JP2001319364A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JP2001319364A
JP2001319364A JP2000135774A JP2000135774A JP2001319364A JP 2001319364 A JP2001319364 A JP 2001319364A JP 2000135774 A JP2000135774 A JP 2000135774A JP 2000135774 A JP2000135774 A JP 2000135774A JP 2001319364 A JP2001319364 A JP 2001319364A
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optical
protective layer
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JP2000135774A
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English (en)
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Shigeyoshi Misawa
成嘉 三澤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は光記録媒体に光学レンズを近接して配
置するとともに光学レンズと光記録媒体の内部反射を抑
制して高速で精度よく記録・再生する光記録再生装置を
提供する。 【解決手段】光記録再生装置は、その光学レンズ2の光
記録媒体10に対向する面に、保護層13側の最表面に
向かって屈折率分布が徐々に小さくなる分布屈折率層2
aが形成され、光記録媒体10の保護層13の光学レン
ズ2に対向する面に、光学レンズ2側の最表面に向かっ
て屈折率分布が徐々に小さくなる分布屈折率層13aが
形成されているため、エバネッセントカップリング領域
15が発生して、光学レンズ2に入射されたレーザ光
は、光学レンズ2のNAが0.8程度よりも大きい場合
であっても、光学レンズ2の光記録媒体10への出射面
での内部反射が防止され、レーザ光は保護層13に透過
して、光記録層12に微少スポットで照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録再生装置に
関し、詳細には、微少間隔空けて配設した光記録媒体と
当該光記録媒体に対向する光学レンズの少なくとも一方
の相対向する部分に内部反射防止処理を施して、高速で
の記録・再生性能を向上させた光記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体に近接あるいは接触させてニ
アフィールドレンズを配置して光記録媒体の情報を読み
取り、また、光記録媒体への情報の書き込みを行う光記
録再生装置としては、例えば、特開平11−3534号
公報に記載されたものがある。
【0003】この光記録装置100は、図4に示すよう
に、ニアフィールドレンズ101、コリメートレンズ1
02、ビームスプリッタ103、フォトダイオード10
4、半導体レーザ105及びレーザ駆動回路106等を
備えており、ニアフィールドレンズ101を光記録媒体
107の最表面層に接触あるいは近接させて配置する。
【0004】光記録媒体107は、基板108上に光記
録層109が形成されており、光記録層109の上に保
護層110が形成されている。ニアフィールドレンズ1
01は、この保護層110に接触あるいは近接させて配
置される。
【0005】光記録装置100は、半導体レーザ105
から出射されたレーザ光をビームスプリッタ103で反
射させてコリメートレンズ102を経由した後、ニアフ
ィールドレンズ101により光記録媒体107上に集光
させる。この光記録媒体107とニアフィールドレンズ
101は、図示しない液体潤滑剤層で接触している。ニ
アフィールドレンズ101から光記録媒体107上に集
光されるレーザ光は、保護層110を通って光記録層1
09上に到達し、信号を記録する。信号の再生は、光記
録層109に照射されたレーザ光の反射光を保護層11
0、ニアフィールドレンズ101、コリメートレンズ1
02及びビームスプリッタ103を通してフォトダイオ
ード104により検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光記録装置にあっては、光記録媒体107の
保護層110上にニアフィールドレンズ101を接触ま
たは近接させるとともに、保護層110上に液体潤滑剤
層を設けて、この液体潤滑剤層でニアフィールドレンズ
101を光記録媒体107の保護層110に接触させて
いるため、光記録媒体への情報の記録及び光記録媒体か
らの情報の読み出しが困難になるおそれがあった。
【0007】すなわち、ニアフィールドレンズ101が
保護層110に完全に接触している場合に、ニアフィー
ルドレンズ101からのレーザ光が保護層110を通し
て光記録層109に到達する。したがって、上記従来の
光記録装置にあっては、情報の記録・再生を適切に行う
ためには、ニアフィールドレンズ101と保護層110
が接触している必要があるため、液体潤滑剤層があって
もニアフィールドレンズ101に対して光記録媒体10
7を高速で動かすことが困難となり、高速の情報の記録
・再生が困難になるという問題があった。
【0008】また、ニアフィールドレンズ101を保護
層110に近接させた場合、ニアフィールドレンズ10
1のレーザ光の出射面での内部反射が発生し、特に、こ
の内部反射は、ニアフィールドレンズ101のNA(Nu
merical Aperture:開口数)が0.8程度以上で大きく
なり、NAが1.0を越える場合には、内部反射により
保護層110を通して光記録層109に到達する光量が
減少し、光記録層109上での小さな集光スポットの形
成が困難となって、信号の記録・再生が困難になるとい
う問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、光記録層
上に保護層の形成された光記録媒体に、保護層との間に
空気層を形成する微少間隔を空けて配設されて光源から
出射された光を照射する光学レンズの保護層に対向する
部分に、当該光学レンズの屈折率よりもその屈折率の小
さい低屈折率層を形成することにより、微少間隔空けて
配設されている光学レンズの出射面と保護層との間にエ
バネッセントカップリングを生じさせて、光学レンズの
NAを大きくした場合、特に、1以上と大きくした場合
にも光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部反射
することを防止し、微小なスポットを光記録媒体の光記
録層に形成するとともに、光記録層に到達する光量を増
やして、光記録層上への信号の高速記録・再生を行うこ
とのできる光記録再生装置を提供することを目的として
いる。
【0010】請求項2記載の発明は、低屈折率層を、保
護層側ほどその屈折率が徐々に小さくなる屈折率分布層
とすることにより、光学レンズの出射面と保護層との間
にエバネッセントカップリングを効率的に生じさせて、
光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部反射する
ことをより適切に防止し、微小なスポットを光記録媒体
の光記録層に形成するとともに、光記録層に到達する光
量をより一層増やして、光記録層上への信号の高速記録
・再生をより適切に行うことのできる光記録再生装置を
提供することを目的としている。
【0011】請求項3記載の発明は、低屈折率層を、光
学レンズの屈折率よりも小さい屈折率を有する層が1層
あるいは複数層形成されたものとすることにより、安価
かつ簡単な構成で、光学レンズの出射面と保護層との間
にエバネッセントカップリングを生じさせて、光学レン
ズから光記録媒体に照射する光が内部反射することを防
止し、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成す
るとともに、光記録層に到達する光量を増やして、光記
録層上への信号の高速記録・再生を安価に行うことので
きる光記録再生装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項4記載の発明は、光記録媒体の保護
層の光学レンズに対向する部分に、当該保護層の屈折率
よりもその屈折率の小さい低屈折率層を設けることによ
り、光学レンズの出射面と保護層との間にエバネッセン
トカップリングをより一層効率的に生じさせて、光学レ
ンズから光記録媒体に照射する光が内部反射することを
より一層適切に防止し、微小なスポットを光記録媒体の
光記録層に形成するとともに、光記録層に到達する光量
をより一層増やして、光記録層上への信号の高速記録・
再生をより一層適切に行うことのできる光記録再生装置
を提供することを目的としている。
【0013】請求項5記載の発明は、保護層の低屈折率
層を、光学レンズ側ほどその屈折率が徐々に小さくなる
屈折率分布層とすることにより、光学レンズの出射面と
保護層との間にエバネッセントカップリングをより一層
効率的に生じさせて、光学レンズから光記録媒体に照射
する光が内部反射することをより一層適切に防止し、微
小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成するととも
に、光記録層に到達する光量をより一層増やして、光記
録層上への信号の高速記録・再生をより一層適切に行う
ことのできる光記録再生装置を提供することを目的とし
ている。
【0014】請求項6記載の発明は、保護層の低屈折率
層を、保護層の屈折率よりも小さい屈折率を有する層が
1層あるいは複数層形成されたものとすることにより、
安価かつ簡単な構成で、光学レンズの出射面と保護層と
の間にエバネッセントカップリングをより効率的に生じ
させて、光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部
反射することをより適切に防止し、微小なスポットを光
記録媒体の光記録層に形成するとともに、光記録層に到
達する光量を増やして、光記録層上への信号の高速記録
・再生をより適切かつ安価に行うことのできる光記録再
生装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項7記載の発明は、光記録層上に保護
層の形成された光記録媒体に、保護層との間に空気層を
形成する微少間隔を空けて配設されて光源から出射され
た光を照射する光学レンズの保護層に対向する面及び保
護層の光学レンズに対向する面に、微少な凹凸形状を形
成することにより、微少間隔空けて配設されている光学
レンズの出射面と保護層との間にグレーティングによる
回折や散乱によるカップリングを生じさせて、光学レン
ズのNAを大きくした場合、特に、1以上と大きくした
場合にも光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部
反射することを防止し、微小なスポットを光記録媒体の
光記録層に形成するとともに、光記録層に到達する光量
を増やして、光記録層上への信号の高速記録・再生を行
うことのできる光記録再生装置を提供することを目的と
している。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の光
記録再生装置は、光記録層上に保護層の形成された光記
録媒体に、光源から出射された光を、前記保護層との間
に空気層を形成する微少間隔を空けて配設された光学レ
ンズを通して照射して、前記光記録層の記録・再生を行
う光記録再生装置において、前記光学レンズは、前記保
護層に対向する部分に、当該光学レンズの屈折率よりも
その屈折率の小さい低屈折率層が形成されていることに
より、上記目的を達成している。
【0017】上記構成によれば、光記録層上に保護層の
形成された光記録媒体に、保護層との間に空気層を形成
する微少間隔を空けて配設されて光源から出射された光
を照射する光学レンズの保護層に対向する部分に、当該
光学レンズの屈折率よりもその屈折率の小さい低屈折率
層を形成しているので、微少間隔空けて配設されている
光学レンズの出射面と保護層との間にエバネッセントカ
ップリングを生じさせて、光学レンズのNAを大きくし
た場合、特に、1以上と大きくした場合にも光学レンズ
から光記録媒体に照射する光が内部反射することを防止
することができ、微小なスポットを光記録媒体の光記録
層に形成するとともに、光記録層に到達する光量を増や
して、光記録層上への信号の高速記録・再生を行うこと
ができる。
【0018】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記低屈折率層は、前記保護層側ほどその屈折率
が徐々に小さくなる屈折率分布層であってもよい。
【0019】上記構成によれば、低屈折率層を、保護層
側ほどその屈折率が徐々に小さくなる屈折率分布層とし
ているので、光学レンズの出射面と保護層との間にエバ
ネッセントカップリングを効率的に生じさせて、光学レ
ンズから光記録媒体に照射する光が内部反射することを
より適切に防止することができ、微小なスポットを光記
録媒体の光記録層に形成するとともに、光記録層に到達
する光量をより一層増やして、光記録層上への信号の高
速記録・再生をより適切に行うことができる。
【0020】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記低屈折率層は、前記光学レンズの屈折率よりも
小さい屈折率を有する層が1層あるいは複数層形成され
たものであってもよい。
【0021】上記構成によれば、低屈折率層を、光学レ
ンズの屈折率よりも小さい屈折率を有する層が1層ある
いは複数層形成されたものとしているので、安価かつ簡
単な構成で、光学レンズの出射面と保護層との間にエバ
ネッセントカップリングを生じさせて、光学レンズから
光記録媒体に照射する光が内部反射することを防止する
ことができ、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に
形成するとともに、光記録層に到達する光量を増やし
て、光記録層上への信号の高速記録・再生を安価に行う
ことができる。
【0022】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記光記録媒体は、前記保護層の前記光学レンズに
対向する部分に、当該保護層の屈折率よりもその屈折率
の小さい低屈折率層が設けられたものであってもよい。
【0023】上記構成によれば、光記録媒体の保護層の
光学レンズに対向する部分に、当該保護層の屈折率より
もその屈折率の小さい低屈折率層を設けているので、光
学レンズの出射面と保護層との間にエバネッセントカッ
プリングをより一層効率的に生じさせて、光学レンズか
ら光記録媒体に照射する光が内部反射することをより一
層適切に防止することができ、微小なスポットを光記録
媒体の光記録層に形成するとともに、光記録層に到達す
る光量をより一層増やして、光記録層上への信号の高速
記録・再生をより一層適切に行うことができる。
【0024】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記低屈折率層は、前記光学レンズ側ほどその屈折
率が徐々に小さくなる屈折率分布層であってもよい。
【0025】上記構成によれば、保護層の低屈折率層
を、光学レンズ側ほどその屈折率が徐々に小さくなる屈
折率分布層としているので、光学レンズの出射面と保護
層との間にエバネッセントカップリングをより一層効率
的に生じさせて、光学レンズから光記録媒体に照射する
光が内部反射することをより一層適切に防止することが
でき、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成す
るとともに、光記録層に到達する光量をより一層増やし
て、光記録層上への信号の高速記録・再生をより一層適
切に行うことができる。
【0026】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記低屈折率層は、前記保護層の屈折率よりも小さ
い屈折率を有する層が1層あるいは複数層形成されたも
のであってもよい。
【0027】上記構成によれば、保護層の低屈折率層
を、保護層の屈折率よりも小さい屈折率を有する層が1
層あるいは複数層形成されたものとしているので、安価
かつ簡単な構成で、光学レンズの出射面と保護層との間
にエバネッセントカップリングをより効率的に生じさせ
て、光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部反射
することをより適切に防止することができ、微小なスポ
ットを光記録媒体の光記録層に形成するとともに、光記
録層に到達する光量を増やして、光記録層上への信号の
高速記録・再生をより適切かつ安価に行うことができ
る。
【0028】請求項7記載の発明の光記録再生装置は、
光記録層上に保護層の形成された光記録媒体に、光源か
ら出射された光を、前記保護層との間に空気層を形成す
る微少間隔を空けて配設された光学レンズを通して照射
して、前記光記録層の記録・再生を行う光記録再生装置
において、前記光学レンズの前記保護層に対向する面及
び前記保護層の前記光学レンズに対向する面が、微少な
凹凸形状に形成されていることにより、上記目的を達成
している。
【0029】上記構成によれば、光記録層上に保護層の
形成された光記録媒体に、保護層との間に空気層を形成
する微少間隔を空けて配設されて光源から出射された光
を照射する光学レンズの保護層に対向する面及び保護層
の光学レンズに対向する面に、微少な凹凸形状を形成し
ているので、微少間隔空けて配設されている光学レンズ
の出射面と保護層との間にグレーティングによる回折や
散乱によるカップリングを生じさせて、光学レンズのN
Aを大きくした場合、特に、1以上と大きくした場合に
も光学レンズから光記録媒体に照射する光が内部反射す
ることを防止することができ、微小なスポットを光記録
媒体の光記録層に形成するとともに、光記録層に到達す
る光量を増やして、光記録層上への信号の高速記録・再
生を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0031】図1及び図2は、本発明の光記録再生装置
の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
請求項1から請求項6に対応するものである。
【0032】図1は、本発明の光記録再生装置の第1の
実施の形態を適用した光記録再生装置1の要部概略構成
図であり、光記録再生装置1は、光学レンズ2、対物レ
ンズ3、ビームスプリッタ4、コリメートレンズ5、光
源6及び光検出器7等を備えている。
【0033】光記録再生装置1は、光学レンズ2に近接
して光記録媒体10が配設される。光記録媒体10は、
基板11上に光記録層12が形成され、当該光記録層1
2上に保護層13が形成されている。光記録再生装置1
は、光学レンズ2と光記録媒体10が近接して配設さ
れ、この光学レンズ2と光記録媒体10との距離は、光
源6から出射されるレーザ光の波長程度あるいは当該波
長以下の距離に設定されて、光学レンズ2と光記録媒体
10との間には、図2に示すように、空気層14が形成
される。
【0034】光源6としては、例えば、半導体レーザが
用いられ、図示しない駆動回路により駆動されてレーザ
光をコリメートレンズ5に向かって出射する。コリメー
トレンズ5は、光源6から入射されたレーザ光をビーム
スプリッタ4を通して対物レンズ3に照射し、対物レン
ズ3は、入射されるレーザ光を光学レンズ2に入射させ
る。
【0035】光学レンズ2は、図2に示すように、光記
録媒体10の保護層13に対向する面に、当該保護層1
3側の最表面に向かって屈折率分布が徐々に小さくなる
分布屈折率層(低屈折率層)2aが形成されており、こ
の分布屈折率層2aは、光学レンズ2よりも屈折率の小
さい材料を積層して拡散させることにより、あるいは、
反応させることにより形成されている。
【0036】また、光記録媒体10の保護層13は、光
学レンズ2に対向する面に、当該光学レンズ2側の最表
面に向かって屈折率分布が徐々に小さくなる分布屈折率
層(低屈折率層)13aが形成されており、この分布屈
折率層13aは、保護層13よりも屈折率の小さい材料
を積層して拡散させることにより、あるいは、反応させ
ることにより形成されている。
【0037】なお、光学レンズ2の分布屈折率層2aと
光記録媒体10の保護層13の分布屈折率層13aは、
いずれか一方であってもよいが、双方に形成されている
と、後述するレーザ光の内部反射をより一層抑制して、
記録・再生精度を向上させることができる。
【0038】光検出器7には、光記録媒体10の光記録
層12で反射されて光学レンズ2及び対物レンズ3を通
してビームスプリッタ4に入射され、ビームスプリッタ
4で反射された反射光が入力される。光検出器7は、こ
の入射光を検出して、光記録媒体10の光記録層12に
記録されている情報を検出する。
【0039】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の光記録再生装置1は、光記録媒体10の記
録・再生時、光学レンズ2に近接して光記録媒体10が
セットされ、光学レンズ2と光記録媒体10の最上層で
ある保護層13との間には、空気層14が形成される。
【0040】光記録再生装置1は、この状態で、光源6
からレーザ光をコリメートレンズ5に向かって出射し、
コリメートレンズ5からビームスプリッタ4及び対物レ
ンズ3を通して、図2に矢印で示すように、光記録媒体
10の光記録層12に集光する状態で光学レンズ2に入
射させる。
【0041】光記録再生装置1は、光学レンズ2からレ
ーザ光を光記録媒体10の光記録層12上に照射させ
て、光記録層12に情報の記録を行い、また、光記録層
12で反射されたレーザ光を光学レンズ2、対物レンズ
3及びビームスプリッタ4を通して光検出器7に入射さ
せて、光検出器7で光記録層12に記録されている情報
の検出を行う。
【0042】そして、光学レンズ2に入射されたレーザ
光は、図2に矢印で示すように、図2の上方から入射さ
れるが、光学レンズ2のNA(Numerical Aperture:開
口数)が0.8程度よりも大きい場合、特に、NAが
1.0を越える場合、すなわち、光学レンズ2及び光記
録媒体10の保護層13に分布屈折率層2a、13aが
設けられていない通常の光学レンズ2や保護層13の場
合には光学レンズ2の光記録媒体10への出射面で全反
射(内部反射)を起こすような場合であっても、本実施
の形態の光記録再生装置1は、光学レンズ2の光記録媒
体10に対向する面に、当該保護層13側の最表面に向
かって屈折率分布が徐々に小さくなる分布屈折率層2a
が形成されており、また、光記録媒体10の保護層13
の光学レンズ2に対向する面に、当該光学レンズ2側の
最表面に向かって屈折率分布が徐々に小さくなる分布屈
折率層13aが形成されているため、図2に破線の円で
示すように、エバネッセントカップリング領域15が発
生し、光学レンズ2の光記録媒体10への出射面での全
反射を防止することができ、レーザ光を保護層13に透
過させることができる。
【0043】そして、保護層13に透過されたレーザ光
は、光記録媒体10の光記録層12上に光記録層12上
に微少スポットを形成し、光記録層12への情報の記録
及び光記録層12上に記録されている情報の読み取りを
行うことができる。
【0044】そして、上記分布屈折率層2a及び分布屈
折率層13aは、光学レンズ2及び保護層13の屈折率
よりも小さい屈折率の材料を積層した層を、1層あるい
は複数層積層するのみであっても、同様な効果を得るこ
とができ、また、上述のように、光学レンズ2の分布屈
折率層2aと光記録媒体10の保護層13の分布屈折率
層13aは、いずれか一方であってもよいが、双方に形
成されていると、レーザ光の反射をより一層抑制して、
記録・再生精度を向上させることができる。
【0045】このように、本実施の形態の光記録再生装
置1は、光記録層12上に保護層13の形成された光記
録媒体10に、保護層13との間に空気層14を形成す
る微少間隔を空けて配設されて光源6から出射されたレ
ーザ光を照射する光学レンズ2の保護層13に対向する
部分に、当該光学レンズ2の屈折率よりもその屈折率の
小さい低屈折率層として分布屈折率層2aを形成してい
る。
【0046】したがって、微少間隔空けて配設されてい
る光学レンズ2の出射面と保護層13との間にエバネッ
セントカップリング領域15を生じさせて、光学レンズ
2のNAを大きくした場合、特に、1以上と大きくした
場合にも光学レンズ2から光記録媒体10に照射するレ
ーザ光が内部反射することを防止することができ、微小
なスポットを光記録媒体10の光記録層12に形成する
とともに、光記録層12に到達する光量を増やして、光
記録層12上への信号の高速記録・再生を行うことがで
きる。
【0047】また、光記録再生装置1は、低屈折率層
を、光学レンズ2の屈折率よりも小さい屈折率を有する
層が1層あるいは複数層形成されたものとすると、安価
かつ簡単な構成で、光学レンズ2の出射面と保護層13
との間にエバネッセントカップリング領域15を生じさ
せて、光学レンズ2から光記録媒体10に照射するレー
ザ光が内部反射することを防止することができ、微小な
スポットを光記録媒体10の光記録層12に形成すると
ともに、光記録層12に到達する光量を増やして、光記
録層12上への信号の高速記録・再生を安価に行うこと
ができる。
【0048】さらに、光記録再生装置1は、光記録媒体
10の保護層13の光学レンズ2に対向する部分に、当
該保護層13の屈折率よりもその屈折率の小さい低屈折
率層として分布屈折率層13aを設けている。
【0049】したがって、光学レンズ2の出射面と保護
層との間にエバネッセントカップリング領域15をより
一層効率的に生じさせて、光学レンズ2から光記録媒体
10に照射するレーザ光が内部反射することをより一層
適切に防止することができ、微小なスポットを光記録媒
体10の光記録層12に形成するとともに、光記録層1
2に到達する光量をより一層増やして、光記録層12上
への信号の高速記録・再生をより一層適切に行うことが
できる。
【0050】また、光記録再生装置1は、保護層13の
低屈折率層を、保護層13の屈折率よりも小さい屈折率
を有する層が1層あるいは複数層形成されたものとする
と、安価かつ簡単な構成で、光学レンズ2の出射面と保
護層13との間にエバネッセントカップリング領域15
をより効率的に生じさせて、光学レンズ2から光記録媒
体10に照射するレーザ光が内部反射することをより適
切に防止することができ、微小なスポットを光記録媒体
10の光記録層12に形成するとともに、光記録層12
に到達する光量を増やして、光記録層12上への信号の
高速記録・再生をより適切かつ安価に行うことができ
る。
【0051】図3は、本発明の光記録再生装置の第2の
実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、光学レン
ズと光記録媒体の保護層の相対向する面に微少な凹凸を
形成したもので、請求項7に対応するものである。
【0052】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態の光記録再生装置と同様の光記録再生装置に適用し
たものであり、本実施の形態の説明においては、必要に
応じて、上記第1の実施の形態の説明で用いた符号をそ
のまま用いて説明する。
【0053】図3は、本実施の形態の光記録再生装置2
0の光学レンズ21と光記録媒体22との対向部分を拡
大した正面図である。
【0054】図3において、光記録再生装置20の光学
レンズ21は、光記録媒体22と近接して配設され、光
記録媒体22は、基板23上に光記録層24が形成さ
れ、当該光記録層24上に保護層25が形成されてい
る。光学レンズ21と光記録媒体22との距離は、光源
6から出射されるレーザ光の波長程度あるいは当該波長
以下の距離に設定され、光学レンズ21と光記録媒体2
2との間には、空気層26が形成される。
【0055】光学レンズ21は、光記録媒体22の保護
層25に対向する面に、微少な凹凸からなるグレーティ
ング層21aが形成されており、このグレーティング層
21aは、光学レンズ21の最表面に光学レンズ21の
材料とは異なる材料を選択的に積層したり、拡散させた
りすることにより、また光学レンズ21の最表面をエッ
チングすることにより、また、切削すること等により形
成することができる。
【0056】また、光記録媒体22の保護層25は、光
学レンズ21に対向する面に、微少な凹凸からなるグレ
ーティング層25aが形成されており、このグレーティ
ング層25aは、保護層25の光学レンズ21側の最表
面に保護層25の材料とは異なる材料を選択的に積層し
たり、拡散させたりすることにより、また保護層25の
光学レンズ21側の最表面をエッチングすることによ
り、また、切削すること等により形成することができ
る。
【0057】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の光記録再生装置20は、光記録媒体22の
記録・再生時、光学レンズ21に近接して光記録媒体2
2がセットされ、光学レンズ21と光記録媒体22の最
上層である保護層25との間には、空気層26が形成さ
れる。
【0058】光記録再生装置20は、この状態で、光源
6からレーザ光をコリメートレンズ5に向かって出射
し、コリメートレンズ5からビームスプリッタ4及び対
物レンズ3を通して、図3に矢印で示すように、光記録
媒体22の光記録層24に集光する状態で光学レンズ2
1に入射させる。
【0059】光学レンズ21に入射されたレーザ光は、
図3に矢印で示すように、図3の上方から入射される
が、光学レンズ21のNAが0.8程度よりも大きい場
合、特に、NAが1.0を越える場合、すなわち、光学
レンズ21及び光記録媒体22の保護層25にグレーテ
ィング層21a、25aが設けられていない通常の光学
レンズ21や保護層25の場合には光学レンズ21の光
記録媒体22への出射面で全反射を起こすような場合で
あっても、本実施の形態の光記録再生装置20は、光学
レンズ21の光記録媒体22の保護層25に対向する面
に、微少な凹凸からなるグレーティング層21aが形成
されており、また、光記録媒体22の保護層25の光学
レンズ21に対向する面に、微少な凹凸からなるグレー
ティング層25aが形成されているため、図3に破線の
円で示すように、グレーティングによりカップリング領
域27が発生し、光学レンズ21の光記録媒体22への
出射面での全反射を防止することができ、レーザ光を保
護層25に透過させることができる。
【0060】そして、保護層25に透過されたレーザ光
は、光記録媒体22の光記録層24上に微少スポットで
照射され、光記録層24への情報の記録及び光記録層2
4上に記録されている情報の読み取りを行うことができ
る。
【0061】このように、本実施の形態の光記録再生装
置20は、光記録層24上に保護層25の形成された光
記録媒体22に、保護層25との間に空気層26を形成
する微少間隔を空けて配設されて光源6から出射された
レーザ光を照射する光学レンズ21の保護層25に対向
する面及び保護層25の光学レンズ21に対向する面
に、微少な凹凸形状を形成している。
【0062】したがって、微少間隔空けて配設されてい
る光学レンズ21の出射面と保護層25との間にグレー
ティングによる回折や散乱によるカップリング領域27
を生じさせて、光学レンズ21のNAを大きくした場
合、特に、1以上と大きくした場合にも光学レンズ21
から光記録媒体22に照射するレーザ光が内部反射する
ことを防止することができ、微小なスポットを光記録媒
体22の光記録層24に形成するとともに、光記録層2
4に到達する光量を増やして、光記録層24上への信号
の高速記録・再生を行うことができる。
【0063】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0064】
【発明の効果】請求項1記載の発明の光記録再生装置に
よれば、光記録層上に保護層の形成された光記録媒体
に、保護層との間に空気層を形成する微少間隔を空けて
配設されて光源から出射された光を照射する光学レンズ
の保護層に対向する部分に、当該光学レンズの屈折率よ
りもその屈折率の小さい低屈折率層を形成しているの
で、微少間隔空けて配設されている光学レンズの出射面
と保護層との間にエバネッセントカップリングを生じさ
せて、光学レンズのNAを大きくした場合、特に、1以
上と大きくした場合にも光学レンズから光記録媒体に照
射する光が内部反射することを防止することができ、微
小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成するととも
に、光記録層に到達する光量を増やして、光記録層上へ
の信号の高速記録・再生を行うことができる。
【0065】請求項2記載の発明の光記録再生装置によ
れば、低屈折率層を、保護層側ほどその屈折率が徐々に
小さくなる屈折率分布層としているので、光学レンズの
出射面と保護層との間にエバネッセントカップリングを
効率的に生じさせて、光学レンズから光記録媒体に照射
する光が内部反射することをより適切に防止することが
でき、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成す
るとともに、光記録層に到達する光量をより一層増やし
て、光記録層上への信号の高速記録・再生をより適切に
行うことができる。
【0066】請求項3記載の発明の光記録再生装置によ
れば、低屈折率層を、光学レンズの屈折率よりも小さい
屈折率を有する層が1層あるいは複数層形成されたもの
としているので、安価かつ簡単な構成で、光学レンズの
出射面と保護層との間にエバネッセントカップリングを
生じさせて、光学レンズから光記録媒体に照射する光が
内部反射することを防止することができ、微小なスポッ
トを光記録媒体の光記録層に形成するとともに、光記録
層に到達する光量を増やして、光記録層上への信号の高
速記録・再生を安価に行うことができる。
【0067】請求項4記載の発明の光記録再生装置によ
れば、光記録媒体の保護層の光学レンズに対向する部分
に、当該保護層の屈折率よりもその屈折率の小さい低屈
折率層を設けているので、光学レンズの出射面と保護層
との間にエバネッセントカップリングをより一層効率的
に生じさせて、光学レンズから光記録媒体に照射する光
が内部反射することをより一層適切に防止することがで
き、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成する
とともに、光記録層に到達する光量をより一層増やし
て、光記録層上への信号の高速記録・再生をより一層適
切に行うことができる。
【0068】請求項5記載の発明の光記録再生装置によ
れば、保護層の低屈折率層を、光学レンズ側ほどその屈
折率が徐々に小さくなる屈折率分布層としているので、
光学レンズの出射面と保護層との間にエバネッセントカ
ップリングをより一層効率的に生じさせて、光学レンズ
から光記録媒体に照射する光が内部反射することをより
一層適切に防止することができ、微小なスポットを光記
録媒体の光記録層に形成するとともに、光記録層に到達
する光量をより一層増やして、光記録層上への信号の高
速記録・再生をより一層適切に行うことができる。
【0069】請求項6記載の発明の光記録再生装置によ
れば、保護層の低屈折率層を、保護層の屈折率よりも小
さい屈折率を有する層が1層あるいは複数層形成された
ものとしているので、安価かつ簡単な構成で、光学レン
ズの出射面と保護層との間にエバネッセントカップリン
グをより効率的に生じさせて、光学レンズから光記録媒
体に照射する光が内部反射することをより適切に防止す
ることができ、微小なスポットを光記録媒体の光記録層
に形成するとともに、光記録層に到達する光量を増やし
て、光記録層上への信号の高速記録・再生をより適切か
つ安価に行うことができる。
【0070】請求項7記載の発明の光記録再生装置によ
れば、光記録層上に保護層の形成された光記録媒体に、
保護層との間に空気層を形成する微少間隔を空けて配設
されて光源から出射された光を照射する光学レンズの保
護層に対向する面及び保護層の光学レンズに対向する面
に、微少な凹凸形状を形成しているので、微少間隔空け
て配設されている光学レンズの出射面と保護層との間に
グレーティングによる回折や散乱によるカップリングを
生じさせて、光学レンズのNAを大きくした場合、特
に、1以上と大きくした場合にも光学レンズから光記録
媒体に照射する光が内部反射することを防止することが
でき、微小なスポットを光記録媒体の光記録層に形成す
るとともに、光記録層に到達する光量を増やして、光記
録層上への信号の高速記録・再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録再生装置の第1の実施の形態を
適用した光記録再生装置の概略構成図。
【図2】図1の光記録再生装置の光学レンズと光記録媒
体部分の拡大正面図。
【図3】本発明の光記録再生装置の第1の実施の形態を
適用した光記録再生装置の光学レンズと光記録媒体部分
の拡大正面図。
【図4】従来の光記録再生装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 光記録再生装置 2 光学レンズ 2a 分布屈折率層 3 対物レンズ 4 ビームスプリッタ 5 コリメートレンズ 6 光源 7 光検出器 10 光記録媒体 11 基板 12 光記録層 13 保護層 13a 分布屈折率層 14 空気層 15 エバネッセントカップリング領域 20 光記録再生装置 21 光学レンズ 21a グレーティング層 22 光記録媒体 23 基板 24 光記録層 25 保護層 25a グレーティング層 26 空気層 27 グレーティングによるカップリング領域

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光記録層上に保護層の形成された光記録媒
    体に、光源から出射された光を、前記保護層との間に空
    気層を形成する微少間隔を空けて配設された光学レンズ
    を通して照射して、前記光記録層の記録・再生を行う光
    記録再生装置において、前記光学レンズは、前記保護層
    に対向する部分に、当該光学レンズの屈折率よりもその
    屈折率の小さい低屈折率層が形成されていることを特徴
    とする光記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記低屈折率層は、前記保護層側ほどその
    屈折率が徐々に小さくなる屈折率分布層であることを特
    徴とする請求項1記載の光記録再生装置。
  3. 【請求項3】前記低屈折率層は、前記光学レンズの屈折
    率よりも小さい屈折率を有する層が1層あるいは複数層
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の光記録
    再生装置。
  4. 【請求項4】前記光記録媒体は、前記保護層の前記光学
    レンズに対向する部分に、当該保護層の屈折率よりもそ
    の屈折率の小さい低屈折率層が設けられていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光記
    録再生装置。
  5. 【請求項5】前記低屈折率層は、前記光学レンズ側ほど
    その屈折率が徐々に小さくなる屈折率分布層であること
    を特徴とする請求項4記載の光記録再生装置。
  6. 【請求項6】前記低屈折率層は、前記保護層の屈折率よ
    りも小さい屈折率を有する層が1層あるいは複数層形成
    されていることを特徴とする請求項4記載の光記録再生
    装置。
  7. 【請求項7】光記録層上に保護層の形成された光記録媒
    体に、光源から出射された光を、前記保護層との間に空
    気層を形成する微少間隔を空けて配設された光学レンズ
    を通して照射して、前記光記録層の記録・再生を行う光
    記録再生装置において、前記光学レンズの前記保護層に
    対向する面及び前記保護層の前記光学レンズに対向する
    面が、微少な凹凸形状に形成されていることを特徴とす
    る光記録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399441C (zh) * 2005-05-12 2008-07-02 索尼株式会社 光学记录介质以及光学记录再生方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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