JP2001309744A - 薬液による害虫駆除と生物学的に害虫駆除を併用する不快害虫駆除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不快害虫駆除機において害虫駆除薬液を使用
する薬剤駆除とオゾンを使用する生物学的駆除を併用し
た装置を提供する。 【解決手段】 害虫駆除薬液槽９、薬液送出ポンプ１
０、薬液蒸散ヒーター１２、薬液蒸散プレート１１、及
び、蒸散した薬液拡散ファン１４を具備した薬液拡散ダ
クト１３で構成する害虫駆除薬液拡散装置４，７，１
１，１２，１３，１４と、オゾン発生器１５、及び、オ
ゾン拡散ファン１７を具備したオゾン拡散ダクト１６で
構成するオゾン拡散装置３，６，１５，１６とが独立し
ている。又、該害虫駆除薬液拡散装置４，７，１１，１
２，１３，１４と該オゾン拡散装置３，６，１５，１６
を併用運転、或いは、独立運転する制御器１８を具備す
る。上記の様な構成により、害虫が薬液に耐性を持つ学
習機能を無効にし害虫駆除効果を維持する、及び、害虫
が生成するフェロモンの分解により害虫の生活環境を阻
害し生物学的に害虫駆除する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、不快害虫駆除機に
係わるものであり、詳しくは、同一筐体内に独立した害
虫駆除薬液拡散装置と独立したオゾン拡散装置を具備す
る不快害虫駆除機、及び、その害虫駆除方法に関するも
の。

【０００２】

【従来の技術】従来の害虫駆除機においては、薬液拡散
のみ、或いは、オゾン併用は有ったが薬液の拡散とオゾ
ンの拡散を同一ダクト内で拡散していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の害虫駆除機にあ
っては、薬液拡散装置のみの害虫駆除機は長期に亘って
使用している場合は、害虫が薬に耐性を持つ学習機能で
害虫駆除能力が低下するという問題点が有った。

【０００４】又、薬液拡散装置とオゾン拡散装置を併用
する害虫駆除機では同一ダクト内で薬液拡散、及び、オ
ゾン拡散を行っているために、駆除薬液とオゾンの拡散
量の制御が困難であり、使用環境により駆除能力の不足
する、或いは、害虫が薬に耐性を持つ学習機能で害虫駆
除能力が低下するという問題点があった。

【０００５】本発明は、害虫が耐性の学習機能を持って
も、害虫駆除可能な状態を維持するを提供することを目
的としている。

【０００６】更に、本発明は、オゾン拡散量を適正に保
つことで害虫の生活環境を破壊し、害虫の攪乱による生
物学的な駆除する不快害虫駆除機を提供することを目的
としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の不快害虫駆除機においては、害虫駆除薬
液拡散装置とオゾン拡散装置を同一筐体内に独立して具
備し、害虫駆除薬液拡散とオゾン拡散を別々に制御する
と共に、該害虫駆除拡散装置に害虫駆除薬液槽を設け
て、定期的に複数種類の害虫駆除薬液を入れ替えるもの
である。

【０００８】該害虫駆除薬液拡散装置の動作と該オゾン
拡散装置の動作は独立し、オゾン拡散時間が長い方が害
虫の生活環境を維持するフェロモンをオゾンで分解し、
害虫の生活環境を阻害するために効果的である。

【０００９】また、害虫駆除薬液槽の薬液入れ替えは２
〜３ヶ月に一度が害虫の学習機能を無効にするために効
果的である。

【００１０】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図１及び図２において、１
は筐体、２は筐体上蓋を示す。筐体前面にはオゾン吐出
口３、害虫駆除薬液吐出口４、及び、オゾン及び害虫駆
除薬液の吐出を制御を操作する制御パネル５があり、筐
体背面にはオゾン拡散用吸気口６、害虫駆除薬液拡散用
吸気口７がある。筐体上面には蓋の鍵８があり、該鍵８
により上蓋が開閉できる、と共に、該害虫駆除薬液槽９
の害虫駆除薬液を別種類の害虫駆除薬液に交換が出来
る。

【００１１】図３、図４及び図５において、害虫駆除薬
液槽９が筐体上面に固定されている、該害虫駆除薬液槽
９に薬液送出ポンプ１０が接続してあり薬液蒸散プレー
ト１１へ害虫駆除薬液を送出する。薬液蒸散プレート１
１には薬液蒸散ヒーター１２が密着しいて取り付けてあ
り害虫駆除薬液は該薬液蒸散ヒーター１２により蒸散す
る。さらに、薬液蒸散ダクト１３に取り付けた薬液拡散
ファン１４により蒸散した害虫駆除薬液を拡散する。そ
の経路は害虫駆除薬液用吸気口７から薬液拡散ファン１
４を経て、薬液蒸散プレート１１から蒸散した害虫駆除
薬液を該薬液拡散ダクト１３の風速により負圧で該薬液
拡散ダクト１３に引き込み害虫駆除薬液吐出口４より拡
散する害虫駆除薬液拡散装置４，７，１１，１２，１
３，１４を備えている。

【００１２】また、オゾン発生器１５がオゾン拡散ダク
ト１６中間に固定されている。さらに、オゾン拡散ダク
ト１６に取り付けたオゾン拡散ファン１７により、該オ
ゾン発生器１５で発生したオゾンを拡散する。その経路
はオゾン拡散用吸気口６からオゾン拡散ファン１７を経
て、オゾン拡散ダクト中間に取り付けた該オゾン発生器
のオゾンをオゾン吐出口３より拡散するオゾン拡散装置
３，６，１５，１６を備えている。

【００１３】上記の様に構成する、独立した害虫駆除薬
液拡散装置４，７，１１，１２，１３，１４、及び、独
立したオゾン拡散装置３，６，１５，１６を制御パネル
５により制御する制御器１８を備えている。該制御器１
８は週単位で毎日の駆除時間を害虫駆除薬液拡散とオゾ
ン拡散との交互運転、害虫駆除薬液拡散運転、及び、オ
ゾン拡散運転と曜日毎に自由に拡散時間の設定すること
が出来る。

【００１４】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１５】害虫駆除薬液拡散装置４，７，１１，１
２，１３，１４、及び、オゾン拡散装置３，６，１５，
１６を独立したことにより、害虫駆除薬液の拡散、及
び、オゾン拡散の制御が容易になった。その結果、オゾ
ンの分解作用により、害虫の生成するフェロモンを分解
し、生物学的に害虫の生活環境を阻害し、害虫を駆除で
きるようになった。

【００１６】また、１種類の害虫駆除薬液では害虫の学
習能力により、駆除効果が低下していたが、害虫駆除薬
液交換を容易にしたことにより、複数種類の害虫駆除薬
液を定期的に交換する事で、害虫の学習能力を無効にす
る事が出来るようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】不快害虫駆除機の正面外観図である。

【図２】不快害虫駆除機の背面外観図である。

【図３】不快害虫駆除機上図である。

【図４】不快害虫駆除機正面図である。

【図５】不快害虫駆除機側図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 上蓋 ３ オゾン吐出口 ４ 害虫
駆除薬液吐出口 ５ 制御パネル ６ オゾ
ン拡散用吸気口 ７ 害虫駆除薬液拡散用吸気口 ８ 鍵 ９ 害虫駆除薬液槽 １０ 薬
液送出ポンプ １１ 薬液蒸散プレート １２ 薬
液蒸散ヒーター １３ 薬液拡散ダクト １４ 薬
液拡散用ファン １５ オゾン発生器 １６ オ
ゾン拡散ダクト １７ オゾン拡散用ファン １８ 制
御器

フロントページの続き Ｆターム(参考） 2B121 AA11 CA03 CA16 CA35 CA43 CA45 CC37

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 害虫駆除薬液槽９、薬液送出ポンプ１
   ０、薬液蒸散ヒーター１２と薬液蒸散プレート１１、及
   び、蒸散した薬液を拡散する薬液拡散用ファン１４を具
   備した薬液拡散用ダクト１３で構成する独立した害虫駆
   除薬液拡散装置４，７，１１，１２，１３，１４と、オ
   ゾン発生器１５、及び、発生したオゾンを拡散するオゾ
   ン拡散用ファン１７を具備したオゾン拡散用ダクト１６
   で構成する独立したオゾン拡散装置３，６，１５，１６
   を有する。該害虫駆除薬液拡散装置４，７，１１，１
   ２，１３，１４と該オゾン拡散装置３，６，１５，１６
   を同一筐体１に収納し、併用運転、或いは、独立運転の
   制御する制御器１８を具備することを特徴とする不快害
   虫駆除機。
2. 【請求項２】 害虫駆除薬液槽９は複数種類の害虫駆除
   薬液の交換を目的とし、複数種類の害虫駆除薬液の拡散
   が出来ること、並びに、害虫駆除薬液の拡散と独立して
   オゾンの拡散が出来ることを特徴とする請求項１記載の
   不快害虫駆除機。