JP2001311150A - 形鋼杭の撤去法及びその装置 - Google Patents

形鋼杭の撤去法及びその装置

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JP2001311150A
JP2001311150A JP2000126812A JP2000126812A JP2001311150A JP 2001311150 A JP2001311150 A JP 2001311150A JP 2000126812 A JP2000126812 A JP 2000126812A JP 2000126812 A JP2000126812 A JP 2000126812A JP 2001311150 A JP2001311150 A JP 2001311150A
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JP
Japan
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ground
bolt
pile
nut
shaped steel
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JP2000126812A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Otsuji
正一郎 尾辻
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NIKKO KAIHATSU KK
Hirose and Co Ltd
Original Assignee
NIKKO KAIHATSU KK
Hirose and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は地中7に打設した形鋼杭材1を地中
7の中程より、止水山留や掘削作業を行わずに地上作業
だけで切断撤去することを目的とする。 【解決手段】 上下段の形鋼杭材1の上下端面1’、
1”を対接し、該杭材1の側面又は端面1’、1”にそ
れぞれ互いに符合位置に突起6又はフランジ6’を設
け、該突起6又はフランジ6’に連通孔2,2を穿設
し、該連通孔2,2に上段側よりボルト3を挿入し、下
段側より該ボルト3の挿通端にナット4を螺着して上下
段の形鋼杭材1,1を接合した状態で、該杭材1,1を
地中7に打設し接合部5を地中7に推進させて、支持杭
11として使用し、地上まで伸延露出させたボルト3の
頭部3”を地上から回動して上記ボルト3とナット4と
を螺脱させて地中7で該ボルト3とナット4とを分離
し、その状態で上段の形鋼杭材1aを地上に引き上げ撤
去することを特徴とする方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川等に打設した
仮桟橋等の支持杭を、河川下の地中の中程で切断撤去す
るに際して、止水して掘削する等の切断撤去のための準
備工を省くために、打設前に形鋼杭材の撤去時の切断予
定位置で切断して撤去用の接手を設けて接合し、これを
打設使用の後に、撤去にあたり地上に露頂したボルトの
頭部を回して接合部を分離させ上段杭を撤去させる方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来地中の形鋼杭材の中間からの切断撤
去は、止水山留の用意をした上で掘削露出した杭材を切
断撤去せねばならず、危険作業の上に多くの経費を要
し、その施工は容易ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は打設した形鋼
杭材をその地中の中程より、止水山留や掘削作業を伴わ
ずに地上作業だけで切断、撤去することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は上下段の形鋼杭材の上下端面を対接し、該杭
材の側面又は端面にそれぞれ互いに符合位置に突起又は
フランジを設け、該突起又はフランジに連通孔を穿設
し、該連通孔に上段側よりボルトを挿入し、下段側より
該ボルトの挿通端にナットを螺着して上下段の形鋼杭材
を接合した状態で、該杭材を地中に打設し接合部を地中
に推進させて、支持杭として使用し、地上まで伸延露出
させたボルトの頭部を地上から回動して上記ボルトとナ
ットとを螺脱させて地中で該ボルトとナットとを分離
し、その状態で上段の形鋼杭材を地上に引き上げ撤去す
ることを特徴とする形鋼杭の撤去法下段側よりボルトの
挿通端にナットを螺着するに代り、下段側の連通孔を雌
螺孔となした上記第1発明記載の形鋼杭の撤去法上下段
の形鋼杭材の上下端面を対接し、該杭材の側面又は下面
にそれぞれ互いに符合位置に突起又はフランジを設け、
該突起又はフランジに連通孔を穿設してなり、該連通孔
に挿通した長いボルトの下端にナットを螺合し、ボルト
頭を地上又は水上から回動して上記ボルトをナットから
離脱させ、それによって上下段の形鋼杭材を分離するよ
う形成した形鋼杭の撤去装置下段側の連通孔が雌螺孔で
ある上記第3発明記載の形鋼杭の撤去装置によって構成
される。
【0005】
【発明の実施の形態】形鋼杭材1を地中7に打設するに
先立ち、切断撤去予定水準で該杭材1を切断して上段杭
材1a、下段杭材1bに分離させた後、上下端面1’、
1”を対接し、上下段杭材1a、1bの側面にそれぞれ
互いに符合する位置に突起6,6を溶着し、これらの突
起6,6に連通孔2,2を設けて、その連通孔2,2に
短いボルト3aを上方より挿入し、該ボルト3aの下方
露出螺旋3’にナット4を螺合して上段杭材1aと下段
杭材1bとを接合締結して撤去用接合部5を構成する。
【0006】支持杭11(図5)として地中7に打設、
使用の後は水面8又は地面上に露頂しているボルト3の
頭部を回動させて地中7の上記撤去用接合部5を分離さ
せ、長いボルト3を吊上げて形鋼杭材1の上記上段杭材
1aの撤去を行う。
【0007】形鋼杭材1は図1、図2、図5に示すよう
にH形鋼が用いられ、或は図3、図4に示すように円筒
形形鋼等が用いられる。
【0008】上記ボルト3には図5に示されるように水
面8上に至る長いボルト3が用いられ下端に雄螺旋3’
を形成し、上下符合する連通孔2,2の下面に露出さ
せ、露出した雄螺旋3’にナット4を螺合させて撤去用
接合部5が形成され、或は下段の連通孔2に代り雌螺孔
2’を形成して上記雄螺旋3’を該雌螺孔2’に螺合さ
せることができる。
【0009】又上記長いボルト3に代えて短いボルト3
aを図2〜図4に示すように上下段の突起6,6に螺合
し、短いボルト3a(M24×90F10T)のボルト
頭3a”にパイプ3b(φ48.6STK)の下端を溶
接することによって長いボルト3を形成することがで
き、その頂部(頭部3”)に2個の直交水平透孔9,
9’を穿設し、かつその下部を形鋼杭材1に設けた軸受
板10に回動自在に支持する。
【0010】上記上下段の突起6,6は地上で符合さ
せ、地上で連通孔2,2に短いボルト3a又は長いボル
ト3を挿通し或は下段突起6の雌螺旋にボルト3a又は
3の下端露出螺旋3’を螺合させて撤去用接合部5を形
成し、地上で上下段の杭材1a、1bを接続して1個の
形鋼杭材1となし図5に示すように該杭材1を水面8か
ら地中7に打設する。
【0011】水面8上に現われる上段杭材1aに架台や
仮橋12等が構築され、その撤去後、ボルト3の上端を
回転することによって上段杭材1aを地中7内の上記接
合部5から分離しクレーン等で地上に撤去し、下段杭材
1bのみ適当深さ(法定深さ)に残留させる。
【0012】上記突起6,6に代り、図3、図4のよう
に円筒形形鋼杭材1では上下段の杭材1a、1bの対接
面又は下端側面に設けたフランジ6’、6’とするもの
である。
【0013】さらに下段突起6又は下段フランジ6’に
形成した雌螺旋孔2’を下部有底孔(図4(ロ)図)と
することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述の方法及び装置によったの
で地下埋設使用後の支持杭(形鋼杭材)の切断撤去にお
いて、地上に露頂した長いボルトの頭部を回動するのみ
で地中に埋設した形鋼杭材を上下段に切断することが出
来、上段杭材のみ上方に牽引撤去し得るので、水面下の
地中を仮締切りして掘削し、切断撤去する等の従来の工
法に比べ、極めて安全に短時間で形鋼杭材を切断撤去し
得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)図は本発明の形鋼杭の撤去装置を示す正
面図である。 (ロ)図は(イ)図の平面図である。
【図2】上記撤去装置の一部分解拡大図で撤去法の正面
図である。
【図3】(イ)図は円筒形鋼杭による撤去装置の正面図
である。 (ロ)図は(イ)図の平面図である。
【図4】(イ)図は図3(イ)図の一部分解拡大正面図
で撤去法の正面図である。 (ロ)図は有底雌螺旋孔の縦断面図である。
【図5】本発明の形鋼杭施工状態の正面図である。
【符号の説明】
1 形鋼杭材 1’、1” 上下端面 2 連通孔 2’ 雌螺孔 3a、3 ボルト 3” 頭部 4 ナット 5 接合部 6 突起 6’ フランジ 7 地中 11 支持杭

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下段の形鋼杭材の上下端面を対接し、
    該杭材の側面又は端面にそれぞれ互いに符合位置に突起
    又はフランジを設け、該突起又はフランジに連通孔を穿
    設し、該連通孔に上段側よりボルトを挿入し、下段側よ
    り該ボルトの挿通端にナットを螺着して上下段の形鋼杭
    材を接合した状態で、該杭材を地中に打設し接合部を地
    中に推進させて、支持杭として使用し、地上まで伸延露
    出させたボルトの頭部を地上から回動して上記ボルトと
    ナットとを螺脱させて地中で該ボルトとナットとを分離
    し、その状態で上段の形鋼杭材を地上に引き上げ撤去す
    ることを特徴とする形鋼杭の撤去法。
  2. 【請求項2】 下段側よりボルトの挿通端にナットを螺
    着するに代り、下段側の連通孔を雌螺孔となした請求項
    1記載の形鋼杭の撤去法。
  3. 【請求項3】 上下段の形鋼杭材の上下端面を対接し、
    該杭材の側面又は下面にそれぞれ互いに符合位置に突起
    又はフランジを設け、該突起又はフランジに連通孔を穿
    設してなり、該連通孔に挿通した長いボルトの下端にナ
    ットを螺合し、ボルト頭を地上又は水上から回動して上
    記ボルトをナットから離脱させ、それによって上下段の
    形鋼杭材を分離するよう形成した形鋼杭の撤去装置。
  4. 【請求項4】 下段側の連通孔が雌螺孔である請求項3
    記載の形鋼杭の撤去装置。
JP2000126812A 2000-04-27 2000-04-27 形鋼杭の撤去法及びその装置 Withdrawn JP2001311150A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063957A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Kajima Corp 杭上部の撤去方法

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