JP2001309422A - 無線通信システム、無線通信方法及び無線通信装置、並びに、周波数配置方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法及び無線通信装置、並びに、周波数配置方法

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JP2001309422A
JP2001309422A JP2000126263A JP2000126263A JP2001309422A JP 2001309422 A JP2001309422 A JP 2001309422A JP 2000126263 A JP2000126263 A JP 2000126263A JP 2000126263 A JP2000126263 A JP 2000126263A JP 2001309422 A JP2001309422 A JP 2001309422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信における電波資源の高効率利用を図
る。 【解決手段】 無線通信システムには、5.150GH
zを下限値とするとともに、5.250GHzを上限値
とする100MHzの幅を有する5.2GHz帯が割り
当てられる。この周波数配置においては、100MHz
の幅を有する帯域が20MHzの間隔で4つの帯域に分
割されて各帯域に1つの通信チャネルが設けられること
で、4つの通信チャネル611,612,613,614
設けられる。また、通信チャネル611からの帯域外漏
洩電力の発生を回避するための第1の保護帯域63
1に、通信チャネル611,612,613,614よりも
狭帯域の通信チャネル621,622が設けられるととも
に、通信チャネル614からの帯域外漏洩電力の発生を
回避するための第2の保護帯域632に、通信チャネル
611,612,613,614よりも狭帯域の通信チャネ
ル623,624が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を行う無
線通信システム、無線通信方法及び無線通信装置、並び
に、無線通信を行う無線通信システムで用いられる周波
数配置方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、いわゆる携帯電話システ
ムや簡易型携帯電話システム等の基地局と複数の端末局
との間で無線通信を行うシステムや、いわゆるLAN
(LocalArea Network)を構成するサーバ装置とクライ
アント装置との間で無線通信を行うシステムといったよ
うに、無線通信により情報を送受信することができる無
線通信システムが広く普及している。
【0003】このような無線通信システムにおいては、
割り当てられた所定の周波数帯域を用いて双方向通信を
行う。この周波数配置の例として、1999年に電気通
信技術審議会が「5MHz帯の周波数を利用する広帯域
移動アクセスシステムの技術的条件」として、郵政省に
答申した通信システムの周波数帯域の周波数配置を図8
に示す。
【0004】この周波数配置は、同図に示すように、
5.150GHzを下限値とするとともに、5.250
GHzを上限値とする100MHzの幅を有して割り当
てられた5.2GHz帯を示すものである。この周波数
配置においては、100MHzの幅を有する帯域が20
MHzの間隔で4つの帯域に分割され、各帯域に1つの
通信チャネルが設けられる。これらの各通信チャネル1
011,1012,1013,1014の占有帯域幅は、そ
れぞれ、18MHz以下とされている。
【0005】また、この周波数配置においては、帯域の
下限値である5.150GHzから通信チャネル101
1の占有帯域の下限値までの帯域と、通信チャネル10
4の占有帯域の上限値から帯域の上限値である5.2
50GHzまでの帯域とを、それぞれ、保護帯域(guar
d band)1021,1022として設けている。この保護
帯域1021,1022が設けられる理由について、図9
を用いて説明する。
【0006】5.2GHz帯の周波数配置においては、
100MHzの幅を有する帯域内に、18MHz以下の
占有帯域幅を有する複数の通信チャネルを設ければよい
ことから、同図に示すように、一見、100MHzの幅
を有する帯域を20MHzの間隔で5つの帯域に分割
し、5つの通信チャネル1031,1032,1033
1034,1035を確保できるように思われる。
【0007】しかしながら、送信スペクトラムは、一般
に、主スペクトラムに隣接する周波数への漏洩電力が存
在することから、帯域の上限値又は下限値近傍にまで通
信チャネルを配置することはできない。より具体的に
は、送信スペクトラムは、例えば同図中網掛部に示すよ
うに、隣接する通信チャネルへの漏洩電力である隣接チ
ャネル漏洩電力1041,1042,1043,1044
存在することから、5つの通信チャネル1031,10
2,1033,1034,1035を設けることで帯域の
上限値又は下限値近傍にまで通信チャネルを配置した場
合には、同図中斜線部に示すように、割り当てられた周
波数帯域外への漏洩電力である帯域外漏洩電力(out of
emission)1051,1052が生じることになる。そ
のため、帯域の上限値又は下限値近傍にまで通信チャネ
ルを配置した場合には、帯域外漏洩電力1051,10
2が生じることで、隣接する帯域を使用する他のシス
テムを妨害する恐れが生じる。
【0008】保護帯域1021,1022は、このような
帯域外漏洩電力1051,1052の発生を回避するため
に設けられるものである。図8に示す周波数配置におい
ては、保護帯域1021,1022として、それぞれ、約
10MHzの帯域を設け、併せて1つの通信チャネル分
の帯域を確保している。
【0009】無線通信システムは、通常、基地局又はア
クセスポイントと複数の端末局とから構成され、例えば
同図に示すような周波数帯域が割り当てられる。このよ
うな無線通信システムにおいては、1つの基地局又はア
クセスポイントに対して1つの通信チャネルが割り当て
られ、この1つの通信チャネルを複数の端末局が共有し
て通信を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、従来の周波数配置における保護帯域は、情報の伝
送に用いられるものはない。そのため、従来の周波数配
置においては、割り当てられた周波数帯域の全てを情報
の伝送に用いることができず、電波資源の有効利用とい
う観点からすると、周波数帯域を無駄に使用していると
いわざるを得なかった。
【0011】また、通常の無線通信システムにおいて
は、実際に通信チャネルを用いてデータを伝送する場
合、通常、通信の開始時に、基地局やいわゆるアクセス
ポイントと端末局との間でアクセスに関する短い制御情
報の送受信を行う。このような制御情報は、本来送信す
べきデータの情報量と比較すると、その情報量が大幅に
小さいことが多い。特に、先に図8に示したような広帯
域の通信チャネルを用いてデータの送受信を行う無線通
信システムにおいては、データの情報量と制御情報の情
報量との比が極端に大きくなる傾向が見られる。したが
って、無線通信システムにおいては、このように情報量
の小さい制御情報を広帯域の通信チャネルを用いて送受
信することによって、通信のスループットの低下を招く
といった問題があった。
【0012】さらに、無線通信システムにおいては、同
様の問題として、非対称な通信におけるスループットの
低下も挙げられる。通常の無線通信システムにおいて
は、例えば端末局から基地局を経由してインターネット
のホームページを閲覧する場合等には、端末局から基地
局への上りの情報として、所望のホームページのダウン
ロードを要求するための制御情報等の情報量の小さい情
報の送受信が行われ、これに応じて、基地局から端末局
への下りの情報として、要求されたデータの送受信が行
われる。このように、無線通信システムにおいては、下
りの情報量に対して上りの情報量が極端に少ない場合が
あり、非対称な通信が行われることが多い。このような
場合、無線通信システムにおいては、情報量の小さい上
りの情報を送信するために、広帯域の通信チャネルを用
いることによって、下りの情報伝送のスループットを低
下させてしまうといった問題があった。
【0013】さらにまた、例えば移動体端末局は、一般
に、バッテリを電源として動作することから、当該端末
局の電源事情を考慮すると、消費電力を可能な限り抑制
する必要がある。しかしながら、無線通信システムにお
いては、広帯域の通信チャネルを用いた情報の伝送を行
う場合には、1ビットあたりの信号対雑音電力比(Eb
/N0)として所望の値を得るために送信電力を大きく
する必要がある。したがって、端末局は、消費電力が増
大するとともに、高出力が得られる高価な送信電力増幅
器を備える必要があった。
【0014】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、電波資源の高効率利用を図ることができ
る無線通信システム、無線通信方法及び無線通信装置、
並びに、周波数配置方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる無線通信システムは、割り当てられた所
定の周波数帯域内に設けられた通信チャネルを用いて無
線通信を行う無線通信システムであって、通信チャネル
と、所定の周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への通
信チャネルからの漏洩電力である帯域外漏洩電力の発生
を回避するための第1の保護帯域に設けられた、通信チ
ャネルよりも狭帯域の第1の狭帯域通信チャネル、及び
/又は、所定の周波数帯域の上限値以上の周波数帯域へ
の通信チャネルからの帯域外漏洩電力の発生を回避する
ための第2の保護帯域に設けられた、通信チャネルより
も狭帯域の第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の
送信又は受信を行う第1の局と、通信チャネルと、第1
の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の狭帯域通信チャ
ネルとを用いて信号の受信又は送信を行う第2の局とを
備えることを特徴としている。
【0016】このような本発明にかかる無線通信システ
ムは、通信チャネルと、第1の保護帯域に設けられた第
1の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の保護帯域に設
けられた第2の狭帯域通信チャネルとを用いて、第1の
局と第2の局との間で無線通信を行う。
【0017】また、上述した目的を達成する本発明にか
かる無線通信方法は、割り当てられた所定の周波数帯域
内に設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う無
線通信方法であって、通信チャネルを用いて、第1の局
と第2の局との間で通信を行う第1の通信工程と、所定
の周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への通信チャネ
ルからの漏洩電力である帯域外漏洩電力の発生を回避す
るための第1の保護帯域に設けられた、通信チャネルよ
りも狭帯域の第1の狭帯域通信チャネル、及び/又は、
所定の周波数帯域の上限値以上の周波数帯域への通信チ
ャネルからの帯域外漏洩電力の発生を回避するための第
2の保護帯域に設けられた、通信チャネルよりも狭帯域
の第2の狭帯域通信チャネルを用いて、第1の局と第2
の局との間で通信を行う第2の通信工程とを備えること
を特徴としている。
【0018】このような本発明にかかる無線通信方法
は、通信チャネルと、第1の保護帯域に設けられた第1
の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の保護帯域に設け
られた第2の狭帯域通信チャネルとを用いて、第1の局
と第2の局との間で無線通信を行う。
【0019】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる無線通信装置は、割り当てられた所定の周波数帯
域内に設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う
無線通信装置であって、通信チャネルと、所定の周波数
帯域の下限値以下の周波数帯域への通信チャネルからの
漏洩電力である帯域外漏洩電力の発生を回避するための
第1の保護帯域に設けられた、通信チャネルよりも狭帯
域の第1の狭帯域通信チャネル、及び/又は、所定の周
波数帯域の上限値以上の周波数帯域への通信チャネルか
らの帯域外漏洩電力の発生を回避するための第2の保護
帯域に設けられた、通信チャネルよりも狭帯域の第2の
狭帯域通信チャネルとを用いて信号の送信を行う送信手
段と、通信チャネルと、第1の狭帯域通信チャネル及び
/又は第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の受信
を行う受信手段とを備えることを特徴としている。
【0020】このような本発明にかかる無線通信装置
は、送信手段によって、通信チャネルと、第1の保護帯
域に設けられた第1の狭帯域通信チャネル及び/又は第
2の保護帯域に設けられた第2の狭帯域通信チャネルと
を用いて信号を送信し、受信手段によって、通信チャネ
ルと、第1の保護帯域に設けられた第1の狭帯域通信チ
ャネル及び/又は第2の保護帯域に設けられた第2の狭
帯域通信チャネルとを用いて信号を受信する。
【0021】さらに、上述した目的を達成する本発明に
かかる周波数配置方法は、割り当てられた所定の周波数
帯域内に設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行
う無線通信システムで用いられる周波数配置方法であっ
て、所定の周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への通
信チャネルからの漏洩電力である帯域外漏洩電力の発生
を回避するための第1の保護帯域に通信チャネルよりも
狭帯域の第1の狭帯域通信チャネルを設ける、及び/又
は、所定の周波数帯域の上限値以上の周波数帯域への通
信チャネルからの帯域外漏洩電力の発生を回避するため
の第2の保護帯域に通信チャネルよりも狭帯域の第2の
狭帯域通信チャネルを設けることを特徴としている。
【0022】このような本発明にかかる周波数配置方法
は、第1の保護帯域に第1の狭帯域通信チャネルを設け
る、及び/又は、第2の保護帯域に第2の狭帯域通信チ
ャネルを設ける。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0024】この実施の形態は、図1に示すように、第
1の局である1つの基地局10と、第2の局である複数
の端末局501,502,503との間で無線通信を行う
無線通信システムである。
【0025】この無線通信システムは、後述するよう
に、割り当てられた所定の周波数帯域内に設けられた通
信チャネルと、この通信チャネルに対する保護帯域(gu
ard band)に設けられた当該通信チャネルよりも狭帯域
の通信チャネルとを用いて、基地局10と端末局5
1,502,503との間で双方向無線通信を行うもの
である。端末局501,502,503は、それぞれ、基
地局10を介して相互に通信を行うことができるととも
に、基地局10を介して図示しない他の通信エリアに属
する端末局とも通信を行うことができる。
【0026】なお、以下では、必要に応じて、基地局1
0から端末局501,502,503へのいわゆる下り情
報の送信をダウンリンクと称し、端末局501,502
503から基地局10へのいわゆる上りの情報の送信を
アップリンクと称するものとする。
【0027】基地局10及び端末局501,502,50
3は、それぞれ、図2に示すように、入力した信号に対
して各種信号処理を施すディジタル信号処理部20と、
入力したディジタル信号をアナログ信号に変換するディ
ジタル−アナログ変換器(Digital-to-Analog converte
r;以下、D/Aと記す。)21と、所定の周波数の搬
送波を発振するローカル発振器22と、このローカル発
振器22により発振された搬送波に基づいて入力した信
号に所定の変調処理を施す変調手段である変調器23
と、所定の周波数の信号を発振するローカル発振器24
と、このローカル発振器24により発振された信号に基
づいて入力した信号を所定の周波数成分の信号にアップ
コンバートする送信ミキサ25と、入力した信号を増幅
する送信増幅器26と、送信信号の送信時又は受信信号
の受信時に応じて切り換わる切換スイッチ27と、送信
信号を送信又は受信信号を受信するアンテナ28と、入
力した信号を増幅する低雑音増幅器29と、ローカル発
振器24により発振された信号に基づいて入力した信号
を所定の周波数成分の信号にダウンコンバートする受信
ミキサ30と、ローカル発振器22により発振された搬
送波に基づいて入力した信号に所定の復調処理を施す復
調器31と、入力したアナログ信号をディジタル信号に
変換するアナログ−ディジタル変換器(Analog-to-Digi
tal converter;以下、A/Dと記す。)32とを備え
る。
【0028】このような基地局10及び端末局501
502,503は、それぞれ、ディジタル信号処理部20
と、D/A21と、ローカル発振器22と、変調器23
と、ローカル発振器24と、送信ミキサ25と、送信増
幅器26と、切換スイッチ27と、アンテナ28とによ
りデータを送信する送信手段を構成するとともに、ディ
ジタル信号処理部20と、ローカル発振器22,24
と、切換スイッチ27と、アンテナ28と、低雑音増幅
器29と、受信ミキサ30と、復調器31と、A/D3
2とによりデータを受信する受信手段を構成する。
【0029】ディジタル信号処理部20は、送信データ
を入力すると、この送信データに対して、例えば、帯域
圧縮、誤り訂正符号化処理、ディジタル信号への変換及
び増幅等の処理を施し、得られたベースバンド信号を後
段のD/A21に供給する。また、ディジタル信号処理
部20は、A/D32からベースバンド信号を入力する
と、このベースバンド信号に対して、例えば、帯域圧
縮、誤り訂正復号処理、アナログ信号への変換及び増幅
等の処理を施し、得られた信号を受信データとして外部
に出力する。
【0030】D/A21は、ディジタル信号処理部20
から供給されたディジタルのベースバンド信号をアナロ
グのベースバンド信号に変換する。D/A21は、得ら
れたベースバンド信号を後段の変調器23に供給する。
【0031】ローカル発振器22は、所定の周波数の搬
送波を発振し、この搬送波を変調器23及び復調器31
に供給する。
【0032】変調器23は、ローカル発振器22から供
給された搬送波に基づいて、D/A21から供給された
ベースバンド信号に所定の変調処理を施し、得られた信
号を後段の送信ミキサ25に供給する。
【0033】ローカル発振器24は、所定の周波数の信
号を発振し、この信号を送信ミキサ25及び受信ミキサ
30に供給する。
【0034】送信ミキサ25は、ローカル発振器24か
ら供給された信号に基づいて、変調器23から供給され
た信号を所定の周波数成分の信号にアップコンバートす
る。送信ミキサ25は、得られた信号を後段の送信増幅
器26に供給する。
【0035】送信増幅器26は、送信ミキサ25から供
給された信号を増幅し、増幅して得られた送信信号を被
選択端子Tに供給する。
【0036】切換スイッチ27は、被選択端子Tに送信
信号が供給されると、被選択端子Tと接続し、送信信号
をアンテナ28に供給する。また、切換スイッチ27
は、被選択端子Rに受信信号が供給されると、被選択端
子Rと接続し、アンテナ28から供給される受信信号を
後段の低雑音増幅器29に供給する。
【0037】アンテナ28は、切換スイッチ27が被選
択端子Tと接続することにより供給された送信信号を電
波として外部に送信する。また、アンテナ28は、外部
から送信されてくる電波を受信し、受信信号を切換スイ
ッチ27に供給する。
【0038】低雑音増幅器29は、受信信号を低雑音の
下に増幅し、増幅して得られた信号を後段の受信ミキサ
30に供給する。
【0039】受信ミキサ30は、ローカル発信器24か
ら供給された信号に基づいて、低雑音増幅器29から供
給された信号をI成分(同相成分)の信号とQ成分(直
交成分)の信号とに分離し、これらの信号をフィルタリ
ングして所定の周波数成分の信号にダウンコンバートす
る。受信ミキサ30は、得られた信号を後段の復調器3
1に供給する。
【0040】復調器31は、ローカル発振器22から供
給された搬送波に基づいて、受信ミキサ30から供給さ
れた信号に所定の復調処理を施し、得られたベースバン
ド信号を後段のA/D32に供給する。
【0041】A/D32は、復調器31から供給された
アナログのベースバンド信号をディジタルのベースバン
ド信号に変換する。A/D32は、得られたベースバン
ド信号を後段のディジタル信号処理部20に供給する。
【0042】このような基地局10及び端末局501
502,503は、それぞれ、送信データを送信する場合
には、ディジタル信号処理部20により送信データに対
して各種信号を施し、D/A21によりアナログのベー
スバンド信号を生成すると、変調器23により所定の変
調処理を施す。
【0043】この際、基地局10及び端末局501,5
2,503は、それぞれ、信号の伝送に用いる後述する
通信チャネルの周波数に合致する周波数の搬送波をロー
カル発振器22により発振し、この搬送波に基づいて変
調器23により変調処理を行う。変調器23による変調
処理は、いかなるものであってもよいが、後述するよう
に、広帯域の通信チャネルを用いて情報を伝送する場合
には、例えば直交振幅変調方式(Quadrature Amplitude
Modulation;QAM)や直交周波数分割多重方式(Ort
hogonal Frequency Division Multiplexing;OFD
M)といった少なくとも搬送波の振幅成分に情報を持た
せる線形変調を施し、狭帯域の通信チャネルを用いて情
報を伝送する場合には、例えば周波数変調方式(Freque
ncy ShiftKeying;FSK)や位相変調方式(Phase Shi
ft Keying;PSK)といった少なくとも搬送波の周波
数成分及び/又は位相成分に情報を持たせる非線形変調
を施すものが考えられる。
【0044】そして、基地局10及び端末局501,5
2,503は、それぞれ、送信ミキサ25によって、ロ
ーカル発振器24から供給された信号に基づいて、変調
器23から供給された信号を所定の周波数成分の信号に
アップコンバートした後、送信増幅器26により増幅
し、切換スイッチ27及びアンテナ28を介して外部に
送信する。
【0045】一方、基地局10及び端末局501,5
2,503は、それぞれ、外部からデータを受信する場
合には、アンテナ28及び切換スイッチ27を介して供
給された受信信号を低雑音増幅器29により低雑音の下
に増幅した後、受信ミキサ30によって、ローカル発振
器24から供給された信号に基づいて、所定の周波数成
分の信号にダウンコンバートし、復調器31により所定
の復調処理を施す。
【0046】この際、基地局10及び端末局501,5
2,503は、それぞれ、信号が伝送されてきた通信チ
ャネルの周波数に合致する周波数の搬送波をローカル発
振器22により発振し、この搬送波に基づいて復調器3
1により復調処理を行う。
【0047】そして、基地局10及び端末局501,5
2,503は、それぞれ、復調器31により得られたデ
ィジタルのベースバンド信号をD/A21によりアナロ
グのベースバンド信号に変換した後、ディジタル信号処
理部20により各種信号を施し、受信データとして外部
に出力する。
【0048】さて、このような基地局10及び端末局5
1,502,503を備える無線通信システムには、所
定の周波数帯域が割り当てられ、ある通信エリアに属す
る基地局10及び端末局501,502,503は、この
周波数帯域内に設けられたある通信チャネルと、この通
信チャネルよりも狭帯域の通信チャネルとを用いて、デ
ータの送受信を行う。以下では、この通信エリアに割り
当てられる周波数帯域を具体的に説明するために、割り
当てられる周波数帯域が図3に示す周波数配置からなる
ものとして説明する。
【0049】この周波数配置は、同図に示すように、
5.150GHzを下限値とするとともに、5.250
GHzを上限値とする100MHzの幅を有して割り当
てられた5.2GHz帯を示すものである。この周波数
配置においては、100MHzの幅を有する帯域を20
MHzの間隔で4つの帯域に分割して各帯域に1つの通
信チャネルを設けることで、4つの通信チャネル6
1,612,613,614を設けている。これらの通信
チャネル611,612,613,614は、それぞれ、1
8MHz以下の占有帯域幅を有するものとされる。
【0050】また、この周波数配置においては、帯域の
下限値である5.150GHzから通信チャネル611
の占有帯域の下限値までの幅が約10MHzの帯域であ
り、通信チャネル611からの帯域外漏洩電力(out of
emission)の発生を回避するための第1の保護帯域63
1に、通信チャネル611,612,613,614よりも
狭帯域の第1の狭帯域通信チャネルである2つの通信チ
ャネル621,622を設けるとともに、通信チャネル6
4の占有帯域の上限値から帯域の上限値である5.2
50GHzまでの幅が約10MHzの帯域であり、通信
チャネル614からの帯域外漏洩電力の発生を回避する
ための第2の保護帯域632に、通信チャネル611,6
2,613,614よりも狭帯域の第2の狭帯域通信チ
ャネルである2つの通信チャネル623,624を設けて
いる。
【0051】ここで、第1の保護帯域631及び第2の
保護帯域632の近傍の様子について、より詳細に説明
するために、第1の保護帯域631を例とし、この第1
の保護帯域631の近傍を拡大すると、図4に示すよう
になる。この例では、通信チャネル621,622を、そ
れぞれ、5.154GHz及び5.158GHzを中心
として設けている。通信チャネル611及び通信チャネ
ル621,622の送信スペクトラムによる漏洩電力は、
一般に、上述した変調器23による変調方式と送信増幅
器26の非線形性に依存するが、同図に示すように、狭
帯域の通信チャネル621,622の送信スペクトラムに
よる漏洩電力は、広帯域の通信チャネル611の送信ス
ペクトラムによる漏洩電力によりマスクされて殆ど影響
しないことが多い。
【0052】例えば、広帯域の通信チャネル611と狭
帯域の通信チャネル621,622とを、同一の変調方式
により変調するとともに、同一の送信増幅器を用いて増
幅して形成した場合には、通常、通信チャネル621
622の送信スペクトラムによる漏洩電力は、通信チャ
ネル611の送信スペクトラムによる漏洩電力よりも小
さくなる。また、広帯域の通信チャネル611と狭帯域
の通信チャネル621,622とを、異なる変調方式によ
り変調して形成した場合にも、通信チャネル621,6
2の送信スペクトラムによる漏洩電力は、通信チャネ
ル611の送信スペクトラムによる漏洩電力よりも小さ
くなることが多い。
【0053】より具体的に説明するために、広帯域の通
信チャネル611として、ETSI(European Telecomm
unications Standards Institute)が提唱しているいわ
ゆるBRAN方式を採用し、狭帯域の通信チャネル62
1,622として、我が国(日本)における簡易型携帯電
話システム(Personal Handyphone System;PHS)方
式を採用した場合における送信スペクトラムをシミュレ
ーションした結果を図5に示す。
【0054】同図に示すように、広帯域の通信チャネル
611と狭帯域の通信チャネル621,622とを、異な
る変調方式により変調して形成した場合にも、通信チャ
ネル621,622の送信スペクトラムによる漏洩電力
は、通信チャネル611の送信スペクトラムによる漏洩
電力よりも小さくなることがわかる。
【0055】このように、広帯域の通信チャネル611
の送信スペクトラムによる漏洩電力よりも狭帯域の通信
チャネル621,622の送信スペクトラムによる漏洩電
力を小さくするための1つの方法としては、上述したよ
うに、広帯域の通信チャネル611を線形変調を施すこ
とにより形成し、狭帯域の通信チャネル621,622
非線形変調を施すことにより形成することが考えられ
る。これは、非線形変調は、一般に、ベースバンド信号
の帯域幅よりも広い帯域幅を要することから、線形変調
により形成された通信チャネルは、非線形変調により形
成された通信チャネルに比べて狭帯域となりやすい傾向
にあるが、送信増幅器の非線形性の影響によって、結果
として広帯域となることが多いこと、及び、非線形変調
により形成された通信チャネルは、定包絡線の送信スペ
クトラムとなることに起因するものである。
【0056】これらの議論から、狭帯域の通信チャネル
621,622,623,624としては、周波数帯域の上
限値(5.250GHz)近傍及び下限値(5.150
GHz)近傍に設けられるものほど占有帯域幅が狭いも
のを設けることがより望ましいといえる。
【0057】また、周波数配置としては、狭帯域の通信
チャネル621,622の送信スペクトラムによる漏洩電
力が、広帯域の通信チャネル611の送信スペクトラム
による漏洩電力よりも大きくなった場合であってもよ
く、いずれの場合にも、周波数帯域の下限値(5.25
0GHz)における通信チャネル611の電力値と通信
チャネル621,622の電力値との和と、周波数帯域の
上限値(5.250GHz)における通信チャネル61
4の電力値と通信チャネル623,624の電力値との和
が、所定の規制値未満であるように、各通信チャネルを
配置すればよい。例えば、図5に示す例では、規制値を
約−30dB以上の値とすれば、帯域外漏洩電力を発生
することなく、各通信チャネルを配置することができ
る。
【0058】このように、広帯域の通信チャネル611
に対する第1の保護帯域631に、狭帯域の通信チャネ
ル621,622を配置し、広帯域の通信チャネル614
に対する第2の保護帯域632に、狭帯域の通信チャネ
ル623,624を配置した周波数配置を実現することが
できる。
【0059】無線通信システムは、このような周波数配
置を用いて通信を行うことによって、隣接する周波数帯
域を使用する他のシステムに妨害を与えることなく、広
帯域の通信チャネル611,612,613,614に加え
て、新たな狭帯域の通信チャネル621,622,6
3,624を確保することができ、電波資源の高効率利
用を図ることができる。
【0060】具体的には、無線通信システムは、以下に
示すように、広帯域の通信チャネル611,612,61
3,614と、狭帯域の通信チャネル621,622,62
3,624とを使い分けた情報の送受信を行うことができ
る。
【0061】まず、無線通信システムにおいては、狭帯
域の通信チャネル621,622,623,624を制御チ
ャネルとして用いることが考えられる。すなわち、無線
通信システムは、例えば報知情報を伝送したり、端末局
501,502,503が基地局10に対して位置登録を
行う際の位置情報を伝送するといったように、通信チャ
ネル621,622,623,624を用いて比較的情報量
の小さい制御情報を伝送する。
【0062】このようにすることによって、無線通信シ
ステムは、制御情報を伝送する際に、広帯域の通信チャ
ネル611,612,613,614を時分割する必要がな
く、通信チャネル611,612,613,614を用い
て、例えば動画データ等の比較的情報量の大きい情報を
途切れることなく伝送することが容易となる。
【0063】また、無線通信システムにおいては、アッ
プリンク回線として、狭帯域の通信チャネル621,6
2,623,624を用い、ダウンリンク回線として、
広帯域の通信チャネル611,612,613,614を用
いることが考えられる。すなわち、無線通信システム
は、例えば端末局501,502,503が基地局10を
経由してインターネットのホームページを閲覧する場合
のように、ダウンリンク時の情報量に対してアップリン
ク時の情報量が極端に少ない場合には、アップリンク回
線として、狭帯域の通信チャネル621,622,6
3,624を割り当て、ダウンリンク回線として、広帯
域の通信チャネル611,612,613,614を割り当
てる。
【0064】このようにすることによって、無線通信シ
ステムは、非対称な通信時にも、情報伝送のスループッ
トを低下させることがなく、例えば高速のダウンロード
を実現することができるといったように、ユーザの利便
性を向上させることができる。
【0065】さらに、無線通信システムにおいては、端
末局501,502,503が移動体電話等のバッテリを
電源とする携帯端末局であった場合には、アップリンク
回線として、常に狭帯域の通信チャネル621,622
623,624を割り当てることが考えられる。
【0066】このようにすることによって、無線通信シ
ステムにおいては、端末局501,502,503が要す
る送信電力を小さくすることができることから、結果と
して消費電力を下げることができる。また、端末局50
1,502,503は、送信増幅器26として、高出力が
得られるものを備える必要がないことから、低コスト化
を図ることもできる。
【0067】以上説明したように、基地局10と端末局
501,502,503とを備える無線通信システムは、
保護帯域に狭帯域の通信チャネルを設けた周波数配置の
周波数帯域が割り当てられ、広帯域の通信チャネルと狭
帯域の通信チャネルとを用いて無線通信を行うことによ
って、電波資源の高効率利用を図ることができる。
【0068】また、無線通信システムにおいては、狭帯
域の通信チャネルを制御チャネルとして用いることによ
って、広帯域の通信チャネルのスループットを低下させ
ることなく通信を行うことができる。
【0069】さらに、無線通信システムにおいては、情
報量の小さい情報を伝送する場合には、狭帯域の通信チ
ャネルを割り当て、情報量の大きい情報を高速に伝送す
る場合には、広帯域の通信チャネルを割り当てることに
よって、非対称な通信時にも、広帯域の通信チャネルの
スループットを低下させることなく通信を行うことがで
きる。
【0070】さらにまた、無線通信システムにおいて
は、バッテリを電源とする携帯端末局からのアップリン
ク回線として、常に狭帯域の通信チャネルを割り当てる
ことによって、携帯端末局の消費電力を抑えることがで
き、低コスト化を図ることができる。
【0071】すなわち、無線通信システムは、周波数資
源の有効利用を実現するとともに、高速の無線通信を実
現するものであり、ユーザに高い利便性を提供すること
ができるものである。
【0072】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、例えば、適用可能な周波数帯域
としては、いかなるものであってもよい。例えば、上述
した実施の形態では、5.2GHz帯を例として説明し
たが、本発明は、図6に示すように、5.250GHz
を下限値とするとともに、5.350GHzを上限値と
する100MHzの幅を有して割り当てられた5.3G
Hz帯であり、100MHzの幅を有する帯域を20M
Hzの間隔で4つの帯域に分割して各帯域に1つの通信
チャネルを設けることで、4つの通信チャネル711
712,713,714を設けるとともに、第1の保護帯
域731に、狭帯域の通信チャネル721,722を設け
るとともに、第2の保護帯域732に、狭帯域の通信チ
ャネル723,724を設けたものであっても適用するこ
とができる。
【0073】また、本発明は、広帯域の通信チャネルの
数及び狭帯域の通信チャネルの数は、いかなるものであ
ってもよい。例えば、上述した実施の形態では、4つの
広帯域の通信チャネルと、2つずつの狭帯域の通信チャ
ネルを設けるものとして説明したが、本発明は、図7に
示すように、5.3GHz帯であり、100MHzの幅
を有する帯域を10MHzの間隔で9つの帯域に分割し
て各帯域に1つの通信チャネルを設けることで、9つの
通信チャネル811,812,813,814,815,8
6,817,818,819を設けるとともに、第1の保
護帯域831に、狭帯域の通信チャネル821を設けると
ともに、第2の保護帯域832に、狭帯域の通信チャネ
ル822を設けたものであっても適用することができ
る。
【0074】さらに、本発明は、第1の保護帯域に設け
られる狭帯域の通信チャネルの数と、第2の保護帯域に
設けられる狭帯域の通信チャネルの数は、同一でなくて
もよい。
【0075】さらにまた、本発明は、第1の保護帯域及
び第2の保護帯域の両方に狭帯域の通信チャネルを設け
る必要はなく、少なくとも一方の保護帯域に狭帯域の通
信チャネルを設ければよい。
【0076】また、上述した実施の形態として示した無
線通信システムにおける基地局は、固定局であってもよ
く、移動局であってもよい。同様に、無線通信システム
における端末局は、移動体端末局であってもよく、固定
端末局であってもよい。
【0077】すなわち、本発明は、無線通信を行うシス
テムであれば、いかなるものにも適用できるものであ
り、システムを構成する各局の種別は問わないものであ
る。
【0078】以上のように、本発明は、その趣旨を逸脱
しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもな
い。
【0079】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる無線通信システムは、割り当てられた所定の周波数
帯域内に設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行
う無線通信システムであって、通信チャネルと、所定の
周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への通信チャネル
からの漏洩電力である帯域外漏洩電力の発生を回避する
ための第1の保護帯域に設けられた、通信チャネルより
も狭帯域の第1の狭帯域通信チャネル、及び/又は、所
定の周波数帯域の上限値以上の周波数帯域への通信チャ
ネルからの帯域外漏洩電力の発生を回避するための第2
の保護帯域に設けられた、通信チャネルよりも狭帯域の
第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の送信又は受
信を行う第1の局と、通信チャネルと、第1の狭帯域通
信チャネル及び/又は第2の狭帯域通信チャネルとを用
いて信号の受信又は送信を行う第2の局とを備える。
【0080】したがって、本発明にかかる無線通信シス
テムは、通信チャネルと、第1の保護帯域に設けられた
第1の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の保護帯域に
設けられた第2の狭帯域通信チャネルとを用いて、第1
の局と第2の局との間で無線通信を行うことによって、
電波資源の高効率利用の下に、無線通信を実現すること
ができる。
【0081】また、本発明にかかる無線通信方法は、割
り当てられた所定の周波数帯域内に設けられた通信チャ
ネルを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、通
信チャネルを用いて、第1の局と第2の局との間で通信
を行う第1の通信工程と、所定の周波数帯域の下限値以
下の周波数帯域への通信チャネルからの漏洩電力である
帯域外漏洩電力の発生を回避するための第1の保護帯域
に設けられた、通信チャネルよりも狭帯域の第1の狭帯
域通信チャネル、及び/又は、所定の周波数帯域の上限
値以上の周波数帯域への通信チャネルからの帯域外漏洩
電力の発生を回避するための第2の保護帯域に設けられ
た、通信チャネルよりも狭帯域の第2の狭帯域通信チャ
ネルを用いて、第1の局と第2の局との間で通信を行う
第2の通信工程とを備える。
【0082】したがって、本発明にかかる無線通信方法
は、通信チャネルと、第1の保護帯域に設けられた第1
の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の保護帯域に設け
られた第2の狭帯域通信チャネルとを用いて、第1の局
と第2の局との間で無線通信を行うことによって、電波
資源の高効率利用の下に、無線通信を実現することを可
能とする。
【0083】さらに、本発明にかかる無線通信装置は、
割り当てられた所定の周波数帯域内に設けられた通信チ
ャネルを用いて無線通信を行う無線通信装置であって、
通信チャネルと、所定の周波数帯域の下限値以下の周波
数帯域への通信チャネルからの漏洩電力である帯域外漏
洩電力の発生を回避するための第1の保護帯域に設けら
れた、通信チャネルよりも狭帯域の第1の狭帯域通信チ
ャネル、及び/又は、所定の周波数帯域の上限値以上の
周波数帯域への通信チャネルからの帯域外漏洩電力の発
生を回避するための第2の保護帯域に設けられた、通信
チャネルよりも狭帯域の第2の狭帯域通信チャネルとを
用いて信号の送信を行う送信手段と、通信チャネルと、
第1の狭帯域通信チャネル及び/又は第2の狭帯域通信
チャネルとを用いて信号の受信を行う受信手段とを備え
る。
【0084】したがって、本発明にかかる無線通信装置
は、送信手段によって、通信チャネルと、第1の保護帯
域に設けられた第1の狭帯域通信チャネル及び/又は第
2の保護帯域に設けられた第2の狭帯域通信チャネルと
を用いて信号を送信し、受信手段によって、通信チャネ
ルと、第1の保護帯域に設けられた第1の狭帯域通信チ
ャネル及び/又は第2の保護帯域に設けられた第2の狭
帯域通信チャネルとを用いて信号を受信することによっ
て、電波資源の高効率利用の下に、無線通信を実現する
ことができる。
【0085】さらに、本発明にかかる周波数配置方法
は、割り当てられた所定の周波数帯域内に設けられた通
信チャネルを用いて無線通信を行う無線通信システムで
用いられる周波数配置方法であって、所定の周波数帯域
の下限値以下の周波数帯域への通信チャネルからの漏洩
電力である帯域外漏洩電力の発生を回避するための第1
の保護帯域に通信チャネルよりも狭帯域の第1の狭帯域
通信チャネルを設ける、及び/又は、所定の周波数帯域
の上限値以上の周波数帯域への通信チャネルからの帯域
外漏洩電力の発生を回避するための第2の保護帯域に通
信チャネルよりも狭帯域の第2の狭帯域通信チャネルを
設ける。
【0086】したがって、本発明にかかる周波数配置方
法は、第1の保護帯域に第1の狭帯域通信チャネルを設
ける、及び/又は、第2の保護帯域に第2の狭帯域通信
チャネルを設けることによって、電波資源の高効率利用
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態として示す無線通信システ
ムの構成を説明するブロック図である。
【図2】同無線通信システムにおける基地局及び端末局
の構成を説明するブロック図である。
【図3】同無線通信システムに割り当てられる周波数帯
域の周波数配置を説明する図である。
【図4】図3に示す周波数配置のうち、第1の保護帯域
近傍を拡大して示す説明図である。
【図5】周波数配置の例としてシミュレーションにより
得られた結果を説明する図である。
【図6】同無線通信システムに割り当てられる他の周波
数帯域の周波数配置を説明する図である。
【図7】同無線通信システムに割り当てられる他の周波
数帯域の他の周波数配置を説明する図である。
【図8】1999年に電気通信技術審議会が「5MHz
帯の周波数を利用する広帯域移動アクセスシステムの技
術的条件」として、郵政省に答申した通信システムの周
波数帯域の周波数配置を説明する図である。
【図9】図8に示す周波数帯域に5つの通信チャネルを
設けたときの周波数配置を説明する図であって、保護帯
域が設けられる理由を説明するための図である。
【符号の説明】
1 符号化装置、 3 復号装置、 32 Iγ算出・
記憶回路、 33 Iα算出・記憶回路、 34 Iβ
算出・記憶回路、 35 軟出力算出回路、43 Iα
算出回路、 470,471,472,473,550,5
1,552,553,60,120 加算比較選択回
路、 511,512 Iβ算出回路、65,73,79
補正項算出回路、 67,75,81,90 絶対値
算出回路、 68,76,82,100 線形近似回
路、 130 パス選択部、 150,160 絶対値
データ選択部

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 割り当てられた所定の周波数帯域内に設
    けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う無線通信
    システムであって、 上記通信チャネルと、上記所定の周波数帯域の下限値以
    下の周波数帯域への上記通信チャネルからの漏洩電力で
    ある帯域外漏洩電力の発生を回避するための第1の保護
    帯域に設けられた、上記通信チャネルよりも狭帯域の第
    1の狭帯域通信チャネル、及び/又は、上記所定の周波
    数帯域の上限値以上の周波数帯域への上記通信チャネル
    からの帯域外漏洩電力の発生を回避するための第2の保
    護帯域に設けられた、上記通信チャネルよりも狭帯域の
    第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の送信又は受
    信を行う第1の局と、 上記通信チャネルと、上記第1の狭帯域通信チャネル及
    び/又は第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の受
    信又は送信を行う第2の局とを備えることを特徴とする
    無線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記通信チャネルは、上記所定の周波数
    帯域の上限値及び上記所定の周波数帯域の下限値の間で
    複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の無
    線通信システム。
  3. 【請求項3】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上記
    第1の保護帯域の間で複数設けられている、及び/又
    は、上記第2の狭帯域通信チャネルは、上記第2の保護
    帯域の間で複数設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上記
    所定の周波数帯域の下限値近傍に設けられるものほど占
    有帯域幅が狭いものである、及び/又は、上記第2の狭
    帯域通信チャネルは、上記所定の周波数帯域の上限値近
    傍に設けられるものほど占有帯域幅が狭いものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 上記所定の周波数帯域の下限値における
    上記通信チャネルの電力値と上記第1の狭帯域通信チャ
    ネルの電力値との和、及び/又は、上記所定の周波数帯
    域の上限値における上記通信チャネルの電力値と上記第
    2の狭帯域通信チャネルの電力値との和は、所定の規制
    値未満であることを特徴とする請求項1記載の無線通信
    システム。
  6. 【請求項6】 上記第1の局及び上記第2の局は、それ
    ぞれ、 少なくとも搬送波の振幅成分に情報を持たせる所定の線
    形変調を施す変調手段を有し、 上記変調手段により生成した信号を、上記通信チャネル
    を用いて伝送することを特徴とする請求項1記載の無線
    通信システム。
  7. 【請求項7】 上記第1の局及び上記第2の局は、それ
    ぞれ、 少なくとも搬送波の周波数成分及び/又は位相成分に情
    報を持たせる所定の非線形変調を施す変調手段を有し、 上記変調手段により生成した信号を、上記第1の狭帯域
    通信チャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネル
    うちの少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用いて伝
    送することを特徴とする請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 上記第1の局及び/又は上記第2の局
    は、それぞれ、上記第1の狭帯域通信チャネル及び/又
    は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少なくとも一方
    の狭帯域通信チャネルを用いて制御情報を伝送すること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 上記第1の局及び/又は上記第2の局
    は、それぞれ、伝送する情報の情報量が小さい場合に
    は、上記第1の狭帯域通信チャネル及び/又は上記第2
    の狭帯域通信チャネルのうち少なくとも一方の狭帯域通
    信チャネルを用いて上記情報を伝送することを特徴とす
    る請求項1記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 上記第1の局は、上記通信チャネルを
    用いて情報を上記第2の局へ伝送し、 上記第2の局は、上記第1の狭帯域通信チャネル及び/
    又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少なくとも一
    方の狭帯域通信チャネルを用いて情報を上記第1の局へ
    伝送することを特徴とする請求項1記載の無線通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 上記所定の周波数帯域は、5.15ギ
    ガヘルツ乃至5.25ギガヘルツ又は5.25ギガヘル
    ツ乃至5.35ギガヘルツであることを特徴とする請求
    項1記載の無線通信システム。
  12. 【請求項12】 上記第1の局は、基地局であり、 上記第2の局は、端末局であることを特徴とする請求項
    1記載の無線通信システム。
  13. 【請求項13】 上記第1の局は、固定局であり、 上記第2の局は、移動体端末局又は固定端末局であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の無線通信システム。
  14. 【請求項14】 上記第1の局は、移動局であり、 上記第2の局は、固定端末局又は移動体端末局であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の無線通信システム。
  15. 【請求項15】 割り当てられた所定の周波数帯域内に
    設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う無線通
    信方法であって、 上記通信チャネルを用いて、第1の局と第2の局との間
    で通信を行う第1の通信工程と、 上記所定の周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への上
    記通信チャネルからの漏洩電力である帯域外漏洩電力の
    発生を回避するための第1の保護帯域に設けられた、上
    記通信チャネルよりも狭帯域の第1の狭帯域通信チャネ
    ル、及び/又は、上記所定の周波数帯域の上限値以上の
    周波数帯域への上記通信チャネルからの帯域外漏洩電力
    の発生を回避するための第2の保護帯域に設けられた、
    上記通信チャネルよりも狭帯域の第2の狭帯域通信チャ
    ネルを用いて、上記第1の局と上記第2の局との間で通
    信を行う第2の通信工程とを備えることを特徴とする無
    線通信方法。
  16. 【請求項16】 上記通信チャネルは、上記所定の周波
    数帯域の上限値及び上記所定の周波数帯域の下限値の間
    で複数設けられていることを特徴とする請求項15記載
    の無線通信方法。
  17. 【請求項17】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記第1の保護帯域の間で複数設けられている、及び/又
    は、上記第2の狭帯域通信チャネルは、上記第2の保護
    帯域の間で複数設けられていることを特徴とする請求項
    15記載の無線通信方法。
  18. 【請求項18】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記所定の周波数帯域の下限値近傍に設けられるものほど
    占有帯域幅が狭いものである、及び/又は、上記第2の
    狭帯域通信チャネルは、上記所定の周波数帯域の上限値
    近傍に設けられるものほど占有帯域幅が狭いものである
    ことを特徴とする請求項17記載の無線通信方法。
  19. 【請求項19】 上記所定の周波数帯域の下限値におけ
    る上記通信チャネルの電力値と上記第1の狭帯域通信チ
    ャネルの電力値との和、及び/又は、上記所定の周波数
    帯域の上限値における上記通信チャネルの電力値と上記
    第2の狭帯域通信チャネルの電力値との和は、所定の規
    制値未満であることを特徴とする請求項15記載の無線
    通信方法。
  20. 【請求項20】 上記第1の通信工程は、少なくとも搬
    送波の振幅成分に情報を持たせる所定の線形変調を施す
    変調工程を有し、 上記第1の通信工程では、上記変調工程にて生成した信
    号を、上記通信チャネルを用いて伝送することを特徴と
    する請求項15記載の無線通信方法。
  21. 【請求項21】 上記第2の通信工程は、少なくとも搬
    送波の周波数成分及び/又は位相成分に情報を持たせる
    所定の非線形変調を施す変調工程を有し、 上記第2の通信工程では、上記変調工程にて生成した信
    号を、上記第1の狭帯域通信チャネル及び/又は上記第
    2の狭帯域通信チャネルうちの少なくとも一方の狭帯域
    通信チャネルを用いて伝送することを特徴とする請求項
    15記載の無線通信方法。
  22. 【請求項22】 上記第2の通信工程では、上記第1の
    狭帯域通信チャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チ
    ャネルのうち少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用
    いて制御情報を伝送することを特徴とする請求項15記
    載の無線通信方法。
  23. 【請求項23】 上記第2の通信工程では、伝送する情
    報の情報量が小さい場合には、上記第1の狭帯域通信チ
    ャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち
    少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用いて上記情報
    を伝送することを特徴とする請求項15記載の無線通信
    方法。
  24. 【請求項24】 上記第1の通信工程では、上記通信チ
    ャネルを用いて上記第1の局から上記第2の局へ情報を
    伝送し、 上記第2の通信工程では、上記第1の狭帯域通信チャネ
    ル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少な
    くとも一方の狭帯域通信チャネルを用いて上記第2の局
    から上記第1の局へ情報を伝送することを特徴とする請
    求項15記載の無線通信方法。
  25. 【請求項25】 上記所定の周波数帯域は、5.15ギ
    ガヘルツ乃至5.25ギガヘルツ又は5.25ギガヘル
    ツ乃至5.35ギガヘルツであることを特徴とする請求
    項15記載の無線通信方法。
  26. 【請求項26】 上記第1の局は、基地局であり、 上記第2の局は、端末局であることを特徴とする請求項
    15記載の無線通信方法。
  27. 【請求項27】 上記第1の局は、固定局であり、 上記第2の局は、移動体端末局又は固定端末局であるこ
    とを特徴とする請求項26記載の無線通信方法。
  28. 【請求項28】 上記第1の局は、移動局であり、 上記第2の局は、固定端末局又は移動体端末局であるこ
    とを特徴とする請求項26記載の無線通信方法。
  29. 【請求項29】 割り当てられた所定の周波数帯域内に
    設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う無線通
    信装置であって、 上記通信チャネルと、上記所定の周波数帯域の下限値以
    下の周波数帯域への上記通信チャネルからの漏洩電力で
    ある帯域外漏洩電力の発生を回避するための第1の保護
    帯域に設けられた、上記通信チャネルよりも狭帯域の第
    1の狭帯域通信チャネル、及び/又は、上記所定の周波
    数帯域の上限値以上の周波数帯域への上記通信チャネル
    からの帯域外漏洩電力の発生を回避するための第2の保
    護帯域に設けられた、上記通信チャネルよりも狭帯域の
    第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の送信を行う
    送信手段と、 上記通信チャネルと、上記第1の狭帯域通信チャネル及
    び/又は第2の狭帯域通信チャネルとを用いて信号の受
    信を行う受信手段とを備えることを特徴とする無線通信
    装置。
  30. 【請求項30】 上記通信チャネルは、上記所定の周波
    数帯域の上限値及び上記所定の周波数帯域の下限値の間
    で複数設けられていることを特徴とする請求項29記載
    の無線通信装置。
  31. 【請求項31】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記第1の保護帯域の間で複数設けられている、及び/又
    は、上記第2の狭帯域通信チャネルは、上記第2の保護
    帯域の間で複数設けられていることを特徴とする請求項
    29記載の無線通信装置。
  32. 【請求項32】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記所定の周波数帯域の下限値近傍に設けられるものほど
    占有帯域幅が狭いものである、及び/又は、上記第2の
    狭帯域通信チャネルは、上記所定の周波数帯域の上限値
    近傍に設けられるものほど占有帯域幅が狭いものである
    ことを特徴とする請求項31記載の無線通信装置。
  33. 【請求項33】 上記所定の周波数帯域の下限値におけ
    る上記通信チャネルの電力値と上記第1の狭帯域通信チ
    ャネルの電力値との和、及び/又は、上記所定の周波数
    帯域の上限値における上記通信チャネルの電力値と上記
    第2の狭帯域通信チャネルの電力値との和は、所定の規
    制値未満であることを特徴とする請求項29記載の無線
    通信装置。
  34. 【請求項34】 上記送信手段は、少なくとも搬送波の
    振幅成分に情報を持たせる所定の線形変調を施す変調手
    段を有し、 上記変調手段により生成した信号を、上記通信チャネル
    を用いて送信することを特徴とする請求項29記載の無
    線通信装置。
  35. 【請求項35】 上記送信手段は、 少なくとも搬送波の周波数成分及び/又は位相成分に情
    報を持たせる所定の非線形変調を施す変調手段を有し、 上記変調手段により生成した信号を、上記第1の狭帯域
    通信チャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネル
    うちの少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用いて送
    信することを特徴とする請求項29記載の無線通信装
    置。
  36. 【請求項36】 上記送信手段は、上記第1の狭帯域通
    信チャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネルの
    うち少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用いて制御
    情報を送信することを特徴とする請求項29記載の無線
    通信装置。
  37. 【請求項37】 上記送信手段は、送信する情報の情報
    量が小さい場合には、上記第1の狭帯域通信チャネル及
    び/又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少なくと
    も一方の狭帯域通信チャネルを用いて上記情報を送信す
    ることを特徴とする請求項29記載の無線通信装置。
  38. 【請求項38】 基地局である場合には、上記送信手段
    により上記通信チャネルを用いて情報を端末局へ送信
    し、 端末局である場合には、上記送信手段により上記第1の
    狭帯域通信チャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チ
    ャネルのうち少なくとも一方の狭帯域通信チャネルを用
    いて情報を基地局へ送信することを特徴とする請求項2
    9記載の無線通信装置。
  39. 【請求項39】 上記所定の周波数帯域は、5.15ギ
    ガヘルツ乃至5.25ギガヘルツ又は5.25ギガヘル
    ツ乃至5.35ギガヘルツであることを特徴とする請求
    項29記載の無線通信装置。
  40. 【請求項40】 基地局であることを特徴とする請求項
    29記載の無線通信装置。
  41. 【請求項41】 固定局又は移動局であることを特徴と
    する請求項40記載の無線通信装置。
  42. 【請求項42】 端末局であることを特徴とする請求項
    29記載の無線通信装置。
  43. 【請求項43】 移動体端末局又は固定端末局であるこ
    とを特徴とする請求項42記載の無線通信装置。
  44. 【請求項44】 割り当てられた所定の周波数帯域内に
    設けられた通信チャネルを用いて無線通信を行う無線通
    信システムで用いられる周波数配置方法であって、 上記所定の周波数帯域の下限値以下の周波数帯域への上
    記通信チャネルからの漏洩電力である帯域外漏洩電力の
    発生を回避するための第1の保護帯域に上記通信チャネ
    ルよりも狭帯域の第1の狭帯域通信チャネルを設ける、
    及び/又は、上記所定の周波数帯域の上限値以上の周波
    数帯域への上記通信チャネルからの帯域外漏洩電力の発
    生を回避するための第2の保護帯域に上記通信チャネル
    よりも狭帯域の第2の狭帯域通信チャネルを設けること
    を特徴とする周波数配置方法。
  45. 【請求項45】 上記通信チャネルは、上記所定の周波
    数帯域の上限値及び上記所定の周波数帯域の下限値の間
    で複数設けられていることを特徴とする請求項44記載
    の周波数配置方法。
  46. 【請求項46】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記第1の保護帯域の間で複数設けられている、及び/又
    は、上記第2の狭帯域通信チャネルは、上記第2の保護
    帯域の間で複数設けられていることを特徴とする請求項
    44記載の周波数配置方法。
  47. 【請求項47】 上記第1の狭帯域通信チャネルは、上
    記所定の周波数帯域の下限値近傍に設けられるものほど
    占有帯域幅が狭いものである、及び/又は、上記第2の
    狭帯域通信チャネルは、上記所定の周波数帯域の上限値
    近傍に設けられるものほど占有帯域幅が狭いものである
    ことを特徴とする請求項46記載の周波数配置方法。
  48. 【請求項48】 上記所定の周波数帯域の下限値におけ
    る上記通信チャネルの電力値と上記第1の狭帯域通信チ
    ャネルの電力値との和、及び/又は、上記所定の周波数
    帯域の上限値における上記通信チャネルの電力値と上記
    第2の狭帯域通信チャネルの電力値との和は、所定の規
    制値未満であることを特徴とする請求項44記載の周波
    数配置方法。
  49. 【請求項49】 上記通信チャネルは、通信を行う局が
    備える変調手段により少なくとも搬送波の振幅成分に情
    報を持たせる所定の線形変調を施して生成した信号の伝
    送に用いられることを特徴とする請求項44記載の周波
    数配置方法。
  50. 【請求項50】 上記第1の狭帯域通信チャネル及び/
    又は上記第2の狭帯域通信チャネルうちの少なくとも一
    方の狭帯域通信チャネルは、通信を行う局が備える変調
    手段により少なくとも搬送波の周波数成分及び/又は位
    相成分に情報を持たせる所定の非線形変調を施して生成
    した信号の伝送に用いられることを特徴とする請求項4
    4記載の周波数配置方法。
  51. 【請求項51】 上記第1の狭帯域通信チャネル及び/
    又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少なくとも一
    方の狭帯域通信チャネルは、制御情報の伝送に用いられ
    ることを特徴とする請求項44記載の周波数配置方法。
  52. 【請求項52】 上記第1の狭帯域通信チャネル及び/
    又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち少なくとも一
    方の狭帯域通信チャネルは、伝送する情報の情報量が小
    さい場合には、上記情報の伝送に用いられることを特徴
    とする請求項44記載の周波数配置方法。
  53. 【請求項53】 上記通信チャネルは、基地局から端末
    局への情報の伝送に用いられ、上記第1の狭帯域通信チ
    ャネル及び/又は上記第2の狭帯域通信チャネルのうち
    少なくとも一方の狭帯域通信チャネルは、上記端末局か
    ら上記基地局への情報の伝送に用いられることを特徴と
    する請求項44記載の周波数配置方法。
  54. 【請求項54】 上記所定の周波数帯域は、5.15ギ
    ガヘルツ乃至5.25ギガヘルツ又は5.25ギガヘル
    ツ乃至5.35ギガヘルツであることを特徴とする請求
    項44記載の周波数配置方法。
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