JP2001304813A - 土運船の土量測定装置および土量測定方法 - Google Patents

土運船の土量測定装置および土量測定方法

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JP2001304813A
JP2001304813A JP2000126870A JP2000126870A JP2001304813A JP 2001304813 A JP2001304813 A JP 2001304813A JP 2000126870 A JP2000126870 A JP 2000126870A JP 2000126870 A JP2000126870 A JP 2000126870A JP 2001304813 A JP2001304813 A JP 2001304813A
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ship
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axis
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JP2000126870A
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Kiyoshi Tokunaga
企世志 徳永
Takashiro Fujii
隆士郎 藤井
Akio Ikeuchi
章雄 池内
Tetsuji Tanaka
哲司 田中
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Mitsui Harbour & Urban Construction Co Ltd
Kokusai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Harbour & Urban Construction Co Ltd
Kokusai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土運船に積載された土砂を、精度よく測定す
ることができる構成とした、土運船の土量測定装置およ
び土量測定方法を提供すること。 【解決手段】 斜線部分πは、土運船SPの甲板SPb
との境界に設置されるコ−ミング部SPaの表面に仮想
する基準面、WKは作業船WSに設置されている架台
で、レ−ザ−測定器Rを支持している。土運船SPに積
載された土砂に対してレ−ザ−測定器Rで三次元のスキ
ャニングを行ない土砂の断面積を求める。次に土砂の断
面積を船首から船尾まで累算して土量を演算により求め
る。土運船SPの動揺による測定誤差を補正するため
に、X軸、Y軸を基準面πに平行なXa軸、Ya軸に変
換し、Z軸を鉛直なZa軸に変換している。変換された
座標軸でレ−ザ−測定器Rの測定値を処理して、動揺に
よる測定誤差の補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土運船に積載され
た土砂の量(土量)を、精度よく測定することができる
構成とした、土運船の土量測定装置および土量測定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】海面や湖面等の水面を埋め立てる際の土
砂の運搬に、土運船が使用されている。図24は、この
ような土運船の一例を示す概略の縦断側面図である。図
24において、土運船SPに設けられている土倉に土砂
Gaが積載されている。SPaはコ−ミング部で、甲板
SPbと土倉との間仕切りを形成している。Gbは、土
砂Gaが所定の埋め立て地に揚土された後に土倉に残存
する残土である。
【0003】図25は、土運船の使用例を示す説明図で
ある。図25において、Axは土砂搬出地、Bxは揚土
地、Ra、Rbは土運船SPの航路である。土運船SP
は、土砂搬出地Axで土砂を積載し、航路Raを通り揚
土地Bxに回航される。揚土地Bxに土砂を揚土し、残
土を積載したまま航路Rbを通り土砂搬出地Axに回航
される。なお、航路RaとRbは同一の航路となること
もある。
【0004】土運船SPに積載された土砂の量(以下、
土量という)は、作業者が直接に水準器を用いて土砂の
形状を測量することにより求める場合と、測定器を陸上
の固定点に設置して土砂の形状を測量し、求める場合が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が土運船上で直接測量することにより土量を求める方法
では、時間がかかる上に作業者の作業負担が大きくなる
という問題があった。また、測定器を陸上の固定点に設
置して土量を求める方法では、土運船が波浪等により動
揺した際に測定誤差が発生するという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑み、土運船に
積載された土量を精度よく測定できる構成とした、土運
船の土量測定装置および土量測定方法の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明において、土運船の土量測定装
置を、土運船の土倉に積載した土砂に対して、レ−ザ−
ビ−ムで三次元のスキャニングを行ない、レ−ザ−ビ−
ムのスキャニング角と土砂の表面までの距離とを測定す
るレ−ザ−測定器と、前記レ−ザ−測定器による測定値
に対して土運船の動揺に起因する測定誤差の補正手段
と、土砂の土量の演算手段とを設けた構成としている。
【0008】また、請求項2に係る発明においては、請
求項1に係る発明の土運船の土量測定装置において、前
記レ−ザ−測定器と、測定誤差の補正手段と、土量の演
算手段とを陸上の施設に設置したことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項3に係る発明においては、請
求項1に係る発明の土運船の土量測定装置において、前
記レ−ザ−測定器と、測定誤差の補正手段と、土量の演
算手段とを土運船と隣接して配置される船舶上の施設に
設置したことを特徴としている。
【0010】また、請求項4に係る発明においては、土
運船の土量測定方法を、レ−ザ−測定器を設置するステ
ップと、レ−ザ−測定器からレ−ザ−ビ−ムを出力し、
土運船に積載された土砂に対して三次元のスキャニング
をするステップと、レ−ザ−ビ−ムのスキャニング角と
土砂表面からの反射ビ−ムに基づく距離とのデ−タを入
力するステップと、土運船および船舶の動揺に起因する
測定誤差の因子を演算するステップと、当該因子により
前記スキャニング角と土砂表面からの反射ビ−ムに基づ
く距離とのデ−タを修正するステップと、前記修正され
たデ−タに基づいて土砂の断面積を演算するステップ
と、当該断面積を累積して土砂の土量を演算するステッ
プとからなることを特徴としている。
【0011】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
記載の土運船の土量測定方法において、前記各ステップ
を陸上の施設において実施することを特徴としている。
【0012】また、請求項6に係る発明は、請求項4に
記載の土運船の土量測定方法において、前記各ステップ
を土運船と隣接して配置される船舶上の施設において実
施することを特徴としている。
【0013】上記請求項1に係る発明は、土運船の土倉
に積載した土砂に対してレ−ザ−ビ−ムで三次元のスキ
ャニングを行なうレ−ザ−測定器を設け、土運船の動揺
に起因する測定誤差を補正して土砂の土量を演算してい
る。このため、正確に土運船に積載された土量を測定す
ることができる。
【0014】また、請求項2に係る発明は、レ−ザ−測
定器と、測定誤差の補正手段と、土量の演算手段とを陸
上の施設に設置している。このため、土運船の土量測定
装置の取り付けが安全にしかも簡単に行なえる。
【0015】また、請求項3に係る発明は、土運船と隣
接して配置した船舶上の施設に土量測定装置を設けてい
るので、土運船を陸地に接岸できないような場合に、水
上でも土量の測定ができる。このため、土量測定の自由
度が大きくなる。また、土運船と船舶の動揺に起因する
測定誤差を補正する手段を設けているので、土量測定装
置を船舶上の施設に設けた場合にも正確に土運船に積載
された土量を測定することができる。
【0016】また、上記請求項4に係る発明において
は、レ−ザ−測定器の測定デ−タに基づいて、土運船の
動揺補正を行ないつつ土量測定を行っているので、迅速
に、かつ正確に土運船に積載された土量を測定すること
ができる。
【0017】また、上記請求項5に係る発明において
は、土運船に積載された土量を測定するための各処理を
陸上の施設で実施している。このため、大型の演算装置
の設置が容易であり、揚土地の施工管理等の各種デ−タ
との同時処理が可能となる。
【0018】また、上記請求項6に係る発明において
は、土運船に積載された土量を測定するための各処理を
船舶上の施設で実施している。このため、水面の埋立て
作業時のように、水上において土運船に積載された土量
の測定が必要な場合に対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図により説明する。図1は、全体構成を示す斜視図、
図2は土運船を左舷から右舷方向に切断した状態を示す
正面図、図3は土運船を船首から船尾方向に切断した状
態を示す側面図、図4は土運船の平面図である。
【0020】図1において、A−A’は土運船SPの右
舷、B−B’は土運船SPの左舷、斜線部分πはコ−ミ
ング部SPaの表面に仮想する基準面、Rはレ−ザ−測
定器で、当該レ−ザ−測定器Rが設置されている位置の
X軸、Y軸、Z軸を以下機械軸という。WKは作業船W
Sに設置されている架台で、土運船SPの土倉上部にレ
−ザ−照射面が対向するようにレ−ザ−測定器Rを支持
している。
【0021】本発明においては、土運船SPに積載され
た土砂に対してレ−ザ−測定器Rで三次元のスキャニン
グを行ない、土倉内の左舷から右舷までの土砂の断面積
を求める。更に、船首から船尾まで土砂の断面積を累算
して、後述するように土量を演算により求めることがで
きる。
【0022】しかしながら、土運船SPと作業船WSは
水面に浮遊しているので、波浪や作業船の影響を受けて
水面H上で動揺している。この動揺として、ロ−リング
(横揺れ)、ピッチング(縦揺れ)、ヒ−ビング(上下
動)が考えられる。このように、土運船SPが動揺する
ことにより、レ−ザ−測定器Rの測定値に誤差が発生す
る。
【0023】図5は、土運船SPの動揺を示す説明図
で、コ−ミング部SPaの動揺をZ軸からみたものであ
る。図5において、Kaは右舷B−B’における動揺の
周期を示し、Kbは左舷の動揺の周期を示している。K
aとKbの位相はほぼ逆位相となっている。Kaの動揺
の中心が一定とならずKxのように差が生じているの
は、軸がづれていることによるものである。
【0024】本発明においては、このような土運船SP
と作業船WSの動揺による測定誤差を補正するために、
図1に示すように、X軸、Y軸を基準面πに平行なXa
軸、Ya軸に変換している。また、Z軸を基準面πに鉛
直なZa軸に変換している。このような変換された座標
軸でレ−ザ−測定器Rの測定値を処理することにより、
動揺による誤差の補正を行っている。
【0025】図6は、動揺に起因する測定誤差の補正を
示す説明図である。前記座標軸の変換を行なうことによ
り、図6に示すように、右舷の周期Kuと左舷の周期K
vに対して、動揺の中心軸はZa軸方向に対して一定
(基準面π)となっている。
【0026】次に、図2〜図4について説明する。図2
において、作業船WSには揚土をする際に使用されるバ
ケットLfが設けられている。Uは土運船SPと作業船
WS間に介在される弾性部材で、土運船SPと作業船W
Sとが接舷する際に発生する衝撃を吸収する。レ−ザ−
測定器Rには、図2に示すようにレ−ザ−ビ−ムを鉛直
方向に走査させるために鉛直方向に回転するポリゴンミ
ラ−と、図3に示すようにレ−ザ−ビ−ムを水平方向に
走査させるために水平方向に回動するモ−タが設置され
ている。
【0027】すなわち、レ−ザ−測定器Rは直交する平
面に沿って、レ−ザ−ビ−ムを図2のように例えば左舷
から右舷方向にラインスキャニングを行なうと共に、図
3のように例えば船首から船尾方向にフレ−ムスキャニ
ングを行ない、測定対象物に対して三次元のスキャニン
グを行なう構成としている。このような、測定対象物に
対して三次元のスキャニングを行なうレ−ザ−測定器R
を、以下、3D型レ−ザ−プロファイラという。
【0028】図2のλは、Z軸と、レ−ザ−測定器Rか
らY軸方向にP点までを結ぶレ−ザ−ビ−ムとのなす
角、図3のφは、Z軸と、レ−ザ−測定器RからX軸方
向にP点までを結ぶレ−ザ−ビ−ムとのなす角である。
レ−ザ−測定器Rは、図2に示したように、残土Gbを
Y軸方向にスキャニングし、また、図3に示すように残
土GaをX軸方向にスキャニングする。この際に、レ−
ザ−ビ−ムのスキャニング角と、残土表面からの反射ビ
−ムに基づいて残土表面の各点までの距離とのデ−タが
求められる。これらのデ−タに基づいて、残土のY軸方
向の断面積を求め、更に、X軸方向にこの断面積を累積
して残土表面の地形を測定し、後述するように演算によ
り残土の量を求めている。
【0029】図2、図3では、残土Gbの測定対象地点
Pの三次元座標を測定しているが、図24で示したよう
に土砂がコ−ミング部SPaの上部に露出した状態で積
載されている場合にも、レ−ザ−測定器Rで測定対象地
点Pの三次元座標を測定することができる。
【0030】本発明においては、前記のようにして土運
船の残土を測定することができるので、従来のように残
土をそのまま土砂搬出地まで持ち帰ることなく、残土の
有効利用が図れる。図21は、残土利用の一例を示す説
明図であり、図25の従来例と対応するものである。図
25と同じ部分には同一の符号を付している。図21に
おいて、Cxは別の埋立地であり、揚土地Bxで揚土さ
れずに土運船SPに積み残された残土は、別の埋立地C
xに投入される。
【0031】土運船の残土を投入するためには、土運船
の土倉底部を開放できる構成とする必要がある。図2
2、図23は、このような土倉底部を開放できる構成と
した一例を示す概略の断面図である。図22において、
SPcは土倉、SPdは左舷部、SPeは右舷部、SP
fは土倉底部、Jは軸体である。
【0032】土倉SPcは、軸体Jを中心として左舷部
SPdは矢視Va方向に回動し、右舷部SPeは矢視V
b方向に回動できる構成としている。図21の埋立地C
xにおいては、土倉SPcの左舷部SPdと、右舷部S
Peとをそれぞれ軸体Jを中心として前記のように回動
させ、図23に示す状態とする。このようにして土倉底
部SPfを開放し、残土を埋立地Cxに投棄する。
【0033】図7は、レ−ザ−測定器を用いた本発明の
土量計測装置1を示すブロック図である。次にこのブロ
ック図について説明する。レ−ザ−測定器2には、レ−
ザ−発生部21、送信部22が設けられており、ライン
スキャニングおよびフレ−ムスキャニングのスキャニン
グ角を定めてレ−ザ−ビ−ムを目標地点に向けて発射す
る。
【0034】目標地点から反射されたレ−ザ−ビ−ム
は、受信部23を通り、受信部23から距離測定部25
に入力される。また、送信部22からレ−ザ−ビ−ムの
スキャニング角が記憶部24に入力される。記憶部24
に入力されたスキャニング角と距離測定部25で演算さ
れた結果は、出力信号として地形計測装置30に出力さ
れる。
【0035】演算制御装置30には、レ−ザ−測定器2
から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する
A/D変換器31、中央処理装置(CPU)を用いたデ
−タ処理部32、管理プログラム等が格納されているR
OM33、デ−タ処理部32の演算結果を格納するRA
M34が設けられている。35はキ−入力部、36は表
示部である。
【0036】デ−タ処理部32は、前記のようにレ−ザ
−測定器2で得られた各地点までの距離やスキャニング
角のデ−タ等に基づいて、土運船の土倉に積載された土
砂の断面積(例えば右舷から左舷までの断面積)を演算
する。この際に、土運船の動揺による測定値の誤差を補
正する。また、該断面積を船首から船尾まで累積して土
量を演算により求める。
【0037】この演算結果は、順次RAM33に格納さ
れる。キ−入力部35はデ−タ処理部32の前記各種動
作モ−ドを指示する。また、表示部36は、デ−タ処理
部32の演算結果をRAM34から読み出してリアルタ
イムで表示する。
【0038】図8は、本発明による土運船の土量測定の
処理手順を示すフロ−チャ−トである。次に、このフロ
−チャ−トについて説明する。
【0039】(1)ブロックFaにおいては、土運船へ
の基準面を設置する。この処理は、3D型レ−ザ−プロ
ファイラにより、土運船に積載された土砂の土量を測定
する際の測定基準面を設定するものである。
【0040】この処理においては、甲板やコ−ミング部
等の基準面πを形成する平坦部に予め反射強度の高い部
材を配置して、3D型レ−ザ−プロファイラから発射さ
れるレ−ザ−ビ−ムの反射が大きくなるようにしてお
く。反射強度の高い部材は、船体形状に対して、右舷と
左舷とで相対的に同じ位置に配置する。図1の例では、
コ−ミング部SPaの枠体表面に、反射強度の高い塗料
を塗布したり、反射シ−ルを貼付る等の処理をする。
【0041】(2)ブロックFbにおいては、土運船の
土倉上部に設置された3D型レ−ザ−プロファイラによ
り、土倉に積載された土砂表面までの距離とスキャニン
グ角の計測を行なう。この際の計測は、iをライン方向
の地点(図2のY方向)、jをフレ−ム方向の地点(図
3のX方向)、測定点の番号を(i、j)とすると、ラ
インアングルλ(i、j)、フレ−ムアングルφ(i、
j)、3D型レ−ザ−プロファイラの設置位置から測定
点までの距離SL(i、j)、反射強度int(i、
j)を測定する。
【0042】この各測定値は、ライン方向に(左舷部か
ら右舷部方向)1〜Ni個、フレ−ム方向(船首から船
尾方向)に1〜Nj個測定するものであり、ライン方向
およびフレ−ム方向にレ−ザ−ビ−ムを高速スキャンし
て求める。
【0043】(3)ブロックFcにおいては、各測定点
における座標を、3D型レ−ザ−プロファイラの設置位
置の機械軸(X軸、Y軸、Z軸)の三次元座標(XYZ
座標)に座標変換して、X(i、j)、Y(i、j)、
Z(i、j)で表すものである。この座標変換には、反
射強度int(i、j)を考慮する。
【0044】(4)ブロックFdにおいては、基準面デ
−タの抽出を行なう。この処理は、前記ブロックFaで
設定した、例えばコ−ミング部等の平坦部に設定された
基準面πで、反射強度int(i、j)の高いデ−タを
抽出する。このデ−タを三次元デ−タXk(k)、Yk
(k)、Zk(k)で表す。抽出したデ−タは1〜Nk
個である。
【0045】(5)ブロックFeにおいては、土運船基
準面πに対する機械軸(X軸、Y軸、Z軸)の傾きを検
出する。この処理では、最初に基準面πの面の方程式を
最小二乗法により計算する。次に、土運船に対する機械
軸の傾きを計算する。また、機械軸傾き補正パラメ−タ
として、傾きの方向と傾きの角度を計算する。
【0046】(6)ブロックFfにおいては、土運船の
基準面πに平行なXYZ座標への変換を行なう。この処
理は、測定点Pの座標をZ軸の回りにθ0回転させ(ス
テップ1)、ステップ1で得られた座標をY軸回りにθ
2回転させる(ステップ2)。次に測定点Pの座標を元
の座標に戻すために、ステップ2で得られた座標を、Z
軸に対して(−θ0)回転させる。
【0047】(7)ブロックFgにおいては、土運船の
動揺補正を行なう。この処理は、各ライン(断面)毎
に、左右両舷の基準面の地点が同じレベルになるように
回転させる。この際に、高さも基準高さに合わせる。
【0048】(8)ブロックFhにおいては、残土表面
のメッシュ化を行なう。この処理は、土運船(パ−ジ)
の土倉内の形状に合わせてメッシュ化し、各格子が交差
する地点の三次元の座標Xm1(i、j)、Ym1
(i、j)、Zm1(i、j)を求める。
【0049】(9)ブロックFiにおいては、土運船
(パ−ジ)が空荷の際の土倉形状のメッシュ化を行な
う。この処理は、設計図や実測により空形状の土倉をメ
ッシュ化し、各格子が交差する地点の三次元の座標Xm
2(i、j)、Ym2(i、j)、Zm2(i、j)を
求める。
【0050】(10)ブロックFjにおいては、土運船
に積載されている土量を計算する。この処理は、前記各
ブロックFh、Fiの処理を踏まえて、例えばY軸方向
の土砂の断面積を求め、この断面積をX軸方向に累積し
て土量を計算するものである。なお、土運船の土倉に積
載されている残土のみならず、土倉に土砂が満載状態の
場合の土量も計算することができる。
【0051】次に、前記図8の各ブロックの処理につい
て、数式、および図面により具体的に説明する。なお、
3D型レ−ザ−プロファイラの設置位置(図2、図3の
R位置)を、以下簡単のため、機械設置位置という。
【0052】図9の説明図において、機械設置位置のX
YZ軸座標をR(0、0、0)とする。また、φをレ−
ザ−ビ−ムのY−Z平面に対する発射角度、λをレ−ザ
−ビ−ムのX−Z平面に対する発射角度、SLを機械設
置位置から測定対象位置Pまでの距離、測定対象位置P
のX、Y、Z各軸座標をP(X1、Y1、Z1)とす
る。
【0053】ここでR−P間の距離をSLとしているの
で、P点のY座標Y1は、Y1=SL×sinλ、とな
る。また、R−Qの距離をQaとすると、Qa=SL×
cosλ、となる。
【0054】次に、P点のX座標であるX1を求める
と、X1=−Qa×sinφ=−SL×cosλ×si
nφ、となる。また、P点のZ座標であるZ1を求める
と、Z1=−Qa×cosφ=−SL×cosλ×co
sφ、となる。このようにして、計算により測定対象位
置PのX、Y、Z各軸座標P(X1、Y1、Z1)が求
められる。このようにして、図8のブロックFcの処理
がなされる。
【0055】図8のブロックFeにおいて、平面方程式
の最小二乗法による解法は、次のようになる。X、Y、
Z軸における基準面πの平面の方程式をZ=aX+bY
+c、とおく。ここに、a、b、cは未知数である。ま
た、Nk個のデ−タの中でi番目のデ−タについては、
誤差をdiとすると、di=Zi−(aXi+bYi+
c)、となる。
【0056】誤差の二乗は、(1)式で示される。
【0057】
【数1】
【0058】誤差の二乗を最小とするために、(1)式
をそれぞれa、b、cで微分し、その結果を0とおく
と、aについて(2)式が得られる。
【0059】
【数2】
【0060】bについて(3)式が得られる。
【0061】
【数3】
【0062】cについて(4)式が得られる。
【0063】
【数4】
【0064】上記(2)〜(4)式は、a、b、c3つ
の未知数をもつ連立1次方程式であり、行列による
(5)式で表される。
【0065】
【数5】
【0066】ここで、Aの行列を(6)式で表す。
【0067】
【数6】
【0068】また、Aの行列式を(7)式で表す。
【0069】
【数7】
【0070】これより、aは(8)式の行列式で表すこ
とができる。
【0071】
【数8】
【0072】また、bは(9)式の行列式で表すことが
できる。
【0073】
【数9】
【0074】また、cは(10)式の行列式で表すこと
ができる。
【0075】
【数10】
【0076】次に、図8のブロックFeにおいて、機械
軸(X軸、Y軸、Z軸)の傾き補正のパラメ−タを求め
る。この機械軸の傾きは、基準面πの平面に対する投影
により求められる。ここで、基準面πを、Z=aX+b
Y+c、として表す。すなわち、基準面πをX、Y、Z
のパラメ−タで表すものである。但し、a、bは0では
ないものとする。この式を変形すると、−aX−bY+
Z−c=0、となる。
【0077】ここで、基準面πに鉛直なベクトル成分
(法線ベクトル)を、(a1、b1、c1)とおくと、
(a1、b1、c1)=(−a、−b、1)となる。し
たがって、図10に示すように、X、Y成分がそれぞれ
a1、b1で表されるベクトルのXY平面上での方向角
をθ0とすると、この方向角θ0が基準面πの傾きの方
向となる。
【0078】a1>0、すなわちa<0のときには、
(11)式が成立する。
【0079】
【数11】
【0080】また、a1<0、すなわちa>0のときに
は、(12)式が成立する。
【0081】
【数12】
【0082】このときの、基準面πの回転軸の方向は、
θ1=θ0+90度、となる。
【0083】次に、図11、図12を参照して、基準面
πのZ軸となす角度、すなわち、基準面πの傾きの角度
θ2を求める。前記のように、基準面πに鉛直なベクト
ル成分(法線ベクトル)を、(a1、b1、c1)とお
くと、各ベクトルの大きさと方向は図11のように表さ
れる。また、各ベクトルの絶対値は、a、b、1である
から、角度θ2は図12のように表される。図12よ
り、角度θ2は(13)式で求められる。
【0084】
【数13】
【0085】また、角度θ2は(14)式で求めること
もできる。
【0086】
【数14】
【0087】次に、図8のブロックFfにおける処理、
すなわち、土運船の基準面πに平行な三次元(XYZ)
座標への変換を行なうための座標変換について説明す
る。この処理では、ケ−ス1、ケ−ス2、ケ−ス3の3
つのケ−スで説明する。ケ−ス1では、空間上の任意の
点Pに関して、X−Y軸をZ軸の回りに角度θ0回転さ
せる。そして、回転されたX’−Y’軸に対する点Pの
座標を求める。
【0088】前記ケ−ス1の処理を図13により説明す
る。図13において、O−Pの長さをL、回転前の座標
軸X−Yに対するP点の座標をX1、Y1、OPとX軸
とのなす角をαとする。このときに、X1=L×cos
α、Y1=L×sinα、が成立する。また、座標軸X
−YをZ軸の回りに角度θ0回転させたときの、座標軸
X’−Y’に対する点Pの座標をX2、Y2とする。X
2は、(15)式で表される。
【0089】
【数15】
【0090】また、Y2は、(16)式で表される。
【0091】
【数16】
【0092】また、回転後のZ軸の座標Z2は、回転前
の座標Z1と等しい。これより、回転後の座標X2、Y
2、Z2は、(17)式で表される。
【0093】
【数17】
【0094】前記(17)式は、行列式では(18)式
で表される。
【0095】
【数18】
【0096】ケ−ス2の処理は、前記ケ−ス1の処理で
回転して得られた座標軸X’−Zにおける点Pの座標
を、Y’軸のまわりに角度θ2回転し、回転後の座標軸
X’’−Z’における点Pの座標を求める。ケ−ス2の
処理について、図14を参照して説明する。
【0097】回転後のY3の座標は回転前のY2の座標
と等しいので、回転後の各座標X3、Y3、Z3は、
(19)式で表される。
【0098】
【数19】
【0099】(19)式は、行列による式(20)で表
される。
【0100】
【数20】
【0101】ケ−ス3の処理は、座標軸Y−Zにおける
点Pの座標を、X軸のまわりに角度θp回転させるもの
である。ケ−ス3の処理について、図15を参照して説
明する。回転前の点Pの座標を(X1、Y1、Z1)と
する。また、座標軸Y−ZをX軸のまわりに角度θp回
転させた後の座標軸Y’−Z’における点Pの座標を
(X2、Y2、Z2)とする。
【0102】図15において、座標X1とX2は等しい
ので、X2、Y2、Z2は(21)式で表される。
【0103】
【数21】
【0104】(21)式は、行列式では(22)式で表
される。
【0105】
【数22】
【0106】次に、図8のブロックFfの処理について
説明する。この処理では、機械軸に対するある点Pの座
標を(X1、Y1、Z1)として、土運船基準面πに対
する変換後の座標をP’(Xb、Yb、Zb)とする。
【0107】また、前記図8のブロックFeにおいて、
機械軸の傾き補正のパラメ−タを求めるところで説明し
たように、土運船の基準面πにおいては、Z=aX+b
Y+c(ただし、a、bは0でない)となる。このとき
の、機械軸の傾きの方向はθ0、傾きの回転軸の方向は
θ1(θ1=θ0+90度)、傾きの角度はθ2とな
る。
【0108】したがって、前記点Pから点P’への座標
変換は、図16に示すようにステップ1〜ステップ3の
処理により求めることができる。ステップ1では、座標
軸X−YをZ軸に対してθ0度回転させる。このときの
座標(X2、Y2、Z2)は、(17)式で求めたと同
様にして、(23)式で表される。
【0109】
【数23】
【0110】ステップ2では、ステップ1で得られた座
標をY軸回りにθ0度回転させる。このときの座標(X
3、Y3、Z3)は、(19)式で求めたと同様にし
て、(24)式で表される。
【0111】
【数24】
【0112】ステップ3では、元の位置に戻すためにス
テップ2で得られた座標をZ軸に対して(−θ0度)回
転させる。このときの座標(X3、Y3、Z3)は、
(25)式で表される。
【0113】
【数25】
【0114】次に、図8のブロックFgの処理である土
運船の動揺補正について説明する。図17は、土運船基
準面πに対して、機械軸の補正がなされた座標を用いた
場合のあるラインスキャニング方向の断面を、X軸方向
(土運船の船首から船尾方向)から投影した断面図であ
る。
【0115】ここで、ある1つのラインスキャン毎のデ
−タの内、予め土運船の両舷に設置された基準面の測定
点を、反射強度の強いものから抽出し、例えば左舷側の
点をB1、右舷側の点をB2とする。このときの座標を
B1(XL、YL、ZL)、B2(XR、YR、ZR)
とする。また、基準面の土倉に対する高さをZ0と仮定
し、点B1、B2の中点をEとする。Zaは、B1−B
2を結ぶ直線に鉛直な線である。
【0116】このときに、計測された断面は、点Eを回
転の中心として、B1−B2を結ぶ直線を水平面Hとな
す角度でβだけ回転させる。B2(XR、YR、ZR)
の座標は、B2’(XR’、YR’、ZR’)に移動す
る。Zbは、B1−B2’を結ぶ直線に鉛直な線であ
る。このような処理により、Y軸に対して平行で、かつ
点Eが土倉の中心部に一致した断面形状に変換可能とな
る。
【0117】すなわち図17に示されているように、土
運船が傾いて測定点のB1、B2のZ軸方向の高さが異
なるために、鉛直線Zb方向からレ−ザ−ビ−ムでスキ
ャニングすると測定誤差が生じる。
【0118】このため、B2の位置をB2’の位置に移
動して(座標変換)、B1、B2’の高さがZ軸方向に
対して同じ高さとなるようにしている。このような座標
変換を行なうことにより、3D型レ−ザ−プロファイラ
を用いて土砂の表面までの距離を測定したときの測定値
に、土運船の動揺による誤差が生じないようにしてい
る。
【0119】次に、回転角度βの求め方について説明す
る。X軸に投影された点B1−B2を結ぶ直線の長さB
pは、(26)式で求められる。
【0120】
【数26】
【0121】(26)式より、(27)式が成立する。
【0122】
【数27】
【0123】また、回転の中心の座標を(Xc、Yc、
Zc)とすると、各座標は(28)式で求められる。
【0124】
【数28】
【0125】動揺を補正する前の任意の点の座標を(X
i、Yi、Zi)とすると、補正後の座標(X2、Y
2、Z2)は、前記(17)式で求めたようにして、
(29)式で表される。
【0126】
【数29】
【0127】次に、図8のブロックFhに示されている
残土表面のメッシュ化処理について、図18により説明
する。図18は、土運船の平面図である。図18に示さ
れているように、土倉内をX軸、Y軸方向にそれぞれ格
子状に等間隔に分割する(但し、X軸、Y軸方向の分割
間隔は同じでなくても良い)。各格子地点に対して、あ
る一定範囲内の地表面デ−タ(距離測定デ−タ)を平均
化して、当該格子地点の代表高さとする。
【0128】また、図8のブロックFiに示されている
空土倉のメッシュ化処理について、図19により説明す
る。図19は、空土倉の縦断正面図である。この処理に
おいては、前記残土表面のメッシュ化に用いられたと同
様にして、土倉を格子状に分割する。
【0129】土運船の動揺補正の計算時に設定した基準
面の高さをZ0とすると、各格子位置での土倉のZ座標
は、前記Z0から土倉下部の位置ZUまでの高さを差し
引いたものとなる。このようにして求めた土倉のZ座標
を、各格子の代表高さとして設定する。
【0130】次に、図8のブロックFjに示されてい
る、土量計算について図20により説明する。図20
は、残土を積載している土倉の縦断正面図である。この
処理においては、前記残土表面のメッシュデ−タと、空
土倉形状のメッシュデ−タとを、突き合わせる。そして
Y軸方向の各断面毎に、残土表面の高さと空土倉の高さ
との差から断面積を算定する(斜線部分)。
【0131】3D型レ−ザ−プロファイラは、土運船の
船首から船尾方向にもフレ−ムスキャニングを行ってい
るので、前記断面積はX軸方向に累積されることにな
る。この結果、土倉に積載された残土の体積、すなわ
ち、残土の土量を計算することができる。この際には、
X軸方向に平均断面法で前記断面積を順次堆積し、これ
を累積することにより残土の量を求める。なお、図20
では断面をY軸方向にとり、これをX軸方向に累積して
残土の量を求めているが、断面をX軸方向にとり、これ
をY軸方向に累積して残土の量を求めることもできる。
【0132】なお、上記の例では土運船SPの動揺に起
因する測定誤差の補正について説明したが、3D型レ−
ザ−プロファイラを設置している作業船WSも動揺し
て、3D型レ−ザ−プロファイラの機械軸の座標が変動
することも考えられる。このような場合にも、作業船W
Sが静止時の機械軸の座標を基準として座標変換を行な
うことにより、作業船WSの動揺に起因する測定誤差を
補正することができる。
【0133】また、上記の例では、レ−ザ−測定器2と
演算制御装置30を作業船WSに設置しているが、これ
らの器具を陸上に設置することができる。すなわち、図
1に示した架台WKを、土運船が接岸する地点に設置
し、レ−ザ−測定器2の測定値を、大型コンピュ−タを
設置している演算ステ−ションにケ−ブルで伝送する。
この測定値を大型コンピュ−タで解析、演算して、前記
のように、土運船の動揺に起因する測定誤差を補正して
土量を測定する。このようにデ−タ処理量が大きい大型
コンピュ−タで前記測定値を解析、演算すると、大型コ
ンピュ−タに入力される揚土地の施工管理等の他の各種
デ−タとの同時処理が可能となる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
は、土運船の土倉に積載した土砂に対してレ−ザ−ビ−
ムで三次元のスキャニングを行なうレ−ザ−測定器を設
け、土運船の動揺に起因する測定誤差を補正して土砂の
土量を演算している。このため、正確に土運船に積載さ
れた土量を測定することができる。
【0135】また、請求項2に係る発明は、レ−ザ−測
定器と、測定誤差の補正手段と、土量の演算手段とを陸
上の施設に設置している。このため、土運船の土量測定
装置の取り付けが安全にしかも簡単に行なえる。
【0136】また、請求項3に係る発明は、土運船と隣
接して配置した船舶上の施設に土量測定装置を設けてい
るので、土運船を陸地に接岸できないような場合に、水
上でも土量の測定ができる。このため、土量測定の自由
度が大きくなる。また、土運船と船舶の動揺に起因する
測定誤差を補正する手段を設けているので、土量測定装
置を船舶上の施設に設けた場合にも正確に土運船に積載
された土量を測定することができる。
【0137】また、上記請求項4に係る発明において
は、レ−ザ−測定器の測定デ−タに基づいて、土運船の
動揺補正を行ないつつ土量測定を行っているので、迅速
に、かつ正確に土運船に積載された土量を測定すること
ができる。
【0138】また、上記請求項5に係る発明において
は、土運船に積載された土量を測定するための各処理を
陸上の施設で実施している。このため、大型の演算装置
の設置が容易であり、揚土地の施工管理等の各種デ−タ
との同時処理が可能となる。
【0139】また、上記請求項6に係る発明において
は、土運船に積載された土量を測定するための各処理を
船舶上の施設で実施している。このため、水面の埋立て
作業時のように、水上において土運船に積載された土量
の測定が必要な場合に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である土量測定の概要を示
す斜視図である。
【図2】土運船の縦断正面図である。
【図3】土運船の縦断側面図である。
【図4】土運船の平面図である。
【図5】土運船の動揺を示す説明図である。
【図6】図5の動揺を補正した状態を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態である土量測定装置のブロ
ック図である。
【図8】本発明の処理手順を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】本発明による土量計算の説明図である。
【図10】本発明による土量計算の説明図である。
【図11】本発明による土量計算の説明図である。
【図12】本発明による土量計算の説明図である。
【図13】本発明による土量計算の説明図である。
【図14】本発明による土量計算の説明図である。
【図15】本発明による土量計算の説明図である。
【図16】本発明による土量計算の説明図である。
【図17】土運船の断面図である。
【図18】土運船の平面図である。
【図19】土運船が空土倉の状態を示す縦断正面図であ
る。
【図20】土運船が土倉に残土を積載した状態を示す縦
断正面図である。
【図21】本発明に係る土運船の適用例を示す説明図で
ある。
【図22】土運船の土倉底部を開放できる構成とした一
例を示す概略の断面図である。
【図23】図22の土倉底部を開放した状態を示す概略
の断面図である。
【図24】土運船の一例を示す概略の縦断側面図であ
る。
【図25】従来の土運船の使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
SP 土運船 SPa コ−ミング部 SPb 甲板 π 基準面 H 水面 WS 作業船 WK 架台 R レ−ザ−測定器
フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆士郎 兵庫県尼崎市西長州町1丁目1番15号 国 際航業株式会社内 (72)発明者 池内 章雄 大阪府大阪市北区東天満2丁目10番14号 三井不動産建設株式会社内 (72)発明者 田中 哲司 大阪府大阪市北区東天満2丁目10番14号 三井不動産建設株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA00 AA04 AA06 AA53 AA59 BB05 CC00 DD11 EE05 FF11 FF65 GG04 HH04 LL15 LL62 MM13 MM16 PP01 QQ00 QQ03 QQ17 QQ18 QQ23 QQ42 2F112 AD10 BA02 BA06 CA08 GA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土運船の土倉に積載した土砂に対して、
    レ−ザ−ビ−ムで三次元のスキャニングを行ない、レ−
    ザ−ビ−ムのスキャニング角と土砂の表面までの距離と
    を測定するレ−ザ−測定器と、前記レ−ザ−測定器によ
    る測定値に対して土運船の動揺に起因する測定誤差の補
    正手段と、土砂の土量の演算手段とを設けたことを特徴
    とする土運船の土量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記レ−ザ−測定器と、測定誤差の補正
    手段と、土量の演算手段とを陸上の施設に設置したこと
    を特徴とする、請求項1に記載の土運船の土量測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記レ−ザ−測定器と、測定誤差の補正
    手段と、土量の演算手段とを土運船と隣接して配置され
    る船舶上の施設に設置したことを特徴とする、請求項1
    に記載の土運船の土量測定装置。
  4. 【請求項4】 レ−ザ−測定器を設置するステップと、
    レ−ザ−測定器からレ−ザ−ビ−ムを出力し、土運船に
    積載された土砂に対して三次元のスキャニングをするス
    テップと、レ−ザ−ビ−ムのスキャニング角と土砂表面
    からの反射ビ−ムに基づく距離とのデ−タを入力するス
    テップと、土運船および船舶の動揺に起因する測定誤差
    の因子を演算するステップと、当該因子により前記スキ
    ャニング角と土砂表面からの反射ビ−ムに基づく距離と
    のデ−タを修正するステップと、前記修正されたデ−タ
    に基づいて土砂の断面積を演算するステップと、該断面
    積を累積して土砂の土量を演算するステップとからなる
    ことを特徴とする土運船の土量測定方法。
  5. 【請求項5】 前記各ステップを陸上の施設において実
    施することを特徴とする、請求項4に記載の土運船の土
    量測定方法。
  6. 【請求項6】 前記各ステップを土運船と隣接して配置
    される船舶上の施設において実施することを特徴とす
    る、請求項4に記載の土運船の土量測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019184534A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 大成建設株式会社 移動体に収容した被搬送物の体積測定システム
CN115183716A (zh) * 2022-09-10 2022-10-14 武汉光昱明晟智能科技有限公司 一种基于智能导航机器人的土方测量方法及系统

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