JP2001309299A - 共通の特性を有する放送された伝送情報と記録された伝送情報を表示する方法及び受信器 - Google Patents
共通の特性を有する放送された伝送情報と記録された伝送情報を表示する方法及び受信器Info
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Abstract
を黒くせずにユーザの好みに応じて広告シーケンスを表
示する方法及び受信器を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、送信器によってディジタルテ
レビジョン受像機へ放送される短いオーディオビジュア
ル伝送情報の受信及び表示に関する。受信器には大きな
記憶容量が与えられる。短いオーディオビジュアル伝送
情報は一般的には広告スポットである。本発明によれ
ば、短いオーディオビジュアル伝送情報は、受信器で受
信されると、以前に受信器に記録された同じ種類の伝送
情報によって自動的に置き換えられる。受信器は、或る
種類のオーディオビジュアル伝送情報の放送の終了時に
伝送情報の通常の表示を再開する。伝送情報の記録は、
ユーザの好みに従って実行されうる。ユーザの好みは設
定段階中に定義される。本発明はまた方法を実施するた
めの受信器に関する。
Description
送されるオーディオビジュアル伝送情報を表示する方
法、及びオーディオビジュアル伝送情報用の受信器に係
る。本発明は、更に特定的には、ディジタルテレビジョ
ン受像機/デコーダ、又は以下単に「デコーダ」と称す
る装置に係る。今日、このような機器には数時間のオー
ディオビジュアル内容を記録することが可能なハードデ
ィスクが設けられている。
ント」と称されるオーディオビジュアル伝送情報と、こ
れらを参照するためのデータとを放送する。サービスと
は、特定のストリーム中で放送される一連のイベントで
ある。参照データは、例えばDVB−SI仕様書("Dig
ital Video Broadcast − specification for ServiceI
nformation")EN300468V1.3.1(ETS
Iにより発行)に記載されている。参照データは、テー
ブルの形式をとり、放送網上で伝送されるオブジェクト
を記述する記述子とされる。テーブルは、放送されるイ
ベントに関する参照データ、例えば、タイトル、放送の
時間、放送チャンネル、概略等を含む。一般的には、D
VB−SI規格によるストリームは、以下のテーブル、
NIT,SDT,EIT、場合によってはBATを含
む。NITテーブルは、ネットワークの一般的な構造を
定義し、放送される搬送ストリーム及びサービスのリス
トを示す。SDTテーブルは、サービスに関する追加的
な情報、例えばサービスの暗号化されていない名前を与
える。EITテーブルは、各サービスについてのイベン
トのリストを示す。これは特に、現在放送されているイ
ベントを示すことを可能とする。BATテーブルは、幾
つかのサービスを、幾つかの放送ネットワークによって
出力されうるサービスの束へまとめる。
て規格化されていない補足情報を追加するために放送者
が特定の用途に使用しうるいわゆる所有者フィールドも
指定されている。
ーケンスを放送する。これらのシーケンスは非常に多様
であり、例えば、スポーツ、自動車、メンテナンス製
品、家庭用電化製品、歌などがある。広告区間は、一般
的には同じトピックではない1つ以上の広告シーケンス
を含む。ユーザは、通常は、幾つかのトピックに関心が
あるが、全てのトピックに関心があるわけではない。ユ
ーザは自分のデコーダに多数の好みのトピックによって
定義されるプロファイルを入力しうる。デコーダは、ユ
ーザのプロファイルに対応するトピックを有するイベン
トが表示されることを許すフィルタを有する。しかしな
がら、広告シーケンスがフィルタされると、テレビジョ
ン画面は黒くなり、ユーザにとって不愉快なものとな
る。
グされた時点において、ユーザに幾つかの特徴を有する
広告シーケンスを提供することを目的とする。
ィオビジュアル伝送情報を表示する手段を有するディジ
タルテレビジョン受像機において放送中央局から放送さ
れたオーディオビジュアル伝送情報を表示する方法であ
って、上記放送中央局によって放送されるオーディオビ
ジュアル伝送情報及び少なくとも1つのサービス情報ア
イテムを受信する段階と、受信されたオーディオビジュ
アル伝送情報を表示する第1の段階と、記録されたオー
ディオビジュアル伝送情報を読み出す段階と、受信され
た上記オーディオビジュアル伝送情報の少なくとも一部
を置き換えると共に上記読み出されたオーディオビジュ
アル伝送情報を表示する第2の段階とを含み、上記第2
の段階はサービス情報アイテムによって決められる時点
においてトリガされることを特徴とする方法である。
ーケンスをデコーダに記録された広告シーケンスによっ
て置き換える。
報は放送ネットワークから発せられたものである。他の
改善点によれば、ネットワークから発せられた伝送情報
は、デコーダ中に記憶されたデータによって定義される
基準と一致する場合に記録される。他の改善点によれ
ば、記録された伝送情報はユーザによって選択されるプ
ロファイルに対応する。このようにして、テレビジョン
はユーザの好みに応じて伝送情報を表示する。
の好みのリストを入力する。このリストにより、デコー
ダは、ユーザの好みに対応する広告シーケンスであり従
って記録されねばならない広告シーケンスを自動的に選
択することが可能となる。受信器のメモリは、プロファ
イル識別子によって選択可能な幾つかの好みのリストを
含みうる。他の改善点によれば、記録物の表示の終了時
に、デコーダは広告でないイベントの再開を記録する。
ときデコーダは放送された伝送情報を直ぐには表示せ
ず、広告区間が終わるまで記録物を表示しつづけ、一方
で広告区間に続いて放送されるイベントを開始を記録す
る。一時記憶メモリで実行される記録物により、ユーザ
が第1のタイプの伝送情報の一部を見のがすことが防止
される。
される伝送情報を受信する手段と、少なくとも1つのオ
ーディオビジュアル伝送情報を含むメモリと、伝送情報
を表示する手段とを含むディジタルオーディオビジュア
ル伝送情報用の受信器であって、中央局によって放送さ
れる伝送情報には、放送中央局によって伝送されるサー
ビス情報アイテムに含まれる特性によって同定される2
つの種類があること、並びに、デコーダは、受信手段に
よって受信される伝送情報の種類の変化を検出する第1
の手段と、現在放送されている第1の種類の伝送情報又
はメモリに記録された伝送情報を表示するよう伝送情報
を選択する手段とを含むこと、また、選択手段は第2の
種類の伝送情報を放送することによって記録された伝送
情報が表示されるよう検出手段によって制御されること
を特徴とする受信器である。
方向通信ネットワークへの接続の手段と通信するための
回路を含むオーディオビジュアル伝送情報受信機器であ
る。機器は、主機器から生ずる供給電圧を伝送する第1
のコネクタと、周辺機器の接続を可能とする第2のコネ
クタと、第1のコネクタ上の供給電圧の有無を検出する
手段とを含む。この検出手段は、供給電圧が出現した時
に切換制御信号を発生する。制御信号は、検出信号に接
続された切換回路を作動させ、それにより機器を、供給
電圧がない場合は機器が周辺機器に対して主機器として
作用する第1のいわゆる主動作モードから、機器が供給
電圧を発生する主機器に対して周辺機器として作用する
いわゆる第2の周辺動作モードへ切り換える。
接続手段を有する通信用の回路を含むオーディオビジュ
アル伝送情報受信装置であって、主機器から生ずる供給
電圧の伝送用の少なくとも1つの導線を含む主機器との
通信用のバスの第1のコネクタと、周辺機器の接続を可
能とする各第2のコネクトとの通信用のバスの少なくと
も1つの第2のコネクタと、第1のコネクタ上の供給電
圧の有無を検出する手段とを含み、検出手段は第1のコ
ネクタに接続され、供給電圧が出現したときに検出手段
に連結される切換回路への切換を制御する信号を発生さ
せ、それにより機器を、供給電圧がない場合は機器が周
辺機器に対して主機器として作用する第1のいわゆる主
動作モードから、機器が供給電圧を発生する主機器に対
して周辺機器として作用するいわゆる第2の周辺動作モ
ードへ切り換えるオーディオビジュアル伝送情報受信装
置によって達成される。
ては、以下の制限的でない例としての添付の図面を参照
して説明を読むことにより明らかとなろう。
る。受信器は、例えばDVB仕様書によるデコーダであ
る。受信器はISO/IEC13818−1トランスポ
ート層を使用する。
1はデコーダのチューナ2に接続される。チューナ2に
よって供給される信号は復調器3によって復調される。
復調されたデータはインタレース解除され、誤り補正回
路4によって補正され、デマルチプレクサ5へ送信され
る。デマルチプレクサ5は、マイクロプロセッサ23に
よってプログラムされた幾つかのフィルタを、受信器に
よってサポートされる様々なアプリケーションの機能と
して含む。マイクロプロセッサ23は、オペレーティン
グシステムと、例えばEPGといったアプリケーション
を実施するための常駐又はダウンロードされたプログラ
ムとを含むメモリ12に接続される。メモリは、単一の
ブロックとして図示されているが、物理的には、例えば
ランダムアクセスメモリRAM、読出し専用メモリRO
M、再びプログラムすることが可能なメモリEEPRO
M又はFLASHといった異なる種類の幾つかのブロッ
クを含みうるものである。読出し専用メモリROMは、
デコーダの基本プログラムを含む。このプログラムは、
デマルチプレクサをプログラムすること、遠隔制御装置
によって伝送された命令を受信すること、メモリの中に
記録されポインタによって指定されるビデオシーケンス
を表示することといった入出力管理ルーチンを含む。
は他のアプリケーションに関する制御メニュー又はグラ
フィックメニューが発生されることを可能とする。発生
されるビデオ信号は、ビデオデコーダ17から生ずるビ
デオ信号のうちの1つと多重化され、テレビジョン22
に結合されるSCARTソケットとされる。多重化回路
20は、マイクロプロセッサ23によって管理される。
受信器には、赤外線リンク24によってマイクロプロセ
ッサに結合される遠隔制御装置11も与えられる。図面
の明瞭性のため、マイクロプロセッサ23の最も重要な
接続のみが示されている。
オーディオ又はビデオセクション又はパケットは、バッ
ファメモリ6の所定の領域に記憶される。受信器はま
た、情報の高速転送を可能とするインタフェース26に
よってマイクロプロセッサ23に結合されるハードディ
スク25を含む。ハードディスクは、有利にはデコーダ
と一体化されるが、別個の機器部分の形状で与えられる
ものであってもよい。ディスクの支持体は取り外し可能
であってもよい。マイクロプロセッサ23によって実行
可能なプログラムは、デマルチプレクサ5によってバッ
ファメモリ6中に記憶されたデータを解析し、それらが
ユーザによって選択されたプロファイルに対応するか否
か判定する。対応する場合、データはハードディスク2
5に記録される。ディスクの容量は、圧縮形式(例えば
MPEG2)で少なくとも数時間のオーディオビジュア
ル伝送情報を記録することを可能とする。ハードディス
クの一部は、広告シーケンスを記録するために割り当て
られる。「MEM_ENR」と称される部分は、「i」
個のプロファイルがある場合は同数の領域「MEM_E
NRi」へ分割される。プログラムはまた、受信される
各伝送情報のDVBSIテーブルの所有者記述子に含ま
れる所有者フィールドを解析し、それにより伝送情報が
広告シーケンスであるか否かを判定する。「広告シーケ
ンス」という用語は例として与えられるものである。本
発明のためには、デコーダによって判定可能なトピック
を有する十分に短いイベントが使用されうる。
ムは記録された広告シーケンスをハードディスク25か
ら抽出し、それらをテレビジョン画面22へ送信する。
そうでなければ、伝送情報は広告シーケンスでないた
め、表示されるべくオーディオ/ビデオデコーダ16及
び17へ送信される。プログラムはまた、広告記録物の
読出しの終了を検出する。検出器がもはや広告シーケン
スを受信せず、記録物の読出しの終了であるとき、プロ
グラムはテレビジョン画面へ広告でない伝送情報を送信
する。図2は、本発明を実施するための様々な段階につ
いて示す図である。最初に(ステップ1)、ユーザは、
好みのトピックのリストであるプロファイルを設定する
ために設定モジュールを呼び出す。ステップ2におい
て、デコーダは広告区間の次の受信を知らせる所有者記
述子に含まれる識別子が放送されたか否か検出する。検
出は、以下の2つの段階で実行される2つのプログラム
モジュールの実行をトリガする。即ち、捕捉モジュール
は幾つかの放送広告シーケンスを記録し、表示モジュー
ルは以前に記録されている広告記録物を表示する。
ザに対して、プロファイル識別子「IDENT」を0乃
至9の数字の形式で入力するよう指示する。この値は、
ユーザの識別子と同一であっても良いが、同一のユーザ
に対して幾つかのプロファイルが関連付けられてもよ
い。例えば、ユーザは、必ずしも夕方と朝に同じ好みを
有さなくともよい。有利には、設定テーブルによってユ
ーザに対して利用可能なトピックのリストがメニューの
形式で示される。これらのトピックは、例えば「スポー
ツ」、「自動車」、「歌」、「メンテナンス製品」等と
いった表示される文字列の形式でありうる。ユーザは自
分の遠隔制御装置上のボタンを使用して、自分の好みに
従ったトピックを選択する。
クのリストの更新は、特別なサービスの放送データをダ
ウンロードすることによって実行される。第1の変形例
によれば、広告シーケンス放送は、所有者記述子の中
に、1つ以上の文字列によってトピックを特定する所有
者フィールドを有する。デコーダは、広告シーケンスが
受信されたときと同様にトピックのリストを設定し、リ
ストに新しいトピックが付加される。第2の実施例によ
れば、所有者記述子の中に書き込まれた特定的な識別子
を有するデータブロック中で完全なリストが放送され、
かかるリストは略即時的に利用可能であり、容易に更新
が行なわれる。3つの場合に、トピックは所有者フィー
ルド中で符号化されうる(例えば、「ID123」、
「ID956」、「ID742」)。デコーダは、コー
ドと文字列との対応性のテーブルを含む(ID123=
「スポーツ」、ID956=「自動車」、ID742=
「歌」)。
る方法は自動的に実行されうる。このために、デコーダ
はユーザの挙動について解析し、ユーザによるプログラ
ムの選択に基づいてユーザのプロファイルを決定する。
を表わす図である。これは、特に各プロファイルに対応
する一般的なデータを表わす「TAB_PRO」テーブ
ルと、全ての広告記録物の記述子を含む「TAB_EN
Ri」テーブルとを含む。
ルド、ユーザ及びユーザプロファイルの識別子(IDE
NT)と、TAB_ENRiテーブルのポインタ「AD
R_DEBi」及び「ADR_FINi」と、TAB_
ENRiテーブルの読出しポインタ「PT_Rdi」及
び書込みポインタ「PT_Wri」の値と、ユーザによ
って選択されるプロファイル「i」のトピックのリスト
と、を含む。
タを初期化する。ユーザは、プロファイル「i」の識別
子を選択し、好みのトピックのリストをそれに関連付け
る。ADR_DEBiは、ユーザiの記録物のテーブ
ル、即ち「TAB_ENRi」の第1のアドレスを指
す。最初には、記録物はなく、このテーブルの開始アド
レスADR_DEBiと終端アドレスADR_FINi
は等しい。モジュールは、記録物のテーブルの最初の利
用可能な記述子、即ちADR_DEBiを指すようPT
_Wriを初期化する。PT_Rdiは、このユーザの
ための記録が行われていないことを示す値「0000」
をとる。テーブルTAB_ENRiの読出し及び更新
は、循環式に行なわれ、即ち、PT_Rdi及びPT_
Wriの値はADR_DEBi及びADR_FINiか
ら増加し、ADR_FINiを超過したときに再びAD
R_DEBiの値をとる。
以下のフィールド、記録物の通し番号「j」と、MEM
_ENRi中の記録物jのアドレス「PT_RECi.
j」と、記録物jの持続時間と、記録物jのトピック
と、を含む。
j)で同定される。設定モジュールは、ポインタREC
i.1の最初の値を利用可能な領域MEM_ENRiへ
初期化する。領域MEM_ENRiのサイズは、各プロ
ファイルについてのシーケンスの記録及び表示の全体持
続時間に依存する。設定モジュールは、この持続時間を
例えば30分間に固定しうる。特定の簡単な方法で、記
録物はハードディスク中に連続している。ポインタRE
Ci,jの値は連続し、一方で最大持続時間に達してい
なければ、受信される最後のシーケンスがMEM_EN
Ri中に追加されることが可能である。次に、受信され
る最後のシーケンスは、最も古いものを上書きすること
によって書き込まれる。
シーケンスに対応するデータパケットは、各シーケンス
のトピックを個々に解析する捕捉モジュールに送信され
る。このトピックがユーザによって選択されるプロファ
イルに対応する場合、シーケンスはハードディスクに記
録されねばならない。
ローチャートを示す図である。ステップ1において、デ
マルチプレクサはデータパケットを検出するようプログ
ラムされ、マイクロプロセッサはそれらが広告シーケン
スに対応するかどうか判定する。変形例として、中央局
は、広告区間の放送を知らせる信号を或る時点における
一定の持続時間の信号を伝送しうる。この場合、各シー
ケンスについてその広告の性質を示す必要はない。ステ
ップ2において、広告区間が検出されると、復号化器の
作業メモリ中に第1の広告シーケンスが格納される。ス
テップ3において、モジュールはカウンタ「I」を初期
化し、テーブルTAB_PRO(i=1)から始まって
格納された全てのプロファイルを走査することを可能と
する。ステップ4において、モジュールは、受信された
シーケンスの1つ以上のトピックが現在解析されている
I番目のプロファイルのトピックのリストに含まれるか
否か試験する。試験では、TAB_PROの好みのリス
トから、受信されたシーケンスの「TOPIC」記述子
に書き込まれた文字列について探索する。文字列が見つ
かれば、シーケンスはプロファイルに対応する。同一の
シーケンスについて、例えば「自動車」用の「メンテナ
ンス製品」といった幾つかのトピックがある場合があ
る。この場合は、トピックの数だけ試験を行なう必要が
ある。
い場合、シーケンスは無視され、モジュールは直接ステ
ップ7へ進む。そうでなければ、作業メモリに格納され
たトピックはポインタPT_Wriによって指定される
アドレスに記録される(ステップ5)。次にステップ6
において、ポインタPT_Wriは次の記録物を書き込
むためのアドレスによって更新される。ポインタは循環
式に管理されるため、記録の全体持続時間に達したと
き、PT_WriはTAB_ENRiの開始の値「TA
B_DEBi」に初期化される。捕捉モジュールはま
た、テーブル中に広告記録物の持続時間及びトピックを
書き込む。ステップ7において、モジュールはこれがT
AB_PROテーブルの最後のプロファイルであるか否
か試験し、そうであれば、ステップ8においてカウンタ
「I」に1が加算され、それによりTAB_PROテー
ブル中の次のプロファイルが指される。最後のプロファ
イルが処理されたばかりであれば、新しい広告シーケン
スを検出するために、モジュールはステップ2へ戻る。
幾つかのプロファイルリストが同じトピックを有する場
合(図3の例では「歌」)、このトピックを有するシー
ケンスは、このトピックがリスト中にある数と同じ回数
だけ記録される。
うに説明されたため、以下、表示モジュールの動作につ
いて説明する。表示モジュールは、デマルチプレクサが
広告区間を受信するたびに呼び出される。この期間は、
イベントの瞬間、又は2つのイベント間に放送される。
モジュールは、ポインタ「PT_Rdi」によって指さ
れる記録物を画面上に表示するためのタスクを開始す
る。放送された広告シーケンスは、捕捉モジュールによ
って扱われる。このように本発明の本質的な目的の1つ
が達成されたことがわかる。即ち、復号化器は、画面上
で、放送シーケンスのグループをユーザによって選択さ
れたプロファイルに対応する記録されたシーケンスから
なるグループによって置き換える。
記録物の表示の終端において丁度生ずるわけではない。
復号化器は、記録物の表示が終了することを許す。この
場合、表示された広告区間は、放送された期間よりも長
い時間に亘って持続する。広告記録物が終了したときに
放送されたイベントの開始を見のがさないように、デコ
ーダはハードディスク25又は作業メモリ中の一時記憶
メモリにイベントを記録する。広告記録物の表示の終了
のとき、デコーダは一時記憶メモリの内容を表示するた
めのタスクを開始させる。一時記憶メモリは、キューで
(或いはFIFO「先入れ先出し」法で)管理される。
従って、イベントの表示は、一定の持続時間Δtだけ時
間についてずらされ、この機能は「時間シフト」と称さ
れる。広告区間の次の放送中、このシフトは記録された
広告区間の表示の持続時間を減少させることによって補
償されうる。
の動作の方法を示す図である。ステップ1において、デ
マルチプレクサは、広告区間の放送の開始を検出するよ
うプログラムされる。ステップ2において、広告区間が
検出される。ステップ3において、デコーダは、放送者
によって所望のイベントの時点において新しい広告区間
を表示するよう一時記憶メモリが空にされるまで待つ。
この時点において、モジュールはPT_Rdiによって
指される記録物について探索し(ステップ4)、その表
示を開始する。ステップ5において、PT_Rdiは、
表示されるべき次の記録物を指すよう更新される。上述
において、読み出しポインタは循環式に移動し、各記録
物を順次に指すことが説明された。本例では、プロファ
イル番号2に対応するメモリMEM_ENR2には、1
乃至5の番号が付される。5番目が読み出されたとき、
モジュールは1番目の要素をアドレス指定するよう初期
化される。
物の表示が終了したか否かを試験する。結果が「ノー」
であれば(ステップ7)モジュールは放送された広告区
間が終了したばかりであるか否か試験する。そうでなけ
れば、プログラムは連続的にステップ6及び7へ戻る。
放送された期間が終了したばかりであれば(時点T
1)、モジュールは「時間シフト」のメモリ中の放送さ
れたイベントの記録物を開始し、次にステップ6及び7
へ戻る。ステップ8は、広告区間の放送中に一回だけ実
行される。
は、広告区間がまだ放送されるか否か試験する(ステッ
プ9)。この期間が放送される限り、モジュールはステ
ップ4へ戻り、毎回新しい記録物の表示を開始する。そ
うでなければ、(時点T2、ステップ10)、イベント
は再び放送され、広告記録物は丁度終了したばかりであ
るため、イベントの表示は再開される。時間シフトは、
T2とT1の間の差に等しい(Δt=T2−T1)。モ
ジュールは「時間シフト」の一時記憶メモリ中のビデオ
シーケンスの表示を開始し、ステップ2へ戻り、広告区
間が新しく放送されるのを待つ。
で古い記録物が最近の放送によって上書きされることが
説明された。この態様では、表示モジュールと記録モジ
ュールの間には同期はない。変形例は、メモリが未表示
の記録物でいっぱいのときに瞬間的に記録物を停止する
こと、及び表示された途端に記録物を消去することから
なる。消去により、メモリが解放され、それにより新し
いシーケンスの記録を可能とする。この変形例は、古い
シーケンスを表示させる。
れる記録物の時間に亘る展開を示す図である。「THE FI
LM」と称される映画は、2つの広告区間によって3つの
部分に分割される。ユーザはプロファイル2を選択して
おり、このプロファイルの記録物のメモリは最初は図3
に示されるようなものである。プロファイル2のトピッ
クは「スポーツ、自動車、サービス提供、歌」である。
ン画面上に、時間シフト無しにイベント「THE FILM」を
表示する。時点T2において、3つのシーケンスからな
る広告区間が放送される。デコーダは、TAB_ENR
2テーブル中をTP_Rd2によって指される記録物、
即ちトピックとして「サービス提供」を有しアドレスR
EC2.4にある1’02”の記録物について探索し、
それを表示し始める。その終端において、広告区間はま
だ放送されており、デコーダはアドレスREC2.5
(j=5)で読み出される次の記録物を表示する。時点
T3において、広告シーケンスBが放送され、そのトピ
ック「スポーツ」はプロファイル2に対応し、従ってハ
ードディスク中に記録される。この記録物の記述子はP
T_Wrによって指され、位置j=3を占める。シーケ
ンスBの記録物のアドレス、持続時間及びトピックは、
この記述子中で更新される。次にPT_Wr2が更新さ
れ、次の記述子(j=4)を指す。時点T4において、
広告シーケンスCが放送される。そのトピック「歌」は
プロファイル2のシーケンスBに対応し、従ってハード
ディスク中に記録される。そのパラメータは記述子j=
4に書き込まれる。次にPT_Wr2が更新され、次の
記述子を指す(j=5)。
る。この時点において、記録物REC2.2(j=5)
が表示され、時点T6において終了する。デコーダは、
「時間シフト」の一時記憶メモリ中に、時点T5とT6
の間に方法されたイベントの部分を記録する。時点T6
から、デコーダは一時記憶メモリの開始から読み出され
たイベント「THE FILM」を表示する。この時点以降、映
画の第2部の放送と、第2部の表示との間には(Δ=T
6−T5)の時間シフトがある。このシフト(Δ)は、
図6中、時間軸上で相互にずらされたグレーの垂直の帯
によって示される。
され、デコーダはもはや一時記憶メモリ中には記録しな
い。[T7+(T6−T5)]]に等しい時点T8にお
いて、フィルムの第2部の全てが表示されており、一時
記憶メモリは空である。次に、デコーダはTAB_EN
R2テーブル中を、PT_Rd2によって指される記録
物、即ちトピック「スポーツ」を有する記録物(j=
3)について探索する。これは実際に、第1の広告区間
中に放送された広告Bである。偶然に、時点T9におい
て、放送された広告区間が記録物の表示と同時に終了す
ることがあり、その場合、映画の第3部は映画の終了ま
でシフト無しに表示されうる。この場合、広告区間の次
の放送まで、もはや「時間シフト」機能を使用する必要
なない。
レベルで記録物によって常に置き換えられる。しかしな
がら、トピックをシーケンスの一番始めから検出するこ
とが可能であり、プロファイルに対応する場合は、これ
を直接的に表示し、同時に記録することが可能である。
この改善点は、特にプロファイルが多くのトピックを含
み、特にユーザが全てのトピックを選択することによ
り、フィルタリングを行なわず放送された全てのシーケ
ンスを表示しようとする場合に使用される。この改善点
は、ユーザに対して常に最も新しいシーケンスを与える
という利点を有する。
記録される。第1の実施例では、記録されたシーケンス
は放送された広告区間に基づいて抽出され選択される。
しかし、かなり長い期間に亘って、放送広告区間の集合
的な持続時間は、表示された期間の集合的な持続時間と
略等しい。図6は、シーケンスA,B,D,D,E,F
のシーケンスの集合的な持続時間が、記録物REC2.
4,REC2.5,REC2.1,REC2.2,RE
C2.3,REC2.4に等しいことを示す。表示され
た期間及び放送された期間は個々に同じ持続時間を有さ
ないが、長い期間をかけて相互についての不一致が補償
される。広告シーケンスが選択されたプロファイルに常
に対応するという非常に希な場合を除き、プロファイル
に対応しない幾つかのシーケンスを排除することが必要
であるため、同じ表示時間に達するためには同じシーケ
ンスが数回表示されねばならない。メモリがあまり記録
物を有さない場合、これらは頻繁に表示される。従っ
て、デコーダはシーケンスのストックを迅速に構築し、
それにより放送者が広告区間の表示を要求したときにこ
れを表示することを可能とすることが重要である。
コーダにプロファイルを入力し、デコーダは次にこのプ
ロファイルに対応する記録メモリの一部(本例では半
分、即ち表示の15分間)に記録し、続いてデコーダは
記録されたシーケンスを表示するためのモジュールを呼
び出す。これは、デコーダがかなり大きいシーケンスの
ストックを構築し、それにより広告区間の表示の時点に
適切に更新されうることを可能とする。
「広告」特定サービス上で放送されることからなる。こ
のように広告シーケンスは、広告でないイベントとは異
なる通信チャネル上で伝送される。次に捕捉モジュール
はこの通信チャネルから広告シーケンスを抽出するよう
デマルチプレクサをプログラムする。デコーダに対して
1つのデマルチプレクサのみが利用可能であれば、この
動作はスタンバイモードで実行され、残る時間では、デ
コーダはユーザによって選択されたサービスを表示す
る。この捕捉は、デコーダに対して2つのデマルチプレ
クサ、即ちユーザによって選択されたサービスを抽出す
るために使用される1つのデマルチプレクサと広告サー
ビスからシーケンスを抽出するための他のデマルチプレ
クサが利用可能であれば任意の時点に生ずることができ
る。
はまずハードディスクに記録され、ユーザによって要求
されたときに表示される。放送イベント同様に、捕捉モ
ジュール及び表示モジュールは広告シーケンスの有無を
検出し、上述のようにプロファイルに対応するシーケン
スを記録し、記録物を表示する。異なる点は「時間シフ
ト」がないことである。特定的には、イベントが記録さ
れると、その実行を停止すること、及び記録物の表示が
終了したときにこれを分配することは容易である。
るものではない。特に、記録物のメモリの技術は、光学
的なもの(例えば記録可能なDVD−ROM)、CD−
ROM)、磁気的なもの(カートリッジ)又は他の同等
な技術でありうる。本発明は広告シーケンスに限られる
ものではなく、本発明によれば、持続時間が短いことを
示す識別子を含む記述子を有し、デコーダによって決定
可能なトピックを有する任意のイベントが使用されう
る。
ャートである。
る。
ある。
ある。
物の表示の例を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 オーディオビジュアル伝送情報を表示す
る手段を有するディジタルテレビジョン受像機において
放送中央局から放送されたオーディオビジュアル伝送情
報を表示する方法であって、 上記放送中央局によって放送されるオーディオビジュア
ル伝送情報及び少なくとも1つのサービス情報アイテム
を受信する段階と、 受信されたオーディオビジュアル伝送情報を表示する第
1の段階と、 記録されたオーディオビジュアル伝送情報を読み出す段
階と、 受信された上記オーディオビジュアル伝送情報の少なく
とも一部を置き換えると共に上記読み出されたオーディ
オビジュアル伝送情報を表示する第2の段階とを含み、
上記第2の段階はサービス情報アイテムによって決めら
れる時点においてトリガされることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 上記第2の表示段階の前に放送される少
なくとも1つの伝送情報を不揮発記憶手段に記録する段
階を含み、上記伝送情報は第2の表示段階において置き
換えられる伝送情報又は伝送情報部分と共通の特性を有
することを特徴とする、請求項1記載のオーディオビジ
ュアル伝送情報を表示する方法。 - 【請求項3】 上記伝送情報の記録は、上記受信器のメ
モリに書き込まれた基準と記録されるべき伝送情報を特
徴付けるサービス情報アイテム中で放送されるデータア
イテムとの比較結果によって条件付けされることを特徴
とする、請求項2記載のオーディオビジュアル伝送情報
を表示する方法。 - 【請求項4】 記録された伝送情報はトピックによって
同定され、書き込まれた基準はユーザプロファイルに対
応し、上記伝送情報の記録の条件はトピックと書き込ま
れたデータとの間の対応性であることを特徴とする、請
求項3記載のオーディオビジュアル伝送情報を表示する
方法。 - 【請求項5】 複数の特定のプロファイルからユーザプ
ロファイルを選択する予備段階を含むことを特徴とす
る、請求項4記載のオーディオビジュアル伝送情報を表
示する方法。 - 【請求項6】 記録可能な伝送情報の直後に放送される
記録可能でない伝送情報を受信器の一時メモリ中に記録
し、このメモリの内容を表示する第3の段階を含み、伝
送情報の表示及び放送は一定の時間だけずらされている
ことを特徴とする、請求項2記載のオーディオビジュア
ル伝送情報を表示する方法。 - 【請求項7】 一時メモリの内容が完全に表示されたと
きに、新しい第2の表示段階が始まることを特徴とす
る、請求項6記載のオーディオビジュアル伝送情報を表
示する方法。 - 【請求項8】 上記第2の段階の実行前に、記録可能な
放送された伝送の最少の指定される量を記録する予備段
階を含むことを特徴とする、請求項2乃至7のうちいず
れか一項記載のオーディオビジュアル伝送情報を表示す
る方法。 - 【請求項9】 上記現在の記録物が全く読み出されてい
ない限り新しい記録物が禁止され、記録物は一旦読み出
されると不揮発記憶手段から消去されることを特徴とす
る、請求項2乃至7のうちいずれか一項記載のオーディ
オビジュアル伝送情報を表示する方法。 - 【請求項10】 放送中央局から伝送される伝送情報を
受信する手段と、少なくとも1つのオーディオビジュア
ル伝送情報を含むメモリと、伝送情報を表示する手段と
を含むディジタルオーディオビジュアル伝送情報用の受
信器であって、 上記放送中央局から放送される伝送情報には上記放送中
央局によって伝送されるサービス情報アイテムに含まれ
る特性によって同定される2つの種類があり、 復号化器は、上記受信手段によって受信される伝送情報
の種類の変化を検出する第1の手段と、現在放送されて
いる第1の種類の伝送情報又は上記メモリ中に記録され
た伝送情報のいずれかを表示するよう伝送情報を選択す
る手段とを含み、 上記選択手段は、第2の種類の伝送情報を放送すること
により記録された伝送情報が表示されるよう上記検出手
段によって制御されることを特徴とする受信器。 - 【請求項11】 上記メモリ中に少なくとも1つのオー
ディオビジュアル伝送情報を記録する手段が設けられ、 上記第1の検出手段は、上記第2の種類の伝送情報の放
送が検出されると上記第2の種類の伝送情報を記録する
手段を作動させることを許可し、 上記選択手段は以前に記録された第2の種類の伝送情報
を表示することを可能とすることを特徴とする、請求項
10記載のディジタルオーディオビジュアル伝送情報用
の受信器。 - 【請求項12】 上記中央局による上記第1の種類の放
送の伝送情報を記録するための一時記憶メモリと、記録
された伝送の表示の終了を検出する第2の手段とを含
み、 上記第1の種類の伝送の受信を検出する上記第1の検出
手段は上記第2の手段を作動させ、上記第1の種類の伝
送情報を一時記憶メモリに記録させ、 記録された伝送情報の表示の終了を検出する上記第2の
検出手段は、上記一時記憶メモリの内容を表示させるこ
とを特徴とする、請求項10又は11記載のディジタル
オーディオビジュアル伝送情報用の受信器。 - 【請求項13】 上記受信器に記憶される基準に従って
放送された第2の種類の伝送情報を選択する手段を含
み、選択された伝送情報のみが上記メモリ中に記録され
ることを特徴とする、請求項11記載のディジタルオー
ディオビジュアル伝送情報用の受信器。 - 【請求項14】 上記受信器のメモリは少なくとも一の
ユーザによって入力されたプロファイルを含み、上記第
2の種類の伝送情報は上記伝送情報についてのトピック
識別データを含むこと、及び、 上記フィルタは、上記プロファイルデータと上記伝送の
トピック識別データとを比較する比較器を含み、上記伝
送のトピックデータアイテムが上記プロファイルデータ
に対応する場合は上記第2の種類の伝送情報が記録され
ることを特徴とする、請求項13記載のディジタルオー
ディオビジュアル伝送情報用の受信器。 - 【請求項15】 上記第2の種類の伝送情報は、上記第
1の種類の伝送情報とは異なる通信チャネル上で放送さ
れること、及び、 上記受信器は上記第2の種類の伝送情報を放送する通信
チャネルから伝送情報を受信する第2の受信手段を有す
ることを特徴とする、請求項11記載のディジタルオー
ディオビジュアル伝送情報用の受信器。 - 【請求項16】 オーディオビジュアル伝送情報のブロ
ックを予め記録することが可能なメモリと、このブロッ
クを読み出す手段とを含み、表示の際に、上記受信手段
は上記読み出し手段によって置き換えられることを特徴
とする、請求項10乃至15のうちいずれか一項記載の
ディジタルオーディオビジュアル伝送情報用の受信器。
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