JP2001306977A - 電子マネーシステム、発行体センタ及び精算センタ - Google Patents

電子マネーシステム、発行体センタ及び精算センタ

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JP2001306977A
JP2001306977A JP2000122331A JP2000122331A JP2001306977A JP 2001306977 A JP2001306977 A JP 2001306977A JP 2000122331 A JP2000122331 A JP 2000122331A JP 2000122331 A JP2000122331 A JP 2000122331A JP 2001306977 A JP2001306977 A JP 2001306977A
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Atsushi Masuda
厚志 増田
Toyohiro Kitada
豊浩 北田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異種の電子マネーの取り扱いが可能な電子マ
ネーシステム等を提供する。 【解決手段】 管理センタ3の発行体処理部31は、電
子マネーのチャージ要求に応答して電子マネーを発行
し、要求元の口座からその発行体の口座への資金移動を
銀行ホスト1に要求する。また、発行体処理部31は、
電子マネーの預入要求に応答して、その発行体の口座か
ら要求元の口座への資金移動を銀行ホスト1に要求し、
受け入れた電子マネーの発行元を判別し、自発行体によ
り発行された電子マネーについては発行体内での精算を
行い、他発行体により発行された電子マネーについては
発行体間精算処理部33に精算を要求する。発行体間精
算処理部33は、発行体処理部31が受け入れた他の発
行体により発行された電子マネーについて、発行元の発
行体と受入先の発行体の間の精算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発行体によ
り発行された電子マネーを取り扱うことができる電子マ
ネーシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】金銭的価値を有する電子マネーを用いて
取引を行うことができる電子マネーシステムが実現され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電子マネ
ーシステムでは、例えば、電子マネーの方式や発行の単
位(地域等)が異なるなど、その電子マネーの発行体が
異なる場合には、発行体毎に電子マネーシステムが構築
されるのが一般的であり、発行体が異なる電子マネーに
ついては相互流通性がなかった。
【0004】しかし、電子マネーの普及度が高まるにつ
れて、利用者の利便性、商店の経済性(端末設置コス
ト)等の観点から、異種の電子マネーを取り扱うことが
できるシステムが社会的に求められてきている。
【0005】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
もので、異種の電子マネーの取り扱いが可能な電子マネ
ーシステム等を提供することを目的とする。また、本発
明は、発行元の異なる電子マネーについても相互流通が
可能な電子マネーシステム等を提供することを他の目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る電子マネーシステムは、
複数の発行体により発行された電子マネーを取り扱う電
子マネーシステムにおいて、発行体毎に設けられた発行
体処理手段と、各前記発行体処理手段に接続される発行
体間精算手段と、を備え、前記発行体処理手段は、電子
マネーの預入要求とともに受け入れた電子マネーについ
て発行元を判別し、当該発行体により発行された電子マ
ネーについては発行体内での精算を行い、他の発行体に
より発行された電子マネーについては前記発行体間精算
手段に当該電子マネーの精算を要求し、前記発行体間精
算手段は、前記発行体処理手段からの要求を受けて、当
該発行体処理手段が受け入れた他の発行体により発行さ
れた電子マネーについて、発行元の発行体と受入先の発
行体の間の精算を行う、ことを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、各発行体処理手
段が自発行体内で処理される電子マネーについての精算
を行い、発行体間精算手段が発行体間の精算を行うよう
にして精算処理を二段階とすることにより、発行体の異
なる電子マネーの精算を可能とする。これにより、例え
ば異なる方式の電子マネーや、同一の電子マネー方式で
あってもその発行体が異なる電子マネー等の相互流通を
実質的に可能とする電子マネーシステムを実現すること
ができる。
【0008】上記電子マネーシステムは、前記発行体処
理手段と前記発行体間精算手段とを含むセンタを備えて
もよい。また、前記発行体処理手段を含み、発行体毎に
設けられる発行体センタと、前記発行体間精算手段を含
む精算センタと、を備えてもよい。
【0009】前記発行体処理手段の前記発行手段は、発
行対象の電子マネーに当該発行体を識別するための発行
体識別符号を付与してもよく、前記発行体処理手段の前
記精算手段は、預入要求とともに受け入れた電子マネー
に付与された発行体識別符号に基づいて、前記電子マネ
ーが当該発行体により発行された電子マネーであるか否
かを判別してもよい。
【0010】また、本発明の第2の観点に係る発行体セ
ンタは、複数の発行体により発行された電子マネーを取
り扱う電子マネーシステム用の発行体毎に設けられた発
行体センタであって、電子マネーの預入要求とともに受
け入れた電子マネーについて発行元を判別し、当該発行
体により発行された電子マネーについては発行体内での
精算を行い、他の発行体により発行された電子マネーに
ついては発行体間の精算を行う所定のセンタに精算を要
求する、ことを特徴とする。
【0011】また、本発明の第3の観点に係る精算セン
タは、複数の発行体により発行された電子マネーを取り
扱う電子マネーシステム用の精算センタであって、各発
行体のセンタから、他の発行体により発行された電子マ
ネーの精算の要求を受けて、当該電子マネーについて、
発行元の発行体と受入先の発行体との間の精算を行う、
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態
を、複数の発行体により発行された電子マネーを取り扱
う電子マネーシステムを例に図面を参照して説明する。
【0013】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態に係る電子マネーシステムのシステム構成図を図1に
示す。図示されるように、この電子マネーシステムは、
各銀行の銀行ホスト1と、管理センタ3と、チャージ端
末5と、店舗端末7と、を備える。
【0014】各銀行ホスト1は、銀行業務を運用等する
ためのコンピュータであり、例えば利用者、店舗、各電
子マネーの発行体等の口座を管理する。
【0015】管理センタ3は、情報データベース30
と、複数の発行体処理部31と、発行体間精算処理部3
3と、を備える。情報データベース30は、利用者情
報、店舗情報等を記憶する。利用者情報は、例えば図2
(a)に示すように、利用者IDと、利用者の口座情報
(銀行ID、支店ID、口座番号)等を含む。また、店
舗情報は、例えば図2(b)に示すように、店舗ID
と、店舗の口座情報(銀行ID、支店ID、口座番号)
等を含む。
【0016】各発行体処理部31(α発行体処理部31
a、β発行体処理部31b、γ発行体処理部31c、・
・・)は、電子マネーを発行する各発行体(発行体α、
発行体β、発行体γ、・・・)のそれぞれに対応して設
けられ、電子マネーの発行、預入、当該発行体が発行し
た(自発行の)電子マネーの精算等を行う。
【0017】電子マネーの発行処理では、各発行体処理
部31は、チャージ端末5からのチャージ要求に応じ
て、情報データベース30から該当する利用者情報を読
み出して、要求元の利用者の口座からその発行体の口座
への資金移動を、利用者の口座を管理する銀行の銀行ホ
スト1に要求する。そして、発行体毎に一意に定められ
ている発行体IDを付与した電子マネーを発行して要求
元のチャージ端末5に供給する。
【0018】また、電子マネーの預入処理では、各発行
体処理部31は、店舗端末7からの預入要求に応じて、
情報データベース30から該当する店舗情報を読み出し
て、発行体の口座から要求元の店舗の口座への資金移動
を、店舗の口座を管理する銀行の銀行ホスト1に要求す
る。
【0019】また、各発行体処理部31は、電子マネー
の預入等に伴う資金移動について、所定の精算処理(発
行体内精算処理)を行う。各発行体処理部31は、(N
+1)×(N+1)のマトリクス(N:発行体の取引銀
行数)を用いて、その発行体に預け入れされる電子マネ
ーについて精算を行う。このマトリクスは、例えば図3
に示すように、自発行体内で発行され、預入された電子
マネーを精算するためのN×Nのマトリクス(自発行エ
リア)に、他の発行体により発行された(他発行の)電
子マネーや、自発行の電子マネーであって他の発行体に
預入された電子マネー等を精算するための他発行エリア
を追加したものである。
【0020】発行体処理部31は、預入された電子マネ
ーの精算処理において、他発行体により発行された電子
マネーについて、その発行元の発行体処理部31に金額
を通知するとともに、他発行の電子マネーの情報(発行
体ID、金額等)を発行体間精算処理部33に通知す
る。なお、電子マネーの発行元の識別は、電子マネーに
付与された発行体IDに基づいて行う。また、発行体処
理部31は、自発行の電子マネーであって他の発行体に
預入された電子マネーの金額の通知を受ける。
【0021】発行体間精算処理部33は、発行体処理部
31からの電子マネーの情報に基づいて、M×M(M:
発行体数)のマトリクスを用いて各発行体の間における
精算処理(発行体間精算処理)を行う。発行体処理部3
1と発行体間精算処理部33によるマトリクスを用いた
精算処理の詳細については後述する。
【0022】また、発行体処理部31は、管理センタ3
で集中管理されるネガリスト(ブラックリスト)等を参
照して不正カードの検出を行う。不正カードを検出した
場合には所定のエラー処理を行うとともに、検出された
不正カードの情報をネガリストに登録する。
【0023】チャージ端末5は、利用者のICカードに
電子マネーをチャージするための装置である。店舗端末
7は、店舗が利用者のICカードから電子マネーを受け
取り、その受け取った電子マネーを銀行に預け入れるた
めの装置である。これらの端末は例えば各発行体のいず
れかに所属し、例えば発行体毎の所定のアクセスポイン
トから管理センタ3にアクセスする。また、本システム
で使用されるICカード9は、MPU、メモリ(RO
M、RAM、EEPROM等)を有するICチップを備
える通常のICカードであり、メモリにはチャージ処理
によって一又は複数の発行体により発行された電子マネ
ーが記憶される。
【0024】また、各銀行ホスト1と管理センタ3との
間のネットワークは、チャージ用金融機関ネットワーク
と、店舗入金用金融機関ネットワークと、精算用金融機
関ネットワーク等を含む。
【0025】次に、管理センタ3における預入された電
子マネーについての精算処理について図4を参照して説
明する。例えば、発行体αにより発行された電子マネー
(100円)の預入要求を、発行体αに属する店舗端末
7から発行体処理部31aが受けたこととする。この場
合、要求元の店舗の口座を管理する銀行(例えば、銀行
B)において、発行体αの口座から要求元の店舗の口座
へ預入金額(100円)の資金移動がなされる。このた
め、発行体処理部31aは、自己のマトリクスM1にお
いて、預入金額(100円)を、幹事行(例えば銀行
A)の発行体αの口座から、店舗の口座を管理する銀行
(例えば銀行B)の発行体αの口座への支払として設定
する(L1)。
【0026】次に、発行体αにより発行された電子マネ
ー(200円)の預入要求を、発行体βに属する店舗端
末7から発行体処理部31bが受けたこととする。この
場合、要求元の店舗の口座を管理する銀行(例えば、銀
行C)において、発行体βの口座から要求元の店舗の口
座へ預入金額(200円)の資金移動がなされる。この
場合、発行体処理部31bが受け付けた電子マネーは他
発行体αにより発行された電子マネーであるため、発行
体処理部31bは、自己のマトリクスM2において、預
入金額(200円)を、他発行体から、店舗の口座を管
理する銀行(銀行C)の発行体βの口座への支払として
設定する(L2)。
【0027】そして、発行体処理部31bは、預入を受
け付けた他発行の電子マネーについて、その発行元(発
行体α)の発行体処理部31aに金額情報を送信する
(L3)。発行体処理部31aは、他の発行体処理部3
1bから受け取った金額情報が示す金額を、幹事行(銀
行A)の発行体αの口座から、他の発行体への支払とし
て設定する。
【0028】また、他発行の電子マネーを受け付けた発
行体処理部31bは、他発行の電子マネーの預入金額、
電子マネーの発行元(発行体α)の発行体ID、預入先
(発行体β)の発行体ID等を含む精算依頼情報を発行
体間精算処理部33に送信する(L4)。発行体間精算
処理部33は、発行体処理部31bからの精算依頼情報
に基づいて、自己のマトリクスM3において、その精算
依頼情報が示す金額を、発行元(発行体α)から預入先
(発行体β)への支払として設定する。
【0029】このようにして、各発行体処理部31と発
行体間精算処理部33は、預入対象の電子マネーについ
て各自のマトリクスにそれぞれ金額等を設定した後、各
行列について支払金額、受取金額を算出し、それらの差
額を精算額として算出する。そして、発行体処理部31
は、自発行体内の精算データを作成し、発行体間精算処
理部33は、発行体間の精算データを生成する。
【0030】例えば、図4に示す精算処理において発行
体処理部31aにより生成される精算データを図5
(a)に、発行体間精算処理部33により生成される精
算データを図5(b)に示す。精算データは、仕向けと
被仕向けの口座情報(銀行ID、支店ID、口座番号
等)と、精算金額と、を含む。図5(a)の精算データ
D1は、A銀行の発行体αの口座からB銀行の発行体α
の口座への資金移動に関するデータである。また、図5
(b)の精算データD2は、発行体αの所定口座から発
行体間の精算を行うために設けられた所定口座(統合幹
事口座)への資金移動に関するデータであり、精算デー
タD3は、統合幹事口座から発行体βの所定口座への資
金移動に関するデータである。
【0031】次に、管理センタ3における、預入された
電子マネーの精算処理の流れを図6のフローチャートを
参照して説明する。まず、発行体処理部31は、預入対
象の電子マネーが自発行の電子マネーであるか否かを電
子マネーに付与されている発行体IDに基づいて判別す
る(ステップS1)。預入対象が自発行の電子マネーで
ある場合、発行体処理部31は、マトリクスの自発行エ
リアの該当する欄の金額に預入金額を追加する(ステッ
プS2)。
【0032】また、預入対象が他発行の電子マネーであ
る場合、発行体処理部31は、マトリクスの他発行エリ
アの該当する欄の金額に預入金額を追加する(ステップ
S3)。そして、例えば、電子マネーの発行体IDに基
づいて、該当する他の発行体の発行体処理部31に金額
を通知して、他の発行体処理部31が管理するマトリク
スの所定欄の金額に預入金額を追加する(ステップS
4)。そして、発行体間精算処理部33が管理する発行
体間精算用のマトリクスの所定欄の金額に預入金額を追
加する(ステップS5)。
【0033】ステップS2による金額追加処理又はステ
ップS5による金額追加処理の後、預入された全ての電
子マネーについて処理が完了したかを判別し(ステップ
S6)、残っている場合にはステップS1に戻る。ま
た、全電子マネーについて上記処理が完了した場合に
は、自発行体内で処理(発行・預入)される電子マネー
について精算金額を算出し、算出結果に基づいて精算デ
ータを作成する(ステップS7)。
【0034】上記ステップS1〜S7が各発行体処理部
31について実行された後、発行体間精算処理部33
は、各発行体処理部31からの精算依頼情報に基づいて
発行体間の精算金額を算出し、発行体間の精算データを
作成する(ステップS8)。このようにして、管理セン
タ3において各精算データが作成される。管理センタ3
は、作成した精算データを、精算用金融機関ネットワー
クを介して該当する銀行の銀行ホスト1に所定の資金移
動要求とともに送信する。
【0035】次に、本発明の第1の実施形態に係る電子
マネーシステムの動作を図7を参照して具体的に説明す
る。この例では、電子マネーの発行単位が地域(東京地
区、大阪地区等)であり、管理センタ3の発行体処理部
31aが東京地区の電子マネーの発行等を行い、発行体
処理部31bが大阪地区の電子マネーの発行等を行うこ
ととする。
【0036】まず、例えば利用者P1が、東京地区のチ
ャージ端末5にICカード9をセットして電子マネーの
チャージを要求する操作を行う。これに応じて、チャー
ジ端末5は、東京地区のアクセスポイントから管理セン
タ3に接続し、ICカード9から読み出した利用者P1
の利用者ID等を所定のチャージ要求とともに送信する
(L11)。
【0037】これに応じて管理センタ3は、東京地区か
らのチャージ要求を発行体処理部31aに渡す。発行体
処理部31aは、情報データベース30を参照して、利
用者P1の口座から発行体(東京地区)の口座への資金
移動を所定のチャージ用金融機関ネットワークを介し
て、利用者P1の口座を管理する銀行(例えば銀行A)
の銀行ホスト1に要求する。そして、発行体処理部31
aは、発行体が東京地区であることを示す発行体IDを
付与して電子マネーを要求元のチャージ端末5に送信す
る。チャージ端末5は受信した電子マネーを利用者P1
のICカード9に書き込む。これにより、利用者P1の
ICカード9に東京地区で発行された電子マネーがチャ
ージされる。
【0038】次に、利用者P1が東京地区の店舗S1で
ICカード9を用いて支払を行うこととする。例えば利
用者P1は、店舗端末7にICカード9をセットして、
電子マネーによる支払を要求する操作を行う。これに応
じて、店舗端末7は、ICカード9から利用者P1の利
用者IDと電子マネー等を読み出して記憶する(L1
2)。店舗端末7は、所定のタイミングで、東京地区の
アクセスポイントから管理センタ3に接続し、店舗S1
の店舗IDと電子マネー等を所定の預入要求とともに送
信する(L13)。
【0039】これに応じて管理センタ3は、東京地区か
らの預入要求を発行体処理部31aに渡す。発行体処理
部31aは、情報データベース30を参照して、発行体
(東京地区)の口座から店舗S1の口座への資金移動
を、所定の店舗入金用金融機関ネットワークを介して、
店舗S1の口座を管理する銀行(例えば銀行B)の銀行
ホスト1に要求する。
【0040】発行体処理部31aは、預入された電子マ
ネーについての精算処理を行う場合、預入対象の電子マ
ネーは自発行によるものであるため、マトリクスの自発
行エリアに金額を設定する等して、自発行体内における
精算データを生成する。この精算データは、例えば幹事
行(例えば銀行A)における発行体(東京地区)の口座
から、店舗S1の口座への資金移動元の発行体の口座へ
資金移動するためのデータである。発行体処理部31a
は、精算データを所定の精算用金融機関ネットワークを
介して幹事行の銀行ホスト1に送信し、銀行ホスト1は
受信した精算データに基づいて口座間の資金移動を行う
(L14)。
【0041】次に、例えば利用者P1が大阪地区の店舗
S2でICカード9を用いて支払を行うこととする。利
用者P1は、店舗端末7にICカード9をセットして、
電子マネーによる支払を要求する操作を行う。これに応
じて、店舗S2の店舗端末7は、ICカード9から利用
者P1の利用者IDと電子マネー等を読み出して記憶す
る(L15)。店舗端末7は、所定のタイミングで、大
阪地区のアクセスポイントから管理センタ3に接続し、
店舗S2の店舗IDと電子マネー等を所定の預入要求と
ともに送信する(L16)。
【0042】これに応じて管理センタ3は、大阪地区か
らの預入要求を発行体処理部31bに渡す。発行体処理
部31bは、情報データベース30を参照して、発行体
(大阪地区)の口座から店舗S2の口座への資金移動
を、店舗入金用金融機関ネットワークを介して、店舗S
2の口座を管理する銀行(例えば銀行C)の銀行ホスト
1に要求する。
【0043】発行体処理部31bは、この預入された電
子マネーについての精算処理を行う場合、預入対象の電
子マネーは他発行によるものであるため、マトリクスの
他発行エリアに金額を設定等し、発行体間精算処理部3
3に精算依頼情報を送信する(L17)。
【0044】発行体間精算処理部33は、受信した精算
依頼情報に基づいて、各発行体(東京地区、大阪地区)
間での電子マネーの精算に関する精算データを生成す
る。この精算データは、例えば、東京地区の幹事行(銀
行A)の口座から所定の銀行における統合幹事口座への
資金移動に関するデータ、統合幹事口座から大阪地区の
幹事行(例えば銀行C)の口座への資金移動に関するデ
ータ等である。発行体間精算処理部33は、精算データ
を所定の精算用金融機関ネットワークを介して、東京地
区の幹事行、統合幹事口座が設けられている銀行等の銀
行ホスト1に送信する。各銀行ホスト1は受信した精算
データに基づいて口座間の資金移動を行う(L18)。
【0045】このようにして、預入された電子マネーに
ついて、各発行体処理部31が自発行の電子マネーにつ
いての精算を行い、発行体間精算処理部33が発行体間
の精算を行うようにして精算処理を二段階とすることに
より、発行体の異なる電子マネーの精算を可能とする。
これにより、例えば異なる方式の電子マネーや、同一の
電子マネー方式であってもその発行体が異なる電子マネ
ー等の相互流通を実質的に可能とする電子マネーシステ
ムを実現することができる。また、例えば、コンビニエ
ンスストア、クレジット会社等、電子マネーの発行体が
業界毎である場合にも、その相互流通に伴う精算を可能
とする。
【0046】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係る電子マネーシステムのシステム構成図を図8に
示す。この電子マネーシステムは、各銀行の銀行ホスト
1と、各電子マネーの発行体に対応する発行体センタ2
と、発行体間の精算を行う精算センタ4と、チャージ端
末5と、店舗端末7と、を備える。このうち、銀行ホス
ト1、チャージ端末5、店舗端末7は第1の実施形態に
おける銀行ホスト1、チャージ端末5、店舗端末7と同
様である。
【0047】各発行体センタ2は、電子マネーを発行す
る発行体(発行体α、発行体β、発行体γ、・・・)毎
に設けられ、第1の実施形態における各発行体処理部3
1と同様に、チャージ端末5又は店舗端末7からの電子
マネーのチャージ要求又は預入要求等を受け付け、電子
マネーの発行、預入、自発行の電子マネーの精算等を行
う。また、発行体センタ2は、精算処理において、第1
の実施形態における発行体処理部31と同様にして他発
行体の電子マネーに関する精算依頼情報を生成し、精算
センタ4に送信する。また、各発行体センタ2は、図2
に示すような利用者情報、店舗情報等を記憶するデータ
ベースをそれぞれ備える。また、各発行体センタ2は、
それぞれネガリスト(ブラックリスト)を有し、これを
参照して不正カードの検出を行う。不正カードを検出し
た場合には所定のエラー処理を行うとともに、検出され
た不正カードの情報をネガリストに登録する。
【0048】精算センタ4は、第1の実施形態における
発行体間精算処理部33と同様に、各発行体センタ2か
ら精算依頼情報を受信し、各発行体間の精算処理を行
う。また、精算センタ4は、発行体センタ2からの精算
依頼情報に基づいて、発行元と異なる発行体へ預入され
た電子マネーの金額情報を、発行元の発行体の発行体セ
ンタ2に送信する。
【0049】次に、発行体センタ2における、預入され
た電子マネーの精算処理(発行体内精算処理)の流れを
図9のフローチャートを参照して説明する。まず、発行
体センタ2は、預入対象の電子マネーが自発行の電子マ
ネーであるか否かを電子マネーに付与されている発行体
IDに基づいて判別する(ステップS11)。
【0050】預入対象が自発行の電子マネーである場
合、発行体センタ2は、マトリクスの自発行エリアの該
当する欄の金額に預入金額を追加する(ステップS1
2)。
【0051】また、預入対象が他発行の電子マネーであ
る場合、発行体センタ2は、マトリクスの他発行エリア
の該当する欄の金額に預入金額を追加する(ステップS
13)。そして、他発行の電子マネーについて、その発
行体IDや金額情報等を保存する(ステップS14)。
【0052】ステップS12による金額追加処理又はス
テップS14による金額追加処理の後、預入された全て
の電子マネーについて処理が完了したかを判別し(ステ
ップS15)、残っている場合にはステップS11に戻
る。また、全電子マネーについて上記処理が完了した場
合には、精算センタ4からの、他の発行体センタ2に預
入された自発行の電子マネーの金額情報に基づいて、マ
トリクスの該当する欄の金額に所定金額を追加する(ス
テップS16)。
【0053】他の発行体センタ2から受信した他発行体
受入の自発行電子マネーの金額情報についてマトリクス
への反映が完了した後、発行体センタ2は、自発行体内
で処理(発行・預入)される電子マネーについて精算金
額を算出し、算出結果に基づいて精算データを作成する
(ステップS17)。
【0054】そして、ステップS14で保存した他発行
の電子マネーの発行体IDや金額情報等を、一括して
(又は逐次)精算センタ4に送信する。(ステップS1
8)。このようにして、各発行体センタ2において自発
行体内で処理された電子マネーについての精算データが
作成される。各発行体センタ2は、作成した精算データ
を、精算用金融機関ネットワークを介して該当する銀行
の銀行ホスト1に所定の資金移動要求とともに送信す
る。
【0055】次に、精算センタ4における、預入された
電子マネーの精算処理(発行体間精算処理)の流れを図
10のフローチャートを参照して説明する。精算センタ
4は、発行体センタ2から受信した精算依頼情報に基づ
いて、マトリクスの該当する欄の金額に精算依頼情報が
示す金額を追加する(ステップS21)。次に、精算セ
ンタ4は、発行体センタ2からの精算依頼情報に基づい
て、電子マネーの金額情報を、その電子マネーの発行元
の発行体センタ2に一括して(又は逐次)送信する(ス
テップS22)。
【0056】精算センタ4は、発行体センタ2から受信
した精算依頼情報についてステップS21、S22の処
理が完了した後、発行体間の精算金額を算出し、算出結
果に基づいて発行体間の精算データを作成する(ステッ
プS23)。このようにして、精算センタ4において発
行体間の精算データが作成される。精算センタ4は、作
成した精算データを、精算用金融機関ネットワークを介
して該当する銀行の銀行ホスト1に所定の資金移動要求
とともに送信する。
【0057】次に、本発明の第2の実施形態に係る電子
マネーシステムの動作を図11を参照して具体的に説明
する。この例では、電子マネーの発行単位が地域(東京
地区、大阪地区等)であり、発行体センタ2aが東京地
区の電子マネーの発行等を行い、発行体センタ2bが大
阪地区の電子マネーの発行等を行うこととする。
【0058】まず、例えば利用者P2が、東京地区のチ
ャージ端末5にICカード9をセットして電子マネーの
チャージを要求する操作を行う。これに応じて、チャー
ジ端末5は、東京地区の発行体センタ2aに接続し、I
Cカード9から読み出した利用者P2の利用者ID等を
所定のチャージ要求とともに送信する(L21)。
【0059】これに応じて発行体センタ2aは、データ
ベースを参照して、利用者P2の口座から発行体(東京
地区)の口座への資金移動を所定のチャージ用金融機関
ネットワークを介して、利用者P2の口座を管理する銀
行(例えば銀行A)の銀行ホスト1に要求する。そし
て、発行体センタ2aは、発行体が東京地区であること
を示す発行体IDを付与して電子マネーを要求元のチャ
ージ端末5に送信する。チャージ端末5は受信した電子
マネーを利用者P2のICカード9に書き込む。これに
より、利用者P2のICカード9に東京地区で発行され
た電子マネーがチャージされる。
【0060】次に、利用者P2が東京地区の店舗S3で
ICカード9を用いて支払を行うこととする。例えば利
用者P2は、店舗端末7にICカード9をセットして、
電子マネーによる支払を要求する操作を行う。これに応
じて、店舗端末7は、ICカード9から利用者P2の利
用者IDと電子マネー等を読み出して記憶する(L2
2)。店舗端末7は、所定のタイミングで、東京地区の
発行体センタ2aに接続し、店舗S3の店舗IDと電子
マネー等を所定の預入要求とともに送信する(L2
3)。
【0061】これに応じて発行体センタ2aは、データ
ベースを参照して、発行体(東京地区)の口座から店舗
S3の口座への資金移動を、所定の店舗入金用金融機関
ネットワークを介して、店舗S3の口座を管理する銀行
(例えば銀行B)の銀行ホスト1に要求する。
【0062】発行体センタ2aは、預入された電子マネ
ーについての精算処理を行う場合、預入対象の電子マネ
ーは自発行によるものであるため、マトリクスの自発行
エリアに金額を設定する等して、自発行体における精算
データを生成する。この精算データは、例えば幹事行
(例えば銀行A)における発行体(東京地区)の口座か
ら、店舗S3の口座への資金移動元の発行体の口座へ資
金移動するためのデータである。発行体センタ2aは、
精算データを所定の精算用金融機関ネットワークを介し
て幹事行の銀行ホスト1に送信し、銀行ホスト1は受信
した精算データに基づいて口座間の資金移動を行う(L
24)。
【0063】次に、例えば利用者P2が大阪地区の店舗
S4でICカード9を用いて支払を行うこととする。利
用者P2は、店舗端末7にICカード9をセットして、
電子マネーによる支払を要求する操作を行う。これに応
じて、店舗S4の店舗端末7は、ICカード9から利用
者P2の利用者IDと電子マネー等を読み出して記憶す
る(L25)。店舗端末7は、所定のタイミングで、大
阪地区の発行体センタ2bに接続し、店舗S4の店舗I
Dと電子マネー等を所定の預入要求とともに送信する
(L26)。
【0064】これに応じて発行体センタ2bは、データ
ベースを参照して、発行体(大阪地区)の口座から店舗
S4の口座への資金移動を、店舗入金用金融機関ネット
ワークを介して、店舗S4の口座を管理する銀行(例え
ば銀行C)の銀行ホスト1に要求する。
【0065】発行体センタ2bは、預入された電子マネ
ーについての精算処理を行う場合、預入対象の電子マネ
ーは他発行のものであるため、マトリクスの他発行エリ
アに金額を設定等し、精算センタ4に精算依頼情報を送
信する(L27)。
【0066】精算センタ4は、受信した精算依頼情報に
基づいて、各発行体(東京地区、大阪地区)間での電子
マネーの精算に関する精算データを生成する。この精算
データは、例えば、東京地区の幹事行(銀行A)の口座
から所定の銀行における統合幹事口座への資金移動に関
するデータ、統合幹事口座から大阪地区の幹事行(例え
ば銀行C)の口座への資金移動に関するデータ等であ
る。精算センタ4は、精算データを所定の精算用金融機
関ネットワークを介して、東京地区の幹事行、統合幹事
口座が設けられている銀行等の銀行ホスト1に送信す
る。各銀行ホスト1は受信した精算データに基づいて口
座間の資金移動を行う(L28)。
【0067】このようにして、第2の実施形態において
も、各発行体センタ2が自発行体内で処理される電子マ
ネーについての精算を行い、精算センタ4が発行体間の
精算を行うようにして精算処理を二段階とすることによ
り、発行体の異なる電子マネーの精算を可能とする。こ
れにより、例えば異なる方式の電子マネーや、同一の電
子マネー方式であってもその発行体が異なる電子マネー
等の相互流通を実質的に可能とする電子マネーシステム
を実現することができる。
【0068】なお、上記説明では、預入された電子マネ
ーの精算処理を中心に説明したが、例えば、電子マネー
のチャージ処理に対しても、各発行体処理部31又は発
行体センタ2内で、自発行体内の精算データの生成・銀
行ホスト1への送信等の所定の精算処理がなされる。
【0069】また、チャージされた電子マネーを記憶す
る媒体はICカードに限定されず、携帯端末(携帯電話
機を含む)等でもよい。
【0070】また、利用者が自己のパーソナルコンピュ
ータ、携帯端末等からインターネット等のネットワーク
を介して管理センタ3にアクセスして電子マネーのチャ
ージを受け、パーソナルコンピュータ等の記憶部または
ICカード9等に電子マネーを記憶するようにしてもよ
い。また、利用者が自己のパーソナルコンピュータ、携
帯端末等からインターネット等のネットワークを介して
バーチャルモールを構成する店舗端末7(又はサーバ)
にアクセスし、記憶部又はICカード9等に格納された
電子マネーを支払うようにしてもよい。
【0071】また、上記説明では、銀行ホスト1を用い
ているが、これは一例であり、例えば、郵便局、信用金
庫等、種々の金融機関のコンピュータに適用可能であ
る。
【0072】なお、この発明のシステムは、専用のシス
テムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実
現可能である。例えば、コンピュータに上述の動作を実
行させるためのプログラムを格納した媒体(フロッピー
(登録商標)ディスク、CD−ROM等)から該プログ
ラムをインストールすることにより、上述の処理を実行
する銀行ホスト1、発行体センタ2、管理センタ3、精
算センタ4、チャージ端末5、店舗端末7等を構成する
ことができる。なお、上述の機能を、OSが分担又はO
Sとアプリケーションの共同により実現する場合等に
は、OS以外の部分のみを媒体に格納してもよい。
【0073】なお、搬送波にプログラムを重畳し、通信
ネットワークを介して配信することも可能である。例え
ば、通信ネットワークの掲示板(BBS)に該プログラ
ムを掲示し、これをネットワークを介して配信してもよ
い。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下
で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行する
ことにより、上述の処理を実行することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各発行体処理手段が自発行体内で処理される電子マネー
についての精算を行い、発行体間精算手段が発行体間の
精算を行うようにして精算処理を二段階とすることによ
り、異種の電子マネーの精算を可能とする。これによ
り、例えば異なる方式の電子マネーや、同一の電子マネ
ー方式であってもその発行体が異なる電子マネー等の相
互流通を実質的に可能とする電子マネーシステムを実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子マネーシス
テムのシステム構成図である。
【図2】情報データベースに記憶される利用者情報と店
舗情報を説明するための図である。
【図3】図1の電子マネーシステムにおける管理センタ
による精算処理で使用されるマトリクスを説明するため
の図である。
【図4】管理センタによる精算処理を説明するための図
である。
【図5】管理センタによる精算処理において生成される
精算データを説明するための図である。
【図6】管理センタによる精算処理のフローチャートで
ある。
【図7】図1の電子マネーシステムの動作を具体的に説
明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る電子マネーシス
テムのシステム構成図である。
【図9】発行体センタによる発行体内精算処理のフロー
チャートである。
【図10】精算センタによる発行体間精算処理のフロー
チャートである。
【図11】図8の電子マネーシステムの動作を具体的に
説明するための図である。
【符号の説明】
1 銀行ホスト 2 発行体センタ 3 管理センタ 30 情報データベース 31 発行体処理部 33 発行体間精算処理部 4 精算センタ 5 チャージ端末 7 店舗端末 9 ICカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発行体により発行された電子マネー
    を取り扱う電子マネーシステムにおいて、 発行体毎に設けられた発行体処理手段と、各前記発行体
    処理手段に接続される発行体間精算手段と、を備え、 前記発行体処理手段は、電子マネーの預入要求とともに
    受け入れた電子マネーについて発行元を判別し、当該発
    行体により発行された電子マネーについては発行体内で
    の精算を行い、他の発行体により発行された電子マネー
    については前記発行体間精算手段に当該電子マネーの精
    算を要求し、 前記発行体間精算手段は、前記発行体処理手段からの要
    求を受けて、当該発行体処理手段が受け入れた他の発行
    体により発行された電子マネーについて、発行元の発行
    体と受入先の発行体の間の精算を行う、 ことを特徴とする電子マネーシステム。
  2. 【請求項2】前記発行体処理手段と前記発行体間精算手
    段とを含むセンタを備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子マネーシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記発行体処理手段を含み、発行体毎に設
    けられる発行体センタと、前記発行体間精算手段を含む
    精算センタと、を備える、 ことを特徴とする請求項1に記載の電子マネーシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記電子マネーには、発行元の発行体を識
    別するための発行体識別符号が付与され、 前記発行体処理手段は、預入要求とともに受け入れた電
    子マネーに付与された発行体識別符号に基づいて、前記
    電子マネーが当該発行体により発行された電子マネーで
    あるか否かを判別する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の電子マネーシステム。
  5. 【請求項5】複数の発行体により発行された電子マネー
    を取り扱う電子マネーシステム用の発行体毎に設けられ
    た発行体センタであって、 電子マネーの預入要求とともに受け入れた電子マネーに
    ついて発行元を判別し、当該発行体により発行された電
    子マネーについては発行体内での精算を行い、他の発行
    体により発行された電子マネーについては発行体間の精
    算を行う所定のセンタに精算を要求する、 ことを特徴とする発行体センタ。
  6. 【請求項6】複数の発行体により発行された電子マネー
    を取り扱う電子マネーシステム用の精算センタであっ
    て、 各発行体のセンタから、他の発行体により発行された電
    子マネーの精算の要求を受けて、当該電子マネーについ
    て、発行元の発行体と受入先の発行体との間の精算を行
    う、 ことを特徴とする精算センタ。
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