JP2001311889A - 走査式描画装置 - Google Patents

走査式描画装置

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JP2001311889A JP2000130590A JP2000130590A JP2001311889A JP 2001311889 A JP2001311889 A JP 2001311889A JP 2000130590 A JP2000130590 A JP 2000130590A JP 2000130590 A JP2000130590 A JP 2000130590A JP 2001311889 A JP2001311889 A JP 2001311889A
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Yoshinori Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビームの走査方向を主走査方向に対して所定
の方向に傾斜させることのできる走査式描画装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 ビームの現在位置を検出する位置検出手
段と、光源からポリゴンミラーに至る光路上に設けられ
描画面上においてビームを副走査方向に偏向させる光偏
向器と、検出手段からの位置情報に基づいて偏向手段を
制御することにより、ビームの1走査によって描かれる
走査線を主走査方向に対して所定の方向に傾斜させる制
御手段を備えて描画装置を構成する。ピエゾ素子よりな
る光偏向器の応答特性を利用することで、光偏向器に対
する制御信号を、ビームの走査範囲を複数の小区間に分
割した場合の小区間毎に階段状に変化する信号とした場
合であっても、ビームの1走査によって描かれる走査線
の直線性が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画データに基づ
いて変調したビームで描画面上を走査するとともに描画
テーブル移動させて感光材に対する描画を行う走査式描
画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走査式描画装置は、大画面かつ高精細な
描画を実現すべく、ビームの1走査によって描画面上に
描かれる走査線の位置を高精度に位置決めすることを要
求される。このような、走査式描画装置では、ビームを
走査すると共に、感光材を載置する描画テーブルを副走
査方向に一定のスピードで移動させることで感光材全体
に渡っての描画を実行している。
【0003】このように、描画テーブルを副走査方向に
一定のスピードで移動させつつビームの走査を行う場
合、ビームの1走査の開始から終了に至るまでの時間に
描画テーブルが所定量副走査方向に移動することとなる
ので、ビームの1走査によって感光材上に描画されるラ
イン(走査線)を、副走査方向に対して直交する方向
(主走査方向)にするためには、すなわち描画面上の主
走査方向と副走査方向を直角にするためには、ビームの
走査方向を主走査方向に対して傾斜するように調整を行
わなければならない。走査線の傾斜の量は次のように決
定される。
【0004】図8は、走査式描画装置のビームの走査方
向Aと走査線Bの関係を表している。また、図8におい
て、描画テーブル12の移動方向である副走査方向と平
行な方向をX軸とし、それと直交する方向(主走査方
向)をY軸としている。描画テーブル12を矢印d方向
に移動させながらビームの走査を行って描画を行う場
合、描画テーブル12の移動速度をV、ビームが1走
査の始点a1から終点a2まで走査するまでの走査時間
をTとすると、描画テーブル12はビームの1走査期
間中にV×Tで表される距離だけ矢印d方向に移動
することとなる。
【0005】したがって、ビームの走査の終点a2にお
けるX座標値と始点a1におけるX座標値の差分ΔX
が、 ΔX=V×T となるようにビームの走査の方向を主走査方向に対して
傾斜させることで、ビームの1走査によって感光材上に
描かれる走査線Bは、副走査方向に対して直角(すなわ
ち主走査方向)になる。従来、ビームの走査方向の傾き
の調整は、作業者が、走査式描画装置の機械的な微調整
機構を調整することで実施されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】描画時における描画テ
ーブルの移動速度を変更する必要が無く、常に、同じ速
度で描画テーブルを移動させて走査式描画装置を運用さ
せる場合には、上記のように、描画テーブルの移動速度
にしたがってビームの走査方向を機械的な微調整により
1度行っておけばよい。
【0007】ところで、前述のように、近年、走査式描
画装置の描画解像度は高い性能に達しており、描画対象
となるパターンによっては、走査式描画装置の描画解像
度を低下させて描画しても感光材の描画物としての品質
に影響が無い場合も少なくない。走査式描画装置におい
て、描画解像度を低下させて描画を行う場合、描画テー
ブルの移動速度を早めることで走査線の間隔を大きく
し、感光材全体の描画を行うための時間を短縮化するこ
とが可能である。すなわち、走査式描画装置において、
描画対象となるパターンに応じて描画テーブルの移動速
度を変更し、すなわち解像度を変更して運用をおこなう
ことが、走査式描画装置の利用効率を高めるために極め
て有効な手段となる。
【0008】しかしながら、上述のように、ビームの走
査方向の主走査方向に対する傾きは、テーブルの移動速
度に応じた値に設定されていなければ、走査線を主走査
方向と平行に保つことはできない。描画装置の機械的な
微調整機構を用いてビームの走査方向を調整すること
は、時間を要する作業であるため、描画テーブルの速度
を変更する度にこのような微調整を行うことは現実的に
は不可能である。
【0009】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
された。すなわち、本発明は、ビームの走査方向を主走
査方向に対して所定の方向に傾斜させることのできる走
査式描画装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため本発明の請求項
1に記載の走査式描画装置は、描画データに基づいて変
調したビームで描画面上を走査するとともに描画テーブ
ル移動させて感光材に対する描画を行う走査式描画装置
であって、ビームを副走査方向に偏向させる偏向手段
と、ビームの1走査によって描画面上に描かれる走査線
の方向が所定の方向となるように前記偏向手段を制御す
る制御手段とを備える。1つの感光材を描画する場合に
決定される描画テーブルの移動速度が感光材毎に変更さ
れる場合であっても、前記制御手段は、描画テーブルの
移動速度の変更にかかわらず走査線の方向を所定の方向
に維持することができる。
【0011】また、請求項2に記載の走査式描画装置
は、制御手段が走査線の方向を常に主走査方向(副走査
方向と直交する方向)となるようにする。
【0012】また、請求項3に記載の走査式描画装置
は、ビームの現在位置を検出する位置検出手段を更に備
えており、制御手段は、位置検出手段から得られるビー
ムの現在位置に基づいて前記偏向手段を制御することが
可能となる。
【0013】また、請求項4に記載の走査式描画装置
は、前記偏向手段でビームを偏向させるべき偏向量を前
記位置検出手段で検出されるビームの位置pを変数とし
て表す関数f(p)を記憶する記憶手段を更に備えてお
り、前記制御手段は、前記記憶手段に保持される関数f
(p)を用い、前記ビームの現在位置におけるビームの
副走査方向の偏向量を求め、該求められた偏向量となる
ように前記偏向手段を制御する。
【0014】また、請求項5に記載の走査式描画装置
は、前記記憶手段が、関数f(p)を、ビームの1走査
の開始点から終了点に至る走査範囲を複数の小区間に分
割した場合の夫々の小区間におけるビームの副走査方向
の偏向量の集合として記憶する。この場合、前記制御手
段は、前記ビームの現在位置におけるビームの副走査方
向の偏向量を前記記憶手段から読み出して取得する。
【0015】また、請求項6に記載の走査式描画装置
は、偏向手段がピエゾ素子を用いた光偏向器であり、小
区間を走査するために要する時間と、光偏向器のステッ
プ状の制御信号に対する応答時間とが概ね等しくなるよ
うに設定されている。ステップ状の制御信号に対して、
光偏向器はなだらかに応答して所期の偏向量に達するの
で、光偏向器に対して小区間と小区間の境目毎に階段状
に変化する制御信号を与えた場合であっても、走査線の
直線性を維持させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の描画装置の概略
構成を示す斜視図である。図1において、光源20から
射出されたビームは、ビームベンダ21等を介してAO
(Acousto−optic)変調器24に導かれ
る。AO変調器24は、図示しない制御回路によって制
御され、描画データに基づいてドット単位でビームをO
N/OFF変調する。AO変調器24を通過したビーム
は光偏向器26に導かれる。光偏向器26はピエゾ素子
を用いた光偏向器であり、ビームベンダ28に向けて反
射するビームの偏向の向きを変えることにより、描画面
上におけるビームの位置を描画テーブル18の移動方向
(副走査方向)において偏向させる機能を有している。
【0017】光偏向器26で反射され、さらに、ビーム
ベンダ28,30で反射されたビームは、ポリゴンミラ
ー32の分割面に導かれる。ポリゴンミラー32は、図
示しない駆動機構により一定の速度で回転し、この回転
に伴い、ポリゴンミラー32の1つの分割面で反射され
るビームは描画面上を走査する。なお、ポリゴンミラー
32で反射したビームはfθレンズ34を介して反射鏡
36に導かれ、その後大コンデンサレンズ38を通過
し、描画面上に集光される。
【0018】図1において、描画テーブル18は、図示
しない駆動機構によりレール17a、17bに沿って移
動できるように構成されている。ビームの走査を行いつ
つ、描画テーブル18を図のe方向に移動させること
で、描画テーブル18上に載置される感光材全体に渡っ
ての描画が達成される。なお、描画装置1において、X
軸は描画テーブル18の移動方向である副走査方向と平
行であり、Y軸は副走査方向と直交する主走査方向と平
行である。
【0019】また、図1に示すポリゴンミラー32に
は、以上で説明した描画用のビームと異なる光路からモ
ニター光が入射している。このモニター光は、fθレン
ズ34、反射鏡36、大コンデンサレンズ38を通過
後、描画面に到達することなく反射鏡41で反射され、
走査方向に延びたスケール42に導かれる。スケール4
2にはスリットが等間隔で形成されており、モニター光
の走査に伴いスケール42を透過する光量の変化が、図
示しない制御回路によって電気的なクロック信号として
取り出される。後述するように、このクロック信号のカ
ウント値は、ビームの走査線方向における位置を表すア
ドレス情報として用いられる。
【0020】図2は、光偏向器26の詳細を示してい
る。図2(a)に示すように、光偏向器26は、ケーブ
ル26dからの入力電圧に応じてピエゾ素子26aが伸
縮することで、ヒンジバネ26bを介して取り付けられ
た反射ミラー26cが、図2(a)の矢印方向で遥動す
るように構成されている。したがって、図2(b)に示
すように、反射ミラー26cで反射されるビームb
軸に対する反射角θ は、y軸を中心に遥動する
反射ミラー26cの遥動に応じて変化することとなる。
すなわち、光偏向器26によってビームを偏向させるる
ことにより、ポリゴンミラー32へのビームの入射角度
が移動し、描画面上におけるビームの位置が副走査方向
において移動することになる。
【0021】図3は、描画装置1の描画動作の概略を示
すフローチャートである。描画装置1で描画を実行する
場合、始めに描画装置1に対して描画指令とともに、描
画対象となるパターンに基づいて決定された、描画テー
ブルの移動速度の指示が与えられる(S301)。ここ
で決定される描画テーブル18の移動速度をVとす
る。S302では、Vに基づいて、主走査方向に対し
ビームの走査方向(図7の矢印S方向)を傾かせるため
の、光偏向器26における偏向量の算出が行われる。
【0022】図7は、描画装置1の描画テーブル18と
ポリゴンミラー32の1つの小分割面の回転に伴うビー
ムの走査方向Sが示されている。ビームを1走査するの
に要する時間がT、描画テーブル18の移動速度がV
である場合、ビームの走査の終点s2のX座標と始点
s1のX座標との差ΔXを、 ΔX=V×T となるようにビームの走査方向Sを決定することで、感
光材に描かれる走査線L は、主走査方向と平行にな
る。
【0023】また、S302では、ビームの1走査の始
点s1から終点s2までの走査範囲を等間隔の小区間に
分割した場合の小区間毎に、ビームの副走査方向の偏向
量が算出される。ここで算出された小区間毎の偏向量
は、描画装置1内部のメモリ67(図5参照)に記憶さ
れる(S303)。次に、メモリ67に記憶された小区
間毎の偏向量に基づいて光偏向器26でのビームの偏向
量が制御されつつビームの走査が行われ、描画面全体に
渡る描画が実行される(S304)。以下、描画装置1
の動作の詳細について説明する。
【0024】図4(a)に示すように、光偏向器26に
対してステップ状の制御信号51を与えた場合、ピエゾ
素子の応答特性から、光偏向器26における実際のビー
ムの偏向量は波形52で示すように滑らかに変化し、応
答時間t後に所期の偏向量に達する。例えば、描画装
置1においてビームの1走査に要する時間Tが10m
s、光偏向器26の応答時間tが1msである場合に
は、ビームの1走査の始点s1から終点s2までの走査
範囲を10の小区間に分割し、図4(b)に示すよう
に、ビームの始点s1から終点s2に移動するにしたが
って、偏向量が直線的に増加するように、夫々の小区間
における偏向量を決定する。
【0025】なお、ビームの終点s2における偏向量を
×Tとするために、第1小区間における偏向量h
を、 h=(V×T)/10 とし、第2小区間における偏向量を2h、さらに第10
小区間に向かって偏向量をhづつ増加させることで、始
点s1から終点s2に至る偏向量の増加が直線的にな
る。このように得られた夫々の小区間の偏向量は、描画
装置1内部のメモリ67(図5参照)に記憶される。
【0026】光偏向器26に対しては、制御信号を図4
(b)に示す制御信号53のように階段状に変化する信
号として与える。上述のように、制御信号53の各小区
間の時間幅は光偏向器26の応答時間tに等しいの
で、光偏向器26に対して制御信号53を与えた場合
の、光偏向器26におけるビームの実際の偏向量は波形
54に示すように滑らかに変化する。したがって、始点
s1から終点s2に至るビームの走査が直線的になると
共に、描画面上における走査線Lの形状が階段状にな
ることなく直線的な形状になる。
【0027】図5は、光偏向器26に対する制御部のブ
ロック図である。図1で示したスケール42のスリット
上を走査することによるモニター光のon/offの変
化は、描画クロック発生部68によって電気的な描画ク
ロック信号81(図6参照)に変換される。さらに、描
画クロック発生部68は、図6に示すように、描画クロ
ック信号81をもとに小区間の時間tと等しい周期の
クロック信号である区間クロック信号82を生成し、カ
ウンタ66に対して出力する。カウンタ66は、区間ク
ロック信号82のカウント値をメモリ67に対するアド
レスとして出力する。
【0028】メモリ67には、小区間に対応するアドレ
ス毎に光偏向器26に対する偏向量が記憶されている。
すなわち、メモリ67には、小区間の位置を変数とし、
各小区間における偏向量を表す関数が記憶されているこ
ととなる。また、メモリ67からは、アドレスに入力応
じた偏向量が、ドライバ74を介して光偏向器26に対
して送られる。したがって、図6に示すように区間クロ
ック信号82の1クロック毎に階段状に変化する制御信
号53を光偏向器26に対して与えることが可能とな
る。なお、カウンタ66のクリア信号入力には、ポリゴ
ン面検出器59から、ポリゴンミラーのビームが入射す
る分割面の切り替わり毎に、1つのパルスが入力され
る。すなわち、ビームの1走査が終了する度に、カウン
タ66はクリアされる。
【0029】ポリゴン面検出器59は、ポリゴンミラー
を回転駆動するモータに設けられた回転板63と、フォ
トディテクタ64によって構成される。また、回転板6
3には、ポリゴンミラー32の分割面の数と等しい数の
スリット65が設けられており、フォトディテクタ64
がスリット65を検出することによって、ポリゴンミラ
ーの各分割面の切り替わりを表すパルスが生成される。
【0030】また、メモリ67には、カウンタ71から
のカウント値がアドレスとして入力される。カウンタ7
1のクロック入力には、ポリゴン面検出器59からのパ
ルスが入力され、また、カウンタ71のクリア入力に
は、ポリゴン原点検出器58からポリゴンミラー32の
1回転毎に1つのパルスが入力される。すなわち、カウ
ンタ71のカウント値は、ポリゴンミラー32における
各分割面を識別するためのアドレスとして使用される。
なお、ポリゴン原点検出器58は、ポリゴンミラー32
を回転駆動するモータに設けられた回転板60とフォト
ディテクタ61によって構成され、回転板60の1回転
毎にフォトディテクタ61部分を通過するスリット62
が検出されることで、ポリゴンミラー32の1回転毎に
1つのパルスが生成される。
【0031】以上説明したようにメモリ67に対するア
ドレスは、ポリゴンミラー32の分割面を識別できるよ
うに割り当てられ、かつ、小区間毎に割り当てられる。
したがって、メモリ67内部にポリゴンミラーの面倒れ
の影響を補正するための補正データを小区間毎に区別さ
れた補正データの集まりとして保持し、以上で述べたビ
ームの走査方向を主走査方向に対して傾かせるための偏
向量と合成して光偏向器26を制御することで、走査線
を主走査方向と平行にするのみでなく、ポリゴンミラー
の面倒れによる走査線の直線性の歪をも補正することが
可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
描画装置において描画テーブルの移動速度を変化させて
描画を行う場合であっても、機械的な微調整を行うこと
なく、描画テーブルの移動速度に応じてビームの走査方
向を主走査方向に対して所定の方向に傾かせ、ビームの
1走査によって描かれる走査線の方向を主走査方向と平
行にすることが可能である。すなわち、描画装置におい
て、描画対象となるパターンに応じて描画テーブルの移
動速度を変え描画を行うような運用をする場合であって
も、描画テーブルの移動速度の変更によらず、走査線を
常に主走査方向にすることが可能であるため、描画装置
における描画効率が大きく向上することとなる。
【0033】また、光偏向器の制御によって、ビームの
1走査の範囲を複数に分割した小区間毎に副走査方向に
おけるビームの偏向を制御することができるため、描画
装置の機械的な製造不具合によって発生する走査線の歪
をも補正することが可能である。また、この小区間の時
間間隔をピエゾ素子により構成される光偏向器の応答時
間と等しくしているので、始点S1から終点S2に至る
ビームの走査方向の直線性が維持されるとともに、感光
材に描画される走査線の直線性も維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による描画装置の概略を示す斜視図であ
る。
【図2】光偏向器の詳細構造を表す図である。
【図3】本発明による描画装置の動作概略を示すフロー
チャートである。
【図4】光偏向器に対して与える制御信号を表すグラフ
である。
【図5】光偏向器に対する制御部の詳細を示すブロック
図である。
【図6】図5で示す制御部で発生される信号のタイミン
グチャートである。
【図7】本発明の描画装置におけるビームの走査方向と
描画テーブルの関係を示す図である。
【図8】従来の描画装置におけるビームの走査方向と描
画テーブルの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 描画装置 18 描画テーブル 20 光源 24 AO変調器 26 光偏向器 26a ピエゾ素子 26b ヒンジバネ 26c 反射ミラー 32 ポリゴンミラー 34 fθレンズ 38 大コンデンサレンズ 42 スケール 58 ポリゴン原点検出器 59 ポリンゴン面検出器 65 スリット 66 カウンタ 67 メモリ 68 描画クロック発生部 71 カウンタ 74 ドライバ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 描画データに基づいて変調したビームで
    描画面上を走査するとともに描画テーブル移動させて感
    光材に対する描画を行う走査式描画装置であって、 ビームを副走査方向に偏向させる偏向手段と、 ビームの1走査によって描画面上に描かれる走査線の方
    向が所定の方向となるように前記偏向手段を制御する制
    御手段とを備えること、を特徴とする走査式描画装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の方向が主走査方向であるこ
    と、を特徴とする請求項1に記載の走査式描画装置。
  3. 【請求項3】 ビームの現在位置を検出する位置検出手
    段を更に備え、 前記制御手段は、該位置検出手段から得られるビームの
    現在位置に基づいて前記偏向手段を制御すること、を特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の走査式描画装
    置。
  4. 【請求項4】 前記偏向手段でビームを偏向させるべき
    偏向量を前記位置検出手段で検出されるビームの位置p
    を変数として表す関数f(p)、を記憶する記憶手段を
    更に備え、 前記制御手段は、前記記憶手段に保持される関数f
    (p)を用い、前記ビームの現在位置におけるビームの
    副走査方向の偏向量を求め、該求められた偏向量となる
    ように前記偏向手段を制御すること、を特徴とする請求
    項3に記載の走査式描画装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、 前記関数f(p)を、ビームの1走査の開始点から終了
    点に至る走査範囲を複数の小区間に分割した場合の夫々
    の小区間におけるビームの副走査方向の偏向量の集合と
    して記憶し、 前記制御手段は、前記ビームの現在位置におけるビーム
    の副走査方向の偏向量を、前記記憶手段から読み出して
    取得すること、を特徴とする請求項4に記載の走査式描
    画装置。
  6. 【請求項6】 前記偏向手段がピエゾ素子を用いた光偏
    向器であり、 前記小区間を走査するために要する時間と、該光偏向器
    のステップ状の制御信号に対する応答時間とが概ね等し
    い値であること、を特徴とする請求項5に記載の走査式
    描画装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009151312A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Palo Alto Research Center Inc アクティブラスタ走査のエラー修正のための走査ビームステアリングミラーアセンブリ
KR101506388B1 (ko) 2012-09-27 2015-03-26 가부시키가이샤 스크린 홀딩스 묘화 장치, 및, 묘화 방법

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