JP2001301132A - インク収容体、およびこれを用いたインクジェット記録装置、およびこれらを用いたインクジェット記録システム - Google Patents

インク収容体、およびこれを用いたインクジェット記録装置、およびこれらを用いたインクジェット記録システム

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JP2001301132A
JP2001301132A JP2000119728A JP2000119728A JP2001301132A JP 2001301132 A JP2001301132 A JP 2001301132A JP 2000119728 A JP2000119728 A JP 2000119728A JP 2000119728 A JP2000119728 A JP 2000119728A JP 2001301132 A JP2001301132 A JP 2001301132A
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container
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ink jet
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Minoru Koyama
実 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク収容体を使用するインクジェット記録
装置において、通気口シールが剥離されていないインク
収容体を検知し、新品のインク収容体が使用不能になる
のを未然に防ぐ。 【解決手段】少なくとも1種類のインクを充填したイン
ク収容体において、前記収容体内の通気口に貼付され
た、前記インクと外気を遮断する為の通気口シールの有
無を検出する手段を備える、ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク収容体を装
填して記録処理しうるインクジェット記録装置の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録ヘッド
に設けられたインクジェットノズルから、記録媒体に対
して専用インクを吐出する。これにより記録媒体の表面
には、インクによるドットが形成されて記録が行われ
る。
【0003】一般的なインクジェット記録装置では、ノ
ズルから吐出するインクはインクカートリッジに貯蔵さ
れている。このインクカートリッジには、例えばイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックといった種類のインク
が充填されている。インクカートリッジにはインク供給
口と通気口があり、カートリッジ内にインク充填後、フ
ィルム等のシール部材を封止して密閉され、出荷され
る。これは、運搬時の液漏れやインクの品質劣化を防ぐ
ためのものである。
【0004】図11は従来のインクカートリッジを示す
もので、上面から見た様子を示している。インクカート
リッジ101上の通気口103を封止するように通気口
シール102が貼付される。ここで、102bは通気口
シール被剥離部、102cは通気口シール被剥離部10
2bを剥離しやすいように設けられたミシン目、102
dは通気口シール被剥離部102bをつかみやすくする
ための引き手である。このカートリッジを使用する際に
は、引き手102dをつかみ、ミシン目102cに沿っ
て通気口シール被剥離部102bを引き剥がす。これに
より通気口103が大気に開放される。
【0005】ちなみに、図10は通気口シール剥離後の
カートリッジ101の側面から見た断面図である。通気
口シール剥離部102bが除去されたことにより、大気
がカートリッジ内に流入するようになる。
【0006】図4はキャリッジとインク吸入装置を示す
図である。ここで12はキャリッジキャップ、13はカ
ートリッジ検出バネ、14はインク吸入ピン、15はイ
ンク受け、16はポンプ、17はインク排出ホースであ
る。通気口が開放されたカートリッジ101は、キャリ
ッジ2内に装着される。キャリッジキャップ12を下げ
ると、ピンがインク供給口104に貼ってあるシールを
突き破り、ピン内の穴よりヘッドにインクが流れる。つ
まり、この一連の動作によって、インクカートリッジか
らノズルへのインクの流路が確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
ーの不注意で通気口シールを剥がさずに、カートリッジ
をホルダーにセットしてしまうことがある。この場合に
はカートリッジ内のインクに大気圧がかからず、インク
がヘッドへと正常に流れない。
【0008】図4において、カートリッジ101が装着
され、キャリッジキャップ12が下げられると、カート
リッジ検出バネ13がたわむ。その結果、バネ裏のプッ
シュスイッチ(図示せず)が押されてキャリッジ2にカ
ートリッジ101が装着されたのが検出できる。ところ
が、このカートリッジ101の検出手段がついている記
録装置では、インクカートリッジのセットを検知し、自
動的にヘッド内のインク室にインクを充填する動作に入
る。つまり、キャリッジ2をインク受け15上に移動し
てヘッドを密着させ、ポンプ16を動かし、インク排出
ホース17をとおして流路内にインクを充填させる。
【0009】しかしながら、通気口シール剥離部102
bが除去されていないカートリッジでは、通気口103
より空気が吸入できず、インクが流入しないために、イ
ンク受け15と記録ヘッド1が密着し、キャリッジ2を
動かすためのモーターが脱調を起こし、エラーになるこ
とがあった。
【0010】さらに、密着状態になった後で、強制的に
インク受け15を剥がした場合、記録ヘッド1のノズル
穴からインクカートリッジ101に急激に空気が流れ込
み、インク中に気泡が大量に発生し、インクカートリッ
ジ101が正常使用不能になってしまう。
【0011】そこで、本発明の目的は、インクカートリ
ッジを使用するインクジェット記録装置において、通気
口シールが剥離されていないカートリッジを検知し、新
品のインクカートリッジが使用不能になるのを未然に防
ぐことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、以下のよう
な改良されたインク収容体を提供する。すなわち、少な
くとも1種類のインクを充填した、インクジェット記録
装置用インク収容体であって、前記収容体内の通気口に
貼付された、前記インクと外気を遮断する為の通気口シ
ールの有無を検出する手段、を備える。
【0013】特に、前記通気口シール下に穴を設けた
り、前記通気口シールに導電性部材を使用する。また、
収容体情報を記憶するICと、前記収容体情報をインク
ジェット記録装置とやりとりできるインタフェースを備
え、前記通気口シールの状態を、前記収容体情報の一部
として出力できるようにする。
【0014】これらの態様によれば、通気口シールの剥
がし忘れを検出できる、改善された収容体が実現でき
る。
【0015】また、以下のような改良されたインクジェ
ット記録装置も提供する。すなわち、少なくとも1種類
のインク収容体を装填し、前記インク収容体よりインク
を供給して記録動作を行うインクジェット記録装置であ
って、装填された通気口シールの状態検出機能付きイン
ク収容体の検出情報の読み出し機構を備える。
【0016】これらの態様によれば、通気口シール有無
検出機能付き収容体の状態を容易に知ることができる。
【0017】さらに、以下のような改良されたインクジ
ェット記録システムも提供する。すなわち、通気口シー
ル有無検出機構付きインクジェット記録装置と、ホスト
コンピュータと相互にデータのやり取りを行える双方向
通信手段と、表示装置を備えた前記ホストコンピュータ
から成るインクジェット記録システムであって、前記イ
ンクジェット記録装置から受信した通気口シール有無情
報を前記表示装置に表示できるようにする。
【0018】上記構成によれば、ユーザ自身が表示装置
上で通気口シールの状態を確認でき、また、通気口シー
ルの存在を検出した場合に警告メッセージを表示するこ
とで、剥がし忘れを指摘し正常状態に復帰することが可
能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図3は、本発明の一実施形態となるインク
ジェット記録装置の構成を示す図である。1は複数のヘ
ッドから構成される記録ヘッド、2は記録ヘッド1を搭
載したキャリッジ、3と4はキャリッジ2に主走査の方
向を与えるためのキャリッジガイドである。11は記録
ヘッド2より吐出されるインクを記録するための記録用
紙、7は記録用紙11を巻き付けることによって搬送さ
せる送りローラ、8は送りローラを駆動するモータ、5
は記録用紙11の表面に接触しながら回転する先端押え
ローラ、6は先端押えローラ5の軸である先端押えロー
ラ軸、9は記録用紙11を平坦に保つプラテン、10は
先端押えローラ5とともに記録用紙11の浮き上がりを
防止するガイド板である。
【0021】実際の記録動作について説明する。記録用
紙11は送りローラ7に巻き付けられ、ガイド板10に
規制されてプラテン10上に搬送された後、モータ8の
駆動により副走査方向に送られる。記録ヘッド1を搭載
したキャリッジ2はキャリッジガイド3,4上を摺動
し、主走査方向に走査しながらインクを吐出し、記録用
紙11へ記録を行う。
【0022】図1は本発明の一実施形態となるインクカ
ートリッジ101を上面から見た様子を示している。前
述の従来例に対して、105の通気口シール内電極、1
06の通気口シール内電線が付加される。ここで通気口
シール内電極105はむき出しになっている。
【0023】また、図2は通気口シール102を側面か
ら見た図である。フィルム層111、銅箔などの導電部
材層112、フィルム層111、接着剤113の4層よ
り構成され、カートリッジに貼付される。導電部材層1
12には、銅やアルミニウムなどの金属箔を用いる。
【0024】カートリッジ未使用時の通気口シール内電
極105の両極間は、金属箔のため電気を良くとおす。
カートリッジ使用時には、引き手102dをつかみ、ミ
シン目102cに沿って通気口シール被剥離部102b
を引き剥がす。これによって通気口シール内電線106
が断線し、通気口シール内電極105の両極間は絶縁さ
れる。すなわち、通気口シール内電線106の破断状態
で、通気口シール剥離部102dの有無を電気的に知る
ことができる。
【0025】図5は本発明の一実施形態となるカートリ
ッジ情報を記憶するICのブロック図である。インクジ
ェット記録装置に対する入出力部301と、カートリッ
ジ情報を記憶するステータス記憶部302と、入力アド
レスをデコードするアドレスデコード部303と、通気
口シールの状態を入力する通気口シールステータス入力
部305と、ステータス記憶部302のデータと通気口
シールステータス入力部305のデータをアドレスデコ
ード部303の情報により選択する出力データ選択手段
304と、から構成する。
【0026】ステータス記憶部302は256×8ビッ
トのフラッシュROM(図示せず)で構成する。このフ
ラッシュROM内には、インク各色の種類、製造年月
日、製造場所などの情報が数値データとして格納されて
いる。フラッシュROMを選択するためのアドレスバス
が8本、データバスが8本であるので、0〜FFHまで
のアドレス空間を8ビットのデータバス幅で使用するこ
とになる。ここで、通気口ステータスをアドレスFFH
の最上位ビットに割り当てる。
【0027】図6はアドレスデコード部303と、出力
データ選択手段304と、通気口シールステータス入力
部305のより具体的な回路図である。201はFFH
をデコードするためのANDゲートである。インクジェ
ット記録装置とのI/Fのアドレスバスがすべて1のと
きに1を出力する。ここではアドレスをFFHとしたた
めANDゲートのみになっているが、NOTゲートをア
ドレス値に応じて入力側に追加することで、0〜FEH
のいずれのアドレスでも選択可能にすることができる。
【0028】202は1ビットのセレクタである。セレ
クタ202は、選択入力が0の時にフラッシュROMの
最上位のデータバスMD7を出力し、選択入力が1の時
に通気口シールステータスを出力する。選択入力はAN
Dゲート201の出力と接続され、ANDゲートのデコ
ード結果により選択される。
【0029】なお、通気口ステータスは図6のように、
通気口シールの片方の電極をプルアップ抵抗200を介
してVCCに接続し、もう一方をグランドに接続する。
これによりシールが剥離されていない場合はロウレベ
ル、シールが剥離された場合にはプルアップ抵抗200
によってハイレベルが検出される。
【0030】203は3ステートバッファである。セレ
クタ202の出力が入力され、インクジェット記録装置
とのI/Fの最上位のデータバスD7に出力される。イ
ネーブル端子には図示していないが、読み出し時のみ0
の信号が入力される。
【0031】上記構成による、通気口シール被剥離の有
無検出判断手順としては、アドレスバスにFFHを出力
することにより、ANDゲート201の出力が1にな
り、セレクタ202は通気口シールステータス入力部3
05よりの信号を選択する。通気口シール102が剥離
されていればプルアップ抵抗200によって1が、剥離
されていなければ0がセレクタ202を通して3ステー
トバッファ203へ伝達される。このとき3ステートバ
ッファ203のイネーブル端子を0にするとデータバス
の7番、すなわちD7へ通気口シール情報が出力され
る。ちなみにデータバスはD7〜D0であるので、D7
は最上位ビットとなる。
【0032】装填された通気口シールの状態検出機能付
きインクカートリッジの検出情報の読み出し機構は、イ
ンクカートリッジがキャリッジ内のカートリッジホルダ
ーに装填された時、インクジェット記録装置側の金属接
点がインクカートリッジの電極に接触するように配す
る。検出のしくみは図6の読み出し法と同様である。ま
た、通気口シールの検出情報の読み出し機構と、前記収
容体装填検出機構は兼用しても良い。
【0033】図8は本発明の一実施形態となる通気口シ
ールの状態検出情報の読み出し機構の回路図である。こ
こで204はPNPトランジスタ、205はインクカー
トリッジがキャリッジ内のカートリッジホルダーにセッ
トされた時にスイッチがオンする装填検出スイッチ、2
06はコンデンサ、207はプルダウン抵抗、208は
シュミットトリガのバッファ、209、210は抵抗で
ある。
【0034】検出動作について説明する。検出しない時
には端子Aをハイレベルにしておく。するとPNPトラ
ンジスタ204はオンにならないので、プルダウン抵抗
207によりバッファ208の入力はロウになり、端子
Bのレベルもロウになる。
【0035】次に、検出を行う場合には、端子Aをロウ
レベルにする。するとPNPトランジスタ204がオン
し、装填検出スイッチ205に電圧がかかる。もし装填
検出スイッチ205がオンでない(インクカートリッジ
101が装填されてない)場合には上記同様に端子Bは
ロウレベルになる。もし装填検出スイッチ205がオン
ならば、バッファ208の入力はハイになり、端子Bも
ハイレベルになる。つまり、端子Bの状態を知ることで
スイッチ205のオンオフ状態を知ることが可能にな
る。
【0036】また、装填検出スイッチ205からバッフ
ァ208の入力までの配線間に、通気口シール102が
接続され、コンデンサ206を介して接地されている。
端子Aにロウを出力し、端子Bにハイが検出された後、
端子Aにハイを出力してPNPトランジスタ204をオ
フにすると、端子Bの電圧は時間経過とともに下がって
いくが、グランド電位に達するまでの時間はコンデンサ
206によって規定される。なお、コンデンサ206は
通気口シール102の有無によって信号線に接続される
かされないかが決まる。通気口シール102が破断され
ている場合、信号線の静電容量は数pFである。したが
って、コンデンサ206の静電容量を十分大きくすれ
ば、通気口シール102の有り無しで、端子Bがロウレ
ベルになるまでの時間に大きく差をつけることができ
る。
【0037】具体的には、コンデンサ206を0.1μ
F、プルダウン抵抗207を1kΩとする。通気口シー
ル102が無い場合には、トランジスタ204の特性に
左右されるが、端子Aの操作から端子Bがロウレベルに
なるまでに要する時間は1μs未満である。通気口シー
ル102が剥離されていない場合は、コンデンサ206
とプルダウン抵抗207によって立ち下がりがゆっくり
になり、50〜100μsくらいになる。
【0038】そこで端子Aをディセーブルに操作してか
ら、5〜10μsの時間が経過したところで端子Bの出
力を検査する。もしロウレベルなら通気口シール無し、
ハイレベルなら通気口シール有りと判断できる。
【0039】図7は本発明の一実施形態となる、通気口
シールがあると検出した場合に、初期充填に関わる処理
を停止させる機構の回路図である。従来の例では、イン
クカートリッジ101がキャリッジ2内にセットされた
時、装填検出スイッチ205が押され、オンになる。す
ると検出信号の端子は、プルアップ抵抗212によって
ハイレベルになっていたものが、装填検出スイッチ20
5を通じてグランドにショートされることによりロウレ
ベルに下がる。初期充填制御部215ではこの信号がロ
ウになると初期充填シーケンスを起動するようになって
いる。つまりカートリッジが装着するのを検出すると、
いやおうなしにインクの初期充填作業に入っていた。
【0040】そこで、それを解決する手段として通気口
シール102のステータスによって初期充填シーケンス
のマスクをする回路を追加してある。つまり新たに追加
されたNANDゲート213とNOTゲート214によ
り、通気口シール102が破断されていない場合には制
御信号はアクティブにならないので、自動で初期充填の
シーケンスは始まらない。
【0041】図9は本発明の一実施例としてのインクジ
ェット記録システムの構成を示すブロック図である。図
示するように、コンピュータ90にスキャナ32とカラ
ープリンタ22とが接続されており、このコンピュータ
90に所定のプログラムがロードされ実行されることに
より、全体として記録装置として機能する。
【0042】このコンピュータ90は、プログラムにし
たがって各種演算処理を実行するCPU81を中心に、
バス80により相互に接続された次の各部を備える。R
OM82はCPU81で各種演算処理を実行するのに必
要なプログラムやデータを予め格納しており、RAM8
3は、同じくCPU81で各種演算処理を実行するのに
必要な各種プログラムやデータが一時的に読み書きされ
るメモリである。入力インタフェース84は、スキャナ
32やキーボード34からの信号の入力を司り、CRT
C86は、カラー表示可能なCRT21への信号出力を
制御し、ディスクコントローラ(DDC)87は、ハー
ドディスク36やフレキシブルドライブ35あるいは図
示しないCD−ROMドライブとの間のデータの授受を
制御する。ハードディスク36には、RAM83にロー
ドされて実行される各種プログラムやデバイスドライバ
の形式で提供される各種プログラムなどが記憶されてい
る。入出力インタフェース85は、プリンタ22へのデ
ータ出力、ステータス取得を行う。
【0043】このほか、バス80には、シリアル入出力
インタフェース(SIO)88が接続されている。この
SIO88は、モデム38に接続されており、モデム3
8を介して、公衆電話回線PNTに接続されている。コ
ンピュータ90は、このSIO88およびモデム38を
介して、外部のネットワークに接続されており、特定の
サーバーSVに接続することにより、画像処理に必要な
プログラムをハードディスク36にダウンロードするこ
とも可能である。また、必要なプログラムをフレキシブ
ルディスクFDやCD−ROMによりロードし、コンピ
ュータ90に実行させることも可能である。
【0044】入出力インタフェース85は、例えばDO
S/Vパソコンの例ではIEEE1284のECPモー
ド、USBポートなどが相当する。コンピュータ90上
のプリンタドライバが呼び出されたら、まず、プリンタ
22のステータスを読み出す。もし、インクカートリッ
ジが装填されているのに、通気口シールが剥離されてい
ない状態を検出した場合は、CRTC86に対して「通
気口シールがはがされていません」や「インクカートリ
ッジを取り出して通気口シールをはがし、再セットして
下さい」等のメッセージを送り、CRT21に表示させ
る。
【0045】ユーザにこのメッセージを提示することに
より、通気口シール102のはがし忘れに気づかせ、通
気口シール102をはがすのを促せる。通気口シール1
02をはがして再セットすれば、プリンタ22は正常な
状態に戻り、正常な記録動作が行えるようになる。も
し、気づかない場合にもメッセージを出し続け、記録動
作を行わないようにする。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば確実に通気口シールの状態を検出できる、とい
う効果がある。加えて、通気口シールの剥離が行われて
いない場合に、新品のインクカートリッジを駄目にして
しまうことを未然に防ぐのに極めて有効である。
【0047】さらに、従来のカートリッジの装填検出と
通気口シールの有無の検出が、信号線の増加無しに、共
通の信号線で行えるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態となるインクカートリッジ
を上面から見た図。
【図2】本発明の一実施形態となる通気口シールの断面
図。
【図3】本発明の一実施形態となるインクジェット記録
装置の要部構成図。
【図4】一般的なインクジェット記録装置のキャリッジ
とインク吸入装置を説明するための図。
【図5】本発明の一実施形態となるカートリッジ情報を
記憶するICのブロック図。
【図6】本発明の一実施形態となる選択手段の回路図。
【図7】本発明の一実施形態となる、通気口シールがあ
ると検出した場合に、初期充填に関わる処理を停止させ
る機構の回路図。
【図8】本発明の一実施形態となる通気口シール検出情
報の読み出し機構の回路図。
【図9】本発明の一実施例としてのインクジェット記録
システムの構成を示すブロック図。
【図10】一般的なインクカートリッジの断面図。
【図11】一般的なインクカートリッジの通気口シール
を説明するための図。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 キャリッジ 3 キャリッジガイド 4 キャリッジガイド 5 先端押えローラ 6 先端押えローラ軸 7 送りローラ 8 モータ 9 プラテン 10 ガイド板 11 記録用紙 12 キャリッジキャップ 13 カートリッジ検出バネ 14 インク吸入ピン 15 インク受け 16 ポンプ 17 インク排出ホース 101 インクカートリッジ 102 通気口シール 103 通気口 104 インク供給口 105 通気口シール内電極 106 通気口シール内電線 111 フィルム層 112 導電部材層 113 接着剤 201 ANDゲート 202 セレクタ 203 3ステートバッファ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類のインクを充填した、
    インクジェット記録装置用インク収容体であって、 前記インク収容体内の通気口に貼付された、前記インク
    と外気を遮断する為の通気口シールの有無を検出する手
    段を備えた、インク収容体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインク収容体であって、 前記通気口シールに導電性部材を使用し、前記通気口シ
    ールの有無検出可能とした、インク収容体。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のインク収容体であって、
    収容体情報を記憶するICと、前記収容体情報をインク
    ジェット記録装置とやりとりできるインタフェースを備
    え、前記通気口シールの状態を、前記収容体情報の一部
    として出力できる、インク収容体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインク収容体であって、 前記収容体情報を記憶するICは、 前記インクジェット記録装置に対する入出力部と、前記
    収容体情報を記憶するステータス記憶部と、入力アドレ
    スをデコードするアドレスデコード部と、前記通気口シ
    ールの状態を入力する通気口シールステータス入力部
    と、前記ステータス記憶部のデータと前記通気口シール
    ステータス入力部のデータを前記アドレスデコード部の
    情報により選択する出力データ選択手段とを有する、イ
    ンク収容体。
  5. 【請求項5】 少なくとも1種類のインク収容体を装填
    し、前記インク収容体よりインクを供給して記録動作を
    行うインクジェット記録装置であって、 装填された通気口シールの状態検出機能付きインク収容
    体の検出情報の読み出し機構を備えた、 インクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のインクジェット記録装置
    であって、 前記通気口シールの検出情報の読み出し機構が、前記収
    容体装填検出機構と兼用される、インクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のインクジェット
    記録装置であって、 前記通気口シールがあると検出した場合に、初期充填に
    関わる処理を停止させる機構を備えた、インクジェット
    記録装置。
  8. 【請求項8】 インクジェット記録装置と、ホストコン
    ピュータと相互にデータのやり取りを行える双方向通信
    手段と、表示装置を備えた前記ホストコンピュータと、
    から成るインクジェット記録システムであって、 前記インクジェット記録装置は、少なくとも1種類のイ
    ンクを充填したインク収容体であって、前記インク収容
    体の通気口に貼付され、前記インクと外気を遮断する為
    の通気口シールの有無を検出する手段を具備し、前記イ
    ンクジェット記録装置から受信した通気口シール有無情
    報を前記表示装置に表示できるようにした、 インクジェット記録システム。
JP2000119728A 2000-04-20 2000-04-20 インク収容体、およびこれを用いたインクジェット記録装置、およびこれらを用いたインクジェット記録システム Withdrawn JP2001301132A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010023480A (ja) * 2008-06-16 2010-02-04 Canon Inc インクジェット記録ヘッド用基板、インクジェット記録ヘッド用基板の製造方法、インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
JP2017019269A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 船井電機株式会社 射出装置

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