JP2001024630A - 2つのネットワーク間での同期方法および装置 - Google Patents

2つのネットワーク間での同期方法および装置

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JP2001024630A JP2000138962A JP2000138962A JP2001024630A JP 2001024630 A JP2001024630 A JP 2001024630A JP 2000138962 A JP2000138962 A JP 2000138962A JP 2000138962 A JP2000138962 A JP 2000138962A JP 2001024630 A JP2001024630 A JP 2001024630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、クロックとクロックパルスをカウ
ンタによってモニタするネットワークにおいて、情報フ
レームにより情報を交換する通信ネットワークの間での
同期を行うための方法に関するものである。 【解決手段】 参照イベントの発現時に第1のネットワ
ークのクロックのカウントされたクロック・パルスを表
す情報を読み込み、参照イベントの発現時に、第1のネ
ットワークのクロックのカウントされたクロック・パル
スを表す情報を読み、少なくとも前記情報または前記情
報に基づいて計算された情報を同期情報として情報フレ
ームの中へ挿入し、第1のネットワークから第2のネッ
トワークへ前記情報フレームを転送し、参照イベントの
発現時に、第2のネットワークのカウントされたクロッ
ク・パルスのクロック数を表す情報を読み込み、第1の
ネットワークから、受信した情報フレームに挿入された
同期情報を読み込み、情報間の差を計算し、第2のネッ
トワークと同期を行うことにより上記同期が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つのネットワーク
の間の同期方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばIEEE1394-1995に
準拠するいくつかのシリアル通信バスによって形成され
る通信ネットワークが知られている。
【0003】IEEE1394-1995は、同じ1台の装置のカー
ド、異なる装置のカード及び外部周辺機器間の低コスト
の相互接続が可能な、高いスループットのシリアル通信
バスが定義している。
【0004】シリアルバスには2つの物理環境、すなわ
ちケーブルとバックプレーン(または相互接続カード)が
存在する。ケーブルによる相互接続によって最大距離4.
5メートルで16の異なる台数の装置との接続が可能にな
る。これによって最も遠く離れた台数の装置間は総距離
72メートルとすることが可能になる。ケーブルを介する
伝送速度は100、200あるいは400Mbpsさえも可能とな
る。バックプレーンでの伝送速度は25(24、576)及び50M
bpsにもなり得る。バスへのアクセス・メカニズムにつ
いては、バスと接続しているすべての台数の装置によっ
てバスの使用が可能になるようにこの規格に明記されて
いる。読込み/書込みの従来の機能に加えて、シリアル
バスによって同時データの転送のような(伝送時間と帯
域幅とを保証する)高度の同期サービスと、データとイ
ベントとを同期させるためのマイクロセカンド未満の精
度を持つ全体的タイム・ベースが提供される。
【0005】シリアル通信バスがネットワークで組織化
される。すなわちそれらのバスは“ブリッジ”と呼ばれ
る相互接続エレメントによって一緒に接続される。
【0006】特に、シリアル通信バスを接続するブリッ
ジはP1394.1規格の首題であり、この規格について現在
議論が行われている。
【0007】ブリッジには2台の相互接続装置すなわち
ノード(“ポータル”とも呼ばれる)があり、これらのノ
ードの各々は2つのシリアル通信バスの中の1つと接続
している。
【0008】これら2台の相互接続装置によって異なる
性質のリンク(有線、光、無線など)を介して相互交信が
行われる。
【0009】このようにしてバス・ネットワークによっ
てツリー中に階層的に設けられた構造が形成され、この
ツリー構造の中でこれらのバスの中の1つが上位バス
(“ルート”バスと呼ばれる)とみなされる。この上位バ
スから様々な他のバスが拡張されて、階層的ツリー構造
のブランチが構成される。
【0010】このようなネットワーク中の各シリアル通
信バスによって、プリンタ、コンピュータ、サーバー、
スキャナ、ビデオテープレコーダ、デコーダ(またはセ
ット・トップ・ボックス(set top box))、テレビ受信装
置、デジタルカメラ、カムコーダ、デジタル写真装置、
電話、オーディオ/ビデオプレーヤなどのような異なる
周辺機器が一緒に接続される。
【0011】これらの周辺機器は一般にノードと呼ばれ
る。
【0012】ネットワーク中の各シリアル通信バスと接
続した各周辺機器、すなわちノードは内部クロック(発
振器)を有し、そこからあるクロック周波数(例えば24.5
76MHz)でクロック・パルスが生成される。
【0013】ネットワーク中の各シリアル通信バスと接
続したノードの中の1つは“サイクル・マスター(Cycle
Master)”と呼ばれ、“ルート”バスと接続したサイク
ル・マスター・ノードは“ネットワーク・サイクル・マ
スター”と呼ばれる。
【0014】ネットワークのすべての“サイクル・マス
ター”ノードはその内部クロックを用いてサイクルを生
成する。したがってこれらのサイクルの持続時間は各々
の特定クロックの精度に依存することになる。バス特有
のTで示されるこのサイクルの持続時間は、すべてのバ
スに共通のまたは共通でないクロック・パルスを示す整
数値ninitに等しい。このTにバスの“サイクル・マスタ
ー”ノードの内部クロックの周波数の逆数が掛けられ
る。
【0015】したがって、同時サイクルTの持続時間は
例えば125マイクロセカンド±12.5nsとなる。
【0016】シリアル通信バスに対する同時サイクルの
同期は当該バスの“サイクル・マスター”ノードにより
チェックされる。このノードをバスの同期ノードと定義
することができる。
【0017】次いで“サイクル・マスター”ノードによ
って、125マイクロセカンド±12.5ns毎に同期メッセー
ジに対応する“サイクル開始パケット”がバスに生成さ
れる。この信号の発生周波数には、“サイクル・マスタ
ー”ノードによって最新のものに更新される8kHz±100p
pmに等しい周波数が内部クロックによって供給される
が、該周波数はこの内部クロックのローカル・クロック
から24.576MHzで導き出されたものである。
【0018】バスのこの信号によって、“サイクル・マ
スター”ノードに従って他のノードとの同期が可能にな
る。さらに、同じバスまたは少なくとも1つのブリッジ
によってそれぞれ当該バスと接続したその他のバスのな
かの少なくとも1つで同時データの伝送を行うことがで
きることを他のノードへ通知することが可能となる。
【0019】ここで注意すべきことは、同時サイクルの
開始の際に、バスを介してデータ伝送を行いながら一方
でサイクル開始パケットの発生が遅延される(すなわ
ち、サイクル開始のかなりのシフトが行われる)ことで
ある。
【0020】このようなシフトが非常にしばしば受け入
れられないことを考慮して、サイクルタイム・レジスタ
と呼ばれるレジスタにおけるサイクル開始信号の伝送時
の遅延時間が考慮される。このようにして、サイクル・
マスターは、バスと接続したすべての同時ノードについ
て、サイクル開始信号を介してそのサイクルタイム・レ
ジスタのコピーを作成する。
【0021】同時データの伝送が可能な各ノードにこの
ようなサイクルタイム・レジスタが備えられている。
【0022】サイクルタイム・レジスタはCTRとも略記
され、32ビットのサイズを持ち、最初の12ビットはカウ
ンタ・モジュロ3072を表す。該カウンタ・モジュロ3072
は周波数が24.576MHzのローカル・クロック時間毎に増
分する。
【0023】次の13ビットのサイクルタイム・レジスタ
CTRは8kHzの周波数で伝送される同時サイクル数のカウ
ンタを表す。
【0024】最後の7ビットのサイクルタイム・レジス
タCTRは秒数をカウントするレジスタである。
【0025】サイクル開始信号は、同時データの伝送が
可能なバスのすべてのノードに達すると、サイクル開始
信号中に含まれる、バスの“サイクル・マスター”ノー
ドのサイクルタイム・レジスタCTRの内容をあるレジス
タの中へコピーする。
【0026】実際に最大の差が得られるのは、周辺機器
の中の1つの内部クロック周波数が24.576MHz±100ppm
で、もう一方の周辺機器のもう一方の周波数が24.576MH
z−100ppmである場合である。
【0027】例えば、“ルート”バスの“ネットワーク
・サイクル・マスター”(CMAで示される)の内部クロッ
ク周波数は24.576MHz+100ppmの値を持っているのに対
して、ブリッジによって“ルート”バスと直接接続する
下位レベルのバスの内部クロック周波数は24.576MHz−1
00ppmの値を持っている。
【0028】シリアル通信バスによって形成される通信
ネットワークによって、当該バスのサイクルを利用する
同期データの伝送が可能になる。これらのバスは、例え
ばオーディオ/ビデオ・タイプのリアルタイム・データ
の伝送に用いられる。
【0029】したがって、それぞれのクロック周波数値
(すなわち24.576MHz+100ppmと24.576MHz−100ppm)を持
つ、CMAとCMBで示される前述の2つの“サイクル・マス
ター”を考えるとき、“サイクル・マスター”の各々に
ついて計算されたサイクルの持続時間(それぞれTAとTB
で示される)は、これらの“サイクル・マスター”の内
部クロックの様々な周波数に起因して様々に異なる。
【0030】図1はこの現象を例示するものであり、TA
=ninit/FAかつTB=ninit/FBとなるように、同じ整数値
ninitを持つ2つのスーパーインポーズされた軸上にこ
の現象が示されている。ただし、Fは当該“サイクル・
マスター”のクロック周波数を示し、持続時間TBのサイ
クルはTBのサイクルより大きいものとする。
【0031】上図には、バスの最初の2つのサイクルの
上に識別番号1と2によって2つのデータ・パケット番
号が描かれている。
【0032】ここで注意すべきことは、2つのバスの第
1サイクルの各々の起点において零位相差が想定されて
いるという理由によって、図1に描かれたケースは現実
には非常にあり得ないケースであるという点である。
【0033】しかし、これらの2つの軸の比較によって
各サイクルの開始時における相対的シフトが示される。
このシフトは、当該サイクル間の時間経過の中での実際
の位相偏移の変化(図の時間の原点で零)に対応するもの
である。
【0034】さらに、2本の矢印が2つの軸の間に描か
れているが、これらの矢印は、バスAとBを一緒に接続し
ているブリッジを横切った後、1と2で示されるデータ
・パケットがバスBを介して伝送される際の遅延を示す
ものである。実際に、ここに描かれている遅延は2つの
サイクルに等しいものと推定され、この事実は、バスを
介するパケット伝送の前に、ブリッジでパケット処理を
行うのに要する時間によって説明される。
【0035】したがって、ある一定数のサイクルの終り
にバスAとBのそれぞれのサイクル間で見られる相対的時
間オフセットを考慮すると、バスAから発出するデータ
・パケットがバスBへ伝送されることはない。
【0036】したがって、このデータ・パケットの非伝
送は、オーディオ及び/又はビデオタイプのリアルタイ
ムのデータにとって非常に有害なものになる可能性があ
る。
【0037】上記のことは、例えばビデオ・タイプのデ
ータに関しては、ビデオ・データ・パケットのすべてを
正確に伝送して、伝送されたパケットから得られるビデ
オ画像の品質が劣化しないようにすることが非常に重要
であるということにその理由がある。
【0038】一般に、持続時間TAがTB未満の場合、ある
一定数のサイクルの終りにデータ・パケットが失われ
る。これは1つのサイクルが失われてしまったことを意
味する。さらに、TAのほうがTBより大きい場合、サイク
ル中の1つのサイクルの間データ・パケットは伝送され
ない。したがって、空のサイクルが生じ、それによっ
て、オーディオ及び/又はビデオタイプのリアルタイム
・データの処理の際に同期の損失が生じることになる。
【0039】上述のオフセットの問題点は、IEEE1394
(規格P1394.1)標準化委員会のブリッジ作業グループ内
で現在検討されている。
【0040】この作業グループ内で様々な解決策が、特
にPhilips社によって1998年1月と3月に、“サイクル・
スレーブを介する外部タイミング情報との同期サイクル
・マスター”と題する2つの寄稿論文(参照番号Br008r0
0.pdfとBr015r00.pdf)の形で提案されている。
【0041】この解決策の文脈では、2つの接続ノード
すなわち“ポータル”から成るブリッジによって2つの
シリアル通信バスが接続される。一方のバスはマスター
・バスと呼ばれ、他方のバスはスレーブ・バスと呼ば
れ、それぞれの参照符号はbAとbBである。公知の方法で
は、シリアル通信バスbAとbBの各々の同時サイクルの同
期が行われるが、この同期はバスの各々の“サイクル・
マスター”同期ノードによって生成されたサイクル開始
信号を伝送するメカニズムによるものである。上述の問
題を解決し、バスbAとbBを一緒に同期するために、Phil
ips社は、バスbAと接続した接続ノードにおける“サイ
クル・リセット”と呼ばれる信号の伝送を提案してい
る。該信号はバスbBと接続した相互接続ノード用として
意図されるものである。
【0042】この信号は新しい同時サイクルの開始を示
すものであり、この開始はバスbAと接続した相互接続ノ
ードにおけるサイクルタイム・レジスタCTRの最初の12
ビットのゼロに対応する。これらの最初の12ビットは
“サイクル・オフセット”と呼ばれる。
【0043】“サイクル・リセット”信号を受信するバ
スbBと接続した相互接続ノードによって、カウンタ“サ
イクル・オフセット”の値はそのサイクルタイム・レジ
スタCTRから回復され、この値は“タイマー・オフセッ
ト”と呼ばれるレジスタに記憶される。
【0044】したがって、レジスタ“タイマー・オフセ
ット”には、マスター・バスbAとスレーブ・バスbBの同
時サイクル間のオフセット値が含まれる。
【0045】次に、バスbBと接続した相互接続ノードに
よって、スレーブ・バスbBの“サイクル・マスター”ノ
ードの“タイマー調節”と呼ばれるレジスタの中へレジ
スタ“タイマー・オフセット”の内容がコピーされる。
【0046】次いで、スレーブ・バスbBの“サイクル・
マスター”ノードによって、該ノードのサイクルタイム
・レジスタCTRの内容が読み込まれ、そこからレジスタ
“タイマー調節”の内容を示す値が減算され、その結果
は該ノードのサイクルタイム・レジスタCTRの中に保存
される。
【0047】この方法によって、バスbAと、bAの“サイ
クル・マスター”ノードのレジスタ“サイクル・オフセ
ット”とを、同時サイクルの各伝送時に同期状態に保持
することが可能になり、この同期によって該バスのそれ
ぞれのクロックにおける精度不足に起因するオフセット
の防止を図ることができるようになる。
【0048】しかし、この解決策には、バスbAと接続し
た相互接続ノードから、バスbAと接続した相互接続ノー
ドへの信号“サイクル・リセット”の伝送を瞬間的(す
なわち精度に関して周知の比較的短時間)にして、同時
サイクルの開始の評価の中へエラーが入り込まないよう
にしなければならないという欠点がある。
【0049】上記解決策は、同じ物理的エンティティの
一部がブリッジの2つの相互接続ノードによって形成さ
れるか、互いから遠く離れていない場合には適用可能で
ある。
【0050】しかし、例えばこれら2台の相互接続装置
が無線や光リンクによって、あるいは、ネットワークを
介して互いに交信する場合には、信号“サイクル・リセ
ット”の伝送は瞬間的なものにはならず様々な伝送遅延
を被ることになる。
【0051】さらに、無線による伝送の場合、無線チャ
ネルに対する干渉に起因して信号の良好な受信の保証を
することは不可能である。
【0052】したがって、ブリッジを構成する2つの相
互接続ノード間の情報伝送に用いる通信媒体の如何にか
かわらず、ブリッジによって一緒に接続した2つのシリ
アル通信バスの同期方法を見つけることができれば好適
であろう。
【0053】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、2つの同期
ノードすなわち当該シリアル通信バスの“サイクル・マ
スター”間の同期という問題を解決することを目的とす
るものである。
【0054】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、情
報フレームによる情報交換を行う通信ネットワーク間で
同期を行うための方法を提案することにより、この問題
の改善を目指すものである。各通信ネットワークはクロ
ックを有し、クロック・パルス数がカウンタによってモ
ニターされる。該方法は、参照イベントの発現時に、第
1のネットワークのクロックのカウントされたクロック
・パルスを表す情報を読み込むステップと、少なくとも
前記情報または前記情報に基づいて計算された情報を同
期情報として情報フレームの中へ挿入するステップと、
第1のネットワークから第2のネットワークへ前記情報
フレームを転送するステップと、参照イベントの発現時
に、第2のネットワークのカウントされたクロック・パ
ルスのクロック数を表す情報を読み込むステップと、第
1のネットワークから、受信した情報フレームに挿入さ
れた同期情報を読み込むステップと、情報間の差を計算
するステップと、第2のネットワークと同期を行うステ
ップとを有する。
【0055】相関的に、本発明は、情報フレームによる
情報交換を行う通信ネットワーク間で同期を行うための
装置を提案するものである。各通信ネットワークはクロ
ックを有し、クロック・パルス数がカウンタによってモ
ニターされる。少なくとも2つのネットワークと接続し
た該装置は、参照イベントの発現時に、第1のネットワ
ークのクロックのカウントされたクロック・パルスを表
す情報を読み込む読込み手段と、少なくとも前記情報ま
たは前記情報に基づいて計算された情報を同期情報とし
て情報フレームの中へ挿入する挿入手段と、第1のネッ
トワークから第2のネットワークへ前記情報フレームを
転送する転送手段と、参照イベントの発現時に、第2の
ネットワークのカウントされたクロック・パルスのクロ
ック数を表す情報を読み込む読込み手段と、受信した情
報フレームに挿入された同期情報を読み込む読込み手段
と、情報間の差を計算する計算手段と、第2のネットワ
ークと同期を行う同期手段とを有する。
【0056】このようにして、パケットが失われること
はなくなる。これはある一定のデータの転送にとって重
要なことである。さらに、ネットワークの同期が行われ
ていない場合、データのバッファに使用する大きなメモ
リも必要としない。2つのネットワークのカウントされ
たクロック・パルス数を考慮することにより、第2のネ
ットワークに対して1つのネットワークの同期を容易に
行うことが可能となる。参照イベントによって、伝送時
間および処理時間の遅延により生じた問題を回避しなが
ら、これらの数がカウントされた瞬間に絶えず注意する
ことが可能となる。差計算もまた2つのネットワーク間
の非同期を評価する簡単な方法である。データフレーム
中への同期情報の挿入には、ネットワーク間で特別の同
期信号を生成し、相互接続されたネットワーク構成を単
純化する必要がある。同期情報をデータフレームの中へ
回復する時間を表す上述の処理時間によってネットワー
クの同期精度が影響を受けることはない。
【0057】本発明はまた第1のノードから第2のノー
ドへの情報転送方法を提案するものである。各ノードは
それぞれ通信ネットワークと接続し、第1のノードと第
2のノード間で同期情報の交換を行うことにより各通信
ネットワークが同期し、第1のノードはクロックのクロ
ック・パルスをモニターするカウンタを備えている。第
1のノードから第2のノードへデータを有するフレーム
を転送しなければならない場合、該方法は第1のノード
で実行される以下のステップを有する。参照イベントの
発現時にカウントされたクロック・パルスを表す情報を
読み込むステップと、少なくとも前記情報または前記情
報に基づいて計算された情報を同期情報としてフレーム
の中へ挿入するステップと、第2のノードへ前記フレー
ムを転送するステップを有する。
【0058】本発明はまた通信ノードへの情報転送装置
を提案するものであり、該装置と該ノードはそれぞれ通
信ネットワークと接続し、該装置と該ノード間の同期情
報の交換により各通信ネットワークが同期しる。該装置
はクロックのクロック・パルスをモニターするカウンタ
を備えていて、該装置は、参照イベントの発現時にカウ
ントされたクロック・パルスを表す情報を読み込む読込
み手段と、少なくとも前記情報または前記情報に基づい
て計算された情報を同期情報として1つのフレームの中
へ挿入する挿入手段と、前記ノードへ前記フレームを転
送する転送手段とを有する。
【0059】本発明はまた第1のノードからの情報の第
2のノードによる受信方法を提案するものである。各ノ
ードはそれぞれ通信ネットワークと接続し、第1のノー
ドと第2のノード間で同期情報の交換を行うことにより
各通信ネットワークが同期し、第2のノードはクロック
のクロック・パルスをモニターするカウンタを備えてい
る。第1のノードからデータを有するフレームが受信さ
れる場合、該方法は第2のノードで実行される以下のス
テップを有する。参照イベントの発現時にカウントされ
たクロック・パルスを表す情報を読み込むステップと、
受信フレームに挿入された同期情報を読み込むステップ
と、情報間の差を計算するステップと、上記計算ステッ
プの結果に従ってネットワーク同期処理手順の中へ入る
ステップ。
【0060】相関的に、本発明はまたノードから情報を
受信する装置を提案するものであり、該ノードと装置は
それぞれ通信ネットワークと接続し、該ノードと該装置
間の同期情報の交換により各通信ネットワークが同期し
る。該装置はクロックのクロック・パルスをモニターす
るカウンタを備えていて、該装置は、参照イベントの発
現時にカウントされたクロック・パルスを表す情報を読
み込む読込み手段と、受信フレームに挿入された同期情
報を読み込む読込み手段と、情報間の差を計算する計算
手段と、上記計算手段の結果に従ってネットワークの同
期を行う同期手段とを有する。
【0061】1つの好適な実施形態によれば、フレーム
中へ挿入される計算情報は、2つの参照イベント間でカ
ウントされるクロック・パルス数の差である。
【0062】このような方法によりフレーム中へ挿入す
る情報量を減らすことが可能となるので、データ伝送を
行うための効率の良い帯域幅がある一定の方法で保持さ
れる。安定した伝送遅延は本発明に影響を与えないので
同期の全体的精度が改善される。
【0063】別の好適な実施形態によれば、フレームは
1つのプリアンブルと1つのデータフレームとから構成
され、参照イベントはこのデータフレームの開始であ
る。
【0064】このような方法によって、参照イベントと
して認識される追加信号をネットワークに生成する必要
がないので、データ伝送を行うための効率の良い帯域幅
が狭くなることはない。データフレームの開始は通常の
送信装置または受信装置によって既に回復されており、
このような装置に対して大きな変更を行う必要はない。
この事実によて、単純で安価な送受信装置の設置を行う
ことが可能となる。本発明は伝送遅延を感知できないの
で、伝送フレームと受信フレームのフレームの開始は同
じ参照イベントと見なされる。
【0065】本発明はさらに情報記憶手段について考察
するものである。コンピュータ・プログラム命令を含
む、完全にあるいは部分的に取り外し可能なこの記憶手
段はコンピュータすなわちプロセッサにより読み込むこ
とが可能である。本発明は、以上簡単に述べたような同
期方法の実行または情報の転送または受信方法の実行の
いずれかが該記憶手段によって可能になることを特徴と
するものである。
【0066】本発明はさらに、上に簡単に述べたような
同期方法の実行のためのデータまたは情報の転送または
受信方法の実行のためのデータのいずれかを含む情報記
憶手段について考察するものである。完全にあるいは部
分的に取り外し可能なこの記憶手段はコンピュータすな
わちプロセッサにより読み込むことが可能である。
【0067】本発明はまた、プログラム可能な装置の中
へロード可能なコンピュータ・プログラム成果物につい
て考察するものであり、前記成果物がプログラム可能な
装置で実行されるとき、以上簡単に述べたような方法の
ステップを実行するためのソフトウェア・コード部分を
有するものである。
【0068】本発明はまた通信ノードへ情報を転送する
装置で実行されるプログラムを記憶するための記憶媒体
に関するものであり、該装置と該ノードはそれぞれ通信
ネットワークと接続し、該装置と該ノード間の同期情報
の交換により各通信ネットワークが同期しる。該装置は
クロックのクロック・パルスをモニターするカウンタを
備えていて、該プログラムは、参照イベントの発現時に
カウントされたクロック・パルスを表す情報を読み込む
ためのコードと、少なくとも前記情報または前記情報に
基づいて計算された情報を同期情報として1つのフレー
ムの中へ挿入するためのコードと、前記ノードへ前記フ
レームを転送するためのコードとを有する。
【0069】本発明はまたノードからの情報受信装置で
実行されるプログラムを記憶するための記憶媒体に関連
し、該ノードと装置はそれぞれ通信ネットワークと接続
し、該ノードと該装置間の同期情報の交換により各通信
ネットワークが同期しる。該装置はクロックのクロック
・パルスをモニターするカウンタを備えていて、該プロ
グラムは、参照イベントの発現時にカウントされたクロ
ック・パルスを表す情報を読み込むためのコードと、受
信フレームに挿入された同期情報を読み込むためのコー
ドと、情報間の差を計算するためのコードと、上記計算
手段の結果に従ってネットワークの同期を行うためのコ
ードとを有する。
【0070】相関的に、本発明は、通信ノードへ情報を
転送するための装置中の記憶媒体に記憶されるプログラ
ムに関するものであり、該装置と該ノードはそれぞれ通
信ネットワークと接続し、該装置と該ノード間の同期情
報の交換により各通信ネットワークが同期しる。該装置
はクロックのクロック・パルスをモニターするカウンタ
を備えていて、該プログラムは、参照イベントの発現時
にカウントされたクロック・パルスを表す情報を読み込
むためのコードと、少なくとも前記情報または前記情報
に基づいて計算された情報を同期情報として1つのフレ
ームの中へ挿入するためのコードと、前記ノードへ前記
フレームを転送するためのコードとを有する。
【0071】本発明はまたノードからの情報受信装置中
の記憶媒体に記憶されるプログラムに関するものであ
り、該ノードと装置はそれぞれ通信ネットワークと接続
し、該ノードと該装置間の同期情報の交換により各通信
ネットワークが同期しる。該装置はクロックのクロック
・パルスをモニターするカウンタを備えていて、該プロ
グラムは、参照イベントの発現時にカウントされたクロ
ック・パルスを表す情報を読み込むためのコードと、受
信フレームに挿入された同期情報を読み込むためのコー
ドと、情報間の差を計算するためのコードと、上記計算
手段の結果に従ってネットワークの同期を行うためのコ
ードとを有する。
【0072】相関的に、本発明は、通信ノードへ情報を
転送するための装置に関連するものであり、該装置と該
ノードはそれぞれ通信ネットワークと接続し、該装置と
該ノード間の同期情報の交換により各通信ネットワーク
が同期しる。該装置はクロックのクロック・パルスをモ
ニターするカウンタを備えていて、該装置は、参照イベ
ントの発現時にカウントされたクロック・パルスを表す
情報を読み込むためのプロセッサと、少なくとも前記情
報または前記情報に基づいて計算された情報を同期情報
として1つのフレームの中へ挿入するための挿入手段
と、前記ノードへ前記フレームを転送するための転送手
段とを有する。
【0073】相関的に、本発明は、ノードからの情報受
信装置に関連するものであり、該ノードと装置はそれぞ
れ通信ネットワークと接続し、該ノードと該装置間の同
期情報の交換により各通信ネットワークが同期しる。該
装置はクロックのクロック・パルスをモニターするカウ
ンタを備えていて、該装置は、参照イベントの発現時に
カウントされたクロック・パルスを表す情報を読み込む
ためのプロセッサと、受信フレームに挿入された同期情
報を読み込むための読込み手段と、情報間の差を計算す
るための計算手段と、上記計算手段の結果に従ってネッ
トワークの同期を行うための同期手段とを有する。
【0074】他の局面では、本発明は第1のノードから
第2のノードへの情報転送方法を提案するものであり、
各ノードはそれぞれ通信ネットワークと接続し、第1の
ノードと第2のノード間で同期情報の交換を行うことに
より各通信ネットワークが同期し、第1のノードがクロ
ックのクロック・パルスをモニターするカウンタを備え
ていて、第1のノードから第2のノードへデータを有す
るフレームを送らなければならない場合、該方法は第1
のノードで実行される以下の、通信ネットワークにおい
て参照イベント時の時刻を表す情報を得るステップと、
時刻を表す前記情報を有する前記フレーム送るステップ
とを有する。
【0075】別の局面では、本発明は第1のノードから
第2のノードへの情報転送方法を提案するものであり、
各ノードはそれぞれ通信ネットワークと接続し、第1の
ノードと第2のノード間で同期情報の交換を行うことに
より各通信ネットワークが同期し、第1のノードはクロ
ックのクロック・パルスをモニターするカウンタを備え
ている。第1のノードから第2のノードへデータを有す
るフレームを送らなければならない場合、該方法は第1
のノードで実行される以下の、少なくとも2つのフレー
ムの参照イベントの間の持続時間を表す情報を得るステ
ップと、持続時間を表す前記情報を有する前記フレーム
を送るステップを有する。
【0076】
【発明の実施の形態】他の特徴と利点は、添付図面を参
照しながら非限定的例によって行われる以下の説明に現
れる。本発明はIEEE1394規格に準拠するシリアル通信バ
スから成るネットワークにおいて特に効果的である。
【0077】本発明によって、例えば、IEEE1394規格に
準拠する2つのシリアル通信バスの相互接続を無線ブリ
ッジを介して行うことが可能となる。
【0078】IEEE1394規格によって高速シリアル接続が
定義されており、この接続によって、この規格に準拠す
るバスと16個までのノードまたは局を接続することが可
能となる。さらに、この接続によってバスを介して非同
時および同時トラフィックを送ることが可能となる。
【0079】この規格によって指定されるビットレート
は98.304Mbit/s以上である。
【0080】1394規格シリアル通信バスを介する同時ト
ラフィックの伝送は、125μs±12.5nsの持続時間を持つ
サイクルを定義する8kHzのネットワーク・クロックに基
づくものであり、この持続時間の間、バスと接続した各
ノードまたは周辺機器は、バスを介して同時データの送
信を行うことが可能となる。
【0081】バスと接続したすべてのノードの中で、そ
の中の1つのノードをすべての他のノードが参照する参
照ノードであると考える。このノードを“サイクル・マ
スター”と呼ぶことにする。
【0082】CMで示されるこの同期ノードはこのノード
自身のクロックに従ってその他のノードのすべてのクロ
ックと同期する。
【0083】2つまたはそれ以上のIEEE1394規格に準拠
するシリアル通信バスから成る通信ネットワークにおい
て、いくつかのバスがブリッジによって一緒に接続して
いるとき、すべてのバスのすべての同期ノードの中で、
同期ノードCMの中の1つがネットワーク全体の主要参照
ノードとして選択される。
【0084】このことは、“ネットワーク・サイクル・
マスター”と呼ばれる参照ノードのクロックがネットワ
ーク全体の参照クロックを構成することを意味する。そ
の場合、ネットワークにおけるその他のバスの同期ノー
ドのクロックは該参照ノードのクロックに従って自身の
同期を行わなければならない。
【0085】本発明をよく理解するために、IEEE1394規
格に準拠する2つのシリアル通信バス(図2にbAとbB
示される)の相互接続について考察する。この相互接続
は無線リンクよって一緒に接続しているAとBで示される
2つの相互接続ノードによるものである。
【0086】相互接続ノードAとBとが相互から一定の距
離をおいて配置されているとき、これらのノードは、例
えば、以下の装置の中から選択された2つの異なるデー
タ処理装置を表すことができる。プリンタ、サーバー、
コンピュータ、ファクシミリ、スキャナ、ビデオテープ
レコーダ、デコーダ(またはセット・アップ・ボック
ス)、テレビ受信装置、電話、オーディオ/ビデオプレ
ーヤ、カムコーダ、デジタルカメラ、デジタル写真装
置。
【0087】ここで注意すべきことは、ノードAとBは1
つの選択肢として、光ファイバー、ケーブルなどのリン
クによって一緒に接続することもできるということであ
る。
【0088】リンクのタイプに応じて、上記ノードAとB
は必ずしも相互にある距離をおいて配置されているとい
うわけではなく、むしろ反対に単一物理エンティティを
構成する場合もある。
【0089】これらの相互接続ノードすなわち複数台の
装置によって、200で示される無線ブリッジが形成さ
れ、通信ネットワークまたは202で示される本発明によ
る通信ネットワークの一部分を形成する2つのバスbA
bBが相互接続される(図2)。
【0090】IEEE-P1394.1規格の意味の範囲では、これ
らの相互接続ノードは“ポータル”である。
【0091】ブリッジ200によって、バスbAとbB間のイ
ンターフェースが提供され、ノードAとBはそれぞれの無
線アンテナ204、206によって相互に交信を行う。
【0092】バスbAは“マスター”バスと考えられ、一
方バスbBは“スレーブ”バスと考えられる。
【0093】図2に描かれているように、いくつかのノ
ードが、相互接続ノードAとBから離れた異なるバスbA
bBと接続している。
【0094】実際、“ネットワーク・サイクル・マスタ
ー”と考えられる同期ノードCMAと、同時データの伝送
と受信が可能なノード208とはバスbAと接続している。
一方、バスbBの“サイクル・マスター”と考えられる同
期ノードCMBと同時ノード210とはバスbBと接続してい
る。
【0095】図3に更に詳細に描かれているように、A
で示される相互接続ノード(ここでは無線送信装置であ
ると考えられる)はコネクタ212によってシリアル通信バ
スbAと接続している。
【0096】ノードAは、214で示される1394規格物理イ
ンターフェース回路と1394規格物理層の機能を実行する
回路216とを備えている。該回路216によって、非同時お
よび同時のデータフロー・チェック並びにバスbAのリソ
ース・チェックが高位のレベルの階層で行われる。
【0097】このような回路がバス218によって一緒に
接続され、この回路は例えばテキサス・インスツルメン
ト社が販売する部品PHY-TSB21-LV03Aおよび部品LINK-TS
B12LV01Aから構成される。
【0098】回路214には、CTRで示される“サイクルタ
イム・レジスタ”と呼ばれるレジスタ214が含まれる。
このレジスタの中にはバスbA特有の同時サイクルの現在
値が含まれる。この現在値は、生成されるクロック・パ
ルス毎に相互接続ノードAのローカル・クロックすなわ
ち内部発振器(CLKA)によって増分する。
【0099】ノードAが作動しているとき、回路214は、
IEEE1394規格特有のアクセス・プロトコル及びアービト
レーション・プロトコルを用いてバスbAでの情報交換を
管理する。
【0100】ノードAはまた、計算ユニットCPU220と、2
22a〜222cで示されるいくつかのレジスタを含む222で示
されるRAMタイプの一時的記憶手段と、224で示されるRO
Mタイプの永久的記憶手段とを有する。
【0101】ノードAは、バス228によって無線装置230
と接続する無線モデム226を備え、無線装置230は無線ア
ンテナ204を装備している。
【0102】232で示されるローカルバスはノードAの異
なるエレメントを一緒に接続する。
【0103】バスbAで交換される情報は記憶手段222の
バッファ領域に記憶される。このバッファ領域はまた相
互接続ノードAとBの間の情報の伝送中に用いられる。
【0104】図4は詳細に相互接続ノードBを描くもの
である。
【0105】ここでは無線受信装置と考えられる相互接
続ノードBはコネクタ234によってシリアル通信バスbB
接続する。
【0106】ノードAについて説明したのと同様に、ノ
ードBは、240で示される1394規格の物理インターフェー
ス回路(244で示される1394規格の物理層の機能を実行す
る回路とバス242によって接続する)と、246で示される
計算ユニットCPUと、248で示されるRAMタイプの一時的
記憶手段(いくつかのレジスタ248a〜248gを含む)と、永
久的記憶手段250と、無線アンテナ206を装備した無線装
置256とバス254によって接続する無線モデム252とを備
えている。
【0107】258で示されるローカルバスはすべてのこ
れらのエレメントのすべてを一緒に接続する。
【0108】図4に示すように、物理インターフェース
回路240ではクロックすなわち内部発振器CLKBが用いら
れる。
【0109】相互接続ノードBの様々なエレメントは上
述の相互接続ノードAのエレメントと全く同様に作動す
る。
【0110】図5aは、本発明の第1の実施の形態に準
拠するバスbAとbB間の同時サイクルの同期原理を概略的
に描くものである。
【0111】図5bと5cとはそれぞれ本発明の第1の
実施の形態に準拠する方法の異なるステップを表すアル
ゴリズムについて記述するものであり、これらのアルゴ
リズムは、伝送用相互接続ノードAでは、記憶手段224に
記憶されているコンピュータ・プログラムで、また、受
信用相互接続ノードBでは、ノードBの記憶手段250に記
憶されているコンピュータ・プログラムで実行される。
【0112】本発明の第1の実施の形態に準拠する方法
について以後図2〜図4および図5a〜5cを参照しな
がら説明する。
【0113】本発明では参照モーメントと参照イベント
というコンセプトを用いる。参照モーメントによって、
ノードAとBの一方において参照イベントの発現が特定さ
れるものである。例えば、考えられる参照イベントとし
てノードAとBの間で伝送されるデータフレームの開始が
ある。参照モーメントはこのフレームが始まる瞬間に対
応する。
【0114】さらに正確に言えば、ノードAにおける参
照時刻はデータフレームの伝送開始の時刻をマークし、
一方ノードBの参照時刻はこの同じデータフレームの受
信開始時刻をマークする。
【0115】当然のことであるが、参照時刻は送信装置
と受信装置とが同期しなければならない他のいかなるイ
ベントにも対応することができる。さらに、これらの参
照時刻は必ずしも周期的に発現するわけではない。した
がって、現在の同期方法は可変持続時間のデータフレー
ムに対して均等に適用される。
【0116】ここで注意すべきことは参照イベントの発
現が必ずしも周期的ではないということである。
【0117】図5aは、各バスbAとbB(“サイクル開始
パケット”)におけるサイクル開始信号と、相互接続ノ
ードAとBにおけるサイクルタイム・レジスタCTRの内容
と、ノードAとBにおける2つの連続するデータフレーム
の伝送開始時刻にそれぞれ対応する参照時刻tAとt'A
と、相互接続ノードBにおいて同じ2つの連続するデー
タフレームの受信開始の参照時刻tBとt'Bとを描く図で
ある。
【0118】同時サイクル開始毎に、すなわち、125マ
イクロセカンド±12ナノセカンド毎に、ネットワークの
サイクル・マスターCMAとバスbBのサイクル・マスターC
MBとによって、CMAとbBのそれぞれのシリアル通信バス
を介してサイクル開始信号が伝送される。
【0119】これらのサイクル開始信号には各サイクル
・マスターのサイクルタイム・レジスタCTRの値が含ま
れ、この値は、当該バスに配置されるすべてのノードの
参照として役立つサイクル・マスターの内部クロックに
よって与えられる。
【0120】サイクルタイム・レジスタCTRは、当該
“サイクル・マスター”CMAすなわちCM Bの内部クロック
によって生成されたパルス数Nを表す。
【0121】したがって、相互接続ノードAとBは、バス
bAとbBに配置されたすべてのノードと同様に、バスを介
して伝送されるサイクル開始信号の内容を読み込み、同
時サイクルの開始毎に、そのサイクルタイム・レジスタ
CTRを更新する。このレジスタにはノードAとB用として
図3と図4の回路214と240がそれぞれ含まれる。ノード
AとBのサイクルタイム・レジスタCTRに含まれる現在値
は、対応する相互接続ノードのローカル・クロックすな
わち内部発振器により生成される各クロック・パルス分
だけ増分される。
【0122】次に、データフレームの開始に従って参照
時刻を決定する方法について説明する。
【0123】無線によって相互接続ノードAからデータ
フレームが伝送されるとき、影付きのエリアで図5aに
描かれている無線同期プリアンブルがノードAによって
まず作成され、次いで、伝送対象となる有用データが作
成される。記憶手段222のバッファ領域(図3)に記憶さ
れているこれらのデータは無線モデム226によって読み
込まれる。
【0124】無線同期プリアンブルの伝送が終ると、計
算ユニット220用として意図される無線フレーム開始信
号(図3に258で示される)が相互接続ノードAによって生
成される。
【0125】この無線フレーム開始信号の伝送時刻はt'
Aで示される参照時刻に対応する。
【0126】まずノードA(図5b)で、次いでノードB
(図5c)で実行されるような本発明によるノードCMAとC
MB間の同期方法について次に説明する。
【0127】この信号を受信するとすぐに、本発明によ
る(図5b)上記周期方法のステップE1に従って、計算ユ
ニットは回路214のレジスタCTRの内容を読み込み、“CT
R_localA”と呼ばれるレジスタ(記憶手段222の222aで示
される)にこの読み込んだ値を記憶する(ステップE2)。
【0128】参照時刻t'Aを表す参照値に対応するN
(t'A)で示されるこの値はノードCMAのクロックによって
発せられたいくつかのパルスを表す。
【0129】この値は、サイクル開始信号が伝送される
とき、同期ノードCMAによって規則的に更新される相互
接続ノードAのサイクルタイム・レジスタCTRの現在の内
容に対応する。
【0130】ここで注意すべきことは、ノードAによっ
てサイクル開始信号が受信される度に行われるレジスタ
CTR214aの2つの更新の間に、ノードAのローカル・クロ
ックCLKAの速度でレジスタが増分することである。
【0131】しかし、フレームでの伝送と関連する参照
時刻に、レジスタCTR214の値が遠距離のノードCMAのレ
ジスタCTRの現在値ではないという危険性は存在しな
い。
【0132】これは、相互接続ノードAのローカル・ク
ロックの精度が、2つの連続する更新の間、2つのサイ
クル開始信号の受信後、レジスタ214aの値が、ノードCM
Aのサイクルタイム・レジスタCTRの値と完全に同一のま
まであることを意味するという理由による。もしサイク
ル開始信号が誤って受信されたような場合には、上記条
件は満たされなくなるであろう。
【0133】図5aに、参照時刻t'Aから始まる、下に
位置する矢印によって相互接続ノードAのサイクルタイ
ム・レジスタCTRの値に対応して、参照値N(t'A)が軸上
にマークされていることに注意されたい。
【0134】無線フレーム開始信号258はまた、本発明
の意味の範囲内における第1の“情報項目”の決定を引
き起こすトリガとなる。また、この“情報項目”は2つ
の参照時刻t'AとtA間の差を表し、tAは前回伝送された
データフレームi−1に従って決定された参照時刻である
(図5a参照)。
【0135】さらに正確に言えば、この第1の情報項目
は、参照時刻t'AとtAの各々を表す参照値の差を計算す
ることにより決定される。
【0136】このようにして、参照値N(t'A)を含むレジ
スタ“CTR_localA”の内容と、図2に222bで示される
“Last_CTR_localA”と呼ばれるレジスタの内容との差
が決定される(ステップE3)。
【0137】この最後のレジスタには、前に記憶された
前回の参照時刻tAを表す参照値N(tA)が含まれる。
【0138】この差N(t'A)−N(tA)は、図3で222cで示
されるレジスタ(“オフセット”と呼ばれる)に記憶され
る。
【0139】最近決定された参照値、N(t'A)が、ステッ
プE4のレジスタ“CTR_localA”の内容から、レジスタ
“Last_CTR_localA”に記憶されていることにも注意す
べきである。
【0140】本発明による方法のステップE5(図5b)に
よれば、相互接続ノードAの無線モデム226によって、記
憶手段222のレジスタ“オフセットA”222cが読み込ま
れ、メッセージの形でデータフレームiにその内容が挿
入される。
【0141】本発明の同期方法には、データフレームの
有効データと同時にレジスタ“オフセットA”の内容を
伝送するステップE6が次に含まれる。
【0142】ノードBで実行され、図5cに描かれてい
るアルゴリズムを持つような本発明による方法について
次に論じることにする。
【0143】初期化段階中、本発明による方法ではまず
第1に、同期信号の受信待機ステップF1の準備と、図4
で240aで示されるサイクルタイム・レジスタCTRの値
が、この同じ図4で248bで示されるレジスタ(“Last_CT
R_localB”と呼ばれる)に記憶されるステップF2の準備
とが行われる。
【0144】参照時刻t'Aが決定している無線データフ
レームiが受信されたとき、相互接続ノードBはこのデー
タフレームiの無線同期プリアンブルを利用して自身の
同期を行う。
【0145】このフレームの無線同期プリアンブルの終
りに達するとすぐに、計算ユニット246用として意図さ
れる無線フレーム開始信号(図4で260で示される)が相
互接続ノードBによってローカルに生成される。
【0146】無線フレーム開始信号260の発現時刻は無
線フレームの受信開始の参照時刻t'Bに対応する。
【0147】本発明による方法には、同期信号の無線フ
レーム開始信号が受信されたかどうかの判定ステップF3
のテストが含まれる。
【0148】計算ユニット246により受信された無線フ
レーム開始信号は、248aで示される“CTR_localB”と呼
ばれる記憶手段248のレジスタに、回路240の240aで示さ
れるサイクルタイム・レジスタCTRの現在値を記憶する
トリガーとなる(ステップF4)。
【0149】このレジスタの現在値は参照時刻t'Bを表
す参照値を構成し、N(t'B)で示される。
【0150】無線フレーム開始信号はまた、本発明の意
味の範囲で第2の“情報項目”の決定を引き起こすきっ
かけとなる。この情報は2つの参照時刻t'BとtBとの間
の差を表すものである。
【0151】図5aに示される参照時刻tBは前回の無線
データフレームi−1の相互接続ノードBによる受信時刻
に対応する。
【0152】特に、この第2の情報項目の決定は参照時
刻t'BとtBの各々を表す参照値間の差の計算に依存す
る。
【0153】このようにして、参照値N(t'B)を含むレジ
スタ“CTR_localB”の内容と、参照値N(tB)を含む、図
3で248bで示されるレジスタ“Last_CTR_localB”の内
容との間の差が決定される。
【0154】この差すなわち第2の情報項目N(t'B)−N
(tB)は記憶手段248の248cで示されるレジスタ“オフセ
ットB”に記憶される。
【0155】レジスタ“CTR_localB”(N(t'B))の内容が
記憶手段248のレジスタ“Last_CTR_localB”に記憶され
る(ステップF6)ことにも注意すべきである。
【0156】さらに、222cで示されるレジスタ“オフセ
ットA”の値を含むメッセージが、相互接続ノードAから
到来する無線データフレームiで伝送される有効データ
から相互接続ノードBによって取り出される(ステップ
F7)。
【0157】この値すなわち第1の情報項目(N(t'A)−N
(tA))は、図4の記憶手段248のレジスタ248d(“CTR_R
X”呼ばれる)に記憶される。
【0158】ここで注意すべきことは、決定されたこの
第1の情報項目が2つの参照時刻tAとt'Aの間の経過時
間を表すのに対して、第2の情報項目のほうは、2つの
参照時刻tBとt'Bの間の経過時間を表す(図5a)という
点である。参照時刻tAとt'A(あるいはそれぞれtBとt'B)
の間の時間は参照時間と称されるものを形成する。
【0159】次いで、本発明の第1の実施の形態に準拠
する同期方法によって、決定された上記第1の情報項目
と第2の情報項目とを相互に比較する準備が行われる。
【0160】この比較を行うために、相互接続ノードB
によって、レジスタ“CTR_RX”の内容と、記憶手段248
のレジスタ“オフセットB”の内容との間の差が計算さ
れ(ステップF8)、次いで、248gで示される“オフセッ
ト”と呼ばれる一時的記憶手段248の別のレジスタにこ
の差が記憶される。
【0161】この比較の結果(N(t'B)−N(tB))−(N(t'A)
N(tA))が書込まれ、これによって、バスbAの同期ノード
CMAとバスbBの同期ノードCMBのクロックの間にオフセッ
ト値が与えられる。
【0162】このオフセットはいくつかのクロック・パ
ルスとして出力される。
【0163】したがって、第1の情報項目と第2の情報
項目の間の比較ステップによって当該2つの同期ノード
間の周波数同期チェックを行うことが可能となる。
【0164】このようにして、この比較ステップからオ
フセット値が導き出されるとき、適切な調節メッセージ
によって、相互接続ノードBによるこのオフセット値に
ついての通知がバスbBの同期ノードCMBに対して行われ
る(ステップF9)。
【0165】次いで、このメッセージに従って、そのサ
イクルタイム・レジスタCTRに含まれる値に対する修正
がノードCMBによって行われ、同期ノードCMAとの同期が
そのまま保持されるようになされる。
【0166】次いで、ノードCMBは、相互接続ノードBを
含むシリアル通信バスbBのすべてのノードへサイクル開
始信号を送り、ノードの様々なクロックをノードCMB
クロックと同期させるようにする。
【0167】図6aは、本発明の第2の実施の形態に準
拠する、バスbAとbB間の同時サイクルの同期原理を概略
的に描くものである。図5aのエレメントと同じエレメ
ントが図6aにも繰り返し描かれている。
【0168】図6bは、本発明の第2の実施の形態に準
拠する同期方法の異なるステップを示すアルゴリズムで
あり、このアルゴリズムは相互接続ノードAの記憶手段2
24に記憶されているコンピュータ・プログラムで実行さ
れる。
【0169】図6cは本発明の第2の実施の形態に準拠
する同期方法の異なるステップを表すアルゴリズムであ
り、このアルゴリズムは、相互接続ノードBの記憶手段2
50に記憶されているコンピュータ・プログラムによって
実行される。
【0170】次に、図2〜図4および図6a〜6cを参
照しながら、本発明の第2の実施の形態に準拠する、2
つの同期ノードCMAとCMB間の同期方法について説明す
る。
【0171】まず、相互接続ノードAで実行されるよう
な方法(図6b)について説明し、次いで、相互接続ノー
ドB(図6c)で実行されるような方法について説明す
る。
【0172】無線データフレームが相互接続ノードAよ
って伝送されるとき、記憶手段222のバッファ領域で、
伝送対象データが無線モデム226によって読み込まれ
る。
【0173】相互接続ノードAは、最初に無線同期プリ
アンブルを送り、次いで第2に相互接続ノードBへ伝送
対象の有用データを送る。
【0174】同期プリアンブルの終りに達すると、相互
接続ノードによって無線フレーム開始信号258が生成さ
れる(図3)。
【0175】この無線フレーム開始信号の終端部によっ
て参照時刻(tAで示される)が特定される。この参照時刻
は同期ノードCMAのクロックによって同期している相互
接続ノードAのクロックに従って一定である。
【0176】この無線フレームの開始信号(図6bのス
テップG1)の受信時に、計算ユニット220によって回路21
4のCTRレジスタ214aの内容が読み込まれ(ステップG2)、
記憶手段222のレジスタ“CTR_localA”(222bで示され
る)にこの値が記憶される。
【0177】N(tA)で示されるこの参照値は参照時刻tA
を表し、同期ノードCMAのクロックによって生成された
パルス数を表す値である。
【0178】レジスタ“CTR_localA”に参照値N(tA)を
保存することは、図6bに描かれているアルゴリズムの
ステップG3に対応する。
【0179】無線データフレームi−1が伝送されると
き、相互接続ノードAの無線モデム226によってレジスタ
“CTR_localA”が読み込まれ、データフレームに参照値
Nが挿入される(ステップG4)。
【0180】次いで、無線フレームが無線装置230へ伝
送され、そこで増幅されてから、無線アンテナ204によ
って送信される前に周波数転位を受ける(ステップG5)。
【0181】次いで、相互接続ノードBで実行される同
期方法によって変数Nを1に設定することにより初期化
ステップが実行される(ステップH1)。
【0182】相互接続ノードBによって無線データフレ
ームi−1が受信されたとき、相互接続ノードBの無線モ
デム252によって、記憶手段248のデータ・バッファ領域
にこの受信されたデータが書き込まれる。
【0183】相互接続ノードBは、この受信フレームの
開始部分に在る無線同期プリアンブルを用いて無線同期
ステップを実行する。
【0184】同期プリアンブルがの終りに達すると、参
照時刻tBの特定を可能にする無線フレーム開始信号260
がノードBによって生成される(図6a)。
【0185】変数Nが1に設定される初期化ステップH1
後、この無線フレーム開始信号が受信されるとすぐに
(図6のステップH2)、参照時刻tBを表す参照値(N(tB)で
示される)を含む、回路240のサイクルタイム・レジスタ
CTR240aの内容が計算ユニット246によって読み込まれる
(ステップH3)。
【0186】次いで、計算ユニット246は、読み込まれ
た上記値を記憶手段248のレジスタ“CTR_localB”(248a
で示される)に記憶する(ステップH4)。
【0187】図6cに描かれているアルゴリズムのステ
ップH5とH6によれば、上記の受信時刻に、この受信され
たデータフレームの中に、相互接続ノードAによって送
信された特定の同期メッセージが無線モデム252によっ
て読み込まれ、記憶手段248の“CTR_RX”と呼ばれるレ
ジスタ(248dで示される)に記憶される。
【0188】次いで、計算ユニット246によって、第1
の“情報項目”が本発明の意味の範囲で決定される。こ
の“情報項目”は、レジスタ“CTR_RX”と“CTR_local
B”の内容の間の差を計算することにより参照時刻tAとt
Bの間の差を表す。
【0189】このように進んでいくことにより、2つの
参照時刻をtBとtAに特定しながら、計算ユニットによっ
て2つの参照値N(tB)とN(tA)の間の差が形成される(ス
テップH7)。
【0190】次いで、この第1の情報項目は、計算ユニ
ット246により図3のレジスタ“オフセットM”(248eで
示される)に記憶される(H9およびH10)。
【0191】Nの値は1に等しいので、ステップH8の後
にステップH9が続く。ステップH9はシフトMと呼ばれる
レジスタの中へステップH7の差計算の結果を保存し、N
の値を増分する。
【0192】以下のデータフレームiの受信時に、レジ
スタ“CTR_localB”と“CTR_RX”に含まれる参照値は、
それぞれ新しい値N(t'B)とN(t'A)により更新される。
【0193】これらの新しい参照値は、第1のi−1の後
に連続して続く同じデータフレームiから決定され、相
互接続ノードAから相互接続ノードBへ伝送される参照時
刻t'Bとt'Aを表す。
【0194】次いで、図6cのアルゴリズムはステップ
H2〜H7を含む。これらのステップ中、2つの参照時刻t'
Aとt'B間の差を表す第2の“情報項目”が本発明の意味
の範囲で決定される。この第2の情報項目は、2つの参
照時刻t'Bとt'Aを特定する2つの参照値N(t'B)とN(t'A)
の間の差に事実上対応する。
【0195】第2の受信フレームからNは1とは異なる
値となるので、ステップH8の後にステップH10が続く。
このステップで、ステップH7の差計算の結果はシフトm
+1と呼ばれるレジスタに記憶される。計算ユニット246
によって、レジスタシフトMとシフトM+1の内容に対し
てステップH11で差計算が行われる。その結果は、ステ
ップH12で、図3の記憶手段248のオフセット・レジスタ
248gに記憶される。この差は、次N(tB)−N(tA)−(N
(t'B)-N(t'A))によって表される。
【0196】ステップH12の後にステップH13が続き、こ
のステップでレジスタ・シフトMの内容はレジスタ・シ
フトの内容m+1によって置き換えられる。
【0197】バスbAの同時サイクルの持続時間とバスbB
の同時サイクルの持続時間との間に、同期ノードCMA
いくつかのクロック・パルスとしてカウントされるオフ
セット値がこのレジスタ248gの内容によって与えられ
る。
【0198】オフセット値が検出されると、相互接続ノ
ードBの計算ユニット246によって、オフセットのこの値
から調節メッセージが生成され、記憶手段248のデータ
・バッファ領域にこのメッセージが記憶される。
【0199】次いで、ステップH14で、計算ユニット
は、バスbBを介してこの調節メッセージを同期ノードCM
Bへ送信するように回路244に要求する(ステップH14)。
【0200】バスbBの同期ノードによってこの調節メッ
セージが解釈され、該ノードのサイクル開始信号の伝送
周波数が適宜補正されて、2つのバスbAとbB間の同時サ
イクルの同期が伝送される。
【0201】一般に、オフセット補正は、無線ブリッジ
によって相互接続されるネットワークのタイプに依存す
る方法で行われる。
【0202】例えば、IEEE1394規格に準拠するシリアル
通信バスの場合、同時サイクルの持続時間の増減により
一度に補正を行ったり、いくつかの同時サイクルを介し
て補正の配分を行ったりすることができる。
【0203】いくつかの同時サイクルを介する補正の配
分は、例えば、同時サイクルによる2つ以上のクロック
・パルスの補正が不可能であるとか、所定の同時サイク
ルの持続時間の急激な変動を回避する必要性などの技術
的制約によって決定される場合もある。
【0204】例えば、お互いに関して正反対になる修正
に従って、ネットワークのある一定のバスで行われる自
動的補償から利益を得ることができるように、補正を行
う前に待機することを考えることさえできる。
【0205】ノードAからノードBへ伝送される異なるデ
ータフレームi(i=0,1,...,7,...,)について、異なる参
照時刻(tA、tB(tA(0)、tB(0))、t'A、t'B,...,t
A(1)、tB(1),...)および所定の参照時刻に従って考慮
される参照時間を示すテーブルが図7によって提示され
ていることに注意されたい。
【0206】好適には、本発明のこの第2の実施の形態
において、データフレームの損失、すなわち、データフ
レームが不正確に受信されたという事実は、第1の実施
の形態の場合と同様に、同期ノードCMAとCMBの間のオフ
セットの検出を妨げるものではないことが望ましい。
【0207】上記の理由として、これらの参照時間が、
参照時刻tAとt'A(ノードA)並びにtBとt'B(ノードB)の間
のi=0とi=1のフレームについて考えられていること、
さらに、参照時刻t'Aとt''A(ノードA)並びにt'Bとt''
B(ノードB)の間のi=1とi=2のフレームについて考えら
れていることが図7のテーブルによって示されていると
いうことがある。
【0208】その一方で、参照時刻tA (3)に対応する参
照値N(tA (3))はノードBによって受信されず、フレームi
=4の対応するフィールドは例えば伝送エラーによって
影響を受けるということに注意されたい。
【0209】これに起因して、当該参照時間にはこの参
照時刻ではなく、次の参照時刻tA (4 )を考慮することし
かできない。
【0210】したがって、考慮の対象となる参照時間
は、時刻t''AとtA (4)(ノードA)の間で、並びに、時刻
t''BとtB (4)(ノードB)の間で定義される。
【0211】この場合、この参照時間について相互に比
較される情報項目は、N(t''B)−N(t''A)とN(tB (4))−N
(tA (4))となる。
【0212】この結果、参照時刻t''AとtA (4)の間で生
じた何らかのオフセットを考慮するために参照時間は増
加することになる。
【0213】したがって、たとえ伝送データ・フレーム
(i=4)にエラーが含まれていたとしても、参照時刻tA
(4)に関連する補正が次の計算で自動的に考慮されるこ
とになる。
【0214】上記に起因して、本発明の第2の実施の形
態によって、同期ノードCMAとCMBの間のオフセットに関
する情報が失われることはない。
【0215】同様に、参照時刻tB (5)が失われた場合で
も、また、ノードBが参照時刻tA (5)とtA (6)に対応する
参照値を復号化できない場合でも、このテーブルによっ
て、当該参照時間が延長され、時刻tA (4)とtA (7)(ノー
ドA)並びにtB (4)とtB (7)(ノードB)の間に当該参照時間
の定義が行われる。
【0216】ここで、1つの変形例として注目したいの
は、参照図1〜図4に示されているものではないが、ノ
ードAの参照時刻tAとt'Aの間の時間を表す第1の情報項
目N(t'A)−N(tA)は、ノードBへ伝送されるが、別個に参
照値N(tA)とN(t'A)だけがノードAからノードBへ伝送さ
れるという事実によって、ノードBにおいて情報N(t'A)
−N(tA)が決定され、やはりノードBにおいて決定された
もう一方の情報N(t'B)−N(tB)とこの情報とを比較して
本発明の第1の実施の形態の説明中のものと同じ結果に
達するようにすることが可能であるという点である。
【0217】N(t'B)−N(t'A)−(N(tB)−N(tA))は、N(t'
B)−N(tB)−(N(t'A)−N(tA))に等しく、このことは、2
つの実施の形態がオフセットについて同じ計算結果にな
ることを示しているということに注意されたい。
【0218】さらに、ここで注意すべきことは、図7の
テーブルで得られた結果(したがって、ノードBにおいて
利用可能である)から、このテーブルに含まれる異なる
参照値間のすべての可能な計算を考えることが可能であ
るということである。
【0219】さらに、本発明によって、たとえデータフ
レームが変動する持続時間を持っていても、同期ノード
CMAとCMB間の同期チェックを行うことが可能となる。
【0220】ここで注意すべきことは、“マスター”ノ
ードに従って異なるシリアル通信バスと接続したいくつ
かのノードの同期チェックを行うことが本発明によって
可能となるという点である。この場合、後者(“マスタ
ー”ノード)は同期を行う対象ノードへ情報を放送する
ことが可能である。
【0221】上記は、ノードが無線や光リンクによって
相互に交信するとき特に当てはまる。
【0222】本発明による通信ネットワークでは、すべ
てのノードに共通の参照イベントを生成する専用ネット
ワークにノードを設けることが可能であることにも注意
すべきである。同期の対象ノードによって生成された参
照イベントが十分頻繁に生じないとき、あるいは、これ
らのイベントが存在しないときでも、このノードの存在
によって本発明を利用することが可能となる(同期対象
ノードを独力で参照イベントから生成することはできな
い)。
【0223】本発明の第3の実施の形態では、ノードす
なわち局AとBによってそれぞれのバス10と12のサイクル
・マスターが構成される。
【0224】10で示されるバスを“マスター”バスと考
え、一方、12で示されるバスは“スレーブ”バスと考え
る。
【0225】CLK1で示される内部発振器すなわちクロッ
クによって、H1で示されるクロック信号がマスター・バ
スで生成され、CLK2で示される内部発振器すなわちクロ
ックによって、H2で示されるクロック信号がスレーブ・
バスで生成されることに注意されたい。
【0226】内部発振器すなわちクロックの各々は100p
pmの許容範囲を持つ24.576MHzに等しい周波数を有す
る。
【0227】図8に、無線受信装置と考えられるAで示
されるノードがコネクタ14によってシリアル通信バス10
と接続している。
【0228】無線受信装置と考えられるBで示されるノ
ードはコネクタ16によってシリアル通信バス12と接続し
ている。
【0229】ノードAは、18で示される1394規格の物理
インターフェース回路と、20で示される1394規格のリン
ク層の機能を果たす回路とを有する。
【0230】このような回路は、例えばテキサス・イン
スツルメント社が販売する部品PHY-TSB21-LV03Aおよび
部品LINK-TSB12LV01Aから構成される。
【0231】ノードAはまた、計算ユニット22、24a〜24
cで示されるいくつかのレジスタを含む24で示されるRAM
タイプの一時的記憶手段および26で示される永久的記憶
手段を備えている。
【0232】図8にように、ノードAは、無線アンテナ3
2を装備した無線装置30と接続した無線モデム28を備え
ている。
【0233】34で示されるローカルバスはノードAの異
なるエレメントを一緒に接続する。
【0234】ノードAについて説明したものと同様の方
法で、ノードBは、36で示される1394規格の物理インタ
ーフェース回路、38で示される1394規格の物理層の機能
を果たす回路、40で示される計算ユニットCPU、いくつ
かのレジスタ42a〜42eを含む42で示されるRAMタイプの
一時的記憶手段、レジスタ44aを含む永久的記憶手段44
および無線アンテナ50を装備した無線装置48と接続した
無線モデム46を備えている。
【0235】52で示されるローカルバスによってすべて
のこれらのエレメントが一緒に接続される。
【0236】図8に示されるように、ノードA用の物理
インターフェース回路18とノードB用の物理インターフ
ェース回路36は、クロックすなわち内部発振器のノード
A用CLK1とノードB用CLK2によって機能する。
【0237】図9と図10aは本発明の第3の実施の形
態に準拠する方法の異なるステップをそれぞれ例示する
ものであり、これらのステップは送信装置ノードAと受
信装置ノードBにおいて実行される。これらの図は、図
9のアルゴリズム用としてノードAの記憶手段26に、並
びに、図10aのアルゴリズム用としてノードBの記憶
手段44に記憶されているコンピュータ・プログラムの異
なる命令を描くものである。
【0238】次に、図8〜10bを参照しながら、本発
明の第3の実施の形態に準拠する方法について説明す
る。
【0239】ノードAの1394規格の物理インターフェー
ス回路(18で示される)では、カウンタは内部発振器すな
わちクロックCLK1によって連続して増分される。
【0240】このカウンタのサイズはKビットであり、
したがってこのカウンタの時間は2Kとなる。
【0241】本発明では参照時刻と参照イベントという
コンセプトが用いられ、この参照時刻によってノードA
とBのうちの一方における参照イベントの発現が特定さ
れる。例えば、当該参照イベントとしてノードAとBの間
で伝送されるデータフレームの開始があり、この参照時
刻はこのフレームが開始する時刻に対応する。
【0242】さらに正確に言えば、ノードAにおける参
照時刻によってデータフレームの伝送開始時刻がマーク
され、一方ノードBの参照時刻によってこの同じデータ
フレームの受信開始時刻がマークされる。各ノードにお
いて、これらの参照時刻は、当該ノード特有のタイム参
照フレームにおいて、前記ノードの内部クロックからカ
ウンタによって決定される。
【0243】ここで注意すべきことは、クロックCLK1と
CLK2が完全に同期している(同じ周波数)場合、2つの参
照時刻を決定するカウンタの内容が時間中一定のままと
なるシフトを持つことになるという点である。
【0244】一方、クロックが同期していない場合、上
述のカウンタの内容間のシフトがもはや一定になること
はない。そして、本発明はこのシフトの変動に基づいて
クロックCLK1とCLK2の間のずれを測定することを目的と
するものである。
【0245】当然のことであるが、この参照時刻は送信
装置と受信装置が同期しなければならない他のいかなる
イベントにも対応することができる。
【0246】ここで注意すべきことは参照イベントの発
現が必ずしも周期的ではないという点である。
【0247】データフレームの開始を検出するために、
ノードAとノードBの双方において、それぞれ28と46で示
される各ノードの無線モデムによって適切な同期シーケ
ンスが用いられる。例えば、送信装置と受信装置が認知
するシーケンスが各データフレームの開始時に追加され
る。したがって、この既知のシーケンスに対して自動相
関法を適用することにより、受信装置はフレームの開始
を決定することが可能となる。
【0248】フレームの開始が各ノードで検出される
と、信号62(ノードA)、64(ノードB)が計算ユニットCPU
(それぞれ22(ノードA)、40(ノードB))へ送信され、この
信号によって参照時刻が示される(図8)。
【0249】図9のステップS1の後、参照時刻(参照時
刻はtAで示される)が例えばノードAで決定される(ステ
ップS2)度に、1394規格の物理インターフェース回路(18
で示される)のカウンタの内容は図8の一時的記憶手段2
4のレジスタ(24aで示される)に保存される。
【0250】このレジスタ24aの上記内容は記憶手段24
の第2のレジスタ24bの中へ転送される(ステップS3)。
【0251】したがって、これら2つのレジスタが、例
えばtAとtA'で示される最後の2つの参照時刻におい
て、1394規格の物理インターフェース回路18にカウンタ
の値を保存することが可能になる。この2つの参照時刻
の双方は2つの連続するデータフレームの伝送開始時刻
に対応するものである。
【0252】参照時刻を表す所定の参照値は各々の与え
られた参照時刻に対応する。この参照値は、図8の一時
的記憶手段24のレジスタ24a、24bの中の1つに記憶され
る。
【0253】ここで注意すべきことは、各参照値がレジ
スタ24aと24bに記憶され、この参照値は例えばクロック
CLK1よって放射されるクロック・パルス数(2Kを法とし
て計算される)に対応するという点である。
【0254】すべての演算(加算、減算、計数)は2を法
として対応するレジスタまたはカウンタのサイズの冪に
累乗されて行われる。さらに、減算の結果には符号ビッ
トが含まれていると想定されている。
【0255】レジスタ24bへのレジスタ24aの内容の転送
(ステップS3)後、並びにレジスタ24aへのカウンタの内
容の転送(ステップS4)後、これら2つのレジスタに記憶
される参照値間の差が決定される(ステップS5)。この差
は、参照時刻tAとtA'間のノードAにおける経過時間を表
す第1の情報項目に対応する。
【0256】この第1の情報項目は図8に24cで示され
るレジスタに記憶される。
【0257】したがって、このレジスタにはクロックす
なわち内部発振器CLK1のパルス数の中でカウント参照時
間の持続時間が含まれる。
【0258】2つの参照時刻tAとtA'の間の経過時間を
表し、レジスタ24に記憶される第1の情報項目は、参照
時刻tA'から得られたデータフレームとして伝送される
データフレームを用いてノードA(送信装置)からノードB
(受信装置)へ伝送される。
【0259】この伝送ステップはノードAのエレメント2
8、30、32から成る無線装置により行われ、一方、ノー
ドBにおける受信ステップは前記ノードBのエレメント4
6、48、50を使用する。
【0260】ノードA(送信装置)について説明したもの
と同様の方法で、2つの参照時刻tBとtB'の間の経過時
間を表す第2の情報項目がノードB(受信装置)において
計算される。
【0261】これら2つの参照時刻tBとtB'は、ノードA
によって伝送されたデータフレームの開始の受信時刻に
対応するものであり、参照時刻tAとtA'はノードAについ
て前記ノードAで決定されたものである。
【0262】ノードBの装置36で、カウンタは、内部発
振器すなわちクロックCLK2によって連続して増分され
る。
【0263】このカウンタのサイズはKビットであり、
したがってこのカウンタの時間は2Kに等しい。
【0264】ステップT1(図10a)後、参照時刻tBまた
はtB'が以上示したように決定される(ステップT2)毎
に、この参照時刻を表す参照値は図8の一時的記憶手段
42のレジスタ42aに記憶される。
【0265】このようにして、参照時刻tBに対応する参
照値がレジスタ42aに記憶され、次いで、第2の参照時
刻tB'が決定され(ステップT2)、この第2の参照時刻に
対応する参照値が1394規格の物理インターフェース回路
36のカウンタからレジスタ42aの中へ転送された(ステッ
プT4)とき、参照時刻tBに対応する参照値がレジスタ42b
の中へ転送される(ステップT3)。
【0266】2つの参照時刻tBとtB'間の経過時間を表
す第2の情報項目が決定され(ステップT5)、次いで、レ
ジスタ42aと42bに記憶された、2つの参照時刻tBとtB'
を指定する上記2つの参照値間の差が形成され、図8の
記憶手段42のレジスタ42cに記憶される。
【0267】前述のレジスタの中の1つに含まれる各参
照値が、ノードBのクロックすなわち内部発振器CLK2に
より放射されるクロック・パルス数に対応することにこ
こでも注意すべきである。
【0268】ここで注意すべきことは、ノードB(受信装
置)によって受信されたデータフレームと関連する参照
イベントが、このノードにおいて前記データフレームの
受信開始時刻に対応することである。
【0269】レジスタ24cに記憶された第1の情報項目
はノードBにより受信される(ステップT6)。
【0270】一方、ノードBによって情報が受信されな
かった場合、本発明による方法によってデータフレーム
をもつノードAが伝送される情報の受信待機が行われ
る。
【0271】上記によって、第1および第2の情報項目
間で比較を行うことが可能になる(ステップT7)。
【0272】クロック・パルス数がNで示された場合、
第1および第2の情報項目はそれぞれ、N(tA')−N(tA)
とN(tB')−N(tB)と書込まれる。
【0273】これらの2つの値の間で検出可能ないずれ
の差も、当該参照時間中の発振器すなわちクロックCLK1
またはCLK2の間のずれクロック・パルス数を表す。
【0274】このようにして、参照時間中のクロックCL
K1とCLK2の間のずれを知ることにより、信号H2の周波数
補正を行って、信号H2の周波数が周波数H1と同期を保持
するようにすることが可能となる。
【0275】これらの第1および第2の情報項目の間で
差が検出された場合、得られたこの結果(ずれ)は、図8
の一時的記憶手段42のレジスタの内容(42dで示される)
に加えられる(ステップT8)。
【0276】このレジスタ42dには、それまで考慮され
てきたすべての参照時間中に測定された様々なずれの総
計が含まれている。
【0277】以上説明したように当該ノードのクロック
・レートを各々表す2つの情報項目すなわち参照時間を
相互に比較すると、これらの間の差を示すかなりのビッ
ト数は、2つのクロックと参照時間の持続時間との間の
ずれに依存するものである。
【0278】例えば、それぞれ24.576MHz−100ppmと24.
576MHz+100ppmおよび1msの参照時間のクロック周波数
を持つ2つの発振器を例にとると、これら2つの参照時
間の間で検出されるその差はほぼ5クロック・パルスで
あり、これは3ビットを用いて符号化することができ
る。
【0279】したがって、1ビットが符号用として予約
される1バイトのレジスタのサイジングは選択肢として
十分であるように思われる。
【0280】レジスタのこのサイジングは図2aの24
c、42c、42dで示されるレジスタに関するものである。
【0281】これらのレジスタ(特にレジスタ42d)のサ
イズが、ノードAとBの間で無線リンクを介してデータ伝
送を行うために必要な帯域幅を画定するものであること
を考慮すれば、その最適化は重要である。
【0282】一般に、内部クロックCLK1とCLK2の間にず
れが存在しない場合、それぞれtA、tA'とtB、tB'の2つ
の参照時刻の間の経過時間を各々表す第1および第2の
情報項目は等しいものである。
【0283】しかし、レジスタ42dに値を保存すると
き、ずれが存在する場合には補正が必要となる。
【0284】この補正の目的は、クロック信号H1の周波
数と比較してクロック信号H2の周波数をある程度一定に
保持することである。
【0285】ここで注意すべきことは、この場合に参照
となるのはクロック信号H1であるという点である。
【0286】信号H2が、クロック信号H1の補正を行うた
めに従うある参照を構成できることは言うまでもない。
【0287】本発明による方法は、クロック・パルス数
に等しい時間だけ、補正イベントの際にクロック信号H2
の少なくとも1つの時間の長さの調節を行うものであ
る。これらのクロック・パルスはレジスタ42dに含ま
れ、CLK1とCLK2の間で認められたずれを表すものであ
る。
【0288】例えば、1つの時間当たり2つ以上のクロ
ック・パルスの補正が不可能であることや所定の時間内
の急激な変動を避ける必要性などの技術的制約によっ
て、いくつかの時間にわたる補正の配分を決定すること
ができる。
【0289】変化に対して、ネットワークのある一定の
バスで行われる自動的補償から利益を得ることができる
ように、補正を行う前に待機することを考えることさえ
できる。
【0290】図10bは、クロックすなわち発振器CLK1
またはCLK2間のずれが検出されたとき、一例としてクロ
ック信号H1に従うクロック信号H2の補正を例示する機能
図である。
【0291】図10bに描かれているように、本発明の
方法に準拠して補正すなわち同期が行われたクロック信
号H2は、80で示されるカウンタを用いてクロックすなわ
ち発振器CLK2から生成される。
【0292】図8の一時的記憶手段42に含まれる値M'を
ロードすることによりこのカウンタの時間は一定にな
る。
【0293】この値M'はクロックCLK2の周波数の分周計
数に対応する整数であり、補正すなわち同期が行われた
クロック信号H2の周波数を得るための値である。
【0294】さらに、82で示される別のレジスタには、
補正前の、クロックCLK2の周波数とクロック信号H2の周
波数の間の公称分周計数Mが含まれる。
【0295】さらに、図10bの左側に描かれているレ
ジスタ42dには、クロックすなわち発振器CLK1とCLK2間
のΔcで示されるずれの総計が含まれる。
【0296】このようにして、カウンタ80の時間は式:
M'=M+Δcによってレジスタにより与えられるずれの総
計Δcによって補正される。
【0297】ここで注意すべきことは、このずれΔc
正または負の符号を持ち得るということである。ずれが
正の符号を持つとき、M'はM+Δcの絶対値に等しくな
る。次いで、カウンタ80の時間が増加し、H2の周波数が
低下する。
【0298】このずれが負の符号を持つとき、M'はM−
Δcの絶対値に等しくなる。この場合、カウンタ80の時
間は減少し、H2の周波数が増加する。
【0299】カウンタの時間補正において考慮の対象と
なるずれの総計Δcについては、カウンタの現在の時間
の最後までこのずれをレジスタ42dの中に保持する必要
がある。次いで、次の時間が終る前に同じずれを2度補
正しないようにするために、次の時間中にレジスタ42d
をゼロにリセットしなければならない。
【0300】いくつかの時間にわたってずれの補正を配
分しなければならない場合、各時間に対して行う補正を
含むための中間レジスタが必要となる。各補正後、ずれ
の総計を含むレジスタ42dは適宜減分する。次いで、レ
ジスタ42dの内容がゼロになるまで補正は行われる。
【0301】図11は本発明の第4の実施の形態を例示
する。
【0302】この図のエレメントは、図8のエレメント
に対応して変更のないものであるが、後者(図8のエレ
メント)の中のものと同じ参照値が保持されている。
【0303】図11に描かれているように、本発明によ
る通信ネットワークには、IEEE1394規格に準拠するシリ
アル通信バス(10と12で示される)と相互接続する無線ブ
リッジ(92で示される)が備えられ、バス間のインターフ
ェースとして何らかの点で機能している。
【0304】ブリッジ92はAとBで示される2つの局すな
わちノードを有し、それぞれ無線送信装置(ノードA)と
無線受信装置(ノードB)である。
【0305】これらのノードAとBは図8のノードとはそ
の永久的記憶手段と一時的記憶手段によって区別され
る。
【0306】ノードAは、94で示される一時的記憶手段R
AMと、96で示される永久的記憶手段ROMとを備えてい
る。
【0307】永久的記憶手段96にはコンピュータ・プロ
グラムが含まれる。このプログラムの命令は第2の実施
の形態に従う方法のステップに対応するものであり、送
信装置(ノードA)において実行される。
【0308】このコンピュータ・プログラムに対応する
アルゴリズムが図12に描かれている。
【0309】さらに、ノードBは、レジスタ98a〜98eを
含む一時的記憶手段(98で示される)と、レジスタ100aを
含む永久的記憶手段ROM(100で示される)とを備えてい
る。
【0310】この記憶手段100にはまたコンピュータ・
プログラムの様々な命令も含まれる。このコンピュータ
・プログラムによって、受信装置(ノードB)において第
4の実施の形態に準拠する方法を実行することが可能に
なる。
【0311】このコンピュータ・プログラムに対応する
アルゴリズムが図13に描かれている。
【0312】上に示されるように、ノードAとBの各々に
は、1394規格の物理インターフェース回路、1394規格接
続層の機能を果たす回路、計算ユニット、無線アンテナ
および前記ノードの種々のエレメントを接続するローカ
ルバスを装備した無線装置と接続した無線モデムが備え
られている。
【0313】次に、本発明の第4の実施の形態に準拠す
る方法について図11〜図13を参照しながら説明す
る。
【0314】ノードAの装置18において、図11に描か
れているように、カウンタは内部発振器すなわちクロッ
クCLK1によって連続して増分される。
【0315】図8〜図10を参照して、特に参照時刻、
参照イベントと参照値に関して上に述べたことすべて
は、この第2の実施の形態についてもそのまま当てはま
る。
【0316】図8を参照して上に示したのと同じ方法で
参照時刻が決定される。
【0317】したがって、ステップU1(図12)後、参照
時刻(参照時刻はtA示される)がノードAで決定される(ス
テップU2)度に、1394規格の物理インターフェース回路1
8のカウンタの内容は一時的記憶手段94のレジスタ94aに
保存される。
【0318】前記参照時刻を表し、例えばクロックすな
わち内部発振器CLK1によって放射されるクロック・パル
ス数Nに等しい所定の参照値は各々の与えられた参照時
刻に対応する。
【0319】レジスタ94aのカウンタに含まれる参照値
を記憶した(ステップU3)後、この方法は、このレジスタ
に記憶された参照値を含むデータフレームを伝送する
(ステップU4)ステップを含み、次いで、伝送ノードAは
新しい参照時刻tA'を待機する(ステップU2)。
【0320】図8を参照して説明した方法と同様の方法
で、ノードAのエレメント28、30、32から成る無線装置
によって伝送ステップが実行される。一方、ノードBの
受信ステップでは前記ノードBのエレメント46、48、50
が使用される。
【0321】ノードBの装置36において、カウンタ104
は、内部発振器すなわちクロックCLK2から発出するクロ
ック信号H2によって連続して増分される。
【0322】変数iを値0に初期化する図13のステップ
V1の後、参照時刻、特にフレームの開始時上に示される
ように決定される(ステップV2)毎に、この参照時刻を表
す参照値は図11の一時的記憶手段98のレジスタ98aに
記憶される(ステップV3)。
【0323】受信装置(ノードB)において実行される本
発明による方法は、ステップV4(図13)に従って、ノー
ドBによってレジスタ94aの内容、すなわち無線フレーム
によって伝送されるレジスタ94aの内容の受信確認動作
を行う。
【0324】ノードBがこのレジスタ94aの内容を受信し
たと仮定した場合、ステップV4の後にステップV5が続
き、このステップV5の間に参照値すなわち受信フレーム
に含まれるクロック・パルス数間の差4(i)が形成され
る。
【0325】ノードAにおけるフレームiの伝送開始を特
定する参照時刻tAと、ノードBにおけるフレームiの受信
開始を特定する参照時刻tBとの間の差を表す情報項目が
この差によって構成される。
【0326】この情報は本発明の意味の範囲で情報項目
を構成するものである。
【0327】この第1の情報項目は一時的記憶手段98の
レジスタ98bに保存されているクロックCLK1とCLK2間の
シフトを表す。
【0328】前にシフトが計算されたことがない場合、
変数iはゼロに等しく(ステップV6)、このシフトはΔ(0)
で示される参照シフトを構成し、この参照シフトは、相
互にクロックを同期させるのに必要な補正決定時に以後
使用されることになる。
【0329】方法のステップV7(図13)に従って、シフ
トΔ(0)が一時的記憶手段98のレジスタ98cに記憶され
る。
【0330】次いで、ステップV7の後にステップV8が続
き、このステップV8の間、変数iは増分され、受信ノー
ドBは、ステップV2に従って新しい参照時刻を待機す
る。
【0331】逆に、iが0と異なっている場合、計算され
たシフトΔ(i)が参照シフトΔ(0)と比較される(ステッ
プV9)。
【0332】この場合、差Δ(0)(N(tB)−N(tA))は、本
発明の意味の範囲で第1の情報項目を構成し、差Δ(i)
((N(tB (i))−N(tA (i)))は第2の情報項目を構成する。
【0333】第1および第2の情報項目の間の比較によ
って、内部発振器すなわちクロックCLK1とCLK2の間の何
らかのずれの検出が可能となる。
【0334】第1および第2の情報項目間のこの差によ
って、2つの参照時刻の間の内部発振器すなわちクロッ
クCLK1とCLK2の間のクロック・パルス数が与えられる。
【0335】次いで、ずれを示すこの値は一時的記憶手
段98のレジスタ98dに含まれる値へ渡される(ステップV
10)。
【0336】このレジスタには、2つのクロックCLK1と
CLK2の間で前回測定されたずれの総計が含まれる。
【0337】レジスタ98dの内容は、クロック信号H1に
従って同期を行うクロック信号H2に対して行われた補正
を表す。
【0338】次いで、ステップV10の後にステップV8
続き、このステップV8の間に、変数iが増分され、既に
上述した内容に従って受信装置(ノードB)は新しい参照
時刻を待機する(ステップV2)。
【0339】ステップV4に戻って、このステップ中に行
われるテストによって、ノードBがレジスタ94aの内容を
まだ受信していないことが示された場合、これは、例え
ばiで示される対応するデータフレームが不正確に受信
されたを意味する。
【0340】この場合、受信装置(ノードB)は次の参照
時刻(ステップV11とV12)を待機して、次の参照時刻に対
応する新しい参照値を記憶するようにする(ステップ
V3)。
【0341】ノードAからノードBへ伝送される異なるデ
ータフレームi(i=0,1,...,7,...,)について、異
なる参照時刻tA、tB(tA(0)、tB(0))、tA'、tB'、...、t
A(7)、tB(7)、...および所定の参照時刻に従って考えら
れる参照時間を示すテーブルが図7によって与えられる
ことに注意されたい。
【0342】好適には、本発明のこの第4の実施の形態
において、データフレームの損失、すなわち、データフ
レームが不正確に受信されたという事実は、第3の実施
の形態の場合と同様に、クロックCLK1とCLK2の間のずれ
の検出を妨げるものではないことが望ましい。
【0343】上記の理由として、これらの参照時間が、
参照時刻tAとt'A(ノードA)並びにtBとt'B(ノードB)の間
のi=0とi=1のフレームについて考えられていること、
さらに、参照時刻t'Aとt''A(ノードA)並びにt'Bとt''
B(ノードB)の間のi=1とi=2のフレームについて考えら
れていることが図7のテーブルによって示されていると
いうことがある。
【0344】さらに、本発明によって、たとえデータフ
レームが変動する持続時間を持っていても、ノードAとB
のクロック間の同期チェックを行うことが可能となる。
【0345】ここで注意すべきことは、異なるレジスタ
のサイズの最適化に関しては、特にレジスタ98a、98b、
98dに関しては、第1の実施の形態の説明の中で述べた
ことすべてがこの第2の実施の形態についてもそのまま
当てはまるという点である。
【0346】特に、これらのレジスタのサイズの最適
化、特にレジスタ94aのサイズの最適化が重要である。
というのは、無線伝送に必要な帯域幅はこの94aのサイ
ズによって定義されるからである。
【0347】ここで注意すべきことは、“マスター”ノ
ードに従って異なるシリアル接続バスと接続したいくつ
かのノードの同期チェックを行うことが本発明によって
可能となるという点である。この場合、後者(“マスタ
ー”ノード)は同期を行う対象ノードへ情報を放送する
ことが可能である。
【0348】上記は、ノードが無線や光リンクによって
相互に交信するとき特に当てはまる。
【0349】本発明による通信ネットワークでは、すべ
てのノードに共通の参照イベントを生成する専用ネット
ワークにノードを設けることが可能であることにも注意
すべきである。このノードの存在によって、同期を行う
対象の2つのノードが独力で参照イベントを生成するこ
とはできない場合に、本発明を利用することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つの通信ノードAとBの2つのクロック間のオ
フセットのメカニズムを例示する図である。
【図2】本発明における、同期ノードは無線ブリッジと
は異なる無線ブリッジによって一緒に接続した2つのシ
リアル通信バスを含む、通信ネットワークの概略図であ
る。
【図3】図2の無線ブリッジを構成する相互接続ノード
の概略図である。
【図4】図2に描かれているブリッジを構成する相互接
続ノードBの概略図である。
【図5a】本発明の第1の実施の形態に準拠する、バス
bAとbB間の同時サイクルの同期原理を概略的に例示する
図である。
【図5b】図3の相互接続ノードにおいて実行される、
本発明の第1の実施の形態に準拠する同期方法のアルゴ
リズムを示す図である。
【図5c】図4の相互接続ノードBで実行される、本発明
の第1の実施の形態に準拠する同期方法を示すアルゴリ
ズムを示す図である。
【図6a】本発明の第2の実施の形態に準拠する、バス
bAとbB間の同時サイクルの同期原理を概略的に例示する
図である。
【図6b】図3の相互接続ノードAで実行される、本発
明の第2の実施の形態に準拠する同期方法を示すアルゴ
リズムを示す図である。
【図6c】図4の相互接続ノードBで実行される、本発
明の第2の実施の形態に準拠する同期方法のアルゴリズ
ムを示す図である。
【図7】図3と図4に描かれている相互接続ノードAとB
における様々な参照時刻と、それに対応する参照時間を
表す表である。
【図8】ノードAとBから成る無線ブリッジ13を用いる、
本発明の第3の実施の形態に準拠する通信ネットワーク
を示す図である。
【図9】図8のノードAにおいて実行される、本発明の
第1の実施の形態に準拠する同期方法のアルゴリズムを
示す図である。
【図10a】図8のノードBで実行される、本発明の第
1の実施の形態に準拠する同期方法を表すアルゴリズム
を示す図である。
【図10b】クロック信号H1に従ってクロック信号H2と
同期させるために用いられる様々な機能ブロックの概略
図である。
【図11】ノードAとBから成る無線ブリッジ92を用い
る、本発明の第4の実施の形態に準拠する通信ネットワ
ークの全体を示す概略図である。
【図12】図11のノードAで実行される、本発明の第
4の実施の形態に準拠する同期方法のアルゴリズムを示
す図である。
【図13】図11のノードBで実行される、本発明の第
4の実施の形態に準拠する同期方法のアルゴリズムを示
す図である。
フロントページの続き (72)発明者 パトリス ネズ フランス国 レンヌ−アタラント, セデ ックス セッソン−セヴィニエ 35517, リュ ドゥ ラ トゥッシュ−ランベー ル キヤノン リサーチ センター フラ ンス エス. アー. 内 (72)発明者 モハメド ブラネシ フランス国 レンヌ−アタラント, セデ ックス セッソン−セヴィニエ 35517, リュ ドゥ ラ トゥッシュ−ランベー ル キヤノン リサーチ センター フラ ンス エス. アー. 内 (72)発明者 パスカル ルソー フランス国 レンヌ−アタラント, セデ ックス セッソン−セヴィニエ 35517, リュ ドゥ ラ トゥッシュ−ランベー ル キヤノン リサーチ センター フラ ンス エス. アー. 内

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のノードから第2のノードへの情報
    転送方法であって、各ノードが通信ネットワークとそれ
    ぞれ接続し、各通信ネットワークが前記第1のノードと
    第2のノードの間で同期情報の交換を行うことにより同
    期し、第1のノードがクロックのクロック・パルスをモ
    ニターするカウンタを備えるように成される方法におい
    て、データを有するフレームを前記第1のノードから前
    記第2のノードへ転送しなければならないとき、前記第
    1のノードにおいて実行される、 参照イベントの発現においてカウントされた前記クロッ
    ク・パルスを表す情報を読み込むステップと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    る情報をフレームの中へ同期情報として挿入するステッ
    プと、 前記フレームを前記第2のノードへ転送するステップと
    を有することを特徴とする情報転送方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のノードにクロックが含まれて
    いることを特徴とする請求項1に記載の情報転送方法。
  3. 【請求項3】 カウントされたクロック・パルス数がレ
    ジスタに記憶されることを特徴とする請求項2に記載の
    情報転送方法。
  4. 【請求項4】 計算された情報が2つの参照イベント間
    でカウントされたクロック・パルス数の差であることを
    特徴とする請求項1に記載の情報転送方法。
  5. 【請求項5】 前記参照イベントがフレーム参照イベン
    トであることを特徴とする請求項1に記載の情報転送方
    法。
  6. 【請求項6】 前記フレームがプリアンブルとデータフ
    レームとから構成されることを特徴とする請求項1に記
    載の情報転送方法。
  7. 【請求項7】 前記フレーム参照イベントがデータフレ
    ームの開始であることを特徴とする請求項6に記載の情
    報転送方法。
  8. 【請求項8】 前記情報が前記データフレームの中へ挿
    入されることを特徴とする請求項6に記載の情報転送方
    法。
  9. 【請求項9】 前記クロックが、該クロックが接続され
    ている前記ネットワーク上に同期信号を生成することを
    特徴とする請求項2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のノードが、該ノードが接続
    されている前記ネットワーク上で、レジスタに記憶され
    たカウントされたクロック・パルス数を周期的に送信す
    ることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記第1のノードが、該ノードが接続
    されている前記ネットワークから受信した情報によって
    該ノードのレジスタを更新することを特徴とする請求項
    3に記載の方法。
  12. 【請求項12】 第2のノードによる第1のノードから
    の情報受信方法であって、各ノードがそれぞれ通信ネッ
    トワークと接続し、第1のノードと第2のノード間で同
    期情報の交換を行うことにより各通信ネットワークが同
    期し、前記第2のノードがクロックのクロック・パルス
    をモニターするカウンタを備えている方法において、第
    1のノードからデータを有するフレームが受信された場
    合、前記第2のノードで実行される、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むステップと、 受信フレームに挿入された同期情報を読み込むステップ
    と、 情報間の差を計算するステップと、 上記計算ステップの結果に従ってネットワーク同期処理
    手順の中へ入るステップとを有することを特徴とする情
    報受信方法。
  13. 【請求項13】 前記クロックが前記第2のノードに含
    まれることを特徴とする請求項12に記載の情報受信方
    法。
  14. 【請求項14】 前記計算ステップが、参照イベントの
    発現時に読み込まれた同期情報から、前記カウントされ
    たクロック・パルスを表す読み込まれた情報を減算する
    ことから成ることを特徴とする請求項12に記載の情報受
    信方法。
  15. 【請求項15】 前記ネットワーク同期処理手順が、同
    期用の第1のレジスタの中へ前記減算ステップの結果を
    記憶するステップを有することを特徴とする請求項12に
    記載の情報受信方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の情報受信方法におい
    て、前記ネットワーク同期処理手順が、 第2の参照イベントの発現時にカウントされたクロック
    ・パルスを表す情報を読み込むステップと、 第2の受信フレームに同期情報を読み込むステップと、 前記第2の参照イベントの発現時にカウントされた前記
    クロック・パルスを表す1つの読み込まれた情報を第2
    の受信フレームの1つの読み込まれた情報から減算する
    ステップと、 同期を行うために、第2のレジスタの中へ前記減算ステ
    ップの結果を記憶するステップとをさらに有することを
    特徴とする情報受信方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の情報受信方法であっ
    て、前記ネットワーク同期処理手順が、 前記第1のレジスタから前記第2のレジスタの内容を減
    算するステップと、 前記減算ステップの結果を表す情報を含む情報メッセー
    ジを前記ネットワーク上に生成するステップとを更に有
    することを特徴とする情報受信方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の情報受信方法におい
    て、前記ネットワーク同期処理手順が、 前記第1のレジスタから前記第2のレジスタの内容を減
    算するステップと、 同期を考慮して同期レジスタに前記減算ステップの結果
    を記憶するステップとを更に有することを特徴とする方
    法。
  19. 【請求項19】 前記フレームの前記同期情報が、前記
    第1のノード上での2つの参照イベントの発現時にカウ
    ントされたクロック・パルスの間の差であることを特徴
    とする請求項12に記載の情報受信方法。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の情報受信方法におい
    て、参照イベントの発現時にカウントされた前記クロッ
    ク・パルスを表す情報を読み込む前記ステップが、 2つの参照イベントの発現時にカウントされた前記クロ
    ック・パルスを表す2つの情報を読み込むステップと、 双方の情報の間の差を計算して読み込まれた情報を形成
    するように成すステップとから成ることを特徴とする方
    法。
  21. 【請求項21】 前記ネットワーク同期処理手順が、ネ
    ットワーク同期を考慮して同期レジスタに前記減算ステ
    ップの結果を記憶するステップを有することを特徴とす
    る請求項20に記載の情報受信方法。
  22. 【請求項22】 前記ネットワーク同期処理手順が、前
    記減算ステップの結果を表す情報を含む情報メッセージ
    を前記ネットワーク上に生成するステップを有すること
    を特徴とする請求項20に記載の情報受信方法。
  23. 【請求項23】 前記同期レジスタが、前記第2のノー
    ドのクロックから生成された前記ネットワーク同期信号
    の少なくとも1つの時間を修正するためのレジスタであ
    ることを特徴とする請求項18または21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記フレームがプリアンブルとデータ
    フレームから構成されることを特徴とする請求項12に記
    載の情報転送方法。
  25. 【請求項25】 前記参照イベントがフレーム参照イベ
    ントであることを特徴とする請求項12に記載の情報受信
    方法。
  26. 【請求項26】 前記フレーム参照イベントが前記デー
    タフレームの開始であることを特徴とする請求項24に記
    載の情報受信方法。
  27. 【請求項27】 前記第2のノードのクロックが、該ク
    ロックが接続されている前記ネットワーク上に同期信号
    を生成することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記第2のノードが、該ノードが接続
    されている前記ネットワーク上でカウントされたパルス
    数を周期的に送信することを特徴とする請求項23に記載
    の方法。
  29. 【請求項29】 前記第2のノードが、該ノードが接続
    されている前記ネットワークから受信された情報からカ
    ウントされたパルス数を更新することを特徴とする請求
    項17および22に記載の方法。
  30. 【請求項30】 通信ノード情報の転送装置であって、
    前記転送装置とノードがそれぞれ通信ネットワークと接
    続し、前記転送装置とノード間の同期情報の交換により
    各通信ネットワークが同期し、クロックのクロック・パ
    ルスをモニターするカウンタを備える転送装置におい
    て、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのプロセッサと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として1つのフレームの中へ挿入する
    ための挿入手段と、 前記ノードへ前記フレームを転送するための転送手段と
    を有することを特徴とする転送装置。
  31. 【請求項31】 前記装置の中に前記クロックが含まれ
    ることを特徴とする請求項30に記載の情報転送装置。
  32. 【請求項32】 カウントされたクロック・パルス数を
    記憶するためのレジスタをさらに有することを特徴とす
    る請求項31に記載の情報転送装置。
  33. 【請求項33】 2つの参照イベントの間でカウントさ
    れたクロック・パルス数の差として計算された情報の計
    算手段をさらに有することを特徴とする請求項30に記載
    の情報転送装置。
  34. 【請求項34】 前記参照イベントがフレーム参照イベ
    ントであることを特徴とする請求項30に記載の情報転送
    装置。
  35. 【請求項35】 前記フレームがプリアンブルとデータ
    フレームとから構成されることを特徴とする請求項30に
    記載の情報転送装置。
  36. 【請求項36】 前記フレーム参照イベントがデータフ
    レームの開始であることを特徴とする請求項35に記載の
    情報転送装置。
  37. 【請求項37】 情報を挿入するための挿入手段が前記
    データフレームの中へ情報を挿入することを特徴とする
    請求項35に記載の情報転送装置。
  38. 【請求項38】 接続している前記ネットワーク上で前
    記クロックから同期信号を生成するための生成手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項31に記載の情報転送
    装置。
  39. 【請求項39】 接続している前記ネットワーク上でレ
    ジスタに記憶されているカウントされたクロック・パル
    ス数を送信するための送信手段をさらに有することを特
    徴とする請求項31に記載の情報転送装置。
  40. 【請求項40】 接続している前記ネットワークから受
    信される情報によって前記レジスタを更新するための更
    新手段をさらに有することを特徴とする請求項32に記載
    の情報転送装置。
  41. 【請求項41】 ノードからの情報受信装置であって、
    前記ノードと前記装置がそれぞれ通信ネットワークと接
    続し、前記ノードと前記装置間の同期情報の交換により
    各通信ネットワークが同期し、クロックのクロック・パ
    ルスをモニターするカウンタを備える情報受信装置にお
    いて、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込む読込み手段と、 受信フレームに挿入された同期情報を読み込む読込み手
    段と、 情報間の差を計算する計算手段と、 上記計算手段の結果に従ってネットワークの同期を行う
    同期手段とを有することを特徴とする情報受信装置。
  42. 【請求項42】 前記クロックをさらに有することを特
    徴とする請求項41に記載の情報受信装置。
  43. 【請求項43】 前記計算手段が、参照イベントの発現
    時にカウントされたクロック・パルスを表す前記読み込
    まれた情報を読み込まれた同期情報から減算することを
    特徴とする請求項42に記載の情報受信装置。
  44. 【請求項44】 前記同期手段が、同期を行うための第
    1のレジスタの中へ前記減算ステップの結果を記憶する
    ための手段を有することを特徴とする請求項40に記載の
    情報受信装置。
  45. 【請求項45】 請求項44に記載の情報受信装置におい
    て、同期を行うための同期手段が、 第2の参照イベントの発現時にカウントされたクロック
    ・パルスを表す情報を読み込む読込み手段と、 第2の受信フレームに同期情報を読み込む読み込み手段
    と、 前記第2の参照イベントの発現時にカウントされた前記
    クロック・パルスを表す1つの読み込まれた情報を第2
    の受信フレームの1つの読み込まれた情報から減算する
    減算手段と、 同期を行うために、第2のレジスタの中へ前記減算ステ
    ップの結果を記憶する記憶手段とを有することを特徴と
    する情報受信装置。
  46. 【請求項46】 請求項45に記載の情報受信装置におい
    て、同期を行うための前記同期手段が、 前記第1のレジスタから前記第2のレジスタの内容を減
    算する減算手段と、 前記減算手段の結果を表す情報を含む情報メッセージを
    前記ネットワーク上に生成する手段とをさらに有するこ
    とを特徴とする情報受信装置。
  47. 【請求項47】 請求項45に記載の情報受信装置におい
    て、同期を行うための前記同期手段が、 前記第1のレジスタから前記第2のレジスタの内容を減
    算する減算手段と、 同期を考慮して同期レジスタに前記減算手段の結果を記
    憶する記憶手段とをさらに有することを特徴とする情報
    受信装置。
  48. 【請求項48】 前記フレームの前記同期情報が前記第
    1のノード上での2つの参照イベントの発現時にカウン
    トされたクロック・パルスの間の差であることを特徴と
    する請求項41に記載の情報受信装置。
  49. 【請求項49】 請求項48に記載の情報受信装置におい
    て、参照イベントの発現時にカウントされた前記クロッ
    ク・パルスを表す情報を読み込む前記読み込み手段が、 2つの参照イベントの発現時にカウントされた前記クロ
    ック・パルスを表す2つの情報を読み込む読込み手段
    と、 双方の情報の間の差を計算して読み込まれた情報を形成
    するように成す手段とから成ることを特徴とする情報受
    信装置。
  50. 【請求項50】 前記同期手段が、ネットワークの同期
    を考慮して同期レジスタに前記減算ステップの結果を記
    憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項49に記
    載の情報受信装置。
  51. 【請求項51】 同期を行うための前記同期手段が、前
    記減算ステップの結果を表す情報を含む情報メッセージ
    を前記ネットワーク上に生成する手段を有することを特
    徴とする請求項49に記載の情報受信装置。
  52. 【請求項52】 前記同期レジスタが、前記第2のノー
    ドのクロックから生成された前記ネットワーク同期信号
    の少なくとも1つの時間を修正するためのレジスタであ
    ることを特徴とする請求項47または50に記載の装置。
  53. 【請求項53】 前記フレームがプリアンブルとデータ
    フレームから構成されることを特徴とする請求項41に記
    載の情報転送装置。
  54. 【請求項54】前記参照イベントがフレーム参照イベン
    トであることを特徴とする請求項41に記載の情報転送装
    置。
  55. 【請求項55】 前記フレーム参照イベントが前記デー
    タフレームの開始であることを特徴とする請求項53に記
    載の情報受信装置。
  56. 【請求項56】 クロックが、該クロックに接続してい
    る前記ネットワーク上に同期信号を生成することを特徴
    とする請求項46または49に記載の装置。
  57. 【請求項57】 接続している前記ネットワーク上でカ
    ウントされたパルスを周期的に送信するための送信手段
    をさらに有することを特徴とする請求項47または50に記
    載の装置。
  58. 【請求項58】 接続している前記ネットワークから受
    信される情報からカウントされたパルス数を更新するた
    めの更新手段をさらに有することを特徴とする請求項46
    または51に記載の装置。
  59. 【請求項59】 情報フレームによる情報交換を行う通
    信ネットワーク間で同期を行うための方法であって、各
    通信ネットワークがクロックを有し、クロック・パルス
    数がカウンタによってモニターされるように成される方
    法において、 参照イベントの発現時に、第1のネットワークのクロッ
    クのカウントされたクロック・パルスを表す情報を読み
    込むステップと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として情報フレームの中へ挿入するス
    テップと、 第1のネットワークから第2のネットワークへ前記情報
    フレームを転送するステップと、 参照イベントの発現時に、第2のネットワークのカウン
    トされたクロック・パルスのクロック数を表す情報を読
    み込むステップと、 第1のネットワークから受信した情報フレームに挿入さ
    れた同期情報を読み込むステップと、 情報間の差を計算するステップと、 第2のネットワークと同期を行うステップとを有するこ
    とを特徴とする方法。
  60. 【請求項60】 前記参照イベントがフレーム参照イベ
    ントであることを特徴とする同期請求項59に記載の方
    法。
  61. 【請求項61】 前記フレームがプリアンブルとデータ
    フレームとから構成されることを特徴とする請求項59に
    記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記フレーム参照イベントがデータフ
    レームの開始であることを特徴とする請求項60に記載の
    方法。
  63. 【請求項63】 前記情報が前記データフレームの中へ
    挿入されることを特徴とする請求項61に記載の方法。
  64. 【請求項64】 計算された情報が2つの参照イベント
    間でカウントされたクロック・パルス数の差であること
    を特徴とする請求項59に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記クロックが、該クロックが属する
    ネットワーク上に同期信号を生成することを特徴とする
    請求項59に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記同期ステップが前記計算ステップ
    の結果に従って前記第2のネットワークのクロックによ
    り生成された同期信号の少なくとも1つの時間を修正す
    ることから成ることを特徴とする請求項59に記載の方
    法。
  67. 【請求項67】 情報フレームによる情報交換を行う通
    信ネットワーク間で同期を行うためのシステムであっ
    て、各通信ネットワークがクロックを有し、クロック・
    パルス数がカウンタによってモニターされ、少なくとも
    2つのネットワークと接続したシステムにおいて、 参照イベントの発現時に、第1のネットワークのクロッ
    クのカウントされたクロック・パルスを表す情報を読み
    込む読込み手段と、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として情報フレームの中へ挿入する挿
    入手段と、 第1のネットワークから第2のネットワークへ前記情報
    フレームを転送する転送手段と、 参照イベントの発現時に、第2のネットワークのカウン
    トされたクロック・パルスのクロック数を表す情報を読
    み込む読込み手段と、 受信した情報フレームに挿入された同期情報を読み込む
    読込み手段と、 情報間の差を計算する計算手段と、 第2のネットワークと同期を行う同期手段とを有するこ
    とを特徴とするシステム。
  68. 【請求項68】 前記参照イベントがフレーム参照イベ
    ントであることを特徴とすることを特徴とする請求項67
    に記載の同期システム。
  69. 【請求項69】 前記フレームがプリアンブルとデータ
    フレームとから構成されることを特徴とする請求項67に
    記載のシステム。
  70. 【請求項70】 前記フレーム参照イベントがデータフ
    レームの開始であることを特徴とする請求項69に記載の
    システム。
  71. 【請求項71】 前記情報が前記データフレームの中へ
    挿入されることを特徴とする請求項69に記載のシステ
    ム。
  72. 【請求項72】 計算された情報が2つの参照イベント
    間でカウントされたクロック・パルス数の差であること
    を特徴とする請求項67に記載のシステム。
  73. 【請求項73】 前記同期ステップが前記計算ステップ
    の結果に従って前記第2のネットワークのクロックによ
    り生成された同期信号の少なくとも1つの時間を修正す
    ることから成ることを特徴とする請求項67に記載のシス
    テム。
  74. 【請求項74】 通信ノードへ情報を転送する装置で実
    行されるプログラムを記憶するための記憶媒体におい
    て、前記装置と前記ノードがそれぞれ通信ネットワーク
    と接続し、前記装置とノード間の同期情報の交換により
    各通信ネットワークが同期し、前記装置がクロックのク
    ロック・パルスをモニターするカウンタを備えるように
    成される前記プログラムが、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのコードと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として1つのフレームの中へ挿入する
    ためのコードと、前記ノードへ前記フレームを転送する
    ためのコードとを有することを特徴とする記憶媒体。
  75. 【請求項75】 ノードからの情報受信装置で実行され
    るプログラムを記憶するための記憶媒体において、前記
    ノードと装置はそれぞれ通信ネットワークと接続し、前
    記ノードと装置間の同期情報の交換により各通信ネット
    ワークが同期し、前記がクロックのクロック・パルスを
    モニターするカウンタを備えるように成される前記プロ
    グラムが、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのコードと、 受信フレームに挿入された同期情報を読み込むためのコ
    ードと、 情報間の差を計算するためのコードと、 上記計算結果に従ってネットワークの同期を行うための
    コードとを有することを特徴とする記憶媒体。
  76. 【請求項76】 通信ノードへの情報転送装置の記憶媒
    体に記憶されるプログラムであって、前記装置とノード
    がそれぞれ通信ネットワークと接続し、前記装置と前記
    ノード間の同期情報の交換により各通信ネットワークが
    同期し、前記装置がクロックのクロック・パルスをモニ
    ターするカウンタを備えるように成されるプログラムに
    おいて、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのコードと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として1つのフレームの中へ挿入する
    ためのコードと、 前記ノードへ前記フレームを転送するためのコードとを
    有することを特徴とするプログラム。
  77. 【請求項77】 ノードからの情報受信装置の記憶媒体
    に記憶されるプログラムであって、前記ノードと装置が
    それぞれ通信ネットワークと接続し、前記ノードと装置
    間の同期情報の交換により各通信ネットワークが同期
    し、前記装置がクロックのクロック・パルスをモニター
    するカウンタを備えるように成されるプログラムにおい
    て、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのコードと、 受信フレームに挿入された同期情報を読み込むためのコ
    ードと、 情報間の差を計算するためのコードと、 上記計算手段の結果に従ってネットワークの同期を行う
    ためのコードとを有することを特徴とするプログラム。
  78. 【請求項78】 通信ノードへ情報を転送するための装
    置であって、前記装置とノードがそれぞれ通信ネットワ
    ークと接続し、前記装置とノード間の同期情報の交換に
    より各通信ネットワークが同期し、クロックのクロック
    ・パルスをモニターするカウンタを備える装置におい
    て、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのプロセッサと、 少なくとも前記情報または前記情報に基づいて計算され
    た情報を同期情報として1つのフレームの中へ挿入する
    ための挿入手段と、 前記ノードへ前記フレームを転送するための転送手段と
    を有することを特徴とする装置。
  79. 【請求項79】 ノードからの情報受信装置であって、
    前記ノードと装置がそれぞれ通信ネットワークと接続
    し、前記ノードと装置間の同期情報の交換により各通信
    ネットワークが同期し、クロックのクロック・パルスを
    モニターするカウンタを備えている装置において、 参照イベントの発現時にカウントされたクロック・パル
    スを表す情報を読み込むためのプロセッサと、 受信フレームに挿入された同期情報を読み込むための読
    込み手段と、 情報間の差を計算するための計算手段と、 上記計算手段の結果に従ってネットワークの同期を行う
    ための同期手段とを有する情報受信装置。
  80. 【請求項80】 第1のノードから第2のノードへの情
    報転送方法であって、各ノードがそれぞれ通信ネットワ
    ークと接続し、前記第1のノードと前記第2のノード間
    で同期情報の交換を行うことにより各通信ネットワーク
    が同期し、前記第1のノードがクロックのクロック・パ
    ルスをモニターするカウンタを備えるようになっている
    方法において、前記第1のノードから前記第2のノード
    へデータを有するフレームを送らなければならない場
    合、前記第1のノードで実行される、 通信ネットワークにおいて参照イベント時の時刻を表す
    情報を得るステップと、 時刻を表す前記情報を有する前記フレーム送るステップ
    とを有することを特徴とする情報転送方法。
  81. 【請求項81】 第1のノードから第2のノードへの情
    報転送方法であって、各ノードがそれぞれ通信ネットワ
    ークと接続し、前記第1のノードと前記第2のノード間
    で同期情報の交換を行うことにより各通信ネットワーク
    が同期し、前記第1のノードがクロックのクロック・パ
    ルスをモニターするカウンタを備えるようになっている
    方法において、前記第1のノードから前記第2のノード
    へデータを有するフレームを送らなければならない場
    合、前記第1のノードで実行される、 少なくとも2つのフレームの参照イベントの間の持続時
    間を表す情報を得るステップと、 持続時間を表す前記情報を有する前記フレームを送るス
    テップとを有することを特徴とする情報転送方法。
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