JP2001313942A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP2001313942A
JP2001313942A JP2000127753A JP2000127753A JP2001313942A JP 2001313942 A JP2001313942 A JP 2001313942A JP 2000127753 A JP2000127753 A JP 2000127753A JP 2000127753 A JP2000127753 A JP 2000127753A JP 2001313942 A JP2001313942 A JP 2001313942A
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JP2000127753A
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Takeshi Yamazaki
健史 山崎
Yuichi Sato
雄一 佐藤
Hideyuki Fujiwara
英之 藤原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回スキャンで単一原稿の高画質データを
伝送できる際に、画質を劣化させずに、かつ効率良くデ
ータ伝送する。 【解決手段】 所定解像度で原稿を読み取り第1画像デ
ータを得る第1読み取りステップと、第1画像データを
プレビュー用の画像として伝送する第1伝送ステップ
と、原稿の一部領域を指定する領域指定情報を入力する
入力ステップと、原稿の一部領域に相当し、かつ第1読
み取りステップにおいて読み取った画素位置とは異なる
画素位置を所定の解像度で読み取り第2画像データを得
る第2読み取りステップと、第1、第2画像データに基
づき前記一部領域に相当し所定の解像度より高解像度な
第3の画像データを生成する生成ステップと、第3画像
データを周波数成分に変換し、高周波成分に相当する一
部係数のみを伝送する第2伝送ステップを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数回の原稿読み
取りによって単一原稿を表す画像データを効率良く伝送
するための画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿をスキャナ等で読み取り、読
み取った1画面分の画像を一旦圧縮した後に別の画像処
理部或いは外部機器へ圧縮データを出力することが行わ
れている。
【0003】具体的な上記圧縮方式としては例えば国際
標準方式であるJPEG等が知られている。この方式で
は元の画像データを離散コサイン変換し、得られた周波
数成分を量子化し、各量子化値をジグザグスキャンした
後にハフマン符号化することにより効率良く画像データ
量を圧縮するものである。
【0004】また従来、スキャナ等では原稿をプリスキ
ャンすることにより得られた低画質な画像をプレビュー
用の画像として外部機器に伝送し、これを外部機器にて
表示させた後、この表示に基づいて実際に高画質で読み
込ませたい領域を操作者が指定し、スキャナは指定され
た領域を再度高画質な画像を得られるだけの処理/時間
を掛けて読み取ることが知られている。
【0005】また近年、同一原稿の読み取り位置を1/
n画素分ずらして複数回読み取り、ここで得られた複数
個の画像データから上記原稿を表す高画質な画像データ
を形成することのできるスキャナが開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、スキャナ等で生
成される画像データを効率良く相手先に伝送する手順或
いは伝送されるデータ形式は確立されていなかった。
【0007】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
であり、複数回の原稿読み取りの後に単一原稿を表す高
画質な画像データを伝送できる場合において、上記原稿
を表す画像データの画質を劣化させずに、かつ効率良く
データ伝送することを目的とする。
【0008】具体的には、原稿の一部領域を指定するた
めのプレビュー用の画像を早期に伝送すると共に、プレ
ビューに基づく指定領域に相当する高画質な画像も追っ
て効率良く伝送することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明によれば、所定の解像度で原稿を読み取り第1
画像データを得る第1読み取りステップ(例えば本実施
の形態では読取部1の1回目の原稿読み取りに相当)
と、前記第1画像データをプレビュー用の画像として伝
送する第1伝送ステップ(同じく1回目で読み取られた
画像データに相当する符号化データを伝送することに相
当)と、前記原稿の一部領域を指定する領域指定情報を
入力する入力ステップと、前記原稿における前記一部領
域に相当し、かつ前記第1読み取りステップにおいて読
み取った画素位置とは異なる画素位置(同じくP/2だ
けずらした原稿位置に相当)を前記所定の解像度で読み
取り第2画像データを得る第2読み取りステップ(同じ
く2回目の原稿読み取りに相当)と、前記第1及び第2
画像データに基づいて、前記一部領域に相当し前記所定
の解像度より高解像度である第3の画像データを生成す
る生成ステップ(同じく画素補間部2の画素補間に相
当)と、前記第3画像データを周波数成分に変換し、得
られた変換係数のうち高周波成分に相当する一部の変換
係数のみを伝送する第2伝送ステップ(同じく符号化部
3により一部の高周波成分HL1、HH1、LH1に相
当する符号化データのみを伝送することに相当)を有す
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)まず本発明
に適用可能な画像処理装置の構成を示す。
【0011】図1に示される1000はスキャナ機能を
備えた画像処理装置、例えば複写機或いはスキャナその
ものである。同図において、1は原稿を複数回読み取る
ことにより一定の解像度の画像データを複数回出力する
ことのできる読取部である。2は読取部1から2画面分
に分割して出力される画像データを用いて高解像度の画
像データを生成するための画素補間を行う画素補間部で
ある。3、4は入力される実空間上の画像データを原稿
を所定領域に分割したブロック毎に公知の離散ウェーブ
レット変換を用いて周波数成分に変換し、更に量子化し
た後にエントロピー符号化を行う符号化部である。5は
符号化部3又は4で符号化されたデータを外部機器に伝
送することのできる伝送部である。また、6は外部機器
から後述する2回目の読み取り領域の指示等を受け付け
る受信部である。
【0012】次に、図1における動作の流れを簡単に説
明する。
【0013】まず読取部1において1回目の原稿読み取
りが行われる。ここで読み取られた比較的低解像度な画
像データは切り替えスイッチ50を介してデータ線51
に出力される。このデータは画素補間部2の内部バッフ
ァに保存されると共に、符号化部4にも入力される。
【0014】符号化部4では、入力された比較的低解像
度な1画面分の画像データを、原稿を所定数に分割した
ブロック毎に離散ウェーブレット変換した後、各変換係
数(周波数成分)にスカラ量子化を行い、更にこれら量
子化値に算術符号化等のエントロピー符号化を施す。
【0015】この様子を図12に示す。図12において
1回目の原稿読み取りにより4n×6n画素が得られた
とすると、符号化部4では4×6=24個のブロック
(n×n画素)毎に離散ウェーブレット変換が行われ
る。図中『指定領域』については後述する。
【0016】なお符号化部4で最終的に得られた符号化
データは切り替えスイッチ53を介して伝送部5に入力
される。
【0017】伝送部5は上記符号化部4で得られた低解
像度の画像データをプレビュー用の画像データとして、
図11に示す様な外部機器に伝送する。
【0018】図11は上記外部機器の簡単な構成を示し
たものである。上記プレビュー用の画像データは、外部
機器1100が備える受信部1101により受信され
る。次に復号化部1102により符号化時と逆の手順に
より復号化され、得られた低解像度の画像が内部の表示
機器1105に表示される。
【0019】ユーザは表示機器1105上のプレビュー
画像を見ながら、所望の画像部分として図11(図1
2)中の『指定領域』を指定する。この指定は不図示の
ポインティングデバイスにより行われる。CPU110
4は不図示の制御バス等により上記各機器の動作を監視
/制御する。このCPU1104の制御により、ユーザ
に指定された『指定領域』を示す指示情報は、伝送部1
103を介して図1の受信部6に伝送される。
【0020】図1における受信部6では、上記指示情報
に基づいて、読取部1による2回目の読み取り領域を制
御する。なお、この制御は装置1000内に備える不図
示のCPUを介して行っても良い。
【0021】次に読取部1は1回目に読み取られた同一
原稿の一部領域(『指定領域』)に対してのみ2回目の
読み取りを行う。
【0022】また2回目の読み取りは、1回目の読み取
り画素位置とはずらした画素位置を読み取ることにより
行われる。この読取部1が行う1回目と2回目の原稿の
読み取り画素位置のずらし方については後述する。
【0023】読取部1で2回目に読み取られた『指定領
域』に相当する画像データは、切り替えスイッチ50を
介してデータ線52に出力され、画素補間部2に入力さ
れる。
【0024】画素補間部2では、後述する補間方法によ
り2回分の読み取り原稿を用いて高解像度画像データを
生成する。生成された画像データは符号化部3へ出力さ
れる。なお、この補間において、『指定領域』に関わら
ない領域の1回目の読み取りで得られた画像データは削
除しても良い。
【0025】符号化部3では、原稿の『指定領域』を再
生する為に必要な、符号化部4で先に符号化された低解
像度な画像データを補間する為の符号化データのみを生
成する。
【0026】即ち、本発明では、符号化部3で離散ウェ
ーブレット変換して得られる低周波成分は、既に符号化
部4で生成されて伝送部5から伝送された符号化データ
と同一のものと考え、必要な高周波成分に相当する符号
化データのみを出力する。また、この高周波成分は『指
定領域』に相当するもののみとする。
【0027】なお符号化部3の符号化方式は基本的に符
号化部4と同様であるが詳細は後述する。
【0028】伝送部5は符号化部3から入力された補間
的な符号化データを、先に伝送した符号化部4からの符
号化データと共に復号化されるべき符号化データとして
外部機器1100に伝送する。
【0029】以下各ブロックについて詳細に説明してゆ
く。
【0030】図2(a)、(b)は読取部1の構成を示
したものであり、いわゆるフラットベット型スキャナで
ある。
【0031】同図(a)は上面図、同図(b)は側面図
である。Dは原稿台ガラス100上に置かれた読み取り
原稿でこれを光源101によって照射した反射光をミラ
ー102、103、104によって折り返し、レンズ1
05によってCCD106を固定設置した読み取りユニ
ット107を原稿台ガラス100に平行に同図中左から
右に移動して読み取ることにより原稿D全体を読み取
り、CCD106から1画面分の画像データを得る。よ
ってこの場合では主走査方向、副走査方向は同図の矢印
方向となる。
【0032】次に図3(a)、(b)はCCD106の
構成を簡単に示したものである。図3(a)において2
01−a、b、c、d・・・は、光電変換画素列201
−a、b、c、d・・・で光電変換された電荷を移送す
る移送ゲート、203は移送された電荷を順次転送する
転送部、204は転送された電荷をライン上に出力信号
として読み出す出力回路である。図3(b)は、同図
(a)の光電変換画素201−a、b部を拡大して示し
たものである。
【0033】上述した様に原稿Dは主走査方向にライン
状に照明され、光学レンズ等を通して光電変換画素列2
01−a、b、c、d・・・上に結像した光学像が図3
(b)に示す副走査方向に所定速度で移動する。
【0034】結像画像が図3(b)に示す位置Aから位
置Bに移動する所定期間に出力回路204から読み出さ
れる。以下これが繰り返されて、周期的な線順次信号、
いわゆる主走査ライン信号が得られる。
【0035】一般には図3(b)に示す様に、距離AB
(及びBC)は主走査方向の光電変換画素ピッチPに等
しく設定され、主走査方向、副走査方向とも等しい読み
取り解像度になる様にしている。
【0036】なお、本実施の形態では読み取り解像度を
通常の2倍にする為に、同一原稿に対してCCD106
をずらしながら2回に分けて読み取る構成を備えてい
る。具体的には、CCD106が原稿の読み取る主/副
走査方向の位置を互いの読み取り時においてピッチPの
1/2ずつずらす。
【0037】図4(a)は読取部1を原稿台側から見た
様子を示す図である。図4(b)、(c)は同図(a)
を更に拡大した図である。
【0038】図4(a)において11はガラス板等の光
学部材であり、本実施の形態では結像レンズ105とC
CD106の光路内に挿入されている。読取部1のガラ
ス板11以外の構成は図2に示されているものと同じで
ある。次にガラス板11は光軸に対して所定の範囲で傾
斜角が変更できる様になっている。この変更動作は上述
した主走査方向の1/2ずつずらす為に必要な動作であ
る。
【0039】上記構成において、まず、第1回目の読み
取り時には図3(b)に示す様にガラス板11は光軸方
向に垂直(初期状態)に支持し、この状態で原稿の読み
取りが行われる。
【0040】続いて2回目の読み取り時には図1(c)
に示す様にガラス板11を少しだけ傾けることにより、
光軸をCCD16上の画素ピッチPの1/2だけずらす
様に支持し、この状態で原稿の読み取りが行われる。ガ
ラス板11の傾きはガラス板11の厚みと屈折率から光
軸のずれ量がP/2となる様に決定すれば良い。
【0041】以上の切り替え処理により2回の原稿読み
取りにより主走査方向の解像度を上昇させることができ
る。一方、副走査方向に対するずらし方(解像度を上昇
させる方法)は、原稿読み取りの開始位置を互いの読み
取り回数で画素ピッチPの1/2ずらすことにより行わ
れる。
【0042】次に、画素補間部2における動作について
説明する。
【0043】上述した読取部1の動作により、同一画像
の互いに異なる画素位置を読み取った通常の解像度の画
像データを2つ得ることになるが、画素補間部2ではこ
の2つの画像データを用いて、2×2倍のサイズの画像
データ即ち2倍の解像度の画像データを生成する。
【0044】具体例を挙げて説明する。図5に示す様に
1回目の原稿読み取りにより得られる画素データ(1回
目の原稿読み取りの際に内部バッファに格納済のデー
タ)がA,B,Cの画素位置を表すものと考えると、2
回目の原稿読み取りにより得られる画素がD,E,F,
Gの画素位置を表すものと考えられる。よって、2回の
原稿読み取りで得られた通常の解像度の画像データから
完全な2倍の解像度の画像データを得るためにH,I等
の画素位置に存在するべき画素の値を補間する。具体的
に図中Hの画素を表す画素データとしてA,B,D,F
の画素値の平均値を生成し、Iの画素データとしては
B,C,E,Gの画素値の平均値を生成する。同様にし
て必要な画素データを補間することにより2倍の解像度
を表す1画面分の画像データを再構成する。この再構成
された画像データは原稿の各読み取り時に得られる画像
の2×2倍のサイズの画像データである。
【0045】なお上述したが、上記補間処理は、1回目
の読み取りで得られた画像データの『指定領域』(2n
×2n画素)に相当する部分と、2回目の『指定領域』
(2n×2n画素)のみの読み取りで得られた画像デー
タとを用いて行う。従って、補間後は4n×4n画素の
画像データが発生することになるが、符号化部3及び4
共に、図11に示される各ブロック毎に符号化されるこ
ととする。即ち、符号化部3は2n×2n画素のブロッ
ク毎に、符号化部4はn×n画素のブロック毎に離散ウ
ェーブレット変換等が施される。
【0046】次に符号化部4の符号化動作について説明
する。
【0047】図6は符号化部4の内部構成を示す図であ
る。入力された画像データは上記各ブロック(n×n画
素)毎に離散ウェーブレット変換部600により離散ウ
ェーブレット変換され、所定数の異なる周波数成分(以
降サブバンドとする)に属する一連の変換係数に分割さ
れる。離散ウェーブレット変換の方法は公知であるので
詳細な説明は省略するが、例えば入力画像の水平、垂直
の各方向について図8の様に低域通過フィルタH0及び
高域通過フィルタH1を並列に施し、更にサブサンプリ
ングすることにより元の画像と同サイズの複数の周波数
成分を得る。この離散ウェーブレット変換後に得られる
複数のサブバンドからなる変換係数の様子を図7に示
す。
【0048】図7の変換係数は、1回目の原稿読み取り
により得られた画像(24ブロックの夫々)を離散ウェ
ーブレット変換して得られた係数群であり、サブバンド
HL2、HH2、LH2のそれぞれは元の入力画像の最
も高周波成分を表現する変換係数を含んでいる。続いて
LL、HL3、HH3、LH3が本実施の形態で一番低
い周波数成分を表現する変換係数を含んでいる。特にL
Lは元の画像の縮小画像を表現する変換係数から構成さ
れるサブバンドである。符号化部4では、このサブバン
ドの階層まで離散ウェーブレット変換する。
【0049】ここで得られた各サブバンドに含まれる各
変換係数は、図6の量子化部601によって所定の量子
化ステップで量子化される。続いてエントロピー符号化
器602は、入力される各量子化から構成される1画面
分のデータを最上位ビットから最下位ビットまでのビッ
トプレーンに分解してビットプレーン毎に算術符号化等
のエントロピー符号化を施す。
【0050】この様にして得られた符号化データは、後
段の伝送部5に出力される。
【0051】次に符号化部3の符号化動作について説明
する。
【0052】符号化部3は先に説明した符号化部4と符
号化の方式の大半は同じである。異なる点としては、離
散ウェーブレット変換等の符号化単位が2×2倍の解像
度であること、及び後段の伝送部5に一部の高周波成分
しか出力しないことが挙げられる。また、原稿1画面分
ではなく、『指定領域』(4ブロック分)に相当する画
像データのみ符号化する点でも異なる。
【0053】符号化部3の内部構成は上述した図6と同
様である。符号化部3にて各ブロックを離散ウェーブレ
ット変換後に得られる変換係数の様子を図9に示す。
【0054】図9の変換係数は、画素補間部2で得られ
た高解像度の画像データを離散ウェーブレット変換した
係数群であり、図7に示す変換係数群の2×2倍のサイ
ズ(2n×2n)になっている。ここでは、サブバンド
HL1、HH1、LH1のそれぞれが元の入力画像の最
も高周波成分を表現する変換係数を含んでいる。続いて
HL2、HH2、LH2が次に低い周波数成分を表現す
る変換係数を含み、LL、HL3、HH3、LH3が更
に低い周波数成分を表現する変換係数を含んでいる。
【0055】なお、上記符号化部3の説明では、図7と
の比較説明のために、符号化部4よりも1つ多いサブバ
ンド階層まで離散ウェーブレット変換を実行するものと
して説明したが、本発明はこれに限らない。即ち、後述
する様に、符号化部3で実質的に生成、出力されるのは
LH1、HL1、LH1であるから、符号化部3におけ
る離散ウェーブレット変換の階層数は1回までで構わな
い。この様にすれば無駄なウェーブレット変換を行わず
に済む。
【0056】なお、ウェーブレット変換の性質上、図9
のLL、HL3、HH3、LH3、HL2、HH2、L
H2の値は、図7に示すLL、HL3、HH3、LH
3、HL2、HH2、LH2の値と実質的には大きく変
わらないことが知られている。
【0057】言い換えれば、この高周波成分に相当する
サブバンドHL1、HH1、LH1に相当する符号化デ
ータは、図7の変換係数群を符号化したデータに更なる
高周波成分と補うデータとして考えることも可能であ
る。
【0058】本実施の形態ではこの点も考慮して、符号
化部3から後段の伝送部5に出力する符号化データを、
サブバンドHL1、HH1、LH1に相当する符号化デ
ータのみとする。即ち、図9の変換係数群の内、サブバ
ンドHL1、HH1、LH1に相当する変換係数群のみ
を抽出して量子化し、更にビットプレーン毎にエントロ
ピー符号化することにより所望の符号化データを得る。
そして後段の伝送部5からこの符号化データのみを伝送
する。
【0059】以上の様に動作することにより、通常の2
倍の読み取り解像度に相当する符号化データを伝送する
ことが可能である。
【0060】特に同一原稿を読み取り画素位置をずらし
て2回読み取ることにより高解像度の画像を生成可能な
本装置において、1回目で得られる画像データをプレビ
ュー用の画像として伝送すると共に、このプレビューに
基づいてユーザが指定した領域のみを2回目の読み取り
により読み取り、更に『指定領域』に相当する1回目と
2回目の読み取り画像を用いて高解像度画像を画素補間
により生成すると共に、この高解像度画像の高周波成分
のみを符号化、伝送することにより、原稿の指定領域を
再生する為の無駄な伝送は極力行わないで済む。
【0061】(第2の実施の形態)なお、上記実施の形
態において、第1回目の原稿読み取りにより得られた画
像データはウェーブレット変換を施した後、量子化、エ
ントロピー符号化し、これをプレビュー用の画像として
伝送するものとして説明したが、本発明はこれに限らな
い。例えば、プレビュー用の画像は第1回目の原稿読み
取りにより得られた画像データをウェーブレット変換し
て得られた係数群のうち、低周波成分に相当するLLの
みであるとして伝送しても構わない。なおこの場合に
は、第1回目の原稿読み取りで得られた画像データの残
りの高周波数成分は、プレビューに間に合わなくても良
いが追って伝送することとする。この様にすれば、画像
データを受信しプレビューし領域指定する側(装置)に
おいて、上記各実施の形態よりも速やかにプレビュー画
像の表示、領域指定が行える。
【0062】(第3の実施の形態)第1の実施の形態で
は、図1における符号化部3、4共にウェーブレット変
換を行っていたが、本発明はこれに限らず、符号化部4
ではウェーブレット変換を行わない様な構成にしても良
い。
【0063】即ち、符号化部4では図10(a)に示す
ように1回目の原稿読み取りによる入力画像データに対
してウェーブレット変換を施さず、この画像データをそ
のまま量子化し、ビットプレーン毎にエントロピー符号
化を行った符号化データを後段の伝送部5に出力する。
【0064】一方符号化部3では、図10(b)に示す
ような階層数で『指定領域』の画像データのみを離散ウ
ェーブレット変換し、図中HL1、HH1、LH1のサ
ブバンドに相当する変換係数のみを量子化し、ビットプ
レーン毎にエントロピー符号化を行った符号化データを
伝送部5に追って出力する様にする。
【0065】この様にしても、図10(b)のサブバン
ドLLが縮小画像/低解像度画像に相当するものである
という特徴があるので第1の実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0066】(第4の実施の形態)上記各実施の形態で
は、1回目の原稿読み取り時と2回目の原稿読み取りの
解像度が同一であり、2回目の原稿読み取り時には1回
目の原稿読み取り時に発生した画像データを用いて補間
することにより高解像度な画像データを生成し、高周波
成分LH1、HH1、HL1を生成する様にしたが、本
発明はこの様な原稿読み取りの方法に限らない。例え
ば、1回目には低解像度で原稿を読み取った後LL、L
H3、HH3、LH3、LH2、HH2、LH2(或い
は周波数変換されない画像データ)を伝送し、2回目に
1回目の2倍の高解像度で原稿を読み取ることにより、
1回目の画像では表現できない高周波成分LH1、HH
1、HL1を生成し、これら高周波成分のみを追って伝
送する様にしても上記各実施の形態と同様、複数回の原
稿読み取りによって階層的に周波数成分を伝送するとい
う効果がある。
【0067】(他の実施の形態)なお、上記各実施の形
態において、図13に示す構成のスキャナを用いても良
い。図2のスキャナと異なるのはフィルム読み取り様ア
ダプタ(以下、FAU)1301が付いていることであ
る。以下に図13の概要を示す。
【0068】図13aにおいて、FAU1301は原稿
台ガラス100の一部を照明するための照明用拡散板1
302を備え、この拡散板の副走査方向に沿って不図示
の蛍光灯が配され、蛍光灯の駆動回路すなわちインバー
タ(不図示)も備えている。これら拡散板1302と蛍
光灯により透過原稿用光源を構成している。
【0069】ここで、13bはFAU1301を原稿台
側から見た図である。またFAU1301はヒンジ13
03によりスキャナ本体に対して回動自在に取り付けら
れている。インバータには本体の回路部より不図示のケ
ーブルにより電源供給がなされ、電源供給の有無で点灯
制御される。
【0070】また、FAU1301により35mmフィ
ルム1304が読み取られる場合には、読み取りユニッ
ト107の光源101は点灯しないよう制御される。
今、図13aでは後述のフィルムホルダは説明の便宜上
図示していない。
【0071】操作者により、35mmフィルム原稿読み
取りが指定されると、スキャナの制御部(不図示)が、
前述の蛍光灯を点灯し、読み取りユニット107は拡散
板1302の真下に移動し、図13cにあるフィルムホ
ルダ1305のシェーディング用窓1306においてシ
ェーディングデータを作成する。その後、読み取りユニ
ット107は、1307の読み取り用窓の下に移動し、
35mmフィルムを読み取る。
【0072】前述の実施の形態の様に、画素ずらしを行
って2回の原稿スキャンで高解像度画像を作成すること
ができ、1回目のスキャンによりプレビュー用の画像デ
ータとすることは同様である。シェーディング窓は35
mmフィルムの載置位置は予めスキャナのホームポジシ
ョンからの位置で一義的に決めておくことができる。図
14にフィルムホルダの斜視図を示す。
【0073】この様な35mmフィルム画像は、画像サ
イズが大きくないので、例えば600dpiの画像を読
み取った場合でも領域指定を行う前の画像データ、すな
わち第1回目のスキャンによる画像データのサイズが大
きすぎることが無く、1回目のスキャンから2回目のス
キャン画像の合成により得られる高解像度画像の最終的
なホストでの表示までの転送効率に関して本発明を適用
した場合に非常に効果が大きい。なお本発明は、必ずし
も35mmフィルムに限定されず、いわゆる4×5(in
ch)フィルム等でも原稿台全面に比べると第1回目のス
キャン領域が小さいので本発明の効果が大きいことは同
様である。
【0074】(変形例)また、本発明は、複数の機器
(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リ
ーダ、プリンタ等)から構成されるシステムの1部とし
て適用しても、1つの機器(たとえば複写機、ファクシ
ミリ装置)からなる装置の1部に適用してもよい。
【0075】また、本発明は上記実施の形態を実現する
ための装置及び方法のみに限定されるものではなく、上
記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはMP
U)に、上記実施の形態を実現するためのソフトウエア
のプログラムコードを供給し、このプログラムコードに
従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記
各種デバイスを動作させることにより上記実施の形態を
実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0076】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が上記実施の形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラ
ムコードをコンピュータに供給するための手段、具体的
には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
の範疇に含まれる。
【0077】この様なプログラムコードを格納する記憶
媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD
-ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0078】また、上記コンピュータが、供給されたプ
ログラムコードのみに従って各種デバイスを制御するこ
とにより、上記実施の形態の機能が実現される場合だけ
ではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼
働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他
のアプリケーションソフト等と共同して上記実施の形態
が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明
の範疇に含まれる。
【0079】更に、この供給されたプログラムコード
が、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって上記実施
の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、複数
回の原稿読み取りの後に単一原稿を表す高画質な画像デ
ータを伝送できる場合において、上記原稿を表す画像デ
ータの画質を劣化させずに、かつ効率良くデータ伝送で
きる。特に、原稿の一部領域を指定するためのプレビュ
ー用の画像を早期に伝送すると共に、プレビューに基づ
く指定領域に相当する高画質な画像も追って効率良く伝
送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各実施の形態に適用可能な全体ブロック図
【図2】読取部1の構成図
【図3】読取部1の内部を示す詳細図
【図4】原稿の読み取り画素位置をずらす制御を説明す
る図
【図5】画素補間部2の画素補間方法を示す図
【図6】符号化部3或いは4の内部構成図
【図7】第1の実施の形態における符号化部4の符号化
動作を説明する図
【図8】離散ウェーブレット変換を説明する図
【図9】第1の実施の形態における符号化部3の符号化
動作を説明する図
【図10】第2の実施の形態における符号化部3、4の
符号化動作を説明する図
【図11】プレビュー表示が可能な外部機器の様子を示
す図
【図12】原稿に対する符号化単位(ブロック)の分割
方法を示す図
【図13】他の実施の形態の一例となるスキャナ構成図
【図14】フィルムホルダの概観図
【符号の説明】
1 読取部 2 画素補間部 3 符号化部 4 符号化部 5 伝送部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 BA17 BA19 BA24 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CC03 CD06 CG01 CH08 CH18 DA17 5C059 LB15 MA01 MA24 MA32 MC11 MC38 ME11 PP01 RE07 UA02 UA06 5C076 AA02 AA21 AA22 BA01 BA05 BB04 BB32 CA02 5C078 BA42 BA64 CA31 DA00 DA01 DA02 DA22 EA01 9A001 EE04 EE05 HH27 HH28

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の解像度で原稿を読み取り第1画像
    データを得る第1読み取りステップと、 前記第1画像データをプレビュー用の画像として伝送す
    る第1伝送ステップと、 前記原稿の一部領域を指定する領域指定情報を入力する
    入力ステップと、 前記原稿における前記一部領域に相当し、かつ前記第1
    読み取りステップにおいて読み取った画素位置とは異な
    る画素位置を前記所定の解像度で読み取り第2画像デー
    タを得る第2読み取りステップと、 前記第1及び第2画像データに基づいて、前記一部領域
    に相当し前記所定の解像度より高解像度である第3の画
    像データを生成する生成ステップと、 前記第3画像データを周波数成分に変換し、得られた変
    換係数のうち高周波成分に相当する一部の変換係数のみ
    を伝送する第2伝送ステップを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記周波数成分への変換は、離散ウェー
    ブレット変換であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理方法。
  3. 【請求項3】 更に前記第1画像データを所定の保持手
    段に一旦保持し、前記生成ステップでは前記保持された
    第1画像データを使用することを特徴とする請求項1に
    記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記第1伝送ステップでは、前記第1画
    像データを周波数成分に変換し、得られた変換係数を量
    子化し、該量子化値をエントロピー符号化した後伝送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記第2伝送ステップでは、前記第3画
    像データを周波数成分に変換し、得られた変換係数のう
    ち高周波成分に相当する一部の変換係数のみを量子化
    し、該量子化値をエントロピー符号化した後伝送するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記3画像データの解像度は、前記所定
    の解像度の2倍の解像度であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記生成ステップには、前記第1及び第
    2の画像データに基づいて前記第3画像データに含まれ
    るべき画素データを補間する補間ステップを含むことを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記第3画像データは前記第1画像デー
    タの2倍の解像度を有する画像データであり、前記第2
    伝送ステップにおいて伝送される一部の変換係数は、前
    記第1の画像データでは表現不可能な前記第3画像デー
    タの高周波成分を表現する変換係数であることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 読み取り手段、伝送手段、入力手段、生
    成手段を備える画像処理装置であって、 前記読み取り手段は、所定の解像度で原稿を読み取り第
    1画像データを得、 前記伝送手段は、前記第1画像データをプレビュー用の
    画像として伝送し、 前記入力手段は、前記原稿の一部領域を指定する領域指
    定情報を入力し、 前記読み取り手段は、前記原稿における前記一部領域に
    相当し、かつ前記第1読み取りステップにおいて読み取
    った画素位置とは異なる画素位置を前記所定の解像度で
    読み取り第2画像データを得、 前記生成手段は、前記第1及び第2画像データに基づい
    て、前記一部領域に相当し前記所定の解像度より高解像
    度である第3の画像データを生成し、 前記伝送手段は、前記第3画像データを周波数成分に変
    換し、得られた変換係数のうち高周波成分に相当する一
    部の変換係数のみを伝送することを特徴とする画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】 原稿を読み取り第1画像データを得る
    第1読み取りステップと、 前記第1画像データをプレビュー用の画像として伝送す
    る第1伝送ステップと、 前記原稿の一部領域を指定する領域指定情報を入力する
    入力ステップと、 前記原稿における前記一部領域を前記第1読み取りステ
    ップよりも高解像度で読み取り第2画像データを得る第
    2読み取りステップと、 前記第2画像データを周波数成分に変換し、得られた変
    換係数のうち高周波成分に相当する一部の変換係数のみ
    を伝送する第2伝送ステップを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記周波数成分への変換は、離散ウェ
    ーブレット変換であることを特徴とする請求項10に記
    載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第1伝送ステップでは、前記第1
    画像データを周波数成分に変換し、得られた変換係数を
    量子化し、該量子化値をエントロピー符号化した後伝送
    することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第2伝送ステップでは、前記第2
    画像データを周波数成分に変換し、得られた変換係数の
    うち高周波成分に相当する一部の変換係数のみを量子化
    し、該量子化値をエントロピー符号化した後伝送するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記2画像データの解像度は、前記所
    定の解像度の2倍の解像度であることを特徴とする請求
    項10に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記第2画像データは前記第1画像デ
    ータの2倍の解像度を有する画像データであり、前記第
    2伝送ステップにおいて伝送される一部の変換係数は、
    前記第1の画像データでは表現不可能な前記第2画像デ
    ータの高周波成分を表現する変換係数であることを特徴
    とする請求項10に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 読み取り手段、伝送手段、入力手段を
    備える画像処理装置であって、 前記読み取り手段は、原稿を読み取り第1画像データを
    得、 前記伝送手段は、前記第1画像データをプレビュー用の
    画像として伝送し、 前記入力手段は、前記原稿の一部領域を指定する領域指
    定情報を入力し、 前記読み取り手段は、前記原稿における前記一部領域を
    前記第1読み取りステップよりも高解像度で読み取り第
    2画像データを得、 前記伝送手段は、前記第2画像データを周波数成分に変
    換し、得られた変換係数のうち高周波成分に相当する一
    部の変換係数のみを伝送することを特徴とする画像処理
    装置。
  17. 【請求項17】 所定の解像度で原稿を読み取り第1画
    像データを得る第1読み取りステップと、 前記第1画像データの低周波成分をプレビュー用の画像
    として伝送する第1伝送ステップと、 前記原稿の一部領域を前記プレビュー用の画像に基づい
    て指定する領域指定情報を入力する入力ステップと、 前記第1画像データの高周波成分を伝送する第2伝送ス
    テップと、 前記原稿における前記一部領域に相当し、かつ前記第1
    読み取りステップにおいて読み取った画素位置とは異な
    る画素位置を前記所定の解像度で読み取り第2画像デー
    タを得る第2読み取りステップと、 前記第1及び第2画像データに基づいて、前記一部領域
    に相当し前記所定の解像度より高解像度である第3の画
    像データを生成する生成ステップと、 前記第3画像データを周波数成分に変換し、得られた変
    換係数のうち高周波成分に相当する一部の変換係数のみ
    を伝送する第3伝送ステップを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  18. 【請求項18】 読み取り手段、伝送手段、入力手段、
    生成手段を備える画像処理装置であって、 前記読み取り手段は、所定の解像度で原稿を読み取り第
    1画像データを得、 前記伝送手段は、前記第1画像データの低周波成分をプ
    レビュー用の画像として伝送すると共に、該第1画像デ
    ータの高周波成分を伝送し、 前記入力手段は、前記原稿の一部領域を指定する領域指
    定情報を入力し、 前記読み取り手段は、前記原稿における前記一部領域に
    相当し、かつ前記第1読み取りステップにおいて読み取
    った画素位置とは異なる画素位置を前記所定の解像度で
    読み取り第2画像データを得、 前記生成手段は、前記第1及び第2画像データに基づい
    て、前記一部領域に相当し前記所定の解像度より高解像
    度である第3の画像データを生成し、 前記伝送手段は、前記第3画像データを周波数成分に変
    換し、得られた変換係数のうち高周波成分に相当する一
    部の変換係数のみを伝送することを特徴とする画像処理
    装置。
  19. 【請求項19】 原稿を読み取り第1画像データを得る
    第1読み取りステップと、 前記第1画像データの低周波成分をプレビュー用の画像
    として伝送する第1伝送ステップと、 前記原稿の一部領域を指定する領域指定情報を入力する
    入力ステップと、 前記第1画像データの高周波成分を伝送する第2伝送ス
    テップと、 前記原稿における前記一部領域を前記第1読み取りステ
    ップよりも高解像度で読み取り第2画像データを得る第
    2読み取りステップと、 前記第2画像データを周波数成分に変換し、得られた変
    換係数のうち高周波成分に相当する一部の変換係数のみ
    を伝送する第3伝送ステップを有することを特徴とする
    画像処理方法。
  20. 【請求項20】 読み取り手段、伝送手段、入力手段を
    備える画像処理装置であって、 前記読み取り手段は、原稿を読み取り第1画像データを
    得、 前記伝送手段は、、前記第1画像データの低周波成分を
    プレビュー用の画像として伝送すると共に、該第1画像
    データの高周波成分を伝送し、 前記入力手段は、前記原稿の一部領域を指定する領域指
    定情報を入力し、 前記読み取り手段は、前記原稿における前記一部領域を
    前記第1読み取りステップよりも高解像度で読み取り第
    2画像データを得、 前記伝送手段は、前記第2画像データを周波数成分に変
    換し、得られた変換係数のうち高周波成分に相当する一
    部の変換係数のみを伝送することを特徴とする画像処理
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011228974A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 画像符号化装置、画像復号装置及びプログラム
JP2011234316A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 画像符号化装置、画像復号装置及びプログラム

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