JP2001306245A - ポインティング装置及びポインタ移動方法 - Google Patents
ポインティング装置及びポインタ移動方法Info
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- JP2001306245A JP2001306245A JP2000126370A JP2000126370A JP2001306245A JP 2001306245 A JP2001306245 A JP 2001306245A JP 2000126370 A JP2000126370 A JP 2000126370A JP 2000126370 A JP2000126370 A JP 2000126370A JP 2001306245 A JP2001306245 A JP 2001306245A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作性、携帯性に優れ、且つ、正確な移動量
の検出が可能なポインティング装置を提供する。 【解決手段】 加速度センサ2と、加速度センサ2によ
り得られた加速度信号から高周波成分を抽出するハイパ
スフィルタ4とを備え、高周波成分の振動時間tを検出
してポインタの移動量を演算することにより、高周波成
分を抽出することで高精度に移動時間tを検出すること
ができるようにして、ディスプレイ上のポインタを正確
に移動させることができるようにする。
の検出が可能なポインティング装置を提供する。 【解決手段】 加速度センサ2と、加速度センサ2によ
り得られた加速度信号から高周波成分を抽出するハイパ
スフィルタ4とを備え、高周波成分の振動時間tを検出
してポインタの移動量を演算することにより、高周波成
分を抽出することで高精度に移動時間tを検出すること
ができるようにして、ディスプレイ上のポインタを正確
に移動させることができるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報機器で利用されるポインティング装置に関し、ノー
トパソコン等との併用に好適な携帯性を有するポインテ
ィング装置及びポインタの移動方法に関する。
情報機器で利用されるポインティング装置に関し、ノー
トパソコン等との併用に好適な携帯性を有するポインテ
ィング装置及びポインタの移動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等の情報機器に
おいては、表示装置(ディスプレイ)上に表示したポイ
ンタ(カーソル)を動かして指示するためにマウス等の
ポインティング装置が用いられてきた。図16(a)
は、マウスの構造を模式的に示したものである。図16
(a)に示すように、マウスはボール101と、ボール
101のxy軸方向の側面に配置された回転計102,
103とから構成される。マウスを動かすとボール10
1が転がり、ボール101のx方向及びy方向の回転量
が回転計102,103によって検出され、ボール10
1の回転量に応じてディスプレイ上のポインタが動かさ
れる。
おいては、表示装置(ディスプレイ)上に表示したポイ
ンタ(カーソル)を動かして指示するためにマウス等の
ポインティング装置が用いられてきた。図16(a)
は、マウスの構造を模式的に示したものである。図16
(a)に示すように、マウスはボール101と、ボール
101のxy軸方向の側面に配置された回転計102,
103とから構成される。マウスを動かすとボール10
1が転がり、ボール101のx方向及びy方向の回転量
が回転計102,103によって検出され、ボール10
1の回転量に応じてディスプレイ上のポインタが動かさ
れる。
【0003】また、図16(b)は、特に携帯性のある
ノートパソコン等でマウスの代わりに最近用いられるよ
うになっているトラックパッドを示している。また、図
16(c)は同様にノートパソコンで用いられるように
なってきたトラックポインタを示している。図16
(b)に示すトラックパッドは、静電容量や感圧抵抗に
より、接触した指先の位置を検出してディスプレイ上の
ポインタを動かすものである。一方、図16(c)に示
すトラックポインタは、感圧式の棒状のものであり、棒
に加えられた圧力とその方向によりディスプレイ上に表
示されたポインタの移動量、移動方向を規定するもので
ある。
ノートパソコン等でマウスの代わりに最近用いられるよ
うになっているトラックパッドを示している。また、図
16(c)は同様にノートパソコンで用いられるように
なってきたトラックポインタを示している。図16
(b)に示すトラックパッドは、静電容量や感圧抵抗に
より、接触した指先の位置を検出してディスプレイ上の
ポインタを動かすものである。一方、図16(c)に示
すトラックポインタは、感圧式の棒状のものであり、棒
に加えられた圧力とその方向によりディスプレイ上に表
示されたポインタの移動量、移動方向を規定するもので
ある。
【0004】このようなトラックパッド、トラックポイ
ンタによるポインティング装置は、ノートパソコンに使
用することによって携帯性を向上させることができるも
のの、ポインティング装置としてはマウスが圧倒的に使
用される機会が多いため、利用者もマウスの操作性に慣
れてきている。従って、図16(b)及び図16(c)
に示すようなポインティング装置に不便を感じている
利用者も多い。このため、ノートパソコンとは別途にマ
ウスを携帯して利用することもよく行われている。
ンタによるポインティング装置は、ノートパソコンに使
用することによって携帯性を向上させることができるも
のの、ポインティング装置としてはマウスが圧倒的に使
用される機会が多いため、利用者もマウスの操作性に慣
れてきている。従って、図16(b)及び図16(c)
に示すようなポインティング装置に不便を感じている
利用者も多い。このため、ノートパソコンとは別途にマ
ウスを携帯して利用することもよく行われている。
【0005】また、図16に示すようなポインティング
装置の他に、加速度センサを用いたポインティング装置
も提案されている。このポインティング装置では、装置
を動かしたときの加速度を検出してその出力を2回積分
して変位量を求め、この変位量をポインタの移動量とす
るという方法が用いられている。
装置の他に、加速度センサを用いたポインティング装置
も提案されている。このポインティング装置では、装置
を動かしたときの加速度を検出してその出力を2回積分
して変位量を求め、この変位量をポインタの移動量とす
るという方法が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、マウス
はノートパソコンと共に携帯して用いられることが多い
ため、より携帯性を良くすることが望まれる。しかしな
がら、マウスはその構造から携帯性を高めるために小型
化を図ろうとすると操作性が劣化するという問題が生じ
る。
はノートパソコンと共に携帯して用いられることが多い
ため、より携帯性を良くすることが望まれる。しかしな
がら、マウスはその構造から携帯性を高めるために小型
化を図ろうとすると操作性が劣化するという問題が生じ
る。
【0007】また、マウス等のポインティング装置は、
コンピュータのキーボード装置とともに利用されること
が多いが、この場合キーボードによる入力をしている際
には、ポインタを動かすためにはキーボードから手を離
し、マウスをつかみ、動かし、キーボードに戻るという
手順が必要である。従って、マウスの操作性は高いもの
の、キーボードから離れてマウスを探すという操作が必
要となり非常に煩雑な動作が必要とされていた。
コンピュータのキーボード装置とともに利用されること
が多いが、この場合キーボードによる入力をしている際
には、ポインタを動かすためにはキーボードから手を離
し、マウスをつかみ、動かし、キーボードに戻るという
手順が必要である。従って、マウスの操作性は高いもの
の、キーボードから離れてマウスを探すという操作が必
要となり非常に煩雑な動作が必要とされていた。
【0008】また、加速度センサを用いたポインティン
グ装置では、低周波領域でのドリフト(出力揺らぎ)が
大きく、2回積分して変位を求めようとしても誤差が大
き過ぎ、得られた変位を実際に使用することは極めて困
難であった。
グ装置では、低周波領域でのドリフト(出力揺らぎ)が
大きく、2回積分して変位を求めようとしても誤差が大
き過ぎ、得られた変位を実際に使用することは極めて困
難であった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、操作性、携帯性に優れ、且つ、
正確な移動量の検出を可能としたポインティング装置及
びポインタの移動方法を提供することを目的とする。
に成されたものであり、操作性、携帯性に優れ、且つ、
正確な移動量の検出を可能としたポインティング装置及
びポインタの移動方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のポインティング
装置は、操作者が移動させた移動量に応じてディスプレ
イ上に表示されたポインタを移動させるポインティング
装置を対象とする。そして、加速度センサと、前記加速
度センサにより得られた加速度信号から、前記ポインテ
ィング装置の移動の有無及び移動時間を検出するための
高周波成分を抽出して出力するハイパスフィルタとを備
えている。
装置は、操作者が移動させた移動量に応じてディスプレ
イ上に表示されたポインタを移動させるポインティング
装置を対象とする。そして、加速度センサと、前記加速
度センサにより得られた加速度信号から、前記ポインテ
ィング装置の移動の有無及び移動時間を検出するための
高周波成分を抽出して出力するハイパスフィルタとを備
えている。
【0011】本発明のポインティング装置の一態様例に
おいては、前記移動時間を基に前記ポインタの移動量を
計算機に演算させるようにしている。
おいては、前記移動時間を基に前記ポインタの移動量を
計算機に演算させるようにしている。
【0012】本発明のポインタ移動方法は、ポインティ
ング装置の移動量に応じてディスプレイ上に表示された
ポインタを移動させるポインタ移動方法であって、ポイ
ンティング装置の加速度センサにより得られた加速度信
号から高周波成分及び低周波成分を抽出する第1のステ
ップと、前記高周波成分と所定のしきい値とを比較する
第2のステップと、前記高周波成分が前記所定のしきい
値よりも大きい場合に前記低周波成分の方向を検出して
その方向へ前記ポインタを移動させる第3のステップ
と、前記高周波成分が所定のしきい値よりも小さい場合
に前記低周波成分と所定のしきい値を比較して前記加速
度センサの傾きを検出する第4のステップと、前記低周
波成分が所定のしきい値よりも大きい場合に、前記加速
度センサの傾きによる出力値及び前記低周波成分の符号
に基づいて前記ポインタを移動させる第5のステップと
を有する。
ング装置の移動量に応じてディスプレイ上に表示された
ポインタを移動させるポインタ移動方法であって、ポイ
ンティング装置の加速度センサにより得られた加速度信
号から高周波成分及び低周波成分を抽出する第1のステ
ップと、前記高周波成分と所定のしきい値とを比較する
第2のステップと、前記高周波成分が前記所定のしきい
値よりも大きい場合に前記低周波成分の方向を検出して
その方向へ前記ポインタを移動させる第3のステップ
と、前記高周波成分が所定のしきい値よりも小さい場合
に前記低周波成分と所定のしきい値を比較して前記加速
度センサの傾きを検出する第4のステップと、前記低周
波成分が所定のしきい値よりも大きい場合に、前記加速
度センサの傾きによる出力値及び前記低周波成分の符号
に基づいて前記ポインタを移動させる第5のステップと
を有する。
【0013】
【作用】本発明は上記技術手段より成るので、加速度セ
ンサの出力から高周波成分を抽出することにより、ポイ
ンティング装置の移動時間が正確に検出されることとな
る。従って、移動時間に基づいてポインティング装置の
移動量を正確に検出することができ、ディスプレイ上の
ポインタを正確に移動させることが可能となる。また、
加速度センサを用いてポインティング装置を構成するこ
とにより、操作性を損なうことなく小型化を達成するこ
とが可能となる。また、加速度センサの出力から低周波
成分を抽出するようにしているため、加速度センサの出
力が微小な場合であっても、ノイズ等の高周波が除去さ
れた低周波成分からポインティング装置の移動方向を正
確に検出することが可能となる。
ンサの出力から高周波成分を抽出することにより、ポイ
ンティング装置の移動時間が正確に検出されることとな
る。従って、移動時間に基づいてポインティング装置の
移動量を正確に検出することができ、ディスプレイ上の
ポインタを正確に移動させることが可能となる。また、
加速度センサを用いてポインティング装置を構成するこ
とにより、操作性を損なうことなく小型化を達成するこ
とが可能となる。また、加速度センサの出力から低周波
成分を抽出するようにしているため、加速度センサの出
力が微小な場合であっても、ノイズ等の高周波が除去さ
れた低周波成分からポインティング装置の移動方向を正
確に検出することが可能となる。
【0014】また、本発明においては、加速度センサが
ポインティング装置に傾斜可能に設置されているため、
ポインティング装置の移動量が微小な場合であっても、
傾きを検出することでポインティング装置の移動方向、
移動時間を確実に検出することが可能となる。従って、
特にポインティング装置の移動量が微小量である場合で
あってもディスプレイ上のポインタの移動を正確に行う
ことが可能となる。
ポインティング装置に傾斜可能に設置されているため、
ポインティング装置の移動量が微小な場合であっても、
傾きを検出することでポインティング装置の移動方向、
移動時間を確実に検出することが可能となる。従って、
特にポインティング装置の移動量が微小量である場合で
あってもディスプレイ上のポインタの移動を正確に行う
ことが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態
に係るポインティング装置の構成を示す模式図である。
明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態
に係るポインティング装置の構成を示す模式図である。
【0016】図1に示すように、本実施形態に係るポイ
ンティング装置1は、加速度センサ2と、加速度センサ
2の側面から下面にかけてを覆う筐体3とから構成され
ている。
ンティング装置1は、加速度センサ2と、加速度センサ
2の側面から下面にかけてを覆う筐体3とから構成され
ている。
【0017】加速度センサ2は、MEMS(Micro-Elec
tro-Mechanical-System)等の半導体等の微細加工技術
によって製作されており、2軸分のセンサを備え、1c
m角程度の大きさのものである。
tro-Mechanical-System)等の半導体等の微細加工技術
によって製作されており、2軸分のセンサを備え、1c
m角程度の大きさのものである。
【0018】操作者がポインティング装置1全体を引き
ずって移動させると、移動に伴う加速度が加速度センサ
2において検出され、検出された加速度に基づいて、コ
ンピュータのディスプレイに表示されたポインタ(カー
ソル)が移動させられる。
ずって移動させると、移動に伴う加速度が加速度センサ
2において検出され、検出された加速度に基づいて、コ
ンピュータのディスプレイに表示されたポインタ(カー
ソル)が移動させられる。
【0019】以下、図2及び図3を参照しながら、加速
度センサ2において検出した加速度信号に基づいてディ
スプレイ上のポインタを移動させる方法を説明する。図
2は、加速度センサ2、及び加速度センサ2から得られ
た加速度信号を処理する処理回路の構成を示すブロック
図である。また、図3は、加速度センサ2から得られた
加速度の生出力と、この生出力を図2のハイパスフィル
タ(HPF)4及びローパスフィルタ(LPF)5によ
って処理した後の出力信号を示す特性図である。
度センサ2において検出した加速度信号に基づいてディ
スプレイ上のポインタを移動させる方法を説明する。図
2は、加速度センサ2、及び加速度センサ2から得られ
た加速度信号を処理する処理回路の構成を示すブロック
図である。また、図3は、加速度センサ2から得られた
加速度の生出力と、この生出力を図2のハイパスフィル
タ(HPF)4及びローパスフィルタ(LPF)5によ
って処理した後の出力信号を示す特性図である。
【0020】図2に示すように、2軸の加速度センサ2
からは、X方向成分とY方向成分のそれぞれの加速度の
生出力が得られる。そして、これらの生出力のそれぞれ
がハイパスフィルタ4とローパスフィルタ5のそれぞれ
に入力される。
からは、X方向成分とY方向成分のそれぞれの加速度の
生出力が得られる。そして、これらの生出力のそれぞれ
がハイパスフィルタ4とローパスフィルタ5のそれぞれ
に入力される。
【0021】図3(a)は、加速度センサ2で得られた
X方向成分、Y方向成分の生出力の一方を示している。
図3(a)に示すように、加速度センサ2からの生出力
は、ポインティング装置1を移動させる際に利用者が加
える力によって生じる低周波の信号と、移動の際の微小
な振動によって生じる高周波の信号の双方を含む信号で
ある。
X方向成分、Y方向成分の生出力の一方を示している。
図3(a)に示すように、加速度センサ2からの生出力
は、ポインティング装置1を移動させる際に利用者が加
える力によって生じる低周波の信号と、移動の際の微小
な振動によって生じる高周波の信号の双方を含む信号で
ある。
【0022】加速度信号の生出力がハイパスフィルタ4
とローパスフィルタ5のそれぞれに入力されると、ハイ
パスフィルタ4においては図3(a)に示す生出力のう
ち高周波成分のみが抽出されて出力される。また、ロー
パスフィルタ5においては、生出力のうち低周波成分の
みが抽出されて出力される。
とローパスフィルタ5のそれぞれに入力されると、ハイ
パスフィルタ4においては図3(a)に示す生出力のう
ち高周波成分のみが抽出されて出力される。また、ロー
パスフィルタ5においては、生出力のうち低周波成分の
みが抽出されて出力される。
【0023】図3(b)は、ハイパスフィルタ4、ロー
パスフィルタ5の出力である低周波成分(LPF出
力)、高周波成分(HPF出力)のそれぞれを示してい
る。ここで、ハイパスフィルタ4及びローパスフィルタ
5の出力が変化してから定常状態に戻るまでの時間t
が、操作者によってポインティング装置1が移動された
時間に相当する。
パスフィルタ5の出力である低周波成分(LPF出
力)、高周波成分(HPF出力)のそれぞれを示してい
る。ここで、ハイパスフィルタ4及びローパスフィルタ
5の出力が変化してから定常状態に戻るまでの時間t
が、操作者によってポインティング装置1が移動された
時間に相当する。
【0024】LPF出力とHPF出力は、移動に伴う出
力変化が略同時に始まり略同時刻で定常状態に戻ること
になるが、HPF出力の変化を検出する方がLPF出力
の変化を検出するよりも正確に時間tを検出することが
できる。
力変化が略同時に始まり略同時刻で定常状態に戻ること
になるが、HPF出力の変化を検出する方がLPF出力
の変化を検出するよりも正確に時間tを検出することが
できる。
【0025】すなわち、LPF出力は、主として操作者
によってポインティング装置1に加えられた力による加
速度成分の出力であるため、出力の変化が開始する時間
を検出することが比較的難しい。一方、HPF出力は、
ポインティング装置1の移動に伴う振動による出力であ
るため、移動中のみならずポインティング装置1の移動
開始及び停止時にも出力が大きく変化する。従って、H
PF出力を検出することによって、ポインティング装置
1の移動の有無、移動開始時及び停止時を確実に検出す
ることが可能となる。ポインティング装置1の移動の有
無を検出する場合には、予め所定のしきい値を設定して
おき、HPF出力がこのしきい値より大きい場合にポイ
ンティング装置1が移動したものとすることができる。
によってポインティング装置1に加えられた力による加
速度成分の出力であるため、出力の変化が開始する時間
を検出することが比較的難しい。一方、HPF出力は、
ポインティング装置1の移動に伴う振動による出力であ
るため、移動中のみならずポインティング装置1の移動
開始及び停止時にも出力が大きく変化する。従って、H
PF出力を検出することによって、ポインティング装置
1の移動の有無、移動開始時及び停止時を確実に検出す
ることが可能となる。ポインティング装置1の移動の有
無を検出する場合には、予め所定のしきい値を設定して
おき、HPF出力がこのしきい値より大きい場合にポイ
ンティング装置1が移動したものとすることができる。
【0026】一方、LPF出力は、主として操作者によ
ってポインティング装置1に加えられた力による加速度
の出力であるため、この出力を積分することでポインテ
ィング装置1の速度、変位量を算出することが可能とな
る。しかし、実施形態ではLPF出力の符号から移動方
向を検出し、HPF出力から得られた時間tと、予め設
定しておいた所定の速度とを乗算することにより、ディ
スプレイ上のポインタの変位量を設定するようにしてい
る。
ってポインティング装置1に加えられた力による加速度
の出力であるため、この出力を積分することでポインテ
ィング装置1の速度、変位量を算出することが可能とな
る。しかし、実施形態ではLPF出力の符号から移動方
向を検出し、HPF出力から得られた時間tと、予め設
定しておいた所定の速度とを乗算することにより、ディ
スプレイ上のポインタの変位量を設定するようにしてい
る。
【0027】本実施形態では移動方向検出部6及び移動
有無・時間検出部7をポインティング装置1内に構成し
ているため、移動の有無及び移動時間、移動方向に基づ
くポインタの変位量の演算は、ポインティング装置1が
接続されたコンピュータ8において行うが、ポインティ
ング装置1自体に演算機能をもたせて、ポインタ変位量
の演算をもポインティング装置が行うようにしてもよ
い。
有無・時間検出部7をポインティング装置1内に構成し
ているため、移動の有無及び移動時間、移動方向に基づ
くポインタの変位量の演算は、ポインティング装置1が
接続されたコンピュータ8において行うが、ポインティ
ング装置1自体に演算機能をもたせて、ポインタ変位量
の演算をもポインティング装置が行うようにしてもよ
い。
【0028】HPF出力は、図2に示す移動有無・時間
検出部7へ入力される。そして、移動有無・時間検出部
7では、HPF出力が定常状態にあるか、信号が変化し
ているかを検出することによって、ポインティング装置
1の移動の有無を検出し、図3(a)に示す移動時間t
を検出する。一方、LPF出力は移動方向検出部6へ入
力される。移動方向検出部6では、LPF出力の符号か
ら移動方向を検出する。その後、移動有無・時間検出部
7の出力及び移動方向検出部6の出力はコンピュータ8
へ入力され、移動時間t、移動方向及び予め設定してお
いたポインタの移動速度からコンピュータ8のディスプ
レイ上に表示されたポインタの移動が行われる。
検出部7へ入力される。そして、移動有無・時間検出部
7では、HPF出力が定常状態にあるか、信号が変化し
ているかを検出することによって、ポインティング装置
1の移動の有無を検出し、図3(a)に示す移動時間t
を検出する。一方、LPF出力は移動方向検出部6へ入
力される。移動方向検出部6では、LPF出力の符号か
ら移動方向を検出する。その後、移動有無・時間検出部
7の出力及び移動方向検出部6の出力はコンピュータ8
へ入力され、移動時間t、移動方向及び予め設定してお
いたポインタの移動速度からコンピュータ8のディスプ
レイ上に表示されたポインタの移動が行われる。
【0029】このように、加速度センサ2の生出力をハ
イパスフィルタ4及びローパスフィルタ5で処理し、ポ
インティング装置1を移動させる際に利用者が加えた力
による加速度成分と、移動に伴う微小な振動による加速
度成分とに分割することによって、ポインティング装置
1の移動時間、移動方向を確実に検出することが可能と
なる。従って、加速度センサ2の生出力が微小であって
もポインティング装置1の移動量を正確に検出すること
ができる。
イパスフィルタ4及びローパスフィルタ5で処理し、ポ
インティング装置1を移動させる際に利用者が加えた力
による加速度成分と、移動に伴う微小な振動による加速
度成分とに分割することによって、ポインティング装置
1の移動時間、移動方向を確実に検出することが可能と
なる。従って、加速度センサ2の生出力が微小であって
もポインティング装置1の移動量を正確に検出すること
ができる。
【0030】次に、加速度センサ2の生出力をポインテ
ィング装置1の移動初期から確実に検出する方法につい
て説明する。図4は、加速度センサ2の出力を確実に検
出するために、ポインティング装置1を傾けて使用する
方法を示す模式図である。
ィング装置1の移動初期から確実に検出する方法につい
て説明する。図4は、加速度センサ2の出力を確実に検
出するために、ポインティング装置1を傾けて使用する
方法を示す模式図である。
【0031】図4に示すように、ポインティング装置1
は移動開始時において移動方向(図4中の矢印X方向)
に向かって全体が傾く機能を有するように構成する。加
速度センサ2が水平状態の場合には、重力加速度は検出
値に影響しないが、図4のように傾けることによって重
力Fの分力F’が加速度センサ2の進行方向に加わるこ
ととなり、ポインティング装置1の移動の大小に関わら
ず加速度の生出力を得ることができ、安定して方向判別
が可能となる。従って、ポインティング装置1の移動速
度が極めて遅い場合であっても、検出可能なレベルの生
出力を得ることが可能となる。そして、得られた生出力
を図2の処理ブロックによって処理することにより、移
動方向、移動の有無をより確実に検出することが可能と
なる。
は移動開始時において移動方向(図4中の矢印X方向)
に向かって全体が傾く機能を有するように構成する。加
速度センサ2が水平状態の場合には、重力加速度は検出
値に影響しないが、図4のように傾けることによって重
力Fの分力F’が加速度センサ2の進行方向に加わるこ
ととなり、ポインティング装置1の移動の大小に関わら
ず加速度の生出力を得ることができ、安定して方向判別
が可能となる。従って、ポインティング装置1の移動速
度が極めて遅い場合であっても、検出可能なレベルの生
出力を得ることが可能となる。そして、得られた生出力
を図2の処理ブロックによって処理することにより、移
動方向、移動の有無をより確実に検出することが可能と
なる。
【0032】特に、傾きにより発生するローパスフィル
タ5からのLPF出力を検出することにより、移動方向
検出部6において微小移動の際の移動方向を確実に検出
することができ、操作者がポインティング装置1に加え
る加速度の大小に関わらず安定して方向判別が可能とな
り、操作性を向上させることが可能となる。
タ5からのLPF出力を検出することにより、移動方向
検出部6において微小移動の際の移動方向を確実に検出
することができ、操作者がポインティング装置1に加え
る加速度の大小に関わらず安定して方向判別が可能とな
り、操作性を向上させることが可能となる。
【0033】図5は、図4に示すようにポインティング
装置1を傾けた場合に、加速度センサ2において検出さ
れた信号の生出力を示す特性図である。ここでは、加速
度センサ2が負の方向へ移動した場合の信号波形を示し
ている。図5における破線は、予め設定された所定のし
きい値を示している。ポインティング装置1を傾けた際
の出力と所定のしきい値とを比較することによって、し
きい値以上の出力が得られた場合にポインティング装置
1が操作されたものと認識することができる。
装置1を傾けた場合に、加速度センサ2において検出さ
れた信号の生出力を示す特性図である。ここでは、加速
度センサ2が負の方向へ移動した場合の信号波形を示し
ている。図5における破線は、予め設定された所定のし
きい値を示している。ポインティング装置1を傾けた際
の出力と所定のしきい値とを比較することによって、し
きい値以上の出力が得られた場合にポインティング装置
1が操作されたものと認識することができる。
【0034】図6は、図1に示すポインティング装置1
に図4の傾き検出機能を加えた場合の動作シーケンスを
示す模式図である。ポインティング装置1は、静止状
態、操作者の操作によって傾斜した状態、傾斜した状態
で移動する3つの動作を行うことができる。図7〜図1
0を参照しながら、図6に示すような動作シーケンスに
従って傾きが発生するように構成されたポインティング
装置1の具体的構成について説明する。
に図4の傾き検出機能を加えた場合の動作シーケンスを
示す模式図である。ポインティング装置1は、静止状
態、操作者の操作によって傾斜した状態、傾斜した状態
で移動する3つの動作を行うことができる。図7〜図1
0を参照しながら、図6に示すような動作シーケンスに
従って傾きが発生するように構成されたポインティング
装置1の具体的構成について説明する。
【0035】図7は、固定部材であるパッド10上に加
速度センサ2を備えたポインティング装置1の本体11
が移動可能に載置された状態を示しており、本体11は
底面が円錐形状とされている。すなわち、本体11の底
部には円錐状の斜面11aが形成されており、中心部に
は平面部11bが形成されている。平面部11bは、例
えば直径dの円形としておく。また、本体11の加速度
センサ2よりも上方には貫通孔11cが形成されてい
る。
速度センサ2を備えたポインティング装置1の本体11
が移動可能に載置された状態を示しており、本体11は
底面が円錐形状とされている。すなわち、本体11の底
部には円錐状の斜面11aが形成されており、中心部に
は平面部11bが形成されている。平面部11bは、例
えば直径dの円形としておく。また、本体11の加速度
センサ2よりも上方には貫通孔11cが形成されてい
る。
【0036】図8は、貫通孔11cの長手方向に沿った
断面を示している。このように、本実施形態のポインテ
ィング装置1は、貫通孔11cに操作者が指を挿入して
操作するようにしている。貫通孔11cは、指の挿入方
向に向かって傾斜するように両端の高さ位置に差(Δ
h)を設けておく。これにより、操作者が無理なく指を
貫通孔11cへ挿入することができ、違和感を感じるこ
となく操作を行うことが可能となる。本体11の側面に
はクリック指示用のボタン12が設けられており、指先
を貫通孔11cに挿入した状態でボタン12を操作する
ことが可能とされている。ボタン12の操作により、ク
リック指示、ポインティング動作のON/OFF動作を
行うことが可能となる。なお、クリック指示用、動作モ
ード切り換え用に複数のボタン12を設けてもよいし、
後述のキーボードと併用することにより、1つのボタン
12に複数の機能を持たせるようにしても良い。
断面を示している。このように、本実施形態のポインテ
ィング装置1は、貫通孔11cに操作者が指を挿入して
操作するようにしている。貫通孔11cは、指の挿入方
向に向かって傾斜するように両端の高さ位置に差(Δ
h)を設けておく。これにより、操作者が無理なく指を
貫通孔11cへ挿入することができ、違和感を感じるこ
となく操作を行うことが可能となる。本体11の側面に
はクリック指示用のボタン12が設けられており、指先
を貫通孔11cに挿入した状態でボタン12を操作する
ことが可能とされている。ボタン12の操作により、ク
リック指示、ポインティング動作のON/OFF動作を
行うことが可能となる。なお、クリック指示用、動作モ
ード切り換え用に複数のボタン12を設けてもよいし、
後述のキーボードと併用することにより、1つのボタン
12に複数の機能を持たせるようにしても良い。
【0037】図8に示すポインティング装置1において
は、操作をしない状態では、本体11の平面部11bの
全面とパッド10が当接するため、本体11の水平状態
が保たれる。操作者が操作した場合には、操作方向に向
かって本体11が傾き、円錐面11aがパッド10と接
触する。これにより、明示的に本体11を傾ける動作を
行わなくても操作者がポインティング装置1を移動させ
ることによって加速度センサ2全体が傾くこととなり、
図5に示すような出力が検出されることになる。
は、操作をしない状態では、本体11の平面部11bの
全面とパッド10が当接するため、本体11の水平状態
が保たれる。操作者が操作した場合には、操作方向に向
かって本体11が傾き、円錐面11aがパッド10と接
触する。これにより、明示的に本体11を傾ける動作を
行わなくても操作者がポインティング装置1を移動させ
ることによって加速度センサ2全体が傾くこととなり、
図5に示すような出力が検出されることになる。
【0038】図9は、図8に示したポインティング装置
1の円錐面11aを覆うように感圧センサ17を設けた
例を示している。このように、感圧センサ17を設ける
ことにより、ボタン12を設けることなく動作モードを
ONモード、OFFモードのそれぞれに切り替えること
が可能となる。
1の円錐面11aを覆うように感圧センサ17を設けた
例を示している。このように、感圧センサ17を設ける
ことにより、ボタン12を設けることなく動作モードを
ONモード、OFFモードのそれぞれに切り替えること
が可能となる。
【0039】図10は、ポインティング装置1の他の構
成例を示す概略断面図である。この例では、本体13
と、本体13の下部に配置された筐体14によってポイ
ンティング装置1を構成した例を示している。ここで、
加速度センサ2は本体13の下部に埋め込まれるように
固定されている。本体13には突起部13aが形成され
ており、本体13は筐体14に対して突起部13aを支
点として傾くことが可能である。また、本体13と筐体
14とは引っ張りバネ15によって連結されており、操
作しない状態では本体13が水平となるように傾きを維
持している。本体13の加速度センサ2上には、図8と
同様に貫通孔13bが設けられており、操作者が指を挿
入して操作することが可能である。また、本体13の側
面には、図7のポインティング装置1におけるボタン1
2と同様の機能を有するボタン16が設けられている。
成例を示す概略断面図である。この例では、本体13
と、本体13の下部に配置された筐体14によってポイ
ンティング装置1を構成した例を示している。ここで、
加速度センサ2は本体13の下部に埋め込まれるように
固定されている。本体13には突起部13aが形成され
ており、本体13は筐体14に対して突起部13aを支
点として傾くことが可能である。また、本体13と筐体
14とは引っ張りバネ15によって連結されており、操
作しない状態では本体13が水平となるように傾きを維
持している。本体13の加速度センサ2上には、図8と
同様に貫通孔13bが設けられており、操作者が指を挿
入して操作することが可能である。また、本体13の側
面には、図7のポインティング装置1におけるボタン1
2と同様の機能を有するボタン16が設けられている。
【0040】次に、ポインティング装置1に傾斜する機
能をもたせることによってディスプレイ上のポインタ
(カーソル)を微小量移動させる方法について説明す
る。ポインティング装置1の移動量が比較的大きい場合
には、図3に示すように時間tの間の出力を検出するこ
とによって、ポインタを移動させることができるが、ポ
インタの移動量を小さく指定する場合、発生する加速度
を大きくしてかつポインティング装置1を少量動かすこ
とは難しくなる。本実施形態のポインティング装置1で
は、図4に示すように加速度センサ2を傾かせることに
よって、図5に示すような出力を得ることができるた
め、ポインティング装置1を微小量しか動かさない場
合、若しくはポインティング装置1を静止させた状態で
あっても検出可能な加速度を発生させることができる。
従って、ディスプレイ上のポインタを微小量だけ動かす
ことが可能となる。
能をもたせることによってディスプレイ上のポインタ
(カーソル)を微小量移動させる方法について説明す
る。ポインティング装置1の移動量が比較的大きい場合
には、図3に示すように時間tの間の出力を検出するこ
とによって、ポインタを移動させることができるが、ポ
インタの移動量を小さく指定する場合、発生する加速度
を大きくしてかつポインティング装置1を少量動かすこ
とは難しくなる。本実施形態のポインティング装置1で
は、図4に示すように加速度センサ2を傾かせることに
よって、図5に示すような出力を得ることができるた
め、ポインティング装置1を微小量しか動かさない場
合、若しくはポインティング装置1を静止させた状態で
あっても検出可能な加速度を発生させることができる。
従って、ディスプレイ上のポインタを微小量だけ動かす
ことが可能となる。
【0041】次に、ディスプレイ上のポインタの移動速
度を変更する方法について説明する。基本的にポインタ
の移動は、予め設定しておいた一定速度で行う。すなわ
ち、図2の移動方向検出部6で移動方向を検出し、移動
有無・時間検出部7で移動の有無を検出することによっ
て、ポインティング装置1の移動が検出された場合に
は、移動時間tに予め設定しておいた速度を乗算するこ
とによって移動距離を算出し、その距離だけ検出した移
動方向に向かってポインタを移動させる。移動速度を変
更するための演算はコンピュータ8において行うが、ポ
インティング装置1自体が行うようにしても良い。
度を変更する方法について説明する。基本的にポインタ
の移動は、予め設定しておいた一定速度で行う。すなわ
ち、図2の移動方向検出部6で移動方向を検出し、移動
有無・時間検出部7で移動の有無を検出することによっ
て、ポインティング装置1の移動が検出された場合に
は、移動時間tに予め設定しておいた速度を乗算するこ
とによって移動距離を算出し、その距離だけ検出した移
動方向に向かってポインタを移動させる。移動速度を変
更するための演算はコンピュータ8において行うが、ポ
インティング装置1自体が行うようにしても良い。
【0042】ここで、予め設定しておいた速度と実際に
操作者がポインティング装置1を移動させる速度とが大
きく異なると、操作感が損なわれる。そのため、実際の
ポインティング装置1の移動速度に応じてポインタの移
動速度を可変することが望ましい。
操作者がポインティング装置1を移動させる速度とが大
きく異なると、操作感が損なわれる。そのため、実際の
ポインティング装置1の移動速度に応じてポインタの移
動速度を可変することが望ましい。
【0043】図11を参照しながら、ポインティング装
置1の移動速度に応じてポインタの移動速度を可変する
方法について説明する。図11は、図3と同様にポイン
ティング装置1の移動によりハイパスフィルタ4及びロ
ーパスフィルタ5から得られる出力を示す特性図であ
る。
置1の移動速度に応じてポインタの移動速度を可変する
方法について説明する。図11は、図3と同様にポイン
ティング装置1の移動によりハイパスフィルタ4及びロ
ーパスフィルタ5から得られる出力を示す特性図であ
る。
【0044】図11(a)に示すように、操作者がポイ
ンティング装置1をゆっくり動かした場合には、LPF
出力の変動が少なく、所定のしきい値を超えることはな
い。この場合には、ディスプレイ上のポインタの移動速
度を比較的遅い第1の速度に設定しておく。
ンティング装置1をゆっくり動かした場合には、LPF
出力の変動が少なく、所定のしきい値を超えることはな
い。この場合には、ディスプレイ上のポインタの移動速
度を比較的遅い第1の速度に設定しておく。
【0045】一方、図11(b)のように、操作者がポ
インティング装置1を速く動かした場合には、LPF出
力の変動が大きくなる。この場合には、ディスプレイ上
のポインタの移動速度を上述の第1の速度よりも速い第
2の速度に変更する。これにより、ポインティング装置
1の移動速度に対応した速度でポインタをディスプレイ
上で動かすことが可能となる。
インティング装置1を速く動かした場合には、LPF出
力の変動が大きくなる。この場合には、ディスプレイ上
のポインタの移動速度を上述の第1の速度よりも速い第
2の速度に変更する。これにより、ポインティング装置
1の移動速度に対応した速度でポインタをディスプレイ
上で動かすことが可能となる。
【0046】図12は、図5と同様に、ポインティング
装置1を傾けて移動させた場合の出力を示す特性図であ
る。この場合においても、ローパスフィルタ5の出力値
に対して所定のしきい値(図12中に点線で示す)を設
定しておく。そして、得られたLPF出力の変化が大き
く、変化後の値が所定のしきい値よりも小さい場合(図
12中の出力A)にはポインタの移動速度を遅く設定
し、出力変化が小さく変化後の出力値が所定のしきい値
よりも大きい場合(図11中の出力B)にはポインタの
移動速度を速く設定することにより、ポインティング装
置1の移動速度とポインタの移動速度との対応をとるこ
とが可能となる。
装置1を傾けて移動させた場合の出力を示す特性図であ
る。この場合においても、ローパスフィルタ5の出力値
に対して所定のしきい値(図12中に点線で示す)を設
定しておく。そして、得られたLPF出力の変化が大き
く、変化後の値が所定のしきい値よりも小さい場合(図
12中の出力A)にはポインタの移動速度を遅く設定
し、出力変化が小さく変化後の出力値が所定のしきい値
よりも大きい場合(図11中の出力B)にはポインタの
移動速度を速く設定することにより、ポインティング装
置1の移動速度とポインタの移動速度との対応をとるこ
とが可能となる。
【0047】次に、図13を参照しながら、ポインティ
ング装置1におけるポインタ移動方法の処理方法の手順
について説明する。
ング装置1におけるポインタ移動方法の処理方法の手順
について説明する。
【0048】先ず、ステップS1では、動作モードのO
N/OFFを確認する。動作モードのON/OFFは、
図7、図10で説明したボタン12,16又は図9で説
明した感圧センサ17によって行うことができる。動作
モードがONであれば、ステップS2でHPF出力が所
定のしきい値より大きいか否かを判定する。HPF出力
が所定のしきい値よりも大きければ、図3に示すように
比較的大きな生出力信号が検出されていると認識し、ス
テップS3に進む。ステップS3ではLPF出力の符号
の正負を判別する。
N/OFFを確認する。動作モードのON/OFFは、
図7、図10で説明したボタン12,16又は図9で説
明した感圧センサ17によって行うことができる。動作
モードがONであれば、ステップS2でHPF出力が所
定のしきい値より大きいか否かを判定する。HPF出力
が所定のしきい値よりも大きければ、図3に示すように
比較的大きな生出力信号が検出されていると認識し、ス
テップS3に進む。ステップS3ではLPF出力の符号
の正負を判別する。
【0049】LPF出力の符号が正の場合には、ステッ
プS4でディスプレイ上のポインタを正方向へ一定量
(A>0)だけ移動する。一方、LPF出力の符号が負
の場合には、ステップS5でディスプレイ上のポインタ
を負方向へ一定量(−A)だけ移動する。移動量は、移
動時間t及び予め設定された所定の速度によって演算す
ることができる。
プS4でディスプレイ上のポインタを正方向へ一定量
(A>0)だけ移動する。一方、LPF出力の符号が負
の場合には、ステップS5でディスプレイ上のポインタ
を負方向へ一定量(−A)だけ移動する。移動量は、移
動時間t及び予め設定された所定の速度によって演算す
ることができる。
【0050】一方、ステップS2でHPF出力がしきい
値より小さい場合には、HPF出力のみでは操作者によ
る操作の有無を判別できないため、ステップS6へ進
み、ポインティング装置1の傾きによるLPF出力があ
るか否かを判定する。すなわち、ステップS6では、L
PF出力が所定のしきい値より大きいか否かを判定す
る。LPF出力が所定のしきい値より大きい場合には、
ポインティング装置1が図4に示すように傾いているも
のと認識してステップS7へ進み、検出したLPF出力
から傾き角度の演算を行う。LPF出力が所定のしきい
値より小さい場合には、スタートへ戻る。
値より小さい場合には、HPF出力のみでは操作者によ
る操作の有無を判別できないため、ステップS6へ進
み、ポインティング装置1の傾きによるLPF出力があ
るか否かを判定する。すなわち、ステップS6では、L
PF出力が所定のしきい値より大きいか否かを判定す
る。LPF出力が所定のしきい値より大きい場合には、
ポインティング装置1が図4に示すように傾いているも
のと認識してステップS7へ進み、検出したLPF出力
から傾き角度の演算を行う。LPF出力が所定のしきい
値より小さい場合には、スタートへ戻る。
【0051】ステップS7で傾き角の演算を行った後、
ステップS8では傾き角の符号の正負を判定する。傾き
角の符号が正であった場合には、ステップS10へ進
み、ディスプレイ上でポインタを正方向へ一定量(B>
0)だけ移動させる。また、傾き角の符号が負であった
場合には、ステップS9へ進み、ディスプレイ上でポイ
ンタを負の方向へ一定量(−B)だけ移動させる。
ステップS8では傾き角の符号の正負を判定する。傾き
角の符号が正であった場合には、ステップS10へ進
み、ディスプレイ上でポインタを正方向へ一定量(B>
0)だけ移動させる。また、傾き角の符号が負であった
場合には、ステップS9へ進み、ディスプレイ上でポイ
ンタを負の方向へ一定量(−B)だけ移動させる。
【0052】このように、図13の処理手順によれば、
HPF出力が所定のしきい値より大きい場合には、図3
のように一定時間だけポインティング装置1の移動操作
が成されたものと認識して、一定量(A,−A)だけポ
インタの移動を行うことができる。一方、HPF出力が
所定のしきい値より小さい場合には、図4のように加速
度センサ2が傾けられて、ポインタを微小量移動させる
操作が行われたものと認識して、微小量(B,−B)だ
けポインタの移動を行うことが可能となる。
HPF出力が所定のしきい値より大きい場合には、図3
のように一定時間だけポインティング装置1の移動操作
が成されたものと認識して、一定量(A,−A)だけポ
インタの移動を行うことができる。一方、HPF出力が
所定のしきい値より小さい場合には、図4のように加速
度センサ2が傾けられて、ポインタを微小量移動させる
操作が行われたものと認識して、微小量(B,−B)だ
けポインタの移動を行うことが可能となる。
【0053】図14は、ディスプレイを備えたコンピュ
ータ8にポインティング装置1とキーボード18を接続
した装置構成を示している。また、図15は、ポインテ
ィング装置1とキーボード18とを併用した場合に、ポ
インティング装置1の動作モードが切り替えられるとき
の手順の一例を示すフローチャートである。以下、ポイ
ンティング装置1のボタン12,16、感圧センサ17
の代わりに、キーボード18の操作によって動作モード
を切り替える方法について説明する。
ータ8にポインティング装置1とキーボード18を接続
した装置構成を示している。また、図15は、ポインテ
ィング装置1とキーボード18とを併用した場合に、ポ
インティング装置1の動作モードが切り替えられるとき
の手順の一例を示すフローチャートである。以下、ポイ
ンティング装置1のボタン12,16、感圧センサ17
の代わりに、キーボード18の操作によって動作モード
を切り替える方法について説明する。
【0054】ここでは、図14に示すキーボード18に
おいて特定の組み合わせのキーを押した場合にポインテ
ィング装置1の動作モードがONとなるように設定して
おく。これにより、ポインティング装置1上のボタンの
数を減らしたり、1つのボタンに対して複数のアクショ
ンを割り当てる必要がなくなり、装置構成が簡便にする
ことができるとともに、操作性を向上させることが可能
となる。
おいて特定の組み合わせのキーを押した場合にポインテ
ィング装置1の動作モードがONとなるように設定して
おく。これにより、ポインティング装置1上のボタンの
数を減らしたり、1つのボタンに対して複数のアクショ
ンを割り当てる必要がなくなり、装置構成が簡便にする
ことができるとともに、操作性を向上させることが可能
となる。
【0055】図15において、ポインティング装置1の
動作モードを切り替えるときの手順では、先ずステップ
S11で、キーボード18において特定の組み合わせa
のキー入力があるか否かを判定する。組み合わせaのキ
ー入力があった場合には、ステップS14に進んで動作
モードをONに設定し、ステップS15で図13で説明
した処理手順を行う。一方、組み合わせaのキー入力が
ない場合には、ステップS12に進み、特定の組み合わ
せbのキー入力があるか否かを判定する。組み合わせB
のキー入力があった場合には、ステップS13で動作モ
ードをOFFに切り替える。このように、特定の組み合
わせa,bのキー入力に応じて動作モードの切り替えを
行うことにより、特に誤動作が発生することを抑止する
ことができる。
動作モードを切り替えるときの手順では、先ずステップ
S11で、キーボード18において特定の組み合わせa
のキー入力があるか否かを判定する。組み合わせaのキ
ー入力があった場合には、ステップS14に進んで動作
モードをONに設定し、ステップS15で図13で説明
した処理手順を行う。一方、組み合わせaのキー入力が
ない場合には、ステップS12に進み、特定の組み合わ
せbのキー入力があるか否かを判定する。組み合わせB
のキー入力があった場合には、ステップS13で動作モ
ードをOFFに切り替える。このように、特定の組み合
わせa,bのキー入力に応じて動作モードの切り替えを
行うことにより、特に誤動作が発生することを抑止する
ことができる。
【0056】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、加速度センサ2を用いてポインティング装置1を構
成し、加速度センサ2の生出力からハイパスフィルタ4
によって高周波成分を抽出することによって、ポインテ
ィング装置1の移動の有無、移動時間tを正確に検出す
ることが可能となる。また、加速度センサ2からの生出
力からローパスフィルタ5によって低周波成分を抽出
し、その符号を調べることによって、ポインティング装
置1の移動方向を検出することが可能となる。従って、
移動時間tと予め設定しておいたポインタの移動速度、
及び移動方向からディスプレイ上のポインタを正確に移
動させることが可能となる。更に、ポインティング装置
1の加速度センサ2が移動に伴って傾くように構成する
ことにより、移動量が微小な場合であっても重力加速度
に基づく出力を得ることができ、移動量の大小に関わら
ず出力を得ることが可能となる。
ば、加速度センサ2を用いてポインティング装置1を構
成し、加速度センサ2の生出力からハイパスフィルタ4
によって高周波成分を抽出することによって、ポインテ
ィング装置1の移動の有無、移動時間tを正確に検出す
ることが可能となる。また、加速度センサ2からの生出
力からローパスフィルタ5によって低周波成分を抽出
し、その符号を調べることによって、ポインティング装
置1の移動方向を検出することが可能となる。従って、
移動時間tと予め設定しておいたポインタの移動速度、
及び移動方向からディスプレイ上のポインタを正確に移
動させることが可能となる。更に、ポインティング装置
1の加速度センサ2が移動に伴って傾くように構成する
ことにより、移動量が微小な場合であっても重力加速度
に基づく出力を得ることができ、移動量の大小に関わら
ず出力を得ることが可能となる。
【0057】また、加速度センサ2を用いてポインティ
ング装置1を構成することにより、従来のマウス等のポ
インティング装置におけるボールを省略することがで
き、指に装着することが可能なレベルの小型化が達成さ
れたポインティング装置を構成することが可能となる。
また、マウスのように手のひらでつつみ込むようにして
使用するのではなく、単に指にはめたポインティング装
置1をパッド上で移動させれば良いので、操作を容易に
行うことが可能となる。更に、キーボード操作からポイ
ンティング装置へ持ち換える動作が不要となるため、操
作性を向上させることが可能となる。
ング装置1を構成することにより、従来のマウス等のポ
インティング装置におけるボールを省略することがで
き、指に装着することが可能なレベルの小型化が達成さ
れたポインティング装置を構成することが可能となる。
また、マウスのように手のひらでつつみ込むようにして
使用するのではなく、単に指にはめたポインティング装
置1をパッド上で移動させれば良いので、操作を容易に
行うことが可能となる。更に、キーボード操作からポイ
ンティング装置へ持ち換える動作が不要となるため、操
作性を向上させることが可能となる。
【0058】なお、本発明の特徴をまとめると以下に記
載の通りとなる。
載の通りとなる。
【0059】(付記1)操作者が移動させた移動量に応
じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動させる
ポインティング装置であって、加速度センサと、前記加
速度センサにより得られた加速度信号から、前記ポイン
ティング装置の移動の有無及び移動時間を検出するため
の高周波成分を抽出して出力するハイパスフィルタとを
備えたことを特徴とするポインティング装置。
じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動させる
ポインティング装置であって、加速度センサと、前記加
速度センサにより得られた加速度信号から、前記ポイン
ティング装置の移動の有無及び移動時間を検出するため
の高周波成分を抽出して出力するハイパスフィルタとを
備えたことを特徴とするポインティング装置。
【0060】(付記2)前記移動時間を基に前記ポイン
タの移動量を計算機に演算させるようにしたことを特徴
とする付記1に記載のポインティング装置。
タの移動量を計算機に演算させるようにしたことを特徴
とする付記1に記載のポインティング装置。
【0061】(付記3)前記加速度センサにより得られ
た加速度信号から、前記ポインティング装置の移動方向
を検出するための低周波成分を抽出して出力するローパ
スフィルタを更に備えたことを特徴とする付記1に記載
のポインティング装置。
た加速度信号から、前記ポインティング装置の移動方向
を検出するための低周波成分を抽出して出力するローパ
スフィルタを更に備えたことを特徴とする付記1に記載
のポインティング装置。
【0062】(付記4)前記ポインタの移動速度を予め
定めた固定値に設定しておき、前記ポインティング装置
の移動時間と前記固定値とから前記ポインタの移動量を
前記計算機に演算させるようにしたことを特徴とする付
記2に記載のポインティング装置。
定めた固定値に設定しておき、前記ポインティング装置
の移動時間と前記固定値とから前記ポインタの移動量を
前記計算機に演算させるようにしたことを特徴とする付
記2に記載のポインティング装置。
【0063】(付記5)前記加速度センサにより得られ
た加速度信号の大きさに基づいて、前記固定値を変更す
るようにしたことを特徴とする付記4に記載のポインテ
ィング装置。
た加速度信号の大きさに基づいて、前記固定値を変更す
るようにしたことを特徴とする付記4に記載のポインテ
ィング装置。
【0064】(付記6)前記加速度センサが傾斜可能に
設置されており、前記加速度センサを傾斜させた際に、
前記加速度信号として重力加速度を得るようにしたこと
を特徴とする付記1に記載のポインティング装置。
設置されており、前記加速度センサを傾斜させた際に、
前記加速度信号として重力加速度を得るようにしたこと
を特徴とする付記1に記載のポインティング装置。
【0065】(付記7)前記加速度センサの傾斜を検出
した場合に、前記ポインタを予め定められた微小量だけ
移動させるようにしたことを特徴とする付記6に記載の
ポインティング装置。
した場合に、前記ポインタを予め定められた微小量だけ
移動させるようにしたことを特徴とする付記6に記載の
ポインティング装置。
【0066】(付記8)動作モードをONモードとOF
Fモードの間で切り替えるスイッチを備えたことを特徴
とする付記1に記載のポインティング装置。
Fモードの間で切り替えるスイッチを備えたことを特徴
とする付記1に記載のポインティング装置。
【0067】(付記9)前記スイッチとして機能する感
圧センサを備え、前記感圧センサから検出された圧力に
基づいて前記動作モードを切り替えるようにしたことを
特徴とする付記8に記載のポインティング装置。
圧センサを備え、前記感圧センサから検出された圧力に
基づいて前記動作モードを切り替えるようにしたことを
特徴とする付記8に記載のポインティング装置。
【0068】(付記10)接続されたコンピュータ等の
機器のキーボードからの特定のキー入力に応じて前記動
作モードをONモードとOFFモードの間で切り替える
ようにしたことを特徴とする付記8に記載のポインティ
ング装置。
機器のキーボードからの特定のキー入力に応じて前記動
作モードをONモードとOFFモードの間で切り替える
ようにしたことを特徴とする付記8に記載のポインティ
ング装置。
【0069】(付記11)ポインティング装置の移動量
に応じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動さ
せる方法であって、前記ポインティング装置の加速度セ
ンサにより得られた加速度信号から高周波成分を抽出
し、前記高周波成分の振動時間を検出して前記ポインタ
の移動量を演算するようにしたことを特徴とするポイン
タ移動方法。
に応じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動さ
せる方法であって、前記ポインティング装置の加速度セ
ンサにより得られた加速度信号から高周波成分を抽出
し、前記高周波成分の振動時間を検出して前記ポインタ
の移動量を演算するようにしたことを特徴とするポイン
タ移動方法。
【0070】(付記12)前記加速度センサにより得ら
れた加速度信号から低周波成分を更に抽出し、前記低周
波成分から前記ポインティング装置の移動方向を検出
し、前記振動時間と前記移動方向に基づいて前記ポイン
タの移動量と移動方向とを演算するようにしたことを特
徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
れた加速度信号から低周波成分を更に抽出し、前記低周
波成分から前記ポインティング装置の移動方向を検出
し、前記振動時間と前記移動方向に基づいて前記ポイン
タの移動量と移動方向とを演算するようにしたことを特
徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
【0071】(付記13)前記ポインタの移動速度を予
め定めた固定値に設定しておき、前記振動時間と前記固
定値とから前記ポインタの移動量を演算するようにした
ことを特徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
め定めた固定値に設定しておき、前記振動時間と前記固
定値とから前記ポインタの移動量を演算するようにした
ことを特徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
【0072】(付記14)前記加速度センサにより得ら
れた加速度信号の大きさに基づいて、前記固定値を変更
するようにしたことを特徴とする付記13に記載のポイ
ンタ移動方法。
れた加速度信号の大きさに基づいて、前記固定値を変更
するようにしたことを特徴とする付記13に記載のポイ
ンタ移動方法。
【0073】(付記15)前記加速度センサを傾斜させ
て、前記加速度信号として重力加速度を得るようにした
ことを特徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
て、前記加速度信号として重力加速度を得るようにした
ことを特徴とする付記11に記載のポインタ移動方法。
【0074】(付記16)前記加速度センサの傾斜を検
出した場合に、前記ポインタを予め定められた微小量だ
け移動させるようにしたことを特徴とする付記15に記
載のポインタ移動方法。
出した場合に、前記ポインタを予め定められた微小量だ
け移動させるようにしたことを特徴とする付記15に記
載のポインタ移動方法。
【0075】(付記17)ポインティング装置の移動量
に応じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動さ
せるポインタ移動方法であって、ポインティング装置の
加速度センサにより得られた加速度信号から高周波成分
及び低周波成分を抽出する第1のステップと、前記高周
波成分と所定のしきい値とを比較する第2のステップ
と、前記高周波成分が前記所定のしきい値よりも大きい
場合に前記低周波成分の方向を検出してその方向へ前記
ポインタを移動させる第3のステップと、前記高周波成
分が所定のしきい値よりも小さい場合に前記低周波成分
と所定のしきい値を比較して前記加速度センサの傾きを
検出する第4のステップと、前記低周波成分が所定のし
きい値よりも大きい場合に、前記加速度センサの傾きに
よる出力値及び前記低周波成分の符号に基づいて前記ポ
インタを移動させる第5のステップとを有することを特
徴とするポインタ移動方法。
に応じてディスプレイ上に表示されたポインタを移動さ
せるポインタ移動方法であって、ポインティング装置の
加速度センサにより得られた加速度信号から高周波成分
及び低周波成分を抽出する第1のステップと、前記高周
波成分と所定のしきい値とを比較する第2のステップ
と、前記高周波成分が前記所定のしきい値よりも大きい
場合に前記低周波成分の方向を検出してその方向へ前記
ポインタを移動させる第3のステップと、前記高周波成
分が所定のしきい値よりも小さい場合に前記低周波成分
と所定のしきい値を比較して前記加速度センサの傾きを
検出する第4のステップと、前記低周波成分が所定のし
きい値よりも大きい場合に、前記加速度センサの傾きに
よる出力値及び前記低周波成分の符号に基づいて前記ポ
インタを移動させる第5のステップとを有することを特
徴とするポインタ移動方法。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、ポインティング装置に
加速度センサを内蔵させ、加速度センサの出力から高周
波成分を抽出して高精度に移動時間を検出することによ
り、ディスプレイ上のポインタを正確に移動させること
が可能となる。これにより、ポインタの移動量の信頼性
を高めることが可能となり、また、加速度センサを使用
することにより、操作性を損なうことなくポインティン
グ装置の小型化を達成することができる。
加速度センサを内蔵させ、加速度センサの出力から高周
波成分を抽出して高精度に移動時間を検出することによ
り、ディスプレイ上のポインタを正確に移動させること
が可能となる。これにより、ポインタの移動量の信頼性
を高めることが可能となり、また、加速度センサを使用
することにより、操作性を損なうことなくポインティン
グ装置の小型化を達成することができる。
【0077】また、本発明によれば、加速度センサの出
力から低周波成分を抽出するようにしているため、加速
度センサの出力が微小な場合であっても、ノイズ等に影
響を受けることなくポインティング装置の移動方向を確
実に検出することが可能となる。
力から低周波成分を抽出するようにしているため、加速
度センサの出力が微小な場合であっても、ノイズ等に影
響を受けることなくポインティング装置の移動方向を確
実に検出することが可能となる。
【0078】また、本発明によれば、ポインティング装
置を傾斜可能な構造とすることにより、移動量が微小な
場合であっても、傾きを検出することでポインティング
装置の移動の有無、移動時間、移動方向を検出すること
が可能となる。従って、ポインタの移動を正確に行うこ
とが可能となる。また、加速度センサの傾きを検出した
場合にポインタを微小量だけ動かせるようにしたため、
微小移動の際の操作性を向上させることができる。
置を傾斜可能な構造とすることにより、移動量が微小な
場合であっても、傾きを検出することでポインティング
装置の移動の有無、移動時間、移動方向を検出すること
が可能となる。従って、ポインタの移動を正確に行うこ
とが可能となる。また、加速度センサの傾きを検出した
場合にポインタを微小量だけ動かせるようにしたため、
微小移動の際の操作性を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るポインティング装置
の構成を示す模式図である。
の構成を示す模式図である。
【図2】加速度センサ及び加速度センサから得られた信
号を演算するための処理回路の構成を示す模式図であ
る。
号を演算するための処理回路の構成を示す模式図であ
る。
【図3】加速度センサから得られた生出力と、生出力を
ハイパスフィルタ及びローパスフィルタによって処理し
た後の出力信号を示す特性図である。
ハイパスフィルタ及びローパスフィルタによって処理し
た後の出力信号を示す特性図である。
【図4】ポインティング装置の移動方向を確実に検出す
るために、ポインティング装置を傾けて使用する状態を
示す模式図である。
るために、ポインティング装置を傾けて使用する状態を
示す模式図である。
【図5】ポインティング装置を傾けて使用した場合に、
加速度センサにおいて検出された信号の生出力を示す特
性図である。
加速度センサにおいて検出された信号の生出力を示す特
性図である。
【図6】傾き検出機能を加えたポインティング装置の動
作シーケンスを示す模式図である。
作シーケンスを示す模式図である。
【図7】傾き検出機能を有するポインティング装置の具
体的構成の一例を示す模式図である。
体的構成の一例を示す模式図である。
【図8】図7のポインティング装置の貫通孔の長手方向
に沿った断面を示す模式図である。
に沿った断面を示す模式図である。
【図9】感圧センサを備えたポインティング装置の構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
【図10】傾き検出機能を有するポインティング装置の
具体的構成の他の例を示す模式図である。
具体的構成の他の例を示す模式図である。
【図11】ポインティング装置の移動速度に応じてポイ
ンタの移動速度を可変する方法を説明するための特性図
である。
ンタの移動速度を可変する方法を説明するための特性図
である。
【図12】ポインティング装置の傾きに応じてポインタ
の移動速度を可変する方法を説明するための特性図であ
る。
の移動速度を可変する方法を説明するための特性図であ
る。
【図13】ポインティング装置を用いたポインタ移動方
法の手順を示すフローチャートである。
法の手順を示すフローチャートである。
【図14】コンピュータにポインティング装置とキーボ
ードとを接続したシステム構成を示す模式図である。
ードとを接続したシステム構成を示す模式図である。
【図15】キーボードを用いてポインティング装置の動
作モードのON/OFFを切り替える際の手順を示すフ
ローチャートである。
作モードのON/OFFを切り替える際の手順を示すフ
ローチャートである。
【図16】従来のマウス等のポインティング装置の構成
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
1 ポインティング装置 2 加速度センサ 3 筐体 4 ハイパスフィルタ 5 ローパスフィルタ 6 移動方向検出部 7 移動有無・時間検出部 8 コンピュータ 10 パッド 11,13 本体 11a 斜面 11b 平面部 11c,13b 貫通孔 12,16 ボタン 13a 突起部 14 筐体 15 引っ張りバネ 17 感圧センサ 18 キーボード
Claims (3)
- 【請求項1】 操作者が移動させた移動量に応じてディ
スプレイ上に表示されたポインタを移動させるポインテ
ィング装置であって、 加速度センサと、 前記加速度センサにより得られた加速度信号から、前記
ポインティング装置の移動の有無及び移動時間を検出す
るための高周波成分を抽出して出力するハイパスフィル
タとを備えたことを特徴とするポインティング装置。 - 【請求項2】 前記移動時間を基に前記ポインタの移動
量を計算機に演算させるようにしたことを特徴とする請
求項1に記載のポインティング装置。 - 【請求項3】 ポインティング装置の移動量に応じてデ
ィスプレイ上に表示されたポインタを移動させるポイン
タ移動方法であって、 ポインティング装置の加速度センサにより得られた加速
度信号から高周波成分及び低周波成分を抽出する第1の
ステップと、 前記高周波成分と所定のしきい値とを比較する第2のス
テップと、 前記高周波成分が前記所定のしきい値よりも大きい場合
に前記低周波成分の方向を検出してその方向へ前記ポイ
ンタを移動させる第3のステップと、 前記高周波成分が所定のしきい値よりも小さい場合に前
記低周波成分と所定のしきい値を比較して前記加速度セ
ンサの傾きを検出する第4のステップと、 前記低周波成分が所定のしきい値よりも大きい場合に、
前記加速度センサの傾きによる出力値及び前記低周波成
分の符号に基づいて前記ポインタを移動させる第5のス
テップとを有することを特徴とするポインタ移動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126370A JP2001306245A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ポインティング装置及びポインタ移動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126370A JP2001306245A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ポインティング装置及びポインタ移動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001306245A true JP2001306245A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18636161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000126370A Withdrawn JP2001306245A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ポインティング装置及びポインタ移動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001306245A (ja) |
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-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000126370A patent/JP2001306245A/ja not_active Withdrawn
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