JP2001308784A - マルチキャスト通信方法、並びに無線基地局装置及び無線端末局装置 - Google Patents

マルチキャスト通信方法、並びに無線基地局装置及び無線端末局装置

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JP2001308784A
JP2001308784A JP2000125235A JP2000125235A JP2001308784A JP 2001308784 A JP2001308784 A JP 2001308784A JP 2000125235 A JP2000125235 A JP 2000125235A JP 2000125235 A JP2000125235 A JP 2000125235A JP 2001308784 A JP2001308784 A JP 2001308784A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチキャスト通信方法に関し、適切な無線
回線品質で、かつ使用帯域を大幅に増加させることなく
スループットの低下を招くことなくデータを伝送するこ
との可能なマルチキャスト通信方法の実現を目的とす
る。 【構成】 無線基地局と、マルチキャストグループに属
する無線端末局との間で再送無しポイント−マルチポイ
ント通信によりマルチキャスト通信を行っているとき、
無線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質
の良否を判定し、無線回線品質が劣化したとき、当該無
線端末局をマルチキャストグループから切り離して該無
線端末局と無線基地局との通信を再送有りポイント−ポ
イント通信に切り替え、その後、無線回線品質が良好に
なったと判定した場合に、当該無線端末局を、マルチキ
ャストグループに復帰させて、通信手段を再送無しポイ
ント−ポイント通信に切り替えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局より特
定の複数の無線端末局に対して同一データを伝送するマ
ルチキャスト通信方法に関し、特に、適切な無線回線品
質で、かつ使用帯域を大幅に増加させることなくスルー
プットの低下を招くことなくデータを伝送することの可
能なマルチキャスト通信方法ならびに無線基地局装置お
よび無線端末局装置に係る。
【0002】本明細書では、1基地局が複数端末局に対
して同一のデータを伝送し、受信データの誤り訂正のた
めのデータの再送を行わない通信形態を再送無しポイン
ト−マルチポイント通信と呼び、一方、1基地局が複数
端末局に対して同一データを伝送し、受信データの誤り
訂正のためのデータの再送を行う通信形態を再送有りポ
イント−マルチポイント通信と呼び、また、1基地局が
1端末局に対してデータを伝送し、受信データの誤り訂
正のためのデータの再送を行う通信形態を再送有りポイ
ント−ポイント通信と呼ぶ。
【0003】
【従来の技術】無線回線を用いて無線基地局より複数の
無線端末局に対しデータを伝送する従来のマルチキャス
ト通信装置として、以下に、として示すような通信
手段を有する装置が挙げられる。
【0004】[誤りのあったデータの再送を行わない
マルチキャスト通信装置] この装置では、マルチキャスト通信において、無線回線
品質の劣化により無線端末局の受信したデータに誤りが
あった場合でもデータの再送を行わない(ARQ(Auto
matic Repeat Request)を行わない)。基地局では、無
線端末局での受信データの誤りの有無に関わらずマルチ
キャストデータを順番に送信する。
【0005】このような装置では、誤りデータを再送し
誤り訂正を行う装置に比べ、基地局側からデータを順次
送信するだけなので、使用帯域は少なくて済む。しか
し、再送により誤り訂正を行う装置に比べ、マルチキャ
スト通信における伝送品質が低下することは避けられな
い。
【0006】[誤りのあったデータの再送を行うマル
チキャスト通信装置] この装置では、マルチキャスト通信において、無線回線
品質の劣化により無線端末局の受信したデータに誤りが
あった場合、、基地局に対してデータの再送を要求し、
再送を要求された基地局はデータの再送を行う。無線端
末局はこれによって受信データの誤り訂正を行う(AR
Qを行う)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】マルチキャスト通信を
行う際、無線端末局の無線回線品質は,各無線端末局の
受信状態により大きく異なる。これに対して、上述した
ような、従来のマルチキャスト通信装置において、の
場合には、基地局側からデータを順次送信するだけで、
伝送中にデータの誤りを生じても、その訂正を行わない
ため、無線端末局によっては、要求されるサービス品質
を満たせない場合があると言う問題があった。
【0008】一方、の場合には、伝送中にデータの誤
りを生じたとき、データを再び受け取り誤り訂正を行う
ので、受信データの品質向上が望めるが、無線回線品質
の悪い無線端末局の数が増加すると、データ再送用に用
いる帯域が大幅に増加し、通信システム全体のスループ
ットが大幅に低下してしまうという問題があった。
【0009】本発明は、上述のような従来の課題を解決
するため、無線回線品質によって通信手段を選択、また
は組み合わせることができるマルチキャスト通信装置を
用いることにより、誤りのあったデータを再送すること
で受信データの品質を向上させつつ、再送により生じる
通信システム全体のスループットの低下、及び通信コネ
クション数の増加を抑えることの可能なマルチキャスト
通信手段を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は前記特許請求の範囲に記載した手段によって解決
される。すなわち、請求項1の発明は、無線基地局と、
マルチキャストグループに属する複数の無線端末局との
間でマルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信シス
テムにおいて、無線基地局と、マルチキャストグループ
に属する無線端末局との間で再送無しポイント−マルチ
ポイント通信によりマルチキャスト通信を行っていると
き、
【0011】無線端末局の受信データに基づいて、該無
線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質の
良否を判定し、無線回線品質が劣化したと判定したと
き、当該無線端末局をマルチキャストグループから切り
離して該無線端末局と無線基地局との通信を再送有りポ
イント−ポイント通信に切り替え、再送有りポイント−
ポイント通信により通信を行っているとき、
【0012】無線端末局の受信データに基づいて、該無
線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質の
良否を判定し、無線回線品質が良好になったと判定した
場合に、当該無線端末局を、マルチキャストグループに
復帰させて、通信手段を、再送無しポイント−マルチポ
イント通信に切り替えるマルチキャスト通信方法であ
る。
【0013】請求項2の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信システムに
おいて、無線基地局が、マルチキャストグループに属す
る無線端末局との間で再送無しポイント−マルチポイン
ト通信によりマルチキャスト通信を行っているとき、
【0014】無線端末局の受信データに基づいて、該無
線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質の
良否を判定し、無線回線品質が劣化したと判定したと
き、無線基地局と当該無線端末局との間で、再送無しポ
イント−マルチポイント通信とは別に、再送有りポイン
ト−ポイント通信手段を確立し、前記無線端末局が受信
したデータ中に誤りを検出したとき、基地局に対して、
該データの再送を要求し、
【0015】該無線基地局が、前記無線端末局に対して
当該データの再送を再送有りポイント−ポイント通信に
より行い、無線端末局において、該再送データが正しく
受信されたら、再送有りポイント−ポイント通信を終了
し、再送無しポイント−マルチポイント通信によってマ
ルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信方法であ
る。
【0016】請求項3の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループG1に属する複数の無線端末局との間
でマルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信システ
ムにおいて、無線基地局が、マルチキャストグループG
1に属する無線端末局との間で、再送無しポイント−マ
ルチポイント通信によりマルチキャスト通信を行ってい
るとき、
【0017】無線端末局の受信データに基づいて、該無
線端末局あるいは無線基地局において、無線回線品質の
良否を判定し、無線回線品質が劣化したと判定したと
き、当該無線端末局を前記マルチキャストグループG1
とは別の、再送有りポイント−マルチポイント通信を行
うマルチキャストグループG2にも参加させ、
【0018】該マルチキャストグループG2に参加して
いる無線端末局と無線基地局との間で、通信を行ってい
て、当該無線端末局において受信データの誤りが発生し
たとき、マルチキャストグループG2で該データの再送
を受け、前記無線端末局で該再送データが正常に受信で
きたとき、該無線端末局をマルチキャストグループG2
から切り離すマルチキャスト通信方法である。
【0019】請求項4の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行い、無線端末局が自局での受信状
態を監視していて、周期的に無線回線品質を示す値を無
線基地局に送信するマルチキャスト通信システムの無線
基地局装置であって、
【0020】マルチキャストグループに属する無線端末
局との間で、再送無しポイント−マルチポイント通信に
よりマルチキャスト通信を行う手段と、無線端末局から
の無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比較して
無線回線品質の良否を判定する手段と、該手段により、
無線回線品質が否と判定されたとき、当該無線端末局を
マルチキャストグループから切り離し、該無線端末局と
の通信手段を、再送有りポイント−ポイント通信に切り
替える手段と、
【0021】該無線端末局と、再送有りポイント−ポイ
ント通信により通信を行っているとき、該無線端末局か
ら受信した無線回線品質を示す値を、前記予め定めた閾
値と比較して無線回線品質の良否を判定する手段によっ
て、無線回線品質が良好になったと判定した場合に、該
無線端末局を、マルチキャストグループに復帰させ、通
信手段を再送無しポイント−マルチポイント通信に切り
替える手段を設けた無線基地局装置である。
【0022】請求項5の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行い、無線端末局が自局での受信状
態を監視していて、周期的に無線回線品質を示す値を無
線基地局に送信するマルチキャスト通信システムの無線
基地局装置であって、
【0023】マルチキャストグループに属する無線端末
局との間で、再送無しポイント−マルチポイント通信に
よりマルチキャスト通信を行う手段と、無線端末局から
の無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比較して
無線回線品質の良否を判定する手段と、該手段により、
無線回線品質が否と判定されたとき、当該無線端末局と
の間で行っている再送無しポイント−マルチポイント通
信とは別に、再送有りポイント−ポイント通信を行うこ
とが可能な状態を確立する手段と、
【0024】該無線端末局と、再送無しポイント−マル
チポイント通信により通信を行っているとき、前記無線
端末局からデータの再送の要求があったとき、該無線端
末局に対して再送有りポイント−ポイント通信によって
当該データの再送を行い、無線端末局において該再送デ
ータが正しく受信されたことが確認されたら再送有りポ
イント−ポイント通信を終了して、再送無しポイント−
マルチポイント通信のみによるマルチキャスト通信に切
り替える手段を設けた無線基地局装置である。
【0025】請求項6の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行い、無線端末局が自局での受信状
態を監視していて、周期的に無線回線品質を示す値を無
線基地局に送信するマルチキャスト通信システムの無線
基地局装置であって、
【0026】マルチキャストグループG1に属する無線
端末局との間で、再送無しポイント−マルチポイント通
信によりマルチキャスト通信を行う手段と、無線端末局
からの無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比較
して無線回線品質の良否を判定する手段と、該手段によ
り、無線回線品質が否と判定されたとき、当該無線端末
局を前記マルチキャストグループG1とは別の、再送有
りポイント−マルチポイント通信を行うマルチキャスト
グループG2にも参加させる手段と、
【0027】該マルチキャストグループG2に参加して
いる無線端末局が、データに誤りが発生したことを通知
してきたとき、マルチキャストグループG2で該データ
の再送を行う手段と、前記無線端末局が該再送データが
正常に受信できたことを通知してきたとき、該無線端末
局をマルチキャストグループG2から切り離す手段とを
設けた無線基地局装置である。
【0028】請求項7の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信システムの
無線端末局装置であって、自局での受信状態を監視して
いて、周期的に無線回線品質を示す値を算出する手段
と、算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値
と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、
【0029】マルチキャストグループに属し、無線基地
局との間で、再送無しポイント−マルチポイント通信に
よりマルチキャスト通信を行っているとき、無線回線品
質を否と判定した場合に、自局をマルチキャストグルー
プから切り離して該無線端末局との通信手段を再送有り
ポイント−ポイント通信に切り替えることを無線基地局
に要求する手段と、該無線基地局と再送有りポイント−
ポイント通信により通信を行っているとき、
【0030】受信データに基づいて算出した無線回線品
質を示す値を、予め定めた閾値と比較して無線回線品質
が良好になったと判定した場合に、無線基地局に対して
自局をマルチキャストグループに復帰させて、通信手段
を再送無しポイント−マルチポイント通信に切り換える
よう要求する手段とを備えた無線端末局装置である。
【0031】請求項8の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信システムの
無線端末局装置であって、自局での受信状態を監視して
いて、周期的に無線回線品質を示す値を算出する手段
と、算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値
と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、マル
チキャストグループに属し、無線基地局との間で、再送
無しポイント−マルチポイント通信によりマルチキャス
ト通信を行っているとき、無線回線品質を否と判定した
場合に、
【0032】自局と無線基地局との間に再送有りポイン
ト−ポイント通信手段を確立することを無線基地局に要
求する手段と、無線基地局と通信中に受信データに誤り
が発生したとき、再送有りポイント−ポイント通信によ
って該データの再送を無線基地局に要求する手段と、無
線基地局から再送された該データが正しく受信されたと
き、再送有りポイント−ポイント通信を終了し、通信手
段を再送無しポイント−マルチポイント通信のみの通信
に戻すよう無線基地局に要求する手段とを備えた無線端
末局装置である。
【0033】請求項9の発明は、無線基地局と、マルチ
キャストグループに属する複数の無線端末局との間でマ
ルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信システムの
無線端末局装置であって、自局での受信状態を監視して
いて、周期的に無線回線品質を示す値を算出する手段
と、算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値
と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、
【0034】マルチキャストグループG1に属し、無線
基地局との間で、再送無しポイント−マルチポイント通
信によりマルチキャスト通信を行っているとき、無線回
線品質を否と判定した場合に、自局と無線基地局との間
に再送有りポイント−マルチポイント通信を行うマルチ
キャストグループG2への参加を無線基地局に要求する
手段と、
【0035】マルチキャストグループG2へ参加して無
線基地局と通信中に受信データに誤りが発生したとき、
該データの再送を無線基地局に要求する手段と、無線基
地局から再送された該データが正しく受信されたとき、
マルチキャストグループG2から離脱し、再送有りポイ
ント−マルチポイント通信を終了し、通信手段を再送無
しポイント−マルチポイント通信のみの通信に戻すよう
無線基地局に要求する手段とを備えた無線端末局装置で
ある。
【0036】請求項10の発明は、請求項1〜請求項9
のいずれか1項に記載のマルチキャスト通信方法または
無線基地局装置または無線端末局装置において、無線回
線品質を示す値として、無線端末局が受信したデータに
ついてのビット誤り率を算出し、一定期間における、そ
の平均値を用いるように構成したものである。
【0037】請求項11の発明は、請求項1〜請求項9
のいずれか1項に記載のマルチキャスト通信方法または
無線基地局装置または無線端末局装置において、無線回
線品質を示す値として、無線端末局が受信した信号の受
信電力値についての一定期間の平均値を用いるように構
成したものである。
【0038】上述のように、本発明は、データの通信手
段として、通常は、受信データの誤り訂正のためのデー
タの再送を行わず、1基地局から複数端末局に対しデー
タを伝送する再送無しポイント−マルチポイント通信を
行っていて、無線回線品質が低下したとき、受信データ
の誤り訂正のためにデータの再送を行い得るように、、
1基地局対1端末局でデータを伝送する再送有りポイン
ト−ポイント通信手段、あるいは再送有りポイント−マ
ルチポイント通信手段を、適切に使い分けてマルチキャ
スト通信における端末局受信データの品質の向上を図
る。
【0039】一般に、受信データ品質を向上させるた
め、常に、受信時に誤りのあったデータを再送するよう
にすると、システムスループットの低下や、通信コネク
ション数の増加といった問題を生じるが、本発明では、
各通信手段を適切に組合わせることによりシステムスル
ープットの低下や通信コネクション数の増加を抑えつつ
受信データの品質を向上させることを可能としている。
【0040】本発明は、従来の技術とは、無線回線品質
をもとに、無線端末局ごとに適切な通信手段を使い分け
るか、またはそれらを組み合わせることにより、通信シ
ステム全体のスループットの低下や、通信コネクション
数の増加を抑えつつ、受信データの品質を向上させるこ
とができる点が異なる。
【発明の実施の形態】本発明を適用するマルチキャスト
通信システムの構成を図1に示す。同図において数字符
号1は無線基地局(AP)、2は無線端末局(MT)、
3はマルチキャストグループ4はマルチキャスト通信を
表している。この図に示すのは、有線網に接続された一
つの無線基地局(AP)と複数の無線端末局(MT)の
間で無線回線を用いてマルチキャスト通信を行う通信シ
ステムである。
【0041】同一のデータを受信している各無線端末局
をひとつのグループとしてマルチキャストグループG1
と呼ぶとき、マルチキャストグループG1に属する各無
線端末局はマルチキャスト通信によりデータを受信する
が、受信したデータの品質は各端末局の無線回線品質に
よって大きく異なり、端末局によっては十分なデータ品
質を得られない場合がある。本発明はこのような場合に
無線回線品質の劣化した端末局Aの無線回線品質を向上
させることができる。
【0042】図2は、本発明の無線基地局と無線端末局
の構成の例を示す図である。同図において数字符号1は
無線基地局、2は無線端末局、11は再送無しポイント
−マルチポイント通信手段、12は再送有りポイント−
ポイント通信手段、13は再送有りポイント−マルチポ
イント通信手段、14は通信方式制御手段、15は端末
局管理手段、16,24は送信手段、17,21は受信
手段、22は無線回線品質測定手段、23は誤りデータ
再送要求手段を表している。
【0043】図2に示すように、無線端末局2は基地局
から送信されたデータを受信する受信手段21を有し、
データの受信状況から無線回線品質を知る無線回線品質
測定手段22を有する。この無線回線品質測定手段22
は実際に無線回線品質を知る手段として2つの手段を持
つ。その1つは図1で示すマルチキャスト通信システム
において、無線端末局2が受信したデータの誤り率を算
出し、算出された誤り率から無線回線品質を知る手段で
ある。もう1つは無線端末局が受信した受信電力を算出
し、算出された受信電力から無線回線品質を知る手段で
ある。
【0044】無線端末局2はこの2つの手段のうちどち
らか一方、または両手段を用い無線回線品質の判定を行
う。また、無線端末局は受信時に誤りのあったデータに
対し、誤り訂正を行うため基地局に誤ったデータの再送
要求を行う誤りデータ再送要求手段23を有する。無線
端末局の無線回線品質および誤りデータ再送要求は、無
線端末局2の有する送信手段24を用い、無線基地局1
に送信される。
【0045】無線端末局2から送信された無線回線品質
および誤りデータ再送要求は基地局の有する受信手段1
7により受信され、各無線端末局の状況は端末局管理手
段15に記憶され、各無線端末局ごとに管理される。端
末局管理手段15で管理される内容としては各無線端末
局の無線回線品質、再送信要求の有無、通信手段などが
ある。また、無線基地局は通信手段として3つの通信手
段を有する。
【0046】すなわち、無線端末局の受信データのうち
誤りのあつたデータを誤り訂正用に再送することはせ
ず、データの伝送を1基地局対複数端末局で行う再送無
しポイント−マルチポイント通信手段と、無線端末局に
おいて受信時に誤りのあったデータを誤り訂正のために
再送し、データの伝送を1基地局対1端末局で行う再送
有りポイント−ポイント通信手段と、無線端末局におい
て受信時に誤りのあったデータを誤り訂正のために再送
し、データの伝送を1基地局対複数端末局で行う再送有
りポイント−マルチポイント通信手段である。
【0047】基地局は端末局の無線回線品質測定手段に
より算出した無線回線品質によりこの3つの通信手段を
切替える、または組み合わせる制御を行う通信方式制御
手段14有し、この通信方式制御手段14により通信手
段の制御を行う。図2に示すマルチキャスト通信装置に
よるマルチキャスト通信の具体的な例を実施の形態の例
として、以下に説明する。
【0048】図3は本発明の実施の形態の第1の例を説
明する図である。数字符号1〜3は図1の場合と同様で
あり、5は再送無しポイント−マルチポイント通信、6
は再送有りポイント−ポイント通信を表している。図4
は本発明の実施の形態の第1の例の動作を示す図であっ
て、S1〜S8は動作のステップを表している。図5は
本発明の実施の形態の第1の例の通信の切替えのシーケ
ンスを示す図である。以下これらの図を参照して、実施
の形態の第1の例について説明する。
【0049】図1に示すマルチキャスト通信システムに
おいて、マルチキャストグループG1に対し再送無しポ
イント−マルチポイント通信によりマルチキャスト通信
を行っている時、無線回線品質が劣化したと判断した無
線端末局Aを図3に示すようにマルチキャストグループ
G1から切り離し、通信手段を再送無しポイント−マル
チポイント通信から再送有りポイント−ポイント通信に
切り換える場合(請求項1)のマルチキャスト通信装置
の動作を考える。
【0050】この時の状態遷移は図4に示すようにな
る。同図において、通常は、再送無しポイント−マルチ
ポイント通信によりデータを受信している(S1)。無
線端末局Aは先に示した無線回線品質測定手段により無
線回線品質の判定を行う(S2)。判定(S3)の結
果、無線回線品質がしきい値よりも良い場合にはそのま
ま再送無しポイント−マルチポイント通信によるマルチ
キャスト通信を続ける(S1)。
【0051】無線品質がしきい値よりも劣化した場合、
無線端末局Aは基地局に対しマルチキャストグル−プか
らの切り離しを要求し、同時に再送有りポイント−ポイ
ント通信に切替えるための要求を行う。要求を受けた基
地局は端末局管理手段においてこの端末局Aをマルチキ
ャストグループから削除し(S4)、通信方式制御手段
において再送有りポイント−ポイント通信手段に切替え
る(S5)。
【0052】再送有りポイント−ポイント通信に切り換
えられた無線端末局Aは受信時に誤ったデータについて
誤りデータ再送信要求手段により基地局に再送信要求を
行うことができる。この要求を受けた基地局はこの端末
局に対しデータの再送を行い、端末局は再送されたデー
タを受け取ることによりデータの品質を向上させること
ができる。
【0053】しかし,再送有りポイント−ポイント通信
によりデータの伝送を行う場合、再送無しポイント−マ
ルチポイント通信の帯域のほかに再送有りポイント−ポ
イント通信による帯域が必要となるため、再送有りポイ
ント−ポイント通信を行う無線端末局が多くなると通信
システム全体のスループットが低下してしまうことにな
る。
【0054】そこで、再送有りポイント−ポイント通信
に切り換えらた無線端末局Aについても無線回線品質の
判定を行い(S6)、判定の結果無線回線品質がしきい
値よりも劣化していない場合(S7)、つまり再送無し
ポイント−マルチポイント通信による無線回線品質と同
等と判断した場合には、再び再送無しポイント−マルチ
ポイント通信に戻す(S8)ことにより通信システム全
体のスループットが低下しないようにしている。
【0055】図6は本発明の実施の形態の第2の例を説
明する図である。数字符号1〜6は図の場合と同様であ
る。図7は本発明の実施の形態の第2の例の動作を示す
図であって、S1〜S7は動作のステップを表してい
る。図8は本発明の実施の形態の第2の例の通信の切替
えのシーケンスを示す図である。以下これらの図を参照
して、実施の形態の第2の例について説明する。
【0056】図1に示すマルチキャスト通信システムに
おいて、無線回線品質が劣化したと判断した無線端末局
Aに対し、実施の形態の第1の例に示したように再送無
しポイント−マルチポイント通信から再送有りポイント
−ポイント通信に切り換えるのではなく、図6に示すよ
うに受信時に誤ったデータについてのみ再送有りポイン
ト−ポイント通信により再送を行う場合(請求項2)の
マルチキャスト通信装置の動作を考える。
【0057】この場合の状態遷移は図7に示すようにな
る。再送無しポイント−マルチポイント通信によりデー
タを受信している(S1)無線端末局Aは、無線回線品
質測定手段により無線回線品質の判定を行う(S2)。
判定の結果(S3)、無線回線品質がしきい値よりも良
い場合にはそのまま再送無しポイント−マルチポイント
通信を続ける(S1)。
【0058】無線品質がしきい値よりも劣化した場合、
無線端末局Aは基地局に対し再送無しポイント−マルチ
ポイント通信とは別に、誤ったデータを再送してもらう
ための再送有りポイント−ポイント通信手段の確立要求
を行う。要求を受けた基地局は端末局管理手段において
この端末局が再送無しポイント−マルチポイント通信と
は別に再送有りポイント−ポイント通信も行うことを記
憶し、通信方式制御手段において再送有りポイント−ポ
イント通信手段の確立を行う(S4)。
【0059】再送有りポイント−ポイント通信手段が確
立された無線端末局Aは受信時に誤ったデータについて
誤りデータ再送要求手段により基地局に再送要求を行う
(S5)。再送要求を受けた基地局はこの端末局に対し
再送有りポイント−ポイント通信により誤りのあったデ
ータの再送を行い、端末局は再送されたデータを受け取
る(S6)ことによりデータの品質を向上させることが
できる。
【0060】さらに無線端末局Aはこのデータが誤りな
く受信できたかチェックを行う。チェックの結果、デー
タが誤っていた場合には再び基地局に対し誤りデータ再
送要求手段によりデータの再送要求を行う。誤ったデー
タの受け取りが完了した時点で無線端末局Aは基地局に
対し再送有りポイント−ポイント通信の終了を要求し、
要求を受けた基地局は端末局管理手段においてこの端末
局が再送有りポイント−ポイント通信を終了することを
記憶し、通信方式制御手段において再送有りポイント−
ポイント通信を終了する(S7)。
【0061】このマルチキャスト通信では再送無しボイ
ント−マルチポイント通信によりデータの伝送を行いつ
つ、受信時に誤りのあったデータについてのみ再送有り
ポイント−ポイント通信により再送信を行うので、通信
システム全体の帯域を効率良く使用することができ、実
施の形態の第1の例よりもシステム全体のスループット
の低下を抑えることができる。
【0062】図9は本発明の実施の形態の第3の例を説
明する図である。数字符号1〜6は図5の場合と同様で
あり、7はマルチキャストグループ(G2)、8は再送
有りポイント−マルチポイント通信を表している。図1
0は本発明の実施の形態の第3の例の動作を示す図であ
って、S1〜S7は動作のステップを表している。図1
1は本発明の実施の形態の第3の例の通信の切替えのシ
ーケンスを示す図である。
【0063】この例は、図1に示すマルチキャスト通信
システムにおいて、無線回線品質が劣化したと判断した
複数無線端末局に対し、図9に示すようにこれらの端末
局で数字符号7で示すように新たなマルチキャストグル
ープG2を形成し、再送有りポイント−マルチポイント
通信により誤りのあったデータの再送を行うもの(請求
項3)である。
【0064】この場合の状態遷移を図10に示す。同図
において、再送無しポイント−マルチポイント通信によ
りデータを受信(S1)している無線端末局Aは、無線
回線品質測定手段により無線回線品質の判定を行う(S
2)。判定(S3)の結果、無線回線品質がしきい値よ
りも良い場合にはそのまま再送無しポイント−マルチポ
イント通信を続ける(S1)。
【0065】無線回線品質がしきい値よりも劣化した場
合、無線端末局Aは基地局に対し再送無しポイント−マ
ルチポイント通信が行われているマルチキャストグルー
プG1とは別に、誤りのあったデータの再送を行うため
に形成するマルチキャストグループG2に参加の要求を
行う。
【0066】無線端末局AはマルチキャストグループG
1とマルチキャストグループG2の2つのマルチキャス
トグループに属する状態になり(S4)、再送有りポイ
ント−マルチポイント通信により誤りのあつたデータの
再送を要求する(S5)とともに、再送無しポイント−
マルチポイント通信により通常のマルチキャスト通信に
よるデータの受信を行う。
【0067】端末局AからマルチキャストグループG2
への参加要求を受けた基地局は、端末局管理手段におい
て端末局AがマルチキャストグループG2に参加するこ
とを記憶し、通信方式制御手段においてマルチキャスト
グループG2に対し再送有りポイント−マルチポイント
通信を行うための制御を行う。
【0068】マルチキャストグループG2に参加した端
末局Aは再送無しポイント−マルチポイント通信により
通常のマルチキャスト通信によるデータの受信を行いつ
つ、受信時に誤りのあったデータについては再送有りポ
イント−マルチポイント通信を用い、誤りデータ再送信
手段により基地局に対し再送信要求を行う(S5)。
【0069】再送要求を受けた基地局はマルチキャスト
グループG2に参加している各端末局から要求されたす
べてのデータを再送有りポイント−マルチポイント通信
によりマルチキャストグループG2に対して送信する。
マルチキャストグループG2に属する各端末局はこの再
送されたデータを受信し、受信できたか否かのチェック
を行う(S6)。
【0070】チェックの結果データが受信できなかった
場合には再び基地局に対し受信できなかったデータの再
送要求を行う。再送データの受け取りが完了した時点で
無線端末局Aは基地局に対しマルチキャストグループG
2からの切り離しを要求し、要求を受けた基地局は端末
局管理手段においてこの端末局Aをマルチキャストグル
ープG2から切り離す(S7)。
【0071】このマルチキャスト通信では再送無しポイ
ント−マルチポイント通信によりデータの伝送を行いつ
つ、受信状況の悪い複数の無線端末局で新たなマルチキ
ャストグループを形成し、再送有りポイント−マルチポ
イント通信により誤りのあったデータのみ再送を行うこ
とで、システムのスループットの低下を抑えつつ受信デ
ータの品質を向上させている。
【0072】そして、実施の形態の第1の例および実施
の形態の第2の例に比べ、さらに受信状況の悪い無線端
末局数が増加した場合の通信コネクションの数も減少さ
せることができる。また従来の再送を行うマルチキャス
ト通信装置では、誤りのあった全てのデータに対し再送
要求を行ってしまうため、通信回線品質の悪い端末が増
加するとシステム全体のスループットが大幅に低下して
しまうという問題点があったが本装置では受信データの
品質によって再送要求を行うかを各端末局ごとに決める
ので、スループットの低下を抑えつつ受信データの品質
を向上させることができる。
【0073】以上の説明では、説明が繁雑になって誤解
を生ずることを避けるため、一貫して、無線端末局が通
信回線品質の良否を判定し、その結果によって、無線基
地局に通信手段の切り替えを要求し、無線基地局がこれ
に応じて通信手段の確立や、切り替えを行うものとして
説明してきた。しかし、本発明はこれに限るものではな
く、無線端末局が通信回線品質を監視していて、これを
無線基地局に報告し、これに基づいて無線基地局が、通
信回線品質の良否を判定してこれを無線基地局に知ら
せ、通信手段の切り替えを行うようにしても目的を達成
できる。
【0074】このような構成を採る場合については、請
求項1〜6にも規定している。すなわち、請求項1〜3
では通信回線品質の良否の判定は、無線基地局あるいは
無線端末局のいずれで行っても可なるものとし、請求項
4〜6では、無線基地局で通信回線品質の良否の判定を
行う場合の無線基地局の構成を規定している。この場
合、先に説明した図2において、無線端末局2は無線回
線品質測定手段22によって、無線回線品質の平均値を
算出し、これを送信手段24によって無線基地局1に送
信し、無線基地局1では、これを受信手段17で受信
し、端末局管理手段15が無線回線品質を判定する。
【0075】さらに、前記図5、図8、あるいは図11
においては、無線端末局が通信回線品質の劣化を検出す
ると、通信手段の確立、切り替えや、マルチキャストグ
ループG2への参加を要求し、無線基地局がこれに応じ
て、処理を行うようにしているが、無線基地局が、通信
回線品質の良否を判定する構成とする場合には、この部
分を、無線端末局が通信回線品質を常に監視していて、
その測定値の平均を計算し、これを周期的に無線基地局
に報告し、無線基地局がこれに基づいて、通信回線品質
の良否を判定し、その結果に応じて無線端末局に通信手
段の切り替えを知らせるように置き換えれば良い。
【0076】このように、無線端末局が通信回線品質を
常時監視していて、これを無線基地局に周期的に報告す
るように構成してあれば、これに基づいて無線基地局
が、通信回線品質の良否を判定することは容易である。
また、切り替え後に通信回線品質が良好になったときの
再切り替えなども容易に行うことができる。その他の動
作は前記図5、図8、あるいは図11に示したものと同
様である。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、無線回線の品質によっ
て通信手段を選択、または組み合わせることにより、誤
りのあったデータを再送することで受信データの品質を
向上させつつ、再送により生じるシステム全体のスルー
プットの低下、及び通信コネクション数の増加を抑える
ことができる利点がある。従来のマルチキャスト通信装
置とは無線回線品質により通信手段を動的に選択、また
は組み合わせることができる点が異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するマルチキャスト通信システム
の構成を示す図である。
【図2】本発明の無線基地局と無線端末局の構成の例を
示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の第1の例を説明する図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態の第1の例の動作を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態の第1の例の通信の切替え
のシーケンスを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の第2の例を説明する図で
ある。
【図7】本発明の実施の形態の第2の例の動作を示す図
である。
【図8】本発明の実施の形態の第2の例の通信の切替え
のシーケンスを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の第3の例を説明する図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態の第3の例の動作を示す
図である。
【図11】本発明の実施の形態の第3の例の通信の切替
えのシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1 無線基地局 2 無線端末局 3 マルチキャストグループ(C1) 4 マルチキャスト通信 5 再送無しポイント−マルチポイント通信 6 再送有りポイント−ポイント通信 7 マルチキャストグループ(C2) 8 再送有りポイント−マルチポイント通信 11 再送無しポイント−マルチポイント通信手段 12 再送有りポイント−ポイント通信手段 13 再送有りポイント−マルチポイント通信手段 14 通信方式制御手段 15 端末局管理手段 16,24 送信手段 17,21 受信手段 22 無線回線品質測定手段 23 誤りデータ再送要求手段
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行うマルチキャスト通信システムにおいて、 無線基地局と、マルチキャストグループに属する無線端
    末局との間で再送無しポイント−マルチポイント通信に
    よりマルチキャスト通信を行っているとき、 無線端末局の受信データに基づいて、該無線端末局ある
    いは無線基地局において、無線回線品質の良否を判定
    し、無線回線品質が劣化したと判定したとき、 当該無線端末局をマルチキャストグループから切り離し
    て該無線端末局と無線基地局との通信を再送有りポイン
    ト−ポイント通信に切り替え、 再送有りポイント−ポイント通信により通信を行ってい
    るとき、 無線端末局の受信データに基づいて、該無線端末局ある
    いは無線基地局において、無線回線品質の良否を判定
    し、無線回線品質が良好になったと判定した場合に、 当該無線端末局を、マルチキャストグループに復帰させ
    て、通信手段を再送無しポイント−マルチポイント通信
    に切り替えることを特徴とするマルチキャスト通信方
    法。
  2. 【請求項2】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行うマルチキャスト通信システムにおいて、 無線基地局が、マルチキャストグループに属する無線端
    末局との間で再送無しポイント−マルチポイント通信に
    よりマルチキャスト通信を行っているとき、 無線端末局の受信データに基づいて、該無線端末局ある
    いは無線基地局において、無線回線品質の良否を判定
    し、無線回線品質が劣化したと判定したとき、 無線基地局と当該無線端末局との間で、再送無しポイン
    ト−マルチポイント通信とは別に、再送有りポイント−
    ポイント通信手段を確立し、 前記無線端末局が受信したデータ中に誤りを検出したと
    き、基地局に対して、該データの再送を要求し、 該無線基地局が、前記無線端末局に対して当該データの
    再送を再送有りポイント−ポイント通信により行い、無
    線端末局において、該再送データが正しく受信された
    ら、再送有りポイント−ポイント通信を終了し、再送無
    しポイント−マルチポイント通信によってマルチキャス
    ト通信を行うことを特徴とするマルチキャスト通信方
    法。
  3. 【請求項3】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    G1に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト
    通信を行うマルチキャスト通信システムにおいて、 無線基地局が、マルチキャストグループG1に属する無
    線端末局との間で、再送無しポイント−マルチポイント
    通信によりマルチキャスト通信を行っているとき、 無線端末局の受信データに基づいて、該無線端末局ある
    いは無線基地局において、無線回線品質の良否を判定
    し、無線回線品質が劣化したと判定したとき、 当該無線端末局を前記マルチキャストグループG1とは
    別の、再送有りポイント−マルチポイント通信を行うマ
    ルチキャストグループG2にも参加させ、 該マルチキャストグループG2に参加している無線端末
    局と無線基地局との間で、通信を行っていて、 当該無線端末局において受信データの誤りが発生したと
    き、マルチキャストグループG2で該データの再送を受
    け、 前記無線端末局で、該再送データが正常に受信できたと
    き、該無線端末局をマルチキャストグループG2から切
    り離すことを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  4. 【請求項4】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行い、無線端末局が自局での受信状態を監視してい
    て、周期的に無線回線品質を示す値を無線基地局に送信
    するマルチキャスト通信システムの無線基地局装置であ
    って、 マルチキャストグループに属する無線端末局との間で、
    再送無しポイント−マルチポイント通信によりマルチキ
    ャスト通信を行う手段と、 無線端末局からの無線回線品質を示す値を、予め定めた
    閾値と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 該手段により、無線回線品質が否と判定されたとき、当
    該無線端末局をマルチキャストグループから切り離し、
    該無線端末局との通信手段を、再送有りポイント−ポイ
    ント通信に切り替える手段と、 該無線端末局と、再送有りポイント−ポイント通信によ
    り通信を行っているとき、 該無線端末局から受信した無線回線品質を示す値を、前
    記予め定めた閾値と比較して無線回線品質の良否を判定
    する手段によって、無線回線品質が良好になったと判定
    した場合に、 該無線端末局を、マルチキャストグループに復帰させ、
    通信手段を再送無しポイント−マルチポイント通信に切
    り替える手段を設けたことを特徴とする無線基地局装
    置。
  5. 【請求項5】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行い、無線端末局が自局での受信状態を監視してい
    て、周期的に無線回線品質を示す値を無線基地局に送信
    するマルチキャスト通信システムの無線基地局装置であ
    って、 マルチキャストグループに属する無線端末局との間で、
    再送無しポイント−マルチポイント通信によりマルチキ
    ャスト通信を行う手段と、 無線端末局からの無線回線品質を示す値を、予め定めた
    閾値と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 該手段により、無線回線品質が否と判定されたとき、当
    該無線端末局との間で行っている再送無しポイント−マ
    ルチポイント通信とは別に、再送有りポイント−ポイン
    ト通信を行うことが可能な状態を確立する手段と、 該無線端末局と、再送無しポイント−マルチポイント通
    信により通信を行っているとき、 前記無線端末局からデータの再送の要求があったとき、
    該無線端末局に対して再送有りポイント−ポイント通信
    によって当該データの再送を行い、 無線端末局において該再送データが正しく受信されたこ
    とが確認されたら再送有りポイント−ポイント通信を終
    了して、 再送無しポイント−マルチポイント通信のみのマルチキ
    ャスト通信に切り替える手段を設けたことを特徴とする
    無線基地局装置。
  6. 【請求項6】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行い、無線端末局が自局での受信状態を監視してい
    て、周期的に無線回線品質を示す値を無線基地局に送信
    するマルチキャスト通信システムの無線基地局装置であ
    って、 マルチキャストグループG1に属する無線端末局との間
    で、再送無しポイント−マルチポイント通信によりマル
    チキャスト通信を行う手段と、 無線端末局からの無線回線品質を示す値を、予め定めた
    閾値と比較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 該手段により、無線回線品質が否と判定されたとき、当
    該無線端末局を前記マルチキャストグループG1とは別
    の、再送有りポイント−マルチポイント通信を行うマル
    チキャストグループG2にも参加させる手段と、 該マルチキャストグループG2に参加している無線端末
    局が、マルチキャスト通信を行っていて、データに誤り
    が発生したことを通知してきたとき、マルチキャストグ
    ループG2で該データの再送を行う手段と、 前記無線端末局が該再送データが正常に受信できたこと
    を通知してきたとき、 該無線端末局をマルチキャストグループG2から切り離
    す手段とを設けたことを特徴とする無線基地局装置。
  7. 【請求項7】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行うマルチキャスト通信システムの無線端末局装置で
    あって、 自局での受信状態を監視していて、周期的に無線回線品
    質を示す値を算出する手段と、 算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比
    較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 マルチキャストグループに属し、無線基地局との間で、
    再送無しポイント−マルチポイント通信によりマルチキ
    ャスト通信を行っているとき、 無線回線品質を否と判定した場合に、自局をマルチキャ
    ストグループから切り離して該無線端末局との通信手段
    を再送有りポイント−ポイント通信に切り替えることを
    無線基地局に要求する手段と、 該無線基地局と再送有りポイント−ポイント通信により
    通信を行っているとき、 受信データに基づいて算出した無線回線品質を示す値
    を、予め定めた閾値と比較して無線回線品質が良好にな
    ったと判定した場合に、 無線基地局に対して自局をマルチキャストグループに復
    帰させて、通信手段を再送無しポイント−マルチポイン
    ト通信に切り換えるよう要求する手段とを備えたことを
    特徴とする無線端末局装置。
  8. 【請求項8】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行うマルチキャスト通信システムの無線端末局装置で
    あって、 自局での受信状態を監視していて、周期的に無線回線品
    質を示す値を算出する手段と、 算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比
    較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 マルチキャストグループに属し、無線基地局との間で、
    再送無しポイント−マルチポイント通信によりマルチキ
    ャスト通信を行っているとき、 無線回線品質を否と判定した場合に、自局と無線基地局
    との間に再送有りポイント−ポイント通信手段を確立す
    ることを無線基地局に要求する手段と、 無線基地局と通信中に受信データに誤りが発生したと
    き、再送有りポイント−ポイント通信によって該データ
    の再送を無線基地局に要求する手段と、 無線基地局から再送された該データが正しく受信された
    とき、再送有りポイント−ポイント通信を終了し、通信
    手段を再送無しポイント−マルチポイント通信のみの通
    信に戻すよう無線基地局に要求する手段とを備えたこと
    を特徴とする無線端末局装置。
  9. 【請求項9】 無線基地局と、マルチキャストグループ
    に属する複数の無線端末局との間でマルチキャスト通信
    を行うマルチキャスト通信システムの無線端末局装置で
    あって、 自局での受信状態を監視していて、周期的に無線回線品
    質を示す値を算出する手段と、 算出した無線回線品質を示す値を、予め定めた閾値と比
    較して無線回線品質の良否を判定する手段と、 マルチキャストグループG1に属し、無線基地局との間
    で、再送無しポイント−マルチポイント通信によりマル
    チキャスト通信を行っているとき、 無線回線品質を否と判定した場合に、自局と無線基地局
    との間に再送有りポイント−マルチポイント通信を行う
    マルチキャストグループG2への参加を無線基地局に要
    求する手段と、 マルチキャストグループG2へ参加して無線基地局と通
    信中に受信データに誤りが発生したとき、該データの再
    送を無線基地局に要求する手段と、 無線基地局から再送された該データが正しく受信された
    とき、マルチキャストグループG2からの離脱と、再送
    有りポイント−マルチポイント通信を終了して、通信手
    段を再送無しポイント−マルチポイント通信のみの通信
    に戻すよう無線基地局に要求する手段とを備えたことを
    特徴とする無線端末局装置。
  10. 【請求項10】 無線回線品質を示す値として、無線端
    末局が受信したデータについてのビット誤り率を算出
    し、一定期間における、その平均値を用いる請求項1〜
    請求項9のいずれか1項に記載のマルチキャスト通信方
    法または無線基地局装置または無線端末局装置。
  11. 【請求項11】 無線回線品質を示す値として、無線端
    末局が受信した信号の受信電力値についての一定期間の
    平均値を用いる請求項1〜請求項9のいずれか1項に記
    載のマルチキャスト通信方法または無線基地局装置また
    は無線端末局装置。
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