JP2001315212A - 融着パンチホール形成装置 - Google Patents

融着パンチホール形成装置

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JP2001315212A
JP2001315212A JP2000138544A JP2000138544A JP2001315212A JP 2001315212 A JP2001315212 A JP 2001315212A JP 2000138544 A JP2000138544 A JP 2000138544A JP 2000138544 A JP2000138544 A JP 2000138544A JP 2001315212 A JP2001315212 A JP 2001315212A
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JP
Japan
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blade
punch
bundle
residue
punch hole
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Application number
JP2000138544A
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English (en)
Inventor
Hisao Nakai
久雄 中井
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Seiko Corp
Original Assignee
Seiko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チーズルの周囲でポリ袋の素材である樹脂が
盛り上がらず綺麗な融着パンチホールを形成できる装置
を提供する。 【解決手段】 ベース11から立ち上げたフレーム12
に取り付けられ、ヒーター26を備えた筒状刃(チーズ
ル)24と、該筒状刃24を昇降させる手段とからな
り、上記筒状刃24を下降させてベース11にセットし
たポリ袋束20にパンチホールを形成し、該部分を融着
するようにしてなり、上記筒状刃24の内径と外径との
比が所定の比率以上で、刃先角が45度以下とし、上記
筒状刃24の昇降と連動するポリ袋束20を押さえる押
さえ板21と、パンチ滓を突き出す棒32と、パンチ滓
を受けるために上記筒状刃の下に向けて進退するパンチ
滓を受け取る手段とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポリオレフィン
フィルム袋(以下、ポリ袋という)の束にパンチホール
を開けながら同時に該パンチホールの内面を融着させる
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小物商品を包装する材料としてポリ袋が
多用されている。また、雨天のとき大形小売店やデパー
トあるいは集会所・ホールなどの入り口に細長のポリ袋
を吊るして顧客(利用者)の傘をポリ袋に入れさせて床
面に水滴が落ちないようにしている。
【0003】このように多用されているポリ袋は、その
ままの状態では滑りやすく束がばらけて収拾がつかなく
なり、結局最後まで使いきらずに捨ててしまうようなこ
とさえある。
【0004】上記問題を解決するために、ポリ袋にパン
チホールを形成すると同時にその部分を融着して束が崩
れないようにし、かつ、パンチホールを利用してポリ袋
を吊るせるようにしたものがある。
【0005】上記のようにしたポリ袋の束は、図8に示
すように、ベース81と該ベース81から立ち上げて懐
を形成したフレーム82と、このフレーム82の上端に
エアーシリンダ83を組み込んで、エアーシリンダ83
のラム84にヒーター85を付設したパンチングチーズ
ル86(以下、単にチーズルという)を取付け、上記フ
レーム81の上にポリ袋の束87を載せ、上記ヒーター
85で加熱されたチーズル86でパンチホールを開けな
がら、その内面を融着する融着パンチホール形成装置よ
り作られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来形の融着パン
チホールの形成装置では、図8(b)に示すようにチー
ズル86の尖端が円錐状になっているため、溶融したポ
リ袋の材料である樹脂が盛り上がり綺麗な融着パンチホ
ールを形成できない問題があった。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、融着パンチホ
ールを形成するためのチーズルの周囲でポリ袋の素材で
ある樹脂が盛り上がらず綺麗な融着パンチホールを形成
できる装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、ベースから立ち上げたフレームに取り付
けられ、ヒーターを備えた筒状刃と、該筒状刃を上下動
させる手段とからなり、上記筒状刃が下降することによ
り、ベースにセットされたポリ袋の束にパンチホールを
形成するとともに、該パンチホール部分を融着するよう
にしてなり、上記筒状刃の内径と外径との比(内径/外
径)が所定の比率以上で、刃先角が45度以下とし、上
記筒状刃の昇降と連動するポリ袋束を押さえる押さえ板
と、上記筒状刃の中に溜まるパンチ滓を突き出す棒と、
突き出されたパンチ滓を受けるために上記筒状刃の下に
向けて進退しパンチ滓を受け取る手段とを備えてなる構
成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次にこの発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。図1においてベース11の奥端
からフレーム12が懐13を形成するように立ち上げら
れ、該フレーム12の上部前端に第一エアシリンダ14
が組み込まれ、この第一エアシリンダ14のラム15に
第一ヨーク16が取り付けられている。
【0010】上記第一ヨーク16は、ベース11の両端
から立ち上げたカラム17に上下摺動可能になり、上記
カラム17に嵌められたスプリング18を介して冷気噴
出ノズル19を備えたポリ袋束20の押さえ板21が上
記カラム17に対して摺動可能に取り付けられている。
【0011】第一ヨーク16には、振り分け位置に下向
きにボルト22がセットされ、その下端に第二ヨーク2
3が取り付けられ、この第二ヨーク23に所定の間隔を
開けてチーズル24が下向きに取り付けられている。
【0012】上記チーズル24は、図2に示すように管
状になっていて、その下端に刃25が形成され、上部外
周にヒーター26が巻き付けられ、鍔部27の上部は雄
ねじ28になり第二ヨーク23の雌ねじ29に螺合しワ
ッシャ30を介在させてナット31で固定されている。
【0013】チーズル24の刃先角θは45度以下(好
ましくは30以下)にして、刃部分の内径は、外径の
0.8以上とし、刃部分より奥の方が若干大きくして、
パンチングのときの負荷を軽減し、パンチ滓の排出を容
易にしている。なお、この例ではチーズル24を二本設
けているが、開ける孔の数に応じて適宜増減する。
【0014】チーズル24の上部からは、チーズル24
の内孔にパンチ滓の突き出し棒32が差し込まれ、第一
エアシリンダ14が上昇したときにパンチ滓33が突き
出されるようになっている。
【0015】図1に戻って、チーズル24が向き合うベ
ース11の表面にはチーズル24の刃25を保護するパ
ンチングマット34が敷かれ、その表面は離型性を良好
にするため離型シート35(テフロン=商品名)が敷か
れている。なお、この離型シートは帯状とし、図示しな
い繰り出し機構を付設して順次繰り出せるようにするこ
とができる。
【0016】フレーム12の垂直部の懐側には、第二エ
アシリンダ36が取り付けられ、そのラム37にはパン
チ滓受け皿38が進退可能に取り付けられている。
【0017】上記のように構成する本装置10は、第二
エアシリンダ36が逆作動してパンチ滓受け皿38が後
退し、第一エアシリンダ14が作動して第一ヨーク16
が下降すると、先ず、スプリング18を介して押さえ板
21がポリ袋束20を押さえて固定し、さらに第一ヨー
ク16が下降するとスプリング18が撓み加熱されたチ
ーズル24が、その刃25がパンチングマット34に当
たるまで下降し、ポリ袋束20がパンチングされ、この
とき、加熱されたチーズル24によってパンチングの内
面は融着される。
【0018】パンチングが終了すると第一エアシリンダ
14が逆作動して第一ヨーク16が上昇する。このと
き、パンチング滓突き出し棒32は固定しているため相
対的作用によってパンチ滓33が突き出される。
【0019】第一エアシリンダ14が逆作動すると、第
二エアシリンダ36が作動してパンチ滓受け皿38が前
進し、この上にパンチ滓突き出し棒32により突き出さ
れてパンチ滓33が落とされる。なお、第一エアシリン
ダ14のラム15の両側にあるのはラム15の回転を阻
止するガイドシャフト39である。
【0020】以下、動作の詳細を図3乃至図6を参照し
ながら本装置10の動作について説明する。図3は始業
直前の状態でヒーター26には通電されて十分加熱され
ている。この状態では、第一ヨーク16と押さえ板21
は第一シリンダ14のラム15とともに上昇し、第二シ
リンダ25のラム26は奥方に引き込んでおり、この状
態でポリ袋束20をパンチングマット34の上に置く。
【0021】第一エアシリンダ14作動するとラム15
と共に第一ヨーク16が下降し、先ずポリ袋束20を押
さえ板21が押さえ、さらに下降するとスプリング18
が撓んで図4に示すようにチーズル24の刃25がパン
チングマット34に当たりパンチングは終了する。この
とき、加熱されたチーズル24によってパンチ孔の内面
は融着される。
【0022】パンチングが終了すると図5に示すよう
に、第一エアシリンダ14は逆作動してラム15が上昇
を始め、同時に第二エアシリンダは図6のように作動し
てパンチ滓受け皿が前進し、さらに、冷気噴出ノズル1
9から冷気が噴出してパンチング部分を冷却し、さらに
ラム15と第一ヨーク16が上昇すると押さえ板21も
上昇してポリ袋束20を取り出せるようになる。
【0023】ラム15と第一ヨーク16がさらに上昇し
て元の位置に戻るときには、パンチ滓突き出し棒32が
動かないので相対的作用によりパンチ滓33が突き出さ
れパンチ滓受け皿38に落下する。この時点で第二エア
シリンダ36は逆作動してパンチ滓受け皿38が後退し
て滓は取りだされる。
【0024】図7は、第二ヨーク23に対するチーズル
24の取付けの関係を表すものであるが、チーズル24
の取付け位置を前後二列することもでき、このようにす
ることによって、ポリ袋束を二列にして融着パンチング
することが可能になる。
【0025】上記装置の操作は、公知のシーケンス制御
によりタイムテーブルに従って自動的に運転出来るよう
にしている。また、緊急時のことを想定してシーケンス
制御とは別に緊急手動操作回路を併設することができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
融着部分が溶融樹脂によって盛り上がらず綺麗にパンチ
ングと同時に該部分を融着することが可能となる。ま
た、一連の動作をシーケンス制御することにより装置の
自動化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の(a)正面図、(b)側
面図
【図2】パンチチーズル部分の詳細(a)パンチング終
了時の断面図、(b)寸法関係説明図
【図3】動作説明図(その1)
【図4】動作説明図(その2)
【図5】動作説明図(その3)
【図6】動作説明図(その4)
【図7】第二ヨークに対するチーズルの取付け説明図
【図8】従来技術の説明図
【符号の説明】
10 装置本体 11 ベース 12 フレーム 13 懐 14 第一エアシリンダ 15 ラム 16 第一ヨーク 17 カラム 18 スプリング 19 冷気噴出ノズル 20 ポリ袋束 21 押さえ板 22 ボルト 23 第二ヨーク 24 チーズル 25 刃 26 ヒーター 27 鍔部 28 雄ねじ 29 雌ねじ 30 ワッシャ 31 ナット 32 パンチ滓突き出し棒 33 パンチ滓 34 パンチングマット 35 離型シート 36 第二エアシリンダ 37 ラム 38 パンチ滓受け皿 39 ガイドシャフト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースから立ち上げたフレームに取り付
    けられ、ヒーターを備えた筒状刃と、該筒状刃を上下動
    させる手段とからなり、上記筒状刃が下降することによ
    り、ベースにセットされたプラスチックフィルム袋の束
    にパンチホールを形成するとともに、該パンチホール部
    分を融着するようにしてなる融着パンチホール形成装
    置。
  2. 【請求項2】 上記筒状刃の内径と外径との比(内径/
    外径)が0.8以上で、刃先角が45度以下の角度とし
    た請求項1に記載の融着パンチホール形成装置。
  3. 【請求項3】 上記刃先角が30度以下とした請求項1
    に記載の融着パンチホール形成装置。
  4. 【請求項4】 上記筒状刃の昇降と連動するプラスチッ
    クフィルム袋束を押さえる押さえ板と、上記筒状刃の中
    に溜まるパンチ滓を突き出す棒と、突き出されたパンチ
    滓を受けるために上記筒状刃の下に向けて進退しパンチ
    滓を受け取る手段とを備えてなる請求項1または2に記
    載の融着パンチホール形成装置。
JP2000138544A 2000-05-11 2000-05-11 融着パンチホール形成装置 Pending JP2001315212A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175811A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Inoac Corp 発泡成形体の孔成形方法および孔成形装置
CN108068402A (zh) * 2017-11-30 2018-05-25 颍上县浩楠塑料包装有限公司 一种塑料袋手提孔制造设备
JP2020116728A (ja) * 2018-12-13 2020-08-06 住友化学株式会社 打抜き用具、及び、偏光板の打抜き方法
CN112853727A (zh) * 2018-09-28 2021-05-28 庄婉卿 一种布料切割系统及使用方法

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