JP2001307591A - 電子装置のキーボタン構造 - Google Patents

電子装置のキーボタン構造

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JP2001307591A
JP2001307591A JP2000120854A JP2000120854A JP2001307591A JP 2001307591 A JP2001307591 A JP 2001307591A JP 2000120854 A JP2000120854 A JP 2000120854A JP 2000120854 A JP2000120854 A JP 2000120854A JP 2001307591 A JP2001307591 A JP 2001307591A
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Japan
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key button
dome switch
electronic device
key
button structure
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JP2000120854A
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Fumito Imai
文人 今井
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子装置のキーボタンの部品点数を少なく
し、組み立て工数の削減化に寄与でき、材料選択自由度
を大きくする。 【解決手段】 複数のキーボタンを有する電子装置のキ
ーボタン構造に、シート状の材料3が弾性変形可能にド
ーム形状に塑性加工されるドームスイッチ部3bと、ド
ームスイッチに一体としてキーボタンを形成するキーボ
タン部3aとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話機等のキーボタ
ン付き電子装置に関する。特に、本発明は、組み立て工
数の削減を可能にする電子装置のキーボタン構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平7−15775号公報にはドーム
状のスイッチが記載されている。図13は本発明の前提
となる電子装置のキーボタン構造の断面を示す拡大図で
ある。本図に示すように、キーボタンは、キーボタン部
100と、特開平7−15775号公報に記載されるよ
うなドームスイッチ部101とで構成される。
【0003】キーボタン部100は変形のない材料で且
つ変形のない形状に形成される。キーボタンのドームス
イッチ部101は、弾性変形可能な材料で、弾性変形可
能な薄肉圧の凸形状をしており、シート状の材料102
上に凸形状を上にして配置される。シート状の材料10
2には複数のキーボタンが配置される。ドームスイッチ
部101の内側には接点101aが設けられる。
【0004】シート状の材料102には接点102aが
設けられ、接点102aの位置はドームスイッチ部10
1の接点101aに対応する位置にある。キーボタン部
100が押下されると、キーボタン部100がドームス
イッチ部101の凸形状を押することにより、ドームス
イッチ部101が弾性変形して凹状になり、ドームスイ
ッチ部101の接点101aとシート状の材料102の
接点102aとが接触し、通電が行われる。
【0005】キーボタン部100の押下を停止し、離す
と、ドームスイッチ部101の凹状の弾性変形が無くな
り、元の凸形状になる。このように、キーボタンは、押
し下げた際に、使用者にクリック感を与えている。しか
しながら、上記キーボタンでは、キーボタン部100、
ドームスイッチ部101とが別々の部品になっているの
で、キーボタン付き電子装置に多くのキーボタンが使用
されると、部品点数が多くなり、組み立て工数の削減化
に対して問題となる。
【0006】図14は図13のキーボタン組み込み例の
断面を示す拡大図である。本図に示すように、キーボタ
ン付き電子装置に設けられるフロントケース105の穴
105aにキーボタンが組み込まれる。この場合、キー
ボタンが乗っているシート状の材料102はゴム等の軟
質材料製で形成される。
【0007】挿入されるキーボタンのキーボタン部10
0とフロントケース105の穴105aとの間にギャッ
プGが生じる。フロントケース105には突起105b
が設けられ、突起105bは、突起105bの周囲でフ
ロントケース105の内側に位置する。フロントケース
105にキーボタンが組み込まれた時、フロントケース
105の突起105bの先端は、軟質材料製のシート状
の材料102に密着する。
【0008】このような密着を形成して、上記のギャッ
プGから電子装置内に液体、埃が侵入するのを防止して
いた。しかしながら、上記の密着構造では、シート状の
材料102の材料として、ゴム等の軟質材料を使用する
ので、材料選択の自由度が小さいという問題がある。図
15は別のキーボタン付き電子装置におけるキーボタン
構造を示す拡大図である。
【0009】本図(a)の斜視図に示すキーボタンで
は、長方形のキーボタン部200と長方形のドームスイ
ッチ部201とが一体で構成される。キーボタン部20
0は変形のない材料で且つ変形のない形状に形成され
る。ドームスイッチ部201は、ゴム製からなり、、弾
性変形可能に形成される。本図(b)における本図
(a)のA−A断面図に示すように、ドームスイッチ部
201はゴム製のドームを形成し、ドームスイッチ部2
01には接点201aが設けられる。
【0010】図16は図15のキーボタン設置例の断面
を示す拡大図である。本図に示すように、キーボタン付
き電子装置に設けられるフロントケース202の穴にキ
ーボタンが組み込まれる。シート状の材料203には接
点203aが設けられ、接点203aの位置はドームス
イッチ部201の接点201aに対応する位置にある。
【0011】キーボタン部200が押下されると、キー
ボタン部200がドームスイッチ部201を押すること
により、ドームスイッチ部201の形状が弾性変形して
ドームスイッチ部201の接点201aとシート状の材
料203の接点203aとが接触する。キーボタン部2
00の押下を停止し、離すと、ドームスイッチ部201
は、形状の弾性変形が無くなり、元の形状になる。
【0012】しかしながら、上記のキーボタンでは、ド
ームスイッチ部201の材料がゴムの材料を使用するの
で、材料選択の自由度が小さいという問題がある。
【0013】
【発明が解決しょうとする課題】したがって、本発明は
上記問題点に鑑みて、部品点数が少なく、組み立て工数
の削減化に寄与でき、材料選択自由度が大きく、液体、
埃の侵入を防止できる電子装置のキーボタン構造を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、複数のキーボタンを有する電子装置のキ
ーボタン構造において、シート状の材料が弾性変形可能
にドーム形状に塑性加工されるドームスイッチ部と、前
記ドームスイッチと一体化される前記キーボタンを形成
するキーボタン部とを備えることを特徴とする電子装置
のキーボタン構造を提供する。
【0015】この手段により、部品点数が少なく、組み
立て工数の削減化に寄与できる。好ましくは、前記シー
ト状の材料は、金属又は樹脂からなる。さらに、好まし
くは、前記シート状の材料を構成する前記樹脂がPET
樹脂である。この手段により、材料選択自由度が大きく
なる。好ましくは、前記塑性加工が絞り加工である。
【0016】この手段により、シート状の材料に薄肉厚
の弾性変形可能なドームスイッチ部の形成が可能にな
る。好ましくは、前記ドームスイッチに収容部が設けら
れ、塑性加工時に前記収容部が前記キーボタン部の形状
に合わせて形成され、前記収容部に前記キーボタン部が
一体化される。この手段により、ドームスイッチとキー
ボタン部との一体化により部品点数を少なくできる。
【0017】好ましくは、前記ドームスイッチと前記収
容部とに対して仮塑性加工が行われ、前記収納部にポリ
カーボネイトが射出成型され、その後、仕上げ塑性加工
が行われることにより、キーボタン部が形成され、前記
収容部に前記キーボタン部が一体化される。この手段に
より、前記ドームスイッチと前記キーボタン部との一体
化が容易に行われる。好ましくは、前記ドームスイッチ
に穴部が設けられ、前記穴部は、前記キーボタン部の形
状に合わせて形成され、前記穴部に前記キーボタン部が
一体化される。この手段により、ドームスイッチとキー
ボタン部との一体化により部品点数を少なくできる。
【0018】好ましくは、前記キーボタン部に第1接点
が設けられ、前記キーボタンが搭載される回路基板に第
2接点が設けられ、前記キーボタンが押されることによ
り前記ドームスイッチが弾性変形し、第1接点と第2接
点が接触して通電が行われる。この手段により、前記キ
ーボタンが押されることにより前記ドームスイッチが弾
性変形し、使用者にクリック感を与えることが可能にな
る。
【0019】好ましくは、塑性加工時に前記シート状の
材料からなる前記ドームスイッチの周囲に突起部が形成
され、前記電子装置の組み立時に、前記突起部は、前記
電子装置のフロントケースの内面と前記ドームスイッチ
が搭載する回路基板との間に挟まれて弾性変形し、前記
フロントケースの内面と密着する。この密着により、挿
入されるキーボタンのキーボタン部とフロントケースの
穴との間にギャップが生じても、外部からの液体、埃の
侵入が防止できる。
【0020】好ましくは、前記シート状の材料に、前記
ドームスイッチ部と、前記キーボタンとが一体に形成さ
れる複数のキーボタンが繋げて設けられる。この手段に
より、用途に応じて、キーボタンのパターンが形成さ
れ、さらに、組み立て工数の削減化に寄与できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るキーボ
タン付電子装置の組み立て状態を示す図である。本図に
示すキーボタン付電子装置1として、例えば、携帯電話
機があり、さらに、テレビジョン、ビデオテープの録
画、再生装置、ビデオカメラ、ラジオ等のリモートコン
トローラ等があり、さらに、パーソナルコンピュータ等
がり、これらは、キーボタンを有する、。
【0022】図2は図1のキーボタン付電子装置1の分
解斜視図である。本図に示すように、キーボタン付電子
装置1では、フロントケース2、シート状の材料3、回
路基板4、リアカバー5の順に重ねられ組み立てられ
る。フロントケース2、リアカバー5は、キーボタン付
電子装置1の筐体である。フロントケース2にはキーボ
タン用の穴2a、表示部用の窓2bが設けられる。キー
ボタン用の穴2aは用途に応じて種々のパターンに形成
される。
【0023】シート状の材料3は、金属製又は樹脂製で
あり、好ましくは、樹脂はPET(ポリエチレンテレフ
タレート)である。シート状の材料3自体が塑性変形さ
れ、好ましくは、絞り加工のような塑性加工により、複
数のキーボタン3−1に形成される。本実施の形態で
は、フロントケース2のキーボタン用の穴2aに対応し
てシート状の材料3を塑性加工して、複数のキーボタン
3−1が互いに繋がるように、形成される。
【0024】一方、用途に応じては、複数のキーボタン
3−1が切り離され個別に形成されるようにしてもよ
い。回路基板4はシート状の材料3、回路等が搭載され
る基板である。図3は図1の線B−B断面であり、シー
ト状の材料3の実装部に関する部分拡大図である。本図
に示すように、各キーボタン3−1は、キーボタン部3
aとドームスイッチ3bとが一体になるように形成さ
れ、接点3cを備える。
【0025】キーボタン部3aは変形のない材料で、且
つ変形のない形状に形成される。ドームスイッチ3b
は、金属、PET樹脂等のシート状の材料3に、薄肉厚
の弾性変形可能なドーム形状に、塑性加工される。キー
ボタン3−1は、フロントケース2と回路基板4の間に
組み込まれる。この場合、キーボタン3−1のキーボタ
ン部3aはフロントケース2のキーボタン用の穴2aに
位置する。
【0026】この場合、回路基板4には接点4aが設け
られ、接点4aの位置はキーボタン部3aの接点3cに
対応する位置にある。図4は図3のキーボタン3−1の
拡大斜視図である。本図に示すように、キーボタン3−
1では、キーボタン部3aは中実の円柱形状に形成され
る。なお、この円柱形状は一例であり、楕円形状、長方
形状の柱であってもよい。
【0027】このように、キーボタン部3aは、中実の
柱状の形状に形成されるので、弾性変形しない構造にな
っている。キーボタン部3aの下部にドームスイッチ3
bが位置し、ドームスイッチ3bは金属、PET樹脂等
を中空で殻状の薄肉厚のドーム形状に絞り加工に形成さ
れるので、容易に弾性変形しやすい構造になっている。
【0028】したがって、キーボタン部3aを押し下げ
た際に、ドームスイッチ3bがたわみ使用者にクリック
感を与え、ドームスイッチ3bの接点3cが回路基板4
の接点4aと接触することにより、通電が行われる。キ
ーボタン3−1の製造時に、キーボタン部3aとドーム
スイッチ3bとは一体に、以下のように、形成される。
図5は、キーボタン部3aとドームスイッチ3bとの一
体形成を説明する例を示す図である。本図に示すよう
に、ドームスイッチ3bの上部にキーボタン部3aを収
納する収納部3dが設けられる。
【0029】ドームスイッチ3bと共に収納部3dが塑
性加工により形成された後に、収納部3dにキーボタン
部3aがはめ込まれ、キーボタン部3aとドームスイッ
チ3bとが一体となるキーボタン3−1が形成される。
なお、ドームスイッチ3bと共に収納部3dに対して仮
塑性加工が行われ、収納部3dにポリカーボネイト(P
C)が射出成型され、その後、仕上げ塑性加工が行わ
れ、キーボタン部3aとドームスイッチ3bとが一体と
なるキーボタン3−1が形成されるようにしてもよい。
また、仮塑性加工された上記の収納部3dにゴムを流し
込み、熱で密着させ、堅いゴムに固めて、キーボタン部
3aとドームスイッチ3bとが一体となるキーボタン3
−1が形成されるようにしてもよい。このようにして、
前記ドームスイッチと前記キーボタン部との一体化が容
易に行われる。
【0030】図6は図5の変形例を説明する図である。
本図に示すように、ドームスイッチ3bの上部にはキー
ボタン部3aをはめ込む穴部3eが設けられる。ドーム
スイッチ3bが塑性加工により形成された後に、穴部3
eにキーボタン部3aがはめ込まれ、キーボタン部3a
とドームスイッチ3bとが一体となるキーボタン3−1
が形成される。
【0031】図7は本発明に係るキーボタン付電子装置
の組み立て状態であり、液体、埃の侵入を防止する例を
示す図である。本図に示すキーボタン付電子装置1は、
前述のように、携帯電話機であり、さらに、テレビジョ
ン、ビデオテープの録画、再生装置、ビデオカメラ、ラ
ジオ等のリモートコントローラ等等であり、さらに、パ
ーソナルコンピュータ等であり、これらは、キーボタン
を有する、。
【0032】図8は図7のキーボタン付電子装置6の分
解斜視図である。本図に示すように、キーボタン付電子
装置6では、フロントケース7、シート状の材料8、回
路基板9、リアカバー10の順に重ねられ組み立てられ
る。フロントケース7、リアカバー10は、キーボタン
付電子装置6の筐体である。フロントケース7にはキー
ボタン用の穴7a、表示部用の窓2bが設けられる。キ
ーボタン用の穴7aは用途に応じて種々のパターンに形
成される。
【0033】シート状の材料8は、金属製又はPET樹
脂製である。シート状の材料8自体が塑性変形され、好
ましくは、絞り加工のような塑性加工により、複数のキ
ーボタン8−1に形成される。キーボタン8−1は、図
2のキーボタン3−1と比較して、液体、埃の侵入を防
止するようにしてある。
【0034】本実施の形態では、フロントケース2のキ
ーボタン用の穴7aに対応してシート状の材料8を塑性
加工して、複数のキーボタン8−1が互いに繋がるよう
に、形成される。一方、用途に応じては、複数のキーボ
タン8−1が切り離され個別に形成されるようにしても
よい。
【0035】回路基板9はシート状の材料8、回路等が
搭載される基板である。図9は図7の線C−C断面であ
り、シート状の材料8の実装部の部分拡大図である。本
図に示すように、各キーボタン8−1は、キーボタン部
8aとドームスイッチ8bとが一体になるように形成さ
れ、接点8cを備える。さらに、ドームスイッチ8bの
外周に突起部8dが設けられる。
【0036】キーボタン部8aは変形のない材料で、且
つ変形のない形状に形成される。ドームスイッチ8b、
突起部8dは、金属、PET樹脂等のシート状の材料8
に、薄肉厚の弾性変形可能なドーム形状に、突起状にそ
れぞれ塑性加工される。、キーボタン8−1は、フロン
トケース7と回路基板9の間に組み込まれる。この場
合、キーボタン8−1のキーボタン部8aはフロントケ
ース7のキーボタン用の穴7aに位置する。
【0037】この場合、回路基板9には接点9aが設け
られ、接点9aの位置はキーボタン部8aの接点8cに
対応する位置にある。図10は図9のキーボタン8−1
の拡大斜視図である。本図に示すように、キーボタン8
−1では、キーボタン部8aは、前述のように、中実の
円柱形状に形成される。なお、この円柱形状は一例であ
り、楕円形状、長方形状の柱であってもよい。
【0038】このように、キーボタン部8aは、中実の
柱状の形状に形成されるので、弾性変形しない構造にな
っている。キーボタン部8aの下部にドームスイッチ8
bが位置し、ドームスイッチ8bは金属、PET樹脂等
を中空で殻状の薄肉厚のドーム形状に絞り加工のような
塑性加工により形成されるので、容易に弾性変形しやす
い構造になっている。
【0039】同様に、突起部8dは、薄肉厚の板の突起
形状に塑性加工されるので、容易にたわみ、弾性変形し
やすい構造になっている。したがって、キーボタン付電
子装置6の組み立て状態において、ドームスイッチ8b
の周囲に設けられる突起部8dはフロントケース7の内
面と回路基板9との間に挟まれて弾性変形し、フロント
ケース7の内面と密着する。
【0040】この密着により、挿入されるキーボタンの
キーボタン部8−1とフロントケース7の穴7aとの間
にギャップGが生じても、外部からの液体、埃の侵入が
防止できる。また、キーボタン部8aを押し下げた際
に、ドームスイッチ8bがたわみ使用者にクリック感を
与え、ドームスイッチ8bの接点8cが回路基板9の接
点9aと接触することにより、通電が行われる。
【0041】キーボタン8−1の製造時に、キーボタン
部8aとドームスイッチ8bとは一体に、以下のよう
に、形成される。図11は、キーボタン部8aとドーム
スイッチ8bとの一体形成を説明する例を示す図であ
る。本図に示すように、ドームスイッチ3bの上部にキ
ーボタン部8aを収納する収納部8eが設けられる。ド
ームスイッチ8bと共に収納部8e、突起部8dが塑性
加工により形成された後に、収納部8eにキーボタン部
8aがはめ込まれ、キーボタン部8aとドームスイッチ
8bと突起部8dが一体となるキーボタン8−1が形成
される。
【0042】なお、ドームスイッチ8bと共に収納部8
e、突起部8dに対して仮塑性加工が行われ、収納部8
eにポリカーボネイト(PC)が射出成型され、その
後、仕上げ塑性加工が行われ、キーボタン部8aとドー
ムスイッチ8bと突起部8dとが一体となるキーボタン
8−1が形成されるようにしてもよい。また、仮塑性加
工された上記の収納部8eにゴムを流し込み、熱で密着
させ、堅いゴムに固めて、キーボタン部8aとドームス
イッチ8bと突起部8dとが一体となるキーボタン8−
1が形成されるようにしてもよい。このようにして、前
記ドームスイッチと前記キーボタン部と突起部8dとの
一体化が容易に行われる。図12は図11の変形例を説
明する図である。本図に示すように、ドームスイッチ8
bの上部にはキーボタン部8aをはめ込む穴部8fが設
けられる。
【0043】ドームスイッチ8bと共に突起部8dが塑
性加工により形成された後に、穴部8fにキーボタン部
8aがはめ込まれ、キーボタン部8aとドームスイッチ
8bと突起部8dとが一体となるキーボタン8−1が形
成される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属又は樹脂のシート状の材料が弾性変形可能にドーム
形状に塑性加工されるドームスイッチ部と、ドームスイ
ッチにはめ込まれるキーボタン部とを一体としたキーボ
タンを形成し、塑性加工時にシート状の材料からなるド
ームスイッチの周囲に突起部が形成されるようにしたの
で、部品点数が少なく、組み立て工数の削減化に寄与で
き、材料選択自由度が大きく、液体、埃の侵入を防止で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキーボタン付電子装置の組み立て
状態を示す図である。
【図2】図1のキーボタン付電子装置1の分解斜視図で
ある。
【図3】図1の線B−B断面の部分拡大図である。
【図4】図3のキーボタン3−1の拡大斜視図である。
【図5】キーボタン部3aとドームスイッチ3bとの一
体形成を説明する例を示す図である。
【図6】図5の変形例を説明する図である。
【図7】本発明に係るキーボタン付電子装置の組み立て
状態であり、液体、埃の侵入を防止する例を示す図であ
る。
【図8】図7のキーボタン付電子装置6の分解斜視図で
ある。
【図9】図7の線C−C断面の部分拡大図である。
【図10】図9のキーボタン8−1の拡大斜視図であ
る。
【図11】キーボタン部8aとドームスイッチ8bとの
一体形成を説明する例を示す図である。
【図12】図11の変形例を説明する図である。
【図13】本発明の前提となる電子装置のキーボタン構
造の断面を示す拡大図である。
【図14】図13のキーボタン組み込み例の断面を示す
拡大図である。
【図15】別のキーボタン付き電子装置におけるキーボ
タン構造を示す拡大図である。
【図16】図15のキーボタン設置例の断面を示す拡大
図である。
【符号の説明】
1、6…キーボタン付電子装置 2、7…フロントケース 2a、7a…キーボタン用の穴 2b、7b…表示部用の窓 3、8…シート状の材料 3−1、8−1…キーボタン 3a、8a…キーボタン部 3b、8b…ドームスイッチ 3c、8c…接点 3d、8e…収納部 3e…穴部 4、9…回路基板 4a…接点 5、10…リアカバー 8d…突起部 8f…穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 DD02 5G006 AA01 AB25 AC01 AZ01 BA01 BA02 BB03 BB07 CD05 FB04 FD02 5G023 AA01 AA12 BA22 CA01 CA09 CA41

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキーボタンを有する電子装置のキ
    ーボタン構造において、 シート状の材料が弾性変形可能にドーム形状に塑性加工
    されるドームスイッチ部と、 前記ドームスイッチと一体化され前記キーボタンを形成
    するキーボタン部とを備えることを特徴とする電子装置
    のキーボタン構造。
  2. 【請求項2】 前記シート状の材料は、金属又は樹脂か
    らなることを特徴とする、請求項1に記載の電子装置の
    キーボタン構造。
  3. 【請求項3】 前記シート状の材料を構成する前記樹脂
    がPET樹脂であることを特徴とする、請求項2に記載
    の電子装置のキーボタン構造。
  4. 【請求項4】 前記塑性加工が絞り加工であることを特
    徴とする、請求項1に記載の電子装置のキーボタン構
    造。
  5. 【請求項5】 前記ドームスイッチに収容部が設けら
    れ、塑性加工時に前記収容部が前記キーボタン部の形状
    に合わせて形成され、前記収容部に前記キーボタン部が
    一体化されることを特徴とする、請求項1に記載の電子
    装置のキーボタン構造。
  6. 【請求項6】 前記ドームスイッチと前記収容部とに対
    して仮塑性加工が行われ、前記収納部にポリカーボネイ
    トが射出成型され、その後、仕上げ塑性加工が行われる
    ことにより、キーボタン部が形成され、前記収容部に前
    記キーボタン部が一体化されることを特徴とする、請求
    項5に記載の電子装置のキーボタン構造。
  7. 【請求項7】 前記ドームスイッチに穴部が設けられ、
    前記穴部は、前記キーボタン部の形状に合わせて形成さ
    れ、前記穴部に前記キーボタン部が一体化されることを
    特徴とする、請求項1に記載の電子装置のキーボタン構
    造。
  8. 【請求項8】 前記キーボタン部に第1接点が設けら
    れ、前記キーボタンが搭載される回路基板に第2接点が
    設けられ、前記キーボタンが押されることにより前記ド
    ームスイッチが弾性変形し、第1接点と第2接点が接触
    して通電が行われることを特徴とする、請求項1に記載
    の電子装置のキーボタン構造。
  9. 【請求項9】 塑性加工時に前記シート状の材料からな
    る前記ドームスイッチの周囲に突起部が形成され、前記
    電子装置の組み立時に、前記突起部は、前記電子装置の
    フロントケースの内面と前記ドームスイッチが搭載する
    回路基板との間に挟まれて弾性変形し、前記フロントケ
    ースの内面と密着することを特徴とする、請求項1に記
    載の電子装置のキーボタン構造。
  10. 【請求項10】 前記シート状の材料に、前記ドームス
    イッチ部と、前記キーボタンとが一体に形成される複数
    のキーボタンが繋げて設けられることを特徴とする、請
    求項1に記載の電子装置のキーボタン構造。
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JP2008159553A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Fujikura Ltd スイッチシート
JP2009123655A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Alps Electric Co Ltd 可動接点付きシートおよびスイッチ装置
KR101040074B1 (ko) 2008-06-04 2011-06-09 주식회사 에스엘 휴대기기의 메탈돔 쉬트
JP2012109272A (ja) * 2012-02-29 2012-06-07 Fujikura Ltd スイッチシート

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