JP2001312725A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2001312725A
JP2001312725A JP2000130409A JP2000130409A JP2001312725A JP 2001312725 A JP2001312725 A JP 2001312725A JP 2000130409 A JP2000130409 A JP 2000130409A JP 2000130409 A JP2000130409 A JP 2000130409A JP 2001312725 A JP2001312725 A JP 2001312725A
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JP2000130409A
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Akira Murakawa
彰 村川
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定パターンを高速で精度よく認識できる画
像認識方法及び装置を提供する。 【解決手段】 画像処理において、入力カラー画像の各
画素について、画素の多値画像データが特定色を指定す
る範囲内であればその画素をオン画素とする。次に、得
られた2値化画像を複数の画素からなる領域に分割し、
各領域について、所定条件のときに、当該領域をオン画
素とし、得られた低解像度データから特定の形状で構成
されるパターンを検出する。ここで、低解像度化の際
に、領域、および、その領域を所定の方向にシフトした
領域について、領域内のオン画素の数が所定の閾値を越
えると当該領域をオン画素とする。または、各領域につ
いて、オン画素が塊で存在する場合に当該領域をオン画
素とする。これにより、特定パターンが認識しやすいよ
うに低解像度化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定パターンを認
識する画像認識技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年カラー複写機の機能と性能が上が
り、紙幣、有価証券などの有効な偽造防止方法が検討さ
れ続けている。偽造防止方法のひとつに、紙幣などの模
様の内に特定パターンを入れておき、スキャンされた画
像を解析し、画像内に特定パターンを検出したならば正
常な像生成を禁止する方法がある。その際、画像読取に
おいて紙幣などが任意角の状態で読取位置に置かれた場
合や、紙幣などの流通過程において局部的な汚れや傷が
生じている場合にも、スキャンされた画像から特定パタ
ーンを認識する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スキャナなどの入力機
器からのデータの多くは情報量の多いカラー画像であ
り、また入出力機器はますます高速で高解像度になって
きている。しかし、それにもかかわらず偽造防止のため
実時間内での画像処理(特定パターンの検出)が求めら
れている。それゆえ、高速でノイズに強い画像認識手法
の開発が重要な課題であった。画像処理の高速化の手段
の一つとして、解像度を落として画素数を減らしたぼか
し画像を生成し、ぼかし画像に対して認識処理する方法
がある。この場合、特定パターンが認識できるように、
精度良く解像度を落とすことが重要なポイントとなる。
【0004】本発明の目的は、特定パターンを高速で精
度よく認識できる画像認識方法及び装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
処理装置において、2値化手段は、入力カラー画像の各
画素について、画素の多値画像データが特定色を指定す
る範囲内であればその画素をオン画素とする。次に、解
像度変換手段は、2値化手段により得られた2値化画像
を複数の画素からなる領域に分割し、各領域について、
その領域、および、その領域を所定の方向にシフトした
(たとえば右、下、右下の複数方向に1画素分シフトし
た)領域が所定の条件を満たすと当該領域をオン画素と
する。これにより低解像度化する。さらに、検出手段
は、解像度変換手段により得られた2値化データから特
定の形状で構成されるパターンを検出する。ここで、た
とえば、前記の所定の条件は領域内のオン画素の数が所
定の閾値を越えることである。また、たとえば、前記の
所定の条件は領域内のオン画素が所定の大きさの塊で存
在することである。
【0006】本発明に係る第2の画像処理装置におい
て、2値化手段は、入力カラー画像の各画素について、
画素の多値画像データが特定色を指定する範囲内であれ
ばその画素をオン画素とする。次に、解像度変換手段
は、2値化手段により得られた2値化画像を複数の画素
からなる領域に分割し、各領域について、オン画素が所
定の大きさの塊として存在する場合に当該領域をオン画
素とする。さらに、検出手段は、解像度変換手段により
得られた2値化データから特定の形状で構成されるパタ
ーンを検出する。塊とは、複数のオン画素が隣接してい
る状態であり、たとえば2×2の画素の集まりである。
【0007】本発明に係る第1の画像処理方法におい
て、入力カラー画像の各画素について、画素の多値画像
データが特定色を指定する範囲内であればその画素をオ
ン画素とする。次に、得られた2値化画像を複数の画素
からなる領域に分割し、各領域について、その領域、お
よび、その領域を所定の方向にシフトした領域が所定の
条件を満たすと当該領域をオン画素とする。次に、得ら
れた2値化データから特定の形状で構成されるパターン
を検出する。ここで、たとえば、前記の所定の条件は領
域内のオン画素の数が所定の閾値を越えることである。
また、たとえば、前記の所定の条件は領域内のオン画素
が所定の大きさの塊で存在することである。
【0008】本発明に係る第2の画像処理方法におい
て、入力カラー画像の各画素について、画素の多値画像
データが特定色を指定する範囲内であればその画素をオ
ン画素とする。次に、得られた2値化画像を複数の画素
からなる領域に分割し、各領域について、オン画素が所
定の大きさの塊で存在する場合に当該領域をオン画素と
する。次に、得られた2値化データから特定の形状で構
成されるパターンを検出する。
【0009】本発明に係る第1のコンピュータ読み出し
可能な記録媒体は、入力カラー画像の各画素について、
画素の多値画像データが特定色を指定する範囲内であれ
ばその画素をオン画素とするステップと、得られた2値
化画像を複数の画素からなる領域に分割し、各領域につ
いて、その領域、および、その領域を所定の方向にシフ
トした領域が所定の条件を満たすと当該領域をオン画素
とするステップと、得られた2値化データから特定の形
状で構成されるパターンを検出するステップとからなる
画像処理プログラムを記録する。ここで、たとえば、前
記の所定の条件は領域内のオン画素の数が所定の閾値を
越えることである。また、たとえば、前記の所定の条件
は領域内のオン画素が所定の大きさの塊で存在すること
である。
【0010】本発明に係る第2のコンピュータ読み出し
可能な記録媒体は、入力カラー画像の各画素について、
画素の多値画像データが特定色を指定する範囲内であれ
ばその画素をオン画素とするステップと、得られた2値
化画像を複数の画素からなる領域に分割し、各領域につ
いて、オン画素が所定の大きさの塊で存在する場合に当
該領域をオン画素とするステップと、得られた2値化デ
ータから特定の形状で構成されるパターンを検出するス
テップとからなる画像処理プログラムを記録する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。なお、図面において、同じ
参照記号は同一または同等のものを示す。
【0012】図1に本実施形態の画像処理装置(以下、
「システム」という。)の概略構成図を示す。図1に示
すように、システムは中央演算処理(以下、CPUとい
う)を備え、システム全体を制御する制御装置10を中
心として構成される。この制御装置10には、画像、文
字等の表示や、操作のための表示等を行うディスプレイ
12と、各種入力、指示操作等を行うためのキーボード
14およびマウス16が備えられる。記録媒体として、
フレキシブルディスク18、ハードディスク20、CD
−ROM26が用いられ、フレキシブルディスク装置1
8b、CD−ROM装置26bおよびハードディスク装
置(図示しない)が備えられる。さらに、文字や画像デ
ータ等を印刷するプリンタ22と、画像データを取り込
むためのスキャナ24と、音声出力のためのスピーカ2
8と、音声入力のためのマイクロホン30とが接続され
る。
【0013】図2に本システムの制御系のブロック図を
示す。CPU200には、データバス202を介して、
本システムを制御するプログラムが格納されているRO
M204と、CPU200が制御のために実行するプロ
グラムやデータを一時的に格納するRAM206とが接
続される。また、CPU200にデータバス202を介
して接続される回路には、画像あるいは文字等の表示の
ためディスプレイ12を制御する表示制御回路208
と、キーボード14からの入力を転送制御するキーボー
ド御回路210と、マウス16からの入力を転送制御す
るマウス制御回路212と、フレキシブルディスク装置
18bを制御するフレキシブルディスク装置制御回路2
14と、ハードディスク装置を制御するハードディスク
装置制御回路216と、プリンタ22への出力を制御す
るプリンタ制御回路218と、スキャナ24を制御する
スキャナ制御回路220と、CD−ROM装置26bを
制御するCD−ROM装置制御回路222と、スピーカ
28を制御するスピーカ制御回路224と、マイクロホ
ン30を制御するマイクロホン制御回路226とがあ
る。さらに、CPU200には、システムを動作させる
ために必要な基準クロックを発生させるためのクロック
228が接続され、また、各種拡張ボードを接続するた
めの拡張スロット230がデータバス202を介して接
続される。
【0014】なお、このシステムでは、画像認識のプロ
グラムをROM204に格納する。しかし、本プログラ
ムの一部または全部をフレキシブルディスク18、ハー
ドディスク20、CD−ROM26などの情報記録媒体
に格納しておき、必要に応じて情報記録媒体よりプログ
ラムをRAM206に読み出し、これを実行させてもよ
い。また、記録媒体は、光磁気ディスク(MO)等の他
の情報記録媒体でもよい。また、画像データ入力装置と
してスキャナ24を用いているが、スチルビデオカメラ
やデジタルカメラ等の他のデータ入力装置であってもよ
い。また、拡張スロット230にネットワーク用ボード
を接続して、ネットワークを介してプログラムや画像デ
ータを受け取ることもできる。
【0015】図3は、上述のシステムにおけるデータ処
理の流れを示す。画像処理装置が起動されると、まずス
テップS10において、以下の処理で必要なフラグの初
期化や初期画面表示などが行われる。次に、ユーザーが
メニューを選択するのを待つ(S12)。選択が行われ
ると、選択に応じて、画像認識処理(S14)、その他
メニュー(S16)、終了(S18)のいずれかの処理
を行う。画像認識処理(S14)の詳細な処理について
は後述する。その他のステップについては、本発明に直
接関係ないので、これ以上の説明は省略する。
【0016】図4は、画像認識処理(図3、S14)の
大きな流れを示す。まず、認識処理対象のカラー画像を
システムに入力する(S100)。本システムの場合、
カラー画像を入力対象とする。次に、入力画像の2値化
を行う(S102)。2値化において、画像の各画素の
RGB値が指定の範囲内であれば画素のビットをオンに
し、それ以外の範囲の色であればビットをオフにする。
たとえば、以下の条件 RedMin ≦Red ≦RedMax かつ GreenMin≦Green≦GreenMax かつ BlueMin ≦Blue ≦BlueMax に合致すれば画素のビットをオンにする。ここで、Re
d、Green、Blueは、注目画素のRGBの画素値をあらわ
し、RedMaxとRedMinはRedの上限と下限を表わし、Green
MaxとGreenMinはGreenの上限と下限を表わし、BlueMax
とBlueMinはBlueの上限と下限を表わす。検出するべき
特定色に対応して、これらの上限値と下限値を指定す
る。次に、処理を高速化するために、認識対象の2値化
画像に対して、画像処理に必要な解像度(画像の細か
さ)に解像度を低くする(S104)。解像度変換につ
いては後で説明する。
【0017】次に、低解像度化した2値化画像を所定の
フィルタでスキャンして、特定の大きさの円形形状を検
出する(S106)。次に、検出した円形形状の内部の
パターンマッチングを行い(S108)、パターンマッ
チングの結果に基づき、一致度を算出する(S11
0)。一致度の算出においては、全N画素中で一致した
画素をn画素として、一致した確率を算出する。
【0018】解像度変換(図4、S104)では、図5
に示すように、元の画像の3×3画素の領域を1つの画
素データで表わす。ここで、複数画素領域が所定の条件
を満たすとオン画素とし、満たさなければオフ画素とす
る。たとえば、複数画素領域におけるオン画素の数が多
ければ、低解像度画像でオン画素とし、少なければオフ
画素とする。しかし、2つの領域の境界にまたがってオ
ブジェクトが存在する場合に、各領域における所定の条
件を判定すると、オブジェクトが存在しないと判定され
てしまうことがある。そこで、本実施形態では、3×3
画素の判定領域の位置をシフトすることでオブジェクト
を認識可能とする。例えば、2画素幅の線が境界領域に
またがっても、判定領域をシフトすれば認識可能とな
る。
【0019】図6は、解像度変換前の画像の3つの参照
位置(カレントの3×3領域、右シフトの3×3領域、
下シフトの3×3領域)を示す。ここで、たとえば30
0dpiの2値画像において、以下の3条件のうち一つで
も当てはまれば、100dpi画像の注目画素をオンにす
る。 (1) カレントの3×3領域において、6画素以上がオ
ン画素 (2) 右シフトの3×3領域において、6画素以上がオ
ン画素 (3) 下シフトの3×3領域において、6画素以上がオ
ン画素 したがって、例えば、2画素幅の線が境界領域にまたが
って存在しても、判定領域をシフトすれば認識可能とな
る。
【0020】図7は、解像度変換(図4、S104)の
フローチャートである。このフローでは、複数画素領域
におけるオン画素の数が多ければ、低解像度画像でオン
画素とし、少なければオフ画素とする。ここで、画像デ
ータにおいて、変数x、yは低解像度画像における2次
元での画素の位置を表わす座標であり、また、xSizeとy
Sizeは、低解像度画像での横方向の画素数と縦方向の画
素数を表わす。まず、変数y、xをゼロで初期化する
(S200、S202)。
【0021】次に、解像度を1/3にする場合、低解像
度画像の座標x、yに対応する元の画像の3x〜3x+
2かつ3y〜3y+2の3×3画素領域でオン画素の数
nをカウントする(S204)。次に、9画素中6画素
以上がオン画素であれば(S206でYES)、対応す
る低解像度画像の画素(x,y)をオンにする(S21
6)。しかし、9画素中6画素以上がオン画素でなけれ
ば(S206でNO)、右にシフトした3×3画素領域
(元の画像の3x+1〜3x+3かつ3y〜3y+2の
画素領域)において、オン画素の数をカウントし(S2
08)、9画素中6画素以上がオン画素であれば(S2
10でYES)、対応する低解像度画像の画素(x,
y)をオンにする(S216)。さらに、9画素中6画
素以上がオン画素でなければ(S210でNO)、下に
シフトした3×3画素領域(元の画像の3x〜3x+2
かつ3y+1〜3y+3の画素領域)において、オン画
素の数をカウントし(S212)、9画素中6画素以上
がオン画素であれば(S214でYES)、対応する低
解像度画像の画素(x,y)をオン画素にする(S21
6)。以上のいずれの判断においても、9画素中6画素
以上がオン画素でなければ(S214でNO)、対応す
る低解像度画像の画素(x,y)をオフ画素にする(S
218)。
【0022】次に、画像のx座標をインクリメントし
(S220)、x<xSizeであれば(S222でYE
S)、S202に戻り、上述の処理を繰り返す。さら
に、画像のy座標をインクリメントし(S224)、y
<ySizeであれば(S226でYES)、S202に戻
り、上述の処理を繰り返す。全画素に対して処理を終え
たら、解像度変換処理を終了する。
【0023】次に、発明の第2の実施形態を説明する。
この第2の実施形態では、上述の解像度変換(図4、S
104)において、オブジェクトが塊として存在する複
数画素領域のみを低解像度画像のオン画素とする。これ
により、低解像度化しても認識しやすい画像となる。図
8は、塊を考慮した解像度変換の従来例と本実施形態の
処理結果を示す。図8の左側に示す元の画像について、
右上側が従来例による解像度変換の結果を示し、右下側
が本実施形態による解像度変換の結果を示す。従来のN
×N領域のオン画素数を閥値とする判定では、画素塊で
ない(鬆の入った)領域も、オブジェクトの領域として
2値化でオン画素になってしまう。これに対し、本実施
形態の処理では、塊として存在する部分のみがオン画素
となる。
【0024】図9は、第2の実施形態における解像度変
換(図4、S104)のフローチャートである。画像デ
ータにおいて、変数x、yは低解像度画像における2次
元での画素の位置を表わす座標であり、また、xSizeとy
Sizeは、低解像度画像での横方向の画素数と縦方向の画
素数を表わす。まず、変数y、xをゼロで初期化する
(S300、S302)。
【0025】次に、解像度を1/3にする場合、低解像
度画像の座標x、yに対応する元の画像の3x〜3x+
2かつ3y〜3y+2の3×3画素領域でオン画素の塊
(2×2のオン画素)の有無を判断する(S304)。
塊があると判断されると(S306でYES)、対応す
る低解像度画像の画素(x,y)をオンにする(S31
2)。塊がないと判断されると(S306でNO)、次
に、その3×3画素領域でオン画素の数をカウントし
(S308)、9画素中5画素以上がオン画素であれば
(S310でYES)、対応する低解像度画像の画素
(x,y)をオン画素にする(S312)。しかし、9
画素中5画素以上がオン画素でなければ(S310でN
O)、対応する低解像度画像の画素(x,y)をオフ画
素にする(S314)。
【0026】次に、画像のx座標をインクリメントし
(S316)、x<xSizeであれば(S318でYE
S)、S302に戻り、上述の処理を繰り返す。さら
に、画像のy座標をインクリメントし(S320)、y
<ySizeであれば(S322でYES)、S302に戻
り、上述の処理を繰り返す。全画素に対して処理を終え
たら、解像度変換処理を終了する。
【0027】なお、図9のフローでは、2×2画素の塊
が存在する画素領域を低解像度画像のオン画素とするほ
か、画素領域内のオン画素の数が閾値を越えた場合もそ
の画素領域を低解像度画像のオン画素としている。しか
し、塊として存在する画素領域のみを低解像度画像のオ
ン画素としてもよい。
【0028】次に,発明の第3の実施の形態を説明す
る。発明の第3の実施形態では、上述の解像度変換(図
4、S104)において、オブジェクトが塊として存在
する画素領域のみを低解像度画像のオン画素とする。こ
れにより、低解像度画像でも認識しやすい画像となる。
ここで、3×3画素領域の位置をシフトした領域につい
てもオブジェクトが塊として存在する場合はオン画素と
する。
【0029】図10は、解像度変換(図4、S104)
のフローチャートである。画像データにおいて、変数
x、yは低解像度画像における2次元での画素の位置を
表わす座標であり、また、xSizeとySizeは、低解像度画
像での横方向の画素数と縦方向の画素数を表わす。ま
ず、変数y、xをゼロで初期化する(S400、S40
2)。
【0030】次に、解像度を1/3にする場合、低解像
度画像の座標x、yに対応する元の画像の3x〜3x+
2かつ3y〜3y+2の3×3画素領域で2×2のオン
画素の塊の有無を判断する(S404)。次に、塊があ
れば(S406でYES)、対応する低解像度画像の画
素(x,y)をオンにする(S416)。しかし、塊が
なければ(S406でNO)、右にシフトした3×3画
素領域(元の画像の3x+1〜3x+3かつ3y〜3y
+2の画素領域)において2×2のオン画素の塊の有無
を判断する(S408)。塊があれば(S410でYE
S)、対応する低解像度画像の画素(x,y)をオンに
する(S416)。塊がなければ(S410でNO)、
さらに、下にシフトした3×3画素領域(元の画像の3
x〜3x+2かつ3y+1〜3y+3の画素領域)にお
いて、2×2のオン画素の塊の有無を判断する(S41
2)。塊があれば(S414でYES)、対応する低解
像度画像の画素(x,y)をオン画素にする(S41
6)。以上のいずれの判断においても2×2のオン画素
の塊がなければ(S414でNO)、対応する低解像度
画像の画素(x,y)をオフ画素にする(S418)。
【0031】次に、画像のx座標をインクリメントし
(S420)、x<xSizeであれば(S422でYE
S)、S402に戻り、上述の処理を繰り返す。さら
に、画像のy座標をインクリメントし(S424)、y
<ySizeであれば(S426でYES)、S402に戻
り、上述の処理を繰り返す。全画素に対して処理を終え
たら、解像度変換処理を終了する。
【0032】
【発明の効果】低解像度画像に変換する場合、認識対象
のオブジェクトが2値化画像の領域の境界に存在して
も、たとえば、2画素幅の線が領域にまたがっていて
も、判定領域をシフトするので検出が可能になる。ま
た、オブジェクトが画素の塊として存在する部分のみを
2値化画像のオン画素とするので、低解像度画像でも認
識しやすい解像度変換が行える。従来のN×N画素の領
域内のオン画素数をしきい値とする判定では、画素の塊
でない領域もオブジェクトの領域としてオン画素になっ
てしまうが、これが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の構成の概略を示
す図
【図2】 画像処理装置の制御装置を中心としたブロッ
ク図
【図3】 画像処理装置におけるメインルーチンのフロ
ーチャート
【図4】 画像認識処理のフローチャート
【図5】 解像度変換前の画像と低解像度画像との画素
対応の図
【図6】 解像度変換前の画像の3つの参照位置を説明
する図
【図7】 第1実施形態の解像度変換のフローチャート
【図8】 塊を考慮した解像度変換による結果を説明す
るための図
【図9】 第2実施形態の解像度変換のフローチャート
【図10】 第3実施形態の解像度変換のフローチャー
【符号の説明】
10 制御装置、 18 フロッピー(登録商標)デ
ィスク、 20 ハードディスク、 22 プリン
タ、 24 スキャナ、 26 CD−ROM、
201 CPU、 204 ROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/46 H04N 1/46 Z Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB18 CC01 CD05 CE12 CE16 CH11 DA06 DB02 DB06 DB09 DC25 DC33 5C076 AA22 BA06 BB07 BB09 CB05 5C077 LL14 MP08 PP20 PP32 PP55 PP68 PQ17 PQ25 RR02 5C079 HB01 LA01 LA02 LA10 LA34 LA37 LA39 NA11 NA29 5L096 AA02 BA02 DA03 EA03 EA17 EA31 GA08 GA12 GA28 GA51 HA08 LA05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カラー画像の各画素について、画素
    の多値画像データが特定色を指定する範囲内であればそ
    の画素をオン画素とする2値化手段と、 2値化手段により得られた2値化画像を複数の画素から
    なる領域に分割し、各領域について、その領域、およ
    び、その領域を所定の方向にシフトした領域が所定の条
    件を満たすと当該領域をオン画素とする解像度変換手段
    と、 解像度変換手段により得られた2値化データから特定の
    形状で構成されるパターンを検出する検出手段とからな
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記の所定の条件は領域内のオン画素の
    数が所定の閾値を越えることであることを特徴とする請
    求項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記の所定の条件は領域内のオン画素が
    所定の大きさの塊で存在することであることを特徴とす
    る請求項1に記載された画像処理装置。
  4. 【請求項4】 入力カラー画像の各画素について、画素
    の多値画像データが特定色を指定する範囲内であればそ
    の画素をオン画素とする2値化手段と、 2値化手段により得られた2値化画像を複数の画素から
    なる領域に分割し、各領域について、オン画素が所定の
    大きさの塊で存在する場合に当該領域をオン画素とする
    解像度変換手段と、 解像度変換手段により得られた2値化データから特定の
    形状で構成されるパターンを検出する検出手段とを備え
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力カラー画像の各画素について、画素
    の多値画像データが特定色を指定する範囲内であればそ
    の画素をオン画素とし、 得られた2値化画像を複数の画素からなる領域に分割
    し、各領域について、その領域、および、その領域を所
    定の方向にシフトした領域が所定の条件を満たすと当該
    領域をオン画素とし、 得られた2値化データから特定の形状で構成されるパタ
    ーンを検出する画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記の所定の条件は領域内のオン画素の
    数が所定の閾値を越えることであることを特徴とする請
    求項5に記載された画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記の所定の条件は領域内のオン画素が
    所定の大きさの塊で存在することであることを特徴とす
    る請求項5に記載された画像処理方法。
  8. 【請求項8】 入力カラー画像の各画素について、画素
    の多値画像データが特定色を指定する範囲内であればそ
    の画素をオン画素とし、 得られた2値化画像を複数の画素からなる領域に分割
    し、各領域について、オン画素が所定の大きさの塊で存
    在する場合に当該領域をオン画素とし、 得られた2値化データから特定の形状で構成されるパタ
    ーンを検出する画像処理方法。
  9. 【請求項9】 入力カラー画像の各画素について、画素
    の多値画像データが特定色を指定する範囲内であればそ
    の画素をオン画素とするステップと、 得られた2値化画像を複数の画素からなる領域に分割
    し、各領域について、その領域、および、その領域を所
    定方向にシフトした領域が所定の条件を満たすと当該領
    域をオン画素とするステップと、 得られた2値化データから特定の形状で構成されるパタ
    ーンを検出するステップとからなる画像処理プログラム
    を記録するコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記の所定の条件は領域内のオン画素
    の数が所定の閾値を越えることであることを特徴とする
    請求項9に記載された記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記の所定の条件は領域内のオン画素
    が所定の大きさの塊で存在することであることを特徴と
    する請求項7に記載された記録媒体。
  12. 【請求項12】 入力カラー画像の各画素について、画
    素の多値画像データが特定色を指定する範囲内であれば
    その画素をオン画素とするステップと、 得られた2値化画像を複数の画素からなる領域に分割
    し、各領域について、オン画素が所定の大きさの塊で存
    在する場合に当該領域をオン画素とするステップと、 得られた2値化データから特定の形状で構成されるパタ
    ーンを検出するステップとからなる画像処理プログラム
    を記録するコンピュータ読み出し可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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