JP2001314739A - 気液溶解装置 - Google Patents

気液溶解装置

Info

Publication number
JP2001314739A
JP2001314739A JP2000136128A JP2000136128A JP2001314739A JP 2001314739 A JP2001314739 A JP 2001314739A JP 2000136128 A JP2000136128 A JP 2000136128A JP 2000136128 A JP2000136128 A JP 2000136128A JP 2001314739 A JP2001314739 A JP 2001314739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
water
ejector
ozone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136128A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kashiwabara
弘 栢原
Masaharu Higuchi
雅晴 樋口
Hiroshi Yoshida
浩 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ISHIMORI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ISHIMORI SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ISHIMORI SEISAKUSHO KK filed Critical ISHIMORI SEISAKUSHO KK
Priority to JP2000136128A priority Critical patent/JP2001314739A/ja
Publication of JP2001314739A publication Critical patent/JP2001314739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories For Mixers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン水が不用のときでも、オゾン水を廃棄
することなく、常に一定濃度のオゾン水を自動的に安定
供給することができるオゾン水生成装置を提供する。 【解決手段】 エゼクタにオゾンガスと水とを送って混
合させた後、このオゾン水を気液分離槽で貯留し、該気
液分離槽で気体溶解液体中の非溶解余剰気体を分離した
後、上記気体溶解液体を所要の使用点へと送るように構
成されてなる気液溶解装置を技術的前提とし、上記気液
分離槽とエゼクタとを還流配管によって連通接続し、該
還流配管にはポンプを介装すると共に、該還流配管のポ
ンプ介装点よりも下流側に、上記オゾン水を使用点へと
送る送液配管を連通接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エゼクタを用い
てオゾン等の気体を液体に吸収させて溶解させる気液溶
解装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、オゾン等の気体を液体に
吸収させて溶解させる手段としては、液体を入れた槽の
底部から気体を気泡として吹き込む散気方式と、液体の
流路に絞り部を形成して液体流路の圧力差で気体を液体
に溶解させるエゼクタ方式等の手段が公知であり、特
に、上記エゼクタ方式の場合、液体流路にエゼクタを取
り付けられ、散気方式のような槽が不要であることか
ら、より簡便な方式として広く用いられている。
【0003】このエゼクタ方式の原理を、図3に基づい
て説明すると、水を送水路2の入口からエゼクタ1内部
へと送る場合、該送水路2の断面積A1により平均流速
1で送り込まれた水は、該流路が該送水路2の途中か
ら徐々に縮径されて絞られているため、最小径部3で最
小の断面積A2となり、平均流速q2が最大となる。従っ
て、摩擦損失を考えないものとし、水の比重量をr、送
水路2の入口付近における圧力をp1、最小径部3にお
ける圧力をp2、重力の加速度をgとすると、 r/2g(q2 2−q1 2)=p1−p2 なる関係式が成立する。尚、エゼクタ1の内部空間部5
は、最小径部3と連通しているため、該空間部5の圧力
はp2と同じである。
【0004】従って、上記エゼクタ1の上記空間部5内
にオゾンガスを導入すると、上記関係式の圧力差p1
2でオゾンガスは水に吸収される。このとき、最小径
部3から送水路2の出口4にかけて発生する激しい乱流
により、気体は水に混合して非常に細かい気泡となり、
その気液界面から水中にオゾンが物質移動してオゾン水
が生成される。
【0005】このように、エゼクタ1の吸引力、即ち、
上記圧力差p1−p2は、送水路2の入口から注入される
液体の平均流速の二乗に関係していることから、流体の
流速が変化すれば、その吸引力も変化する。従って、安
定した濃度のオゾン水を得るためには、液体及び気体の
流体流量を一定に保持しなければならない、という課題
を上記従来のエゼクタ方式は有していた。
【0006】このことは、例えば、オゾン水を常時必要
とはしないが間欠的に使用しなければならない設備にお
いては、送水路2への送水を停止してしまうとエゼクタ
1の吸引力がなくなるため、オゾンガスがエゼクタ1の
空間部5内に吸い込まれなくなる。このオゾンガスはオ
ゾン発生装置で生成されるが、酸素を原料として放電に
よりオゾンを発生させているが、このオゾンガスの流れ
が停止するとオゾンの発生量が変化し、次に水を送水路
2に流したときには、停止前のオゾンガス濃度と異なる
オゾンガスが水に混入されてしまい、安定した濃度のオ
ゾン水が得られなくなる、という課題を有していた。加
えて、上記従来のエゼクタ方式にあっては、エゼクタ1
の圧力差がなくなると、水が最小径部3から空間部5内
へと逆流してオゾンガスの流路に水が入り、次に水を送
水路2に流したときに、直ちにオゾンガスがエゼクタ1
内に流れなくなる、という課題も有していた。
【0007】このような課題を解決するため、従来のエ
ゼクタを用いた気液溶解装置では、図4に示すように、
エゼクタ1を流れる水の流量を変えないために、オゾン
水の出口にバイパス流路を介装し、使用点でオゾン水の
使用を停止している間は、バイパス流路からオゾン水を
棄てる方法が採用されている。即ち、この従来の気液溶
解装置は、上記エゼクタ1の送水路2に連通接続された
送水配管6から水をエゼクタ1内部へと送ると共に、酸
素配管19から送られる原料酸素を放電させてオゾンガ
スを生成するオゾン発生装置18で製造されたオゾンを
オゾン配管20を介してエゼクタ1へと送り、該エゼク
タ1で混合された気体溶解液体であるオゾン水10は、
配管7を通じて気液分離装置8の水槽9へと送られ貯留
される。また、上記水槽9には、水槽9内のオゾン水1
0の水位を検知する水位検出器11が配設されていると
共に、該水槽9には排気弁12が配設されている。そし
て、余剰のオゾンが分離された安定濃度のオゾン水10
は、水槽9の底部に連通接続された配管13を通じて使
用点16へと送られ、或は、該使用点16の上流側に開
設された開閉弁14が閉じているときには、上記配管1
3の中途部に連通接続されたバイパス配管17を通じて
廃棄されるように構成されている。尚、図中符号15
は、バイパス配管17に介装されたバイパス開閉弁であ
る。
【0008】このように構成された上記従来の気液溶解
装置にあっては、上記水槽9内には、エゼクタ1で生成
されたオゾン水10及びオゾン気泡とが混合した状態で
導入され貯留されるため、該水槽9内で気泡と液とが分
離し、気泡は水面上に集められる。そして、水槽9内に
気泡が大量に貯留されると、水槽9内の圧力が上昇し水
位が押し下げられるため、これを上記水位検出器11が
検出し、該水位検出器11からの信号がA/D変換器
(図示せず)で変換された排気弁12を開放作動させ、
余剰オゾンガスを大気中に放出するので、水位が上昇
し、該水位が原状レベルまで復帰すると、これを水位検
出器11が再び検出して上記排気弁12を閉じる。以上
の作動を繰り返すことで、水槽9内の水位は一定に保た
れる。
【0009】そして、上記使用点16でオゾン水10を
使用している場合には、上記開閉弁14は開いている
が、バイパス配管17に介装されたバイパス開閉弁15
は閉じられているが、使用点16の開閉弁14が閉じら
れ、バイパス配管17のバイパス開閉弁15が開いてい
るときには、オゾン水10は廃棄される結果、この従来
の気液溶解装置では、オゾン水が不用の場合であって
も、オゾン発生装置の作動を停止させることなく一定濃
度のオゾン水を安定して供給することができるように構
成されていた。
【0010】
【従来技術の課題】しかしながら、オゾン水が不用の場
合であっても、オゾン水を製造し続け、これを廃棄する
のでは、非常に非生産的で無駄であり、オゾン水使用設
備によっては、オゾン水を使用する時間よりもオゾン水
を必要としない時間の方が長くなる場合もあり、この場
合の棄てられるオゾン水の累積量は膨大であり、ランニ
ングコストも嵩む、という課題を有していた。
【0011】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、オゾン水が不
用のときでも、オゾン水を廃棄することなく、常に一定
濃度のオゾン水を自動的に安定供給することができる気
液溶解装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、エゼクタに気体
と液体とを送って混合させた後、この気体溶解液体を気
液分離槽で貯留し、該気液分離槽で気体溶解液体中の非
溶解余剰気体を分離した後、上記気体溶解液体を所要の
使用点へと送るように構成されてなる気液溶解装置を技
術的前提とし、上記気液分離槽とエゼクタとを還流配管
によって連通接続し、該還流配管にはポンプを介装する
と共に、該還流配管のポンプ介装点よりも下流側に、上
記気体溶解液体を使用点へと送る送液配管を連通接続し
たことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明にあっては、
上記液体をエゼクタに送液する送液配管は、上記エゼク
タの出口側配管に可及的に近い部分に連通接続したこと
を特徴とするものである。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明にあって
は、上記送液配管に自動開閉弁を介装すると共に、上記
気液分離槽には水位検出器を配設し、該水位検出器は、
気液分離槽の検出水位に対応させて自動開閉弁を開閉す
るように構成したことを特徴とするものである。
【0015】請求項4に記載の発明にあっては、上記ポ
ンプにおける上記気液分離槽とエゼクタとを連通接続す
る還流配管の流量を、前記使用点における気体溶解液体
の使用量の2倍以上、好ましくは3倍以上の水量となる
ように駆動制御したことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項5に記載の発明にあっては、
上記構成に加え、上記還流配管にバイパス配管を連通接
続し、該バイパス配管には、上記還流配管内を流れる気
体溶解液体中の成分濃度を計測する手段を介装すると共
に、前記エゼクタに気体を送る送気配管には自動開閉弁
を介装し、該自動開閉弁は、上記計測手段で計測された
成分濃度が一定となるように、上記計測手段に接続され
た制御装置を介して開閉制御するように構成したことを
特徴とするものである。
【0017】さらに、請求項6に記載の発明にあって
は、この気液溶解装置を、オゾン水を生成するのに用い
たことを特徴とするものであるが、この発明にあっては
これに限定されるものではなく、請求項7に記載の発明
のように、二酸化炭素や窒素、酸素、空気、アンモニ
ア、塩素その他の水溶性ガスを溶解させるために用いて
もよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0019】図1は、この発明の実施の第1形態例に係
る気液溶解装置をオゾン水生成装置に適用した例を示し
ており、この形態例に係るオゾン生成装置で前記従来の
気液溶解装置(オゾン水生成装置)の構成と異なる点
は、第1に、自動開閉弁22が介装された送水配管6を
配管7のエゼクタ出口側にできるだけ近づけて連通接続
した点と、第2に、水槽9とエゼクタ1とを還流配管2
3によって連通接続し、該還流配管23にはポンプ21
を介装した点と、第3に、上記還流配管23のポンプ介
装点よりも下流側に、オゾン水10を使用点16へと送
る送液配管13を連通接続した他は、他の構成・作用は
図4に示す気液溶解装置と同様であるので、図面には図
4で用いた符号と同一の符号を付して、その詳細な説明
をここでは省略する。勿論、この形態例で用いられるエ
ゼクタ1の構成・作用は、図3で説明したものと全く同
様である。尚、本形態例では、図4で示す排気弁12は
用いていない。
【0020】即ち、この形態例に係るオゾン水生成装置
にあっては、気液分離装置8の水槽9で気泡が分離され
たオゾン水10は、水槽9の底部からポンプ21で加圧
されて還流配管23を経てエゼクタ1へと送水され、該
エゼクタ1で再びオゾンガスを吸引した後、配管7を通
じて水槽9へと再び戻される。また、使用点16の自動
開閉弁14が開いている状態では、上記還流配管23を
流れるオゾン水10は、配管13を通じて上記使用点1
6へと供給される。
【0021】さらに、この形態例に係るオゾン水生成装
置にあっては、上記気液分離装置8の水槽9内の水位が
低下すると、上記水位検出器11の信号がA/D変換器
で変換されてマイクロプロセッサ(MPU)等で構成さ
れてなる制御装置(図示せず)へと送られ、該制御装置
は、上記信号に対応して上記送水管6の自動開閉弁22
を開いて水を上記配管7へと供給する。これにより、水
槽9内のオゾン水10の水位が再び上昇し、適正水位と
なった時点で、上記水位検出器11がこれを検知して上
記自動開閉弁22を閉じるので、配管7への送水は停止
されるので、水槽9内のオゾン水10の濃度を、許容範
囲の数値に保つことが可能となる。
【0022】また、この形態例では、上記ポンプ21に
おける上記気液分離槽8の水槽9とエゼクタ1とを連通
接続する還流配管23を流れる水量を、前記使用点16
におけるオゾン水10の使用量の2倍以上、好ましくは
3倍以上の水量となるように駆動制御されている。
【0023】さらに、この形態例では、送水管6を配管
7のエゼクタ出口側にできるだけ近づけた状態で連通接
続している。これは、エゼクタ1と水槽9とを連通接続
する配管7中に、上記エゼクタ1で混合されたオゾンガ
スが気泡として混在していることから、注入された水も
当然オゾンガスを吸収するため、水槽9中のオゾン水1
0のオゾン濃度の変動を小さく抑えることができるから
である。また、水の注入点を、この形態例では配管7の
エゼクタ出口側に設定したが、これは、例えば、水の注
入点をポンプ21の出口側の還流配管23に設定する
と、ポンプ21の吐出圧力が非常に強いので、送水管6
に逆圧力が加わり、水が逆流する事故が発生するのを、
確実に防止するためである。
【0024】この形態例に係るオゾン水生成装置は、以
上説明したように、使用点16に置けるオゾン水10の
使用を突然停止した場合であっても、生成されたオゾン
水は全てエゼクタ1から水槽9を経て再びエゼクタ1へ
と循環し、エゼクタ1ではその都度オゾンガスを水に吸
収させるため、循環オゾン水の濃度は上昇するが、予め
吸引されるオゾンガスの濃度と量をオゾン発生装置18
に対して設定しておけば、オゾン水の供給停止期間中の
オゾン水の濃度上昇は、許容範囲内の使用に差し支えな
い程度に抑えることができる。
【0025】図2は、この発明の実施の第2形態例に係
るオゾン水生成装置の概略的な構成を示しており、この
形態例において、前記第1形態例に係るオゾン水生成装
置と異なる構成は、上記オゾン発生装置18とエゼクタ
1とを連通接続するオゾン配管20に自動開閉弁24を
介装すると共に、上記還流配管23に介装されたポンプ
21の上流側と下流側とを連通接続するバイパス配管2
5を連通接続し、該バイパス配管25には、上記還流配
管23内を流れるオゾン水10のオゾン濃度を計測する
計測器26を介装し、上記自動開閉弁24は、上記計測
器26で計測されたオゾン濃度が一定となるように、上
記計測器26に接続された制御装置を介して開閉制御さ
れるように構成した他は、他の構成・作用は第1形態例
に係るオゾン水生成装置と全く同様であるので、図面に
は第1形態例で用いた符号と同一の符号を付して、その
詳細な説明をここでは省略する。
【0026】前記したように、オゾン発生装置18で
は、通常、酸素を原料として放電でオゾンを発生させる
が、一旦放電を停止すると、放電部の温度が下がってし
まうため、次に放電を再開したとしても、温度や放電電
流が安定するまでの立上り時間として、数分から数十分
を要するのに対して、本形態例では、原料ガスの供給を
停止して放電を続行させたとしても、放電部で発生する
オゾンは、該放電部に閉じ込められるため、放電による
オゾンの生成と、放電により分解して酸素となる工程が
繰り返されるのみであり、オゾンガスには大きな変化が
生じない。従って、上記自動開閉弁24を開閉しても、
オゾン発生装置18から供出されるオゾンガスの濃度に
変化は殆どなく、その結果、循環するオゾン水10のオ
ゾン濃度を一定に保つことができる。
【0027】尚、上記形態例では、この発明をオゾン水
生成装置に適用した場合を例にとり説明したが、この発
明はこれに限定されるものではなく、オゾン水生成以外
の二酸化炭素や窒素、酸素、空気、アンモニア、塩素そ
の他の水溶性ガスを溶解させる装置として用いることも
できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、オゾン
水が不用のときでも、オゾン水を廃棄することなく、常
に一定濃度のオゾン水を自動的に安定供給することがで
きる。
【0029】また、請求項2に記載の発明によれば、水
槽に直接液体を注入すると、水槽内の気体溶解液体中の
気体濃度の変動が大きくなるのに対して、エゼクタの出
口側にできるだけ近づけて液体を注入することで、エゼ
クタと水槽とを連通接続する配管中に、上記エゼクタで
混合された気体が気泡として混在しているので、注入さ
れた液体も気体を吸収するため、水槽中の気体溶解液体
の気体濃度の変動を小さく抑えることができる。水槽に
直接液体を注入すると、水槽内の気体溶解液体中の気体
濃度の変動が大きくなるのに対して、エゼクタの出口側
にできるだけ近づけて液体を注入することで、エゼクタ
と水槽とを連通接続する配管中に、上記エゼクタで混合
された気体が気泡として混在しているので、注入された
液体も気体を吸収するため、水槽中の気体溶解液体の気
体濃度の変動を小さく抑えることができる。
【0030】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記気液分離槽に配設された水位検出器により気液分離槽
の水位を検出して送液配管に介設された自動開閉弁を開
閉制御するように構成されているので、循環流路を流れ
る液体量を、水位を基準として一定液量となるように自
動調整することができ、気体溶融液体の気体濃度の変動
を低く抑えることができる。
【0031】請求項4に記載の発明によれば、ポンプの
能力は、エゼクタに循環して流れる液体の流量を、使用
点に間欠的に流れる水量の2倍以上、好ましくは3倍以
上の能力と循環流路の圧力損失を賄える能力を有してい
ればよいため、それ程大容量のポンプを介装させる必要
もなく、設備コストを低く抑えることができる。
【0032】また、請求項5に記載の発明によれば、気
体溶融液体中の気体濃度を計測し、この気体濃度測定値
に基づいて送気配管に介装された自動開閉弁の開閉をコ
ントロールするように構成したので、エゼクタで吸引さ
れる気体量をコントロールすることによって気体溶融液
体中の気体濃度を一定濃度に制御することができる。
【0033】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
この発明に係る気液溶解装置をオゾン水生成装置として
用いることで、間欠的にオゾン水を必要とする場合であ
っても、オゾン水を廃棄することなく、一定濃度のオゾ
ン水を必要な量だけ使用することができ、資源の無駄を
省くことができる。
【0034】また、請求項7に記載の発明によれば、こ
の発明に係る気液溶解装置を、オゾン水生成以外の二酸
化炭素や窒素、酸素、空気、アンモニア、塩素その他の
水溶性ガスを溶解させる装置として用いることで、オゾ
ン水生成設備における効果と同様の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態例に係るオゾン水生
成装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の第2形態例に係るオゾン水生
成装置の概略的な構成を示す説明図である。
【図3】エゼクタ方式の気液溶解システムを説明する原
理説明図である。
【図4】従来のオゾン水生成装置の概略的な構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 エゼクタ 6 送水管 7,13 配管 8 気液分離装置 9 水槽 10 オゾン水 11 水位検出器 14,22,24 自動開閉弁 16 使用点 18 オゾン発生装置 20 オゾン配管 21 ポンプ 23 還流配管 25 バイパス配管 26 濃度計測器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 浩 東京都大田区東蒲田1丁目23番10号 株式 会社石森製作所内 Fターム(参考) 4G035 AA02 AB20 AE13 4G037 BA01 BB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エゼクタに気体と液体とを送って混合さ
    せた後、この気体溶解液体を気液分離槽で貯留し、該気
    液分離槽で気体溶解液体中の非溶解余剰気体を分離した
    後、上記気体溶解液体を所要の使用点へと送るように構
    成されてなる気液溶解装置において、上記気液分離槽と
    エゼクタとを還流配管によって連通接続し、該還流配管
    にはポンプを介装すると共に、該還流配管のポンプ介装
    点よりも下流側に、上記気体溶解液体を使用点へと送る
    送液配管を連通接続したことを特徴とする気液溶解装
    置。
  2. 【請求項2】 前記液体をエゼクタに送液する送液配管
    は、前記エゼクタの出口側配管に可及的に近い部分に連
    通接続されていることを特徴とする請求項1に記載の気
    液溶解装置。
  3. 【請求項3】 前記送液配管には自動開閉弁を介装する
    と共に、前記気液分離槽には水位検出器を配設し、該水
    位検出器は、気液分離槽の検出水位に対応させて自動開
    閉弁を開閉することを特徴とする請求項1又は請求項2
    のいずれかに記載の気液溶解装置。
  4. 【請求項4】 前記ポンプは、前記気液分離槽とエゼク
    タとを連通接続する還流配管の流量を、前記使用点にお
    ける気体溶解液体の使用量の2倍以上、好ましくは3倍
    以上の水量となるように駆動制御されることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の気液溶解装
    置。
  5. 【請求項5】 前記還流配管にはバイパス配管を連通接
    続し、該バイパス配管には、上記還流配管内を流れる気
    体溶解液体中の成分濃度を計測する手段を介装すると共
    に、前記エゼクタに気体を送る送気配管には自動開閉弁
    を介装し、該自動開閉弁は、上記計測手段で計測された
    成分濃度が一定となるように、上記計測手段に接続され
    た制御装置を介して開閉制御されることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の気液溶解装置。
  6. 【請求項6】 前記気体は、オゾンであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の気液溶解
    装置。
  7. 【請求項7】 前記気体は、二酸化炭素その他の水溶性
    ガスであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載の気液溶解装置。
JP2000136128A 2000-05-09 2000-05-09 気液溶解装置 Pending JP2001314739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136128A JP2001314739A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 気液溶解装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136128A JP2001314739A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 気液溶解装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001314739A true JP2001314739A (ja) 2001-11-13

Family

ID=18644118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136128A Pending JP2001314739A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 気液溶解装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001314739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095878A (ja) * 2003-08-25 2005-04-14 Matsushita Electric Works Ltd 気液溶解タンク
JP2018153727A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 住友精密工業株式会社 オゾン水供給システム
JP2020065988A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 リオウ、フエイ タルングLiou, Huei Tarng ダブルミキサーを備えた気体溶解システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095878A (ja) * 2003-08-25 2005-04-14 Matsushita Electric Works Ltd 気液溶解タンク
JP4581556B2 (ja) * 2003-08-25 2010-11-17 パナソニック電工株式会社 気液溶解タンク
JP2018153727A (ja) * 2017-03-15 2018-10-04 住友精密工業株式会社 オゾン水供給システム
JP7041466B2 (ja) 2017-03-15 2022-03-24 住友精密工業株式会社 オゾン水供給システム
JP2020065988A (ja) * 2018-10-26 2020-04-30 リオウ、フエイ タルングLiou, Huei Tarng ダブルミキサーを備えた気体溶解システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0173996B1 (ko) 기액용해 혼합방법 및 장치
JP4916496B2 (ja) 流体混合装置
JP2007278003A (ja) 下水圧送管路系の浄化処理方法および装置
JPH1094722A (ja) 微細泡沫供給装置
JP4293829B2 (ja) オゾン水供給装置と流体混合装置
JP2792016B2 (ja) 気液溶解混合装置
JP2722373B2 (ja) 微細泡沫製造方法及び製造装置
JP2004261314A (ja) 微細気泡発生装置と微細気泡発生システム
JP2009195882A (ja) 水素還元水の製造方法
JP2001314739A (ja) 気液溶解装置
JP2003245533A (ja) 超微細気泡発生装置
CN114272776A (zh) 气体溶解液供给装置及由气体溶解液供给装置执行的方法
JPH10244138A (ja) 気液溶解混合方法と装置
JP6393152B2 (ja) 微細気泡発生装置
CN108854611B (zh) 微气泡水产生装置及该装置的控制方法
US20010009238A1 (en) Water resistivity control system
CN108854613B (zh) 微气泡水生成装置及其控制方法
JP2005000882A (ja) マイクロバブル発生装置
JPH06269651A (ja) 気液加圧混合装置とこれを用いた廃液等の処理装置
JP2005161174A (ja) 気体溶解方法及び気体溶解装置
JPH0647068B2 (ja) 異種流体接触混合溶解量調節装置
JP2006167613A (ja) ガス吸収装置
JP7041466B2 (ja) オゾン水供給システム
KR200208109Y1 (ko) 오존수 생성장치
JP3738440B2 (ja) 気泡発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070327

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100112