JP2001313651A - 無線通信方法および装置、並びにそれに使用する情報処理方法および装置 - Google Patents

無線通信方法および装置、並びにそれに使用する情報処理方法および装置

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JP2001313651A
JP2001313651A JP2000130628A JP2000130628A JP2001313651A JP 2001313651 A JP2001313651 A JP 2001313651A JP 2000130628 A JP2000130628 A JP 2000130628A JP 2000130628 A JP2000130628 A JP 2000130628A JP 2001313651 A JP2001313651 A JP 2001313651A
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cycles
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Masatoshi Ueno
正俊 上野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御ノードによる各ノードへのタイムスロット
の割り当てが的確に行われるようにする。 【解決手段】1つの制御ノードと1つ以上の被制御ノー
ドからなるワイヤレスネットワークで、連続するサイク
ル内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロット(スロ
ット1〜スロット6)のうち所定のタイムスロットを利
用して同期パケット、非同期パケットに係る固定長のデ
ータブロックを、各ノード間で転送する。被制御ノード
はタイムスロットの割り当ての制御のためのタイムスロ
ット割り当て情報(予約帯域幅情報、スロット数変更コ
マンド、スロット割り当て頻度変更コマンドなど)を制
御ノードに送信する。制御ノードはそのタイムスロット
割り当て情報に基づいて被制御ノードのタイムスロット
の割り当てを制御する。制御ノードは、コントロールブ
ロックのスロットパーミッション領域を用いて、各ノー
ドの発信を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤレスネッ
トワーク内の複数のノード間でデータの転送を行う無線
通信方法および装置、並びにそれに使用する情報処理方
法および装置に関する。詳しくは、1つの制御ノードと
1つ以上の被制御ノードからなるワイヤレスネットワー
クで、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数の
タイムスロットのうち所定のタイムスロットを利用して
固定長のデータブロックを各ノード間で転送するものに
あって、被制御ノードはタイムスロットの割り当ての制
御のためのタイムスロット割り当て情報を制御ノードに
送信し、制御ノードはそのタイムスロット割り当て情報
に基づいて被制御ノードのタイムスロットの割り当てを
制御することによって、制御ノードによる各ノードへの
タイムスロットの割り当てが的確に行われるようにした
無線通信方法等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコン、電子手帳など
の携帯機器の普及が進むにつれて、各種アナログおよび
ディジタルのインタフェースのワイヤレス化、高速化が
進んでいる。特にコンピュータ分野に関しては、ワイヤ
レス化、高速化への取り組みが盛んであり、例えばワイ
ヤレスLAN(local area network)やIrDA(infr
ared data association)に代表されるような技術を用
いて、携帯機器間に限らず据置き機器との間において
も、非接触接続によるネットワークの構築が進められて
いる。
【0003】例えばワイヤレスLANでは、CSMA
(carrier sense multiple access)と呼ばれるアクセ
ス制御プロトコルを用いることによって、複数のノード
間の通信を可能にしている。また例えば、IrDAで
は、IrLAP(infrared linkaccess protocol)と呼
ばれるアクセス制御プロトコルを用いることによって、
2つのノード間の通信を可能にしている。
【0004】しかし、例えばUSB(universal serial
bus)やIEEE1394などに代表されるような近年
の高速シリアルバスをワイヤレス化する場合は、これら
のアクセス技術をそのまま用いることができない。これ
らの高速シリアルバスは、周知のように、AV(audio-
visual)データ等のリアルタイム性が重要なアプリケー
ションのデータを伝送するため、アイソクロナス転送と
いう転送方式をサポートしている。このアイソクロナス
転送とは、データの転送幅と転送時間を保証することに
より、機器のリアルタイム性に重要となる、一定周期に
一定量のデータの転送を実現する転送方法である。
【0005】このような転送方式を複数ノードで構成さ
れるワイヤレスのネットワークで実現するためには、複
数ノードから発信されるデータ個々の転送幅と転送時間
を保証するために、頻繁に発信ノードを切り替える必要
がある。1対1で使用されている上述したIrLAPの
アクセス制御プロトコルをそのまま用いることはできな
く、また空間が未使用である状態を検知してから転送幅
を確保する上述したCSMAと呼ばれるアクセス制御プ
ロトコルもそのまま用いることができない。
【0006】そこで、本出願人は、先に、上述したワイ
ヤレスネットワークを1つの制御ノードとこの制御ノー
ドによって制御される1つ以上の被制御ノードで構成
し、連続する各サイクル内にそれぞれ設けられた複数の
タイムスロットのうち所定のタイムスロットを利用して
固定長のデータブロックを各ノード間で転送することを
提案した(特願平9−267045号参照)。この場
合、可変長のパケットデータは、固定長のデータブロッ
クに変換された後に転送される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】例えば、IEEE13
94では、各ノード間で転送するパケットとして、同期
パケット(isochronous packet)や非同期パケット(as
ynchronous packet)がある。これらのパケットデータ
の転送が各ノード間でスムーズに行われるためには、制
御ノードは各ノードへのタイムスロットの割り当てを的
確に行う必要がある。
【0008】そこで、この発明では、制御ノードによる
各ノードへのタイムスロットの割り当てが的確に行わ
れ、各ノード間の同期パケットや非同期パケットの転送
がスムーズに行われるようにした無線通信方法等を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線通信
方法は、1つの制御ノードと、この制御ノードによって
制御される1つ以上の被制御ノードとからなり、連続す
るサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロッ
トのうち所定のタイムスロットを利用して固定長のデー
タブロックを上記各ノード間で転送する無線通信方法で
あって、被制御ノードが、制御ノードでタイムスロット
の割り当ての制御のために使用するタイムスロット割り
当て情報を制御ノードに送信する工程と、制御ノード
が、被制御ノードより送られてくるタイムスロット割り
当て情報に基づいて、被制御ノードに対するタイムスロ
ットの割り当てを制御する工程とを備えるものである。
【0010】また、この発明に係る無線通信装置は、1
つの制御ノードと、この制御ノードによって制御される
1つ以上の被制御ノードとからなり、連続するサイクル
内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロットのうち所
定のタイムスロットを利用して固定長のデータブロック
を上記各ノード間で転送する無線通信装置であって、被
制御ノードは、制御ノードでタイムスロットの割り当て
の制御のために使用するタイムスロット割り当て情報を
得る情報取得手段と、この情報取得手段で取得されたタ
イムスロット割り当て情報を制御ノードに送信する情報
送信手段とを有し、制御ノードは、被制御ノードより送
られてくるタイムスロット割り当て情報を受信する情報
受信手段と、この情報受信手段で受信されたタイムスロ
ット割り当て情報に基づいて被制御ノードに対するタイ
ムスロットの割り当てを制御する制御手段とを有するも
のである。
【0011】また、この発明に係る情報処理方法は、1
つの制御ノードと、この制御ノードによって制御される
1つ以上の被制御ノードとからなり、連続するサイクル
内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロットを利用し
て固定長のデータブロックを上記各ノード間で転送する
無線ネットワークに被制御ノードとして接続される情報
処理装置の情報処理方法であって、制御ノードで上記タ
イムスロットの割り当ての制御のために使用するタイム
スロット割り当て情報を取得する工程と、取得されたタ
イムスロット割り当て情報を制御ノードに送信する工程
とを有するものである。
【0012】また、この発明に係る情報処理装置は、1
つの制御ノードと、この制御ノードによって制御される
1つ以上の被制御ノードとからなり、連続するサイクル
内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロットを利用し
て固定長のデータブロックを上記各ノード間で転送する
無線ネットワークに被制御ノードとして接続される情報
処理装置であって、制御ノードでタイムスロットの割り
当ての制御のために使用するタイムスロット割り当て情
報を得る情報取得手段と、この情報取得手段で取得され
たタイムスロット割り当て情報を制御ノードに送信する
情報送信手段とを有するものである。
【0013】また、この発明に係る情報処理方法は、1
つの制御ノードと、この制御ノードによって制御される
1つ以上の被制御ノードとからなり、連続するサイクル
内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロットを利用し
て固定長のデータブロックを上記各ノード間で転送する
無線ネットワークに制御ノードとして接続される情報処
理装置の情報処理方法であって、被制御ノードより送ら
れてくるタイムスロット割り当て情報を受信する工程
と、受信されたタイムスロット割り当て情報に基づいて
被制御ノードに対するタイムスロットの割り当てを制御
する工程とを有するものである。
【0014】また、この発明に係る情報処理装置は、1
つの制御ノードと、この制御ノードによって制御される
1つ以上の被制御ノードとからなり、連続するサイクル
内にそれぞれ設けられた複数のタイムスロットを利用し
て固定長のデータブロックを上記各ノード間で転送する
無線ネットワークに制御ノードとして接続される情報処
理装置であって、被制御ノードより送られてくるタイム
スロット割り当て情報を受信する情報受信手段と、この
情報受信手段で受信されたタイムスロット割り当て情報
に基づいて被制御ノードに対するタイムスロットの割り
当てを制御する制御手段とを有するものである。
【0015】この発明においては、1つの制御ノード
と、この制御ノードによって制御される1つ以上の被制
御ノードとからワイヤレスネットワークが構成される。
そして、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数
のタイムスロットのうち所定のタイムスロットを利用し
て、固定長のデータブロックが各ノード間で転送され
る。各ノードで利用されるタイムスロットは制御ノード
によって割り当てられる。
【0016】被制御ノードから制御ノードに、タイムス
ロットの割り当ての制御のために使用するタイムスロッ
ト割り当て情報が送信される。このタイムスロット割り
当て情報の送信は、制御ノードからの要求に応じて、あ
るいは制御ノードからの要求とは無関係に行われる。
【0017】例えば、被制御ノードの記憶部に記憶され
ている同期パケットを送信するために予約された帯域幅
を示す帯域幅情報が、タイムスロット割り当て情報とし
て制御ノードに送信される。また例えば、被制御ノード
において各サイクル内で送信する同期パケットのサイズ
の合計値を使用して作成されたタイムスロット数の変更
コマンドがタイムスロット割り当て情報として制御ノー
ドに送信される。また例えば、被制御ノードにおいて各
サイクルで送信できずにいる非同期パケットのサイズの
合計値や最大遅延時間等を使用して作成されたタイムス
ロット割り当て頻度の変更コマンドがタイムスロット割
り当て情報として制御ノードに送信される。
【0018】制御ノードでは、被制御ノードより送られ
てくるタイムスロット割り当て情報に基づいて、被制御
ノードに対するタイムスロットの割り当てが制御され
る。例えば、タイムスロット数の変更を要求するコマン
ドが被制御ノードより送られてくるときは、被制御ノー
ドに割り当てるタイムスロット数の増減が行われる。ま
た例えば、タイムスロット割り当て頻度の変更を要求す
るコマンドが被制御ノードより送られてくるときは、被
制御ノードに対するタイムスロットの割り当て頻度の増
減が行われる。
【0019】このように、被制御ノードはタイムスロッ
トの割り当ての制御のためのタイムスロット割り当て情
報を制御ノードに送信し、制御ノードはそのタイムスロ
ット割り当て情報に基づいて被制御ノードのタイムスロ
ットの割り当てを制御するものであり、制御ノードによ
る各ノードへのタイムスロットの割り当てが的確に行わ
れることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、無線通信
媒体として赤外線を使用するワイヤレスネットワーク1
の構成例を示している。このネットワーク1は、5個の
ワイヤレスネットワーク用ノード(以下、「WNノー
ド」という)2〜6を有してなるものである。
【0021】WNノード2は、IEEE1394バス2
1に接続される。そして、このバス21には、さらに、
IEEE1394ノードとしての衛星放送受信機22、
CATV(cable television)用の受信装置(セット・
トップ・ボックス)23、ディジタル・ビデオ・ディス
ク(DVD)装置24およびビデオ・カセット・レコー
ダ(VCR)25が接続されている。なお、衛星放送受
信機22には、衛星放送信号を受信するためのアンテナ
26が接続されている。また、CATV用の受信装置2
3には、CATV信号が送信されてくるケーブル27が
接続されている。
【0022】WNノード3は、IEEE1394バス3
1に接続される。そして、このバス31には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのビデオカメラ32が接
続されている。WNノード4は、IEEE1394バス
41に接続される。そして、このバス41には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ42が接続
されている。
【0023】WNノード5は、IEEE1394バス5
1に接続される。そして、このバス51には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのコンピュータ52が接
続されている。WNノード6は、IEEE1394バス
61に接続される。そして、このバス61には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ62が接続
されている。
【0024】図1に示すワイヤレスネットワーク1にお
いて、あるWNノードに接続されている第1のノードよ
り、他のWNノードに接続されている第2のノードにデ
ータを転送する場合、そのデータが赤外線信号に変換さ
れて転送される。
【0025】ところで、IEEE1394規格では、パ
ケットを単位としてデータの転送が行われる。図3は、
IEEE1394規格のデータ通信を行う場合のデータ
フォーマット、すなわちパケットの基本フォーマットを
示している。すなわち、このパケットは、大別して、ヘ
ッダ、トランザクションコード(tcode)、ヘッダCR
C、ユーザデータ、データCRCからなっている。ヘッ
ダCRCは、ヘッダだけに基づいて生成されている。I
EEE1394規格では、ノードは、ヘッダCRCのチ
ェックに合格しないヘッダに対してアクションを実施し
たり、応答したりしてはならない旨規定されている。ま
た、IEEE1394規格では、ヘッダはトランザクシ
ョンコードを含んでいなければならず、このトランザク
ションコードは、主要なパケットの種別を定義してい
る。
【0026】また、IEEE1394規格では、図3に
示すパケットの派生として、アイソクロナス(同期)パ
ケットやアシンクロナス(非同期)パケットがあり、そ
れらはトランザクションコードによって区別される。
【0027】図4は、アシンクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアシンクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識別子(destin
ation_ID)、トランザクションラベル(tl)、リトライ
コード(rt)、トランザクションコード(tcode)、優
先順位情報(pri)、発信元ノードの識別子(source_I
D)、パケットタイプ固有の情報(destination_offset,
rcode,reserved)、パケットタイプ固有のデータ(quad
let_data,data_length,extended_tcode)、ヘッダCR
Cからなっている。
【0028】図5は、アイソクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアイソクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、データ長(data_length)、ア
イソクロナスデータのフォーマットタグ(tag)、アイ
ソクロナスチャネル(channel)、トランザクションコ
ード(tcode)、同期化コード(sy)、ヘッダCRCか
らなっている。
【0029】上述したIEEE1394規格におけるパ
ケット(アイソクロナスパケット、アシンクロナスパケ
ット)は周知のように可変長であるが、本実施の形態に
おいては、あるWNノードから他のWNノードに、固定
長のデータブロックを単位として、データの転送が行わ
れる。そのため、本実施の形態において、各WNノード
では、IEEE1394のアイソクロナスパケットやア
シンクロナスパケット等のパケットデータより、固定長
のデータブロックが作成される。
【0030】ここで、固定長であるデータブロックに対
して、可変長であるパケットの長さが長いときは、当該
パケットが複数個に分割され、当該パケットのデータが
複数のデータブロックに含まれるようにされる。この場
合、固定長のデータブロックとしては、3種類のものが
作成される。
【0031】第1には、図6Aに示すように、1個のパ
ケットのデータのみからなるユーザデータを持つデータ
ブロックである。このデータブロックでは、そのユーザ
データの前にヘッダが配置されると共に、ヘッダおよび
ユーザデータに対する誤り訂正用のパリティ(ECC:
Error Correction Code)が配置される。第2には、図
6Bに示すように、複数のパケット(図の例では、2個
のパケット)のデータからなるユーザデータを持つデー
タブロックである。このデータブロックでは、それぞれ
のユーザデータの前にヘッダが配置されると共に、ヘッ
ダおよびユーザデータの全体に対する誤り訂正用のパリ
ティが配置される。
【0032】第3には、図6Cに示すように、一または
複数のパケット(図の例では、1個のパケット)のデー
タからなるユーザデータを持つと共に、空き領域に0デ
ータ(空きデータ)が付加されてなるデータブロックで
ある。このデータブロックでは、ユーザデータの前にヘ
ッダが配置されると共に、ヘッダ、ユーザデータおよび
0データの全体に対する誤り訂正用のパリティが配置さ
れる。
【0033】なお、データブロックは、伝送レートが2
4.576Mbpsである場合には、パリティが8バイ
ト、その他が52バイトで構成され、QPSK変調され
て240シンボルのデータとして転送される。また、伝
送レートが2×24.576Mbpsである場合には、
パリティが16バイト、その他が104バイトで構成さ
れ、16QAM変調されて240シンボルのデータとし
て転送される。さらに、伝送レートが4×24.576
Mbpsである場合には、パリティが32バイト、その
他が208バイトで構成され、256QAM変調されて
240シンボルのデータとして転送される。
【0034】また、ヘッダは4バイトで構成され、図6
Aに示すように、パケットID領域、発信元ID領域、
データ長情報領域、データ種類情報領域、分割情報領
域、リザーブ領域を有している。パケットID領域に
は、例えば7ビットのパケットIDが格納される。この
場合、元のパケットが、「1」〜「127」のパケット
IDを順に使用して識別される。「127」を使用した
後は、再び「1」から順に使用していく。
【0035】発信元ID領域には、送信元のWNノード
のノードIDが格納される。このノードIDは、最大7
台のWNノードでワイヤレスネットワークが構成される
場合には、例えば3ビットのデータとされる。なお、制
御ノードのノードIDは、「111」とされる。
【0036】データ長情報領域には、ユーザデータの長
さを示す情報が格納される。データ種類情報領域には、
ユーザデータがアイソクロナスパケットのデータである
か、アシンクロナスパケットのデータであるか、さらに
はアクセス・レイヤ・コマンドのデータであるかを示す
コードが格納される。データ種類がアクセス・レイヤ・
コマンドであるとき、データブロックのユーザデータに
は、図7に示すような、データフォーマットのアクセス
・レイヤ・コマンドが配置される。
【0037】アクセス・レイヤ・コマンドは、制御ノー
ドとしてのWNノードと被制御ノードとしてのWNノー
ドとの間で設定情報を通信するために、相互のアクセス
・レイヤ間の専用のコマンド通信に使用されるものであ
り、データブロックのユーザデータに配置されるが、ア
クセス・レイヤ間だけで完結するため、IEEE139
4のパケット形態はとらない。コマンドコードは、アク
セス・レイヤ・コマンドの種類を示すものである。ペイ
ロード長は、ユーザデータ(ペイロード)内に占有され
ているコマンドの長さをバイト単位で示すものである。
データペイロードには、アクセス・レイヤ・コマンドが
格納される。前詰めで格納され、クォードレット(4バ
イト)単位に足りない分は、0データで埋められる。
【0038】後述する、被制御ノードからの、タイムス
ロットの割り当ての制御のために使用するタイムスロッ
ト割り当て情報は、このアクセス・レイヤ・コマンドに
よって制御ノードに送られる。
【0039】図6Aに戻って、分割情報領域には、「分
割していない」、「分割したパケットの先頭」、「分割
したパケットの中間」、「分割したパケットの最後」等
のパケットの分割に関する情報が格納される。
【0040】上述したように、各WNノードで作成され
る固定長のデータブロックは、125μsecの連続す
る各サイクル内に設けられた複数個のタイムスロットを
利用して転送される。図8は、本実施の形態における無
線通信のデータフォーマットを示しており、各サイクル
内に6個のタイムスロット(タイムスロット1〜6)が
設けられている。なお、上述したWNノード2〜6の内
の一つが後述するように制御ノードとしての動作をする
ように設定され、この制御ノードにより各WNノードの
発信が制御される。
【0041】制御ノードとしてのWNノードは、各周期
内で、タイムスロット1〜6より前に、コントロールブ
ロックを発信する。このコントロールブロックは、QP
SK(Quadrature Phase Shift Keying)変調されてお
り、6シンボル分のギャップ領域、11シンボル分のシ
ンク領域、7シンボル分のサイクルシンク領域、15シ
ンボル分のスロットパーミッション領域、9シンボル分
の誤り訂正領域からなっている。
【0042】後述するように、被制御ノードは、このコ
ントロールブロックのデータより、制御ノードにおける
転送クロック信号を再生し、自己の転送クロック信号
を、この再生した制御ノードにおける転送クロック信号
に同期させる処理をする。このように、制御ノードより
発信されるコントロールブロックは、クロック同期用信
号としても使用される。
【0043】シンク領域には、コントロールブロックを
検出するためのシンクが配されている。サイクルシンク
領域には、サイクル・マスタと呼ばれるIEEE139
4ノードが、125μsec(アイソクロナスサイク
ル)に1回の割合でIEEE1394バスに転送するサ
イクル・スタート・パケットに含まれる32ビットのサ
イクルタイムデータのうち、下位12ビットのデータが
格納される。なお、サイクルシンク領域の残りの2ビッ
ト(1シンボル)の領域はリザーブとされる。
【0044】図9は、サイクル・スタート・パケットの
データフォーマットを示している。このサイクル・スタ
ート・パケットにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識
別子(destination_ID)、トランザクションラベル(t
l)、リトライコード(rt)、トランザクションコード
(tcode)、優先順位情報(pri)、発信元ノードの識別
子(source_ID)、発信先ノードのメモリアドレス(des
tination_offset)、サイクルタイムデータ、ヘッダC
RCからなっている。図10は、32ビットのサイクル
タイムデータの構成を示している。最上位から7ビット
は、秒数を示し、その次の13ビットはサイクル数を示
し、最下位から12ビットは、24.576MHzのク
ロック信号のカウント値(クロック数)を示している。
【0045】被制御ノードとしてのWNノードは、この
ようにコントロールブロックのサイクルシンク領域に格
納されている12ビットのデータを抽出し、この抽出し
た12ビットのデータによって自己のサイクルタイムデ
ータ発生部で発生されるサイクルタイムデータを更新す
る処理をする。これにより、各サイクルの先頭で、全ノ
ードの相対時間の自動同期が行われる。
【0046】因みに、IEEE1394の各ノードは、
ISO/IEC13213にて定義されたCSR(Cont
rol and Status Registers)を持ち、その中のサイクル
タイムレジスタの同期データをほぼ125μsec単位
で送信することで、アイソクロナス転送を行う各ノード
の当該レジスタの同期を実現している。上述したよう
に、制御ノードより125μsecの各周期で発信され
るコントロールブロックのサイクルシンク領域に格納さ
れている12ビットのデータで、被制御ノードのサイク
ルタイムデータ発生部で発生されるサイクルタイムデー
タを更新することで、IEEE1394のサイクルタイ
ムレジスタの自動同期と同等の処理を実現できることと
なる。
【0047】図8に戻って、スロットパーミッション領
域には、タイムスロット1〜6に関するそれぞれ5ビッ
トの情報が格納される。5ビットの情報は、ビット0〜
ビット4で構成される。ビット4は、「1」であるとき
はトーンリクエストの送信を示し、「0」であるときは
データの送信を示すものとなる。トーンリクエストと
は、送信パワーの制御のために、トーン信号を送信させ
るためのリクエストである。ビット3は、「1」である
ときはアイソクロナスデータ(同期データ)であること
を示し、「0」であるときはアシンクロナスデータ(非
同期データ)であることを示すものとなる。ビット2〜
0は、発信を許可するWNノードのノードIDを示すも
のとなる。ここで、上述したように制御ノードとしての
WNノードのノードIDは「111」である。また、後
述するように、ノードIDを持たないWNノードに対し
て、発信機会を与えるために使用される一時利用目的の
ノードIDは「000」とされる。したがって、被制御
ノードとしてのWNノードのノードIDとしては、「0
01」〜「110」のいずれかが使用されることとな
る。
【0048】誤り訂正領域には、サイクルシンク領域お
よびスロットパーミッション領域に対する誤り訂正符号
が格納される。誤り訂正符号としては、BCH(62,
44,3)符号が使用される。
【0049】また、タイムスロット1〜6を利用して転
送されるデータブロックには、図6A〜Cの説明では省
略したが、実際には図8に示すように、240シンボル
分のデータ領域に、さらに6シンボル分のギャップ領域
と、2シンボル分のシンク領域が付加されている。シン
ク領域には、データブロックを検出するためのシンクが
配されている。なお、このシンク領域は、データ領域の
変調方式に拘わらず、常にQPSK変調されている。
【0050】上述したように、コントロールブロックの
スロットパーミッション領域では、各タイムスロット1
〜6で発信が可能なWNノードが指定されるが、この場
合の指定は次以降、例えば次のサイクルに関するものと
される。図11は、タイムスロット1〜6の割り当て例
を示している。この例では、タイムスロット1ではノー
ドID=「111」のWNノード(制御ノード)の発信
が許可され、タイムスロット2ではノードID=「00
1」のWNノードの発信が許可され、タイムスロット3
ではノードID=「011」のWNノードの発信が許可
され、さらにタイムスロット4〜6ではノードID=
「101」のWNノードの発信が許可されている。
【0051】制御ノードは、コントロールブロックのス
ロットパーミッション領域を用いて、各WNノード(制
御ノードおよび被制御ノード)の発信を制御できる。制
御ノードは、後述する被制御ノードからのタイムスロッ
ト割り当て情報に基づいて、各タイムスロット1〜6の
それぞれで発信を許可するノードを決定する。
【0052】ここで、タイムスロット割り当て情報とし
て、例えば被制御ノードのCSRに記憶されている同期
パケットを送信するために予約された帯域幅情報、各サ
イクル内で送信する同期パケットのサイズの合計値に係
るタイムスロット数の変更コマンド、各サイクルで送信
できずにいる非同期パケットのサイズの合計値や最大遅
延時間等に係るタイムスロットの割り当て頻度の変更コ
マンド等が、被制御ノードより制御ノードに送られる。
【0053】これにより、制御ノードは、所定のWNノ
ードに対してタイムスロットを割り当てて、予約された
帯域幅の発信許可を与えることができると共に、その他
のタイムスロットを別のWNノードに対して割り当てる
ことができる。また、制御ノードは、予約された帯域幅
以外の転送を可能にしておくために、予約できる最大の
帯域幅をタイムスロット数で容易に管理できる。例え
ば、非同期パケットのように帯域幅を予約しないと共に
周期性のないデータについては、同期パケットの転送の
ために予約されていない帯域幅に対応するタイムスロッ
トを用いることにより、転送が可能となる。
【0054】次に、WNノード100(2〜6)の構成
を説明する。図2は、制御ノードまたは被制御ノードと
なるWNノード100の構成を示している。WNノード
100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体
の動作を制御する制御部101を有している。この制御
部101には、32ビットのサイクルタイムデータ(図
10参照)を発生するサイクルタイムデータ発生部10
2と、制御部101内のマイクロコンピュータの動作プ
ログラム等が格納されたROM(read only memory)1
03と、ワーキング用メモリとしてのRAM(random a
ccess memory)104とが接続されている。
【0055】サイクルタイムデータ発生部102は、2
4.576MHzのクロック信号をカウントアップする
構成となっている。WNノード100が制御ノードとな
るときは、このサイクルタイムデータ発生部102で発
生される32ビットのサイクルタイムデータのうち、下
位12ビットのデータを、コントロールブロックのサイ
クルシンク領域に挿入して、被制御ノードに供給するこ
ととなる。一方、WNノード100が被制御ノードとな
るときは、受信したコントロールブロックのサイクルシ
ンク領域より抽出した12ビットのデータによって、サ
イクルタイムデータ発生部102で発生されるサイクル
タイムデータを更新することとなる。
【0056】また、WNノード100は、IEEE13
94バス105に接続されている他のIEEE1394
ノード(図示せず)より送られてくる同期パケットや非
同期パケット等のパケットデータを一時的に蓄積するた
めのRAM106と、このRAM106に蓄積されたパ
ケットデータを使用し、制御部101の制御のもとで、
データブロック(ヘッダおよびユーザデータの部分の
み、図6A〜C参照)DBLを作成するデータ作成部1
07とを有している。
【0057】WNノード100が制御ノードとなるとき
は、データ作成部107では、125μsecの各周期
の先頭で発信するコントロールブロック(サイクルシン
ク領域、スロットパーミッション領域の部分のみ、図8
参照)CBLも作成される。さらに、データ作成部10
7では、制御ノードと被制御ノードとの間で情報を通信
するために、相互のアクセス・レイヤ間の専用のコマン
ド通信に使用するアクセス・レイヤ・コマンドも作成さ
れる。このアクセス・レイヤ・コマンドは、上述したよ
うにデータブロックのユーザデータに配置されて転送さ
れる。
【0058】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるデータブロックDBLに対して誤
り訂正用のパリティ(ECC)を付加する誤り訂正符号
付加部108と、この誤り訂正符号付加部108の出力
データに対してスクランブル処理および変調処理をし、
その後に先頭にシンクを付加するスクランブル/変調部
109とを有している。
【0059】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるコントロールブロックCBLに対
して誤り訂正用符号を付加する誤り訂正符号付加部11
0と、この誤り訂正符号付加部110の出力データに対
してスクランブル処理および変調処理をし、その後に先
頭にシンクを付加するスクランブル/変調部111と、
スクランブル/変調部109,111より出力される変
調信号に対応した赤外線信号を出力する発光素子(発光
ダイオード)112とを有している。ここで、WNノー
ド100が被制御ノードであるときは、データ作成部1
07でコントロールブロックCBLが作成されないの
で、誤り訂正符号付加部110、スクランブル/変調部
111は使用されない。
【0060】また、WNノード100は、赤外線信号を
受光する受光素子(フォトダイオード)115と、この
受光素子115の出力信号より、データブロック(図8
参照)のシンクをパターン検出して、検出タイミング信
号SYdを出力すると共に、そのシンクが検出されたデ
ータブロックに同期したクロック信号CKdを発生する
シンク検出・クロック再生部116とを有している。ク
ロック信号CKdは、そのシンクが検出されたデータブ
ロックを処理する際に使用される。
【0061】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYdに基づいて、シンクが検出されたデータブ
ロックに対して復調処理およびデスクランブル処理をす
る復調/デスクランブル部117と、この復調/デスク
ランブル部117より出力されるデータブロックに対し
てパリティを使用してヘッダおよびユーザデータの部分
の誤り訂正を行う誤り訂正部118と、この誤り訂正部
118より出力されるデータブロックDBLよりユーザ
データを抽出するユーザデータ抽出部119と、データ
ブロックDBLよりユーザデータに付加されているヘッ
ダを抽出するヘッダ抽出部120とを有している。ヘッ
ダ抽出部120で抽出されたヘッダは制御部101に供
給される。
【0062】また、WNノード100は、ユーザデータ
抽出部119で抽出されたユーザデータを一時的に蓄積
するRAM121と、このRAM121に蓄積されたユ
ーザデータを使用し、ヘッダの情報に基づいて、パケッ
トデータを復元し、バス105に接続されているIEE
E1394ノードに送るデータ復元部122とを有して
いる。なお、ユーザデータがアクセス・レイヤ・コマン
ドである場合、そのコマンドはデータ復元部122より
制御部101に送られる。
【0063】また、WNノード100は、受光素子11
5の出力信号より、コントロールブロック(図8参照)
のシンクをパターン検出して、検出タイミング信号SY
cを出力すると共に、そのシンクが検出されたコントロ
ールブロックに同期したクロック信号CKcを発生する
シンク検出・クロック再生部125とを有している。こ
こで、クロック信号CKcは、そのシンクが検出された
コントロールブロックを処理する際に使用されると共
に、発信処理のための転送クロック信号として使用され
る。
【0064】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYcに基づいて、シンクが検出されたコントロ
ールブロックに対して復調処理およびデスクランブル処
理をする復調/デスクランブル部126と、この復調/
デスクランブル部126の出力データに対して、誤り訂
正符号を利用し、コントロールブロック(サイクルシン
ク領域およびスロットパーミッション領域)CBLの誤
り訂正をして制御部101に供給する誤り訂正部127
とを有している。
【0065】ここで、WNノード100が制御ノードで
あるとき、復調/デスクランブル部126および誤り訂
正部127は使用されない。また、WNノード100が
制御ノードであるとき、シンク検出・クロック再生部1
25では、コントロールブロックより再生されるクロッ
ク信号を参照しての同期処理は行われず、単に、自走に
よる転送クロック信号の発生部として機能する。
【0066】次に、図2に示すWNノード(ワイヤレス
ネットワーク用ノード)100の動作を説明する。ま
ず、WNノード100が制御ノードである場合について
説明する。発信の動作は以下のように行われる。
【0067】制御部101の制御により、データ作成部
107では、125μsecの各周期の先頭でコントロ
ールブロックCBL(図8参照)が作成される。そし
て、このコントロールブロックCBLに対して、誤り訂
正符号付加部110で誤り訂正符号が付加され、さらに
スクランブル/変調部111でスクランブル処理および
変調処理が行われたのちにシンクが付加され、コントロ
ールブロックの発信信号が形成される。そして、この発
信信号によって発光素子112が駆動され、この発光素
子112よりコントロールブロックが赤外線信号として
出力される。
【0068】また、IEEE1394ノードよりバス1
05を介してデータ作成部107にアイソクロナスパケ
ットやアシンクロナスパケット等のパケットデータが送
られてくると、このパケットデータがRAM106に一
時的に記憶される。そして、制御部101の制御によ
り、データ作成部107では、RAM106に記憶され
ているパケットデータよりデータブロックDBL(図6
A〜C参照)が作成される。そして、データ作成部10
7からは、自己の発信が許可された各タイムスロットの
タイミングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが
出力される。そして、このデータブロックDBLに対し
て、誤り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加さ
れ、さらにスクランブル/変調部109でスクランブル
処理および変調処理が行われたのちにシンクが付加さ
れ、データブロックの発信信号が形成される。そして、
この発信信号によって発光素子112が駆動され、この
発光素子112よりデータブロックが赤外線信号として
出力される。
【0069】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でデータブロックの赤外線信号が受光され
る。そして、受光素子115の出力信号がシンク検出・
クロック再生部116に供給され、データブロックのシ
ンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが得られ
ると共に、そのシンクが検出されたデータブロックに同
期したクロック信号CKdが発生される。
【0070】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0071】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0072】また、WNノード100が被制御ノードで
ある場合について説明する。発信の動作は以下のように
行われる。
【0073】IEEE1394ノードよりバス105を
介してデータ作成部107にアイソクロナスパケットや
アシンクロナスパケット等のパケットデータが送られて
くると、このパケットデータがRAM106に一時的に
記憶される。そして、制御部101の制御により、デー
タ作成部107では、RAM106に記憶されているパ
ケットデータよりデータブロックDBL(図6A〜C参
照)が作成される。そして、データ作成部107から
は、自己の発信が許可された各タイムスロットのタイミ
ングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが出力さ
れる。そして、このデータブロックDBLに対して、誤
り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加され、さ
らにスクランブル/変調部109でスクランブル処理お
よび変調処理が行われたのちにシンクが付加され、デー
タブロックの発信信号が形成される。そして、この発信
信号によって発光素子112が駆動され、この発光素子
112よりデータブロックが赤外線信号として出力され
る。
【0074】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でコントロールブロックやデータブロック
の赤外線信号が受光される。受光素子115の出力信号
がシンク検出・クロック再生部125に供給され、コン
トロールブロックのシンクが検出されて、検出タイミン
グ信号SYcが得られると共に、そのシンクが検出され
たコントロールブロックに同期したクロック信号CKc
が発生される。クロック信号CKcは、上述したように
コントロールブロックの処理に使用される共に、転送ク
ロック信号として使用される。つまり、上述した発信の
動作は、転送クロック信号に同期して実行される。
【0075】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部126に供給され、検出タイミング
信号SYcに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部12
6の出力データが誤り訂正部127に供給され、誤り訂
正符号を利用して、コントロールブロックCBLの誤り
訂正が行われる。
【0076】そして、誤り訂正部127より出力される
コントロールブロックCBLは制御部101に供給され
る。制御部101は、コントロールブロックCBLのサ
イクルシンク領域に含まれる12ビットのデータを抽出
し、この12ビットのデータによってサイクルタイムデ
ータ発生部102で発生されるサイクルタイムデータを
更新する。これにより、各サイクルの先頭で、全ノード
の相対時間の自動同期が行われる。また、制御部101
は、コントロールブロックのCBLのスロットパーミッ
ション領域の情報より、自己の発信が許可されているタ
イムスロットを認識することができる。
【0077】また、受光素子115の出力信号がシンク
検出・クロック再生部116に供給され、データブロッ
クのシンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが
得られると共に、そのシンクが検出されたデータブロッ
クに同期したクロック信号CKdが発生される。
【0078】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0079】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0080】次に、図12A〜Eを使用して、IEEE
1394規格のパケットデータを、第1のWNノードか
ら第2のWNノードに転送する場合の動作例を説明す
る。
【0081】IEEE1394ノードから第1のWNノ
ードのデータ作成部107に、図12Aに示すように、
サイクル・スタート・パケット(CS)が送られてきた
後に、パケットデータとしてパケットA、パケットBが
送られてくる場合を考える。なお、サイクル・スタート
・パケットは、サイクル・マスタより125μsecに
1回の割合で送られてくるが、必ずしも125μsec
の時間間隔で送られてくるものではなく、パケットデー
タの大きさによってはその時間間隔が125μsecよ
り大きくなることもある。
【0082】そして、データ作成部107では、これら
パケットA、パケットBより、図12Bに示すように、
固定長のデータブロックが作成される。この場合、パケ
ットA、パケットBのデータ長によって、例えばパケッ
トAのデータのみを有するデータブロック、パケットA
およびパケットBのデータを有するデータブロック、パ
ケットBのデータのみを有すると共に、空き領域に0デ
ータが配されたデータブロック等が作成される。この場
合、各パケットを構成するデータ(ユーザデータ)の先
頭には、それぞれ元パケットの情報、分割情報等を持つ
ヘッダが配される。
【0083】このように第1のWNノードのデータ作成
部107で作成されたデータブロックは、制御ノードと
してのWNノードによって、図12Cに示すように、発
信が許可されたタイムスロット1〜3を利用して、第2
のWNノードに発信される。この場合、データブロック
には誤り訂正用のパリティが付加されると共に、スクラ
ンブル処理や変調処理がされた後にシンクが付加され、
赤外線信号として発信される。
【0084】また、第2のWNノードでは、図12Dに
示すように、第1のWNノードより送られてくるデータ
ブロックが受信され、このデータブロックより抽出され
るユーザデータはデータ復元部122に供給されると共
に、そのデータブロックより抽出されるヘッダは制御部
101に供給される。そして、データ復元部122で
は、ヘッダに含まれる元パケットの情報、分割情報等に
基づいて、図12Eに示すように、ユーザデータより元
のパケットデータが再構成される。そして、このパケッ
トデータが、IEEE1394ノードに送られる。
【0085】次に、制御ノードにおけるタイムスロット
の割り当て制御に関して詳細に説明する。 [A]同期パケット(isochronous packet)を送信する
ためのタイムスロットの割り当てについて説明する。 同期パケットを送信するために必要な帯域幅分のタイム
スロットを割り当てるための情報として、少なくとも以
下の3情報のいずれかが使用される。
【0086】1.同期パケットを転送するために予約さ
れた帯域幅情報 2.各サイクル内で送信する同期パケットのパケットサ
イズの合計の最大値情報 3.各サイクル内で送信する同期パケットのパケットサ
イズの合計の平均値情報
【0087】(1)予約帯域幅情報を使用する場合につ
いて説明する。 例えば、IEEE1394の同期パケットを送信するた
めに予約された帯域幅情報がCSRに記憶されている場
合等のように、ノードの制御部自体が予約帯域幅情報を
保有している場合がある。この場合、制御ノードは、各
ノードのCSRに記憶されている予約帯域幅情報に基づ
いて、各ノードに、同期パケットを送信するために必要
なタイムスロット数の割り当てを行うことができる。ま
た、制御ノードは、各ノードのCSRに記憶されている
予約帯域幅情報を常に監視することで、予約帯域幅が変
更された際に最適な割り当てタイムスロット数に変更で
きる。この場合、被制御ノードから制御ノードには、タ
イムスロット割り当て情報として予約帯域幅情報が送ら
れることとなる。
【0088】図13は、予約帯域幅情報を使用する場合
における、制御ノードの割り当てタイムスロット数の変
更処理を示すフローチャートである。このフローは、定
期的に実行される。
【0089】まず、ステップS31で、各被制御ノード
のCSRに記憶されている同期パケット送信のための予
約帯域幅情報を取得する。この場合、制御ノードより各
ノードに、予約帯域幅情報の送信を要求するコマンドが
送られる。これに対して、各被制御ノードから制御ノー
ドに、自己のCSRに記憶されている予約帯域幅情報が
送られる。
【0090】次に、ステップS32で、各被制御ノード
より送られてきた予約帯域幅情報および自己のCSRに
記憶されている予約帯域幅情報を参照し、前回から変化
した予約帯域幅情報を持つ特定ノードを抽出する。
【0091】次に、ステップS33で、特定ノードの予
約帯域幅情報に基づいて、その特定ノードに必要なタイ
ムスロット数を計算する。そして、ステップS34で、
計算結果に基づいて、特定ノードの割り当てタイムスロ
ット数を変更する。
【0092】この場合、特定ノードに必要なタイムスロ
ット数の計算結果が、そのノードに既に割り当てられて
いるタイムスロット数より変化する場合には、そのノー
ドに対する割り当てタイムスロット数の増減が行われ
る。ただし、タイムスロット数の増加に関しては、タイ
ムスロット数に余裕がなければ、割り当て可能なタイム
スロット数だけの増加が行われる。
【0093】この図13のフローチャートで示される割
り当てタイムスロット数の変更処理は、制御ノードの制
御部101で行われる。
【0094】なお、図13のフローチャートでは、制御
ノードは全ての被制御ノードのCSRに記憶されている
予約帯域幅情報を取得して処理するものであるが、制御
ノードは変化した予約帯域幅情報に対してだけ処理する
ようにしてもよい。例えば、ある被制御ノードのCSR
に記憶されている予約帯域幅情報が変化したとき、その
被制御ノードより制御ノードに予約帯域幅情報が送信さ
れるようにする。制御ノードは、被制御ノードより予約
帯域幅情報が送信されてくるとき、あるいは自己のCS
Rに記憶されている予約帯域幅情報が変化するとき、そ
の予約帯域幅情報から対応するノードに必要なタイムス
ロット数を計算し、既に割り当てられているタイムスロ
ット数より変化するときには割り当てタイムスロット数
を増減する。
【0095】(2)各サイクル内で送信する同期パケッ
トのサイズの合計の最大値情報を使用する場合について
説明する。 上述した予約帯域幅情報を使用できない場合にも使用で
きる。各サイクル毎に送信する同期パケットのサイズの
合計の最大値を計測し、その最大値を送信するのに必要
なタイムスロット数を割り当てるようにする。この最大
値を常に監視し、前サイクルより必要タイムスロット数
が大きくなれば、割り当てタイムスロット数を変更す
る。
【0096】また、同期通信の必要性が途中でなくなり
帯域を開放した場合等、帯域が少なくなった状況を最大
値に反映させるために、別途所定数のサイクル(例え
ば、800サイクル)毎に最大値を計測し、この所定数
のサイクル内の最大値がトータルの最大値より小さくな
っていたら、トータルの最大値を上述の所定数のサイク
ル内の最大値で置き換える。
【0097】図14は、上述の最大値情報を使用する場
合における、被制御ノードのパケットサイズ合計の最大
値監視処理を示すフローチャートである。このフロー
は、各サイクルで1回実行される。
【0098】まず、ステップS51で、所定数のサイク
ル(ここでは、800サイクル)をカウントするカウン
ト値Tを1だけ増加する。そして、ステップS52で、
T<800であるか、つまり所定数のサイクルに達して
いるか否かを判定する。T<800でないとき(所定数
のサイクルに達しているとき)は、ステップS53で、
カウント値Tを0にリセットし、その後にステップS5
4に進む。一方、T<800であるとき(所定数のサイ
クルに達していないとき)は、直ちにステップS54に
進む。
【0099】ステップS54では、そのサイクル内に送
信する同期パケットのサイズの合計値を計測する。そし
て、ステップS55で、この合計値が所定数のサイクル
内における最大値である特定サイクルの最大値より大き
いか否かを判定する。大きければステップS56で、特
定サイクルの最大値をその合計値に置き換え、その後に
ステップS57に進む。大きくなければ、直ちにステッ
プS57に進む。
【0100】ステップS57では、上述の合計値がトー
タルの最大値より大きいか否かを判定する。大きけれ
ば、ステップS65に進み、大きくなければ、ステップ
S58に進む。ステップS58では、T=0であるか、
つまり所定数のサイクルが終了したか否かを判定する。
終了していなければ、このサイクルにおける監視処理を
終了する。終了していれば、ステップS59に進む。
【0101】ステップS59では、トータルの最大値が
特定サイクルの最大値より大きいか否かを判定する。大
きければ、ステップS60で、トータルの最大値を特定
サイクルの最大値に置き換え、その後にステップS61
に進む。大きくなければ、直ちにステップS61に進
む。ステップS61では、特定サイクルの最大値を0に
リセットする。
【0102】次に、ステップS62で、トータルの最大
値に基づいて、その最大値サイズ分の同期パケットを送
信するために必要なタイムスロット数を計算し、ステッ
プS63で、この必要タイムスロット数の情報を持つス
ロット数変更コマンドを作成する。そして、ステップS
64で、そのスロット数変更コマンドをタイムスロット
割り当て情報として制御ノードに送信し、このサイクル
における監視処理を終了する。
【0103】また、ステップS65では、トータルの最
大値をそのサイクルの合計値に置き換える。そして、ス
テップS66で、トータルの最大値に基づいて、その最
大値サイズ分の同期パケットを送信するために必要なタ
イムスロット数を計算する。
【0104】次に、ステップS67で、必要スロット数
が以前作成したスロット数変更コマンドにおける必要タ
イムスロット数に対して変化しているか否かを判定す
る。変化していなければ、スロット数変更コマンドを送
信する必要がないので、このサイクルにおける監視処理
を終了する。変化していれば、ステップS63に進んで
スロット数変更コマンドを作成し、ステップS64でそ
のスロット数変更コマンドを制御ノードに送信し、この
サイクルにおける監視処理を終了する。
【0105】このように、最大値が変化して必要スロッ
ト数が変化した場合には、スロット数変更コマンドを作
成して送信するだけでなく、所定数のサイクル毎にスロ
ット数変更コマンドを作成して送信する機能が付加され
ている。したがって、最大値が変化した際のスロット数
変更コマンドがエラーで送信できなかった場合等のスロ
ット数割り当てエラーからの回復を図ることができる。
【0106】この図14のフローチャートで示される監
視処理のおおよそは被制御ノードの制御部101で行わ
れるが、スロット数変更コマンドはデータ作成部107
で作成される。なお、制御ノードにおいても、上述した
図14のフローチャートで示されるような、監視処理が
行われる。ただし、作成されたスロット数変更コマンド
は、データ作成部107より制御部101に送られるこ
ととなる。
【0107】図15は、上述の最大値情報を使用する場
合における、制御ノードの割り当てタイムスロット数の
変更処理を示すフローチャートである。このフローは、
制御ノードの制御部101が、スロット数変更コマンド
を受信したときに実行される。
【0108】まず、ステップS71で、受信したスロッ
ト数変更コマンドに基づいて、現在割り当てられている
タイムスロット数から必要タイムスロット数が減少して
いるか否かを判定する。減少しているときは、ステップ
S72で、要求ノードの割り当てタイムスロット数を減
少して、処理を終了する。減少していないときは、ステ
ップS73に進む。このステップS73では、現在割り
当てられているタイムスロット数から必要タイムスロッ
ト数が増加しているか否かを判定する。増加していない
ときは、必要タイムスロット数が変化していないことに
なるので、そのまま処理を終了する。
【0109】ステップS73で、増加しているときは、
ステップS74で、タイムスロット数に余裕があるか否
かを判定する。通常、伝送できる帯域に応じた同期パケ
ットの制御がされているため、タイムスロット数に余裕
がないということはあり得ないが、必要タイムスロット
数が変化する過渡状態においてタイムスロット数に余裕
がない瞬間が存在するおそれがある。そこで、その状態
を考慮し、余裕がある場合には、ステップS75で、要
求ノードのタイムスロット数を増加分だけ増加し、余裕
がない場合には、ステップS76で、タイムスロット数
を割り当て可能な最大数だけ増加し、処理を終了する。
【0110】この図15のフローチャートで示される割
り当てタイムスロット数の変更処理は、制御ノードの制
御部101で行われる。
【0111】(3)各サイクル内で送信する同期パケッ
トのサイズの合計の平均値情報を使用する場合について
説明する。 各サイクル毎に送信する送信する同期パケットのサイズ
の合計の、所定数のサイクル毎の平均値を計測し、通常
のタイムスロット数の割り当てに用いる。例えば、AV
プロトコルの同期パケットはサイズが状況により変化
し、常に予約帯域幅分のパケットを送信するわけではな
い。
【0112】したがって、新たな同期通信の設定や開放
が行われていない定常状態においては、タイムスロット
の割り当てに平均値を用いることによって、実際に送信
すべきパケットサイズ分だけを適切に割り当てる最適化
が可能となる。帯域が変化した場合は、上述した最大値
情報を使用する場合と同様に、トータルの最大値および
所定数のサイクル毎の最大値を利用し、トータルの最大
値が増加した場合は一時的にトータルの最大値を、所定
数のサイクル毎の最大値がトータルの最大値より減少し
た場合には所定数のサイクル毎の最大値で置き換えて利
用することによって、過渡状態にも適切に割り当てるこ
とが可能になる。
【0113】図16は、上述の平均値情報を使用する場
合における、被制御ノードのパケットサイズ合計の平均
値監視処理を示すフローチャートである。このフロー
は、各サイクルで1回実行される。
【0114】まず、ステップS81で、所定数のサイク
ル(ここでは、800サイクル)をカウントするカウン
ト値Tを1だけ増加する。そして、ステップS82で、
T<800であるか、つまり所定数のサイクルに達して
いるか否かを判定する。T<800でないとき(所定数
のサイクルに達しているとき)は、ステップS83で、
カウント値Tを0にリセットし、その後にステップS8
4に進む。一方、T<800であるとき(所定数のサイ
クルに達していないとき)は、直ちにステップS84に
進む。
【0115】ステップS84では、そのサイクル内に送
信する同期パケットのサイズの合計値を計測する。そし
て、ステップS85で、合計値を所定数のサイクル毎の
累計値に加算し、その後にステップS86に進む。この
ステップS86で、このサイクルの合計値が所定数のサ
イクル内における最大値である特定サイクルの最大値よ
り大きいか否かを判定する。大きければステップS87
で、特定サイクルの最大値をその合計値に置き換え、そ
の後にステップS88に進む。大きくなければ、直ちに
ステップS88に進む。
【0116】ステップS88では、上述の合計値がトー
タルの最大値より大きいか否かを判定する。大きけれ
ば、ステップS100に進み、大きくなければ、ステッ
プS89に進む。ステップS89では、T=0である
か、つまり所定数のサイクルが終了したか否かを判定す
る。終了していなければ、このサイクルにおける監視処
理を終了する。終了していれば、ステップS90に進
む。
【0117】ステップS90では、トータルの最大値が
特定サイクルの最大値より大きいか否かを判定する。大
きければ、ステップS91で、トータルの最大値を特定
サイクルの最大値に置き換え、その後にステップS92
に進む。大きくなければ、直ちにステップS92に進
む。ステップS92では、特定サイクルの最大値を0に
リセットする。
【0118】次に、ステップS93で、所定数のサイク
ル毎の累計値から、1サイクル当たりの同期パケットの
サイズの平均値を計算し、ステップS94で、所定数の
サイクル毎の累計値を0にリセットする。そして、ステ
ップS95で、トータルの最大値が変更された所定数の
サイクル期間であることを示すフラグMAXFが1であ
るか否かを判定する。MAXF=1あれば、その所定数
のサイクル期間はトータルの最大値が変更された期間で
あるから、ステップS96に進んでフラグMAXFを0
にリセットし、その後にステップS102に進む。MA
XF=1でなければ、ステップS97に進む。
【0119】ステップS97では、ステップS93で計
算された平均値に基づいて、その平均値サイズ分の同期
パケットを送信するために必要なタイムスロット数を計
算し、ステップS98で、この必要タイムスロット数の
情報を持つスロット数変更コマンドを作成する。そし
て、ステップS99で、そのスロット数変更コマンドを
タイムスロット割り当て情報として制御ノードに送信
し、このサイクルにおける監視処理を終了する。
【0120】また、ステップS100では、上述のフラ
グMAXFを1にセットする。そして、その後にステッ
プS101で、トータルの最大値をそのサイクルの合計
値に置き換える。そして、ステップS102で、トータ
ルの最大値に基づいて、その最大値サイズ分の同期パケ
ットを送信するために必要なタイムスロット数を計算す
る。
【0121】次に、ステップS103で、必要タイムス
ロット数が以前作成したスロット数変更コマンドにおけ
る必要タイムスロット数に対して変化しているか否かを
判定する。変化していなければ、スロット数変更コマン
ドを送信する必要がないので、このサイクルにおける監
視処理を終了する。変化していれば、ステップS98に
進んでスロット数変更コマンドを作成し、ステップS9
9でそのスロット数変更コマンドを制御ノードに送信
し、このサイクルにおける監視処理を終了する。
【0122】このように、最大値が変化して必要スロッ
ト数が変化した場合には、スロット数変更コマンドを作
成して送信するだけでなく、所定数のサイクル毎にスロ
ット数変更コマンドを作成して送信する機能が付加され
ている。したがって、最大値が変化した際のスロット数
変更コマンドがエラーで送信できなかった場合等のスロ
ット数割り当てエラーからの回復を図ることができる。
【0123】この図16のフローチャートで示される監
視処理のおおよそは被制御ノードの制御部101で行わ
れるが、スロット数変更コマンドはデータ作成部107
で作成される。なお、制御ノードにおいても、上述した
図16のフローチャートで示されるような、監視処理が
行われる。ただし、作成されたスロット数変更コマンド
は、データ作成部107より制御部101に送られるこ
ととなる。なお、上述の平均値情報を使用する場合にお
ける、制御ノードの割り当てタイムスロット数の変更処
理は、上述した最大値情報を使用する場合と同様である
の説明は省略する(図15参照)。
【0124】[B]非同期パケット(Asynchronous pac
ket)の場合について説明する。 非同期パケットの送信のために、上述した同期パケット
用に割り当てられたタイムスロット以外のタイムスロッ
トが割り当てられる(同期パケット用に割り当てられた
タイムスロットでも、例えばAVプロトコルのようにサ
イズが小さい場合には、タイムスロットの余り領域で非
同期パケットを送信できるが、必ず余り領域が存在する
とは限らないので、ここでは議論から割愛する)。
【0125】よって、特に、同期パケットに多くタイム
スロットが割り当てられている際等には、毎サイクル非
同期パケットを送信できるタイムスロットが割り当てら
れるとは限らない。タイムスロットの割り当て状況によ
っては、送信できずに無線のノードに非同期パケットが
たまる可能性がある。
【0126】非同期パケットを送信するためのタイムス
ロットの割り当て頻度(発信許可頻度)を決定するため
の情報として、少なくとも以下の3情報のいずれかが使
用される。 1.現在送信できずにいる非同期パケットのパケットサ
イズの合計値情報 2.現在送信できずにいる非同期パケットの最大送信遅
延時間情報 3.現在送信できずにいる非同期パケットの平均送信遅
延時間情報
【0127】(1)現在送信できずにいる非同期パケッ
トのパケットサイズの合計値情報を使用する場合につい
て説明する。 送信できずにいる非同期パケットのサイズの合計が大き
い程、たまっている非同期パケットを送信するために必
要な帯域は大きくなるので、その合計値を使用する。情
報がタイムスロットの割り当て頻度に反映されるまでに
は遅延があり、その間に送信されてしまっている可能性
もあるので、必ずしもこの合計値が大きいからといっ
て、タイムスロットの割り当て頻度を増加するための要
因とはならない。よって、非同期パケットのサイズの合
計値の所定数のサイクル毎の平均値を求め、例えばこれ
が1タイムスロットサイズ以上であれば頻度を増やし、
0であれば頻度を減らすという処理をすることで、タイ
ムスロットの利用効率を良くできる。
【0128】図17は、上述の合計値情報を使用する場
合における、被制御ノードのパケットサイズ合計値監視
処理を示すフローチャートである。このフローは、各サ
イクルで1回実行される。
【0129】まず、ステップS121で、所定数のサイ
クル(ここでは、800サイクル)をカウントするカウ
ント値Tを1だけ増加する。そして、ステップS122
で、T<800であるか、つまり所定数のサイクルに達
しているか否かを判定する。T<800でないとき(所
定数のサイクルに達しているとき)は、ステップS12
3で、カウント値Tを0にリセットし、その後にステッ
プS124に進む。一方、T<800であるとき(所定
数のサイクルに達していないとき)は、直ちにステップ
S124に進む。
【0130】ステップS124では、そのサイクルで送
信できずにいる非同期パケットのサイズの合計値を計測
する。そして、ステップS125で、この合計値を、所
定数のサイクル毎の累計値に加算し、その後にステップ
S126に進む。ステップS126では、T=0である
か、つまり所定数のサイクルが終了したか否かを判定す
る。終了していなければ、このサイクルにおける監視処
理を終了する。終了していれば、ステップS127に進
む。
【0131】ステップS127では、所定数のサイクル
毎の累計値から、1サイクル当たりの未送信同期パケッ
トのサイズの平均値を計算し、ステップS128で、所
定数のサイクル毎の累計値を0にリセットする。そし
て、ステップS129で、計算された平均値に基づい
て、非同期パケットのたまりやすさを評価し、送信効率
を上げるための必要タイムスロット割り当て頻度を計算
し、その後にステップS130に進む。
【0132】ステップS130では、計算された必要タ
イムスロット割り当て頻度が、以前作成したスロット割
り当て頻度変更コマンドにおける必要タイムスロット割
り当て頻度に対して変化しているか否かを判定する。変
化していなければ、スロット割り当て頻度変更コマンド
を送信する必要がないので、このサイクルにおける監視
処理を終了する。変化していれば、ステップS131に
進んでスロット割り当て頻度変更コマンドを作成し、ス
テップS132でそのスロット割り当て頻度変更コマン
ドを制御ノードに送信し、このサイクルにおける監視処
理を終了する。
【0133】この図17のフローチャートで示される監
視処理のおおよそは被制御ノードの制御部101で行わ
れるが、スロット割り当て頻度変更コマンドはデータ作
成部107で作成される。なお、制御ノードにおいて
も、上述した図17のフローチャートで示されるよう
な、監視処理が行われる。ただし、作成されたスロット
割り当て頻度変更コマンドは、データ作成部107より
制御部101に送られることとなる。
【0134】図18は、上述の合計値情報を使用する場
合における、制御ノードのタイムスロット割り当て頻度
の変更処理を示すフローチャートである。このフロー
は、制御ノードの制御部101が、スロット割り当て頻
度変更コマンドを受信したときに実行される。
【0135】まず、ステップS141で、受信したスロ
ット割り当て頻度変更コマンドに基づいて、現在の割り
当て頻度から必要タイムスロット割り当て頻度が減少し
ているか否かを判定する。減少しているときは、ステッ
プS142で、要求ノードのタイムスロット割り当て頻
度を減少して、処理を終了する。減少していないとき
は、ステップS143に進む。このステップS143で
は、現在の割り当て頻度から必要タイムスロット割り当
て頻度が増加しているか否かを判定する。増加していな
いときは、必要タイムスロット割り当て頻度が変化して
いないことになるので、そのまま処理を終了する。増加
しているときは、ステップS144で、要求ノードのタ
イムスロット割り当て頻度を減少して、処理を終了す
る。この図18のフローチャートで示されるタイムスロ
ット割り当て頻度の変更処理は、制御ノードの制御部1
01で行われる。
【0136】(2)現在送信できずにいる非同期パケッ
トの最大送信遅延時間情報を使用する場合について説明
する。 送信できずにいる非同期パケットの最大送信遅延時間
(無線通信部において送信できずに止まっている非同期
パケットのなかで、止まっている時間が最大の非同期パ
ケットの、そのとまっていた時間長)が長いと、非同期
パケットの有効性が損なわれる場合がある。例えば、I
EEE1394のAVコマンドを考えると、リクエスト
の非同期パケットを送信してから100ms以内にレス
ポンスの非同期パケットが戻ってこないと、そのコマン
ドは有効とは扱われない。
【0137】そこで、所定数のサイクル毎の最大送信遅
延時間の最大値を求め、これが例えば100ms(80
サイクル)を越える場合には送信する頻度を増やし、2
サイクル以下であるなら頻度を減らすという処理をする
ことで、タイムスロットの利用効率をよくできる。
【0138】図19は、上述の最大送信遅延時間情報を
使用する場合における、被制御ノードの最大送信遅延時
間監視処理を示すフローチャートである。このフロー
は、各サイクルで1回実行される。
【0139】まず、ステップS151で、所定数のサイ
クル(ここでは、800サイクル)をカウントするカウ
ント値Tを1だけ増加する。そして、ステップS152
で、T<800であるか、つまり所定数のサイクルに達
しているか否かを判定する。T<800でないとき(所
定数のサイクルに達しているとき)は、ステップS15
3で、カウント値Tを0にリセットし、その後にステッ
プS154に進む。一方、T<800であるとき(所定
数のサイクルに達していないとき)は、直ちにステップ
S154に進む。
【0140】ステップS154では、そのサイクルで送
信できずにいる非同期パケットの最大送信遅延時間を計
測する。そして、ステップS155で、この計測値を、
所定数のサイクルの最大値と比較し、計測値の方が大き
ければ、ステップS156で、所定数のサイクルの最大
値を計測値に置き換え、その後にステップS157に進
む。計測値の方が大きくなければ、直ちにステップS1
57に進む。
【0141】ステップS157では、T=0であるか、
つまり所定数のサイクルが終了したか否かを判定する。
終了していなければ、このサイクルにおける監視処理を
終了する。終了していれば、ステップS158に進む。
【0142】ステップS158では、所定数のサイクル
の最大値に基づいて、非同期パケットのたまりやすさを
評価し、送信効率を上げるための必要タイムスロット割
り当て頻度を計算し、ステップS159で、所定数のサ
イクルの最大値を0にリセットし、その後にステップS
160に進む。
【0143】ステップS160では、計算された必要タ
イムスロット割り当て頻度が、以前作成したスロット割
り当て頻度変更コマンドにおける必要タイムスロット割
り当て頻度に対して変化しているか否かを判定する。変
化していなければ、スロット割り当て頻度変更コマンド
を送信する必要がないので、このサイクルにおける監視
処理を終了する。変化していれば、ステップS161に
進んでスロット割り当て頻度変更コマンドを作成し、ス
テップS162でそのスロット割り当て頻度変更コマン
ドを制御ノードに送信し、このサイクルにおける監視処
理を終了する。
【0144】この図19のフローチャートで示される監
視処理のおおよそは被制御ノードの制御部101で行わ
れるが、スロット割り当て頻度変更コマンドはデータ作
成部107で作成される。なお、制御ノードにおいて
も、上述した図19のフローチャートで示されるよう
な、監視処理が行われる。ただし、作成されたスロット
割り当て頻度変更コマンドは、データ作成部107より
制御部101に送られることとなる。
【0145】なお、上述の最大送信遅延時間情報を使用
する場合における、制御ノードのタイムスロット割り当
て頻度の変更処理は、上述した合計値情報を使用する場
合と同様であるの説明は省略する(図18参照)。
【0146】(3)現在送信できずにいる非同期パケッ
トの平均送信遅延時間情報を使用する場合について説明
する。 送信できずにいる非同期パケットの送信遅延時間の平均
値が大きいということは、平均的に非同期パケットが送
信できずにノードにたまっている傾向が強いことを意味
する。そこで、この送信遅延時間の所定数のサイクル毎
の平均値を求め、これが例えば上述最大値の制限の半分
の40サイクルを越える場合には送信する頻度を増や
し、2サイクル以下であるならば頻度を減らすという処
理をすることで、タイムスロットの利用効率をよくでき
る。
【0147】図20は、上述の平均送信遅延時間情報を
使用する場合における、被制御ノードの平均送信遅延時
間監視処理を示すフローチャートである。このフロー
は、各サイクルで1回実行される。
【0148】まず、ステップS171で、所定数のサイ
クル(ここでは、800サイクル)をカウントするカウ
ント値Tを1だけ増加する。そして、ステップS172
で、T<800であるか、つまり所定数のサイクルに達
しているか否かを判定する。T<800でないとき(所
定数のサイクルに達しているとき)は、ステップS17
3で、カウント値Tを0にリセットし、その後にステッ
プS174に進む。一方、T<800であるとき(所定
数のサイクルに達していないとき)は、直ちにステップ
S174に進む。
【0149】ステップS174では、そのサイクルで送
信できずにいる非同期パケットの最大送信遅延時間を計
測する。そして、ステップS175で、この計測値を、
所定数のサイクル毎の累計値に加算し、その後にステッ
プS176に進む。ステップS176では、T=0であ
るか、つまり所定数のサイクルが終了したか否かを判定
する。終了していなければ、このサイクルにおける監視
処理を終了する。終了していれば、ステップS177に
進む。
【0150】ステップS177では、所定数のサイクル
毎の累計値から、未送信非同期パケットの最大送信遅延
時間の平均値を計算し、ステップS178で、所定数の
サイクル毎の累計値を0にリセットする。そして、ステ
ップS179で、平均値に基づいて、非同期パケットの
たまりやすさを評価し、送信効率を上げるための必要タ
イムスロット割り当て頻度を計算し、その後にステップ
S180に進む。
【0151】ステップS180では、計算された必要タ
イムスロット割り当て頻度が、以前作成したスロット割
り当て頻度変更コマンドにおける必要タイムスロット割
り当て頻度に対して変化しているか否かを判定する。変
化していなければ、スロット割り当て頻度変更コマンド
を送信する必要がないので、このサイクルにおける監視
処理を終了する。変化していれば、ステップS181に
進んでスロット割り当て頻度変更コマンドを作成し、ス
テップS182でそのスロット割り当て頻度変更コマン
ドを制御ノードに送信し、このサイクルにおける監視処
理を終了する。
【0152】この図20のフローチャートで示される監
視処理のおおよそは被制御ノードの制御部101で行わ
れるが、スロット割り当て頻度変更コマンドはデータ作
成部107で作成される。なお、制御ノードにおいて
も、上述した図20のフローチャートで示されるよう
な、監視処理が行われる。ただし、作成されたスロット
割り当て頻度変更コマンドは、データ作成部107より
制御部101に送られることとなる。
【0153】なお、上述の平均送信遅延時間情報を使用
する場合における、制御ノードのタイムスロット割り当
て頻度の変更処理は、上述した合計値情報を使用する場
合と同様であるの説明は省略する(図18参照)。
【0154】以上のように、本実施の形態においては、
被制御ノードはタイムスロットの割り当ての制御のため
のタイムスロット割り当て情報を制御ノードに送信し、
制御ノードはそのタイムスロット割り当て情報に基づい
て被制御ノードのタイムスロットの割り当て(同期パケ
ットの送信のためのタイムスロット数、非同期パケット
の送信のためのタイムスロット割り当て頻度)を制御す
るものである。したがて、制御ノードによる各ノードへ
のタイムスロットの割り当てが的確に行われるという利
益がある。
【0155】なお、上述した実施の形態における各処理
を実行するコンピュータプログラムをユーザに提供する
提供媒体には、磁気ディスク、CD−ROM等の情報記
録媒体の他、インターネット、ディジタル衛星等のネッ
トワークによる伝送媒体も含まれる。
【0156】また、上述実施の形態においては、この発
明を無線通信媒体として赤外線を使用するワイヤレスネ
ットワークに適用したものであるが、この発明は、電波
やレーザ光等のその他の無線通信媒体を使用するワイヤ
レスネットワークにも同様に適用することができる。
【0157】
【発明の効果】この発明によれば、1つの制御ノードと
1つ以上の被制御ノードからなるワイヤレスネットワー
クで、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数の
タイムスロットのうち所定のタイムスロットを利用して
固定長のデータブロックを各ノード間で転送するものに
あって、被制御ノードはタイムスロットの割り当ての制
御のためのタイムスロット割り当て情報を制御ノードに
送信し、制御ノードはそのタイムスロット割り当て情報
に基づいて被制御ノードのタイムスロットの割り当てを
制御するものであり、制御ノードによる各ノードへのタ
イムスロットの割り当てが的確に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのワイヤレスネットワークを
示す系統図である。
【図2】ワイヤレスネットワーク用ノードの構成を示す
ブロック図である。
【図3】IEEE1394規格のパケットの基本フォー
マットを示す図である。
【図4】IEEE1394規格のアシンクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
【図5】IEEE1394規格のアイソクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
【図6】データブロックの種類とヘッダの内容を示す図
である。
【図7】アクセス・レイヤ・コマンドのデータフォーマ
ットを示す図である。
【図8】赤外線を用いた無線通信のデータフォーマット
を示す図である。
【図9】IEEE1394規格のサイクルスタートパケ
ットのデータフォーマットを示す図である。
【図10】サイクルタイムデータの構成を示す図であ
る。
【図11】タイムスロットの割り当て例を示す図であ
る。
【図12】データブロック変換、パケット再構成の動作
を説明するための図である。
【図13】制御ノードにおける割り当てタイムスロット
数の変更処理を示すフローチャートである。
【図14】被制御ノードの同期パケットのパケットサイ
ズ合計の最大値監視処理を示すフローチャートである。
【図15】制御ノードにおける割り当てタイムスロット
数の変更処理を示すフローチャートである。
【図16】被制御ノードの同期パケットのパケットサイ
ズ合計の平均値監視処理を示すフローチャートである。
【図17】被制御ノードの非同期パケットのパケットサ
イズ合計値監視処理を示すフローチャートである。
【図18】制御ノードのタイムスロット割り当て頻度の
変更処理を示すフローチャートである。
【図19】被制御ノードの非同期パケットの最大送信遅
延時間の監視処理を示すフローチャートである。
【図20】被制御ノードの非同期パケットの平均送信遅
延時間の監視処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・ワイヤレスネットワーク、2〜6・・・ワイヤ
レスネットワーク用ノード、101・・・制御部、10
5・・・IEEE1394バス、106,121・・・
RAM、107・・・データ作成部、108,110・
・・誤り訂正符号付加部、109,111・・・スクラ
ンブル/変調部、112・・・発光素子、115・・・
受光素子、116,125・・・シンク検出・クロック
再生部、117,126・・・復調/デスクランブル
部、118,127・・・誤り訂正部、119・・・ユ
ーザデータ抽出部、120・・・ヘッダ抽出部、122
・・・データ復元部

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの制御ノードと、この制御ノードに
    よって制御される1つ以上の被制御ノードとからなり、
    連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタイム
    スロットのうち所定のタイムスロットを利用して固定長
    のデータブロックを上記各ノード間で転送する無線通信
    方法であって、 上記被制御ノードが、上記制御ノードで上記タイムスロ
    ットの割り当ての制御のために使用するタイムスロット
    割り当て情報を上記制御ノードに送信する工程と、 上記制御ノードが、上記被制御ノードより送られてくる
    上記タイムスロット割り当て情報に基づいて、上記被制
    御ノードに対する上記タイムスロットの割り当てを制御
    する工程とを備えることを特徴とする無線通信方法。
  2. 【請求項2】 上記タイムスロット割り当て情報は、上
    記被制御ノードの記憶部に記憶されている、同期パケッ
    トを送信するために予約された帯域幅を示す帯域幅情報
    であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信方
    法。
  3. 【請求項3】 上記制御ノードが、上記被制御ノードに
    上記タイムスロット割り当て情報の送信を要求する工程
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無線
    通信方法。
  4. 【請求項4】 上記タイムスロット割り当て情報は、上
    記被制御ノードが利用する上記タイムスロットの割り当
    ての変更を要求するコマンドであることを特徴とする請
    求項1に記載の無線通信方法。
  5. 【請求項5】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 あるサイクル内で送信する同期パケットのサイズの合計
    値が上記トータルの最大値より大きいとき、当該合計値
    を上記トータルの最大値としてこのトータルの最大値に
    必要なタイムスロット数を計算し、必要タイムスロット
    数が変化するとき、タイムスロット数の変更を要求する
    コマンドを作成して上記制御ノードに送信することを特
    徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
  6. 【請求項6】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 上記所定数のサイクル毎に、上記トータルの最大値に必
    要なタイムスロット数を計算し、自己に割り当てられて
    いるタイムスロット数を上記計算されたタイムスロット
    数に変更することを要求するコマンドを作成して上記制
    御ノードに送信することを特徴とする請求項4に記載の
    無線通信方法。
  7. 【請求項7】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の累積値より1サイクル当たりの平均値を
    計算し、この平均値に必要なタイムスロット数を計算
    し、自己に割り当てられているタイムスロット数を上記
    計算されたタイムスロット数に変更することを要求する
    コマンドを作成して上記制御ノードに送信することを特
    徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
  8. 【請求項8】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 あるサイクル内で送信する同期パケットのサイズの合計
    値が上記トータルの最大値より大きいとき、フラグをオ
    ン状態とすると共に、当該合計値を上記トータルの最大
    値としてこのトータルの最大値に必要なタイムスロット
    数を計算し、必要タイムスロット数が変化するとき、タ
    イムスロット数の変更を要求するコマンドを作成して上
    記制御ノードに送信し、 上記所定数のサイクル毎に、上記フラグがオン状態にあ
    るとき、上記トータルの最大値に必要なタイムスロット
    数を計算し、必要タイムスロット数が変化するとき、タ
    イムスロット数の変更を要求するコマンドを作成して上
    記制御ノードに送信することを特徴とする請求項4に記
    載の無線通信方法。
  9. 【請求項9】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信できずにいる非同期パ
    ケットのサイズの合計値の累積値より1サイクル当たり
    の平均値を計算し、この平均値に必要なタイムスロット
    の割り当て頻度を計算し、必要割り当て頻度が変化する
    とき、自己に対するタイムスロットの割り当て頻度の変
    更を要求するコマンドを作成して上記制御ノードに送信
    することを特徴とする請求項4に記載の無線通信方法。
  10. 【請求項10】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計測された非同期パケットの最大遅延時間の最大値
    より必要なタイムスロットの割り当て頻度を計算し、必
    要割り当て頻度が変化するとき、自己に対するタイムス
    ロットの割り当て頻度の変更を要求するコマンドを作成
    して上記制御ノードに送信することを特徴とする請求項
    4に記載の無線通信方法。
  11. 【請求項11】 上記被制御ノードは、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計測された非同期パケットの最大遅延時間の累積値
    より1サイクル当たりの平均値を計算し、この平均値に
    必要なタイムスロットの割り当て頻度を計算し、必要割
    り当て頻度が変化するとき、自己に対するタイムスロッ
    トの割り当て頻度の変更を要求するコマンドを作成して
    上記制御ノードに送信することを特徴とする請求項4に
    記載の無線通信方法。
  12. 【請求項12】 上記制御ノードは、 上記被制御ノードより上記タイムスロット割り当て情報
    としてタイムスロット数の変更を要求するコマンドを受
    信する場合、 上記変更の要求がタイムスロット数の所定数の減少であ
    るとき、上記被制御ノードに対するタイムスロット数の
    割り当てを上記所定数だけ減少し、 上記変更の要求がタイムスロット数の所定数の増加であ
    るとき、タイムスロット数に上記増加数に対処する余裕
    があれば上記被制御ノードに対するタイムスロット数の
    割り当てを上記所定数だけ増加すると共に、タイムスロ
    ット数に上記増加数に対処する余裕がなければ上記被制
    御ノードに対するタイムスロット数の割り当てを可能な
    数だけ増加することを特徴とする請求項4に記載の無線
    通信方法。
  13. 【請求項13】 上記制御ノードは、 上記被制御ノードより上記タイムスロット割り当て情報
    としてタイムスロットの割り当て頻度の変更を要求する
    コマンドを受信する場合、 上記変更の要求がタイムスロットの割り当て頻度の減少
    の要求であるとき、上記被制御ノードに対するタイムス
    ロットの割り当て頻度を減少し、 上記変更の要求がタイムスロットの割り当て頻度の増加
    の要求であるとき、上記被制御ノードに対するタイムス
    ロットの割り当て頻度を増加することを特徴とする請求
    項4に記載の無線通信方法。
  14. 【請求項14】 1つの制御ノードと、この制御ノード
    によって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタ
    イムスロットのうち所定のタイムスロットを利用して固
    定長のデータブロックを上記各ノード間で転送する無線
    通信装置であって、 上記被制御ノードは、上記制御ノードで上記タイムスロ
    ットの割り当ての制御のために使用するタイムスロット
    割り当て情報を得る情報取得手段と、該情報取得手段で
    取得された上記タイムスロット割り当て情報を上記制御
    ノードに送信する情報送信手段とを有し、 上記制御ノードは、上記被制御ノードより送られてくる
    上記タイムスロット割り当て情報を受信する情報受信手
    段と、該情報受信手段で受信された上記タイムスロット
    割り当て情報に基づいて上記被制御ノードに対する上記
    タイムスロットの割り当てを制御する制御手段とを有す
    ることを特徴とする無線通信装置。
  15. 【請求項15】 上記被制御ノードは、同期パケットを
    送信するための帯域幅を示す帯域幅情報が記憶される記
    憶手段をさらに有し、 上記被制御ノードの上記情報取得手段は、上記記憶部よ
    り上記帯域幅情報を上記タイムスロット割り当て情報と
    して得ることを特徴とする請求項14に記載の無線通信
    装置。
  16. 【請求項16】 上記制御ノードは、上記被制御ノード
    に、上記タイムスロット割り当て情報の送信を要求する
    情報要求手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    4に記載の無線通信装置。
  17. 【請求項17】 上記タイムスロット割り当て情報は、
    上記被制御ノードが利用する上記タイムスロットの割り
    当ての変更を要求するコマンドであることを特徴とする
    請求項14に記載の無線通信装置。
  18. 【請求項18】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 あるサイクル内で送信する同期パケットのサイズの合計
    値が上記トータルの最大値より大きいとき、当該合計値
    を上記トータルの最大値としてこのトータルの最大値に
    必要なタイムスロット数を計算し、必要タイムスロット
    数が変化するとき、タイムスロット数の変更を要求する
    コマンドを作成することを特徴とする請求項17に記載
    の無線通信装置。
  19. 【請求項19】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 上記所定数のサイクル毎に、上記トータルの最大値に必
    要なタイムスロット数を計算し、自己に割り当てられて
    いるタイムスロット数を上記計算されたタイムスロット
    数に変更することを要求するコマンドを作成することを
    特徴とする請求項17に記載の無線通信装置。
  20. 【請求項20】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の累積値より1サイクル当たりの平均値を
    計算し、この平均値に必要なタイムスロット数を計算
    し、 自己に割り当てられているタイムスロット数を上記計算
    されたタイムスロット数に変更することを要求するコマ
    ンドを作成することを特徴とする請求項17に記載の無
    線通信装置。
  21. 【請求項21】 上記被制御ノードの情報取得手段は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信する同期パケットのサ
    イズの合計値の最大値である特定サイクルの最大値が、
    トータルの最大値より小さいとき、上記特定サイクルの
    最大値を上記トータルの最大値とし、 あるサイクル内で送信する同期パケットのサイズの合計
    値が上記トータルの最大値より大きいとき、フラグをオ
    ン状態とすると共に、当該合計値を上記トータルの最大
    値としてこのトータルの最大値に必要なタイムスロット
    数を計算し、必要タイムスロット数が変化するとき、タ
    イムスロット数の変更を要求するコマンドを作成し、 上記所定数のサイクル毎に、上記フラグがオン状態にあ
    るとき、上記トータルの最大値に必要なタイムスロット
    数を計算し、必要なタイムスロット数が変化するとき、
    タイムスロット数の変更を要求するコマンドを作成する
    ことを特徴とする請求項17に記載の無線通信装置。
  22. 【請求項22】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計算されたサイクル内で送信できずにいる非同期パ
    ケットのサイズの合計値の累積値より1サイクル当たり
    の平均値を計算し、この平均値に必要なタイムスロット
    の割り当て頻度を計算し、必要割り当て頻度が変化する
    とき、自己に対するタイムスロットの割り当て頻度の変
    更を要求するコマンドを作成することを特徴とする請求
    項17に記載の無線通信装置。
  23. 【請求項23】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計測された非同期パケットの最大遅延時間の最大値
    より必要なタイムスロットの割り当て頻度を計算し、必
    要割り当て頻度が変化するとき、自己に対するタイムス
    ロットの割り当て頻度の変更を要求するコマンドを作成
    することを特徴とする請求項17に記載の無線通信装
    置。
  24. 【請求項24】 上記被制御ノードの上記情報取得手段
    は、 所定数のサイクル毎に、過去所定数のサイクルのそれぞ
    れで計測された非同期パケットの最大遅延時間の累積値
    より1サイクル当たりの平均値を計算し、この平均値に
    必要なタイムスロットの割り当て頻度を計算し、必要割
    り当て頻度が変化するとき、自己に対するタイムスロッ
    トの割り当て頻度の変更を要求するコマンドを作成する
    ことを特徴とする請求項17に記載の無線通信装置。
  25. 【請求項25】 上記制御ノードの上記制御手段は、上
    記情報受信手段で受信された上記被制御ノードからの上
    記タイムスロット割り当て情報がタイムスロット数の変
    更を要求するコマンドである場合、 上記変更の要求がタイムスロット数の所定数の減少であ
    るとき、上記被制御ノードに対するタイムスロット数の
    割り当てを上記所定数だけ減少し、 上記変更の要求がタイムスロット数の所定数の増加であ
    るとき、タイムスロット数に上記増加数に対処する余裕
    があれば上記被制御ノードに対するタイムスロット数の
    割り当てを上記所定数だけ増加すると共に、タイムスロ
    ット数に上記増加数に対処する余裕がなければ上記被制
    御ノードに対するタイムスロット数の割り当てを可能な
    数だけ増加することを特徴とする請求項17に記載の無
    線通信装置。
  26. 【請求項26】 上記制御ノードの上記制御部は、 上記情報受信手段で受信された上記被制御ノードからの
    上記タイムスロット割り当て情報がタイムスロットの割
    り当て頻度の変更を要求するコマンドである場合、 上記変更の要求がタイムスロットの割り当て頻度の減少
    の要求であるとき、上記被制御ノードに対するタイムス
    ロットの割り当て頻度を減少し、 上記変更の要求がタイムスロットの割り当て頻度の増加
    の要求であるとき、上記被制御ノードに対するタイムス
    ロットの割り当て頻度を増加することを特徴とする請求
    項17に記載の無線通信装置。
  27. 【請求項27】 1つの制御ノードと、この制御ノード
    によって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタ
    イムスロットを利用して固定長のデータブロックを上記
    各ノード間で転送する無線ネットワークに上記被制御ノ
    ードとして接続される情報処理装置であって、 上記制御ノードで上記タイムスロットの割り当ての制御
    のために使用するタイムスロット割り当て情報を得る情
    報取得手段と、 上記情報取得手段で取得された上記タイムスロット割り
    当て情報を上記制御ノードに送信する情報送信手段とを
    有することを特徴とする情報処理装置。
  28. 【請求項28】 1つの制御ノードと、この制御ノード
    によって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタ
    イムスロットを利用して固定長のデータブロックを上記
    各ノード間で転送する無線ネットワークに上記被制御ノ
    ードとして接続される情報処理装置の情報処理方法であ
    って、 上記制御ノードで上記タイムスロットの割り当ての制御
    のために使用するタイムスロット割り当て情報を取得す
    る工程と、 上記取得された上記タイムスロット割り当て情報を上記
    制御ノードに送信する工程とを有することを特徴とする
    情報処理方法。
  29. 【請求項29】 1つの制御ノードと、この制御ノード
    によって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタ
    イムスロットを利用して固定長のデータブロックを上記
    各ノード間で転送する無線ネットワークに上記制御ノー
    ドとして接続される情報処理装置であって、 上記被制御ノードより送られてくる上記タイムスロット
    割り当て情報を受信する情報受信手段と、 上記情報受信手段で受信された上記タイムスロット割り
    当て情報に基づいて上記被制御ノードに対する上記タイ
    ムスロットの割り当てを制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  30. 【請求項30】 1つの制御ノードと、この制御ノード
    によって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、連続するサイクル内にそれぞれ設けられた複数のタ
    イムスロットを利用して固定長のデータブロックを上記
    各ノード間で転送する無線ネットワークに上記制御ノー
    ドとして接続される情報処理装置の情報処理方法であっ
    て、 上記被制御ノードより送られてくる上記タイムスロット
    割り当て情報を受信する工程と、 上記受信された上記タイムスロット割り当て情報に基づ
    いて上記被制御ノードに対する上記タイムスロットの割
    り当てを制御する工程とを有することを特徴とする情報
    処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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