JP2001306293A - 情報入力方法、情報入力装置及び記憶媒体 - Google Patents

情報入力方法、情報入力装置及び記憶媒体

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JP2001306293A
JP2001306293A JP2000119505A JP2000119505A JP2001306293A JP 2001306293 A JP2001306293 A JP 2001306293A JP 2000119505 A JP2000119505 A JP 2000119505A JP 2000119505 A JP2000119505 A JP 2000119505A JP 2001306293 A JP2001306293 A JP 2001306293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示器に表示された複数の入力項目に対し
て、手操作による入力を行うことなく簡単に文字情報を
入力できるようにする。 【解決手段】 ディスプレー装置1では、複数の入力項
目を含む表示情報を表示する。音声認識ユニット4で
は、複数の文法規則111〜11nを用いてマイクロフ
ォン5に入力された音声から文字情報を認識する。中央
処理装置2では、各入力項目の付加情報に基づいて認識
した文字情報を入力する入力項目を選択、決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報入力方法、情報
入力装置及び記憶媒体に関し、特に、音声認識技術を用
いて文字情報を入力する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラフィカルユーザインタフェース(G
UI)のもつ入力項目(入力フォーム)へ文字や記号等
の文字情報を入力する場合、一般には、キーボード、マ
ウスなどのポインティングデバイスを用いる。キーボー
ドの場合には、文字や記号をタイプ入力し、ポインティ
ングデバイスの場合には、選択候補の中から所望の文字
や記号選択して入力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーボ
ード、マウスなどのポインティングデバイスを用いて所
望の入力項目に文字情報を入力する場合には、入力項目
の選択から文字情報の入力までを全て手操作によって行
わなければならず、手操作の行いにくい環境では大変扱
いにくいという問題があった。
【0004】本発明は前述の問題点にかんがみ、表示器
に表示された複数の入力項目に対して、手操作による入
力を行うことなく簡単に文字情報を入力することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報入力方法
は、表示器に表示された複数の入力項目に文字情報を入
力する情報入力方法であって、音声を入力する音声入力
処理と、複数の文法規則を用いて前記音声から文字情報
を認識する音声認識処理と、前記入力項目の付加情報に
基づいて前記文字情報を入力する入力項目を選択する選
択処理とを有することを特徴としている。また、本発明
の他の特徴とするところは、前記付加情報は、前記入力
項目と前記文法規則との対応関係を示す情報であること
を特徴としている。また、本発明のその他の特徴とする
ところは、前記付加情報は、前記入力項目と所定の文字
列との対応関係を示す情報であることを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、前記
付加情報は、前記入力項目に入力可能な文字情報を示す
情報であることを特徴としている。また、本発明のその
他の特徴とするところは、前記文字情報を入力する入力
項目の候補が複数個ある場合には、前記候補をユーザに
通知することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、ユーザの音声に基づいて前記候
補の中から前記文字情報を入力する入力項目を選択する
ことを特徴としている。また、本発明のその他の特徴と
するところは、前記選択処理で選択した入力項目が表示
画面外にある場合には、前記入力項目が前記表示画面内
に表示されるように制御することを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、前記複数の
文法規則の夫々は、所定種類の文字情報を認識するため
の文法規則であることを特徴としている。
【0006】本発明の情報入力装置は、表示器に表示さ
れた複数の入力項目に文字情報を入力する情報入力装置
であって、音声を入力する音声入力手段と、複数の文法
規則を用いて前記音声から文字情報を認識する音声認識
手段と、前記入力項目の付加情報に基づいて前記文字情
報を入力する入力項目を選択する選択手段とを有するこ
とを特徴としている。また、本発明の他の特徴とすると
ころは、前記付加情報は、前記入力項目と前記文法規則
との対応関係を示す情報であることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記付加
情報は、前記入力項目と所定の文字列との対応関係を示
す情報であることを特徴としている。また、本発明のそ
の他の特徴とするところは、前記付加情報は、前記入力
項目に入力可能な文字情報を示す情報であることを特徴
としている。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、前記文字情報を入力する入力項目の候補が複数個あ
る場合には、前記候補をユーザに通知することを特徴と
している。また、本発明のその他の特徴とするところ
は、ユーザの音声に基づいて前記候補の中から前記文字
情報を入力する入力項目を選択することを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、前記
選択処理で選択した入力項目が表示画面外にある場合に
は、前記入力項目が前記表示画面内に表示されるように
制御することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、前記複数の文法規則の夫々は、
所定種類の文字情報を認識するための文法規則であるこ
とを特徴としている。本発明の記憶媒体は、前記に記載
の情報入力方法を実行するプログラムをコンピュータか
ら読み出し可能に格納したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本実
施形態における情報入力装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、1は本実施形態のグラフィカル・
ユーザインタフェース(GUI)を表示するためのディ
スプレー装置である。ディスプレー装置1は、CRT、
液晶パネル、プラズマディスプレイパネル等の表示器を
備える。2は数値演算・制御等の処理を行なう中央処理
装置である。
【0008】3はRAM、ROM、磁気ディスク、光デ
ィスク、半導体メモリ、ハードディスク装置及びそれら
の組み合わせからなる記憶装置である。記憶装置3は、
本実施形態のGUI、本実施形態の処理手順に必要な制
御プログラム、この制御プログラムを管理するオペレー
ティングシステム(OS)を保持する。
【0009】4は音声認識ユニットである。音声認識ユ
ニット4は、マイクロフォン5から入力された音声に対
して音響処理を行い、音響処理した結果に対して言語処
理を行う。音響処理において使用する音響モデル10、
言語処理において使用するN種類の文法規則111〜1
1nや単語辞書121〜12nは、記憶装置3が保持す
る。
【0010】ここで、各文法規則111〜11nは所定
種類の文字情報の認識に最適な文法規則であり、各単語
辞書121〜12nは各文法規則111〜11nに対応
する単語辞書である。この音声認識ユニット4における
音声認識処理は、ソフトウェアで実現することも可能で
ある。
【0011】ディスプレー装置1,中央処理装置2,記
憶装置3,音声認識ユニット4はバス16により接続さ
れている。中央処理装置2は、記憶装置3から本実施形
態の処理手順に必要な制御プログラムを読み出し、音声
認識ユニット4の音声認識処理、ディスプレー装置1の
表示処理、記憶装置3の読み出し書き込み処理を統合的
に制御する。
【0012】図2は、本実施形態の情報入力装置の処理
手順を示すフローチャートである。図2に示したフロー
チャートの各ステップで行われる処理は、中央処理装置
2が記憶装置3に格納された制御プログラムに基づいて
各処理部を制御することにより実現する。
【0013】まず、ステップS1では、本実施形態のG
UIを記憶装置3から読み出してディスプレー装置1に
表示する。このGUIは、単数または複数の入力フォー
ム(入力項目ともいう)を含み、各入力フォームには付
加情報が設定されている。この付加情報は、所定種類の
文字情報の認識に最適な文法規則と対応関係を示す情報
であり、例えば文法規則の種類を識別するためのインデ
ックス(文法ID)である。本実施形態のGUIは、例
えばHTML(Hyper Text Markup Language)やXML
(Extensible Markup Language)のような記述言語によ
って記述する。
【0014】本実施形態のGUIの一例を、図3を用い
て説明する。図3は、3つの入力フォームを含むGUI
を示す図である。このGUIは、駅間ルートを検索する
アプリケーションプログラムのGUIである。図3にお
いて、6は出発駅名、7は到着駅名、8は出発時刻を入
力するための入力フォームである。
【0015】入力フォーム6と入力フォーム7とは共に
駅名情報を入力するための入力フォームであり、これら
は駅名情報の認識に最適な文法規則と関連付けられてい
る。本実施形態では、文法規則111(図1の「文法
1」)を入力フォーム6,7に対応する文法規則として
説明する。
【0016】一方、入力フォーム8は時刻情報を入力す
るための入力フォームであるため、これは時刻情報の認
識に最適な文法規則と関連付けられている。本実施形態
では、文法規則112(図1の「文法2」)を入力フォ
ーム8に対応する文法規則として説明する。
【0017】次に、ステップS2では、文字情報をまだ
入力していない入力フォームに関連付けられた文法規則
を認識し、認識した文法規則を設定する。未入力の入力
フォームが1つの場合には、その入力フォームに対応す
る1種類の文法規則を設定し、2つ以上の場合には、1
種類以上の文法規則を設定する。例えば、図3に示すG
UIの場合には、文法規則111と文法規則112とを
設定する。
【0018】ステップS3では、音声の入力を受け付け
る。ユーザの発声した音声は、マイクロフォン5で電気
信号に変換された後、音声認識ユニット4に供給され
る。
【0019】ステップS4では、ステップS2で設定し
た1種類以上の文法規則を用いてステップS3で入力し
た音声を音声認識する。例えば、図3に示すGUIの場
合には、文法規則111,112と単語辞書121,1
22とを用いて、ステップS2で入力した音声から駅名
情報や時刻情報を認識する。
【0020】ステップS4では、ステップS2で設定し
た文法規則が1種類の場合には、音響処理した結果を、
その文法規則とその文法規則に対応する単語辞書とを用
いて言語処理する。そして、その文法規則から得られた
文字情報をステップS4の認識結果とする。
【0021】一方、ステップS2で設定した文法規則が
2種類以上の場合には、音響処理した結果を、各文法規
則と各文法規則に対応する単語辞書とを用いて言語処理
する。そして、各文法規則から得られた文字情報の中か
ら入力音声との尤度が所定値以上となる文字情報をステ
ップS4の認識結果とする。
【0022】ステップS5では、各入力フォームと文法
規則とを対応関係により、ステップS4で得た文字情報
を入力する入力フォームが一意に決定できるか否かを判
別する。本実施形態では、各入力フォームと文法規則と
を対応関係により、ステップS4で得た文字情報を認識
した文法規則からその文字情報を入力する入力フォーム
を自動的に決定する。
【0023】したがって、例えば、1種類の文法規則か
ら文字情報を認識し、且つその文法規則が1つの入力フ
ォームにのみ対応している場合には、ステップS4で得
た文字情報を入力する入力フォームを1つだけ自動的に
決定することができる。このように構成することによっ
て、事前に入力フォームの選択をユーザに行わせること
なく、ユーザの所望する入力フォームを自動的に選択、
決定することが可能となる。
【0024】しかしながら、以下のような場合には、ス
テップS4で得た文字情報を入力する入力フォームを1
つに決定することができないため、ステップS6の処理
を実行する。
【0025】1)複数種類の文法規則が同音の語彙を認
識する場合。これは、例えば、文法規則Aが使用する単
語辞書Aに「仙台」(/seNdai/)を、文法規則
Bが使用する単語辞書Bに「先代」(/seNdai
/)を登録している場合に、ユーザが/seNdai/
と発音する場合である。この場合、文法規則Aでは「仙
台」を認識し、文法規則Bでは「先代」を認識してしま
い、何れもステップS4の認識結果となり入力フォーム
を1つに決定することができない。
【0026】2)1種類の文法規則が複数の入力フォー
ムに対応する場合。これは、例えば、図3のGUIのよ
うに文法規則111が2つの入力フォーム6,7に対応
する場合である。この場合、文法規則111で認識した
文字情報を入力する入力フォームを1つに決定すること
ができない。
【0027】ステップS6では、選択候補となる入力フ
ォームをユーザに通知し、1つの入力フォームをユーザ
に選択させる。ユーザは、選択候補のフォーム名をマイ
クロフォン5に入力することによって1つの入力フォー
ムを選択する。これにより、キーボードやポインティン
グデバイスを使用することなく簡単に入力フォームを選
択することができる。
【0028】ここで、選択候補の通知方法には、様々な
方法がある。例えば、図3のGUIのように、全ての入
力フォームを一画面内に表示している場合には、各選択
候補の周辺や背景のグラフィックスの色、デザインを変
える、選択候補のフォーム名の色、フォントを変える等
の方法によって選択候補をユーザに通知する。
【0029】一方、図4のGUIのように、全ての入力
フォームを一画面内に表示していない場合には、選択候
補のフォーム名をまとめて別のウインドウに表示する、
選択候補のフォーム名をまとめて音声で提示する等の方
法によって選択候補をユーザに通知する。このように構
成することにより、選択候補となる入力フォームを分か
りやすくユーザに通知することができる。
【0030】ステップS7では、ステップS5で決定し
た入力フォームあるいはステップS6で決定した入力フ
ォームに、その入力フォームに対応する文法規則から得
た文字情報を表示する。
【0031】ここで、図4のGUIのように、全ての入
力フォームを一画面内に表示していない場合で、一部し
か表示していない或いは全て表示していない入力フォー
ムに文字情報を表示する場合には、その入力フォームが
画面の中央に配置されるようにGUIを自動的にスクロ
ールする。具体例を図4及び図5を用いて説明する。完
全に表示されていない入力フォーム11(図4のフォー
ム4)に文字情報を表示する場合、図4のGUIは図5
のようにスクロールし、入力フォーム11を画面の中央
に配置する。このように構成することにより、ユーザの
選択した入力フォームがGUI上のどこにあるかを分か
りやすく通知することができる。
【0032】ステップS8では、入力フォームに表示し
た文字情報が正しいか否かを判別する。表示した文字情
報が正しくない場合、ユーザは「いいえ」と発声した音
声をマイクロフォン5に入力する。この場合には、入力
フォームに表示した文字情報をクリアしてステップS2
の処理を実行する。
【0033】一方、表示した文字情報が正しい場合、ユ
ーザは「はい」と発声した音声をマイクロフォン5に入
力する。この場合には、入力フォームに表示した文字情
報をその入力フォームに対する入力として決定する(ス
テップS9)。
【0034】ステップS10では、未入力の入力フォー
ムがあるか否かを判別し、未入力の入力フォームがある
場合には、ステップS2の処理を実行し、未入力の入力
フォームがない場合には、処理を終了する。
【0035】以上説明したように本実施形態によれば、
ユーザの音声から認識した文字情報を入力する入力フォ
ームを入力フォームと文法規則との対応関係に応じて決
定することによって、キーボードやポインティングデバ
イスを使用することなく簡単にユーザの所望する入力フ
ォームに文字情報を入力することができる。
【0036】(第2の実施形態)図6は、第2の実施形
態の処理手順を示すフローチャートである。第2の実施
形態の情報入力装置の構成は、第1の実施形態と同様で
あるので説明を省略する。図6に示したフローチャート
の各ステップで行われる処理は、中央処理装置2が記憶
装置3に格納された制御プログラムに基づいて各処理部
を制御することにより実現する。
【0037】まず、ステップS11では、第2の実施形
態のGUIを記憶装置3から読み出してディスプレー装
置1に表示する。このGUIは単数または複数の入力フ
ォーム(入力項目ともいう)を含み、各入力フォームに
は付加情報が設定されている。この付加情報には、所定
種類の文字情報の認識に最適な文法規則との対応関係を
示す情報と、所定の文字列(キーワードともいう)と対
応関係を示す情報である。この文字列は、入力フォーム
のフォーム名や入力フォームへの文字情報の入力をサポ
ートする文,語句,単語等であり、GUIに表示され
る。第2の実施形態において、各入力フォームに対応す
る文法規則は、キーワードを含む文字情報を認識するよ
うに構成されている。
【0038】第2の実施形態のGUIの一例を図7を用
いて説明する。図7は、3つの入力フォームを含むGU
Iを示す図である。このGUIは、駅間ルートを検索す
るアプリケーションプログラムのGUIである。図7に
おいて、71は出発駅名、72は到着駅名、73は出発
時刻を入力するための入力フォームである。
【0039】入力フォーム71と入力フォーム72とは
共に駅名情報を入力するための入力フォームである。入
力フォーム71のキーワードは「駅から」であり、入力
フォーム72のキーワードは「駅まで」である。入力フ
ォーム71,72は、第1の実施形態と同様に、駅名情
報の認識に最適な文法規則である文法規則111(図1
の「文法1」)と関連付けられている。
【0040】一方、入力フォーム73は時刻情報を入力
するための入力フォームであり、そのキーワードは「時
刻は」である。入力フォーム73は、第1の実施形態と
同様に、時刻情報の認識に最適な文法規則である文法規
則112(図1の「文法2」)と関連付けられている。
【0041】次に、ステップS12では、第1の実施形
態と同様に、文字情報をまだ入力していない入力フォー
ムに関連付けられた文法規則を認識し、認識した文法規
則を設定する。例えば、図7に示すGUIの場合には、
文法規則111と文法規則112とを設定する。
【0042】ステップS13では、音声の入力を受け付
ける。このときユーザは、所望の入力フォームに入力す
る文字情報とともに、その入力フォームのキーワードを
発声する。ユーザの発声した音声は、マイクロフォン5
で電気信号に変換された後、音声認識ユニット4に供給
される。
【0043】ステップS14では、第1の実施例と同様
に、ステップS12で設定した1種類以上の文法規則を
用いてステップS13で入力した音声を音声認識する。
例えば、図7に示すGUIの場合には、文法規則11
1,112と単語辞書121,122とを用いて、ステ
ップS12で入力した音声から駅名情報や時刻情報を認
識する。
【0044】ステップS15では、各入力フォームと文
法規則とを対応関係により、ステップS14で得た文字
情報を入力する入力フォームを選択するとともに、選択
した入力フォームのキーワードと文字情報に含まれるキ
ーワードとを比較して1つの入力フォームを決定する。
【0045】本実施形態では、各入力フォームと文法規
則とを対応関係だけでなく、各入力フォームとキーワー
ドとを対応関係を用いて、ステップS14で得た文字情
報を認識した文法規則からその文字情報を入力する入力
フォームを自動的に決定する。このように構成すること
によって、事前に入力フォームの選択をユーザに行わせ
ることなく、ユーザの所望する入力フォームを自動的に
選択、決定することが可能となる。
【0046】ステップS16では、ステップS15で決
定した入力フォームに、ステップS14で得た文字情報
を表示する。但し、キーワードは除く。例えば、ステッ
プS14で得た文字情報が「XX駅から」の場合、キー
ワード「駅から」に対応する入力フォーム71に文字情
報「XX」を表示する。
【0047】ここで、図4のGUIのように、全ての入
力フォームを一画面内に表示していない場合で、一部し
か表示していない或いは全て表示していない入力フォー
ムに文字情報を表示する場合には、第1の実施形態と同
様に、その入力フォームが画面の中央に配置されるよう
にGUIを自動的にスクロールする。
【0048】ステップS17では、入力フォームに表示
した文字情報が正しいか否かを判別する。表示した文字
情報が正しくない場合、ユーザは「いいえ」と発声した
音声をマイクロフォン5に入力する。この場合には、入
力フォームに表示した文字情報をクリアしてステップS
12の処理を実行する。
【0049】一方、表示した文字情報が正しい場合、ユ
ーザは「はい」と発声した音声をマイクロフォン5に入
力する。この場合には、入力フォームに表示した文字情
報をその入力フォームに対する入力として決定する(ス
テップS18)。
【0050】ステップS19では、未入力の入力フォー
ムがあるか否かを判別し、未入力の入力フォームがある
場合には、ステップS2の処理を実行し、未入力の入力
フォームがない場合には、処理を終了する。
【0051】以上説明したように第2の実施形態によれ
ば、ユーザの音声から認識した文字情報を入力する入力
フォームを入力フォームとキーワードとの対応関係に応
じて決定することによって、キーボードやポインティン
グデバイスを使用することなく簡単にユーザの所望する
入力フォームに文字情報を入力することができる。
【0052】(第3の実施形態)第2の実施形態では、
ユーザの音声から認識した文字情報を入力する入力フォ
ームを入力フォームとキーワードとの対応関係に応じて
決定する例について説明した。
【0053】これに対して第3の実施形態では、ユーザ
の音声から認識した文字情報を入力する入力フォームを
入力フォームの候補リストに応じて決定する例について
説明する。ここで、候補リストとは、入力フォームに入
力可能な文字情報を示す。
【0054】この場合、各入力フォームの付加情報は、
所定種類の文字情報の認識に最適な文法規則との対応関
係を示す情報と、入力フォームに入力可能な文字情報を
示す候補リストとなる。
【0055】そして、ユーザの音声から認識した文字情
報を入力する入力フォームは、各入力フォームと文法規
則とを対応関係と、各入力フォームの候補リストとに基
づいて自動的に決定される。このように構成することに
よって、事前に入力フォームの選択をユーザに行わせる
ことなく、ユーザの所望する入力フォームを自動的に選
択、決定することが可能となる。
【0056】以上説明したように第3の実施形態によれ
ば、ユーザの音声から認識した文字情報を入力する入力
フォームを入力フォームの候補リストに応じて決定する
ことによって、キーボードやポインティングデバイスを
使用することなく簡単にユーザの所望する入力フォーム
に文字情報を入力することができる。
【0057】(本発明の他の実施の形態)前述した各実
施形態は、複数の機器から構成されるシステムに適用し
ても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0058】また、前述した各実施形態の機能を実現す
るための制御プログラムのプログラムコードを格納する
記録媒体には、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、R
OM等を用いることもできる。
【0059】また、前述した制御プログラムのプログラ
ムコードが、中央処理装置2において稼働しているOS
(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケー
ションソフト等の共同して前述の実施の形態で示した機
能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発
明の実施の形態に含まれることは言うまでもない。
【0060】さらに、前述した制御プログラムのプログ
ラムコードが機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示
に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合にも本発明に含まれる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示器に表示された複数の入力項目に対して、手操作によ
る入力を行うことなく簡単に文字情報を入力することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報入力装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】第1の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】第1の実施形態におけるGUIの一例を示す図
である。
【図4】本実施形態におけるGUIの他の例(スクロー
ル前)を示す図である。
【図5】本実施形態におけるGUIの他の例(スクロー
ル後)を示す図である。
【図6】第2の実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図7】第2の実施形態におけるGUIの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 ディスプレー装置 2 中央処理装置 3 記憶装置 4 A/D変換装置 5 マイクロフォン 6 出発駅名の入力フォーム 7 到着駅名の入力フォーム 8 出発時刻の入力フォーム 11 入力対象フォーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/28 Fターム(参考) 5D015 JJ00 KK03 5E501 AC37 BA05 BA11 CA03 CB15 EA40 EB05 FA05 FA23 FB14 FB32

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器に表示された複数の入力項目に文
    字情報を入力する情報入力方法であって、 音声を入力する音声入力処理と、 複数の文法規則を用いて前記音声から文字情報を認識す
    る音声認識処理と、 前記入力項目の付加情報に基づいて前記文字情報を入力
    する入力項目を選択する選択処理とを有することを特徴
    とする情報入力方法。
  2. 【請求項2】 前記付加情報は、前記入力項目と前記文
    法規則との対応関係を示す情報であることを特徴とする
    請求項1に記載の情報入力方法。
  3. 【請求項3】 前記付加情報は、前記入力項目と所定の
    文字列との対応関係を示す情報であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の情報入力方法。
  4. 【請求項4】 前記付加情報は、前記入力項目に入力可
    能な文字情報を示す情報であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の情報入力方法。
  5. 【請求項5】 前記文字情報を入力する入力項目の候補
    が複数個ある場合には、前記候補をユーザに通知するこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報
    入力方法。
  6. 【請求項6】 ユーザの音声に基づいて前記候補の中か
    ら前記文字情報を入力する入力項目を選択することを特
    徴とする請求項5に記載の情報入力方法。
  7. 【請求項7】 前記選択処理で選択した入力項目が表示
    画面外にある場合には、前記入力項目が前記表示画面内
    に表示されるように制御することを特徴とする請求項1
    〜6の何れか1項に記載の情報入力方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の文法規則の夫々は、所定種類
    の文字情報を認識するための文法規則であることを特徴
    とする請求項1〜7の何れか1項に記載の情報入力方
    法。
  9. 【請求項9】 表示器に表示された複数の入力項目に文
    字情報を入力する情報入力装置であって、 音声を入力する音声入力手段と、 複数の文法規則を用いて前記音声から文字情報を認識す
    る音声認識手段と、 前記入力項目の付加情報に基づいて前記文字情報を入力
    する入力項目を選択する選択手段とを有することを特徴
    とする情報入力装置。
  10. 【請求項10】 前記付加情報は、前記入力項目と前記
    文法規則との対応関係を示す情報であることを特徴とす
    る請求項9に記載の情報入力装置。
  11. 【請求項11】 前記付加情報は、前記入力項目と所定
    の文字列との対応関係を示す情報であることを特徴とす
    る請求項9または10に記載の情報入力装置。
  12. 【請求項12】 前記付加情報は、前記入力項目に入力
    可能な文字情報を示す情報であることを特徴とする請求
    項9または10に記載の情報入力装置。
  13. 【請求項13】 前記文字情報を入力する入力項目の候
    補が複数個ある場合には、前記候補をユーザに通知する
    ことを特徴とする請求項9〜12の何れか1項に記載の
    情報入力装置。
  14. 【請求項14】 ユーザの音声に基づいて前記候補の中
    から前記文字情報を入力する入力項目を選択することを
    特徴とする請求項13に記載の情報入力装置。
  15. 【請求項15】 前記選択処理で選択した入力項目が表
    示画面外にある場合には、前記入力項目が前記表示画面
    内に表示されるように制御することを特徴とする請求項
    9〜14の何れか1項に記載の情報入力装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の文法規則の夫々は、所定種
    類の文字情報を認識するための文法規則であることを特
    徴とする請求項9〜15の何れか1項に記載の情報入力
    装置。
  17. 【請求項17】 前記請求項1〜8の何れか1項に記載
    の情報入力方法を実行するプログラムをコンピュータか
    ら読み出し可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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