JP2001306893A - 商品選定支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】望み通りの空間を実現する商品を簡単に選定で
きる商品選定支援システムを提供することにある。 【解決手段】商品選定支援装置３は、インターネットを
通じてユーザ−Ｍが入力したイメージや使用環境条件の
情報から意志決定支援システム６よりプランを選定し、
このプランに基づいて最も適した商品のユーザの使用状
況での商品画像を画像出力装置７で出力させるとともに
価格（イニシャルコスト、ランニングコスト）を割り出
し、インターネット１を通じて端末２で起動しているブ
ラウザによりその表示装置４上に画像表示させる。ユー
ザーＭは端末２の表示装置４の表示により商品画像及び
価格を知ることができるのである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットで
ユーザーが商品を選定するの支援を行うための商品選定
システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のインターネット等のネットワーク
を使用して商品購入のため商品を選定する商品選定シス
テムにおいては、ユーザー（購入者）は商品単体の画像
或いは、商品の価格、サイズ等の情報だけで選定してい
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
商品選定システムでは以下のような問題があった。

【０００４】つまりインターネット等を利用した商品選
定システムでは、購入対象商品が単体で携帯し使用する
ものには支障がないが、ある空間（家庭、オフィス、そ
の他）で据え置きして使用する商品の場合は、その他の
ものとのデザイン、サイズ等の調和、またユーザー（購
買者）が使用する空間でのサイズを考慮して選定するこ
とは困難であった。

【０００５】上記のようなある空間（家庭、オフィス、
その他）で据え置きして使用する商品の場合、イメージ
に合った商品を選定するためにはノウハウが必要であ
り、一般のユーザだけでは、納得のいく選定はできなか
った。

【０００６】本発明は上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは望み通りの空間を実現する
商品を簡単に選定できる商品選定支援システムを提供す
ることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明では、イ
ンターネットに接続された端末の入力手段によりインタ
ーネット上のホームページから入力されるユーザーが持
つイメージ及び使用環境条件から最適な商品を選定する
意思決定支援システム及び該意志決定支援システムで選
定された商品の画像をリアルタイムに出力する画像出力
手段とを統合したホームページサーバから成る商品選択
支援装置と、ブラウザによりインターネット上のホーム
ページを表示させる表示装置及び、表示装置に表示させ
ているホームページ上でユーザーが持つイメージと使用
環境を入力する上記入力手段を備えた上記端末と、から
なり、上記画像出力手段により出力される画像を、選定
商品単体若しくは、複数の選定商品同士の組み合わせ或
いは使用環境と選定商品の組み合わせの画像とし、上記
端末においてブラウザにより当該ホームページをアクセ
スすることで、上記端末の表示手段に上記画像を表示さ
せ、ユーザーが上記表示手段で表示される画像上で商品
を確認・選定することを特徴とする。

【０００８】請求項２の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、建物の内装材に関連した商品である
ことを特徴とする。

【０００９】請求項３の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、システムキッチンであることを特徴
とする。

【００１０】請求項４の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、家具であることを特徴とする。

【００１１】請求項５の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、空調設備であることを特徴とする。

【００１２】請求項６の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、空調設備及び照明器具であることを
特徴とする。

【００１３】請求項７の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、空調設備、床暖房設備、ホットカー
ペット等の冷暖房関連設備であることを特徴とする。

【００１４】請求項８の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が、空調設備、床暖房設備、ホットカー
ペット等の冷暖房関連設備及び照明器具であることを特
徴とする。

【００１５】請求項９の発明では、請求項１の発明にお
いて、上記商品が照明器具であって、ユーザーが持つイ
メージと使用環境条件を上記端末の入力手段で入力する
と、商品選定支援装置ではユーザーが持つイメージする
照明空間を実現するための照明器具、灯数、配置を要素
とする照明プランを意思決定支援システムが決定すると
ともに、該決定内容に基づいた照明光の状況を確認する
画像を画像出力手段が出力することを特徴とする。

【００１６】請求項１０の発明では、請求項９の発明に
おいて、上記照明プランの要素をユーザーが選択する際
に、照明空間を印象づける特徴量からなる２次元マップ
を選択のための入力インターフェースとして用いること
を特徴とする。

【００１７】請求項１１の発明では、請求項９の発明に
おいて、ユーザーの最終的な照明プランの選定段階とし
て、ユーザーが持つイメージだけで選定する段階と、ユ
ーザーの使用環境条件と照明器具の好みを入力して表示
手段で表示される画像を見ながら決定する段階とを設け
たことを特徴とする。

【００１８】請求項１２の発明では、請求項９の発明に
おいて、意志決定支援システムは、ユーザーにより選択
された照明器具の好みと、使用環境条件により矛盾が生
じると判断されると、矛盾を回避するように商品選定処
理を実行する機能を備えていることを特徴とする。

【００１９】請求項１３の発明では、請求項９の発明に
おいて、販売店のデータベースにリンクして最終的に選
定された商品の情報を上記データベースに転送し、該情
報を、当該ユーザーに対する販売店側での商品設置・販
売に用いることを特徴とする。

【００２０】請求項１４の発明では、請求項９の発明に
おいて、商品の展示やシミュレーションルームを提示す
る設備を備えたショールームのデータベースとリンクし
て最終的に選定された商品の情報を上記データベースに
転送し、該情報を基に、当該ユーザーの来訪時に当該シ
ョールームにおいて、対応商品を実物若しくはシミュレ
ーションルームで提示することを特徴とする。

【００２１】請求項１５の発明では、請求項１４の発明
において、販売店のデータベースとリンクして上記ショ
ールームにおける提示によって決定した商品の情報を上
記データベースに転送し、該情報を、当該ユーザーに対
する販売店側での商品設置・販売に用いることを特徴と
する。

【００２２】請求項１６の発明では、請求項９の発明に
おいて、決定した商品の情報と合わせて、端末の表示手
段のブラウザ上に照度分布、イニシャルコスト、ランニ
ングコストを表示させることを特徴とする。

【００２３】請求項１７の発明では、請求項１２の発明
において、上記矛盾回避の処理実行時に選定された照明
器具が不適当であるかのインフォメーションをユーザー
に与えることを特徴とする。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下本発明を一実施形態のシステ
ムにより説明する。

【００２５】図１は本実施形態のシステム構成を示して
おり、一般のユーザーＭ側に設けられ、インターネット
１にアクセス可能なパーソナルコンピュータのような端
末２と、インターネット１に接続された商品選定支援装
置３とから構成される。

【００２６】端末２はブラウザを搭載してブラウザを起
動することによりモニタである表示装置４により所定の
ホームページをユーザーが閲覧できるもので、ブラウザ
により特定の場所に置かれたサーバーとしての商品選定
支援装置３をインターネット上でアクセスして、起動さ
せているブラウザ上からユーザーＭが購入を希望する商
品に対応した選定のためのホームページを呼出し、該ホ
ームページ上で希望している商品に関するイメージをユ
ーザーＭが診断形式で入力し、また、その商品を使用す
るユーザーＭ側の環境、例えば、部屋の形状、部屋のサ
イズ、床の色を入力する入力手段として機能することに
より、これらの入力情報がインターネット１を介して商
品選定支援装置３側に入力されるようになっている。

【００２７】商品選定支援装置３は、各種の商品に関す
るデータを格納したデータベース１０と、好み等を性
別．年齢等の個人レベルの差で補間する個人情報を格納
した個人情報データベース１１と、感覚インターフェー
スを通じてユーザーＭにより入力された使用環境や部屋
のサイズ、形状、内装等、ユーザーＭの視覚や心理を反
映させた入力データに基づいて設備空間のイメージを生
成し、この設備空間のイメージから商品配置プランを出
力する知覚モデル１２と、商品の使用条件に関するデー
タを格納した使用条件データベース１３とで構成される
意志決定支援システム６と、この意志決定支援システム
６から出力されるプランに基づいて、ブラウザ上にリア
ルタイムに上述の画像を表示させるためにコンピュータ
グラフィックからなる画像データを生成出力させる或い
は既存の画像を格納した画像データベースから表示させ
るべき画像を出力させるホームページの所定位置に載せ
る画像出力装置７と、これら画像出力装置７及び意志決
定支援システム６とを統合するホームページサーバ５と
から成り、上記の入力情報から最も適した商品（または
商品の組み合わせ）のユーザの使用状況での商品画像を
画像出力装置７で出力させるとともに価格（イニシャル
コスト、ランニングコスト）を割り出し、インターネッ
ト１を通じて端末２で起動しているブラウザ上に出力さ
せるものであり、ユーザーＭは端末２の表示装置４によ
りそれら商品画像及び価格を知ることができるのであ
る。

【００２８】ここで例えば照明器具を選定対象の商品と
した場合、商品選定支援装置３のホームページサーバ５
に構築されている照明器具選定のホームページを利用し
て、インターネット１を通じてユーザーＭが照明器具や
数量、取り付け位置を決定する場合、第１入力として、
ユーザーＭがイメージとする部屋の照明状態の画像を感
性インターフェースにより作成された図２に示す２次元
マップＭＰから選択するようになっている。この選択さ
れた内容に基づいて商品選定支援装置３では意思決定支
援システム６により、ユーザーＭが希望とする照明プラ
ンを選定する。

【００２９】また第２入力として、ユーザーＭの使用環
境（部屋のサイズ、部屋の形状や、天井の色、天井の形
状、床の色、壁の色等の内装具合）の入力と好みの照明
器具の選択入力とがあり、商品選定支援装置３の意志決
定支援システム６は上記第１入力で決定した照明プラン
を第２入力から、ユーザーＭの使われる環境に置き換え
た、商品配置を示す画像Ｘと、器具情報Ｙ、配灯Ｚ及び
配光曲線Ｗを図３に示すように出力する。ユーザーＭは
ブラウザにより表示装置４上で表示される画像を見なが
ら、照明器具の好みを選択し直しして、もっとも望まし
い空間を実現する照明器具を選択するのである。

【００３０】ここで上記の２次元マップＭＰについて説
明する。この２次元マップＭＰはユーザーＭがイメージ
する、部屋の照明状態の画像を選択する際に使用する感
性インターフェースを構成するもので、既往研究から照
明されている人間が照明空間を評価する際、影響する特
徴量（照度、色温度、明暗のコントラスト、光の数、光
の広がり、光の高さ）を既往研究の手法を使い２次元に
圧縮し、その軸にともない、照明空間画像Ａ１…を図２
に示すようにマッピングしたものであって．表示装置４
上にブラウザにより表示されている照明空間画像Ａ１…
から所望の照明空間画像を選択すると、図４のように対
応する照明空間画像の詳細画像Ａが表示される方法であ
る。

【００３１】ところで、最終的に、ユーザーＭが最も望
ましい照明空間を実現する照明器具を選択するために。
次のような２段階入力によって決定する方法が採用され
ている。

【００３２】まず第１段階は、図５のように、生活環境
のシーン（図５では左端の選択欄ににパーティＢ１、普
段の食事Ｂ２、団らんＢ３、ナイトキャップＢ４の各シ
ーンの画像が表示され、これら画像をポインティングデ
バイス等でクリックすることで選択できるようになって
いる）にあわせた望ましい照明空間画像を選択し（図５
の主画面では普段の食事Ｂ２のシーンにおける２次元マ
ップＭＰが表示されている）、第２段階では、図６のよ
うに主画面に使用環境の選択画面Ｃ１が表示され、ユー
ザーＭはこの選択画面Ｃ１に表示される選択肢の中から
選び、更に使用環境の選択画面Ｃ１の下方の選択画面Ｃ
２に表示される照明器具の画像群からの好みの照明器具
の画像を選択肢の中から選択することで最終的な照明器
具をユーザーＭの意志で決定できる。

【００３３】ところで意志決定支援システム６は、ユー
ザーＭの使用環境と選択された照明器具の好みとが矛盾
する場合と判断されると、矛盾回避アルゴリズム１４を
実行する。矛盾する例として以下のようなものがあげら
れる。部屋のサイズと照度の関係から、不適当な場合
は、選択したものと同等の照明器具デザインで照度が理
想状態になるものを選定して該照明器具を提示する処理
に移行する。また選択された照明器具同士の組み合わせ
が不適当な場合、例えば、ユニバーサルダウンライトが
ペンダント照明器具の上部に配置するように選択された
場合、シェードの影響でダウンライトの照射が遮られる
という問題が生じる。このような場合も問題を回避する
ような照明器具を提示する処理を行う。

【００３４】矛盾回避の判断を行った場合、判断結果を
ユーザーＭにインフォメーションするための画像を生成
し、端末２側でブラウザにより表示装置４上に図７に示
すように表示させる。この場合図６の選択画面Ｃ２にお
いて、吹き出しＶ内に判断結果を文章表示している。

【００３５】さて矛盾もなくユーザーＭにより照明器具
が最終的に決定されると、商品決定支援装置３は、照明
器具の画像、当該照明器具の情報及び配灯の情報をオン
ラインで結んでいる販売店Ｓのデータベースに入力し、
ユーザ−Ｍが直接販売店Ｓとアクセスしなくても、販売
店Ｓは当該ユーザーＭが選択した照明器具とその照明器
具による配灯を情報として持ち、この情報に基づいてユ
ーザーＭに対する商品設置あるいは販売のための手配を
行うことができる。これにより商品の設置・販売がスム
ーズに行える。

【００３６】またショールームＳＲと商品選定支援装置
３とをリンクさせることで、最終的に決定された、照明
器具の画像、当該照明器具の情報及び配灯の情報がオン
ラインでショールームＳＲのデータベースに入力させる
ようにしても良い。この場合シールームＳＲではデータ
ベースに格納された情報に基づいた照明器具を準備して
おき、ユーザーＭによって事前の申込みをしなくても、
ユーザーＭがショールームＳＲを訪れたとき、ユーザー
Ｍが選択した好みの照明器具を実物提示することができ
る。また仮想現実を利用した照明シミュレーション（シ
ミュレーションルーム）システムを設けることにより照
明器具の設置状態や照明具合をユーザーＭに体験確認さ
せることが可能となり、より望ましい照明器具、配灯条
件の選択を可能とする。またこのショールームＳＲでの
最終的な選択・修正を含めた商品の情報を販売店Ｓのデ
ータベースに送ることで、上述と同様に販売店Ｓによる
商品の設置・販売をスムーズにすることができる。

【００３７】上記説明では選定商品が照明器具の場合で
あったが、住宅の内装に関する商品の選定を行う場合に
も本発明システムを適用させることができる。

【００３８】つまりユーザーＭが端末２において内装材
の購入のホームページをアクセスし、希望している商品
（この場合、部屋の壁紙２０、カーテン（ブラインド）
２１、天井２２，床２３等の内装材）の色や模様、使用
する部屋の形状、部屋のサイズなどの使用環境が入力さ
れると、商品選定支援装置３では意志決定支援システム
６がプランを選定し、この選定プランに基づいて画像出
力装置７が入力された使用環境において希望商品を使用
した状態の画像データを生成出力してホームページサー
バー５を通じてブラウザにより端末２の表示装置４上に
図８（ａ）〜（ｃ）に示す画像を表示させる。

【００３９】ユーザ−Ｍはこの表示されている画像から
使用環境でのブラインド、天井、床等の調和を考えなが
ら、商品を決定することができることになる。

【００４０】この最終的な選択方法は上述の照明器具の
選択時と同様な２段階の入力により行う。また矛盾回避
も同様に行う。又販売店Ｓのデータベースのリンクやシ
ョールームＳＲのデータベースのリンクも同様に行う。

【００４１】また住宅の設備、特に、システムキッチン
を決定する場合にも本発明システムを用いることができ
る。この場合ユーザーＭがシステムキッチン２４を決定
するためのホームページに対してアクセスし、使用環境
や希望商品を入力すると、商品選定支援装置３では、意
志決定支援システム６が入力情報に基づいてプランを選
定し、このプランに基づいて画像出力装置７がユーザー
Ｍの使用環境でのシステムキッチン２４の配置状態を示
す画像を生成出力し、ブラウザにより端末２の表示装置
４上に図９に示すように表示させる。ユーザ−Ｍは表示
されている画像から、使用環境でのシステムキッチン２
４のサイズ、色、形を考えながら、照明器具の場合と同
様な方法で商品を決定することができる。

【００４２】また住宅設備の一つである収納家具（クロ
ーゼット、本箱）２５を決定する場合も同様に本発明シ
ステムを用いることができる。この場合ユーザーＭが収
納家具２５を決定するためのホームページに対してアク
セスし、使用環境や希望商品を入力すると、商品選定支
援装置３では、意志決定支援システム６が入力情報にに
基づいてプランを選定し、このプランに基づいて画像出
力装置７がユーザーＭの使用環境での収納家具２５の配
置状態を示す画像を生成出力し、ブラウザにより端末２
の表示装置４上に図１０に示すように表示させる。ユー
ザ−Ｍはこの表示されている画像から、使用環境での収
納家具２５のサイズ、色、形を考えながら、照明器具の
場合と同様に商品を決定することができる。

【００４３】住宅設備としては上記の収納家具２５、シ
ステムキッチン２４以外に家庭やビル空間（オフィス
等）での空調設備２６があるが、この空調設備２６を決
定する際にも本発明システムを用いることができる。こ
の場合ユーザーＭが空調設備を２６を決定するためのホ
ームページに対してアクセスし、使用環境や希望商品を
入力すると、商品選定支援装置３では、意志決定支援シ
ステム６がプランを選定し、この選定されたプランに基
づいて画像出力装置７がユーザーＭの使用環境での空調
設備２６の各要素ＶＡＶ（バリアブルエアボリュー
ム）、ＡＨＵ（エアーハンドリングユニット）、ＦＣＵ
（ファンコイルユニッット）の配置状態を示す２次元画
像や３次元画像を画像出力装置７で生成或いは出力し、
端末２のブラウザ上に図１１、図１２に示すように表示
させる。

【００４４】この場合意志決定支援システム６では、空
調設備２５の配置や設備能力などから温度分布を演算し
てブラウザ上で表示せる画像には２次元或いは３次元の
温度分布を色或いは濃淡によりシミュレーション表示
し、ユーザーＭはブラウザ上のシミュレーションを確認
しながら、ＶＡＶ（バリアブルエアボリューム）、ＡＨ
Ｕ（エアーハンドリングユニット）、ＦＣＵ（ファンコ
イルユニッット）の位置、数量等（一般家庭の場合はエ
アコンの位置）を照明器具と同様な方法により決定する
ことができる。

【００４５】尚入力する使用環境として照明器具の配置
も入力するようにし、この照明器具による熱負荷も温度
分布のシミュレーションに付加しても良い。

【００４６】更に使用環境に床暖房やホットカーペット
のような床暖房設備による熱負荷の配置も使用環境とし
て入力するようにし、意志決定支援システム６では床暖
房設備による熱負荷も温度分布のシミュレーションに付
加しても良い。

【００４７】勿論照明器具と床暖房設備の両者の熱負荷
も温度分布のシミュレーションに付加しても良い。

【００４８】

【発明の効果】請求項１の発明は、インターネットに接
続された端末の入力手段によりインターネット上のホー
ムページから入力されるユーザーが持つイメージ及び使
用環境条件から最適な商品を選定する意思決定支援シス
テム及び該意志決定支援システムで選定された商品の画
像をリアルタイムに出力する画像出力手段とを統合した
ホームページサーバから成る商品選択支援装置と、ブラ
ウザによりインターネット上のホームページを表示させ
る表示装置及び、表示装置に表示させているホームペー
ジ上でユーザーが持つイメージと使用環境を入力する上
記入力手段を備えた上記端末と、からなり、上記画像出
力手段により出力される画像を、選定商品単体若しく
は、複数の選定商品同士の組み合わせ或いは使用環境と
選定商品の組み合わせの画像とし、上記端末においてブ
ラウザにより当該ホームページをアクセスすることで、
上記端末の表示手段に上記画像を表示させ、ユーザーが
上記表示手段で表示される画像上で商品を確認・選定す
るので、選定された商品と実際に使用される使用環境な
どを画像によりリアルタイムでユーザーに提示でき、そ
のためユーザーが目視で商品及び使用状況を確認しなが
ら購入する商品を決定することができ、結果ユーザーの
望み通りの使用空間を実現する商品を簡単に選定でき、
特にインターネットを通じるため、遠隔地に居住してい
る人にとっても商品選択が行えるという効果がある。

【００４９】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、上記商品が、建物の内装材に関連した商品であるの
で、内装材の選定が、また請求項３の発明は、請求項１
の発明において、上記商品が、システムキッチンである
のでシステムキッチンの選定が、更に請求項４の発明
は、請求項１の発明において、上記商品が、家具である
ので家具の選定が、更にまた請求項５の発明は、請求項
１の発明において、上記商品が、空調設備であるので、
空調設備の選定が、また更に、請求項６の発明は、請求
項１の発明において、上記商品が、空調設備及び照明器
具であるので、照明器具による影響などを考慮した空調
設備及び照明器具の選定することができ、更に請求項７
の発明は、請求項１の発明において、上記商品が、空調
設備、床暖房設備、ホットカーペット等の冷暖房関連設
備であるので、冷暖房関連設備を温度分布などを考慮し
た選択ができ、更に請求項８の発明は、請求項１の発明
において、上記商品が、空調設備、床暖房設備、ホット
カーペット等の冷暖房関連設備及び照明器具であるの
で、冷暖房関連設備と照明器具とを関連付けて商品選択
ができるという効果がある。

【００５０】請求項９の発明は、請求項１の発明におい
て、上記商品が照明器具であって、ユーザーが持つイメ
ージと使用環境条件を上記端末の入力手段で入力する
と、商品選定支援装置ではユーザーが持つイメージする
照明空間を実現するための照明器具、灯数、配置を要素
とする照明プランを意思決定支援システムが決定すると
ともに、該決定内容に基づいた照明光の状況を確認する
画像を画像出力手段が出力するので、選定された照明器
具と実際に使用される使用環境などを画像によりリアル
タイムでユーザーに提示でき、そのためユーザーが目視
で照明器具及び使用状況を確認しながら決定していくこ
とができ、ユーザーの望み通りの照明空間を実現する照
明を簡単に選定できるという効果がある。

【００５１】請求項１０の発明は、請求項９の発明にお
いて、上記照明プランの要素をユーザーが選択する際
に、照明空間を印象づける特徴量からなる２次元マップ
を選択のための入力インターフェースとして用いるの
で、ユーザーがイメージする照明空間のデータ入力が簡
単に行えるという効果がある。

【００５２】請求項１１の発明は、請求項９の発明にお
いて、ユーザーの最終的な照明プランの選定段階とし
て、ユーザーが持つイメージだけで選定する段階と、ユ
ーザーの使用環境条件と照明器具の好みを入力して表示
手段で表示される画像を見ながら決定する段階とを設け
たので、ユーザーの希望する商品を確実に選定すること
ができるという効果がある。

【００５３】請求項１２の発明は、請求項９の発明にお
いて、意志決定支援システムは、ユーザーにより選択さ
れた照明器具の好みと、使用環境条件により矛盾が生じ
ると判断されると、矛盾を回避するように商品選定処理
を実行する機能を備えているので、ユーザーによる選定
に矛盾がある場合、この矛盾を回避するようなプラン選
定を提示することができるという効果がある。

【００５４】請求項１３の発明は、請求項９の発明にお
いて、販売店のデータベースにリンクして最終的に選定
された商品の情報を上記データベースに転送し、該情報
を、当該ユーザーに対する販売店側での商品設置・販売
に用いるので、ユーザーによって決定された商品の設置
・販売をスムーズに行うことができるという効果があ
る。

【００５５】請求項１４の発明は、請求項９の発明にお
いて、商品の展示やシミュレーションルームを提示する
設備を備えたショールームのデータベースとリンクして
最終的に選定された商品の情報を上記データベースに転
送し、該情報を基に、当該ユーザーの来訪時に当該ショ
ールームにおいて、対応商品を実物若しくはシミュレー
ションルームで提示するので、ショールームを訪れるユ
ーザーに対して商品の実物やシミュレーションされた照
明空間や照明状況を提示するための準備が迅速に行え、
また同時にユーザーにとってより希望に近い商品を選定
することが確実に行えるという効果がある。

【００５６】請求項１５の発明は、請求項１４の発明に
おいて、販売店のデータベースとリンクして上記ショー
ルームにおける提示によって決定した商品の情報を上記
データベースに転送し、該情報を、当該ユーザーに対す
る販売店側での商品設置・販売に用いるので、ユーザー
が最終的に決定した商品の設置・販売をスムーズに行う
ことができる。

【００５７】請求項１６の発明は、請求項９の発明にお
いて、決定した商品の情報と合わせて、端末の表示手段
のブラウザ上に照度分布、イニシャルコスト、ランニン
グコストを表示させるので、ユーザーの照明器具の選定
を一層容易にすることができるという効果がある。

【００５８】請求項１７の発明は、請求項１２の発明に
おいて、上記矛盾回避の処理実行時に選定された照明器
具が不適当であるかのインフォメーションをユーザーに
与えるので、選定した照明器具が不適当であることをユ
ーザーに知らしめることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態のシステム全体の構成図で
ある。

【図２】同上に用いる２次元マップの画像表示例図であ
る。

【図３】同上における選定された照明器具情報の画像表
示例図である。

【図４】同上の２次元マップで選択された照明空間画像
の詳細画像表示例図である。

【図５】同上の最終的な選定段階での選定入力時の画像
表示例図である。

【図６】同上の最終的な選定段階での選定入力時の画像
表示例図である。

【図７】同上の商品選定時の矛盾回避を示す画像表示例
図である。

【図８】同上の選定対象商品が内装材である場合の画像
表示例図である。

【図９】同上の選定対象商品がシステムキッチンの場合
の画像表示例図である。

【図１０】同上の選定対象商品が収納家具の場合の画像
表示例図である。

【図１１】同上の選定対象消費が空調設備の場合の画像
表示例図である。

【図１２】同上の選定対象消費が空調設備の場合の別の
画像表示例図である。

【符号の説明】

１ インターネット ２ 端末 ３ 商品選定支援装置 ４ 表示装置 ５ ホームページサーバ ６ 意志決定支援システム ７ 画像出力装置 Ｍ ユーザー Ｓ 販売店 ＳＲ ショールーム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B049 BB05 BB11 CC02 CC05 CC45 DD01 DD05 EE07 EE41 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5E501 AA13 AB15 AC15 AC34 BA03 DA02 EB15 FA14 FA35

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットに接続された端末の入力
   手段によりインターネット上のホームページから入力さ
   れるユーザーが持つイメージ及び使用環境条件から最適
   な商品を選定する意思決定支援システム及び該意志決定
   支援システムで選定された商品の画像をリアルタイムに
   出力する画像出力手段とを統合したホームページサーバ
   から成る商品選択支援装置と、 ブラウザによりインターネット上のホームページを表示
   させる表示装置及び、表示装置に表示させているホーム
   ページ上でユーザーがが持つイメージと使用環境を入力
   する上記入力手段を備えた上記端末と、からなり、 上記画像出力手段により出力される画像を、選定商品単
   体若しくは、複数の選定商品同士の組み合わせ或いは使
   用環境と選定商品の組み合わせの画像とし、上記端末に
   おいてブラウザにより当該ホームページをアクセスする
   ことで、上記端末の表示手段に上記画像を表示させ、ユ
   ーザーが上記表示手段で表示される画像上で商品を確認
   ・選定することを特徴とする商品選定支援システム。
2. 【請求項２】 上記商品が、建物の内装材に関連した商
   品であることを特徴とする請求項１記載の商品選定支援
   システム。
3. 【請求項３】 上記商品が、システムキッチンであるこ
   とを特徴とする請求項１記載の商品選定支援システム。
4. 【請求項４】 上記商品が、家具であることを特徴とす
   る請求項１記載の商品選定支援システム。
5. 【請求項５】 上記商品が、空調設備であることを特徴
   とする請求項１記載の商品選定支援システム。
6. 【請求項６】 上記商品が、空調設備及び照明器具であ
   ることを特徴とする請求項１記載の商品選定支援システ
   ム。
7. 【請求項７】 上記商品が、空調設備、床暖房設備、ホ
   ットカーペット等の冷暖房関連設備であることを特徴と
   する請求項１記載の商品選定支援システム。
8. 【請求項８】 上記商品が、空調設備、床暖房設備、ホ
   ットカーペット等の冷暖房関連設備及び照明器具である
   ことを特徴とする請求項１記載の商品選定支援システ
   ム。
9. 【請求項９】 上記商品が照明器具であって、ユーザー
   が持つイメージと使用環境条件を上記端末の入力手段で
   入力すると、商品選定支援装置ではユーザーが持つイメ
   ージする照明空間を実現するための照明器具、灯数、配
   置を要素とする照明プランを意思決定支援システムが決
   定するとともに、該決定内容に基づいた照明光の状況を
   確認する画像を画像出力手段が出力することを特徴とす
   る請求項１記載の商品選定支援システム。
10. 【請求項１０】 上記照明プランの要素をユーザーが選
    択する際に、照明空間を印象づける特徴量からなる２次
    元マップを選択のための入力インターフェースとして用
    いることを特徴とする請求項９記載の商品選定支援シス
    テム。
11. 【請求項１１】 ユーザーの最終的な照明プランの選定
    段階として、ユーザーが持つイメージだけで選定する段
    階と、ユーザーの使用環境条件と照明器具の好みを入力
    して表示手段で表示される画像を見ながら決定する段階
    とを設けたことを特徴とする請求項９記載の商品選定支
    援システム。
12. 【請求項１２】 意志決定支援システムは、ユーザーに
    より選択された照明器具の好みと、使用環境条件により
    矛盾が生じると判断されると、矛盾を回避するように商
    品選定処理を実行する機能を備えていることを特徴とす
    る請求項９記載の商品選定支援システム。
13. 【請求項１３】 販売店のデータベースにリンクして最
    終的に選定された商品の情報を上記データベースに転送
    し、該情報を、当該ユーザーに対する販売店側での商品
    設置・販売に用いることを特徴とする請求項９記載の商
    品選定支援システム。
14. 【請求項１４】 商品の展示やシミュレーションルーム
    を提示する設備を備えたショールームのデータベースと
    リンクして最終的に選定された商品の情報を上記データ
    ベースに転送し、該情報を基に、当該ユーザーの来訪時
    に当該ショールームにおいて、対応商品を実物若しくは
    シミュレーションルームで提示することを特徴とする請
    求項９記載の商品選定支援システム。
15. 【請求項１５】 販売店のデータベースとリンクして上
    記ショールームにおける提示によって決定した商品の情
    報を上記データベースに転送し、該情報を、当該ユーザ
    ーに対する販売店側での商品設置・販売に用いることを
    特徴とする請求項１４記載の商品選定支援システム。
16. 【請求項１６】 決定した商品の情報と合わせて、端末
    の表示手段のブラウザ上に照度分布、イニシャルコス
    ト、ランニングコストを表示させることを特徴とする請
    求項９記載の商品選定支援システム。
17. 【請求項１７】 上記矛盾回避の処理実行時に選定され
    た照明器具が不適当であるかのインフォメーションをユ
    ーザーに与えることを特徴とする請求項１２記載の商品
    選定支援システム。