JP2001303334A - ギャザー形成構造体 - Google Patents

ギャザー形成構造体

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JP2001303334A
JP2001303334A JP2000122676A JP2000122676A JP2001303334A JP 2001303334 A JP2001303334 A JP 2001303334A JP 2000122676 A JP2000122676 A JP 2000122676A JP 2000122676 A JP2000122676 A JP 2000122676A JP 2001303334 A JP2001303334 A JP 2001303334A
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Koji Kato
好司 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 襞(ヒダ)のピッチが略均等になり、見栄え
が良く、かつ、柔らかい手触りのギャザーを衣類に形成
できること。 【解決手段】 折り曲げ自在な布により衣類4のギャザ
ーを必要とする範囲に沿って筒状の挿通部5を形成し、
側面にシリコンゴム1aを塗布した所定の弾性力を有す
る伸縮自在な弾性体1を挿通部5内に挿通し、挿通部5
の内面の摩擦係数を高める。次に、弾性体1を引き伸ば
して、その引く力を解放すると、収縮する弾性体1と一
体で挿通部5が均等に収縮され、襞のピッチが略均等と
なり見栄えの良いギャザーが形成できる。また、弾性体
1の両端に長さが弾性体1より長く所定の引張力により
所定の長さよりも伸びることなのない伸長制限部材2を
予め縫付けておけば、弾性体1の引き伸ばされる長さが
伸長制限部材2の長さに制限され、常に襞のピッチが略
一定のギャザーを繰返し衣類4に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類にギャザーを
形成するギャザー形成構造体に関するものであり、特
に、スカート、ワンピース、パンツのウエスト部分及び
パンツの裾部分、ジャケット、ブルゾン等の上着の裾、
袖等に装飾のため或いは機能面で必要に応じてギャザー
を形成するギャザー形成構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衣類には、装飾のため或いは伸縮できる
機能のためにギャザーが設けられている。例えば、スカ
ート、ワンピース、パンツのウエスト部分及びパンツの
裾部分、ジャケット、ブルゾン等の上着の裾、上着の袖
口には、ギャザーを備えたものがある。これら衣類にギ
ャザーを形成するには、衣類の所望の部分に沿ってゴム
紐を縫付けて収縮させている。衣類のゴム紐を縫付けら
れた部分は、ゴム紐と一体化して収縮するので、襞のピ
ッチが均等なギャザーが形成できる。
【0003】また、衣類のギャザーを形成したい部分に
沿って筒状の挿通部を設け、この挿通部にゴム紐を挿通
し、両端を衣類に固定させて収縮させても、衣類の所望
の部分にギャザーを形成できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ゴム紐を縫付けて形成した衣類のギャザー部分は、ステ
ッチが形成されて硬くなり、手触りが悪かった。しか
も、ステッチが露出するため見栄えがよくなかった。
【0005】また、衣類に設けた筒状の挿通部にゴム紐
を挿通して両端を固定させ、収縮させることによって衣
類に形成するギャザーは、衣類のギャザー形成範囲がゴ
ム紐に一体化していないので場所によって収縮率が異な
り、襞のピッチにバラツキのある見栄えの悪いものとな
る。
【0006】そこで、本発明は、襞(ヒダ)のピッチが
略均等に並んで見栄えが良く、かつ、柔らかい手触りの
ギャザーを衣類に形成できるギャザー形成構造体の提供
を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるギャザ
ー形成構造体は、衣類の折り曲げ自在な布によりギャザ
ーを必要とする範囲に沿って形成された筒状の挿通部
と、前記挿通部に挿通され、所定の弾性力を有する伸縮
自在な弾性体と、前記伸縮自在な弾性体の特定面に塗布
し、前記挿通部内面に対する摩擦係数を高める摩擦強化
剤とを具備するものである。
【0008】この構成によれば、弾性体の側面と衣類の
挿通部内面との間の摩擦係数が、弾性体の側面に塗布さ
れた摩擦強化剤により高められるので、弾性体を伸ばし
てからその伸ばす力を解放すれば、前記弾性体の収縮に
伴って挿通部が一体となって収縮され、衣類のギャザー
を必要とする範囲が略均等のピッチで収縮される。
【0009】ここで、衣類のギャザーを必要とする範囲
とは、スカート、ワンピース、パンツのウエスト部分、
ジャケット、ブルゾン等の上着の裾、上着の袖口及びパ
ンツの裾のように、伸縮させる可能性がある部分であ
る。また、弾性体には、平ゴム等のゴム紐が使用され
る。そして、摩擦強化剤は、弾性体の両側面に塗布して
も良いし、一側面のみに塗布しても良い。摩擦強化剤の
弾性体の側面への塗布形態には、全面に塗布したり、複
数本の線状に塗布したり、網目状に塗布したり、点状に
塗布する等の形態とすることができる。摩擦強化剤の材
質には、シリコンゴム等の合成ゴム、エラストマー等の
合成樹脂がある。
【0010】請求項2にかかるギャザー形成構造体は、
衣類の折り曲げ自在な布によりギャザーを必要とする範
囲に沿って形成された筒状の挿通部と、前記挿通部に挿
通され、所定の弾性力を有する伸縮自在な弾性体と、前
記伸縮自在な弾性体の特定面に塗布し、前記挿通部内面
に対する摩擦係数を高める摩擦強化剤と、前記伸縮自在
な前記弾性体の伸びを抑制する伸長制限部材とを具備す
るものである。
【0011】この構成によれば、弾性体の側面と衣類の
挿通部内面との間の摩擦係数が、弾性体の側面に塗布さ
れた摩擦強化剤により高められるので、弾性体を伸ばし
てからその伸ばす力を解放すれば、前記弾性体の収縮に
伴って挿通部が一体となって収縮され、衣類のギャザー
を必要とする範囲が略均等のピッチで収縮される。
【0012】ここで、衣類のギャザーを必要とする範囲
とは、スカート、ワンピース、パンツのウエスト部分及
びパンツの裾部分、ジャケット、ブルゾン等の上着の
裾、上着の袖口のように、伸縮させる可能性がある部分
である。また、弾性体には、平ゴム等のゴム紐が使用さ
れる。そして、摩擦強化剤は、弾性体の両側面に塗布し
ても良いし、一側面のみに塗布しても良い。摩擦強化剤
の弾性体の側面への塗布形態には、全面に塗布したり、
複数本の線状に塗布したり、網目状に塗布したり、点状
に塗布する等の形態とすることができる。摩擦強化剤の
材質には、シリコンゴム等の合成ゴム、エラストマー等
の合成樹脂がある。
【0013】更に、前記伸縮自在な前記弾性体の伸びを
抑制する伸長制限部材は、無駄な伸びによって摩擦強化
剤が切れることなく使用できる。したがって、摩擦強化
剤の寿命を長くすることができる。また、弾性体を引き
伸ばせる長さが伸長制限部材の長さまでに制限されるの
で、衣類の挿通部は収縮前の長さに対して常に一定の割
合で収縮される。
【0014】請求項3にかかるギャザー形成構造体の前
記摩擦強化剤は、前記伸縮自在な弾性体の1面または両
面に塗布されているものである。
【0015】その摩擦強化剤の弾性体の側面への塗布形
態には、全面に塗布したり、複数本の線状に塗布した
り、網目状に塗布したり、点状に塗布する等の形態とす
ることができる。弾性体の両側面に摩擦強化剤が塗布さ
れているものでは、弾性体の両側面と衣類の挿通部内面
との摩擦力が高められ、弾性体と衣類の挿通部内面との
結合力が増し、衣類の挿通部を均等に収縮させる力が強
固となる。
【0016】請求項4にかかるギャザー形成構造体の前
記摩擦強化剤は、シリコンゴムとしたものである。
【0017】したがって、化学的に安定なシリコンゴム
によって寿命を長くすることができ、かつ、洗濯等によ
っても劣化の進行が早くならない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて説明をする。 実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1にかかるギャザー形成構造
体を備えたワンピースを示す正面図、図2は本発明の実
施の形態1にかかるギャザー形成構造体を示す説明図で
ある。なお、各実施の形態を通じて、同一または対応す
る部材乃至部分には、同一または対応する符号を付して
その説明をする。
【0019】図1及び図2に示すように、実施の形態1
にかかる弾性体1は、ワンピース4の腰回り部分にギャ
ザー5aを形成するものであり、ワンピース4の腰回り
後部から両側部に至る範囲に沿って折り曲げ自在な布に
より形成された筒状の挿通部5に挿通されている。な
お、挿通部5は、ワンピース4と同じ布で形成しても良
いが、異なる布で形成しても良い。弾性体1は、挿通部
5より若干短く所定の弾性力を有する伸縮自在な帯状の
ゴム紐からなり、一側面にシリコンゴム1aが長さ方向
に沿う複数本の線状に塗布されている。シリコンゴム1
aは、弾性体1の側面と挿通部5の内面との摩擦力を高
める摩擦強化剤として作用する。なお、摩擦強化剤に
は、シリコンゴム1aの代わりに他の合成ゴム、エラス
トマー等の合成樹脂等を用いても良い。また、摩擦強化
剤の弾性体1の側面への塗布形態には、その他に、全面
に塗布したり、網目状に塗布したり、点状に塗布する
等、多様な形態とすることができ、挿通部5の材質によ
って決定される。
【0020】弾性体1のシリコンゴム1aが塗布されて
いない両端は、弾性体1より若干長く所定の引張力によ
り伸びることなく折り曲げ自在な紐体からなる伸長制限
部材2の異なる端部が縫付けられている。伸長制限部材
2によれば、弾性体1の伸びる長さの範囲が伸長制限部
材2の長さの範囲に制限される。なお、弾性体1は、伸
長制限部材2を備えない形態としても良く、その場合、
両側面にシリコンゴム1aを塗布しても良い。
【0021】また、弾性体1の両端には、ボタンホール
3aを備えた持出3が設けられており、ワンピース4の
挿通部5の両開口端に並ぶウエスト周りの長さの位置を
変化させた釦6と釦7に、ボタンホール3aを掛けて弾
性体1の両端を留めるようにしている。なお、持出3の
ボタンホール3aを釦6と釦7のどちらに掛けるかを選
ぶことによって、ワンピース4の腰回りの寸法を調節で
きる。
【0022】このように構成された弾性体1は、弾性体
1の側面とワンピース4の挿通部5内面との間の摩擦係
数が、弾性体1の側面に塗布されたシリコンゴム1aに
より高められているので、持出3のボタンホール3aを
釦6または釦7から外して両端を引き伸ばし、続いて、
引く力を解放すれば、弾性体1の収縮に伴って挿通部5
が一体となって収縮され、ワンピース4の腰回りの挿通
部5に沿う範囲が略均等に収縮される。そのため、ワン
ピース4の腰回りの挿通部5に沿う範囲に襞のピッチが
略均等なギャザー5aが形成される。
【0023】特に、弾性体1の側面に塗布されている摩
擦強化剤が挿通部5内面に対して摩擦係数が大きいシリ
コンゴム1aであるので、弾性体1の側面とワンピース
4の挿通部5の内面との接触結合力が増し、挿通部5を
均等に収縮させる力が強固となる。そのため、ワンピー
ス4に形成されるギャザー5aの襞のピッチのバラツキ
が極力低減され、極めて見栄えの良いギャザー5aが形
成できる。また、弾性体1の両側面にシリコンゴム1a
を塗布する場合には、弾性体1の側面とワンピース4の
挿通部5内面との摩擦力が高められ、弾性体1の側面と
ワンピース4の挿通部5内面との接触結合力が増すか
ら、摩擦係数を増す場合と同様に、挿通部5を均等に収
縮させる力が強固となる。そのため、ワンピース4に形
成されるギャザー5aの襞のピッチのバラツキが低減さ
れ極めて見栄えの良いギャザー5aが形成できる。
【0024】なお、弾性体1は挿通部5に縫付けられて
いないので、ギャザー5aの形成部分にステッチが形成
されることなく、ギャザー5aを柔らかい手触りに仕上
げることができる。しかも、ギャザー5aの形成部分に
ステッチが形成されないことからも見栄えが良くなる。
ギャザー5aの形成後には、持出3のボタンホール3a
を釦6または釦7に掛けて、弾性体1の両端をワンピー
ス4に留める。これによってギャザー5aの形成範囲の
広がりが特定され、ギャザー5aの形状を保持できる。
また、弾性体1を引き伸ばせる長さが伸長制限部材2に
より常に一定の大きさに制限され、挿通部5が収縮前の
長さに対して常に一定の割合で収縮されるので、常に、
襞のピッチが略一定のギャザー5aを繰返しワンピース
4に形成でき、ワンピース4の仕上がりを均一にでき
る。
【0025】実施の形態2 次に、実施の形態2について説明する。
【0026】図3は本発明の実施の形態2にかかる弾性
体を備えたパンツ(ズボン)の上部を示す正面図であ
る。
【0027】図3に示すように、実施の形態2にかかる
弾性体11は、パンツ12の腰回り部分にギャザー5a
を形成するものであり、パンツ12の腰回りに沿って折
り曲げ自在な布により形成されたパンツ12と同一また
は異なった材料からなる筒状の挿通部5に挿通されてい
る。また、弾性体11は全長がパンツ12の腰回り寸法
に加えて両端を結ぶのに必要な長さの分だけ長くなって
おり、両端から所定長さの範囲が挿通部5の両開口端よ
り外部へと突出している。この弾性体11の突出部分を
結ぶことにより、パンツ12を身体の腰回りに固定で
き、ギャザー5aの形状を保持する。弾性体11は、挿
通部5内に隠蔽される側面のみにシリコンゴム1a(図
示せず)が塗布されている。なお、本実施の形態では、
弾性体11が伸びる長さを制限する伸長制限部材を備え
ていない。また、弾性体11には、シリコンゴム1a
(図示せず)を一側面のみに塗布しても良いし、伸長制
限部材2(図示せず)を備えない場合には、シリコンゴ
ム1a(図示せず)を両側面に塗布しても良い。
【0028】本実施の形態2の構成によれば、弾性体1
1のシリコンゴム1a(図示せず)を塗布された側面と
パンツ12の挿通部5の内面との間の摩擦係数が、弾性
体11の側面に塗布されたシリコンゴム1a(図示せ
ず)により高められるので、弾性体11の両端を持って
引き伸ばし、その引く力を解放すれば、弾性体11の収
縮に伴って挿通部5と弾性体11が一体となって収縮
し、パンツ12の腰回りの所定の範囲が略均等に収縮さ
れる。そのため、この部分に襞のピッチが略均等なギャ
ザー5aが形成される。このとき弾性体11は挿通部5
に縫付けられていないので、ギャザー5aの形成部分に
ステッチは形成されることなく、ギャザー5aを見栄え
が良く柔らかい手触りに仕上げることができる。
【0029】実施の形態3 次に、実施の形態3について説明する。
【0030】図4は本発明の実施の形態3にかかるギャ
ザー形成構造体を備えた衣類の袖の端部を示す説明図で
ある。
【0031】図4に示すように、実施の形態3にかかる
ギャザー形成構造体は、衣類の袖21の袖口回りにギャ
ザー5aを形成するものであり、折り曲げ自在な布によ
り袖21の袖口回りに沿って形成された袖と同一または
別な材料からなる筒状の挿通部5に挿通されている。な
お、袖13は、衣類の袖であれば、ジャケットのような
上着の袖であっても、ブルゾンの袖であっても良い。
【0032】実施の形態3にかかるギャザー形成構造体
の側面にもシリコンゴム1a(図示せず)が塗布されて
いる。また、本実施の形態のギャザー形成構造体では、
伸びる長さを制限する伸長制限部材2を備える場合と備
えない場合のどちらにすることもでき、また、シリコン
ゴム1aは一側面のみに塗布しても両側面に塗布しても
良い。
【0033】実施の形態3の構成によれば、ギャザー形
成構造体のシリコンゴム1a(図示せず)を塗布された
側面と袖13の挿通部5内面との間の摩擦係数が、弾性
体の側面に塗布されたシリコンゴム1a(図示せず)に
より高められるので、袖13の袖口回りを引張って広
げ、その広げる力を解放すれば、弾性体(図示せず)の
収縮に伴って挿通部5が一体となって収縮され、袖13
の袖口回りが略均等に収縮する。そのため、袖13の袖
口回りに襞のピッチが略均等なギャザー5aが形成され
る。このとき弾性体(図示せず)は挿通部5に縫付けら
れていないので、ギャザー5aの形成部分にステッチは
形成されることなく、ギャザー5aを見栄えが良く柔ら
かい手触りに仕上げることができる。
【0034】実施の形態4 次に、実施の形態4について説明する。
【0035】図5は本発明の実施の形態4にかかるギャ
ザー形成構造体を備えたジャケットを示す要部正面図、
図6は本発明の実施の形態4にかかるギャザー形成構造
体を備えたジャケットを示す要部裏面図である。
【0036】図5及び図6に示すように、実施の形態4
にかかるギャザー形成構造体は、ジャケット31の裾回
りの左右両側部の所定の範囲に個別にギャザー5aを形
成するものであり、1つのジャケット31に対して2つ
の弾性体21が設けられている。即ち、ジャケット31
の裾回り左右両側部の所定の範囲には、折り曲げ自在な
布、即ち、ジャケット31と同一または別な材料からな
る2つの筒状の挿通部5が形成されており、各挿通部5
に弾性体21が挿通されている。
【0037】実施の形態4にかかるギャザー形成構造体
は、挿通部5に合わせて長さが異なる以外は、実施の形
態1にかかる弾性体1と同様に構成されている。なお、
実施の形態4にかかるギャザー形成構造体においても、
伸長制限部材2を備えない形態としても良く、その場
合、両側面にシリコンゴム1aを塗布しても良い。ジャ
ケット31には、各挿通部5の両開口端に並ぶ位置のう
ち正面側に釦6及び釦7が後方側に釦32が各々に設け
られており、これら釦6及び釦7或いは釦32にボタン
ホール3aを掛けて弾性体21の両端を留めるようにな
っている。
【0038】このように構成されたギャザー形成構造体
は、持出3のボタンホール3aを釦6及び釦7或いは釦
32から外して両端を持って引き伸ばし、続いて、その
引く力を解放すれば、ジャケット31の裾回りの左右両
側部の所定の範囲に、実施の形態1の場合と同様に、襞
のピッチが略均等で柔らかい手触りのギャザー5aが形
成でき、そのギャザー5aは常に襞のピッチが略一定に
なるように繰返し形成でき、ジャケット31の仕上がり
感を均一にできる。
【0039】実施の形態5 次に、実施の形態5について説明する。
【0040】図7は本発明の実施の形態5にかかるギャ
ザー形成構造体を備えたジャケットを示す下部の正面
図、図8は本発明の実施の形態5にかかるギャザー形成
構造体を備えたジャケットを示す下部の裏面図である。
【0041】図7及び図8に示すように、実施の形態5
にかかる弾性体41は、ジャケット42の裾回りの略全
体に連続してギャザー5aを形成するものであり、実施
の形態2の場合と同様に、両端を結んでギャザー5aの
形状を保持するものである。弾性体41は、結目に必要
な部分を除く長さがジャケット42の裾回りの長さに合
わせた大きさである以外は、実施の形態2にかかる弾性
体11と同様に構成される。本実施の形態5にかかる弾
性体41では、弾性体1の側面に塗布されている摩擦強
化剤としてのシリコンゴム1aを両面に塗布したもので
ある。しかし、シリコンゴム1aを片面のみとすること
もできる。なお、本発明を実施する場合の伸びる長さを
制限する伸長制限部材2は、シリコンゴム1aを片面の
みとした場合には、伸長制限部材2を備える場合と、備
えない場合のどちらにすることもできる。
【0042】実施の形態5の構成によれば、弾性体41
の両端を持って引き伸ばし、その引く力を解放すれば、
ジャケット42の裾回りの略全体に連続して、実施の形
態2の場合と同様に、襞のピッチが略均等で柔らかい手
触りのギャザー5aが形成できる。なお、縫付部49
は、ギャザー5aの中央部で、弾性体41の左右の伸び
のバランスを良くするために、弾性体41と挿通部5
(図示せず)を縫付けたものである。
【0043】実施の形態6 次に、実施の形態6について説明する。
【0044】図9は本発明の実施の形態6にかかるギャ
ザー形成構造体を備えたジャケットのギャザー形成部分
を示す部分拡大図、図10は本発明の実施の形態6にか
かるギャザー形成構造体を備えたジャケットのギャザー
形成部分のギャザー形成構造体を伸ばした状態を示す部
分拡大図、図11は図10のA部分を示す裏面図、図1
2は図10のA部分を示す拡大展開裏面図である。
【0045】図9乃至図12に示すように、実施の形態
6にかかる弾性体51は、ジャケット52の裾回りの左
右両側部の所定の範囲にギャザー5aを形成する点で実
施の形態4に共通する。本実施の形態6では、ジャケッ
ト52の裾のギャザー5aの形成部分と他の部分とが境
界位置において分割されている。この分割部分に続くジ
ャケット52の所定範囲の部分には、内側へと折畳まれ
た折畳部53が形成されている。そのため、ジャケット
52の裾の分割部分端部は、折畳部53によってギャザ
ー5aが形成されても違和感がないようになっている。
ジャケット52の両脇下には独立した所定長の挿通部5
が形成されている。ジャケット52の裾のうち、ギャザ
ー5aの形成部分を除き、内部に芯材54bを有するベ
ルト部54となっている。そのジャケット52のベルト
部54の端部は、ジャケット52のギャザー5aを形成
する挿通部5の端部に縫製接続されている。各挿通部5
には、弾性体51及び伸長制限部材2が挿入されてい
る。弾性体51は長さがジャケット52の挿通部5より
若干短くなっている。弾性体51の伸長制限部材2を並
設していない面側には、シリコンゴム1aが塗布されて
いる。弾性体51及び伸長制限部材2の両端部には、持
出3が縫製されている。
【0046】また、ジャケット52の挿通部5の開口端
に位置する持出3は、持出3のボタンホール3aを掛け
る釦6と釦7とを有する。ジャケット52の持出3及び
釦6と釦7は主にウエストを締めるのに使用される。な
お、縫付部59は、ギャザー5aの中央部で、弾性体5
1の左右の伸びのバランスを良くするために、弾性体5
1と挿通部5を縫付けたものである。
【0047】このように構成された弾性体51によりジ
ャケット52にギャザー5aを形成するには、先ず、持
出3のボタンホール3aを釦6または釦7から外して、
ジャケット52の裾の分割部分を解放する。次に、持出
3を持ってジャケット52の裾を引き伸ばす方向に力を
加えれば、弾性体51の両端に縫製された持出3に引か
れて、弾性体51は伸長制限部材2が作用するまで引き
伸ばされる。そこで、持出3を引き伸ばす力を解放すれ
ば、2つの挿通部5が対応する弾性体51に塗布された
シリコンゴム1aと一体に収縮し、ジャケット52の裾
回りの左右両側部の所定の範囲には、実施の形態1及び
実施の形態4の場合と同様に、襞のピッチが略均等で柔
らかい手触りのギャザー5aが形成できる。ここで、持
出3のボタンホール3aを釦6または釦7にかけて、所
定のウエストサイズに設定される。なお、弾性体51を
引き伸ばせる範囲が伸長制限部材2により制限されるの
で、ギャザー5aは常に一定の仕上がりに繰返し形成で
きる。
【0048】このように、上記実施の形態のギャザー形
成構造体は、衣類の折り曲げ自在な布によりギャザー5
aを必要とする範囲に沿って形成された筒状の挿通部5
と、挿通部5に挿通され、所定の弾性力を有する伸縮自
在な弾性体1,11,21,41,51と、前記伸縮自
在な弾性体1,11,21,41,51の特定面に塗布
し、前記挿通部5の内面に対する摩擦係数を高めるシリ
コンゴム1a等からなる摩擦強化剤とを具備するものと
することができる。
【0049】この構成によれば、弾性体1,11,2
1,41,51の側面と衣類の挿通部5の内面との間の
摩擦係数が、弾性体1,11,21,41,51の側面
に塗布されたシリコンゴム1a等からなる摩擦強化剤に
より高められるので、弾性体1,11,21,41,5
1を伸ばしてからその伸ばす力を解放すれば、前記弾性
体1,11,21,41,51の収縮に伴って挿通部5
が一体となって収縮され、衣類のギャザー5aを必要と
する範囲が略均等のピッチで収縮される。
【0050】ここで、衣類のギャザー5aを必要とする
範囲とは、スカート、ワンピース4、パンツ12のウエ
スト部分及びパンツ12の裾部分、ジャケット31,4
2,52、ブルゾン等の上着の裾、上着の袖口のよう
に、伸縮させる可能性がある部分である。また、弾性体
1,11,21,41,51には、平ゴム等のゴム紐が
使用される。そして、摩擦強化剤は、弾性体1,11,
21,41,51の両側面に塗布しても良いし、一側面
のみに塗布しても良い。摩擦強化剤の弾性体1,11,
21,41,51の側面への塗布形態には、全面に塗布
したり、複数本の線状に塗布したり、網目状に塗布した
り、点状に塗布する等の形態とすることができる。摩擦
強化剤の材質には、シリコンゴム等の合成ゴム、エラス
トマー等の合成樹脂がある。
【0051】また、上記実施の形態のギャザー形成構造
体は、衣類の折り曲げ自在な布によりギャザー5aを必
要とする範囲に沿って形成された筒状の挿通部5と、前
記挿通部5に挿通され、所定の弾性力を有する伸縮自在
な弾性体1,11,21,41,51と、前記伸縮自在
な弾性体1,11,21,41,51の特定面に塗布
し、前記挿通部5内面に対する摩擦係数を高めるシリコ
ンゴム1a等からなる摩擦強化剤と、前記伸縮自在な前
記弾性体1,11,21,41,51の伸びを抑制する
伸長制限部材2とを具備するものである。
【0052】この構成によれば、弾性体1,11,2
1,41,51の側面と衣類の挿通部5の内面との間の
摩擦係数が、弾性体1,11,21,41,51の側面
に塗布された摩擦強化剤により高められるので、弾性体
1,11,21,41,51を伸ばしてからその伸ばす
力を解放すれば、前記弾性体1,11,21,41,5
1の収縮に伴って挿通部5が一体となって収縮され、衣
類のギャザー5aが必要とする範囲が略均等のピッチで
収縮される。
【0053】ここで、衣類のギャザー5aを必要とする
範囲とは、スカート、ワンピース4、パンツ12のウエ
スト部分及びパンツ12の裾部分、ジャケット31,4
2,52、ブルゾン等の上着の裾、上着の袖口のよう
に、伸縮させる可能性がある部分である。また、弾性体
1,11,21,41,51には、平ゴム等のゴム紐が
使用される。そして、シリコンゴム1a等からなる摩擦
強化剤は、弾性体1,11,21,41,51の両側面
に塗布しても良いし、一側面のみに塗布しても良い。シ
リコンゴム1a等からなる摩擦強化剤の弾性体1,1
1,21,41,51の側面への塗布形態には、全面に
塗布したり、複数本の線状に塗布したり、網目状に塗布
したり、点状に塗布する等の形態とすることができる。
摩擦強化剤の材質には、シリコンゴム等の合成ゴム、エ
ラストマー等の合成樹脂がある。
【0054】更に、前記伸縮自在な前記弾性体1,1
1,21,41,51の伸びを抑制する伸長制限部材
は、無駄な伸びによってシリコンゴム1a等からなる摩
擦強化剤が切れることなく使用できる。したがって、シ
リコンゴム1a等からなる摩擦強化剤の寿命を長くする
ことができる。また、弾性体1,11,21,41,5
1を引き伸ばせる長さが伸長制限部材の長さまでに制限
されるので、衣類の挿通部5は収縮前の長さに対して常
に一定の割合で収縮される。
【0055】ところで、上記実施の形態では、衣類にギ
ャザー5aを形成する例として、ワンピース4、パンツ
12のウエスト部分及びパンツ12の裾部分、衣類の袖
13の袖口、ジャケット31,42,52の裾を示した
が、本発明を実施する場合には、機能性または意匠性か
ら見て、衣類のギャザー5aを必要とする部分や衣類の
装飾を目的とする部分があれば、どのような衣類のどの
ような部分にも形成できる。
【0056】したがって、各実施の形態の構成によれ
ば、弾性体1,11,21,41,51の側面と衣類の
挿通部5内面との間の摩擦係数が、弾性体1,11,2
1,41,51の側面に塗布された摩擦強化剤(シリコ
ンゴム1a)により高められるので、弾性体1,11,
21,41,51を伸ばしてから伸ばす力を解放すれ
ば、弾性体1,11,21,41,51の収縮に伴って
挿通部5が一体となって収縮され、衣類のギャザー5a
を必要とする範囲が略均等に収縮される。そのため、衣
類のギャザー5aを必要とする範囲に襞のピッチが略均
等で見栄えの良いギャザー5aが形成できる。このギャ
ザー5aを形成するのに、弾性体1,11,21,4
1,51は衣類のギャザー5aが形成される範囲に縫付
けられていないので、ギャザー5aの形成部分にステッ
チが形成されることがなく、ギャザー5aを柔らかい手
触りに仕上げることができる。しかも、ギャザー5a形
成部分にステッチが形成されないことからも見栄えが良
くなる。
【0057】各実施の形態の構成によれば、摩擦強化剤
(シリコンゴム1a)が弾性体1,11,21,41,
51の両側面に塗布されている場合には、弾性体1,1
1,21,41,51の両側面において衣類の挿通部5
内面との摩擦力が高められ、弾性体1,11,21,4
1,51の側面と衣類の挿通部5内面との結合力が増し
て、衣類の挿通部5を均等に収縮させる力が強固とな
る。そのため、衣類に形成されるギャザー5aの襞のピ
ッチのバラツキが低減され極めて見栄えの良いギャザー
5aが形成できる。
【0058】各実施の形態の構成によれば、弾性体1,
11,21,41,51の側面に塗布した摩擦強化剤が
シリコンゴム1aであるので、摩擦強化剤が他の材料と
比較して、廉価で、かつ、弾性体1,11,21,4
1,51の側面と衣類の挿通部5内面との間の摩擦係数
を大きくでき、弾性体1,11,21,41,51の側
面と衣類の挿通部5内面との結合力が増して、衣類の挿
通部5を均等に収縮させる力が強固となる。そのため、
衣類に形成されるギャザー5aの襞のピッチのバラツキ
が極力低減され、見栄えの良いギャザー5aが形成でき
る。
【0059】実施の形態1,4,6の構成によれば、弾
性体1,11,21,41,51より長く所定の引張力
により伸びることなく折り曲げ自在な紐体からなる伸長
制限部材2の両端が弾性体1,11,21,41,51
の異なる端部に固着されており、弾性体1,11,2
1,41,51を引き伸ばせる長さが伸長制限部材2の
長さまでに制限され、衣類の挿通部5が収縮前の長さに
対して常に一定の割合で収縮されるので、常に、襞のピ
ッチが略一定のギャザー5aを繰返し衣類に形成でき、
衣類の仕上がりを均一にできる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明のギャザ
ー形成構造体は、弾性体の少なくとも一面と衣類の挿通
部内面との間の摩擦係数が、弾性体の少なくとも一面に
塗布された摩擦強化剤により高められ、前記弾性体を伸
ばしてからその伸ばす力を解放すれば、前記弾性体の収
縮に伴って挿通部が一体となって収縮され、衣類のギャ
ザーを必要とする範囲が略均等に収縮されるので、衣類
のギャザーを必要とする範囲に襞のピッチが略均等で見
栄えの良いギャザーが形成できる。このギャザーを形成
するのに、弾性体は衣類のギャザーが形成される範囲に
縫付けられていないので、また、ギャザー形成部分にス
テッチが形成されることなく、ギャザーを柔らかい手触
りに仕上げることができる。しかも、ギャザー形成部分
にステッチが形成されないことからも見栄えが良くな
る。
【0061】請求項2の発明のギャザー形成構造体は、
弾性体の少なくとも一面と衣類の挿通部内面との間の摩
擦係数が、弾性体の少なくとも一面に塗布された摩擦強
化剤により高められ、前記弾性体を伸ばしてからその伸
ばす力を解放すれば、前記弾性体の収縮に伴って挿通部
が一体となって収縮され、衣類のギャザーを必要とする
範囲が略均等に収縮されるので、衣類のギャザーを必要
とする範囲に襞のピッチが略均等で見栄えの良いギャザ
ーが形成できる。このギャザーを形成するのに、弾性体
は衣類のギャザーが形成される範囲に縫付けられていな
いので、また、ギャザー形成部分にステッチが形成され
ることなく、ギャザーを柔らかい手触りに仕上げること
ができる。しかも、ギャザー形成部分にステッチが形成
されないことからも見栄えが良くなる。更に、伸長制限
部材の両端が弾性体の両端部に固着されており、弾性体
を引き伸ばせる長さが伸長制限部材の長さまでに制限さ
れ、衣類の挿通部が収縮前の長さに対して常に一定の割
合で収縮されるので、常に、襞のピッチが略一定のギャ
ザーを繰返し衣類に形成でき、衣類の仕上がりを均質に
できる。また、前記伸縮自在な前記弾性体の伸びを抑制
する伸長制限部材は、無駄な伸びによって摩擦強化剤が
切れることなく使用できる。したがって、摩擦強化剤の
寿命を長くすることができる。そして、弾性体を引き伸
ばせる長さが伸長制限部材の長さまでに制限されるの
で、衣類の挿通部は収縮前の長さに対して常に一定の割
合で収縮される。
【0062】請求項3にかかるギャザー形成構造体の前
記摩擦強化剤は、前記伸縮自在な弾性体の1面に塗布さ
れているものであるから、請求項1または請求項2の効
果に加えて、その摩擦強化剤の弾性体の側面への塗布形
態には、全面に塗布したり、複数本の線状に塗布した
り、網目状に塗布したり、点状に塗布する等の形態とす
ることができ必要に応じた摩擦抵抗が確保できる。特
に、弾性体の両側面に摩擦強化剤が塗布されているもの
では、弾性体の両側面と衣類の挿通部内面との摩擦力が
高められ、弾性体と衣類の挿通部内面との接触抵抗力が
増し、衣類の挿通部を均等に収縮させる力が強固とな
る。
【0063】請求項4にかかるギャザー形成構造体の前
記摩擦強化剤は、シリコンゴムとしたものであるから、
請求項1乃至請求項3の効果に加えて、化学的に安定な
シリコンゴムによって、弾性体の側面と衣類の挿通部内
面との間の摩擦係数を大きくでき、その寿命を長くする
ことができ、更に、洗濯等によっても劣化の進行が早く
ならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたワンピースを示す正面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1にかかるギャザ
ー形成構造体を示す説明図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態2にかかる弾性体
を備えたパンツ(ズボン)の上部を示す正面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態3にかかるギャザ
ー形成構造体を備えた衣類の袖の端部を示す説明図であ
る。
【図5】 図5は本発明の実施の形態4にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたジャケットを示す要部正面図であ
る。
【図6】 図6は本発明の実施の形態4にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたジャケットを示す要部裏面図であ
る。
【図7】 図7は本発明の実施の形態5にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたジャケットを示す下部の正面図で
ある。
【図8】 図8は本発明の実施の形態5にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたジャケットを示す下部の裏面図で
ある。
【図9】 図9は本発明の実施の形態6にかかるギャザ
ー形成構造体を備えたジャケットのギャザー形成部分を
示す部分拡大図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態6にかかるギ
ャザー形成構造体を備えたジャケットのギャザー形成部
分のギャザー形成構造体を伸ばした状態を示す部分拡大
図である。
【図11】 図11は図10のA部分を示す裏面図であ
る。
【図12】 図12は図10のA部分を示す拡大展開裏
面図である。
【符号の説明】
1,11,21,41,51 弾性体 1a シリコンゴム 2 伸長制限部材 4 ワンピース 5 挿通部 5a ギャザー 12 パンツ 13 袖 31,42,52 ジャケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類の折り曲げ自在な布によりギャザー
    を必要とする範囲に沿って形成された筒状の挿通部と、 前記挿通部に挿通され、所定の弾性力を有する伸縮自在
    な弾性体と、 前記伸縮自在な弾性体の特定面に塗布し、前記挿通部内
    面に対する摩擦係数を高める摩擦強化剤とを具備するこ
    とを特徴とするギャザー形成構造体。
  2. 【請求項2】 衣類の折り曲げ自在な布によりギャザー
    を必要とする範囲に沿って形成された筒状の挿通部と、 前記挿通部に挿通され、所定の弾性力を有する伸縮自在
    な弾性体と、 前記伸縮自在な弾性体の特定面に塗布し、前記挿通部内
    面に対する摩擦係数を高める摩擦強化剤と、 前記伸縮自在な前記弾性体の伸びを抑制する伸長制限部
    材とを具備することを特徴とするギャザー形成構造体。
  3. 【請求項3】 前記摩擦強化剤は、前記伸縮自在な弾性
    体の1面または両面に塗布されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のギャザー形成構造体。
  4. 【請求項4】 前記摩擦強化剤は、シリコンゴムである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つ
    に記載のギャザー形成構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007515569A (ja) * 2003-12-18 2007-06-14 ドングトラ コーポレーション 腹部カバー

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