JP2001308748A - 画像出力装置の画像信号制御装置及びその制御方法 - Google Patents

画像出力装置の画像信号制御装置及びその制御方法

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JP2001308748A
JP2001308748A JP2000115749A JP2000115749A JP2001308748A JP 2001308748 A JP2001308748 A JP 2001308748A JP 2000115749 A JP2000115749 A JP 2000115749A JP 2000115749 A JP2000115749 A JP 2000115749A JP 2001308748 A JP2001308748 A JP 2001308748A
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attenuation
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Masakuni Nishimura
昌邦 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動補正により、前記画像信号の減衰に起因
する画像そのものの再現性,色再現性を向上し、かつ同
期不良を抑制する。 【解決手段】 市販の接続ケーブルで画像信号発生源と
出力装置(プロジェクタ18)を接続する場合に、接続
ケーブル20の長さ、線種等に起因する画像信号の減衰
を、画像信号制御装置10によって検出、補正するよう
にした。すなわち、画像信号制御装置10では、前記接
続ケーブル20を通過することで減衰した分、画像信号
を増幅することで相殺することができ、適正な画像信号
としてプロジェクタ18へ送出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理が可能な
制御部と、画像を出力する出力部とが一体となった画像
出力装置に用いられ、前記制御部に各種インターフェイ
スを介して接続される外部周辺機器から画像信号を取り
込み、取り込んだ画像信号を再生部へ送出する際に、前
記インターフェイスのコネクタ及びコネクタ間を接続す
る接続ケーブルの電気特性に依存する前記画像信号の減
衰量を補正する画像出力装置の画像信号制御装置及びそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーソナルコンピュータ(以下、
PCという)で画像処理された画像や、ビデオ画像再生
装置等の外部周辺機器からの画像の画像信号送出レベル
は、VESA及びITT(IEEE)等の規格で設定さ
れている。このような画像信号は、上記PCやビデオ画
像出力装置からコネクタ及び接続ケーブルを介して出力
装置等へ送られ、この画像信号に基づいてプリントアウ
トされたり、モニタに表示されたり、外部スクリーンに
投影されるようになっている。
【0003】一般に外部周辺機器等を購入した場合、出
力装置と接続するための接続ケーブルが同梱されてい
る。この同梱された接続ケーブルは、外部周辺機器の特
性に合わせた(画像信号の減衰量に合わせた)特性を持
つものであるため、出力装置での画像の再現性、色の再
現性が適性であり、同期不良も発生せず、忠実に画像を
再生することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、接続ケ
ーブルが同梱されていない外部周辺機器も多く販売され
ているため、このような場合には、市販の接続ケーブル
を別途購入して、これを適用することになる。
【0005】市販の接続ケーブルは、規格品ではある
が、接続する外部周辺機器特有の特性にマッチングする
とは限らない。このため、不整合が原因で、画像信号が
減衰し、出力装置において規定のレベルを満足しない画
像信号(同期信号を含む)が入力され、この結果、画像
の再現性の低下、色再現性の低下、同期不良が発生す
る。
【0006】これを防止するため、従来では、出力され
た画像を見ながら手作業で調整する必要があった。
【0007】なお、関連する先行技術としては、特開平
8ー18487号公報、特開平9ー12175号公報、
特開平6ー77858号9公報等がある。問題があっ
た。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、自動補正によ
り、前記画像信号の減衰に起因する画像そのものの再現
性,色再現性を向上し、かつ同期不良を抑制することが
できる画像出力装置の画像信号制御装置及びその制御方
法を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像処理が可
能な制御部と、画像を出力する出力ク部とが一体となっ
た画像出力装置に用いられ、前記制御部に各種インター
フェイスを介して接続される外部周辺機器から画像信号
を取り込み、取り込んだ画像信号を再生部へ送出する際
に、前記インターフェイスのコネクタ及びコネクタ間を
接続する接続ケーブルの電気特性に依存する前記画像信
号の減衰量を補正する画像出力装置の画像信号制御装置
であって、 前記外部周辺機器から予め既知レベルの基
準信号を取り込む基準信号取込手段と、前記基準信号を
記憶する基準信号記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た基準信号と、前記基準信号に基づいて前記外部周辺機
器から取り込まれた取込信号と、を比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づいて、取込信号の基
準信号に対する減衰量を演算する演算手段と、前記演算
手段で演算された減衰量を記憶する減衰量記憶手段と、
前記減衰量記憶手段に記憶された減衰量に基づいて、前
記外部周辺機器から取り込まれる画像信号を補正する補
正手段と、を有している。
【0010】本発明によれば、接続ケーブルが外部周辺
機器に同梱されない、市販の接続ケーブルであることを
前提とし、外部周辺機器との整合をとるべく、以下の手
順で画像信号の補正がなされる。
【0011】まず、基準信号取込手段により、外部周辺
機器から予め既知レベルの基準信号を取り込む。一方、
基準信号記憶手段には前記基準信号が予め記憶されてお
り、前記とり込まれた信号(取込信号)と、基準信号と
を、比較手段で比較する。
【0012】このとき、前記接続ケーブル(及びコネク
タ)の特性に起因する画像信号の減衰が発生している
と、比較手段の比較結果に差が生じる。この差があるレ
ベルに達すると、画像の再現性の低下、色再現性の低
下、同期不良を起こすことになるため、演算手段で、取
込信号の基準信号に対する減衰量を演算し、これを減衰
量記憶手段に記憶しておく。この状態で、補正手段で
は、減衰量記憶手段に記憶された減衰量に基づいて、前
記外部周辺機器から取り込まれる画像信号を補正する。
これにより、接続ケーブル(及びコネクタ)に起因する
画像信号の減衰を抑制することができ、市販の接続ケー
ブルを用いても画像の再現性並びに色再現性を維持し、
同期不良を起こすこともない。
【0013】この本発明において、前記再生部が、大型
スクリーンに画像を投影するプロジクターである場合、
通常のモニタやディスプレイに比べて、画角が大きい
分、画像信号の減衰による画質の低下が目立つ。従っ
て、このようなプロジェクタを出力装置として適用する
場合には、本発明は特に顕著な効果を得ることができ
る。
【0014】また、本発明は、前記コネクタ及び接続ケ
ーブルの電気特性が、ケーブル長、線種、コネクタ種で
決定されることを特徴としている。
【0015】すなわち、接続ケーブルの長さが長いほど
減衰量を多くなり、金メッキされた導線が最も抵抗の小
さく減衰量は少ないが、一般の導線(銀メッキ等)は減
衰量が多い。さらに、接続ケーブルには必須のコネクタ
の端子の種類によっても減衰量が変化する。本実施の形
態は、これらを一つ一つ考慮する必要がなく、結果とし
て減衰を補正するようにしているため、いかなる市販の
接続ケーブルを用いても、目的効果を達成することがで
きる。
【0016】また、本発明は、前記外部周辺機器で再生
する基準信号が、当該外部周辺機器に設けられた少なく
とも読取ドライブに適合する記録媒体に記録されている
ことを特徴としている。
【0017】外部周辺機器は様々であるが、例えば、ビ
デオテープレコーダ等では、ビデオカセットに予め基準
信号を記録しておき、当該ビデオテープレコーダのスロ
ットにこのカセットを装填し、再生するようにすれば、
制御部には取込信号として出力することができる。な
お、上記ビデオカセットに限らず、DVD、MO、ZI
P等の他の記録媒体を駆動することが可能なドライブが
あれば、このような別の記録媒体であってもよい。
【0018】一方、本発明は、前記外部周辺機器で再生
する基準信号が、予め当該外部周辺機器の内部記録媒体
に記憶されていることを特徴としている。
【0019】すなわち、ハードディスク等に予め基準信
号を記録するか、或いは外部周辺機器の購入時に基準信
号を登録しておく。これによれば、いちいち記録媒体を
装填しなくても画像信号補正が可能であり、定期的に行
うようにしてもよい。接続ケーブル等は、経時的にその
特性が変化する可能性があるため、常に適性状態を維持
するためには、定期的な画像信号補正値を再設定するこ
とが好ましい。
【0020】また、第2の発明は、画像処理が可能な制
御部と、画像を再生出力する再生部とが一体となった画
像出力装置に用いられ、前記制御部に各種インターフェ
イスを介して接続される外部周辺機器から画像信号を取
り込み、取り込んだ画像信号を再生部へ送出する際に、
前記インターフェイスのコネクタ及びコネクタ間を接続
する接続ケーブルの電気特性に依存する前記画像信号の
減衰量を補正する画像出力装置の画像信号制御方法であ
って、前記外部周辺機器側から予め既知レベルの基準信
号を取り込み、この取りこまれた取込信号を前記制御部
に記憶された基準信号と比較し、比較結果に基づいて、
取込信号の基準信号に対する減衰量を演算し、前記外部
周辺機器から取り込まれる画像信号をこの減衰量に基づ
いて補正する、ことを特徴としている。
【0021】第2の本発明によれば、まず、外部周辺機
器から予め既知レベルの基準信号を取り込み、このとり
込まれた信号(取込信号)と基準信号とを比較する。比
較の結果が差が生じた場合、取込信号の基準信号に対す
る減衰量を演算し、この減衰量に基づいて、前記外部周
辺機器から取り込まれる画像信号を補正する。これによ
り、接続ケーブル(及びコネクタ)に起因する画像信号
の減衰を抑制することができ、市販の接続ケーブルを用
いても画像の再現性並びに色再現性を維持し、同期不良
を起こすこともない。
【0022】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る画
像信号制御装置10を含む画像処理システム12が示さ
れている。
【0023】この画像処理システム12は、画像信号の
発生源である、外部周辺機器としてのパーソナルコンピ
ュータ(以下、PCという)14と、前記画像信号に基
づいて、スクリーン16に画像を投影する、出力装置と
してのプロジェクタ18と、を備えており、これらの間
に本実施の形態に係る画像信号制御装置10が介在され
ている。
【0024】PC14の出力コネクタ(図示を省略する
が、一般的なパラレル、或いはシリアルのコネクタや、
RS232C、USB等の何れのコネクタであってもよ
い。)には、接続ケーブル20の一端が接続されてお
り、この接続ケーブル20の他端は、画像信号制御装置
10の入力端(図示省略)に接続されている。
【0025】PC12からは、このPC12に設けられ
たDVDドライブ12DVD等から画像信号が前記接続
ケーブル20を介して画像信号制御装置10へ送出され
るようになっている。
【0026】ここで、接続ケーブル20は、PC12や
画像信号制御装置10の専用のものではなく、一般に市
販されているものである。、これに対し、画像信号制御
装置10には、専用の出力ケーブル22が設けられてい
る。この接続ケーブル22は、画像信号制御装置10と
一体的に構成されたものである。この出力ケーブル22
の先端は、前記プロジェクタ18の入力端に接続されて
おり、これによりプロジェクタ18へは、前記PC12
から送られてくる画像信号が前記画像信号制御装置10
を介して入力される。
【0027】プロジェクタ18では、入力された画像信
号基づいて、内蔵された液晶表示装置に画像が表示され
るようになっている。この液晶表示装置の背面側には、
投光器が設けられ、液晶表示装置の画像表示面を照射し
ている。また、液晶表示装置の前側にはレンズが配設さ
れ、液晶表示装置の表示面に表示された画像を拡大し
て、前記スクリーン16上へ結像させている。
【0028】図2には、画像信号制御装置10の概略ブ
ロック図が示されている。
【0029】PC12から接続ケーブル20を介して入
力された画像信号は、フィルタ部100を介して検査信
号取込部102と、補正部104とに入力されるように
なっている。検査信号取込部102には、画像信号にお
ける基準信号(検査信号)が入力されるようになってい
る。なお、フィルタ部100には、オペレータによる選
択により、PC12から送られてくる画像信号の送出先
を選択する選択機能を有している。この選択により、画
像信号制御装置10では、初期化モードと通常モードの
何れかのモードで稼動する。
【0030】初期化モードが選択された場合には、PC
12から基準信号(検査信号)が送出されると判断し、
検査信号取込部102へこの基準信号(検査信号)を送
出する。
【0031】一方、通常モードが選択された場合には、
PC12からプロジェクタ18で投影すべき画像信号が
送出されると判断し、補正部104へこの画像信号を送
出する。
【0032】この基準信号は、PC12に装填した記録
媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD
−ROM、DVD等)に予め記憶された信号である。な
お、この基準信号の容量はさほど多いものではなく、フ
ロッピーディスクの記憶容量であっても充分なものであ
る。また、基準信号は、PC12のハードディスクに記
録しておいてもよいおいてもよい。
【0033】検査信号取込部102には、比較部106
が接続されており、前記検査信号取込部102に取り込
まれた基準信号(検査信号)を比較部106へ送出す
る。比較部106には、基準信号記憶部108が接続さ
れている。このため、比較部106には、前記検査信号
取込部102から検査信号が入力されるのに同期して、
予め基準信号記憶部108に記憶された基準信号が入力
されるようになっている。
【0034】比較部106では、検査信号と基準信号と
の比較を行う。すなわち、検査信号の基とのなるのは基
準信号であるため、検査信号に減衰が生じていなければ
比較結果に差は生じない。しかし、主として接続ケーブ
ル20(コネクタを含む)の特性に依存するPC12と
の不整合で、基準信号に減衰が発生した場合には、前記
基準信号記憶部108に記憶された基準信号と比較する
ことで差が生じることになる。
【0035】すなわち、接続ケーブル20は、市販品で
あるため、規格品であっても、接続ケーブル20の線
種、長さ等により、PC12から送出される画像信号
(基準信号)が適正とはならない(減衰傾向)。このた
め、比較部108での比較で差が生じることになる。
【0036】比較部106で比較した結果は、比較結果
保持部110へ送られ、一旦保持された後、減衰量演算
部112で減衰量を演算する。すなわち、演算部112
では、比較部106での比較結果(強度差等)を減衰量
に換算している。演算結果は、減衰量記憶部114に記
憶されるようになっている。
【0037】一方、前記補正部104には、実際にプロ
ジェクタ18で投影表示するための画像信号が入力され
ている。また、この画像信号の入力に同期して、前記減
衰量記憶部114に記憶された減衰量が入力され、この
減衰量に基づいて補正部104では画像信号が補正され
る。すなわち、画像信号は、減衰量に見合った分、増幅
されてプロジェクタ18へ送出するようになっている。
【0038】なお、本実施の形態では、初期化モードに
おいて検査信号を基準信号と比較する動作を、一連の画
像(例えば、DVD画像であれば1枚単位、撮影ビデオ
テープであれば1本分単位、或いは所定時間単位等)で
実行させるようにしている。画像信号源が異なれば、減
衰量が変化することが予想されるためである。
【0039】以下に本実施の形態の作用を図3のフロー
チャートに従い説明する。
【0040】まず、ステップ200では、オペレータの
操作によって、初期化モード又は通常モードの何れかを
選択する。
【0041】初期化モードが選択された場合には、基準
信号に基づいて画像信号を検査する必要があると判断
し、ステップ200からステップ202へ移行する。ス
テップ202では、フラグFがセット(1)されている
か否かが判断され、セットされている場合には、既に初
期化モードの実行がなされたと判断し、ステップ200
へ戻る。
【0042】従って、フラグFがセットされているとき
は、オペレータにより通常モードに切り換えられるま
で、ステップ200、202を繰り返すことになる。
【0043】一方、ステップ202でフラグFがリセッ
ト(0)されている場合には、入力される画像信号(基
準信号)を検査信号取込部102へ送るべく、ステップ
204でフィルタ部100の切り換え機能で検査信号取
込部102を選択する。これにより、画像信号としての
基準信号(検査信号)は、検査信号取込部102へ送ら
れる。
【0044】ここで、この基準信号(検査信号)は、P
C12から接続ケーブル20を介して画像信号制御装置
10に入力するものであり、この接続ケーブル20の長
さ、線種等に起因して、減衰した信号となる(検査信
号)。
【0045】次のステップ206では、基準信号記憶部
108から予め記憶されていた基準信号が読み出され、
次いでステップ208において、前記検査信号取込部1
02に取り込まれた検査信号と比較される。
【0046】この場合、基は両者とも基準信号であるた
め、差が生ることはない。しかし、PC12から画像信
号制御装置10へ送信される過程で、接続ケーブル20
を通過している検査信号は、PC12と接続ケーブル2
0との不整合に起因して、減衰されているため、比較部
106で比較で差Δが生じる。
【0047】ステップ210では、比較部106で比較
された結果(差Δ)を一旦保持し、次いでステップ21
2へ移行して、減衰量演算部112で、前記比較結果保
持部110に保持された差に基づいて減衰量を演算す
る。
【0048】次いでステップ214では、演算された減
衰量を減衰量記憶部11で記憶する。
【0049】以上で初期化モードが終了し、ステップ2
16では、終了したことをランプ点灯やチャイムやブザ
ー音、さらにはメッセージ等によって報知し、次いでス
テップ218でフラグFをセットした後、ステップ20
0へ戻る。
【0050】ここで、ステップ216による報知を受け
たオペレータは、モードを通常モードに切り換える。
【0051】ステップ200で通常モードが選択された
場合には、PC12からの入力される画像信号を補正部
104へ送るべく、ステップ220において、フィルタ
部100の切り換え機能を切り換えて補正部104を選
択する。これにより、画像信号は、フィルタ部100を
通過して、補正部104へと至る。
【0052】次のステップ222では、減衰量記憶部1
14から減衰量を読出し、次いでステップ224でこの
減衰量に基づいて得られる増幅率分、画像信号を増幅
し、次いでステップ226でプロジェクタ18への送出
処理がなされる。
【0053】次のステッフ゜228では予め定めらた単位分
の画像送出が終了したか否かが判断され、否定判定の場
合は、ステップ222へ移行して、上記ステップ繰り返
す。まあ、ステップ228で肯定判定された場合は、予
め定めらた単位の画像信号の送出が終了したと判断さ
れ、ステップ230でフラグFをリセットした後、この
ルーチンは終了する。
【0054】本実施の形態によれば、市販の接続ケーブ
ルで画像信号発生源と出力装置(プロジェクタ18)を
接続する場合に、接続ケーブル20の長さ、線種等に起
因する画像信号の減衰を、画像信号制御装置10によっ
て検出、補正するようにした。すなわち、画像信号制御
装置10では、前記接続ケーブル20を通過することで
減衰した分、画像信号を増幅することで相殺することが
でき、適正な画像信号としてプロジェクタ18へ送出す
ることができる。
【0055】なお、上記実施の形態では、画像信号発生
源をPC12としたが、市販のビデオカセットレコー
ダ、(デジタル)ビデオカメラや、DVDプレイヤー等
他の画像信号発生源であってもよい。また、出力装置
を、画像を拡大投影するプロジェクタ20としたが、一
般的なプリンタやモニタであってもよい。但し、拡大投
影されるプロジェクタ18の場合、僅かな画像信号の減
衰による画像不良が、スクリーン16上に表示される画
像に顕著に現れ易いため、本実施の形態の画像信号制御
装置10による効果を充分に発揮することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像出力
装置の画像信号制御装置及びその制御方法は、自動補正
により、前記画像信号の減衰に起因する画像そのものの
再現性,色再現性を向上し、かつ同期不良を抑制するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係る画像信号制御装置を含む
画像処理システムの概略図である。
【図2】 画像信号制御装置の詳細を示す制御ブロック
図である。
【図3】 本実施の形態に係る画像信号制御装置の制御
フローチャートである。
【符号の説明】
10 画像信号制御装置 12 画像処理システム 14 PC(画像信号発生源) 16 スクリーン 18 プロジェクタ(出力装置) 20 接続ケーブル 100 フィルタ部 102 検査信号取込部 104 補正部 106 比較部 108 基準信号記憶部 110 比較結果保持部 112 減衰量演算部 114 減衰量記憶部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理が可能な制御部と、画像を出力
    する出力ク部とが一体となった画像出力装置に用いら
    れ、前記制御部に各種インターフェイスを介して接続さ
    れる外部周辺機器から画像信号を取り込み、取り込んだ
    画像信号を再生部へ送出する際に、前記インターフェイ
    スのコネクタ及びコネクタ間を接続する接続ケーブルの
    電気特性に依存する前記画像信号の減衰量を補正する画
    像出力装置の画像信号制御装置であって、 前記外部周辺機器から予め既知レベルの基準信号を取り
    込む基準信号取込手段と、 前記基準信号を記憶する基準信号記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された基準信号と、前記基準信号に
    基づいて前記外部周辺機器から取り込まれた取込信号
    と、を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、取込信号の基準信
    号に対する減衰量を演算する演算手段と、前記演算手段
    で演算された減衰量を記憶する減衰量記憶手段と、 前記減衰量記憶手段に記憶された減衰量に基づいて、前
    記外部周辺機器から取り込まれる画像信号を補正する補
    正手段と、を有する画像出力装置の画像信号制御装置。
  2. 【請求項2】 前記再生部が、大型スクリーンに画像を
    投影するプロジクターであることを特徴とする請求項1
    記載の画像出力装置の画像信号制御装置。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ及び接続ケーブルの電気特
    性が、ケーブル長、線種、コネクタ種で決定されること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像出力装置
    の画像信号制御装置。
  4. 【請求項4】 前記外部周辺機器で再生する基準信号
    が、当該外部周辺機器に設けられた少なくとも読取ドラ
    イブに適合する記録媒体に記録されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の画像出力
    装置の画像信号制御装置。
  5. 【請求項5】 前記外部周辺機器で再生する基準信号
    が、予め当該外部周辺機器の内部記録媒体に記憶されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1
    項記載のが画像出力装置の画像信号制御装置。
  6. 【請求項6】 画像処理が可能な制御部と、画像を再生
    出力する再生部とが一体となった画像出力装置に用いら
    れ、前記制御部に各種インターフェイスを介して接続さ
    れる外部周辺機器から画像信号を取り込み、取り込んだ
    画像信号を再生部へ送出する際に、前記インターフェイ
    スのコネクタ及びコネクタ間を接続する接続ケーブルの
    電気特性に依存する前記画像信号の減衰量を補正する画
    像出力装置の画像信号制御方法であって、 前記外部周辺機器側から予め既知レベルの基準信号を取
    り込み、 この取りこまれた取込信号を前記制御部に記憶された基
    準信号と比較し、 比較結果に基づいて、取込信号の基準信号に対する減衰
    量を演算し、 前記外部周辺機器から取り込まれる画像信号をこの減衰
    量に基づいて補正する、ことを特徴とする画像出力装置
    の画像信号制御方法。
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