JP2001309869A - 暖房便座装置 - Google Patents

暖房便座装置

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JP2001309869A
JP2001309869A JP2000132569A JP2000132569A JP2001309869A JP 2001309869 A JP2001309869 A JP 2001309869A JP 2000132569 A JP2000132569 A JP 2000132569A JP 2000132569 A JP2000132569 A JP 2000132569A JP 2001309869 A JP2001309869 A JP 2001309869A
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JP
Japan
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conductor
toilet seat
heating
disposed
magnetic field
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JP2000132569A
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English (en)
Inventor
Seiya Nagayoshi
誠也 永吉
Naoki Ametani
直樹 飴谷
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房便座内に配設した導線から放出される電
磁界を低減できるようにしたことを目的とする。 【解決手段】 便座と、便座内に配設した第1および第
2の導線のうち少なくとも一方を発熱体により形成し、
前記第1の導線に近接して平行に前記第2の導線を設
け、前記第1の導線と前記第2の導線の一端どうしを電
気的に接続し、前記第1の導線の他端部から前記第2の
導線の他端部に電流を供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便座の内部に配設
した発熱体からなる導線により便座表面を暖める暖房便
座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、便座の内部に発熱体からなる
導線を配設し、前記導線に商用電源から電流を通電する
ことによる導線の発熱によって前記便座表面を暖める暖
房便座装置が存在する。前記導線に流れる電流は商用電
源より直接供給する為、50Hzもしくは60Hzの交
流電流となっているのが一般的である。
【0003】ところが、便座の内部に配設される導線に
交流電流が流れると、電流の変化に応じて磁界が前記ヒ
ータ線のまわりに発生することになり、結果便座表面に
は磁界が放出されることになる。放出される磁界のエネ
ルギーは小電力であったとしても、便座には人体が直接
接触して使用するものであるため、人体はある程度の磁
界を浴びる事になる。
【0004】また、前記導線にながれる電流が商用電源
より供給される場合には、アース電位に対して電界も発
生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みて発明したものであって、簡単な構成で
便座の内部に配設される導線から発生する磁界や電界の
放出が極めて少ない暖房便座装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の第1は、便座と、便座内に配設した第1およ
び第2の導線のうち少なくとも一方を発熱体により形成
し、前記第1の導線に近接して平行に前記第2の導線を
設け、前記第1の導線と前記第2の導線の一端どうしを
電気的に接続し、前記第1の導線の他端部から前記第2
の導線の他端部に電流を供給するようにしたことを特徴
とする。 この発明によれば、第1の導線および第2の
導線に流れる商用電源からの50Hzもしくは60Hz
交流電流は互いに逆方向に流れることになる。その為、
第1の導線に流れる電流により発生する磁界と第2の導
線に流れる電流により発生する磁界とは互いに逆向きと
なる。従って、第1の導線に流れる電流による磁界と第
2の導線に流れる電流による磁界は互いに相殺され、第
1の導線および第2の導線の周囲にはほとんど磁界は発
生しない。結果、便座からは磁界がほとんど発生しな
い。
【0007】本発明の第2においては、更に第1および
第2の導線のうち少なくとも一方を他方の周囲を一体的
に取り囲む構造にしたことを特徴とする。前記第1の発
明においては便座内に第1の導線と第2の導線を近接し
て平行に配設する必要があり組立作業上面倒であるが、
この発明は、導線の少なくとも一方を他方の周囲を一体
的に取り囲むことにより組立作業性を向上しようとする
ものである。
【0008】 本発明の第3においては、便座と、便座
内に配設した発熱体により形成された導線と、前記導線
と前記便座との間に前記導線とは電気的に絶縁された導
電体を配設するとともに、前記導電体をアース接地する
ことを特徴とする。この発明によれば、導線から発生す
る電界はアース接地された導電体によってシールドされ
便座表面に達することは無い。結果、便座からは電界が
ほとんど発生しない。
【0009】本発明の第4においては、更に前記導電体
は前記導線の周囲を取り囲む構造にしたことを特徴とす
る。前記第3の発明においては便座内にアース接地され
た導電体を便座と導線の間に配設する必要があり組立作
業上面倒であるので、この発明では、あらかじめ前記導
電体を前記導線の周囲を取り囲む構造にしておくことに
より組立作業性を向上し、便座からの電界の漏れを完全
に遮断しようとするするものである。
【0010】本発明の第5においては、第1発明の第1
の導線と第2の導線を同一の導線とした。
【0011】本発明の第6においては、便座内に発熱作
用を起こす導線を配設し、その導線に平行に且つ近接さ
せて電流方向が異なる導線を配設し、各導線を流れる電
流により発生する電磁界を相殺させて、便座外への電磁
界の影響を低減したことを特徴とする。この発明によれ
ば、各導線に流れる商用電源からの50Hzもしくは6
0Hz交流電流は互いに逆方向に流れることになる。そ
の為、一方の導線に流れる電流により発生する磁界とも
う一方の導線に流れる電流により発生する磁界とは互い
に逆向きとなる。従って、一方の導線に流れる電流によ
る磁界ともう一方の導線に流れる電流による磁界は互い
に相殺され、一方の導線およびもう一方の導線の周囲に
はほとんど磁界は発生しない。結果、便座からは磁界が
ほとんど発生しない。
【0012】本発明の第7においては、第6発明の導線
を1本の導線の折り曲げ形成により向きを変えたものと
した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図に
基づいて説明する。
【0014】図1および図6に示すように本発明におけ
る暖房便座装置は、便座4と、便座4内に配設した第1
の導線2と、第2の導線3と、前記第1の導線2および
第2の導線3への通電を入/切するスイッチ部7と、前
記スイッチ部7の入/切を指示するコントローラ部5か
ら成っており、前記第1の導線2および第2の導線3の
うち少なくとも一方を発熱体により形成され、前記第1
の導線2に近接して平行に前記第2の導線3を設けら
れ、前記第1の導線2と前記第2の導線3の一端どうし
を電気的に接続している。
【0015】図2、3は図1において第1の導線2およ
び第2の導線3に流れる電流(I)によって発生する磁
界(H)を示す。第1の導線2と第2の導線3の一端ど
うしは電気的に接続されている為、図2に示すように第
1の導線2に流れる電流(+I)と第2の導線3に流れ
る電流(−I)の方向は常に逆方向になり、結果第1の
導線2に発生する磁界(+H)と第2の導線3に発生す
る磁界(−H)とは逆方向になる。図2では第1の導線
2と第2の導線3の間隔が広いのでお互いの磁界は相殺
されることはないが、図3では第1の導線2と第2の導
線3の間隔が十分に狭いのでお互いの磁界は相殺される
ことになる。
【0016】図4は本発明の第2における実施例であ
る。図4では、更に図1及び図6における第1および第
2の導線のうち少なくとも一方を他方の周囲を一体的に
取り囲む構造にしている。図6に示されているように便
座4内部に配設される導線は便座表面の温度が均一にな
るように複雑な経路で配設されているのが一般的であ
る。よって、2本の導線を並列に配設する事は作業性が
よいとはいえない。そこで本発明では導線の少なくとも
一方を他方の周囲を一体的に取り囲むことにより組立作
業性を向上している。むろん第1の導線と第2の導線を
絶縁体で一体成形することによっても同様の効果が得ら
れるが、第1もしくは第2の導線の少なくとも一方を発
熱体とする場合には、前記絶縁体により熱の伝導度が低
下してしまう問題が発生してしまうが、図4における構
造では一方の導線の周囲を覆う側の導線(図4における
導線3)を発熱体とすることにより同問題を解決するこ
とができる。
【0017】図5は、AC100商用電源1を電源とす
る場合に導線に発生するアースに対する電位の波形図で
ある。AC100商用電源1はその片側がアースに接続
されている(14a)のが一般的である。よって、アー
ス接続されている側の導線2の電位はアースの電位と常
に同じ電位となるが、もう一方の導線3では常にAC1
00Vの電位が発生していおり、この電位の変動により
便座4からは電界の放出されることになる(図7)。
【0018】図7は便座4の断面図である。前記理由に
より便座4内に配設され導線からアースに対して電界1
7が発生している。一般的に人体は便座に着座するとき
足は地面に接触しているので電気的にはアースに接続さ
れていることになる。よって導線3より発生する電界は
便座4経由で便座4に着座している人体に至り、前記人
体を通してアースに伝わることになる。
【0019】図8は本発明の第3における実施例であ
る。図8においては図7に対して導線3と便座4との間
にアースに接続された導電体16が追加配設されてお
り、導電体16は導線3とは絶縁されている。この場合
には導線3より発生する電界は導電体16経由でアース
14に伝わることになる。よって、便座4に着座する人
体に電界が届くことはない。
【0020】図9は本発明の第4における実施例であ
る。図9においては図7に対して導線3及び導線3の周
囲を、絶縁体15を間にはさんで導電体16で周囲を取
り囲み、更に導電体16をアース14に接続している。
このような構造をとれば、図8に示すように便座4と導
線3の間に導電体を別体として設ける必要がなくなり、
作業性が向上する。
【発明の効果】以上より、本発明によると暖房便座装置
の便座内に配設した導線からの電磁界の放出を低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明における暖房便座装置の構成図
【図2】 交流電流が流れる時にに発生する磁界の図
【図3】 相殺する磁界の図
【図4】 第2の発明における実施例の図
【図5】 アースに対する導線の電位図
【図6】 便座に配設された発熱体からなる導線の図
【図7】 便座の断面図
【図8】 第3の発明における実施例の図
【図9】 第4の発明における実施例の図
【符号の説明】
1 商用電源 2 第1の導線 3 第2の導線 4 便座 5 コントローラ 6 本体 7 スイッチ 14 アース 15 絶縁層 16 導電体 17 電界

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座内に配設した第1および第2の導線
    のうち少なくとも一方を発熱体により形成し、前記第1
    の導線に近接して平行に前記第2の導線を設け、前記第
    1の導線と前記第2の導線の一端どうしを電気的に接続
    し、前記第1の導線の他端部から前記第2の導線の他端
    部に電流を供給するようにしたことを特徴とする暖房便
    座装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第1および第2の導
    線のうち少なくとも一方を他方の周囲を一体的に取り囲
    む構造にしたことを特徴とする暖房便座装置。
  3. 【請求項3】 便座と、便座内に配設した発熱体により
    形成された導線と、前記導線と前記便座との間に導電体
    を配設するとともに、前記導電体をアース接地すること
    を特徴とする暖房便座装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記導電体は前記導
    線の周囲を取り囲む構造にしたことを特徴とする暖房便
    座装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、第1の導線と第2の
    導線は同一の導線からなることを特徴とする暖房便座装
    置。
  6. 【請求項6】 便座内に発熱作用を起こす導線を配設
    し、その導線に平行に且つ近接させて前記導線とは電流
    方向が異なる導線を配設し、各導線を流れる電流により
    発生する電磁界を相殺させて、便座外への電磁界の影響
    を低減したことを特徴とする暖房便座装置。
  7. 【請求項7】 前記導線と他の導線は、1本の導線を折
    り曲げて向きを変えたものであることを特徴とする請求
    項6記載の暖房便座装置。
JP2000132569A 2000-05-01 2000-05-01 暖房便座装置 Pending JP2001309869A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008049107A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 暖房便座

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008049107A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 暖房便座

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