JP2000165364A - 無線ネットワークおよびその複数バス間の時間同期確立方法 - Google Patents

無線ネットワークおよびその複数バス間の時間同期確立方法

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JP2000165364A
JP2000165364A JP34055998A JP34055998A JP2000165364A JP 2000165364 A JP2000165364 A JP 2000165364A JP 34055998 A JP34055998 A JP 34055998A JP 34055998 A JP34055998 A JP 34055998A JP 2000165364 A JP2000165364 A JP 2000165364A
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Keitaro Kondo
啓太郎 近藤
Masatoshi Ueno
正俊 上野
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    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数バス間の時間同期を良好に確立する。 【解決手段】WNノード2〜5は、夫々サイクル・マス
タ20〜50からのサイクルタイムデータのうち下位1
2ビットのクロック数をバス用カウンタ102A及び内
部カウンタ102Bにセットする。WNノード3〜5に
コントロールブロックを送信する際、WNノード2はサ
イクルシンク領域にカウンタ102Bのカウント値を格
納して送信する。そのコントロールブロックを受信する
WNノード3〜5は、夫々サイクルシンク領域よりカウ
ント値を抽出し、そのカウント値と上述のカウンタ10
2Aのカウント値とを比較し、その差が初期値を維持す
るように補正するための制御情報を生成し、その制御情
報をサイクル・マスタ30〜50に送信する。これによ
り、サイクル・マスタ30〜50におけるサイクルタイ
ムデータの下位12ビットのクロック数が補正され、各
バス間の時間同期がとられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外線、電波等
を無線通信媒体として用いる無線ネットワークおよびそ
の複数バス間の時間同期確立方法に関する。詳しくは、
一のバスの時間情報を使用して他のバスの時間調節を行
うことによって、複数バス間の時間同期を良好に確立し
ようとした無線ネットワーク等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】IEEE(Institute of Electrical an
d Electronic Engineers)1394バスは、ディジタル
ビデオレコーダ等の家庭用電子機器同士の接続やこれら
電子機器とコンピュータとの間の接続といったマルチメ
ディア用途に向くものとして注目されている。
【0003】このIEEE1394バスは、アシンクロ
ナス転送およびアイソクロナス転送の2種類のデータ転
送機能を備えている。アシンクロナス転送機能では、メ
モリマップドI/O方式でデータの非同期通信が行われ
る。一方、アイソクロナス転送機能では、送信側および
受信側で予め設定されたチャネル番号を使用してデータ
の通信が行われ、125μs単位で同期通信が行われ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上述したIE
EE1394の複数のバスを無線で接続して無線ネット
ワークを構成し、各バス間でビデオデータやオーディオ
データの送受信を行うことが考えられる。各バスにはサ
イクル・マスタと呼ばれ、それぞれのバスの時間を管理
するための時間管理ノードが配置されている。ここで、
各バスの時間はある程度の精度のクロック信号を使用し
てカウントされる構成となっている。しかし、各クロッ
ク信号の間には一定の誤差があるので、ある程度カウン
トしていると、各バスの時間差がずれていく。上述した
ように、各バス間でビデオデータやオーディオデータの
送受信をする場合、この各バスの時間差のずれは画像や
音声にジッタとして影響を及ぼすこととなる。
【0005】そこで、この発明では、複数バス間の時間
同期を良好に確立し得る無線ネットワーク等を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線ネッ
トワークは、複数のバスが無線で接続されてなる無線ネ
ットワークであって、一のバスの時間情報を使用して、
他のバスの時間調節をする手段を備えるものである。
【0007】例えば、複数のバス間で無線通信を行うた
めの無線通信部を有し、この無線通信部は1つの制御ノ
ードとこの制御ノードによって制御される1つ以上の被
制御ノードとからなり、一のバスには制御ノードが接続
され、他のバスには被制御ノードが接続される。
【0008】この場合、制御ノードは、自己の接続され
ているバス上の時間管理ノードからの時間情報を被制御
ノードに送信する。そして、被制御ノードは、制御ノー
ドより送信されてくる時間情報と自己が接続されている
バス上の時間管理ノードからの時間情報とを使用して時
間調節のための制御情報を生成し、その制御情報を自己
が接続されているバス上の時間管理ノードに送信する。
これにより、制御ノードや被制御ノードが接続されてい
る各バスの時間の同期がとられることとなる。
【0009】また例えば、複数のバス間で無線通信を行
うための無線通信部を有し、この無線通信部は1つの制
御ノードとこの制御ノードによって制御される1つ以上
の被制御ノードとからなり、一のバスには被制御ノード
が接続され、他のバスには制御ノードおよび被制御ノー
ドが接続される。
【0010】この場合、制御ノードは、自己が接続され
ているバス上の時間管理ノードからの時間情報を被制御
ノードに送信する。そして、一のバス以外のバスに接続
されている被制御ノードは、制御ノードより送信されて
くる時間情報と自己が接続されているバス上の時間管理
情報からの時間情報とを使用して時間調節のための制御
情報を生成し、その制御情報を自己が接続されているバ
ス上の時間管理ノードに送信する。
【0011】また、一のバスに接続されている被制御ノ
ードは、制御ノードより送信されてくる時間情報と自己
が接続されているバス上の時間管理ノードからの時間情
報とを使用して時間調節のための制御情報を生成し、こ
の制御情報を制御ノードに送信する。そして、制御ノー
ドは、一のバスに接続されている被制御ノードより送信
されてくる制御情報を受信し、この制御情報を自己が接
続されているバス上の時間管理ノードに送信する。これ
により、制御ノードや被制御ノードが接続されている各
バスの時間の同期がとられることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、無線通信
媒体として赤外線を使用する無線ネットワーク1の構成
例を示している。この無線ネットワーク1は、4個の無
線ネットワーク用ノード(以下、「WNノード」とい
う)2〜5を有してなるものである。
【0013】WNノード2は、IEEE1394バス2
1に接続される。そして、このバス21には、さらに、
IEEE1394ノードとしての衛星放送受信機22、
CATV(cable television)用の受信装置(セット・
トップ・ボックス)23、ディジタル・ビデオ・ディス
ク(DVD)装置24およびビデオ・カセット・レコー
ダ(VCR)25が接続されている。なお、衛星放送受
信機22には、衛星放送信号を受信するためのアンテナ
26が接続されている。また、CATV用の受信装置2
3には、CATV信号が送信されてくるケーブル27が
接続されている。
【0014】WNノード3は、IEEE1394バス3
1に接続される。そして、このバス31には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのビデオカメラ32が接
続されている。WNノード4は、IEEE1394バス
41に接続される。そして、このバス41には、さら
に、IEEE1394ノードとしてのモニタ42が接続
されている。WNノード5は、IEEE1394バス5
1に接続される。そして、このバス51には、さらに、
IEEE1394ノードとしてのコンピュータ52が接
続されている。
【0015】図1に示す無線ネットワーク1において、
あるWNノードに接続されている第1のノードより、他
のWNノードに接続されている第2のノードにデータを
転送する場合、そのデータが赤外線信号に変換されて転
送される。
【0016】ところで、IEEE1394規格では、パ
ケットを単位としてデータの転送が行われる。図3は、
IEEE1394規格のデータ通信を行う場合のデータ
フォーマット、すなわちパケットの基本フォーマットを
示している。すなわち、このパケットは、大別して、ヘ
ッダ、トランザクションコード(tcode)、ヘッダCR
C(cyclic redundancy check codes)、ユーザデー
タ、データCRCからなっている。
【0017】ヘッダCRCは、ヘッダだけに基づいて生
成されている。IEEE1394規格では、ノードは、
ヘッダCRCのチェックに合格しないヘッダに対してア
クションを実施したり、応答したりしてはならない旨規
定されている。また、IEEE1394規格では、ヘッ
ダはトランザクションコードを含んでいなければなら
ず、このトランザクションコードは、主要なパケットの
種別を定義している。
【0018】また、IEEE1394規格では、図3に
示すパケットの派生として、アイソクロナス(同期)パ
ケットやアシンクロナス(非同期)パケットがあり、そ
れらはトランザクションコードによって区別される。
【0019】図4は、アシンクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアシンクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識別子(destin
ation_ID)、トランザクションラベル(tl)、リトライ
コード(rt)、トランザクションコード(tcode)、優
先順位情報(pri)、発信元ノードの識別子(source_I
D)、パケットタイプ固有の情報(destination_offset,
rcode,reserved)、パケットタイプ固有のデータ(quad
let_data,data_length,extended_tcode)、ヘッダCR
Cからなっている。
【0020】図5は、アイソクロナスパケットのデータ
フォーマットを示している。このアイソクロナスパケッ
トにおいて、ヘッダは、データ長(data_length)、ア
イソクロナスデータのフォーマットタグ(tag)、アイ
ソクロナスチャネル(channel)、トランザクションコ
ード(tcode)、同期化コード(sy)、ヘッダCRCか
らなっている。
【0021】上述したIEEE1394規格におけるパ
ケット(アイソクロナスパケット、アシンクロナスパケ
ット)は周知のように可変長であるが、本実施の形態に
おいては、あるWNノードから他のWNノードに、固定
長のデータブロックを単位として、データの転送が行わ
れる。そのため、本実施の形態において、各WNノード
では、IEEE1394のアイソクロナスパケットやア
シンクロナスパケット等のパケットデータより、固定長
のデータブロックが作成される。
【0022】ここで、固定長であるデータブロックに対
して、可変長であるパケットの長さが長いときは、当該
パケットが複数個に分割され、当該パケットのデータが
複数のデータブロックに含まれるようにされる。この場
合、固定長のデータブロックとしては、3種類のものが
作成される。
【0023】第1には、図6Aに示すように、1個のパ
ケットのデータのみからなるユーザデータを持つデータ
ブロックである。このデータブロックでは、そのユーザ
データの前にヘッダが配置されると共に、ヘッダおよび
ユーザデータに対する誤り訂正用のパリティ(ECC:
Error Correction Code)が配置される。第2には、図
6Bに示すように、複数のパケット(図の例では、2個
のパケット)のデータからなるユーザデータを持つデー
タブロックである。このデータブロックでは、それぞれ
のユーザデータの前にヘッダが配置されると共に、ヘッ
ダおよびユーザデータの全体に対する誤り訂正用のパリ
ティが配置される。
【0024】第3には、図6Cに示すように、一または
複数のパケット(図の例では、1個のパケット)のデー
タからなるユーザデータを持つと共に、空き領域に0デ
ータ(空きデータ)が付加されてなるデータブロックで
ある。このデータブロックでは、ユーザデータの前にヘ
ッダが配置されると共に、ヘッダ、ユーザデータおよび
0データの全体に対する誤り訂正用のパリティが配置さ
れる。
【0025】なお、データブロックは、伝送レートが2
4.576Mbpsである場合には、パリティが8バイ
ト、その他が52バイトで構成され、QPSK変調され
て240シンボルのデータとして転送される。また、伝
送レートが2×24.576Mbpsである場合には、
パリティが16バイト、その他が104バイトで構成さ
れ、16QAM変調されて240シンボルのデータとし
て転送される。さらに、伝送レートが4×24.576
Mbpsである場合には、パリティが32バイト、その
他が208バイトで構成され、256QAM変調されて
240シンボルのデータとして転送される。
【0026】また、ヘッダは4バイトで構成され、図6
Aに示すように、パケットID領域、発信元ID領域、
データ長情報領域、データ種類情報領域、分割情報領
域、リザーブ領域を有している。パケットID領域に
は、例えば7ビットのパケットIDが格納される。この
場合、元のパケットが、「1」〜「127」のパケット
IDを順に使用して識別される。「127」を使用した
後は、再び「1」から順に使用していく。発信元ID領
域には、送信元のWNノードのノードIDが格納され
る。このノードIDは、最大7台のWNノードでワイヤ
レスネットワークが構成される場合には、例えば3ビッ
トのデータとされる。なお、制御ノードのノードID
は、「111」とされる。
【0027】データ長情報領域には、ユーザデータの長
さを示す情報が格納される。データ種類情報領域には、
ユーザデータがアイソクロナスパケットのデータである
か、アシンクロナスパケットのデータであるか、さらに
はアクセス・レイヤ・コマンドのデータであるかを示す
コードが格納される。データ種類がアクセス・レイヤ・
コマンドであるとき、データブロックのユーザデータに
は、図7に示すような、データフォーマットのアクセス
・レイヤ・コマンドが配置される。
【0028】アクセス・レイヤ・コマンドは、制御ノー
ドとしてのWNノードと被制御ノードとしてのWNノー
ドとの間で設定情報を通信するために、相互のアクセス
・レイヤ間の専用のコマンド通信に使用されるものであ
り、データブロックのユーザデータに配置されるが、ア
クセス・レイヤ間だけで完結するため、IEEE139
4のパケット形態はとらない。コマンドコードは、アク
セス・レイヤ・コマンドの種類を示すものである。ペイ
ロード長は、ユーザデータ(ペイロード)内に占有され
ているコマンドの長さをバイト単位で示すものである。
データペイロードには、アクセス・レイヤ・コマンドが
格納される。前詰めで格納され、クォードレット(4バ
イト)単位に足りない分は、0データで埋められる。
【0029】図6Aに戻って、分割情報領域には、「分
割していない」、「分割したパケットの先頭」、「分割
したパケットの中間」、「分割したパケットの最後」等
のパケットの分割に関する情報が格納される。
【0030】上述したように、各WNノードで作成され
る固定長のデータブロックは、125μsecの連続す
る各周期内に設けられた複数個のタイムスロットを利用
して転送される。図8は、本実施の形態における無線通
信のデータフォーマットを示しており、各周期内に6個
のタイムスロット(タイムスロット1〜6)が設けられ
ている。なお、上述したWNノード2〜5の内の一つが
制御ノードとしての動作をするように設定されており、
この制御ノードにより各WNノードの発信が制御され
る。
【0031】制御ノードとしてのWNノードは、各周期
内で、タイムスロット1〜6より前に、コントロールブ
ロックを発信する。このコントロールブロックは、QP
SK(Quadrature Phase Shift Keying)変調されてお
り、6シンボル分のギャップ領域、11シンボル分のシ
ンク領域、7シンボル分のサイクルシンク領域、15シ
ンボル分のスロットパーミッション領域、9シンボル分
の誤り訂正領域からなっている。
【0032】後述するように、被制御ノードは、このコ
ントロールブロックのデータより、制御ノードにおける
転送クロック信号を再生し、自己の転送クロック信号
を、この再生した制御ノードにおける転送クロック信号
に同期させる処理をする。このように、制御ノードより
発信されるコントロールブロックは、クロック同期用信
号としても使用される。
【0033】シンク領域には、コントロールブロックを
検出するためのシンクが配されている。後述するよう
に、制御ノードは、24.576MHzのクロック信号
でカウントアップされるカウンタを備えている。制御ノ
ードが接続されているバス上のサイクル・マスタと呼ば
れるIEEE1394ノード(時間管理ノード)が12
5μsec(アイソクロナスサイクル)に1回の割合で
バスにサイクル・スタート・パケットを転送するが、そ
の際にそのサイクル・スタート・パケットに含まれる3
2ビットのサイクルタイムデータのうち、下位12ビッ
トのデータが上述のカウンタのカウント値としてセット
される。コントロールブロックのサイクルシンク領域に
は、このコントロールブロックの転送時における上述の
カウンタのカウント値が格納される。なお、サイクルシ
ンク領域の残りの2ビット(1シンボル)の領域はリザ
ーブとされる。
【0034】図9は、サイクル・スタート・パケットの
データフォーマットを示している。このサイクル・スタ
ート・パケットにおいて、ヘッダは、発信先ノードの識
別子(destination_ID)、トランザクションラベル(t
l)、リトライコード(rt)、トランザクションコード
(tcode)、優先順位情報(pri)、発信元ノードの識別
子(source_ID)、発信先ノードのメモリアドレス(des
tination_offset)、サイクルタイムデータ、ヘッダC
RCからなっている。図10は、32ビットのサイクル
タイムデータの構成を示している。最上位から7ビット
は、秒数を示し、その次の13ビットはサイクル数を示
し、最下位から12ビットは、24.576MHzのク
ロック信号のカウント値(クロック数)を示している。
【0035】被制御ノードは、後述するように24.5
76MHzのクロック信号でカウントアップされるカウ
ンタを備えている。被制御ノードが接続されているバス
上のサイクル・マスタと呼ばれるIEEE1394ノー
ド(時間管理ノード)が125μsec(アイソクロナ
スサイクル)に1回の割合でバスにサイクル・スタート
・パケットを転送するが、その際にそのサイクル・スタ
ート・パケットに含まれる32ビットのサイクルタイム
データのうち、下位12ビットのデータが上述のカウン
タのカウント値としてセットされる。
【0036】被制御ノードとしてのWNノードは、上述
のようにコントロールブロックのサイクルシンク領域に
格納されているカウント値を抽出し、それと自己のカウ
ンタのカウント値との差が初期値に対して変化している
場合にはそれを補正する制御情報を生成し、サイクル・
マスタに送信する。これにより、各サイクルの先頭で、
全ノードの相対時間の自動同期が行われる。
【0037】ここで、被制御ノードとしてのWNノード
は、無線ネットワーク1に加入したとき、コントロール
ブロックのサイクルシンク領域に格納されているカウン
ト値と自己のカウンタのカウント値との差を求め、それ
を上述の初期値として保持するようになされている。
【0038】図8に戻って、スロットパーミッション領
域には、タイムスロット1〜6に関するそれぞれ5ビッ
トの情報が格納される。5ビットの情報は、ビット0〜
ビット4で構成される。ビット4は、「1」であるとき
はトーンリクエストの送信を示し、「0」であるときは
データの送信を示すものとなる。トーンリクエストと
は、送信パワーの制御のために、トーン信号を送信させ
るためのリクエストである。ビット3は、「1」である
ときはアイソクロナスデータであることを示し、「0」
であるときはアシンクロナスデータであることを示すも
のとなる。ビット2〜0は、発信を許可するWNノード
のノードIDを示すものとなる。
【0039】ここで、上述したように制御ノードとして
のWNノードのノードIDは「111」である。また、
ノードIDを持たないWNノードに対して、加入する際
の発信機会を与えるために使用される一時利用目的のノ
ードIDは「000」とされる。したがって、被制御ノ
ードとしてのWNノードのノードIDとしては、「00
1」〜「110」のいずれかが使用される。
【0040】誤り訂正領域には、サイクルシンク領域お
よびスロットパーミッション領域に対する誤り訂正符号
が格納される。誤り訂正符号としては、BCH(62,
44,3)符号が使用される。
【0041】また、タイムスロット1〜6を利用して転
送されるデータブロックには、図6の説明では省略した
が、実際には図8に示すように、240シンボル分のデ
ータ領域に、さらに6シンボル分のギャップ領域と、2
シンボル分のシンク領域が付加されている。シンク領域
には、データブロックを検出するためのシンクが配され
ている。なお、このシンク領域は、データ領域の変調方
式に拘わらず、常にQPSK変調されている。
【0042】上述したように、コントロールブロックの
スロットパーミッション領域では、各タイムスロット1
〜6で発信が可能なWNノードが指定されるが、この場
合の指定は次以降、例えば次のサイクルに関するものと
される。図11は、タイムスロット1〜6の割り当て例
を示している。この例では、タイムスロット1ではノー
ドID=「111」のWNノード(制御ノード)の発信
が許可され、タイムスロット2ではノードID=「00
1」のWNノードの発信が許可され、タイムスロット3
ではノードID=「011」のWNノードの発信が許可
され、さらにタイムスロット4〜6ではノードID=
「101」のWNノードの発信が許可されている。
【0043】制御ノードは、コントロールブロックのス
ロットパーミッション領域を用いて、各WNノード(制
御ノードおよび被制御ノード)の発信を制御できる。こ
の場合、制御ノードは、被制御ノードが予約した転送幅
や被制御ノードが報告する転送予定のデータ状況等、各
WNノードのデータ転送情報に応じて、各タイムスロッ
ト1〜6のそれぞれで発信を許可するノードを決定する
ことが可能となる。被制御ノードから制御ノードへの転
送幅の予約や転送予定のデータ状況の報告等は、例えば
上述したアクセス・レイヤ・コマンドを使用して行われ
る。
【0044】これにより、制御ノードは、所定のWNノ
ードに対してタイムスロットを割り当てて、予約された
転送幅の発信許可を与えることができると共に、その他
のタイムスロットを別のWNノードに対して割り当てる
ことができる。また、制御ノードは、予約された転送幅
以外の転送を可能にしておくために、予約できる最大の
転送幅をタイムスロット数で容易に管理できる。例え
ば、アシンクロナスパケットのように転送幅を予約しな
いと共に周期性のないデータについては、アイソクロナ
スパケットの転送で予約されていない転送幅に対応する
タイムスロットを用いることにより、転送が可能とな
る。
【0045】次に、WNノード100(2〜5)の構成
を説明する。図2は、制御ノードまたは被制御ノードと
なるWNノード100の構成を示している。WNノード
100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体
の動作を制御する制御部101を有している。この制御
部101には、バス用カウンタ102Aおよび内部カウ
ンタ102Bと、制御部101内のマイクロコンピュー
タの動作プログラム等が格納されたROM(read only
memory)103と、ワーキング用メモリとしてのRAM
(random access memory)104とが接続されている。
【0046】バス用カウンタ102Aおよび内部カウン
タ102Bは、それぞれ24.576MHzのクロック
信号をカウントアップする構成となっている。WNノー
ド100が制御ノードとなるときは、バス用カウンタ1
02Aおよび内部カウンタ102Bの双方が使用され
る。制御ノードが接続されているバス上のサイクル・マ
スタと呼ばれるIEEE1394ノード(時間管理ノー
ド)は125μsec(アイソクロナスサイクル)に1
回の割合でバスにサイクル・スタート・パケットを転送
するが、その際にそのサイクル・スタート・パケットに
含まれる32ビットのサイクルタイムデータのうち、下
位12ビットのデータによるクロック数が、上述のカウ
ンタ102A,102Bのカウント値としてセットされ
る。そして、コントロールブロックの送信時に、制御ノ
ードは、内部カウンタ102Bの12ビットのカウント
値(クロック数)をサイクルシンク領域に格納して、被
制御ノードに供給することとなる。
【0047】一方、WNノード100が被制御ノードと
なるときは、バス用カウンタ102Aのみが使用され
る。制御ノードが接続されているバス上のサイクル・マ
スタと呼ばれるIEEE1394ノード(時間管理ノー
ド)は125μsec(アイソクロナスサイクル)に1
回の割合でバスにサイクル・スタート・パケットを転送
するが、その際にそのサイクル・スタート・パケットに
含まれる32ビットのサイクルタイムデータのうち、下
位12ビットのデータが、上述のカウンタ102Aのカ
ウント値としてセットされる。そして、コントロールブ
ロックの受信時に、被制御ノードは、そのサイクルシン
ク領域より抽出したカウント値と上述のカウンタ102
Aのカウント値とを比較し、その差が初期値に対して変
化している場合にはそれを補正する制御情報を生成し、
その制御情報をサイクル・マスタに送信してバス間の時
間同期を確立することとなる。
【0048】また、WNノード100は、IEEE13
94バス105に接続されている他のIEEE1394
ノード(図示せず)より送られてくるアイソクロナスパ
ケットやアシンクロナスパケット等のパケットデータを
一時的に蓄積するためのRAM106と、このRAM1
06に蓄積されたパケットデータを使用し、制御部10
1の制御のもとで、データブロック(ヘッダおよびユー
ザデータの部分のみ、図6A〜C参照)DBLを作成す
るデータ作成部107とを有している。
【0049】WNノード100が制御ノードとなるとき
は、データ作成部107では、125μsecの各周期
の先頭で発信するコントロールブロック(サイクルシン
ク領域、スロットパーミッション領域の部分のみ、図8
参照)CBLも作成される。さらに、データ作成部10
7では、制御ノードと被制御ノードとの間で設定情報を
通信するために、相互のアクセス・レイヤ間の専用のコ
マンド通信に使用するアクセス・レイヤ・コマンドも作
成される。このアクセス・レイヤ・コマンドは、上述し
たようにデータブロックのユーザデータに配置されて転
送される。なお、サイクル・マスタ(図示せず)よりバ
ス105を介して転送されてくるサイクル・スタート・
パケット(図9参照)に含まれるサイクルタイムデータ
は、データ作成部107を通じて制御部101に供給さ
れる。
【0050】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるデータブロックDBLに対して誤
り訂正用のパリティ(ECC)を付加する誤り訂正符号
付加部108と、この誤り訂正符号付加部108の出力
データに対してスクランブル処理および変調処理をし、
その後に先頭にシンクを付加するスクランブル/変調部
109とを有している。
【0051】また、WNノード100は、データ作成部
107より出力されるコントロールブロックCBLに対
して誤り訂正用符号を付加する誤り訂正符号付加部11
0と、この誤り訂正符号付加部110の出力データに対
してスクランブル処理および変調処理をし、その後に先
頭にシンクを付加するスクランブル/変調部111と、
スクランブル/変調部109,111より出力される変
調信号に対応した赤外線信号を出力する発光素子(発光
ダイオード)112とを有している。ここで、WNノー
ド100が被制御ノードであるときは、データ作成部1
07でコントロールブロックCBLが作成されないの
で、誤り訂正符号付加部110、スクランブル/変調部
111は使用されない。
【0052】また、WNノード100は、赤外線信号を
受光する受光素子(フォトダイオード)115と、この
受光素子115の出力信号より、データブロック(図8
参照)のシンクをパターン検出して、検出タイミング信
号SYdを出力すると共に、そのシンクが検出されたデ
ータブロックに同期したクロック信号CKdを発生する
シンク検出・クロック再生部116とを有している。ク
ロック信号CKdは、そのシンクが検出されたデータブ
ロックを処理する際に使用される。
【0053】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYdに基づいて、シンクが検出されたデータブ
ロックに対して復調処理およびデスクランブル処理をす
る復調/デスクランブル部117と、この復調/デスク
ランブル部117より出力されるデータブロックに対し
てパリティを使用してヘッダおよびユーザデータの部分
の誤り訂正を行う誤り訂正部118と、この誤り訂正部
118より出力されるデータブロックDBLよりユーザ
データを抽出するユーザデータ抽出部119と、データ
ブロックDBLよりユーザデータに付加されているヘッ
ダを抽出するヘッダ抽出部120とを有している。ヘッ
ダ抽出部120で抽出されたヘッダは制御部101に供
給される。
【0054】また、WNノード100は、ユーザデータ
抽出部119で抽出されたユーザデータを一時的に蓄積
するRAM121と、このRAM121に蓄積されたユ
ーザデータを使用し、ヘッダの情報に基づいて、パケッ
トデータを復元し、バス105に接続されているIEE
E1394ノードに送るデータ復元部122とを有して
いる。なお、ユーザデータがアクセス・レイヤ・コマン
ドである場合、そのコマンドはデータ復元部122より
制御部101に送られる。
【0055】また、WNノード100は、受光素子11
5の出力信号より、コントロールブロック(図8参照)
のシンクをパターン検出して、検出タイミング信号SY
cを出力すると共に、そのシンクが検出されたコントロ
ールブロックに同期したクロック信号CKcを発生する
シンク検出・クロック再生部125とを有している。こ
こで、クロック信号CKcは、そのシンクが検出された
コントロールブロックを処理する際に使用されると共
に、発信処理のための転送クロック信号として使用され
る。
【0056】また、WNノード100は、検出タイミン
グ信号SYcに基づいて、シンクが検出されたコントロ
ールブロックに対して復調処理およびデスクランブル処
理をする復調/デスクランブル部126と、この復調/
デスクランブル部126の出力データに対して、誤り訂
正符号を利用し、コントロールブロック(サイクルシン
ク領域およびスロットパーミッション領域)CBLの誤
り訂正をして制御部101に供給する誤り訂正部127
とを有している。
【0057】ここで、WNノード100が制御ノードで
あるとき、復調/デスクランブル部126および誤り訂
正部127は使用されない。また、WNノード100が
制御ノードであるとき、シンク検出・クロック再生部1
25では、コントロールブロックより再生されるクロッ
ク信号を参照しての同期処理は行われず、単に、自走
(free run)による転送クロック信号の発生部として機
能する。
【0058】次に、図2に示すWNノード(ワイヤレス
ネットワーク用ノード)100の動作を説明する。
【0059】まず、WNノード100が制御ノードであ
る場合について説明する。発信の動作は以下のように行
われる。
【0060】サイクル・マスタ(図示せず)より転送さ
れてくるサイクル・スタート・パケットに含まれるサイ
クルタイムデータがデータ作成部107より制御部10
1に供給され、バス用カウンタ102Aおよび内部カウ
ンタ102Bのカウント値は、サイクルタイムデータの
下位12ビットのデータによるクロック数と等しくなる
ようにセットされる。その後、これらカウンタ102
A,102Bは、それぞれ24.576MHzのクロッ
ク信号によりカウントアップされていく。
【0061】制御部101の制御により、データ作成部
107では、125μsecの各周期の先頭でコントロ
ールブロックCBL(図8参照)が作成される。このコ
ントロールブロックのサイクルシンク領域には、内部カ
ウンタ102Bのカウント値(クロック数)が格納され
る。そして、このコントロールブロックCBLに対し
て、誤り訂正符号付加部110で誤り訂正符号が付加さ
れ、さらにスクランブル/変調部111でスクランブル
処理および変調処理が行われたのちにシンクが付加さ
れ、コントロールブロックの発信信号が形成される。そ
して、この発信信号によって発光素子112が駆動さ
れ、この発光素子112よりコントロールブロックが赤
外線信号として出力される。
【0062】また、IEEE1394ノードよりバス1
05を介してデータ作成部107にアイソクロナスパケ
ットやアシンクロナスパケット等のパケットデータが送
られてくると、このパケットデータがRAM106に一
時的に記憶される。そして、制御部101の制御によ
り、データ作成部107では、RAM106に記憶され
ているパケットデータよりデータブロックDBL(図6
A〜C参照)が作成される。そして、データ作成部10
7からは、自己の発信が許可された各タイムスロットの
タイミングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが
出力される。そして、このデータブロックDBLに対し
て、誤り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加さ
れ、さらにスクランブル/変調部109でスクランブル
処理および変調処理が行われたのちにシンクが付加さ
れ、データブロックの発信信号が形成される。そして、
この発信信号によって発光素子112が駆動され、この
発光素子112よりデータブロックが赤外線信号として
出力される。
【0063】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でデータブロックの赤外線信号が受光され
る。そして、受光素子115の出力信号がシンク検出・
クロック再生部116に供給され、データブロックのシ
ンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが得られ
ると共に、そのシンクが検出されたデータブロックに同
期したクロック信号CKdが発生される。
【0064】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0065】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0066】また、WNノード100が被制御ノードで
ある場合について説明する。発信の動作は以下のように
行われる。
【0067】サイクル・マスタ(図示せず)より転送さ
れてくるサイクル・スタート・パケットに含まれるサイ
クルタイムデータがデータ作成部107より制御部10
1に供給され、バス用カウンタ102Aのカウント値
は、サイクルタイムデータの下位12ビットと等しくな
るようにセットされる。その後、このカウンタ102A
は、それぞれ24.576MHzのクロック信号により
カウントアップされていく。
【0068】IEEE1394ノードよりバス105を
介してデータ作成部107にアイソクロナスパケットや
アシンクロナスパケット等のパケットデータが送られて
くると、このパケットデータがRAM106に一時的に
記憶される。そして、制御部101の制御により、デー
タ作成部107では、RAM106に記憶されているパ
ケットデータよりデータブロックDBL(図6A〜C参
照)が作成される。そして、データ作成部107から
は、自己の発信が許可された各タイムスロットのタイミ
ングで、それぞれ1個のデータブロックDBLが出力さ
れる。そして、このデータブロックDBLに対して、誤
り訂正符号付加部108で誤り訂正符号が付加され、さ
らにスクランブル/変調部109でスクランブル処理お
よび変調処理が行われたのちにシンクが付加され、デー
タブロックの発信信号が形成される。そして、この発信
信号によって発光素子112が駆動され、この発光素子
112よりデータブロックが赤外線信号として出力され
る。
【0069】受信の動作は、以下のように行われる。受
光素子115でコントロールブロックやデータブロック
の赤外線信号が受光される。受光素子115の出力信号
がシンク検出・クロック再生部125に供給され、コン
トロールブロックのシンクが検出されて、検出タイミン
グ信号SYcが得られると共に、そのシンクが検出され
たコントロールブロックに同期したクロック信号CKc
が発生される。クロック信号CKcは、上述したように
コントロールブロックの処理に使用される共に、転送ク
ロック信号として使用される。つまり、上述した発信の
動作は、転送クロック信号に同期して実行される。
【0070】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部126に供給され、検出タイミング
信号SYcに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部12
6の出力データが誤り訂正部127に供給され、誤り訂
正符号を利用して、コントロールブロックCBLの誤り
訂正が行われる。
【0071】そして、誤り訂正部127より出力される
コントロールブロックCBLは制御部101に供給され
る。制御部101は、コントロールブロックCBLのサ
イクルシンク領域に含まれる12ビットのデータを抽出
し、カウンタ102Aのカウント値と比較し、その差が
初期値に対して変化している場合にはそれを補正する制
御情報を生成し、その制御情報をサイクル・マスタに送
信する。これにより、サイクル・マスタにおけるサイク
ルタイムデータの下位12ビットのデータ(クロック
数)が補正され、バス間の時間同期がとられるようにな
る。また、制御部101は、コントロールブロックのC
BLのスロットパーミッション領域の情報より、自己の
発信が許可されているタイムスロットを認識できる。
【0072】また、受光素子115の出力信号がシンク
検出・クロック再生部116に供給され、データブロッ
クのシンクが検出されて、検出タイミング信号SYdが
得られると共に、そのシンクが検出されたデータブロッ
クに同期したクロック信号CKdが発生される。
【0073】そして、受光素子115の出力信号が復調
/デスクランブル部117に供給され、検出タイミング
信号SYdに基づいて、復調処理およびデスクランブル
処理が行われる。さらに、復調/デスクランブル部11
7の出力データが誤り訂正部118に供給され、誤り訂
正符号を利用して、データブロックDBLの誤り訂正が
行われる。
【0074】また、誤り訂正部118からのデータブロ
ックDBLがヘッダ抽出部120に供給されてヘッダが
抽出され、そのヘッダが制御部101に供給される。同
様に、誤り訂正部118からのデータブロックDBLが
ユーザデータ抽出部119に供給されて、このユーザデ
ータがデータ復元部122に供給される。データ復元部
では、ヘッダ情報に基づく制御部101の制御により、
抽出されたユーザデータよりパケットデータが再構成さ
れ、この再構成されたパケットデータがバス105を介
してIEEE1394ノードに送られる。
【0075】次に、図12A〜Eを使用して、IEEE
1394規格のパケットデータを、第1のWNノードか
ら第2のWNノードに転送する場合の動作例を説明す
る。
【0076】IEEE1394ノードから第1のWNノ
ードのデータ作成部107に、図12Aに示すように、
サイクル・スタート・パケット(CS)が送られてきた
後に、パケットデータとしてパケットA、パケットBが
送られてくる場合を考える。なお、サイクル・スタート
・パケットは、サイクル・マスタより125μsecに
1回の割合で送られてくるが、必ずしも125μsec
の時間間隔で送られてくるものではなく、パケットデー
タの大きさによってはその時間間隔が125μsecよ
り大きくなることもある。
【0077】そして、データ作成部107では、これら
パケットA、パケットBより、図12Bに示すように、
固定長のデータブロックが作成される。この場合、パケ
ットA、パケットBのデータ長によって、例えばパケッ
トAのデータのみを有するデータブロック、パケットA
およびパケットBのデータを有するデータブロック、パ
ケットBのデータのみを有すると共に、空き領域に0デ
ータが配されたデータブロック等が作成される。この場
合、各パケットを構成するデータ(ユーザデータ)の先
頭には、それぞれ元パケットの情報、分割情報等を持つ
ヘッダが配される。
【0078】このように第1のWNノードのデータ作成
部107で作成されたデータブロックは、制御ノードと
してのWNノードによって、図12Cに示すように、発
信が許可されたタイムスロット1〜3を利用して、第2
のWNノードに発信される。この場合、データブロック
には誤り訂正用のパリティが付加されると共に、スクラ
ンブル処理や変調処理がされた後にシンクが付加され、
赤外線信号として発信される。
【0079】また、第2のWNノードでは、図12Dに
示すように、第1のWNノードより送られてくるデータ
ブロックが受信され、このデータブロックより抽出され
るユーザデータはデータ復元部122に供給されると共
に、そのデータブロックより抽出されるヘッダは制御部
101に供給される。そして、データ復元部122で
は、ヘッダに含まれる元パケットの情報、分割情報等に
基づいて、図12Eに示すように、ユーザデータより元
のパケットデータが再構成される。そして、このパケッ
トデータが、IEEE1394ノードに送られる。
【0080】次に、図1に示す無線ネットワーク1にお
いて、各バスの時間同期の確立の動作を、さらに詳細に
説明する。この動作の説明を、図1の無線ネットワーク
1に対応した図13を使用して説明する。図13は、W
Nノード2を制御ノード(ルート機器)とし、WNノー
ド3〜5を被制御ノード(リーフ機器)とした例であ
る。そして、便宜上、制御ノードとしてのWNノード2
を、バス接続部151、ルート制御部152、赤外線送
受部153、バス用カウンタ102Aおよび内部カウン
タ102Bを備える構成とすると共に、被制御ノードと
してのWNノード3〜5を、それぞれ、バス接続部15
1、リーフ制御部154、赤外線送受部153およびバ
ス用カウンタ102Aを備える構成としている。また、
IEEE1394バス21,31,41,51に、それ
ぞれ時間管理ノードであるサイクル・マスタ20,3
0,40,50が接続されている。
【0081】サイクル・マスタ20より125μsec
に1回の割合でバス21に転送されるサイクル・スター
ト・パケットがWNノード2に供給され、そのサイクル
・スタート・パケットに含まれる32ビットのサイクル
タイムデータのうち、下位12ビットのデータによるク
ロック数が、カウンタ102A,102Bのカウント値
としてセットされる(図13のの経路参照)。その
後、これらカウンタ102A,102Bは、それぞれ2
4.576MHzのクロック信号により、セット値から
順次カウントアップされていく。
【0082】図14は、WNノード2のカウンタ102
A,102Bのカウント値のセット動作を示している。
すなわち、WNノード2のルート制御部152は、サイ
クル・スタート・パケットを受信すると、ステップST
11で、サイクルタイムデータの下位12ビットのデー
タによるクロック数を、バス用カウンタ102Aおよび
内部カウンタ102Bにセットし、セット動作を終了す
る。
【0083】また、サイクル・マスタ30,40,50
よりそれぞれ125μsecに1回の割合でバス31,
41,51に転送されるサイクル・スタート・パケット
がWNノード3,4,5に供給され、そのサイクル・ス
タート・パケットに含まれる32ビットのサイクルタイ
ムデータのうち、下位12ビットのデータによるクロッ
ク数が、カウンタ102Aのカウント値としてセットさ
れる(図13のの経路参照)。その後、このカウンタ
102Aは、それぞれ24.576MHzのクロック信
号により、セット値から順次カウントアップされてい
く。
【0084】図15は、WNノード3〜5のカウンタ1
02Aのカウント値のセット動作を示している。すなわ
ち、WNノード3〜5のリーフ制御部154は、サイク
ル・スタート・パケットを受信すると、ステップST2
1で、サイクルタイムデータの下位12ビットのデータ
によるクロック数を、バス用カウンタ102Aにセット
し、セット動作を終了する。
【0085】また、WNノード2よりWNノード3,
4,5にコントロールブロックが送信されるとき、WN
ノード2はそのコントロールブロックのサイクルシンク
領域(図8参照)に内部カウンタ102Bのカウント値
(クロック数)を格納して送信する(図13のの経路
参照)。
【0086】図16は、コントロールブロックの送信時
におけるWNノード2のルート制御部152の動作を示
している。すなわち、コントロールブロックを送信する
際、ステップST31で、内部カウンタ102Bのカウ
ント値を読み出し、ステップST32で、そのカウント
値をコントロールブロックのサイクルシンク領域に格納
し、そのコントロールブロックを赤外線送受部153に
送って、動作を終了する。
【0087】また、WNノード3,4,5がWNノード
2からのコントロールブロックを受信するとき、WNノ
ード3,4,5は、それぞれそのサイクルシンク領域よ
りカウント値を抽出し、そのカウント値と上述のカウン
タ102Aのカウント値とを比較し、その差が初期値に
対して変化している場合にはそれを補正する制御情報を
生成し、その制御情報をサイクル・マスタ30,40,
50に送信する(図13のの経路参照)。これによ
り、サイクル・マスタ30,40,50におけるサイク
ルタイムデータの下位12ビットのデータ(クロック
数)が補正され、バス間の時間同期がとられるようにな
る。
【0088】図17は、コントロールブロックの受信時
におけるWNノード3〜5のリーフ制御部154の動作
を示している。すなわち、コントロールブロックを受信
すると、ステップST41で、コントロールブロックの
サイクルシンク領域よりカウント値を抽出し、ステップ
ST42で、その抽出したカウント値と、カウンタ10
2Aのカウント値との差を計算する。
【0089】次に、ステップST43で、計算した差に
基づいて、制御情報の種別を決定する。すなわち、計算
した差が初期値に対して変化しており、サイクル・マス
タにおけるクロック数を増加する必要があるときは、制
御情報の種別はクロック数を増加するものとされる。ま
た、計算した差が初期値に対して変化しておらず、サイ
クル・マスタにおけるクロック数の変更が必要ないとき
は、制御情報の種別は変更なしを示すものとされる。さ
らに、計算した差が初期値に対して変化しており、サイ
クル・マスタにおけるクロック数を減少する必要がある
ときは、制御情報の種別はクロック数を減少するものと
される。
【0090】次に、ステップST44で、制御情報の種
別が判定される。制御情報の種別がクロック数を増加す
るものであるときは、ステップST45で、計算した差
が初期値と等しくなるようにサイクル・マスタのクロッ
ク数を増やすための制御情報を作成し、ステップST4
6に進む。また、制御情報の種別が変更無しを示すもの
であるときは、ステップST47で、変更無しを示す制
御情報を作成し、ステップST46に進む。また、制御
情報の種別がクロック数を減少するものであるときは、
ステップST48で、計算した差が初期値と等しくなる
ようにサイクル・マスタのクロック数を減らすための制
御情報を作成し、ステップST46に進む。
【0091】そして、ステップST46では、作成され
た制御情報を含むパケットをバスを介してサイクル・マ
スタに送信する。
【0092】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、制御ノードとしてのWNノード2が接続されてい
るIEEE1394バス21の時間情報(クロック数)
を使用して、被制御ノードとしてのWNノード3〜5が
接続されているIEEE1394バス31〜51の時間
調節が自動的に行われる。したがって、複数バス間の時
間同期を良好に確立することができる。
【0093】なお、上述実施の形態においては、制御ノ
ード側のバス21が基準とされたものであるが、被制御
ノード側のバスを基準として複数のバス間の時間同期を
確立することも考えられる。この場合、基準となるバス
に接続されている被制御ノードより制御情報を制御ノー
ドに送信するためのコントロールブロックが設けられ
る。すなわち、上述実施の形態においては、図18Aに
示すように、125μsecの各周期内で、タイムスロ
ット1〜6の前に、制御ノードより被制御ノードにコン
トロールブロックAが発信されるものであったが、図1
8Bに示すように、このコントロールブロックAの後
で、かつタイムスロット1〜6の前に、基準となるバス
に接続されている被制御ノードより制御ノードに制御情
報を含むコントロールブロックBが発信される。
【0094】このように被制御ノード側のバスを基準と
して複数のバス間の時間同期を確立する動作を、図1の
無線ネットワーク1に対応した図19を使用して説明す
る。図19は、WNノード2を制御ノード(ルート機
器)とし、WNノード3〜5を被制御ノード(リーブ機
器)とし、WNノード5側のバスを基準とする例であ
る。この図19において、図13と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0095】サイクル・マスタ20より125μsec
に1回の割合でバス21に転送されるサイクル・スター
ト・パケットがWNノード2に供給され、そのサイクル
・スタート・パケットに含まれる32ビットのサイクル
タイムデータのうち、下位12ビットのデータによるク
ロック数が、バス用カウンタ102Aのカウント値とし
てセットされる(図19のの経路参照)。その後、こ
のカウンタ102Aは、24.576MHzのクロック
信号により、セット値から順次カウントアップされてい
く。
【0096】なお、内部カウンタ102Bも24.57
6MHzのクロック信号により順次カウントアップされ
ていくが、制御ノードとしてのWNノード2は、無線ネ
ットワーク1に加入したとき、バス用カウンタ102A
のカウント値と内部カウンタ102Bのカウント値との
差を求め、それを初期値として保持するようになされ
る。
【0097】図20は、WNノード2のカウンタ102
Aのカウント値のセット動作を示している。すなわち、
WNノード2のルート制御部152は、サイクル・スタ
ート・パケットを受信すると、ステップST51で、サ
イクルタイムデータの下位12ビットのデータによるク
ロック数を、バス用カウンタ102Aにセットし、セッ
ト動作を終了する。
【0098】また、サイクル・マスタ30,40,50
よりそれぞれ125μsecに1回の割合でバス31,
41,51に転送されるサイクル・スタート・パケット
がWNノード3,4,5に供給され、そのサイクル・ス
タート・パケットに含まれる32ビットのサイクルタイ
ムデータのうち、下位12ビットのデータによるクロッ
ク数が、カウンタ102Aのカウント値としてセットさ
れる(図19のの経路参照)。その後、このカウンタ
102Aは、それぞれ24.576MHzのクロック信
号により、セット値から順次カウントアップされてい
く。このカウンタ102Aのカウント値のセット動作
は、上述した図15のフローチャートに沿って行われ
る。
【0099】また、WNノード2よりWNノード3,
4,5にコントロールブロックAが送信されるとき、W
Nノード2はそのコントロールブロックAのサイクルシ
ンク領域に内部カウンタ102Bのカウント値(クロッ
ク数)を格納して送信する(図19のの経路参照)。
この場合のWNノード2のルート制御部152の動作
は、上述した図16のフローチャートに沿って行われ
る。
【0100】また、WNノード3,4がWNノード2か
らのコントロールブロックAを受信するとき、WNノー
ド3,4はそのサイクルシンク領域よりカウント値を抽
出し、そのカウント値と上述のカウンタ102Aのカウ
ント値とを比較し、その差が初期値に対して変化してい
る場合にはそれを補正する制御情報を生成し、その制御
情報をサイクル・マスタ30,40に送信する(図19
のの経路参照)。これにより、サイクル・マスタ3
0,40におけるサイクルタイムデータの下位12ビッ
トのデータ(クロック数)が補正される。この場合のW
Nノード3,4のリーフ制御部154の動作は、上述し
た図17のフローチャートに沿って行われる。
【0101】また、WNノード5がWNノード2からの
コントロールブロックAを受信するとき、WNノード5
はそのサイクルシンク領域よりカウント値を抽出し、そ
のカウント値と上述のカウンタ102Aのカウント値と
を比較し、その差が初期値に対して変化している場合に
はそれを補正する制御情報を生成し、その制御情報を含
めたコントロールブロックBを作成し、WNノード2に
送信する(図19のの経路参照)。
【0102】図21は、コントロールブロックAの受信
時におけるWNノード5のリーフ制御部154の動作を
示している。すなわち、コントロールブロックAを受信
すると、ステップST61で、コントロールブロックA
のサイクルシンク領域よりカウント値を抽出し、ステッ
プST62で、その抽出したカウント値と、カウンタ1
02Aのカウント値との差を計算する。
【0103】次に、ステップST63で、計算した差に
基づいて、制御情報の種別を決定する。すなわち、計算
した差が初期値に対して変化しており、制御ノード側の
クロック数を増加する必要があるときは、制御情報の種
別はクロック数を増加するものとされる。また、計算し
た差が初期値に対して変化しておらず、制御ノード側の
クロック数の変更が必要ないときは、制御情報の種別は
変更なしを示すものとされる。さらに、計算した差が初
期値に対して変化しており、制御ノード側のクロック数
を減少する必要があるときは、制御情報の種別はクロッ
ク数を減少するものとされる。
【0104】次に、ステップST64で、制御情報の種
別が判定される。制御情報の種別がクロック数を増加す
るものであるときは、ステップST65で、計算した差
が初期値と等しくなるように制御ノード側のクロック数
(カウント値)を増やすための制御情報を作成し、ステ
ップST66に進む。また、制御情報の種別が変更無し
を示すものであるときは、ステップST67で、変更無
しを示す制御情報を作成し、ステップST66に進む。
また、制御情報の種別がクロック数を減少するものであ
るときは、ステップST68で、計算した差が初期値と
等しくなるように制御ノード側のクロック数(カウント
値)を減らすための制御情報を作成し、ステップST6
6に進む。
【0105】そして、ステップST66では、作成され
た制御情報を含むコントロールブロックBを作成し、こ
のコントロールブロックBを予め設定されたタイミング
(図18B参照)で制御ノードとしてのWNノード2に
送信する(図18B参照)。
【0106】また、WNノード2がWNノード5からの
コントロールブロックBを受信するとき、WNノード2
はそのコントロールブロックBより制御情報を抽出し、
その制御情報に従って内部カウンタ102Bのカウント
値を補正し、その後にカウンタ102A,102Bのカ
ウント値を比較し、その差が初期値に対して変化してい
る場合にはそれを補正する制御情報を生成し、その制御
情報をサイクル・マスタ20に送信する(図19のの
経路参照)。これにより、サイクル・マスタ20におけ
るサイクルタイムデータの下位12ビットのデータ(ク
ロック数)が補正され、バス間の時間同期がとられるよ
うになる。
【0107】図22は、コントロールブロックBの受信
時におけるWNノード2のリーフ制御部154の動作を
示している。すなわち、コントロールブロックBを受信
すると、ステップST71で、コントロールブロックB
より制御情報を抽出し、その制御情報に基づいて、内部
カウンタ102Bのカウント値を補正する。そして、ス
テップST72で、内部カウンタ102Bのカウント値
と、バス用カウンタ102Aのカウント値との差を計算
する。
【0108】次に、ステップST73で、計算した差に
基づいて、制御情報の種別を決定する。すなわち、計算
した差が初期値に対して変化しており、サイクル・マス
タ20におけるクロック数を増加する必要があるとき
は、制御情報の種別はクロック数を増加するものとされ
る。また、計算した差が初期値に対して変化しておら
ず、サイクル・マスタ20におけるクロック数の変更が
必要ないときは、制御情報の種別は変更なしを示すもの
とされる。さらに、計算した差が初期値に対して変化し
ており、サイクル・マスタ20におけるクロック数を減
少する必要があるときは、制御情報の種別はクロック数
を減少するものとされる。
【0109】次に、ステップST74で、制御情報の種
別が判定される。制御情報の種別がクロック数を増加す
るものであるときは、ステップST75で、計算した差
が初期値と等しくなるようにサイクル・マスタ20のク
ロック数を増やすための制御情報を作成し、ステップS
T76に進む。また、制御情報の種別が変更無しを示す
ものであるときは、ステップST77で、変更無しを示
す制御情報を作成し、ステップST76に進む。また、
制御情報の種別がクロック数を減少するものであるとき
は、ステップST78で、計算した差が初期値と等しく
なるようにサイクル・マスタ20のクロック数を減らす
ための制御情報を作成し、ステップST76に進む。
【0110】そして、ステップST76では、作成され
た制御情報を含むパケットをバス21を介してサイクル
・マスタ20に送信する。
【0111】以上説明したように、被制御ノード側のバ
スを基準とする場合にあっても、複数のバス間の時間同
期を良好に確立することができる。
【0112】また、上述実施の形態においては、制御ノ
ード(WNノード2)はバス用カウンタ102Aと内部
カウンタ102Bの双方を使用するものを示したが、バ
ス用カウンタ102Aのみを使用する構成とすることも
考えられる。
【0113】制御ノード側のバスを基準とする場合には
(図13参照)、以下のような動作をすることとなる。
【0114】すなわち、制御ノードとしてのWNノード
2は、サイクル・マスタ20からのサイクル・スタート
・パケットを受信したとき、そのサイクル・スタート・
パケットに含まれる32ビットのサイクルタイムデータ
のうち、下位12ビットのデータによるクロック数を、
バス用カウンタ102Aのカウント値としてセットす
る。
【0115】また、WNノード2よりWNノード3,
4,5にコントロールブロックが送信されるとき、WN
ノード2はそのコントロールブロックのサイクルシンク
領域にバス用カウンタ102Aのカウント値(クロック
数)を格納して送信する。
【0116】その他の動作は、上述した制御ノードがバ
ス用カウンタ102Aと内部カウンタ102Bの双方を
使用する場合と同様である。
【0117】次に、被制御ノード側のバスを基準とする
場合には(図19参照)、以下のような動作をすること
となる。
【0118】すなわち、WNノード2よりWNノード
3,4,5にコントロールブロックAが送信されると
き、WNノード2はそのコントロールブロックAのサイ
クルシンク領域にバス用カウンタ102Aのカウント値
(クロック数)を格納して送信する。
【0119】また、WNノード2がWNノード5からの
コントロールブロックBを受信するとき、WNノード2
はそのコントロールブロックBより制御情報を抽出し、
その制御情報を含むパケットを作成してサイクル・マス
タ20に送信する。サイクル・マスタでは、この制御情
報に基づいて、サイクルタイムデータの下位12ビット
のデータ(クロック数)が補正されることとなる。
【0120】その他の動作は、上述した制御ノードがバ
ス用カウンタ102Aと内部カウンタ102Bの双方を
使用する場合と同様である。
【0121】また、上述実施の形態においては、被制御
ノード側のバスを基準として複数のバス間の時間同期を
確立する場合、基準となるバスに接続されている被制御
ノードより制御情報を送るために、コントロールブロッ
クB(図18B参照)を利用しているが、その制御情報
を送るためにデータスロットを用いることもできる。制
御ノードは、コントロールブロックのスロットパーミッ
ション領域を用いて、基準となるバスに接続されている
被制御ノードの制御情報を送出するためのタイムスロッ
トSL(例えばスロット1)を、図18Cに示すよう
に、毎サイクルあるいは数サイクルに一回の割合で割り
当て、被制御ノードはこのタイムスロットSLで、上述
したアクセス・レイヤ・コマンドを使用して制御ノード
に制御情報を発信する。
【0122】この場合、図19におけるWNノード5が
WNノード2からのコントロールブロックを受信すると
き、WNノードはそのサイクルシンク領域よりカウント
値を抽出し、そのカウント値とカウンタ102Aのカウ
ント値とを比較し、その差が初期値に対して変化してい
る場合にはそれを補正する制御情報を生成し、その制御
情報を含めたアクセス・レイヤ・コマンドを作成し、W
Nノード2に送信する(図19のの経路参照)。そし
て、このアクセス・レイヤ・コマンドを受け取ったWN
ノード2の処理は図22で説明したと同様であり、アク
セス・レイヤ・コマンドより制御情報を抽出して処理を
行う。
【0123】また、上述実施の形態においては、この発
明をIEEE1394のアイソクロナスパケットやアシ
ンクロナスパケット等のパケットデータを転送する無線
ネットワーク1に適用したものであるが、この発明は、
USB(universal serial bus)等のその他の高速シリ
アルバスのデータを転送する無線ネットワークにも同様
に適用することができる。
【0124】また、上述実施の形態においては、この発
明を無線通信媒体として赤外線を使用する無線ネットワ
ーク1に適用したものであるが、この発明は、電波やレ
ーザ光等のその他の無線通信媒体を使用する無線ネット
ワークにも同様に適用することができる。
【0125】
【発明の効果】この発明によれば、複数のバスが無線で
接続されてなる無線ネットワークにおいて、制御ノード
側または被制御ノード側の一のバスの時間情報を使用し
て他のバスの時間調節を行うものであり、複数のバス間
の時間同期を良好に確立できる。したがって、各バス間
でビデオデータやオーディオデータの送受信をする場
合、この各バスの時間差がずれていくことを防止でき、
それが画像や音声にジッタとして影響を及ぼすことを回
避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての無線ネットワークの構成を
示す系統図である。
【図2】無線ネットワーク用ノードの構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】IEEE1394規格のパケットの基本フォー
マットを示す図である。
【図4】IEEE1394規格のアシンクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
【図5】IEEE1394規格のアイソクロナスパケッ
トのデータフォーマットを示す図である。
【図6】データブロックの種類とヘッダの内容を示す図
である。
【図7】アクセス・レイヤ・コマンドのデータフォーマ
ットを示す図である。
【図8】赤外線を用いた無線通信のデータフォーマット
を示す図である。
【図9】IEEE1394規格のサイクルスタートパケ
ットのデータフォーマットを示す図である。
【図10】サイクルタイムデータの構成を示す図であ
る。
【図11】タイムスロットの割り当て例を示す図であ
る。
【図12】データブロック変換、パケットの再構成の動
作を説明するための図である。
【図13】バス間の時間同期確立(制御ノード側のバス
が基準)の動作を説明するための図である。
【図14】制御ノードのカウンタのセット動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】被制御ノードのカウンタのセット動作を示す
フローチャートである。
【図16】制御ノードのコントロールブロックの送信時
の動作を示すフローチャートである。
【図17】被制御ノードのコントロールブロックの受信
時の動作を示すフローチャートである。
【図18】無線通信のデータフォーマットの他の例を説
明するための図である。
【図19】バス間の時間同期確立(被制御ノード側のバ
スが基準)の動作を説明するための図である。
【図20】制御ノードのカウンタのセット動作を示すフ
ローチャートである。
【図21】被制御ノードのコントロールブロックAの受
信時の動作を示すフローチャートである。
【図22】制御ノードのコントロールブロックBの受信
時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・無線ネットワーク、2〜5・・・無線ネットワ
ーク用ノード、20,30,40,50・・・サイクル
・マスタ、21,31,41,51・・・IEEE13
94バス、100・・・無線ネットワーク用ノード、1
01・・・制御部、102A・・・バス用カウンタ、1
02B・・・内部カウンタ、105・・・IEEE13
94バス、107・・・データ作成部、112・・・発
光素子、115・・・受光素子、122・・・データ復
元部、151・・・バス接続部、152・・・ルート制
御部、153・・・赤外線送受部、154・・・リーフ
制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K047 AA01 BB01 CC06 JJ03 LL15 MM14 MM56 5K067 AA26 AA33 CC08 DD25 DD57 EE12 EE32 EE37 EE71 HH21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバスが無線で接続されてなる無線
    ネットワークであって、 一のバスの時間情報を使用して、他のバスの時間調節を
    する手段を備えることを特徴とする無線ネットワーク。
  2. 【請求項2】 上記複数のバス間で無線通信を行うため
    の無線通信部を有し、 上記無線通信部は、1つの制御ノードと、この制御ノー
    ドによって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、 上記一のバスには上記制御ノードが接続され、上記他の
    バスには上記被制御ノードが接続されることを特徴とす
    る請求項1に記載の無線ネットワーク。
  3. 【請求項3】 上記複数のバスにはそれぞれ自己のバス
    の時間を管理する時間管理ノードが接続されており、 上記制御ノードは、自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る時間情報送信手段を有し、 上記被制御ノードは、上記制御ノードより送信されてく
    る上記時間情報を受信する時間情報受信手段と、この時
    間情報と自己が接続されているバス上の時間管理ノード
    からの時間情報とを使用して上記時間調節のための制御
    情報を生成する制御情報生成手段と、この制御情報を自
    己が接続されているバス上の時間管理ノードに送信する
    制御情報送信手段とを有することを特徴とする請求項2
    に記載の無線ネットワーク。
  4. 【請求項4】 上記時間情報はクロック数のデータであ
    り、 上記制御ノードは、クロック信号によってカウントアッ
    プされていく第1のカウンタを有し、上記自己が接続さ
    れているバス上の時間管理ノードからの上記クロック数
    のデータで上記カウンタのカウント値をそのクロック数
    と等しくなるようにセットし、所定の周期で上記カウン
    タのカウント値を上記被制御ノードに送信し、 上記被制御ノードは、クロック信号によってカウントア
    ップされていく第2のカウンタを有し、上記自己が接続
    されているバス上の時間管理ノードからの上記クロック
    数のデータで上記カウンタのカウント値をそのクロック
    数と等しくなるようにセットし、上記制御ノードより送
    信されてくる上記第1のカウンタのカウント値と上記第
    2のカウンタのカウント値とを比較して上記時間調節の
    ための制御情報を生成して上記自己が接続されているバ
    ス上の時間管理ノードに送信することを特徴とする請求
    項3に記載の無線ネットワーク。
  5. 【請求項5】 上記複数のバス間で無線通信を行うため
    の無線通信部を有し、 上記無線通信部は、1つの制御ノードと、この制御ノー
    ドによって制御される1つ以上の被制御ノードとからな
    り、 上記一のバスには上記被制御ノードが接続され、上記他
    のバスには上記制御ノードおよび上記被制御ノードが接
    続されることを特徴とする請求項1に記載の無線ネット
    ワーク。
  6. 【請求項6】 上記複数のバスにはそれぞれ時間を管理
    する時間管理ノードが接続されており、 上記制御ノードは、自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る時間情報送信手段と、上記一のバスに接続されている
    上記被制御ノードより送信されてくる上記時間調節のた
    めの制御情報を受信する制御情報受信手段と、この制御
    情報を使用して自己が持つ時間情報を調節する時間情報
    調節手段と、上記自己が持つ時間情報と自己が接続され
    ているバス上の時間管理ノードからの時間情報とを使用
    して上記時間調節のための制御情報を生成する制御情報
    生成手段と、この制御情報を自己が接続されているバス
    上の時間管理ノードに送信する制御情報送信手段とを有
    し、 上記一のバスに接続されている被制御ノードは、上記制
    御ノードより送信されてくる上記時間情報を受信する時
    間情報受信手段と、この時間情報と自己が接続されてい
    るバス上の時間管理ノードからの時間情報とを使用して
    上記時間調節のための制御情報を生成する制御情報生成
    手段と、この制御情報を上記制御ノードに送信する制御
    情報送信手段とを有し、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    は、上記制御ノードより送信されてくる上記時間情報を
    受信する時間情報受信手段と、この時間情報と自己が接
    続されているバス上の時間管理ノードからの時間情報と
    を使用して上記時間調節のための制御情報を生成する制
    御情報生成手段と、この制御情報を自己が接続されてい
    るバス上の時間管理ノードに送信する制御情報送信手段
    とを有することを特徴とする請求項5に記載の無線ネッ
    トワーク。
  7. 【請求項7】 上記時間情報はクロック数のデータであ
    り、 上記制御ノードは、クロック信号によってカウントアッ
    プされていく第1および第2のカウンタを有し、自己が
    接続されているバス上の時間管理ノードからの上記クロ
    ック数のデータで上記第1のカウンタのカウント値をそ
    のクロック数と等しくなるようにセットし、所定の周期
    で上記第2のカウンタのカウント値を上記被制御ノード
    に送信し、上記一のバスに接続されている被制御ノード
    より送信されてくる上記時間調節のための制御情報によ
    って上記第2のカウンタのカウント値を調節し、さらに
    上記第1のカウンタのカウント値と上記第2のカウンタ
    のカウント値とを比較して上記時間調節のための制御情
    報を生成して自己が接続されているバス上の時間管理ノ
    ードに送信し、 上記一のバスに接続されている上記被制御ノードは、ク
    ロック信号によってカウントアップされていく第3のカ
    ウンタを有し、自己が接続されているバス上の時間管理
    ノードからの上記クロック数のデータで上記第3のカウ
    ンタのカウント値をそのクロック数に等しくなるように
    セットし、上記制御ノードより送信されてくる上記第2
    のカウンタのカウント値と上記第3のカウンタのカウン
    ト値とを比較して上記時間調節のための制御情報を生成
    して上記制御ノードに送信し、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    は、クロック信号によってカウントアップされていく第
    4のカウンタを有し、自己が接続されているバス上の時
    間管理ノードからの上記クロック数のデータで上記第4
    のカウンタのカウント値をそのクロック数と等しくなる
    ようにセットし、上記制御ノードより送信されてくる上
    記第2のカウンタのカウント値と上記第4のカウンタの
    カウント値とを比較して上記時間調節のための制御情報
    を生成して自己が接続されているバス上の時間管理ノー
    ドに送信することを特徴とする請求項6に記載の無線ネ
    ットワーク。
  8. 【請求項8】 上記複数のバスにはそれぞれバスの時間
    を管理する時間管理ノードが接続されており、 上記制御ノードは、自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る時間情報送信手段と、上記一のバスに接続されている
    上記被制御ノードより送信されてくる上記時間調節のた
    めの制御情報を受信する制御情報受信手段と、この制御
    情報を自己が接続されているバス上の時間管理ノードに
    送信する制御情報送信手段とを有し、 上記一のバスに接続されている被制御ノードは、上記制
    御ノードより送信されてくる上記時間情報を受信する時
    間情報受信手段と、この時間情報と自己が接続されてい
    るバス上の時間管理ノードからの時間情報とを使用して
    上記時間調節のための制御情報を生成する制御情報生成
    手段と、この制御情報を上記制御ノードに送信する制御
    情報送信手段とを有し、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    は、上記制御ノードより送信されてくる上記時間情報を
    受信する時間情報受信手段と、この時間情報と自己が接
    続されているバス上の時間管理ノードからの時間情報と
    を使用して上記時間調節のための制御情報を生成する制
    御情報生成手段と、この制御情報を自己が接続されてい
    るバス上の時間管理ノードに送信する制御情報送信手段
    とを有することを特徴とする請求項5に記載の無線ネッ
    トワーク。
  9. 【請求項9】 上記時間情報はクロック数のデータであ
    り、 上記制御ノードは、クロック信号によってカウントアッ
    プされていく第1のカウンタを有し、自己が接続されて
    いるバス上の時間管理ノードからの上記クロック数のデ
    ータで上記第1のカウンタのカウント値をそのクロック
    数と等しくなるようにセットし、所定の周期で上記第1
    のカウンタのカウント値を上記被制御ノードに送信し、
    上記一のバスに接続されている被制御ノードより送信さ
    れてくる上記時間調節のための制御情報を自己が接続さ
    れているバス上の時間管理ノードに送信し、 上記一のバスに接続されている上記被制御ノードは、ク
    ロック信号によってカウントアップされていく第2のカ
    ウンタを有し、自己が接続されているバス上の時間管理
    ノードからの上記クロック数のデータで上記第2のカウ
    ンタのカウント値をそのクロック数に等しくなるように
    セットし、上記制御ノードより送信されてくる上記第1
    のカウンタのカウント値と上記第2のカウンタのカウン
    ト値とを比較して上記時間調節のための制御情報を生成
    して上記制御ノードに送信し、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    は、クロック信号によってカウントアップされていく第
    3のカウンタを有し、自己が接続されているバス上の時
    間管理ノードからの上記クロック数のデータで上記第3
    のカウンタのカウント値をそのクロック数と等しくなる
    ようにセットし、上記制御ノードより送信されてくる上
    記第1のカウンタのカウント値と上記第3のカウンタの
    カウント値とを比較して上記時間調節のための制御情報
    を生成して自己が接続されているバス上の時間管理ノー
    ドに送信することを特徴とする請求項8に記載の無線ネ
    ットワーク。
  10. 【請求項10】 複数のバスのうち一のバスに制御ノー
    ドが接続されると共に他のバスに被制御ノードが接続さ
    れ、上記制御ノードおよび上記被制御ノードにより上記
    複数のバス間で無線通信を行う無線ネットワークの上記
    複数のバス間の時間同期を確立する方法であって、 上記制御ノードが、自己の接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る工程と、 上記被制御ノードが、上記制御ノードより送信されてく
    る上記時間情報と自己が接続されているバス上の時間管
    理ノードからの時間情報とを使用して時間調節のための
    制御情報を生成し、その制御情報を自己が接続されてい
    るバス上の時間管理ノードに送信する工程とを有するこ
    とを特徴とする無線ネットワークの複数バス間の時間同
    期確立方法。
  11. 【請求項11】 複数のバスのうち一のバスに被制御ノ
    ードが接続されると共に他のバスに制御ノードおよび被
    制御ノードが接続され、上記制御ノードおよび上記被制
    御ノードにより上記複数のバス間で無線通信を行う無線
    ネットワークの上記複数のバス間の時間同期を確立する
    方法であって、 上記制御ノードが、自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る工程と、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    が、上記制御ノードより送信されてくる時間情報と自己
    が接続されているバス上の時間管理ノードからの時間情
    報とを使用して時間調節のための制御情報を生成し、そ
    の制御情報を自己が接続されているバス上の時間管理ノ
    ードに送信する工程と、 上記一のバスに接続されている被制御ノードが、上記制
    御ノードより送信されてくる上記時間情報と自己が接続
    されているバス上の時間管理ノードからの時間情報とを
    使用して時間調節のための制御情報を生成し、この制御
    情報を上記制御ノードに送信する工程と、 上記制御ノードが、上記一のバスに接続されている被制
    御ノードより送信されてくる制御情報を受信し、この制
    御情報を使用して自己の持つ時間情報を更新し、この自
    己の持つ時間情報と自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報とを使用して時間調節のため
    の制御情報を生成し、自己が接続されているバス上の時
    間管理ノードに送信する工程とを有することを特徴とす
    る無線ネットワークの複数バス間の時間同期確立方法。
  12. 【請求項12】 複数のバスのうち一のバスに被制御ノ
    ードが接続されると共に他のバスに制御ノードおよび被
    制御ノードが接続され、上記制御ノードおよび上記被制
    御ノードにより上記複数のバス間で無線通信を行う無線
    ネットワークの上記複数のバス間の時間同期を確立する
    方法であって、 上記制御ノードが、自己が接続されているバス上の時間
    管理ノードからの時間情報を上記被制御ノードに送信す
    る工程と、 上記一のバス以外のバスに接続されている被制御ノード
    が、上記制御ノードより送信されてくる時間情報と自己
    が接続されているバス上の時間管理ノードからの時間情
    報とを使用して時間調節のための制御情報を生成し、そ
    の制御情報を自己が接続されているバス上の時間管理ノ
    ードに送信する工程と、 上記一のバスに接続されている被制御ノードが、上記制
    御ノードより送信されてくる上記時間情報と自己が接続
    されているバス上の時間管理ノードからの時間情報とを
    使用して時間調節のための制御情報を生成し、この制御
    情報を上記制御ノードに送信する工程と、 上記制御ノードが、上記一のバスに接続されている被制
    御ノードより送信されてくる制御情報を受信し、この制
    御情報を自己が接続されているバス上の時間管理ノード
    に送信する工程とを有することを特徴とする無線ネット
    ワークの複数バス間の時間同期確立方法。
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