた後、マスキングブレ
ード6に入射し、結像レンズ7を通り、レチクル面上の
必要な領域を均一に照射する。8は、レチクル面上にあ
る、レチクルの情報が書き込まれたバーコードを読み取
るためのバーコードリーダーである。9は、投影光学系
の瞳面近傍にある、投影光学系のNAを絞るための開口
絞りである。9aの絞りの駆動装置によって、NAが絞
られる。
【0074】本実施例におけるの照明条件のコヒーレン
ス度σは、この投影露光装置における照明光学系を構成
する光学系2によって変える。コヒーレンス度σは開口
絞り4に含まれる図13の形状の絞りを選択することに
よって、周期パターン露光と通常露光の間の絞りの切り
替えで最適なコヒーレンス度σにすることができる。ま
た、開口絞り4の各絞りの形状、図13中のコヒーレン
ス度σは、σとしてとりうる最大の大きさにしておき、
光学系1によってコヒーレンス度σの大きさを変えるよ
うにしても良い。
【0075】投影露光装置の露光条件は、主制御装置の
メモリにあらかじめ露光方法の手順をプログラム化して
おき記憶させておく。その露光方法の手順に従い,露光
条件であるNA,照明条件を記憶させ、その露光条件に
基づいて投影光学系の開口駆動装置9aに信号を送り、
その開口絞りを所定のNAとなるよう駆動させるととも
に、照明条件に基づいて照明系の開口制御装置4aに信
号を送り、その開口絞りを所定の有効光源の絞りとなる
よう回転させ、かつ、光学系1に信号を送り、照明条件
にもとづいて、光学系1の角倍率を所定の値にする。
【0076】たとえば周期パターン露光、通常露光の順
に露光するならば、周期パターン露光方法に用いるレチ
クル1をレチクルステージにセットし、周期パターン露
光に適したNA、σに設定し露光する。次に通常露光に
用いるレチクル2をレチクルステージにセットし、通常
露光に適したNAr、σrに設定し、重ねて露光する。
【0077】または、主制御装置のメモリに、あらかじ
め、レチクルの名前と露光条件を対応させた情報を記憶
させておき、レチクルの名前などの情報を書き込んだレ
チクルのバーコードをバーコードリーダー8で読み取
り、レチクルをレチクルステージに設定した後、読み取
った情報に基づいて装置の開口数とσを最適な値に設定
し露光するなどの方法によって最適な露光条件で露光す
る。
【0078】本実施例では、KrFエキシマレーザを光
源とする露光装置を用いた(露光波長λ=0.248μ
m)。本実施例による効果をわかりやすくするために、
露光装置はコマ収差の大きいものを使用した。コマ収差
は先ほどの(5)式において0.05λの収差がある。
まず最小線幅が0.13μm(k1=0.315)の図
12のパターンを露光するために、周期パターン露光と
して、パターンは図17の周期パターンのある位相シフ
トレチクルを用い投影光学系の、NA=0.60、σ=
0.20、とした。また、通常露光は、パターンは図1
6の遮光パターンのあるレチクル2を用い、投影光学系
のNA=0.60、σ=0.80として、図18のよう
に重ねあわせて露光した。これらの露光は、どちらを先
に行ってもいい。
【0079】重ね合わせ露光後、現像によってウエハー
面上に図24の像が形成された。図は横方向に フォー
カスしたときの像を示している。フォーカスはk2
0.5とすると、露光波長が248nm、投影光学系の
NA=0.60のとき0.345μmなので、+/−
0.4μmまでとってある。パターン上段は収差の発生
していない方向のパターン、下段は収差の発生している
方向のパターンのパターンを示している。コマ収差の発
生している方向のパターンでも、形状の劣化がほとんど
ないことがわかる。コマ収差の0.05(λ)にもかか
わらず、フォーカス範囲±0.345μm(k2=±
0.5)の範囲で良好な像が得られている。
【0080】比較のために、最小線幅が0.20μm
(k1=0.5)の図12のパターンを得るために、通
常の1回露光で露光した。露光方法は、図16の遮光パ
ターンのあるレチクルを用い、投影光学系のNA=0.
60、σ=0.80とした。露光後、現像によってウエ
ハー面上に図23の像が形成された。同じ収差量でk1
=0.5以上では、フォーカス範囲±0.345μm
(k2=±0.5)の範囲で良好な像が得られる。
【0081】これらの線幅誤差の比較した結果を、図2
6及び図27に示す。また、図23の通常露光と図24
の重ね合わせ露光による二次元像から線幅を計測し、こ
れらをグラフ化したものである。図23及び図24にお
いて、上段の収差の発生していない方向の左右2本線の
線幅がベストフォーカスで0.13μmとなる露光量の
ときの、下段の収差の発生している方向の左右2本線の
線幅を図り、0.13μmからの差(線幅誤差)を計算
した。これを横軸にフォーカスをとり、縦軸に線幅誤差
(単位nm)をとって示した。図26は通常露光のみの
1回露光の像の線幅誤差フォーカス特性を示している。
ここでの線幅誤差は0.20μm(k1=0.5)であ
る。図27は通常露光と周期パターン露光の重ね合わせ
た像の線幅誤差フォーカス特性を示している。ここでの
線幅誤差は0.13μm(k1=0.31)である。
【0082】図26及び図27を比較すると、図27の
重ね合わせた像の方が線幅誤差が少ない。また、線幅誤
差を線幅で割って比較してみても、ほぼ同等の線幅誤差
の割合をもつことがわかる。両者ともフォーカス範囲±
0.345μm(k2=±0.5)の範囲で、線幅誤差
を線幅で割った割合は−10%程度であり、実用が可能
である。したがって、本方法による通常露光と周期パタ
ーン露光の重ね合わせ露光によって、投影光学系に収差
がある場合でもk1=0.3からk1=0.4の像が、通
常のk1=0.5以上の像性能と同等に得られることが
確認された。
【0083】図29及び図30は、(3)式の左右線幅
非対称性のフォーカス特性をグラフ化したものである。
図29は通常露光 NA=0.60, σ=0.8 で
1回露光したもので、図30は通常露光NA=0.6
0, σ=0.8と周期パターン露光を2重露光したも
のである。これらより、ベストフォーカスでは左右線幅
非対称性は、1回露光では2%以上、2重露光では1%
以下しか発生していないことがわかる。さらにフォーカ
ス特性を見ると、+/−0.4μmフォーカス時でベス
トフォーカス時より1回露光では3%、2重露光では2
%程度しか増加していない。
【0084】[実施例3]実施例3においては、実施例
2と同じ露光装置を用いた。また、最小線幅が0.13
μm(k1=0.315)の図12のパターンを露光す
るために、周期パターン露光として、パターンは図17
の周期パターンのある位相シフトレチクル1、投影光学
系のNA=0.60、σ=0.20、とした。また、通
常露光として、パターンは図16の遮光パターンのある
レチクル2を用い、投影光学系のNA=0.48、σ=
1.0として、図18のように重ねあわせて露光した。
これらの露光は、どちらを先に行っても良い。
【0085】このようにして得られた二次元像を図25
に示す。図23及び図24同様、横方向に フォーカス
を変えた像を示している。パターン上段は収差の発生し
ていない方向のパターン、下段は収差の発生している方
向のパターンのパターンを示している。コマ収差の発生
している方向のパターンでも、形状の劣化がほとんどな
いことがわかる。図24に比べて、さらに像性能の良好
なことがわかる。また図26及び図27同様、図28に
線幅誤差のフォーカス特性を示した。図28より、フォ
ーカス範囲±0.345μm(k2=±0.5)の範囲
で、線幅誤差を線幅で割った割合は−6%程度であり、
線幅誤差が低減している。
【0086】次に(3)式の左右線幅非対称性のフォー
カス特性をグラフ化した(図31)。これらより、ベス
トフォーカスでは左右線幅非対称性は、1%以下である
ことがわかる。さらにフォーカス特性を見ると、+/−
0.4μmフォーカス時でベストフォーカス時より2%
程度しか増加していない。したがって、通常露光のNA
を絞った露光と周期パターン露光の重ね合わせ露光によ
って、収差がある場合でもk1=0.3からk1=0.4
の像が、さらに通常のk1=0.5以上の像性能より良
好に得られる。
【0087】なお、ここでは、コマ収差を例にして説明
したが、どのような収差があってもこのような重ね合わ
せ露光をすると、収差のききが鈍感になり、像性能は通
常1回露光のk1=0.5からk1=0.6の像性能に匹
敵する。いいかえれば、k1=0.5からk1=0.6の
線幅で像性能が十分得られる露光装置ならば、k1
0.3からk1=0.4の最小線幅を持つパターンが良
好に解像できるのである。
【0088】以上の実施例における露光方法及び露光装
置を用いて、IC,LSIなどの半導体チップ、液晶パ
ネル等の表示素子、磁気ヘッド等の検出素子、CCD等
の映像素子といった各種デバイスの製造が可能である。
なお、本発明は以上に説明した実施形態あるいは実施例
に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない
範囲において種々に変更することが可能である。特に周
期パターンの2光束干渉においては、ここに示したレベ
ンソンマスクに限定されることはなく、エッジシフト型
位相シフトマスクを用いてもよいし、バイナリーマスク
を斜入射照明によっておこなっても同様の効果が得られ
る。斜入射照明用の場合の照明条件は、斜入射照明のロ
ーカルな光源分布の照明光の入射範囲を、σに置き換え
ると同様な効果が得られる。
【0089】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、良好な解像を得ることが可能となり、特に、焦点深
度を、解像を目的とするパターンと必要深度に対応して
拡大することが可能となり、また、k1ファクターの小
さいプロセスにおいても、収差の像性能への影響を軽減
して、良好な解像を得ることが可能な露光方法、露光装
置、およびデバイス製造方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重露光の工程を説明するための各露光段階に
おける露光量分布を示す図であり、(A)は各露光段階
における露光量分布、(B)は多値の通常露光による露
光量分布、(C)は二重露光によりそれぞれの露光量の
和の分布が生じた状態を示す図である。
【図2】図1で示された露光量分布を形成するためのパ
ターンおよびマスクを示す図であり、(A)は高解像度
の必要な一次元方向のみに繰り返しパターンが生じるパ
ターンおよびマスク、(B)または(C)はゲートパタ
ーンを示す図である。
【図3】ゲートパターンを示す図である。
【図4】多重露光において、マスクから出射した光が、
投影光学系を介してレジストを塗布したウェハー面上で
結像する状態を示す図。
【図5】露光装置上での通常露光時と周期パターン露光
時における瞳の大きさを示す図。
【図6】通常露光時と周期パターン露光時における照明
条件の最大σを示す図。
【図7】周期パターンの照明条件と深度との関係を示す
図である。
【図8】通常露光のNAと深度との関係を示す図であ
る。
【図9】図10との比較のために通常露光の露光条件を
最適化する前の条件で露光した結果の2次元像を示す図
である。
【図10】図3に示したゲートパターンを周期パターン
露光と通常パターン露光の多重露光によって、露光した
結果の2次元像を示す図である。
【図11】本発明の実施例に用いた投影露光装置の構成
を示す図である。
【図12】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための評価パターンを示す図である。
【図13】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための有効光源を示す図である。
【図14】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための位相が1種類の透過型パターンを示す図である。
【図15】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための位相が2種類の位相シフトマスクを示す図であ
る。
【図16】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための遮光マスクパターンを示す図である。
【図17】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための位相シフトマスクの周期パターンを示す図であ
る。
【図18】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための多重露光によるパターンを示す図である。
【図19】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための多重露光によるパターンを示す図である。
【図20】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ためのバイナリマスクによる像を示す図である。
【図21】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための位相シフトマスクによる像を示す図である。
【図22】本発明の実施形態あるいは実施例を説明する
ための照明条件σ=0.3で露光した際の位相シフトマ
スクによる象を示す図である。
【図23】本発明の実施例2を説明するための通常露光
による像を示す図である。
【図24】本発明の実施例2における多重露光によるに
よる像を示す図である。
【図25】本発明の実施例2における多重露光によるに
よる像を示す図である。
【図26】本発明の実施例2における通常露光による像
の線幅誤差フォーカス特性を示す図である。
【図27】本発明の実施例2における多重露光による像
の線幅誤差フォーカス特性を示す図である。
【図28】本発明の実施例3における多重露光による像
の線幅誤差フォーカス特性を示す図である。
【図29】本発明の実施例2における通常露光による左
右線幅非対称性のフォーカス特性を示す図である。
【図30】本発明の実施例2における多重露光による左
右線幅非対称性のフォーカス特性を示す図である。
【図31】本発明の実施例3における多重露光による左
右線幅非対称性のフォーカス特性を示す図である。
【図32】本発明の実施形態2における周期パターンの
作成方法を説明するための図である。
【図33】従来の投影露光装置の構成を示す摸式図であ
る。
【符号の説明】
1:光源 2:光学系 3:オプティカルインテグレータ 4:可変開口絞り 4a:照明系の開口駆動装置 5:集光レンズ 6:マスキングブレード 7:結像レンズ 8:バーコードリーダ 9:投影光学系の開口絞り 9a:投影光学系の開口駆動装置 191:遠紫外線露光用光源 192:照明光学系 193:照明光 194:マスク 195:物体側露光光 196:光学系 197:像側露光光 198:基板 199:基板ステージ 200:投影光学系の瞳位置での絞り

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投影光学系を用い、第1パターンの露光と
    第2パターンの露光を含む多重露光を行って、所望のパ
    ータンを露光する露光方法において、前記第1パターン
    の露光の時の前記投影光学系の開口数(NA1)と前記
    第2パターンの露光時の前記投影光学系の開口数(NA
    2)が互いに異なることを特徴とする露光方法。
  2. 【請求項2】前記第1パターンの露光は共通の開口数の
    下では、前記第2パターンの露光に対して解像度及び焦
    点深度が実質的に深い露光方法によるものであり、前記
    第2パターンについての前記開口数(NA2)が、前記
    第1パターンについての前記の開口数(NA1)より小
    さくされていることを特徴とする請求項1に記載の露光
    方法。
  3. 【請求項3】前記第2パターンについての前記開口数
    (NA2)が、次式の関係を満たすことを特徴とする請求
    項2に記載の露光方法。 0.7NA1≦NA2<NA1
  4. 【請求項4】前記第1パターンについての前記開口数
    (NA1)は、前記所望のパターンの最も微細部分の線
    幅または間隔の小さいほうの長さをR、前記第1パター
    ンの露光に用いる光の波長をλとするとき、次式から決
    定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の露光方法。 NA1=k1(λ/R) (k1≧0.25)
  5. 【請求項5】前記第1パターンについての前記開口数
    (NA1)は、前記投影光学系の最大の開口数とするこ
    とを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  6. 【請求項6】前記第1パターンの露光と前記第2パター
    ンの露光はコヒーレンス度σ(シグマ)が互いに異なる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    露光方法。
  7. 【請求項7】前記多重露光において、前記所望のパータ
    ンの解像に必要な焦点深度に基づいて、前記第1パター
    ンの露光の時の前記投影光学系の開口数(NA1)及び
    コヒーレンス度σ1の最適な組み合わせと、前記第2パ
    ターンの露光時の前記投影光学系の開口数(NA2)及
    びコヒーレンス度σ2の最適な組み合わせが設定してあ
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の露光方法。
  8. 【請求項8】前記第1パターンについてのコヒーレンス
    度σ1は、前記幅Rの微細線の解像に必要な焦点深度に
    応じて決定されることを特徴とする請求項7に記載の露
    光方法。
  9. 【請求項9】前記微細線の幅Rを(λ/NA1)で割っ
    たノーマライズ線幅k1が0.4以下の微細線におい
    て、前記コヒーレンス度σ1を0.3以下にしたことを
    特徴とする請求項7に記載の露光方法。
  10. 【請求項10】前記第2パターンの開口数(NA2)
    は、前記第2パターンのうち、前記第1パターンの周期
    パターンのピッチ以上の線幅を有し、且解像にあたり該
    第1パターンに依存しないパターンの線幅に応じて決定
    されることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に
    記載の露光方法。
  11. 【請求項11】前記第1パターンを微細部分のみ解像可
    能な周期パターンで構成する一方、前記第2パターンを
    微細部分を解像しないパターンで構成し、これらによっ
    て前記投影光学系の収差の影響を軽減し得るように露光
    することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の露光方法。
  12. 【請求項12】前記第1パターンの露光はコヒーレント
    な照明による露光であり、また前記第2パターンの露光
    はインコヒーレントな照明による露光であることを特徴
    とする請求項11に記載の露光方法。
  13. 【請求項13】前記周期パターンは、前記所望のパータ
    ンの微細部分に相当する微細部分と、該微細部分の両側
    に1周期以上の周期数を有する周期パターンとを有する
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の
    露光方法。
  14. 【請求項14】前記第1パターンの露光において、前記
    微細部分の線幅または間隔の小さいほうの長さRをλ/
    NA 1で割った値k1と、フォーカス量dをλ/NA 12
    割った値k2が、次式の関係を満たすことを特徴とする
    請求項11〜13のいずれか1項に記載の露光方法。こ
    こで、λは前記露光に用いる光の波長である。 k1≦0.4 k2≧0.5
  15. 【請求項15】前記第1パターンの露光において、位相
    シフトマスクを用いる場合、前記コヒーレンス度σ1
    0.3以下にしたことを特徴とする請求項14に記載の
    露光方法。
  16. 【請求項16】前記第2パターンの露光において、3光
    束干渉による結像を用いることを特徴とする請求項11
    〜15のいずれか1項に記載の露光方法。
  17. 【請求項17】前記第2パターンの露光時の投影光学系
    の開口数(NA 2)が、次式を満たすことを特徴とする請
    求項11〜16のいずれか1項に記載の露光方法。ここ
    で、λは前記露光に用いる光の波長、Rは線幅である。 NA2≦0.4*(λ/R)
  18. 【請求項18】前記第2パターンの露光において、露光
    時の投影光学系の開口数(NA 2)が、次式の関係を満
    たすことを特徴とする請求項11〜17のいずれか1項
    に記載の露光方法。 NA2≧ 0.5*(λ/R2) 但し、R2:第2パターンの露光によって解像されず且
    つ第1パターンの露光で解像される微細部分を除いた、
    前記所望のパターンの他の部分の線幅、λは露光に用い
    る光の波長である。
  19. 【請求項19】前記第1パターンが、位相シフトマス
    ク、あるいは2光束干渉によって作成されたマスク等で
    構成されていることを特徴とする請求項1〜18のいず
    れか1項に記載の露光方法。
  20. 【請求項20】前記第2パターンの露光には、前記所望
    のパターンに近い形状のパターンを描いたマスクを用い
    ることを特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記
    載の露光方法。
  21. 【請求項21】前記第2パターンについての前記コヒー
    レンス度σ2は、装置で得られる最大の値に設定するこ
    とを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載の
    露光方法。
  22. 【請求項22】前記第1パターンの露光と前記第2パタ
    ーンの露光を含むそれぞれの露光の直前に、投影光学系
    の瞳位置の例えば円形の開口をもつ絞りの開口径を変え
    て、最適な開口数NAにすることを特徴とする請求項1
    〜21のいずれか1項に記載の露光方法。
  23. 【請求項23】前記第1パターンまたは前記第2パター
    ンによるそれぞれの露光の直前に、照明光学系の1部の
    光学系または瞳位置の絞りを動かし、最適のコヒーレン
    ス度σ1またはσ2にすることを特徴とする請求項1〜2
    2のいずれか1項に記載の露光方法。
  24. 【請求項24】請求項1〜23のいずれか1項に記載の
    露光方法を行なう露光モードを有することを特徴とする
    露光装置。
  25. 【請求項25】請求項1〜23のいずれか1項に記載の
    露光方法、または請求項24に記載の露光装置によっ
    て、レチクルのパターンでウエハを露光する工程と、該
    ウエハを現像する工程とを含むデバイス製造方法。
  26. 【請求項26】投影光学系を用いてレジストにパターン
    に関する露光を行なう露光方法において、2光束干渉露
    光により第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パ
    ターンと相似のパターンが形成されたマスクを用いた露
    光により露光量が0ではないが小さい部分と露光量が大
    きい部分とを有する第2の露光量分布を与える第2段階
    とを有し、前記第1の露光量分布の一部分と前記第2の
    露光量分布の前記露光量が0ではないが小さい部分を重
    ねることで前記パターンの一部分に関する露光が行なわ
    れ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第2
    の露光量分布の前記露光量が大きい部分で前記パターン
    の他の部分に関する露光が行なわれるものであって、前
    記第2段階における前記投影光学系の開口数は前記第1
    段階における前記投影光学系の開口数より小さいことを
    特徴とする露光方法。
  27. 【請求項27】投影光学系を用いてレジストにパターン
    に関する露光を行なう露光方法において、位相シフタ及
    び/又は遮光部を配列した第1のマスクを用いた2光束
    干渉露光により露光量が前記レジストの露光しきい値以
    下である第1の露光量分布を与える第1段階と、前記パ
    ターンと相似のパターンが形成された第2のマスクを用
    いた露光により露光量が0ではないが前記露光しきい値
    以下の部分と露光量が前記露光しきい値以上の部分とを
    有する第2の露光量分布を与える第2段階とを有し、前
    記第1の露光量分布の一部分と前記第2の露光量分布の
    前記露光量が0ではないが前記露光しきい値以下の部分
    を重ねることで前記パターンの一部分に関する露光が行
    なわれ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記
    第2の露光量分布の前記露光しきい値以上の部分で前記
    パターンの他の部分に関する露光が行なわれるものであ
    って、前記第2段階における前記投影光学系の開口数は
    前記第1段階における前記投影光学系の開口数より小さ
    いことを特徴とする露光方法。
  28. 【請求項28】投影光学系を用いてレジストにパターン
    に関する露光を行なう露光方法において、周期パターン
    露光により第1の露光量分布を与える第1段階と、前記
    パターンと相似のパターンが形成されたマスクを用いた
    露光により露光量が0ではないが小さい部分と露光量が
    大きい部分とを有する第2の露光量分布を与える第2段
    階とを有し、前記第1の露光量分布の一部分と前記第2
    の露光量分布の前記露光量が0ではないが小さい部分を
    重ねることで前記パターンの一部分に関する露光が行な
    われ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前記第
    2の露光量分布の前記露光量が大きい部分で前記パター
    ンの他の部分に関する露光が行なわれるものであって、
    前記第2段階における前記投影光学系の開口数は前記第
    1段階における前記投影光学系の開口数より小さいこと
    を特徴とする露光方法。
  29. 【請求項29】投影光学系を用いてレジストにパターン
    に関する露光を行なう露光方法において、位相シフタ及
    び/又は遮光部を配列した第1のマスクを用いた周期パ
    ターン露光により露光量が前記レジストの露光しきい値
    以下である第1の露光量分布を与える第1段階と、前記
    パターンと相似のパターンが形成された第2のマスクを
    用いた露光により露光量が0ではないが前記露光しきい
    値以下の部分と露光量が前記露光しきい値以上の部分と
    を有する第2の露光量分布を与える第2段階とを有し、
    前記第1の露光量分布の一部分と前記第2の露光量分布
    の前記露光量が0ではないが前記露光しきい値以下の部
    分を重ねることで前記パターンの一部分に関する露光が
    行なわれ、前記第1の露光量分布の他の部分と重なる前
    記第2の露光量分布の前記露光しきい値以上の部分で前
    記パターンの他の部分に関する露光が行なわれるもので
    あっで、前記第2段階における前記投影光学系の開口数
    は前記第1段階における前記投影光学系の開口数より小
    さいことを特徴とする露光方法。
  30. 【請求項30】前記第1段階の後で前記第2段階を行な
    うか、或いは、前記第2段階の後で前記第1段階を行な
    うか、或いは、前記第1段階と前記第2段階を同時に行
    なうことを特徴とする請求項26〜29のいずれか1項
    に記載の露光方法。
  31. 【請求項31】請求項26〜30のいずれか1項に記載
    の露光方法を行なう露光モードを有することを特徴とす
    る露光装置。
  32. 【請求項32】前記露光装置を用いてデバイスパターン
    でウエハを露光する段階と、該露光したウエハを現像す
    る段階とを含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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