JP2001313096A - 高屈曲を有する高耐久性通信用コード - Google Patents

高屈曲を有する高耐久性通信用コード

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JP2001313096A
JP2001313096A JP2000127731A JP2000127731A JP2001313096A JP 2001313096 A JP2001313096 A JP 2001313096A JP 2000127731 A JP2000127731 A JP 2000127731A JP 2000127731 A JP2000127731 A JP 2000127731A JP 2001313096 A JP2001313096 A JP 2001313096A
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JP
Japan
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conductor
terminal blade
cord
covered wire
insulator
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Application number
JP2000127731A
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Inventor
Isao Izui
伊豆井功夫
Shigemi Hasegawa
長谷川茂巳
Toshihisa Hongo
寿久 本郷
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Oki Electric Cable Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Cable Co Ltd
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】従来のモジュラプラグ付きコードは、使用出来
る導体や絶縁体に信頼性の面から制限を受け、細線、高
屈曲といった性能要求に対して限界がありこの制約の幅
を広くすることが望まれていた。 【解決手段】端子刃の先端に平坦部を有する左右対称の
2個の先端部を設け、かつ、前記端子刃の内側に側面か
らみて対象的に接点斜面部をそれぞれ2個形成し、前記
接点斜面部の間に平行溝部を設け、側面が平面上に形成
された導電性板材の端子刃を有しかつ、予めプラグハウ
ジング内の被覆電線挿入孔に30゜〜80゜のV溝を設
けたモジュラプラグに、中心糸の周りに複数本からなる
導体素線を巻き付けた丸線導体の導体外径を0.18m
mから0.50mmに形成し、その上に絶縁体とシース
を施した被覆電線を圧入し、被覆電線の導体と接続して
いる高屈曲を有する高耐久性通信用コードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電子機器をモジュ
ラプラグを介して通信するために接続する通信用コード
であり、特に非常に細径で、高屈曲を有する高耐久性通
信用コードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモジュラプラグ付きコード1′
は、図2に示すように、導体とコネクタの端子間の電気
的な接続の方式としてピアシング(突き刺し)が用いら
れている。この方式の場合、導体として単線導体、撚り
線導体または中心糸上に箔巻をした導体が使用されてい
る。ケーブルの導体上には絶縁被覆がされているが、ピ
アシング方式は、絶縁体の上から金属端子刃を圧入し電
気的に接続する方式である。この方式の接続は接続が容
易なこととコネクタが安価で電話機用コード、LAN用
コード等に広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のモジ
ュラプラグ付きコード1′の方式の欠点としては、使用
出来る導体や絶縁体に信頼性の面から制限を受ける。す
なわち導体では外径0.50−0.60mmの範囲が多
用され、概ね0.40mm以下の導体径になると端子刃
の厚さが0.30−0.35mmもあるために圧入した
際に導体の断線を引き起こし易い。また絶縁外径におい
てもプラグ端子刃のピッチが1.02mmであるために
絶縁体の外径として0.90−0.98mmの範囲のも
のが多様されている。このような従来のモジュラプラグ
は、使用出来る電線に制限を受け、ケーブルの細線、高
屈曲といった性能要求に対して限界がありこの制約の幅
を広くすることが望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解決するために、鋭意検討した結果、端子刃の先端に
平坦部を有する左右対称の2個の先端部を設け、かつ、
前記端子刃の内側に側面からみて対象的に接点斜面部を
それぞれ2個形成し、前記接点斜面部の間に平行溝部を
設け、側面が平面上に形成された導電性板材の端子刃を
有しかつ、予めプラグハウジング内の被覆電線挿入孔に
30゜〜80゜のV溝を設けたモジュラプラグに、中心
糸の周りに複数本からなる導体素線を巻き付けた丸線導
体の導体外径を第1番目としては0.18mmから0.
50mmに、第2番目としては0.20mmから0.3
0mmにそれぞれ形成し、その上に絶縁体とシースを施
した被覆電線を圧入し、被覆電線の導体と接続している
高屈曲を有する高耐久性通信用コードである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高屈曲を有する高
耐久性通信用コード1の実施形態について添付図面を参
照して詳細に説明する。図1(イ)は、本発明の高屈曲
を有する高耐久性通信用コード1の斜視図、図1(ロ)
は、本発明の中心糸2の周りに複数本からなる導体素線
4を巻き付けた丸線導体3の斜視図、図1(ハ)は、本
発明の端子刃8の平面図、図1(ニ)は、本発明の端子
刃8の側面図、図1(ホ)は、本発明の端子刃8がV溝
型被覆電線挿入孔16にする前の状態の斜視図である。図
から明らかなように、端子刃の先端に平坦部を有する左
右対称の2個の先端部を設け、かつ、前記端子刃の内側
に側面からみて対象的に接点斜面部をそれぞれ2個形成
し、前記接点斜面部の間に平行溝部を設け、側面が平面
上に形成された導電性板材の端子刃を有しかつ、予めプ
ラグハウジング内の被覆電線挿入孔に30゜〜80゜の
V溝を設けたモジュラプラグに、中心糸の周りに複数本
からなる導体素線を巻き付けた丸線導体の導体外径を第
1番目としては0.18mmから0.50mmに、第2
番目としては0.20mmから0.30mmにそれぞれ
形成し、その上に絶縁体とシースを施した被覆電線を圧
入し、被覆電線の導体と接続している高屈曲を有する高
耐久性通信用コードである。プラグハウジング15のV
溝型被覆電線挿入孔16がV溝型をしているので、被覆
電線7はV溝型の最下部の位置に自然と誘導され、中央
位置に配置される。端子刃8が被覆電線に圧入すると図
1(ヘ)に示すように、蛇行配列しながら、接点斜面部
11から平行溝部12の奥方向に塑性変形を伴いながら
確実な接続が得られることになる。V溝角度としては3
0゜〜80゜の範囲で良好であった。本発明の高屈曲を
有する高耐久性通信用コード1の第1の大きな特徴は、
中心糸上に丸線導体を横巻した丸線横巻導体を使用した
被覆電線にモジュラプラグを取り付けたことである。絶
縁体の上から金属端子刃を圧入し電気的に接続するピア
シング方式では従来のモジュラプラグの場合、接続を試
みても端子刃と導体との接触圧力が不足して接触抵抗が
大きくなってしまい使用することが出来なかった。これ
は図2に示すような従来の端子刃構造の欠点でもあっ
た。本発明では特願平7−176574号に示すような
端子刃を使用することによって端子刃の構造を改良して
解決することが出来た。本発明の第2の大きな特徴は、
導体外径の細い丸線横巻導体を使用した被覆電線にモジ
ュラプラグを取り付けたことである。これまでのモジュ
ラプラグの端子刃は端子の厚さが0.30−0.35m
mの厚さであるため、圧入される導体径が細い場合には
端子刃が圧入されたときに導体の完全断線を引き起こし
易かった。特に導体径が0.45mmよりも細くなると
その危険性は高かった。本発明では、前述の特願平7−
176574号に示すような端子刃を使用することによ
って導体を断線させることなく電気的に接続することが
出来る。この端子刃は導体に突き刺して電気的な接続を
するのではなく導体と端子刃の接触圧力によって電気的
な接続がされている。使用する丸線導体の導体径として
は0.18mm〜0.50mmのサイズの広い範囲で使
用出来るが、好ましくは電線の細径化が可能なサイズと
しては0.20mmから0.30mmが良好であった。
【0006】
【実施例】本発明の高屈曲を有する高耐久性通信用コー
ド1の実施例を下記の表1に示す。
【0007】
【表1】
【0008】表1から明らかなように、代表的なものと
して、中心糸としては、アラミド繊維を、絶縁体にはポ
リエステルを、コードのシースとしてはPVCを使用
し、コードの構造は全て導体に丸線横巻き導体を使用し
た場合で比較検討した。
【0009】本発明の高屈曲を有する高耐久性通信用コ
ード1の評価試験として環境試験を実施した結果を表2
に示す。
【0010】
【表2】
【0011】環境試験は初期抵抗を測定後環境試験に投
入し、環境試験後の抵抗変化量を測定し接触抵抗変化量
を求めた。試料数はn=20本(40心)でその中の最
大値を求めた。接触抵抗の変化量が増大してしまう場合
には信頼性には問題があるが、表2の結果は小さな変化
量の範囲に収まっている。公の基準はないが一般的な判
断基準とされているのが50mΩ以下であり、もっと厳
しい見方をする場合でも20mΩ以下である。その基準
からすれば全く問題ないことがわかる。
【0012】本発明の高屈曲を有する高耐久性通信用コ
ード1の屈曲耐久性のデータを表3に示す。
【0013】
【表3】
【0014】従来のモジュラプラグ付きコードの導体
は、中心糸に銅箔を巻き付け4本撚りした構造であり、
導体径は0.55mmのものである。屈曲寿命は、丸線
横巻き導体を使用しているため、従来のモジュラコード
の100倍以上の屈曲耐久性を有している。
【0015】本発明の実施例では、高屈曲を有する高耐
久性通信用コード1を代表例にとり、具体的代表例で説
明してきたが、中心糸や絶縁体やシースや心数等これに
限るものではない。またこれ以外の変形例でも一向に構
わず、設計上本発明の範囲内であることはいうまでもな
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の高屈曲を有
する高耐久性通信用コード1によれば、非常に細径で、
高屈曲を有する高耐久性通信用コードにモジュラプラグ
を取り付けることが出来、特に携帯端末機器等の小型機
器の通信用に使用するケーブルとしては画期的なもので
その工業的価値は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は、本発明の高屈曲を有する高耐久性通
信用コード1の斜視図である。(ロ)は、本発明の中心
糸2の周りに複数本からなる導体素線4を巻き付けた丸
線導体3の斜視図である。(ハ)は、本発明の端子刃8
の平面図である。(ニ)は、本発明の端子刃8の側面図
である。(ホ)は、本発明の端子刃8がV溝型被覆電線
挿入孔16にする前の状態の斜視図である。(ヘ)は、本
発明の端子刃8が被覆電線7の丸線導体3に圧入する状
態の斜視図である。
【図2】(イ)は、従来のモジュラプラグ付きコード
1′の斜視図である。(ロ)は、従来の端子刃8′の先
端部9′が被覆電線7′を突き刺す前の状態の斜視図で
ある。(ハ)は、従来の端子刃8′の先端部9′が被覆
電線7′の導体3′を突き刺した後の状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本発明の高屈曲を有する高耐久性通信用コード 2 中心糸 3 丸線導体 4 導体素線 5 絶縁体 6 シース 7 被覆電線 8 端子刃 9 端子刃の先端部 10 端子刃の上辺 11 接点斜面部 12 平行溝部 13 テーパーエッジ部 14 モジュラプラグ 15 ハウジング 16 V溝型被覆電線挿入孔 17 端子刃受け入れ孔 1′ 従来のモジュラプラグ付きコード 3′ 導体 7′ 被覆電線 8′ 端子刃 9′ 端子刃の先端部 10′ 端子刃の上辺 14′ モジュラプラグ 15′ ハウジング 16′ 被覆電線挿入孔 17′ 端子刃受け入れ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E012 AA04 AA44 5E023 AA04 AA24 BB02 BB03 FF15 GG10 HH16 HH24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端子刃の先端に平坦部を有する左右対称の
    2個の先端部を設け、かつ、前記端子刃の内側に側面か
    らみて対象的に接点斜面部をそれぞれ2個形成し、前記
    接点斜面部の間に平行溝部を設け、側面が平面上に形成
    された導電性板材の端子刃を有しかつ、予めプラグハウ
    ジング内の被覆電線挿入孔に30゜〜80゜のV溝を設
    けたモジュラプラグに、中心糸の周りに複数本からなる
    導体素線を巻き付けた丸線導体の導体外径を0.18m
    mから0.50mmに形成し、その上に絶縁体とシース
    を施した被覆電線を圧入し、被覆電線の導体と接続して
    いることを特徴とする高屈曲を有する高耐久性通信用コ
    ード。
  2. 【請求項2】端子刃の先端に平坦部を有する左右対称の
    2個の先端部を設け、かつ、前記端子刃の内側に側面か
    らみて対象的に接点斜面部をそれぞれ2個形成し、前記
    接点斜面部の間に平行溝部を設け、側面が平面上に形成
    された導電性板材の端子刃を有しかつ、予めプラグハウ
    ジング内の被覆電線挿入孔に30゜〜80゜のV溝を設
    けたモジュラプラグに、中心糸の周りに複数本からなる
    導体素線を巻き付けた丸線導体の導体外径を0.20m
    mから0.30mmに形成し、その上に絶縁体とシース
    を施した被覆電線を圧入し、被覆電線の導体と接続して
    いることを特徴とする高屈曲を有する高耐久性通信用コ
    ード。
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