JP2001305082A - X線光電子分光装置のアナライザ透過関数の決定方法 - Google Patents

X線光電子分光装置のアナライザ透過関数の決定方法

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JP2001305082A
JP2001305082A JP2000124635A JP2000124635A JP2001305082A JP 2001305082 A JP2001305082 A JP 2001305082A JP 2000124635 A JP2000124635 A JP 2000124635A JP 2000124635 A JP2000124635 A JP 2000124635A JP 2001305082 A JP2001305082 A JP 2001305082A
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energy
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ray
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Yoshitoki Iijima
善時 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】XPSのアナライザ透過関数を精度よく定め
る。 【解決手段】炭酸ナトリウムNa2CO3 を試料とし
て、MgKα線と、AlKα線の2つのX線を照射して
2つのエネルギースペクトルを得、その2つのエネルギ
ースペクトルの中のNa1s、C1s、O1s、Na2
sの4つのピークに着目して、これらのピーク強度を測
定し、測定したピーク強度と、着目したピークの元素の
組成比と、相対感度係数とに基づいて8つのピーク位置
での透過関数値を求め、それら求めた8個の透過関数値
に基づいて滑らかな透過関数を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線光電子分光装
置(XPS)で測定したスペクトルに基づいて定量計算
を行う場合に用いるアナライザ透過関数を決定する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】XPSは、試料にX線を照射し、そのと
きに試料から放出された光電子のエネルギーを検出して
エネルギースペクトルを求め、このエネルギースペクト
ルのピークに関する情報に基づいて元素分析を行うもの
である。図3にXPSの構成例を示す。
【0003】図3はXPSの概略の構成を示す断面図で
あり、図中、1はX線源、2は静電レンズ、3はエネル
ギーアナライザ、4は検出器、Sは試料を示す。X線源
1としては、アルミニウムAlのKα線(エネルギーは
1486eV)を発生するもの、またはマグネシウムMgの
Kα線(エネルギーは1253eV)を発生するものが広く
用いられている。
【0004】静電レンズ2は、入射した光電子を減速さ
せる減速場を作るためのものである。エネルギーアナラ
イザ3としては、同心型静電半球アナライザが広く用い
られている。
【0005】さて、XPSを用いた測定法には、相対分
解能を一定にして行う方法と、絶対分解能を一定にして
行う方法があるが、後者の方法では、低エネルギー側で
も、高エネルギー側でも一定の分解能となるので、化学
状態を分析する場合には後者の方法による測定が行われ
る。
【0006】そこで、ここでは絶対分解能を一定にして
行う方法について簡単に説明する。この方法による測定
においては、エネルギーアナライザ3を通過する光電子
のエネルギーを定める。このエネルギーをパスエネルギ
ーと称し、EP で表すことにする。そして、エネルギー
アナライザ3にはパスエネルギーEP に対応した電圧を
印加する。この電圧は、エネルギーアナライザ3に入射
するときにパスエネルギーEP を有する光電子のみがエ
ネルギーアナライザ3の中心軌道を通って検出器4に到
達できる電圧であり、測定中一定に保持される。また、
静電レンズ2に印加する電圧を掃引する。
【0007】従って、試料Sから放出された光電子の運
動エネルギー、即ち静電レンズ2に入射する光電子の運
動エネルギーをEK 、静電レンズ2で減速されることに
よって失う光電子のエネルギーをRVとすると、次の関
係が成り立つ。
【0008】EP =EK −RV …(1) 静電レンズ2の印加電圧を掃引することによって、RV
が変化するから、種々の運動エネルギーを有する光電子
をエネルギーアナライザ3を通過させて検出器4に導く
ことができる。
【0009】なお、試料Sから放出された光電子の運動
エネルギーEK は次の式で表されることはよく知られて
いる。
【0010】EK =hν−EB …(2) ここで、hνはX線のエネルギー、EB は当該光電子の
結合エネルギーである。
【0011】以上のようであるので、この場合には、X
線源1からのX線が照射されたときに試料Sから放出さ
れた光電子は静電レンズ2で減速され、エネルギーアナ
ライザ3に入射するときにパスエネルギーEP を有する
光電子が検出器4に到達して検出されることになる。こ
のように、静電レンズ2の印加電圧を掃引することによ
って、光電子のエネルギースペクトルを得ることができ
るのである。
【0012】エネルギースペクトルの例を図4に示す。
図4は、ある試料表面から放出された光電子についての
エネルギスペクトルを示す図であり、図のP1、P2、
P3、P4で示すように、試料中に含まれる元素に対応
したエネルギ位置にピークが現れる。試料Sから放出さ
れる光電子の運動エネルギーにはある程度の幅があるた
め、エネルギースペクトルは図4に示すように連続スペ
クトルとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すようなエネ
ルギースペクトルにおけるスペクトル強度は、試料に含
まれる個々の元素の濃度を示している。図4ではP1の
ピークが一番大きな強度を有しているが、このことは、
ピークP1に対応した運動エネルギーを有する元素が多
く存在することを示唆している。従って、各ピークの面
積を求めることによって、各元素の濃度を定量すること
が可能となる。
【0014】しかし、試料中の元素濃度と、ピークの面
積の関係は線形ではない。即ち、ピークの面積が一番大
きいからといって、その元素の濃度が一番高いというこ
とはできないのである。これは、光電子の励起のし易さ
が異なるためである。
【0015】このように、個々の原子毎に光電子の放出
し易さが異なるため、定量分析を行うためには、光電子
の放出し易さを考慮した補正が必要となる。この補正を
行うために用いるのが相対感度因子(RSF)である。
なお、相対感度因子RSFは次のように定義される。 RSF=σ・λ・T・β …(3) ここで、σは光イオン化断面積であり、光電子の発生確
率に関するファクターである。λは非弾性散乱平均自由
行程(IMFP)、Tはアナライザ透過関数(以下、単
に透過関数と称す)である。また、βは非対称パラメー
タであり、X線が照射されたときの光電子の発生のし易
さに関するファクターである。なお、IMFPλは、脱
出深さと称されることもある。
【0016】このように、エネルギースペクトルから試
料中の元素の濃度を定量するためには相対感度因子RS
Fが分からなければならず、相対感度因子RSFが分か
るためには、光イオン化断面積σ、IMFPλ、透過関
数T、非対称パラメータβの4つのファクターが分から
なければならない。
【0017】これらの4つのファクターのうち、光イオ
ン化断面積σの値はスコフィールド(Scofield)のテー
ブルを用いて求めることができ、IMFPλは田沼等に
よって定式化されている式を用いて求めることができ、
非対称パラメータβは周知のテーブルを用いて求めるこ
とができるので、残るのは透過関数Tということにな
る。
【0018】ところで、一般的には、透過関数Tについ
ては、XPSのメーカーから提供される。このメーカー
から提供される透過関数Tは物理的定数として理論的に
求めたものである。しかし、透過関数TはXPSの装置
毎に異なっており、また経年変化する。従って、メーカ
ーから提供された透過関数Tをいつもそのまま使うこと
は望ましいものではなく、より正確に元素の定量を行う
ためには、透過関数TをXPSの装置毎に精度よく求め
なければならない。
【0019】そこで、本発明は、使用するXPSについ
て、透過関数Tを精度よく求めることができる方法を提
供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るX線光電子分光装置のアナライザ透
過関数の決定方法は、炭酸ナトリウムNa2CO3 を試
料として、所定のX線を照射してエネルギースペクトル
を得、そのエネルギースペクトルの中の各元素のs軌道
に起因するピークに着目して、これらのピーク強度を測
定し、測定したピーク強度と、着目したピークの元素の
組成比と、相対感度係数とに基づいてピーク強度を測定
したピーク位置での透過関数値を求め、それら求めた透
過関数値に基づいて滑らかなアナライザ透過関数を定め
ることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。 [ステップ1]まず、試料を用意する。ここでは、試料
として、高純度の炭酸ナトリウムNa 2CO3 の粉末を
アルミニウム製の容器に詰め込み、表面を平滑化したも
のを用いる。炭酸ナトリウムの粉末をアルミニウム製の
容器に詰め込んで表面を平滑化するのは、この試料を測
定中に下地等のノイズとなるシグナルが放出されないよ
うにするためである。なお、この試料は粉末であるた
め、元素の表面偏析が発生せず、従って、測定で得られ
たエネルギースペクトルのピーク強度には、光電子の運
動エネルギーの違いによるIMFPの相違が反映される
ことはないものである。また、この試料については、電
子プローブX線マイクロアナライザ(EPMA)等の分
析装置により、ナトリウムNaと、炭素Cと、酸素Oの
組成比は、Na:C:O=2:1:3であることが確認
されているものとする。
【0022】[ステップ2]次に、上記の試料をXPS
にセットし、X線を照射して測定を行い、エネルギース
ペクトルを得る。X線としては、アルミニウムAlのK
α線(以下、MgKα線と記す)と、マグネシウムMg
のKα線(以下、AlKα線と記す)の2つを用いる。
即ち、まず一方のX線を照射して測定を行って1つのエ
ネルギースペクトルを得、次にもう一方のX線を照射し
て測定を行ってもう一つのエネルギースペクトルを得
る。なお、エネルギーアナライザのパスエネルギーは適
宜な値としてよいが、パスエネルギーを何段階かに変化
させて、その都度2つのX線で測定を行うのがよい。こ
れは、後述するところから明らかなように、パスエネル
ギーによって透過関数の値が異なってくるからである。
【0023】このとき得られたエネルギースペクトルの
例を図1に示す。図1において、(イ)で示すエネルギ
ースペクトルはX線としてMgKα線を用いた場合のエ
ネルギースペクトルであり、(ロ)で示すエネルギース
ペクトルはX線としてAlKα線を用いた場合のエネル
ギースペクトルである。MgKα線を用いた場合と、A
lKα線を用いた場合とでエネルギースペクトルがずれ
ているのは、AlKα線のエネルギーがMgKα線のエ
ネルギーより 233eVだけ大きいことに因っている。
【0024】[ステップ3]次に、MgKα線を用いた
場合のエネルギースペクトルと、AlKα線を用いた場
合のエネルギースペクトルのそれぞれにおいて、各元素
のs軌道に起因するピーク、具体的には、Na1s、C
1s、O1s、Na2sの4つのピークに着目して、そ
れらのピークのピーク強度を測定する。ここで、測定す
るピーク強度は、これら4つのピークの先頭値でもよ
く、ピークの面積値でもよい。上述したように、実際に
得られるエネルギースペクトルは線スペクトルではな
く、連続スペクトルであるので、ピークの面積を以てピ
ーク強度とするのがよい。従って、ここでは上記のピー
クの面積値を測定し、それをピーク強度とすることにす
る。
【0025】このピーク強度を測定するに際してはピー
クのバックグラウンドを除去しておくことは当然であ
る。なお、周知の事項ではあるが、Na1sのピークと
は、Naの1s軌道から放出された光電子に対応するピ
ークである。その他についても同様である。そして、こ
れらの光電子の運動エネルギーは、試料に照射するX線
のエネルギーが定まれば一義的に定まるから、測定して
得られた2つのエネルギースペクトルから、それぞれ、
上記4つのピーク強度を特定して、ピーク強度を測定す
ることができる。これによって、8つの運動エネルギー
値についてのピーク強度が得られることになる。
【0026】[ステップ4]さて、エネルギースペクト
ルの中の、ある元素のピークに着目した場合、当該ピー
クのピーク強度は次の式で表されることが知られている
(この点に関しては、例えば、特開2000−3941
1号公報参照)。
【0027】 (測定されたピーク強度) =(元素濃度)×(相対感度係数)×(透過関数値) …(4) ここで、相対感度係数は、当該元素についての光電子の
発生のし易さを示す相対的なファクターであり、透過関
数値は当該ピークの運動エネルギー値における透過関数
の値である。
【0028】ところで、(4)式の相対感度係数は光電子
の発生のし易さを示す相対的なファクターであるが、上
述したところから明らかなように、光電子の発生のし易
さに係るファクターとしては、光イオン化断面積σと、
IMFPλと、非対称パラメータβの3つのファクター
があり、この相対感度係数は、具体的にはこれら3つの
ファクターの積で表すことができる。即ち、 相対感度係数=σ・λ・β …(5) また、XPSで定量される元素の濃度は相対的な濃度で
あるから、(4)式の元素濃度は元素の組成比で置き換え
ることができる。従って、XPSにおいては、 (測定されたピーク強度) =(元素組成比)×(相対感度係数)×(透過関数値) …(6) が成り立つことになる。
【0029】従って、ステップ3で測定したピーク強度
の値、当該元素の元素組成比、及び当該元素の当該ピー
クの運動エネルギー値における相対感度係数を用いれ
ば、 (透過関数値) =(測定されたピーク強度)/((元素組成比)×(相対感度係数)) …(7 ) から、当該ピークの運動エネルギー値における透過関数
値を求めることができる。
【0030】例えば、MgKα線を用いた場合のNa1
sのピークについて着目すると、このピーク強度は測定
されているので既知であり、Naの組成比は、Na:
C:O=2:1:3であることから知ることができ、相
対感度係数を構成する光イオン化断面積σはスコフィー
ルドのテーブルから求めることができ、IMFPλは田
沼等の式によって求めることができ、更に、非対称パラ
メータβについては、s軌道から放出された光電子に関
してはβ=1となることが知られているから、当該ピー
クの運動エネルギー値における透過関数値が求められ
る。
【0031】以上の計算を8つの測定されたピーク強度
について行う。これによって、8つの運動エネルギー値
における透過関数値が求められる。
【0032】[ステップ5]次に、求めた8個の透過関
数値に基づいて滑らかな透過関数を定める。具体的には
次のようである。例えば、横軸に光電子の運動エネルギ
ー、縦軸に透過関数値をとって、ステップ4で求めた8
個の透過関数値をプロットし、それらの8個の点を結ぶ
ように滑らかな曲線を定める。これが求めるべき透過関
数となる。この曲線としては、例えば、平滑化スプライ
ン曲線を用いればよい。
【0033】従って、この曲線から、所望の運動エネル
ギー値における透過関数値を求めることができることに
なる。また、この曲線を、運動エネルギーを変数として
定式化することも可能であり、この式に運動エネルギー
値を代入することで、その運動エネルギー値での透過関
数値を求めることができる。
【0034】以上の操作により求めた透過関数の例を図
2に示す。図2には、パスエネルギーEP を10eVにし
た場合と、20eVにした場合の2つの場合の透過関数を
示している。また、図2の横軸は結合エネルギーとして
いる。結合エネルギーと運動エネルギーの関係は(2)式
で表されるから、横軸を運動エネルギーで表すことは可
能である。
【0035】以上のようにして求めた透過関数を実際の
測定に用いると従来より精度よく定量することができ
た。実際、TiSi(組成比はTi:Si=1:2.8)を
試料として定量を試みたところ、従来の手法を用いた場
合には組成比はTi:Si=2:17であったが、図2に
示す透過関数を用いて相対感度因子RSFを定めて定量
すると、Ti:Si=1:2.72となり、本来の組成比と
良い一致を示した。
【0036】なお、透過関数を決定するために用いる試
料としては、組成が均一で、X線照射時に変形しない試
料であればよいが、この条件を満たす試料は今のところ
Na 2CO3 以外に見いだされていない。
【0037】以上のように、この透過関数の決定方法に
よれば、炭酸ナトリウムNa2CO3を試料として、Mg
Kα線と、AlKα線の2つのX線を照射して2つのエ
ネルギースペクトルを得、その2つのエネルギースペク
トルの中の各元素のs軌道に起因するピーク、具体的に
はNa1s、C1s、O1s、Na2sの4つのピーク
に着目して、これらのピーク強度を測定し、測定したピ
ーク強度と、着目したピークの元素の組成比と、相対感
度係数とに基づいて8つのピーク位置での透過関数値を
求め、それら求めた8個の透過関数値に基づいて滑らか
な透過関数を定めるという操作を行えばよいので、容易
に、しかも精度よく透過関数を求めることが可能であ
る。
【0038】なお、上記の説明では、X線として、Mg
Kα線と、AlKα線の2種類用いたが、原理的には、
1つのX線だけでもよい。しかし、1つのX線しか用い
ない場合には透過関数を定めるためのデータは4個であ
るのに対して、2種類のX線を用いれば8個のデータを
得ることができ、精度をより向上させることができる。
そこで、上記の実施形態では2種類のX線を用いている
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】Na2CO3 にMgKα線を照射したときのエ
ネルギースペクトルと、AlKα線を照射したときのエ
ネルギースペクトルの例を示す図である。
【図2】求めた透過関数の例を示す図である。
【図3】XPSの概略の構成を示す断面図である。
【図4】XPSで得られたエネルギースペクトルの例を
示す図である。
【符号の説明】
1…X線源、2…静電レンズ、3…エネルギーアナライ
ザ、4…検出器、S…試料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭酸ナトリウムNa2CO3 を試料とし
    て、所定のX線を照射してエネルギースペクトルを得、
    そのエネルギースペクトルの中の各元素のs軌道に起因
    するピークに着目して、これらのピーク強度を測定し、
    測定したピーク強度と、着目したピークの元素の組成比
    と、相対感度係数とに基づいてピーク強度を測定したピ
    ーク位置での透過関数値を求め、それら求めた透過関数
    値に基づいて滑らかなアナライザ透過関数を定めること
    を特徴とするX線光電子分光装置のアナライザ透過関数
    の決定方法。
JP2000124635A 2000-04-25 2000-04-25 X線光電子分光装置のアナライザ透過関数の決定方法 Withdrawn JP2001305082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247870A (ja) * 2010-04-28 2011-12-08 Hamamatsu Photonics Kk X線光電子分光装置およびx線光電子分光方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247870A (ja) * 2010-04-28 2011-12-08 Hamamatsu Photonics Kk X線光電子分光装置およびx線光電子分光方法

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