JP2001319678A - 捲回型電極製造装置 - Google Patents

捲回型電極製造装置

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JP2001319678A
JP2001319678A JP2000137270A JP2000137270A JP2001319678A JP 2001319678 A JP2001319678 A JP 2001319678A JP 2000137270 A JP2000137270 A JP 2000137270A JP 2000137270 A JP2000137270 A JP 2000137270A JP 2001319678 A JP2001319678 A JP 2001319678A
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separator
electrode sheet
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Atsushi Nishiwaki
篤 西脇
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FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極シートの先端に高精度にセパレータの二
重化位置を位置決めして捲き回すことのできる捲回型電
極製造装置を提供する。 【解決手段】 捲回ブロック2a〜2dが外周縁に配設
されたインデックスダイアル1と、このインデックスダ
イアル1上に捲回ブロック2a〜2dにセパレータ4を
供給するフィードローラ12及びこれを駆動するサーボ
モータ13の動作をパルスカウンタのパルスに基づいて
同期させておく。セパレータ4を供給するセパレータ供
給経路の途中にセパレータ4の二重化部分41を検出す
る二重化部分検出センサ5,5を配設し、この二重化部
分検出センサ5,5で検出した二重化部分41の位置に
基づいて、セパレータ4の供給開始時期を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電池用の電極を製造
する電極製造装置に係り、更に詳細には、シート状の2
枚の電池用電極の間にセパレータを介挿しながら捲き回
して略円柱型の捲回型電極を製造する捲回型電極製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ニッケルカドミウム電池やニ
ッケル水素電池などの二次電池では、細長い帯状の正極
シートと負極シートとの間に層間絶縁用のシート状セパ
レータを介挿して積層し、この積層体を巻き回して略円
柱型の捲回型電極(起電部)を電池外装容器内に電解液
とともに収容し密閉することにより製造している。
【0003】このような捲回型電極を用いる電池では、
1枚のセパレータを円柱形の軸心の直径方向に形成され
た溝に通した後、この軸心を回転させながら、軸心側面
の接線方向の対向する両側から、それぞれ細長い長方形
の帯状正極シートと負極シートとを前記軸心に捲き取ら
れていくセパレータ内に介挿し、積層しながら捲き回し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、正極シート
及び負極シートの各先端部分は角張っているため、この
先端部分に当たるセパレータは破れ易く、正極と負極と
の間で短絡が生じ易い。
【0005】これを防ぐため、セパレータを部分的に二
重化して厚い部分を設け、この二重化した部分が正極シ
ートや負極シートの先端にくるように位置決めして巻き
回すような構成を採用している。
【0006】具体的には、セパレータの張力を調節する
テンションローラの移動量をアナログセンサで検出し、
このテンションローラの移動量に基づいてセパレータの
供給開始時期を制御していた。
【0007】しかし、テンションローラ自体の遊びや、
テンションローラとセパレータとの間の滑りなどによ
り、セパレータの二重化位置がずれ、電極シートの先端
にセパレータの二重化されていない部分が当接して破
れ、短絡による不良品が発生するという問題がある。
【0008】本発明はこのような従来の捲回型電極製造
装置の問題を解決するためになされたものである。即ち
本発明は、電極シートの先端に高精度にセパレータの二
重化位置を位置決めして捲き回すことのできる捲回型電
極製造装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の捲回型電極製造
装置は、正極シート、負極シート、及びセパレータを所
定位置に位置決めして前記正極シートと負極シートとの
間に前記セパレータを挟持しながら捲き回す捲回ブロッ
クを回転軸の回りに複数備え、回転するときにセパレー
タを受け取るインデックスダイアルと、連続した主セパ
レータ上に短冊状の副セパレータを一定間隔で貼付する
セパレータ二重化機構と、前記インデックスダイアルの
回転と同期して前記二重化されたセパレータを前記イン
デックスダイアルに供給するセパレータ供給機構と、前
記インデックスダイアルに供給されるセパレータの二重
化部分を検出するセンサと、前記検出した二重化部分の
位置に基づいて、前記セパレータの二重化部分が前記正
極シート及び負極シートの前端縁に当接するように前記
セパレータの供給開始時期を制御する制御部と、を具備
する。
【0010】上記捲回型電極製造装置において、前記セ
パレータ供給機構の例として、所定周波数のパルスを発
生するパルスカウンタ及び前記パルスに基づいて作動す
るサーボモータとからなる装置を挙げることができる。
【0011】上記捲回型電極製造装置は、前記主セパレ
ータの繋ぎ目を検出する繋ぎ目検出センサを更に具備し
ていてもよい。
【0012】また、上記捲回型電極製造装置は、前記主
セパレータの二重化部分を検出する二重化部分有無検出
センサを更に具備していてもよい。
【0013】本発明では、セパレータの二重化部分の位
置を検出し、この二重化部分の位置に基づいて、セパレ
ータをインデックスダイアルに供給開始する時期を制御
しているので、前記セパレータの二重化部分が正確に前
記正極シート及び負極シートの前端縁に当接させること
ができる。
【0014】また本発明では、パルスカウンタが発生す
る所定周波数のパルスに基づいて作動するサーボモータ
の駆動によりセパレータを供給するので、セパレータを
正確に供給することができる。
【0015】更に本発明では、前記主セパレータの繋ぎ
目を検出する繋ぎ目検出センサを具備しているので、主
セパレータの繋ぎ目で起り易い、セパレータ供給の誤動
作を未然に防止することができる。
【0016】また本発明では、前記主セパレータの二重
化部分を検出する二重化部分有無検出センサを具備して
いるので、セパレータ供給の誤動作を未然に防止するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本実施形態に係る捲回型電極製造装
置の構造を模式的に示したブロック図である。
【0018】図1に示すように、この捲回型電極製造装
置(以下「電極製造装置」という。)は、主にインデッ
クスダイアル1と、このインデックスダイアル1にセパ
レータを供給するセパレータ供給機構と、更にこのイン
デックスダイアル1に陽極シート及び陰極シートを供給
する電極シート供給系(図示省略)とから構成されてい
る。
【0019】インデックスダイアル1は円柱形の部材で
あり、回転軸の回りに回転可能に構成され、インデック
ス3、ロータリーエンコーダ6、サーボモータドライバ
8、パルスカウンタ9等による制御下に回転駆動してイ
ンデックス動作する。
【0020】ロータリーエンコーダ6はインデックス3
の出力軸、即ちインデックスダイアル1本体と機械的に
接続されており、減速機などを介して必要な精度、例え
ば2000パルス/1インデックス程度のパルスを発生
させる。これにより発生されるパルス信号は、サーボモ
ータドライバ8とパルスカウンタ9の双方に送られる。
【0021】インデックスダイアル1のダイアル本体外
周縁部には複数、例えば5基の電極捲回ブロック2A〜
2Dがそれぞれ等間隔で配設されている。
【0022】図2は本実施形態に係るインデックスロー
ラ1に配設された電極捲回ブロック(以下、「捲回ブロ
ック」という)2を示した部分拡大図であり、図3は製
造途中の捲回電極の断面を拡大した断面図である。
【0023】図2において21は同軸的に回転可能に支
持され、かつ円柱状の組み合わせ・解除が行なわれる断
面半円状の捲芯部材21a,21bで形成される捲芯体
である。この捲芯体21は図示しない回転駆動機構によ
り一定方向に回転する。
【0024】ここで捲芯部材21a,21bは図3に示
したように、組み合わせたときに円柱状をなし、かつ対
向する平面間で形成する開口部にセパレータ4の捲き始
め挟持部を形成する。
【0025】また、22a〜22dは、前記捲芯体21
の回転で積層され捲き回されるセパレータ4a,4b、
正極シート24及び負極シート25の走行と供給とをそ
れぞれガイドするとともに対向する円弧状面22a´,
22b´,22c´,22d´で形成された捲回型電極
を保持する保持ブロックを兼ねたガイドブロックであ
る。
【0026】ここで、ガイドブロック22a〜22dは
例えば金属性であり、前記捲芯体21の外周縁に接離可
能に配設されている。そして図示しない各巻き戻しリー
ルから、それぞれ巻き戻されるセパレータ4a,4b、
タブつきニッケル正極シート24,水素吸蔵合金負極シ
ート25を捲き回すため摺動的に案内する。
【0027】更に26a〜26cは、前記捲芯体21に
供給されるセパレータ4a,4b及び正極シート24,
及び負極シート25に対して、それぞれ張力を与える圧
力付与手段である。
【0028】27a,27bは捲芯体1にセパレータ4
a,4bや電極シート24,25を強く捲き付けるため
に、これらセパレータ4a,4bや電極シート24,2
5の積層に対して張力を与える加圧ローラである。ここ
で、加圧ローラ27a,27bは例えば金属でできてお
り、供給されるセパレータ4a,4bや電極シート2
4,25の走行時に張力を与えると同時に、セパレータ
4a,4b及び電極シート24,25の捲き回しに伴っ
て捲芯体21の外周方向に接離可能に配設されている。
【0029】セパレータ供給機構は、メインセパレータ
をロール状に巻き回したセパレータロール等のセパレー
タ供給源(図示省略)と、このメインセパレータを部分
的に二重化する二重化装置11と、セパレータを案内す
るガイドロール14,14,…と、セパレータと接触し
て駆動するフィードローラ12と、このフィードローラ
12を駆動するサーボモータ13とから構成されてい
る。
【0030】フィードローラ12は、その外周がセパレ
ータ二重化ピッチより若干長くなるように設定されてお
り、前記サーボモータドライバ8によって制御されるサ
ーボモータ13により駆動される。
【0031】このようにインデックスダイアル1とフィ
ードローラ12とは、共に前記サーボモータドライバ8
によって制御されており、インデックスダイアル1とフ
ィードローラ12とは同期して作動するようになってい
る。
【0032】11はセパレータ供給源(図示省略)から
供給される長く連続したメインセパレータに、一定間隔
で短い短冊状の副セパレータを張り付けてセパレータの
二重化部分を形成するセパレータ二重化装置であり、図
中41のように等ピッチにセパレータを二重に張り合わ
せる装置である。
【0033】セパレータ供給機構のうち、セパレータ二
重化機構11とフィードローラ12との間には、セパレ
ータ移動方向上流側から同下流側に向けて、セパレータ
繋ぎ検出センサ10、セパレータ二重化有無検出センサ
7、及び、二重化部分検出センサ5,5がセパレータ4
の供給路に沿って一列に配設されている。
【0034】セパレータ繋ぎ目検出センサ10は、メイ
ンセパレータの繋ぎ目を検出するセンサである。
【0035】二重化部分検出センサ5,5はセパレータ
4の二重化部分を検出するセンサであり、例えば、透過
型の光電センサで構成されている。
【0036】この二重化部分検出センサ5,5は図示し
ない制御部と繋がっており、この制御部は前記二重化部
分検出センサ5,5で検出した二重化部分41に基づい
て、前記サーボモータドライバ8、ひいてはサーボモー
タ13を制御して、インデックスダイアル1の最下部
(6時の位置)にきた捲回ブロック2に対してセパレー
タの位置が所定の位置にくるように、セパレータ4の供
給開始時期を制御する。
【0037】以下、本実施形態に係る電極製造装置のセ
パレータ供給時の制御について説明する。図5及び図7
はインデックスダイアル1とセパレータ供給系の作動状
態を示す模式図であり、図6及び図8は同作動状態を示
すタイミングチャートである。
【0038】この電極製造装置では、インデックスダイ
アル1の回転とフィードローラ12を駆動するサーボモ
ータ13とが同期しており、インデックスダイアル1が
回転するのに合わせてセパレータ4が供給される。この
とき、セパレータ4の位置決めは二重化部分検出センサ
5,5で検出されるセパレータの二重化部分41の位置
に基づいて行なわれる。
【0039】即ち、図5(A)に示したように、二重化
部分検出センサ5,5の間をセパレータ4の二重化部分
41が通過するときに、インデックスダイアル1に最も
近接した二重化部分41(41a)が、これからセパレ
ータ4を供給しようとする捲回ブロック2(2a)に対
してどのような位置にあるかが予め把握されており、二
重化部分検出センサ5,5の間を通過するセパレータ4
の二重化部分41の位置に基づいて、セパレータ4が供
給される捲回ブロック2(2a)に対してセパレータ4
の位置決めを行なうようになっている。
【0040】例えば、図5(A)に示した例で説明する
と、インデックスダイアル1の5時の位置にある捲回ブ
ロック2aにこれからセパレータ4が供給される。
【0041】インデックスダイアル1が回転して捲回ブ
ロック2aが5時の位置にくると、セパレータ4の供給
が開始される。このときの捲回ブロック2aとセパレー
タ4との関係は、インデックスダイアルに最も近接した
セパレータ4の二重化部分41aがちょうど捲回ブロッ
ク2aの巻芯1の平坦部分に配設されるような位置関係
に位置決めされる。
【0042】この位置決めは二重化部分検出センサ5,
5の間にセパレータ4の更に上流側の二重化部分、図5
(A)で言えば捲回ブロック2aに最も近接した二重化
部分41(41a)よりも3つ上流側の二重化部分41
(41d)を二重化部分検出センサ5,5で検出するこ
とにより、捲回ブロック2aに対してセパレータ4が適
正な位置に位置決めされているか否かを判断する。
【0043】図5(A)は、捲回ブロック2aに対して
セパレータ4が適正な位置に位置決めされている場合を
示している。
【0044】即ち、捲回ブロック2aが所定の位置、例
えばインデックスダイアル1の5時の位置にきたとき
に、ちょうどセパレータ4の二重化部分41aが二重化
部分検出センサ5,5の間を通過すると、先端側(3つ
先)の二重化部分41dが捲回ブロック2aの巻芯21
の平坦化部分に配設されるように調節されている。
【0045】この操作の流れを図4のフローチャートで
示すと、電極製造装置を起動すると、インデックスロー
ラ1が回転を開始し、セパレータ4の供給が開始される
(ステップ1)。
【0046】セパレータ4の供給開始と同時にセパレー
タ二重化部分41の有無が二重化部分検出センサ5,5
で検出され(ステップ2)、二重化部分41が二重化部
分検出センサ5,5を検出する時期に基づいて、セパレ
ータ4の位置が適正に保たれているか否かを判断する
(ステップ3)。
【0047】例えば図5(A)の例では、インデックス
ダイアル1が回転して捲回ブロック2aが5時の位置に
きたときに、セパレータ4の二重化部分41dが二重化
部分検出センサ5,5の間をちょうど通過すれば、二重
化部分41aは予定されている適正な位置との間でズレ
は無く、捲回ブロック2aに対してセパレータ4は適正
な位置に位置決めされていると判断する。
【0048】適正位置との間にズレがないと判断される
と、セパレータ4はそのままインデックスダイアル1の
回転と同期して供給される(ステップ7)。
【0049】適正な位置関係に維持されながらセパレー
タ4が供給されると、セパレータ4は捲回ブロック2a
が例えばインデックスダイアル1の6時の位置に移動し
てきたときに巻芯21の平坦部に供給される。このと
き、セパレータ4の位置決めは正確に行なわれているの
で、セパレータ4の二重化部分41aが巻芯21の平坦
部の端縁部にちょうどくるように供給される。それと同
時に図示しない正極シート供給機構及び負極シート供給
機構からそれぞれ帯状の正極シート24と負極シート2
5とが、シートの前端部分をセパレータ4と巻芯21と
の間に当接するように供給される。このとき、図3に示
したように、正極シート24及び負極シート25の各前
端部分はちょうどセパレータ4の二重化部分41に当接
される。
【0050】この状態で巻芯21が回転すると正極シー
ト24と負極シート25とは間にセパレータ4を介挿し
ながら巻芯21の回りにロール状に巻き回され(ステッ
プ8)、1個分の巻回型電極が形成される。
【0051】次に、ステップ2で検出した二重化部分4
1dの位置に位置ズレが見出された場合について説明す
る。
【0052】電極製造装置を起動してインデックスダイ
アル1及びセパレータ4の供給を開始後(ステップ
1)、二重化部分検出センサ5,5で二重化部分41の
有無を検出しようとしたところ(ステップ2)、所定時
期に二重化部分41が検出できない場合、例えば、図7
(A)に示したように、捲回ブロック2aがインデック
スダイアル1の5時の位置まで回転したときに、二重化
部分検出センサ5,5の間を二重化部分41が通過しな
い場合、電極製造装置の制御部はセパレータ4の位置が
適正な位置からズレていると判断し、「ズレあり」との
判断を下す(ステップ3)。
【0053】「ズレあり」と判断した場合には、セパレ
ータ4の位置を補正する。
【0054】位置を補正する方法としては、例えば、捲
回ブロック2aへのセパレータ4の供給を一回キャンセ
ルし、次の二重化部分41eが二重化部分検出センサ
5,5で検出されるまでセパレータを流し、二重化部分
41eが二重化部分検出センサ5,5の間を通過したと
きにセパレータ4の供給を一旦停止させる。そして次の
捲回ブロック2bが5時の位置に来るまで待機し、捲回
ブロック2bが5時の位置に来たときにセパレータ4の
供給を再開する方法などが挙げられる。
【0055】これ以外にも、他の補正の方法も挙げられ
る。
【0056】例えば、インデックスダイアル1を逆回し
して戻したり、セパレータ4を戻して二重化部分41d
が二重化部分検出センサ5,5の間を通過する位置まで
逆送することにより、セパレータ4を供給しようとする
捲回ブロック2aが5時の位置にきたときに、二重化部
分41aが二重化部分検出センサ5,5の間を通過する
ようにセパレータ4と捲回ブロック2との位置関係を補
正する方法などが挙げられる。
【0057】補正が完了したら、再度ズレのチェックを
行ない(ステップ6)、ズレがゼロになった場合にはイ
ンデックスダイアル1の回転とセパレータ4の供給を再
開する(ステップ7)。
【0058】一方、再度ズレのチェックをしてもズレが
解消されていない場合には、再度補正を行ない、ズレが
ゼロになるまで補正を繰り返す。
【0059】このように、本実施形態の電極製造装置で
は、セパレータ4の二重化部分41の位置に基づいて捲
回ブロック2とセパレータ4との位置関係を制御するの
で、捲回ブロック2、ひいては正極シート24及び負極
シート25に対してセパレータ4を正確に位置決めする
ことができる。
【0060】以下、本実施形態に係る電極製造装置の動
作例について説明する。
【0061】まず、製造する捲回型電極に対応して、上
記のように二重化部分検出センサ5,5で検出した二重
化部分41dの位置に基づいて、セパレータ4を位置決
めし、所定の位置に配置された保持ブロック兼用の捲回
ブロック22a〜22dによってガイドされているセパ
レータ4a,4b、正極シート24、負極シート25を
供給する態勢をとる。
【0062】ここで、捲芯体21の対向する平坦面間
に、セパレータ4a,4bの連接部を挟持し、このセパ
レータ4a,4bに沿わせ、正極シート24及び負極シ
ート25をそれぞれ位置決めする。
【0063】しかる後に捲芯体21を回転駆動機構によ
り回転させると、緻密な円筒状に捲き回された捲回型電
極が形成される。
【0064】上記セパレータ4a,4b、正極シート2
4及び負極シート25の積層及び捲き回しの過程におい
て、加圧ローラ27a,27bは積層及び捲き回しの進
行に伴って捲芯体21の外周面側から離間するように駆
動される。即ち、加圧ローラ27a,27bは、セパレ
ータ4a,4b、正極シート24及び負極シート25の
緊迫した積層及び捲き回しの進行に連動して離間する。
【0065】一方、前記積層及び捲き回しにあたり、セ
パレータ4a,4b、正極シート24及び負極シート2
5は、保持ブロック兼用のガイドブロック22a〜22
d面に沿って走行して供給される。
【0066】上記積層及び捲き回しにより、所定の捲回
体を形成した後、保持ブロック兼用のガイドブロック2
2a〜22dを捲回体側に進行させ、ガイドブロック2
2a〜22dの円弧状面(捲回型電極保持面)22a´
〜22d´で捲回体の外周面を挟持する。しかる後、捲
芯体21として機能した捲芯体21a,21bをそれぞ
れ後退させ、捲回体から各捲芯体21a,21bをそれ
ぞれ引き抜いて分離する。
【0067】以上説明したように、本実施形態に係る電
極製造装置では、セパレータ4の供給経路の途中に二重
化部分検出センサ5,5を配設してセパレータ4の二重
化部分41を検出し、この検出した二重化部分41の位
置に基づいて、インデックスダイアル1、ひいては捲回
ブロック2に対するセパレータ4の供給開始時期を制御
しているので、捲回ブロック2に対して正確にセパレー
タ4を位置決めすることができ、正極シート24及び負
極シート25の端縁部が当接する位置に正確に二重化部
分41がくるように位置決めすることができる。
【0068】次に、繋ぎ目検出センサ及び二重化部分有
無検出センサの動作について説明する。
【0069】繋ぎ目検出センサ10はセパレータ4の繋
ぎ目の有無を検出するセンサである。
【0070】このセンサでセパレータ4の繋ぎ目が検出
された場合には、セパレータ4を高速で過供給し、繋ぎ
目の部分が電極製造に用いられないように廃棄する。
【0071】一方、二重化部分検出センサは、セパレー
タ4上に二重化部分が形成されているか否かを検出す
る。二重化部分が形成されていないと判断される場合に
は、上記と同様に、セパレータ4を高速で過供給し、繋
ぎ目の部分が電極製造に用いられないように廃棄する。
【0072】このように繋ぎ目検出センサや二重化部分
有無検出センサを配設することにより、セパレータ供給
の誤動作を未然に防止することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明では、セパレータの二重化部分の
位置を検出し、この二重化部分の位置に基づいて、セパ
レータをインデックスダイアルに供給開始する時期を制
御しているので、前記セパレータの二重化部分を正確に
前記正極シート及び負極シートの前端縁に当接させるこ
とができる。
【0074】また、本発明では、パルスカウンタが発生
する所定周波数のパルスに基づいて作動するサーボモー
タの駆動によりセパレータを供給するので、セパレータ
を正確に供給することができる。
【0075】更に、本発明では前記主セパレータの繋ぎ
目を検出する繋ぎ目検出センサを具備しているので、主
セパレータの繋ぎ目で起り易い、セパレータ供給の誤動
作を未然に防止することができる。
【0076】また、本発明では前記主セパレータの二重
化部分を検出する二重化部分有無検出センサを具備して
いるので、セパレータ供給の誤動作を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る捲回型電極製造装置を模式的に示
したブロック図である。
【図2】本発明に係る捲回ブロックの部分拡大図であ
る。
【図3】本発明の電極製造装置を用いて製造途中の捲回
電極の断面図である。
【図4】本発明の電極製造装置のセパレータの位置決め
操作を図示したフローチャートである。
【図5】本発明のインデックスダイアルとセパレータ供
給系の作動状態を示す模式図である。
【図6】本発明のインデックスダイアルとセパレータ供
給系の作動状態を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明のインデックスダイアルとセパレータ供
給系の作動状態を示す模式図である。
【図8】本発明のインデックスダイアルとセパレータ供
給系の作動状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…インデックスダイアル、 2…捲回ブロック、 4…セパレータ、 41…二重化部分、 5,5…二重化部分検出センサ、 24…正極シート、 25…負極シート、 9…パルスカウンタ、 13…サーボモータ、 10…繋ぎ目検出センサ、 7…二重化有無検出センサ、 22…ガイドブロック。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極シート、負極シート、及びセパレー
    タを所定位置に位置決めして前記正極シートと負極シー
    トとの間に前記セパレータを挟持しながら捲き回す捲回
    ブロックを回転軸の回りに複数備え、回転するときにセ
    パレータを受け取るインデックスダイアルと、 連続した主セパレータ上に短冊状の副セパレータを一定
    間隔で貼付するセパレータ二重化機構と、 前記インデックスダイアルの回転と同期して前記二重化
    されたセパレータを前記インデックスダイアルに供給す
    るセパレータ供給機構と、 前記インデックスダイアルに供給されるセパレータの二
    重化部分を検出するセンサと、 前記検出した二重化部分の位置に基づいて、前記セパレ
    ータの二重化部分が前記正極シート及び負極シートの前
    端縁に当接するように前記セパレータの供給開始時期を
    制御する制御部と、を具備する捲回型電極製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の捲回型電極製造装置で
    あって、前記セパレータ供給機構が、所定周波数のパル
    スを発生するパルスカウンタ及び前記パルスに基づいて
    作動するサーボモータとからなることを特徴とする捲回
    型電極製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の捲回型電極製造
    装置であって、前記主セパレータの繋ぎ目を検出する繋
    ぎ目検出センサを更に具備することを特徴とする捲回型
    電極製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載の捲回
    型電極製造装置であって、前記主セパレータの二重化部
    分を検出する二重化部分有無検出センサを更に具備する
    ことを特徴とする捲回型電極製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2797139A1 (en) 2013-04-26 2014-10-29 GS Yuasa International Ltd. Energy storage device with spiral electrode group
JPWO2013065535A1 (ja) * 2011-10-31 2015-04-02 三洋電機株式会社 渦巻電極体を備えた電池及びその製造方法

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