JP2001303842A - 扉のヒンジ機構 - Google Patents

扉のヒンジ機構

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JP2001303842A
JP2001303842A JP2000121687A JP2000121687A JP2001303842A JP 2001303842 A JP2001303842 A JP 2001303842A JP 2000121687 A JP2000121687 A JP 2000121687A JP 2000121687 A JP2000121687 A JP 2000121687A JP 2001303842 A JP2001303842 A JP 2001303842A
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door
hinge
stopper
hinge mechanism
coil spring
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JP2000121687A
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Masaaki Kawasumi
政明 川隅
Kunihiko Ishitomi
邦彦 石富
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単でコンパクト化し得ると共に、取
扱いが容易な扉のヒンジ機構を提供する。 【解決手段】 扉30の後面34の下部には、幅方向に
離間して一対の収容凹部37,37が凹設される。各収
容凹部37に、ヒンジ機構31,32が着脱可能に配設
される。ヒンジ機構31,32は、扉30に着脱可能に
配設されるドアストッパ39と、ドアストッパ39に対
してヒンジ軸を介して回動可能に枢支されると共に、貯
氷庫に着脱可能に配設されるヒンジ41および該ヒンジ
41を貯氷庫に取付けた際に、扉30を常には貯氷庫側
に弾力付勢する捩じりコイルバネ42とから基本的に構
成される。各部材39,41,42は、その組付け状態で
独立したユニットとして取扱い得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱体に対して扉
を回動可能に取付けるためのヒンジ機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫や温蔵庫あるいは製氷機の貯氷庫
のように、内部に収納した被保存物を所定温度で長時間
保存し得るよう構成された断熱箱体の前面側には、該箱
体の収納空間に対する被保存物の出し入れのための開口
部が開設されると共に、該開口部を開閉可能に閉成する
扉が回動可能に配設されている。
【0003】従来の扉は、図7に示すように、扉10を
構成する後側に開放する矩形箱状に形成された前面部1
1の左右下端部(図では前面向かって左側のみ図示)に、
断面コ字状に屈曲成形されたブラケット12が、その一
辺を前面部11を構成する垂直方向に延在する周縁部内
側に一部当接した状態で夫々配設されている。各ブラケ
ット12における前面部11の垂直周縁部に接しない側
の他辺には、所要長さに設定されたヒンジ軸13が水平
に設けられると共に、一方(図示左側)のブラケット12
と垂直周縁部との間には、ドアストッパ14が配設され
る。このドアストッパ14は、前面部11の後側に延出
する一端部が上方に向けて鉤状に成形されると共に、他
端部がブラケット12と垂直周縁部との間に溶接された
ものである。
【0004】前記前面部11の全周縁部内側に、断面矩
形状の目貼り15が配設され、この状態で目貼り15で
画成された部分に発泡断熱材16を注入して発泡させる
ことで、前記ドアストッパ14やヒンジ軸13からなる
回動手段を備え、かつ断熱構造の前面部11が製作され
る。この前面部11の後面側には、該前面部11の外形
寸法より僅かに小さい外形寸法に設定された矩形枠状の
パッキン(気密部材)17が当接配置されると共に、該パ
ッキン17の更に後面側に後面部18が当接配置され
る。パッキン17の前面部11に当接する部分および後
面部18の対応部分には、前面部11の後面側周縁部に
穿設された複数のネジ孔11aと対応して通孔17a,
18aが穿設され、後面部18側から両通孔18a,1
7aに挿通したネジ19を前面部11のネジ孔11aに
螺挿することにより、前面部11にパッキン17および
後面部18が固定される。また前面部11の上縁部に
は、扉10を閉開操作するための把手部材20が複数の
ネジ21で固定してある。
【0005】そして、前述のように構成された扉10
は、前記一対のヒンジ軸13,13を、図8に示す如
く、断熱箱体22における開口部の前面左右に配設され
た対応のヒンジ23,23(一方のみ図示)に軸支するこ
とで、断熱箱体22に対して回動可能に取付けられる。
また前記ドアストッパ14は、断熱箱体22に内部画成
した空間Sに進退可能に臨むようになっている。前記空
間Sの下方の固定部に配設された掛け金24に一端部が
掛止されているドアスプリングとしての引張りコイルバ
ネ25の他端が、前記ドアストッパ14の鉤状部に連結
棒26を介して弾力的に掛止されており、前記扉10は
引張りコイルバネ25によって常には開口部の閉成方向
に弾力付勢されている。なお、前記ドアストッパ14
は、扉10を断熱箱体22に対して開放した際に、該箱
体22に配設された係止部材(図示せず)に係合して該扉
10を所定の開放位置に保持するべく機能する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した扉10のヒン
ジ機構では、前記ドアストッパ14の進退を許容するた
めの空間Sを、前記断熱箱体22の内部に画成する必要
がある。また断熱箱体22の内部に、前記引張りコイル
バネ25や連結棒26の収納空間を確保する必要がある
と共に、前記扉10の開閉の際におけるドアストッパ1
4の回動軌跡が大きいため、該引張りコイルバネ25や
連結棒26の移動を許容する収納空間も大きくなる難点
が指摘される。更に、ドアストッパ14、引張りコイル
バネ25および連結棒26は、その組付け状態で取扱う
ことができず、断熱箱体22への取付け工数が増えるた
めに取付け作業が煩雑となる問題があった。
【0007】また、前記ドアストッパ14やヒンジ軸1
3は扉10に溶接されているから、該部材が変形したり
破損した場合は、扉10自体を交換しなければならず、
コストが嵩む難点がある。しかも、扉10を閉成位置に
保持する引張りコイルバネ25が大きいため、ヒンジ機
構が大型化する問題も指摘される。
【0008】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、構成が簡単でコンパクト化し得る
と共に、取扱いが容易な扉のヒンジ機構を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係る扉のヒンジ
機構は、扉を箱体に開閉可能に取付けるヒンジ機構であ
って、前記扉の裏側における幅方向に離間する一対の収
容凹部の夫々に配設された保持手段と、前記各保持手段
にヒンジ軸を介して回動可能に枢支され、前記箱体の対
応位置に着脱可能に取付けられるヒンジと、前記ヒンジ
を箱体に取付けた際に、前記扉を常に箱体側に弾力付勢
する弾性部材とから構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る扉のヒンジ機
構につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下説明する。なお実施例では、自動製氷機の貯氷
庫にヒンジ機構を介して扉を回動可能に取付ける場合で
説明するが、ヒンジ機構を用いる対象物としては、貯氷
庫に限らず冷蔵庫や温蔵庫等、扉を回動可能に取付ける
必要のあるものであればよい。
【0011】図1は、箱体としての貯氷庫33(図3等
に一部のみ図示)に回動可能に取付けられる扉30を示
す背面図であって、該扉30は、発泡断熱材を充填させ
る充填空間を内部画成するよう中空に合成樹脂成形され
たものであって、略矩形箱状を呈している。扉30の後
面34には、所定深さの取付溝34aが矩形枠状に形成
されており、該取付溝34aに気密部材としてのパッキ
ン35が着脱可能に嵌挿されるよう構成される。なお、
パッキン35にはゴム磁石(図示せず)が埋設され、該磁
石により扉30を貯氷庫33に対する閉成位置に保持す
るようになっている。
【0012】前記扉30における後面34の下部には、
その表面から所定深さで凹む段部36が幅方向の全長に
亘って成形されると共に、該段部36には、幅方向の両
端より内側部分に、段部36の表面から更に凹む矩形状
の収容凹部37が、後方(貯氷庫側)および下方に開放す
るよう夫々形成されている。そして、各収容凹部37
に、後述するヒンジ機構31,32が着脱可能に配設さ
れるようになっている。また段部36には、各収容凹部
37を挟む幅方向両側に、図3に示す如く、ヒンジ機構
31,32のドアストッパ39を取付けるために用いら
れるネジ孔36a,36aが形成されている。なお、各
収容凹部37の後方および下方の開口は、後述するよう
に、扉30の開閉動作に伴うヒンジ機構31,32のヒ
ンジ41の出入りを許容するためのものである(図5,図
6参照)。
【0013】前記扉30における左右の側面38,38
の下側部分には、前記ドアストッパ39の収納部分38
aが、図3に示す如く、その表面から所定深さで凹むよ
う夫々形成されている。この収納部分38aにおける側
面38の表面からの深さは、該収納部分38aに収納係
合されるドアストッパ39の板厚と略同一になるよう設
定されると共に、後面側で開放している。また各収納部
分38aには、図3に示す如く、ドアストッパ39を固
定するために用いられる複数のネジ孔38bが形成され
ている。
【0014】前記扉30に配設される左右のヒンジ機構
31,32の構成は左右対称であるので、図1において
左側に配設される左ヒンジ機構31の構成について説明
し、右ヒンジ機構32の同一部材には同じ符号を付して
示すこととする。すなわち、左ヒンジ機構31は、扉3
0に着脱可能に配設されるドアストッパ39と、該ドア
ストッパ39に対してヒンジ軸40を介して回動可能に
枢支されると共に、貯氷庫33に着脱可能に配設される
ヒンジ41および該ヒンジ41を貯氷庫33に取付けた
際に、扉30を常には貯氷庫33側(閉成側)に弾力付勢
する弾性部材としての捩じりコイルバネ(ドアスプリン
グ)42とから基本的に構成され、各部材39,41,4
2は、その組付け状態で独立したユニットとして取扱い
得るよう構成されている。
【0015】前記ドアストッパ39は、図3および図4
に示す如く、前記側面38における収納部分38aの深
さと略同一の厚みを有する板材を図示形状に折曲するこ
とで形成されたものであって、平面視においてコ字状に
折曲形成されたストッパ部(保持手段)43の左右の開放
端部には、相互に離間する方向に向けて直角に折曲され
た取付片44,44が所定長さで延出している。このス
トッパ部43を構成する左右両側板43a,43aの離
間寸法は、前記収容凹部37の内部幅寸法よりも小さく
設定されると共に、該ストッパ部43の前後寸法は、収
容凹部37の深さ寸法と略同一に設定される。すなわ
ち、図3に示すように、両取付片44,44を前記段部
36に当接した状態で、ストッパ部43が収容凹部37
に収容されると共に、該ストッパ部43における両側板
43a,43aの間に位置する規制部43bが収容凹部
37の底面に当接するようになっている。また両取付片
44,44には、段部36に形成した前記ネジ孔36a,
36aと対応する位置に通孔44a,44aが穿設され
ている。
【0016】図3において前記ストッパ部43から右側
の側面38を指向する一方の取付片44には、前面側に
直角に折曲された位置決め辺部45が形成され、該位置
決め辺部45の内面を前記側面38の収納部分38aに
収納当接させると共に、その上端を収納部分38aの上
端に当接させることで(図2,図3参照)、当該ドアスト
ッパ39の扉30に対する上下および左右方向の位置決
めがなされる。また位置決め辺部45には、収納部分3
8aに穿設した前記ネジ孔38bと対応する位置に通孔
45aが夫々穿設されている。すなわち、ドアストッパ
39を前述したように扉30に対して位置決めした状態
で、前記取付片側から各通孔44aに挿通したネジ46
を対応するネジ孔36aに螺挿すると共に、位置決め辺
部側から各通孔45aに挿通したネジ47を対応するネ
ジ孔38bに螺挿することで、当該ドアストッパ39が
扉30に位置決め固定される。なお、前記位置決め辺部
45には、取付片44を挟んで反対側(後面側)に延出す
るL字形状の保持部48が形成され、該保持部48を、
前記後面34に当接することで、ドアストッパ自体の強
度向上を図るよう構成される。
【0017】前記ストッパ部43における左右の側板4
3a,43aには、図3に示すように通孔43c,43c
が整列して穿設され、両通孔43c,43cに挿通され
たヒンジ軸40が、両側板43a,43a間に水平に臨
んでいる。そして、このヒンジ軸40に、前記ヒンジ4
1が回動可能に枢支されるよう構成される。なおヒンジ
軸40は、ストッパ部43を前記収容凹部37に収容し
た状態では、両側板43a,43aから抜け落ちないよ
うになっている。
【0018】前記ヒンジ41は、図3および図4に示す
如く、貯氷庫33の前面に当接される矩形状の取付部4
9と、該取付部49の右端から前方に向けて直角に折曲
形成された板状突片50とから構成され、取付部49が
複数のボルト51によって貯氷庫33に着脱可能に配設
固定されるようになっている。板状突片50の前面上部
側には、図5に示す如く、前方(扉側)に向けて略三角形
状に延出する支持部50aが形成され、該支持部50a
に軸孔50bが穿設されている。そして、前記扉30に
配設したドアストッパ39のヒンジ軸40が、ヒンジ4
1の軸孔50bに挿通されている。すなわち、左右一対
のヒンジ41,41を貯氷庫33に配設することで、前
記扉30が貯氷庫33に対して回動可能に取付けられ
る。
【0019】前記支持部50aの下面は前方から後方に
向かうにつれて下方傾斜するよう定され、前記扉30を
開放するべくヒンジ軸40を中心に回動した際に、その
傾斜面50cに前記ストッパ部43の規制部43bが当
接して、該扉30を所定角度の開放位置に保持するよう
構成される。なお、扉30が図5に示す閉成位置に保持
されている状態で、ストッパ部43の規制部43bと支
持部50aとの間に所要の隙間が画成されるよう該支持
部50aの形状が設定され、これにより扉30の開閉中
には規制部43bが傾斜面50cに接触することなく該
扉30の開閉をスムーズに行ない得るよう構成される。
【0020】前記ヒンジ軸40には、前記捩じりコイル
バネ42がスペーサ52を介して巻装され、該バネ42
の一方の係止部42aが、前記ストッパ部43における
一方の側板43aに係止されると共に、他方の係止部4
2bが、前記ヒンジ41の支持部50aに係止されてい
る。そして捩じりコイルバネ42は、ヒンジ41を貯氷
庫33に取付けた際に、前記扉30を常には貯氷庫33
側に弾力付勢するべく機能する。これにより、扉30を
貯氷庫33に対して前記後面34に配設したパッキン3
5を貯氷庫前面に当接した閉成位置に臨ませた際には
(図5参照)、前記捩じりコイルバネ42の弾力によって
当該扉30が閉成位置に保持される。なお、パッキン3
5に埋設したゴム磁石が貯氷庫33の前面に磁力吸着さ
れることによっても、扉30は閉成位置に確実に保持さ
れる。
【0021】
【実施例の作用】次に、実施例に係る扉のヒンジ機構の
作用につき説明する。前記左右のヒンジ機構31,32
の夫々は、ドアストッパ39に対してヒンジ軸40を介
してヒンジ41が回動可能に枢支されると共に、ドアス
トッパ39とヒンジ41との間に捩じりコイルバネ42
が係止された状態に組付けられている。このヒンジ機構
31,32を前記扉30に取付ける場合は、前記ドアス
トッパ39のストッパ部43を収容凹部37に収容する
ように、両取付片44,44を後面34の段部36に当
接すると共に、前記位置決め辺部45を側面38の収納
部分38aに収納当接する。これにより、ドアストッパ
39は扉30に対して定位置に位置決めされ、この状態
で前述したようにネジ46,47を対応するネジ孔36
a,38bに螺挿することで、該ドアストッパ39が扉
30に位置決め固定される。
【0022】前記扉30を貯氷庫33に取付けるに際し
ては、各ヒンジ機構31,32におけるヒンジ41を、
貯氷庫33の対応個所にボルト51を介して配設固定す
る。これにより、扉30は貯氷庫33に対して回動可能
に取付けられる。そして扉30を閉成した状態において
は、前記後面34に取付けたパッキン35が貯氷庫33
の前面に当接することで、該貯氷庫33の収納空間と外
部とを気密的に遮断し得る。また、前記捩じりコイルバ
ネ42の弾力およびパッキン35のゴム磁石により、扉
30を閉成位置に臨ませた際には(図5参照)、当該扉3
0は閉成位置に保持される。従って、貯氷庫33が振動
したり、庫内の氷が扉30の後面34に当った場合で
も、該扉30が開放することなく閉成位置に確実に保持
される。なお、閉成位置において各ヒンジ機構31,3
2の捩じりコイルバネ42は収容凹部37に収容されて
いるから、扉30の後面34を流下する露や清掃に際し
て用いられる洗浄水等が掛かることが防止され、錆の発
生を抑制し得る。また、貯氷庫33を前面から見た場
合、前記収容凹部37に収容されている捩じりコイルバ
ネ42は扉30で隠れるので見栄えが良い。
【0023】前記ヒンジ機構31,32は、独立したユ
ニットとして取扱い得るから、扉30および貯氷庫33
への取付け工程は少なく、作業が簡単で短時間で行なう
ことができる。また、ヒンジ機構31,32の各部材が
変形したり破損した場合は、ヒンジ機構31,32のみ
を交換することで対応し得、扉自体を交換する必要はな
く、コストを低廉に抑え得る。しかも、ヒンジ機構3
1,32は、扉30を貯氷庫33の閉成位置に保持する
ための捩じりコイルバネ42を備えているから、貯氷庫
33側に従来のような空間を設ける必要もなく、ヒンジ
機構31,32自体をコンパクト化することができる。
更に、前記扉30を貯氷庫33の閉成位置に保持するた
めの捩じりコイルバネ42の弾力の反力が、前記ヒンジ
41を貯氷庫33から離間する方向に作用するから、該
ヒンジ41を貯氷庫33に取付けるボルト51にワッシ
ャ等の弛み止めを用いなくてもボルト51が弛むのを防
止することができ、部品点数を低減することができる。
なお、扉30の左右において夫々捩じりコイルバネ42
による弾力が作用しているので、扉30の左右のバラン
スが保持されてガタ付きが発生するのも防止し得る。
【0024】前記ヒンジ軸40,40を中心に扉30を
開放方向に回動した際に、該扉30の開放角度が所定角
度以上になると、扉30の重量による開放方向に作用す
る力が前記捩じりコイルバネ42,42の付勢力より大
きくなり、該扉30は自重により開放方向に回動する。
そして、図6に示す如く、前記ドアストッパ39の規制
部43bが、ヒンジ41の傾斜面50cに当接すること
で、該扉30は所定角度の開放位置に保持される。この
場合に、ヒンジ41がドアストッパ39に当接する際の
衝撃を捩じりコイルバネ42,42が吸収し得るから、
扉30が跳ね返ったり大きな衝撃音が発生するのを抑制
し得る。また開放位置の扉30を閉成する場合は、前記
捩じりコイルバネ42,42の付勢力により軽い力で閉
成することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る扉のヒ
ンジ機構では、扉を箱体に回動可能に取付けるためのヒ
ンジ機構を、扉側に纏めて配設し得るよう構成したか
ら、該ヒンジ機構を小型化し得ると共に構造を簡素化す
ることができる。従って、箱体側にドアストッパやドア
スプリング等の収納空間を画成する必要はなく、箱体側
の構造を簡略化し得る。また、ヒンジ機構は独立したユ
ニットとして取扱い得るから、扉や箱体への取付け工数
が低減し、取付け作業を簡略化し得ると共に、ヒンジ機
構のみの交換が可能となる。更に、ヒンジ機構の弾性部
材は収容凹部に収容されているから、扉の後面を流下す
る露や清掃に際して用いられる洗浄水等が、該弾性部材
に掛かることを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係るヒンジ機構が配
設された扉の背面図である。
【図2】 実施例に係る扉の一部切欠き側面図である。
【図3】 実施例に係る扉を貯氷庫に配設した状態で示
す要部横断平面図である。
【図4】 実施例に係る扉を貯氷庫に配設した状態での
ヒンジ機構を示す一部切欠き正面図である。
【図5】 実施例に係る貯氷庫に配設した扉を閉成状態
で示す要部説明図である。
【図6】 実施例に係る貯氷庫に配設した扉を開放状態
で示す要部説明図である。
【図7】 従来の技術に係るヒンジ機構を採用した扉を
分解状態で示す斜視図である。
【図8】 従来の技術に係るヒンジ機構を採用した扉を
断熱箱体に取付けた状態で示す側面図である。
【符号の説明】
30 扉,33 貯氷庫(箱体),37 収容凹部,40 ヒ
ンジ軸,41 ヒンジ 42 捩じりコイルバネ(弾性部材),43 ストッパ部
(保持手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉(30)を箱体(33)に開閉可能に取付ける
    ヒンジ機構であって、 前記扉(30)の裏側における幅方向に離間する一対の収容
    凹部(37)の夫々に配設された保持手段(43)と、 前記各保持手段(43)にヒンジ軸(40)を介して回動可能に
    枢支され、前記箱体(33)の対応位置に着脱可能に取付け
    られるヒンジ(41)と、 前記ヒンジ(41)を箱体(33)に取付けた際に、前記扉(30)
    を常に箱体(33)側に弾力付勢する弾性部材(42)とから構
    成したことを特徴とする扉のヒンジ機構。
  2. 【請求項2】 前記保持手段(43)、ヒンジ(41)および弾
    性部材(42)は、その組付け状態で独立したユニットとし
    て取扱い得るよう構成される請求項1記載の扉のヒンジ
    機構。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は捩じりコイルバネ(42)で
    ある請求項1または2記載の扉のヒンジ機構。
JP2000121687A 2000-04-21 2000-04-21 扉のヒンジ機構 Pending JP2001303842A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101130432B1 (ko) * 2005-09-23 2012-03-27 엘지전자 주식회사 냉장고의 홈바도어장치

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