JP2001319519A - 照明具並びに該照明具及び棚を備えた机 - Google Patents

照明具並びに該照明具及び棚を備えた机

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 学習机から書棚を取り外したとき等、使用条
件・利用形態が変わった場合でもこれに対応して即座に
利用可能な照明具を提供する。 【解決手段】 学習机から書棚を取り外して机を広く利
用する場合には、脚部1を有する机本体2の天板3の後
方端縁に、取付装置4を有するポール5をその取付装置
4によって取り付ける。続いて、アーム6の両端に設け
られた第1の自在継手7及び第2の自在継手8のそれぞ
れに接続された受け具9及び灯具10からなるユニット
の受け具9とポール5とを嵌合締結する。即ち前面受け
具11と後面受け具12を連結している連結部13によ
って形成されるU字形状の切り欠き部分に、ポール5の
先端が挿入される形で組み付けられ、さらにネジ孔付き
の後面受け具12から蝶ボルトによって固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明具、並びに該照
明具及び棚を備えた机に関し、更に詳しくは、種々様々
な場所(一般家庭、事務所、工場等)における使用形態
に対応でき、とりわけ学童使用者の成長や好みに応じて
その使用形態を簡易且つ即座に変更できるようにした照
明具、並びに該照明具及び棚を備えた机に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明具の多くは、机等の上に単に
載置して使用するものであったり、机や作業台等の天板
の周辺端に取付装置によって固定して利用する単機能の
ものである。
【0003】また、学習用としては机上に載置した本棚
の天板の下に照明具を一体的に取り付けたものや、本棚
の一部を割いて空きスペースとし、ここに本棚の背板に
スタンド式の照明具を固定して載置するもの(実公平4
−55372号公報)や、スタンド式の照明具を取付金
具によって机の天板の後部左端部に固定しておき、この
照明具の位置に対応する書棚の棚板の一部を除いてスペ
ーサー部とし、書棚を着脱自在にして利用できるように
したもの(実公平3−3208号公報)等の照明具及び
棚を備えた机がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照明具にあっては、利用する状況に応じてその長さ
寸法を簡単に変えたり、また机等に固定する取付装置の
部分を同じく簡単に切り換えたりして利用できるものは
なかった。また照明具及び棚を備えた机にあっては、机
上に載置した本棚の天板の下や背板の表側に、照明具を
一体的に取り付けた形態の学習机を使っていた利用者
が、成長につれて本棚を取り外して単に平机として利用
したり、例えばパソコン机やワープロ机として使用する
ような場合には、通常、照明具は本棚とともに廃棄され
ることになり、したがって新たな出費のもとに照明具等
を購入する必要があり極めて不経済であった。
【0005】また着脱自在の書棚の棚板の一部を空間部
とし、ここに照明具を配設した形態の机の場合、空間部
が存在している分だけ当然に書棚の収納スペースが狭く
なり、書物の出し入れに支障を来すばかりでなく、照明
具の位置の調整範囲も空間部内と狭い範囲内に限定され
るため照明の方向や角度が自ら制限され使い難いという
問題を有し、さらに美観的にも満足できるものではなか
った。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、照明
具の長さ寸法や、取付装置の機能部分を簡単に変更でき
るようにし、書棚の有無を問わず、いかなる利用状況に
も即座に対応出来るようにすると共に、書棚を備えたと
きの机にあっては、書棚の収納スペースが照明具によっ
て占拠され有効スペースが狭くなったり、書物の出し入
れに支障を来すことがなく、また美観を損なうこともな
く、書棚収納効率、書物の出し入れ、及び美観に優れる
とともに、照明具及び机としての利用価値の向上を目的
としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1は、一端に取付装置を有するポールと、
このポールの他端に着脱自在に装着される受け具と、両
端に自在継手を有するアームを介し前記受け具に締結保
持される灯具を備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0008】好ましい態様としての請求項2は、受け具
は前面受け具、後面受け具及びこれら両受け具を連結す
る連結部とを備え、側面視逆U字形状である請求項1記
載の照明具である。
【0009】好ましい態様としての請求項3は、受け具
は前面受け具と連結部との境となる根元部の前後方向の
厚み寸法はその先端部より大である請求項2記載の照明
具である。
【0010】好ましい態様としての請求項4は、前面受
け具の左右方向の巾寸法は、後面受け具より少なくとも
大である請求項2または記載の照明具である。
【0011】好ましい態様としての請求項5は、前面受
け具がクリップを有する請求項2、3または4記載の照
明具である。
【0012】好ましい態様としての請求項6は、前面受
け具が磁石吸着性を有する請求項2、3または4記載の
照明具である。
【0013】本発明の第2は、背板を有し且つ天板に着
脱自在に載置される棚を具備すると共に、請求項1〜6
のいずれか1項に記載の照明具からポールを取り外した
状態の灯具付き受け具を、前記背板で保持したことを特
徴とする、照明具及び棚を備えたことを特徴とする(請
求項7)。
【0014】好ましい態様としての請求項8は、前面受
け具は背板の表側に、後面受け具は前記背板の裏側にそ
れぞれ当接し、且つ前記背板をこれら両受け具で挟持し
た請求項7記載の照明具及び棚を備えた机である。
【0015】好ましい態様としての請求項9は、前面受
け具と後面受け具を広巾とした請求項7または8記載の
照明具及び棚を備えた机である。
【0016】好ましい態様としての請求項10は、前面
受け具または後面受け具のいずれかの側から受け具を背
板に簡易固定具で固定した請求項7、8または9記載の
照明具及び棚を備えた机である。
【0017】好ましい態様としての請求項11は、背板
の上端縁の少なくとも一カ所に凹部を設け、前面受け具
と後面受け具とを連結している連結部を前記凹部に嵌合
させた請求項7〜10のいずれか1項に記載の照明具及
び棚を備えた机である。
【0018】好ましい態様としての請求項12は、背板
の上端縁付近に水平方向にレールを設け、灯具付き受け
具は、前記レールに沿って摺動する請求項7〜10のい
ずれか1項に記載の照明具及び棚を備えた机である。
【0019】好ましい態様としての請求項13は、レー
ルを背板の上端縁付近に延設した請求項12記載の照明
具及び棚を備えた机である。
【0020】
【作用】本発明の照明具、並びに該照明具及び棚を備え
た机は、ポールの一端に取付装置を設けるとともに、他
端に前記ポールと着脱自在の受け具を設け、更にこの受
け具に第1の自在継手、アーム、第2の自在継手を順次
接続し、この第2の自在継手に灯具を連設した構成によ
り、この全構成から成る照明具は、学習机は勿論のこ
と、オフィス、工場、家庭等におけるパーティションや
仕切パネル、工場等の作業台にも小スペースで簡単に取
り付けられる。
【0021】また、受け具は前面受け具、後面受け具及
びこれら両受け具を連結する連結部とを備えた側面視逆
U字形状で、且つポールとの接続・分離が容易にできる
着脱自在式であるので、全構成から成る照明具の状態か
らポールを簡単に分離することが可能である。そして、
このようなポールなし照明具の状態で、学習机の棚の背
板の上端縁やオフィス等においての立設したパーティシ
ョンや仕切パネル等にも簡単に装着して利用することが
出来る。
【0022】また、前面受け具は利用者と対向する棚の
背板の表側に当接し、且つ前面受け具の左右方向の巾寸
法を大きくしたり、前面受け具にクリップを設けたり、
あるいは磁石吸着性を備えさせることにより、ここにス
ケジュール表や特に紛失しやすいメモ用紙等を簡単に保
持させて利用したり、またパソコンやワープロの場合の
原稿台として利用することができる。また、前面受け具
と後面受け具の巾寸法を大きくすると、棚の背板等に安
定的に挟着させることができ、ネジ等での固定を省くこ
ともできる。
【0023】また、棚の背板の上端に凹部を設け、前面
受け具と後面受け具とを連結している連結部をこの凹部
に嵌合させるだけで固定することも可能である。さらに
また、棚の背板の上端縁付近の左右方向にレールを設
け、灯具付き受け具(ポールなし照明具)をこのレール
に沿って摺動するようにすることにより、照明位置の調
整の自由度がさらに大きくなり、所望の方向、角度に照
明を調整することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0025】実施例1 実施例1として、まずポールを含めた全構成から成る照
明具について説明する。図1は、照明具の外観斜視図で
あり、学習机から本棚・書棚・収納棚等の棚を除去して
利用する場合の形態の一例を示したものである。
【0026】脚部1を有する机本体2の天板3の後方端
縁に、まず、一端に取付装置4を有するポール5がその
取付装置4によって適宜利用しやすい位置に立設固定さ
れる。続いてアーム6の両端に設けられた第1の自在継
手7及び第2の自在継手8のそれぞれに連接された受け
具9及び灯具10のユニットである灯具付き受け具(ポ
ールなし照明具)の受け具9がポール5の先端に取り付
けられる。即ち、受け具9は前面受け具11と後面受け
具12及び両者を連結している連結部13によって形成
される逆U字形状の凹部内にポール5の先端が挿入され
る形で組み付けられ、さらにネジ孔付きの後面受け具1
2から小ネジや蝶ボルトによって固定される。
【0027】この場合には、ポールの長さに相当する分
だけ高い位置からの照明が可能となり、また第1、第2
の自在継手7、8によって灯具10の前後左右上下方向
への位置を調整する事が出来る。
【0028】したがって、例えば机の上に地図等を広げ
て見たりする等、机を広く使う場合や、パソコン、プリ
ンター等のOA機器を設置して使うとき等においては、
このように灯具10付きの受け具9をポール5に取り付
けた状態の全構成から成る照明具として、ポール5の一
端に設けられた取付装置4によって机本体2に取り付け
て利用される。
【0029】勿論、ポール5を分離した、即ちポールな
し照明具の状態にして、受け具9によって机の周縁に取
り付けることも出来るが、この場合は、当然、照明位置
が低くなる。
【0030】図2は、本発明の照明具の受け具9の部分
の分解外観斜視図である。図2に示したように、受け具
9は、前面受け具11と後面受け具12とが、これらと
は逆U字形状になるように連結部13によって連結され
ている。また後面受け具12には、ポール5が受け具9
の凹部内に挿入され固定されるための小ネジ14用の複
数のネジ孔15が設けられている(蝶ネジ用のネジ孔で
あっても良い)。
【0031】また連結部13の上部には、第1の自在継
手7のベース部16が螺合するためのネジ孔(図示せ
ず)が設けられている。また前面受け具11の先端部S
から連結部13に向かう根元部Nにかけての外形形状
は、側面視で円弧形状を有し根元部Nの方が厚く、先端
部Sが薄く形成されているが、これはベース部16が螺
合するネジ孔を連結部13の前方寄りに設けるととも
に、前面受け具11の先端部S寄りを薄くして美観を良
くするとともに、書物等の出し入れに支障がないように
配慮したものである。従って、ベース部16用のネジ孔
を連結部13の中央部又は後方寄りに設ける場合には、
前面受け具の全体を後面受け具と同様に薄く形成するこ
とも可能である。また、図2では、前面受け具11の根
元部Nから先端部Sまでの寸法は後面受け具12のそれ
よりも短く形成されているが、特に前面受け具11を後
面受け具12よりも短くする必要はなく、同程度の長さ
としても何ら差し支えない。
【0032】またポール5の一端に設けられた取付装置
4は、図2から明らかのように、机の天板や作業台等の
端縁に着脱自在に取り付けて利用できるようにした締め
付けねじであるT字状ボルト4A付きの一般的なクラン
プ用治具である。
【0033】また図2において、前面受け具11の巾を
少なくとも後面受け具よりも大としたり、前面受け具1
1に磁石吸着性を持たせたり、あるいは前面受け具にク
リップを設けたり、又は、例えば前面受け具の根元部N
に設けたネジ孔13Aを利用し、ここにクリップ(図示
せず)を備えさせたり、磁石吸着性を有する小さ目のプ
レートを適宜別個に装着できるようにすれば、スケジュ
ール表や、とくに紛失しやすいメモ等をそこに簡単に保
持でき、またパソコンやワープロの際の原稿台として利
用できるので、利便性が更に向上する。
【0034】広巾のサイズは、所望の目的、用途に応じ
て適宜選択すればよいが、余り大きいと取り扱い性や美
観を低下させる場合がある。広巾の前面受け具又は取付
けられるプレートの様子を一点鎖線で図1に示す。
【0035】また、上記において、ネジ孔15を後面受
け具12に設けた例を示したが、前面受け具11に設け
ることもできることは云うまでもない。更に、受け具の
前面受け具のみならず、後面受け具も広巾とすることに
より、受け具を書棚の背板等に安定的に挟持され、左右
のぐらつきもなくなり、したがって、ビスや蝶ボルト等
の固定手段を省くことも可能である。この場合は受け具
が背板等に圧入されるように前面受け具と後面受け具と
の間隔を設計することが望ましく、更には挟着力を高め
るために、受け具の内側にゴム、エラストマー等の柔軟
部材を貼着することが好ましい。
【0036】実施例2 次に、全構成から成る照明具からポール5を除いた灯具
付き受け具(ポールなし照明具)の取付形態について説
明する。図3は、書棚を備えた学習机に本発明の灯具付
き受け具を適用した場合の部分側面図である。図3にお
いて、脚部1を有する学習机2の天板3の後方には、上
部背板17と複数の上部仕切18を備えた上部書棚19
が、天板3等に固定され学習机2の後方の両側面に固定
立設された左側板及び右側板(図3には左側板20が図
示されている)に固設されている。
【0037】この上部書棚19の下部には同様の形態で
下部書棚21が設けられ、この下部書棚21も下部背板
22と複数の下部仕切23を備え左右の側板に支持固設
されている。また上部背板17と下部背板22とは連続
しておらず、その間の背板の一部は存在せず空間部24
を形成している。
【0038】そして上部背板17の上端縁を逆U字形状
をした受け具9の前面受け具11と後面受け具12とに
よって狭持すると共に、連結部13の上部には第1の自
在継手7のベース部16が固定されている。またその位
置が確定した後は、後面受け具12に設けられた簡易固
定具である蝶ネジ15Aによって上部背板17に固定さ
れる。したがって、この実施例によれば実施例1で詳述
したポール5に相当する部分は側板や上部背板17とい
うことになる。
【0039】よって、この場合にも高い位置からの照明
が可能となり、また二つの自在継手7、8によって灯具
10の上下左右の位置を調整する事が出来る。そして、
学習机2の上から灯具10までのでスペースが大きくと
れるので、教科書程度の大きさの書物は勿論のこと、新
聞等の大きな読み物を広げても照明具は邪魔になるよう
なことはなく有効にその機能を発揮出来る。
【0040】なお図2、図3に示すように、受け具9は
ポールや書棚の背板を挟持する構造からなるので前面受
け具11及び後面受け具12は薄くしても(例えば3〜
5mm程度)充分に灯具付きアームを支持固定することが
できる。したがって、上部背板17の前面、即ち利用者
と対面してに設けられる前面受け具11(図2、図3で
は、更に前面受け具11の先端部を薄く形成している)
美観を損なうこともなく、また書棚から本等を取り出し
たり収納したりする際にも実質的に支障となるような
い。
【0041】図4は、灯具付き受け具(ポールなし照明
具)の他の取付形態を示している。この場合は、図示さ
れているように、受け具9は下部背板22の上端縁に装
着され、その位置が確定した後は前述の場合と同様に蝶
ネジ15等によって固定される。この場合は、照明は上
部背板17と下部背板22との間の空間部24からなさ
れることになる。このような利用の仕方は、机上での照
度が特に要求される場合や、また灯具10を構成するセ
ード10A付き蛍光灯等の等具10Bは、机上までの距
離が近い程低ワットで済むことになるので省エネを目的
とした場合に好適である。
【0042】さらに、灯具付き受け具(ポールなし照明
具)の他の形態を図5に基づいて説明する。図5は、灯
具付き受け具の受け具9を上部背板17に狭持させた点
は前述した図3の場合と同一であるが以下の点で相違し
ている。即ち、図2に示した第1の自在継手7のベース
部16が、後面受け具12に固定されている点、第1の
自在継手7からアーム6及び第2の自在継手8までの部
分は上部背板17の背後に位置している点、並びにセー
ド10Aを有する蛍光灯等の灯具10Bが上部背板17
と下部背板21の丁度中間に位置している点等が主とし
て相違している。
【0043】この場合には、机の前面にいる利用者から
は、アーム6や自在継手7、8などの不要とも言える機
構部分は一切見えず、蛍光管灯の灯具10Bの光だけが
奥の方に見えるようになる。よって、この場合は机本来
の使い方以外に、美観や趣きの異なる雰囲気等が第一に
求められるような場合に特に好適である。この場合、灯
具付き受け具は蝶ネジを省略しても安定的に挟持固定さ
れる。なお、第2の自在継手8に第2のアーム6A(図
示せず)、第3の自在継手(図示せず)を順次連接し、
この第3の自在継手8Aに灯具10を設けるようにする
こともでき、このようにすれば更に灯具位置の調節自由
度を拡大することができる。
【0044】実施例3 次に、図6、図7を用いて背板の上端縁に設けた凹部に
受け具を固定する場合を説明する。図6は、上部背板1
7または及び下部背板22の上端縁に設けられた凹部2
5である。また図7は、図6で示した凹部25に、前面
受け具11、後面受け具12及びこれら両受け具を連結
する連結部13から成る受け具9が嵌合されている状態
を示している。なお連結部13の上面の26は、図2に
示した第1の自在継ぎ手7のベース部16が取り付けら
れる継手ネジ孔である。
【0045】図6、図7に示すように、L1 、L2 を適
当なはめ合い寸法にすれば、先に示した実施例のように
後面受け具12から蝶ネジ等で固定する必要がなく、こ
のままの状態でも左右方向の動きを解消し、安定的に挟
持することが出来、また背板の左右方向での受け具9の
取付位置を変えたい場合には、凹部25を適宜複数箇所
に設けておけば効率良く変更することができ便利であ
る。
【0046】なお、図8に示したように、学習机の背板
17、22の前方表面から前面受け具11を突出させな
いようにする手段としては背板17、22の上部端縁の
前方側にも窪み27を設け前面受け具11を該窪み27
内に収容すれば良く、このようにすれば、本などを棚か
ら取り出したり収納したりする際に全く支障がなく、ま
た美観的にも優れたものとなる。
【0047】実施例4 上記実施例3では灯具付き受け具(ポールなし照明具)
の取付位置を背板の左右方向で段階的(不連続)に調節
する方法を説明したが、本実施例4ではこれを連続的に
調節する形態を説明する。図9は、背板17、22の上
端縁付近の左右方向にレールを設けた場合の断面図であ
る。図示するように、背板17、22の上部端縁はL字
形状に加工され、ここに溝28を有した逆L字状のレー
ル29が嵌合され、固定ネジ30によって上部背板17
や下部背板22に締結固定される。そして、このレール
29の外側に予め対応して成形され、このレールと嵌遊
して左右方向に自在摺動する受け具9が設けられる。ま
た受け具9の連結部13の上面には、図2に示した第1
の自在継ぎ手7のベース部16がとりつけられる継手ネ
ジ孔26が、後面受け具13の上面には同様の継手ネジ
孔26Aが設けられている。このネジ孔26または26
Aに、第1の自在継手7を介して灯具10が装着される
ことは、前述の図3〜図5で説明した場合と同様であ
る。
【0048】レール29の材料としてはアルミ等の金属
や合成樹脂が好ましく、特に引き抜き工法によって造ら
れたアルミの中空材料等は軽い上に強度が大なので好適
である。なお、図9のような構成の場合には、受け具9
はレール29の左端または右端からあらかじめ挿入さ
れ、学習机2の側板20付近に設けられる金具(図示せ
ず)によって抜けないように構成されている。また、こ
の抜け止め防止用手段に代えて、図3〜図5に示す如
く、蝶ネジにより受け具9をレール29に固定してもよ
い。
【0049】更にまた、上記の如く別途レールを準備す
ることなく、背板17、22に直接レールを刻設するこ
とも可能である。この場合は、背板のレール面を摩耗か
ら保護するとともに、受け具の摺動性を高めるためにレ
ール表面をアルミ等の金属や合成樹脂のシートやフィル
ムで被覆することが望ましい。このような形態にすれば
灯具10の左右方向への移動の自由度がさらに大きくな
り、とりわけ人が字を書くときの右ききや左ききに対し
ても光の方向をより適格に調整することが出来る。
【0050】なお、上記実施例は、いずれも灯具付き受
け具(ポールなし照明具)を学習机の背板に取り付ける
例について説明したが、オフィス、工場、家庭等におけ
るパーティション、仕切パネル、掲示板、黒板等や、机
(作業台)の後方に取り付けた背板等に広く適用するこ
とが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明かのように、本発明の
照明具、並びに該照明具及び棚を備えた机によれば下記
の如き多くの効果を奏する。
【0052】学習机として利用される場合には、全構成
から成る本発明の照明具からポールの部分を取り外した
状態である灯具付き受け具(ポールなし照明具)の受け
具の部分を棚の背板に装着して使用することができると
共に、利用者の成長にともない、例えば、机にパソコ
ン、ワープロ、ディスプレイ等のOA機器を置くような
ときには、棚の部分は机から分離して取り外せばよく、
そして、この際必要な照明具としては、それまで使って
いた同じ灯具付き受け具(ポールなし照明具)にポール
を装着し、このポールの取付装置によって机の所望位置
に取り付ければ、即座に、しかも出費なしで、容易に利
用形態を変えた照明付きの机として利用することができ
る。
【0053】また、利用するときに固定する手段が取付
装置及び受け具の2方式を備えているので、前述の学習
机の場合は勿論のこと、一般のオフィスや工場等に利用
され机と机との境界に立設される衝立、パーティショ
ン、仕切パネルや、工場等の作業現場等の背板付き作業
台、掲示板、黒板、その他にも簡単に取り付けられ、作
業環境の向上に資することができる。
【0054】また、利用者と対向する棚の背板の表側に
当接した、前面受け具の左右方向の巾寸法を大きくした
り、前面受け具にクリップを設けたり、あるいは磁石吸
着性を備えさせたり、別途プレートを装着することによ
り、スケジュール表や、特に紛失しやすいメモ用紙等を
簡単に保持させたり、パソコン、ワープロの場合の原稿
台として利用することができる。
【0055】また、本発明の照明具は、前面受け具と後
面受け具とを連結部で連結したU字状形状の受け具を棚
の背板等に挟着して固定するため、前面受け具が背板の
前面を占拠する面積は小さく、したがって、殆ど美観を
損なうことがなく、また、前面受け具の厚みは薄くても
充分な強度を発揮するから、書物等の収納や取り出しの
際にも実質的に支障がなく、また棚の収納効率を低下さ
せることもない。
【0056】また、本発明の受け具は、ビスや蝶ネジ等
の固定手段を使用せずに、単に背板等に挟着するだけで
も固定できる。さらに、棚の背板の上端に凹部を設け、
前面受け具と後面受け具とを連結する連結部をこの凹部
に嵌合させることにより、更に安定的に固定することが
できる。この際、照明の必要な複数箇所に凹部を適宜設
けておけば、灯具を必要な位置に即座に移動させて使用
することができる。
【0057】さらにまた、棚の背板の上端縁の左右方向
にレールを設け、灯具付き受け具(ポールなし照明具)
をこのレールに沿って摺動させることにより、照明位置
の調整の自由度がさらに大きくなり、照明の方向、角度
を自在に調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明具の一例を示す外観斜視図であ
る。
【図2】本発明の照明具の受け具及びポール部分を示す
外観斜視図である。
【図3】本発明の照明具及び棚を備えた机の一例を示す
側断面図である。
【図4】本発明の照明具及び棚を備えた机の他の例を示
す側断面図である。
【図5】本発明の照明具及び棚を備えた机のさらに他の
例を示す側断面図である。
【図6】本発明の照明具及び棚を備えた机において、棚
の背板に設けた凹部の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明の照明具及び棚を備えた机の棚の背板と
受け具の嵌合状態の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明の照明具及び棚を備えた机において、棚
の背板と受け具の嵌合状態の他の例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の照明具及び棚を備えた机において、棚
の背板に設けたレールに受け具を取り付けた場合の一例
を示す背板の側断面図である。
【符号の説明】
1 脚部 2 机本体 3 天板 4 取付装置 5 ポール 6 アーム 7 第1の自在継手 8 第2の自在継手 9 受け具 10 灯具 10A セード 10B 蛍光灯 11 前面受け具 12 後面受け具 13 連結部 14 小ネジ 14A T字状ボルト 15 ネジ孔 15A 蝶ネジ 16 ベース部 17 上部背板 18 上部仕切 19 上部書棚 20 左側板 21 下部書棚 22 下部背板 23 下部仕切 24 空間部 25 凹部 26、26A 継手ネジ
孔 27 窪み 28 溝 29レール 30 固定ネジ N 根元部 S 先端部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47B 65/00 601 A47B 65/00 601R F21V 21/12 F21V 21/12 33/00 33/00 L

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に取付装置を有するポールと、この
    ポールの他端に着脱自在に装着される受け具と、両端に
    自在継手を有するアームを介し前記受け具に締結保持さ
    れる灯具とからなる照明具。
  2. 【請求項2】 受け具は、前面受け具、後面受け具及び
    これら両受け具を連結する連結部とを備え、側面視逆U
    字形状である請求項1記載の照明具。
  3. 【請求項3】 前面受け具と連結部との境となる根元部
    の前後方向の厚み寸法はその先端部より大である請求項
    2記載の照明具。
  4. 【請求項4】 前面受け具の左右方向の巾寸法は、後面
    受け具より少なくとも大である請求項2または3記載の
    照明具。
  5. 【請求項5】 前面受け具がクリップを有する請求項
    2、3または4記載の照明具。
  6. 【請求項6】 前面受け具が磁石吸着性を有する請求項
    2、3または4記載の照明具。
  7. 【請求項7】 背板を有し且つ天板に着脱自在に載置さ
    れる棚を具備すると共に、請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の照明具からポールを取り外した状態の灯具付き
    受け具を、前記背板で保持したことを特徴とする、照明
    具及び棚を備えた机。
  8. 【請求項8】 前面受け具は背板の表側に、後面受け具
    は前記背板の裏側にそれぞれ当接し、且つ前記背板をこ
    れら両受け具で挟持した請求項7記載の照明具及び棚を
    備えた机。
  9. 【請求項9】 前面受け具と後面受け具を広巾とした請
    求項7または8記載の照明具及び棚を備えた机。
  10. 【請求項10】 前面受け具または後面受け具のいずれ
    かの側から受け具を背板に簡易固定具で固定した請求項
    7、8または9記載の照明具及び棚を備えた机。
  11. 【請求項11】 背板の上端縁の少なくとも一カ所に凹
    部を設け、前面受け具と後面受け具とを連結している連
    結部を前記凹部に嵌合させた請求項7〜10のい ずれ
    か1項に記載の照明具及び棚を備えた机。
  12. 【請求項12】 背板の上端縁付近に水平方向にレール
    を設け、灯具付き受け具は、前記レールに沿って摺動す
    る請求項7〜10のいずれか1項に記載の照明具及び棚
    を備えた机。
  13. 【請求項13】 レールを背板の上端縁付近に延設した
    請求項12記載の照明具及び棚を備えた机。
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