JP2001303324A - 耐切創性手袋 - Google Patents
耐切創性手袋Info
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- JP2001303324A JP2001303324A JP2000119822A JP2000119822A JP2001303324A JP 2001303324 A JP2001303324 A JP 2001303324A JP 2000119822 A JP2000119822 A JP 2000119822A JP 2000119822 A JP2000119822 A JP 2000119822A JP 2001303324 A JP2001303324 A JP 2001303324A
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- JP
- Japan
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- yarn
- dtex
- fibers
- resistant glove
- cut
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Gloves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高強力フィラメントに流体噴射加工を施し、繊
維の配向をランダム化し、バルキー性を付与することに
より、従来になく優れた耐切創性を有する手袋を提供す
ること。 【解決手段】強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率
２００ｃＮ／ｄｔｅｘ以上の高強力マルチフィラメント
繊維を少なくとも一部に有する嵩高加工糸を用いた織編
物からなる耐切創性手袋。
維の配向をランダム化し、バルキー性を付与することに
より、従来になく優れた耐切創性を有する手袋を提供す
ること。 【解決手段】強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率
２００ｃＮ／ｄｔｅｘ以上の高強力マルチフィラメント
繊維を少なくとも一部に有する嵩高加工糸を用いた織編
物からなる耐切創性手袋。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐切創性に優れた
編物、布帛からなる手袋に関するものである。
編物、布帛からなる手袋に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、天然繊維の綿や一般的な有機繊維
などを編み上げた手袋が主流であり、耐切創性を必要と
する分野でも多々用いられていた。
などを編み上げた手袋が主流であり、耐切創性を必要と
する分野でも多々用いられていた。
【０００３】そこで耐切創性機能の付与としてアラミド
繊維の紡績糸の編物や織物などが提案されてきた。しか
し、紡績糸は長繊維をカットし、更に紡績するという手
間のかかる工程を必要としていた。また、別の手段とし
て、金属繊維を有機繊維や天然繊維と合わせて、耐切創
性を付与するような手袋も提案されているが、柔軟性が
なく点が不満として挙げられる。
繊維の紡績糸の編物や織物などが提案されてきた。しか
し、紡績糸は長繊維をカットし、更に紡績するという手
間のかかる工程を必要としていた。また、別の手段とし
て、金属繊維を有機繊維や天然繊維と合わせて、耐切創
性を付与するような手袋も提案されているが、柔軟性が
なく点が不満として挙げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、長繊維を用
いることでカットする手間を省き紡績工程を省略するこ
とと供に、撚糸程度の加工を施したフィラメント繊維を
編み上げた手袋に対し、優れた耐切創性を付与すること
を目的とする。
いることでカットする手間を省き紡績工程を省略するこ
とと供に、撚糸程度の加工を施したフィラメント繊維を
編み上げた手袋に対し、優れた耐切創性を付与すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、以下の手段を採用する。即ち、本発明
は強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率２００ｃＮ
／ｄｔｅｘ以上の高強力マルチフィラメント繊維を少な
くとも一部に有する嵩高加工糸を用いた織編物からなる
ことを特徴とする耐切創性手袋である。そして具体的に
は嵩高加工糸を鞘部に配してなる芯鞘構造を呈する複合
糸を用いた織編物からなることを特徴とする上記記載の
耐切創性手袋、芯糸としてポリウレタン弾性糸を使用す
ることを特徴とする上記記載の耐切創性手袋、織編物に
樹脂が付与されてなることを特徴とする上記記載の耐切
創性手袋、及び嵩高加工糸が流体噴射加工糸であること
を特徴とする上記記載の耐切創性手袋である。以下、本
発明を詳述する。
達成するために、以下の手段を採用する。即ち、本発明
は強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率２００ｃＮ
／ｄｔｅｘ以上の高強力マルチフィラメント繊維を少な
くとも一部に有する嵩高加工糸を用いた織編物からなる
ことを特徴とする耐切創性手袋である。そして具体的に
は嵩高加工糸を鞘部に配してなる芯鞘構造を呈する複合
糸を用いた織編物からなることを特徴とする上記記載の
耐切創性手袋、芯糸としてポリウレタン弾性糸を使用す
ることを特徴とする上記記載の耐切創性手袋、織編物に
樹脂が付与されてなることを特徴とする上記記載の耐切
創性手袋、及び嵩高加工糸が流体噴射加工糸であること
を特徴とする上記記載の耐切創性手袋である。以下、本
発明を詳述する。
【０００６】本発明に係る高強力マルチフィラメントは
強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率２００ｃＮ／
ｄｔｅｘを有することが肝要であり、例えば超高分子量
ポリエチレン繊維やパラ系アラミド繊維、、芳香族ポリ
エステル繊維、ポリベンザゾール繊維などが挙げられ
る。
強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率２００ｃＮ／
ｄｔｅｘを有することが肝要であり、例えば超高分子量
ポリエチレン繊維やパラ系アラミド繊維、、芳香族ポリ
エステル繊維、ポリベンザゾール繊維などが挙げられ
る。
【０００７】また、高強力マルチフィラメント繊維に他
の繊維を混用する場合に用いられる繊維としては、有機
繊維としてポリエステルやナイロン、アクリルなどが挙
げられ、天然繊維では綿やウール、絹などが挙げられ、
無機繊維ではカーボン繊維、セラミック繊維などが挙げ
られる。
の繊維を混用する場合に用いられる繊維としては、有機
繊維としてポリエステルやナイロン、アクリルなどが挙
げられ、天然繊維では綿やウール、絹などが挙げられ、
無機繊維ではカーボン繊維、セラミック繊維などが挙げ
られる。
【０００８】これらの繊維の繊度は、得ようとされる手
袋のデザインに合わせ任意に選ぶことができるが、５０
〜１６００デニールが適当である。
袋のデザインに合わせ任意に選ぶことができるが、５０
〜１６００デニールが適当である。
【０００９】本発明の最大の特徴は上記高強力マルチフ
ィラメント繊維を少なくとも一部に含有する繊維は嵩高
加工糸である点である。具体的には、流体噴射加工糸で
あり、流体噴射の加工方法として、繊維に水や空気など
の流体を強制的に吹き付け、その流れにより繊維の配向
を乱れさせたり、衝突体に打ち当てて繊維の配向を乱れ
させたりして、バルキー性を付与することを目的とする
加工を意味する。例えば、噴射衝突法や、噴射押し込み
法、ループ毛羽加工、インターレース加工などが挙げら
れるが、糸の配向性をランダム化する加工法ならば、特
に限定するものではない。なお、嵩高加工糸を使用する
理由は、繊維の配向をランダムにすることにより刃物に
対する摩擦耐久性が向上し、耐切創性を付与できるため
である。
ィラメント繊維を少なくとも一部に含有する繊維は嵩高
加工糸である点である。具体的には、流体噴射加工糸で
あり、流体噴射の加工方法として、繊維に水や空気など
の流体を強制的に吹き付け、その流れにより繊維の配向
を乱れさせたり、衝突体に打ち当てて繊維の配向を乱れ
させたりして、バルキー性を付与することを目的とする
加工を意味する。例えば、噴射衝突法や、噴射押し込み
法、ループ毛羽加工、インターレース加工などが挙げら
れるが、糸の配向性をランダム化する加工法ならば、特
に限定するものではない。なお、嵩高加工糸を使用する
理由は、繊維の配向をランダムにすることにより刃物に
対する摩擦耐久性が向上し、耐切創性を付与できるため
である。
【００１０】その際、繊維の配向をランダム化するため
に、少なくとも給糸ローラーと引き取りローラーのオー
バーフィード率は５％以上に設定することが望ましい。
に、少なくとも給糸ローラーと引き取りローラーのオー
バーフィード率は５％以上に設定することが望ましい。
【００１１】２種類以上の繊維を混合する場合には、引
き揃えながら導入し、両者のオーバーフィード率を同じ
にして加工することもできるし、もしくは違ったオーバ
ーフィード率で加工することもできる。
き揃えながら導入し、両者のオーバーフィード率を同じ
にして加工することもできるし、もしくは違ったオーバ
ーフィード率で加工することもできる。
【００１２】また２種類以上の繊維を混合する場合、そ
の配合比は耐切創性を付与する目的から高強力繊維を少
なくとも２５％以上、好ましくは４０％以上含むよう設
計する。
の配合比は耐切創性を付与する目的から高強力繊維を少
なくとも２５％以上、好ましくは４０％以上含むよう設
計する。
【００１３】このようにして得られた加工糸は、直接手
袋に編み上げることもできるが、芯糸にナイロンやポリ
エステル、ポリウレタン等の有機繊維を配し、その外周
部に加工糸を巻きつけたり、組み付けたりして芯鞘構造
の糸にすることもできる。
袋に編み上げることもできるが、芯糸にナイロンやポリ
エステル、ポリウレタン等の有機繊維を配し、その外周
部に加工糸を巻きつけたり、組み付けたりして芯鞘構造
の糸にすることもできる。
【００１４】このようにして得られた加工糸は、編み機
に掛けられ手袋が得られる。もしくは織機にかけられ布
帛を得て、それを裁断して手袋を得ることもできる。
に掛けられ手袋が得られる。もしくは織機にかけられ布
帛を得て、それを裁断して手袋を得ることもできる。
【００１５】このようにして得られた手袋は、そのまま
手袋として使用することもできるが、必要であれば滑り
止め性を付与するために、樹脂を塗布することもでき
る。
手袋として使用することもできるが、必要であれば滑り
止め性を付与するために、樹脂を塗布することもでき
る。
【００１６】ここで用いられる樹脂は、ウレタン系やエ
チレン系などのものが挙げられるが特に限定するもので
はない。
チレン系などのものが挙げられるが特に限定するもので
はない。
【００１７】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。
る。
【００１８】（実施例１）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、こ
れをオーバーフィード率５％でインターレース加工を行
い、加工糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、こ
れをオーバーフィード率５％でインターレース加工を行
い、加工糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
【００１９】（実施例２）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、こ
れをオーバーフィード率１０％でインターレース加工を
行い、加工糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、こ
れをオーバーフィード率１０％でインターレース加工を
行い、加工糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
【００２０】（実施例３）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、筒編
み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、筒編
み機で筒編みを作製した。
【００２１】（実施例４）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０(商品名：東
洋紡績（株）製)の３００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、それ
を鞘糸とし、芯糸にスパンデックス繊維エスパ１４０ｄ
（商品名：東洋紡績（株）製）を用い、シングルカバリ
ング加工を行い、カバリング糸を得、筒編み機で筒編み
を作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０(商品名：東
洋紡績（株）製)の３００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、それ
を鞘糸とし、芯糸にスパンデックス繊維エスパ１４０ｄ
（商品名：東洋紡績（株）製）を用い、シングルカバリ
ング加工を行い、カバリング糸を得、筒編み機で筒編み
を作製した。
【００２２】（実施例５）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、それ
を鞘糸とし、芯糸にスパンデックス繊維エスパ１４０ｄ
（商品名：東洋紡績（株）製）を用い、シングルカバリ
ング加工を行い、カバリング糸を得、筒編み機で筒編み
を作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントをオーバーフィード
率５％でインターレース加工を行い、加工糸を得、それ
を鞘糸とし、芯糸にスパンデックス繊維エスパ１４０ｄ
（商品名：東洋紡績（株）製）を用い、シングルカバリ
ング加工を行い、カバリング糸を得、筒編み機で筒編み
を作製した。
【００２３】（比較例１）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、筒
編み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントを用い、筒
編み機で筒編みを作製した。
【００２４】（比較例２）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の３００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントを引き揃えた後、約
８０ｔ／ｍの撚糸を行い、それを鞘糸とし、芯糸にスパ
ンデックス繊維エスパ１４０ｄ（商品名：東洋紡績
（株）製）を用い、シングルカバリング加工を行い、カ
バリング糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の３００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントを引き揃えた後、約
８０ｔ／ｍの撚糸を行い、それを鞘糸とし、芯糸にスパ
ンデックス繊維エスパ１４０ｄ（商品名：東洋紡績
（株）製）を用い、シングルカバリング加工を行い、カ
バリング糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
【００２５】（比較例３）引っ張り強度２７ｃＮ／ｄｔ
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントを引き揃えた後、約
８０ｔ／ｍの撚糸を行い、それを鞘糸とし、芯糸にスパ
ンデックス繊維エスパ１４０ｄ（商品名：東洋紡績
（株）製）を用い、シングルカバリング加工を行い、カ
バリング糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
ｅｘ、初期弾性率９００ｃＮ／ｄｔｅｘを有する超高分
子量ポリエチレン繊維ダイニーマＳＫ６０（商品名：東
洋紡績（株）製）の４００ｄのフィラメントと７５ｄの
黒原着のポリエステルフィラメントを引き揃えた後、約
８０ｔ／ｍの撚糸を行い、それを鞘糸とし、芯糸にスパ
ンデックス繊維エスパ１４０ｄ（商品名：東洋紡績
（株）製）を用い、シングルカバリング加工を行い、カ
バリング糸を得、筒編み機で筒編みを作製した。
【００２６】評価方法としては、クープテスターを用い
た。この装置は、円形の刃を試料の上を走行方向と逆方
向に回転しながら走らせ、試料を切断していき、切断し
きると試料の裏にアルミ箔があり、円形刃とアルミが触
れることにより電気が通り、カット試験が終了したこと
を感知する。カッターが作動している間中、装置に取り
付けられているカウンターがカウントを行うので、その
数値を記録する。
た。この装置は、円形の刃を試料の上を走行方向と逆方
向に回転しながら走らせ、試料を切断していき、切断し
きると試料の裏にアルミ箔があり、円形刃とアルミが触
れることにより電気が通り、カット試験が終了したこと
を感知する。カッターが作動している間中、装置に取り
付けられているカウンターがカウントを行うので、その
数値を記録する。
【００２７】この試験は、目付け約２００ｇ／ｍ２の平
織りの綿布をブランクとし、試験サンプルとの切創レベ
ルを評価する。ブランクからテストを開始し、ブランク
と試験サンプルとを交互にテストを行い、試験サンプル
が５回テストし、最後にブランクが６回目のテストをさ
れた後、この１回のテストは終了する。
織りの綿布をブランクとし、試験サンプルとの切創レベ
ルを評価する。ブランクからテストを開始し、ブランク
と試験サンプルとを交互にテストを行い、試験サンプル
が５回テストし、最後にブランクが６回目のテストをさ
れた後、この１回のテストは終了する。
【００２８】ここで算出される評価値はＩｎｄｅｘと呼
ばれ、次式により算出される。 Ａ＝（サンフ゜ルテスト前の綿布のカウント値＋サンフ゜ルテスト前の綿布の
カウント値）／２ Ｉｎｄｅｘ＝（サンプルのカウント値＋Ａ）／Ａ
ばれ、次式により算出される。 Ａ＝（サンフ゜ルテスト前の綿布のカウント値＋サンフ゜ルテスト前の綿布の
カウント値）／２ Ｉｎｄｅｘ＝（サンプルのカウント値＋Ａ）／Ａ
【００２９】今回の評価に使用したカッターは、ＯＬＦ
Ａ社製のロータリーカッターL型用φ４５ｍｍを用い
た。材質はSKS-7タングステン鋼であり、刃厚０．３ミ
リ厚であった。
Ａ社製のロータリーカッターL型用φ４５ｍｍを用い
た。材質はSKS-7タングステン鋼であり、刃厚０．３ミ
リ厚であった。
【００３０】また、テスト時にかかる荷重は３２０ｇに
して評価を行った。
して評価を行った。
【００３１】
【表１】
【００３２】流体噴射加工を実施した筒編みは、耐切創
性において優れた性能を有することが判った。実施例と
比較例を有意差水準１％で検定を行っても、全ての比較
において有意となることも判った。
性において優れた性能を有することが判った。実施例と
比較例を有意差水準１％で検定を行っても、全ての比較
において有意となることも判った。
【００３３】
【発明の効果】本発明によると、高強力フィラメントに
流体噴射加工を施し、繊維の配向をランダム化し、バル
キー性を付与することにより、従来になく優れた耐切創
性を有する手袋を提供することを可能とした。
流体噴射加工を施し、繊維の配向をランダム化し、バル
キー性を付与することにより、従来になく優れた耐切創
性を有する手袋を提供することを可能とした。
Claims (5)
- 【請求項１】強度１３ｃＮ／ｄｔｅｘ以上、初期弾性率
２００ｃＮ／ｄｔｅｘ以上の高強力マルチフィラメント
繊維を少なくとも一部に有する嵩高加工糸を用いた織編
物からなることを特徴とする耐切創性手袋。 - 【請求項２】嵩高加工糸を鞘部に配してなる芯鞘構造を
呈する複合糸を用いた織編物からなることを特徴とする
請求項１記載の耐切創性手袋。 - 【請求項３】芯糸としてポリウレタン弾性糸を使用する
ことを特徴とする請求項１記載の耐切創性手袋。 - 【請求項４】織編物に樹脂が付与されてなることを特徴
とする請求項１記載の耐切創性手袋。 - 【請求項５】嵩高加工糸が流体噴射加工糸であることを
特徴とする請求項１記載の耐切創性手袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000119822A JP2001303324A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 耐切創性手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000119822A JP2001303324A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 耐切創性手袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001303324A true JP2001303324A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18630741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000119822A Pending JP2001303324A (ja) | 2000-04-20 | 2000-04-20 | 耐切創性手袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001303324A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012517533A (ja) * | 2009-02-09 | 2012-08-02 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー．ブイ． | 耐切断性複合糸 |
| JP2020158919A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 東レ・デュポン株式会社 | 耐切創性手袋及びその製造方法 |
| CN114134607A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-04 | 北京服装学院 | 一种高弹性、耐切割复合纱线及其制备方法和包含该复合纱线的防切割面料 |
-
2000
- 2000-04-20 JP JP2000119822A patent/JP2001303324A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012517533A (ja) * | 2009-02-09 | 2012-08-02 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー．ブイ． | 耐切断性複合糸 |
| US8806902B2 (en) | 2009-02-09 | 2014-08-19 | Dsm Ip Assets B.V. | Cut resistant composite yarn |
| JP2020158919A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 東レ・デュポン株式会社 | 耐切創性手袋及びその製造方法 |
| CN114134607A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-04 | 北京服装学院 | 一种高弹性、耐切割复合纱线及其制备方法和包含该复合纱线的防切割面料 |
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